JPH11327478A - ポスター吊り具 - Google Patents

ポスター吊り具

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JPH11327478A
JPH11327478A JP10136585A JP13658598A JPH11327478A JP H11327478 A JPH11327478 A JP H11327478A JP 10136585 A JP10136585 A JP 10136585A JP 13658598 A JP13658598 A JP 13658598A JP H11327478 A JPH11327478 A JP H11327478A
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JP
Japan
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core
poster
sheet
holding
holding device
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Pending
Application number
JP10136585A
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English (en)
Inventor
Akitoshi Osawa
明敏 大沢
Fumiko Tsujinouchi
文子 辻之内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り具で挟んで頭上に吊り下げたポスターを
踏み台を用いずに交換できるようにすることである。 【解決手段】 ブラケット1の対向アーム1a、1a間
に巻芯2を回転可能に横架し、その巻芯2にシート3を
巻回する。そして、一端を巻芯2に固定したシート3の
他端にポスターPを挟む挟持具4を取付ける。また、巻
芯2内には、巻芯2がシート3を繰り出す方向に回転す
るときにばねが巻き締められ、そのばねの力でシート3
を巻き取る巻戻し機構を内蔵させる。こうすると、ポス
ターを引いて挟持具4を手の届く位置に下げ、その位置
でポスター交換を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、頭上に吊り下げ
たポスターの交換を簡単に行えるポスター吊り具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】広告用のポスターを電車などの内部通路
上に吊り下げる場合、専用のポスター吊り具が利用され
る。そのポスター吊り具は、ヒンジで連結した細長い2
枚の挟み板間にポスターの上縁部を挾み、2枚の挾み板
をU字クリップで固定して開き止めするようにしてあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車内で用いるポスター
吊り具は、ポスターを頭上に吊り下げるために車両の天
井に取付けたフックに掛けられており、手の届かない位
置にある。このため、ポスターを交換するとき(その交
換は定期的になされる)には脚立等の踏み台を使用して
いるが、各吊り具の位置で踏み台をセットし、人が上り
下りしている現状の作業は極めて非能率的であり、時間
と労力の浪費が避けられない。連結車両数の多い電車は
交換すべきポスター数が多く、それを限られた区間内で
交換することが要求されるため、作業性の良し悪しは労
力、人件費に無視できない影響を及ぼすが、従来のポス
ター吊り具は、この点に関して改善の工夫を凝したもの
が見当たらない。
【0004】そこで、この発明は、頭上に吊り下げたポ
スターを踏み台無しで手軽に交換できるようにすること
を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明のポスター吊り具においては、天井等に取
付けるブラケットと、このブラケットの対向アーム間に
回転可能に横架する巻芯と、一端を巻芯に固定して巻芯
上に巻回したシートと、巻芯のシート繰り出し方向への
回転時に巻き締められて反発力を生じる弾性体を有し、
その弾性体の力で巻芯を回転させて繰り出したシートを
巻芯上に再度巻取る巻取り機構と、ポスターの上縁部を
着脱自在に挟む挟持具とを具備させ、前記挾持具を前記
シートの他端に取付けてその挟持具を当該挟持具で挟ん
で頭上に吊り下げたポスターと一緒に手の届く位置まで
引き下げ得るようにしたのである。
【0006】このポスター吊り具は、前述のシートに代
えて巻芯の両端近傍に吊り紐を巻回し、その吊り紐の一
端を巻芯に固定し、他端に前記挟持具を取付けてもよ
い。
【0007】また、前記アームと巻芯との間に、巻芯が
巻取り方向への低速回転するときに係合子がブラケット
のアームで支える固定子と巻芯に取付ける回転子とに係
合して回転子の回転を止め、巻芯が繰り出し方向に回転
するとき及び巻取り方向に高速回転するときには係合子
が固定子、回転子の双方から外れて巻芯の回転を許容す
るクラッチを設けるとより好ましいものになる。
【0008】さらに、下向き開口のくさび溝を有する挟
持具の受け具を前記ブラケットの両端部に設け、その受
け具のくさび溝に巻取り機構で巻き上げた挟持具が嵌ま
り込むようにしておくのも好ましい。
【0009】
【作用】電車内に吊り下げたポスターは、手の届く位置
にある。そのポスターを掴んで引き下げると、巻芯が回
転してシート又は紐が繰り出され、挟持具が手の届く位
置まで下りてくる。また、引き下げた挟持具は手を離す
と巻取機構により元の位置に巻き上げられ、従って、挟
持具を作業のし易い位置に引き下げて踏み台無しでポス
ターを交換することができる。
【0010】なお、前述のクラッチを設けた吊り具は、
引き下げた挟持具を任意の位置で動き止めすることがで
き、ポスター交換が楽に行える。
【0011】また、受け具のくさび溝に挟持具が嵌まる
ようにした吊り具は、くさび溝によるくさび効果で挟持
具の挟持力が高められ、ポスターの外れ止めの効果が高
まる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に、この発明のポスター吊り
具の実施形態を示す。図中1は、所要位置に取付けるブ
ラケットである。このブラケット1は、両端に対向一対
のアーム1aを有している。2は対のアーム1a、1a
間に回転可能に横架する巻芯、3は一端を巻芯2に固定
して巻芯2上に巻回したシート、4はシート3の他端に
取付けた挟持具である。
【0013】シート3は、長さが1〜2mあれば充分で
ある。また、挟持具4は、図2に示すように、2枚の挾
み板4a、4aを可撓性ヒンジ4b(図のそれは2つ折
りして各挾み板の内面に貼り付けたシート)で連結し、
さらに、各挾み板4aの内面にシート状磁石(永久磁
石)4cを取付けてその磁石の磁力で2枚の挾み板4
a、4a間にポスターPの上縁部を挟むようにしたが、
この挟持具4は、ポスターPの上縁部を着脱自在に挾み
得るものであればよく、図3のように、ヒンジ4dで連
結した挾み板4a、4aをU字クリップ4eやその他の
適当なクリップで閉じるものなども利用できる。
【0014】また、図1のように、2枚のポスターPを
横に並べて一緒に吊り下げるタイプのものについては、
片方の挾み板4aを長手中央で切断して2枚のポスター
を個々に着脱可能となすこともできる。
【0015】巻芯2の内部には、図4に示すように、ク
ラッチ5と巻取り機構6が組込まれている。
【0016】クラッチ5は、片方のアーム1aで回り止
めして支える固定子5aと、それに緩く外嵌した回転子
5bと、係合子5c(図のそれはボール)とから成る。
固定子5aの外周には、図5に示すランプ溝5dが周方
向に定ピッチで設けられている。また、回転子5bは固
定子5aとの間に係合子収納室を作り出す凹部5eを有
しており、その凹部5e内に係合子5cが納められてい
る。この係合子5cは、回転子5bがシート3の繰り出
し方向(図5のA方向)に回転するときには固定子5a
に対して係止することができず、それにより、回転子5
bの回転が許容される。また、回転子5bが巻取り方向
(図5のB方向)に高速回転するときには係合子5cが
ランプ溝5dからはじき出され、このときにも回転子5
bの回転が許容される。一方、回転子5bを巻取り方向
にゆっくり回転させると、係合子5cがランプ溝5dと
凹部5e端の斜面との間に挾み込まれ、回転子5bの回
転が固定子5aによって阻止される。このクラッチ5は
周知の市販品のクラッチであり、省略することもある。
【0017】巻取り機構6は、図4、図6に示すよう
に、一端をクラッチ5の固定子5aに回り止めして連結
した軸体6a、その軸体6aの他端に回転可能に取付け
た軸受6b、軸体6a上に嵌装して一端を軸体6aに、
他端を軸受6bに各々係止させたコイルばね6cの3者
によって構成されている。軸受6bは、巻芯2に相対回
転不可に係止させており、巻芯2が回転すると軸受6b
も一緒に回転する。そのため、シート3の繰り出しによ
って巻芯2が回転するときにコイルばね6cが巻き締め
られ、そのばねの弾性復元による巻き戻し力が発生す
る。なお、コイルばね6cは渦巻きばねなどで代替する
ことができる。図2、図4の2aは、クラッチ5の無い
側に設ける巻芯2の着脱式支軸である。
【0018】以上の如く構成したポスター吊り具は、ブ
ラケット1を、例えば車内の天井に取付け、挟持具4で
ポスターPを挟んで頭上に吊り下げる。そして、ポスタ
ー交換時に、ポスターPを掴んで引き下げる。その引き
下げにより巻芯2が回転してシート3が繰り出され、挟
持具4が作業のし易い位置まで下りてくる。また、図の
吊り具は、引き下げたポスターをゆっくりと戻すと少し
戻ったところでクラッチ5が係合して挟持具4が引き下
げ点に保持される。そこで、挟持具4の挾み板4aを開
いて古いポスターを外し、新しいポスターを挟む。その
後、挟持具4を少し引き下げてクラッチ5の係合を解
き、手を離せば巻取り機構6による力でシート3が巻き
取られて挟持具4が元の位置に戻り、ポスター交換が終
了する。
【0019】なお、シート3は、ここでは織布を用いた
が、樹脂シートなどであってもよい。また、シート3
は、図7に示すように、紐7で代替することができる。
図のように、巻芯2の両端にボビン8を形成するなどし
てそこに紐7を巻回し、その紐7の一端を巻芯2に固定
し、紐7の他端に挟持具4を取付けると機能面では図1
の吊り具と差の無いものができる。
【0020】このほか、必要に応じて図1に鎖線で示す
受け具9を付加することができる。図8に示すような下
向き開口のくさび溝9aを有する受け具9をブラケット
1の両端部に設けると、巻取り機構による巻き上げ力で
挟持具4がくさび溝9a内に引き込まれ、その溝による
くさび効果で挟持具4の挾み板4a、4aが互いに引き
寄せられて挟持力が高まり、挟持したポスターが外れ難
くなる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、この発明のポスター
吊り具は、挟持具を手の届く位置に引き下げてポスター
交換を行えるので、踏み台が不要であり、踏み台携行の
手間、セットする手間、上り下りの動作を省いてポスタ
ー交換を簡単に効率よく行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のポスター吊り具の実施形態を示す正
面図
【図2】図1の吊り具の拡大側面図
【図3】挟持具の他の形態の一部を示す斜視図
【図4】巻芯に内蔵したクラッチと巻取り機構を示す断
面図
【図5】図4のIII −III 線部の拡大断面図
【図6】図1のポスター吊り具の分解斜視図
【図7】他の実施形態の吊り具の正面図
【図8】受け具と挟持具の嵌合状態を示す側面図
【符号の説明】
1 ブラケット 1a アーム 2 巻芯 3 シート 4 挟持具 4a 挾み板 4b 可撓性ヒンジ 4c シート状磁石 4d ヒンジ 4e U字クリップ 5 クラッチ 5a 固定子 5b 回転子 5c 係合子 5d ランプ溝 5e 凹部 6 巻取り機構 6a 軸受 6c コイルばね 7 紐 8 ボビン 9 受け具 9a くさび溝 P ポスター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井等に取付けるブラケットと、このブ
    ラケットの対向アーム間に回転可能に横架する巻芯と、
    一端を巻芯に固定して巻芯上に巻回したシートと、巻芯
    のシート繰り出し方向への回転時に巻き締められて反発
    力を生じる弾性体を有し、その弾性体の力で巻芯を回転
    させて繰り出したシートを巻芯上に再度巻取る巻取り機
    構と、ポスターの上縁部を着脱自在に挟む挟持具とを具
    備し、前記挾持具を前記シートの他端に取付けてその挟
    持具を当該挟持具で挟んで頭上に吊り下げたポスターと
    一緒に手の届く位置まで引き下げ得るようにしたポスタ
    ー吊り具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のポスター吊り具のシー
    トに代えて巻芯の両端近傍に吊り紐を巻回し、その吊り
    紐の一端を巻芯に固定し、他端に前記挟持具を取付けた
    ポスター吊り具。
  3. 【請求項3】 前記アームと巻芯との間に、巻芯が巻取
    り方向へ低速回転するときに係合子がブラケットのアー
    ムで支える固定子と巻芯に取付ける回転子とに係合して
    回転子の回転を止め、巻芯が繰り出し方向に回転すると
    き及び巻取り方向に高速回転するときには係合子が固定
    子、回転子の双方から外れて巻芯の回転を許容するクラ
    ッチを設けた請求項1又は2記載のポスター吊り具。
  4. 【請求項4】 下向き開口のくさび溝を有する挟持具の
    受け具を前記ブラケットの両端部に設け、その受け具の
    くさび溝に巻取り機構で巻き上げた挟持具が嵌まり込む
    ようにした請求項1又は2記載のポスター吊り具。
JP10136585A 1998-05-19 1998-05-19 ポスター吊り具 Pending JPH11327478A (ja)

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JP10136585A JPH11327478A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 ポスター吊り具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10136585A JPH11327478A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 ポスター吊り具

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Publication Number Publication Date
JPH11327478A true JPH11327478A (ja) 1999-11-26

Family

ID=15178733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10136585A Pending JPH11327478A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 ポスター吊り具

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JP (1) JPH11327478A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006221126A (ja) * 2005-01-14 2006-08-24 Nasuno Gazai Kogyo Kk 紙片ホルダ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006221126A (ja) * 2005-01-14 2006-08-24 Nasuno Gazai Kogyo Kk 紙片ホルダ

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