JPH11326157A - マルチウエルプレート用密閉装置 - Google Patents

マルチウエルプレート用密閉装置

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JPH11326157A JP10142182A JP14218298A JPH11326157A JP H11326157 A JPH11326157 A JP H11326157A JP 10142182 A JP10142182 A JP 10142182A JP 14218298 A JP14218298 A JP 14218298A JP H11326157 A JPH11326157 A JP H11326157A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 マルチウエルプレート17の各ウエルに入れ
た試料を沸点以上に加熱処理する際、試料の蒸発を伴う
が、試料の飛散防止と各ウエル間の試料蒸気のクロスコ
ンタミ防止を目的とする両面にフッ化エチレンプロピレ
ン樹脂の被膜を形成したシリコンゴム19を全ウエルに
均一な力で押え付け、且つ、その押え付けが締め付けノ
ブ1個で簡単に行えるマルチウエルプレート用密閉装
置。 【効果】 マルチウエルプレートを極めて簡単に確実に
密閉することができ、マルチウエルプレートのウエルを
密閉する為のシール材が垂直方向に移動でき、且つマル
チウエルプレート全面を均一な力で完璧に締め付けるシ
ールができる。また、トッププレート側はできるだけ高
い温度を保つようにし、反面ベースプレート側は冷却し
易い構造にすることが回収率向上のポイントとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】近年、分析化学の分野では、
分析機器の分析精度の著しい向上に伴い、検体である試
料の微量化が進み、同時に臨床検査の現場では、検査対
象の増加、検体自体の増加に伴い、ガラス製試験管等で
各検体の検査、分析を行っていたが、これでは能率が悪
い。これを一度に多検体の分析が行える96穴マルチウ
エルプレートを用いる検査法に移り代わって来ている。
【0002】しかし、一方では、わずか約縦8cm×横
12cm×高さ1.3cmの中に96本の試験管に相当
するウエルがビッシリ隣接配置されている為、隣り合っ
た検体の検体同志のコンタミを生じてしまったら、とん
でもない誤診の原因となってしまう。
【0003】特に加温により分解、溶融を促進させる加
熱処理を伴う検査の場合、検体の蒸発による検体の減
量、気化状態の検体間のコンタミ等、それぞれの検体の
独立性保持には細心の注意が必要とされる。そこで、本
発明は96穴マルチウエルプレートを用いた際、検体で
ある液体試料の加熱処理を試料間のコンタミ防止は当然
のこととし、検査の現場で迅速に且つ簡単に各ウエルを
独立密封できるマルチウエルプレート用密閉装置に関す
るものである。
【0004】
【従来の技術】従来、96穴マルチウエルプレートに代
表される多数のウエルを有するプラスチック製マルチウ
エルプレートは一般に細胞培養用、あるいは浮遊培養用
としての用途が大半な為、検体である液体試料を沸点以
上に加温することは極めて稀であることから市販されて
いるマルチウエルプレートの材質も耐熱性の低いポリス
チレン製が殆どを占めている。
【0005】ポリプロピレン製、あるいはポリカーボネ
ート製も最近になって市場に現れたものの、マルチウエ
ルプレート自体の加熱滅菌を可能にする為か、あるいは
耐薬品性の向上を目的としているのが大半である。
【0006】しかも、マルチウエルプレートのウエル間
のクロスコンタミを防止すると称してマルチウエルプレ
ート上のウエル全体をカバーする一枚の蓋やシール用フ
ィルムが市販されている。
【0007】しかし、いずれも試料を沸点以上に加熱処
理する際には、液体試料が気化するのに伴い、マルチウ
エル内の内圧が上昇し、気化された試料が漏洩してしま
い、同時にクロスコンタミが生じ、これでは加熱処理を
伴う分析には適さない。
【0008】また、試料の沸点以上に加温し、加水分
解、高温溶解・分解、反応促進等の目的で加熱処理する
検査法自体が少なかったことも事実である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
材質として、マルチウエルプレートも高耐熱性、高耐薬
品性に優れた製品の出現が期待され、マルチウエルプレ
ートの用途も細胞培養にとどまらず、少容量、多検体を
同時に少スペースで行える利点から、今後益々用途が広
がり、どうしても簡単に確実に検体を収容したマルチウ
エルプレートを密閉できる装置が必要に迫られている。
【0010】また、マルチウエルプレートを用いた、多
検体同時分析を行う際、最も注意しなくてはならない点
は一検体、一検体の独立性の維持である。特に、検体の
沸点近くに加温する際には、検体の気化に伴うクロスコ
ンタミの防止と、検体の回収率向上にある。
【0011】無論、検体のマルチウエルプレート、ある
いはシール材との化学反応を引き起こすような事故がそ
れ以前の問題として存在することは勿論のことである。
今ここで、例えば尿中タンパク質の加水分解をしよう
と、96人の患者の尿を採取し、96穴マルチウエルプ
レートのそれぞれのウエルに96人の尿を一定量ずつ投
入する。その後、酸を加え加熱処理を行う。
【0012】その時は、ウエルから尿がこぼれないよう
に、そして100℃以上に加温することにより尿中の水
分、あるいは尿中に溶解していた揮発性成分等が気化飛
散しないように、1つ1つウエルを密封する必要があ
る。しかも密封後加温すると当然尿の気化に伴い、ウエ
ル内の圧力は上昇する。その圧力上昇にも耐えうるシー
ルをしなくてはならない。当然気化すればシール材と蒸
気は接触するので接触しても化学変化を起こしてはなら
ないし、物理吸着も起こさない方が良い。
【0013】ホットプレートや乾燥機内で加温処理した
後、放冷し、気化した成分を液化させる。その時は、当
初ウエル内に投入した尿の量、あるいは酸の量がウエル
の底に全量回収されるのが理想で、ウエルの底に回収さ
れずウエルの壁面や、シール材の表面に結露し、液滴と
していつまでも存在すると、ウエルとシール材を分離す
る際に振動により液滴が落下し、その液滴が万一、隣の
ウエルに落下してしまったら、折角時間を掛けて加温処
理した検体が全て無に期してしまう。
【0014】本発明は、これらの事情に鑑み、簡単な構
成により、マルチウエルプレートの各ウエルに入れた試
料を沸点以上に加熱処理する際、試料の蒸発を伴うが、
試料の飛散防止と各ウエル間の試料蒸気のクロスコンタ
ミ防止を目的とする両面にフッ化エチレンプロピレン樹
脂(FEP)の被膜を形成したシリコンゴムを全ウエル
に均一な力で押え付け、且つ、その押え付けが締め付け
ノブ1個で簡単に行えるマルチウエルプレート用密閉装
置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために、次のような技術手段を採用した。請求
項1記載の発明においては、マルチウエルプレートの各
ウエルに入れた試料(検体)を沸点以上に加熱処理する
際、試料の蒸発を伴うが、試料の飛散防止と各ウエル間
の試料蒸気のクロスコンタミ防止を目的とする両面にフ
ッ化エチレンプロピレン樹脂の被膜を形成したシリコン
ゴムを全ウエルに均一な力で押え付け、且つ、その押え
付けが締め付けノブ1個で簡単に行えるという技術手段
を採用した。
【0016】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明に加えて、試料の加熱処理後の回収率向上
と、ウエル開放時の密封材への結露防止を行うために、
密封材として断熱材であるシリコンゴムの表裏両面に撥
水性を有するポリテトラフルオロエチレンの被膜を形成
したものを採用し、同時にシリコンゴムの板厚を約5m
m程度とやや厚目にすることにより保温性能を高め、反
面ベースプレートには通気性を高めるための通風孔を設
け、さらに、冷却効率を上げることができるように、冷
却水循環用の蛇管やペルチエ素子を用いたコールドプレ
ートがセットできるようにベースプレートの底部にスペ
ースをとっているという技術手段を採用した。
【0017】請求項3記載の発明においては、請求項1
または請求項2記載の発明に加えて、全ウエルに均一な
力で押え付け、且つ、その押え付けが締め付けノブ1個
で行えるマルチウエルプレート用密閉装置として、ベー
スプレートとトッププレートを蝶番で開閉自在に連結
し、この蝶番と連係してトッププレート垂直スライドガ
イドを介してスライドヒンジで係合し、トッププレート
にノブを介して、締め付けネジ付ブリッジ型アームでベ
ースプレートに設けた出没自在の係止部に係合するとい
う技術手段を採用した。
【0018】請求項4記載の発明においては、請求項3
記載の発明に加えて、ベースプレートにマルチウエルプ
レートのセット位置を特定するコ字型ガイドを設けると
いう技術手段を採用した。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
で詳細に説明する。図1に示すものは、本発明に係る実
施例のマルチウエルプレート用密閉装置を示す正面図で
ある。図2に示すものは、同じく本発明のマルチウエル
プレート用密閉装置の平面図、図3に示すものは、同じ
く本発明のマルチウエルプレート用密閉装置の側面図、
図4に示すものは、同じく本発明のマルチウエルプレー
ト用密閉装置の底面図である。
【0020】以下、図1〜図4に基づいて詳細に説明す
る。マルチウエルプレート用密閉装置は大別し、ベース
プレート1、トッププレート2、締め付けネジ付ブリッ
ジ型アーム3、トッププレート垂直スライドガイド4、
スライドヒンジ5及び蝶番6で構成される密閉装置であ
る。
【0021】ベースプレート1はステンレス板の四辺を
下方に折り曲げ、その折り曲げることにより形成された
空間のほぼ中央部に対辺まで四角形状のパイプ7を架橋
し、該四角形状のパイプ7の中央部にバネ8のストッパ
ーの役目を果たす第1支柱9を溶接固定する。
【0022】この第1支柱9の両サイドにそれぞれバネ
8を挿入する。その四角形状のパイプ7の両端、即ちベ
ースプレート1の両側面部に孔10を開け、四角形状の
パイプ7に内接する第1ステンレス製丸棒11を挿入
し、この第1ステンレス製丸棒11がスライドする。
【0023】ベースプレート1の左右両側面より約7m
m程飛び出したり、引き込めたりすることができるよ
う、第1ステンレス製丸棒11の長さを調整する。
【0024】また、四角形状のパイプ7のほぼ1/3、
2/3の位置に角パイプ12を垂直方向に溶接(地図に
示す「田」の記号の如くに溶接)する。新たに溶接した
角パイプ12の先端にテコの支点14を設け、角パイプ
12の中に挿入して第2ステンレス製丸棒13の一点に
ネジを立て、作用点とし、ベースプレート1の正面の2
個所にレバー移動のための横長孔15を開け、支点、作
用点、力点に対応する二本のレバー16を配し、レバー
16の操作により角パイプ12の中に内接するように配
置した第1ステンレス製丸棒11を平常時にベースプレ
ート1側面より飛び出した状態にし、二本のレバー16
を中央部に引き寄せた状態では、第1ステンレス製丸棒
11がベースプレート1側面の表面より引っ込むような
動作が可能である。
【0025】また、ベースプレート1の上面には、マル
チウエルプレート17を置く際の位置決めが簡単にでき
るように3mm角程度の角棒をコ字型に折り曲げセッテ
ィングガイド18とし、所定の位置に溶接する。
【0026】正面からマルチウエルプレート17を差し
込んだ場合の後方ストッパー並びに左右ストッパーの役
目を果たすことにより位置決めができる。このセッティ
ングガイド18の更に後方に蝶番6を取付ける。
【0027】トッププレート2はベースプレート1と同
様にステンレス板の四辺を下方に折り曲げ、形成された
空間に全面内接寸法よりほんの少し(0.1〜0.2m
m)大き目の両面にフッ化エチレンプロピレン樹脂シー
トを熱溶着したシリコンゴム19をトッププレート2の
折り曲げ空間に内接するように挿入・装着する。
【0028】この両面にフッ化エチレンプロピレン樹脂
シートを貼ったシリコンゴム19がマルチウエルプレー
ト17の上面のシール材となる。このシール材は両面に
フッ化エチレンプロピレン樹脂シート{例えばテフロン
シート(登録商標)}を貼り着けたのは、反転して使用
することによってへたりに対する耐用性を高めたもので
ある。
【0029】従って片面だけにテフロンシート(登録商
標)を貼り着けたものでも良い。また、シリコンゴムが
最良であるが、他の合成樹脂製ゴム等、弾性を有してい
てマルチウエルプレート17の上面の開放部を密閉でき
るものであれば種々採用できる。
【0030】なお、シリコンゴム19の両面にフッ化エ
チレンプロピレン樹脂シートを貼り付けるものに換え
て、被膜あるいは既存のシリコンゴムの両面にフッ化エ
チレンプロピレン樹脂が被覆されたものを採用すること
も可能である。
【0031】トッププレート2の上面より二本の第2支
柱20を立ち上げ溶接し、第2支柱20には内接する寸
法でスライドし、しかも任意の高さで固定できるように
ネジ切りを施した円筒状リング21を予め配置して置
く。
【0032】また、トッププレート2の背面には、この
トッププレート2が上下運動(垂直移動)を不能にする
トッププレート垂直スライドガイド4を予め溶接して置
く。
【0033】締め付けネジ付ブリッジ型アーム3はステ
ンレス鋼板をC型チャンネルのようにコ字型に折り曲
げ、両サイドの折り曲げを下方にし、その前後・左右の
中心部に内ネジを切ったブッシング22を溶接する。こ
の内ネジに合致するネジ23を中心に上方に締め付けを
行う際の締め付けリング24、下方にトッププレート2
を押え付ける押え板25をそれぞれ装着できるように加
工した締め付け用ネジセット26を別途用意する。
【0034】締め付けネジ付ブリッジ型アーム3のブリ
ッジの両サイドに橋桁27に相当する縦長のステンレス
鋼板を下方に溶接し、この橋桁27の下方にベースプレ
ート1より飛び出す第1ステンレス製丸棒11が貫通で
きるように孔を開けて置く。
【0035】蝶番6にトッププレート2が上下運動を可
能とするスライドヒンジ5を取り付ける。スライドヒン
ジ5は蝶番6の左右に垂直方向に第3支柱28を立て、
この第3支柱28がトッププレート2の背面に予め溶接
したトッププレート垂直スライドガイド4の孔に嵌合し
上下運動できる。
【0036】試料の加熱処理後の回収率向上と、ウエル
開放時の密封材への結露防止を行うために、密封材とし
て断熱材であるシリコンゴム19の表裏両面に撥水性を
有するポリテトラフルオロエチレンを貼り付けたものを
採用し、同時にシリコンゴム19の板厚を約5mm程度
とやや厚目にすることにより保温性能を高め、反面ベー
スプレート1には通気性を高めるための通風孔29を設
け、さらに、冷却効率を上げることができるように、冷
却水循環用の蛇管やペルチエ素子を用いたコールドプレ
ートがセットできるようにベースプレート1の底部にス
ペースをとっている。
【0037】以上のパーツを組み上げることにより、マ
ルチウエルプレート17を簡単に密閉開放動作が容易に
行えるマルチウエルプレート用密閉装置である。
【0038】以上説明したマルチウエルプレート用密閉
装置を複数個収容できる密閉室を設け、この密閉室内部
全体に熱風を供給するか、密閉室内に各種加熱装置を設
け、さらに加熱処理が終了後、加熱をOFFにしてベー
スプレート1の近傍に設けた各種冷却手段をONにし
て、マルチウエルプレート17の底部から冷却するよう
にすると、検体の分析をより確実に精確に行うことがで
きる。
【0039】尚、各マルチウエルプレート用密閉装置単
独で、このマルチウエルプレート用密閉装置全体を加熱
する手段と、マルチウエルプレート17の底部を冷却す
る手段を設けるようにしても同様の作用・効果を奏す
る。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を採用した結果、
次のような効果を得ることができる。 (1)マルチウエルプレートを極めて簡単に確実に密閉
することができる。 (2)マルチウエルプレートのウエルを密閉する為のシ
ール材が垂直方向に移動でき、且つマルチウエルプレー
ト全面を均一な力で完璧に締め付けるシールができる。 (3)マルチウエルプレートをシールする蓋の部分、即
ちシール材を内包したトッププレートが蝶番にて後方へ
回転し、ハネ上げることができるので、作業スペースを
広くとることができる。 (4)マルチウエルプレートを置くベースプレートには
マルチウエルプレートのセット位置を示すコ字型ガイド
が設けられているので、セットが簡単にできる。 (5)締め付け機構の基本的骨格構造が四角形の枠状骨
格をなし、その四角形の2辺の一部、即ち締め付けネジ
付ブリッジ型アームのフック孔にステンレス製丸棒をレ
バー移動によりトッププレートの締め付け、あるいは締
め付け解除が簡単にできる。 (6)トッププレート側はできるだけ高い温度を保つよ
うにし、反面ベースプレート側は冷却し易い構造にする
ことが回収率向上のポイントとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるマルチウエルプレート
用密閉装置の正面図である。
【図2】本発明の実施例におけるマルチウエルプレート
用密閉装置の平面図である。
【図3】本発明の実施例におけるマルチウエルプレート
用密閉装置の側面図である。
【図4】本発明の実施例におけるマルチウエルプレート
用密閉装置の底面図である。
【符号の説明】 1・・・・ベースプレート 2・・・・トッ
ププレート 3・・・・締め付けネジ付ブリッジ型アーム 4・・・・トッププレート垂直スライドガイド 5‥‥スライドヒンジ 6‥‥蝶番 7‥‥四角形状のパイプ 8‥‥バネ 9‥‥第1支柱 10‥‥孔 11‥‥第1ステンレス製丸棒 12‥‥角
パイプ 13‥‥第2ステンレス製丸棒 14‥‥支
点 15‥‥横長孔 16‥‥レ
バー 17‥‥マルチウエルプレート 18‥‥セ
ッティングガイド 19‥‥シリコンゴム 20‥‥第
2支柱 21‥‥円筒状リング 22‥‥ブ
ッシング 23‥‥ネジ 24‥‥締
め付けリング 25‥‥押え板 26‥‥締
め付け用ネジセット 27‥‥橋桁 28‥‥第
3支柱 29‥‥通風孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチウエルプレートの各ウエルに入れ
    た試料を沸点以上に加熱処理する際、試料の蒸発を伴う
    が、試料の飛散防止と各ウエル間の試料蒸気のクロスコ
    ンタミ防止を目的とする両面にフッ化エチレンプロピレ
    ン樹脂の被膜を形成したシリコンゴムを全ウエルに均一
    な力で押え付け、且つ、その押え付けが締め付けノブ1
    個で簡単に行えることを特徴とするマルチウエルプレー
    ト用密閉装置。
  2. 【請求項2】 試料の加熱処理後の回収率向上と、ウエ
    ル開放時の密封材への結露防止を行うために、密封材と
    して断熱材であるシリコンゴムの表裏両面に撥水性を有
    するポリテトラフルオロエチレンの被膜を形成したもの
    を採用し、同時にシリコンゴムの板厚を約5mm程度と
    やや厚目にすることにより保温性能を高め、反面ベース
    プレートには通気性を高めるための通風孔を設け、さら
    に、冷却効率を上げることができるように、冷却水循環
    用の蛇管やペルチエ素子を用いたコールドプレートがセ
    ットできるようにベースプレートの底部にスペースをと
    っていることを特徴とする請求項1記載のマルチウエル
    プレート用密閉装置。
  3. 【請求項3】 全ウエルに均一な力で押え付け、且つ、
    その押え付けが締め付けノブ1個で行えるマルチウエル
    プレート用密閉装置として、ベースプレートとトッププ
    レートを蝶番で開閉自在に連結し、この蝶番と連係して
    トッププレート垂直スライドガイドを介してスライドヒ
    ンジで係合し、トッププレートにノブを介して、締め付
    けネジ付ブリッジ型アームでベースプレートに設けた出
    没自在の係止部に係合するようにしたことを特徴とする
    請求項1、または請求項2記載のマルチウエルプレート
    用密閉装置。
  4. 【請求項4】 ベースプレートにマルチウエルプレート
    のセット位置を特定するコ字型ガイドを設けたことを特
    徴とする請求項3記載のマルチウエルプレート用密閉装
    置。
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