JPH11327231A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11327231A
JPH11327231A JP10152002A JP15200298A JPH11327231A JP H11327231 A JPH11327231 A JP H11327231A JP 10152002 A JP10152002 A JP 10152002A JP 15200298 A JP15200298 A JP 15200298A JP H11327231 A JPH11327231 A JP H11327231A
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JP
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rib
tray
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JP10152002A
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English (en)
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Toshiki Nagase
俊樹 長瀬
Takashi Kimura
孝 木村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未定着トナー像が形成された被記録材Sを加
熱手段により加熱する定着手段9を備えた画像形成装置
において、両面印字の一面目の印字面が排紙経路P1の
通紙リブ17bに当接した時に、通紙リブへトナーが付
着したり、画像が削られるのを防ぐ。 【解決手段】 定着手段9よりも被記録材搬送方向下流
側の被記録材搬送経路P1を形成する部材の被記録材S
に接触するリブ部17bを他の部分と異なる摺動性、離
型性の優れた材質で形成すること。定着手段9よりも被
記録材搬送方向下流側の被記録材搬送経路P1を形成す
る部材の被記録材Sに接触するリブ部17bが被記録材
Sの接触により押されて逃げ方向に移動するあるいは変
形する自由度があること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は未定着トナー像が形
成された被記録材を加熱手段により加熱する定着手段を
備えたプリンタ・複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、転写式電子写真プロセス
を利用した画像形成装置は、像担持体として回転ドラム
型を一般的とする電子写真感光体(感光ドラム)の表面
に静電潜像を形成し、その感光ドラム上の静電潜像を現
像剤(トナー)によって現像して可視像化(トナー像)
し、そのトナー像を転写装置により被記録材としての転
写材に転写して転写材上に担持させ、この転写材を圧力
や熱等を用いる定着装置に導入して転写材上の未定着ト
ナー像を永久固着像として定着させる。画像定着された
転写材は排紙経路を通り装置外に排出される。
【0003】また両面印字機能(両面画像形成機能)を
有している画像形成装置は、定着装置を出た、一面目に
対する画像形成・定着済みの転写材を反転給紙部に送
り、反転させ、再び画像形成部に送ってニ面目に対する
画像形成を行なわせ、さらに定着装置に再導入して転写
材上のニ面目の未定着トナー像を定着させる。こうして
両面印字済みの転写材が排紙経路を通り装置外に排出さ
れる。
【0004】定着装置から装置外に至る排紙経路には、
転写材との接触抵抗を減らすため、複数の通紙リブがた
てられているが、排紙経路は多くの場合、画像形成装置
の外装カバーに接近しているため、外装カバーの裏側に
一体で通紙リブがたてられているものが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】未定着トナー像が形成
された被記録材を加熱手段により加熱する定着手段を備
えた画像形成装置において、定着手段を出た直後時の被
記録材上のトナー像は未だ熱を帯びていて完全には固着
(固化)していない状態にある。
【0006】そのため定着手段を出た直後時の被記録材
の未だ完全には固着していない状態のトナー画像面が排
紙経路の通紙リブに当接する場合には、通紙リブにトナ
ーが付着し被記録材搬送の抵抗になったり、画像に悪影
響を与える。
【0007】両面印字の場合は、定着手段を出た直後時
の両面印字済みの被記録材は一面目の印字面が排紙経路
の通紙リブに当接しながら送られていくことになる。こ
の一面目の印字面のトナー像は定着手段で再加熱されて
定着手段を出た直後時は熱を帯びて完全には固着してい
ない。
【0008】特に、カラープリントの場合は複数色のト
ナーを溶かして均一に混色させるために、定着手段(定
着ローラー)の温度は白黒プリントの場合に比較して高
めに設定されるため、定着手段を出た被記録材上のトナ
ーは固着しずらくなる。
【0009】また、装置の小型化に伴い、定着部を出た
直後の被記録材の搬送方向を急激に変える必要が生じて
くる。このような場合には被記録材の搬送方向が急激に
変えられる部分での通紙リブに対する被記録材の当接圧
は特に大きくなる。
【0010】そのような状態で、定着手段を出た直後時
の被記録材上の未だ完全には固着するには至っていない
状態のトナー画像面が排紙経路の通紙リブに当接摺動す
ると、通紙リブにトナーが付着し被記録材搬送の抵抗に
なったり、画像に悪影響を与える。
【0011】通紙リブを、未だ完全には固着するには至
っていない状態のトナー画像面に対して摺動性や離型性
のよい材料にすれば、通紙リブに対するトナー付着防止
に対して効果があるが、前述のように画像形成装置の外
装カバーと一体になった通紙リブの場合、部材が大きい
という点や難燃性の関係で自由に材質を選ぶことができ
ない。
【0012】そこで本発明は、未定着トナー像が形成さ
れた被記録材を加熱手段により加熱する定着手段を備え
たプリンタ・複写機等の画像形成装置についての上記の
ような問題点を解決するものであり、トナーが付着しな
いような通紙リブを有する排紙部(被記録材搬送経路)
をもった画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
【0014】(1)未定着トナー像が形成された被記録
材を加熱手段により加熱する定着手段を備えた画像形成
装置において、定着手段よりも被記録材搬送方向下流側
の被記録材搬送経路を形成する部材の被記録材に接触す
るリブ部を他の部分と異なる材質で形成することを特徴
とする画像形成装置。
【0015】(2)前記リブ部が着脱可能であることを
特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
【0016】(3)前記リブ部が排出された被記録材を
受けるトレイ部材に形成されることを特徴とする(1)
または(2)に記載の画像形成装置。
【0017】(4)未定着トナー像が形成された被記録
材を加熱手段により加熱する定着手段を備えた画像形成
装置において、定着手段よりも被記録材搬送方向下流側
の被記録材搬送経路を形成する部材の被記録材に接触す
るリブ部が被記録材の接触により押されて逃げ方向に移
動するあるいは変形する自由度があることを特徴とする
画像形成装置。
【0018】(5)前記リブ部が被記録材搬送経路の両
面印字された被記録材の一面目が接触する側に設けられ
たことを特徴とする(1)ないし(4)の何れか1つに
記載の画像形成装置。
【0019】〈作 用〉 a.定着手段よりも被記録材搬送方向下流側の被記録材
搬送経路を形成する部材の被記録材に接触する通紙リブ
部を他の部分と異なる摺動性、離型性の優れた材質で形
成することで、通紙リブへのトナー付着を防止すること
が可能になる。
【0020】b.また定着手段よりも被記録材搬送方向
下流側の被記録材搬送経路を形成する部材の被記録材に
接触する通紙リブ部が被記録材の接触により押されて逃
げ方向に移動するあるいは撓みまたは変形を生じるよう
に構成にすることで、通紙リブへの被記録材の当接圧を
弱めて、通紙リブへのトナー付着や画像の剥がれを防止
することが可能になる。
【0021】c.以上のような構成にすることで、被記
録材の定着後の搬送方向を急激に変化させても、通紙リ
ブへのトナー付着や画像の剥がれを防止できるため、小
スペースな画像形成装置を提供することが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】〈第1の実施例〉(図1〜図5) 図1は本発明に従う画像形成装置例の概略構成図であ
る。本例の画像形成装置は転写式電子写真プロセスを利
用した、4色フルカラー画像を形成できるレーザープリ
ンタ(カラーデジタル複写機)である。Aは該プリンタ
の総括符号である。
【0023】またこのプリンタAに図5のようにオープ
ションのシート反転搬送装置Bを組み合わせて使用する
ことにより両面プリントの実行も可能となる。
【0024】(1)画像形成動作 プリンタAにおいて、18はプリンタ上面部に搭載した
カラー原稿自動読取装置(デジタルカラー画像リーダー
部)である。
【0025】このカラー原稿自動読取装置18に原稿を
セットして読取動作させることで原稿のカラー画像の色
分解画像信号(色分解画像の時系列電気デジタル画素信
号)が得られる。その色分解画像信号は不図示の増幅回
路を経て不図示のビデオ処理部にて処理され、プリンタ
部のレーザースキャナ3に送出される。原稿は白黒画像
原稿であってもよい。
【0026】1は第1の像担持体としての回転ドラム型
の電子写真感光体(以下、感光ドラムである)である。
この感光ドラム1は不図示の駆動手段により反時計方向
に所定の周速度をもって回転駆動される。
【0027】感光ドラム1はその回転過程において、帯
電装置2による所定の極性・電位の均一帯電を受け、次
いで露光手段としてのレーザースキャナ3から出力され
る、上記の色分解画像信号に対応して変調されたレーザ
ービームLによる走査露光を受けることで露光画像情報
に対応した静電潜像が形成される。
【0028】そしてその静電潜像が現像装置4によりト
ナー像として現像され、そのトナー像が一次転写部T1
において、中間転写ユニット5の第2の像担持体として
の回動中間転写ベルト5aに順次に一次転写される。
【0029】中間転写ベルト5aに対するトナー像の一
次転写後の回転感光ドラム1面はクリーニング装置6で
転写残トナーの除去を受けて清掃され、繰り返して作像
に供される。
【0030】現像装置4は、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4色のトナーを収容させた都合4つの色
現像器(色現像剤収容部)4Y・4M・4C・4BKを
具備させた回転切替式のカラー現像装置である。所定の
色現像器が回転感光ドラム1の現像部位に対向位置する
ように回転切替制御され、回転感光ドラム1上の静電潜
像がその色現像器の色トナーで現像される。
【0031】中間転写ベルト5aは複数本のローラー間
に懸回張設してあり、一次転写部T1において感光ドラ
ム1の回転に順方向でかつ感光ドラム1の回転周速にほ
ぼ対応の周速で回動駆動される。
【0032】カラー画像の形成は、上記の回転感光ドラ
ム1に対するトナー像の形成、そのトナー像の中間転写
ベルト5aに対する一次転写のプロセスが、カラー画像
の各色分解成分像であるイエロー成分像、マゼンタ成分
像、シアン成分像、ブラック成分像について順次に実行
され、その各色分解成分像の都合4色のトナー像が中間
転写ベルト5aに順次に所定に位置合わせされて重畳転
写されることでなされる。
【0033】そして中間転写ベルト5a上に都合4色の
トナー像の重畳にて合成形成されたフルカラートナー像
が、二次転写部T2において、給紙部から該二次転写部
T2に所定の制御タイミングにて給送された被記録材シ
ートである転写材Sに一括して順次に二次転写される。
【0034】白黒画像の形成は、回転感光ドラム1に対
する黒トナー像の形成、そのトナー像の中間転写ベルト
5に対する一次転写、転写材Sに対する二次転写がなさ
れて実行される。
【0035】本例において給紙部はカセット給紙部であ
る。7は給紙カセットであり、プリンタ本体内の下部を
カセット装着部としてプリンタ正面側から着脱操作自由
である(フロントローデング)。
【0036】給紙信号に基づいて給紙ローラー7aが一
回転駆動されることで分離爪7bとの協働で給紙カセッ
ト7内に積載収納の転写材S(シート)の最上位のもの
が一枚分離給紙され、搬送ローラー対7c→レジストロ
ーラー対7d→搬送ローラー対7eの経路を通って二次
転写部T2に給送される。
【0037】レジストローラー対7dは二次転写部T2
に対して転写材Sを所定の制御タイミングにて給送する
働きと、転写材Sの斜行状態を矯正する働きをしてい
る。
【0038】二次転写部T2を通った転写材Sは搬送装
置8により定着装置9に導入される。本例の定着装置9
は、熱ローラーである定着ローラー9aとこれに圧接さ
せた加圧ローラー9bとの一対の回転体の圧接部である
定着ニップ部に転写材Sを導入して挟持搬送させること
で転写材Sを加熱・加圧して転写材S上にトナー像を熱
圧定着させるものである。
【0039】定着装置9を出た転写材Sは第1の切替姿
勢に切替保持されたフラッパー10の上ガイド面側を通
って上方に進路案内され、定着装置9の出口側から上方
に延びてプリンタ上面側に具備させたフェイスダウント
レー(FDトレー)15に至る排紙経路P1を通ってF
Dトレー15上にフェイスダウン排紙される。
【0040】(2)排紙経路P1 図2は、上記排紙経路P1部分の拡大図である。11は
プリンタAの後面パネル(外装カバー)としての排紙カ
バーである。図3はこの排紙カバー11の裏面図であ
る。12はこの排紙カバー11よりもプリンタ内側に配
設した、排紙カバー11に対する対向パネルである。
【0041】上記排紙経路P1は、排紙カバー11の裏
面側に具備させた通紙リブ17b・11a・11bと、
対向パネル12の排紙カバー11の裏面に対する対向面
側に具備させた通紙リブ12a・12bと、経路P1の
途中部と出口部とにそれぞれ具備させた搬送ローラー対
13・14等で構成される。
【0042】排紙カバー11の裏面側に具備させた通紙
リブ17b・11a・11bのうち通紙リブ11aと1
1bは排紙カバー11に一体に形成具備させたものであ
るが、通紙リブ17bは後述するフェイスアップサブト
レー17に具備させたものである。
【0043】対向パネル12の排紙カバー11の内面に
対する対向面側に具備させた通紙リブ12a・12bは
いずれもに対向パネル12に一体に形成具備させたもの
である。
【0044】上記の排紙カバー11は下辺側のヒンジ部
11cを中心にプリンタ本体に対して開閉自在であり、
開くことで、定着装置9の転写材出口側、及び排紙経路
P1を大きく開放することができる。定着装置9の転写
材出口側や排紙経路P1内に転写材がジャムしたときに
は排紙カバー11を開いてジャム紙の除去をすることが
できる。
【0045】(3)フェイスアップトレー 16は排紙カバー11の外面側に具備させたフェイスア
ップトレー(FUトレー)である。このFUトレー16
は下辺側の不図示のヒンジ部を中心に排紙カバー11に
対して開閉自在である。
【0046】図1・図2はFUトレー16が排紙カバー
11の外面に対して閉じ込まれている状態であり、十分
に閉じ込むことで、FUトレー16の上辺側に具備させ
た弾性フック部16aが排紙カバー11側の引っ掛け突
起部11dに掛合してFUトレー16の排紙カバー11
に対する閉じ込み状態が安定に保持される。
【0047】この閉じ込まれているFUトレー16の上
辺側に設けた把手部16bに手指を掛け、弾性フック部
16aと引っ掛け突起部11dとの掛合力に抗してFU
トレー16を排紙カバー11の外面から引っ張り操作す
ると、弾性フック部16aのたわみで該弾性フック部1
6aが引っ掛け突起部11dから外れ、FUトレー16
を排紙カバー11の外面から開くことができる。
【0048】図4はFUトレー16を開いた状態を示し
ており、閉じ込み状態の垂直から略60°位まで倒し開
かれ、その開き角度状態に保持される。
【0049】FUトレー16が開かれると、これに連動
して前述のフラッパー10が第2の切替姿勢に切替保持
される。このフラッパー10の第2の切替姿勢は定着装
置9を出た転写材Sをフラッパー10の下ガイド面側を
通らせて排紙カバー下部のフェイスアップ排紙口11e
へ直進させる姿勢である。
【0050】17はフェイスアップサブトレー(FUサ
ブトレー)である。このFUサブトレー17はFUトレ
ー16の先端側にヒンジ部17aを中心に開閉回動自在
に連結してあり、FUトレー16の上面に重ねて折りた
たんだ閉じ状態と、図4のようにFUトレー16から前
方に展開してFUトレーを延長した開き状態とに転換す
ることができる。
【0051】フェイスアップ排紙をするとき、FUトレ
ー16を開き、更にFUサブトレー17を展開状態にす
る。FUトレー16の開きに連動してフラッパー10が
第2の切替姿勢に切替保持されることで、定着装置9を
出た転写材Sはフラッパー10の下ガイド面側→排紙カ
バー下部のフェイスアップ排紙口11eを通って、開か
れているFUトレー16・FUサブトレー17の上にフ
ェイスアップ排紙される。
【0052】FUトレー16の不使用時は、FUサブト
レー17をFUトレー16の上面に重ねて折りたたんだ
閉じ状態にし、FUサブトレー17を排紙カバー11の
外面に閉じ込み、弾性フック部16aと引っ掛け突起部
11dの掛合で閉じ込み状態を保持させる。この閉じ込
み状態において、FUサブトレー17はFUトレー16
と排紙カバー11の間に位置する。
【0053】FUサブトレー17の裏面側には複数本の
並行通紙リブ17bを具備させてあり、FUサブトレー
17がFUトレー16の上面に閉じ込まれ、FUトレー
16が排紙カバー11に閉じ込まれた状態において、F
Uサブトレー17の裏面側に具備させた複数本の各並行
通紙リブ17bは、排紙カバー11に設けた各対応のス
リット穴11fから排紙カバー11の裏面側に突き出た
状態になり、前記の排紙経路P1を構成するリブの一部
となる。
【0054】(4)両面印字 両面印字(両面画像形成、両面プリント)は、図5のよ
うに、FUトレー16を閉じ込み状態にしたプリンタA
に、オープションのシート反転搬送装置Bを組み合わせ
て使用することにより実行可能となる。
【0055】すなわち、図5のプリンタAとシート反転
搬送装置Bの組み合わせて状態において、二次転写部T
2で第1面に対するトナー像(フルカラー画像または白
黒画像)の転写を受けた転写材Sは定着装置9に導入さ
れて第1面に対するトナー像の定着処理を受け、定着装
置9を出て、このときは第2の切替姿勢に切替制御され
ているフラッパー10の下ガイド面側→排紙カバー下部
のフェイスアップ排紙口11eを通って、該フェイスア
ップ排紙口11eに対応位置しているシート反転搬送装
置B側のシート入口部21から装置B内に進入する。
【0056】装置B内に進入した第1面印字済みの転写
材Sは装置B内を、反転前パス22、反転パス23へと
送られる。反転パス23に送られた転写材Sは、正転し
ている反転ローラー対(スイッチバックローラー対)2
4によって通常搬送された後、逆転に変わった反転ロー
ラー対24によってスイッチバック搬送されて反転後パ
ス25へ送られる。この時点で、転写材Sの表裏が反転
される。すなわち、第2面の印字を行なう姿勢になる。
【0057】反転後パス25に送られた転写材Sは、搬
送ローラー対26によって再搬送パス27に送られ、搬
送ローラー対28・29・30によって送られ、シート
出口部31から、これに対応位置しているプリンタ下面
側のシート入口部7fに進入する。
【0058】そしてプリンタ内をレジストローラー対7
d→搬送ローラー対7eの経路を通って二次転写部T2
に第2面側が二次転写ベルト5aに対面して所定のタイ
ミングで給送され、転写材Sの第2面に対するトナー像
の転写がなされる。
【0059】第2面に対するトナー像の転写を受けた転
写材Sは定着装置9に導入されて第2面に対するトナー
像の定着処理を受け、定着装置9を出て、このときは第
1の切替姿勢に切替制御されているフラッパー10の上
側ガイド面側を通って上方に進路案内され、排紙経路P
1を通ってFDトレー15上に第2面下向きで排紙され
る。
【0060】(5)通紙リブ17b フラッパー10が第1の切替姿勢に切替保持され、定着
装置9を出た転写材Sが排紙経路P1を通ってFDトレ
ー15上に排出搬送される場合において、定着装置9を
出た転写材Sは、フラッパー10の上ガイド面側を通っ
て排紙通路P1の、排紙カバー11側の通紙リブ17b
・通紙リブ12aと対向パネル12側の通紙リブ12a
の間の空間を通紙リブ17bに沿いながら通過し、さら
に搬送ローラー対13により挟持搬送され、排紙カバー
11側の通紙リブ11bと対向パネル12側の通紙リブ
12bの間の空間を通過し、搬送ローラー対14により
FDトレー15上に排紙される。
【0061】通紙リブ17bは定着装置9の転写材出口
寄りにあり、かつ定着装置9を出た転写材Sはこの通紙
リブ17bに当接摺動しながら排紙経路P1内を送られ
ていく。
【0062】片面印字の場合は、定着装置9の出た転写
材Sは印字面側とは反対の非印字面である転写材裏面側
が通紙リブ17bに当接摺動しながら排紙経路P1内を
送られていくが、両面印字の場合には、定着装置9の出
た転写材Sは第1面である印字面側が通紙リブ17bに
当接摺動しながら排紙経路P1内を送られていくことに
なる。第1面側のトナー像は既に定着処理を受けている
けれども、第2面側のトナー像の定着処理のために転写
材Sが再度定着装置9に導入されることで再加熱を受け
て軟化状態になる。そしてその再加熱で軟化した第1面
側のトナー像は定着装置9を出た転写材Sが通紙リブ1
7bに当接摺動しているあたりではまだ完全には固着
(固化)するにはいたっていない。
【0063】そして前述したように、未だ完全に固着し
ていないトナー像面が通紙リブに当接すると、通紙リブ
にトナーが付着し転写材Sの搬送の抵抗になったり、画
像に悪影響を与える。
【0064】そこで本例においては定着装置9を出た直
後時の転写材Sが当接摺動する通紙リブ17bについ
て、該リブ17b部を含むFUサブトレー17を、トナ
ーの付着防止に対して効果のある、POM(ポリアセタ
ール)やフッ素入り樹脂(例えばPTFE、PFA、E
TFE、PC+ABS+フッ素樹脂)等の摺動性や離型
性の良い材料で成形した。
【0065】そのため、本例のプリンタにあっては、両
面印字の場合において、定着装置9を出た直後時の転写
材Sの、再加熱で軟化した第1面側のトナー像が未だ完
全に固着していない状態のまま通紙リブ17bに当接摺
動しても該通紙リブ17bへのトナー付着を防止するこ
とができ、通紙リブ17bにトナーが付着し転写材Sの
搬送の抵抗になったり、画像に悪影響を与えることを防
止することができる。
【0066】また、本例では、リブ17b部を含むFU
サブトレー17だけを上記のようなPOMやフッ素入り
樹脂等の摺動性や離型性の良い材料で成形すればよいか
ら、部材が大きいという点や難燃性の関係で自由に材質
を選ぶことができないというな問題も解消される。即
ち、排紙カバー11はABS等の通常の安価な外装材料
で成形できるので、コストを抑えることが可能となる。
【0067】さらに、本例では、リブ17bを具備させ
たFUサブトレー17は排紙カバー11に閉じ込んだF
Uトレー16と排紙カバー11の間においてヒンジ部1
7aを中心とする多少の前後方向揺動ガタをもって収ま
っている。そのため、定着装置9を出た直後時の転写材
Sが通紙リブ17bに当接摺動したとき、リブ17bを
含むFUサブトレー17が転写材Sの当接で上記のガタ
分逃げ移動することで通紙リブ17bへの転写材Sの当
接圧を弱めることができ、両面印字の場合において、定
着装置9を出た直後時の転写材Sの、再加熱で軟化した
第1面側のトナー像が未だ完全に固着していない状態の
まま通紙リブ17bに当接摺動しても該通紙リブ17b
へのトナー付着や画像の剥がれを防止することができ
る。
【0068】〈第2の実施例〉(図6) 本実施例は、上述の第1の実施例のプリンタにおいて、
排紙経路P1を構成させた通紙リブ17bと11aにつ
いては、これらをPOMやフッ素入り樹脂等の摺動性や
離型性の良い材料を用いた一体成形品で、かつ排紙カバ
ー11の裏面側に着脱可能な、排紙カバー11とは別部
品の通紙リブ40の形態にしたものである。
【0069】図6の(a)は排紙カバー11から上記の
通紙リブ40が外されている状態の図、(b)は排紙カ
バー11に上記の通紙リブ40が装着されている状態の
図である。
【0070】この通紙リブ40の排紙カバー11の裏面
側に対する装着は、本例の場合は、通紙リブ40の上端
部40aを排紙カバー11側の凹部11gに差し込み、
また通紙リブ40の下端部側に設けたフック部40bを
排紙カバー11側に設けた穴部11hに引っ掛けること
でなされる。
【0071】本例の場合も、両面印字の場合において、
定着装置9を出た直後時の転写材Sの、再加熱で軟化し
た第1面側のトナー像が未だ完全に固着していない状態
のまま通紙リブ17bに当接摺動しても該通紙リブ17
bへのトナー付着を防止することができ、通紙リブ17
bにトナーが付着し転写材Sの搬送の抵抗になったり、
画像に悪影響を与えることを防止することができる。
【0072】また、本例では、リブ17b・11aを含
む、排紙カバー11とは別部品とした通紙リブ40だけ
をPOMやフッ素入り樹脂等の摺動性や離型性の良い材
料で成形すればよいから、部材が大きいという点や難燃
性の関係で自由に材質を選ぶことができないというな問
題も解消される。即ち、排紙カバー11はABS等の通
常の安価な外装材料で成形できるので、コストを抑える
ことが可能となる。さらに、本例では、通紙リブ40は
排紙カバー11の裏面側に、通紙リブ40の上下2か所
部40a・40bを排紙カバー11側の受け部11g・
11hに引っ掛けて装着する構成になっており、装着し
た状態で、通紙リブ40と排紙カバー11との間には通
紙リブ40のガタ隙間αがある。そのため、定着装置9
を出た直後時の転写材Sが通紙リブ17bに当接摺動し
たとき、リブ17bを含む通紙リブ40が転写材Sの当
接で上記のガタ分逃げ移動することで通紙リブ17bへ
の転写材Sの当接圧が弱まることにより、両面印字の場
合において、定着装置9を出た直後時の転写材Sの、再
加熱で軟化した第1面側のトナー像が未だ完全に固着し
ていない状態のまま通紙リブ17bに当接摺動しても該
通紙リブ17bへのトナー付着や画像の剥がれを防止す
ることができる。
【0073】〈その他〉 1)定着装置9を出た直後時の転写材Sのフェイスダウ
ン排紙とフェイスアップ排紙との進路を切り替えるため
のフラッパー10もトナーの付着防止に対して効果のあ
る、POMやフッ素入り樹脂等の摺動性や離型性の良い
材料で成形するとよい。
【0074】2)被記録材が接触する通紙リブ部に被記
録材との接触により逃げ方向に撓みあるいは変形を生じ
るようにして被記録材の当接圧を弱める構成にすること
もできる。
【0075】3)被記録材に対するトナー像の形成原理
・プロセスは任意である。転写方式でなく、直接方式で
あってもよい。
【0076】4)定着手段は熱ローラー方式に限らず、
その他の各種の熱定着方式の定着手段を用いることがで
きる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、未
定着トナー像が形成された被記録材を加熱手段により加
熱する定着手段を備えたプリンタ・複写機等の画像形成
装置について、定着手段よりも被記録材搬送方向下流側
の被記録材搬送経路を形成する部材の被記録材に接触す
る通紙リブ部を他の部分と異なる摺動性、離型性の優れ
た材質で形成することで、通紙リブへのトナー付着を防
止することが可能になる。
【0078】また定着手段よりも被記録材搬送方向下流
側の被記録材搬送経路を形成する部材の被記録材に接触
する通紙リブ部が被記録材の接触により押されて逃げ方
向に移動するあるいは撓みまたは変形を生じるように構
成にすることで、通紙リブへの被記録材の当接圧を弱め
て、通紙リブへのトナー付着や画像の剥がれを防止する
ことが可能になる。
【0079】以上のような構成にすることで、被記録材
の定着後の搬送方向を急激に変化させても、通紙リブへ
のトナー付着や画像の剥がれを防止できるため、小スペ
ースな画像形成装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の画像形成装置の概略構成図
【図2】 フェイスダウン排紙経路部分の拡大図
【図3】 排紙カバーの裏面図
【図4】 フェイスアップトレーを開き、さらにフェイ
スアップサブトレーを展開した状態を示した図
【図5】 プリンタにオープションのシート反転搬送装
置を組み合わせた概略構成図
【図6】 第2の実施例の説明図
【符号の説明】
A プリンタ B シート反転搬送装置 9 熱定着装置 P1 フェイスダウン排紙経路 11 排紙カバー 12 対向パネル 17b・11a・11b・12a・12b 通紙リブ 13・14 搬送ローラー対 15 フェイスダウントレー 16 フェイスアップトレー 17 フェイスアップサブトレー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着トナー像が形成された被記録材を
    加熱手段により加熱する定着手段を備えた画像形成装置
    において、定着手段よりも被記録材搬送方向下流側の被
    記録材搬送経路を形成する部材の被記録材に接触するリ
    ブ部を他の部分と異なる材質で形成することを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記リブ部が着脱可能であることを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記リブ部が排出された被記録材を受け
    るトレイ部材に形成されることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 未定着トナー像が形成された被記録材を
    加熱手段により加熱する定着手段を備えた画像形成装置
    において、定着手段よりも被記録材搬送方向下流側の被
    記録材搬送経路を形成する部材の被記録材に接触するリ
    ブ部が被記録材の接触により押されて逃げ方向に移動す
    るあるいは変形する自由度があることを特徴とする画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記リブ部が被記録材搬送経路の両面印
    字された被記録材の一面目が接触する側に設けられたこ
    とを特徴とする請求項1ないし4の何れか1つに記載の
    画像形成装置。
JP10152002A 1998-05-15 1998-05-15 画像形成装置 Pending JPH11327231A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009286553A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Canon Inc シート搬送装置および画像形成装置

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JP2009286553A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Canon Inc シート搬送装置および画像形成装置

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