JPH11327218A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11327218A
JPH11327218A JP10150732A JP15073298A JPH11327218A JP H11327218 A JPH11327218 A JP H11327218A JP 10150732 A JP10150732 A JP 10150732A JP 15073298 A JP15073298 A JP 15073298A JP H11327218 A JPH11327218 A JP H11327218A
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JP
Japan
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sheet material
unit
image
image forming
toner image
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Application number
JP10150732A
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English (en)
Inventor
Tatsuji Takizawa
辰治 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Katsuragawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Katsuragawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Katsuragawa Electric Co Ltd filed Critical Katsuragawa Electric Co Ltd
Priority to JP10150732A priority Critical patent/JPH11327218A/ja
Publication of JPH11327218A publication Critical patent/JPH11327218A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00535Stable handling of copy medium
    • G03G2215/00556Control of copy medium feeding
    • G03G2215/00586Control of copy medium feeding duplex mode

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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材のジャムがきわめて少なく、高速の
両面コピーや両面プリントが可能であり、使いかってが
良い画像形成装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 シート材の一方の面に対して第1のトナ
ー画像を形成する第1の画像形成部(3)と、第1のト
ナー画像を形成した面とは反対側の前記シート材の面を
担持して搬送する第1の搬送手段(4)と、前記第1の
トナー画像を定着する第1の定着装置(5)と、シート
材の他方の面に対して第2のトナー画像を形成する第2
の画像形成部(6)と、前記第1のトナー画像が形成さ
れた側のシート材の面を吸引して搬送する第2の搬送手
段(7)と、前記第2のトナー画像を定着する第2の定
着装置(8)とを有し、これら構成要件が前記シート材
の搬送経路がほぼ直線となるように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
プリンター等の画像形成装置に関し、特には、シート材
の両面にそれぞれ画像形成を行うことが可能な画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ等の画像形成装置の一
機種として、一枚のシート材の表裏両面に画像形成を行
うことを可能とした装置が提案されている。通常知られ
るかかる装置は、 シート材の一方の面に第1の画像を
形成した後、シート材を画像形成装置内に設けた中間ト
レイと呼ばれる表裏反転させるためのトレイ内に一時的
に収容し、次いで適当なタイミングにより中間トレイか
らシート材を再給送させて、第1の画像を形成したと同
じ画像形成部へと同じルートで送り、そこにおいて、シ
ート材の異なる面に第2の画像を形成し、次いで画像形
成装置外へと排出する構成よりなる。
【0003】かかる装置においては、2枚の現像を1枚
のシート材の表裏面に1枚1枚単発的に再生させるよう
な比較的にゆっくりとした使用にあっては良いが、多数
の原稿を連続して両面に再生する場合や、異なる原稿を
両面コピーやプリントとして多数枚を高速で再生するよ
うな場合には、不向きであり、解決しなければならない
幾つかの問題を有している。
【0004】その一つは中間トレイからの再給送時のジ
ャムであり、これは、多数の原稿を連続して両面コピー
する場合、まず再生しようとする原稿の内、偶数原稿を
スキップして奇数原稿の画像のみをシート材の片面に形
成させ、これらの片面に画像を形成したシート材をひと
まず中間トレイに積載させ、次いで奇数原稿の画像の形
成のために再給送させる。しかしながら、奇数原稿の形
成時シート材が画像形成時のコロナ帯電器等によりに静
電吸着力を帯びて隣り合うシート材と互いに吸着状態に
なっている場合が多く、従って、シート材を中間トレイ
から再給送する時にしばしば重送してしまいジャムが生
じ易くなる。
【0005】また、上記した構成にあっては、シート材
を中間トレイに一時的に積載収容し、次いで再給送する
という段階を踏んだ間の開いたタイミング制御が必要で
あるため、高速の連続コピーやプリントには不向きであ
り、対応し難く、また、シート材が大判サイズである場
合には、それに応じた大きさの中間トレイが必要とな
り、装置のコンパクト化にも制約があった。
【0006】一方、特開平9−43912号公報に開示
されるように2つの画像形成手段を上下方向に配置さ
せ、シート材の上面と下面とにそれぞれの画像形成手段
を対向させてワンパスで両面コピーを形成する構成の画
像形成装置が知られる。それぞれの画像形成手段の後段
にはそれぞれ定着装置を有しており、トナー画像を形成
した後にそれぞれ定着している。また、シート材の搬送
経路は、略U字状となっている。
【0007】このような構成の画像形成装置において
は、シート材の搬送経路が搬送ローラ等によりU字状と
なっている。このため、特に高速コピーを行う場合にあ
ってはシート材のずれや、次の画像形成手段とのレジス
トレーション等の解決すべき問題を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題点に鑑みてなされたものであり、シート材のジャムが
きわめて少なく、高速の両面コピーや両面プリントが可
能であり、使いかってが良い画像形成装置を提供するこ
とを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の画像形成装置は、シート材の一方の面に対
して第1のトナー画像を形成する第1の画像形成部と、
第1のトナー画像を形成した面とは反対側の前記シート
材の面を担持して搬送する第1の搬送手段と、前記第1
のトナー画像を定着する第1の定着装置と、シート材の
他方の面に対して第2のトナー画像を形成する第2の画
像形成部と、前記第1のトナー画像が形成された側のシ
ート材の面を吸引して搬送する第2の搬送手段と、前記
第2のトナー画像を定着する第2の定着装置とを有し、
前記シート材の搬送経路がほぼ直線となるように前記第
1の画像形成部、前記第1の搬送手段、前記第1の定着
装置、前記第2の画像形成部、前記第2の搬送手段、前
記第2の定着装置を配置したことを特徴とする。
【0010】また、本発明の画像形成装置は、シート材
の入力口から出力口までのシート材の搬送路を略水平方
向に直通に設け、かかる搬送路に沿って、シート材の一
方の面に対して第1のトナー画像を形成する少なくとも
像担持体と前記搬送路を介して対峙する転写ローラとを
有する第1の画像形成部と、第1のトナー画像を形成し
た面とは反対側の前記シート材の面を吸引して搬送する
第1の搬送手段と、前記第1のトナー画像を定着する第
1の定着装置と、シート材の他方の面に対して第2のト
ナー画像を形成する少なくとも像担持体と前記搬送路を
介して対峙する転写ローラとを有する第2の画像形成部
と、前記第1のトナー画像が形成された側のシート材の
面を受けて搬送する第2の搬送手段と、前記第2のトナ
ー画像を定着する第2の定着装置とを順次に配置したこ
とを特徴とする。
【0011】更に、前記画像形成装置は、第1の画像形
成部と第1の搬送手段と第1の定着装置とを含む第1の
ユニットと、第2の画像形成部と第2の搬送手段と第2
の定着装置とを含む第2のユニットとからなり、前記第
1のユニットと前記第2のユニットとが分離可能に設け
られていることを特徴とし、前記第1の定着装置は、ト
ナー画像が飛散しない程度に定着される定着温度に設定
されていることを特徴とする。
【0012】このような構成により、第1の画像形成手
部により第1のトナー画像を形成したシート材は、低い
定着温度に設定された第1の定着装置を通過し、第1の
トナー画像が飛散しない程度に定着される。次いでシー
ト材は第2の画像形成部に搬送されて第2のトナー画像
を形成し、第2の搬送手段により第1のトナー画像を乱
すことなくシート材を通常の定着温度に設定された第2
の定着装置に搬送して定着する。こうして表裏両面に第
1および第2のトナー画像を形成したシート材が画像形
成装置外部に排出される。
【0013】このように、シート材はほぼ直線的に画像
形成装置内を搬送されるため、ジャムが生じる可能性が
非常に低くなり、画像形成速度を高速に設定することが
可能となる。また、必要に応じて第2の画像形成手段を
含む第2のユニットを第1のユニットから分離して、第
1のユニットあるいは第2のユニットの単体で使用する
ことができる。更に、第1の定着装置の設定温度を低く
することにより省エネとなり、且つシート材の温度上昇
が抑えられ、次の第2の画像形成部におけるシート材の
熱の影響を最小限として画像が形成される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明の画像形成装置1の一例
を示す概略断面図である。画像形成装置1は、大別して
シート材の給紙部2と、第1のトナー画像をシート材の
一方の面に形成する第1の画像形成部3と、シート材を
搬送する第1の搬送手段4と、第1のトナー画像を定着
する第1の定着装置5と、第2のトナー画像をシート材
の他方の面に形成する第2の画像形成部6と、シート材
を搬送する第2の搬送手段7と、第2のトナー画像を定
着する第2の定着装置8と、表裏画像形成がなされたシ
ート材を集積する集積部9とを有する。第1の画像形成
部3、第1の搬送手段4、第1の定着装置5、第2の画
像形成部6、第2の搬送手段7、第2の定着装置8はシ
ート材の搬送経路がほぼ直線となるように配置されてい
る。また、これら構成に加えて給紙部2と集積部9とを
含めて直線的に配置することが望ましい。
【0015】給紙部2は、この例ではシート紙タイプの
構成を示し、多数枚のシート材10を集積したシート材
集積台11を画像形成によって消費されるに従ってエレ
ベータ式に矢印A方向に移動させてシート材の最上端を
一定の高さに保っている。また、ロール紙をカットして
使用するタイプであっても良く、あるいは画像形成装置
内に複数の給紙カセットまたは給紙デッキを備えた構成
であって、それらカセット内またはデッキの上面にそれ
ぞれ異なるサイズのシート材が積載するタイプであって
も良い。
【0016】シート材は、オペレータの指示に基づく制
御部からの指令に従って給送される。シート材の給送の
ために、集積されたシート材の最上部のシート材と対面
するように給紙ローラ12が配置されており、給紙ロー
ラ12が駆動してシート材の最上の1枚を2枚目以降の
シート材とは分離させて、第1の画像形成部3へと給送
させる。
【0017】給紙ローラ12によって給紙されたシート
材は、搬送ローラ対13を通過して回転停止しているレ
ジストローラ対14へ搬送され、レジストローラ対14
により斜行状態を矯正し、次いで次順で述べる第1の画
像形成部の回転する像担持体15a上のトナー画像のタ
イミングをとってレジストローラ対14が回転を開始
し、第1の画像形成部3の転写部29へと送られる。あ
るいは搬送ローラ対13とレジストローラ対14とを併
用しても良い。
【0018】図示例では、第1の画像形成部3は、電子
写真を利用した構成よりなり、その中央に感光ドラムや
感光ベルトなどの像担持体を有する。像担持体15aを
中心に、像担持体15aの表面を一様に帯電するコロナ
帯電器16aまたは帯電ローラと、スキャナ等によって
読み込まれた第1の原稿データをLED等により投射し
て像担持体15a上に潜像を形成させる光学投影装置1
7aと、この潜像に帯電されたトナーを供給して第1の
トナー画像を形成する現像装置18aと、給紙部2から
送られてきたシート材の一方の面(図で見て下面)に像
担持体15a上の第1のトナー画像を転写する転写ロー
ラ19aと、転写後の像担持体15aの表面に残留した
トナーを除去するクリーニング装置20aと、像担持体
15aの表面の表面電位を均一に除電するイレーサラン
プ21aとを有し、これらが順次に像担持体15aに作
用するように配置され、周知の如くに画像形成が行われ
る。
【0019】第1の搬送手段4は、下面に第1のトナー
画像を形成したシート材を後述する第1の定着装置5に
向かって搬送するものであり、例えば、搬送ベルト22
aと、シート材を搬送ベルト22aに密着するように作
用して搬送する吸引手段23aとからなる。搬送ベルト
22aの周面の所定の箇所に複数の吸気口を設け、且つ
ブロア等の吸引手段23aにダクトを介して連結し、こ
れら吸気口から搬送ベルト22a内部に向けて空気吸引
を行いシート材を搬送ベルト22a周面に密着させて搬
送する。特に、シート材は第1の画像形成部3の転写部
29を通過するときにシート材の自重により下向きの力
が加わって像担持体の表面に沿って移動しようとするた
め、第1の搬送手段を転写部29近傍に設けることが望
ましく、シート材が転写ローラ19aを通過した直後に
吸引しながらシート材を搬送する。
【0020】下面側に第1のトナー画像を形成されたシ
ート材は、次いで、第1の定着装置5へと送られる。図
示例では第1の定着装置は互いに圧接する加熱ローラ2
4aと加圧ローラ25aからなる、いわゆる熱定着ロー
ラ装置からなり、これらローラ間をシート材が通過する
ことにより第1のトナー画像がシート材に加熱定着され
る。
【0021】第1の定着装置5の温度設定は、第1のト
ナー画像が飛散しない程度の低い定着温度に設定されて
いる。この定着温度は、第2の画像形成部6および第2
の搬送手段7を通過してもこれら周辺機器を汚染するこ
となく、且つ第1のトナー画像を乱すことのない程度に
設定されている。第1のトナー画像は後述する第2の定
着装置8を通過したときに第2のトナー画像と共に問題
のない状態で定着される。
【0022】第2の画像形成部6は、第1の画像形成部
3と同じ構成よりなり、即ち、像担持体15bを中心
に、像担持体15bの表面を一様に帯電するコロナ帯電
器16bまたは帯電ローラと、スキャナ等によって読み
込まれた第2の原稿データをLED等により投射して像
担持体1上に潜像を形成させる光学投影装置17bと、
この潜像に帯電されたトナーを供給して第2のトナー画
像を形成する現像装置18bと、第1の定着装置5から
送られてきたシート材の他方の面(図で見て上面)に像
担持体15b上の第2のトナー画像を転写する転写ロー
ラ19bと、転写後の像担持体15bの表面に残留した
トナーを除去するクリーニング装置20bと、像担持体
15bの表面の表面電位を均一に除電するイレーサラン
プ21bとを有し、これらが順次に像担持体15bに作
用するように配置され、周知の如くに画像形成が行われ
る。
【0023】第2の搬送手段7は、第1の搬送手段4と
同じ構成であり、上面に第2のトナー画像を形成したシ
ート材を第2の定着装置8に向かって搬送するものであ
る。例えば、搬送ベルト22bと、シート材を搬送ベル
ト22bに密着するように作用して搬送する吸引手段2
3bとからなる。搬送ベルト22bの周面の所定の箇所
に複数の吸気口を設け、且つブロア等の吸引手段23b
に連結し、これら吸気口から搬送ベルト22b内部に向
けて空気吸引を行いシート材を搬送ベルト22b周面に
密着させて搬送する。
【0024】第2の定着装置8は、第1の定着装置5と
同じ構成であり、図示例では第2の定着装置は互いに圧
接する加熱ローラ24bと加圧ローラ25bからなる、
いわゆる熱定着ローラ装置からなり、これらローラ間を
シート材が通過することにより第2のトナー画像がシー
ト材に加熱定着され、第1の定着装置5により飛散しな
い程度に定着された第1のトナー画像が再び加熱定着さ
れ、装置外部に排出される。
【0025】第1の画像形成部3および第2の画像形成
部6において再生すべき第1および第2の画像は、コン
ピュータ等の記憶手段に予め蓄積された画像情報に基づ
くものであっても、また、個々の原稿をイメージスキャ
ナやOCR等の画像読取手段により読み取り、その読み
取りデータに基づくものであっても良い。
【0026】画像読取手段を用いる場合であっては、例
えば自動原稿送り装置を備えたスキャナが利用される。
自動原稿送り装置はそのトレイ上に載置された原稿を1
枚1枚順番にスキャナの画像読取部に供給するもので、
送られてきた原稿はこの読取部で順に画像を読み取ら
れ、制御部により適当な記憶手段を介してあるいは直接
に第1の画像形成部3および第2の画像形成部6へと出
力される。
【0027】通常においては、奇数枚目の原稿の画像デ
ータは光学投影装置17aへと送られて出力され、偶数
枚目の画像データは光学投影装置17bへと送られる。
【0028】シート材の集積部9は、この例では画像形
成を終えて排出されたシート材を整然と集積するもので
あり、例えば、連続して排出されるシート材を上下方向
に移動可能な集積台26に受け、積載した高さが一定と
なるように集積台26を矢印B方向に移動させて大量の
シート材を集積する。画像形成時において給紙部2の集
積台11と積載部9の集積台26とは連動しており、い
ずれか一方の高さ調整による信号に基づいて他方の集積
台を移動して使用される。また、符号30は、排出時に
シート材の先端を突き当てて、シート材の先端揃えをす
る突き当て部材を示す。
【0029】また、画像形成装置1は、第1の画像形成
部3、第1の搬送手段4、第1の定着装置5とを含む第
1のユニット27と、第2の画像形成部6、第2の搬送
手段7、第2の定着装置8とを含む第2のユニット28
とからなり、第1のユニット27と第2のユニット28
とが分離可能に設けられ、それぞれ別体として扱うこと
ができる。これにより両面コピーを所望する場合におい
て、第1のユニット27と第2のユニット28とを連結
して使用する。
【0030】このような構成により、動作について説明
する。オペレータの指示に基づく不図示の制御部からの
指令に従って給紙部2からシート材が給送され、レジス
トローラ対14が第1の画像形成部3における第1のト
ナー画像のタイミングをとって回転してシート材を第1
の画像形成部3に搬送させる。第1の画像形成部3にお
いて、周知の画像形成方法により像担持体15a上に形
成した第1のトナー画像を転写ローラ19aを介してシ
ート材の下面に転写する。次いで第1のトナー画像を形
成したシート材の上面を第1の搬送手段4としての搬送
ベルト22aが吸引手段23aによって吸引しながら第
1の定着装置5に搬送する。
【0031】シート材は、第1の定着装置5によって第
1のトナー画像が飛散しない程度の定着温度で定着さ
れ、第1のユニット27から第2のユニット28に向か
って搬送される。第2の画像形成部6において、シート
材が搬送されるタイミングをもって周知の画像形成方法
により像担持体上に形成した第2のトナー画像をシート
材の上面に転写する。次いで、第1のトナー画像を形成
したシート材の面を第2の搬送手段7としての搬送ベル
ト22bが吸引手段23bにより吸引して担持しながら
第2の定着装置8に搬送する。
【0032】第2の定着装置8において、充分な熱によ
りシート材に形成した第2のトナー画像と、第1の定着
装置5を通過した不完全な状態の第1のトナー画像を定
着して第2のユニット28外部に設けた集積部9に向か
って排出される。
【0033】尚、第1のトナー画像をシート材の下面に
形成し、第2のトナー画像をシート材の上面に形成した
構成で説明したが、第1の画像形成部によって第1のト
ナー画像をシート材の上面に形成させ、次いで第2の画
像形成部によって第2のトナー画像をシート材の下面に
形成する構成であっても良い。また、図1は各構成要件
の配置の一例であり、図示したそれぞれの大きさについ
て限定されるものではない。第1の定着装置により通常
の定着温度でシート材上の第1のトナー画像を定着して
も良い。
【0034】
【発明の効果】このような構成により、シート材はほぼ
直線的に画像形成装置内を搬送されるため、シート材に
むりな体勢を強いることなく搬送することができ、ジャ
ムが生じる可能性が非常に低くなり、画像形成速度を最
大限速くすることができる。また、必要に応じて第2の
画像形成手段を含む第2のユニットを第1のユニットか
ら分離して、第1のユニットあるいは第2のユニットを
単体で使用することができる。更に、第1の定着装置の
設定温度を低くすることにより省エネとなり、且つシー
ト材の温度上昇が抑えられ、次の第2の画像形成部にお
けるシート材の熱の影響を最小限として画像が形成され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像形成装置の一例を示す概略
断面図。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 給紙部 3 第1の画像形成部 4 第1の搬送手段 5 第1の定着装置 6 第2の画像形成部 7 第2の搬送手段 8 第2の定着装置 9 集積部 10 シート材 11 集積台 12 給紙ローラ 13 搬送ローラ対 14 レジストローラ対 15a、b 像担持体 16a、b コロナ帯電器 17a、b 光学投影装置 18a、b 現像装置 19a、b 転写ローラ 20a、b クリーニング装置 21a、b イレーサランプ 22a、b 搬送ベルト 23a、b 吸引手段 24a、b 加熱ローラ 25a、b 加圧ローラ 26 集積台 27 第1のユニット 28 第2のユニット 29 転写部 30 突き当て部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 画像形成装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
プリンター等の画像形成装置に関し、特には、シート材
の両面にそれぞれ画像形成を行うことが可能な画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ等の画像形成装置の一
機種として、一枚のシート材の表裏両面に画像形成を行
うことを可能とした装置が提案されている。通常知られ
るかかる装置は、 シート材の一方の面に第1の画像を
形成した後、シート材を画像形成装置内に設けた中間ト
レイと呼ばれる表裏反転させるためのトレイ内に一時的
に収容し、次いで適当なタイミングにより中間トレイか
らシート材を再給送させて、第1の画像を形成したと同
じ画像形成部へと同じルートで送り、そこにおいて、シ
ート材の異なる面に第2の画像を形成し、次いで画像形
成装置外へと排出する構成よりなる。
【0003】かかる装置においては、2枚の現像を1枚
のシート材の表裏面に1枚1枚単発的に再生させるよう
な比較的にゆっくりとした使用にあっては良いが、多数
の原稿を連続して両面に再生する場合や、異なる原稿を
両面コピーやプリントとして多数枚を高速で再生するよ
うな場合には、不向きであり、解決しなければならない
幾つかの問題を有している。
【0004】その一つは中間トレイからの再給送時のジ
ャムであり、これは、多数の原稿を連続して両面コピー
する場合、まず再生しようとする原稿の内、偶数原稿を
スキップして奇数原稿の画像のみをシート材の片面に形
成させ、これらの片面に画像を形成したシート材をひと
まず中間トレイに積載させ、次いで奇数原稿の画像の形
成のために再給送させる。しかしながら、奇数原稿の形
成時シート材が画像形成時のコロナ帯電器等によりに静
電吸着力を帯びて隣り合うシート材と互いに吸着状態に
なっている場合が多く、従って、シート材を中間トレイ
から再給送する時にしばしば重送してしまいジャムが生
じ易くなる。
【0005】また、上記した構成にあっては、シート材
を中間トレイに一時的に積載収容し、次いで再給送する
という段階を踏んだ間の開いたタイミング制御が必要で
あるため、高速の連続コピーやプリントには不向きであ
り、対応し難く、また、シート材が大判サイズである場
合には、それに応じた大きさの中間トレイが必要とな
り、装置のコンパクト化にも制約があった。
【0006】一方、特開平9−43912号公報に開示
されるように2つの画像形成手段を上下方向に配置さ
せ、シート材の上面と下面とにそれぞれの画像形成手段
を対向させてワンパスで両面コピーを形成する構成の画
像形成装置が知られる。それぞれの画像形成手段の後段
にはそれぞれ定着装置を有しており、トナー画像を形成
した後にそれぞれ定着している。また、シート材の搬送
経路は、第1の画像形成手段と第2の画像形成手段との
間で搬送ローラ等により略U字状となっている。
【0007】このような構成の画像形成装置において、
特に高速コピーを行う場合にあってはU字状の搬送路内
でのシート材のずれや、次の画像形成手段とのレジスト
レーション等の解決すべき問題を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題点に鑑みてなされたものであり、シート材のジャムが
きわめて少なく、高速の両面コピーや両面プリントが可
能であり、使いかってが良い画像形成装置を提供するこ
とを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の画像形成装置は、シート材の一方の面に対
して第1のトナー画像を形成する第1の画像形成部と、
第1のトナー画像を形成した面とは反対側の前記シート
材の面を担持して搬送する第1の搬送手段と、前記第1
のトナー画像を定着する第1の定着装置と、シート材の
他方の面に対して第2のトナー画像を形成する第2の画
像形成部と、前記第1のトナー画像が形成された側のシ
ート材の面を吸引して搬送する第2の搬送手段と、前記
第2のトナー画像を定着する第2の定着装置とを有し、
前記シート材の搬送経路がほぼ直線となるように前記第
1の画像形成部、前記第1の搬送手段、前記第1の定着
装置、前記第2の画像形成部、前記第2の搬送手段、前
記第2の定着装置を配置したことを特徴とする。
【0010】また、本発明の画像形成装置は、シート材
の入力口から出力口までのシート材の搬送路を略水平方
向に直通に設け、かかる搬送路に沿って、シート材の一
方の面に対して第1のトナー画像を形成する少なくとも
像担持体と前記搬送路を介して対峙する転写ローラとを
有する第1の画像形成部と、第1のトナー画像を形成し
た面とは反対側の前記シート材の面を吸引して搬送する
第1の搬送手段と、前記第1のトナー画像を定着する第
1の定着装置と、シート材の他方の面に対して第2のト
ナー画像を形成する少なくとも像担持体と前記搬送路を
介して対峙する転写ローラとを有する第2の画像形成部
と、前記第1のトナー両像が形成された側のシート材の
面を受けて搬送する第2の搬送手段と、前記第2のトナ
ー画像を定着する第2の定着装置とを順次に配置したこ
とを特徴とする。
【0011】更に、前記画像形成装置は、第1の画像形
成部と第1の搬送手段と第1の定着装置とを含む第1の
ユニットと、第2の画像形成部と第2の搬送手段と第2
の定着装置とを含む第2のユニットとからなり、前記第
1のユニットと前記第2のユニットとが分離可能に設け
られていることを特徴とし、前記第1の定着装置は、ト
ナー画像が飛散しない程度に定着される定着温度に設定
されていることを特徴とする。
【0012】このような構成により、第1の画像形成部
により第1のトナー画像を形成したシート材は、第1の
搬送手段により画像形成されていない側の面を吸引して
搬送される。次いでシート材は低い定着温度に設定され
た第1の定着装置を通過し、第1のトナー画像が飛散し
ない程度に定着される。
【0013】更にシート材は第2の画像形成部に搬送さ
れて第2のトナー画像を形成し、第2の搬送手段により
第1のトナー画像を乱すことなくシート材を通常の定着
温度に設定された第2の定着装置に搬送して定着する。
こうして表裏両面に第1および第2のトナー画像を形成
したシート材がほぼ水平方向に直通の搬送路で画像形成
装置外部に排出される。
【0014】このように、シート材はほぼ直線的に画像
形成装置内を搬送されるため、ジャムが生じる可能性が
非常に低くなり、画像形成速度を高速に設定することが
可能となる。また、必要に応じて第2の画像形成手段を
含む第2のユニットを第1のユニットから分離して、第
1のユニットあるいは第2のユニットの単体で使用する
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明の画像形成装置1の一例
を示す概略断面図である。画像形成装置1は、大別して
シート材の給紙部2と、第1のトナー画像をシート材の
一方の面に形成する第1の画像形成部3と、シート材を
搬送する第1の搬送手段4と、第1のトナー画像を定着
する第1の定着装置5と、第2のトナー画像をシート材
の他方の面に形成する第2の画像形成部6と、シート材
を搬送する第2の搬送手段7と、第2のトナー画像を定
着する第2の定着装置8と、表裏画像形成がなされたシ
ート材を集積する集積部9とを有する。
【0016】第1の画像形成部3、第1の搬送手段4、
第1の定着装置5、第2の画像形成部6、第2の搬送手
段7、第2の定着装置8は、シート材が通過する第1の
画像形成部3の転写位置、第1の搬送手段4の搬送位
置、第1の定着装置5の定着位置、第2の画像形成部6
の転写位置、第2の搬送手段7の搬送位置、第2の定着
装置8の定着位置を略水平方向に直通となるように配置
している。また、これら構成に加えて給紙部2のシート
材の入口と集積部9のシート材が集積される位置とを含
めて略水平方向に直通となるように配置することが望ま
しい。
【0017】給紙部2は、この例ではシート紙タイプの
構成を示し、多数枚のシート材10を集積したシート材
集積台11を画像形成によって消費されるに従ってエレ
ベータ式に矢印A方向に移動させてシート材の最上端を
一定の高さに保っている。また、ロール紙をカットして
使用するタイプであっても良く、あるいは画像形成装置
内に複数の給紙カセットまたは給紙デッキを備えた構成
であって、それらカセット内またはデッキの上面にそれ
ぞれ異なるサイズのシート材が積載するタイプであって
も良い。
【0018】シート材は、オペレータの指示に基づく制
御部からの指令に従って給送される。シート材の給送の
ために、集積されたシート材の最上部のシート材と対面
するように給紙ローラ12が配置されており、給紙ロー
ラ12が駆動してシート材の最上の1枚を2枚目以降の
シート材とは分離させて、第1の画像形成部3へと給送
させる。
【0019】給紙ローラ12によって給紙されたシート
材は、搬送ローラ対13を通過して回転停止しているレ
ジストローラ対14へ搬送され、レジストローラ対14
により斜行状態を矯正し、次いで次順で述べる第1の画
像形成部の回転する像担持体15a上のトナー画像のタ
イミングをとってレジストローラ対14が回転を開始
し、第1の画像形成部3の転写部29へと送られる。あ
るいは搬送ローラ対13とレジストローラ対14とを併
用しても良い。
【0020】図示例では、第1の画像形成部3は、電子
写真を利用した構成よりなり、その中央に感光ドラムや
感光ベルトなどの像担持体を有する。像担持体15aを
中心に、像担持体15aの表面を一様に帯電するコロナ
帯電器16aまたは帯電ローラと、スキャナ等によって
読み込まれた第1の原稿データをLED等により投射し
て像担持体15a上に潜像を形成させる光学投影装置1
7aと、この潜像に帯電されたトナーを供給して第1の
トナー画像を形成する現像装置18aと、給紙部2から
送られてきたシート材の一方の面(図で見て下面)に像
担持体15a上の第1のトナー画像を転写する転写ロー
ラ19aと、転写後の像担持体15aの表面に残留した
トナーを除去するクリーニング装置20aと、像担持体
15aの表面の表面電位を均一に除電するイレーサラン
プ21aとを有し、これらが順次に像担持体15aに作
用するように配置され、周知の如くに画像形成が行われ
る。
【0021】第1の搬送手段4は、下面に第1のトナー
画像を形成したシート材を後述する第1の定着装置5に
向かって搬送するものであり、例えば、最大サイズのシ
ート材の幅方向全幅に広がった一本の幅広の無端ベルト
又は同シート材の幅方向に適宜に分割されて並列して配
置された複数本の無端ベルトからなる搬送ベルト22a
と、シート材を搬送ベルト22aに密着するように作用
して搬送する吸引手段23aとからなる。搬送ベルト2
2aの周面の所定の箇所に複数の吸気口を設け、搬送ベ
ルト22aで囲まれる空間内に配置された下面に多数の
吸気孔を有する吸気箱を且つブロア等の吸引手段23a
にダクトを介して連結し、これら吸気口から搬送ベルト
22a内部に向けて空気吸引を行いシート材を搬送ベル
ト22a周面に密着させて搬送する。
【0022】特に、シート材は第1の画像形成部3の転
写部29を通過するときにシート材の自重により下向き
の力が加わって像担持体の表面に沿って移動しようとす
るため、第1の搬送手段を転写部29近傍に設けること
が望ましく、シート材が転写ローラ19aを通過した直
後に吸引しながらシート材を搬送する。かかるシート材
の像担持体15aから剥離およびその後の搬送を十分に
且つ効果的に行うために、例えば、転写部29を出る直
後の位置に剥離爪をその爪先を像担持体15a表面に近
接してまたは像担持体15a表面を傷付けない程度の圧
力で接触するように(像担持体15aがアモルファスシ
リコン感光体のように十分な硬度を有する場合など)配
置し、転写部29から抜け出たシート材の先端を有効に
搬送ベルト22aへと導くようにされる。また剥離爪に
代えて、シート材の側縁においてシート材と像担持体と
の間に介在するように剥離テープを設けても良い。
【0023】第1の搬送手段4の役割は重要で、上記し
たように下方の面に未定着のトナー像を載せたシート材
を、該トナー像を乱したり、壊すことなく、次の部位へ
と搬送しなければならない。使用するシート材は大小異
なるサイズのものを使用することとなるため、例えば、
小サイズのシート材を用いる場合には、シート材で覆わ
れないベルト部分(および吸気箱)の吸気口(孔)から
不要な無駄な吸気が行われれ、効率的なシート材の吸引
が十分には望めない。このため吸気箱の吸引幅を吸引し
ようとするシート材のサイズ(幅)に応じて、吸気箱の
下面と搬送ベルト22aとの間で吸気箱の(両)端側か
ら中央側に向かって適宜に幅方向に位置変更するよう移
動可能な(一対の)遮蔽板を設けるようにしても良い。
かかる場合、遮蔽板は、予めシート材のサイズを設定し
たとき、または、第1の画像形成部3へと送り込まれる
搬送路中でサイズ検知されることによりシート材サイズ
に応じた最適位置へと自動的に移動する。
【0024】下面側に第1のトナー画像を形成されたシ
ート材は、次いで、第1の定着装置5へと送られる。図
示例では第1の定着装置は互いに圧接する加熱ローラ2
4aと加圧ローラ25aからなる、いわゆる熱定着ロー
ラ装置からなり、これらローラ間をシート材が通過する
ことにより第1のトナー画像がシート材に加熱定着され
る。
【0025】第1の定着装置5の温度設定は、少なくと
第1のトナー画像が飛散しない程度の低い定着温度に
設定されている。この定着温度は、第2の画像形成部6
および第2の搬送手段7を通過してもこれら周辺機器を
汚染することなく、且つ第1のトナー画像を乱すことの
ない程度に設定されている。第1のトナー画像は後述す
通常の定着温度に設定された第2の定着装置8の加熱
ローラ24aと加圧ローラ25aとの間を通過して定着
される。
【0026】第2の画像形成部6は、第1の両像形成部
3と同じ構成よりなり、即ち、像担持体15bを中心
に、像担持体15bの表面を一様に帯電するコロナ帯電
器16bまたは帯電ローラと、スキャナ等によって読み
込まれた第2の原稿データをLED等により投射して像
担持体1上に潜像を形成させる光学投影装置17bと、
この潜像に帯電されたトナーを供給して第2のトナー画
像を形成する現像装置18bと、第1の定着装置5から
送られてきたシート材の他方の面(図で見て上面)に像
担持体15b上の第2のトナー画像を転写する転写ロー
ラ19bと、転写後の像担持体15bの表面に残留した
トナーを除去するクリーニング装置20bと、像担持体
15bの表面の表面電位を均一に除電するイレーサラン
プ21bとを有し、これらが順次に像担持体15bに作
用するように配置され、周知の如くに画像形成が行われ
る。
【0027】第2の搬送手段7は、第1の搬送手段4と
同じ構成であり、上面に第2のトナー画像を形成したシ
ート材を第2の定着装置8に向かって搬送するものであ
る。例えば、搬送ベルト22bと、シート材を搬送ベル
ト22bに密着するように作用して搬送する吸引手段2
3bとからなる。搬送ベルト22bの周面の所定の箇所
に複数の吸気口を設け、且つブロア等の吸引手段23b
に連結し、これら吸気口から搬送ベルト22b内部に向
けて空気吸引を行いシート材を搬送ベルト22b周面に
密着させて搬送する。
【0028】第2の定着装置8は、第1の定着装置5と
同じ構成であり、図示例では第2の定着装置は互いに圧
接する加熱ローラ24bと加圧ローラ25bからなる、
いわゆる熱定着ローラ装置からなり、これらローラ間を
シート材が通過することにより第2のトナー画像がシー
ト材に加熱定着され、第1の定着装置5により飛散しな
い程度に定着された第1のトナー両像が再び加熱定着さ
れ、装置外部に排出される。
【0029】第1の画像形成部3および第2の両像形成
部6において再生すべき第1および第2の画像は、コン
ピュータ等の記憶手段に予め蓄積された画像情報に基づ
くものであっても、また、個々の原稿をイメージスキャ
ナやOCR等の画像読取手段により読み取り、その読み
取りデータに基づくものであっても良い。
【0030】画像読取手段を用いる場合であっては、例
えば自動原稿送り装置を備えたスキャナが利用される。
自動原稿送り装置はそのトレイ上に載置された原稿を1
枚1枚順番にスキャナの画像読取部に供給するもので、
送られてきた原稿はこの読取部で順に画像を読み取ら
れ、制御部により適当な記憶手段を介してあるいは直接
に第1の画像形成部3および第2の画像形成部6へと出
力される。
【0031】通常においては、奇数枚目の原稿の画像デ
ータは光学投影装置17aへと送られて出力され、偶数
枚目の画像データは光学投影装置17bへと送られる。
【0032】シート材の集積部9は、この例では画像形
成を終えて排出されたシート材を整然と集積するもので
あり、例えば、連続して排出されるシート材を上下方向
に移動可能な集積台26に受け、積載した高さが一定と
なるように集積台26を矢印B方向に移動させて大量の
シート材を集積する。画像形成時において給紙部2の集
積台11と積載部9の集積台26とは連動しており、い
ずれか一方の高さ調整による信号に基づいて他方の集積
台を移動して使用される。また、符号30は、排出時に
シート材の先端を突き当てて、シート材の先端揃えをす
る突き当て部材を示す。
【0033】また、画像形成装置1は、第1の画像形成
部3、第1の搬送手段4、第1の定着装置5とを含む第
1のユニット27と、第2の画像形成部6、第2の搬送
手段7、第2の定着装置8とを含む第2のユニット28
とからなり、第1のユニット27と第2のユニット28
とが分離可能に設けられ、それぞれ別体として扱うこと
ができる。これにより両面コピーを所望する場合におい
て、第1のユニット27と第2のユニット28とを連結
して使用する。
【0034】このような構成により、動作について説明
する。オペレータの指示に基づく不図示の制御部からの
指令に従って給紙部2からシート材が給送され、レジス
トローラ対14が第1の画像形成部3における第1のト
ナー画像のタイミングをとって回転してシート材を第1
の画像形成部3に搬送させる。第1の画像形成部3にお
いて、周知の画像形成方法により像担持W15a上に形
成した第1のトナー両像を転写ローラ19aを介してシ
ート材の下面に転写する。次いで第1のトナー画像を形
成したシート材の上面を第1の搬送手段4としての搬送
ベルト22aが吸引手段23aによって吸引しながら第
1の定着装置5に搬送する。
【0035】また、搬送ベルト22aはシート材の吸引
の他、第1の定着装置5から発生する熱を吸引して装置
外に排出する役割を有している。かかる熱の排出は像担
持体の保護のためにも重要である。
【0036】シート材は、少なくとも第1の定着装置5
によって第1のトナー画像が飛散しない程度の定着温度
で定着され、第1のユニット27から第2のユニット2
8に向かって搬送される。第2の画像形成部6におい
て、シート材が搬送されるタイミングをもって周知の画
像形成方法により像担持体上に形成した第2のトナー画
像をシート材の上面に転写する。次いで、第1のトナー
画像を形成したシート材の面を第2の搬送手段7として
の搬送ベルト22bが吸引手段23bにより吸引して担
持しながら第2の定着装置8に搬送する。また、搬送ベ
ルト22aはシート材の吸引の他、第1の定着装置5か
ら発生する熱を吸引して装置外に排出ずる役割を有して
いる。
【0037】シート材は、第2の定着装置8で第1のト
ナー画像および第2のトナー画像を定着され、その後、
装置本体外部に設けた集積部9に向かって排出される。
【0038】尚、第1のトナー画像をシート材の下面に
形成し、第2のトナー画像をシート材の上面に形成した
構成で説明したが、第1の画像形成部によって第1のト
ナー両像をシート材の上面に形成させ、次いで第2の画
像形成部によって第2のトナー画像をシート材の下面に
形成する構成であっても良い。また、図1は各構成要件
の配置の一例であり、図示したそれぞれの大きさについ
て限定されるものではない。第1の定着装置により通常
の定着温度でシート材上の第1のトナー画像を定着して
も良い。
【0039】
【発明の効果】このような構成により、シート材の搬送
路を略水平方向に直通となるように設け、シート材が直
線的に画像形成装置内を搬送されるため、シート材にむ
りな体勢を強いることなく搬送することができ、ジャム
が生じる可能性が非常に低くなり、画像形成速度を最大
限速くすることができる。また、必要に応じて第2の画
像形成手段を含む第2のユニットを第1のユニットから
分離して、第1のユニットあるいは第2のユニットを単
体で使用することができる。更に、少なくとも第1の定
着装置の設定温度を低くすることにより省エネとなり、
且つシート材の温度上昇が抑えられ、次の第2の画像形
成部におけるシート材の熱の影響を最小限として画像が
形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像形成装置の一例を示す概略
断面図。
【符号の説明】 1 画像形成装置 2 給紙部 3 第1の画像形成部 4 第1の搬送手段 5 第1の定着装置 6 第2の画像形成部 7 第2の搬送手段 8 第2の定着装置 9 集積部 10 シート材 11 集積台 12 給紙ローラ 13 搬送ローラ対 14 レジストローラ対 15a、b 像担持体 16a、b コロナ帯電器 17a、b 光学投影装置 18a、b 現像装置 19a、b 転写ローラ 20a、b クリーニング装置 21a、b イレーサランプ 22a、b 搬送ベルト 23a、b 吸引手段 24a、b 加熱ローラ 25a、b 加圧ローラ 26 集積台 27 第1のユニット 28 第2のユニット 29 転写部 30 突き当て部材
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の一方の面に対して第1のトナ
    ー画像を形成する第1の画像形成部と、第1のトナー画
    像を形成した面とは反対側の前記シート材の面を吸引し
    て搬送する第1の搬送手段と、前記第1のトナー画像を
    定着する第1の定着装置と、シート材の他方の面に対し
    て第2のトナー画像を形成する第2の画像形成部と、前
    記第1のトナー画像が形成された側のシート材の面を担
    持して搬送する第2の搬送手段と、前記第2のトナー画
    像を定着する第2の定着装置とを有し、前記シート材の
    搬送経路がほぼ直線となるように前記第1の画像形成
    部、前記第1の搬送手段、前記第1の定着装置、前記第
    2の画像形成部、前記第2の搬送手段、前記第2の定着
    装置を配置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置は、第1の画像形成部
    と第1の搬送手段と第1の定着装置とを含む第1のユニ
    ットと、第2の画像形成部と第2の搬送手段と第2の定
    着装置とを含む第2のユニットとからなり、前記第1の
    ユニットと前記第2のユニットとが分離可能に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の定着装置は、トナー画像が飛
    散しない程度に定着される定着温度に設定されているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の画像
  4. 【請求項4】 シート材の入力口から出力口までのシー
    ト材の搬送路を略水平方向に直通に設け、かかる搬送路
    に沿って、シート材の一方の面に対して第1のトナー画
    像を形成する少なくとも像担持体と前記搬送路を介して
    対峙する転写ローラとを有する第1の画像形成部と、第
    1のトナー画像を形成した面とは反対側の前記シート材
    の面を吸引して搬送する第1の搬送手段と、前記第1の
    トナー画像を定着する第1の定着装置と、シート材の他
    方の面に対して第2のトナー画像を形成する少なくとも
    像担持体と前記搬送路を介して対峙する転写ローラとを
    有する第2の画像形成部と、前記第1のトナー画像が形
    成された側のシート材の面を受けて搬送する第2の搬送
    手段と、前記第2のトナー画像を定着する第2の定着装
    置とを順次に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置は、第1の画像形成部
    と第1の搬送手段と第1の定着装置とを含む第1のユニ
    ットと、第2の画像形成部と第2の搬送手段と第2の定
    着装置とを含む第2のユニットとからなり、前記第1の
    ユニットと前記第2のユニットとが分離可能に設けられ
    ていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の定着装置は、トナー画像が飛
    散しない程度に定着される定着温度に設定されているこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の画像形成装置。
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