JPH1132672A - 鮮度保持装置 - Google Patents

鮮度保持装置

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JPH1132672A
JPH1132672A JP19587597A JP19587597A JPH1132672A JP H1132672 A JPH1132672 A JP H1132672A JP 19587597 A JP19587597 A JP 19587597A JP 19587597 A JP19587597 A JP 19587597A JP H1132672 A JPH1132672 A JP H1132672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ozone
air
freshness
ethylene
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP19587597A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Tatsu
晃一 達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP19587597A priority Critical patent/JPH1132672A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒドロキシラジカルを効率良く発生させてエ
チレン分解を達成させ、生鮮食品の劣化を防止すると共
に、残留オゾンO3を皆無とする鮮度保持装置を提供す
る。 【解決手段】 鮮度保持装置1は、鮮度保持環境内の空
気を流入口10より装置1内に導入し、オゾン発生手段
11とオゾン発生手段の下流に配設する水蒸気発生手段
13により、流下空気にオゾンと水を供給し、空間15
において導入空気中に含まれるエチレンを分解する。空
気中の水分は板体よりなる水分除去手段(ダンパ)30
に突き当たり、板体表面に水滴として付着し除去され、
樋300中をタンク130に流下する。エチレンが分解
され、水分が除去された空気はオゾン分解手段17によ
り残留オゾンが除去され、排出口20から鮮度保持環境
内に還元される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エチレン分解機構
を有する鮮度保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鮮度保持装置として、オゾン発生手段と
オゾンやエチレンオキサイド等を吸着・除去する除去手
段を備えた装置が実開平5−21684号公報に開示さ
れている。さらに、エチレン含有空気にオゾンを付与す
る第1反応室と、過酸化水素により未反応エチレンを酸
化させる第2反応室を設けたエチレン除去装置が特開平
5−137502号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】青果物などの生鮮食料
品は、流通途上においても生理活動を営んでいる。それ
ゆえ、径時的に、追熟、老化が進行し、結果として鮮度
が劣化してしまう。青果物の鮮度の劣化には空気中の含
有するエチレンが関与している。そこで、エチレンを除
去、分解する装置として、上記公知例に開示されている
ようにオゾン(O3)を使用し、エチレンを分解するも
のがある。しかしながら、O3は高濃度になると毒性を
示すため、期待するエチレンの分解効果を達成させるた
めの高濃度のO3の使用ができない。そこで、O3を分解
してヒドロキシラジカル(OH)を生成させ、ヒドロキ
シラジカル(OH)によりエチレンを分解させている
が、この分解には水を使用するため、装置への悪影響等
があった。
【0004】そこで、本発明の装置は、ヒドロキシラジ
カルを効率良く発生させてエチレン分解を達成させ、生
鮮食品の劣化を防止すると共に、残留オゾンO3を皆無
とする鮮度保持装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の鮮度保持装置
は、鮮度保持環境内の空気を装置内に導入し、オゾン発
生手段とオゾン発生手段の下流に配設する水蒸気発生手
段により、流下空気にオゾンと水を供給し、導入空気中
に含まれるエチレンを分解する。空気中の水分は板体よ
りなる水分除去手段に突き当たり、水分除去手段を通過
途上、板体表面に水滴として付着し、貫通孔より除去さ
れる。エチレンが分解され、水分が除去された空気はオ
ゾン分解手段により残留オゾンが除去される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の鮮度保持装置の実施の形
態を図面により説明する。図1は鮮度保持装置の概略構
成図であって、透視図として表している。鮮度保持装置
1はエチレンを含む空気を導入し、矢印aで示す方向か
ら、矢印bに示す方向に流下させている。空気の流入口
10は装置1のハウジング5の最下流側の一部に設けら
れている。空気の流入口10から流入する空気にはオゾ
ン発生器11からのオゾンを付与する。オゾン発生器1
1は空気の流入口10に隣接して配設され、発生される
オゾンOはオゾン放出管110から放出される。オゾン
放出管110はオゾン発生器11からのオゾンを複数穿
孔される放出孔115から下流側に向かって放出する。
オゾン発生器11の下流側には超音波式のミスト生成器
13を配設する。ミスト生成器13は水タンク130を
併設しており、水タンク130から供給される水を蒸発
させてミスト化し、ミスト放出管133から空気の流路
に放出する。
【0007】空気流入口10から流入された空気はオゾ
ン放出管110から放出されるオゾンが付与され、さら
にミスト放出管133から放出されるミスト状の水が付
与される。そして、空間15において、オゾンは水と反
応してヒドロキシラジカルを生成する。さらに、ヒドロ
キシラジカル(OH)は空気中のエチレンを酸化する。
ミスト生成器13の下流側には触媒室17を配設する。
触媒室17にはオゾンを分解する触媒、例えば、Mn−
Ti系の触媒が収容されている。
【0008】空間15とオゾンを分解する触媒室17と
の間には、ダンパ30を配設する。ダンパ30は、図
2、図3、図4に示すように、中央部分に湾曲面を形成
した2枚の傾斜板体よりなり、ハウジング5の空間15
側と、触媒室17との間に介在されている。2枚のダン
パ30a、30bはステンレス、アルミ板より形成され
ている。第1のダンパ30aに対して第2のダンパ30
bは間隙Gを設けてハウジングの側壁に固定されてい
る。各ダンパ30a,bは、その長手方向端縁に空間1
5から触媒室17に通ずる複数の貫通孔35が穿孔され
ている。ダンパ30に配設される貫通孔35は反応室1
5に対応する面の孔径γ1を触媒室17に対応する孔径
γ2より大きくした、テ−パ孔となっている。各ダンパ
30a、bの貫通孔35配設部位の下部には樋300
a、樋300bを配設する。各樋300a、bは一端を
ハウジング5に取付、他端をタンク130に連結させ、
タンク連結部方向に向けて傾斜して配設している。触媒
室17の下流側にはファン19を配設して、流下する空
気をハウジング5の排気口20から積極的に排出させて
いる。
【0009】このように構成される鮮度保持装置1の作
用を説明する。流入口10から流入するエチレンC24
を含んだ空気は矢印aのように進み、オゾン発生器11
で発生されるオゾンと共に、空間15内に流入する。空
間15内ではオゾン発生器11からのオゾンO3とミス
ト生成器13から送られる水が反応して、下記の反応式
によりヒドロキシラジカルが生じている。 O3+H2O → R(OH) 空気中のエチレンC24は、空間15において下記のよ
うにラジカルにより分解されて、炭酸ガスと水になる。 C24+R(OH) → CO2+H2O 空間15から流下する炭酸ガスおよびオゾンが残留する
水を含んだ空気は、第1のダンパ30aと第2のダンパ
30bの間隙Gをから触媒室17に流入する。
【0010】このとき、空間15内の空気中の水は各ダ
ンパ30a,bの上流側面(下面)に付着する。これら
ダンパ30a,bの下面に付着する水は樋300a,b
に落下する。落下した水はタンク130に向かって傾斜
する樋300a,bを流下してタンク130に収容され
る。さらに、ダンパ30aとダンパ30bとの間隙Gを
通過した空気中の水分は、冷却されて触媒室17に対応
するダンパ30a,bの下流側面(上面)に付着する。
このとき、ダンパ30a,bは湾曲面を有する傾斜板と
なっているので、ダンパ30a,b上面に付着した水は
ダンパ30表面を流下し、側縁に穿孔される貫通孔35
から流下して、樋300a,bに落下する。このとき、
貫通孔35の孔径は流入側の孔径に比べて落下側の孔径
が大きいので、流下し易い。樋300a,bに落下した
水はタンク130に流下する。
【0011】このように、空間15内においては水を含
んでいた空気が、ダンパ30を通過途上に水が除去され
て、低湿度の空気となって触媒室17に進行する。触媒
室17で空気中に残留しているオゾンが分解される。こ
のようにして、ファン19により排出口20から積極的
に装置外に、矢印bで示すように放出される空気は、エ
チレンおよびオゾンが分解されて除去された空気となっ
ている。
【0012】この鮮度保持装置は、オゾンO3とミスト
状の水とを空間15で反応させ、発生するヒドロキシラ
ジカルR(OH)によってエチレン分解を実行する。こ
のエチレン分解作用は、ヒドロキシラジカルR(OH)
が強力な酸化力を有しているので、通常のO3を使う場
合と比較して分解効果が向上する。さらに、酸化作用に
寄与しなかった残留オゾンO3が装置の外部に放出され
ないように、放出手前の空気流路にオゾン分解触媒室1
7を設けて分解している。また、ミスト発生器が生成す
る水分が触媒室17に収容される触媒に付着すると、触
媒の能力が低下する。しかし、装置1はダンパ30をミ
スト発生部と触媒室17との間に介在させて流下する空
気中の水を除去し、水分の触媒室17への進入を防いで
いるので、収容されている触媒能力を低下させることが
ない。
【0013】このように、この装置は水分除去用ダンパ
を空気の流下途上、触媒室の手前に配設することによ
り、空気の上流側でオゾン分解に水を使用しても、下流
側に配設される触媒の性能を低下させることなくオゾン
の分解、エチレンの分解を確実に実行することができ
る。そして、オゾンの分解機構、および残留オゾンの除
去が確実に行われるので、オゾン濃度を高めて、期待す
るエチレンの分解効果を達成することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明の鮮度保持装置から排出される空
気は青果物の鮮度の劣化に関与しているエチレンが分解
された空気となっているので、経時的に、追熟、老化が
進行せず、鮮度が保たれる。さらに、オゾンも分解され
ているので、人間への悪影響がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】鮮度保持装置の構成説明斜視図
【図2】ダンパの配設説明図
【図3】ダンパの斜視図
【図4】図3の線X−X断面図
【符号の説明】
1 鮮度保持装置 5 ハウジング 10 空気流入口 11 オゾン発生器 13 ミスト生成器 15 空間 17 触媒室 19 フアン 20 排出口 30 ダンパ 35 貫通孔 110 オゾン放出管 130 タンク 133 ミスト放出管 300 樋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鮮度保持環境内の空気を装置内に導入
    し、オゾン発生手段により流下空気にオゾンを付与する
    鮮度保持装置において、 オゾン発生手段の下流に配設する水蒸気発生手段と、水
    蒸気発生手段の下流に配設するオゾン分解手段を備え、 水蒸気発生手段とオゾン分解手段との間に水分除去手段
    を配設してなる鮮度保持装置。
  2. 【請求項2】 水分除去手段は複数の貫通孔を有する板
    体であって、流下空気の空気圧を損なわない形状を有す
    る請求項1記載の鮮度保持装置。
  3. 【請求項3】 水分除去手段の貫通孔は上流側に開口す
    る孔径を下流側に開口する孔径より大きくしてなる請求
    項2記載の鮮度保持装置。
  4. 【請求項4】 水分除去手段の上流側には水蒸気発生手
    段に連結する樋を配設し、水分除去手段から流下する水
    を受け止めるよう構成してなる請求項2記載の鮮度保持
    装置。
JP19587597A 1997-07-22 1997-07-22 鮮度保持装置 Pending JPH1132672A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010207223A (ja) * 2004-08-26 2010-09-24 Panasonic Electric Works Co Ltd 帯電微粒子水によるエチレンガスの除去方法及び静電霧化装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010207223A (ja) * 2004-08-26 2010-09-24 Panasonic Electric Works Co Ltd 帯電微粒子水によるエチレンガスの除去方法及び静電霧化装置
JP2011092209A (ja) * 2004-08-26 2011-05-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 帯電微粒子水による食品保存方法及び食品保存装置

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