JP4345356B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ等の電子機器、通信機器等の情報処理装置に係り、特に、機器を箱型の筐体に内蔵させた大型の情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
大型の処理装置、例えば、ホストコンピュータ等の大型の中央処理装置においては、システムが大型となるため、装置の運搬や組立性を考慮して、縦長で箱型の筐体を複数連接することで1つのコンピュータシステムを構築している。これら大型情報処理装置の筐体は、メンテナンス性、電波シールド、強度を考慮して金属材料で形成された開閉ドアで、その周囲を構成している。
【公知文献1】
特開平6―95759号
【公知文献2】
特開平7―261872号
【公知文献3】
特開平9―34587号
【公知文献4】
特開平11―327682号
【発明が解決しようとする課題】
近年、オフィス環境が重要視され、単に内部基板等を安全に収納すれば足りていた前記大型処理装置においても、デザインが注目されている。特に、この種の大型情報処理装置は、高性能化され、しかも高額であるために、企業のステイタスとしても評価され、時には前記大型情報処理装置を備えたホストコンピュータ室を一般に公開する事業所も現れている。したがって、大型情報処理装置を導入する企業においては、性能はもとより、各企業のオフィス環境に対応可能なデザインへの要望が強くなっている。
【0003】
しかしながら、これら大型情報処理装置においては、筐体を金属材料で形成しているために、デザインの自由度がなく、顧客の多様なニーズに対応することが難しく、筐体への塗装や部分的な造形処理に独自性を出していた。
【0004】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、部品点数を増やすことなく多様なオフィス環境に簡単に対応させることができる情報処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、前記目的を達成するために、実質的に直方体からなる筐体を備えた情報処理装置において、前記筐体の前面に開閉ドアを配置し、この開閉ドアの外側に複数の縦桟を設け、前記開閉ドアの内側に前記縦桟と交差する少なくとも2本の横桟を設け、前記縦桟と横桟は、互いに交差する位置で、前記開閉ドアを挟むようにネジ止めにて取り付けられ、前記複数の縦桟は、前記開閉ドアの前面に凹部と凸部を形成するように配置されるとともに、隣接する縦桟の対向面を光沢面とし、前記凹部は、前記開閉ドアのドア面に装飾を施す装飾エリアを構成するようにする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図14を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。図1〜図14は、本発明の情報処理装置に係る中央処理装置を示したものである。先ず、図1を参照して、本実施の形態に係る中央処理装置の概略構造を説明する。図1は、一部の開閉ドアを開いた状態の中央処理装置の斜視図を示したものである。
【0007】
先ず、符号1で示す中央処理装置は、大規模な数値シミュレーションを超高速で実行することができ、ベクトル型スーパーコンピュータとしての使い方や並列コンピュータとしての使い方も可能な技術計算用コンピュータであり、該中央処理装置1の入出力を統括するIO筐体100と、演算処理を実行するNODE筐体200と、前記NODE筐体200内に内蔵された複数のノード間を接続して高速ノード間ネットワークを構築し、これらを切り替えるSW筐体300とから構成される。
【0008】
図1に示す中央処理装置1では、2台のNODE筐体200の両側に前記IO筐体100とSW筐体300を各1台設けた設置例を示している。この実施の形態では、図14に示すように処理能力に合わせて前記3つの筐体を適宜組合わせて、中央処理装置1を構成することができる。詳細は、図14にて説明する。
【0009】
前記IO筐体100とNODE筐体200およびSW筐体300は、共に、実質的に直方体からなる縦長の直方体形状で構成され、外観を金属材料で覆うことで電磁シールド構造を備えている。前記各筐体は、互いの1側面を連結されて、奥行が薄く横に長い中央処理装置1を構成している。そして、中央処理装置1は、両側面に側板50が取付けられ、前面及び背面には各筐体に対応して開閉ドア400が複数取り付けられている。
【0010】
即ち、各筐体の前面は、ほぼ全体を開閉ドア401、402、403でそれぞれ構成される。また、前記中央処理装置1の背面には、その前面と対象のドア構成となるように、開閉ドア411、412、413がそれぞれ設けられている。そして、前記IO筐体100とSW筐体300の開閉ドア401、403、411、413は、ドア面全体に通風穴70(図6、12参照)が設けられている。
【0011】
また、前記IO筐体100とSW筐体300の上面を構成する天板60は、その後方に通風穴71が設けられ、前記NODE筐体200の上面を構成する天板61は上面全体に通風穴72が設けられている。前記通風穴70、71、72はそれぞれ細かな金属性の網で構成されることで、放熱のための十分な開口を得ながら電波シールドの効果を得るようにしている。
【0012】
このように、この実施の形態の1つの特長は、前記IO筐体100とSW筐体300については、前面の開閉ドア401、403に設けた通風穴70から室内空気を取り込んで、筐体内部の内部装置を冷却した後、背面の開閉ドア411、413及び上面に設けた通風穴70、71から吹出す冷却構造とし、前記NODE筐体200は、床面下に配管した図示しないダクトを介して筐体下部から外気を取り込んで筐体内のメイン基板などを冷却した後、上面に設けた前記通風穴72から排出する構造とした点にある。
【0013】
即ち、この実施の形態では、発熱量が大きいNODE筐体200の冷却を室内空気を直接筐体内に取り込まないことにより、上面から排出される排気による室内空気の温度上昇を押さえて冷却効率を向上している。一方、比較的発熱量の少ない前記IO筐体100とSW筐体300については、室内空気の循環で冷却するようにしている。特に、この実施の形態では、前記IO筐体100とSW筐体300を筐体前方から空気を取り込んで後方に排出する水平方向の循環方式を主体とすることで、内部構造を簡単にすることができる。しかも、このIO筐体100とSW筐体300の内部に配置される機器は、筐体内にそれぞれを装置を内蔵した複数の機器を積層させているために、上下方向の循環より水平方向に循環させる方が構造的にも簡単で、更に冷却効率を向上させることができる。なお、このIO筐体100とSW筐体300の通風穴71を排気は、主に、背面側に配置される配線空間で生じる熱を排出するために使用される。
【0014】
そして、この中央処理装置1の大きな特徴の1つは、この中央処理装置1の一側面を構成する開閉ドア401、402、403の外側に複数の縦桟500を設けて、この中央処理装置1の最も広い面全体を、この中央処理装置1の長手方向に沿って連続的に形成される凹凸形状とした点にある。この構造によれば、従来鉄板の平坦面で構成される筐体面を、金属材料でありながら、装飾性の高い形態とすることができる。
【0015】
特に、この実施の形態では、この装飾性の高いデザインを実現するために、前記開閉ドア401、402、403の外側に配置される複数の縦桟500と、この複数の縦桟500と交差するように、この開閉ドア401、402、403の内側に配置される少なくとも2本の横桟550とを、互いに交差する位置Pで、この開閉ドアのドア面を挟むようにネジ止めにて固定した点を特徴としている。
【0016】
この構造によれば、開閉ドアのねじれや歪みを軽減することができる。したがって、開閉ドアの内側の周囲に形成される縁体を小さくすることができるので、開閉ドア全体の厚さを小さくすることができる。また、横桟550の本数も少なくできる。
【0017】
更に、前記縦桟500と横桟550を交差する位置Pで両桟を連結するので、事前に前記横桟550にネジ穴を設けることにより、前記縦桟550の取付けを精度良く行うことができ、しかも組み立て性を向上させることができる。特に、この実施の形態では、前記縦桟500をほぼ等間隔に配列しているが、前記構造によれば容易に縦桟500の位置合わせや取り付けが容易となる。
【0018】
また、この実施の形態では、前記縦桟500の断面を矩形状の中空の部材で形成することにより軽量化を図っているので、開閉ドア全体の軽量化を図ることができるとともに、この開閉ドアを片側の上下で支持するヒンジ部80の大型化を軽減することができる。特に、この実施の形態では、前記縦桟500をアルミの引き抜き材を採用しているので、前記効果をいっそう向上させることができる。
【0019】
加えて、この実施の形態では、この装飾性の高い凹凸形状の装飾性をいっそう高めるために、前記縦桟500の両側面(隣接する縦桟500の対向面)を光沢面とし、この縦桟500の間に位置する開閉ドアの外側のドア面に模様を付している。この構造によれば、観察者の見る角度により、前記ドア面の模様が直接見えたり、直接見える模様と前記光沢面により反射する模様が見えたり、前記光沢面により反射した模様だけが見えたり、前記縦桟500により見えなかったり、この中央処理装置1の長手方向に沿って変化して見えるので、装飾性を向上させることができる。
以下、図2〜図14を参照して、本実施形態の中央処理装置1を更に詳細に説明する。
【0020】
先ず、図2を参照して、中央処理装置1の筐体構造を説明する。図2は中央処理装置の部品構成図である。この実施の形態では、前記IO筐体100、NODE筐体200及びSW筐体300の強度部材として断面が「ロ型」の中空鋼材で直方体の各辺を構成し、それぞれの鋼材を溶接で結合した骨格筐体101、201、301を採用している。そして、この実施の形態では、前記骨格筐体101、201、301の1側面を連結することで、中央処理装置1の骨格を形成する。
【0021】
この各骨組筐体101と301は、その内部を複数の棚で上下に仕切り、最上部に比較的大きな電源ユニットを配置し、その下部に前記電源ユニットから電源を供給される複数のIO装置またはSW装置をそれぞれ配置している。一方、各骨組筐体201は、最下部に電源ユニット、最上部に排気ユニットを配置し、その間を上下に仕切り、それぞれの棚に、広いボード面を左右にする姿勢のメインボードを左右に並べて配置している。
【0022】
この実施の形態では、それぞれの骨格筐体に配置される各装置を、後方に配線空間が生まれるように前面側に配置している。このため、この実施の形態では、前面側の開閉ドアを開放することで、骨格筐体内に配置する各装置の操作やメンテナンスを行うことができ、また、後方側の開閉ドアを開放することで、各装置間の配線を行うことができる。特に、この実施の形態では、隣接する骨格筐体の間に側板を設けないので、隣の筐体との配線を筐体内で行うことができるので、意匠性を損なうことなく設置することができる。
【0023】
本実施形態では、前記骨格筐体101、201、301を通常のエレベータに積載可能な大きさに設定している。これにより、出荷時に前記骨格筐体に各種装置を組立てた状態まで行い、全体の組立ては設置されるコンピュータ室等で行うようにする。
【0024】
この設置場所での組立てでは、先ず、前記連結される骨組筐体101、201301同士をネジ等を介して連結し、前記IO筐体100とNODE筐体200とSW筐体300の結線を行うことができるので、配線作業を外部筐体に邪魔されることなく行えるから容易に行うことができる。
【0025】
次に、前記骨組筐体101、201、301に、一対の板で構成される側板50、更に天板60、61をネジ等を介して取付ける。そして、前記骨組筐体101、201、301の前面側及び背面側にそれぞれ開閉ドア400を前記ヒンジ部80を介して取付ける。なお、前記説明では、現場での組立て作業を説明したが、もちろん、工場で組立てを完了して、現場まで搬送し、設置することでもよい。
【0026】
次に、図3から図7を参照して、この中央処理装置1の外観の寸法体系を説明する。図3は中央処理装置1の正面図、図4は平面図、図5は左側面図、図6は背面図、図7は一部省略した底面図である。
【0027】
本実施の形態では、中央処理装置1の高さH1を2000mmとし、開閉ドア400の高さH2944mmとし、奥行きD1を1500mmとする寸法体系をベースとしている。そして、左右方向の長さは、前記IO筐体100とSW筐体300の横幅W2を750mmとし、NODE筐体200の横幅W3を1040としている。したがって、この実施の形態に係る中央処理装置1の横幅Wは、4つの筐体の両側に配置される前記側板50の厚さ60mmを加えた3600mmとしている。なお、上記の寸法体系は一実施形態であり、これに限定されるものではない。
【0028】
また、符号90は、それぞれの筐体の下部に設けた自在車輪を外から見えないようにする袴状の脚部である。この脚部90は、図4、図5に示すように。前記開閉ドア411、412、413を保護するために、この開閉ドアに設けた前記縦桟500をその投影面積内に収めるように、前方に張り出して形成している。これにより、前記縦桟500が使用者の足元に引っかかるなどの課題を軽減している。
【0029】
この実施の形態では、図3に示すように、中央処理装置1の正面側に複数の縦桟500で形成される前記凹凸模様を備えた開閉ドア401、402、403とし、背面側は極一般的な開閉ドア411、412、413としている。これは、中央処理装置1の設置に際して方向性を備えることにより、コストの削減を図ったものである。
【0030】
また、図6に示すように、この実施の形態では、開閉ドア411、413の前面に細かな穴からなる前記通風部71を形成している。これは、開閉ドアのドア面をパンチングで打ち抜くなどして周囲に強度用の平坦面を残して、そのドア面全体にわたって形成される。この通風部71は、前記開閉ドア401、403にも形成されている(図12参照)。
【0031】
図7に示すように、各筐体の底面には、それぞれ4個の自在車輪91が設けられている。この自在車輪91により、各筐体の搬送を容易に行うことができる。また、NODO筐体200の底面には、前記床下ダクトに連結する通風穴73が設けられる。この通風穴73もまた、金属性材料で形成される細かな網状の形状としている。
【0032】
次に、図8を参照して、縦桟500を備えた開閉ドアの寸法体系を説明する。図8は、開閉ドアの部分平面図である。この実施の形態では、前記IO筐体100とSW筐体300の横幅W2を750mmとしているので、この筐体に取り付けられる開閉ドア401、403の横幅W5を、この筐体の横幅W3より小さい740mmに設定し、更に、この開閉ドア401(403)と402の間の寸法W11を10mmあけて取り付けている。また、開閉ドア400の厚みD2を15mmから30mmに設定し、この前面に取り付けられる縦桟500の奥行D3を前記厚みD2より大きい40mmで、横幅W12を12mmに設定している。
【0033】
そしてまた、この開閉ドア401、403に取り付けられる前記縦桟500を、ドア面の中央部分の範囲W6(654.5mm)の範囲に8本(ピッチW8が約94mm)で等間隔に配置している。同様に、開閉ドア402に取り付けられる前記縦桟500も、ドア面の中央部分の範囲W7(944.5mm)の範囲に11本(ピッチW9が約95mm)で等間隔に配置している。これにより、開閉ドア401と開閉ドア402にそれぞれ設けら隣接する縦桟500の間の寸法W10を約95mmとしている。
【0034】
このように、この実施の形態では、前記IO筐体100とSW筐体300及びNODO筐体200に取り付けられる縦桟500のピッチW8、W9を略同じ寸法にするとともに、前記IO筐体100またはSW筐体300のドア端部と、NODO筐体200のドア端部の間の寸法W10をピッチW8、W9と略同じ寸法とすることにより、開閉ドアをそれぞれ備えた筐体を複数連結して構成される中央処理装置1の前面(1側面)を連続した凹凸模様に形成することができる。そして、何より、このような寸法体系の構造を備えることにより、前方に張り出した縦桟500を備えた開閉ドアを、その一端を中心に開閉することができる。
【0035】
次に、図9から図11を参照して、開閉ドアの具体的な構造を更に説明する。図9は、縦桟500を備えた開閉ドアの内側よりみた一部透視図、図10は縦桟の取付構造を示す部分断面図、図11は背面側の開閉ドアを内側より見た外観図である。
【0036】
先ず、この実施の形態では、開閉ドア401、402、403に多数の縦桟500を等間隔に取り付けるために、この開閉ドアの内側に前記横桟550を上下に配置し、この横桟550にドア面を挟み込むように外側の縦桟500をネジ止めすることにより、縦桟500の取り付けの作業性を向上させている。
【0037】
この構造では、横桟550に等間隔に取付穴552を事前に形成しておき、これを開閉ドアの内側に位置決めして取り付ける。これにより、図10に示すように、この取付穴552からネジを外側に貫通させ、これに縦桟500を取り付けることにより、等間隔に縦桟500を取り付けることができる。
【0038】
この実施の形態では、横桟550を開閉ドアの上下に各1本設けるようにしているが、上下の間に適宜追加しても良い。このような、取り付け構造を採用することにより、それぞれ分離した縦桟500の精度良い組み立てが簡単に行うことができる。また、交差する縦桟500と横桟550でドア面を挟み込んで支持するので、ドア面の肉厚D4を小さくすることができるし、また、ドアの厚さD2を薄くすることができる。
【0039】
一般に、このような開閉ドアは板材の周囲を内側に折り曲げて開閉ドアの周側面を形成することで、ドアの強度を構築している。例えば、この実施の形態でも、背面側に取り付けられる開閉ドア411、412、413は、極一般的な公知のドア構造を備えている。これを図11に示す、この開閉ドアでは、外側がフラット面で形成されているために、そのフラット感を維持するために、前記周囲の枠体551では開閉ドアの強度が持たないために、開閉ドアの内側に強度横桟560と強度縦桟561を適宜取り付けている。このような強度部材は、ドアの肉厚が薄いと取り付けの痕跡がフラットな外側に取り付けの際のひずみとして生じてしまい、意匠性を損なう課題がある。
【0040】
しかし、この実施の形態では、縦桟500と横桟550で両側からドア面を挟んで取り付ける構造としているので、2000mm×1000mmの大きさを備えるドア面の歪みを軽減することができる。また、軽量化も期待できる。
【0041】
図10は、縦桟500の取り付け構造の断面を示したものである。この縦桟500は断面を矩形とする棒状の形態を備え、その内部を中空に形成したアルミ合金の引き抜き材を使用している。材料はアルミ材料に拘るものではない。例えば、樹脂材料でもよい。この実施の形態では、縦桟500自身の強度を得るために、中空の内部を2分割した構造としている。樹脂材料でも、内部を複数に分割すれば、軽量でありながら十分な強度を得ることができる。
【0042】
なお図9、11において553は、開閉ドアを固定するための固定機構であり、中央の鍵穴と、この鍵の回転により上下方向に突出して補強筐体と噛み合う連結構造とから構成される。
【0043】
次に、図12、図13を参照して、この実施の形態の特徴であるドア面の装飾構造について、更に説明する。図12は中央処理装置の正面図、図13はこの装飾構造の効果を説明する平面図である。
【0044】
先ず、図12において、先に説明したように、この実施の形態では、IO筐体100とSW筐体の前面の開閉ドア401、403が、その前面を、図12の右側に示すように、パンチング状の細かな無数の穴からなる通風穴70で形成されている。したがって、前記縦桟500がないと、図6に示すように、パンチング面と平滑面が隣り合って存在するため、意匠性を向上させることが困難である。
【0045】
しかし、この実施の形態では、このような異なる2種類の平面全体を縦桟500で連続する凹凸形状とすることで、パンチングと平滑面の不釣合いを軽減して、意匠性を大幅に向上させることができる。そして、この実施の形態では、この縦桟500を採用した効果をよりいっそう高めるために、縦桟500の間のドア面に複数の装飾シートまたは装飾塗装を施している。
【0046】
この実施の形態ではIO筐体100とSW筐体300については装飾塗装を施し、NODE筐体200については、装飾シートをドア面に貼り付ける構造としている。このドア面に付される装飾は、複数の色彩を施したエリア501(装飾シート)で構成される。
【0047】
図12の左側には、その一例を示している。図に示す異なるハッチング部分が異なる色彩が施されたエリア501を示している。例えば、この実施の形態では、濃い紺色から明るい水色までの4種類の色彩を用意し、ドア面を上下に異なったエリアで構成したり、左右方向に変化させたりすることで、中央処理装置1の内部装置が活動していることを表現している。
【0048】
このような装飾処理が施された装飾効果を図13で説明する。図13は、縦桟500の両側面に反射した模様が観察者にどの様に見えるかを説明するものである。この実施の形態では、前方に張り出した縦桟500の両側面500aを光沢処理している。即ち、この光沢処理は、鏡面のように全反射するものでもよいが、ある程度光を反射すればよい。
【0049】
図13において、この凹凸模様が施された中央処理装置の1面は、その前に立つ観察者Aから観察すると次のように見える。
【0050】
例えば、観察者Aが矢印C1方向から真っ直ぐドア面を見ると、縦桟500によって仕切られた短冊状の装飾エリア501がそのまま見える。しかし、矢印C2のように、観察者Aが前方に目を向けると、短冊状の装飾エリア501の一部が突出する縦桟500によって隠されて段々細くなって見えなくなる。一方、装飾エリア501が見えなくなるにつれ、縦桟500の側面500aで反射される装飾エリア501の面積が増えてくる。この反射して見える装飾エリア501は、そのまま装飾エリア501を見るのと比べると薄くなり、微妙な視覚効果を生み出すことができる。そして、更に遠くを見ると最終的には、縦桟500のトップ面500bしか見えなくなり、装飾エリアを見ることができなくなる。
【0051】
このように、この実施の形態では、観察者Aから見る角度により、凹凸模様の表情が変化するので、装飾効果をいっそう高めることができる。そして、観察者Aが移動するなどして目線位置が移動すると、今まで見えなかった装飾エリアが、初めは反射して、更に反射した模様とともに、更に模様そのものが、徐々に表情を変えて見えるので、中央処理装置1が活動(動作)していることを観察者Aに印象つける効果が期待される。
【0052】
次の、図14を参照して、他の筐体の組み合わせを説明する。図14は筐体の組み合わせを示す平面図である。この実施の形態では、図14(b)に示すように、2個のNODE筐体200に対して1個のSW筐体300と、1個のIO筐体100の組み合わせが基準となる。したがって、NODE筐体200が増設されるとSW筐体300も増設することとなる。しかし、IO筐体100は、基本的には1個を基本にしている。
【0053】
例えば、(a)図では、NODE筐体200が1個でも、1個のSW筐体300と、1個のIO筐体100が必要である。また(c)図のように、NODE筐体3個の場合、(d)図のようにNODE筐体4個の場合は、2個のSW筐体300と、1個のIO筐体100が必要である。しかし、(e)図に示すように、NODE筐体200が多くなると、IO筐体も複数必要となる。
【0054】
また、この配列では、標準配列として、片側にIO筐体100を配置し、その一方に最大2個のNODE筐体200を配置し、その一方にSW筐体300、そしてまたその一方に最大2個のNODE筐体200、更にSW筐体300となるように連結する。また、(e)図のように筐体を連結しない場合、SW筐体300を1個増設するようにする。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、多様な装飾効果を簡単に得ることができるとともに、部品点数を少なくしてコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の部品構成図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の正面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の平面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の左側面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の背面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の一部省略した底面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の開閉ドアの部分平面図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の縦桟を備えた開閉ドアの内側よりみた一部透視図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の縦桟の取付構造を示す部分断面図である。
【図11】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の背面側の開閉ドアを内側より見た外観図である。
【図12】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の中央処理装置の正面図である。
【図13】本発明の一実施形態に係る中央処理装置の装飾構造の効果を説明する平面図である。
【図14】本発明の他の筐体の組み合わせを示す平面図である。
【符号の説明】
1…中央処理装置、50…側板、60…天板、70、71、72、73…通風穴、80…ヒンジ部、90…脚部、91…自在車輪、100…IO筐体、101…各骨組筐体、200…NODE筐体、201…各骨組筐体、300…SW筐体、301…各骨組筐体、401、402、403、411、412、413…開閉ドア、500…縦桟、550…横桟、551…枠体、552…取付穴、560…強度横桟、561…強度縦桟。

Claims (4)

  1. 実質的に直方体からなる筐体を備えた情報処理装置において、
    前記筐体の前面に開閉ドアを配置し、この開閉ドアの外側に複数の縦桟を設け、前記開閉ドアの内側に前記縦桟と交差する少なくとも2本の横桟を設け、
    前記縦桟と横桟は、互いに交差する位置で、前記開閉ドアを挟むようにネジ止めにて取り付けられ
    前記複数の縦桟は、前記開閉ドアの前面に凹部と凸部を形成するように配置されるとともに、隣接する縦桟の対向面を光沢面とし、
    前記凹部は、前記開閉ドアのドア面に装飾を施す装飾エリアを構成する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 複数の機器筐体を連接して1つの筐体を構成する情報処理装置において
    前記筐体は、前面に、前記機器筐体の前面を構成する開閉ドアを備え、
    前記開閉ドアの外側に複数の縦桟を設け、前記開閉ドアの内側に前記縦桟と交差する少なくとも2本の横桟を設け、
    前記縦桟と横桟は、互いに交差する位置で、前記開閉ドアを挟むようにネジ止めにて取り付けられ
    前記複数の縦桟は、前記開閉ドアのドア面に凹部と凸部を形成するように配置されるとともに、隣接する縦桟の対向面を光沢面とし、
    前記凹部は、前記開閉ドアのドア面に装飾を施す装飾エリアを構成する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1または2記載の情報処理装置において、
    前記縦桟は、ほぼ等間隔に前記筐体の前面に配列されている
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1から3記載の何れかの情報処理装置において、
    前記縦桟は、断面を矩形状とする中空の部材で形成されている
    ことを特徴とする情報処理装置。
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