JPH1132850A - 揺動棚 - Google Patents

揺動棚

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JPH1132850A
JPH1132850A JP21007197A JP21007197A JPH1132850A JP H1132850 A JPH1132850 A JP H1132850A JP 21007197 A JP21007197 A JP 21007197A JP 21007197 A JP21007197 A JP 21007197A JP H1132850 A JPH1132850 A JP H1132850A
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JP
Japan
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shelf
hinge
unit
swinging
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JP21007197A
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Inventor
Katsuo Otomo
勝男 大友
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KITAIBARAKI KOGYO KK
Original Assignee
KITAIBARAKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作時の騒音がなく、耐久性が良好であり、
出力の小さな駆動手段で多数の棚の揺動を確保できる揺
動棚の提供。 【解決手段】 単位揺動棚1を、棚本体2と、これを回
動可能に支持するヒンジ3と、棚本体2をヒンジ3を介
して配置するベース部材4と、棚本体2の重心を挟んで
ヒンジ3と反対側の側端下部を昇降させる昇降機構5と
で構成し、単位揺動棚1の昇降機構5の回転軸5aに駆
動手段6を接続する。昇降機構5は、ベース部材4上に
ヒンジピン3aと平行に配した回転軸5aと、回転軸5
aに固設した偏心カム5bと、偏心カム5bの周端に上
方から当接する、棚本体2の下部に配した従動ローラ5
cとで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その載置棚に容器
栽培等の植物類やワイン類等を載置して植物類の育成や
ワイン類の醸成等を行なうために用いる揺動棚に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような容器栽培の植物類やワ
イン類は、往復動する棚の載置棚に載せてその育成や醸
成が行なわれて来たものであり、このような往復動棚
は、被往復動対象を載置する棚本体と、上記棚本体をベ
ース部材上にスライド往復動自在に配するスライド機構
であって、上記ベース部材上に配した二本の平行なガイ
ド棒及び該ガイド棒にスライド自在に外装しかつ前記棚
本体の下部に固設したスライド外装体からなるスライド
機構と、前記棚本体にこれを往復動作させるべく結合す
る往復駆動機構であって、回転駆動体、その回転軸に固
設したクランク部材及び該クランク部材と前記棚本体と
を結合する結合棒で構成した往復駆動機構とで構成した
ものである。
【0003】前記スライド機構は、これに代えて前記ベ
ース部材上を転動する車輪を用いた転動機構を採用した
ものもある。なおこのような機構では通常棚本体の往復
のサイクルは15〜100ストローク/分の間で調整で
きるようにしてある。
【0004】したがってこのような従来技術によれば、
前記往復駆動機構を動作させ、棚本体を往復直線運動さ
せるものであり、これによって容器栽培の植物類の育成
やワイン類の醸成を行なうものであるが、棚本体の動作
が往復直線運動であるため、慣性に逆らう動きである往
動作から復動作へ及び復動作から往動作への転換動作に
よって各連結部に大きな衝撃が生じ、これにともない衝
撃音が発生し、かつ各連結部が該衝撃により比較的短期
間で傷みを生じ、その交換を余儀なくされるものであ
る。また回転駆動体にも出力の大きなそれを用いる必要
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして、本発明は、
以上のような従来の往復動棚の持つ問題点、即ち、その
動作時の騒音が大きく、かつ連結部の傷みが早いという
問題点を解決し、更に駆動手段として比較的出力の小さ
なそれを採用可能とし、そのような条件を満足しつつ植
物類やワイン類等の育成や醸成に必要な揺れを確保でき
る構成の棚を提供することを解決の課題とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、単位
揺動棚を、被揺動対象を載置する棚本体と、上記棚本体
を後記ヒンジを介してその上に配置するベース部材と、
前記棚本体を、上記ベース部材上に、ヒンジピンを回動
中心として回動可能に支持するヒンジと、前記棚本体と
前記ベース部材との間に配置した昇降機構であって、前
記棚本体の対応する部位を昇降させる昇降機構と、で構
成し、上記単位揺動棚の昇降機構に、その昇降動作を行
なわせるべく駆動する駆動手段を接続した揺動棚であ
る。
【0007】したがって本発明の揺動棚によれば、前記
駆動手段で前記昇降機構を動作させ、これによって前記
棚本体の対応する部位を昇降させることにより、該棚本
体に前記ヒンジピンを中心として往復回動動作、即ち、
揺動動作を行なわせ、前記棚本体に載置した植物類やワ
イン類等の揺動育成や醸成を良好に行なうことができる
ものである。
【0008】このように本発明の揺動棚では、棚本体を
往復直線運動させるのではなく、前記昇降機構で棚本体
の一側部を昇降させ、これによって該棚本体を前記ヒン
ジピンを中心に往復回動動作をさせる、即ち、揺動動作
をさせるものであり、この揺動動作がそれに適する適当
な速度での動作であれば、前記昇降機構と棚本体との相
互の接続部間には、昇動作と降動作との転換時に、急激
に逆方向の力が加わるようなことはない。即ち、棚本体
側の接続部には該棚本体の重力による下降方向の力が常
に働いており、他方、昇降機構側の接続部は昇降動作す
るものではあるが、これが下降方向に動く場合も、棚本
体側の接続部の重力による下降速度よりも遥かにゆっく
りと動くものであり、それ故、相互の接続部は常に互い
を押し合う方向に力が働いており、相互の接続部間に於
ける衝撃の発生、そしてそれに基づく騒音の発生や接続
部相互の損傷の発生等の問題はない。
【0009】しかして本発明の揺動棚によれば、その動
作中、棚本体の揺動動作により、植物類の育成効果又は
ワイン類の醸成効果を良好に確保し得、かつ動作中、静
穏な状態を保持し、加えて装置の耐久性等を充分に確保
することができるものである。
【0010】以上の本発明に於いて、前記昇降機構を、
前記ベース部材上に前記ヒンジピンと平行に配した回転
軸と、該回転軸に、これによって回転駆動すべく、固設
した偏心カムと、上記偏心カムの周端に上方から当接す
る従動ローラであって、前記棚本体の下部に配した従動
ローラとで構成し、前記駆動手段を、回転駆動体と、減
速機と、該減速機を介して受け取る前記回転駆動体の回
転駆動力を前記回転軸に伝達する伝達手段とで構成する
ことができ、このように構成した場合は、簡明な構成で
ありながら、棚本体の対応部位を滑らかに昇降させ、騒
音を殆ど発生させずに、前記棚本体を、前記ヒンジピン
を中心として滑らかに往復回動動作、即ち、揺動動作さ
せることができる。また以上のように滑らかな運動をさ
せることのできるものであるため、各部に無理な負担や
衝撃を与えることがなく、充分に耐久性の良好なものと
なし得るものである。
【0011】また以上の揺動棚に於いて、複数の前記単
位揺動棚を、相互にその揺動方向を一致させて平行に配
列し、かつ各単位揺動棚の昇降機構に於ける回転軸を相
互に接続し、更にいずれか一端の単位揺動棚の昇降機構
に於ける回転軸に前記駆動手段を接続した構成を採用す
ることができ、このように構成した場合は、複数の単位
揺動棚を一個の駆動手段で揺動動作させることができ、
構成が簡明であるとともに、能率が良好となる。
【0012】更にまた以上の揺動棚に於いて、前記ヒン
ジを、前記棚本体の重心から揺動方向の一方側にずらし
た位置に配し、上記重心を挟んで前記ヒンジの反対側に
前記昇降機構を配する構成を採用することができ、この
ように構成した場合は、上記昇降機構による上記棚本体
の該当部位の昇降動作を容易に小さな駆動力で行なうこ
とができることとなるが、更に、上記昇降機構を棚本体
の重心から離せば離す程小さな駆動力でそれが行なえる
ものとなる。
【0013】また複数の前記単位揺動棚を、相互にその
揺動方向を一致させて平行に配列した前記揺動棚に於い
て、複数の単位揺動棚の昇降機構に於ける各偏心カム
を、前記回転軸に、単位揺動棚の数nに応じて、360
/n度づつ位相を変えて取付ける構成を採用することが
でき、このように構成した場合は、複数の昇降機構を駆
動する駆動手段の負担を軽減し、比較的小さな駆動力で
多数の単位揺動棚の棚本体の昇降動作をさせることがで
きるものとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を一実施
例に基づいて添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図
1〜図4は本発明の一実施例を示しており、図1はその
正面図、図2は端部の一つの単位揺動棚のみをヒンジを
省略して示した側面図、図3は一つの単位揺動棚のみを
駆動手段及び昇降機構を省略して示した一部切欠側面
図、図4は全体をヒンジを省略して示した側面図であ
る。
【0015】図1に示すように、単位揺動棚1を、棚本
体2と、該棚本体2をヒンジ3を介してその上に配置す
るベース部材4と、上記棚本体2をヒンジピン3aを回
動中心として回動可能に支持するヒンジ3と、前記棚本
体2の重心を挟んで前記ヒンジ3と反対側の側端下部を
昇降させる昇降機構5とで構成し、3台の上記単位揺動
棚1、1、1を、図4に示すように、各棚本体2の揺動
方向に平行に並べ、かつ各昇降機構5の回転軸5aを相
互に連結し、図1、図2及び図4に示すように、最前端
の単位揺動棚1の昇降機構5の回転軸5aに駆動手段6
を接続したものである。なお図4中、7は上記回転軸5
a、5a相互間を着脱自在に結合する連結手段である。
【0016】前記棚本体2は、図1〜図4に示すよう
に、四段に構成し、各段の載置棚2a、2a…が植物育
成容器をその上に載置して植物類の育成を行ない又はワ
イン類等をその上に載置してその醸成を行なうために使
用する棚となるものである。
【0017】前記ヒンジ3は、図1に示すように、棚本
体2の重心位置、即ち、棚本体2を構成するフレームの
内、中央の縦フレームの位置より一側方向(図1中左
方)に少しずらした位置であって、図3に示すように、
その前後に一個づつ構成する。両ヒンジ3、3は共通の
ヒンジピン3aで構成するものとし、それぞれ棚本体2
の下部の対応する部位から一枚のブラケット3bを垂下
させ、かつ該ブラケット3bを挟むようにベース部材4
の対応する部位から二枚のブラケット3c、3cを立ち
上げ、かつ前記ヒンジピン3aを両方のブラケット3
b、3bに貫通固設し、各他のブラケット3c、3cに
は回転自在に支承させて構成したものである。
【0018】前記昇降機構5は、前記したように、前記
棚本体2の重心を挟んで前記ヒンジ3、3と反対側の側
端下部に構成するものであり、特に図2に示すように、
一対のそれを上記対応する位置に構成する。
【0019】前記各昇降機構5は、図1及び図2に示す
ように、ベース部材4上に前記ヒンジピン3aと平行に
かつ両昇降機構5、5に共通に配した回転軸5aと、該
回転軸5aに固設した偏心カム5bと、上記偏心カム5
bの周端に上方から当接する、前記棚本体2の下部に配
した従動ローラ5cとで構成する。前記回転軸5aは、
その両端付近をベース部材4から各々立ち上げたブラケ
ット5d、5dで回転自在に支持し、前記各従動ローラ
5cは、それぞれ棚本体2の下部から垂下した各一対の
ブラケット5e、5eで回転自在に支持する。
【0020】なおこの例では、上記偏心カム5b、5b
の回転を通じて生じる棚本体2の該当部位の昇降によっ
て、該棚本体2が、5.6度の回動角、即ち、ここでは
その揺動角で揺動するように構成したものである。
【0021】なお又3台の単位揺動棚1、1、1の各昇
降機構5に於ける一対の偏心カム5b、5bは、各昇降
機構5毎に、前記回転軸5aに、単位揺動棚1の数nに
応じて360/n度、即ち、この例では、360/3度
=120度づつ位相を変えて取付けるものである。
【0022】前記駆動手段6は、図1及び図2に示すよ
うに、電動モータ(回転駆動体)6aと、減速機6b
と、該減速機6bの出力軸に固設した鎖車6cと、前記
回転軸5aに固設した鎖車6dと、両鎖車6c、6d間
に掛け渡したチェーン6eとで構成したものであり、両
鎖車6c、6d及びチェーン6eが前記伝達手段を構成
している。なお前記減速機6bは、この例では、1/3
0〜1/100の範囲で減速比を可変としたものであ
り、回転軸5aの回転速度を7.5〜25回転/分の範
囲内で調整可能に構成したものである。
【0023】したがってこの実施例の揺動棚によれば、
前記3台の棚本体2、2、2の載置棚2a、2a…に、
例えば、多数の植物育成容器を載置した上で、前記駆動
手段6を動作させ、単位揺動棚1、1、1の各棚本体2
に前記5.6度の角度範囲での往復回動動作、即ち、揺
動動作を生じさせ、植物の良好な生育を図ることができ
るものである。
【0024】予め減速機6bの減速比を育成対象の植物
の種類等に合わせて調整し、その後、前記駆動手段6の
電動モータ6aを回転駆動させる。該電動モータ6aの
回転出力は前記減速機6bで減速されて出力され、前記
両鎖車6c、6d及びチェーン6eからなる伝達手段を
通じて前記回転軸5aに伝達されることになる、
【0025】上記回転軸5aは、図4に示すように、3
台の単位揺動棚1、1、1の昇降機構5に共通であり、
これが回転すると、それにともなって全昇降機構5、5
…の偏心カム5b、5bが回転し、その周端に当接して
いる従動ローラ5cを昇降動作させることとなる。
【0026】こうして各単位揺動棚1の棚本体2は、前
記ヒンジ3のヒンジピン3aを中心として往復回動動
作、即ち、揺動動作を継続して行なうこととなる。この
揺動角は、前記したように、5.6度に設定してある。
【0027】また前記回転軸5aに、3台の単位揺動棚
1、1、1の1台毎に120度づつ位相を変えて前記各
一対の偏心カム5b、5bが固設してあるので、単位揺
動棚1毎に、その棚本体2は、120度づつ位相を異に
して揺動動作を行なうものである。
【0028】したがってこの実施例の揺動棚では、棚本
体2、2、2を往復直線運動ではなく、前記ヒンジピン
3aを中心とする往復回動動作、即ち、揺動動作をさせ
るものであり、これが前記のように7.5〜25往復回
動/分(7.5〜25回転/分の回転軸5aの回転)の
範囲での動作であるため、前記昇降機構5の偏心カム5
bと従動ローラ5cとの間には昇動作と降動作との転換
時に、急激に逆方向の力が加わってその間が離れたり衝
突したりするようなことはない。
【0029】即ち、偏心カム5bと従動ローラ5c相互
は常時当接状態を維持しており、それ故、相互間に衝撃
の発生、そしてそれに基づく騒音の発生や相互の損傷の
発生等の問題は発生しない。加えて、以上のように滑ら
かな運動をさせることのできるものであるため、各部に
無理な負担や衝撃を与えることがなく、充分に耐久性の
良好なものとなし得るものである。
【0030】また、前記ヒンジ3が棚本体2を、その重
心から若干離れた位置で支持し、昇降機構5を重心を挟
んでヒンジ3と反対側の側端に配したので、昇降機構5
側には比較的小さな重力しかかからず、前記電動モータ
6aの負担が過大にならないようになっている。更に、
前記したように、前記回転軸5aに、単位揺動棚1、
1、1の1台毎に120度づつ位相を変えて前記各一対
の偏心カム5b、5bを固設したので、昇降機構5に於
いて、棚本体2、2、2の昇動作が120度づつ位相を
異にして行なわれることとなり、3台の単位揺動棚1、
1、1を連結したものであっても、前記電動モータ6a
の負担は過大にならない。
【0031】しかしてこの実施例の揺動棚によれば、そ
の動作中、棚本体2、2、2の揺動動作により、植物類
の良好な育成効果又はワイン類の良好な醸成効果を確保
し得、かつ動作中、静穏な状態を保持し得、加えて装置
の耐久性等を充分に確保することができるものである。
【0032】
【発明の効果】したがって本発明の揺動棚によれば、前
記駆動手段で前記昇降機構を動作させ、これによって前
記棚本体の一側部を昇降させることにより、該棚本体に
前記ヒンジピンを中心とした往復回動動作、即ち、揺動
動作を行なわせ、前記棚本体に載置した植物類やワイン
類等の揺動育成や醸成を行なうことができるものであ
る。
【0033】このように本発明の揺動棚では、棚本体を
往復直線運動させるのではなく、前記昇降機構で棚本体
の一側部を昇降させ、これによって該棚本体を前記ヒン
ジピンを中心に往復回動動作させる、即ち、揺動動作さ
せるものであり、この揺動動作がそれに適する適当な速
度での動作であれば、前記昇降機構と棚本体との相互の
接続部間には、昇動作と降動作との転換時に、急激に逆
方向の力が加わるようなことはない。即ち、棚本体側の
接続部には該棚本体の重力による下降方向の力が常に働
いており、他方、昇降機構側の接続部は昇降動作する
が、下降方向に動く場合も棚本体側の接続部の重力によ
る下降速度より遥かに緩やかに動くものであり、それ
故、相互の接続部間に於ける衝撃の発生、そしてそれに
基づく騒音の発生や接続部相互の損傷の発生等の問題は
生じない。
【0034】しかして本発明の揺動棚によれば、その動
作中、棚本体の揺動動作により、植物類の育成効果又は
ワイン類の醸成効果を確保し得、かつ動作中、静穏な状
態を保持し得、加えて装置の耐久性等を充分に確保する
ことができるものである。
【0035】以上の本発明に於いて、前記昇降機構を、
前記ベース部材上に前記ヒンジピンと平行に配した回転
軸と、該回転軸に、これによって回転駆動すべく、固設
した偏心カムと、上記偏心カムの周端に上方から当接す
る従動ローラであって、前記棚本体の下部に配した従動
ローラとで構成し、前記駆動手段を、回転駆動体と、減
速機と、該減速機を介して受け取る前記回転駆動体の回
転駆動力を前記回転軸に伝達する伝達手段とで構成した
場合は、簡明な構成でありながら、棚本体の対応部位を
滑らかに昇降させ、騒音を殆ど発生させずに、前記棚本
体を、前記ヒンジピンを中心として滑らかに往復回動動
作、即ち、揺動動作させることができる。また以上のよ
うに滑らかな運動をさせることができるため、各部に無
理な負担や衝撃を加えることがなく、充分に耐久性を良
好なものとなし得る。
【0036】また以上の揺動棚に於いて、複数の前記単
位揺動棚を、相互にその揺動方向を一致させて平行に配
列し、かつ各単位揺動棚の昇降機構に於ける回転軸を相
互に接続し、更にいずれか一端の単位揺動棚の昇降機構
に於ける回転軸に前記駆動手段を接続した構成を採用し
た場合は、複数の単位揺動棚を一個の駆動手段で揺動動
作させることができ、構成が簡明であるとともに、能率
が良いものとなる。
【0037】更にまた以上の揺動棚に於いて、前記ヒン
ジを、前記棚本体の重心から揺動方向の一方側にずらし
た位置に配し、上記重心を挟んで前記ヒンジの反対側に
前記昇降機構を配する構成を採用した場合は、上記昇降
機構による上記棚本体の該当部位の昇降動作を容易に小
さな駆動力で行なうことができることとなるが、更に、
上記昇降機構を棚本体の重心から離せば離す程小さな駆
動力でそれが行なえるものとなる。
【0038】また複数の前記単位揺動棚を、相互にその
揺動方向を一致させて平行に配列した前記揺動棚に於い
て、複数の単位揺動棚の昇降機構に於ける各偏心カム
を、前記回転軸に、単位揺動棚の数nに応じて、360
/n度づつ位相を変えて取付ける構成を採用した場合
は、複数の昇降機構を駆動する駆動手段の負担を軽減
し、比較的小さな駆動力で多数の単位揺動棚の棚本体の
昇降動作をさせることができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の揺動棚の正面図。
【図2】一実施例の揺動棚に於ける端部の一つの単位揺
動棚のみをヒンジを省略して示した側面図。
【図3】一実施例の揺動棚に於ける一つの単位揺動棚の
みを駆動手段及び昇降機構を省略して示した一部切欠側
面図。
【図4】一実施例の揺動棚の全体をヒンジを省略して示
した側面図。
【符号の説明】
1 単位揺動棚 2 棚本体 2a 載置棚 3 ヒンジ 3a ヒンジピン 3b、3c ブラケット 4 ベース部材 5 昇降機構 5a 回転軸 5b 偏心カム 5c 従動ローラ 5d、5e ブラケット 6 駆動手段 6a 電動モータ(回転駆動体) 6b 減速機 6c、6d 鎖車 6e チェーン 7 連結手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位揺動棚を、 被揺動対象を載置する棚本体と、 上記棚本体を後記ヒンジを介してその上に配置するベー
    ス部材と、 前記棚本体を、上記ベース部材上に、ヒンジピンを回動
    中心として回動可能に支持するヒンジと、 前記棚本体と前記ベース部材との間に配置した昇降機構
    であって、前記棚本体の対応する部位を昇降させる昇降
    機構と、 で構成し、 上記単位揺動棚の昇降機構に、その昇降動作を行なわせ
    るべく駆動する駆動手段を接続した揺動棚。
  2. 【請求項2】 前記昇降機構を、前記ベース部材上に前
    記ヒンジピンと平行に配した回転軸と、該回転軸に、こ
    れによって回転駆動すべく、固設した偏心カムと、上記
    偏心カムの周端に上方から当接する従動ローラであっ
    て、前記棚本体の下部に配した従動ローラとで構成し、 前記駆動手段を、回転駆動体と、減速機と、該減速機を
    介して受け取る前記回転駆動体の回転駆動力を前記回転
    軸に伝達する伝達手段とで構成した請求項1の揺動棚。
  3. 【請求項3】 複数の前記単位揺動棚を、相互にその揺
    動方向を一致させて平行に配列し、かつ各単位揺動棚の
    昇降機構に於ける回転軸を相互に接続し、更にいずれか
    一端の単位揺動棚の昇降機構に於ける回転軸に前記駆動
    手段を接続した請求項2の揺動棚。
  4. 【請求項4】 前記ヒンジを、前記棚本体の重心から揺
    動方向の一方側にずらした位置に配し、上記重心を挟ん
    で前記ヒンジの反対側に前記昇降機構を配した請求項
    1、2又は3の揺動棚。
  5. 【請求項5】 複数の単位揺動棚の昇降機構に於ける各
    偏心カムを、前記回転軸に、単位揺動棚の数nに応じ
    て、360/n度づつ位相を変えて取付けた請求項3の
    揺動棚。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104948425A (zh) * 2015-07-07 2015-09-30 珠海格力电器股份有限公司 压缩机支撑结构
CN108887933A (zh) * 2018-08-23 2018-11-27 中山市美尼亚电器有限公司 一种酒柜及利用酒柜改善酒的存放品质的方法

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