JPH11328371A - 地図デフォルメ方法及び装置及び地図デフォルメプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 背景となる道路の傾きにかかわらず、デフォ
ルメ地図編集後の道路の傾きの変化を抑えることができ
る地図デフォルメ方法及び装置を提供する。 【解決手段】 目標物データを格納するテーブルと道路
等の背景物を表すポリラインデータを格納するテーブル
を備えて、まず、案内する目標物を入力する。次に、道
路の傾きを検出し、その傾きに応じて目標物データ及び
ポリラインデータに対し回転変換を施す。この後、デフ
ォルメ地図編集を行うことで、編集後の道路の傾きの変
化を抑える。デフォルメ地図編集では、入力目標物に対
し、目標物が密集する領域を検出し、この領域内部の目
標物により矩形分割して正規化し、目標物とポリライン
を再配置する。これで目標物の密集領域の面積を大きく
して目標物の密集領域を強調し、文字の重なりを解除す
る。この領域外部の目標物とポリラインも該領域の位
置、サイズに合わせて、更新する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複数の店舗・企業
等の目標物を表す記号と、目標物に関連する文字情報を
動的に配置する地図デフォルメ方法で、ある業種に関す
る店舗・企業情報を、地図を用いて案内する情報案内方
式、またはシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来は、目標物を表す記号と、目標物に
関連する文字情報が、複数存在する場合、それらがお互
いに重なり合わないように、かつ、目標物が多く存在す
る領域を優先して地図編集を行なっていた。

【０００３】具体的には、目標物が多く存在する領域に
おいて、目標物同士の間隔が一定値になるように格子状
に正規化し、さらに、目標物の移動に伴い道路を移動す
ることで、地図編集を実現していた。

【０００４】図１０に従来方法の動作フローを示す。

【０００５】図１０において、目標物テーブル（１０−
１）は、個々の店舗・企業等の目標物の、名称とＸ座標
値とＹ座標値などを格納したテーブルである。また、ポ
リラインテーブル（１０−２）は、道路情報等の開曲線
を表わすベクトルデータを格納したテーブルであり、ポ
リライン構成点の数と、その数に応じた構成点のＸ座標
値とＹ座標値のリストからなる可変項目長テーブルであ
る。

【０００６】まず、Ｐ１０−３の入力処理過程では、利
用者が、地図上に表示すべき目標物名称等の検索条件を
入力する。

【０００７】次に、Ｐ１０−４の密集領域検出処理過程
では、Ｐ１０−３にて入力された検索条件を用いて、目
標物テーブル（１０−１）を参照し、目標物間のユーク
リッド距離に基づき、単純クラスタリング等のクラスタ
リング処理を適用して、目標物が集中している矩形領域
を検出する。

【０００８】次に、Ｐ１０−５の密集領域内部目標物再
配置処理過程では、矩形領域を格子状に分割し、個々の
格子間隔を、正規化することにより、目標物テーブル
（１０−１）の該当目標物のＸ座標値及びＹ座標値を更
新する。

【０００９】次に、Ｐ１０−６の密集領域内部ポリライ
ン再配置処理過程では、Ｐ１０−５における目標物テー
ブルのＸ座標値及びＹ座標値の更新に伴い、目標物とポ
リライン構成点との相対的位置関係を保存するように、
ポリライン構成点のＸ座標値及びＹ座標値を変換するこ
とにより、ポリラインテーブル（１０−２）の該当ポリ
ライン構成点のＸ座標値及びＹ座標値を更新する。

【００１０】次に、Ｐ１０−７の密集領域外部目標物再
配置処理過程では、Ｐ１０−５において、目標物密集領
域の大きさが変化したことを受けて、Ｐ１０−６と同様
の動作により、目標物密集領域外部に存在する目標物の
Ｘ座標値及びＹ座標値を更新する。

【００１１】次に、Ｐ１０−８の密集領域外部ポリライ
ン再配置処理過程では、Ｐ１０−５において、目標物密
集領域の大きさが変化したことを受けて、Ｐ１０−６と
同様の動作により、目標物密集領域外部に存在するポリ
ライン構成点のＸ座標値及びＹ座標値を更新する。

【００１２】次に、Ｐ１０−９の表示処理過程では、Ｐ
１０−５、Ｐ１０−６、Ｐ１０−７、Ｐ１０−８にて更
新した目標物及びポリライン構成点の、Ｘ座標値及びＹ
座標値を用いて、目標物及びポリラインを、ＣＲＴ上の
地図表示画面に出力する。

【００１３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の地図デフォ
ルメ方法では、背景となる道路の傾き度合いにかかわら
ず、目標物同士の間隔を格子状に正規化し、さらに、目
標物の移動に伴い道路を移動していた。

【００１４】そのため、Ｘ軸方向あるいはＹ軸方向に沿
って道路が位置している場合は、編集後の地図において
も、道路の傾きが極端に変化することはなかった。

【００１５】しかし、道路の傾きがＸ軸方向あるいはＹ
軸方向から離れている場合は、編集後の地図において、
道路の傾きが極端に変化することが確認されている。

【００１６】従って、背景となる道路がＸ軸方向あるい
はＹ軸方向に沿うよう補正した後に、従来のデフォルメ
地図編集を行なうような方法が望まれている。

【００１７】本発明は、背景となる道路の傾きにかかわ
らず、デフォルメ地図編集後の道路の傾きの変化を抑え
ることができる地図デフォルメ方法及び装置及び地図デ
フォルメプログラムを記録した記録媒体を提供すること
を課題とする。また、背景となる道路の傾きにかかわら
ず、デフォルメ地図編集後の道路の傾きの変化を抑えつ
つ、地図上における目標物の密度が大きい領域につい
て、文字情報同士の重なりを解除するとともに、目標物
の密度が大きい領域を強調して表示することが可能とな
る地図デフォルメ方法及び装置及び地図デフォルメプロ
グラムを記録した記録媒体を提供することを課題とす
る。

【００１８】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による地図デフォルメ方法は、店舗・企業等
の目標物データを格納する目標物テーブルと、道路情報
等の背景物を表すポリラインデータを格納するポリライ
ンテーブルとを具備し、目標物データとポリラインデー
タを重ね合わせて表示する地図デフォルメ方法におい
て、一つあるいは複数の案内する目標物を入力する入力
処理過程と、道路の傾きを検出する道路傾斜検出処理過
程と、検出された傾きに応じて目標物データ及びポリラ
インデータに対し回転変換を施す回転処理過程と、を有
することを特徴とする。

【００１９】あるいは、店舗・企業等の目標物データを
格納する目標物テーブルと、道路情報等の背景物を表す
ポリラインデータを格納するポリラインテーブルとを具
備し、目標物データとポリラインデータを重ね合わせて
表示する地図デフォルメ方法において、一つあるいは複
数の案内する目標物を入力する入力処理過程と、道路の
傾きを検出する道路傾斜検出処理過程と、検出された傾
きに応じて目標物データ及びポリラインデータに対し回
転変換を施す回転処理過程と、該目標物に対し、該目標
物が密集する領域を検出する密集領域検出処理過程と、
該密集領域内部を、該密集領域内部に位置する目標物に
より矩形分割し、該矩形サイズを正規化し該密集領域内
部に位置する目標物を再配置する密集領域内部目標物再
配置処理過程と、該密集領域内部に位置するポリライン
データに対して、該密集領域内部目標物再配置処理過程
での位置変換処理と同一の処理により該ポリラインデー
タを再配置する密集領域内部ポリライン再配置処理過程
と、該密集領域外部に位置する目標物に対して、該密集
領域の位置及び領域サイズの変更に合わせて位置変換す
る密集領域外部目標物再配置処理過程と、該密集領域外
部に位置するポリラインデータに対して、該密集領域外
部目標物再配置処理過程での位置変換処理と同一の処理
により該ポリラインデータを再配置する密集領域外部ポ
リライン再配置処理過程と、該密集領域内部目標物再配
置処理過程、該密集領域内部ポリライン再配置処理過
程、該密集領域外部目標物再配置処理過程、該密集領域
外部ポリライン再配置処理過程にて再配置された目標物
及びポリラインを表示する表示処理過程と、を有するこ
とを特徴とする。

【００２０】あるいは、店舗・企業等の目標物データを
格納する目標物テーブルと、道路情報等の背景物を表す
ポリラインデータを格納するポリラインテーブルとを具
備し、目標物データとポリラインデータを重ね合わせて
表示する地図デフォルメ方法において、一つあるいは複
数の案内する目標物を入力する入力処理過程と、道路の
傾きを検出する道路傾斜検出処理過程と、検出された傾
きに応じて目標物データ及びポリラインデータに対し回
転変換を施す回転処理過程と、該目標物に対し、該目標
物が密集する領域を検出する密集領域検出処理過程と、
該密集領域内部を、該密集領域内部に位置する目標物に
より矩形分割し、該矩形サイズを正規化し該密集領域内
部に位置する目標物を再配置する密集領域内部目標物再
配置処理過程と、該密集領域内部に位置するポリライン
データに対して、該密集領域内部目標物再配置処理過程
での位置変換処理と同一の処理により該ポリラインデー
タを再配置する密集領域内部ポリライン再配置処理過程
と、該密集領域外部に位置する目標物に対して、該密集
領域の位置及び領域サイズの変更に合わせて位置変換す
る密集領域外部目標物再配置処理過程と、該密集領域外
部に位置するポリラインデータに対して、該密集領域外
部目標物再配置処理過程での位置変換処理と同一の処理
により該ポリラインデータを再配置する密集領域外部ポ
リライン再配置処理過程と、該密集領域検出処理過程に
て検出された目標物密集領域の個数に応じて、該密集領
域内部目標物再配置処理過程と、該密集領域内部ポリラ
イン再配置処理過程と、該密集領域外部目標物再配置処
理過程と、該密集領域外部ポリライン再配置処理過程を
繰り返すためのループ制御処理過程と、該密集領域内部
目標物再配置処理過程、該密集領域内部ポリライン再配
置処理過程、該密集領域外部目標物再配置処理過程、該
密集領域外部ポリライン再配置処理過程にて再配置され
た目標物及びポリラインを表示する表示処理過程と、を
有することを特徴とする。

【００２１】同じく、本発明による地図デフォルメ装置
は、店舗・企業等の目標物データを格納する目標物テー
ブルと、道路情報等の背景物を表すポリラインデータを
格納するポリラインテーブルとを具備し、目標物データ
とポリラインデータを重ね合わせて表示する地図デフォ
ルメ装置において、一つあるいは複数の案内する目標物
を入力する入力処理部と、道路の傾きを検出する道路傾
斜検出処理部と、検出された傾きに応じて目標物データ
及びポリラインデータに対し回転変換を施す回転処理部
と、を具備することを特徴とする。

【００２２】あるいは、店舗・企業等の目標物データを
格納する目標物テーブルと、道路情報等の背景物を表す
ポリラインデータを格納するポリラインテーブルとを具
備し、目標物データとポリラインデータを重ね合わせて
表示する地図デフォルメ装置において、一つあるいは複
数の案内する目標物を入力する入力処理部と、道路の傾
きを検出する道路傾斜検出処理部と、検出された傾きに
応じて目標物データ及びポリラインデータに対し回転変
換を施す回転処理部と、該目標物に対し、該目標物が密
集する領域を検出する密集領域検出処理部と、該密集領
域内部を、該密集領域内部に位置する目標物により矩形
分割し、該矩形サイズを正規化し該密集領域内部に位置
する目標物を再配置する密集領域内部目標物再配置処理
部と、該密集領域内部に位置するポリラインデータに対
して、該密集領域内部目標物再配置処理部での位置変換
処理と同一の処理により該ポリラインデータを再配置す
る密集領域内部ポリライン再配置処理部と、該密集領域
外部に位置する目標物に対して、該密集領域の位置及び
領域サイズの変更に合わせて位置変換する密集領域外部
目標物再配置処理部と、該密集領域外部に位置するポリ
ラインデータに対して、該密集領域外部目標物再配置処
理部での位置変換処理と同一の処理により該ポリライン
データを再配置する密集領域外部ポリライン再配置処理
部と、該密集領域内部目標物再配置処理部、該密集領域
内部ポリライン再配置処理部、該密集領域外部目標物再
配置処理部、該密集領域外部ポリライン再配置処理部に
て再配置された目標物及びポリラインを表示する表示処
理部と、を具備することを特徴とする。

【００２３】あるいは、店舗・企業等の目標物データを
格納する目標物テーブルと、道路情報等の背景物を表す
ポリラインデータを格納するポリラインテーブルとを具
備し、目標物データとポリラインデータを重ね合わせて
表示する地図デフォルメ装置において、一つあるいは複
数の案内する目標物を入力する入力処理部と、道路の傾
きを検出する道路傾斜検出処理部と、検出された傾きに
応じて目標物データ及びポリラインデータに対し回転変
換を施す回転処理部と、該目標物に対し、該目標物が密
集する領域を検出する密集領域検出処理部と、該密集領
域内部を、該密集領域内部に位置する目標物により矩形
分割し、該矩形サイズを正規化し該密集領域内部に位置
する目標物を再配置する密集領域内部目標物再配置処理
部と、該密集領域内部に位置するポリラインデータに対
して、該密集領域内部目標物再配置処理部での位置変換
処理と同一の処理により該ポリラインデータを再配置す
る密集領域内部ポリライン再配置処理部と、該密集領域
外部に位置する目標物に対して、該密集領域の位置及び
領域サイズの変更に合わせて位置変換する密集領域外部
目標物再配置処理部と、該密集領域外部に位置するポリ
ラインデータに対して、該密集領域外部目標物再配置処
理部での位置変換処理と同一の処理により該ポリライン
データを再配置する密集領域外部ポリライン再配置処理
部と、該密集領域検出処理部にて検出された目標物密集
領域の個数に応じて、該密集領域内部目標物再配置処理
部と、該密集領域内部ポリライン再配置処理部と、該密
集領域外部目標物再配置処理部と、該密集領域外部ポリ
ライン再配置処理部における処理を繰り返すためのルー
プ制御処理部と、該密集領域内部目標物再配置処理部、
該密集領域内部ポリライン再配置処理部、該密集領域外
部目標物再配置処理部、該密集領域外部ポリライン再配
置処理部にて再配置された目標物及びポリラインを表示
する表示処理部と、を具備することを特徴とする。

【００２４】同じく、本発明による地図デフォルメプロ
グラムを記録した記録媒体は、店舗・企業等の目標物デ
ータを格納する目標物テーブルと、道路情報等の背景物
を表すポリラインデータを格納するポリラインテーブル
とを具備し、目標物データとポリラインデータを重ね合
わせて表示する地図デフォルメ方法における、一つある
いは複数の案内する目標物を入力する入力処理手順と、
道路の傾きを検出する道路傾斜検出処理手順と、検出さ
れた傾きに応じて目標物データ及びポリラインデータに
対し回転変換を施す回転処理手順と、をコンピュータに
実行させるためのプログラムとして該コンピュータが読
み取りできる記録媒体に記録したことを特徴とする。

【００２５】あるいは、店舗・企業等の目標物データを
格納する目標物テーブルと、道路情報等の背景物を表す
ポリラインデータを格納するポリラインテーブルとを具
備し、目標物データとポリラインデータを重ね合わせて
表示する地図デフォルメ方法における、一つあるいは複
数の案内する目標物を入力する入力処理手順と、道路の
傾きを検出する道路傾斜検出処理手順と、検出された傾
きに応じて目標物データ及びポリラインデータに対し回
転変換を施す回転処理手順と、該目標物に対し、該目標
物が密集する領域を検出する密集領域検出処理手順と、
該密集領域内部を、該密集領域内部に位置する目標物に
より矩形分割し、該矩形サイズを正規化し該密集領域内
部に位置する目標物を再配置する密集領域内部目標物再
配置処理手順と、該密集領域内部に位置するポリライン
データに対して、該密集領域内部目標物再配置処理部で
の位置変換処理と同一の処理により該ポリラインデータ
を再配置する密集領域内部ポリライン再配置処理手順
と、該密集領域外部に位置する目標物に対して、該密集
領域の位置及び領域サイズの変更に合わせて位置変換す
る密集領域外部目標物再配置処理手順と、該密集領域外
部に位置するポリラインデータに対して、該密集領域外
部目標物再配置処理手順での位置変換処理と同一の処理
により該ポリラインデータを再配置する密集領域外部ポ
リライン再配置処理手順と、該密集領域内部目標物再配
置処理手順、該密集領域内部ポリライン再配置処理手
順、該密集領域外部目標物再配置処理手順、該密集領域
外部ポリライン再配置処理手順にて再配置された目標物
及びポリラインを表示する表示処理手順と、をコンピュ
ータに実行させるためのプログラムとして該コンピュー
タが読み取りできる記録媒体に記録した、ことを特徴と
する。

【００２６】あるいは、店舗・企業等の目標物データを
格納する目標物テーブルと、道路情報等の背景物を表す
ポリラインデータを格納するポリラインテーブルとを具
備し、目標物データとポリラインデータを重ね合わせて
表示する地図デフォルメ方法における、一つあるいは複
数の案内する目標物を入力する入力処理手順と、道路の
傾きを検出する道路傾斜検出処理手順と、検出された傾
きに応じて目標物データ及びポリラインデータに対し回
転変換を施す回転処理手順と、該目標物に対し、該目標
物が密集する領域を検出する密集領域検出処理手順と、
該密集領域内部を、該密集領域内部に位置する目標物に
より矩形分割し、該矩形サイズを正規化し該密集領域内
部に位置する目標物を再配置する密集領域内部目標物再
配置処理手順と、該密集領域内部に位置するポリライン
データに対して、該密集領域内部目標物再配置処理部で
の位置変換処理と同一の処理により該ポリラインデータ
を再配置する密集領域内部ポリライン再配置処理手順
と、該密集領域外部に位置する目標物に対して、該密集
領域の位置及び領域サイズの変更に合わせて位置変換す
る密集領域外部目標物再配置処理手順と、該密集領域外
部に位置するポリラインデータに対して、該密集領域外
部目標物再配置処理部での位置変換処理と同一の処理に
より該ポリラインデータを再配置する密集領域外部ポリ
ライン再配置処理手順と、該密集領域検出処理手順にて
検出された目標物密集領域の個数に応じて、該密集領域
内部目標物再配置処理手順と、該密集領域内部ポリライ
ン再配置処理手順と、該密集領域外部目標物再配置処理
手順と、該密集領域外部ポリライン再配置処理手順を繰
り返すためのループ制御処理手順と、該密集領域内部目
標物再配置処理手順、該密集領域内部ポリライン再配置
処理手順、該密集領域外部目標物再配置処理手順、該密
集領域外部ポリライン再配置処理手順にて再配置された
目標物及びポリラインを表示する表示処理手順と、をコ
ンピュータに実行させるためのプログラムとして該コン
ピュータが読み取りできる記録媒体に記録した、ことを
特徴とする。

【００２７】本発明では、上記手段により、背景となる
道路等の傾きを検出し、その傾きに応じて目標物データ
及びポリラインデータに対し回転変換を施した後、デフ
ォルメ地図編集を行うことで、背景となる道路の傾きに
かかわらず、編集後の道路の傾きの変化を抑えることが
できる。また、目標物を表す記号と、目標物に関連する
文字情報が、複数存在する場合、地図上における目標物
の密度が大きい領域については、この領域内部の目標物
により矩形分割して正規化し、この領域の内外の目標物
とポリラインを再配置することで、目標物の密集領域の
面積を大きくすることによって、文字情報同士の重なり
を解除することができるとともに、目標物の密度の大き
い領域を強調して表示することが可能となる。

【００２８】

【発明の実施の形態】以下に、図面を用いて本発明の実
施の形態を説明する。

【００２９】図１、図２、図３、図４、図５、図６に、
本発明の第１の実施形態例を示す。

【００３０】図７に、本発明の第２の実施形態例を示
す。

【００３１】図８に、本発明の第３の実施形態例を示
す。

【００３２】図９に、本発明の第４の実施形態例を示
す。

【００３３】なお、本発明は座標系の種類を問わない
が、これ以降の説明では、直交座標系を用いて説明す
る。

【００３４】（１）実施形態例１ 以下、本発明の第１の実施形態例における動作を図１の
フロー図を用いて説明する。

【００３５】図１において、目標物テーブル（１−１）
は、個々の店舗・企業等の目標物の、名称とＸ座標値と
Ｙ座標値などを格納したテーブルである。また、ポリラ
インテーブル（１−２）は、道路情報等の開曲線を表わ
すベクトルデータを格納したテーブルであり、道路や家
屋や線路や行政界等の属性を区別するための種別、ポリ
ライン構成点の数、構成点のＸ座標値とＹ座標値、のリ
ストからなる可変項目長テーブルである。

【００３６】まず、Ｐ１−３の入力処理過程では、利用
者が、地図上に表示すべき目標物名称等の検索条件を入
力する。

【００３７】次に、Ｐ１−４の道路傾斜検出処理過程で
は、ポリラインテーブル（１−２）を参照して、表示範
囲内に存在するポリライン情報を検索し、その種別が
「道路」であるポリライン情報を抽出して、道路の傾斜
角度を算出する。

【００３８】道路の傾斜角度の算出方法は、図２で示す
ように、次のように行なう。

【００３９】（ａ）ポリラインを、ポリラインを構成す
る線分に分割する。

【００４０】（ｂ）ポリラインを構成する線分全てにつ
いて、（ｂ１）〜（ｂ２）を実行する。

【００４１】（ｂ１）該線分の傾きが正ならば、該線分
とＸ軸との角度を、該線分の傾斜角度とする。

【００４２】（ｂ２）該線分の傾きが負ならば、該線分
を反時計方向に９０度回転させた線分と、Ｘ軸との角度
を、該線分の傾斜角度とする。

【００４３】（ｃ）（ａ）〜（ｂ）を、表示範囲内の
「道路」を示すポリライン全てに適用し、線分の傾斜角
度の値の平均を算出し、これを、道路の傾斜角度とす
る。

【００４４】次に、Ｐ１−５の回転処理過程では、目標
物テーブル（１−１）及びポリラインテーブル（１−
２）を参照し、全ての目標物及びポリライン構成点の座
標値を、Ｐ１−４にて得られた道路の傾斜の値だけ時計
方向に回転変換を施して更新する。

【００４５】次に、Ｐ１−６の密集領域検出処理過程で
は、Ｐ１−３にて入力された検索条件を用いて、目標物
テーブル（１−１）を参照し、目標物間のユークリッド
距離に基づき、単純クラスタリング等のクラスタリング
処理を適用して、目標物が集中している矩形領域を検出
する。

【００４６】次に、Ｐ１−７の密集領域内部目標物再配
置処理過程では、図３で示すように、Ｐ１−６における
目標物が集中している矩形領域内部に存在する目標物の
Ｘ座標値及びＹ座標値を用いて、矩形領域を格子状に分
割し、個々の格子間隔を、次式を用いて正規化すること
により、目標物テーブル（１−１）の該当目標物のＸ座
標値及びＹ座標値を更新する。

【００４７】間隔＝ｍａｘ（矩形領域の高さ，矩形領域
の幅）／（矩形領域内の目標物個数−１） 次に、Ｐ１−８の密集領域内部ポリライン再配置処理過
程では、図４の通り、Ｐ１−７における目標物テーブル
のＸ座標値及びＹ座標値の更新に伴い、目標物とポリラ
イン構成点との相対的位置関係を保存するように、次式
を用いてポリライン構成点のＸ座標値及びＹ座標値を変
換することにより、ポリラインテーブル（１−２）の該
当ポリライン構成点のＸ座標値及びＹ座標値を更新す
る。

【００４８】変換前のポリライン構成点の座標を（ｘ，
ｙ）、変換後のポリライン構成点の座標を（ｘ′，
ｙ′）、変換前の矩形領域を格子状に分割した領域のう
ち、変換前のポリライン構成点が属する領域の左下座標
を（ｌｘ，ｌｙ）、変換前の矩形領域を格子状に分割し
た領域のうち、変換前のポリライン構成点が属する領域
の右上座標を（ｒｘ，ｒｙ）、変換後の矩形領域を格子
状に分割した領域のうち、変換後のポリライン構成点が
属する領域の左下座標を（ｌｘ′，ｌｙ′）、変換後の
矩形領域を格子状に分割した領域のうち、変換後のポリ
ライン構成点が属する領域の右上座標を（ｒｘ′，ｒ
ｙ′）とすると、 ｘ′＝（ｘ−ｌｘ）（ｒｘ′−ｌｘ′）／（ｒｘ−ｌ
ｘ）＋ｌｘ′ ｙ′＝（ｙ−ｌｙ）（ｒｙ′−ｌｙ′）／（ｒｙ−ｌ
ｙ）＋ｌｙ′ である。

【００４９】次に、Ｐ１−９の密集領域外部目標物再配
置処理過程では、図５の通り、Ｐ１−７において、目標
物密集領域の大きさが変化したことを受けて、Ｐ１−８
と同様の動作により、目標物密集領域外部に存在する目
標物のＸ座標値及びＹ座標値を更新する。

【００５０】次に、Ｐ１−１０の密集領域外部ポリライ
ン再配置処理過程では、図６の通り、Ｐ１−７におい
て、目標物密集領域の大きさが変化したことを受けて、
Ｐ１−８と同様の動作により、目標物密集領域外部に存
在するポリライン構成点のＸ座標値及びＹ座標値を更新
する。

【００５１】次に、Ｐ１−１１の表示処理過程では、Ｐ
１−７、Ｐ１−８、Ｐ１−９、Ｐ１−１０にて更新した
目標物及びポリライン構成点のＸ座標値及びＹ座標値
を、Ｐ１−４にて得られた道路の傾斜の値だけ反時計方
向に回転変換を施した値を用いて、目標物及びポリライ
ンを、ＣＲＴ上の地図表示画面に出力する。

【００５２】なお、Ｐ１−４の道路傾斜検出処理過程
は、次のように実現することもできる。

【００５３】ポリラインテーブル（１−２）を参照し
て、表示範囲内に存在するポリライン情報を検索し、そ
の種別が「道路」であるポリライン情報を抽出して、道
路の傾斜角度を算出する。

【００５４】道路の傾斜角度の算出方法は、図２で示す
ように、次のように行なう。

【００５５】（ａ）ポリラインを、ポリラインを構成す
る線分に分割する。

【００５６】（ｂ）ポリラインを構成する線分全てにつ
いて、（ｂ１）〜（ｂ３）を実行する。

【００５７】（ｂ１）該線分の長さがある閾値以上であ
り、かつ、該線分の傾きが正ならば、該線分とＸ軸との
角度を、該線分の傾斜角度とする。

【００５８】（ｂ２）該線分の長さがある閾値以上であ
り、かつ、該線分の傾きが負ならば、該線分を反時計方
向に９０度回転させた線分と、Ｘ軸との角度を、該線分
の傾斜角度とする。

【００５９】（ｂ３）該線分の長さがある閾値より小さ
い場合は、該線分を除外して扱う。

【００６０】（ｃ）（ａ）〜（ｂ）を、表示範囲内の
「道路」を示すポリライン全てに適用し、線分の傾斜角
度の値の平均を算出し、これを、道路の傾斜角度とす
る。

【００６１】また、Ｐ１−４の道路傾斜検出処理過程
は、次のように実現することもできる。

【００６２】ポリラインテーブル（１−２）を参照し
て、表示範囲内に存在するポリライン情報を検索し、そ
の種別が「道路」であるポリライン情報を抽出して、道
路の傾斜角度を算出する。

【００６３】道路の傾斜角度の算出方法は、次のように
行なう。

【００６４】（ａ）要素数が１８１個である配列Ａｒｒ
ａｙ［０］〜Ａｒｒａｙ［１８０］を確保し、Ａｒｒａ
ｙの各要素（Ａｒｒａｙ［０］〜Ａｒｒａｙ［１８
０］）の値を０で初期化する。

【００６５】（ｂ）ポリラインを、ポリラインを構成す
る線分に分割する。

【００６６】（ｃ）ポリラインを構成する線分全てにつ
いて、（ｃ１）〜（ｃ２）を実行する。

【００６７】（ｃ１）該線分と、Ｘ軸との角度（角度の
取りうる値は、０度から１８０度の間とする）Ｔｈｅｔ
ａを求める。

【００６８】（ｃ２）Ａｒｒａｙ［Ｔｈｅｔａ］の値
に、該線分の長さを足し込む。

【００６９】（ｄ）（ｂ）〜（ｃ）を、表示範囲内の
「道路」を示すポリライン全てに適用する。

【００７０】（ｅ）図１１で示すように、Ａｒｒａｙ
［Ｔｈｅｔａ］の値が最大であるようなＴｈｅｔａの値
を検索し、このようなＴｈｅｔａの値を、道路の傾斜と
する。

【００７１】（２）実施形態例２ 本発明の第２の実施形態例は、目標物が集中している領
域が複数個ある場合の例である。以下、本実施形態例に
おける動作フローを図７に示す。

【００７２】本実施形態例は、第１の実施形態例におい
て、目標物密集領域の個数分だけ、Ｐ１−７、Ｐ１−
８、Ｐ１−９、Ｐ１−１０の再配置処理過程を繰り返す
ように、Ｐ７−７ループ制御処理過程を付加する。この
結果、目標物密集領域の個数にかかわらず、目標物の密
集領域を拡大し、かつ、道路情報等の背景物と、目標物
との相対的な位置関係を保存する効果を得ることがで
き、さらに、デフォルメ編集後の道路の傾きの変化を抑
えることができる。

【００７３】なお、図７におけるＰ７−３、Ｐ７−４、
Ｐ７−５、Ｐ７−６、Ｐ７−８、Ｐ７−９、Ｐ７−１
０、Ｐ７−１１、Ｐ７−１２の処理過程は、順に図１に
おけるＰ１−３、Ｐ１−４、Ｐ１−５、Ｐ１−６、Ｐ１
−７、Ｐ１−８、Ｐ１−９、Ｐ１−１０、Ｐ１−１１の
処理過程に対応する。また、７−１は１−１と同様の目
標物テーブル、７−２は１−２と同様のポリラインテー
ブルである。

【００７４】（３）実施形態例３ 本発明の第３の実施形態例は、第１の実施形態例で説明
した地図デフォルメ方法を装置にて実現する手段を示
す。本実施形態例における地図デフォルメ装置の機能ブ
ロック図を図８に示す。

【００７５】８−１は、目標物データを格納する目標物
テーブルである。

【００７６】８−２は、ポリラインデータを格納するポ
リラインテーブルである。

【００７７】８−３は、本発明の地図デフォルメ処理を
実行する制御部である。

【００７８】８−４は、入力処理過程（Ｐ１−３）と同
一の処理を行なう入力処理部である。

【００７９】８−５は、道路傾斜検出処理過程（Ｐ１−
４）と同一の処理を行なう道路傾斜検出処理部である。

【００８０】８−６は、回転処理過程（Ｐ１−５）と同
一の処理を行なう回転処理部である。

【００８１】８−７は、密集領域検出処理過程（Ｐ１−
６）と同一の処理を行なう密集領域検出処理部である。

【００８２】８−８は、密集領域内部目標物再配置処理
過程（Ｐ１−７）と同一の処理を行なう密集領域内部目
標物再配置処理部である。

【００８３】８−９は、密集領域内部ポリライン再配置
処理過程（Ｐ１−８）と同一の処理を行なう密集領域内
部ポリライン再配置処理部である。

【００８４】８−１０は、密集領域外部目標物再配置処
理過程（Ｐ２−９）と同一の処理を行なう密集領域外部
目標物再配置処理部である。

【００８５】８−１１は、密集領域外部ポリライン再配
置処理過程（Ｐ２−１０）と同一の処理を行なう密集領
域外部ポリライン再配置処理部である。

【００８６】８−１２は、表示処理過程（Ｐ２−１１）
と同一の処理を行なう表示処理部である。

【００８７】上記の機能構成にて、図１と同様の処理を
行なうことにより、本発明が実現できる。

【００８８】（４）実施形態例４ 本発明の第４の実施形態例は、第２の実施形態例で説明
した地図デフォルメ方法を装置にて実現する手段を示
す。本実施形態例における地図デフォルメ装置の機能ブ
ロック図を図９に示す。

【００８９】９−１は、目標物データを格納する目標物
テーブルである。

【００９０】９−２は、ポリラインデータを格納するポ
リラインテーブルである。

【００９１】９−３は、本発明の地図デフォルメ処理を
実行する制御部である。

【００９２】９−４は、入力処理過程（Ｐ７−３）と同
一の処理を行なう入力処理部である。

【００９３】９−５は、道路傾斜検出処理過程（Ｐ７−
４）と同一の処理を行なう道路傾斜検出処理部である。

【００９４】９−６は、回転処理過程（Ｐ７−５）と同
一の処理を行なう回転処理部である。

【００９５】９−７は、密集領域検出処理過程（Ｐ７−
６）と同一の処理を行なう密集領域検出処理部である。

【００９６】９−８は、目標物密集領域の個数分だけ７
−８、７−９、７−１０、７−１１の再配置処理過程を
繰り返すためのループ制御処理過程（Ｐ７−７）と同一
の処理を行なうループ制御処理部である。

【００９７】９−９は、密集領域内部目標物再配置処理
過程（Ｐ７−８）と同一の処理を行なう密集領域内部目
標物再配置処理部である。

【００９８】９−１０は、密集領域内部ポリライン再配
置処理過程（Ｐ７−９）と同一の処理を行なう密集領域
内部ポリライン再配置処理部である。

【００９９】９−１１は、密集領域外部目標物再配置処
理過程（Ｐ７−１０）と同一の処理を行なう密集領域外
部目標物再配置処理部である。

【０１００】９−１２は、密集領域外部ポリライン再配
置処理過程（Ｐ７−１１）と同一の処理を行なう密集領
域外部ポリライン再配置処理部である。

【０１０１】９−１３は、表示処理過程（Ｐ７−１２）
と同一の処理を行なう表示処理部である。

【０１０２】上記の機能構成にて、図７と同様の処理を
行なうことにより、本発明が実現できる。

【０１０３】なお、本発明は、記録媒体を読み取るため
の読取装置と、記録媒体から読み取ったプログラムや地
図データ、目標物テーブル、ポリラインテーブル等を格
納しそれを自由に読み出し可能なメモリ装置と、各種の
処理を行なう際に必要なデータを保持するためのバッフ
ァやそれに準ずる装置と、その処理の過程で必要な情報
や地図等を表示するためのディスプレイ等の出力装置
と、検索条件等の必要な指示を与えるためのキーボード
やマウス等の入力装置とを備え、それらのメモリ装置、
バッファ、出力装置及び入力装置等を上記プログラムに
よって予め定められた手順に基づいて制御するコンピュ
ータやそれに準ずる装置により、図１〜図９を用いて説
明した本発明の実施形態例の各過程または各部での処理
の手順ないしアルゴリズムを適宜実行することが可能で
あり、その手順ないしアルゴリズムをコンピュータ等に
実行させるためのプログラムを上記読取装置が読み取り
可能な記録媒体、例えばフロッピーディスクやメモリカ
ード、ＭＯ、ＣＤ、ＤＶＤ等に記録して配布することが
可能である。

【０１０４】

【発明の効果】本発明により、画面上において、目標物
が集中している領域を、その領域の目標物の密度に応じ
て、画面表示面積を大きく割り当てるようなデフォルメ
地図を動的に作成することができる。この手法は、従来
人手にて作成されることの多かった繁華街や駅前等の店
舗・企業案内地図の自動作成システム等に広く応用する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施形態例を示す動作フロー図
である。

【図２】（ａ），（ｂ）は、道路の傾斜の算出方法の例
を示す図である。

【図３】目標物が集中している矩形領域内部に存在する
目標物のＸ座標間隔及びＹ座標間隔の正規化処理の例を
示す図である。

【図４】目標物が集中している矩形領域内部に存在する
ポリラインの配置処理の例を示すである。

【図５】目標物が集中している矩形領域外部に存在する
目標物の配置処理の例を示すである。

【図６】目標物が集中している矩形領域外部に存在する
ポリラインの配置処理の例を示す図である。

【図７】本発明の第２の実施形態例を示す、目標物が集
中している領域が複数個存在する場合の動作フロー図で
ある。

【図８】本発明の第３の実施形態例を示す地図デフォル
メ装置の機能ブロック図である。

【図９】本発明の第４の実施形態例を示す地図デフォル
メ装置の機能ブロック図である。

【図１０】従来方法での動作フロー図である。

【図１１】道路の傾斜角度の算出方法の例を示す図であ
る。

【符号の説明】

１−１、７−１…目標物テーブル １−２、７−２…ポリラインテーブル Ｐ１−３、Ｐ７−３…入力処理過程 Ｐ１−４、Ｐ７−４…道路傾斜検出処理過程 Ｐ１−５、Ｐ７−５…回転処理過程 Ｐ１−６、Ｐ７−６…密集領域検出処理過程 Ｐ１−７、Ｐ７−８…密集領域内部目標物再配置処理過
程 Ｐ１−８、Ｐ７−９…密集領域内部ポリライン再配置処
理過程 Ｐ１−９、Ｐ７−１０…密集領域外部目標物再配置処理
過程 Ｐ１−１０、Ｐ７−１１…密集領域外部ポリライン再配
置処理過程 Ｐ１−１１、Ｐ７−１２…表示処理過程 Ｐ７−７…ループ制御処理過程 ８−１、９−１…目標物テーブル ８−２、９−２…ポリラインテーブル ８−３、９−３…制御部 ８−４、９−４…入力処理部 ８−５、９−５…道路傾斜検出処理部 ８−６、９−６…回転処理部 ８−７、９−７…密集領域検出処理部 ８−８、９−９…密集領域内部目標物再配置処理部 ８−９、９−１０…密集領域内部ポリライン再配置処理
部 ８−１０、９−１１…密集領域外部目標物再配置処理部 ８−１１、９−１２…密集領域外部ポリライン再配置処
理部 ８−１２、９−１３…表示処理部 ９−８…ループ制御処理部

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 店舗・企業等の目標物データを格納する
   目標物テーブルと、 道路情報等の背景物を表すポリラインデータを格納する
   ポリラインテーブルとを具備し、 目標物データとポリラインデータを重ね合わせて表示す
   る地図デフォルメ方法において、 一つあるいは複数の案内する目標物を入力する入力処理
   過程と、 道路の傾きを検出する道路傾斜検出処理過程と、 検出された傾きに応じて目標物データ及びポリラインデ
   ータに対し回転変換を施す回転処理過程と、 を有することを特徴とする地図デフォルメ方法。
2. 【請求項２】 店舗・企業等の目標物データを格納する
   目標物テーブルと、 道路情報等の背景物を表すポリラインデータを格納する
   ポリラインテーブルとを具備し、 目標物データとポリラインデータを重ね合わせて表示す
   る地図デフォルメ方法において、 一つあるいは複数の案内する目標物を入力する入力処理
   過程と、 道路の傾きを検出する道路傾斜検出処理過程と、 検出された傾きに応じて目標物データ及びポリラインデ
   ータに対し回転変換を施す回転処理過程と、 該目標物に対し、該目標物が密集する領域を検出する密
   集領域検出処理過程と、 該密集領域内部を、該密集領域内部に位置する目標物に
   より矩形分割し、該矩形サイズを正規化し該密集領域内
   部に位置する目標物を再配置する密集領域内部目標物再
   配置処理過程と、 該密集領域内部に位置するポリラインデータに対して、
   該密集領域内部目標物再配置処理過程での位置変換処理
   と同一の処理により該ポリラインデータを再配置する密
   集領域内部ポリライン再配置処理過程と、 該密集領域外部に位置する目標物に対して、該密集領域
   の位置及び領域サイズの変更に合わせて位置変換する密
   集領域外部目標物再配置処理過程と、 該密集領域外部に位置するポリラインデータに対して、
   該密集領域外部目標物再配置処理過程での位置変換処理
   と同一の処理により該ポリラインデータを再配置する密
   集領域外部ポリライン再配置処理過程と、 該密集領域内部目標物再配置処理過程、該密集領域内部
   ポリライン再配置処理過程、該密集領域外部目標物再配
   置処理過程、該密集領域外部ポリライン再配置処理過程
   にて再配置された目標物及びポリラインを表示する表示
   処理過程と、を有することを特徴とする地図デフォルメ
   方法。
3. 【請求項３】 店舗・企業等の目標物データを格納する
   目標物テーブルと、 道路情報等の背景物を表すポリラインデータを格納する
   ポリラインテーブルとを具備し、 目標物データとポリラインデータを重ね合わせて表示す
   る地図デフォルメ方法において、 一つあるいは複数の案内する目標物を入力する入力処理
   過程と、 道路の傾きを検出する道路傾斜検出処理過程と、 検出された傾きに応じて目標物データ及びポリラインデ
   ータに対し回転変換を施す回転処理過程と、 該目標物に対し、該目標物が密集する領域を検出する密
   集領域検出処理過程と、 該密集領域内部を、該密集領域内部に位置する目標物に
   より矩形分割し、該矩形サイズを正規化し該密集領域内
   部に位置する目標物を再配置する密集領域内部目標物再
   配置処理過程と、 該密集領域内部に位置するポリラインデータに対して、
   該密集領域内部目標物再配置処理過程での位置変換処理
   と同一の処理により該ポリラインデータを再配置する密
   集領域内部ポリライン再配置処理過程と、 該密集領域外部に位置する目標物に対して、該密集領域
   の位置及び領域サイズの変更に合わせて位置変換する密
   集領域外部目標物再配置処理過程と、 該密集領域外部に位置するポリラインデータに対して、
   該密集領域外部目標物再配置処理過程での位置変換処理
   と同一の処理により該ポリラインデータを再配置する密
   集領域外部ポリライン再配置処理過程と、 該密集領域検出処理過程にて検出された目標物密集領域
   の個数分だけ、該密集領域内部目標物再配置処理過程
   と、該密集領域内部ポリライン再配置処理過程と、該密
   集領域外部目標物再配置処理過程と、該密集領域外部ポ
   リライン再配置処理過程を繰り返すためのループ制御処
   理過程と、 該密集領域内部目標物再配置処理過程、該密集領域内部
   ポリライン再配置処理過程、該密集領域外部目標物再配
   置処理過程、該密集領域外部ポリライン再配置処理過程
   にて再配置された目標物及びポリラインを表示する表示
   処理過程と、 を有することを特徴とする地図デフォルメ方法。
4. 【請求項４】 店舗・企業等の目標物データを格納する
   目標物テーブルと、 道路情報等の背景物を表すポリラインデータを格納する
   ポリラインテーブルとを具備し、 目標物データとポリラインデータを重ね合わせて表示す
   る地図デフォルメ装置において、 一つあるいは複数の案内する目標物を入力する入力処理
   部と、 道路の傾きを検出する道路傾斜検出処理部と、 検出された傾きに応じて目標物データ及びポリラインデ
   ータに対し回転変換を施す回転処理部と、 を具備することを特徴とする地図デフォルメ装置。
5. 【請求項５】 店舗・企業等の目標物データを格納する
   目標物テーブルと、 道路情報等の背景物を表すポリラインデータを格納する
   ポリラインテーブルとを具備し、 目標物データとポリラインデータを重ね合わせて表示す
   る地図デフォルメ装置において、 一つあるいは複数の案内する目標物を入力する入力処理
   部と、 道路の傾きを検出する道路傾斜検出処理部と、 検出された傾きに応じて目標物データ及びポリラインデ
   ータに対し回転変換を施す回転処理部と、 該目標物に対し、該目標物が密集する領域を検出する密
   集領域検出処理部と、 該密集領域内部を、該密集領域内部に位置する目標物に
   より矩形分割し、該矩形サイズを正規化し該密集領域内
   部に位置する目標物を再配置する密集領域内部目標物再
   配置処理部と、 該密集領域内部に位置するポリラインデータに対して、
   該密集領域内部目標物再配置処理部での位置変換処理と
   同一の処理により該ポリラインデータを再配置する密集
   領域内部ポリライン再配置処理部と、 該密集領域外部に位置する目標物に対して、該密集領域
   の位置及び領域サイズの変更に合わせて位置変換する密
   集領域外部目標物再配置処理部と、 該密集領域外部に位置するポリラインデータに対して、
   該密集領域外部目標物再配置処理部での位置変換処理と
   同一の処理により該ポリラインデータを再配置する密集
   領域外部ポリライン再配置処理部と、 該密集領域内部目標物再配置処理部、該密集領域内部ポ
   リライン再配置処理部、該密集領域外部目標物再配置処
   理部、該密集領域外部ポリライン再配置処理部にて再配
   置された目標物及びポリラインを表示する表示処理部
   と、 を具備することを特徴とする地図デフォルメ装置。
6. 【請求項６】 店舗・企業等の目標物データを格納する
   目標物テーブルと、 道路情報等の背景物を表すポリラインデータを格納する
   ポリラインテーブルとを具備し、 目標物データとポリラインデータを重ね合わせて表示す
   る地図デフォルメ装置において、 一つあるいは複数の案内する目標物を入力する入力処理
   部と、 道路の傾きを検出する道路傾斜検出処理部と、 検出された傾きに応じて目標物データ及びポリラインデ
   ータに対し回転変換を施す回転処理部と、 該目標物に対し、該目標物が密集する領域を検出する密
   集領域検出処理部と、 該密集領域内部を、該密集領域内部に位置する目標物に
   より矩形分割し、該矩形サイズを正規化し該密集領域内
   部に位置する目標物を再配置する密集領域内部目標物再
   配置処理部と、 該密集領域内部に位置するポリラインデータに対して、
   該密集領域内部目標物再配置処理部での位置変換処理と
   同一の処理により該ポリラインデータを再配置する密集
   領域内部ポリライン再配置処理部と、 該密集領域外部に位置する目標物に対して、該密集領域
   の位置及び領域サイズの変更に合わせて位置変換する密
   集領域外部目標物再配置処理部と、 該密集領域外部に位置するポリラインデータに対して、
   該密集領域外部目標物再配置処理部での位置変換処理と
   同一の処理により該ポリラインデータを再配置する密集
   領域外部ポリライン再配置処理部と、 該密集領域検出処理部にて検出された目標物密集領域の
   個数分だけ、該密集領域内部目標物再配置処理部と、該
   密集領域内部ポリライン再配置処理部と、該密集領域外
   部目標物再配置処理部と、該密集領域外部ポリライン再
   配置処理部における処理を繰り返すためのループ制御処
   理部と、 該密集領域内部目標物再配置処理部、該密集領域内部ポ
   リライン再配置処理部、該密集領域外部目標物再配置処
   理部、該密集領域外部ポリライン再配置処理部にて再配
   置された目標物及びポリラインを表示する表示処理部
   と、 を具備することを特徴とする地図デフォルメ装置。
7. 【請求項７】 店舗・企業等の目標物データを格納する
   目標物テーブルと、 道路情報等の背景物を表すポリラインデータを格納する
   ポリラインテーブルとを具備し、 目標物データとポリラインデータを重ね合わせて表示す
   る地図デフォルメ方法における、 一つあるいは複数の案内する目標物を入力する入力処理
   手順と、 道路の傾きを検出する道路傾斜検出処理手順と、 検出された傾きに応じて目標物データ及びポリラインデ
   ータに対し回転変換を施す回転処理手順と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムとして該
   コンピュータが読み取りできる記録媒体に記録した、 ことを特徴とする地図デフォルメプログラムを記録した
   記録媒体。
8. 【請求項８】 店舗・企業等の目標物データを格納する
   目標物テーブルと、 道路情報等の背景物を表すポリラインデータを格納する
   ポリラインテーブルとを具備し、 目標物データとポリラインデータを重ね合わせて表示す
   る地図デフォルメ方法における、 一つあるいは複数の案内する目標物を入力する入力処理
   手順と、 道路の傾きを検出する道路傾斜検出処理手順と、 検出された傾きに応じて目標物データ及びポリラインデ
   ータに対し回転変換を施す回転処理手順と、 該目標物に対し、該目標物が密集する領域を検出する密
   集領域検出処理手順と、 該密集領域内部を、該密集領域内部に位置する目標物に
   より矩形分割し、該矩形サイズを正規化し該密集領域内
   部に位置する目標物を再配置する密集領域内部目標物再
   配置処理手順と、 該密集領域内部に位置するポリラインデータに対して、
   該密集領域内部目標物再配置処理部での位置変換処理と
   同一の処理により該ポリラインデータを再配置する密集
   領域内部ポリライン再配置処理手順と、 該密集領域外部に位置する目標物に対して、該密集領域
   の位置及び領域サイズの変更に合わせて位置変換する密
   集領域外部目標物再配置処理手順と、 該密集領域外部に位置するポリラインデータに対して、
   該密集領域外部目標物再配置処理手順での位置変換処理
   と同一の処理により該ポリラインデータを再配置する密
   集領域外部ポリライン再配置処理手順と、 該密集領域内部目標物再配置処理手順、該密集領域内部
   ポリライン再配置処理手順、該密集領域外部目標物再配
   置処理手順、該密集領域外部ポリライン再配置処理手順
   にて再配置された目標物及びポリラインを表示する表示
   処理手順と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムとして該
   コンピュータが読み取りできる記録媒体に記録した、 ことを特徴とする地図デフォルメプログラムを記録した
   記録媒体。
9. 【請求項９】 店舗・企業等の目標物データを格納する
   目標物テーブルと、 道路情報等の背景物を表すポリラインデータを格納する
   ポリラインテーブルとを具備し、 目標物データとポリラインデータを重ね合わせて表示す
   る地図デフォルメ方法における、 一つあるいは複数の案内する目標物を入力する入力処理
   手順と、 道路の傾きを検出する道路傾斜検出処理手順と、 検出された傾きに応じて目標物データ及びポリラインデ
   ータに対し回転変換を施す回転処理手順と、 該目標物に対し、該目標物が密集する領域を検出する密
   集領域検出処理手順と、 該密集領域内部を、該密集領域内部に位置する目標物に
   より矩形分割し、該矩形サイズを正規化し該密集領域内
   部に位置する目標物を再配置する密集領域内部目標物再
   配置処理手順と、 該密集領域内部に位置するポリラインデータに対して、
   該密集領域内部目標物再配置処理部での位置変換処理と
   同一の処理により該ポリラインデータを再配置する密集
   領域内部ポリライン再配置処理手順と、 該密集領域外部に位置する目標物に対して、該密集領域
   の位置及び領域サイズの変更に合わせて位置変換する密
   集領域外部目標物再配置処理手順と、 該密集領域外部に位置するポリラインデータに対して、
   該密集領域外部目標物再配置処理部での位置変換処理と
   同一の処理により該ポリラインデータを再配置する密集
   領域外部ポリライン再配置処理手順と、 該密集領域検出処理手順にて検出された目標物密集領域
   の個数分だけ、該密集領域内部目標物再配置処理手順
   と、該密集領域内部ポリライン再配置処理手順と、該密
   集領域外部目標物再配置処理手順と、該密集領域外部ポ
   リライン再配置処理手順を繰り返すためのループ制御処
   理手順と、 該密集領域内部目標物再配置処理手順、該密集領域内部
   ポリライン再配置処理手順、該密集領域外部目標物再配
   置処理手順、該密集領域外部ポリライン再配置処理手順
   にて再配置された目標物及びポリラインを表示する表示
   処理手順と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムとして該
   コンピュータが読み取りできる記録媒体に記録した、 ことを特徴とする地図デフォルメプログラムを記録した
   記録媒体。