JP3385670B2 - 赤外分光光度計 - Google Patents

赤外分光光度計

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は試料の赤外分光分析を行
なう赤外分光光度計に関し、特に赤外光源、分光手段及
び赤外検出器を備えた赤外分光光度計本体と、赤外分光
光度計本体からの赤外測定光をこの赤外分光光度計本体
の外部にある試料へ照射し、その試料からの反射光又は
透過光を赤外分光光度計本体へ導く光ファイバプローブ
とを備えた赤外分光光度計に関するものである。 【0002】 【従来の技術】生産ラインやプラント内で赤外分光光度
計を使用しようとすると、振動や高湿、設置スペースな
どの関係から精密光学機器である赤外分光光度計本体を
生産ラインやプラントなどの現場に設置できない場合が
ある。そのような測定では、赤外分光光度計本体を測定
場所から離れた位置に設置したりシールドケースに入れ
るなどし、測定場所の試料には赤外分光光度計本体から
光ファイバプローブで測定光を導いて試料に照射し、試
料からの反射光や透過光を再び赤外光ファイバプローブ
で赤外分光光度計本体に導いて測定を行なうようにして
いる。光ファイバプローブは赤外線用光ファイバーのみ
を含んでおり、通常、赤外線以外の光は透過しない仕様
になっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】光ファイバプローブを
経て試料から戻ってきた光をミラーなどの光学素子を用
いて検出器へ導くような構成にした場合、光学系を調整
するための光路追跡が不可欠である。しかし、光ファイ
バプローブを設けた赤外分光光度計ではその光ファイバ
プローブが赤外線のみを通すようになっているので、光
ファイバプローブを透過した後の光路を追跡するには光
路を特定するための特別な光学装置を用いる必要があ
る。本発明は光ファイバプローブを備えた赤外分光光度
計において光学系の調整を容易にすることを目的とする
ものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、赤外光源、分
光手段及び赤外検出器を備えた赤外分光光度計本体と、
赤外分光光度計本体からの赤外測定光を赤外分光光度計
本体の外部にある試料へ照射し、その試料からの反射光
又は透過光を赤外分光光度計本体へ導く光ファイバプロ
ーブとを備えた赤外分光光度計において、赤外分光光度
計本体内には可視光源及びその可視光源からの光を光フ
ァイバプローブへ導く光学系を備え、光ファイバプロー
ブは赤外線を透過させる光ファイバーと可視光を透過さ
せる光ファイバとを束ねたものとした。 【0005】 【作用】本発明で用いられる光ファイバプローブでは赤
外線を通す光ファイバーの他に可視光を透過する光ファ
イバーも一緒に束ねられているので、可視光により光フ
ァイバプローブを透過した後の光学系の光軸調整を行な
うことができる。 【0006】 【実施例】図1は一実施例を表わす。干渉計室2内には
ビームスプリッタ4、固定鏡6及び移動鏡8からなるマ
イケルソン型干渉計と、赤外光源10が設けられてお
り、赤外光源10からの赤外光10aが集光鏡12,1
3を経て干渉計に導入される。赤外光10aは赤外分光
データを収集するためのものである。一方、そのマイケ
ルソン型干渉計でデータ収集の起動や移動鏡8の摺動速
度を安定化するために用いられるコントロール干渉計も
同時に構成するために、可視光源として例えばHe−N
e(ヘリウム−ネオン)レーザ14が干渉計室2の外部
に設けられ、レーザ14からの可視光(レーザ光)14
aがミラー15によってこの干渉計に導入されている。
赤外光10aと可視光14aがビームスプリッタ4に入
射して分割され、固定鏡6と移動鏡8でそれぞれ反射し
た光がビームスプリッタ4に戻って会合する。 【0007】赤外干渉光と可視干渉光は同じ光軸上を進
み、反射鏡16によって光ファイバプローブ室18へ導
かれる。ビームスプリッタ4と反射鏡16の間の光軸上
には可視干渉光の一部を取りだし、可視用の検出系に導
いて検出し、赤外光によるデータ収集の起動や移動鏡の
摺動速度安定化に用いるための可視検出系が設けられて
いるが、可視光の検出系の図示は省略されている。 【0008】光ファイバプローブ室18には光ファイバ
プローブ20の光ファイバ束20aと20bの基端部が
接続されており、ミラー16で導かれた赤外光と可視光
が平面鏡22,24を経て楕円面鏡26で1点に集光さ
れて光ファイバ束20aに導かれる。一方、光ファイバ
束20bを戻ってきた赤外光と可視光は楕円面鏡28に
より集光され、平面鏡30,32を経て赤外検出部33
へ導かれる。赤外検出部33には集光鏡34と、集光鏡
34で集められた赤外光を検出する赤外検出器36が配
置されている。 【0009】光ファイバプローブ20の先端部には赤外
分光光度計本体の外部にある試料40に赤外光と可視光
を照射し、試料40からの透過光や散乱光を受光するた
めに、光ファイバ束20aの出射端42からの光を試料
40へ導く楕円面鏡44と、試料40を透過又は散乱し
てきた光を集光して光ファイバ束20bの入射端48へ
導く楕円面鏡46が配置されている。試料40はシート
状試料など、通常の赤外分光光度計の試料室には設置で
きない形状の試料や、生産ラインやプラントでの試料な
どである。赤外検出部33の赤外検出器36による検出
信号は増幅器50で増幅されてデータ処理部52へ取り
込まれる。データ処理部52は測定結果の計算や表示を
行なう。 【0010】光ファイバプローブ20の光ファイバ束2
0a,20bの一例を図2に示す。軸心部に赤外用の太
径の第1の光ファイバ54が1本配置され、その周囲に
赤外用の細径の第2の光ファイバ56の複数本と可視光
用の細径の光ファイバ58の複数本が配置され、外皮6
0により被覆されている。赤外用の光ファイバ54と5
6は互いに低損失波長域の異なる光ファイバであり、全
体として透過波長範囲を広げるためにこのように複数種
類の赤外用光ファイバを組み合わせて束ねている。測定
が可能な低損失波長域は光ファイバ材料によって定まっ
ており、例えば代表的組成がAs+SであるAs−S系
カルコゲン化物ガラスの低損失波長域は0.92〜6.
6μmにあり、代表的組成がAs+Ge+SeであるA
S−Ge−Se系カルコゲン化物ガラスの低損失波長域
は1.3〜9.5μmにあり、フッ化物ガラスの低損失
波長域は0.4〜4.3μmにある。これらの2種類又
は3種類以上の光ファイバを束ねて1つの光ファイバ束
とした場合には、0.4〜10μmにわたる広い波長域
で測定を行なうことができるようになる。 【0011】可視光用の光ファイバ58としては例えば
石英ファイバが用いられる。赤外用光ファイバと可視光
用光ファイバの束ね方は図2に示されるものに限らず、
多数の光ファイバ素線を種類ごとの片寄りがないように
均質に分散させて束ねてもよい。 【0012】 【発明の効果】本発明では光ファイバプローブの光ファ
イバ束には赤外用の光ファイバの他に可視光用の光ファ
イバも含めて束ね、光源にも赤外光源と可視光源とを備
えて測定光束に赤外光と可視光をともに存在させたの
で、目視によって光学系を調整することが容易になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施例を示す平面図である。 【図2】光ファイバプローブのファイバ束の一例を示す
断面図である。 【符号の説明】 2 干渉計室 4 ビームスプリッタ 6 固定鏡 8 移動鏡 10 赤外光源 14 He−Neレーザ 18 光ファイバプローブ室 20 光ファイバプローブ 20a,20b 光ファイバ束 54,56 赤外用光ファイバ 58 可視光用光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/00 - 21/01 G01N 21/17 - 21/62 G01J 3/00 - 3/52

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 赤外光源、分光手段及び赤外検出器を備
    えた赤外分光光度計本体と、赤外分光光度計本体からの
    赤外測定光を赤外分光光度計本体の外部にある試料へ照
    射し、その試料からの反射光又は透過光を赤外分光光度
    計本体へ導く光ファイバプローブとを備えた赤外分光光
    度計において、 赤外分光光度計本体内には可視光源及びその可視光源か
    らの光を前記光ファイバプローブへ導く光学系を備え、 前記光ファイバプローブは赤外線を透過させる光ファイ
    バーと可視光を透過させる光ファイバとが束ねられたも
    のであることを特徴とする赤外分光光度計。
JP25515093A 1993-09-17 1993-09-17 赤外分光光度計 Expired - Fee Related JP3385670B2 (ja)

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