JPH11323597A - 抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニウム陽極酸化皮膜 - Google Patents

抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニウム陽極酸化皮膜

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JPH11323597A
JPH11323597A JP12565898A JP12565898A JPH11323597A JP H11323597 A JPH11323597 A JP H11323597A JP 12565898 A JP12565898 A JP 12565898A JP 12565898 A JP12565898 A JP 12565898A JP H11323597 A JPH11323597 A JP H11323597A
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aluminum
antibacterial
antiviral
oxide film
anodic oxide
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JP12565898A
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English (en)
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Kazuo Nashimoto
一男 梨本
Toshiichi Tomioka
冨岡  敏一
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、窓サッシ、ドアノブ空調機内の熱
交換器、空気清浄機の集塵板等の建築建材や空調機器も
しくは、生活用品に使用されるアルミニウム表面の微生
物を抑制する技術において抗ウイルス抗菌性能を付与し
た抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニウム陽極酸化皮膜
の提供を目的とする。 【解決手段】 アルミニウムを電界質溶液中でアノード
分極し、表面に酸化皮膜を形成させた後、有機系抗菌
材、有機系ウイルス材溶液中に浸漬し、封孔処理をする
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓サッシ、ドアノ
ブ空調機内の熱交換器、空気清浄機の集塵板等の建築建
材や空調機器もしくは、生活用品に使用されるアルミニ
ウムの微生物を抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムは、昭和中頃食器に多く用
いられたが、近年は建築材料に多く用いられるようにな
ってきた。それは、ドアのノブをはじめとするインテリ
ア部品からサッシを代表とする建築材料に不可欠のもの
になっている。
【0003】さらに、建築材料に使用されることから、
不特定多数の人の手に触れる機会が多くなるばかりか、
建築材料は取り外しにくく表面の洗浄の機会が少なくな
っているのが現状であり、そこで、常にその表面の清潔
なアルミニウム陽極酸化皮膜処理が望まれていた。
【0004】また、アルミニウムはその熱伝導の高さか
ら、エアコンなどの熱交換フィンに用いられ、冷房時に
エアコンの熱交換フィンに結露してウイルス、細菌、カ
ビが付着し、運転停止後に、残存したウイルス、細菌、
カビは繁殖し、運転再開後、室内にウイルス、細菌、カ
ビが吹出され、室内を汚染するという問題があり、熱交
換フィンにも抗菌、防カビ効果を持ったアルミニウム材
が要望されている。
【0005】従来、この種の抗菌材を担持したアルミニ
ウム材は、特開平9−125284号公報に記載された
ものが知られている。
【0006】以下、その抗菌材を担持したアルミニウム
材について図3を用いて説明する。アルミニウム表面に
形成された陽極酸化皮膜101が有する小孔内で、抗菌
性金属として酸化チタン(TiO2)102と銀(A
2)103を結合させコロイド粒子とし、小孔内に保
持させる。
【0007】小孔内で結合されるため、陽極酸化皮膜内
で保持され、アルミニウム表面からコロイド粒子の脱離
を防止し、アルミニウム小孔内に付着した細菌やカビの
増殖を抑制する。一般的に上記陽極酸化皮膜は封孔処理
104がされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の抗菌
材を担持したアルミニウム材では、小孔内のAg210
3と細菌が接触あるいは、水分を溶解してAg2103
がイオン化して接触し、抗菌効果を発現するため、小孔
内に細菌が入るかあるいは抗菌材に水分が付着し、細菌
が抗菌材に接触することが必要であった。また、TiO
2102は、紫外線領域の波長を当てないと抗菌効果が
弱いため、照明機器の選定や、設計時に照射構造を検討
する必要があるという課題があった。さらに、高い抗ウ
イルス性能や抗菌性能もしくは高い防カビ性能を添着し
たアルミニウム材は、抗ウイルス材、抗菌材、防カビ材
が人工的に合成加工されたものが多く、毒性が高く、取
り扱い難く、加工しづらいという課題があり、過剰な水
分が無くとも自然に潮解してウイルス、細菌を不活化
し、さらに高い抗ウイルス効果や抗菌効果を持ったもの
で、照明機器等の設置が不要で環境にやさしい天然素材
の抗ウイルス、抗菌、防カビ材を保持したアルミニウム
材が要望されている。
【0009】また、茶の有効成分のカテキン化合物がウ
イルス、特にインフルエンザウイルスにさらに高い不活
化効果があり(特開平3−101623号公報)、しか
も、化学合成品ではなく、天然物からの抽出成分である
ため(特開平2−22755号公報)、非常に安全性が
高い。しかしこの感染予防剤は、飴などの食品やうがい
薬で用いることや空気清浄機のフィルタとした不織布に
添着(特開平8−266828号公報)し用いることは
できるが、水溶性で金属表面に付着しても簡単に剥が
れ、固定することができないため、熱交換フィンやドア
ノブや窓のサッシに付着したウイルスを不活化すること
ができないという課題があり、金属面での高いウイルス
不活化性能を持ち、ウイルス接触感染を防止することが
できるアルミニウム材が要望されている。
【0010】また、通常の多孔質アノード酸化皮膜で
は、アルミニウム表面の孔質量(表面積)が少なく、抗
ウイルス、抗菌、防カビ材を担持しても、アルミニウム
表面から脱離したり、また簡単に剥がれ落ちるという課
題があり、アノード酸化皮膜内に抗菌材を保持し抗菌材
の脱離を防止し、抗ウイルス抗菌防カビ効果が持続でき
る抗ウイルス抗菌防カビ材の担持方法が要望されてい
る。
【0011】また、アルミニウム表面は腐食を防ぐため
に、その表面をアルミニウム陽極酸化皮膜による加工い
わゆるアルマイト加工されている場合、アルマイト加工
表面は酸化アルミニウムに覆われており、親水性の高い
物質であることから、水分を伴うと、細孔内に水分が入
り、抗ウイルス、抗菌および防カビ材が流れ落ちてしま
い抗ウイルス、抗菌、防カビ効果が低下するという課題
があり、過剰水分がアルミニウム表面に付着しても抗ウ
イルス、抗菌、防カビ効果を持続できるアルミニウム材
が要望されている。
【0012】また、アルマイト処理を行なうことでアル
ミ表面の細孔深さを30μm以上にすることができる
が、細孔深さが深いとアルミニウムの細孔表面に過剰に
抗ウイルス抗菌効果を持たせることや、アルマイト処理
に時間がかかり、工業的に加工しづらいという課題があ
り、工業的に加工しやすい細孔深さが要求されている。
【0013】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、過剰な水分が無くとも自然に潮解してウ
イルス、細菌を不活化し、さらに高い抗ウイルス効果や
抗菌効果を持ったもので、照明機器等の設置が不要で環
境にやさしい天然素材の抗ウイルス、抗菌、防カビ材を
保持し、金属面での高いウイルス不活化性能を維持し、
ウイルス接触感染を防止することができ、脱離を防止
し、過剰水分がアルミニウム表面に付着しても抗ウイル
ス、抗菌、防カビ効果を持続でき、工業的に加工しやす
い抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニウム陽極酸化皮膜
を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、多孔質
アノード酸化皮膜中の細孔中に有機系抗ウイルス、抗
菌、防カビ材を付着させ、その後封孔処理した構造を有
することを特徴とし、アルミニウム金属表面でのウイル
スを不活化し、細菌、カビの繁殖を抑制し、金属表面に
付着したウイルス、細菌、カビの接触感染を防止するこ
とができ、有機系抗ウイルス、抗菌、防カビ材が、茶の
抽出成分が有効成分であることを特徴とした抗ウイルス
抗菌防カビ加工アルミニウム陽極酸化皮膜としたもので
ある。
【0015】また、他の手段は、有機系抗ウイルス、抗
菌、防カビ材が、カテキン類を含む成分であることを特
徴とし、さらにさらに短時間でウイルスの不活化や細
菌、カビの繁殖を抑制することができることを特徴とし
た抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニウム陽極酸化皮膜
としたものである。
【0016】アルミニウムを電解質溶液中でアノード分
極し、表面に酸化皮膜を形成させた後、有機系抗ウイル
ス、抗菌材溶液中に浸漬することを特徴とし、大量な抗
ウイルス、抗菌、防カビ材が保持でき、脱離も防止する
ことができる抗ウイルス抗菌防カビアルミニウム陽極酸
化皮膜としたものである。
【0017】封孔処理を、カテキン類の中から少なくと
も1つの化合物を含む溶液中で80℃以上の温度で約1
0分間浸漬することを特徴とし、細孔内に入る水分を抑
制し、抗ウイルス、抗菌、防カビ材が流れ落ちることを
防止し、さらに抗ウイルス、抗菌、防カビ効果を長時間
持続できる抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニウム陽極
酸化皮膜としたものである。
【0018】アルミニウム陽極酸化皮膜の厚みは、7か
ら20μmであることを特徴とし、工業的に加工しやす
くした抗ウイルス抗菌防カビアルミニウム陽極酸化皮膜
としたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、アルミニウム表面に設
けた多孔質アノード酸化皮膜中の細孔中に茶の抽出成分
を有効成分とする有機系抗ウイルス、抗菌、防カビ材の
中から少なくとも1つの化合物を含む成分を付着させ、
その後封孔処理した構造を有することを特徴とする抗ウ
イルス抗菌防カビ加工アルミニウム陽極酸化皮膜とした
ものであり、アノード酸化皮膜により有機系抗ウイル
ス、抗菌、防カビ材が化学的に結合するため、アノード
酸化皮膜表面を抗ウイルス、抗菌、防カビ材が覆い、ア
ルミニウム全体に抗ウイルス抗菌防カビ効果を均一に保
つことができるという作用があり、また、有機系抗ウイ
ルス抗菌防カビ材が、茶の抽出成分が有効成分であるこ
とを特徴とする抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニウム
陽極酸化皮膜としたもので、天然物を使用するため、加
工時に有機溶剤回収装置や有機溶媒等を一切使用せず、
簡単にアルミニウム表面を抗ウイルス抗菌防カビ加工す
ることができるという作用を有する。
【0020】また、アルミニウムを電解質溶液中でアノ
ード分極し、表面に酸化皮膜を形成させた後、茶の抽出
成分を有効成分とする茶ポリフェノールの中から選ばれ
た少なくとも1つのカテキン化合物を含む成分溶液中に
浸漬することを特徴とする請求項1記載の抗ウイルス抗
菌防カビ加工アルミニウム陽極酸化皮膜としたものであ
り、カテキン化合物は低い濃度で短時間にウイルスを不
活化し、細菌、カビの繁殖を抑制し、アルミニウム表面
でのウイルスや細菌やカビの接触感染を防止するという
作用を有する。
【0021】また、アルミニウムを電解質溶液中でアノ
ード分極し、表面に酸化皮膜を形成させた後、カテキン
類の中から少なくとも1つの化合物を含む成分溶液中に
浸漬することを特徴とする請求項1または2記載の抗ウ
イルス抗菌防カビ加工アルミニウム陽極酸化皮膜とした
ものであり、抗ウイルス抗菌防カビ材を大量に保持でき
る加工方法で、更に抗ウイルス抗菌防カビ性能を高め、
また、アルミニウム表面の耐食性を防止することができ
るという作用を有する。
【0022】また、封孔処理を、カテキン類の中から少
なくとも1つの化合物を含む成分を含む溶液中で80℃
以上の温度で約10分間浸漬することを特徴とする請求
項1、2、または3記載の抗ウイルス抗菌防カビ加工ア
ルミニウム陽極酸化皮膜としたものであり、アルミ表面
の酸化皮膜層と細孔と抗ウイルス抗菌防カビ材の化学結
合が促進し親水性を低下させ、多量な水分がアルミニウ
ム表面に付着しても抗ウイルス抗菌防カビ材が容易に流
れ落ちず、抗ウイルス抗菌防カビ効果が持続するという
作用を有する。
【0023】また、アルミニウム陽極酸化皮膜の厚み
は、7から20μmであることを特徴とする請求項1、
2、3、または4記載の抗ウイルス抗菌防カビ加工アル
ミニウム陽極酸化皮膜としたものであり、工業的に容易
にでき、さらにアルミニウムの耐食性や機械的強度を高
めることができるという作用を有する。
【0024】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0025】
【実施例】(実施例1)本発明の実施例1について以下
に説明する。
【0026】通常、アルミニウム表面に設けた多孔質ア
ノード酸化皮膜とは、アルミニウム地板→機械加工→脱
脂→アノード酸化→封孔→水洗という工程で、アルミニ
ウム表面の耐食性や耐摩擦性を向上させたもので、アル
ミ表面に多孔質の膜厚を形成したものをいう。アノード
酸化皮膜はアルミニウム表面に細孔径100〜300、
皮膜厚さ6〜30μmの多孔質層である。
【0027】抗ウイルス抗菌防カビ材である茶抽出成分
として代表的なカフェインやタンニンのような有機系物
質を使用し、多孔質アノード酸化皮膜したアルミニウム
表面上に散布し、多孔質アノード酸化皮膜したアルミニ
ウムの細孔中に抗ウイルス抗菌防カビ材を入れる。抗ウ
イルス抗菌防カビ材は酸化皮膜したアルミニウムすなわ
ちAl23とカフェインの酸やタンニンの水酸基(以下
OH基と記す)が化学結合し、アルミニウム表面細孔内
で固定され、固定後、アルミニウム表面に水蒸気を吹き
付け、多孔質層の細孔を封孔処理する。
【0028】上記構成により、アノード酸化皮膜したア
ルミニウム表面で茶抽出成分の抗ウイルス抗菌防カビ材
が保持され、アルミニウムに抗ウイルス抗菌防カビ効果
を保持させることができる。
【0029】また、茶抽出成分は、ウイルスでは、夏風
邪の原因であるコクサッキーや一般的なインフルエンザ
ウイルス、細菌では人体常在菌である黄色ブドウ状球菌
や大腸菌、カビでは、水虫の原因である白癬菌に効果が
大きい。
【0030】上記、構成のアルミニウムの表面では、人
体に影響のある細菌または人体に移るカビの繁殖を防止
し、かつ、このようなアルミニウムを用いた住宅内の建
材、電化製品、また公共に使用している手すりやドアノ
ブ等また、食べ物をつかむスプーンやフォーク等で、ウ
イルス、細菌、カビを保有した人が使用した物から病原
菌が移ることを防止することもできる。
【0031】なお、茶抽出成分は、紅茶、緑茶、煎茶、
中国茶、ウーロン茶等の茶より抽出することができる。
【0032】なお、上記では詳しく説明していないが茶
抽出成分では、空中に浮遊しているカビを抑制する性能
が低いため、茶抽出成分を上記方法で添着した後にチア
ベンザゾール系(TBZ系)有機防カビ材を添着して防
カビ性能を高めることができる。
【0033】また、上記防カビ材を添着するにあたって
は、茶抽出成分とTBZ系有機防カビ材を混ぜて、同時
にアルミニウム表面に添着することもできる。
【0034】(実施例2)つぎに本発明の実施例2につ
いて説明する。
【0035】
【化1】
【0036】茶の抽出成分を有効成分とする茶ポリフェ
ノールの抗ウイルス抗菌防カビ材は、上記の化1のI式
で表される茶カテキン類と化2のII式で表される茶テア
フラビン類である。茶ポリフェノールから分離精製した
I式およびII式で具体的に示した(−)エピガロカテキ
ンガレード、(−)エピカテキンガレード、(−)エピ
ガロカテキン、(−)エピカテキンのカテキン類や
(+)カテキンおよび異性体、遊離型テアフラビン、テ
アフラビンモノガレードA、テアフラビンモノガレド
B、テアフラビンジガレード等のテアフラビン類やタン
ニン酸、その加水分解生成物である没食子酸カテキン類
がある。抗ウイルス抗菌防カビ材は酸化皮膜したアルミ
ニウムすなわちAl23と化1や化2のOH基が化学結
合し、アルミニウム表面細孔内で固定される。
【0037】上記カテキン類の中から、少なくとも1つ
の化合物をアルミニウム表面の多孔質酸化皮膜内に固定
することで、水分に含まれているウイルスや水分を含ん
だ粉塵、細菌、カビが多孔質酸化皮膜表面に付着する
と、カテキン類の特徴であるOH基の潮解性で、空気中
の湿分や粉塵が含んでいる水分や水滴等の微量な水分に
溶け込み、アルミニウム表面に付着した粉塵内のウイル
スを不活化し、細菌、カビの繁殖を抑制することができ
る。
【0038】また、人体の手や足が触れ、付着したウイ
ルス、細菌、カビがアルミニウムに付着すると、付着し
たウイルスの不活化や細菌、カビの繁殖を抑制すること
はもちろん、さらにカテキン類が触れた人体の手や足に
残り、触れた部分に抗ウイルス抗菌防カビ効果をもたら
し、人体に付着するウイルスを不活化し、細菌、カビの
繁殖を抑制することができる。
【0039】また、抗ウイルス、抗菌、防カビ材として
あるカテキン類のみも簡単に金属であるアルミニウム表
面細孔内へ固定することができる。
【0040】また、カテキン類のみの場合、茶抽出成分
のカテキン類の化合物では、茶抽出成分に色素を伴うタ
ンニンや、また酸化して変色するカフェインを含んでい
るため、アルミニウム表面を茶褐色に変色させるが、カ
テキン類だけでは無色透明である為、アルミニウムの原
色を保持することができる。
【0041】なお、茶抽出成分は、紅茶、緑茶、煎茶、
中国茶、ウーロン茶等の茶より抽出することができる。
【0042】なお、上記では詳しく説明していないが茶
抽出成分では、空中に浮遊しているカビを抑制する性能
が低いため、茶抽出成分を上記方法で添着した後にチア
ベンザゾール系(TBZ系)有機防カビ材を添着して防
カビ性能を高めることができる。
【0043】また、防カビ材を添着する方法としては、
上記以外に茶抽出成分とTBZ系有機防カビ材を混ぜ
て、同時にアルミニウム表面に添着する方法であっても
かまわない。
【0044】
【化2】
【0045】(実施例3)アルミニウム陽極酸化皮膜の
形成法は、硫酸法、シュウ酸法、クロム酸法および有機
酸添加硫酸法等が知られているが、いずれの方法でも実
施可能である。ここでは硫酸法で形成されたアルミニウ
ム陽極酸化皮膜を用いた例について説明する。
【0046】まず、微生物制御溶液の調整法について説
明する。40℃の純水を用いて、カテキン類成分の含ま
れた茶ポリフェノン60(三井農林製)を純水に溶かし
水溶液を調整する。両面にアルミニウム陽極酸化皮膜を
前記手法で設けたアルミニウム板を40℃に保ったカテ
キン類成分水溶液に10分間浸漬する。陽極酸化皮膜に
は細孔が存在し、その中にカテキン類成分が吸着され
る。溶液から引き上げ、軽く水洗した後、乾燥させる。
【0047】次に純水を80℃に加温した溶液に上記乾
燥させたアルミニウム板を10分間浸漬する。
【0048】図1に上記調製方法で作製した抗ウイルス
抗菌防カビ加工アルミニウム陽極酸化皮膜の断面図を示
す。
【0049】この加工後に表面樹脂塗装を行う場合に
は、塗料樹脂の中にも抗菌成分を添加させた方が優れて
いることはいうまでもない。
【0050】ここで、抗ウイルス、抗菌、防カビ成分の
カテキン類成分を調整させる原料濃度について説明する
と、純水1リットルに対し10gが望ましく、これ以下
では、十分な抗菌、抗ウイルス性能が期待できない。
【0051】カテキン類成分の添加量を増減させた場合
の抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニウム陽極酸化皮膜
表面状態と抗ウイルス抗菌性能について(表1)に示
す。
【0052】抗菌試験方法は、抗ウイルス抗菌防カビ加
工アルミニウム陽極酸化皮膜(50×50)に大腸菌1
05個/mlの滴下液0.18mlを抗ウイルス抗菌防カビ
加工アルミニウム陽極酸化皮膜表面に滴下し、フィルム
を貼り付け、18時間37℃で保管し、滴下液を回収
し、残存菌数を測定する。
【0053】抗ウイルス試験方法は、アルミニウム陽極
酸化皮膜(50mm×50mm)と抗ウイルス抗菌防カビ加
工アルミニウム陽極酸化皮膜(50mm×50mm)にコク
サッキ−ウイルス105PFU/mlの滴下液0.18ml
を抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニウム陽極酸化皮膜
表面に滴下し、フィルムを貼り付け、6時間放置し、滴
下液を回収し、残存ウイルス量を測定し、アルミニウム
陽極酸化皮膜の回収率を100%にした時に加工の割合
から不活化率を求める。
【0054】
【表1】
【0055】(表1)から、混合比率は1wt%以上が
最適であることが判る。上記方法でカテキン溶液に浸漬
し乾燥させ、未封孔で完成状態とした。
【0056】上記方法で、抗ウイルス抗菌防カビ加工ア
ルミニウム陽極酸化皮膜を作成すると、アルマイト細孔
内のAl23と水溶液中、カテキン類のOH基が反応す
るため、実施例1、2よりも抗ウイルス抗菌防カビ材を
大量に保持でき、抗ウイルス抗菌防カビ性能を高め、更
に空気中の不純物が付着しないため、アルミニウム表面
と均一に水和し、アルミニウム表面の耐食性を防止する
ことができる。
【0057】(実施例4)実施例3と同様にアルミニウ
ム板を調整し、80℃に加温したカテキン類成分溶液に
10分間浸漬する。
【0058】上記方法で、抗ウイルス抗菌防カビ加工ア
ルミニウム陽極酸化皮膜を作成すると、アルマイト細孔
内のAl23と水溶液中、カテキン類のOH基が反応す
るため、実施例1、2よりも抗ウイルス抗菌防カビ材を
大量に保持でき、抗ウイルス抗菌防カビ性能を高め、更
に空気中の不純物が付着しないため、アルミニウム表面
が均一に水和し、アルミニウム表面の耐食性を防止する
ことは言うまでもないが、さらに、図2に示すように封
孔処理の際にアルマイト細孔表面から落ちてしまったカ
テキン類を再付着させ、さらに抗ウイルス抗菌防カビ材
を大量に保持でき、抗ウイルス抗菌防カビ性能を高め、
さらに抗ウイルス抗菌防カビ材とアルマイト細孔表面の
化学結合を促進し、アルマイト細孔の開放部表面の水和
と同等にするため、細孔表面電位が安定し、アルミニウ
ムの表面の耐水性を高め、多量な水分がアルミニウム表
面に付着しても開放部表面と細孔内との電位が等しいた
め、溶けにくく、抗ウイルス抗菌防カビ材が容易に流れ
落ちず、効果を持続することができる。
【0059】(実施例5)基材アルミニウムの表面処理
膜厚を変化させた際の、抗ウイルス、抗菌性能、表面状
態に及ぼす影響を(表2)に示す。
【0060】この(表2)からアルミニウム陽極酸化皮
膜の膜厚は、7〜20μmが望ましく、10μmが最適
であると思われる。
【0061】
【表2】
【0062】このように、アルミニウム皮膜膜厚が薄い
と表面状態が悪くまた、上記茶ポリフェノン60で処理
した場合皮膜膜厚が厚いとアルミニウムが茶褐色から赤
茶色に変わってしまい見た目にも不快な色にしている。
【0063】表面がアルミニウム陽極酸化皮膜の厚み
を、7から20μmにした抗ウイルス抗菌防カビ加工ア
ルミニウム陽極酸化皮膜は、表面状態が滑らかで扱いや
すく、また、過剰な抗ウイルス抗菌防カビ材を投与する
必要がなく、また、アルマイトの作製時間や添着する時
間を短縮し工業的に容易にでき、さらにアルミニウムの
耐食性や機械的強度を高め、見栄えもよい。
【0064】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニウム陽
極酸化皮膜を、アルミニウム材を用いた生活関連資材や
建築資材の表面や、エアコンの熱交換器表面などに処理
することで、アルミニウムの耐食性などの物理的特徴に
加え、表面に抗ウイルス、抗菌、防カビ性能を付与する
ことから、生活空間の清潔性を向上できる。また、有機
系抗菌材、有機系抗ウイルス材として、天然素材である
茶抽出成分が、人体および環境への安全性に特に適して
いるという効果がある。
【0065】また、茶抽出成分を有効成分とする茶ポリ
フェノールの中から選ばれた少なくとも1つのカテキン
化合物の場合、急性毒性がLD50>2000mg、皮
膚一次刺激性も陰性、変異原性も陰性であるなど、安全
性に問題がなく、また環境に対する汚染性も低く、さら
に抗ウイルス、抗菌、防カビ性能が高く、工業に応用し
た場合の価値が大きいという効果がある。
【0066】また、アルミニウムを電解質溶液中でアノ
ード分極し、表面に酸化皮膜を形成させた後、茶の抽出
成分を有効成分とする茶ポリフェノールの中から選ばれ
た少なくとも1つのカテキン化合物を含む成分溶液中に
浸漬することで、煮沸添着や、粉体付着処理よりも、酸
化皮膜内に効率よく確実に吸着封入させ、また、アルミ
ニウム表面に均一に抗ウイルス、抗菌、防カビ性能を保
持させることができ、アルミニウム表面全体の性能を高
める効果がある。
【0067】また、封孔処理は、カテキン類の中から少
なくとも1つの化合物を含む成分を含む溶液中で80℃
以上の温度で約10分間浸漬することで内部の化合物と
封孔処理溶液の結合、分解を防止することができ、さら
に抗ウイルス、抗菌、防カビ性能を向上させ、抗ウイル
ス、抗菌、防カビ性能の持続性を向上させる効果があ
る。
【0068】また、アルミニウム陽極酸化皮膜の厚みを
7から20μmに限定することで、作製時間が短縮で
き、アルマイト後のアルミニウム材の特性を変えないた
め、作製コストを低減させ、工業的に使いやすくなると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例3の抗ウイルス抗菌防カビ加工
アルミニウム陽極酸化皮膜の断面図
【図2】同実施例4の抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミ
ニウム陽極酸化皮膜の断面図
【図3】従来例の抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニウ
ム陽極酸化皮膜の断面図
【符号の説明】
1 カテキン化合物 2 抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニウム陽極酸化皮

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム表面に設けた多孔質アノード
    酸化皮膜中の細孔中に、茶の抽出成分を有効成分とする
    有機系抗ウイルス抗菌防カビ材の中から、少なくとも1
    つの化合物を含む成分を吸着させ、その後封孔処理した
    構造を有することを特徴とする抗ウイルス抗菌防カビ加
    工アルミニウム陽極酸化皮膜。
  2. 【請求項2】有機系抗ウイルス抗菌防カビ材が、茶の抽
    出成分を有効成分とする茶ポリフェノールの中から選ば
    れた、少なくとも1つのカテキン化合物を特徴とする請
    求項1記載の抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニウム陽
    極酸化皮膜。
  3. 【請求項3】アルミニウムを電解質溶液中でアノード分
    極し、表面に酸化皮膜を形成させた後、茶の抽出成分を
    有効成分とする茶ポリフェノールの中から選ばれた、少
    なくとも1つのカテキン化合物を含む成分溶液中に浸漬
    することを特徴とする請求項1、または2記載の抗ウイ
    ルス抗菌防カビ加工アルミニウム陽極酸化皮膜。
  4. 【請求項4】封孔処理を、カテキン類の中から少なくと
    も1つの化合物を含む成分を含む溶液中で80℃以上の
    温度で約10分間浸漬することを特徴とする請求項1、
    2、または3記載の抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニ
    ウム陽極酸化皮膜。
  5. 【請求項5】アルミニウム陽極酸化皮膜の厚みは、7か
    ら20μmであることを特徴とする請求項1、2、3、
    または4記載の抗ウイルス抗菌防カビ加工アルミニウム
    陽極酸化皮膜。
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