JPH11327682A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH11327682A
JPH11327682A JP10131470A JP13147098A JPH11327682A JP H11327682 A JPH11327682 A JP H11327682A JP 10131470 A JP10131470 A JP 10131470A JP 13147098 A JP13147098 A JP 13147098A JP H11327682 A JPH11327682 A JP H11327682A
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JP10131470A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Utsuki
利之 宇津木
Takashi Yamamoto
俊 山本
Seiki Izawa
清貴 井澤
Kenta Kumagai
健太 熊谷
Taisuke Kajima
泰介 鹿島
Shigeki Masaji
茂貴 政次
Tsukasa Ariyoshi
司 有吉
Atsuhiko Urushibara
篤彦 漆原
Hiroshi Suso
公士 須曽
Minoru Ikeda
稔 池田
Mitsuo Miyamoto
光男 宮本
Toshio Mori
俊夫 森
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増やすことなく多様なオフイス環
境に簡単に対応させることができる情報処理装置を提供
する。 【解決手段】 実質的に直方体の筐体単体200、また
は複数個連結して構成する情報処理装置1の1つの側
面、または連続する筐体面に複数の薄い板状のブロック
300を配列したブロック配置面302を備え、 この
ブロック配置面302を、前記筐体面または開閉ドア2
20の横幅と一致するように設け、ブロック300の外
観形状を正方形とするとともに、ブロック300の間に
隙間303を設けて並設した状態でその並設された複数
のブロック300の横幅が、ブロック配置面303の横
幅と一致するように、1つのブロック300の大きさを
設定し、更にブロックの表面に、ブロックを90度回転
させた状態でその模様が異なる凹凸模様設けるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
電子機器、通信機器等の情報処理装置に係り、特に、機
器を箱型の筐体に内蔵させた大型の情報処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】大型の処理装置、例えば、ホストコンピ
ュータ等の大型の中央処理装置においては、システムが
大型となるため、装置の運搬や組立性を考慮して、縦長
で箱型の筐体を複数連接することで1つのコンピュータ
システムを構築している。これら大型情報処理装置の筐
体は、メンテナンス性、電波シールド、強度を考慮して
金属材料で形成された開閉ドアで、その周囲を構成して
いる。
【0003】例えば、これら従来例は、特開平6―95
759号、特開平7―261872号、特開平9―34
587号等に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、ホフイス環境が
重要視され、単に内部基板等を安全に収納すれば足りて
いた前記大型処理装置においても、デザインが注目され
ている。特に、この種の大型情報処理装置は、高性能化
され、しかも高額であるために、企業のステイタスとし
ても評価され、時には前記大型情報処理装置を備えたホ
ストコンピュータ室を一般に公開する事業所も現れてい
る。したがって、大型情報処理装置を導入する企業にお
いては、性能はもとより、各企業のオフイス環境に対応
可能なデザインへの要望が強くなっている。
【0005】しかしながら、これら大型情報処理装置に
おいては、筐体を金属材料で形成しているために、デザ
インの自由度がなく、顧客の多様なニーズに対応するこ
とが難しく、筐体への塗装や部分的な造形処理に独自性
を出していた。
【0006】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、部品点数を増やすことな
く多様なオフイス環境に簡単に対応させることができる
情報処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、前記目的を達成するために、 実質的に直方体から
なる筐体単体、または単位筐体を複数個連結して構成す
る情報処理装置において、前記筐体の少なくとも1つの
側面、または連続する筐体面に複数の薄い板状のブロッ
クを配列したブロック配置面を備え、 このブロック配
置面を、前記1つの側面を構成する筐体面または開閉ド
アの横幅と一致するように設け、前記ブロックの外観形
状を正方形とするとともに、該ブロックの間に隙間を設
けて並設した状態でその並設された複数のブロックの横
幅が、前記ブロック配置面の横幅と一致するように、1
つのブロックの横幅の大きさを設定し、更に前記ブロッ
クの表面に、ブロックを90度回転させた状態でその模
様が異なる凹凸模様設けるようにする。更に良好なもの
は、前記複数のブロックを板状のブロック取付板を介し
て筐体に取付る。この場合前記ブロックの裏面に前記ブ
ロック取付板に取付けるための取付部を設け、前記ブロ
ック取付部には、前記筐体に取付けるための取付部と、
前記ブロック取付部を取付けるための取付部と、前記ブ
ロックの所定の方向以外の取付けを防止する防止手段を
備えるようにする。
【0008】更に、前記ブロックは同一の大きさで構成
し、ブロックの間に形成される前記隙間を格子状に構成
する。あるいは、前記ブロック配置面に少なくとも2つ
の大きさの異なるブロックを設け、前記大きなブロック
の横幅を、その間に隙間が形成される2枚のブロックの
横幅と一致する大きさに設定するようにする。
【0009】更に、前記ブロックの凹凸模様を波型で形
成する。また更に、前記ブロックを色の異なるブロック
で構成し、すくなくとも1つの色を、色相、明度、彩度
の中で色相を共通させ、更に明度または彩度の一方を、
ブロック配置面の周囲の筐体の色と共通するようにす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図19を参照して、
本発明に係る実施形態を説明する。
【0011】(第1の実施の形態)図1〜図12は、本
発明の情報処理装置に係る中央処理装置を示したもので
ある。先ず、図1を参照して、本実施の形態に係る中央
処理装置の概略構造を説明する。図1は、中央処理装置
の斜視図を示したものである。
【0012】先ず、符号1で示す中央処理装置は、大規
模な数値シミュレーションを超高速で実行することがで
き、ベクトル型スーパーコンピュータとしての使い方や
並列コンピュータとしての使い方も可能な技術計算用コ
ンピュータであり、該中央処理装置1の入出力を統括す
るIO筐体100と、演算処理を実行するPP筐体20
0とから構成される。なお、前記PP筐体200は複数
並列設置することが可能である。この実施の形態は、1
対のIO筐体とPP筐体200の組合わせを示してい
る。
【0013】前記IO筐体100とPP筐体200は、
共に、実質的に直方体からなる縦長の直方体形状で構成
され、互いの1側面を連結されて、奥行が薄く横に長い
中央処理装置1を構成している。そして、両側の側面に
は、曲面で形成された側板110と側板210が取付け
られて、前記中央処理装置1の全体形状を箱型筐体の印
象を打ち消すようなラウンド形状としている。
【0014】また、前記中央処理装置1の前面及び背面
は複数のドアで構成される。即ち、前記IO筐体100
の前面は、開閉ドア120と開閉ドア121とスライド
ドア122とから構成され、前記PP筐体の前面は、開
閉ドア220と開閉ドア221とから構成される。な
お、図1では、示していないが、中央処理装置1の背面
は、その前面と対象のドア構成となるようにしている。
【0015】また、前記IO筐体100とPP筐体20
0の上面は、その中央に網で構成された通風穴131、
231を備えた天板130と天板230で構成される。
【0016】そして、この中央処理装置1の大きな特徴
は、前記PP筐体200の前記開閉ドア220と221
に符号300で総括的に示す複数のブロックを設けてい
る点である。前記ブロック300は、正面形状を正方形
状とする樹脂材料で形成した薄い成形品であり、その表
面に90度回転させて取付けるとその模様が取付け状態
で異なるような凹凸模様が施されている。この実施形態
では、図において斜め線で略式的に示した斜め波模様を
備えたブロック300Aと、横線または縦線で略式的に
示したブロックの辺と平行な波模様を備えたブロック3
00Bと、前記ブロック300A、300Bの略4枚分
の大きさを備え、かつ前記ブロック300Bと同様な波
模様を表面に備えたブロック300Cの3種類のブロッ
ク300を組み合わせることで多様なデザインを作り出
すことができる。
【0017】例えば、前記ブロック300Aは90度回
転させることで右肩上がりと、右肩下がりを選択するこ
とができる。またブロック300B、とブロック300
Cは90度回転させるとにより縦模様と横模様を選択す
ることができる。これらブロック300の表面に施され
た凹凸模様は90度回転させることで光の反射が異なる
ので違った印象、「色合い」が異なって見えるので、1
つのブロック300を回転させることで2種類の違った
印象を出すことができる。
【0018】更に、この実施形態では、前記3種類のブ
ロック300の色を異なった色としているので、3つの
ブロックを組み合わせることで多様な「色」の組合わせ
が可能である。しかも、ブロック300Cは大きさを他
とブロックと違わせているので、組合わせにアクセント
を持たせて、更なる多様な組合わせが可能である。
【0019】以下、図2〜図12を参照して、本実施形
態の中央処理装置1を更に詳細に説明する。
【0020】先ず、図2を参照して、中央処理装置1の
筐体構造を説明する。図2は中央処理装置の部品構成図
である。この実施の形態では、IO筐体100及びPP
筐体200の強度部材として断面が「ロ型」の中空鋼材
で直方体の各辺を構成し、それぞれの鋼材を溶接で結合
した骨格筐体101及び201を採用している。この各
骨組筐体101及び201の内部の前面側に複数の基板
を収納する制御基板部102及び202を設け、その後
方に前記制御基板部102及び202の配線を行う配線
部103及び203を設け、最下部に電源部104及び
204を配置している。
【0021】本実施形態では、前記骨格筐体101及び
201を通常のエレベータに積載可能な大きさに設定し
ている。これにより、出荷時に前記骨組筐体101及び
201に各種装置を組立てた状態まで行い、全体の組立
ては設置されるコンピュータ室等で行うようにする。
【0022】この設置場所での組立てでは、先ず、前記
連結される骨組筐体101と201同士をネジ等を介し
て連結し、前記IO筐体100とPP筐体200の結線
を行うことができるので、配線作業を外部筐体に邪魔さ
れることなく行えるから容易に行うことができる。
【0023】次に、前記骨組筐体101及び201に、
側板110及び210、更に天板130及び230をネ
ジ等を介して取付ける。そして、前記骨組筐体101及
び201に、図示しないヒンジ取付部材を各骨組筐体1
01及び201の両側に取付けて、前記複数の開閉ドア
及びスライドドアを取付けるようにする。ここで、前記
ヒンジ取付部材は各骨組筐体101及び201の両側に
取付けられ、各開閉ドアが両側ヒンジの観音開きとなる
ように取付ける。なお、前記説明では、現場での組立て
作業を説明したが、もちろん、工場で組立てを完了し
て、現場まで搬送し、設置することでもよい。
【0024】次に、図3を参照して、中央処理装置1の
外観の寸法体系を説明する。図3は中央処理装置1の外
観図であり、(a)図が平面図、(b)図が正面図、
(c)図が右側面図を示している。
【0025】本実施の形態では、中央処理装置1の高さ
H1を1784.5mm、横幅W1を2516mm、奥
行D1を1060mmに設定している。また、IO筐体
の横幅W10を950mm、PP筐体の横幅W20を1
150mmに設定し、各筐体に取付けられる開閉ドアの
高さH2を1721mmとし、開閉ドア120の横幅W
11を652mm、開閉ドア121の横幅W12を27
6mm、開閉ドア220の横幅W21を852mm、開
閉ドア221の横幅W22を276mmに設定してい
る。また、側板は高さを前記H2とし、その横幅W30
を177mmに設定している。なお、符号111、21
1は脚部である。
【0026】このように、本実施形態では、開閉ドアを
観音開きとすることで、開閉作業を省スペースで行うこ
とができる。例えば、後で説明する図15から図18の
中央処理装置では、前後に筐体が設けられるので、1枚
ドアでは通路を完全に塞いだり、あるいは前方の筐体に
開閉ドアが当たることが想定されるが、本実施形態で
は、これらの課題を解決するとともに、前記のような大
型のシステムの設置スペースを小さくすることができ
る。
【0027】また、前記観音開きのドアにおいては、一
方を大きくし、他方を小さくしているので、大きな開閉
ドアを開いて、次に小さな開閉ドアを開くことができる
から、開閉作業者自ら小さな開閉ドアを開く際に邪魔に
ならない。また、本実施形態ではIO筐体100の横幅
W10と、PP筐体の横幅W20とが異なるものにおい
ては、一方の開閉ドア121及び221の横幅W12、
W22を同じ横幅とすることで部品の共通化と部品点数
の削減に貢献することができる。
【0028】次に、本実施形態では、前記PP筐体の開
閉ドア220と221の上下に高さH4(278.5m
m)の空白部301を残すように上下に3分割した中央
に高さH3(1164mm)のブロック配置面302を
設け、該ブロック配置面に前記ブロック300A、ブロ
ック300B、ブロック300Cからなる複数のブロッ
ク300を配置している。
【0029】ここで、符号300Dは、前記ブロック
A、Bの大きさに合せて設けられた状態表示装置であ
る。該状態表示装置300Dは、透明または乳白色等の
光を透過する素材で形成されており、内部に複数のLE
Dが設けられ、該LEDの表示状態により、中央処理装
置1の運転状況を知ることができる。したがって、この
実施形態では、状態表示装置300Dを、前記ブロック
300A等のような1つの装飾ブロックとすることがで
きる。しかも、前記状態表示装置300Dは、複数のL
EDの点滅で多様に変化するので、ブロック配置面30
2にアクセントを持たせ、装飾効果を一段と高めること
ができる。
【0030】この実施の形態では、前記開閉ドア22
0、221の横幅W20、W22を全て前記ブロック配
置面302に割り当てている。そして、前記3つのブロ
ック300A、300B、300Cの寸法を、前記開閉
ドア220、221の横幅W20、W22を考慮して決
定している。これを図4を基に説明する。
【0031】図4は、本実施の形態の前記ブロック30
0A、300B、300Cと前記開閉ドア220、22
1の横幅W20、W22との寸法関係を模式的に示した
ものである。図中、(a)図は平面図、(b)図は正面
図、(c)図は左側面図、(d)図は右側面図である。
【0032】図4において、この模式的に示した開閉ド
ア220aでは、その前面全体をブロック配置面302
とするもので、横幅W21aに3枚の小さなブロック3
00Aを配置可能な大きさであり、また、高さH2aは
小さなブロック300Aを4枚配置可能な大きさを備え
ている。この開閉ドア220aに小さなブロック300
Aを複数個並べて設ける場合には、互いのブロック30
0Aの間に隙間(溝)303が設けられるようにブロッ
ク300Aの横幅W40を設定する。即ち横幅W21a
に3個の小さなブロック300Aを配置する場合は、両
側のブロック300Aの端を開閉ドア220aの両側端
部に合せ、中央と両側のブロック300Aとの間に同一
幅の隙間303を設けるようにする。
【0033】一方、高さ方向においても同様に、上下の
ブロック300の端部を開閉ドアの端部に合せ、各ブロ
ック300Aの間に隙間303を設けるように配置す
る。
【0034】したがって、n個のブロック300Aを開
閉ドア220aに配置する場合、両者の関係は、「(W
21a)=n(W40)+(n−1)(隙間の幅W4
2)」の関係が成り立つようにする。
【0035】一方、大きなブロック300Cは、その4
隅に小さなブロック300Aを位置させて、4枚のブロ
ック300Aの間に隙間303を設けて、該隙間303
が十字状となるように、その大きさを設定する。つま
り、「(大きなブロック300Cの横幅W41)=2
(W40)+(W42)」の関係が成り立つようにす
る。
【0036】これにより、小さなブロック300Aと開
閉ドア220aの横幅または高さを特定することで、大
きなブロック300Cを小さなブロック300Aに替え
て取付けることができる。更に、本実施の形態では、図
示しないが、ブロック9枚、16枚のブロックとしても
よい。
【0037】前記したように、本実施の形態では、各ブ
ロック300の間に隙間303を格子状に設けることに
より、各ブロック300の取付けの際の多少の誤差を目
立たなくすることができ、また、取付ける際や、取り替
える際の指などを入れる作業スペースを確保することが
できる。
【0038】なお、本実施の形態では、前記小さなブロ
ック300A、300Bの横幅W40を132mm、大
きなブロック300Cの横幅W41を276mm、隙間
303の幅W42を12mmに設定している。そして、
前記隙間303の幅W42は、各開閉ドア(220等)
の間や、各開閉ドア(220等)と側板(110等)と
の間の隙間と同じ幅になるように設定している。
【0039】これにより、中央処理装置1の前後面が同
一幅の隙間303により格子状に区切られることとなる
ため、統一性が取れた外観を構築することができるとと
もに、ブロック300の区画をドア分割に馴染ませるこ
とができる。なお、本実施の形態の情報処理装置1で
は、前記ブロック配置面302を設置状態において情報
処理装置1の最も目に付く(正面)に設けているが、も
ちろん、前後対象に設けてもよい。
【0040】次に、図5を参照して、ブロック300の
概略取付け構造を説明する。図5は、ブロック300を
開閉ドアに取付ける概略構造を示す展開図である。この
実施の形態では、開閉ドア220のブロック配置面30
2aを、その上下の空白部301より凹ませて形成し、
ブロック300を取付けた際に、ブロック300のトッ
プ面(表面)と前記空白部301のトップ面(表面)が
略面一と成るようにしている。そして、本実施の形態で
は、凹状の前記ブロック配置面302aに薄い板状の取
付板400を取付け、該取付板400に複数のブロック
300を取付けるようにしている。これにより、開閉ド
ア220を変更することなく前記取付板400を変更す
るだけで、多様なブロック300の配列を選択すること
ができる。
【0041】より具体的に説明すると、取付板400
は、その横幅及び高さを前記ブロック配置面302と同
じ大きさに設定する。そして、前記取付板400には、
例えば、前記ブロック300Aを固定するための4個の
取付穴401が設けてあり、該取付穴401を介してブ
ロック300Aを取付けるようにしている。ここで、前
記したように、ブロック300Aは斜めの凹凸模様が施
されているため、このブロック300Aを90度回転さ
せると、例えば右肩上がりから左肩上がりの模様に変わ
ってしまう。この取付けミスを防止するために、前記取
付板400には、前記取付穴401に近接して誤取付防
止穴402を設けている。これにより前記取付けミスを
防止することができる。例えば、図5では、左側が上下
に誤取付防止穴402を設けてあり、右側が左右に誤取
付防止穴402を設けているため、同じブロック300
Aでも誤って取付けられるのを防止することができる。
【0042】本実施の形態では、ブロック300B及び
大きなブロック300Cにおいても同様な構造で前記取
付板400に取付けることができる。そして、前記取付
板400は、ネジ405を介して前記開閉ドア220に
取付けられる。
【0043】次に、図6〜図12を参照して、本実施形
態に係る中央処理装置1を更に詳細に説明する。図6は
開閉ドア220の構造図で、(a)図が内側の外観図、
(b)が側面図、図7は開閉ドア220の詳細構造図
で、(a)図がドアロックの拡大図、(b)図がヒンジ
構造図、図8は取付板400の部分拡大図で、(a)図
が正面図、(b)図は(a)図の平面図、(c)図は取
付穴の断面図、図9はブロック300Aの外観図で、
(a)図は正面の透視図、(b)図は水平方向の部分断
面図、(c)図は縦断面図、(d)図は斜め断面図、図
10はブロック300Bの外観図で、(a)図は正面の
透視図、(b)図は横断面図、(c)図は透視右側面
図、図11は中央処理装置1の色彩の構成図、図12
は、ブロックと開閉ドアの色彩の関係を示す関係図であ
る。
【0044】先ず、開閉ドア220を内側からみた図6
(a)図において、この実施の形態では、開閉ドア22
0が簡単に開閉できないように開閉機構410が設けら
れている。具体的には、前記開閉機構410は、開閉ド
ア220の片側中央に回転可能に取付けられている回転
板411と、一端が上端または下端に飛び出て骨格筐体
201に勘合するように設けられ、他端が前記回転板4
11に取付けられて、前記回転板411の回転により、
前記勘合が外れるように設けられる一対の連結棒412
と、前記開閉ドア220の他の片側の上下端部に設けら
れるヒンジ部413と、前記回転板411の中央に設け
られ、開閉ドア220の表から六角レンチの鍵で前記回
転板411を回転可能にする鍵穴414とから構成され
る。
【0045】図7(a)図に示すように、前記連結棒4
12の端部にはバネが取付けてあり、常に連結棒412
の端部が飛び出た状態、即ち鍵がかかった状態になるよ
うにしている。これにより、開閉ドア220は鍵を挿入
して回転させないと開閉ドア220が他の面と面一に閉
まらなく、更に開閉ドア220を締めて鍵を抜くことで
ロック状態となるので鍵の閉め忘れを軽減することがで
きる。
【0046】また、図7(b)図に示すように、この実
施形態では、開閉ドア220の回転軸となるヒンジ部4
13にバネを備えた軸棒が設けられている。この軸棒
は、前記バネによって、常にその先端が飛び出して骨格
筐体201に勘合しているが、前記軸棒の他端を内側に
引くことにより、前記軸棒の先端を開閉ドア220内に
収納することができる。これにより、前記開閉ドア22
0を骨格筐体201に簡単に着脱することができるか
ら、組立性を向上したり、あるいは、メンテナンスの際
に開閉ドア220を簡単に取外して大きく開放した作業
エリアを確保することができる。
【0047】さて、本実施の形態では、前記鍵穴414
に、六角レンチ式の鍵を差し込んで、回転板411を回
転させることで、上下で堅固に勘合したロック状態を開
放することができる。そして、この鍵穴414を前記ブ
ロック300の前記隙間303に設けることで、従来ひ
ときわ目立っていた鍵穴を見え難くすることができる。
これにより情報処理装置1の外観品質をより向上させる
ことができる。
【0048】なお、この実施の形態では、前記IO筐体
100も同様な開閉機構410を採用している。また、
前記開閉ドア221は前記開閉ドア220の内側に保持
され、開閉ドア220を開放することにより開放可能な
ようにしている。
【0049】次に、図8〜図10を参照して取付板40
0とブロック300を更に詳細に説明する。図8は、図
3の(b)図に示す開閉ドア220に取付けられる取付
板400の左角部の部分拡大図を示している。点線で示
す正方形枠がブロック300を示している。図8では、
左側に上下2段に右肩上がりのブロック300Aを取付
け、その右横に凹凸模様が上下方向に取付けられた大き
なブロック300C、その右上に状態表示部300D、
その下方に凹凸模様が左右方向のブロックBを配置して
いる。また、下段には、左側から右側にかけて、凹凸模
様が上下方向のブロック300B、凹凸模様が左肩上が
りのブロック300Aを3枚配置された状態を部分的に
示している。
【0050】前記したように、取付板400には、前記
ブロック300A、300Bに対応して4個の取付穴4
01が上下左右対称となるように設けられている。この
取付穴401は、(b)図及び(c)図から明らかなよ
うに、穴部が前方に飛び出すように形成されている。ま
た、前記誤取付防止穴402は、図8(a)の左上のブ
ロック300Aと右下のブロック300Aから明らかな
ように、左上では誤取付防止穴402が上下に設けら
れ、右下では左右に設けられている。これにより、誤っ
た取付けを軽減することができる。この関係は、左下と
右側中央に配置したブロック300Bでも同様である。
【0051】また、ブロック300Cは、大きさが大き
いために、前記取付穴401の数を増やして8個とする
ことで、堅固に取付けるようにしている。また、前記ブ
ロック300A、300Bの取付穴401はブロック3
00が90度回転しても前記取付穴401を変更しなく
てもいい左右上下対称な配置としていたが、ブロック3
00Cでは、両側に取付穴401を設けているため、9
0度回転した場合ブロック300Cが取付かない構造と
している。つまり、ブロック300Cの取付穴401
は、誤取付防止穴402の機能を備えている。
【0052】また、状態表示を行うブロック300Dが
取付けられる取付板400の部分は、開口部404とし
て形成される。つまり、この実施の形態では、前記ブロ
ック300Dを制御基板部202側に設けるようにして
いる。これにより、開閉ドア202側に配線する必要が
ないから、前記したように開閉ドア202を取外す構造
とすることができる。
【0053】なお、符号405は前記したネジ405の
ナットであり、取付板400に溶接などで取付けてあ
り、外側から見えないように、ブロック300の投影面
積内の各所に設けられている。
【0054】次に、図9、図10を参照して、ブロック
300をより具体的に説明する。ブロック300は、燃
え難いポリカーボの樹脂材料で形成され、その表面にブ
ロック300を90度回転させることで模様が替わる凹
凸模様を施している。この実施形態では、単純な造形で
成形が容易な「波形」形状の凹凸模様を採用している。
この凹凸模様によれば、例えば、縦模様と横模様では光
の反射光が変化するので、その印象を大きく変えること
ができる。
【0055】なお、凹凸模様は、波形状に限定されるも
のではなく、その表面が複数の傾斜面から構成され、ブ
ロック300を回転させる(90度または180度)こ
とにより模様が異なるような凹凸模様であればよい。
【0056】図9は斜めの凹凸模様を設けたブロック3
00Aを示している。ブロック300Aでは、凹凸模様
の稜線が正方形状のブロック300Aの対角線と平行に
成るように形成されている。この実施の形態では前記凹
凸模様のピッチ(山と山の長さ)を10.2mmに設定
している。また、ブロック300Aの内側には前記取付
穴401に対応した4個の取付リブ405と、前記誤取
付防止穴402に対応した一対の取付リブ406が設け
られている。前記取付リブ405は対向する取付リブ4
05aと取付リブ405bの先端が異なった形態として
いる。凹凸模様の方向に設けられた前記取付リブ405
aの先端は外側に張り出し部が形成されており、前記取
付リブ405bの先端は、単純な突起形状としている。
このブロック300Aによれば、前記取付リブ405の
各先端を前記取付穴401に挿入することで、簡単に取
付けることができる。この際、前記4つの取付リブ40
1は、突状の前記取付穴401に勘合してガタツキなく
位置合せが可能であり、更に前記取付リブ405aの先
端の前記張り出し部が樹脂の弾性により前記取付穴40
1に挿入勘合されて取付けられる。しかも、凹凸模様の
方向と前記取付リブ405aの配置方向を一致させるこ
とで、前記取付リブ405aの位置を作業者が外観から
知ることがしているので、作業性を向上することができ
る。
【0057】図10は縦又は横の凹凸模様を設けたブロ
ック300Bを示している。ブロック300Bでは、凹
凸模様の稜線が正方形状のブロック300Aの一辺と平
行に成るように形成されている。この実施の形態では前
記凹凸模様のピッチ(山と山の長さ)を10.16mm
に設定している。また、ブロック300Bの内側にはブ
ロック300Aと同様な、取付リブ405aと取付リブ
405bとからなる4個の取付リブ405と、一対の取
付リブ406が設けられている。ただ、前記前記取付リ
ブ405aの張り出し部は凹凸模様に沿って、図面上、
上または下に張り出して形成される。つまり、取付リブ
405の張り出し部の方向を前記ブロック300Aと同
様な理由で凹凸模様の方向と一致するようにしている。
【0058】次に、図11、図12を参照して、本実施
の形態に係る中央処理装置1の色彩について説明する。
【0059】図11において、本実施形態では、3つの
前記ブロック300の「色」を異なる色とし、その内の
1つの「色」をブロック配置面302の周囲の筐体の
「色」と略一致するようにしている。即ち、この実施の
形態では、ブロック300Aの色を「紺色」とし、ブロ
ック300Bを「緑色」とし、ブロック300Cの色を
「青」としている。一方、前記開閉ドア202の上下の
空白部301等の周囲の筐体の色を、ベース色と、色の
深みを出すために前記ベース色の表面に散りばめられた
サブの色とから構成し、前記ベース色を「紺色」とし、
サブの色を「パープルが混ざった薄い紫色」に設定して
いる。このように、本実施形態では、ブロック300を
複数の色から構成することにより、周囲の筐体からブロ
ック300を引き立たせて、多様な模様の表現を可能に
するとともに、前記ブロック300の複数の「色」の少
なくとも1つの「色」を周囲の筐体の「色」と一致させ
ることにより、周囲の「色」とブロック300の一体感
を出してブロック300が周囲から遊離して環境に合わ
なくなるのを軽減することができる。
【0060】ここで、図12に示すように、本実施の形
態では、周囲の筐体の「色」とブロック300の「色」
を合せるとは、色の三属性の内、色相を共通させ、少な
くとも明度または彩度の一方を共通させるようにする。
【0061】一般に、マンセル表色系に代表されるよう
に、色の表示には、色相と明度と彩度の色の三属性があ
る。前記色相は、赤、青、黄や、赤み、青みといった言
葉で区別されるものであり、赤、黄、緑と移行し紫、赤
紫を経てまた赤に戻るマンセル色相環等で表現される。
前記明度は色の明るさを示すもので白を10、黒を0と
して表現される。前記彩度は、色の鮮やかさを示すもの
で、無彩色を0として鮮やかな色がほぼ14前後の数値
で表現される。
【0062】人間は、前記色の三属性を感じ取ることが
できるといわれるが、同じ色といっても、金属に塗装し
た色と、樹脂に混入した色とはその印象が異なる。そこ
で、本実施形態では、色の三属性の中で、色相を含んだ
少なくとも2つの属性を共通にさせている。ただ、前記
2つの属性を共通にさせるといっても、前記したよう
に、材料等でその色が微妙に異なるなるので、完全に一
致させることはできない。ここで共通させるということ
は努めて共通にすることを意味する。また、他の1の属
性を異なるようにしてもよいといっても、例えば、明度
の0(黒)と明度の10(白)では全く異なるので、こ
こで相違させてもよいとは、自ずと限度があるのは言う
までもない。その意味は、前記共通にするほど気を使わ
なくともよいということである。
【0063】次に、図13〜図18を参照して、本発明
に係る他の実施の形態の中央処理装置を説明する。図1
3、図15〜図18は、複数の筐体を連結した状態の他
の実施形態の斜視図を示し、図14は図13の正面図を
示している。
【0064】図13、図14において、この実施の形態
は、IO筐体100の片側に2個のPP筐体200、そ
の片側にト筐体500、該ダクト筐体500の後方に連
結筐体550を連接したものである。
【0065】図13、14において、前記PP筐体20
0は前記実施の形態(図1〜図12)で示したPP筐体
と同一のものを左右に2個連結している。また、前記ダ
クト筐体は、内部に配線するための装置を備え、更に前
記連結筐体550は、内部に他の筐体や機器との連結を
行うための装置を備え、前記PP筐体200と同様に図
示しない骨格筐体に前記開閉ドア220と同様な開閉ド
ア510、511、または開閉ドア560、561が取
付けられている。ここで、前記側板220は前記ダクト
筐体500に取付けられている。
【0066】さて、前記ダクト筐体500の開閉ドア5
60、561には、前記PP筐体200のブッロク配置
面302と連続するブロック配置面562及び563が
設けられ、ブロック300Aまたはブロック300B、
300Cが配置されている。前記開閉ドア560には、
前記ブロック配置面562に上部に高さH4の空白部3
01を設けて、該ブロック配置面562の上端をPP筐
体200の前記開閉ドア220のブロック配置面302
と一致するように設けている。そして、該ブロック配置
面562の大きさをブロック300Aまたは300Bを
横一列に配列する大きさとし、この領域に右側から左側
にかけて右肩上がりのブロック300Aを2個、左右方
向のブロック300Bを3個設けている。
【0067】また、開閉ドア561には、前記ブロック
配置面562の下部に形成される隙間303と前記ブロ
ック配置面563の上部の隙間303が直線状になるよ
うにラップさせてブロック配置面563を設けている。
そして、該ブロック配置面563の大きさを横方向の前
記ブロック300Cを1個配置する大きさとしている。
なお、前記ダクト筐体500においても、ブロック30
0を取付ける場合は図示しない前記取付板400を用い
て取付ける。
【0068】このように、この実施形態によれば、各筐
体の機能によりその表面に設けられるブロック300の
配列や大きさを相違させているので、外観からみて、筐
体の機能を識別することができる。この場合、各筐体に
設けられるブロック300を、前記隙間303が直線状
となるように設けることで、左右に連続した統一の取れ
た連続感が得られ、直線を主体とする建物の環境に融合
させることができる。更に、この場合、前記ダクト筐体
500のように、前記ブロック配置面562、563の
大きさを変えたり、配列に段差をつけることで、連続す
る模様にアクセントを与えて、多様な配列模様を得るこ
とができる。
【0069】なお、図13、図14で示す実施例では、
前記連結筐体550を採用しているが、この連結筐体5
50を連接せずに、上面形状を棒状として、背面を正面
と同様なドア構成としてもよい。もちろん、背面側に前
記ブロック300を設けてもよく、必要により取りやめ
てもよい。
【0070】次に、図15〜図18は、本実施形態の情
報処理装置1のシステムの拡張を示したものである。図
15は、上面の配列が「コ字」状となるように配列した
ものであり、前記IO筐体100と、前記PP筐体20
0と、前記ダクト筐体500の連結体を2組み並列させ
て、連結筐体550で前記ダクト筐体500を連結した
ものである。本実施の形態では、前記PP筐体100が
1台で16ノードを備えているので64ノードの能力の
システムとすることができる。なお、1ノードは並列コ
ンピュータを構成する演算処理単位をいう。
【0071】この実施の形態では、図15に示すよう
に、少なくとも正面側に図13に示すようなブロック3
00を設けるようにする。更に良好なものは背面側にも
前記ブロック300を設けるようにする。
【0072】また、図16は96ノードの中央処理装置
1の配列を示している、このシステムでは、上面の配列
がh型となるように、前記ダクト筐体500の両側に前
記PP筐体を2台と前記IO筐体100を配列し、この
連結体と、平行な前記IO筐体100と2台のPP筐体
200とダクト筐体500の連結体を、連結筐体550
で前記ダクト筐体500を連結したものである。このシ
ステムでは、筐体7個からなる連結体の前面側に前記ブ
ロック300を設けるようにする。
【0073】また、図17、図18は、更にシステムを
拡張した実施形態を示している。図17が上面が「H
字」型となる128ノードのシステム、図18が図17
のシステムの後方に更に1列連結体を配列した192ノ
ードのシステムを示している。
【0074】このように、本実施の形態では、開閉ドア
が連続して広い壁面を作る部分にブロック300を設け
て、そのシステム固有の多様な表現を備えることが可能
となり、その両側では、ラウンド形状の側板が規則正し
く配列したコンピュータ室のインテリア環境に調和した
システムを構築することができる。
【0075】次に、図19は、他のブロック300の模
様を示す他の実施形態を示している。
【0076】(a)図の実施の形態は、筐体600と筐
体610と筐体620を並列したものであり、筐体60
0は開閉ドア601を備え、筐体610、620は観音
ドアを構成する開閉ドア611と612、621と62
2を備えている。この実施形態では、開閉ドア612、
621、622の中央に連続した同一幅のブロック30
0を設け、開閉ドア611には、ブロック300A段ず
らしたブロック300を設けている。この実施の形態で
は、ブロック300を中央に細く設けているので、フラ
ットでシンプルな面を主体としながら、アクセントのあ
るデザインとすることができる。
【0077】(b)図の実施の形態は、筐体700を2
個並列したものであり、その前面を開閉ドア701と7
02で構成したものである。開閉ドア701では、略下
半分を3列のブロック300Aで構成している。そし
て、右側の列を一段段違いに形成している。また、開閉
ドア702は、前記一段高いブロックの列と同じ高さに
ブロック300を配列するようにしている。この実施の
形態によれば、下方にブロック300が大きく集中して
配置されているので、比較的筐体の高さの低い、例えば
高さが人間の肩程度のものに有効である。このような場
合、ブロックの上部にワンポイント的な段差を設けるこ
とで、アクセントを与え得て装飾性を高めることができ
る。なお、前記実施の形態では、筐体700の正面を開
閉ドアで構成したが、例えば、開閉ドア702を締め切
りの筐体面としてもよい。
【0078】(c)図の実施の形態は、筐体750を1
台の実施形態を示したものであり、その前面を開閉ドア
751と752で構成している。前記開閉ドア751と
752は下部に上下を2分する分割線753を有してい
る。前記開閉ドア752は、前記分割線753に下端を
合せるようにブロック300を設けている。この実施の
形態によれば、ブロック300が下方に片寄って配置さ
れているので、比較的高い筐体に有効である。つまり、
人間の目線の位置をフラットな空白部301で構成する
ことで、離れた位置では識別感があり、近くではわずら
わしくない模様とすることができる。
【0079】以上説明したように、本実施の形態のブロ
ック300によれば、ブロック300の表面に回転によ
る凹凸模様を施した事例で説明したが、更に、ブロック
300の材質や色の表現を加えることにより多様な表現
を部品点数を少なくして、かつ単純な組合わせで実現す
ることができる。
【0080】例えば、同一サイズ、同一テクスチュアの
組合わせ(ソリッドカラーモザイック)によるパラレル
計算の表現や、大小モザイクの、同一テクスチュアの組
合わせによる強さの表現したパラレル計算の表現や、大
小モザイクにより強さを表現して、半透明素材/ソリッ
ドカラーの組合わせによりマルチパラレルシステムの表
現や、同一サイズで異なる材質によるモザイクの組合わ
せによるマルチマルチパラレルシステムの表現などの、
多様な表現を実現することができる。
【0081】更に、前記したように、ブロック300の
中に、点滅する表示素子、例えば状態表示装置を組み合
わせることで、デザインを崩すことなく状態表示装置を
筐体面に配置することができるともに、運転時には、そ
の状態表示装置を装飾的にも扱うことができる。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、筐体の側面を構成する
筐体面に回転させることで異なる印象の複数のブロック
を配置したので、多様な装飾効果を簡単に得ることがで
きるとともに、部品点数を少なくしてコスト低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の斜視
図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の部品
構成図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の外観
図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る中央処理装置もブロ
ックと開閉ドアの寸法関係を模式的に示したものであ
る。
【図5】本発明の一実施形態に係る中央処理装置のブロ
ックを開閉ドアに取付ける概略構造を示す展開図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の開閉
ドアの構造図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の開閉
ドアの詳細構造図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の取付
板の部分拡大図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る中央処理装置のブロ
ックの外観図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る中央処理装置のブ
ロックの外観図である。
【図11】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の色
彩の構成図である。
【図12】本発明の一実施形態に係る中央処理装置のブ
ロックと開閉ドアの色彩の関係を示す関係図である。
【図13】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の複
数の筐体を連結した状態の他の実施の形態の斜視図であ
る。
【図14】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の複
数の筐体を連結した状態の他の実施の形態の斜視図であ
る。
【図15】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の複
数の筐体を連結した状態の他の実施の形態の斜視図であ
る。
【図16】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の複
数の筐体を連結した状態の他の実施の形態の斜視図であ
る。
【図17】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の複
数の筐体を連結した状態の他の実施の形態の斜視図であ
る。
【図18】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の複
数の筐体を連結した状態の他の実施の形態の斜視図であ
る。
【図19】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の他
のブロック形態の説明図である。
【符号の説明】
1…中央処理装置、 100…IO筐体、 200…PP筐体200、 110、210…側板、 120、121…開閉ドア、 122…スライドドア、 130、230…天板、 300…複数のブロック、 300A、300B、300C…ブロック、 302…ブロック配置面、 303…隙間、 400…取付板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 健太 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 鹿島 泰介 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 政次 茂貴 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 有吉 司 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 漆原 篤彦 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 須曽 公士 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 池田 稔 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 宮本 光男 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内 (72)発明者 森 俊夫 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に直方体からなる筐体を備えた情報
    処理装置において、 前記筐体の少なくとも1つの側面に、複数の薄い板状の
    ブロックを配列したブロック配置面を備え、前記ブロッ
    ク配置面は、前記1つの側面を構成する筐体面の横幅と
    一致するように設けられ、 前記ブロックは、正方形状の外観形状を備えて、該ブロ
    ックの間に隙間を設けて並設した状態でその並設された
    複数のブロックの横幅が、前記ブロック配置面の横幅と
    一致するように、1つのブロックの横幅の大きさが設定
    され、 更に、前記ブロックの表面には凹凸模様が形成され、該
    凹凸模様はブロックを90度回転させた状態でその模様
    が異なる凹凸模様であることを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】実質的に直方体からなる筐体を備えた情報
    処理装置において、 前記筐体の少なくとも1つの側面に開閉ドアを備え、該
    開閉ドアに複数の薄い板状のブロックを配列したブロッ
    ク配置面を備え、前記ブロック配置面は、前記開閉ドア
    の横幅と一致するように設けられ、 前記ブロックは、正方形状の外観形状を備えて、該ブロ
    ックの間に隙間を設けて並設した状態でその並設された
    複数のブロックの横幅が、前記ブロック配置面の横幅と
    一致するように、1つのブロックの大きさが設定され、 更に、前記ブロックの表面には凹凸模様が形成され、該
    凹凸模様はブロックを90度回転させた状態でその模様
    が異なる凹凸模様であることを特徴とする情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】実質的に直方体からなる筐体を備えた情報
    処理装置において、 前記筐体の少なくとも1つの側面複数の開閉ドアで構成
    し、該開閉ドアに複数の薄い板状のブロックを配列した
    ブロック配置面を備え、前記ブロック配置面は、前記開
    閉ドアの横幅と一致するように設けられ、 前記ブロックは、正方形状の外観形状を備えて、該ブロ
    ックの間に隙間を設けて並設した状態でその並設された
    複数のブロックの横幅が、前記ブロック配置面の横幅と
    一致するように、1つのブロックの大きさが設定され、 更に、前記ブロックの表面には凹凸模様が形成され、該
    凹凸模様はブロックを90度回転させた状態でその模様
    が異なる凹凸模様であることを特徴とする情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】実質的に直方体からなる単位筐体を複数個
    連結して構成する情報処理装置において、 連結された単位筐体の少なくとも1つは、他の単位筐体
    と連続する筐体面に、複数の薄い板状のブロックを配列
    したブロック配置面を備え、前記ブロック配置面は、前
    記単位筐体の前記筐体面の横幅と一致するように設けら
    れ、 前記ブロックは、正方形状の外観形状を備えて、該ブロ
    ックの間に隙間を設けて並設した状態でその並設された
    複数のブロックの横幅が、前記ブロック配置面の横幅と
    一致するように、1つのブロックの大きさが設定され、 更に、前記ブロックの表面には凹凸模様が形成され、該
    凹凸模様はブロックを90度回転させた状態でその模様
    が異なる凹凸模様であることを特徴とする情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】実質的に直方体からなる単位筐体を複数個
    連結して構成する情報処理装置において、 連結された単位筐体の少なくとも1つは、他の単位筐体
    と連続する筐体面に開閉ドアを備え、前記開閉ドアに複
    数の薄い板状のブロックを配列したブロック配置面を備
    え、前記ブロック配置面は、前記開閉ドアの横幅と一致
    するように設けられ、 前記ブロックは、正方形状の外観形状を備えて、該ブロ
    ックの間に隙間を設けて並設した状態でその並設された
    複数のブロックの横幅が、前記ブロック配置面の横幅と
    一致するように、1つのブロックの大きさが設定され、 更に、前記ブロックの表面には凹凸模様が形成され、該
    凹凸模様はブロックを90度回転させた状態でその模様
    が異なる凹凸模様であることを特徴とする情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】実質的に直方体からなる単位筐体を複数個
    連結して構成する情報処理装置において、 連結された単位筐体の少なくとも1つは、他の単位筐体
    と連続する筐体面を複数の開閉ドアで構成し、前記開閉
    ドアに複数の薄い板状のブロックを配列したブロック配
    置面を備え、前記ブロック配置面は、前記開閉ドアの横
    幅と一致するように設けられ、 前記ブロックは、正方形状の外観形状を備えて、該ブロ
    ックの間に隙間を設けて並設した状態でその並設された
    複数のブロックの横幅が、前記ブロック配置面の横幅と
    一致するように、1つのブロックの大きさが設定され、 更に、前記ブロックの表面には凹凸模様が形成され、該
    凹凸模様はブロックを90度回転させた状態でその模様
    が異なる凹凸模様であることを特徴とする情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】前記請求項1から6のいずれかの情報処理
    装置において、 前記複数のブロックは板状のブロック取付板を介して筐
    体に取付けられていることを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】前記請求項7の情報処理装置において、 前記ブロックの裏面には前記ブロック取付板に取付ける
    ための取付部を有し、前記ブロック取付部は、前記筐体
    に取付けるための取付部と、前記ブロック取付部を取付
    けるための取付部と、前記ブロックの所定の方向以外の
    取付けを防止する防止手段を備えていることを特徴とす
    る情報処理装置。
  9. 【請求項9】前記請求項1から8のいずれかの情報処理
    装置において、 前記ブロックは同一の大きさをそなえており、ブロック
    の間に形成される前記隙間は格子状に構成されているこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】前記請求項1から8のいずれかの情報処
    理装置において、 前記ブロック配置面には、少なくとも2つの大きさの異
    なるブロックが設けられ、 前記大きなブロックの横幅は、その間に隙間が形成され
    る2枚のブロックの横幅と一致する大きさに設定されて
    いることを特徴とする情報処理装置。
  11. 【請求項11】前記請求項1から8のいずれかの情報処
    理装置において、 前記ブロックの凹凸模様は波型で形成されていることを
    特徴とする情報処理装置。
  12. 【請求項12】前記請求項1から8のいずれかの情報処
    理装置において、前記ブロックは色の異なるブロックで
    構成され、すくなくとも1つの色は、色相、明度、彩度
    の中で色相を共通させ、少なくとも明度または彩度の一
    方を、ブロック配置面の周囲の筐体の色と共通している
    ことを特徴とする情報処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004087632A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Nec Engineering Ltd 電子装置の筐体構造

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JP2004087632A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Nec Engineering Ltd 電子装置の筐体構造

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