JPH11322022A - フローラック - Google Patents
フローラックInfo
- Publication number
- JPH11322022A JPH11322022A JP13677698A JP13677698A JPH11322022A JP H11322022 A JPH11322022 A JP H11322022A JP 13677698 A JP13677698 A JP 13677698A JP 13677698 A JP13677698 A JP 13677698A JP H11322022 A JPH11322022 A JP H11322022A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rollers
- roller
- piece
- brake
- transport shelf
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多数の空転ローラ14を所定間隔で有する搬
送棚部2が、その長手方向において傾斜して設けられて
成り、荷物を傾斜上から傾斜下へ自然流下させ、傾斜下
側で滞留保持させるフローラックにおいて、荷物がその
惰性力によって流下速度を高速化させるようになるのを
防止できる構造にするにあたり、その構造の簡潔化や設
備コストの低廉化等を図る。 【解決手段】 空転ローラ14の下部に制動用ローラ5
を設け、この制動用ローラ5の下部に、空気の給排によ
って膨張・収縮するチューブ21と、これの上下を挟む
長尺板20,22とを有するホースジャッキを設ける。
チューブ21を膨張させると、上側の長尺板20を介し
て制動用ローラ5が上昇し、この制動用ローラ5が、互
いに隣接する空転ローラ14の両側に当接してこれらの
回転を抑制する構造とした。
送棚部2が、その長手方向において傾斜して設けられて
成り、荷物を傾斜上から傾斜下へ自然流下させ、傾斜下
側で滞留保持させるフローラックにおいて、荷物がその
惰性力によって流下速度を高速化させるようになるのを
防止できる構造にするにあたり、その構造の簡潔化や設
備コストの低廉化等を図る。 【解決手段】 空転ローラ14の下部に制動用ローラ5
を設け、この制動用ローラ5の下部に、空気の給排によ
って膨張・収縮するチューブ21と、これの上下を挟む
長尺板20,22とを有するホースジャッキを設ける。
チューブ21を膨張させると、上側の長尺板20を介し
て制動用ローラ5が上昇し、この制動用ローラ5が、互
いに隣接する空転ローラ14の両側に当接してこれらの
回転を抑制する構造とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フローラックに関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】長手方向に沿って多数の空転ローラが互
いに所定間隔で設けられた搬送棚部と、この搬送棚部を
長手方向で傾斜状態に支持する本体フレームとを有する
フローラックとして、実公平6−20741号公報(以
下、「第1従来例」と言う)や、特開昭62−1309
09号公報(以下、「第2従来例」と言う)、或いは特
公昭64−1364号公報(以下、「第3従来例」と言
う)等に記載されたものが知られている。
いに所定間隔で設けられた搬送棚部と、この搬送棚部を
長手方向で傾斜状態に支持する本体フレームとを有する
フローラックとして、実公平6−20741号公報(以
下、「第1従来例」と言う)や、特開昭62−1309
09号公報(以下、「第2従来例」と言う)、或いは特
公昭64−1364号公報(以下、「第3従来例」と言
う)等に記載されたものが知られている。
【0003】このフローラックでは、搬送棚部において
傾斜の上側となる端部、即ち、上流端部へ荷物を載せる
と、荷物が搬送棚部の傾斜にしたがって自然流下し、傾
斜の下側となる端部、即ち、下流端部に設けられたスト
ッパに当接して停止するようになる。従って、搬送棚部
の上流端部に対する荷物の載せ込みを次々に行えば、下
流端部で各荷物が滞留状態となり、このうち下流端に位
置する荷物から順次、必要に応じて取り出してゆくとい
った使い方をするのが一般的である。
傾斜の上側となる端部、即ち、上流端部へ荷物を載せる
と、荷物が搬送棚部の傾斜にしたがって自然流下し、傾
斜の下側となる端部、即ち、下流端部に設けられたスト
ッパに当接して停止するようになる。従って、搬送棚部
の上流端部に対する荷物の載せ込みを次々に行えば、下
流端部で各荷物が滞留状態となり、このうち下流端に位
置する荷物から順次、必要に応じて取り出してゆくとい
った使い方をするのが一般的である。
【0004】ところで、この種、フローラックには、荷
物の流下速度が惰性により高速化するのを防止し、また
定速化させるために、各種の制動手段が設けられている
のが普通である。例えば、第1従来例で採用された制動
手段は、搬送棚部を構成する個々の空転ローラに対し、
その下からローラ型の制動体を押し付けて全空転ローラ
の回転を抑制する方式である。
物の流下速度が惰性により高速化するのを防止し、また
定速化させるために、各種の制動手段が設けられている
のが普通である。例えば、第1従来例で採用された制動
手段は、搬送棚部を構成する個々の空転ローラに対し、
その下からローラ型の制動体を押し付けて全空転ローラ
の回転を抑制する方式である。
【0005】また、第2従来例や第3従来例で採用され
た制動手段は、空転ローラをその保持枠ごと昇降可能に
すると共にこの空転ローラの両外側に固定レールを設け
ておき、空転ローラを固定レールよりも沈み込ませるよ
うに下降させることで、荷物の底面を直接に固定レール
へ当接させて制動させる方式である。
た制動手段は、空転ローラをその保持枠ごと昇降可能に
すると共にこの空転ローラの両外側に固定レールを設け
ておき、空転ローラを固定レールよりも沈み込ませるよ
うに下降させることで、荷物の底面を直接に固定レール
へ当接させて制動させる方式である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第1従来例の制動手段
は、多数の空転ローラに対して1対1対応で制動体を具
備させる構成であったので、制動体だけでなく、この制
動体を空転ローラへ押し付けるための駆動部(エアシリ
ンダ)も多数必要となり、構造の大型化、制御の複雑化
等を招来し、また設備コストの高騰化等も問題となって
いた。
は、多数の空転ローラに対して1対1対応で制動体を具
備させる構成であったので、制動体だけでなく、この制
動体を空転ローラへ押し付けるための駆動部(エアシリ
ンダ)も多数必要となり、構造の大型化、制御の複雑化
等を招来し、また設備コストの高騰化等も問題となって
いた。
【0007】また、第2従来例や第3従来例の制動手段
にあっては、荷物の流下状況下では空転ローラを上昇さ
せておく必要があることから、この上昇力として搬送棚
部上に載る全荷物の総合荷重に勝る、強大なものが必要
となり、結果、やはり構造の大型化や設備コストの高騰
化等が問題となっていた。一方、従来におけるいずれの
フローラックでも、搬送棚部の下流端部では、固定式の
ストッパで当て止めされた荷物に対して、その上流側へ
押せ押せ状態で各荷物が当て止めされる構成になってい
るため、最も下流側の荷物を取り出すときには、その上
流側に隣接した荷物が接触干渉して、取り出し難いとい
うことがあった。
にあっては、荷物の流下状況下では空転ローラを上昇さ
せておく必要があることから、この上昇力として搬送棚
部上に載る全荷物の総合荷重に勝る、強大なものが必要
となり、結果、やはり構造の大型化や設備コストの高騰
化等が問題となっていた。一方、従来におけるいずれの
フローラックでも、搬送棚部の下流端部では、固定式の
ストッパで当て止めされた荷物に対して、その上流側へ
押せ押せ状態で各荷物が当て止めされる構成になってい
るため、最も下流側の荷物を取り出すときには、その上
流側に隣接した荷物が接触干渉して、取り出し難いとい
うことがあった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、荷物の流下速度制御に関して構造的に簡潔
化、小型化が図れ、制御も容易で、設備コストを低廉化
できるようにしたフローラックを提供することを第一の
目的とする。また、本発明は、更に、搬送棚部の下流端
部からの荷物の取り出しが、その上流側で隣接する荷物
との接触干渉の無い状態で、容易に行えるようにしたフ
ローラックを提供することを第二の目的とする。
であって、荷物の流下速度制御に関して構造的に簡潔
化、小型化が図れ、制御も容易で、設備コストを低廉化
できるようにしたフローラックを提供することを第一の
目的とする。また、本発明は、更に、搬送棚部の下流端
部からの荷物の取り出しが、その上流側で隣接する荷物
との接触干渉の無い状態で、容易に行えるようにしたフ
ローラックを提供することを第二の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係るフローラックは、長手方向に沿って多数の空転
ローラが互いに所定間隔で設けられた搬送棚部と、この
搬送棚部をその長手方向で傾斜状態に支持する本体フレ
ームとを有したものであって、更に、上記搬送棚部の下
部で所定配置の空転ローラに下から接離自在に設けられ
た制動体と、この制動体を空転ローラへ押し付け可能に
する押圧手段とを有している。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係るフローラックは、長手方向に沿って多数の空転
ローラが互いに所定間隔で設けられた搬送棚部と、この
搬送棚部をその長手方向で傾斜状態に支持する本体フレ
ームとを有したものであって、更に、上記搬送棚部の下
部で所定配置の空転ローラに下から接離自在に設けられ
た制動体と、この制動体を空転ローラへ押し付け可能に
する押圧手段とを有している。
【0010】そして、上記制動体は、互いに隣接する空
転ローラの相互間に配置されており、押圧手段による押
し付け動作があったときには、この両側の空転ローラに
当接可能になされている。すなわち、一つの制動体によ
って2つの空転ローラに制動をかけることができるもの
であり、それだけ、制動体をはじめとして部品点数の少
数化及び構造の簡潔化が図れることになる。
転ローラの相互間に配置されており、押圧手段による押
し付け動作があったときには、この両側の空転ローラに
当接可能になされている。すなわち、一つの制動体によ
って2つの空転ローラに制動をかけることができるもの
であり、それだけ、制動体をはじめとして部品点数の少
数化及び構造の簡潔化が図れることになる。
【0011】押圧手段において、搬送棚部の長手方向に
沿って長い連接部材を有したものとしておけば、この連
接部材により、一度に複数の制動体を押し上げて一斉に
空転ローラへ当接させることができるようになるため、
このことも、構造の簡潔化に繋がる。また、押圧手段
は、上記のような連接部材と、この連接部材の下部でこ
れの長手方向に沿って設けられる可撓性チューブと、こ
のチューブの下部を支持するベース部材と、上記チュー
ブに対して流体の給排を行う流体制御部とを有した構成
とすることで、構造の簡潔化を一層すすめられる。
沿って長い連接部材を有したものとしておけば、この連
接部材により、一度に複数の制動体を押し上げて一斉に
空転ローラへ当接させることができるようになるため、
このことも、構造の簡潔化に繋がる。また、押圧手段
は、上記のような連接部材と、この連接部材の下部でこ
れの長手方向に沿って設けられる可撓性チューブと、こ
のチューブの下部を支持するベース部材と、上記チュー
ブに対して流体の給排を行う流体制御部とを有した構成
とすることで、構造の簡潔化を一層すすめられる。
【0012】制動体を、空転ローラの隣接間隔よりも径
大で且つ回転自在なローラにより形成した場合、この制
動体を、隣接する両方の空転ローラに当接させるのに伴
い、一方の空転ローラからは順方向(搬送方向にしたが
った方向)の回転力が伝達されることになるのに対し、
他方の空転ローラからは逆方向の回転力が伝達されるこ
とになり、その結果として両空転ローラには、相対的な
回転力の打ち消し作用を生じさせることができる。
大で且つ回転自在なローラにより形成した場合、この制
動体を、隣接する両方の空転ローラに当接させるのに伴
い、一方の空転ローラからは順方向(搬送方向にしたが
った方向)の回転力が伝達されることになるのに対し、
他方の空転ローラからは逆方向の回転力が伝達されるこ
とになり、その結果として両空転ローラには、相対的な
回転力の打ち消し作用を生じさせることができる。
【0013】そのため、制動力として確実なものが得ら
れることになり、制動体を、適数本おきの空転ローラに
配する等して、その使用数を更に減らすことも可能にな
る。従って、このこともまた、構造の簡潔化に繋がる。
ところで、搬送棚部における下流側の端部寄りに、荷物
の切出し手段を設けることで、荷物の取り出しを容易化
することができる。
れることになり、制動体を、適数本おきの空転ローラに
配する等して、その使用数を更に減らすことも可能にな
る。従って、このこともまた、構造の簡潔化に繋がる。
ところで、搬送棚部における下流側の端部寄りに、荷物
の切出し手段を設けることで、荷物の取り出しを容易化
することができる。
【0014】この切出し手段は、搬送棚部の下流端から
少なくとも荷物1個分のスペースを確保した上流位置
で、空転ローラの上面レベルに対して出没する範囲で上
下動自在に設けられたストッパ片と、このストッパ片よ
り下流位置で、空転ローラの上面レベルに対して出没す
る範囲で上下動自在に設けられたセンサ片と、これらス
トッパ片とセンサ片との上下動を互いに交替関係に保持
させる逆転連動機構と、常態においてストッパ片を下位
置・センサ片を上位置へ保持させる付勢手段とを有した
ものである。
少なくとも荷物1個分のスペースを確保した上流位置
で、空転ローラの上面レベルに対して出没する範囲で上
下動自在に設けられたストッパ片と、このストッパ片よ
り下流位置で、空転ローラの上面レベルに対して出没す
る範囲で上下動自在に設けられたセンサ片と、これらス
トッパ片とセンサ片との上下動を互いに交替関係に保持
させる逆転連動機構と、常態においてストッパ片を下位
置・センサ片を上位置へ保持させる付勢手段とを有した
ものである。
【0015】このような構成であれば、搬送棚部の最も
下流側にある荷物に対して、その上流側に隣接する荷物
は、接触干渉しない状態に保持される(即ち、離反して
停止している)ことになるため、荷物の取り出しが別個
独立した状態で行えることになる。
下流側にある荷物に対して、その上流側に隣接する荷物
は、接触干渉しない状態に保持される(即ち、離反して
停止している)ことになるため、荷物の取り出しが別個
独立した状態で行えることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図8及び図9は、本発明に係るフ
ローラック1を複数用いて構築した庫内設備の一例を示
したもので、この例においてフローラック1は横並びで
4列、上下に3段集合・連結させてある。このうち一つ
のフローラック1を図10に示す。
施の形態を説明する。図8及び図9は、本発明に係るフ
ローラック1を複数用いて構築した庫内設備の一例を示
したもので、この例においてフローラック1は横並びで
4列、上下に3段集合・連結させてある。このうち一つ
のフローラック1を図10に示す。
【0017】このフローラック1は、図面左側を上流端
とし右側を下流端とする搬送棚部2と、これを所定状態
に支持する本体フレーム3とを有している。また、搬送
棚部2には、図1乃至図3に関して後述するように、下
流端寄りを除く経路中の略全域にわたり、その幅方向中
央部に対して制動体5とその押圧手段6とが設けられて
おり、更に図4乃至図7に関して後述するように、下流
端寄りの幅方向中央部に対して切出し手段7が設けられ
ている。
とし右側を下流端とする搬送棚部2と、これを所定状態
に支持する本体フレーム3とを有している。また、搬送
棚部2には、図1乃至図3に関して後述するように、下
流端寄りを除く経路中の略全域にわたり、その幅方向中
央部に対して制動体5とその押圧手段6とが設けられて
おり、更に図4乃至図7に関して後述するように、下流
端寄りの幅方向中央部に対して切出し手段7が設けられ
ている。
【0018】図10及び図3に示すように、搬送棚部2
は、互いに平行する複数本(図例では3本)のレール部
材10,11,12を有している。このうち、中央配置
のレール部材11は、上記した切出し手段7との干渉を
避けるために、両側のレール部材10,12よりも短く
形成されている。図1及び図2で中央配置のレール部材
11を示しているように、各レール部材10,11,1
2は、いずれも、平行する一対のフレーム13間で、そ
の長手方向に互いに所定間隔をおいて配置された多数の
空転ローラ14が、それぞれ回転自在に保持されたもの
となっている。
は、互いに平行する複数本(図例では3本)のレール部
材10,11,12を有している。このうち、中央配置
のレール部材11は、上記した切出し手段7との干渉を
避けるために、両側のレール部材10,12よりも短く
形成されている。図1及び図2で中央配置のレール部材
11を示しているように、各レール部材10,11,1
2は、いずれも、平行する一対のフレーム13間で、そ
の長手方向に互いに所定間隔をおいて配置された多数の
空転ローラ14が、それぞれ回転自在に保持されたもの
となっている。
【0019】空転ローラ14は、荷物Wの種類や荷重等
にもよるが、鉄等の金属製としておくのが好適である。
勿論、樹脂製やゴム製としたり、ローラ表面だけを樹脂
やゴム等で被覆したりすることも可能である。本体フレ
ーム3は、上記搬送棚部2を、上流端側が傾斜の上とな
り下流端側が傾斜の下となるように、その長手方向で傾
斜させている。この搬送棚部2の傾斜角度は、荷物Wの
大きさや重さ、搬送棚部2の長さ、及び使用上の各種所
望条件等に応じて適宜設定されている。
にもよるが、鉄等の金属製としておくのが好適である。
勿論、樹脂製やゴム製としたり、ローラ表面だけを樹脂
やゴム等で被覆したりすることも可能である。本体フレ
ーム3は、上記搬送棚部2を、上流端側が傾斜の上とな
り下流端側が傾斜の下となるように、その長手方向で傾
斜させている。この搬送棚部2の傾斜角度は、荷物Wの
大きさや重さ、搬送棚部2の長さ、及び使用上の各種所
望条件等に応じて適宜設定されている。
【0020】本実施形態では、1個の荷物Wが一辺1.
5m程度の立方体状を成し、その重さが1t前後ある場
合を想定して、20%〜25%程度の傾斜を付した。従
って、この搬送棚部2の上流端側(図8、図10の左
側)へ荷物Wを載せると、この荷物Wは搬送棚部2の下
流端側(図8、図10の右側)へ向けて自然流下するこ
とになる。
5m程度の立方体状を成し、その重さが1t前後ある場
合を想定して、20%〜25%程度の傾斜を付した。従
って、この搬送棚部2の上流端側(図8、図10の左
側)へ荷物Wを載せると、この荷物Wは搬送棚部2の下
流端側(図8、図10の右側)へ向けて自然流下するこ
とになる。
【0021】図3に示すように、上記のような搬送棚部
2に対し、上記制動体5は、中央配置のレール部材11
の所定個数おきの空転ローラ14に対して、その下部側
に設けられている。図1及び図2に示すように、各制動
体5は、互いに隣接する空転ローラ14の相互間に位置
付けられており、これら空転ローラ14の隣接間隔より
も径大なローラによって形成されている。この制動体5
は、ある程度の弾性と十分な耐圧強度、及び空転ローラ
14に対して適度な摩擦抵抗を生起し得る材料(例えば
ウレタン系の樹脂やゴム又は軟質系の金属材等)によっ
て形成されている。
2に対し、上記制動体5は、中央配置のレール部材11
の所定個数おきの空転ローラ14に対して、その下部側
に設けられている。図1及び図2に示すように、各制動
体5は、互いに隣接する空転ローラ14の相互間に位置
付けられており、これら空転ローラ14の隣接間隔より
も径大なローラによって形成されている。この制動体5
は、ある程度の弾性と十分な耐圧強度、及び空転ローラ
14に対して適度な摩擦抵抗を生起し得る材料(例えば
ウレタン系の樹脂やゴム又は軟質系の金属材等)によっ
て形成されている。
【0022】この制動体5は、レール部材11における
両側のフレーム13間で架設される支軸17に対して串
刺し状に挿通保持されたものであるが、制動体5には、
支軸17の軸径よりも径大な貫通孔18が設けられてい
るため、この支軸17まわりで回転自在であると共に、
少なくとも上下方向に移動自在になっている。上記押圧
手段6は、制動体5よりも更に下部側に設けられてお
り、制動体5の下面に当接可能になされた連接部材20
と、この連接部材20の下部に設けられるチューブ21
と、このチューブ21の下部を支持するベース部材22
と、上記チューブ21に対して流体の給排を行う流体制
御部23(図3参照)とを有している。
両側のフレーム13間で架設される支軸17に対して串
刺し状に挿通保持されたものであるが、制動体5には、
支軸17の軸径よりも径大な貫通孔18が設けられてい
るため、この支軸17まわりで回転自在であると共に、
少なくとも上下方向に移動自在になっている。上記押圧
手段6は、制動体5よりも更に下部側に設けられてお
り、制動体5の下面に当接可能になされた連接部材20
と、この連接部材20の下部に設けられるチューブ21
と、このチューブ21の下部を支持するベース部材22
と、上記チューブ21に対して流体の給排を行う流体制
御部23(図3参照)とを有している。
【0023】連接部材20は、搬送棚部2の長手方向に
沿って長く形成されており、複数の制動体5に一斉に当
接可能になっており、またチューブ21及びベース部材
22も、この連接部材20に合わせて同方向に長く形成
されている。チューブ21は、内部へ加圧空気等の流体
を供給することで膨張し、またこの流体を排出させるこ
とで元の状態に収縮可能となる可撓性を有したものとさ
れており、耐圧性に優れたものが用いられている。本実
施形態では、消防ホースに用いられている布製のものを
流用した。
沿って長く形成されており、複数の制動体5に一斉に当
接可能になっており、またチューブ21及びベース部材
22も、この連接部材20に合わせて同方向に長く形成
されている。チューブ21は、内部へ加圧空気等の流体
を供給することで膨張し、またこの流体を排出させるこ
とで元の状態に収縮可能となる可撓性を有したものとさ
れており、耐圧性に優れたものが用いられている。本実
施形態では、消防ホースに用いられている布製のものを
流用した。
【0024】連接部材20及びベース部材22は、この
両者間で、収縮状態にあるチューブ21を脱出不能に収
納する角形空間25を形成可能な薄型の溝形体に形成さ
れている。なお、この角形空間25は膨張したチューブ
21の外径より狭く設定されており、チューブ21の膨
張時には、ベース部材22に対して連接部材20が上昇
するようになっている。
両者間で、収縮状態にあるチューブ21を脱出不能に収
納する角形空間25を形成可能な薄型の溝形体に形成さ
れている。なお、この角形空間25は膨張したチューブ
21の外径より狭く設定されており、チューブ21の膨
張時には、ベース部材22に対して連接部材20が上昇
するようになっている。
【0025】連接部材20には、幅方向両側へ張り出し
た鍔部20aが設けられており、この鍔部20aには、
ベース部材22を支えている本体フレーム3側の部材2
7との間に、連接部材20の上下動をガイドするガイド
軸28が貫通されている。そして、このガイド軸28に
はバネ29が外挿されており、このバネ29によって、
連接部材20が下方へ(ベース部材22へ向けて)付勢
されるようになっている。
た鍔部20aが設けられており、この鍔部20aには、
ベース部材22を支えている本体フレーム3側の部材2
7との間に、連接部材20の上下動をガイドするガイド
軸28が貫通されている。そして、このガイド軸28に
はバネ29が外挿されており、このバネ29によって、
連接部材20が下方へ(ベース部材22へ向けて)付勢
されるようになっている。
【0026】図3に示すように、流体制御部23は、使
用流体を空気とする場合では、例えばポンプ30と電磁
弁等の開閉弁31と、これらの駆動回路部32とを有し
て構成されている。駆動回路部32では、自動制御に基
づく随時的、周期的又はパターン的なタイミングや、人
為操作による必要に応じたタイミングで、チューブ21
に対する流体の給排、即ち、チューブ21の膨張と収縮
との切り換えが可能になっている。
用流体を空気とする場合では、例えばポンプ30と電磁
弁等の開閉弁31と、これらの駆動回路部32とを有し
て構成されている。駆動回路部32では、自動制御に基
づく随時的、周期的又はパターン的なタイミングや、人
為操作による必要に応じたタイミングで、チューブ21
に対する流体の給排、即ち、チューブ21の膨張と収縮
との切り換えが可能になっている。
【0027】このようなことから、チューブ21を膨張
させた場合、連接部材20の上昇を介して各制動体5が
上昇し、これら各制動体5が、互いに隣接関係にある空
転ローラ14に下から当接し、その当接度合(当接力又
は当接時間)の大小に応じて、各空転ローラ14の回転
を抑制又は停止させるものとなる。また、チューブ21
を元の状態に収縮させた場合には、連接部材20の下降
を介して各制動体5が下降し、これら各制動体5が、互
いに隣接関係にある空転ローラ14から離反するため、
各空転ローラ14は再び回転自在な状態になるものであ
る。
させた場合、連接部材20の上昇を介して各制動体5が
上昇し、これら各制動体5が、互いに隣接関係にある空
転ローラ14に下から当接し、その当接度合(当接力又
は当接時間)の大小に応じて、各空転ローラ14の回転
を抑制又は停止させるものとなる。また、チューブ21
を元の状態に収縮させた場合には、連接部材20の下降
を介して各制動体5が下降し、これら各制動体5が、互
いに隣接関係にある空転ローラ14から離反するため、
各空転ローラ14は再び回転自在な状態になるものであ
る。
【0028】一方、図4及び図5に示すように、上記切
出し手段7は、ストッパ片37及びセンサ片38と、こ
れらを所定の連動関係に保持する逆転連動機構39と、
これら全体の待機状態を所定に自己保持させる付勢手段
40とを有している。ストッパ片37は、搬送棚部2の
幅方向に平行する揺動軸41から搬送棚部2の上流側へ
延出して設けられた揺動フレーム42に対して、その先
端側(図4及び図5の左側)で支軸43を介して保持さ
れている。
出し手段7は、ストッパ片37及びセンサ片38と、こ
れらを所定の連動関係に保持する逆転連動機構39と、
これら全体の待機状態を所定に自己保持させる付勢手段
40とを有している。ストッパ片37は、搬送棚部2の
幅方向に平行する揺動軸41から搬送棚部2の上流側へ
延出して設けられた揺動フレーム42に対して、その先
端側(図4及び図5の左側)で支軸43を介して保持さ
れている。
【0029】また、センサ片38は、上記揺動軸41か
ら搬送棚部2の下流側へ延出して設けられた揺動フレー
ム44に対して、その先端側(図4及び図5の右側)で
支軸45を介して保持されている。ストッパ片37及び
センサ片38は、いずれもウレタンゴム等を素材として
ローラ形体に形成されたものとしているが、ストッパ片
37は回転不能とされ、センサ片38は、支軸45まわ
りで回転自在に設けるものとした。なお、これらの形成
材料や形状、及び回転の有無等は、何ら限定されるもの
ではない。
ら搬送棚部2の下流側へ延出して設けられた揺動フレー
ム44に対して、その先端側(図4及び図5の右側)で
支軸45を介して保持されている。ストッパ片37及び
センサ片38は、いずれもウレタンゴム等を素材として
ローラ形体に形成されたものとしているが、ストッパ片
37は回転不能とされ、センサ片38は、支軸45まわ
りで回転自在に設けるものとした。なお、これらの形成
材料や形状、及び回転の有無等は、何ら限定されるもの
ではない。
【0030】そして、このうちストッパ片37は、搬送
棚部2の下流端から少なくとも荷物1個分のスペースを
確保した上流位置(図10参照)に設けられており、セ
ンサ片38は、このストッパ片37より下流位置に設け
られている。ストッパ片37を保持する揺動フレーム4
2と、センサ片38を保持する揺動フレーム44とは、
一体又は連結一体化されたもので、上記した揺動軸41
を中心として上下揺動自在となっている。
棚部2の下流端から少なくとも荷物1個分のスペースを
確保した上流位置(図10参照)に設けられており、セ
ンサ片38は、このストッパ片37より下流位置に設け
られている。ストッパ片37を保持する揺動フレーム4
2と、センサ片38を保持する揺動フレーム44とは、
一体又は連結一体化されたもので、上記した揺動軸41
を中心として上下揺動自在となっている。
【0031】従って、ストッパ片37及びセンサ片38
は、これら揺動フレーム42,44の揺動を伴ったかた
ちで、上下動自在であり、しかもストッパ片37とセン
サ片38とのうち一方が上位とされるときに、必ず同他
方が下位とされるように、互いの上下動が互いに交替関
係になっている。図例において、両揺動フレーム42,
44は、揺動軸41を境として「く」字状に折曲されて
いるが、この折曲は、ストッパ片37の上下動及びセン
サ片38の上下動が、いずれも、空転ローラ14の上面
レベルを基準として、これから突出する状態と埋没する
状態との両方を含んだ範囲で行われるようにするための
ものである。
は、これら揺動フレーム42,44の揺動を伴ったかた
ちで、上下動自在であり、しかもストッパ片37とセン
サ片38とのうち一方が上位とされるときに、必ず同他
方が下位とされるように、互いの上下動が互いに交替関
係になっている。図例において、両揺動フレーム42,
44は、揺動軸41を境として「く」字状に折曲されて
いるが、この折曲は、ストッパ片37の上下動及びセン
サ片38の上下動が、いずれも、空転ローラ14の上面
レベルを基準として、これから突出する状態と埋没する
状態との両方を含んだ範囲で行われるようにするための
ものである。
【0032】すなわち、このような揺動フレーム42,
44の一体構造と、これの揺動軸41を中心とした揺動
構造との組み合わせにより、ストッパ片37及びセンサ
片38に対する逆転連動機構39が構成されているもの
である。付勢手段40は、例えばストッパ片37側を下
方へ引っ張るスプリング等によって構成されており、常
態においてストッパ片37を下位置へ保持させ、またセ
ンサ片38を上位置へ保持させている。
44の一体構造と、これの揺動軸41を中心とした揺動
構造との組み合わせにより、ストッパ片37及びセンサ
片38に対する逆転連動機構39が構成されているもの
である。付勢手段40は、例えばストッパ片37側を下
方へ引っ張るスプリング等によって構成されており、常
態においてストッパ片37を下位置へ保持させ、またセ
ンサ片38を上位置へ保持させている。
【0033】なお、搬送棚部2の下流端には、荷物Wの
落下を防止するためのエンドストッパ48が設けられて
いる。このようなことから、図6に示すように、搬送棚
部2の下流端部が空の状態でこの位置へ荷物Wが搬入さ
れた場合、荷物Wは、切出し手段7のストッパ片37上
をこれと干渉することなく通過する。
落下を防止するためのエンドストッパ48が設けられて
いる。このようなことから、図6に示すように、搬送棚
部2の下流端部が空の状態でこの位置へ荷物Wが搬入さ
れた場合、荷物Wは、切出し手段7のストッパ片37上
をこれと干渉することなく通過する。
【0034】そして、図7に示すように、荷物Wがスト
ッパ片37上を通過後にセンサ片38上に達すると、こ
の荷物Wがセンサ片38を搬送棚部2に対して下方へ埋
没させるようになるため、代わりにストッパ片37が搬
送棚部2の上部側へ突出することになる。センサ片38
上の荷物Wは、エンドストッパ48に当接して停止した
ときもこのセンサ片38の上に位置しているようにな
る。従って、荷物Wがセンサ片38上に位置している限
り、即ち、搬送棚部2の最も下流側に荷物Wがある限
り、ストッパ片37の突出状態は、常に維持されること
になる。
ッパ片37上を通過後にセンサ片38上に達すると、こ
の荷物Wがセンサ片38を搬送棚部2に対して下方へ埋
没させるようになるため、代わりにストッパ片37が搬
送棚部2の上部側へ突出することになる。センサ片38
上の荷物Wは、エンドストッパ48に当接して停止した
ときもこのセンサ片38の上に位置しているようにな
る。従って、荷物Wがセンサ片38上に位置している限
り、即ち、搬送棚部2の最も下流側に荷物Wがある限
り、ストッパ片37の突出状態は、常に維持されること
になる。
【0035】そのため、その後、搬送棚部2上を荷物W
が送られてくることがあっても、この後続の荷物Wは、
突出したストッパ片37に当接して、それ以降の進行を
阻止されることになる。これにより、搬送棚部2の最も
下流側へ位置付けられた荷物Wは、その上流側に隣接す
る荷物Wと離反状態を維持するため、これと接触干渉を
受けることなく単独で取り出すことができるものであ
る。
が送られてくることがあっても、この後続の荷物Wは、
突出したストッパ片37に当接して、それ以降の進行を
阻止されることになる。これにより、搬送棚部2の最も
下流側へ位置付けられた荷物Wは、その上流側に隣接す
る荷物Wと離反状態を維持するため、これと接触干渉を
受けることなく単独で取り出すことができるものであ
る。
【0036】この最も下流側の荷物Wを取り出した後
は、付勢手段40の作用により、センサ片38が搬送棚
部2の上部側へ突出状態にされるので、これの逆動作と
してストッパ片37は搬送棚部2の下部側へ埋没し、そ
れまでストッパ片37によって停止されていた荷物W
が、先送りされ、エンドストッパ48へ当接して停止さ
れることになる。
は、付勢手段40の作用により、センサ片38が搬送棚
部2の上部側へ突出状態にされるので、これの逆動作と
してストッパ片37は搬送棚部2の下部側へ埋没し、そ
れまでストッパ片37によって停止されていた荷物W
が、先送りされ、エンドストッパ48へ当接して停止さ
れることになる。
【0037】その後は、再び、上記作用の繰り返しによ
り、荷物Wが1個ずつ、切り出されることになる。この
ような構成のフローラック1において、図10の左端
部、即ち、搬送棚部2の上流端部へ荷物Wを載せ込む
と、この荷物Wは、搬送棚部2の傾斜に沿って自然流下
をはじめることになる。
り、荷物Wが1個ずつ、切り出されることになる。この
ような構成のフローラック1において、図10の左端
部、即ち、搬送棚部2の上流端部へ荷物Wを載せ込む
と、この荷物Wは、搬送棚部2の傾斜に沿って自然流下
をはじめることになる。
【0038】そこで、光電スイッチ等(図示略)からの
検出信号、又は人為的スイッチ操作等に応じて、押圧手
段6の流体制御部23が作動を開始し、チューブ21に
対して流体を供給する。従って、チューブ21の膨張を
受けて連接部材20及び制動体5が上昇し、空転ローラ
14の回転が抑制又は停止されることになり、これに伴
って荷物Wの流下速度が減速される。
検出信号、又は人為的スイッチ操作等に応じて、押圧手
段6の流体制御部23が作動を開始し、チューブ21に
対して流体を供給する。従って、チューブ21の膨張を
受けて連接部材20及び制動体5が上昇し、空転ローラ
14の回転が抑制又は停止されることになり、これに伴
って荷物Wの流下速度が減速される。
【0039】流体制御部23は、その後、チューブ21
への流体供給を停止又は強制排気させて、空転ローラ1
4をフリー状態に戻すようにする。なお、流体制御部2
3によるチューブ21への流体供給と流体排気とは、短
サイクルで機械的に繰り返すものとしてもよいし、個別
にプログラムした周期パターンに基づいて実行させるよ
うにしてもよいし、荷物Wの流下速度が十分に減速され
たとき、又はこれに相当する時間経過があったときに、
これらを自動的に判断して行わせるようにしてもよい。
また、人為的監視のもとで、人手操作によって行うよう
にしてもよい。
への流体供給を停止又は強制排気させて、空転ローラ1
4をフリー状態に戻すようにする。なお、流体制御部2
3によるチューブ21への流体供給と流体排気とは、短
サイクルで機械的に繰り返すものとしてもよいし、個別
にプログラムした周期パターンに基づいて実行させるよ
うにしてもよいし、荷物Wの流下速度が十分に減速され
たとき、又はこれに相当する時間経過があったときに、
これらを自動的に判断して行わせるようにしてもよい。
また、人為的監視のもとで、人手操作によって行うよう
にしてもよい。
【0040】荷物Wが搬送棚部2の下流部に近づくほ
ど、又は下流部で停止している他の荷物Wに近づくほ
ど、流下速度の減速度を高めるような制御を行うと、一
層よい。このようにして、搬送棚部2の下流部へと荷物
Wが送り込まれてゆき、更に上記した切出し手段7によ
り、荷物Wが、取り出し易い状態に1個ずつ切り出され
つつ、滞留して収納されることになる。
ど、又は下流部で停止している他の荷物Wに近づくほ
ど、流下速度の減速度を高めるような制御を行うと、一
層よい。このようにして、搬送棚部2の下流部へと荷物
Wが送り込まれてゆき、更に上記した切出し手段7によ
り、荷物Wが、取り出し易い状態に1個ずつ切り出され
つつ、滞留して収納されることになる。
【0041】ところで、本発明は、上記各実施形態に限
定されるものではない。例えば、制動体5は、ローラ形
体をしたものに限定されるものではなく、クサビ形体を
したものを用いることもできる。搬送棚部2において、
レール部材10,11,12の使用本数を2本以下、又
は4本以上とすることも可能であり、このうち制動体5
を設けるレール部材の本数や配置も、特に限定されるも
のではない。
定されるものではない。例えば、制動体5は、ローラ形
体をしたものに限定されるものではなく、クサビ形体を
したものを用いることもできる。搬送棚部2において、
レール部材10,11,12の使用本数を2本以下、又
は4本以上とすることも可能であり、このうち制動体5
を設けるレール部材の本数や配置も、特に限定されるも
のではない。
【0042】切出し手段7において、逆転連動機構39
には、上記したシーソー機構のようなものに限らず、歯
車機構やラックとピニオンとの噛合機構、リンク機構を
利用したものをはじめ、電動器具又は流体圧駆動具等に
よる自動機構を用いたものなどに置換することも可能で
ある。
には、上記したシーソー機構のようなものに限らず、歯
車機構やラックとピニオンとの噛合機構、リンク機構を
利用したものをはじめ、電動器具又は流体圧駆動具等に
よる自動機構を用いたものなどに置換することも可能で
ある。
【0043】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係るフローラックでは、搬送棚部に設けられた多数の空
転ローラのうち、互いに隣接するもの(即ち、2個のも
の)に、それらの下から一つの制動体を押し付け可能に
しているため、それだけ制動体としての使用数を少なく
でき、部品点数の少数化及び構造の簡潔化が図れること
になる。
係るフローラックでは、搬送棚部に設けられた多数の空
転ローラのうち、互いに隣接するもの(即ち、2個のも
の)に、それらの下から一つの制動体を押し付け可能に
しているため、それだけ制動体としての使用数を少なく
でき、部品点数の少数化及び構造の簡潔化が図れること
になる。
【0044】この制動体の押圧手段として、一度に複数
の制動体を空転ローラへ接離動作できるようにする連接
部材を用いれば、構造の簡潔化に好適である。押圧手段
は、上記連接部材を、ベース部材によって支持されたチ
ューブの膨張・収縮によって上下動させるように構成す
ることで、構造の簡潔化を一層すすめられる。
の制動体を空転ローラへ接離動作できるようにする連接
部材を用いれば、構造の簡潔化に好適である。押圧手段
は、上記連接部材を、ベース部材によって支持されたチ
ューブの膨張・収縮によって上下動させるように構成す
ることで、構造の簡潔化を一層すすめられる。
【0045】制動体をローラ形体とすれば、当接する両
側の空転ローラに対して回転力の打ち消し作用を生じさ
せることが可能になり、それだけ強力な制動力を生起で
きるため、制動体の使用数を減らすことも可能になる。
従って、このことも構造の簡潔化に好適となる。これら
の結果として、制御の容易化や設備コストの低廉化等も
可能になる。
側の空転ローラに対して回転力の打ち消し作用を生じさ
せることが可能になり、それだけ強力な制動力を生起で
きるため、制動体の使用数を減らすことも可能になる。
従って、このことも構造の簡潔化に好適となる。これら
の結果として、制御の容易化や設備コストの低廉化等も
可能になる。
【0046】一方、搬送棚部に対し、その最も下流部に
ある荷物を上流側で隣接する他の荷物と接触干渉しない
状態に保持できるようにした切出し手段を設ければ、荷
物の取り出しを容易化することができる。
ある荷物を上流側で隣接する他の荷物と接触干渉しない
状態に保持できるようにした切出し手段を設ければ、荷
物の取り出しを容易化することができる。
【図1】図3のB−B線拡大断面図である。
【図2】図1のC−C線断面図である。
【図3】図10の一部(搬送棚部)を示す拡大平面図で
ある。
ある。
【図4】図10のD−D線拡大断面図である。
【図5】図10の一部(切出し手段)を示す拡大平面図
である。
である。
【図6】切出し手段の動作前の状況を示す模式図であ
る。
る。
【図7】切出し手段の動作状況を示す模式図である。
【図8】本発明に係るフローラックを複数用いて構築し
た庫内設備の一例を示す平面図である。
た庫内設備の一例を示す平面図である。
【図9】図8のA−A線矢視拡大図である。
【図10】本発明に係るフローラックを示す拡大平面図
である。
である。
1 フローラック 2 搬送棚部 3 本体フレーム 5 制動体 6 押圧手段 7 切出し手段 14 空転ローラ 20 連接部材 21 チューブ 22 ベース部材 23 流体制御部 37 ストッパ片 38 センサ片 39 逆転連動機構 40 付勢手段 W 荷物
Claims (5)
- 【請求項1】 長手方向に沿って多数の空転ローラ(1
4)が互いに所定間隔で設けられた搬送棚部(2)と、
該搬送棚部(2)をその長手方向で傾斜状態に支持する
本体フレーム(3)と、上記搬送棚部(2)の下部で所
定配置の空転ローラ(14)に下から接離自在に設けら
れた制動体(5)と、該制動体(5)を空転ローラ(1
4)へ押し付け可能にする押圧手段(6)とを有し、前
記制動体(5)は、互いに隣接する空転ローラ(14)
の相互間に配置されており、押圧手段(6)による押し
付け動作で両側の空転ローラ(14)に当接可能になさ
れていることを特徴とするフローラック。 - 【請求項2】 前記押圧手段(6)は、搬送棚部(2)
の長手方向に沿って長く形成されて複数の制動体(5)
の各下面に当接する連接部材(20)を有していること
を特徴とする請求項1記載のフローラック。 - 【請求項3】 前記押圧手段(6)は、前記連接部材
(20)と、該連接部材(20)の下部でこれの長手方
向に沿って設けられる可撓性チューブ(21)と、該チ
ューブ(21)の下部を支持するベース部材(22)
と、上記チューブ(21)に対して流体の給排を行う流
体制御部(23)とを有していることを特徴とする請求
項2記載のフローラック。 - 【請求項4】 前記制動体(5)は、搬送棚部(2)に
おける空転ローラ(14)の隣接間隔よりも径大で且つ
回転自在なローラによって形成されていることを特徴と
する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のフローラ
ック。 - 【請求項5】 前記搬送棚部(2)における下流側の端
部寄りには荷物(W)の切出し手段(7)が設けられて
おり、該切出し手段(7)は、搬送棚部(2)の下流端
から少なくとも荷物1個分のスペースを確保した上流位
置で、空転ローラ(14)の上面レベルに対して出没す
る範囲で上下動自在に設けられたストッパ片(37)
と、該ストッパ片(37)より下流位置で、空転ローラ
(14)の上面レベルに対して出没する範囲で上下動自
在に設けられたセンサ片(38)と、これらストッパ片
(37)とセンサ片(38)との上下動を互いに交替関
係に保持させる逆転連動機構(39)と、常態において
ストッパ片(37)を下位置・センサ片(38)を上位
置へ保持させる付勢手段(40)とを有していることを
特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフ
ローラック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13677698A JPH11322022A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | フローラック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13677698A JPH11322022A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | フローラック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11322022A true JPH11322022A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15183261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13677698A Pending JPH11322022A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | フローラック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11322022A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003013988A1 (en) * | 2001-08-03 | 2003-02-20 | Hammond Theodore A | Gravity-advance conveyor for pallet loads |
KR100949358B1 (ko) | 2008-07-25 | 2010-03-26 | 형제산업(주) | 컨테이너 카용 에어롤 유니트 |
JP2011098811A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Honda Motor Co Ltd | コンベア装置及び搬送装置 |
CN102950169A (zh) * | 2012-11-19 | 2013-03-06 | 无锡九条龙汽车设备有限公司 | 一种纵剪机推料支架 |
CN114572600A (zh) * | 2022-03-23 | 2022-06-03 | 北京京东乾石科技有限公司 | 仓储货架及仓储系统 |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP13677698A patent/JPH11322022A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003013988A1 (en) * | 2001-08-03 | 2003-02-20 | Hammond Theodore A | Gravity-advance conveyor for pallet loads |
KR100949358B1 (ko) | 2008-07-25 | 2010-03-26 | 형제산업(주) | 컨테이너 카용 에어롤 유니트 |
JP2011098811A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Honda Motor Co Ltd | コンベア装置及び搬送装置 |
CN102950169A (zh) * | 2012-11-19 | 2013-03-06 | 无锡九条龙汽车设备有限公司 | 一种纵剪机推料支架 |
CN114572600A (zh) * | 2022-03-23 | 2022-06-03 | 北京京东乾石科技有限公司 | 仓储货架及仓储系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4239436A (en) | Warehousing apparatus for moving goods | |
US4010855A (en) | Warehouse system with pan transfer apparatus | |
CA1063057A (en) | Pulsating gravity conveyor | |
JPH049488B2 (ja) | ||
US3108671A (en) | Inclined roller conveyor for conveying articles and controlling the rate of movement thereof | |
US4416219A (en) | Egg collecting system and method | |
JP3935944B2 (ja) | 工作物、特に工作物支持体を搬送する搬送装置 | |
JPS59212304A (ja) | 出庫用荷押し出し手段を備えた回転ラツク装置 | |
JPH11322022A (ja) | フローラック | |
US8205737B2 (en) | Apparatus for buffering objects | |
KR20060081707A (ko) | 적재기 | |
US3987911A (en) | Self-aligning apparatus for stacker-unstacker elevator | |
FI87552B (fi) | Foervaringssystem | |
US3269519A (en) | High speed take-off | |
US3353651A (en) | Article accumulator | |
JP4440074B2 (ja) | 農産物の取出供給装置 | |
US6763927B2 (en) | Conveying apparatus, a roller conveyor system and a conveyor assembly | |
JP2003112821A (ja) | 搬送方向変換装置 | |
EP0393773B1 (en) | Conveyor | |
US5871083A (en) | Horizontal convey apparatus for a pallet | |
CN212555121U (zh) | 口罩片焊接的自动上料机 | |
EP2705749A1 (en) | Method and device for stamping eggs | |
JPS6219604Y2 (ja) | ||
EP1346932B1 (en) | Conveying apparatus, a roller conveyor system and a conveyor assembly | |
JPH07187337A (ja) | 横回転式棚装置 |