JPH11326205A - レーザブレイクダウン分光分析装置 - Google Patents

レーザブレイクダウン分光分析装置

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JPH11326205A
JPH11326205A JP12603898A JP12603898A JPH11326205A JP H11326205 A JPH11326205 A JP H11326205A JP 12603898 A JP12603898 A JP 12603898A JP 12603898 A JP12603898 A JP 12603898A JP H11326205 A JPH11326205 A JP H11326205A
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JP
Japan
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lens
light
beam splitter
sample
laser
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12603898A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Hayashibara
浩文 林原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料周辺の空間が狭隘な場合においても使用
が可能なレーザブレイクダウン分光分析装置を提供する
こと 【解決手段】 レーザ光源、同レーザ光源のレーザ光の
偏光方向の光を反射する偏光ビームスプリッタ、反射し
た同レーザ光を集光しその焦点位置にある試料に照射す
る第1のレンズ、同第1のレンズと前記偏光ビームスプ
リッタを通る一軸上に同偏光ビームスプリッタを挟んで
同第1のレンズと向き合って配置された第2のレンズ、
同第2のレンズの前記偏光ビームスプリッタと反対側で
前記軸に平行な光を集光する焦点位置に配置され同第2
のレンズが集光した光を受光する受光部を有し、同受光
部に受けた光を分析することを特徴とするレーザブレイ
クダウン分光分析装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザブレイクダウ
ン分光法による材質、成分の分析装置の光学系に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のレーザブレイクダウン分光
法による分析装置の構成の説明図である。レーザ光源0
1からレーザ光011が照射されレンズ02によって同
レンズの焦点位置にある試料03上に集光する。集光し
たレーザ光によって試料物質はブレイクダウンされプラ
ズマ状態に励起されてプラズマ発光012を生じる。
【0003】レーザ光軸と異なる試料03の位置を通る
他の一軸、プラズマ発光受光軸、上に配設されたレンズ
04が捉えたプラズマ発光012はレンズ04によって
同レンズ04の焦点位置にあるプラズマ発光の受光部で
ある光ファイバーの入射端013に集光され、光ファイ
バー05によって分光器06に導かれる。プラズマ発光
は分光器6によってスペクトルに分光され、光検出器0
7によって電気信号014に変換される。この信号01
4は信号処理装置08によって解析され、スペクトルの
波形から試料03の材質、成分が分析される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記のような従
来装置の構成では、レーザ光011照射の為のレンズ0
2と、プラズマ発光012の集光の為のレンズ04とが
試料03の位置を通る異なる軸上に配置されているため
に、試料03を中心としてその周辺にレーザ光軸とプラ
ズマ発光受光軸の両方を配置できる広い空間が必要とな
る。したがって、試料03が配管内等の狭い空間に在っ
て、配管等に設けられた窓を介して測定しなければなら
ない場合、この装置構成では測定が極めて困難となる。
【0005】本発明は試料周辺の空間が狭隘な場合にお
いても使用が可能なレーザブレイクダウン分光分析装置
を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決すべくなされたもので、レーザ光源、同レーザ光源
のレーザ光の偏光方向の光を反射する偏光ビームスプリ
ッタ、反射した同レーザ光を集光しその焦点位置にある
試料に照射する第1のレンズ、同第1のレンズと前記偏
光ビームスプリッタを通る一軸上に同偏光ビームスプリ
ッタを挟んで同第1のレンズと向き合って配置された第
2のレンズ、同第2のレンズの前記偏光ビームスプリッ
タと反対側で前記軸に平行な光を集光する焦点位置に配
置され同第2のレンズが集光した光を受光する受光部を
有し、同受光部に受けた光を分析することを特徴とする
レーザブレイクダウン分光分析装置を提供するものであ
る。
【0007】すなわち本発明によれば、前記第1のレン
ズと偏光ビームスプリッタの間は試料へ照射するレーザ
光軸と試料からのプラズマ発光受光軸が同軸上にあるた
め一軸上に装置を配置構成できるので、試料の周辺の空
間が狭隘のため従来装置では測定困難な場合でも測定が
可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1に基づいて以下説明する。
【0009】1はレーザ光源であり、偏光方向が図1に
おいて図面に垂直、すなわち図面を突き抜ける方向の偏
光方向を持つレーザ光11を照射する。偏光ビームスプ
リッッタ9は図1において図面に垂直の偏光方向の光を
反射するように設定され、図面に垂直に立ち、その反射
面をレーザ光源1向きより45度傾けて配置されて同レ
ーザ光源1から照射されたレーザ光11を90度の角度
で反射する。
【0010】レーザ光照射のためのレンズ2が前記偏光
ビームスプリッッタ9で反射されたレーザ光11を試料
3の位置に集光するように配設されている。即ちレンズ
2は、偏光ビームスプリッッタ9から反射されたレーザ
光11の光軸上に配置され試料3の位置はレンズ2の焦
点位置にある。なお、さらにレーザ光の光軸とレンズ2
の光軸が一致しているのがより好ましい。
【0011】4はプラズマ発光12の集光用のレンズで
あり、試料3の位置とレンズ2および偏光ビームスプリ
ッタ9を結ぶ一軸上に偏向ビームスプリッタ9を挟んで
レンズ2と反対側にレンズ2に向けて配設されている。
レンズ4のレンズ2側と反対側にある上記軸に平行な光
に対する焦点位置には光ファイバー5の入射端13が配
設されており、試料3の位置から発した光はレンズ2に
より前記軸との平行光線となりレンズ4を照射し、同入
射端13に集光する。なお、同平行光線の光軸とレンズ
4の光軸が一致しているのがより好ましい。
【0012】光ファイバー5は分光器6に接続してお
り、同入射端13に入射した光は同分光器6に導かれ、
スペクトルに分光され、光検出器7によって電気信号に
変換され、この信号は信号処理装置9に送られるように
構成されている。
【0013】上記の装置において、レーザ光源1から照
射されるレーザ光11は偏光ビームスプリッタ9で90
度の角度で、図1上では右方向へ、反射され、反射され
たレーザ光11はレンズ2によってその焦点位置にある
試料3上に集光され、試料物質は従来装置で説明したと
同様にブレイクダウンされプラズマ発光12を生ずる。
レンズ2に捉えられた同プラズマ発光12は平行光線と
なり、その光軸上、すなわちプラズマ発光受光軸上に位
置するレンズ4に捉えられ、レンズ4の焦点位置にある
プラズマ発光の受光部である光ファイバー5の入射端1
3に集光される。
【0014】この時、レンズ2を通ったプラズマ発光1
2は全偏光方向を有するので、レンズ4に到達する前に
偏光ビームスプリッタ9に当った光のうち約半量がレー
ザ光源1の方向へ反射するが、その程度のプラズマ発光
12がレーザ光源1を照射しても問題はなく、またその
分レンズ4に到達するプラズマ発光12が減ずるが測定
上なんら支障にはならない。
【0015】光ファイバー5の入射端13に集光された
プラズマ発光12は光ファイバー5によって分光器6に
導かれてスペクトルに分光され、さらに光検出器7によ
って電気信号14に変換される。この信号14は信号処
理装置8によって解析され、スペクトルの波形から試料
3の材質、成分が分析される。
【0016】以上のように、本実施形態の装置において
は、試料3に対してレーザ光11を照射するレンズ2に
よって、試料3から生じたプラズマ発光12がレーザ光
11と同じ光軸で受光捕捉される。従って試料位置から
偏光ビームスプリッタ9までの間は、レーザ光軸とプラ
ズマ発光受光軸とが同軸上にあり、前記従来装置のよう
に試料の位置から異なる2つの軸上に装置を配置する必
要がなくなり、一軸上に装置を配置できるので、試料3
周辺の空間が狭隘な場所にあって従来装置では困難な場
合でも測定が可能となる。
【0017】なお、以上本発明の実施の一形態を説明し
たが、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発
明の範囲内でその具体的構造配置に種々の変更を加えて
もよいことは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上、本発明のレーザブレイクダウン分
光分析装置によれば、レーザ光源、同レーザ光源のレー
ザ光の偏光方向の光を反射する偏光ビームスプリッタ、
反射した同レーザ光を集光しその焦点位置にある試料に
照射する第1のレンズ、同第1のレンズと前記偏光ビー
ムスプリッタを通る一軸上に同偏光ビームスプリッタを
挟んで同第1のレンズと向き合って配置された第2のレ
ンズ、同第2のレンズの前記偏光ビームスプリッタと反
対側で前記軸に平行な光を集光する焦点位置に配置され
同第2のレンズが集光した光を受光する受光部を有し、
同受光部に受けた光を分析するように構成されているの
で、試料に対してレーザ光を照射する第1のレンズによ
って試料から生ずるプラズマ発光を捕捉でき、前記第1
のレンズと偏光ビームスプリッタの間は試料へ照射する
レーザ光軸と試料からのプラズマ発光受光軸が同軸上に
あるため一軸上に装置を配置構成できる。したがって、
例えば試料が配管内にあって配管に設けられた窓を介し
て測定する場合など、試料の周辺の空間が狭隘のため従
来装置では測定困難な場合でも測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るレーザブレイクダ
ウン分光分析装置の説明図である。
【図2】従来のレーザブレイクダウン分光分析装置の例
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2 レンズ 3 試料 4 レンズ 5 光ファイバー 6 分光器 7 光検出器 8 信号処理装置 9 偏光ビームスプリッタ 11 レーザ光 12 プラズマ発光 13 入射端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源、同レーザ光源のレーザ光の
    偏光方向の光を反射する偏光ビームスプリッタ、反射し
    た同レーザ光を集光しその焦点位置にある試料に照射す
    る第1のレンズ、同第1のレンズと前記偏光ビームスプ
    リッタを通る一軸上に同偏光ビームスプリッタを挟んで
    同第1のレンズと向き合って配置された第2のレンズ、
    同第2のレンズの前記偏光ビームスプリッタと反対側で
    前記軸に平行な光を集光する焦点位置に配置され同第2
    のレンズが集光した光を受光する受光部を有し、同受光
    部に受けた光を分析することを特徴とするレーザブレイ
    クダウン分光分析装置。
JP12603898A 1998-05-08 1998-05-08 レーザブレイクダウン分光分析装置 Withdrawn JPH11326205A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101690073B1 (ko) * 2015-12-28 2016-12-27 (주)해아림 컴팩트한 구조를 갖는 분광분석장치
KR20200139867A (ko) * 2019-06-04 2020-12-15 동국대학교 산학협력단 중적외선 레이저를 이용한 가스탐지장치

Cited By (4)

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