JPH11328676A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH11328676A
JPH11328676A JP12887898A JP12887898A JPH11328676A JP H11328676 A JPH11328676 A JP H11328676A JP 12887898 A JP12887898 A JP 12887898A JP 12887898 A JP12887898 A JP 12887898A JP H11328676 A JPH11328676 A JP H11328676A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、前半部のヘッダ領域と後半部の
ヘッダ領域の同期が取れていないヘッダ部を有する光デ
ィスクにおいて、ヘッダ部のデータを安定かつ正確に再
生することができる。 【解決手段】 この発明は、ヘッダ部51の前半部のヘ
ッダ領域の先端と後端部のヘッダ領域の先端に差し掛か
ったときのタイミングを基に、それぞれデータクロック
の生成動作を開始し、2値化回路31からの2値化信号
より若干、遅くなるように設定し、ヘッダ1領域内のV
FO内と、ヘッダ3領域内のVFO内とでデータクロッ
クの生成動作を開始ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、DVD−RAM
等の光ディスクに対してデータを記録したり、記録され
ているデータを再生する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、光ディスクとしてDVD−RAM
が開発されている。このようなDVD−RAMの場合、
1周のトラックごと(交互)にランドとグルーブが切り
替わるようになっており、この1トラックに複数存在す
るセクタ単位にヘッダ部がプリフォーマットされてい
る。このヘッダ部は、トラックの方向に対して交差する
方向にずれて千鳥状に複数設けられている。このヘッダ
部は、トラッキング用のグルーブあるいはランドに対し
て、ほぼ1/2トラック分、光ディスクの内周方向およ
び外周方向にシフトしたものとなっている。
【0003】たとえば、4つの部分からなり、前半2つ
の部分と、後半2つの部分とからなり、前半2つの部分
が続くトラックとしてのランドに対応している内容が記
録され、後半2つの部分はそのトラックに隣接するトラ
ックとしてのグルーブに対応している内容が記録されて
いる。
【0004】このヘッダ部を作成する際、グルーブのト
ラックを生成しながら、レーザ光を1 /2 トラック分、
偏向してヘッダ部を生成したり、あるいはランドのトラ
ックでレーザ光を停止している状態で、レーザ光をオン
してかつレーザ光を1 /2 トラック分、偏向してヘッダ
部を生成するようになっている。
【0005】このため、1つのヘッダ部において、前半
部と後半部とが同期しているとは限らないものとなって
いる。したがって、ヘッダ部の前半部で生成されたクロ
ックが後半部で同期しているとは限らないので、そのま
まのクロックを用いると後半部のデータを安定に再生で
きない。
【0006】また、上記光ディスク装置において、ヘッ
ダ部を検知し、このヘッダ部検知信号によりヘッダ部の
再生を行う際に、ヘッダ部検知信号とヘッダ部の再生信
号との時間関係を適合させていなかったため、ヘッダ部
の再生を開始する前に、ヘッダ部の再生のためのデータ
クロックに対するPLL動作が開始したりして、ヘッダ
部のデータを誤まって再生してしまっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ヘッダ部
を有する光ディスクにデータを記録したり記録されてい
るデータを再生する光ディスク装置において、ヘッダ部
のデータを安定に再生できなかったり、誤って再生して
しまうという欠点を除去し、ヘッダ部のデータを安定か
つ正確に再生することができる光ディスク装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の光ディスク装
置は、うずまき状又は同心円状のデータを記録するグル
ーブおよびランドの記録トラックを有し、一定長のグル
ーブおよびランドからなり同期コードとアドレスデータ
からなるヘッダ部とデータが記録されるデータ領域とか
らなる複数の記録領域を有し、上記ヘッダ部がグルーブ
用とランド用とに交互に形成されている光ディスクに対
してデータを記録し、あるいは光ディスクに記録されて
いるデータを再生する光ディスク装置において、上記光
ディスク上に光を集光させる集光手段と、上記光ディス
クからの光が検出される検出手段と、この検出手段から
の検出信号を2値化する2値化手段と、上記検出手段か
らの検出信号に基づいて、上記グルーブのヘッダ部に対
応するヘッダ部検知信号を出力し、上記ランドのヘッダ
部に対応するヘッダ部検知信号を出力する出力手段と、
この出力手段からのヘッダ部検知信号が供給されている
際に、上記2値化手段から上記ヘッダ部の同期コードに
対する2値化信号に基づいて、上記ヘッダ部の再生用の
クロックを生成する生成手段と、この生成手段により生
成される再生用のクロックに基づいて、上記2値化手段
からの上記ヘッダ部のアドレスデータに対する2値化信
号を復調する復調手段とからなる。
【0009】この発明の光ディスク装置は、うずまき状
又は同心円状のデータを記録するグルーブおよびランド
の記録トラックを有し、一定長のグルーブおよびランド
からなり同期コードとアドレスデータからなるヘッダ部
とデータが記録されるデータ領域とからなる複数の記録
領域を有し、上記ヘッダ部がグルーブ用とランド用とに
交互に形成され、4つのヘッダ領域から構成され、前半
部の2つヘッダ領域はトラックと直交する外周側にシフ
トして設けられ、後半部の2つヘッダ領域はトラックと
直交する内周側にシフトして設けられている光ディスク
に対してデータを記録し、あるいは光ディスクに記録さ
れているデータを再生する光ディスク装置において、上
記光ディスク上に光を集光させる集光手段と、上記光デ
ィスクからの光が検出される検出手段と、この検出手段
からの検出信号を2値化する2値化手段と、上記検出手
段からの検出信号に基づいて、上記ヘッダ部の前半部の
ヘッダ領域に対応する第1のヘッダ部検知信号を出力
し、上記ヘッダ部の後半部のヘッダ領域に対応する第2
のヘッダ部検知信号を出力する出力手段と、この出力手
段からの第1のヘッダ部検知信号が供給されている際
に、上記2値化手段からの上記ヘッダ部の前半部のヘッ
ダ領域の同期コードに対する2値化信号に基づいて、上
記ヘッダ部の前半部のヘッダ領域の再生用のクロックを
生成し、上記出力手段からの第2のヘッダ部検知信号が
供給されている際に、上記2値化手段からの上記ヘッダ
部の後半部のヘッダ領域の同期コードに対する2値化信
号に基づいて、上記ヘッダ部の後半部のヘッダ領域の再
生用のクロックを生成する生成手段と、この生成手段に
より生成される再生用の第1のクロックに基づいて、上
記2値化手段からの上記ヘッダ部の前半部のヘッダ領域
のアドレスデータに対する2値化信号を復調し、上記生
成手段により生成される再生用の第2のクロックに基づ
いて、上記2値化手段からの上記ヘッダ部の後半部のヘ
ッダ領域のアドレスデータに対する2値化信号を復調す
る復調手段とからなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態の光ディスク装置を説明する。図1は、光ディ
スク装置を示すものである。この光ディスク装置は、光
ディスク(DVD−RAM)1へのデータの記録及びこ
の光ディスク1からデータを再生するものである。
【0011】この光ディスク装置は、DVD−RAMの
みならず他のDVDディスクやCDディスクからもデー
タの読み出しが可能で、書換可能なDVDディスクに対
してデータの書き込みが可能な装置として構成されてい
る。
【0012】したがって、光ピック・アップ2は、DV
D用の対物レンズ3及びCD用の対物レンズ4を有して
いる。光ピック・アップ2内には、DVD用の対物レン
ズ3及びCD用の対物レンズ4に対応してDVD用及び
CD用の半導体レーザ・ユニット(図示せず)が設けら
れ、装填された光ディスク1がDVDディスク或いはC
Dディスクかに応じてこの半導体レーザ・ユニットの一
方が選択され、レーザ制御ユニット5によって付勢さ
れ、それぞれ対応する波長のレーザ・ビームを発生す
る。DVD用及びCD用の半導体レーザ・ユニットのい
ずれかが選択されて付勢されると、光ディスク1に対応
するレーザ・ビームが対応する対物レンズ3、4に向け
られ、この対物レンズ3、4によって光ディスク1に収
束される。この収束されたレーザ・ビームで光ディスク
1にデータが書き込まれ、或いは、再生される。
【0013】レーザ制御ユニット5は、DVDデータ処
理ユニット6によってその設定がセットされるが、その
設定は、再生信号を得る再生モード、データを記録する
記録モード及びデータを消去する消去モード並びにDV
Dディスクに対するデータ処理を実行するDVDモード
及びCDディスクに対するデータ処理を実行するCDモ
ードで異なっている。即ち、DVDモードでは、DVD
用の半導体レーザ・ユニットが選択されて付勢され、ま
た、CDモードでは、CD用の半導体レーザ・ユニット
が選択されて付勢される。DVD用或いはCD用のレー
ザ・ビームは、再生モード、記録モード及び消去モード
の3つのモードでそれぞれ異なるレベルのパワーを有
し、そのモードに対応したパワーのレーザビームが発生
されるように半導体レーザ・ユニットがレーザ制御ユニ
ット5によって付勢される。
【0014】DVD用の対物レンズ3及びCD用の対物
レンズ4に対向してDVDディスク1或いはCDディス
クが配置されるように、このDVDディスク或いはCD
ディスクは、直接或いはディスク・カートリッジ1aに
収納されてトレー7によって装置内に搬送される。この
トレー7を駆動する為のトレーモータ8が装置内に設け
られている。また、装填されたDVDディスク1或いは
CDディスクは、スタンパ9によって回転可能にスピン
ドル・モータ10上に保持され、このスピンドル・モー
タ10によって回転される。光ピック・アップ2は、送
りモータ11によって駆動される送り機構(図示せず)
上に載置され、この送り機構によって光ディスク1の半
径方向に移動される。
【0015】光ピックアップ2は、その内にレーザビー
ムを検出する光検出器(図示せず)を有している。この
光検出器は、光ディスク1で反射されて対物レンズ3、
4を介して戻されたレーザ・ビームを検出している。光
検出器からの検出信号(電流信号)は、電流/電圧変換
器(I/V)12で電圧信号に変換され、この信号は、
リファレンス・アンプ13及びサーボ・アンプ14に供
給される。リファレンス・アンプ13からは、後述する
ヘッダ部51のデータの再生用としてのトラッキングエ
ラー信号と記録領域58のデータの再生用としての加算
信号がDVDデータ処理ユニット6に出力される。サー
ボ・アンプ14からのサーボ信号(トラックエラー信
号、フォーカス信号)は、DVDモードでは、DVDサ
ーボ・シーク制御ユニット15に出力され、CDモード
では、CDサーボ・シーク制御並びにCDデータ処理ユ
ニット16に出力される。
【0016】フォーカスずれ量を光学的に検出する方法
としては、たとえば次のようなものがある。 [非点収差法] 光ディスク1の光反射膜または光反射
性記録膜で反射されたレーザ光の検出光路に非点収差を
発生させる光学素子(図示せず)を配置し、光検出器上
に照射されるレーザ光の形状変化を検出する方法であ
る。光検出領域は対角線状に4分割されている。各検出
領域から得られる検出信号に対し、DVDサーボ・シー
ク制御ユニット15内で対角和間の差を取ってフォーカ
スエラー検出信号(フォーカス信号)を得る。
【0017】[ナイフエッジ法] 光ディスク1で反射
されたレーザ光に対して非対称に一部を遮光するナイフ
エッジを配置する方法である。光検出領域は2分割さ
れ、各検出領域から得られる検出信号間の差を取ってフ
ォーカスエラー検出信号を得る。
【0018】通常、上記非点収差法あるいはナイフエッ
ジ法のいずれかがが採用される。光ディスク1はスパイ
ラル状または同心円状のトラックを有し、トラック上に
情報が記録される。このトラックに沿って集光スポット
をトレースさせて情報の再生または記録/消去を行う。
安定して集光スポットをトラックに沿ってトレースさせ
るため、トラックと集光スポットの相対的位置ずれを光
学的に検出する必要がある。
【0019】トラックずれ検出方法としては一般に、次
の方法が用いられている。 [位相差検出(Differential Phase Detection)法]
光ディスク201の光反射膜または光反射性記録膜で反
射されたレーザ光の光検出器上での強度分布変化を検出
する。光検出領域は対角線上に4分割されている。各検
出領域から得られる検出信号に対し、DVDサーボ・シ
ーク制御ユニット15内で対角和間の差を取ってトラッ
クエラー検出信号(トラッキング信号)を得る。
【0020】[プッシュプル(Push-Pull )法] 光デ
ィスク1で反射されたレーザ光の光検出器上での強度分
布変化を検出する。光検出領域は2分割され、各検出領
域から得られる検出信号間の差を取ってトラックエラー
検出信号を得る。
【0021】[ツインスポット(Twin-Spot )法] 半
導体レーザ素子と光ディスク1間の送光系に回折素子な
どを配置して光を複数に波面分割し、光ディスク1上に
照射する±1次回折光の反射光量変化を検出する。再生
信号検出用の光検出領域とは別に+1次回折光の反射光
量と−1次回折光の反射光量を個々に検出する光検出領
域を配置し、それぞれの検出信号の差を取ってトラック
エラー検出信号を得る。
【0022】DVDモードでは、DVDサーボ・シーク
制御ユニット15からフォーカス信号、トラッキング信
号及び送り信号がフォーカス及びトラッキング・アクチ
ュエータ・ドライバ並びに送りモータドライバ17に送
られ、このドライバ17によって対物レンズ3、4がフ
ォーカス・サーボ制御され、また、トラッキング・サー
ボ制御される。更に、アクセス信号に応じてドライバ1
7から付勢信号が送りモータ11に供給され光ピック・
アップ2が搬送制御される。このDVDサーボ・シーク
制御ユニット15は、DVDデータ処理ユニット6によ
って制御される。例えば、DVDデータ処理ユニット6
からアクセス信号がDVDサーボ・シーク制御ユニット
15に供給されて送り信号が生成される。また、DVD
データ処理ユニット6からの制御信号でスピンドル・モ
ータ・ドライバ18及びトレー・モータ・ドライバ19
が制御され、スピンドルモータ10及びトレー・モータ
8が付勢され、スピンドル・モータ10が所定回転数で
回転され、トレーモータ8がトレーを適切に制御するこ
ととなる。DVDデータ処理ユニット6に供給されたヘ
ッダ部51のデータに対応する再生信号は、後述するC
PU25に供給される。これにより、上記CPU25
は、その再生信号によりヘッダ部51のアドレスを判断
し、アクセスするアドレスとの比較を行うようになって
いる。DVDデータ処理ユニット6に供給された記録領
域58のデータに対応する再生信号は、RAM20に必
要なデータが格納され、再生信号がこのDVDデータ処
理ユニット6で処理されてバッファとしてのRAM21
を有するSCSIインタフェース制御部並びにCD−R
OMデコーダ22に供給され、SCSIを介して他の装
置、例えば、パーソナル・コンピュータに再生処理信号
が供給される。
【0023】CDモードでは、CDサーボ・シーク制御
並びにCDデータ処理ユニット16からフォーカス信
号、トラッキング信号及び送り信号がフォーカス及びト
ラッキング・アクチュエータ・ドライバ並びに送りモー
タドライバ17に送られ、このドライバ17によって対
物レンズ3、4がフォーカス・サーボ制御され、また、
トラッキング・サーボ制御される。更に、アクセス信号
に応じてドライバ17から付勢信号が送りモータ11に
供給され光ピック・アップ2が搬送制御される。このC
Dサーボ・シーク制御並びにCDデータ処理ユニット1
6からの制御信号でスピンドル・モータ・ドライバ18
及びトレー・モータ・ドライバ19が制御され、スピン
ドルモータ10が付勢され、スピンドル・モータ10が
所定回転数で回転されることとなる。CDデータ処理ユ
ニット16に供給された再生信号は、この処理ユニット
16で処理されてCDデータ出力アンプ23を介して出
力される。
【0024】図1に示す各部は、ROM24に格納され
た手順に従って、CPU25によって制御される。RA
M26はCPU25のメモリとして用いられる。次に、
上記作成されたDVD−RAMの光ディスク1の構造に
ついて説明する。
【0025】上記光ディスク1は、例えば厚さ0.6m
mのポリカーボネイトあるいはアクリル等の透明樹脂か
らなる円盤状基板、相変化形の記録膜、反射膜、保護膜
および張り合わせのためのシートや接着剤から構成され
る。透明基板に凹凸形状で溝やヘッダ情報を記録し、凹
凸面に記録膜などを成膜したのち凹凸面どうしを張り合
わせ、両面において記録再生が可能な構成とする。
【0026】上記光ディスク1は、図2、図3に示すよ
うに、あらかじめトラッキング用のウォブルされている
グルーブとトラックアドレス等を示すプリピット(エン
ボスピット)列からなるヘッダ部51から構成されてい
る。
【0027】すなわち、データ記録時の基準となる信号
を得るため、トラッキング用のグルーブを一定周期でウ
ォブルさせている。この時、ヘッダ部51とトラッキン
グ用のグルーブを一定周期でウォブルさせる信号の位相
は概略合うようにする。
【0028】ヘッダ部51はまず外側にウォブルし、次
に内側にウォブルし、トラッキング用のグルーブのウォ
ブルもまず外側にウォブルし、次に内側にウォブルする
ようになっている。
【0029】上記光ディスク1は、図4、図5に示すよ
うに、内側から順に、リードインエリア42のエンボス
データゾーン45と書換え可能なデータゾーン46、デ
ータエリア43のゾーン43a、…43x、およびリー
ドアウトエリア44のデータゾーンからなり、それぞれ
のゾーンに対するクロック信号は同一であり、各ゾーン
に対する光ディスク1の回転数(速度)と1トラックず
つのセクタ数とがそれぞれ異なったものとなっている。
【0030】リードインエリア42は、複数(189
6)のトラックからなるエンボスデータゾーン45と複
数のトラックからなる書換え可能なデータゾーン46と
からなる。エンボスデータゾーン45は、ブランクゾー
ン、リファレンスシグナルゾーン、ブランクゾーン、コ
ントロールデータゾーン、ブランクゾーンからなる。エ
ンボスデータゾーン45には、リファレンスシグナルや
コントロールデータが製造時に記録されている。書換え
可能なデータゾーン46は、ガードトラック用のゾー
ン、ディスクテスト用のゾーン、ドライブテスト用のゾ
ーン、ディスク識別データ用のゾーン、および交替管理
エリアとしての交替管理ゾーンにより構成されている。
【0031】データエリア43は、半径方向に複数(1
888)のトラックからなる複数たとえば24のゾーン
43a、…43xにより構成されている。ただし、ゾー
ン43aだけは書換え可能なデータゾーン46を含めて
1888トラックとなっている。
【0032】リードアウトエリア44は、複数(144
6)のトラックからなり、上記書換え可能なデータゾー
ン46と同様に、書換え可能なデータゾーンであり、デ
ータゾーン46の記録内容と同じものが記録できるよう
になっている。
【0033】データエリア43のゾーン43a、…43
xでは、光ディスク1の内周側から外周側に向かうのに
したがって、回転数(速度39.78〜16.91H
z)が遅くなり、1トラックずつのセクタ数(17〜4
0)が増加するようになっている。
【0034】上記データエリア43のゾーン43a、…
43xのトラックには、図4、図5に示すように、デー
タの記録の単位としてのECC(error correction cod
e )ブロックデータ単位(たとえば38688バイト)
ごとに、データが記録されるようになっている。
【0035】ECCブロックは、2Kバイトのデータが
記録される16個のセクタからなり、各セクタごとにア
ドレスデータとしての4バイト(32ビット)構成のセ
クタID(識別データ)1〜ID16が2バイト構成の
エラー検知コード(IED:IDエラーディテクション
コード)とともにメインデータ(セクタデータ)に付与
され、ECCブロックに記録されるデータを再生するた
めのエラー訂正コードとしての横方向のECC(error
correction code )1と縦方向のECC2が記録される
ようになっている。このECC1、2は、光ディスク1
の欠陥によりデータが再生できなくなることを防止する
ために冗長語としてデータに付与されるエラー訂正コー
ドである。
【0036】各セクタは、172バイトで12行のデー
タにより構成され、各行(ライン)ごとに10バイト構
成の横方向のECC1が付与されているとともに、18
2バイト構成の1行分の縦方向のECC2が付与されて
いる。これにより、後述するエラー訂正回路92は、横
方向のECC1を用いて各ラインごとのエラー訂正処理
を行うとともに、縦方向のECC2を用いて各列ごとの
エラー訂正処理を行うようになっている。
【0037】上記ECCブロックが光ディスク1に記録
される際には、各セクタの所定のデータ量ごと(所定デ
ータ長さ間隔ごとたとえば91バイト:1456チャネ
ルビットごと)にデータを再生する際にバイト同期を取
るための同期コード(2バイト:32チャネルビット)
が付与されている。
【0038】各セクタは、第0フレームから第25フレ
ームの26個のフレームから構成され、各フレームごと
に付与されている同期コード(フレーム同期信号)が、
フレーム番号を特定するための特定コード(1バイト:
16チャネルビット)と、各フレーム共通の共通コード
(1バイト:16チャネルビット)とから構成されてい
る。
【0039】上記データエリア43のゾーン43a、…
43xのトラックには、図3、図4に示すように、各セ
クタごとに、それぞれアドレス等が記録されているヘッ
ダ部51、…があらかじめプリフォーマッティングされ
ている。
【0040】上記ヘッダ部51は、グルーブの形成時
に、形成されるようになっている。このヘッダ部51
は、図6、図7に示すように、複数のピットからなる複
数のヘッダ領域52により構成されており、グルーブ5
3に対して図のようにプリフォーマットされており、ピ
ットの中心はグルーブ53とランド54の境界線の振幅
の中心の同一線上の位置に存在する。図6は、各トラッ
クの先頭のセクタに付与されるヘッダ部51であり、図
7は、各トラックの途中のセクタに付与されるヘッダ部
51である。
【0041】この場合、グルーブ用のヘッダ部とランド
用のヘッダ部とが交互(千鳥状)に形成されている。上
記1セクタごとのフォーマットが、図8に示されてい
る。
【0042】図8において、1セクタは、2697バイ
ト(bytes)で構成され、128バイトのヘッダ領域(ヘ
ッダ部51に対応)51、2バイトのミラー領域57、
2567バイトの記録領域58から構成されている。
【0043】上記セクタに記録されるチャネルビット
は、8ビットのデータを16ビットのチャネルビットに
8−16コード変調された形式になっている。ヘッダ領
域51は、光ディスク1を製造する際に所定のデータが
記録されているエリアである。このヘッダ領域51は、
4つのヘッダ1領域、ヘッダ2領域、ヘッダ3領域、ヘ
ッダ4領域により構成されている。
【0044】ヘッダ1領域〜ヘッダ4領域は、46バイ
トあるいは18バイトで構成され、36バイトあるいは
8バイトの同期コード部VFO(Variable Frequency O
scillator )、3バイトのアドレスマークAM(Addres
s Mark)、4バイトのアドレス部PID(Position Ide
ntifier )、2バイトの誤り検知コードIED(ID Err
or Detection Code)、1バイトのポストアンブルPA
(Postambles)により構成されている。
【0045】ヘッダ1領域、ヘッダ3領域は、36バイ
トの同期コード部VFO1を有し、ヘッダ領域2、ヘッ
ダ4領域は、8バイトの同期コード部VFO2を有して
いる。
【0046】同期コード部VFO1、2は、PLLの引
き込みを行うための領域で、同期コード部VFO1はチ
ャネルビットで“010…”の連続を“36”バイト
(チャネルビットで576ビット)分記録(一定間隔の
パターンを記録)したものであり、同期コード部VFO
2はチャネルビットで“010…”の連続を“8”バイ
ト(チャネルビットで128ビット)分記録したもので
ある。
【0047】アドレスマークAMは、どこからセクタア
ドレスが始まるかを示す“3”バイトの同期コードであ
る。このアドレスマークAMの各バイトのパターンは
“0100100000000100”というデータ部分には現れない特
殊なパターンが用いられる。
【0048】アドレス部PID1〜4は、4バイトのア
ドレス情報としてのセクタアドレス(ID番号を含む)
が記録されている領域である。セクタアドレスは、トラ
ック上における物理的な位置を示す物理アドレスとして
の物理セクタ番号であり、この物理セクタ番号はマスタ
リング工程で記録されるため、書き換えることはできな
いようになっている。
【0049】ID番号は、例えばPID1の場合は
“1”で、1つのヘッダ部51で4回重ね書きしている
内の何番目かを表す番号である。誤り検知コードIED
は、セクタアドレス(ID番号含む)に対するエラー
(誤り)検知符号で、読み込まれたPID内のエラーの
有無を検知することができる。
【0050】ポストアンブルPAは、復調に必要なステ
ート情報を含んでおり、ヘッダ部51がスペースで終了
するよう極性調整の役割も持つ。ミラー領域57は、ト
ラッキングエラー信号のオフセット補正、ランド/グル
ーブ切り替え信号のタイミング発生等に利用される。
【0051】記録領域58は、10〜26バイトのギャ
ップ領域、20〜26のガード1領域、35バイトのV
FO3領域、3バイトのプレ−シンクロナスコード(P
S)領域、2418バイトのデータ領域、1バイトのポ
ストアンブル3(PA3)領域、48〜55バイトのガ
ード2領域、および9〜25バイトのバッファ領域によ
り構成されている。
【0052】この記録領域58は、先頭に設けられてい
るウォブルしない領域58aとこの領域に続いて設けら
れている所定の周波数に基づいて所定のウォブル振幅量
でウォブルする領域とから構成されている。
【0053】ギャップ領域は、何も書かない領域であ
る。ガード1領域は、相変化記録媒体特有の繰り返し記
録時の終端劣化がVFO3領域にまで及ばないようにす
るために設けられた領域である。
【0054】VFO3領域もPLLロック用の領域では
あるが、同一パターンの中に同期コードを挿入し、バイ
ト境界の同期をとることも目的とする領域である。PS
(pre-synchronous code)領域は、データ領域につなぐ
ための同調用の領域である。
【0055】データ領域は、データID、データIDエ
ラー訂正コードIED(Data ID Error Detection Cod
e)、同期コード、ECC(Error Correction Code
)、EDC(Error Detection Code)、ユーザデータ
等から構成される領域である。データIDは、各セクタ
の4バイト(32チャネルビット)構成のセクタID1
〜ID16である。データIDエラー訂正コードIED
は、データID用の2バイト(16ビット)構成のエラ
ー訂正コードである。
【0056】上記セクタID(1〜16)は、1バイト
(8ビット)のセクタ情報と、3バイトのセクタ番号
(トラック上における論理的な位置を示す論理アドレス
としての論理セクタ番号)から構成されている。セクタ
情報は、1ビットのセクタフォーマットタイプ領域、1
ビットのトラッキング方法領域、1ビットの反射率領
域、1ビットのリザーブ領域、2ビットのエリアタイプ
領域、1ビットのデータタイプ領域、1ビットのレイヤ
番号領域により構成されている。
【0057】論理セクタ番号は、初期欠陥によるスリッ
プ交替処理により、物理セクタ番号と異なったものとな
る。PA(postamble )3領域は、復調に必要なステー
ト情報を含んでおり、前のデータ領域の最終バイトの終
結を示す領域である。
【0058】ガード2領域は、相変化記録媒体特有の繰
り返し記録時の終端劣化がデータ領域にまで及ばないよ
うにするために設けられた領域である。バッファ領域
は、データ領域が次のヘッダ部51にかからないよう
に、光ディスク1を回転するモータの回転変動などを吸
収するために設けられた領域である。
【0059】ギャップ領域が、10+J/16バイトと
いう表現になっているのは、ランダムシフトを行うから
である。ランダムシフトとは相変化記録媒体の繰り返し
記録劣化を緩和するため、データの書き始めの位置をず
らすことである。ランダムシフトの長さはデータ領域の
最後尾に位置するバッファ領域の長さで調整され、1つ
のセクタ全体の長さは2697バイト一定である。
【0060】上記データエリア43のゾーン43a、…
43xには、それぞれ上述したようにスペアセクタが用
意されており、同一ゾーン内で、セクタ単位のスリップ
交替処理(スリッピング リプレースメント アルゴリ
ズム)を行った際の、最終的なスペアとして利用される
ものである。
【0061】次に、上記DVDデータ処理ユニット6内
には、図1に示すような、DVDレベルスライス・PL
L回路30aとDVD信号処理回路30bが設けられて
いる。
【0062】DVDレベルスライス・PLL回路30a
はRFアンプ回路13により波形等化された再生RF信
号を2値化した8−16信号を得る。同時にこの8−1
6信号を読み取るために8−16信号に同期したPLL
クロックを生成する。2値化した8−16信号(データ
信号)とPLLクロックはDVD信号処理回路30bに
出力する。
【0063】DVD信号処理回路30bはPLLクロッ
クを用いて8−16信号からDVD同期信号を検出しデ
ータ分離、8−16復調を行う。ヘッダ部51に対して
復調したデータはPLLクロックによりヘッダ部51の
データとしてCPU25に供給される。これにより、上
記CPU25は、その再生信号によりヘッダ部51のア
ドレスを判断し、アクセスするアドレスか否かを判断す
る。また、記録領域58に対して復調したデータはPL
Lクロックにより一旦DVD訂正メモリとしてのRAM
20に書き込んだ後DVDフォーマットに応じた訂正処
理を行い訂正完了後にRAM20からデータを読み出し
DVD同期信号と共にSCSIインタフェース制御部並
びにCD−ROMデコーダ22に出力する。また検出し
たDVD同期信号よりスピンドル・モータ10の速度、
位相誤差を検出しディスクモータ制御信号を生成してス
ピンドルモータドライバ18に出力する。
【0064】上記DVDレベルスライス・PLL回路3
0aは、図9に示すように、2値化回路31、データク
ロック生成回路32、ヘッダ部検知回路33によって構
成されている。
【0065】2値化回路31は、RFアンプ回路13に
より波形等化された再生RF信号を2値化したデータ信
号としての8−16信号をデータクロック生成回路32
とSCSIインタフェース制御部並びにCD−ROMデ
コーダ22へ出力するものである。
【0066】この2値化回路31からの出力は、図12
の(a)に示すように、ヘッダ部51の前端部と後端部
で大きく変化するものとなっている。ヘッダ部検知回路
33は、RFアンプ回路13により波形等化された再生
RF信号に基づいてヘッダ部を検知する回路であり、ヘ
ッダ部51の前半部(ヘッダ1領域、ヘッダ2領域)に
対するプラス側検知信号と、ヘッダ部51の後半部(ヘ
ッダ3領域、ヘッダ4領域)に対するマイナス側検知信
号とを出力ものであり、図10に示すように、ヘッダ部
51の前半部(ヘッダ1領域、ヘッダ2領域)の先端と
ヘッダ部51の後半部(ヘッダ3領域、ヘッダ4領域)
の先端に対する高速の検知信号を出力するウインドウコ
ンパレータ34、ウインドウコンパレータ34から出力
される2種類の検知信号に対して、図12の(b)
(c)に示すように、それぞれ所定信号幅の出力信号
(プラス側検知信号、マイナス側検知信号)を出力する
モノマルチバイブレータ35、36により構成されてい
る。
【0067】ウインドウコンパレータ34は、抵抗R
1、R2、R3とコンパレータ34a、34bにより構
成されている。コンパレータ34aは、図12の(a)
に示すような再生信号をマイナス側のスライスレベルa
で2値化する回路であり、コンパレータ34bは、図1
2の(a)に示すような再生信号をプラス側のスライス
レベルbで2値化する回路であある。
【0068】これにより、ヘッダ部51の前半部の先頭
に差し掛かったときの検知を高速に行い、前半部が終了
したときの検知には十分な時間遅れを追加するようにし
ている。さらに、ヘッダ部51の後半部の先頭に差し掛
かったときの検知を高速に行い、後半部が終了したとき
の検知には十分な時間遅れを追加するようにしている。
【0069】データクロック生成回路32は、上記2値
化回路31からのデータ信号に同期したデータクロック
(PLLクロック)を生成するものであり、図11に示
すように、位相比較器32a、ローパスフィルタ32
b、VCO(ボルテージ コントロール オシレータ)
32cにより構成されている。
【0070】データクロック生成回路32は、ヘッダ部
51の再生時、上記ヘッダ部検知回路33からのプラス
側検知信号、マイナス側検知信号のそれぞれに基づい
て、図12の(d)に示すように、PLLの再動作(リ
セット、再引込み)を行うものである。
【0071】データクロック生成回路32は、ヘッダ部
51の前半部の先端と後端部の先端に差し掛かったとき
のタイミングを基に、動作するようになっている。この
際、2値化回路31からの2値化信号より若干、遅くな
るように設定し、ヘッダ内のVFO内でスタートするよ
うになっている。
【0072】なお、図13に示すように、ほぼ1/2V
FOの期間にヘッダ部検知信号が出力されることによ
り、安定に引込みを行うことができる。また、引込み時
間は、略1/2VFOの時間以内となっている。
【0073】ローパスフィルタ32bは、コンデンサC
1、C2と抵抗R1、R2、R3とと切換えスイッチS
W1、SW2とオペアンプ37により構成されている。
ローパスフィルタ32bは、ヘッダ部検知回路33から
のヘッダ部検知信号としてのプラス側検知信号、マイナ
ス側検知信号を用いて、ヘッダ部51の前半部の先頭部
分、後半部の先頭部分に対する速いPLL応答を行うよ
うになっている。
【0074】このローパスフィルタ32bは、ヘッダ部
検知回路33からのヘッダ部検知信号としてのプラス側
検知信号、あるいはマイナス側検知信号がハイレベルと
なった際に、つまりヘッダ部51の前半部の先頭部分、
後半部の先頭部分に対する再生信号が供給される際に、
切換えスイッチSW1、SW2を所定時間オフし、その
後、切換えスイッチSW1、SW2をオンするようにな
っている。上記所定時間は、PLLが安定するまでの時
間となっている。
【0075】これにより、切換えスイッチSW1、SW
2がオフとなった際に、オペアンプ37によるゲインが
上がり、周波数応答が速くなるようになっている。すな
わち、切換えスイッチSW1がオフすることにより、抵
抗R5、R6の並列の抵抗値が、抵抗R5の抵抗値に変
更され、オペアンプ37によるゲインが上がり、周波数
応答が速くなり、切換えスイッチSW2がオフすること
により、コンデンサC1、C2の並列の容量が、コンデ
ンサC1の容量だけに変更され、オペアンプ37による
周波数応答がさらに速くなる。
【0076】また、ローパスフィルタ32bは、ヘッダ
部検知回路33からのマイナス側検知信号がローレベル
となった際に、つまり記録領域58に対する再生信号が
供給される際に、切換えスイッチSW1、SW2を所定
時間オフし、その後、切換えスイッチSW1、SW2を
オンするようにして、記録領域58に対するPLL応答
を速く行うようにしても良い。
【0077】次に、上記のような構成において、ヘッダ
部51の再生動作について説明する。たとえば今、所定
のトラック(グルーブあるいはランド)をトラッキング
している際に、RFアンプ15から図12の(a)、図
13に示すような、ヘッダ部データ信号(再生信号)
が、DVDデータ処理ユニット30内のDVDレベルス
ライス・PLL回路30a内の2値化回路31、ヘッダ
部検知回路33内のウインドウコンパレータ34に供給
される。
【0078】これにより、2値化回路31により2値化
されたデータ信号がデータクロック生成回路32内の位
相比較器32aに供給される。また、ウインドウコンパ
レータ34は、ヘッダ部データ信号からプラス側のスラ
イスレベルbで2値化した2値化出力をコンパレータ3
4bから出力し、モノマルチバイブレータ36に供給す
る。
【0079】また、ウインドウコンパレータ34は、ヘ
ッダ部データ信号からマイナス側のスライスレベルaで
2値化した2値化出力をコンパレータ33aから出力
し、モノマルチバイブレータ35に供給する。
【0080】これにより、モノマルチバイブレータ36
は、コンパレータ34bからの2値化出力を遅延した、
図12の(b)に示す、ヘッダ部51の前半部に対する
ヘッダ検知信号(切換え信号)をデータクロック生成回
路32内のローパスフィルタ32bに出力し、モノマル
チバイブレータ35は、コンパレータ34aからの2値
化出力を遅延した、図12の(c)に示す、ヘッダ部5
1の後半部に対するヘッダ検知信号(切換え信号)をデ
ータクロック生成回路32内のローパスフィルタ32b
に出力する。
【0081】すなわち、図12の(b)に示すヘッダ部
検知信号の立上がり部が、ヘッダ部51の前半部の先頭
部分に位置し、図12の(c)に示すヘッダ部検知信号
の立上がり部が、ヘッダ部51の後半部の先頭部分に位
置している。
【0082】したがって、ヘッダ部51の前半部の再生
を行う際に、ヘッダ1領域のVFO1の最初の部分でデ
ータクロック生成回路32による引込み(PLL)が開
始される。その後、1/2のVFO期間で引込み(PL
L)処理が行われる。この後、データクロック生成回路
32から出力されるデータクロックと2値化回路31か
らのデータ信号がDVD信号処理回路30bに供給され
る。これにより、DVD信号処理回路30bは、供給さ
れるデータ信号をデータクロックに基づいて復調するこ
とにより、上記VFO1に続く、ヘッダ1領域内のアド
レスマークAM、アドレス部PID、誤り検知コードI
ED、ポストアンブルPAの読取りと、ヘッダ2領域内
のアドレスマークAM、アドレス部PID、誤り検知コ
ードIED、ポストアンブルPAの読取りとを行う。
【0083】そして、ヘッダ部51の後半部の再生を行
う際に、ヘッダ3領域のVFO1の最初の部分でデータ
クロック生成回路32による引込みが開始される。その
後、1/2のVFO期間で引込み処理が行われる。この
後、データクロック生成回路32から出力されるデータ
クロックと2値化回路31からのデータ信号がDVD信
号処理回路30bに供給される。これにより、DVD信
号処理回路30bは、供給されるデータ信号をデータク
ロックに基づいて復調することにより、上記VFO1に
続く、ヘッダ3領域内のアドレスマークAM、アドレス
部PID、誤り検知コードIED、ポストアンブルPA
の読取りと、ヘッダ4領域内のアドレスマークAM、ア
ドレス部PID、誤り検知コードIED、ポストアンブ
ルPAの読取りとを行う。
【0084】上記したように、ヘッダ部51の前半部の
ヘッダ領域の先端と後端部のヘッダ領域の先端に差し掛
かったときのタイミングを基に、それぞれデータクロッ
クの生成動作を開始し、2値化回路31からの2値化信
号より若干、遅くなるように設定し、ヘッダ1領域内の
VFO内と、ヘッダ3領域内のVFO内とでデータクロ
ックの生成動作を開始するようにしたものである。
【0085】これにより、前半部のヘッダ領域と後半部
のヘッダ領域の同期が取れていないヘッダ部を有する光
ディスクにおいて、ヘッダ部のデータを安定かつ正確に
再生することができる。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、ヘッダ部を有する光ディスクにデータを記録したり
記録されているデータを再生する光ディスク装置におい
て、ヘッダ部のデータを安定かつ正確に再生することが
できる光ディスク装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の光ディスク装置の概略構
成を示すブロック図。
【図2】光ディスクの概略構成を示す平面図。
【図3】光ディスクのヘッダ部とグルーブ部のウォブル
状況を示す図。
【図4】光ディスクの概略構成を示す平面図。
【図5】光ディスクの概略構成を示す平面図。
【図6】光ディスクのヘッダ部のプリフォーマットデー
タと周辺のグルーブとランドの状態を説明するための
図。
【図7】光ディスクのヘッダ部のプリフォーマットデー
タと周辺のグルーブとランドの状態を説明するための
図。
【図8】1セクタごとのセクタフォーマットを示す図。
【図9】DVDレベルスライス・PLL回路の概略構成
を示すブロック図。
【図10】ヘッダ部検知回路の概略構成を示す回路図。
【図11】データクロック生成回路の概略構成を示す回
路図。
【図12】DVDレベルスライス・PLL回路における
要部の信号波形図。
【図13】ヘッダ部における引込み開始期間と引込み時
間を説明するための図。
【符号の説明】
1…光ディスク 2…光ピック・アップ 3…対物レンズ 14…サーボ・アンプ 15…DVDサーボ・シーク制御ユニット 17…ドライバ 30a…DVDレベルスライス・PLL回路 30b…DVD信号処理回路 31…2値化回路 32…データクロック生成回路 33…ヘッダ部検知回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 うずまき状又は同心円状のデータを記録
    するグルーブおよびランドの記録トラックを有し、一定
    長のグルーブおよびランドからなり同期コードとアドレ
    スデータからなるヘッダ部とデータが記録されるデータ
    領域とからなる複数の記録領域を有し、上記ヘッダ部が
    グルーブ用とランド用とに交互に形成されている光ディ
    スクに対してデータを記録し、あるいは光ディスクに記
    録されているデータを再生する光ディスク装置におい
    て、 上記光ディスク上に光を集光させる集光手段と、 上記光ディスクからの光が検出される検出手段と、 この検出手段からの検出信号を2値化する2値化手段
    と、 上記検出手段からの検出信号に基づいて、上記グルーブ
    のヘッダ部に対応するヘッダ部検知信号を出力し、上記
    ランドのヘッダ部に対応するヘッダ部検知信号を出力す
    る出力手段と、 この出力手段からのヘッダ部検知信号が供給されている
    際に、上記2値化手段から上記ヘッダ部の同期コードに
    対する2値化信号に基づいて、上記ヘッダ部の再生用の
    クロックを生成する生成手段と、 この生成手段により生成される再生用のクロックに基づ
    いて、上記2値化手段からの上記ヘッダ部のアドレスデ
    ータに対する2値化信号を復調する復調手段と、を具備
    したことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 上記生成手段で上記ヘッダ部の再生用の
    クロックの生成を開始するタイミングが、上記2値化手
    段からの上記ヘッダ部の同期コードに対する2値化信号
    が供給された後であることを特徴とする請求項1に記載
    の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 上記ヘッダ部の同期コードが所定の時間
    長からなり、上記生成手段で上記ヘッダ部の再生用のク
    ロックの生成が開始される期間が、上記同期コードの時
    間長の1/2以内であることを特徴とする請求項1に記
    載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 上記ヘッダ部の同期コードが所定の時間
    長からなり、上記生成手段で上記ヘッダ部の再生用のク
    ロックの整定時間が、上記同期コードの時間長の1/2
    以内であることを特徴とする請求項1に記載の光ディス
    ク装置。
  5. 【請求項5】 上記ヘッダ部のデータを再生する際、上
    記検出手段により検出されるトラッキングエラー信号が
    用いられ、データ部のデータを再生する際、上記検出手
    段により検出される和信号が用いられることを特徴とす
    る請求項1に記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 うずまき状又は同心円状のデータを記録
    するグルーブおよびランドの記録トラックを有し、一定
    長のグルーブおよびランドからなり同期コードとアドレ
    スデータからなるヘッダ部とデータが記録されるデータ
    領域とからなる複数の記録領域を有し、上記ヘッダ部が
    グルーブ用とランド用とに交互に形成され、4つのヘッ
    ダ領域から構成され、前半部の2つヘッダ領域はトラッ
    クと直交する外周側にシフトして設けられ、後半部の2
    つヘッダ領域はトラックと直交する内周側にシフトして
    設けられている光ディスクに対してデータを記録し、あ
    るいは光ディスクに記録されているデータを再生する光
    ディスク装置において、 上記光ディスク上に光を集光させる集光手段と、 上記光ディスクからの光が検出される検出手段と、 この検出手段からの検出信号を2値化する2値化手段
    と、 上記検出手段からの検出信号に基づいて、上記ヘッダ部
    の前半部のヘッダ領域に対応する第1のヘッダ部検知信
    号を出力し、上記ヘッダ部の後半部のヘッダ領域に対応
    する第2のヘッダ部検知信号を出力する出力手段と、 この出力手段からの第1のヘッダ部検知信号が供給され
    ている際に、上記2値化手段からの上記ヘッダ部の前半
    部のヘッダ領域の同期コードに対する2値化信号に基づ
    いて、上記ヘッダ部の前半部のヘッダ領域の再生用のク
    ロックを生成し、上記出力手段からの第2のヘッダ部検
    知信号が供給されている際に、上記2値化手段からの上
    記ヘッダ部の後半部のヘッダ領域の同期コードに対する
    2値化信号に基づいて、上記ヘッダ部の後半部のヘッダ
    領域の再生用のクロックを生成する生成手段と、 この生成手段により生成される再生用の第1のクロック
    に基づいて、上記2値化手段からの上記ヘッダ部の前半
    部のヘッダ領域のアドレスデータに対する2値化信号を
    復調し、上記生成手段により生成される再生用の第2の
    クロックに基づいて、上記2値化手段からの上記ヘッダ
    部の後半部のヘッダ領域のアドレスデータに対する2値
    化信号を復調する復調手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 うずまき状又は同心円状のデータを記録
    するグルーブおよびランドの記録トラックを有し、一定
    長のグルーブおよびランドからなり同期コードとアドレ
    スデータからなるヘッダ部とデータが記録されるデータ
    領域とからなる複数の記録領域を有し、上記ヘッダ部が
    グルーブ用とランド用とに交互に形成されている光ディ
    スクに対してデータを記録し、あるいは光ディスクに記
    録されているデータを再生する光ディスク装置におい
    て、 上記光ディスク上に光を集光し、 この集光により上記光ディスクからの光を検出信号に変
    換し、 この検出信号に2値化信号を出力し、 上記検出信号に基づいて、上記グルーブのヘッダ部に対
    応するヘッダ部検知信号を出力し、上記ランドのヘッダ
    部に対応するヘッダ部検知信号を出力し、 このヘッダ部検知信号が供給されている際に、上記ヘッ
    ダ部の同期コードに対する2値化信号に基づいて、上記
    ヘッダ部の再生用のクロックを生成し、 この生成される再生用のクロックに基づいて、上記ヘッ
    ダ部のアドレスデータに対する2値化信号を復調する、 ことを特徴とする光ディスク装置のヘッダ部データ再生
    方法。
  8. 【請求項8】 うずまき状又は同心円状のデータを記録
    するグルーブおよびランドの記録トラックを有し、一定
    長のグルーブおよびランドからなり同期コードとアドレ
    スデータからなるヘッダ部とデータが記録されるデータ
    領域とからなる複数の記録領域を有し、上記ヘッダ部が
    グルーブ用とランド用とに交互に形成され、4つのヘッ
    ダ領域から構成され、前半部の2つヘッダ領域はトラッ
    クと直交する外周側にシフトして設けられ、後半部の2
    つヘッダ領域はトラックと直交する内周側にシフトして
    設けられている光ディスクに対してデータを記録し、あ
    るいは光ディスクに記録されているデータを再生する光
    ディスク装置において、 上記光ディスク上に光を集光し、 この集光により上記光ディスクからの光を検出信号に変
    換し、 この検出信号に対する2値化信号を出力し、 上記検出信号に基づいて、上記ヘッダ部の前半部のヘッ
    ダ領域に対応する第1のヘッダ部検知信号を出力し、上
    記ヘッダ部の後半部のヘッダ領域に対応する第2のヘッ
    ダ部検知信号を出力し、 この第1のヘッダ部検知信号が供給されている際に、上
    記ヘッダ部の前半部のヘッダ領域の同期コードに対する
    2値化信号に基づいて、上記ヘッダ部の前半部のヘッダ
    領域の再生用のクロックを生成し、上記第2のヘッダ部
    検知信号が供給されている際に、上記ヘッダ部の後半部
    のヘッダ領域の同期コードに対する2値化信号に基づい
    て、上記ヘッダ部の後半部のヘッダ領域の再生用のクロ
    ックを生成し、 この生成される再生用の第1のクロックに基づいて、上
    記ヘッダ部の前半部のヘッダ領域のアドレスデータに対
    する2値化信号を復調し、上記生成される再生用の第2
    のクロックに基づいて、上記ヘッダ部の後半部のヘッダ
    領域のアドレスデータに対する2値化信号を復調する、 ことを特徴とする光ディスク装置のヘッダ部データ再生
    方法。
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