JPH11324412A - 天蓋装置 - Google Patents

天蓋装置

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JPH11324412A
JPH11324412A JP12909698A JP12909698A JPH11324412A JP H11324412 A JPH11324412 A JP H11324412A JP 12909698 A JP12909698 A JP 12909698A JP 12909698 A JP12909698 A JP 12909698A JP H11324412 A JPH11324412 A JP H11324412A
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JP
Japan
Prior art keywords
canopy
filled
gas
hollow portion
sheet material
Prior art date
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JP12909698A
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English (en)
Inventor
Toru Morishita
亨 森下
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に、かつ、迅速に設置でき、収納スペー
スも少なくてすむ天蓋装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】天蓋装置を、可撓性シート材料から形成さ
れ、軽量ガスを充填する中空部3を有し、この中空部3
に軽量ガスが充填された時、空気に対する全比重が、1
未満となる天蓋部2と、この軽量ガスが充填された天蓋
部2を地上から所定の高さ位置に浮き上がった状態に係
留する紐状体4とを備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天蓋装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、天蓋装置としては、例えばテント
等、金属パイプで骨組みをしておいて、該骨組みを帆布
等から成るシートで覆うようにしたものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の天蓋装置は、金
属パイプを組み立て、さらに、組み立てられた骨組みを
シートで覆わなければならないため、急に雨が降り始め
たときのように、一時的に使用する場合であっても、組
み立て作業が煩雑で非常に手間がかかる不具合があっ
た。
【0004】また、このように金属パイプを骨組みとす
るため、大規模なものになると、さらに労力および費用
が掛かる不具合が生じる。さらに、金属パイプを骨組み
とするため、収納時の収納スペースを広くとる必要があ
った。本発明は、上記問題を解決するためになしたもの
であって、簡単に、かつ、迅速に設置でき、収納スペー
スも少なくてすむ天蓋装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、天蓋装置を、可撓性シート
材料から形成されていると共に、軽量ガスを充填する中
空部を有し、この中空部に軽量ガスが充填された時、空
気に対する全比重が、1未満となる天蓋部と、この軽量
ガスが充填された天蓋部を地上から所定の高さ位置に浮
き上がった状態に係留する紐状体とを備える構成とし
た。
【0006】請求項2記載の発明は、天蓋装置を、中空
部を有し、該中空部にガスが充填自在で、ガスを充填す
ることにより柱状になる可撓性シート材料からなる複数
の柱部と、これらの柱部がそれぞれ延出され、ガスが充
填された柱部により地上から所定の高さ位置に支持され
る可撓性シート材料からなる天蓋部とを備える構成とし
た。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、天蓋部が中空部を備え、この中空部
にガスが充填自在となるように構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の天蓋装置について
の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図4
に示す天蓋装置の実施の形態は請求項1に記載の発明で
あって、、主に屋外で使用する簡易テント1であり、可
撓性シート材料から形成され、軽量ガスを充填する中空
部3を有し、この中空部3に軽量ガスが充填された時、
空気に対する全比重が、1未満となる天蓋部2と、この
軽量ガスが充填された天蓋部2を地上から所定の高さ位
置に浮き上がった状態に係留する紐状体4とを備えるも
のである。
【0009】具体的には、天蓋部2は、通気性のない可
撓性シート材料から構成するのが好ましく、ポリエチレ
ン、ポリアミド、塩化ビニル等の高分子材料を押し出し
成形または射出成形等によりシート状に成形したもので
ある。そして、押し出し成形等により平坦な肉厚の薄い
シート状に成形した2枚のシート材料を用い、一方のシ
ート材料を長尺で断面が円弧状の膨らみ部を複数有する
ように加熱成形した後、該膨らみ部を閉鎖するように2
枚のシートを重ね合わせて、接触するその一部をウエル
ダー等により溶着させることにより、図1乃至図4に示
すように、断面が半円状の長尺な中空部3を複数有する
天蓋部2を形成する。
【0010】さらに、各中空部3は、それぞれ隣接する
中空部3に連通しており、図4に示すように、天蓋部2
の一カ所に軽量ガスを充填するための注入出口5を設け
て、該注入出口5から軽量ガスを全中空部3に充填でき
るようになっている。軽量ガスは、比重が1未満のヘリ
ウムガスまたは窒素ガス等を用いる。また、天蓋部2に
は、その縁に前記紐状体4を固定するための取付穴21
を複数設けている。
【0011】前記紐状体4は、軽量なロープからなり、
一端が前記天蓋部2の取付穴21に括り付けられ、他端
が地面Gに差し込む固定部材11に括り付けられるよう
になっている。また、軽量ガスが充填された天蓋部2を
地上から所定の高さ位置に浮き上がった状態に係留する
にあたっては、天蓋部2の中空部3に注入出口5から軽
量ガスを充填し、該軽量ガスが充填された天蓋部2が浮
遊したとき、該天蓋部2が図1に示すように円弧状に湾
曲させるように紐状体4の一端が固定される固定部材1
1を地面Gに差し込むのであって、このように紐状体4
を地面Gに固定することによって天蓋部2が地上から所
定の高さ位置に係留され、天蓋装置の設置が完了する。
【0012】このように天蓋部2を円弧状に湾曲させる
ことにより、雨水を容易に地面Gに落下させられる。な
お、天蓋部2を湾曲させるにあたっては、紐状体4によ
る引っ張りで湾曲させるだけでなく、天蓋部2を予め湾
曲するように成形するようにしてもよい。また、天蓋装
置を収納する際には、注入出口5から中空部3内の軽量
ガスを全て排出して、天蓋部2を数回折り曲げた状態で
収納する。
【0013】なお、前記天蓋部2は、複数の膨らみ部か
らなる複数の中空部3を有するように成形したが、仕切
りのない一つの中空部を有するように成形してもよい
し、天蓋部2の周縁のみに中空部3を形成して浮遊させ
るようにしてもよく、軽量ガスの充填により天蓋部2が
浮遊させられ、屋根を構成できれば、中空部の形状には
とらわれない。
【0014】また、本実施の形態では、可撓性シート材
料は、押し出し成形または射出成形によりシート状にし
たものを用いたが、はっ水加工が施された織密度の高い
布帛のみを用いるようにしてもよい。織密度の高い布帛
を用いる場合には、温度の高い空気を天蓋部の中空部に
充填し続けることにより、布帛から空気が漏れても浮遊
させられる。
【0015】次に、他の実施の形態について図5および
図6に基づいて説明する。図5および図6に示す天蓋装
置の実施の形態は、請求項2に記載の発明であり、中空
部3を有し、該中空部3にガスが充填自在で、ガスを充
填することにより柱状になる可撓性シート材料からなる
複数の柱部6と、これらの柱部6がそれぞれ延出され、
ガスが充填された柱部6により地上から所定の高さ位置
に支持される可撓性シート材料からなる天蓋部2とを備
えている。
【0016】具体的には、柱部6および天蓋部2は、何
れも前記第1の実施の形態と同様の高分子材料からなる
可撓性シート材料により形成されている。柱部6は、図
5および図6に示すように、逆U字形状をした一対のア
ーチ状筒状体61,61により構成しており、これらア
ーチ状筒状体61,61の両端部を閉鎖して内部に中空
部3を形成し、該中空部3にガスを充填することにより
図5に示すようなアーチ状の柱部6が形成されるように
なっている。
【0017】さらに、各アーチ状筒状体61,61を一
定間隔で立設可能に保持する一対の筒状部62,62で
連結するのであって、これら筒状部62,62も可撓性
シート材料により形成して、内部に中空部3を形成して
いる。そして、各アーチ状筒状体61,61と筒状部6
2,62とを連通させ、アーチ状筒状体61に設ける注
入出口(図示せず)からガスを充填することにより、各
アーチ状筒状体61,61および筒状部62,62全体
にガスを充填して立体化する。
【0018】また、各アーチ状筒状体61,61の湾曲
部に沿って一枚のシート部材からなる天蓋部2を各アー
チ状筒状体61,61の湾曲部および筒状部62,62
の側部に溶着させることにより、各柱部6がそれぞれ天
蓋部2から延出された状態となり、各アーチ状筒状体6
1,61および筒状部62,62にガスが充填されて立
体化されたときに、天蓋部2は、ガスが充填された柱部
6により地上から所定の高さ位置に支持され、該天蓋部
2により湾曲した屋根部が形成される。
【0019】前記各アーチ状筒状体61,61の両端
部、即ち、各柱部6の底部には、該柱部6を地面Gに固
定するための固定部63を一体に成形しており、該固定
部63に設ける穴部64にピン等を差し込んで地面Gに
固定するようにしている。以上のように、天蓋装置を設
置するには、注入出口から各アーチ状筒状体61,61
および筒状部62,62の中空部3にガスを充填するこ
とにより、各柱部6を立体化し、天蓋部2を図5に示す
ように円弧状に湾曲した状態に支持することができる。
そして、固定部63を地面Gに固定することにより天蓋
装置の設置が完了する。
【0020】このように本実施の形態においても天蓋部
2を円弧状に湾曲させているので、雨水を容易に地面G
に落下させられる。また、天蓋装置を収納する際には、
注入出口から中空部3内の軽量ガスを全て排出して、天
蓋部2および柱部6を数回折り曲げた状態で収納する。
なお、本実施の形態では、天蓋部2を一枚のシート部材
により構成したが、天蓋部が中空部を備えるようにし、
かつ、この中空部にガスを充填できるようにしてもよ
い。
【0021】天蓋部に中空部を形成することにより、中
空部内の空気圧により天蓋部全体の強度が向上される。
天蓋部に中空部を形成する場合には、第1の実施の形態
のように複数の膨らみ部からなる複数の中空部を有する
ように成形してもよいし、仕切りのない一つの中空部を
有するように成形してもよいし、天蓋部の周縁のみに中
空部を形成して浮遊させるようにしてもよく、屋根を構
成できれば、中空部の形状にはとらわれない。
【0022】また、可撓性シート材料は、押し出し成形
または射出成形によるシート状物に限らず、織密度の高
い布帛等に高分子材料をコーティングしたものを用いて
もよいし、はっ水加工が施された織密度の高い布帛のみ
を用いるようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、天蓋装置
を、可撓性シート材料から形成されていると共に、軽量
ガスを充填する中空部を有し、この中空部に軽量ガスが
充填された時、空気に対する全比重が、1未満となる天
蓋部と、この軽量ガスが充填された天蓋部を地上から所
定の高さ位置に浮き上がった状態に係留する紐状体とを
備えるように構成したので、金属等からなるパイプで骨
組をすることなく、軽量ガスを天蓋部の中空部に充填
し、該軽量ガスの充填により浮き上がった天蓋部を、該
天蓋部に取り付ける紐状体を地面に固定するだけで、天
蓋部を所定の高さ位置に係留して、天蓋装置の設置が行
えるので、大規模な天蓋装置であっても、簡単な作業で
迅速に設置作業が行えるので、労力および費用の節減が
可能となる。
【0024】また、天蓋装置を収納する際には、該天蓋
部の中空部内の軽量ガスを全て排出して、該天蓋部を折
り曲げるだけで収納ができるので、収納が簡単で、か
つ、収納スペースも狭くできる。また、請求項2記載の
発明によれば、天蓋装置を、中空部を有し、該中空部に
ガスが充填自在で、ガスを充填することにより柱状にな
る可撓性シート材料からなる複数の柱部と、これらの柱
部がそれぞれ延出され、ガスが充填された柱部により地
上から所定の高さ位置に支持される可撓性シート材料か
らなる天蓋部とを備えるように構成したから、柱部の中
空部にガスを充填するだけで、天蓋装置の設置が行える
ので、労力および費用の節減が可能となる。
【0025】また、天蓋装置を収納する際には、該柱部
の中空部内のガスを全て排出して、該天蓋部および柱部
を折り曲げるだけで収納ができるので、収納が簡単で、
かつ、収納スペースも狭くできる。請求項3記載の発明
は、請求項2記載の発明において、天蓋部が中空部を備
え、この中空部にガスを充填自在とするように構成する
ことにより、天蓋部に中空部を形成することにより、中
空部内の空気圧により天蓋部全体の強度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における設置後の天
蓋装置の正面図である。
【図2】図1の天蓋装置の側面図である。
【図3】図1の天蓋装置において、天蓋部の中空部に軽
量ガスを充填した状態における該天蓋部の上面図であ
る。
【図4】図1の天蓋装置において、天蓋部の中空部に軽
量ガスを充填した状態における該天蓋部の一部切り欠き
断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における設置後の天
蓋装置の斜視図である。
【図6】図5の天蓋装置の断面図である。
【符号の説明】
2 天蓋部 3 中空部 4 紐状体 6 柱部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性シート材料から形成されていると共
    に、軽量ガスを充填する中空部を有し、この中空部に軽
    量ガスが充填された時、空気に対する全比重が、1未満
    となる天蓋部と、この軽量ガスが充填された天蓋部を地
    上から所定の高さ位置に浮き上がった状態に係留する紐
    状体とを備える天蓋装置。
  2. 【請求項2】中空部を有し、該中空部にガスが充填自在
    で、ガスを充填することにより柱状になる可撓性シート
    材料からなる複数の柱部と、これらの柱部がそれぞれ延
    出され、ガスが充填された柱部により地上から所定の高
    さ位置に支持される可撓性シート材料からなる天蓋部と
    を備える天蓋装置。
  3. 【請求項3】天蓋部が中空部を備え、この中空部にガス
    が充填自在になっている請求項2に記載の天蓋装置。
JP12909698A 1998-05-12 1998-05-12 天蓋装置 Pending JPH11324412A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010023555A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Japan Aerospace Exploration Agency 耐圧大型膜構造物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010023555A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Japan Aerospace Exploration Agency 耐圧大型膜構造物
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