JPH11323808A - 舗装用材料とその製造方法並びにその舗装用材料を用いた施工方法 - Google Patents

舗装用材料とその製造方法並びにその舗装用材料を用いた施工方法

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JPH11323808A
JPH11323808A JP13082198A JP13082198A JPH11323808A JP H11323808 A JPH11323808 A JP H11323808A JP 13082198 A JP13082198 A JP 13082198A JP 13082198 A JP13082198 A JP 13082198A JP H11323808 A JPH11323808 A JP H11323808A
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cement
pavement
asphalt emulsion
asphalt
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JP13082198A
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Satoru Honma
悟 本間
Hitoshi Taguchi
仁 田口
Masahiro Tabata
雅浩 田畑
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Fukuda Road Construction Co Ltd
Original Assignee
Fukuda Road Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期保存が可能で、可使時間を任意に調節で
きる舗装用材料を提供する。 【解決手段】 アスファルト乳剤にセメント用凝結遅延
材を添加した後、前記凝結遅延材の重量を除いて前記ア
スファルト乳剤とセメントを重量比99〜20:1〜8
0で該アスファルト乳剤とセメントと骨材とを混合す
る。これにより得られた舗装用材料は長期保存が可能と
なる。また、その舗装用材料にセメント用硬化促進材を
添加し、この添加量を調整することにより、可使時間を
任意に調節できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舗装用材料とその
製造方法並びにその舗装用材料を用いた施工方法に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】表層及び基層用舗装材
料において、専用プラントで、アスファルト乳剤をバイ
ンダとしてセメントと骨材とを混合した常温式舗装用材
料が知られており、この舗装用材料を用いた施工では、
アスファルト舗装用機械及び専用特殊機械が用いられ、
アスファルト舗装の持つ撓み性と施工における簡便性と
が得られると共に、セメントコンクリート舗装の持つ耐
久性を得ることができる。
【0003】例えば、骨材とアスファルト乳剤及び水か
らなるスラリー状混合物を路面上に敷き均すスラリーシ
ール及びマイクロサーフェシングにおいて、硬化促進の
ためにセメントを混合することが知られており、速硬性
の路面補修工法として、アスファルト乳剤をバインダと
しセメント入りの常温式舗装用材料を専用の製造機械及
び施工機械を用いて製造及び施工が行われている。そし
て、それらスラリーシール及びマイクロサーフェシング
では、ひび割れの発生した路面上の保護層として舗装の
耐水性向上、凹凸化した路面の不陸の整正、滑り抵抗の
回復等の効果が得られる。
【0004】しかし、上述したアスファルト乳剤とセメ
ントとを混合した舗装用材料では、該舗装用材料を製造
してから施工するまでの時間が1〜2時間内に限定さ
れ、長期保存が不可能なため、プラントの可動効率に劣
り、また、天候の急変等により施工が延期になると、製
造した舗装用材料が無駄になって資材ロスが発生する問
題がある。また、製造のために専用のプラントを建設す
る必要が有り、プラントからの運搬時間も1〜2時間に
限定されるため、適用地域がごく一部に限定される問題
もある。さらに、実際の施工においては、専用の特殊機
械を用いないと、品質の確保が困難である。そしてま
た、舗装用材料の可使時間を調節することが困難である
ため、気象条件、骨材温度、岩質の影響を受けやすく、
最も望ましい施工条件を確保するには、経験と高度の技
術が必要である。しかも、可使時間の調節が困難なた
め、広い範囲を一度に施工できない場合も多い。
【0005】例えば、関連する従来公報を上げると、特
許第2620817号公報には、粒度を調整した乾燥骨
材にセメントを混合したものを骨材成分とし、使用の際
に前記骨材成分とアスファルト乳剤とを混合し、直ちに
打設する補修工法が提案され、また、特公平6−600
43号公報には、骨材と分解促進材とを混合した後、カ
チオン系またはアニオン系のアスファルト乳剤と添加
し、次いで、セメントなどの水硬性無機材料を添加混合
してセメントアスファルト混合物を得られるセメントア
スファルト混合物の製造方法が提案され、この製造方法
では、セメントと共に、必要に応じて水及び公知のセメ
ント用混和材、例えば、収縮補修材、硬化促進材、硬化
遅延材、分散剤、空気連行剤、増粘剤、減水剤、充填
材、ゴムラテックス、高分子ラテックス、合成ラテック
スエマルジョン、水溶性合成高分子、反応性の水溶性乃
至乳化状合成高分子およびその硬化剤等を併用(公報第
6欄第27〜33行)することが記載され、さらに、特開平
5−32446号公報には、粗骨材を投入し、粗目砂、
フィラー、セメントの順に添加混合した後、改質アスフ
ァルト乳剤を添加混合する透水性常温混合物およびその
製造方法が提案されている。
【0006】しかし、上記補修工法においても、前記骨
材成分にアスファルト乳剤を混合すると、直ぐにセメン
トの硬化が始まり、また、上記セメントアスファルト混
合物の製造方法でも、セメントを添加混合すると、アス
ファルト乳剤に含まれる水との反応が開始し、可使時間
は約2時間(公報第10欄第27行)であり、さらに、上
記透水性常温混合物においても、改質アスファルト乳剤
を混合すると、硬化が始まるから、いずれも、セメント
とアスファルト乳剤とを混合した後、長時間保存するこ
とさえできなかった。
【0007】そこで本発明は、第1に長期保存が可能な
舗装用材料とその製造方法を提供することを目的とし、
第2に可使時間を任意に調節できる舗装用材料とその製
造方法を提供することを目的とし、第3に品質に優れた
施工ができる舗装用材料を用いた施工方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の舗装用材料
は、セメント用凝結遅延材を添加したアスファルト乳剤
とセメントとを前記凝結遅延材の重量を除いて重量比9
9〜20:1〜80で混合して舗装用バインダを形成す
ると共に、骨材を混合したものである。
【0009】この請求項1の構成によれば、あらかじめ
アスファルト乳剤にセメント用凝結遅延材を添加し、こ
れにセメントを混合することにより、舗装用バインダの
硬化・分解反応を遅らせて、未硬化状態で舗装用材料を
長期保存することができる。
【0010】また、請求項2の舗装用材料は、セメント
用硬化促進材を添加したものである。
【0011】この請求項2の構成によれば、セメント用
硬化促進材の添加量により硬化時間を任意に調節できる
から、可使時間の設定が容易で、気象条件などに全く左
右されずに任意に設定できる。
【0012】さらに、請求項3の舗装用材料は、顔料を
添加したものである。
【0013】この請求項3の構成によれば、舗装用材料
をカラー化することができる。
【0014】請求項4の製造方法は、アスファルト乳剤
にセメント用凝結遅延材を添加した後、前記凝結遅延材
の重量を除いて前記アスファルト乳剤とセメントを重量
比99〜20:1〜80で該アスファルト乳剤とセメン
トと骨材とを混合する製造方法である。
【0015】この請求項4の構成によれば、長期保存が
可能な舗装用材料が得られる。また、請求項5の製造方
法は、前記アスファルト乳剤とセメントとを混合した
後、セメント用硬化促進材を添加する製造方法である。
【0016】この請求項5の構成によれば、セメント用
硬化促進材の添加量により硬化時間を任意に調節できる
から、可使時間の設定が容易で、気象条件などに全く左
右されずに可使時間を任意に設定でき、また、長期保存
が可能な舗装用材料が得られる。
【0017】さらに、請求項6の施工方法は、請求項1
記載の舗装用材料を舗設する際に、セメント用硬化促進
材を添加しながら敷き均す施工方法である。
【0018】この請求項6の構成によれば、舗設する際
に、セメント用硬化促進材を添加するから、大規模施工
においても、均一な舗装が得られ、この舗装はアスファ
ルト舗装の撓み性とコンクリート舗装の耐久性を兼ね備
えたものとなる。
【0019】さらに、請求項7の施工方法は、請求項2
記載の舗装用材料を敷き均す施工方法である。
【0020】この請求項7の構成によれば、アスファル
ト舗装の撓み性とコンクリート舗装の耐久性を兼ね備え
た舗装が得られる。
【0021】さらにまた、請求項8の施工方法は、請求
項2記載の舗装用材料を敷き均し、この敷き均した舗装
用材料の内部に空隙を形成する施工方法である。
【0022】この請求項8の構成によれば、透水機能を
持つ高品質な舗装を得ることができる。
【0023】
【発明の実施態様】従来、セメントとアスファルト乳剤
を混合すると、直ぐに硬化・分解反応が始まり、事前に
混合して長期間貯蔵することは不可能と考えられてい
た。これに対して、本発明者は、長年に渡る研究開発に
より、あらかじめアスファルト乳剤中にセメントコンク
リート凝結遅延材を任意量混合しておき、そこへセメン
トを添加混合することで、硬化・分解反応を大幅に遅ら
せ、事前混合型セメント・アスファルト乳剤を、液状の
まま長期保存を可能としたものである。そのセメントの
混合においては、アスファルト乳剤中に均一に分散する
ように、簡易な混合機を用いることが望ましく、さら
に、混合後の保存時において攪拌を行うことにより、一
層長期保存が可能となる。この舗装用バインダである事
前混合型セメント・アスファルト乳剤を施工時に硬化さ
せるには、一般に広く知られているセメントコンクリー
ト用硬化促進材(急結材)を添加することにより硬化反
応を開始させることができ、その硬化促進材の添加量を
変えることにより硬化時間をも任意に調節できる。ま
た、凝結遅延材および硬化促進材を添加することにより
事前混合型セメント・アスファルト乳剤を用いた舗装用
材料の強度低下は見られなかった。
【0024】使用する材料は、アスファルト乳剤、ゴム
アスファルト乳剤、ゴムや樹脂等で改質した改質アスフ
ァルト乳剤等が使用可能であり、好ましくは、セメント
との混合性が良好で汎用されているアスファルト乳剤が
用いられ、また、アスファルト乳剤の乳化材は、カチオ
ン系、アニオン系、ノニオン系など各種タイプが使用可
能であり、好ましくはセメントとの混合性が良好なノニ
オン系アスファルト乳剤が用いられる。尚、以下に示す
実験では、ノニオン系アスファルト乳剤を用いた。一
方、セメントは、普通ポルトランドセメント、早強ポル
トランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、耐硫
酸塩ポルトランドセメント、高炉セメント、フライアッ
シュセメント、超速硬セメント、その他の特殊セメント
など粉末度や種類に限らず全てのものが使用でき、以下
の実験では、普通ポルトランドセメントを用いた。セメ
ントコンクリート用凝結遅延材は、セメントに対して凝
結遅延効果のあるものならば全て使用可能であり、以下
の実験では、オキシカルボン酸塩を主成分とする「パリ
ックT」(商品名:エフ・ピー・ケー(株)製)を使用
した。セメントコンクリート用硬化促進材(反応開始
材)は、セメントに対して硬化促進効果のあるものなら
ば全て使用可能であり、以下の実験では、アルミン酸ア
ルカリ塩−炭酸アルカリ塩からなる「デンカナトミック
L」(商品名:電気化学工業(株)製)を用いた。ま
た、使用する再生骨材、骨材、フィラーの種類・粒度・
材質等は特に制限はない。
【0025】アスファルト乳剤とセメントの重量比にお
ける配合割合は、アスファルト乳剤:セメントが99〜
20:1〜80であり、アスファルトの撓み性とセメン
トの剛性の両者の特性を生かすために好ましくは、90
〜50:10〜50である。また、セメントに対して任
意量だけアスファルト乳剤に凝結遅延材を添加し、この
添加量は好ましくはセメントに対して0.2〜2.0重
量%である。尚、以下の実験では、前記「パリックT」
をセメントに対して1.0重量%添加した。さらに、セ
メントに対して硬化促進材を任意量だけ添加し、この添
加量は好ましくはセメントに対して3.0〜30重量%
である。尚、以下の実験では、前記「デンカナトミック
L」をセメントに対して20重量%添加した。そして、
アスファルト乳剤中に凝結遅延材を添加混合し、これに
セメントを混合することにより事前混合型セメント・ア
スファルト乳剤が得られる。
【0026】実験例1 この実験例1は、事前に凝結遅延材を添加したアスファ
ルト乳剤にセメントを混合した事前混合型セメント・ア
スファルト乳剤の製造とその硬化について実験した例で
あり、アスファルト乳剤としてノニオン系アスファルト
乳剤(固定分57%,ニチレキ(株)製),凝結遅延材
として前記「パリックT」,セメントとして普通ポルト
ランドセメント(電気化学工業(株)製),硬化促進材
として前記「デンカナトミックL」を使用した。
【0027】まず、ノニオン系アスファルト乳剤中に、
後で添加するセメントに対して1重量%の凝結遅延材を
添加混合して凝結遅延材入りアスファルト乳剤を形成す
る(1000gのアスファルト乳剤と5gのパリックT
とを混合)。そのアスファルト乳剤(凝結遅延材を除
く)と普通ポルトランドセメントとの重量比が2対1と
なるように、前記凝結遅延材入りアスファルト乳剤に、
セメントをハンドミキサーで撹拌混合しながら分散する
(1005gのパリックT入りアスファルト乳剤に、5
00gの普通ポルトランドセメントを撹拌混合)。この
ようにして製造した事前混合型セメント・アスファルト
乳剤は、3日間初期の粘性を保ったまま貯蔵できること
が確認できた。また、比較例として、凝結遅延材を添加
しない以外は同様な条件で、アスファルト乳剤にセメン
トを添加した場合は、数分で硬化反応が始まり、初期の
粘性は保てないことが確認された。さらに、セメントを
混合しない前記ノニオン系アスファルト乳剤と粘度を比
較しても、事前混合型セメント・アスファルト乳剤は、
使用の際に影響を及ぼさない範囲の粘度増加であること
が確認できた。また、目視による検査でも、事前混合型
セメント・アスファルト乳剤にセメントの沈殿は見られ
ず、貯蔵安定度試験(JIS K2208舗装試験法便
覧)でも良好な結果が得られた。さらに、貯蔵中適度に
撹拌することにより、長期間安定貯蔵することができ
た。
【0028】さらに、3日間貯蔵した事前混合型セメン
ト・アスファルト乳剤に、該乳剤に含まれているセメン
トに対して20重量%の硬化促進材(100gのデンカ
ナトミックL)を添加し、硬化反応を開始させた。硬化
促進材を添加した後、硬化反応が30分程度で始まり、
その後硬化が促進され、略1〜2時間程度で、交通解放
可能に十分な硬さが得られることが確認できた。
【0029】実験例2 この実験例では、凝結遅延材及び硬化促進材を使用しな
いで通常の方法で作成したセメント・アスファルト混合
物(表2の)と、本発明の事前混合型セメント・アス
ファルト乳剤を用いた混合物(表2の)との比較を行
った。尚、本発明の事前混合型セメント・アスファルト
乳剤は、製造後、24時間貯蔵して使用し、これに添加
する硬化促進材は、液体のデンカナトミックLを事前に
添加水中に混入したものを使用した。また、実験は、
「舗装試験法便覧」(社団法人日本道路協会編)の路上
再生セメント・アスファルト乳剤安定処理路盤材料の一
軸圧縮試験方法に従って行った。
【0030】以下、詳細に説明すると、使用材料には、
上記実験例1の要領で製造し24時間貯蔵した事前混合
型セメント・アスファルト乳剤と、ノニオン系アスファ
ルト乳剤(固形分57%)、普通ポルトランドセメン
ト、硬化促進材(デンカナトミックL)と、現場採取の
粒状路盤材料と、破砕アスファルト混合物とを用い、下
記の表1の骨材配合、表2の材料の配合割合とした。な
お、最適含水比は4.9%,添加水は34.9gであ
り、液状である硬化促進材は、セメントに対して20%
添加し、添加水の一部として添加した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】比較例とした通常のセメント・アスファル
ト混合物の一軸供試体の作成手順を以下に示す。まず、
現場採取の粒状路盤材料と破砕アスファルト混合物を混
合し、セメント、添加水、アスファルト乳剤の順で添加
混合し、突固めを両面各50回を行い、25゜Cで6日
間の空中養生と25゜Cで1日間水中養生を行い、比較
例の供試体(表3に示す「従来品」)を得た。
【0034】本発明の事前混合型セメント・アスファル
ト乳剤を用いた一軸供試体の作成手順を以下に示すと、
まず、現場採取の粒状路盤材料と破砕アスファルト混合
物を混合し、硬化促進材入りの添加水を混合し、次に事
前混合型セメント・アスファルト乳剤を混合し、突固め
を両面各50回を行い、25゜Cで6日間の空中養生と
25゜Cで1日間水中養生を行い、本発明の供試体(表
3に示す「本発明品」)を得た。
【0035】このように、「従来品」とは、通常のCA
Eを用いて作成した供試体であり、「本発明品」とは、
事前混合型セメント・アスファルト乳剤を用いて作成し
た供試体であり、作成した各供試体の一軸試験結果を下
記の表3に示す。尚、試験条件は30゜Cで30分の水
中養生、圧縮速度を1mm/分で行った。
【0036】
【表3】
【0037】上記表3に示すように、通常の方法で製作
した供試体(表3に示す「従来品」)と、本発明の事前
混合型セメント・アスファルト乳剤を用いた供試体(表
3に示す「本発明品」)との性状はほとんど差がなく、
貯蔵した事前混合型セメント・アスファルト乳剤を用い
ても強度が低下することはなく、また、凝結遅延材と硬
化促進材の強度に対する影響は無かった。
【0038】また、一軸圧縮強度15kg/cm2 に達
するまでの時間を「従来品」と、添加材(凝結遅延材及
び硬化促進材)の添加量を変化させた「本発明品」を用
いた場合について試験を行った。この試験は、20゜C
で設定した時間だけ空中養生を行い、その他の条件は、
「舗装試験法便覧」(社団法人日本道路協会編)の路上
再生セメント・アスファルト乳剤安定処理路盤材料の一
軸圧縮試験方法に従った。また、圧縮速度を1mm/分
で行い、一軸圧縮強さが15kg/cm2 に達した養生
時間を測定し、その結果を下記の表4に示す。
【0039】
【表4】
【0040】このように本発明の事前混合型セメント・
アスファルト乳剤を用いた舗装用材料は、添加材の添加
量を変化させることにより任意に硬化時間を調整するこ
とができた。
【0041】そして、本発明では、好ましくは有機系化
合物を主成分とした凝結遅延材を用いる。この有機系化
合物の凝結遅延作用は、セメント粒子表面上に吸着した
有機系化合物の被膜がセメントと水との接触を阻害し、
セメントの水和反応を一時的に停止させるためであると
考えられ、この凝結遅延材をあらかじめアスファルト乳
剤に添加することにより、アスファルト乳剤とセメント
とを混合しても硬化反応の開始が大幅に遅延され、液状
のまま長期間の貯蔵が可能となった。また、この凝結遅
延材は無添加の時と同程度の強度及び耐久性を示すこと
が実験で明かになった。さらに、本発明の事前混合型セ
メント・アスファルト乳剤に、一般に使用されているセ
メントコンクリート用硬化促進材(急結材)を添加する
ことにより、硬化反応を開始させることができる。
【0042】試験施工例1 加熱式アスファルトプラントを用い、本発明の事前混合
型セメント・アスファルト乳剤を舗装用バインダとし
て、常温式表層用舗装材料(密粒度混合物 最大粒径1
3mm)を製造し舗設した。
【0043】事前混合型セメント・アスファルト乳剤の
供給は、乳剤用ローリから直接アスファルト計量槽へ供
給した。尚、この時、事前混合型セメント・アスファル
ト乳剤のラインでの詰まりは発生しなかった。
【0044】表層舗装用材料の製造及び施工において
は、ドライヤーを通さずに、加熱式アスファルト混合物
と同様の方法で製造を行うことができた。詳細を図1の
フローチャートに基づいて説明すると、パグミルミキサ
ーなどの混合機により骨材・フィラーを混合(S1)
し、これに舗装用バインダである事前混合型セメント・
アスファルト乳剤を添加混合(S2)し、これをダンプ
トラックで舗設現場まで運搬(S3)した。舗設現場に
おいて、パグミルミキサーなどの混合機を備えたリミキ
サーの再生添加材散布装置から、硬化促進材を適量散布
しながら舗装用材料の敷き均し(S4)を行い、マカダ
ムローラ、タイヤローラで転圧(S5)し、十分締め固
めを行った。そして、養生(S6)、硬化後、交通開放
とする。
【0045】舗設現場で敷き均した舗装用材料を複数の
測定点毎に採取し、マーシャル安定度試験、ホイールト
ラッキング試験用供試体を作り、試験を行った。舗装用
材料から試験用供試体を作り、常温にて3時間・7日間
養生後、それぞれの試験法に沿って試験を行った。尚、
「舗装試験法便覧」(社団法人日本道路協会編)に準拠
し、その3時間養生の試験温度は20°C、7日間養生
後の試験温度は60°Cとした。尚、表に示す「従来
品」は、本発明によらないセメント・アスファルト乳剤
を用いた混合物であって、凝結遅延材及び硬化促進材を
用いない以外は、同一条件とし、また、表に示す「加熱
型混合物」は、舗装試験法便覧に沿って作成した加熱型
アスファルト混合物である。
【0046】マーシャル安定度試験結果を下記の表5、
ホイールトラッキング試験結果を下記の表6に示す。
【0047】
【表5】
【0048】
【表6】
【0049】上記の表5,6に示されているように、本
発明の舗装用材料をプラントで製造した場合、加熱型ア
スファルト混合物と同程度の結果が得られ、硬化促進材
の分散性に問題がないことが分かった。また、施工にお
いては、良好な舗設を行うことができた。さらに、得ら
れた舗装用材料は、加熱型アスファルト混合物より耐流
動性(動的安定性)に優れたものであった。
【0050】また、本試験施工例1で舗設に用いずに硬
化促進材未添加の状態で余剰となった舗装用材料を3日
間常温で保存したものを、同様にマーシャル安定度試
験、ホイールトラッキング試験用供試体を作成し、試験
を行った。尚、硬化促進材は突き固める前に同量を添加
混合した。この結果も、上記表5,6に示した本発明品
とほぼ同程度の値となり、製造した舗装用材料を、長期
保存した後も同程度の品質を保つことができることがわ
かった。
【0051】試験施工例2 試験施工例1と同様に、加熱式アスファルトプラントを
用い、本発明の事前混合型セメント・アスファルト乳剤
を舗装用バインダとして、常温式表層用舗装材料(密粒
度混合物 最大粒径13mm)を製造し舗設した。
【0052】事前混合型セメント・アスファルト乳剤の
供給は、乳剤用ローリから直接アスファルト計量槽へ供
給した。尚、この時、事前混合型セメント・アスファル
ト乳剤のラインでの詰まりは発生しなかった。
【0053】表層舗装用材料の製造及び施工において
は、ドライヤーを通さずに、硬化促進材を添加する以外
は通常の加熱式アスファルト混合物と同様の方法で製造
及び施工を行うことができた。詳細を図2のフローチャ
ートに基づいて説明すると、パグミルミキサーなどの混
合機により骨材・フィラーを混合(S11)し、これに
セメント・アスファルト乳剤を添加混合(S12)し、
さらに、プラントミックスタイプの添加材供給装置か
ら、硬化促進材を添加混合(S13)した。このように
して製造した舗装用材料をダンプトラックで舗設現場ま
で運搬(S14)し、舗設は、通常の一般的な加熱式ア
スファルト混合物と同様の舗装体制で行い、舗装用材料
をアスファルトフィニッシャで敷き均し(S15)、マ
カダムローラ、タイヤローラで転圧(S16)し、十分
締め固めを行った。そして、養生(S17)、硬化後、
交通開放した。尚、(S12)と(S13)の順序を逆
にして、骨材・フィラーを混合(S11)し、これに硬
化促進材を添加混合(S13)し、さらに、事前混合型
セメント・アスファルト乳剤を添加混合(S12)する
ようにしてもよい。
【0054】上述したアスファルトプラントで製造した
本発明の舗装用材料(表に示す「本発明品」)を採取
し、マーシャル安定度試験、ホイールトラッキング試験
用供試体を作り、試験を行った。舗装用材料の製造後1
時間経過した後、試験用供試体を作り、常温にて3時間
・7日間養生後、それぞれの試験法に沿って試験を行っ
た。尚、「舗装試験法便覧」(社団法人日本道路協会
編)に基づき、その3時間養生の試験温度は20°C、
7日間養生後の試験温度は60°Cとした。尚、表に示
す「従来品」は、本発明によらないセメント・アスファ
ルト混合物を用いたものであって、凝結遅延材及び硬化
促進材を用いない以外は、同一条件とし、また、表に示
す「加熱型混合物」は、舗装試験法便覧に沿って作成し
た加熱型アスファルト混合物である。
【0055】マーシャル安定度試験結果を下記の表7、
ホイールトラッキング試験結果を下記の表8に示す。
【0056】
【表7】
【0057】
【表8】
【0058】上記の表7,8に示されているように、本
発明の舗装用材料をプラントで製造した場合、加熱型ア
スファルト混合物と同程度の結果が得られた。また、施
工においては、ダンプトラックでの運搬、アスファルト
フィニッシャーでの敷き均し、ローラでの転圧は、一般
的なアスファルト混合物の舗設と同様な作業で行うこと
ができ、特殊な施工方法や施工機械を使用する必要がな
かった。さらに、得られた舗装用材料は、加熱型アスフ
ァルト混合物より耐流動性(動的安定性)に優れたもの
であった。また、この試験施工例2では、上記試験施工
例1のように現場で硬化促進材を添加する必要がなく、
舗装用材料をそのまま現場で使用できると共に、通常の
アスファルト舗装等に用いる舗装用機械を用いて施工を
行うことができる。
【0059】試験施工例3 上記試験施工例2と同様の舗装用材料に、顔料(弁柄)
を添加したものの施工・試験を行い、試験舗装例2とほ
ぼ同程度の結果が得られ、顔料を用いた舗装のカラー化
も可能であることが分かった。また、無機顔料、有機顔
料、体質顔料などを用いるが、添加する顔料に、特に制
限はなく、例えば、酸化チタン、亜鉛華、酸化クロム、
黄鉛、イエローオーカーなども用いることができる。
【0060】試験施工例4 上記試験施工例1と同様にして、透水機能を有する常温
式表層用舗装材料(開粒度混合物 最大粒径13mm)
を製造・舗設し、透水機能に必要な空隙を有する高品質
な舗装を得ることができた。
【0061】試験施工例5 本発明の事前混合型セメント・アスファルト乳剤に硬化
促進材を添加混合して補修用材料を形成し、コンクリー
ト舗装のひび割れ箇所に充填して補修を行った。また、
その補修用材料を橋梁のジョイント部に充填して目地材
とした。また、前記セメント・アスファルト混合物に砂
等の骨材と硬化促進材とを混合し、トンネルなどの裏込
め材として使用した。いずれも良好な結果が得られた。
【0062】そして、このように舗装用材料の可使時間
設定が容易にでき、気象条件等に全く左右されずに任意
に設定可能となるため、最も望ましい施工条件を確保す
ることができ、これにより高い品質を確保することが容
易となった。また、専用プラント建設の必要がなく、現
存する加熱式のアスファルトプラント、生コンクリート
プラント、移動式連続プラントなど、ミキサーと計量器
とを備えたものであれば、全て製造が可能であり、さら
に、可使時間が任意に設定可能となるため、製造した舗
装用材料の長距離・長時間輸送が可能となり、これによ
り離島や山間部等を含むあらゆる地域で、同品質の舗装
施工が可能となる。また、事前混合型セメント・アスフ
ァルト乳剤を舗装用バインダに用いて製造した本発明の
舗装用材料は、長期保存が可能であるため、プラント効
率の向上に寄与することができ、さらに、天候悪化等に
より施工を延期する場合でも、資材ロスを無くすことが
できる。加えて、製造した舗装用材料を長期保存するこ
とができるから、施工が夜間の場合でも、日中に製造・
保存することができ、製造に伴う夜間騒音の問題をも解
消できる。しかも特筆すべきことは、反応性のアスファ
ルト乳剤とすることにより、骨材を特別に選択する必要
がない。また、スラリーシール及びマイクロサーフェシ
ングなどにおいても、専用の機械が不要となる。
【0063】このように本実施形態においては、請求項
1に対応して、セメント用凝結遅延材を添加したアスフ
ァルト乳剤とセメントとを前記凝結遅延材の重量を除い
て重量比99〜20:1〜80で混合して舗装用バイン
ダである事前混合型セメント・アスファルト乳剤を形成
すると共に、骨材を混合した舗装用材料であるから、あ
らかじめアスファルト乳剤にセメント用凝結遅延材を添
加し、これにセメントを混合することにより、舗装用バ
インダの硬化・分解反応を遅らせて、未硬化状態で舗装
用材料を長期保存することができる。
【0064】また、このように本実施形態においては、
請求項2に対応して、セメント用硬化促進材を添加した
舗装用材料であるから、セメント用硬化促進材の添加量
により硬化時間を任意に調節できるから、可使時間の設
定が容易で、気象条件などに全く左右されずに任意に設
定できる。
【0065】さらに、このように本実施形態において
は、請求項3に対応して、顔料を添加した舗装用材料で
あるから、舗装用材料をカラー化することができる。
【0066】このように本実施形態においては、請求項
4に対応して、アスファルト乳剤にセメント用凝結遅延
材を添加した後、前記凝結遅延材の重量を除いて前記ア
スファルト乳剤とセメントを重量比99〜20:1〜8
0で該アスファルト乳剤とセメントと骨材とを混合する
製造方法であるから、長期保存が可能な舗装用材料を得
ることができる。
【0067】また、このように本実施形態においては、
請求項5に対応して、前記アスファルト乳剤とセメント
とを混合した後、セメント用硬化促進材を添加する製造
方法であるから、セメント用硬化促進材の添加量により
硬化時間を任意に調節でき、可使時間の設定が容易で、
気象条件などに全く左右されずに可使時間を任意に設定
することができ、また、長期保存が可能な舗装用材料を
得ることができる。
【0068】さらに、このように本実施形態において
は、請求項6に対応して、請求項1記載の舗装用材料を
舗設する際に、セメント用硬化促進材を添加しながら敷
き均す施工方法であるから、大規模施工においても、均
一な舗装が得られ、この舗装はアスファルト舗装の撓み
性とコンクリート舗装の耐久性を兼ね備えたものとな
る。また、気象条件等により施工が延期になっても、舗
装用材料を保管して延期後の施工に用いることができ、
材料のロスがない。
【0069】さらに、このように本実施形態において
は、請求項7に対応して、請求項2記載の舗装用材料を
敷き均す施工方法であるから、アスファルト舗装の撓み
性とコンクリート舗装の耐久性を兼ね備えた舗装を得る
ことができる。また、通常のアスファルト舗装等に用い
る舗装用機械を用いて施工を行うことができるから、特
殊な施工方法や施工機械を使用する必要がなく、通常の
アスファルト舗装等に用いる舗装用機械を用いて施工を
行うことができる。
【0070】尚、請求項6に記載の硬化材を現場で添加
する方法と、この請求項7に記載のプラントなどで添加
する方法を、使用する用途に合わせて選択することによ
り、条件にあった最適な施工が可能となる。
【0071】さらにまた、このように本実施形態におい
ては、請求項8に対応して、請求項2記載の舗装用材料
を敷き均し、この敷き均した舗装用材料の内部に空隙を
形成する施工方法であるから、透水機能を持つ高品質な
舗装を得ることができる。
【0072】また、実施態様上の効果として、本発明の
舗装用バインダあるいは舗装用材料を用いることによ
り、施工性に優れた補修用材料、充填材、目地材等を得
ることができる。
【0073】尚、本発明は、上記実施態様に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えばセメント、アスファルト乳
剤、凝結遅延材及び硬化促進材は各種のものを用いるこ
とができる。また、使用する骨材は、細骨材や粗骨材等
を適宜配合することができる。また、本発明は、車両用
道路だけでなく、歩道、駐車場さらには高い滑り抵抗性
が要求される滑走路等の舗装の構築に用いることができ
る。さらに、アスファルト乳剤とセメントと骨材とを混
合する場合の順序は適宜選定でき、要はセメントと混合
する前にアスファルト乳剤に凝結遅延材を添加すればよ
い。
【0074】
【発明の効果】請求項1の舗装用材料は、セメント用凝
結遅延材を添加したアスファルト乳剤とセメントとを前
記凝結遅延材の重量を除いて重量比99〜20:1〜8
0で混合して舗装用バインダを形成すると共に、骨材を
混合したものであり、長期保存が可能な舗装用材料を提
供することができる。
【0075】また、請求項2の舗装用材料は、セメント
用硬化促進材を添加したものであり、可使時間を任意に
調節できる舗装用材料を提供することができる。
【0076】さらに、請求項3の舗装用材料は、顔料を
添加したものであり、長期保存が可能な舗装用材料を提
供することができる。
【0077】請求項4の製造方法は、アスファルト乳剤
にセメント用凝結遅延材を添加した後、前記凝結遅延材
の重量を除いて前記アスファルト乳剤とセメントを重量
比99〜20:1〜80で該アスファルト乳剤とセメン
トと骨材とを混合する製造方法であり、長期保存が可能
な舗装用材料の製造方法を提供することができる。
【0078】また、請求項5の製造方法は、前記アスフ
ァルト乳剤とセメントとを混合した後、セメント用硬化
促進材を添加する製造方法であり、可使時間を任意に調
節できる舗装用材料とその製造方法を提供することがで
きる。
【0079】さらに、請求項6の施工方法は、請求項1
記載の舗装用材料を舗設する際に、セメント用硬化促進
材を添加しながら敷き均す施工方法であり、品質に優れ
た施工ができる舗装用材料を用いた施工方法を提供する
ことができる。
【0080】さらに、請求項7の施工方法は、請求項2
記載の舗装用材料を敷き均す施工方法であり、品質に優
れた施工ができる舗装用材料を用いた施工方法を提供す
ることができる。
【0081】さらにまた、請求項8の施工方法は、請求
項2記載の舗装用材料を敷き均し、この敷き均した舗装
用材料の内部に空隙を形成する施工方法であり、透水機
能を備え、品質に優れた施工ができる舗装用材料を用い
た施工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の施工例を示すフローチャートである。
【図2】本発明の他の施工例を示すフローチャートであ
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント用凝結遅延材を添加したアスフ
    ァルト乳剤とセメントとを前記凝結遅延材の重量を除い
    て重量比99〜20:1〜80で混合して舗装用バイン
    ダを形成すると共に、骨材を混合したことを特徴とする
    舗装用材料。
  2. 【請求項2】 セメント用硬化促進材を添加したことを
    特徴とする請求項1記載の舗装用材料。
  3. 【請求項3】 顔料を添加したことを特徴とする請求項
    1又は2記載の舗装用材料。
  4. 【請求項4】 アスファルト乳剤にセメント用凝結遅延
    材を添加した後、前記凝結遅延材の重量を除いて前記ア
    スファルト乳剤とセメントを重量比99〜20:1〜8
    0で該アスファルト乳剤とセメントと骨材とを混合する
    ことを特徴とする舗装用材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記アスファルト乳剤とセメントとを混
    合した後、セメント用硬化促進材を添加することを特徴
    とする請求項4記載の舗装用材料の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の舗装用材料を舗設する際
    に、セメント用硬化促進材を添加しながら敷き均すこと
    を特徴とする舗装用材料を用いた施工方法。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の舗装用材料を敷き均すこ
    とを特徴とする舗装用材料を用いた施工方法。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の舗装用材料を敷き均し、
    この敷き均した舗装用材料の内部に空隙を形成すること
    を特徴とする舗装用材料を用いた施工方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002030605A (ja) * 2000-07-17 2002-01-31 Koichiro Kimura 舗装用材料および舗装方法
JP2012207520A (ja) * 2011-03-17 2012-10-25 Maeda Road Constr Co Ltd 再生舗装用混合物

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