JPH11324838A - 蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents

蓄圧式燃料噴射装置

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JPH11324838A
JPH11324838A JP10137026A JP13702698A JPH11324838A JP H11324838 A JPH11324838 A JP H11324838A JP 10137026 A JP10137026 A JP 10137026A JP 13702698 A JP13702698 A JP 13702698A JP H11324838 A JPH11324838 A JP H11324838A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、高圧供給ポンプの無圧送状態が
発生しても、急停車することなく所定の時間安全に車両
を走行できる蓄圧式燃料噴射装置を得る。 【解決手段】 低圧燃料供給配管40内の燃料の圧力を
最低噴射圧力より低圧の第1の制御圧力に設定する第1
の圧力制御弁80が低圧燃料供給配管40の低圧供給ポ
ンプ9の下流側から分岐する低圧燃料戻り配管41の経
路中に配設され、低圧燃料供給配管40内の燃料の圧力
を最低噴射圧力以上の第2の制御圧力に設定する第2の
圧力制御弁81が低圧燃料戻り配管41の第1の圧力制
御弁80の上流側から分岐するバイパス配管42の経路
中に配設されている。さらに、流量制御弁82が低圧燃
料戻り配管41の第1の圧力制御弁80の下流側に配設
され、高圧供給ポンプ7の無圧送状態時に低圧燃料供給
配管40内の燃料の圧力設定を第1の圧力制御弁80か
ら第2の圧力制御弁81に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばディーゼ
ルエンジン等に使用されるコモンレール(蓄圧配管)を
有する蓄圧式燃料噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の蓄圧式燃料噴射装置を示す
構成図である。図7において、エンジン(内燃機関)1
には、各気筒の燃焼室に対してインジェクタ2が配設さ
れ、インジェクタ2からエンジン1への燃料の噴射は、
噴射制御用電磁弁3のON−OFFにより制御される。
インジェクタ2は各気筒共通の高圧蓄圧配管であるコモ
ンレール4に接続されており、噴射制御用電磁弁3が開
いている間、コモンレール4内の燃料がインジェクタ2
よりエンジン1の各気筒に噴射される。高圧供給ポンプ
7は、プランジャ31がシリンダ30内に往復移動可能
に、かつ、摺動自在に装着されてなり、プランジャ31
の上端面とシリンダ30の内周面とによりポンプ室32
が構成されている。そして、カムフォロア35がエンジ
ンの回転に同期して回転するカムシャフトに固着されて
カム室34内に配設されている。また、プランジャ31
がプランジャスプリング33によりカムフォロア35に
当接するように付勢されている。また、吐出量制御弁1
1がポンプ室32に低圧燃料を供給する通路に設けら
れ、開弁時にポンプ室32に低圧燃料を供給できるよう
になっている。この高圧供給ポンプ7では、カムフォロ
ア35がカムシャフトによりエンジンの回転に同期して
回転し、プランジャ31がシリンダ30内を往復移動す
る。このプランジャ31の往復移動により、燃料タンク
8から低圧供給ポンプ9を経てポンプ室32に吸入され
た燃料が昇圧され、昇圧された燃料が供給配管5を経て
コモンレール4に送り込まれる。ここで、コモンレール
4は、供給配管5およびチェックバルブ6を経て高圧供
給ポンプ7に接続され、コモンレール4には連続的に燃
料噴射圧に相当する高い所定圧が蓄圧されるようになっ
ている。また、圧力制御弁10が低圧供給ポンプ9の吐
出側の配管から分岐する配管に配設されており、低圧供
給ポンプ9により高圧供給ポンプ7に供給される燃料の
圧力が所定の圧力を越えると、燃料が圧力制御弁10を
介して燃料タンク8に戻され、高圧供給ポンプ7に供給
される燃料の圧力の過度の上昇が抑制されるようになっ
ている。
【0003】電子制御ユニット(ECU)12には、エ
ンジン回転数センサ13、負荷センサ14および気筒判
別センサ15より、回転数、負荷及び気筒の情報が入力
される。ECU12は、回転数および負荷の信号により
判断されるエンジン状態に応じて決定される最適の噴射
時期、噴射量(噴射時間)となるように、各気筒に対応
する噴射制御用電磁弁3に制御信号を出力する。同時
に、ECU12は、回転数や負荷に応じて噴射圧力が最
適値となるように、吐出量制御弁11に制御信号を出力
する。さらに、コモンレール圧を検出する圧力センサ1
6がコモンレール4に配設され、圧力センサ16の信号
が予め負荷や回転数に応じて設定した最適値となるよう
に吐出量が制御され(圧力の負帰還制御)、コモンレー
ル圧が精密に制御される。また、安全弁70がコモンレ
ール4の燃料戻り配管36に配設され、コモンレール圧
が過剰の圧力となると、燃料が安全弁70および燃料戻
り配管36を介して燃料タンク8に戻され、コモンレー
ル圧の過度の上昇が抑制されるようになっている。
【0004】ここで、プランジャ31の摺動不良や焼き
付きが発生したり、吐出量制御弁11の弁体がシート状
態で固着したり、あるいは電磁コイルや配線の断線が発
生すると、高圧供給ポンプ7の無圧送状態が生じる。こ
の高圧供給ポンプ7の無圧送状態になると、コモンレー
ル4内の燃料圧力が急激に低下し、エンジン1の運転可
能な最低噴射圧力(約12MPa)より低下すると車両
は運転中に急停車することになり、最悪は人命に関わる
問題となる。従来の蓄圧式燃料噴射装置では、ECU1
2がコモンレール4内の圧力低下の状況を圧力センサ1
6の信号から判断し、運転者に警告を発することで、高
圧供給ポンプ7の無圧送状態の発生に対処するようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の蓄圧式燃料噴射
装置は以上のように、高圧供給ポンプ7の無圧送状態に
対する安全装置がなかった。つまり、ECU12がコモ
ンレール4内の圧力低下を圧力センサ16の信号から判
断し、運転者に警告を発生することで高圧供給ポンプ7
の無圧送状態の発生に対処しているので、運転者が該警
告を受けてから安全な場所を探しつつ車両を走行し続け
ると、コモンレール4内の燃料圧力が急激に低下して、
エンジン1の運転可能な最低噴射圧力より低下し、車両
が急停車して事故を誘発させる恐れがあるという課題が
あった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、高圧供給ポンプの無圧送状態が
発生しても、急停車することなく所定の時間安全に車両
を走行でき、無圧送状態に対する安全対策が確保された
蓄圧式燃料噴射装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る蓄圧式燃
料噴射装置は、加圧燃料を蓄圧するコモンレールと、こ
のコモンレール内の燃料を内燃機関の各気筒に噴射する
インジェクタと、燃料が流入するポンプ室を有し、この
ポンプ室内の燃料を上記コモンレールに向けて圧送し、
該コモンレール内の燃料を加圧する高圧供給ポンプと、
上記ポンプ室と燃料タンクとを連通する低圧燃料供給配
管の経路中に配設されて、該燃料タンク内の燃料を汲み
上げて該ポンプ室に供給する低圧供給ポンプと、上記ポ
ンプ室と上記低圧燃料供給配管とを連通する通路に設け
られ、開弁時に該ポンプ室と該低圧燃料供給配管とを連
通する吐出量制御弁と、上記吐出量制御弁を開閉制御し
て上記コモンレール内の燃料圧力を所定圧力に制御する
電子制御ユニットとを有する蓄圧式燃料噴射装置におい
て、上記低圧燃料供給配管の上記低圧供給ポンプの下流
側から分岐して上記燃料タンクに至るように配管された
低圧燃料戻り配管と、上記低圧燃料戻り配管の経路中に
配設され、上記低圧燃料供給配管内の燃料の圧力を上記
コモンレールの最低噴射圧力より低圧の第1の制御圧力
に設定する第1の圧力制御弁と、上記低圧燃料戻り配管
の上記第1の圧力制御弁の上流側から分岐して上記燃料
タンクに至るように配管されたバイパス配管と、上記バ
イパス配管の経路中に配設され、上記低圧燃料供給配管
内の燃料の圧力を上記コモンレールの最低噴射圧力以上
の高圧の第2の制御圧力に設定する第2の圧力制御弁
と、上記高圧供給ポンプの無圧送時に、上記低圧燃料供
給配管内の圧力の設定を上記第1の圧力制御弁から上記
第2の圧力制御弁に切り替える弁切り替え手段とを備え
たものである。
【0008】また、上記弁切り替え手段が、上記低圧燃
料戻り配管の上記第1の圧力制御弁の下流側に配設さ
れ、上記高圧供給ポンプの正常時の吐出量分が正常時の
オーバーフロー量に加算された際に上記低圧燃料戻り配
管の燃料の流通を遮断するように作動する流量制御弁で
構成されているものである。
【0009】また、上記弁切り替え手段が、上記低圧燃
料戻り配管の上記第1の圧力制御弁の上流側に配設され
た電磁切替弁で構成され、上記電磁切替弁は、上記コモ
ンレール内の圧力が最低噴射圧力より低圧となった際に
上記低圧燃料戻り配管の燃料の流通を遮断するように上
記電子制御ユニットにより開閉制御されるものである。
【0010】また、加圧燃料を蓄圧するコモンレール
と、このコモンレール内の燃料を内燃機関の各気筒に噴
射するインジェクタと、燃料が流入するポンプ室を有
し、このポンプ室内の燃料を上記コモンレールに向けて
圧送し、該コモンレール内の燃料を加圧する高圧供給ポ
ンプと、上記ポンプ室と燃料タンクとを連通する低圧燃
料供給配管の経路中に配設されて、該燃料タンク内の燃
料を汲み上げて該ポンプ室に供給する低圧供給ポンプ
と、上記ポンプ室と上記低圧燃料供給配管とを連通する
通路に設けられ、開弁時に該ポンプ室と該低圧燃料供給
配管とを連通する吐出量制御弁と、上記吐出量制御弁を
開閉制御して上記コモンレール内の燃料圧力を所定圧力
に制御する電子制御ユニットとを有する蓄圧式燃料噴射
装置において、上記低圧燃料供給配管の上記低圧供給ポ
ンプの下流側から分岐して上記燃料タンクに至るように
配管された低圧燃料戻り配管と、上記低圧燃料戻り配管
の経路中に配設され、上記低圧燃料供給配管内の燃料の
圧力を上記コモンレールの最低噴射圧力より低圧の第1
の制御圧力もしくは上記コモンレールの最低噴射圧力以
上の高圧の第2の制御圧力に設定する電磁圧力制御弁と
を備え、上記電磁圧力制御弁は、上記コモンレール内の
圧力が最低噴射圧力より低圧となった際に、上記低圧燃
料供給配管内の燃料の圧力を上記第2の制御圧力に設定
するように上記電磁制御ユニットにより制御されるもの
である。
【0011】また、燃料通路が上記バイパス配管の上記
第1の圧力制御弁の上流側と上記コモンレールとを連通
するように設けられ、上記コモンレール内の圧力が上記
第1の制御圧力より高圧で、かつ、最低噴射圧力より低
圧となった際に作動する逆止弁が上記燃料通路の経路中
に配設されているものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る蓄
圧式燃料噴射装置を示す構成図であり、図において図7
に示した従来の蓄圧式燃料噴射装置と同一または相当部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0013】図1において、低圧燃料供給配管40が、
燃料タンク8から高圧供給ポンプ7のポンプ室32に接
続され、低圧供給ポンプ9が低圧燃料供給配管40の経
路中に配設されている。また、低圧燃料戻り配管41
が、低圧供給ポンプ9の下流側で低圧燃料供給配管40
から分岐し、燃料タンク8に至るように配管されてい
る。そして、第1の圧力制御弁80が、低圧燃料戻り配
管41の経路中に配設され、さらに流量制御弁82が、
低圧燃料戻り配管41の経路中の第1の圧力制御弁80
の下流側に配設されている。また、バイパス配管42
が、低圧燃料戻り配管41の第1の圧力制御弁80の上
流側と流量制御弁82の下流側とを連通するように配設
され、第2の圧力制御弁81が、バイパス配管42の経
路中に配設されている。ここで、第1の圧力制御弁80
は、正常時に低圧供給ポンプ9から高圧供給ポンプ7に
供給される燃料の圧力を設定するもので、その第1の制
御圧力Pは最低噴射圧力(約12MPa)より低い圧
力に設定されている。また、第2の圧力制御弁81は、
無圧送時に作動して低圧供給ポンプ9から高圧供給ポン
プ7に供給される燃料の圧力を設定するもので、その第
2の制御圧力Pは最低噴射圧力以上の圧力に設定され
ている。さらに、流量制御弁82は、高圧供給ポンプ7
の無圧送時に、高圧供給ポンプ7の正常時の吐出量分が
正常時のオーバーフロー量に加算されることにより作動
するもので、無圧送時の低圧供給ポンプ9から高圧供給
ポンプ7に供給される燃料圧力の設定を正常時の第1の
圧力制御弁80から第2の圧力制御弁81に切り替える
弁切り替え手段を構成している。なお、他の構成は図7
に示した従来の蓄圧式燃料噴射装置と同様に構成されて
いる。
【0014】つぎに、この実施の形態1による蓄圧式燃
料噴射装置の動作について説明する。高圧供給ポンプ7
の正常時では、燃料タンク8の燃料が低圧供給ポンプ9
により低圧燃料供給配管40を介して高圧供給ポンプ7
に供給される。また、低圧燃料供給配管40内の燃料の
圧力が第1の制御圧力Pを越えると第1の圧力制御弁
80が開弁し、燃料が低圧燃料戻り配管41を介して燃
料タンク8に戻されるので、低圧燃料供給配管40内の
燃料の圧力が第1の制御圧力Pに維持(設定)され
る。そこで、プランジャ31が下降し、吐出量制御弁1
1が開けられ、第1の制御圧力Pに設定された燃料が
高圧供給ポンプ7のポンプ室32に供給される。つい
で、吐出量制御弁11が閉じられ、プランジャ31が上
昇してポンプ室32内の燃料が昇圧され、昇圧された燃
料がチェックバルブ6および供給配管5を介してコモン
レール4に供給される。この動作を繰り返し行い、コモ
ンレール4には連続的に燃料噴射圧に相当する高い所定
圧が蓄圧されるようになっている。
【0015】ここで、プランジャ31の摺動不良や焼き
付きが発生すると、高圧供給ポンプ7は無圧送状態とな
る。この無圧送状態では、プランジャ31が昇降動作し
ていないので、ポンプ室32内の圧力は吐出量制御弁1
1の開弁により低圧燃料供給配管40内の燃料の圧力と
同じ圧力となる。そして、このポンプ室32内の圧力は
チェックバルブ6の作動圧力より低いので、チェックバ
ルブ6は作動せず、コモンレール4への高圧の燃料の供
給がなされず、コモンレール4内の圧力低下が発生す
る。
【0016】この無圧送状態が発生すると、高圧供給ポ
ンプ7からの吐出が行われないので、低圧燃料戻り配管
41を介して燃料タンク8に戻される燃料は、高圧供給
ポンプ7の正常時の吐出量分が正常時のオーバーフロー
量に加算される。そこで、流量制御弁82が作動して閉
弁し、燃料が低圧燃料戻り配管41を介して燃料タンク
8に戻されなくなる。つまり、低圧供給ポンプ9から高
圧供給ポンプ7に供給される燃料圧力の設定が第1の圧
力制御弁80から第2の圧力制御弁81に切り替えられ
る。そこで、低圧供給ポンプ9の作動により低圧燃料供
給配管40内の圧力が上昇し、第2の制御圧力Pとな
ると第2の圧力制御弁81が開弁し、燃料がバイパス配
管42を介して燃料タンク8に戻される。その結果、低
圧燃料供給配管40内の圧力は、第2の制御圧力P
維持される。そして、吐出量制御弁11の開弁により、
第2の制御圧力Pに維持された高圧の燃料がポンプ室
32内に供給される。この第2の制御圧力Pは、チェ
ックバルブ6の動作圧力より高いので、吐出量制御弁1
1の開閉により、第2の制御圧力Pに維持された高圧
の燃料がコモンレール4内に供給され、高圧供給ポンプ
7の無圧送状態に起因するコモンレール4内の圧力低下
が抑制される。
【0017】また、電磁コイルの断線・配線の断線等に
より吐出量制御弁11が開弁状態となると、プランジャ
31の上昇工程において、ポンプ室32内の燃料は低圧
燃料供給配管40側に戻され、燃料の昇圧が行われな
い。そこで、ポンプ室32内の燃料が昇圧されないの
で、チェックバルブ6は作動せず、高圧供給ポンプ7の
無圧送状態となって、コモンレール4への高圧の燃料の
供給がなされず、コモンレール4内の圧力低下が発生す
る。
【0018】この無圧送状態が発生すると、高圧供給ポ
ンプ7からの吐出が行われないので、低圧燃料戻り配管
41を介して燃料タンク8に戻される燃料は、高圧供給
ポンプ7の正常時の吐出量分が正常時のオーバーフロー
量に加算される。そこで、流量制御弁82が作動して閉
弁し、燃料が低圧燃料戻り配管41を介して燃料タンク
8に戻されなくなる。つまり、低圧供給ポンプ9から高
圧供給ポンプ7に供給される燃料圧力の設定が第1の圧
力制御弁80から第2の圧力制御弁81に切り替えられ
る。そこで、低圧供給ポンプ9の作動により低圧燃料供
給配管40内の圧力が上昇し、第2の制御圧力Pとな
ると第2の圧力制御弁81が開弁し、燃料がバイパス配
管42を介して燃料タンク8に戻される。その結果、低
圧燃料供給配管40内の圧力は、第2の制御圧力P
維持される。そして、第2の制御圧力Pに維持された
高圧の燃料がポンプ室32内に供給される。この第2の
制御圧力Pは、チェックバルブ6の動作圧力より高い
ので、第2の制御圧力Pに維持された高圧の燃料がチ
ェックバルブ6および供給配管5を介してコモンレール
4内に供給され、高圧供給ポンプ7の無圧送状態に起因
するコモンレール4内の圧力低下が抑制される。そこ
で、コモンレール4内の圧力が最低噴射圧より高圧に維
持され、車両の急停車が防止される。
【0019】このように、上記実施の形態1によれば、
低圧燃料戻り配管41とバイパス配管42とが低圧燃料
供給配管40の低圧供給ポンプ9の下流側から分岐して
燃料タンク8に至るように配管され、最低噴射圧力より
低圧の第1の制御圧力Pの第1の圧力制御弁80が低
圧燃料戻り配管41に配設され、最低噴射圧力以上の高
圧の第2の制御圧力Pの第2の圧力制御弁81がバイ
パス配管42に配設され、さらに高圧供給ポンプ7の正
常時の吐出量分が正常時のオーバーフロー量に加算され
ると作動する流量制御弁82が低圧燃料戻り配管41の
第1の圧力制御弁80の下流側に配設されている。そこ
で、高圧供給ポンプ7の無圧送時に、低圧供給ポンプ9
から高圧供給ポンプ7に供給される燃料圧力の設定が流
量制御弁82により第1の圧力制御弁80から第2の圧
力制御弁81に切り替えられ、高圧供給ポンプ7の無圧
送状態に起因するコモンレール4内の圧力低下が抑制さ
れるので、高圧供給ポンプ7の無圧送状態が発生して
も、コモンレール4内の圧力が急激に低下して車両が急
停車するような事故を未然に防止し、急停車することな
く所定の時間安全に車両を走行できる。
【0020】実施の形態2.上記実施の形態2では、図
2に示されるように、弁切り替え手段として、流量制御
弁82に代えて電磁切替弁83を用いている点を除い
て、上記実施の形態1と同様に構成されている。なお、
電磁切替弁83は、低圧燃料戻り配管41の第1の圧力
制御弁80の上流側に設けられ、コモンレール4内の圧
力に基づいてECU12により開閉制御されるものであ
る。
【0021】つぎに、この実施の形態2による蓄圧式燃
料噴射装置の動作について説明する。ECU12は、圧
力センサ16の検出信号を入力してコモンレール4内の
圧力を監視している。そして、コモンレール4内の圧力
が最低噴射圧力以上であると、ECU12は正常動作と
判断して電磁切替弁83を開弁し、低圧供給ポンプ9か
ら高圧供給ポンプ7に供給される燃料圧力の設定を第1
の圧力制御弁80とする。一方、コモンレール4内の圧
力が最低噴射圧力より低圧となると、ECU12は異常
の発生を判断して電磁切替弁83を閉弁し、低圧供給ポ
ンプ9から高圧供給ポンプ7に供給される燃料圧力の設
定が第1の圧力制御弁80から第2の圧力制御弁81に
切り替えられる。
【0022】そこで、ECU12が正常動作と判断すれ
ば、燃料タンク8の燃料が低圧供給ポンプ9により低圧
燃料供給配管40を介して高圧供給ポンプ7に供給され
る。また、低圧燃料供給配管40内の燃料の圧力が第1
の制御圧力Pを越えると第1の圧力制御弁80が開弁
し、燃料が低圧燃料戻り配管41を介して燃料タンク8
に戻されるので、低圧燃料供給配管40内の燃料の圧力
が第1の制御圧力Pに維持設定される。そこで、プラ
ンジャ31が下降し、吐出量制御弁11が開けられ、第
1の制御圧力Pに設定された燃料が高圧供給ポンプ7
のポンプ室32に供給される。ついで、吐出量制御弁1
1が閉じられ、プランジャ31が上昇してポンプ室32
内の燃料が昇圧され、昇圧された燃料がチェックバルブ
6および供給配管5を介してコモンレール4に供給され
る。この動作を繰り返し行い、コモンレール4には連続
的に燃料噴射圧に相当する高い所定圧が蓄圧されるよう
になっている。
【0023】ここで、プランジャ31の摺動不良や焼き
付きが発生したり、電磁コイルの断線・配線の断線等に
より吐出量制御弁11が開弁状態となって、高圧供給ポ
ンプ7が無圧送状態となると、コモンレール4への高圧
の燃料の供給がなされず、コモンレール4内の圧力低下
が発生する。そこで、ECU12が異常の発生を判断し
て電磁切替弁83を閉弁し、低圧供給ポンプ9から高圧
供給ポンプ7に供給される燃料圧力の設定が第1の圧力
制御弁80から第2の圧力制御弁81に切り替えられ
る。そして、低圧燃料供給配管40内の燃料の圧力が第
2の圧力制御弁81により第2の制御圧力Pに維持さ
れる。この第2の圧力制御弁81により第2の制御圧力
に設定された燃料が高圧供給ポンプ7を介してコモ
ンレール4に供給されて、コモンレール4内の圧力が最
低噴射圧より高圧に維持される。
【0024】従って、この実施の形態2においても、上
記実施の形態1と同様の効果が得られる。また、この実
施の形態2によれば、ECU12が電磁切替弁83によ
る切り替えを制御しているので、内燃機関の始動時に低
圧供給ポンプ9から高圧供給ポンプ7に供給される燃料
圧力の設定を第2の圧力制御弁81に切り替えるように
することができる。そこで、内燃機関の始動時に高圧の
燃料が高圧供給ポンプ7を介してコモンレール4に送ら
れ、コモンレール4内の圧力を速やかに立ち上げること
ができる。
【0025】実施の形態3.上記実施の形態3では、図
3に示されるように、低圧燃料戻り配管41が低圧燃料
供給配管40の低圧供給ポンプ9の下流側から分岐し、
燃料タンク8に至るように配管され、電磁圧力制御弁8
4が低圧燃料戻り配管41の経路中に設けられている。
なお、電磁圧力制御弁84は、ECU12により、通常
は低圧供給ポンプ9から高圧供給ポンプ7に供給される
燃料圧力が第1の制御圧力Pとなるように圧力制御さ
れ、コモンレール4内の圧力が最低噴射圧力より低圧と
なると、低圧供給ポンプ9から高圧供給ポンプ7に供給
される燃料圧力が第2の制御圧力Pとなるように圧力
制御されるものである。
【0026】つぎに、この実施の形態3による蓄圧式燃
料噴射装置の動作について説明する。ECU12は、圧
力センサ16の検出信号を入力してコモンレール4内の
圧力を監視している。そして、コモンレール4内の圧力
が最低噴射圧力より低圧となると、ECU12は異常の
発生を判断する。そこで、ECU12は、正常時には、
低圧供給ポンプ9から高圧供給ポンプ7に供給される燃
料圧力が第1の制御圧力Pとなるように電磁圧力制御
弁84を制御し、異常時には、低圧供給ポンプ9から高
圧供給ポンプ7に供給される燃料圧力が第2の制御圧力
となるように電磁圧力制御弁84を制御する。
【0027】そこで、ECU12が正常動作と判断すれ
ば、燃料タンク8の燃料が低圧供給ポンプ9により低圧
燃料供給配管40を介して高圧供給ポンプ7に供給され
る。また、低圧燃料供給配管40内の燃料の圧力が第1
の制御圧力Pを越えると第1の圧力制御弁80が開弁
し、燃料が低圧燃料戻り配管41を介して燃料タンク8
に戻されるので、低圧燃料供給配管40内の燃料の圧力
が第1の制御圧力Pに維持設定される。そこで、プラ
ンジャ31が下降し、吐出量制御弁11が開けられ、第
1の制御圧力Pに設定された燃料が高圧供給ポンプ7
のポンプ室32に供給される。ついで、吐出量制御弁1
1が閉じられ、プランジャ31が上昇してポンプ室32
内の燃料が昇圧され、昇圧された燃料がチェックバルブ
6および供給配管5を介してコモンレール4に供給され
る。この動作を繰り返し行い、コモンレール4には連続
的に燃料噴射圧に相当する高い所定圧が蓄圧されるよう
になっている。
【0028】ここで、プランジャ31の摺動不良や焼き
付きが発生したり、電磁コイルの断線・配線の断線等に
より吐出量制御弁11が開弁状態となって、高圧供給ポ
ンプ7が無圧送状態となると、コモンレール4への高圧
の燃料の供給がなされず、コモンレール4内の圧力低下
が発生する。そこで、ECU12が異常の発生を判断
し、低圧供給ポンプ9から高圧供給ポンプ7に供給され
る燃料圧力が第2の制御圧力Pとなるように電磁圧力
制御弁84を制御する。この第2の制御圧力Pに設定
された燃料が高圧供給ポンプ7を介してコモンレール4
に供給され、コモンレール4内の圧力が最低噴射圧力よ
り高圧に維持される。
【0029】また、内燃機関の始動時に、ECU12が
低圧供給ポンプ9から高圧供給ポンプ7に供給される燃
料圧力が第2の制御圧力Pとなるように電磁圧力制御
弁84を制御できる。そこで、高圧の燃料が高圧供給ポ
ンプ7を介してコモンレール4に送られ、コモンレール
4内の圧力を速やかに立ち上げることができる。
【0030】従って、この実施の形態3においても、上
記実施の形態2と同様の効果が得られる。
【0031】実施の形態4.この実施の形態4では、図
4に示されるように、燃料通路43がバイパス配管42
の第2の圧力制御弁81の上流側から分岐し、コモンレ
ール4に至るように配管され、逆止弁85が燃料通路4
3の経路中に配設されている。この逆止弁85の作動圧
力は、第1の制御圧力Pより高圧で、かつ 最低噴射
圧力より低圧に設定されており、逆止弁85は、コモン
レール4内の圧力が作動圧力より低圧となると開弁し、
低圧燃料供給配管40内の燃料がコモンレール4内に供
給されるようになっている。なお、他の構成は上記実施
の形態1と同様に構成されている。
【0032】つぎに、この実施の形態4による蓄圧式燃
料噴射装置の動作について説明する。高圧供給ポンプ7
の正常時では、上記実施の形態1と同様に、制御圧力P
に設定された燃料が低圧供給ポンプ9から高圧供給ポ
ンプ7に供給され、高圧供給ポンプ7で昇圧された後、
チェックバルブ6および供給配管5を介してコモンレー
ル4に供給される。その結果、コモンレール4には連続
的に燃料噴射圧に相当する高い所定圧が蓄圧されるよう
になっている。この時、コモンレール4から燃料通路4
3への燃料の逆流は逆止弁85により防止されている。
【0033】また、プランジャ31の摺動不良や焼き付
きが発生したり、電磁コイルの断線・配線の断線等によ
り吐出量制御弁11が開弁状態となると、高圧供給ポン
プ7は無圧送状態となる。この高圧供給ポンプ7の無圧
送状態では、上記実施の形態1と同様に、低圧供給ポン
プ9から高圧供給ポンプ7に供給される燃料圧力の設定
が第1の圧力制御弁80から第2の圧力制御弁81に切
り替えられる。そして、低圧燃料供給配管40内の燃料
の圧力が第2の圧力制御弁81により第2の制御圧力P
に維持される。この第2の圧力制御弁81により第2
の制御圧力Pに設定された燃料が高圧供給ポンプ7を
介してコモンレール4に供給されて、コモンレール4内
の圧力が最低噴射圧力より高圧に維持される。この時、
コモンレール4内の圧力が逆止弁85の作動圧力より低
圧となっていれば、逆止弁85が作動し、高圧の燃料が
燃料通路43からもコモンレール4内に送られ、コモン
レール4内の圧力が最低噴射圧力より高圧に維持され
る。
【0034】さらに、吐出量制御弁11の弁体がシート
状態で固着すると、燃料が低圧供給ポンプ9から高圧供
給ポンプ7に供給されないので、高圧供給ポンプ7は無
圧送状態となる。この無圧送状態においても、コモンレ
ール4への高圧の燃料の供給がなされず、コモンレール
4内の圧力低下が発生する。
【0035】このモードの無圧送状態が発生すると、高
圧供給ポンプ7からの吐出が行われないので、低圧燃料
戻り配管41を介して燃料タンク8に戻される燃料は、
高圧供給ポンプ7の正常時の吐出量分が正常時のオーバ
ーフロー量に加算される。そこで、流量制御弁82が作
動して閉弁し、燃料が低圧燃料戻り配管41を介して燃
料タンク8に戻されなくなる。そこで、低圧供給ポンプ
9の作動により低圧燃料供給配管40内の圧力が上昇
し、第2の制御圧力Pとなると第2の圧力制御弁81
が開弁し、燃料がバイパス配管42を介して燃料タンク
8に戻される。その結果、低圧燃料供給配管40内の圧
力は、第2の制御圧力Pに維持される。そして、無圧
送状態の発生に起因してコモンレール4内の圧力が逆止
弁85の作動圧力より低圧となると、逆止弁85が開弁
し、第2の制御圧力Pに維持された燃料が低圧燃料供
給配管40から燃料通路43を介してコモンレール4内
に供給され、コモンレール4内の圧力が最低噴射圧力よ
り高圧に維持される。
【0036】このように、この実施の形態4によれば、
上記実施の形態1の効果に加えて、吐出量制御弁11の
弁体がシート状態で固着して発生する高圧供給ポンプ7
の無圧送状態でも、コモンレール4内の圧力が最低噴射
圧力より高圧に維持され、コモンレール4内の圧力が最
低噴射圧力より低圧となることに起因する車両の急停車
を防止することができ、無圧送状態に対する安全対策が
一層確保される。
【0037】実施の形態5.この実施の形態5では、図
5に示されるように、燃料通路43がバイパス配管42
の第2の圧力制御弁81の上流側から分岐し、コモンレ
ール4に至るように配管され、逆止弁85が燃料通路4
3の経路中に配設されている。この逆止弁85の作動圧
力は、第1の制御圧力Pより高圧で、かつ 最低噴射
圧力より低圧に設定されており、逆止弁85は、コモン
レール4内の圧力が作動圧力より低圧となると開弁し、
低圧燃料供給配管40内の燃料がコモンレール4内に供
給されるようになっている。なお、他の構成は上記実施
の形態2と同様に構成されている。
【0038】つぎに、この実施の形態5による蓄圧式燃
料噴射装置の動作について説明する。ECU12は、圧
力センサ16の検出信号を入力してコモンレール4内の
圧力を監視している。そして、コモンレール4内の圧力
が最低噴射圧力以上であると、ECU12は正常動作と
判断して電磁切替弁83を開弁し、低圧供給ポンプ9か
ら高圧供給ポンプ7に供給される燃料圧力の設定を第1
の圧力制御弁80とする。一方、コモンレール4内の圧
力が最低噴射圧力より低圧となると、ECU12は異常
の発生を判断して電磁切替弁83を閉弁し、低圧供給ポ
ンプ9から高圧供給ポンプ7に供給される燃料圧力の設
定が第1の圧力制御弁80から第2の圧力制御弁81に
切り替えられる。
【0039】そこで、ECU12が正常動作と判断すれ
ば、上記実施の形態2と同様に、第1の制御圧力P
設定された燃料が高圧供給ポンプ7のポンプ室32に供
給され、高圧供給ポンプ7で昇圧され、昇圧された燃料
がチェックバルブ6および供給配管5を介してコモンレ
ール4に供給される。この動作を繰り返し行い、コモン
レール4には連続的に燃料噴射圧に相当する高い所定圧
が蓄圧されるようになっている。
【0040】また、プランジャ31の摺動不良や焼き付
きが発生したり、電磁コイルの断線・配線の断線等によ
り吐出量制御弁11が開弁状態となると、高圧供給ポン
プ7は無圧送状態となる。この高圧供給ポンプ7の無圧
送状態では、上記実施の形態2と同様に、低圧供給ポン
プ9から高圧供給ポンプ7に供給される燃料圧力の設定
が第1の圧力制御弁80から第2の圧力制御弁81に切
り替えられる。そして、低圧燃料供給配管40内の燃料
の圧力が第2の圧力制御弁81により第2の制御圧力P
に維持される。この第2の圧力制御弁81により第2
の制御圧力Pに設定された燃料が高圧供給ポンプ7を
介してコモンレール4に供給されて、コモンレール4内
の圧力が最低噴射圧力より高圧に維持される。この時、
コモンレール4内の圧力が逆止弁85の作動圧力より低
圧となっていれば、逆止弁85が作動し、高圧の燃料が
燃料通路43からもコモンレール4内に送られ、コモン
レール4内の圧力が最低噴射圧力より高圧に維持され
る。
【0041】さらに、吐出量制御弁11の弁体がシート
状態で固着すると、燃料が低圧供給ポンプ9から高圧供
給ポンプ7に供給されないので、高圧供給ポンプ7は無
圧送状態となる。このモードの無圧送状態においても、
コモンレール4への高圧の燃料の供給がなされず、コモ
ンレール4内の圧力低下が発生する。そこで、ECU1
2が異常の発生を判断し、電磁切替弁83を閉弁し、低
圧供給ポンプ9から高圧供給ポンプ7に供給される燃料
圧力の設定が第1の圧力制御弁80から第2の圧力制御
弁81に切り替えられる。そして、低圧燃料供給配管4
0内の燃料の圧力が第2の圧力制御弁81により第2の
制御圧力Pに維持される。そして、コモンレール4内
の圧力が逆止弁85の作動圧力より低圧となると、逆止
弁85が開弁し、第2の制御圧力Pに維持された燃料
が燃料通路43を介してコモンレール4に供給され、コ
モンレール4内の圧力が最低噴射圧力より高圧に維持さ
れる。
【0042】従って、この実施の形態5においても、上
記実施の形態4と同様の効果が得られる。また、この実
施の形態5によれば、ECU12が電磁切替弁83によ
る切り替えを制御しているので、内燃機関の始動時に低
圧供給ポンプ9から高圧供給ポンプ7に供給される燃料
圧力の設定を第2の圧力制御弁81に切り替えるように
することができる。そこで、内燃機関の始動時に高圧の
燃料が高圧供給ポンプ7を介してコモンレール4に送ら
れ、コモンレール4内の圧力を速やかに立ち上げること
ができる。
【0043】実施の形態6.この実施の形態6では、図
6に示されるように、燃料通路43がバイパス配管42
の第2の圧力制御弁81の上流側から分岐し、コモンレ
ール4に至るように配管され、逆止弁85が燃料通路4
3の経路中に配設されている。この逆止弁85の作動圧
力は、第1の制御圧力Pより高圧で、かつ 最低噴射
圧力より低圧に設定されており、逆止弁85は、コモン
レール4内の圧力が作動圧力より低圧となると開弁し、
低圧燃料供給配管40内の燃料がコモンレール4内に供
給されるようになっている。なお、他の構成は上記実施
の形態3と同様に構成されている。
【0044】つぎに、この実施の形態6による蓄圧式燃
料噴射装置の動作について説明する。ECU12は、圧
力センサ16の検出信号を入力してコモンレール4内の
圧力を監視している。そして、コモンレール4内の圧力
が最低噴射圧力より低圧となると、ECU12は異常の
発生を判断する。そこで、ECU12は、正常時には、
低圧供給ポンプ9から高圧供給ポンプ7に供給される燃
料圧力が第1の制御圧力Pとなるように電磁圧力制御
弁84を制御し、異常時には、低圧供給ポンプ9から高
圧供給ポンプ7に供給される燃料圧力が第2の制御圧力
となるように電磁圧力制御弁84を制御する。
【0045】そこで、ECU12が正常動作と判断すれ
ば、上記実施の形態3と同様に、第1の制御圧力P
設定された燃料が高圧供給ポンプ7のポンプ室32に供
給され、高圧供給ポンプ7で昇圧され、昇圧された燃料
がチェックバルブ6および供給配管5を介してコモンレ
ール4に供給される。この動作を繰り返し行い、コモン
レール4には連続的に燃料噴射圧に相当する高い所定圧
が蓄圧されるようになっている。
【0046】また、プランジャ31の摺動不良や焼き付
きが発生したり、電磁コイルの断線・配線の断線等によ
り吐出量制御弁11が開弁状態となると、高圧供給ポン
プ7は無圧送状態となる。この高圧供給ポンプ7の無圧
送状態では、上記実施の形態3と同様に、低圧供給ポン
プ9から高圧供給ポンプ7に供給される燃料圧力が第2
の制御圧力に設定される。そして、第2の制御圧力P
に設定された燃料が高圧供給ポンプ7を介してコモンレ
ール4に供給されて、コモンレール4内の圧力が最低噴
射圧より高圧に維持される。この時、コモンレール4内
の圧力が逆止弁85の作動圧力より低圧となっていれ
ば、逆止弁85が作動し、高圧の燃料が燃料通路43か
らもコモンレール4内に送られ、コモンレール4内の圧
力が最低噴射圧力より高圧に維持される。
【0047】さらに、吐出量制御弁11の弁体がシート
状態で固着すると、燃料が低圧供給ポンプ9から高圧供
給ポンプ7に供給されないので、高圧供給ポンプ7は無
圧送状態となる。このモードの無圧送状態においても、
コモンレール4への高圧の燃料の供給がなされず、コモ
ンレール4内の圧力低下が発生する。そこで、ECU1
2が異常の発生を判断し、低圧供給ポンプ9から高圧供
給ポンプ7に供給される燃料圧力が制御圧力Pとなる
ように電磁圧力制御弁84を制御する。そして、低圧燃
料供給配管40内の燃料の圧力が第2の制御圧力P
維持される。そして、コモンレール4内の圧力が逆止弁
85の作動圧力より低圧となると、逆止弁85が開弁
し、第2の制御圧力Pに維持された燃料が燃料通路4
3を介してコモンレール4に供給され、コモンレール4
内の圧力が最低噴射圧力より高圧に維持される。
【0048】また、内燃機関の始動時に、ECU12が
低圧供給ポンプ9から高圧供給ポンプ7に供給される燃
料圧力が第2の制御圧力Pとなるように電磁圧力制御
弁84を制御できる。そこで、高圧の燃料が高圧供給ポ
ンプ7を介してコモンレール4に送られ、コモンレール
4内の圧力を速やかに立ち上げることができる。
【0049】従って、この実施の形態6においても、上
記実施の形態5と同様の効果が得られる。
【0050】なお、上記各実施の形態において、ECU
12が圧力センサ16の検出信号から無圧送状態が発生
したときのコモンレール4内の圧力低下を検知して異常
と判断し、運転者に警告を発するようにすれば、運転者
は異常の警告を受けた後、車両を安全な場所まで安全に
走行させることができ、無圧送状態の発生に伴う事故を
安全に回避して、高圧供給ポンプ7の修理を受けること
ができる。また、上記各実施の形態では、低圧供給ポン
プ9について具体的に説明していないが、この低圧供給
ポンプ9は、ベーン式、トロコイド式、ギヤ式のポンプ
を用いることができる。
【0051】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0052】この発明によれば、加圧燃料を蓄圧するコ
モンレールと、このコモンレール内の燃料を内燃機関の
各気筒に噴射するインジェクタと、燃料が流入するポン
プ室を有し、このポンプ室内の燃料を上記コモンレール
に向けて圧送し、該コモンレール内の燃料を加圧する高
圧供給ポンプと、上記ポンプ室と燃料タンクとを連通す
る低圧燃料供給配管の経路中に配設されて、該燃料タン
ク内の燃料を汲み上げて該ポンプ室に供給する低圧供給
ポンプと、上記ポンプ室と上記低圧燃料供給配管とを連
通する通路に設けられ、開弁時に該ポンプ室と該低圧燃
料供給配管とを連通する吐出量制御弁と、上記吐出量制
御弁を開閉制御して上記コモンレール内の燃料圧力を所
定圧力に制御する電子制御ユニットとを有する蓄圧式燃
料噴射装置において、上記低圧燃料供給配管の上記低圧
供給ポンプの下流側から分岐して上記燃料タンクに至る
ように配管された低圧燃料戻り配管と、上記低圧燃料戻
り配管の経路中に配設され、上記低圧燃料供給配管内の
燃料の圧力を上記コモンレールの最低噴射圧力より低圧
の第1の制御圧力に設定する第1の圧力制御弁と、上記
低圧燃料戻り配管の上記第1の圧力制御弁の上流側から
分岐して上記燃料タンクに至るように配管されたバイパ
ス配管と、上記バイパス配管の経路中に配設され、上記
低圧燃料供給配管内の燃料の圧力を上記コモンレールの
最低噴射圧力以上の高圧の第2の制御圧力に設定する第
2の圧力制御弁と、上記高圧供給ポンプの無圧送時に、
上記低圧燃料供給配管内の圧力の設定を上記第1の圧力
制御弁から上記第2の圧力制御弁に切り替える弁切り替
え手段とを備えたので、プランジャの摺動不良や焼き付
き、さらには電磁コイルの断線や配線の断線による吐出
量制御弁のシート不良に起因して無圧送状態が発生して
も、コモンレール内の圧力が最低噴射圧力以上に維持さ
れ、無圧送状態に起因して走行車両が急停車してしまう
ことを未然に防止でき、無圧送状態に対する安全対策が
確保された蓄圧式燃料噴射装置が得られる。
【0053】また、上記弁切り替え手段が、上記低圧燃
料戻り配管の上記第1の圧力制御弁の下流側に配設さ
れ、上記高圧供給ポンプの正常時の吐出量分が正常時の
オーバーフロー量に加算された際に上記低圧燃料戻り配
管の燃料の流通を遮断するように作動する流量制御弁で
構成されているので、高圧供給ポンプの無圧送状態が発
生しても、コモンレール内の圧力を速やかに最低噴射圧
力以上に維持することができる。
【0054】また、上記弁切り替え手段が、上記低圧燃
料戻り配管の上記第1の圧力制御弁の上流側に配設され
た電磁切替弁で構成され、上記電磁切替弁は、上記コモ
ンレール内の圧力が最低噴射圧力より低圧となった際に
上記低圧燃料戻り配管の燃料の流通を遮断するように上
記電子制御ユニットにより開閉制御されるので、高圧供
給ポンプの無圧送状態が発生しても、コモンレール内の
圧力を速やかに最低噴射圧力以上に維持することができ
るとともに、内燃機関の始動時の噴射圧力を速やかに立
ち上げることができる。
【0055】また、加圧燃料を蓄圧するコモンレール
と、このコモンレール内の燃料を内燃機関の各気筒に噴
射するインジェクタと、燃料が流入するポンプ室を有
し、このポンプ室内の燃料を上記コモンレールに向けて
圧送し、該コモンレール内の燃料を加圧する高圧供給ポ
ンプと、上記ポンプ室と燃料タンクとを連通する低圧燃
料供給配管の経路中に配設されて、該燃料タンク内の燃
料を汲み上げて該ポンプ室に供給する低圧供給ポンプ
と、上記ポンプ室と上記低圧燃料供給配管とを連通する
通路に設けられ、開弁時に該ポンプ室と該低圧燃料供給
配管とを連通する吐出量制御弁と、上記吐出量制御弁を
開閉制御して上記コモンレール内の燃料圧力を所定圧力
に制御する電子制御ユニットとを有する蓄圧式燃料噴射
装置において、上記低圧燃料供給配管の上記低圧供給ポ
ンプの下流側から分岐して上記燃料タンクに至るように
配管された低圧燃料戻り配管と、上記低圧燃料戻り配管
の経路中に配設され、上記低圧燃料供給配管内の燃料の
圧力を上記コモンレールの最低噴射圧力より低圧の第1
の制御圧力もしくは上記コモンレールの最低噴射圧力以
上の高圧の第2の制御圧力に設定する電磁圧力制御弁と
を備え、上記電磁圧力制御弁は、上記コモンレール内の
圧力が最低噴射圧力より低圧となった際に、上記低圧燃
料供給配管内の燃料の圧力を上記第2の制御圧力に設定
するように上記電磁制御ユニットにより制御されるの
で、プランジャの摺動不良や焼き付き、さらには電磁コ
イルの断線や配線の断線による吐出量制御弁のシート不
良に起因して無圧送状態が発生しても、コモンレール内
の圧力が最低噴射圧力以上に維持され、無圧送状態に起
因して走行車両が急停車してしまうことを未然に防止で
き、無圧送状態に対する安全対策が確保されるととも
に、内燃機関の始動時の噴射圧力を速やかに立ち上げる
ことができる蓄圧式燃料噴射装置が得られる。
【0056】また、燃料通路が上記バイパス配管の上記
第2の圧力制御弁の上流側と上記コモンレールとを連通
するように設けられ、上記コモンレール内の圧力が上記
第1の制御圧力より高圧で、かつ、最低噴射圧力より低
圧となった際に作動する逆止弁が上記燃料通路の経路中
に配設されているので、プランジャの摺動不良や焼き付
き、さらには電磁コイルの断線や配線の断線による吐出
量制御弁のシート不良に起因して発生する無圧送状態に
加えて、吐出量制御弁の弁体がシート状態で固着して発
生する無圧送状態においても、コモンレール内の圧力を
最低噴射圧力以上に維持して、無圧送状態に起因して走
行車両が急停車してしまうことを未然に防止でき、無圧
送状態に対する安全対策をより完全にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る蓄圧式燃料噴
射装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る蓄圧式燃料噴
射装置を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る蓄圧式燃料噴
射装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係る蓄圧式燃料噴
射装置を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5に係る蓄圧式燃料噴
射装置を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態6に係る蓄圧式燃料噴
射装置を示す構成図である。
【図7】 従来の蓄圧式燃料噴射装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン(内燃機関)、2 インジェクタ、4 コ
モンレール、7 高圧供給ポンプ、8 燃料タンク、9
低圧供給ポンプ、11 吐出量制御弁、12電子制御
ユニット、32 ポンプ室、40 低圧燃料供給配管、
41 低圧燃料戻り配管、42 バイパス配管、43
燃料通路、80 第1の圧力制御弁、81 第2の圧力
制御弁、82 流量制御弁、83 電磁切替弁、84
電磁圧力制御弁、85逆止弁。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧燃料を蓄圧するコモンレールと、こ
    のコモンレール内の燃料を内燃機関の各気筒に噴射する
    インジェクタと、燃料が流入するポンプ室を有し、この
    ポンプ室内の燃料を上記コモンレールに向けて圧送し、
    該コモンレール内の燃料を加圧する高圧供給ポンプと、
    上記ポンプ室と燃料タンクとを連通する低圧燃料供給配
    管の経路中に配設されて、該燃料タンク内の燃料を汲み
    上げて該ポンプ室に供給する低圧供給ポンプと、上記ポ
    ンプ室と上記低圧燃料供給配管とを連通する通路に設け
    られ、開弁時に該ポンプ室と該低圧燃料供給配管とを連
    通する吐出量制御弁と、上記吐出量制御弁を開閉制御し
    て上記コモンレール内の燃料圧力を所定圧力に制御する
    電子制御ユニットとを有する蓄圧式燃料噴射装置におい
    て、 上記低圧燃料供給配管の上記低圧供給ポンプの下流側か
    ら分岐して上記燃料タンクに至るように配管された低圧
    燃料戻り配管と、 上記低圧燃料戻り配管の経路中に配設され、上記低圧燃
    料供給配管内の燃料の圧力を上記コモンレールの最低噴
    射圧力より低圧の第1の制御圧力に設定する第1の圧力
    制御弁と、 上記低圧燃料戻り配管の上記第1の圧力制御弁の上流側
    から分岐して上記燃料タンクに至るように配管されたバ
    イパス配管と、 上記バイパス配管の経路中に配設され、上記低圧燃料供
    給配管内の燃料の圧力を上記コモンレールの最低噴射圧
    力以上の高圧の第2の制御圧力に設定する第2の圧力制
    御弁と、 上記高圧供給ポンプの無圧送時に、上記低圧燃料供給配
    管内の圧力の設定を上記第1の圧力制御弁から上記第2
    の圧力制御弁に切り替える弁切り替え手段とを備えたこ
    とを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 上記弁切り替え手段が、上記低圧燃料戻
    り配管の上記第1の圧力制御弁の下流側に配設され、上
    記高圧供給ポンプの正常時の吐出量分が正常時のオーバ
    ーフロー量に加算された際に上記低圧燃料戻り配管の燃
    料の流通を遮断するように作動する流量制御弁で構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の蓄圧式燃料噴
    射装置。
  3. 【請求項3】 上記弁切り替え手段が、上記低圧燃料戻
    り配管の上記第1の圧力制御弁の上流側に配設された電
    磁切替弁で構成され、上記電磁切替弁は、上記コモンレ
    ール内の圧力が最低噴射圧力より低圧となった際に上記
    低圧燃料戻り配管の燃料の流通を遮断するように上記電
    子制御ユニットにより開閉制御されることを特徴とする
    請求項1記載の蓄圧式燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 加圧燃料を蓄圧するコモンレールと、こ
    のコモンレール内の燃料を内燃機関の各気筒に噴射する
    インジェクタと、燃料が流入するポンプ室を有し、この
    ポンプ室内の燃料を上記コモンレールに向けて圧送し、
    該コモンレール内の燃料を加圧する高圧供給ポンプと、
    上記ポンプ室と燃料タンクとを連通する低圧燃料供給配
    管の経路中に配設されて、該燃料タンク内の燃料を汲み
    上げて該ポンプ室に供給する低圧供給ポンプと、上記ポ
    ンプ室と上記低圧燃料供給配管とを連通する通路に設け
    られ、開弁時に該ポンプ室と該低圧燃料供給配管とを連
    通する吐出量制御弁と、上記吐出量制御弁を開閉制御し
    て上記コモンレール内の燃料圧力を所定圧力に制御する
    電子制御ユニットとを有する蓄圧式燃料噴射装置におい
    て、 上記低圧燃料供給配管の上記低圧供給ポンプの下流側か
    ら分岐して上記燃料タンクに至るように配管された低圧
    燃料戻り配管と、 上記低圧燃料戻り配管の経路中に配設され、上記低圧燃
    料供給配管内の燃料の圧力を上記コモンレールの最低噴
    射圧力より低圧の第1の制御圧力もしくは上記コモンレ
    ールの最低噴射圧力以上の高圧の第2の制御圧力に設定
    する電磁圧力制御弁とを備え、 上記電磁圧力制御弁は、上記コモンレール内の圧力が最
    低噴射圧力より低圧となった際に、上記低圧燃料供給配
    管内の燃料の圧力を上記第2の制御圧力に設定するよう
    に上記電磁制御ユニットにより制御されることを特徴と
    する蓄圧式燃料噴射装置。
  5. 【請求項5】 燃料通路が上記バイパス配管の上記第2
    の圧力制御弁の上流側と上記コモンレールとを連通する
    ように設けられ、上記モンレール内の圧力が上記第1の
    制御圧力より高圧で、かつ、最低噴射圧力より低圧とな
    った際に作動する逆止弁が上記燃料通路の経路中に配設
    されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載の蓄圧式燃料噴射装置。
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