JP2000119057A - 舗装体用急硬性注入材とその製造方法 - Google Patents

舗装体用急硬性注入材とその製造方法

Info

Publication number
JP2000119057A
JP2000119057A JP29211998A JP29211998A JP2000119057A JP 2000119057 A JP2000119057 A JP 2000119057A JP 29211998 A JP29211998 A JP 29211998A JP 29211998 A JP29211998 A JP 29211998A JP 2000119057 A JP2000119057 A JP 2000119057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rapid
hardening
weight
cement
pavement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29211998A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Saeki
俊之 佐伯
Hideaki Sakurai
秀昭 桜井
Katsumi Kobayashi
克己 小林
Takeyoshi Tonuma
毅好 渡沼
Katsutoshi Sato
勝俊 佐藤
Takahiro Yamamoto
孝洋 山本
Katsuhiko Nakagaki
克彦 中垣
Kazuhiro Miyazawa
和裕 宮沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichireki Co Ltd
Onoda Co Ltd
Original Assignee
Nichireki Co Ltd
Onoda Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichireki Co Ltd, Onoda Co Ltd filed Critical Nichireki Co Ltd
Priority to JP29211998A priority Critical patent/JP2000119057A/ja
Publication of JP2000119057A publication Critical patent/JP2000119057A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Repair (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 浸透性並びに初期強度の発現に優れ、かつ、
繰り返し荷重に対する耐久性に優れた舗装体用急硬性注
入材とその製造方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 セメント100重量部に対し、急硬性セ
メント混和材40〜120重量部、膨張材5〜25重量
部、アスファルト乳剤50〜200重量部、フィラー1
00〜250重量部、及び、添加水100〜300重量
部を含む舗装体用急硬性注入材、並びに、所定量のセメ
ント、急硬性セメント混和材、膨張材、アスファルト乳
剤、フィラー、及び、添加水と、必要に応じて、所定量
の保水剤、減水剤、発泡剤、又は、凝結調整剤を混合す
る工程を含む舗装体用急硬性注入材の製造方法を提供す
ることによって上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舗装体用急硬性注
入材とその製造方法に関し、更に詳しくは、舗装コンク
リート版等の舗装体下に発生ないしは存在する空隙を充
填するために注入される舗装体裏込め用急硬性注入材と
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】舗装コンクリート版等の舗装体下部の路
盤等が、降雨水等によって流出したり、通行車両による
振動等によって締め固められて、舗装コンクリート版等
の舗装体下部に空隙が発生することがある。また、舗装
コンクリート版等の舗装体を敷設する際に、舗装体とそ
の下層との間に空隙が発生することがある。これら舗装
体下部に空隙が発生ないしは存在すると、舗装体を支え
る路盤等の力に不均一が生じ、舗装体が不等沈下を起こ
したり、ひび割れの発生や、更には舗装体そのものの破
壊にまで至る危険性がある。
【0003】従来は、このような舗装体下部の空隙を充
填する裏込め用注入材として、セメントミルクのような
浸透性の良いセメント系材料が使用されていた。しかし
従来のセメント系注入材は、注入し易さを確保するた
め、水セメント比が極めて高く、直射日光に曝される箇
所に施工すると、無数のひび割れが発生するという不都
合を有している。しかも、従来のセメント系注入材は、
繰り返し荷重に対する耐久性に劣り、走行車両等による
繰り返し荷重によって粉泥化され易く、降雨水等によっ
て再び流出してしまうことも度々であった。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決するためになされたものであって、浸
透性並びに初期強度の発現に優れ、かつ、繰り返し荷重
に対する耐久性に優れた舗装体用急硬性注入材とその製
造方法を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、セメント
とアスファルト乳剤を主成分とするセメントアスファル
ト注入材の組成と浸透性並びに初期強度の発現性、更に
は繰り返し荷重に対する耐久性との関係について研究を
重ねた結果、少なくとも、セメント、急硬性セメント混
和材、膨張材、アスファルト乳剤、フィラー、及び、添
加水を適正に配合、混合することによって、浸透性並び
に初期強度の発現に優れ、かつ繰り返し荷重に対する耐
久性に優れた舗装体用急硬性注入材が得られることを見
出して本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、セメント100重量
部に対し、急硬性セメント混和材40〜120重量部、
膨張材5〜25重量部、アスファルト乳剤50〜200
重量部、フィラー100〜250重量部、及び、添加水
100〜300重量部を含む舗装体用急硬性注入材を提
供することにより上記課題を解決するものである。本発
明の舗装体用急硬性注入材には、更に、必要に応じて、
保水剤、減水剤、発泡剤、又は、凝結調整剤を、それぞ
れ単独で、若しくは、それらのうちの2以上を組み合わ
せて添加することができる。
【0007】本発明の舗装体用急硬性注入材において
は、必要な各種成分が、それぞれ適正量配合されている
ので、浸透性に優れ、自然流下方式で、舗装体下の微少
な間隙にも良く浸透し、また、施工後、極めて短時間で
必要とされる初期強度を発現するので、施工現場を速や
かに交通開放することができる。しかも、本発明の舗装
体用急硬性注入材は、セメントに加えてアスファルト乳
剤を含んでいるので、適度の強度と弾性を兼ね備え、繰
り返し荷重に対する耐久性に優れるばかりでなく、粘着
性を有し、舗装体やその下層の路盤等との密着性にも優
れており、路盤等への追従性も大である。
【0008】本発明は、また、所定量のセメント、急硬
性セメント混和材、膨張材、アスファルト乳剤、フィラ
ー、及び、添加水と、必要に応じて、保水剤、減水剤、
発泡剤、又は、凝結調整剤を混合する工程を含む舗装体
用急硬性注入材の製造方法を提供することによって上記
課題を解決するものでもある。各種成分は、施工現場に
おいて混合しても良いし、各種成分を幾つかのグループ
に分けて、それぞれのグループ毎に予め工場等で混合し
ておき、施工現場で最終的に混合するようにしても良
い。特に、セメント、急硬性セメント混和材、膨張材、
フィラー、及び、必要に応じて、保水剤、減水剤、発泡
剤などの固体成分のみを予め所定の配合割合で工場等に
おいて混合し、袋詰などしておくと、施工現場に搬入す
る材料点数が減り、しかも、施工現場における混合作業
も簡単化され、作業効率が向上する。
【0009】本発明の舗装体用急硬性注入材は、既設の
舗装体の裏込め注入材としてだけでなく、新たに舗装体
を敷設ないしは構築する際にも、舗装体下部の空隙を充
填するのに使用することができ、更には、裏込め材とし
てだけでなく、舗装体に発生するひび割れ等の好ましく
ない空隙部の充填、注入材としても使用することができ
る。また、本発明の舗装体用急硬性注入材が対象とする
舗装体としては、PC版、RC版のプレキャストコンク
リート版に限らず、フレッシュコンクリートを流し込ん
で構築されたコンクリート舗装体、ブロック舗装体、ア
スファルト混合物によって構築された舗装体をも含み、
舗装体の存在する場所としても、一般道路、歩道、自動
車道路、高速道路は言うに及ばず、飛行場の滑走路、エ
プロン、誘導路、港湾施設の荷役場、埠頭、桟橋、公園
や駅などの広場、駐車場、自転車道、散策路、建物に付
随する広場等、場所による制限はなく、広く舗装体一般
の急硬性注入材としても使用できるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明で使用するセメントとしては、普通
ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、超
早強ポルトランドセメント、白色ポルトランドセメン
ト、中庸熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトラン
ドセメント、高炉セメント、フライアッシュセメント、
シリカセメント、低発熱セメント等が使用可能である
が、急硬性セメント混和材との水和反応性に優れるこ
と、および、長期強度の確保に優れることから、普通ポ
ルトランドセメントが好ましい。
【0012】本発明で使用する急硬性セメント混和材と
しては、アルミン酸塩と無水石膏とを、重量比で、アル
ミン酸塩:無水石膏=(2.1〜4.1):1の割合で
混合して得られる混合物を使用するのが好ましく、アル
ミン酸塩と無水石膏とを上記のような割合で混合して得
られる急硬性セメント混和材は、セメントに急硬性を付
与し、本発明の注入材が早期に所定の強度を発現するこ
とを可能にする。アルミン酸塩の無水石膏に対する重量
比が2.1未満では、急硬性が鈍く、また、4.1を越
えると、可使時間の調整が困難となる。なお、本発明で
使用する無水石膏としては、強度発現性に優れたII型無
水石膏が好ましい。また、アルミン酸塩とは、アルミン
酸カルシウム、サルホアルミン酸カルシウム等をいい、
Ca0をC、AlをAで表すものとして、CA、
・CaSO、CA、C12、CA
などであり、中でも、CA、C・CaSO、C
を用いるのが好ましい。
【0013】急硬性セメント混和材の使用量は、通常、
セメント100重量部に対して、40〜120重量部の
範囲が好ましい。急硬性セメント混和材の使用量がセメ
ント100重量部に対して40重量部未満では、急硬性
が十分に発揮され難く、また、逆に、120重量部を越
えると、急硬性が強くなりすぎて可使時間の確保が困難
となる。
【0014】本発明で使用する膨張材としては、Ca0
を主成分とする石灰系膨脹材を使用するのが好ましい。
石灰系膨張材を使用すると、主成分であるCa0の水和
反応による体積膨張が初期段階に起こり、本発明の注入
材の乾燥収縮を低減し、ひび割れを防止する効果があ
る。また、特に、後述する発泡剤としてのアルミニウム
粉末と併用することによって、本発明の注入材の初期の
硬化収縮と乾燥収縮を顕著に低減する効果がある。
【0015】膨張材の使用量は、通常、セメント100
重量部に対して、5〜25重量部の範囲が好ましい。使
用量が5重量部未満では、乾燥収縮の低減効果が少な
く、ひび割れが発生する危険性がある。一方、膨張材の
使用量が25重量部を越えると、逆に、膨張が大きくな
りすぎて、やはりひび割れが発生する危険性がある。
【0016】本発明において使用するアスファルト乳剤
とは、レーキアスファルト等の天然アスファルト、スト
レートアスファルトやブローンアスファルト、セミブロ
ーンアスファルト、溶剤脱瀝アスファルト(例えば、プ
ロパン脱瀝アスファルト)等の石油アスファルト、重
油、タール、ピッチ等の1種、または2種以上を混合し
た瀝青物を、各種界面活性剤やクレー(例えばベントナ
イト)などの乳化剤を用い、さらには、アルカリ、酸、
塩、分散剤、保護コロイドなどを必要に応じて添加し
て、コロイドミル、ホモジナイザー、ホモミキサーなど
の適当な乳化機によって、水中に乳化させたものであ
る。
【0017】乳化剤としては、ノニオン系のものを使用
するのが好ましく、本発明で使用できるノニオン系の乳
化剤としては、アルキルフェノール、モノおよび多価ア
ルコール酸、脂肪族類、脂肪族アミン類、脂肪族アミド
類、エタノールアミン類等のアルキレンオキシドの付加
物、などが挙げられる。
【0018】また、本発明のアスファルト乳剤に用いら
れる分散剤や保護コロイドとしては、ナフタリンスルホ
ン酸ソーダ、カゼイン、アルギン酸、ゼラチン、カルボ
キシメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ル酸ソーダ、リグニンスルホン酸塩、ニトロフミン酸塩
等が挙げられる。
【0019】本発明に使用されるアスファルト乳剤にお
いては、上記乳化分散される瀝青物に、天然ゴムまたは
各種合成ゴムを単独あるいは併用の形で用いることがで
きる。合成ゴムとしては、クロロプレンゴム、スチレン
・イソプレン共重合体ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリ
ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエン共重合体ゴムな
どの各種合成ゴムが、単独あるいは併用の形で用いられ
る。特に、クロロプレンゴム、スチレン・イソプレン共
重合体ゴムを用いた場合には、高温ならびに低温におけ
る特性が改善されて好ましい。また、ムーニー粘度が、
固形またはラテックスタイプのもので、10〜100程
度のものが良い結果が得られて好ましい。
【0020】また、本発明で使用されるアスファルト乳
剤には、瀝青物にゴムの他に下記ポリマーを添加して改
質アスファルトとし、これを乳化してアスファルト乳剤
としたものも含まれる。すなわち、添加されるポリマー
としては、エチレン酢酸ビニール共重合体、ポリエチル
アクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリアクリル
酸、ポリ塩化ビニールなどの合成高分子重合樹脂、クマ
ロン樹脂、石炭酸樹脂、キシレン樹脂、尿素ホルマリン
樹脂、アルキッド樹脂などの合成樹脂、ロジン、テルペ
ン樹脂などの天然樹脂などが挙げられる。
【0021】また、これらのアスファルト乳剤に、耐熱
性向上や、紫外線等による劣化防止、作業性向上、並び
に接着性向上等の目的で、紫外線吸収剤や、各種添加
剤、粘度調整剤などを添加しても良い。
【0022】アスファルト乳剤中の固形分の含有量は、
50〜80重量%の範囲が好ましい。固形分の含有量が
50重量%未満では、本発明の急硬性注入材に所定の粘
弾性を付与することが困難となるのに対し、固形分の含
有量が80重量%を越えると、急硬性注入材の粘性が増
大して、良好な浸透性を得ることが困難となる。
【0023】本発明で使用するアスファルト乳剤には、
スチレンブタジエン共重合体エマルジョン(以下、「S
BRエマルジョン」という)を添加することができる。
SBRエマルジョンとは、スチレンとブタジエンの共重
合によって得られた合成ゴム微粒子が水中に乳液状に分
散したものである。SBRエマルジョンは弱アルカリ性
で、セメント及びノニオン系アスファルト乳剤との混合
性が良好である。SBRエマルジョン中の固形分の含有
量は、通常、50重量%程度が好ましい。アスファルト
乳剤に対するSBRエマルジョンの配合割合は、重量比
で、アスファルト乳剤:SBRエマルジョン=(95〜
75):(5〜25)の範囲が好ましい。SBRエマル
ジョンを添加することによって、本発明の急硬性注入材
の繰り返し荷重に対する耐久性を向上させることができ
る。
【0024】本発明で使用するアスファルト乳剤には、
ゴムまたはポリマー入りのアスファルト乳剤を用いるの
が好ましい。ゴムまたはポリマーの固形分の量は、5〜
20重量%の範囲が好ましい。ゴムまたはポリマーの固
形分の含有量が5重量%未満でも決して使用できないと
いう訳ではないが、本発明の急硬性注入材が粘弾性の点
でやや劣る傾向があり、一方、ゴムまたはポリマーの固
形分の含有量が20重量%を越えても、特に使用できな
い訳ではないが、粘性が増大して、施工性の点でやや劣
る傾向がある。
【0025】アスファルト乳剤の分解は自然分解に依る
のが一般的であるが、場合によっては分解促進剤を使用
して強制分解させても良い。
【0026】アスファルト乳剤の使用量は、セメント1
00重量部に対して、50〜200重量部の範囲が好ま
しい。アスファルト乳剤の使用量が50重量部未満で
は、本発明の急硬性注入材に所期の粘弾性を付与するこ
とが困難であり、繰り返し載荷に対する十分な耐久性が
発揮されない恐れがある。また、逆に、アスファルト乳
剤の使用量が200重量部を越えると、十分な初期強度
が発現されず、粘性も増大して浸透性が悪化する。
【0027】本発明で使用するフィラーとしては、高炉
スラグ、分級フライアッシュ、石灰石粉、珪石粉などを
使用することができる。本発明で使用するフィラーは、
最大粒径が90μm以下、好ましくは70μm以下のも
のが好ましい。最大粒径が90μmを越えると、材料分
離が著しくなり、浸透性と施工性とが低下する。
【0028】フィラーの使用量は、セメント100重量
部に対して、100〜250重量部の範囲が好ましい。
フィラーの使用量が100重量部未満では得られる急硬
性注入材の硬化収縮や乾燥収縮が大きくなり、逆に、2
50重量部超では得られる急硬性注入材の初期強度の発
現性が悪くなる。
【0029】本発明で使用する添加水としては、通常淡
水が用いられ、例えば、水道水、工業用水、地下水、河
川水などを使用することができる。添加水の使用量は、
セメント100重量部に対して100〜300重量部の
範囲が好ましく、添加水の使用量が100重量部未満で
は、本発明の急硬性注入材に所定の浸透性を付与するこ
とができず、また、300重量部を越えると、本発明の
急硬性注入材が所定の初期強度を発現することが困難と
なる。
【0030】本発明の急硬性注入材には、必要に応じ
て、保水剤を添加するのが好ましい。保水剤としては、
例えば、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、カゼイン、ゼラチン、動物蛋白などを使用すること
ができる。これらの保水剤は、本発明の急硬性注入材に
優れた保水性を付与し、水分の逸散による硬化不良やひ
び割れの発生を防止する。保水剤の使用量は、通常、セ
メント100重量部に対して、0.001〜1.0重量
部の範囲が好ましく、保水剤の使用量が0.001重量
部未満では十分な保水性を発揮することができず、1.
0重量部超では、急硬性注入材の硬化が遅延するだけで
なく、コスト的にも不経済である。
【0031】本発明の急硬性注入材には、必要に応じ
て、減水剤を添加するのが好ましい。減水剤としては、
例えば、ポリアルキルアリルスルホン酸ナトリウム、ポ
リアルキルアリルスルホン酸カルシウム、ポリアルキル
ナフタリンスルホン酸ナトリウムなどから選ばれる1種
又は2種以上を使用することができる。これら減水剤に
は、本発明の急硬性注入材の流動性を改善し、優れた浸
透性を付与する効果がある。減水剤の使用量は、通常、
セメント100重量部に対して、0.1〜2.5重量部
の範囲が好ましい。減水剤の使用量が0.1重量部未満
では減水剤添加の十分な効果が得られず、逆に2.5重
量部を超えて使用しても、それほど効果に差が見られ
ず、コスト的にも不経済である。
【0032】本発明の急硬性注入材には、更に、必要に
応じて、発泡剤を使用することができる。発泡剤として
は、アルミニウム粉末、マグネシウム粉末、亜鉛粉末、
珪素合金粉末等の金属粉末、および、これらをステアリ
ン酸等の有機酸で表面処理したものを使用することがで
きる。発泡剤は、急硬性注入材の硬化収縮を低減し、急
硬性注入材を空隙一杯に充填した状態で硬化させる機能
がある。なお、これら発泡剤の中でもアルミニウム粉末
には、上述したように石灰系の膨張材と併用することに
よって本発明の急硬性注入材の初期の硬化収縮と乾燥収
縮を顕著に低減する効果があるので、特に好ましい。発
泡剤の使用量は、通常、セメント100重量部に対し
て、0.01〜0.03重量部の範囲が好ましい。発泡
剤の使用量が0.01重量部未満では十分な発泡効果を
発揮することができず、0.03重量部超では、発泡性
が強くなり過ぎて、急硬性注入材の緻密な組織を形成さ
せることが困難となり、強度低下を招く危険性がある。
【0033】本発明の急硬性注入材には、更に、必要に
応じて、凝結調整剤を使用することができる。凝結調整
剤としては、例えば、クエン酸、クエン酸ナトリウム、
クエン酸カルシウム、Cオレフィン・マレイン酸アン
モニウム共重合体、酒石酸、硫酸ナトリウム、炭酸ナト
リウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウムなどから
選ばれる1種又は2種以上を使用することができる。凝
結調整剤は、急硬性注入材の可使時間の調節に有効であ
る。凝結調整剤の使用量は、通常、セメント100重量
部に対して、0.03〜0.5重量部の範囲が好まし
い。凝結調整剤の使用量が0.03重量部未満では十分
な凝結調整効果を期待することができず、0.5重量部
超では、急硬性注入材の早期の強度発現を阻害し、好ま
しくない。
【0034】以上のように、本発明の急硬性注入材に
は、保水剤、減水剤、発泡剤、又は、凝結調整剤を使用
することができる。即ち、保水剤、減水剤、発泡剤、及
び、凝結調整剤は、それぞれを単独で本発明の急硬性注
入材に混合するようにしても良いし、例えば、保水剤と
減水剤、或いは、保水剤と発泡剤のように、それらの内
の任意の2つを共に本発明の急硬性注入材に混合するよ
うにしても良いし、例えば、保水剤と減水剤と発泡剤の
ように、それらの内の任意の3つ、更には、保水剤、減
水剤、発泡剤、凝結調整剤のすべてを共に、本発明の急
硬性注入材に混合するようにしても良い。
【0035】本発明の舗装体用急硬性注入材は、例え
ば、以下のようにして製造することができる。即ち、ま
ず粉体混合装置にセメント、急硬性セメント混和材、膨
張材、及び、必要に応じて、減水剤、発泡剤及び保水
剤、更にフィラーを、この順に、所定量ずつ投入し、攪
拌混合して混合物Aを調製する。次に、急硬性注入材用
ミキサに所定量のアスファルト乳剤と、必要に応じてS
BRエマルジョンとを投入し添加水を加え、更に、凝結
調整剤などを適宜加えて攪拌混合して混合物Bを調製す
る。次いで、調製された混合物Bが存在する急硬性注入
材用ミキサ中に所定量の混合物Aを投入して、約100
0回転/分の高速攪拌で3分間攪拌混合して練り上げ、
本発明の急硬性注入材を製造する。これらの混合工程
は、全て施工現場で行っても良いし、上記混合物Aを構
成する材料のみを予め工場等で所定量ずつ計量混合し
て、混合物Aとして袋詰しておき、施工現場において混
合物Bを調製する際に既に混合済みの混合物Aを投入し
て、本発明の急硬性注入材を得るようにしても良い。こ
のように、使用材料の一部を予め混合しておくことによ
り、施工現場での混合作業が単純化されるため、施工効
率が上がるメリットがある。なお、予め混合しておく材
料の組み合わせは、上に述べたものに限られず、相互に
反応して施工現場における混合作業に支障のない限り、
どのように組み合わせて混合しておいても良い。
【0036】以下、実験及び実施例に基づいて、本発明
を更に詳しく説明するが、本発明がこれら実施例に限定
されるわけではないことは勿論である。
【0037】〈実験1〉本発明の注入材及び対照として
従来のセメント系注入材を製造し、微細間隙への浸透性
試験を行った。製造した本発明の注入材の配合、及び、
製造した従来のセメント系注入材の配合を以下に示す。
【0038】 本発明の注入材 1)セメント:普通ポルトランドセメント(秩父小野田(株)製) ・・・100 重量部 2)急硬性セメント混和材:CaO・Alを主成分とするアルミナセメ ント(ラファージュ社製)とII型無水石膏(セントラル硝子(株)製)とを 、重量比、2.6:1で混合したもの ・・・ 57 重量部 3)膨張材:小野田エクスパン(石灰系膨張材)((株)小野田製) ・・・ 11 重量部 4)フィラー:石灰石粉(平均粒径47μm、三共精粉(株)製) ・・・169 重量部 5)減水剤:マイティー100((株)花王製) ・・・1.1 重量部 6)発泡剤:アルミニウム粉末C−250(中島金属箔粉工業(株)製) ・・・0.02 重量部 7)保水剤:メチルセルロース(信越化学(株)製) ・・・0.01 重量部 8)アスファルト乳剤:M乳剤(ノニオン系アスファルト乳剤、蒸発残留分6 2.0重量%、針入度81)(ニチレキ(株)製) ・・・ 71 重量部 9)凝結調整剤:APHPセッター((株)小野田製) ・・・1.2 重量部 10)添加水:水道水 ・・・176 重量部
【0039】 従来のセメント系注入材(対照) 1)セメント:普通ポルトランドセメント(秩父小野田(株)製) ・・・100 重量部 2)II型無水石膏(セントラル硝子(株)製) ・・・ 10 重量部 3)アルミン酸カルシウム:12CaO・7Al(試薬より合成) ・・・ 15 重量部 4)保水剤:メチルセルロース(信越化学(株)製) ・・・0.1 重量部 5)凝結調整剤:クエン酸(和光純薬(株)製) ・・・1.1 重量部 6)添加水:水道水 ・・・ 63 重量部
【0040】微細間隙への浸透性試験は、次のようにし
て行った。即ち、5mm×450mm×600mmの半
透明アクリル板2枚を2mmの間隙を開けて水平に対向
させ、長さ600mmの長辺側の両端及び短辺側の一端
をスペーサーで塞いで、幅約450mm、長さ600m
m、厚さ2mmで水平に広がる間隙を作成した。この間
隙の幅約450mmのスペーサーで塞いだ方の短辺側の
中央部に、直径50mm、高さ100mmの円筒状の注
入口を立設し、この円筒状の注入口の上端まで注入材を
注入して、注入材が自然流下によって、2枚の半透明ア
クリル板間に形成された厚さ2mmの間隙にどこまで浸
透するかを試験した。注入材の浸透が止まると、円筒状
の注入口の上端まで再度注入材を注入し、間隙内への注
入材の浸透を再開させ、この作業を繰り返して、円筒状
の注入口の上端まで注入材を注入しても、それ以上注入
材が浸透しなくなるか、或いは、注入材が長さ600m
mの間隙を通過してアクリル板の他端から流出した時点
をもって、浸透終了と判断した。最初の浸透開始から浸
透終了までの時間、浸透終了時の注入材の浸透距離、間
隙内に浸透した注入材の容積を間隙内容積で除した充填
率を測定した。同様の試験を、本発明の注入材と従来の
セメント系注入材とについて行い、結果を比較した。試
験した注入材の物性、並びに、浸透性試験結果を表1に
示す。
【0041】
【表1】
【0042】表1の結果から明らかなように、本発明の
注入材は浸透開始からわずか3分半で、厚さ2mm、長
さ600mmの間隙内を通り抜け、反対側から流出した
のに対し、従来のセメント系注入材は、浸透開始後25
分で、浸透を停止し、厚さ2mm、長さ600mmの間
隙内に400mmしか浸透しなかった。この結果から、
本発明の注入材が浸透性に優れていることが分かる。ま
た、本発明の注入材は、製造後、約50分の間、10〜
20秒のフロータイムを維持し、実際の施工上何ら問題
のない十分な可使時間を有していた。
【0043】〈実験2〉実験1と同じ材料、同じ配合割
合で、本発明の注入材及び対照として従来のセメント系
注入材を製造し、圧縮強度試験、曲げ強度試験、動的載
荷試験、施工性試験、分離抵抗性試験等を行った。行っ
た各種試験方法は以下の通り。
【0044】〈施工性関連〉 フロータイム :土木学会規準JSCE−F531−1
994「PCグラウトの流動性試験方法」により測定 可使時間 :上記土木学会規準の測定方法によって
測定されたフロータイムが20秒以下を保持する時間
(分)を測定 ブリーディング:JIS A1123「コンクリートの
ブリーディング試験方法」により測定
【0045】〈強度関連〉 圧縮強度 :JIS A1216「土の一軸圧縮試
験方法」により測定 曲げ強度 :4cm×4cm×16cmの供試体を
用い、インストロン万能試験機によって、中央集中載
荷、たわみ量1.0mm/min一定で試験を行った。 圧縮変形係数 :JIS A1216「土の一軸圧縮試
験方法」により測定 動的載荷試験 :直径50mm、長さ100mmの供試
体を用い、載荷周波数10Hz、繰り返し数10万回、
載荷条件は、下限を材齢7日強度の5%、上限を材齢7
日強度の60%として行った。試験終了後、残存強度を
測定した。
【0046】結果を表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】表2の結果から明らかなように、本発明の
注入材は、強度そのものは従来のセメント系注入材に劣
るものの、養生わずか2時間で、1.4(N/mm
の圧縮強度、及び、0.8(N/mm)の曲げ強度を
示し、舗装体の裏込め用注入材として使用して、早期に
交通開放可能な注入材であることを物語っている。ま
た、本発明の注入材は、動的載荷試験において、従来の
セメント系注入材に比較して顕著に優れた耐久性を示
す。
【0049】〈実験3〉実験1において本発明の注入材
を製造するのに使用したのと同じ材料を同じ配合割合で
用い、ただ、フィラーの最大粒径を種々に変化させて、
実験1と同様の浸透試験を行った。使用したフィラーの
最大粒径、及び、試験結果を表3に示す。
【0050】
【表3】
【0051】表3の結果から明らかなように、本発明の
注入材は、フィラーの最大粒径が90μm以下で、優れ
た浸透性が得られ、特に最大粒径が70μm以下では、
浸透時間が短くなり、更に優れた浸透性が得られること
が分かる。
【0052】〈実施例〉部分的に凹部を設けた路盤上
に、試験用のRCコンクリート版、3m×3m×24c
mを2枚並べて敷設し、敷設したRCコンクリート版の
中央部に直径5cmの注入孔を設け、高さ50cmのロ
ートを用いて、実験1で使用したのと同じ材料と配合割
合の本発明の注入材を自然流下によって注入した。注入
開始から約15分で、RCコンクリート版の全側面から
注入した注入材の流出が見られたので、注入を終了し
た。
【0053】本発明の注入材の製造は、セメント、急硬
性セメント混和材、膨張材、フィラー、減水剤、発泡剤
及び保水剤を、それぞれ所定量混合した混合物を予め調
製しておき、これとは別に、アスファルト乳剤と添加水
及び凝結調整剤をそれぞれ所定量攪拌混合して混合液と
し、この混合液に予め調製しておいた混合物を投入し
て、1000回転/分の速度で3分間攪拌混合すること
によって行った。製造された注入材の土木学会JAロー
ト法によって測定したフロータイムは12秒であった。
【0054】施工3時間後に交通開放し、試験用の大型
車両を3回/分の割合で、1時間に渡って通行させた
が、クラック等の発生は見られなかった。比較のため、
注入材として本発明の注入材に代えて、実験1で使用し
た従来のセメント系注入材を用いた以外は、全く同様に
して試験したところ、RCコンクリート版の一方にはク
ラックが発生し、クラックの発生部をボーリングして調
べたところ、RCコンクリート版下のセメント系注入材
は、粉体状に破砕されていた。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の舗装体用急
硬性注入材は、浸透性に優れた注入材であり、舗装用コ
ンクリート版等の舗装体下部の空隙部に自然流下によっ
て滑らかに浸透し、空隙をほぼ完全に充填する。しか
も、本発明の舗装体用急硬性注入材は、初期強度の発現
性にも優れ、施工後短時間で所期の強度を発現し、補修
ないしは新設された舗装体を早期に交通開放することが
できるばかりでなく、繰り返し荷重に対する耐久性にも
優れ、かつ粘着性を有し、舗装体やその下層の路盤等と
の密着性にも優れており、路盤等への追従性も大であ
る。
【0056】また、本発明の舗装体用急硬性注入材は、
必要な材料を取り揃えて、施工現場で簡単に混合、製造
することが可能で、特に、反応する恐れのない複数の材
料の所定量を予め工場等で攪拌混合して袋詰等しておく
ことにより、施工現場での混合作業を簡単化することが
でき、効率良く注入充填作業を行うことを可能にするも
のである。本発明の舗装体用急硬性注入材は、一般道路
に限らず、飛行場や港湾施設、更には歩道や広場等、既
設、新設を問わず、あらゆる舗装体の下部への充填注入
材、更には、舗装体一般の充填、注入材としても使用す
ることができ、しかも安価であって、その当技術分野に
与える影響には計り知れないものがある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 22:06) 103:12 103:60 (72)発明者 小林 克己 千葉県船橋市習志野台4丁目83番10−206 号 (72)発明者 渡沼 毅好 埼玉県加須市大門町4番11号 (72)発明者 佐藤 勝俊 栃木県宇都宮市さつき2丁目7番8号 (72)発明者 山本 孝洋 栃木県下都賀郡国分寺町大字小金井110番 地2 ニチレキ小金井寮B201号 (72)発明者 中垣 克彦 埼玉県蕨市中央1丁目17番地30 ルネ蕨2 −808号 (72)発明者 宮沢 和裕 栃木県小山市稲葉郷143−4 グランドハ イツ城北101号 Fターム(参考) 2D053 AA14 AD01 AD03 4G012 MA00 MB00 MB23 MC00 MC01 PA02 PA04 PA27 PA29 PB03 PB05 PB11 PB32 PB38 PC06 PC07 PC09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント100重量部に対し、急硬性セ
    メント混和材40〜120重量部、膨張材5〜25重量
    部、アスファルト乳剤50〜200重量部、フィラー1
    00〜250重量部、及び、添加水100〜300重量
    部を含む舗装体用急硬性注入材。
  2. 【請求項2】 急硬性セメント混和材が、アルミン酸塩
    と無水石膏とを、重量比で、(2.1〜4.1):1の
    割合で含むものである請求項1記載の舗装体用急硬性注
    入材。
  3. 【請求項3】 膨張材が、Ca0を主成分とする石灰系
    膨張材である請求項1又は2記載の舗装体用急硬性注入
    材。
  4. 【請求項4】 アスファルト乳剤がノニオン系アスファ
    ルト乳剤である請求項1、2又は3記載の舗装体用急硬
    性注入材。
  5. 【請求項5】 アスファルト乳剤が、5〜25重量%の
    スチレンブタジエン共重合体エマルジョンを含む請求項
    4記載の舗装体用急硬性注入材。
  6. 【請求項6】 フィラーが、最大粒径が90μm以下の
    鉱物物質である請求項1、2、3、4または5記載の舗
    装体用急硬性注入材。
  7. 【請求項7】 更に、必要に応じて、保水剤、減水剤、
    発泡剤、又は、凝結調整剤を含む請求項1、2、3、
    4、5または6記載の舗装体用急硬性注入材。
  8. 【請求項8】 発泡剤がアルミニウム粉末である請求項
    7記載の舗装体用急硬性注入材。
  9. 【請求項9】 所定量のセメント、急硬性セメント混和
    材、膨張材、アスファルト乳剤、フィラー、及び、添加
    水と、必要に応じて、それぞれ所定量の、保水剤、減水
    剤、発泡剤、又は凝結調整剤を混合する工程を含む請求
    項1、2、3、4、5、6、7または8記載の舗装体用
    急硬性注入材の製造方法。
  10. 【請求項10】 セメント、急硬性セメント混和材、膨
    張材、フィラー、及び、必要に応じて、保水剤、減水
    剤、又は、発泡剤を予め混合しておく請求項9記載の舗
    装体用急硬性注入材の製造方法。
JP29211998A 1998-10-14 1998-10-14 舗装体用急硬性注入材とその製造方法 Pending JP2000119057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29211998A JP2000119057A (ja) 1998-10-14 1998-10-14 舗装体用急硬性注入材とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29211998A JP2000119057A (ja) 1998-10-14 1998-10-14 舗装体用急硬性注入材とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000119057A true JP2000119057A (ja) 2000-04-25

Family

ID=17777798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29211998A Pending JP2000119057A (ja) 1998-10-14 1998-10-14 舗装体用急硬性注入材とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000119057A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000119056A (ja) * 1998-10-14 2000-04-25 Railway Technical Res Inst 鉄道軌道用急硬性注入材とその製造方法
CN100379925C (zh) * 2005-04-18 2008-04-09 西安高远公路养护技术有限公司 用改性稀浆混合料修复沥青路面车辙的结构层及施工方法
CN102101764A (zh) * 2010-12-13 2011-06-22 强民杰 硅藻泥乳胶漆
JP2015105492A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 太平洋マテリアル株式会社 路面の補修方法及び路面の管理方法
JP2017101416A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 西日本高速道路エンジニアリング四国株式会社 ポットホールの発生を防止する方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000119056A (ja) * 1998-10-14 2000-04-25 Railway Technical Res Inst 鉄道軌道用急硬性注入材とその製造方法
CN100379925C (zh) * 2005-04-18 2008-04-09 西安高远公路养护技术有限公司 用改性稀浆混合料修复沥青路面车辙的结构层及施工方法
CN102101764A (zh) * 2010-12-13 2011-06-22 强民杰 硅藻泥乳胶漆
CN102101764B (zh) * 2010-12-13 2016-08-10 青岛高智高新科技有限公司 硅藻泥乳胶漆
JP2015105492A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 太平洋マテリアル株式会社 路面の補修方法及び路面の管理方法
JP2017101416A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 西日本高速道路エンジニアリング四国株式会社 ポットホールの発生を防止する方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6183571B1 (ja) 速硬性モルタル組成物
Pouliot et al. Hydration mechanisms, microstructure, and mechanical properties of mortars prepared with mixed binder cement slurry-asphalt emulsion
US10913688B2 (en) Flowable compositions and methods of utilizing and producing the same
US5957619A (en) Method of constructing block pavement
Paolini et al. Admixtures for recycling of waste concrete
JP2013234489A (ja) コンクリート床版アスファルト舗装路面の補修方法及びポリマーセメントモルタル
Surahyo et al. Concrete construction
CN105801029B (zh) 一种混凝土新生产方法
JP2002511381A (ja) 土の工学的性質を改良するための化学薬品
JP3122532B2 (ja) 道路用組成物
JPH07300358A (ja) 舗装用水硬性グラウト材料およびグラウト
JP2000119057A (ja) 舗装体用急硬性注入材とその製造方法
AU2017343641B2 (en) Controllable high flow concrete
JP2004210557A (ja) グラウト組成物
JP4606526B2 (ja) 鉄道軌道用急硬性注入材とその製造方法
JP3913717B2 (ja) アスファルト、コンクリート舗装部の表層部補修用セメントモルタル組成物
JP3926769B2 (ja) 地下構造物用蓋の取替工法に使用する表層用セメントモルタル及び地下構造物用蓋の取替工法
JP2004345885A (ja) 水硬性組成物、それを用いた地盤の埋め戻し材、非高強度硬化部構造材、並びに掘削地盤の埋め戻し工法
Rossow Fly ash facts for highway engineers
KR20020075985A (ko) 고화토 공법에 의한 도로 표면층 시공방법
CN107021683A (zh) 一种路面快速修复使用的水泥砂浆混凝土及其施工方法
CA2207074C (en) Method of constructing block pavement
Amrutha et al. EFFECT OF FINE PARTICLES IN THE FRESH PROPERTIES OF GROUT
American Coal Ash Association Fly Ash Facts for Highway Engineers [2003]
JPH11323808A (ja) 舗装用材料とその製造方法並びにその舗装用材料を用いた施工方法