JPH1132184A - 通信装置および記憶媒体 - Google Patents

通信装置および記憶媒体

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JPH1132184A
JPH1132184A JP9188692A JP18869297A JPH1132184A JP H1132184 A JPH1132184 A JP H1132184A JP 9188692 A JP9188692 A JP 9188692A JP 18869297 A JP18869297 A JP 18869297A JP H1132184 A JPH1132184 A JP H1132184A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信装置において、外乱光に対処すると同時
に、画像情報記憶手段が画像情報で埋め尽くされるのを
極力回避する。 【解決手段】 記憶制御手段により画像情報が画像情報
記憶手段に記憶された場合、受信手段による画像情報の
受信終了後に、記録手段による記録結果の良否を使用者
に問い合わせるための表示を表示手段に表示させる(S
111)第1の表示制御手段と、第1の表示制御手段に
基づく記録結果の良否を問い合わせるための表示に応じ
て、使用者により記録結果が良好である旨の入力操作が
行われたときに(S112:YES)、記憶制御手段に
よる制御によって画像情報記憶手段に記憶された画像情
報を消去する(S115)消去制御手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像通信可能で、
かつ受信画像を記録用紙上に記録可能な通信装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット方式の印字装置を
備えたファクシミリ装置においては、インク流路の詰ま
りによる記録不良に対処するため、記録用紙の後端部
に、たとえば黒丸印などの記号を記録し、この記号を反
射型の光電管などからなるセンサにより検出し、その検
出結果に基づいて記録不良を判断して、その旨を表示装
置の表示画面上に表示させたり、メモリ代行受信に切り
替えるなどの処置を実行していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファクシミリ装置では、外乱光の侵入により、センサが
記号を誤検知し、それにより誤動作を生じるという課題
があった。
【0004】このような問題を解消するために、外乱光
を検出するセンサを設け、外乱光を検出するセンサと記
号を検出するセンサとを用いて、それらのセンサによる
検出結果に基づいて、受信した画像情報を単に記録した
り、記録と同時にメモリにバックアップしたりすること
が考えられる。
【0005】ところがこのようにした場合、メモリにバ
ックアップした画像情報を、使用者がキースイッチなど
を操作して、適当な時期にメモリから消去しないと、メ
モリがバックアップデータで埋まってしまい、新たに受
信した画像情報をバックアップできない事態に陥ってし
まう。しかし、受信した全ての画像情報がバックアップ
されるわけではないので、使用者にはメモリにどの程度
の画像情報がバックアップされているのか判らない。し
たがって、メモリがバックアップデータで埋まってしま
う事態を確実に回避するためには、メモリにどの程度の
画像情報がバックアップされているのかを頻繁に使用者
が調べる必要があり、たいへん面倒である。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、外乱光の侵入に対処できると同時に、画像
情報記憶手段が画像情報で埋め尽くされるのを極力回避
できる通信装置、およびその通信装置を制御するための
プログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の通信装置は、表示画面上
に各種の情報を表示する表示手段と、記録材を貯留する
記録材貯留手段と、通信回線を介して画像情報を受信す
る受信手段と、受信手段により受信された画像情報を記
憶可能な画像情報記憶手段と、受信手段により受信され
た画像情報に基づく受信画像を、記録材貯留手段に貯留
された記録材を用いて記録用紙上の受信画像記録領域に
記録するとともに、記録用紙上の受信画像記録領域外の
所定の位置に、記録材貯留手段に貯留された記録材を用
いて所定の記号を記録可能な記録手段と、記録手段によ
り記録された記号を、その記号からの反射光に基づいて
検出する記号検出手段とを有する通信装置であって、記
号検出手段による検出位置における外乱光を検出する外
乱光検出手段と、使用者による指示操作に基づいて、記
録手段による記号の記録を許可する状態と禁止する状態
とに切り替わる記号記録制御手段と、受信手段により画
像情報が受信されたときに、外乱光検出手段により外乱
光が検出されていた場合、および、記号記録制御手段が
記録手段による記号の記録を禁止する状態に切り替わっ
ている場合に、受信手段により受信された画像情報を画
像情報記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、記憶制御
手段により画像情報が画像情報記憶手段に記憶された場
合、受信手段による画像情報の受信終了後に、記録手段
による記録結果の良否を使用者に問い合わせるための表
示を表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、第1
の表示制御手段に基づく記録結果の良否を問い合わせる
ための表示に応じて、使用者により記録結果が良好であ
る旨の入力操作が行われたときに、記憶制御手段による
制御によって画像情報記憶手段に記憶された画像情報を
消去する消去制御手段とを備えている。
【0008】この通信装置によれば、第1の表示制御手
段が、記憶制御手段により画像情報が画像情報記憶手段
に記憶された場合、受信手段による画像情報の受信終了
後に、記録手段による記録結果の良否を使用者に問い合
わせるための表示を表示手段に表示させ、消去制御手段
が、第1の表示制御手段に基づく記録結果の良否を問い
合わせるための表示に応じて、使用者により記録結果が
良好である旨の入力操作が行われたときに、記憶制御手
段による制御によって画像情報記憶手段に記憶された画
像情報を消去するので、外乱光の侵入に対処できると同
時に、画像情報記憶手段が画像情報で埋め尽くされる事
態を極力回避できる。特に、外乱光の侵入に起因して画
像情報が画像情報記憶手段に記憶された場合にも、その
事実を使用者が知ることができるので、使用者が頻繁に
確認操作を行うことなく、受信した画像情報によって画
像情報記憶手段の空き容量がなくなってしまうのを良好
に回避できる。
【0009】記録材は、インクジェット方式のインクの
ように液体であってもよいし、固形インクを溶解して使
用するタイプのものであってもよいし、電子写真方式の
トナーのように粉体であってもよい。また、カラー記録
可能なように複数色であってもよいし、モノクロ記録専
用の1色であってもよい。
【0010】記録材貯留手段は、記録材交換の際に記録
材貯留手段ごと交換されるカートリッジタイプであって
もよいし、記録材のみを補給するタイプであってもよ
い。さらに、カラーの場合、複数色の記録材貯留手段が
一体に構成されたものであってもよいし、各色毎に分離
独立した構成であってもよい。
【0011】通信回線は、公衆回線であっても専用回線
であってもよく、また有線であっても無線であってもよ
い。
【0012】画像情報記憶手段としては、たとえばRA
Mを用いることができるが、これに限らず、フラッシュ
メモリやハードディスク装置などの他の記憶装置を用い
てもよい。
【0013】所定の記号としては、たとえば黒丸印を用
いることができるが、これに限るものではなく、その形
状および色彩は任意である。ただし、画像情報を記録す
るための記録材と、記号を記録するための記録材とは、
互いに同一の記録材貯留手段から同一の流路を通って供
給されるので、当然に同一色である。
【0014】記録手段としては、たとえばインクジェッ
ト方式の印字装置を用いることができるが、これに限ら
ず、液体、粉体、あるいは流動体などの記録材を用いて
記録用紙上に画像を印字する印字装置であればよい。
【0015】記号検出手段としては、たとえば反射型の
光電管が考えられるが、これに限るものではなく、記号
からの反射光に基づいて記号を検出するものであればよ
い。。
【0016】外乱光検出手段は、光検出部分が記号検出
手段と兼用されているものであってもよく、記号検出手
段とは完全に独立したものであってもよい。
【0017】使用者による指示操作としては、たとえば
所定の2個のキースイッチを同時に押下する操作が考え
られるが、これに限るものではない。
【0018】通信装置としては、たとえばファクシミリ
装置が考えられるが、これに限るものではなく、パーソ
ナルコンピュータなどのコンピュータに接続されて、フ
ァクシミリ送受信機能、プリンタ機能、イメージスキャ
ナ機能、あるいはコピー機能などの複数の機能を有する
いわゆる多機能周辺装置などであってもよい。
【0019】また、請求項2に記載した発明の通信装置
は、請求項1に記載の通信装置であって、人為的操作に
基づいて、記憶制御手段により画像情報が画像情報記憶
手段に記憶されるのを許可する状態と禁止する状態とに
切り替わる記憶制御切替手段を有する。
【0020】この通信装置によれば、請求項1に記載の
通信装置による効果に加えて、記憶制御切替手段が、人
為的操作に基づいて、記憶制御手段により画像情報が画
像情報記憶手段に記憶されるのを許可する状態と禁止す
る状態とに切り替わるので、必要に応じて、画像情報を
画像情報記憶手段に記憶させない状態を選択し得る。
【0021】更に、請求項3に記載した発明の通信装置
は、請求項1または請求項2に記載の通信装置であっ
て、第1の表示制御手段に基づく記録結果の良否を問い
合わせるための表示に応じて、使用者により記録結果が
不良である旨の入力操作が行われたときに、記録材流路
の清掃を促すための表示を表示手段に表示させる第2の
表示制御手段と、第2の表示制御手段に基づく記録材流
路の清掃を促すための表示に応じて、使用者により記録
材流路を清掃すべき旨の入力操作が行われたときに、記
録材流路を清掃する清掃手段と、清掃手段による清掃終
了後に、記憶制御手段により画像情報記憶手段に記憶さ
れた画像情報を記録手段に記録させる再記録制御手段と
を有する。
【0022】この通信装置によれば、請求項1または請
求項2に記載の通信装置による効果に加えて、第2の表
示制御手段が、第1の表示制御手段に基づく記録結果の
良否を問い合わせるための表示に応じて、使用者により
記録結果が不良である旨の入力操作が行われたときに、
記録材流路の清掃を促すための表示を表示手段に表示さ
せ、清掃手段が、第2の表示制御手段に基づく記録材流
路の清掃を促すための表示に応じて、使用者により記録
材流路を清掃すべき旨の入力操作が行われたときに、記
録材流路を清掃し、再記録制御手段が、清掃手段による
清掃終了後に、記憶制御手段により画像情報記憶手段に
記憶された画像情報を記録手段に記録させるので、記録
材詰まりに起因して画像情報が画像情報記憶手段に記憶
された場合、清掃手段による清掃終了後に使用者が画像
情報記憶手段に記憶された画像情報を記録手段に記録さ
せるための指示操作を省略でき、使い勝手が向上する。
【0023】また、請求項4に記載した発明の通信装置
は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装
置であって、記録材は、ノズルから記録用紙に向けて噴
射される液体であり、記録材貯留手段は、ノズルを備え
た印字ヘッドに着脱自在に設けられたインクカートリッ
ジからなる。
【0024】この通信装置によれば、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の通信装置による効果に加え
て、インクジェット方式の印字装置を備えた本発明の通
信装置を実現できる。
【0025】更に、請求項5に記載した発明の記憶媒体
は、表示画面上に各種の情報を表示する表示手段と、記
録材を貯留する記録材貯留手段と、通信回線を介して画
像情報を受信する受信手段と、受信手段により受信され
た画像情報を記憶可能な画像情報記憶手段と、受信手段
により受信された画像情報に基づく受信画像を、記録材
貯留手段に貯留された記録材を用いて記録用紙上の受信
画像記録領域に記録するとともに、記録用紙上の受信画
像記録領域外の所定の位置に、記録材貯留手段に貯留さ
れた記録材を用いて所定の記号を記録可能な記録手段
と、記録手段により記録された記号を、その記号からの
反射光に基づいて検出する記号検出手段と、記号検出手
段による検出位置における外乱光を検出する外乱光検出
手段とを有する通信装置を制御するためのプログラムが
記憶された記憶媒体であって、使用者による指示操作に
基づいて、記録手段による記号の記録を許可する状態と
禁止する状態とに切り替えるための記号記録制御プログ
ラムと、受信手段により画像情報が受信されたときに、
外乱光検出手段により外乱光が検出されていた場合、お
よび、記号記録制御プログラムにより記録手段による記
号の記録が禁止されている場合に、受信手段により受信
された画像情報を画像情報記憶手段に記憶させるための
記憶制御プログラムと、記憶制御プログラムによって画
像情報が画像情報記憶手段に記憶された場合、受信手段
による画像情報の受信終了後に、記録手段による記録結
果の良否を使用者に問い合わせるための表示を表示手段
に表示させるための第1の表示制御プログラムと、第1
の表示制御プログラムに基づく記録結果の良否を問い合
わせるための表示に応じて、使用者により記録結果が良
好である旨の入力操作が行われたときに、記憶制御プロ
グラムによって画像情報記憶手段に記憶された画像情報
を消去するための消去制御プログラムとを含むプログラ
ムが記憶されている。
【0026】この記憶媒体によれば、記憶されたプログ
ラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項
1に記載の通信装置の動作を実現できる。
【0027】記憶媒体としては、たとえばROMが考え
られるが、これに限るものではなく、フラッシュメモリ
やCD−ROMなどであってもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0029】図1は、本発明に係る通信装置の一例とし
てのファクシミリ装置の回路ブロック図であって、この
ファクシミリ装置は、CPU(central processing uni
t )1、NCU(network control unit)2、RAM
(random access memory)3、モデム4、ROM(read
only memory)5、EEPROM(electrically erasa
ble and programmable read only memory )6、ゲート
アレイ7、コーデック8、DMAC(direct memory ac
cess controler)9、読取部11、記録部12、操作部
13、および表示部14を備えている。CPU1、NC
U2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM
6、ゲートアレイ7、コーデック8、およびDMAC9
は、バス線により相互に接続されている。バス線には、
アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれ
る。ゲートアレイ7には、読取部11、記録部12、操
作部13、および表示部14が接続されている。NCU
2には、通信回線の一例としての電話回線21、モデム
4、およびコーデック8が接続されている。記録部12
には、記録用紙の後端部に記録されたインクエンプティ
マークを検出するマークセンサ15が設けられている。
【0030】CPU1は、ファクシミリ装置全体を制御
する。NCU2は、電話回線15に接続されて網制御を
行う。RAM3は、充電電池などの電池(図示せず)に
より電源バックアップが施されており、ファクシミリ受
信データや留守番録音した音声データなどの各種のデー
タを記憶する。モデム4は、送信データの変調や受信デ
ータの復調などを行う。ROM5は、各種のプログラム
や初期設定値などのデータを記憶している。EEPRO
M6は、各種のフラグや登録データなどを記憶する。ゲ
ートアレイ7は、CPU1の入出力インターフェイスと
して機能するとともに、読取部11からの読取画像信号
に対してアナログ・ディジタル変換や各種の画像処理な
どを施す。コーデック8は、送信ファクシミリデータの
符号化や受信ファクシミリデータの復号化を行うととも
に、留守番電話モード時に、RAM3に格納されている
応答メッセージを構成するディジタルの音声データをア
ナログの音声信号に変換してNCU2に供給し、さら
に、伝言メッセージを構成するNCU2からのアナログ
の音声信号をディジタルの音声データに変換してRAM
3に格納する。DMAC9は、RAM3へのデータの書
き込みや読み出しを行う。
【0031】読取部11は、光源やカラーCCD(char
ge coupled device )イメージセンサや原稿送りモータ
などを備えており、アナログのカラー画像信号を出力す
る。記録部12は、たとえばインクジェット方式の印字
装置を備えており、受信画像やコピー時の読取画像など
を記録用紙上に記録する。この記録部12の印字装置
は、3色以上のカラーインクと黒色インクとを用いて画
像の印字を行う構成であって、各色のインクを個別に貯
留するインク貯留槽と、各色のインクを個別に記録用紙
に向けて噴射する、各色毎に複数のノズルとを有する印
字ヘッドが、主走査方向に移動することにより、各色の
ノズルの数に応じたライン数すなわち1バンド分の画像
を同時に印字するようになされている。インク貯留槽
は、インクカートリッジとして印字ヘッドに各色毎に着
脱自在に設けられている。もちろん、黒色インクのみを
用いたモノクロ印字も可能である。本実施形態では、受
信画像の記録は黒色インクを用いたモノクロ印字を行う
ものとする。この記録部12は、受信画像の記録に続い
て、記録用紙の所定位置、すなあち記録用紙の受信画像
記録領域後縁よりも後端部の有効記録領域に、黒インク
のインク詰まりを検出するためのインクエンプティマー
クを印字する機能を有しているとともに、そのインクエ
ンプティマークを検出するマークセンサ15を備えてい
る。このマークセンサ15は、たとえば反射型の光電管
により構成されており、インクエンプティマークを検出
するのに用いられるとともに、外乱光を検出するのにも
用いられる。インクエンプティマークは、たとえば小円
形の黒塗り部分により構成されている。本実施形態で
は、インクエンプティマークの記録も、黒色インクを用
いたモノクロ印字を行うものとする。操作部13は、キ
ースイッチ群などからなり、使用者の操作に応じた操作
信号を出力する。表示部14は、LCD(liquid cryst
al display)などからなり、CPU1により制御されて
各種の表示を行う。また、記録部12には、CPU1に
より制御されて、インクカートリッジからノズルまでの
インク流路を清掃する清掃手段が、各色毎に設けられて
いる。この清掃手段は、たとえば、モータで駆動される
ポンプにより、インク流路にインクを循環させる、周知
の構成のものである。
【0032】すなわち、表示部14は、表示画面上に各
種の情報を表示する表示手段を構成している。記録部1
2の印字ヘッドに設けられたインク貯留槽は、記録材を
貯留する記録材貯留手段を構成している。NCU2およ
びモデム4は、通信回線を介して画像情報を受信する受
信手段を構成している。RAM3は、受信手段により受
信された画像情報を記憶可能な画像情報記憶手段を構成
している。記録部12は、受信手段により受信された画
像情報に基づく受信画像を、記録材貯留手段に貯留され
た記録材を用いて記録用紙上の受信画像記録領域に記録
するとともに、記録用紙上の受信画像記録領域外の所定
の位置に、記録材貯留手段に貯留された記録材を用いて
所定の記号を記録可能な記録手段を構成している。マー
クセンサ15は、記録手段により記録された記号を、そ
の記号からの反射光に基づいて検出する検出手段を構成
している。さらにマークセンサ15は、記号検出手段に
よる検出位置における外乱光を検出する外乱光検出手段
を構成している。CPU1は、ROM5に格納されたプ
ログラムに基づいて動作することにより、使用者による
指示操作に基づいて、記録手段による記号の記録を許可
する状態と禁止する状態とに切り替わる記号記録制御手
段を実現している。さらにCPU1は、ROM5に格納
されたプログラムに基づいて動作することにより、受信
手段により画像情報が受信されたときに、外乱光検出手
段により外乱光が検出されていた場合、および、記号記
録制御手段が記録手段による記号の記録を禁止する状態
に切り替わっている場合に、受信手段により受信された
画像情報を画像情報記憶手段に記憶させる記憶制御手段
を実現している。さらにCPU1は、ROM5に格納さ
れたプログラムに基づいて動作することにより、記憶制
御手段により画像情報が画像情報記憶手段に記憶された
場合、受信手段による画像情報の受信終了後に、記録手
段による記録結果の良否を使用者に問い合わせるための
表示を表示手段に表示させる第1の表示制御手段を実現
している。
【0033】さらにCPU1は、ROM5に格納された
プログラムに基づいて動作することにより、第1の表示
制御手段に基づく記録結果の良否を問い合わせるための
表示に応じて、使用者により記録結果が良好である旨の
入力操作が行われたときに、記憶制御手段による制御に
よって画像情報記憶手段に記憶された画像情報を消去す
る消去制御手段を実現している。さらにCPU1は、R
OM5に格納されたプログラムに基づいて動作すること
により、人為的操作に基づいて、記憶制御手段により画
像情報が画像情報記憶手段に記憶されるのを許可する状
態と禁止する状態とに切り替わる記憶制御切替手段を実
現している。さらにCPU1は、ROM5に格納された
プログラムに基づいて動作することにより、第1の表示
制御手段に基づく記録結果の良否を問い合わせるための
表示に応じて、使用者により記録結果が不良である旨の
入力操作が行われたときに、記録材流路の清掃を促すた
めの表示を表示手段に表示させる第2の表示制御手段を
実現している。さらにCPU1は、ROM5に格納され
たプログラムに基づいて動作することにより、第2の表
示制御手段に基づく記録材流路の清掃を促すための表示
に応じて、使用者により記録材流路を清掃すべき旨の入
力操作が行われたときに、記録材流路を清掃する清掃手
段の一部を実現している。さらにCPU1は、ROM5
に格納されたプログラムに基づいて動作することによ
り、清掃手段による清掃終了後に、記憶制御手段により
画像情報記憶手段に記憶された画像情報を記録手段に記
録させる再記録制御手段を実現している。
【0034】ROM5は、表示画面上に各種の情報を表
示する表示手段と、記録材を貯留する記録材貯留手段
と、通信回線を介して画像情報を受信する受信手段と、
受信手段により受信された画像情報を記憶可能な画像情
報記憶手段と、受信手段により受信された画像情報に基
づく受信画像を、記録材貯留手段に貯留された記録材を
用いて記録用紙上の受信画像記録領域に記録するととも
に、記録用紙上の受信画像記録領域外の所定の位置に、
記録材貯留手段に貯留された記録材を用いて所定の記号
を記録可能な記録手段と、記録手段により記録された記
号を、その記号からの反射光に基づいて検出する記号検
出手段と、記号検出手段による検出位置における外乱光
を検出する外乱光検出手段とを有する通信装置を制御す
るためのプログラムが記憶された記憶媒体であって、使
用者による指示操作に基づいて、記録手段による記号の
記録を許可する状態と禁止する状態とに切り替えるため
の記号記録制御プログラムと、受信手段により画像情報
が受信されたときに、外乱光検出手段により外乱光が検
出されていた場合、および、記号記録制御プログラムに
より記録手段による記号の記録が禁止されている場合
に、受信手段により受信された画像情報を画像情報記憶
手段に記憶させるための記憶制御プログラムと、記憶制
御プログラムによって画像情報が画像情報記憶手段に記
憶された場合、受信手段による画像情報の受信終了後
に、記録手段による記録結果の良否を使用者に問い合わ
せるための表示を表示手段に表示させるための第1の表
示制御プログラムと、第1の表示制御プログラムに基づ
く記録結果の良否を問い合わせるための表示に応じて、
使用者により記録結果が良好である旨の入力操作が行わ
れたときに、記憶制御プログラムによって画像情報記憶
手段に記憶された画像情報を消去するための消去制御プ
ログラムとを含むプログラムが記憶されている記憶媒体
を構成している。
【0035】次に、このように構成されたファクシミリ
装置の動作の要点について説明する。このファクシミリ
装置は、EEPROM6に記憶されているマークフラグ
とバックアップフラグとの組み合わせに応じて、ファク
シミリ受信時の動作が決定される。これらマークフラグ
およびバックアップフラグは、操作部13の操作によ
り、オンとオフとを交互に切り替えることができる。た
とえば、操作部13に備えられた所定の2個のキースイ
ッチを同時に押下することにより、マークフラグがオン
からオフに、あるいはオフからオンに切り替わる。バッ
クアップフラグも同様に、別の2個のキースイッチを同
時に押下することにより、バックアップフラグがオンか
らオフに、あるいはオフからオンに切り替わる。但し、
マークフラグの切り替え操作は、取扱説明書などにより
全ての使用者に対して公開されているが、バックアップ
フラグの切り替え操作は、個別に請求のあった特定の使
用者にのみ開示される。これは、受信データのバックア
ップを要求しない使用者は極めて少数であると考えられ
るからである。ファクシミリ装置の工場出荷時点では、
マークフラグおよびバックアップフラグは双方ともにオ
ンに設定されている。
【0036】マークフラグとバックアップフラグとが双
方ともにオンすなわち「1」の場合、着信時にマークセ
ンサ15への外乱光の侵入がなければ、記録部12によ
り記録用紙上の受信画像記録領域に黒インクにより受信
画像を記録するとともに、記録用紙上の受信画像記録領
域外の後端部の所定位置に黒インクによりインクエンプ
ティマークを記録する。そして、マークセンサ15によ
りインクエンプティマークを検出し、正常に検出できれ
ば、受信データの各頁毎に外乱光の有無を確認しなが
ら、同様の動作を最終頁まで繰り返す。なお、外乱光の
侵入があれば、インクエンプティマークが正常に記録さ
れているにも係わらず、検知できない可能性がある。
【0037】外乱光の侵入が無いにも係わらず、インク
エンプティマークを正常に検出できなければ、その頁か
ら代行受信に切り替え、記録部12による記録を行わず
に、受信データをバックアップデータとしてRAM3に
格納する。そして、受信終了後に、黒インクのインク流
路を清掃すべき旨の表示を、表示部14の表示画面上に
表示する。使用者により黒インクのインク流路を清掃す
るための操作が操作部13に対して行われれば、自動的
に黒インクのインク流路を清掃し、その後に、代行受信
したバックアップデータをインクエンプティマークとと
もに自動的に記録部12により記録する。このとき、全
ての頁のインクエンプティマークを正常に検出できれ
ば、自動的に記録したバックアップデータをRAM3か
ら消去する。インクエンプティマークを正常に検出でき
なかった頁があれば、記録が正常に行われたか否かを使
用者に問い合わせるための表示を、表示部14の表示画
面上に表示する。使用者により、記録が正常に行われた
旨の入力操作が操作部13に対して行われれば、代行受
信してRAM3に格納したバックアップデータを消去す
る。
【0038】受信データの記録中に外乱光を検出すれ
ば、次の頁から代行受信に切り替え、記録部12による
記録を行わずに、受信データをバックアップデータとし
てRAM3に格納する。そして、受信終了後、RAM3
に格納したバックアップデータをインクエンプティマー
クとともに自動的に記録部12により記録する。このと
き、全ての頁のインクエンプティマークを正常に検出で
きれば、自動的に記録したバックアップデータをRAM
3から消去する。
【0039】着信時にマークセンサ15への外乱光の侵
入があれば、受信データをインクエンプティマークとと
もに全頁にわたって記録部12により記録すると同時
に、バックアップデータとしてRAM3に格納する。そ
して受信終了後に、記録が正常に行われたか否かを使用
者に問い合わせるための表示を、表示部14の表示画面
上に表示する。使用者により、記録が正常に行われた旨
の入力操作が操作部13に対して行われれば、記録と同
時にRAM3に格納したバックアップデータを消去す
る。使用者により、記録が正常に行われなかった旨の入
力操作が操作部13に対して行われれば、記録と同時に
RAM3に格納したバックアップデータを消去せずに、
そのまま残しておく。
【0040】マークフラグがオンすなわち「1」で、バ
ックアップフラグがオフすなわち「0」の場合、着信時
にマークセンサ15への外乱光の侵入がなければ、記録
部12により記録用紙上の受信画像記録領域に黒インク
により受信画像を記録するとともに、記録用紙上の所定
位置に黒インクによりインクエンプティマークを記録す
る。そして、マークセンサ15によりインクエンプティ
マークを検出し、正常に検出できれば、受信データの各
頁毎に外乱光の有無を確認しながら、同様の動作を最終
頁まで繰り返す。
【0041】外乱光の侵入が無いにも係わらず、インク
エンプティマークを正常に検出できなければ、その頁か
ら代行受信に切り替え、記録部12による記録を行わず
に、受信データをバックアップデータとしてRAM3に
格納する。そして、受信終了後に、黒インクのインク流
路を清掃すべき旨の表示を、表示部14の表示画面上に
表示する。使用者により黒インクのインク流路を清掃す
るための操作が操作部13に対して行われれば、自動的
に黒インクのインク流路を清掃し、その後に、代行受信
したバックアップデータをインクエンプティマークとと
もに自動的に記録部12により記録する。このとき、全
ての頁のインクエンプティマークを正常に検出できれ
ば、自動的に記録したバックアップデータをRAM3か
ら消去する。インクエンプティマークを正常に検出でき
なかった頁があれば、記録が正常に行われたか否かを使
用者に問い合わせるための表示を、表示部14の表示画
面上に表示する。使用者により、記録が正常に行われた
旨の入力操作が操作部13に対して行われれば、代行受
信してRAM3に格納したバックアップデータを消去す
る。
【0042】受信データの記録中に外乱光を検出すれ
ば、次の頁からインクエンプティマークの検出を行わず
に、記録部12による受信データおよびインクエンプテ
ィマークの記録を最終頁まで続行する。このとき、バッ
クアップは行わない。
【0043】着信時にマークセンサ15への外乱光の侵
入があれば、受信データおよびインクエンプティマーク
を全頁にわたって記録部12により記録する。このと
き、インクエンプティマークの検出を行わず、バックア
ップも行わない。
【0044】マークフラグがオフすなわち「0」で、バ
ックアップフラグがオンすなわち「1」の場合、外乱光
の侵入の有無に係わらず、受信データを全頁にわたって
記録部12により記録すると同時に、バックアップデー
タとしてRAM3に格納する。このとき、インクエンプ
ティマークの記録は行わない。そして受信終了後に、記
録が正常に行われたか否かを使用者に問い合わせるため
の表示を、表示部14の表示画面上に表示する。使用者
により、記録が正常に行われた旨の入力操作が操作部1
3に対して行われれば、記録と同時にRAM3に格納し
たバックアップデータを消去する。使用者により、記録
が正常に行われなかった旨の入力操作が操作部13に対
して行われれば、記録と同時にRAM3に格納したバッ
クアップデータを消去せずに、そのまま残しておく。
【0045】マークフラグとバックアップフラグとの双
方がオフすなわち「0」のときは、外乱光の侵入の有無
に係わらず、受信データを全頁にわたって記録部12に
より記録する。このとき、インクエンプティマークの記
録は行わない。また、バックアップも行わない。
【0046】そして、使用者が操作部13に対して所定
のキー操作を行えば、記録部12に設けられた清掃手段
がCPU1により制御されて作動する。この清掃手段
は、使用者の操作以外にも、ファクシミリ装置の電源が
オンの期間に、所定時間毎に作動するし、インクカート
リッジを交換したときにも作動する。清掃手段による清
掃の終了後、マークフラグがオンであれば、RAM3に
記憶されているバックアップデータが、記録部12によ
り記録される。RAM3にバックアップデータが格納さ
れていなければ、当然、記録は行われない。そして、記
録中に、全ての頁にわたって、インクエンプティマーク
を正常に読み取ることができれば、記録したバックアッ
プデータをRAM3から全て消去する。また、記録中
に、インクエンプティマークを正常に読み取ることがで
きなかった頁が存在するか、あるいは外乱光が侵入すれ
ば、使用者に消去の可否を問い合わせるための表示を表
示部14の表示画面上に表示させる。使用者が記録され
た画像を確認して、消去を許す旨の入力操作を行えば、
記録したバックアップデータをRAM3から全て消去す
る。使用者が消去を許さない旨の入力操作を行えば、記
録したバックアップデータをRAM3から消去しない。
なお、清掃手段による清掃の終了後、マークフラグがオ
フであれば、RAM3に記憶されているバックアップデ
ータの記録は行われない。
【0047】上記の動作について、さらに詳細に述べ
る。
【0048】先ず、受信処理の手順について、図2に示
すフローチャートを参照しながら説明する。CPU1
が、呼び出しの有無を判断する(S1)。具体的には、
CPU1が、NCU2を監視することにより、電話回線
21を介して交換局から呼び出し信号が入力されたかど
うかを調べる。
【0049】呼び出しがあれば(S1:YES)、CP
U1が、NCU2を制御して回線を閉結させる(S
2)。そしてCPU1が、ファクシミリ受信であるか否
かを判断する(S3)。具体的には、電話回線21とN
CU2とを介してモデム4に入力され、モデム4により
復調されたデータを監視して、受信情報がファクシミリ
通信情報であるかどうかを調べる。
【0050】ファクシミリ受信であれば(S3:YE
S)、CPU1が、マークフラグがオンであるか否かを
判断する(S4)。具体的には、CPU1が、EEPR
OM6の所定領域に格納されているマークフラグを読み
出し、その内容が「1」であるかどうかを調べる。この
マークフラグは、インクエンプティマークを使用するか
否かを表すものであって、工場からの出荷段階ではオン
に設定されており、使用者が操作部13に所定のキー操
作を施すことにより、オン状態とオフ状態とを切り換え
ることができる。
【0051】マークフラグがオンであれば(S4:YE
S)、CPU1が、バックアップフラグがオンであるか
否かを判断する(S5)。具体的には、CPU1が、E
EPROM6の所定領域に格納されているバックアップ
フラグを読み出し、その内容が「1」であるかどうかを
調べる。このバックアップフラグは、所定の条件下でフ
ァクシミリ受信データをRAM3に格納するか否かを表
すものであって、工場からの出荷段階ではオンに設定さ
れており、操作部13に所定のキー操作を施すことによ
り、オン状態とオフ状態とを切り換えることが可能では
あるが、個々の使用者から要望があった場合にのみ、そ
のためのキー操作を個別に開示する。
【0052】バックアップフラグがオンであれば(S
5:YES)、CPU1が、第1の制御を実行し(S
6)、このルーチンを終了する。この第1の制御の具体
的内容については後述する。
【0053】S5において、バックアップフラグがオン
でなければ(S5:NO)、CPU1が、第2の制御を
実行し(S7)、このルーチンを終了する。この第2の
制御の具体的内容については後述する。
【0054】S4において、マークフラグがオンでなけ
れば(S4:NO)、CPU1が、バックアップフラグ
がオンであるか否かを判断する(S8)。
【0055】バックアップフラグがオンであれば(S
8:YES)、CPU1が、第3の制御を実行し(S
9)、このルーチンを終了する。この第3の制御の具体
的内容については後述する。
【0056】S8において、バックアップフラグがオン
でなければ(S8:NO)、CPU1が、第4の制御を
実行し(S10)、このルーチンを終了する。この第4
の制御の具体的内容については後述する。
【0057】S3において、ファクシミリ受信でなけれ
ば(S3:NO)、音声信号の受信であるので、CPU
1が、音声処理を実行して(S11)、このルーチンを
終了する。この音声処理は、たとえば留守番電話モード
の場合、RAM3に格納されている応答メッセージに対
応するディジタルの音声データを読み出してコーデック
8にアナログの音声信号に変換させ、NCU2を介して
電話回線21に送出するとともに、電話回線21を介し
てNCU2に入力された伝言メッセージに対応するアナ
ログの音声信号をコーデック8によりディジタルの音声
データに変換させてRAM3に格納するという制御であ
るが、これらについては周知であるので、具体的な説明
を省略する。
【0058】S1において、呼び出しがなければ(S
1:NO)、S1に戻って呼び出しがあるのを待つ。
【0059】図3および図4は、図2のS6における第
1の制御処理の手順を説明するフローチャートであっ
て、第1の制御処理に際しては、先ずCPU1が、外乱
光の有無を判断する(S21)。具体的には、CPU1
が、マークセンサ15による検出位置に記録用紙が存在
しておらず、かつマークセンサ15の発光ダイオードな
どの光源をオフさせた状態で、マークセンサ15からの
検出出力を監視し、検出出力が所定値を越えていないか
どうかを調べる。
【0060】外乱光が存在しなければ(S21:N
O)、CPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定
値以下であるか否かを判断する(S22)。具体的に
は、CPU1が、黒インクに対応するドットカウンタの
カウント値をEEPROM6から読み出して、その値が
第2の閾値以下であるかどうかを調べる。ドットカウン
タは、たとえばCPU1が記録部12に供給する印字デ
ータを監視して、各色のインク毎に、インクを噴出した
ドット数の累積値を演算して、EEPROM6に格納す
ることにより実現される。これらドットカウンタのカウ
ント値は、インクカートリッジの交換の度に自動的にリ
セットされる。そして、これらドットカウンタのカウン
ト値は、第1の閾値と第2の閾値とを用いて管理されて
おり、たとえば黒インクに対応するカウント値が第1の
閾値を越えれば、CPU1が、表示部14の表示画面上
に、黒インクが残り少なくなった旨を表示させる。ま
た、第1の閾値よりも大きな第2の閾値を越えれば、C
PU1が、表示部14の表示画面上に、黒インクが無く
なった旨を表示させるとともに、黒インクによる記録を
禁止する。
【0061】ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であれば(S22:YES)、CPU1が、受信データ
を記録させる(S23)。具体的には、CPU1が、モ
デム4により復調されてコーデック8により復合化され
た受信データを、ゲートアレイ7を介して記録部12に
供給し、1バンド分の受信画像を黒インクにより記録用
紙上に印字させる。ここで、1バンドとは、多数のノズ
ルを備えた印字ヘッドが主走査方向に1回移動すること
により記録される副走査方向の幅をいう。
【0062】そしてCPU1が、1頁分の記録が終了し
たか否かを判断する(S24)。
【0063】1頁分の記録が終了していれば(S24:
YES)、CPU1が、記録部12を制御して、記録用
紙上の所定位置にインクエンプティマークを記録させる
(S25)。そしてCPU1が、インクエンプティマー
クを読み取る(S26)。具体的には、CPU1が、記
録用紙上のインクエンプティマークがマークセンサ15
による検出位置に到達した時点で、マークセンサ15か
らゲートアレイ7を介して入力された検出データの値を
調べる。そしてCPU1が、インクエンプティマークが
正常に読み取れたか否かを判断する(S27)。具体的
には、CPU1が、S26で読み取った検出データの値
が所定値未満であるかどうかを調べる。
【0064】インクエンプティマークが正常に読み取れ
れば(S27:YES)、CPU1が、受信データの記
録が全頁にわたって終了したか否かを判断する(S2
8)。
【0065】受信データの記録が全頁にわたって終了し
ていなければ(S28:NO)、すなわち次に記録すべ
き頁が存在すれば、CPU1が、外乱光の有無を判断す
る(S29)。
【0066】外乱光が有れば(S29:YES)、CP
U1が、メモリフルであるか否かを判断する(S3
0)。具体的には、CPU1が、RAM3の空き容量が
所定値以上であるかどうかを調べる。
【0067】メモリフルでなければ(S30:NO)、
CPU1が、受信データをバックアップデータとしてR
AM3に格納する(S32)。具体的には、CPU1
が、モデム4により復調されてコーデック8により復合
化された受信データを、DMAC9により所定バイトず
つRAM3に格納させる。すなわち、受信の途中で外乱
光が侵入した場合には、その頁から記録を中止し、メモ
リ代行受信に切り換えるのである。このようにRAM3
に受信データをバックアップデータとして記憶させる場
合、その受信データの発信元や受信時刻などの各種の情
報とともに、その受信データが記録済であるか未記録で
あるかの情報を、RAM3の所定領域に格納しておき、
後にその受信データを記録した場合には、未記録から記
録済に情報を書き換える。そしてCPU1が、1頁分の
受信データがRAM3に格納されたか否かを判断する
(S33)。
【0068】1頁分の受信データがRAM3に格納され
ていれば(S33:YES)、CPU1が、全頁の受信
データがRAM3に格納されたか否かを判断する(S3
4)。
【0069】全頁の受信データがRAM3に格納されて
いれば(S34:YES)、CPU1が、回線を開放さ
せる(S35)。具体的には、CPU1が、NCU2を
制御して、電話回線21を開放させる。そしてCPU1
が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下であるか
否かを判断する(S36)。
【0070】ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であれば(S36:YES)、CPU1が、S32にお
いてRAM3に格納したバックアップデータを記録させ
る(S37)。具体的には、CPU1が、RAM3に格
納されているバックアップデータを読み出し、ゲートア
レイ7を介して記録部12に供給し、1バンド分の受信
画像を黒インクにより記録用紙上に印字させる。
【0071】そしてCPU1が、1頁分の記録が終了し
たか否かを判断する(S38)。
【0072】1頁分の記録が終了していれば(S38:
YES)、CPU1が、記録部12を制御して、記録用
紙上の所定位置にインクエンプティマークを記録させる
(S39)。そしてCPU1が、インクエンプティマー
クを読み取る(S40)。そしてCPU1が、インクエ
ンプティマークが正常に読み取れたか否かを判断する
(S41)。
【0073】インクエンプティマークが正常に読み取れ
なけば(S41:NO)、CPU1が、フラグAの内容
を「1」にする(S42)。具体的には、CPU1が、
EEPROM6の所定領域からフラグAを読み出し、そ
の内容が「0」であれば「1」を書き込み、「1」であ
ればそのままにする。このフラグAは、代行受信した受
信データの記録中にインクエンプティマークが正常に読
み取れたか否かを表すものであって、EEPROM6の
所定領域に記憶されている。そしてCPU1が、代行受
信した受信データの記録が全頁にわたって終了したか否
かを判断する(S43)。
【0074】受信データの記録が全頁にわたって終了し
ていれば(S43:YES)、CPU1が、フラグAの
内容が「0」であるか否かを判断する(S44)。フラ
グAの内容が「0」でなければ(S44:NO)、イン
クエンプティマークを正常に読み取れなかったことが少
なくとも1回はあったということであり、代行受信した
受信データが正常に記録されなかった恐れがあるので、
代行受信した受信データをRAM3から消去せずに、C
PU1が、フラグAの内容を「0」にし(S45)、こ
のルーチンを終了する。
【0075】S44において、フラグAの内容が「0」
であれば(S44:YES)、インクエンプティマーク
を全頁にわたって正常に読み取れたということであり、
代行受信した受信データが正常に記録されたと考えられ
るので、CPU1が、本件バックアップデータを消去し
て(S46)、このルーチンを終了する。具体的には、
CPU1が、代行受信した受信データをRAM3から消
去する。
【0076】S43において、受信データの記録が全頁
にわたって終了していなければ(S43:NO)、すな
わち次に記録すべき頁が存在すれば、S36に戻って記
録の前処理を開始する。
【0077】S41において、インクエンプティマーク
を正常に読み取れれば(S41:YES)、フラグAを
「1」にする必要が無いので、S42を飛ばしてS43
に進む。
【0078】S38において、1頁分の記録が終了して
いなければ(S38:NO)、S37に戻って記録を続
行する。
【0079】S36において、ドットカウンタのカウン
ト値が所定値以下でなければ(S36:NO)、CPU
1が、記録部12の表示画面上に黒インクのインク切れ
である旨を表示させる(S47)。そしてCPU1が、
記録禁止モードを設定して(S48)、S45に進む。
記録禁止モードが設定されると、ファクシミリデータを
受信した場合、全てメモリ代行受信になり、RAM3内
の全ての記録済バックアップデータを消去しても空きメ
モリ容量が所定値を越えない状態になれば、ファクシミ
リデータの受信を拒否する。この記録禁止モードは、使
用者による黒インクのカートリッジ交換後に自動的に実
行される黒インクのインク流路のクリーニングにより解
除される。
【0080】S34において、全頁の受信データがRA
M3に格納されていなければ(S34:NO)、すなわ
ち次に格納すべき頁の受信データが存在すれば、S30
に戻って受信データの記憶の前処理を開始する。
【0081】S33において、1頁分の受信データがR
AM3に格納されていなければ(S33:NO)、S3
2に戻って受信データの記憶を継続する。
【0082】S30において、メモリフルであれば(S
30:YES)、バックアップできないのでS35に進
む。
【0083】S29において、外乱光が無ければ(S2
9:NO)、S22に戻って記録の前処理を開始する。
【0084】S28において、受信データの記録が全頁
にわたって終了していれば(S28:YES)、CPU
1が、回線を開放させる(S49)。そして、CPU1
が、記録済のバックアップデータを全て消去し(S5
0)、このルーチンを終了する。具体的には、CPU1
が、RAM3に記憶されている受信データに関する情報
をRAM3から読み出し、それらの受信データが記録済
であるか未記録であるかを個々に判断し、記録済のもの
を全てRAM3から消去する。
【0085】S27において、インクエンプティマーク
を正常に読み取れなければ(S27:NO)、外乱光が
無いのにも係わらずインクエンプティマークを正常に読
み取れないことから、インク詰まりであると判断できる
ので、CPU1が、インク詰まり処理を実行し(S5
1)、このルーチンを終了する。このインク詰まり処理
の詳細については、後述する。
【0086】S24において、1頁分の記録が終了して
いなければ(S24:NO)、S23に戻って記録を続
行する。
【0087】S22において、ドットカウンタのカウン
ト値が所定値以下でなければ(S22:NO)、黒イン
クのインク切れであるので、CPU1が、インク切れ処
理を実行し(S52)、このルーチンを終了する。この
インク切れ処理の詳細については、後述する。
【0088】S21において、外乱光が存在していれば
(S21:YES)、CPU1が、メモリフルであるか
否かを判断する(S53)。
【0089】メモリフルでなければ(S53:NO)、
CPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であるか否かを判断する(S55)。
【0090】ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であれば(S55:YES)、CPU1が、受信データ
を記録させると同時に記憶させる(S56)。具体的に
は、CPU1が、モデム4により復調されてコーデック
8により復合化された受信データを、ゲートアレイ7を
介して記録部12に供給し、記録部12により記録用紙
上に受信画像を記録させるとともに、DMAC9により
所定バイトずつRAM3に格納させる。そしてCPU1
が、1頁分の受信データが記録されかつ記憶されたか否
かを判断する(S57)。
【0091】1頁分の受信データが記録されかつ記憶さ
れていれば(S57:YES)、CPU1が、記録部1
2を制御して記録用紙上の所定位置にインクエンプティ
マークを記録させる(S58)。そしてCPU1が、全
頁の受信データが記録されかつ記憶されたか否かを判断
する(S59)。
【0092】全頁の受信データが記録されかつ記憶され
ていれば(S59:YES)、CPU1が、回線を開放
させる(S60)。そしてCPU1が、記録結果問い合
わせ処理を実行し(S61)、このルーチンを終了す
る。この記録結果問い合わせ処理の詳細については、後
述する。
【0093】S59において、全頁の受信データが記録
されかつ記憶されていなければ(S59:NO)、すな
わち次に記録かつ記憶すべき頁の受信データが存在すれ
ば、S53に戻って次頁の記録および記憶の前処理を開
始する。
【0094】S57において、1頁分の受信データが記
録されかつ記憶されていなければ(S57:NO)、S
56に戻って受信データの記録および記憶を継続する。
【0095】S55において、ドットカウンタのカウン
ト値が所定値以下でなければ(S55:NO)、黒イン
クのインク切れであるので、CPU1が、インク切れ処
理を実行し(S62)、このルーチンを終了する。この
インク切れ処理の詳細については、後述する。
【0096】S53において、メモリフルであれば(S
53:YES)、CPU1が、RAM3に記録済のバッ
クアップデータが格納されているか否かを判断する(S
63)。RAM3に記録済のバックアップデータが格納
されていれば(S63:YES)、CPU1が、記録済
のバックアップデータをRAM3から1件消去し(S6
4)、S53に戻る。RAM3に記録済のバックアップ
データが格納されていなければ(S63:NO)、CP
U1が、NCU2を制御して回線を開放させ(S6
5)、このルーチンを終了する。
【0097】このように、マークフラグとバックアップ
フラグとの双方がオンの場合、着信時に外乱光が無けれ
ば、インクエンプティマークを記録し、そのインクエン
プティマークが正しく読み取れるかどうかを確認しなが
ら、受信データを記録していく。全頁にわたってインク
エンプティマークが正しく読み取れれば、インク詰まり
が発生していないものと考えられるので、RAM3に記
憶している記録済のバックアップデータが存在すれば、
それらを全て消去する。
【0098】外乱光が無いにも係わらずインクエンプテ
ィマークが正常に読み取れなければ、インク詰まりが発
生したものとして、代行受信に切り換える。
【0099】記録の途中で外乱光が侵入すれば、代行受
信に切り換え、受信終了後に自動的に記録する。このよ
うにしたのは、記録の途中で侵入した外乱光は、継続性
が小さいと考えられ、受信終了後には外乱光が無くなっ
ている可能性が高いからである。
【0100】着信時に外乱光が存在すれば、最初の頁か
らバックアップしながら記録する。このようにしたの
は、外乱光が存在すれば、インクエンプティマークを正
常に読み取れないからである。
【0101】図5は、図2のS7における第2の制御処
理の手順を説明するフローチャートであって、第2の制
御処理に際しては、先ずCPU1が、外乱光の有無を判
断する(S71)。
【0102】外乱光が存在しなければ(S71:N
O)、CPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定
値以下であるか否かを判断する(S72)。
【0103】ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であれば(S72:YES)、CPU1が、受信データ
を記録させる(S73)。そしてCPU1が、1頁分の
記録が終了したか否かを判断する(S74)。
【0104】1頁分の記録が終了していれば(S74:
YES)、CPU1が、記録部12を制御して、記録用
紙上の所定位置にインクエンプティマークを記録させる
(S75)。そしてCPU1が、インクエンプティマー
クを読み取る(S76)。そしてCPU1が、インクエ
ンプティマークが正常に読み取れたか否かを判断する
(S77)。
【0105】インクエンプティマークが正常に読み取れ
れば(S77:YES)、CPU1が、受信データの記
録が全頁にわたって終了したか否かを判断する(S7
8)。
【0106】受信データの記録が全頁にわたって終了し
ていれば(S78:YES)、CPU1が、回線を開放
し(S79)、このルーチンを終了する。
【0107】S78において、受信データの記録が全頁
にわたって終了していなければ(S78:NO)、すな
わち次に記録すべき頁の受信データが存在すれば、S7
1に戻って次頁の記録の前処理を開始する。
【0108】S77において、インクエンプティマーク
が正常に読み取れなければ(S77:NO)、CPU1
が、インク詰まり処理を実行し(S80)、このルーチ
ンを終了する。このインク詰まり処理の詳細について
は、後述する。
【0109】S74において、1頁分の記録が終了して
いなければ(S74:NO)、S73に戻って記録を続
行する。
【0110】S72において、ドットカウンタのカウン
ト値が所定値以下でなければ(S72:NO)、黒イン
クのインク切れであるので、CPU1が、インク切れ処
理を実行し(S81)、このルーチンを終了する。この
インク切れ処理の詳細については、後述する。
【0111】S71において、外乱光が存在していれば
(S71:YES)、CPU1が、ドットカウンタのカ
ウント値が所定値以下であるか否かを判断する(S8
2)。
【0112】ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であれば(S82:YES)、CPU1が、受信データ
を記録させる(S83)。そしてCPU1が、1頁分の
受信データが記録されたか否かを判断する(S84)。
【0113】1頁分の受信データが記録されていれば
(S84:YES)、CPU1が、記録部12を制御し
て記録用紙上の所定位置にインクエンプティマークを記
録させる(S85)。そしてCPU1が、全頁の受信デ
ータが記録されたか否かを判断する(S86)。
【0114】全頁の受信データが記録されていれば(S
86:YES)、S79に進んで回線を開放させる。
【0115】S86において、全頁の受信データが記録
されていなければ(S86:NO)、すなわち次に記録
すべき頁の受信データが存在すれば、S82に戻って次
頁の記録の前処理を開始する。
【0116】S84において、1頁分の受信データが記
録されていなければ(S84:NO)、S83に戻って
記録を継続する。
【0117】S82において、ドットカウンタのカウン
ト値が所定値以下でなければ(S82:NO)、CPU
1が、インク切れ処理を実行し(S87)、このルーチ
ンを終了する。このインク切れ処理の詳細については、
後述する。
【0118】このように、マークフラグがオンで、バッ
クアップフラグがオフの場合、外乱光の有無に係わら
ず、バックアップせずに記録する。そして、外乱光がな
いにも係わらずインクエンプティマークが正常に読み取
れなかった場合にのみ、代行受信に切り換える。このよ
うにしたのは、バックアップを希望せずに敢えてバック
アップフラグをオフに設定した使用者の意思を尊重する
ためである。
【0119】図6は、図2のS9における第3の制御処
理の手順を説明するフローチャートであって、第3の制
御処理に際しては、先ずCPU1が、メモリフルである
か否かを判断する(S91)。
【0120】メモリフルでなければ(S91:NO)、
CPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であるか否かを判断する(S93)。
【0121】ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であれば(S93:YES)、CPU1が、受信データ
を記録させると同時に記憶させる(S94)。そしてC
PU1が、1頁分の受信データが記録されかつ記憶され
たか否かを判断する(S95)。
【0122】1頁分の受信データが記録されかつ記憶さ
れていれば(S95:YES)、CPU1が、全頁の受
信データが記録されかつ記憶されたか否かを判断する
(S96)。
【0123】全頁の受信データが記録されかつ記憶され
ていれば(S96:YES)、CPU1が、回線を開放
させる(S97)。そしてCPU1が、記録結果問い合
わせ処理を実行し(S98)、このルーチンを終了す
る。この記録結果問い合わせ処理の詳細については、後
述する。
【0124】S96において、全頁の受信データが記録
されかつ記憶されていなければ(S96:NO)、すな
わち次に記録かつ記憶すべき頁の受信データが存在すれ
ば、S91に戻って次頁の記録および記憶の前処理を開
始する。
【0125】S95において、1頁分の受信データが記
録されかつ記憶されていなければ(S95:NO)、S
94に戻って受信データの記録および記憶を継続する。
【0126】S93において、ドットカウンタのカウン
ト値が所定値以下でなければ(S93:NO)、黒イン
クのインク切れであるので、CPU1が、インク切れ処
理を実行し(S99)、このルーチンを終了する。この
インク切れ処理の詳細については、後述する。
【0127】S91において、メモリフルであれば(S
91:YES)、CPU1が、RAM3に記録済のバッ
クアップデータが格納されているか否かを判断する(S
92a)。RAM3に記録済のバックアップデータが格
納されていなければ(S92a:NO)、CPU1が、
NCU2を制御して回線を開放させ(S92b)、この
ルーチンを終了する。RAM3に記録済のバックアップ
データが格納されていれば(S92a:YES)、CP
U1が、記録済のバックアップデータWORAM3から
1件消去し(S92c)、S91に戻る。
【0128】このように、マークフラグがオフで、バッ
クアップフラグがオンの場合、外乱光の有無に係わら
ず、全ての受信ファクシミリデータをバックアップデー
タとしてRAM3に格納する。もちろん、インクエンプ
ティマークを記録しない。
【0129】図7は、図2のS10における第4の制御
処理の手順を説明するフローチャートであって、第4の
制御処理に際しては、先ずCPU1が、ドットカウンタ
のカウント値が所定値以下であるか否かを判断する(S
101)。
【0130】ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であれば(S101:YES)、CPU1が、受信デー
タを記録させる(S102)。そしてCPU1が、1頁
分の受信データが記録されたか否かを判断する(S10
3)。
【0131】1頁分の受信データが記録されていれば
(S103:YES)、CPU1が、全頁の受信データ
が記録されたか否かを判断する(S104)。
【0132】全頁の受信データが記録されていれば(S
104:YES)、CPU1が、回線を開放させ(S1
05)、このルーチンを終了する。
【0133】S104において、全頁の受信データが記
録されていなければ(S104:NO)、すなわち次に
記録すべき頁の受信データが存在すれば、S101に戻
って次頁の記録の準備を開始する。
【0134】S103において、1頁分の受信データが
記録されていなければ(S103:NO)、S102に
戻って受信データの記録および記憶を継続する。
【0135】S101において、ドットカウンタのカウ
ント値が所定値以下でなければ(S101:NO)、黒
インクのインク切れであるので、CPU1が、インク切
れ処理を実行し(S106)、このルーチンを終了す
る。このインク切れ処理の詳細については、後述する。
【0136】このように、マークフラグとバックアップ
フラグとの双方がオフの場合、外乱光の有無に係わら
ず、インクエンプティマークを記録せず、かつバックア
ップも行わない。
【0137】図8は、図3のS61、および図6のS9
8における記録結果問い合わせ処理の手順を説明するフ
ローチャートであって、記録結果問い合わせ処理に際し
ては、先ずCPU1が、表示部14を制御して、表示部
14の表示画面上に、記録結果が良好であるか否かを使
用者に問い合わせるための表示を表示させる(S11
1)。具体的には、CPU1が、図15の(a)のよう
な表示と(b)のような表示とを、所定時間毎に交互に
表示部14の表示画面上の所定の位置に表示させる。そ
してCPU1が、使用者により記録が良好である旨の入
力操作がなされたか否かを判断する(S112)。具体
的には、CPU1が、操作部13からの操作信号を監視
して、使用者が「1」のテンキーを押下したかどうかを
調べる。
【0138】使用者により記録が良好である旨の入力操
作がなされていなければ(S112:NO)、CPU1
が、使用者により記録が不良である旨の入力操作がなさ
れたか否かを判断する(S113)。具体的には、CP
U1が、操作部13からの操作信号を監視して、使用者
が「2」のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0139】使用者が記録用紙上に記録された受信画像
を調べて、記録が不良である旨の入力操作を行えば(S
113:YES)、CPU1が、表示部14を制御し
て、記録結果が良好であるか否かを使用者に問い合わせ
るための表示を消去させ(S114)、このルーチンを
終了する。
【0140】S113において、記録が不良である旨の
入力操作がなされていなければ(S113:NO)、S
112に戻って使用者による入力操作を待つ。
【0141】S112において、使用者により記録が良
好である旨の入力操作がなされていれば(S112:Y
ES)、CPU1が、本件バックアップデータを消去し
(S115)、S114に進む。具体的には、CPU1
が、図3のS56あるいは図6のS94においてRAM
3に格納した受信データを消去する。
【0142】このように、記録と記憶とを同時に行った
ときには、印字結果を使用者に問い合わせ、印字結果が
良好であればバックアップデータを消去して、RAM3
に無駄なバックアップデータが滞留することのないよう
にしている。
【0143】図9は、図3のS51あるいは図5のS8
0におけるインク詰まり処理の手順を説明するフローチ
ャートであって、インク詰まり処理に際しては、先ずC
PU1が、メモリフルであるか否かを判断する(S12
1)。具体的には、CPU1が、RAM3の空き容量が
所定値以上であるかどうかを調べる。
【0144】メモリフルでなければ(S121:N
O)、CPU1が、受信データをRAM3に格納する
(S123)。具体的には、先ずCPU1が、インクエ
ンプティマークが正常に読み取れなかった頁の受信デー
タを、RAM3のバッファ領域からバックアップデータ
格納領域に転送し、その次の頁の受信データからは、モ
デム4により復調されてコーデック8により復合化され
た受信データを、DMAC9により所定バイトずつRA
M3に格納させる。すなわち、インクエンプティマーク
が正常に読み取れなかったということは、その頁の途中
でインク詰まりが発生している可能性が極めて高いこと
から、記録済であるその頁自体の受信データもバックア
ップデータとしてRAM3に格納している。そしてCP
U1が、1頁分の受信データがRAM3に格納されたか
否かを判断する(S124)。
【0145】1頁分の受信データがRAM3に格納され
ていれば(S124:YES)、CPU1が、全頁の受
信データがRAM3に格納されたか否かを判断する(S
125)。
【0146】全頁の受信データがRAM3に格納されて
いれば(S125:YES)、CPU1が、回線を開放
させる(S126)。具体的には、CPU1が、NCU
2を制御して、電話回線21を開放させる。そしてCP
U1が、表示部14を制御して、表示部14の表示画面
上の所定領域に、インク詰まりが発生した旨を表示させ
る(S127)。そしてCPU1が、記録禁止モードを
設定して(S128)、このルーチンを終了する。記録
禁止モードが設定されると、ファクシミリデータを受信
した場合、全てメモリ代行受信になり、RAM3内の全
ての記録済バックアップデータを消去しても空きメモリ
容量が所定値を越えない状態になれば、ファクシミリデ
ータの受信を拒否する。この記録禁止モードは、使用者
による操作部13に対する所定のキー操作に基づいて実
行される黒インクのインク流路のクリーニング、あるい
はファクシミリ装置の電源オン期間に所定時間毎に実行
される黒インクのインク流路のクリーニングによって解
除される。
【0147】S125において、全頁の受信データがR
AM3に格納されていなければ(S125:NO)、す
なわち次に記憶すべき頁の受信データが存在すれば、S
121に戻って次頁の記憶の前処理を開始する。
【0148】S124において、1頁分の受信データが
RAM3に格納されていなければ(S124:NO)、
S123に戻って記憶を継続する。
【0149】S121において、メモリフルであれば
(S121:YES)、バックアップできないのでS1
26に進む。
【0150】このように、インクエンプティマークが正
常に読み取れない場合には、黒インクのインク流路が詰
まっているものと判断して、使用者に黒インクのインク
流路のクリーニングのための操作を促すようにしてい
る。
【0151】図10は、図3のS52,S62、図5の
S81,S87、図6のS99、あるいは図7のS10
6におけるインク切れ処理の手順を説明するフローチャ
ートであって、インク切れ処理に際しては、先ずCPU
1が、メモリフルであるか否かを判断する(S13
1)。具体的には、CPU1が、RAM3の空き容量が
所定値以上であるかどうかを調べる。
【0152】メモリフルでなければ(S131:N
O)、CPU1が、受信データをRAM3に格納する
(S133)。具体的には、CPU1が、モデム4によ
り復調されてコーデック8により復合化された受信デー
タを、DMAC9により所定バイトずつRAM3に格納
させる。このとき、ドットカウンタの第2の閾値は多少
の余裕を持って設定されているので、頁の途中でドット
カウンタのカウント値が第2の閾値である所定値に達し
ても、その頁は印字可能であることから、次頁以降の受
信データをRAM3に格納するようにしている。そして
CPU1が、1頁分の受信データがRAM3に格納され
たか否かを判断する(S134)。
【0153】1頁分の受信データがRAM3に格納され
ていれば(S134:YES)、CPU1が、全頁の受
信データがRAM3に格納されたか否かを判断する(S
135)。
【0154】全頁の受信データがRAM3に格納されて
いれば(S135:YES)、CPU1が、回線を開放
させる(S136)。具体的には、CPU1が、NCU
2を制御して、電話回線21を開放させる。そしてCP
U1が、表示部14を制御して、表示部14の表示画面
上の所定領域に、黒インクのインク切れが発生した旨を
表示させる(S137)。そしてCPU1が、記録禁止
モードを設定して(S138)、このルーチンを終了す
る。記録禁止モードが設定されると、ファクシミリデー
タを受信した場合、全てメモリ代行受信になり、RAM
3内の全ての記録済バックアップデータを消去しても空
きメモリ容量が所定値を越えない状態になれば、ファク
シミリデータの受信を拒否する。この記録禁止モード
は、使用者による黒インクのインクカートリッジの交換
後に実行される黒インクのインク流路のクリーニングに
よって解除される。
【0155】S135において、全頁の受信データがR
AM3に格納されていなければ(S135:NO)、す
なわち次に記憶すべき頁の受信データが存在すれば、S
131に戻って次頁の記憶の前処理を開始する。
【0156】S134において、1頁分の受信データが
RAM3に格納されていなければ(S134:NO)、
S133に戻って記憶を継続する。
【0157】S131において、メモリフルであれば
(S131:YES)、CPU1が、RAM3に記録済
のバックアップデータが格納されているか否かを判断す
る(S139)。RAM3に記録済のバックアップデー
タが格納されていれば(S139:YES)、CPU1
が、記録済のバックアップデータをRAM3から1件消
去し(S140)、S131に戻る。RAM3に記録済
のバックアップデータが格納されていなければ(S13
9:NO)、S136に進む。
【0158】このように、黒インクのドットカウンタが
第2の閾値である所定値に達すれば、黒インクが無くな
ったものとして、使用者に黒インクのインクカートリッ
ジの交換を促すようにしている。
【0159】図11は、クリーニング後処理の手順を説
明するフローチャートであって、このクリーニング後処
理は、使用者による所定のキー操作に基づいて実行され
る黒インクのインク流路のクリーニング、ファクシミリ
装置の電源オン期間中に所定時間毎に自動的に実行され
る黒インクのインク流路のクリーニング、あるいは使用
者による黒インクのインクカートリッジの交換の後に自
動的に実行される黒インクのインク流路のクリーニン
グ、の後に自動的に実行される。
【0160】クリーニング後処理に際しては、先ずCP
U1が、記録禁止モードが設定されているか否かを判断
する(S141)。
【0161】記録禁止モードが設定されていれば(S1
41:YES)、CPU1が、記録禁止モードを解除す
る(S142)。そしてCPU1が、マークフラグがオ
ンであるか否かを判断する(S143)。具体的には、
CPU1が、EEPROM6の所定領域に格納されてい
るマークフラグを読み出し、その内容が「1」であるか
どうかを調べる。
【0162】マークフラグがオンであれば(S143:
YES)、CPU1が、外乱光の有無を判断する(S1
44)。具体的には、CPU1が、マークセンサ15に
よる検出位置に記録用紙が存在しておらず、かつマーク
センサ15の発光ダイオードなどの光源をオフさせた状
態で、マークセンサ15からの検出出力を監視し、検出
出力が所定値を越えていないかどうかを調べる。
【0163】外乱光が存在しなければ(S144:N
O)、CPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定
値以下であるか否かを判断する(S145)。
【0164】ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であれば(S145:YES)、CPU1が、RAM3
にバックアップされている受信データを記録させる(S
146)。具体的には、CPU1が、RAM3に格納さ
れているバックアップデータを読み出し、ゲートアレイ
7を介して記録部12に供給し、1バンド分の受信画像
を黒インクにより記録用紙上に印字させる。
【0165】そしてCPU1が、1頁分の記録が終了し
たか否かを判断する(S147)。
【0166】1頁分の記録が終了していれば(S14
7:YES)、CPU1が、記録部12を制御して、記
録用紙上の所定位置にインクエンプティマークを記録さ
せる(S148)。そしてCPU1が、インクエンプテ
ィマークを読み取り(S149)、インクエンプティマ
ークが正常に読み取れたか否かを判断する(S15
0)。
【0167】インクエンプティマークが正常に読み取れ
なけば(S150:NO)、CPU1が、フラグBの内
容を「1」にする(S151)。具体的には、CPU1
が、EEPROM6の所定領域からフラグBを読み出
し、その内容が「0」であれば「1」を書き込み、
「1」であればそのままにする。このフラグBは、RA
M3にバックアップされている受信データの記録中にイ
ンクエンプティマークが正常に読み取れたか否かを表す
ものであって、EEPROM6の所定領域に記憶されて
いる。そしてCPU1が、バックアップデータの記録が
1件分の全頁にわたって終了したか否かを判断する(S
152)。
【0168】バックアップデータの記録が1件分の全頁
にわたって終了していれば(S152:YES)、CP
U1が、バックアップデータの記録が全件にわたって終
了したか否かを判断する(S153)。
【0169】バックアップデータの記録が全件にわたっ
て終了していれば(S153:YES)、CPU1が、
フラグBの内容が「0」であるか否かを判断する(S1
54)。フラグBの内容が「0」であれば(S154:
YES)、インクエンプティマークを全件の全頁にわた
って正常に読み取れたということであり、バックアップ
データを全件にわたって正常に記録できたと考えられる
ので、RAM3に格納されているバックアップデータと
しての受信データを全て消去して(S155)、このル
ーチンを終了する。
【0170】S154において、フラグBの内容が
「0」でなければ(S154:NO)、バックアップデ
ータが正常に記録されなかった恐れがあるので、CPU
1が、表示部14を制御して、表示部14の表示画面上
に、記録結果が良好であるか否かを使用者に問い合わせ
るための表示を表示させる(S156)。具体的には、
CPU1が、図15の(a)のような表示と(b)のよ
うな表示とを、所定時間毎に交互に表示部14の表示画
面上の所定の位置に表示させる。そしてCPU1が、使
用者により記録が良好である旨の入力操作がなされたか
否かを判断する(S157)。具体的には、CPU1
が、操作部13からの操作信号を監視して、使用者が
「1」のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0171】使用者により記録が良好である旨の入力操
作がなされていなければ(S157:NO)、CPU1
が、使用者により記録が不良である旨の入力操作がなさ
れたか否かを判断する(S158)。具体的には、CP
U1が、操作部13からの操作信号を監視して、使用者
が「2」のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0172】使用者が記録用紙上に記録された受信画像
を調べて、記録が不良である旨の入力操作を行えば(S
158:YES)、CPU1が、表示部14を制御し
て、記録結果が良好であるか否かを使用者に問い合わせ
るための表示を消去させる(S159)。そしてCPU
1が、フラグBをオフにして(S160)、このルーチ
ンを終了する。
【0173】S158において、記録が不良である旨の
入力操作がなされていなければ(S158:NO)、S
157に戻って使用者による入力操作を待つ。
【0174】S157において、使用者により記録が良
好である旨の入力操作がなされていれば(S157:Y
ES)、CPU1が、表示部14を制御して、記録結果
が良好であるか否かを使用者に問い合わせるための表示
を消去させる(S161)。そしてCPU1が、フラグ
Bをオフにして(S162)、S155に進む。
【0175】S153において、受信データの記録が全
件にわたって終了していなければ(S153:NO)、
すなわち次に記録すべき件の受信データが存在すれば、
S144に戻って次の件のバックアップデータの記録の
前処理を開始する。
【0176】S152において、受信データの記録がそ
の件の全頁にわたって終了していなければ(S152:
NO)、すなわち次に記録すべき頁の受信データが存在
すれば、S144に戻って次頁のバックアップデータの
記録の前処理を開始する。
【0177】S150において、インクエンプティマー
クが正常に読み取れれば(S150:YES)、フラグ
Bを「1」にする必要が無いので、S151を飛ばして
S152に進む。
【0178】S147において、1頁分の記録が終了し
ていなければ(S147:NO)、S146に戻って記
録を継続する。
【0179】S145において、ドットカウンタのカウ
ント値が所定値以下でなければ(S145:NO)、C
PU1が、記録部12の表示画面上に黒インクのインク
切れである旨を表示させる(S163)。そしてCPU
1が、記録禁止モードを設定する(S164)。そして
CPU1が、フラグBを「0」に設定して(S17
1)、このルーチンを終了する。具体的には、CPU1
が、EEPROM6の所定領域からフラグBの内容を読
み出し、その内容が「1」であれば「0」に書き換え、
「0」であればそのままにしておく。
【0180】S144において、外乱光が侵入していれ
ば(S144:YES)、CPU1が、フラグBを
「1」にする(S165)。そしてCPU1が、ドット
カウンタのカウント値が所定値以下であるか否かを判断
する(S166)。
【0181】ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であれば(S166:YES)、CPU1が、記録部1
2を制御して、バックアップデータを記録させる(S1
67)。そしてCPU1が、1頁分のバックアップデー
タが記録されたか否かを判断する(S168)。
【0182】1頁分のバックアップデータが記録されて
いれば(S168:YES)、CPU1が、本件につい
ての全頁のバックアップデータが記録されたか否かを判
断する(S169)。
【0183】全頁のバックアップデータが記録されてい
れば(S169:YES)、CPU1が、全件のバック
アップデータが記録されたか否かを判断する(S17
0)。
【0184】全件のバックアップデータが記録されてい
れば(S170:YES)、S154に進んで消去の前
処理を開始する。
【0185】S170において、全件のバックアップデ
ータが記録されていなければ(S170:NO)、すな
わち次に記録すべき件のバックアップデータが存在すれ
ば、S166に戻って次の件の記録の前処理を開始す
る。
【0186】S169において、全頁のバックアップデ
ータが記録されていなければ(S169:NO)、すな
わち次に記録すべき頁のバックアップデータが存在すれ
ば、S166に戻って次頁の記録の前処理を開始する。
【0187】S168において、1頁分のバックアップ
データが記録されていなければ(S168:NO)、S
167に戻ってバックアップデータの記録を継続する。
【0188】S166において、ドットカウンタのカウ
ント値が所定値以下でなければ(S166:NO)、S
163に進む。
【0189】S143において、マークフラグがオンで
なければ(S143:NO)、バックアップデータを自
動的に記録しても、正常に記録されたか否か判断できな
いので、このルーチンを終了する。
【0190】S141において、記録禁止モードでなけ
れば(S141:NO)、記録禁止モードを解除する必
要が無いので、S142を飛ばしてS143に進む。
【0191】このように、マークフラグがオンであれ
ば、黒インクのインク流路のクリーニング後に、RAM
3に記憶されているバックアップデータを自動的に記録
し、全てのインクエンプティマークが正常に読み取れれ
ば、全てのバックアップデータを自動的に消去する。ま
た、正常に読み取れないインクエンプティマークが存在
すれば、バックアップデータの消去の可否を使用者に問
い合わせる。
【0192】図12は、手動消去処理の手順を説明する
フローチャートであって、この手動消去処理は、使用者
による所定のキー操作に基づいて実行される。たとえ
ば、フルカラー印字のコピーを連続的に行うような場
合、コピーのためにRAM3の容量を大量に消費するの
で、バックアップデータがRAM3に格納されていれ
ば、コピーを正常に行えないことがある。このため、使
用者の操作部13に対するキー操作によって、RAM3
のバックアップデータを消去できるようにしているので
ある。またこの手動消去処理は、カラーコピーのためだ
けではなく、使用者がバックアップデータを記録用紙上
に記録したいときにも利用できる。
【0193】手動消去処理に際しては、先ずCPU1
が、RAM3にバックアップデータが記憶されているか
否かを判断する(S181)。このバックアップデータ
には、マークフラグとバックアップフラグと外乱光の有
無との組み合わせに応じてバックアップした受信データ
ばかりでなく、たとえば記録用紙が無くなったなどの、
他の理由によりメモリ代行受信された受信データや、転
送のためにRAM3に記憶されている受信データなども
含む。
【0194】バックアップデータが記憶されていれば
(S181:YES)、CPU1が、表示部14を制御
して、記録の要否を使用者に問い合わせるための表示
を、表示部14の表示画面上の所定の位置に表示させる
(S182)。具体的には、CPU1が、図13の
(a)に示すような表示と(b)に示すような表示と
を、表示部14の表示画面の所定位置に所定時間毎に交
互に表示させる。そしてCPU1が、使用者により記録
不要の入力操作がなされたか否かを判断する(S18
3)。具体的には、CPU1が、操作部13からの操作
信号を監視することにより、使用者が「2」のテンキー
を押下したかどうかを調べる。なお、使用者は、操作部
13に対する所定のキー操作により、メモリステータス
リストを表示あるいは記録させることによって、RAM
3に記憶されているバックアップデータの情報を知るこ
とができ、この情報に基づいて記録の要否を判断する。
この情報は、たとえば送信元の名称や電話番号、ならび
に受信日時などである。さらに使用者は、操作部13に
対する所定のキー操作、あるいは予め設定された所定時
間毎に出力される、図18に示すような通信管理レポー
トによっても、RAM3に記憶されているバックアップ
データの情報を知ることができる。この通信管理レポー
トは、記録用紙上に記録されたものである。
【0195】使用者により記録不要の入力操作がなされ
ていなければ(S183:NO)、CPU1が、使用者
により記録必要の入力操作がなされたか否かを判断する
(S184)。具体的には、CPU1が、操作部13か
らの操作信号を監視することにより、使用者が「1」の
テンキーを押下したかどうかを調べる。
【0196】使用者により記録必要の入力操作がなされ
ていれば(S184:YES)、CPU1が、表示部1
4を制御して、表示部14の表示画面にプリント中であ
る旨を表示させる(S185)。具体的には、図14に
示すような表示を、表示部14の表示画面上に表示させ
る。そしてCPU1が、マークフラグがオンであるか否
かを判断する(S186)。
【0197】マークフラグがオンであれば(S186:
YES)、CPU1が、外乱光の有無を判断する(S1
87)。具体的には、CPU1が、マークセンサ15に
よる検出位置に記録用紙が存在しておらず、かつマーク
センサ15の発光ダイオードなどの光源をオフさせた状
態で、マークセンサ15からの検出出力を監視し、検出
出力が所定値を越えていないかどうかを調べる。
【0198】外乱光が存在しなければ(S187:N
O)、CPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定
値以下であるか否かを判断する(S188)。
【0199】ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であれば(S188:YES)、CPU1が、記録部1
2を制御して、RAM3に記憶されているバックアップ
データを記録させる(S189)。具体的には、CPU
1が、RAM3に格納されているバックアップデータを
読み出し、ゲートアレイ7を介して記録部12に供給
し、1バンド分の受信画像を黒インクにより記録用紙上
に印字させる。
【0200】そしてCPU1が、1頁分の記録が終了し
たか否かを判断する(S190)。
【0201】1頁分の記録が終了していれば(S19
0:YES)、CPU1が、記録部12を制御して、記
録用紙上の所定位置にインクエンプティマークを記録さ
せる(S191)。そしてCPU1が、インクエンプテ
ィマークを読み取る(S192)。そしてCPU1が、
インクエンプティマークが正常に読み取れたか否かを判
断する(S193)。
【0202】インクエンプティマークが正常に読み取れ
なければ(S193:NO)、CPU1が、フラグCの
内容を「1」にする(S194)。具体的には、CPU
1が、EEPROM6の所定領域からフラグCを読み出
し、その内容が「0」であれば「1」を書き込み、
「1」であればそのままにする。このフラグCは、RA
M3に記憶されているバックアップデータの記録中にイ
ンクエンプティマークが正常に読み取れたか否かを表す
ものであって、EEPROM6の所定領域に記憶されて
いる。そしてCPU1が、バックアップデータの記録が
1件分の全頁にわたって終了したか否かを判断する(S
195)。
【0203】バックアップデータの記録が1件分の全頁
にわたって終了していれば(S195:YES)、CP
U1が、バックアップデータの記録が全件にわたって終
了したか否かを判断する(S196)。
【0204】バックアップデータの記録が全件にわたっ
て終了していれば(S196:YES)、CPU1が、
フラグCの内容が「0」であるか否かを判断する(S1
97)。フラグCの内容が「0」であれば(S197:
YES)、インクエンプティマークを全件の全頁にわた
って正常に読み取れたということであり、バックアップ
データを全件にわたって正常に記録できたと考えられる
ので、RAM3に格納されているバックアップデータと
しての受信データを全て消去する(S198)。そして
CPU1が、表示部14を制御して、表示部14の表示
画面上に表示されているプリント中である旨の表示、あ
るいは使用者に消去の可否を問い合わせるための表示を
消去させる(S199)。そしてCPU1が、フラグC
を「0」に設定して(S200)、このルーチンを終了
する。具体的には、CPU1が、EEPROM6の所定
領域からフラグCの内容を読み出し、その内容が「1」
であれば「0」に書き換え、「0」であればそのままに
しておく。
【0205】S197において、フラグCの内容が
「0」でなければ(S197:NO)、バックアップデ
ータが正常に記録されなかった恐れがあるので、CPU
1が、表示部14を制御して、表示部14の表示画面上
に、記録結果が良好であるか否かを使用者に問い合わせ
るための表示を表示させる(S201)。具体的には、
CPU1が、図15の(a)のような表示と(b)のよ
うな表示とを、所定時間毎に交互に表示部14の表示画
面上の所定の位置に表示させる。そしてCPU1が、使
用者により記録が良好である旨の入力操作がなされたか
否かを判断する(S202)。具体的には、CPU1
が、操作部13からの操作信号を監視して、使用者が
「1」のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0206】使用者により記録が良好である旨の入力操
作がなされていなければ(S202:NO)、CPU1
が、使用者により記録が不良である旨の入力操作がなさ
れたか否かを判断する(S203)。具体的には、CP
U1が、操作部13からの操作信号を監視して、使用者
が「2」のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0207】使用者が記録用紙上に記録された受信画像
を調べて、記録が不良である旨の入力操作を行えば(S
203:YES)、S199に進む。
【0208】S203において、記録が不良である旨の
入力操作がなされていなければ(S203:NO)、S
202に戻って使用者による入力操作を待つ。
【0209】S202において、使用者により記録が良
好である旨の入力操作がなされていれば(S202:Y
ES)、S198に進む。
【0210】S196において、受信データの記録が全
件にわたって終了していなければ(S196:NO)、
すなわち次に記録すべき件の受信データが存在すれば、
S187に戻って次の件のバックアップデータの記録の
前処理を開始する。
【0211】S195において、受信データの記録がそ
の件の全頁にわたって終了していなければ(S195:
NO)、すなわち次に記録すべき頁の受信データが存在
すれば、S187に戻って次頁のバックアップデータの
記録の前処理を開始する。
【0212】S193において、インクエンプティマー
クが正常に読み取れれば(S193:YES)、フラグ
Cを「1」にする必要が無いので、S194を飛ばして
S195に進む。
【0213】S190において、1頁分の記録が終了し
ていなければ(S190:NO)、S189に戻って記
録を続行する。
【0214】S188において、ドットカウンタのカウ
ント値が所定値以下でなければ(S188:NO)、C
PU1が、記録部12の表示画面上に黒インクのインク
切れである旨を表示させる(S204)。そしてCPU
1が、記録禁止モードを設定して(S205)、S20
0に進む。
【0215】S187において、外乱光が侵入していれ
ば(S187:YES)、CPU1が、フラグCを
「1」にする(S206)。そしてCPU1が、ドット
カウンタのカウント値が所定値以下であるか否かを判断
する(S207)。
【0216】ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であれば(S207:YES)、CPU1が、記録部1
2を制御して、バックアップデータを記録させる(S2
08)。そしてCPU1が、1頁分のバックアップデー
タが記録されたか否かを判断する(S209)。
【0217】1頁分のバックアップデータが記録されて
いれば(S209:YES)、CPU1が、本件につい
ての全頁のバックアップデータが記録されたか否かを判
断する(S210)。
【0218】全頁のバックアップデータが記録されてい
れば(S210:YES)、CPU1が、全件のバック
アップデータが記録されたか否かを判断する(S21
1)。
【0219】全件のバックアップデータが記録されてい
れば(S211:YES)、S197に進んで消去の前
処理を開始する。
【0220】S211において、全件のバックアップデ
ータが記録されていなければ(S211:NO)、すな
わち次に記録すべき件のバックアップデータが存在すれ
ば、S207に戻って次の件の記録の前処理を開始す
る。
【0221】S210において、全頁のバックアップデ
ータが記録されていなければ(S210:NO)、すな
わち次に記録すべき頁のバックアップデータが存在すれ
ば、S207に戻って次頁の記録の前処理を開始する。
【0222】S209において、1頁分のバックアップ
データが記録されていなければ(S209:NO)、S
208に戻ってバックアップデータの記録を継続する。
【0223】S207において、ドットカウンタのカウ
ント値が所定値以下でなければ(S207:NO)、S
204に進む。
【0224】S186において、マークフラグがオンで
なければ(S186:NO)、S206に進む。
【0225】S184において、記録が必要である旨の
操作入力がなければ(S184:NO)、S183に戻
って使用者による操作入力を待つ。
【0226】S183において、記録が不要である旨の
操作入力があれば(S183:YES)、CPU1が、
表示部14を制御して、使用者にバックアップデータを
消去してもよいか否かを問い合わせるための表示を表示
部14の表示画面上に表示させる(S212)。具体的
には、CPU1が、図16の(a)のような表示と
(b)のような表示とを、所定時間毎に交互に表示部1
4の表示画面上の所定の位置に表示させる。そしてCP
U1が、使用者によりバックアップデータを消去しても
よい旨の入力操作がなされたか否かを判断する(S21
3)。具体的には、CPU1が、操作部13からの操作
信号を監視して、使用者が「1」のテンキーを押下した
かどうかを調べる。
【0227】使用者によりバックアップデータを消去し
てもよい旨の入力操作がなされていなければ(S21
3:NO)、CPU1が、使用者によりバックアップデ
ータを消去してはいけない旨の入力操作がなされたか否
かを判断する(S214)。具体的には、CPU1が、
操作部13からの操作信号を監視して、使用者が「2」
のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0228】使用者が記録用紙上に記録された受信画像
を調べて、バックアップデータを消去してはいけない旨
の入力操作を行えば(S214:YES)、バックアッ
プデータを消去せずに、S199に進む。
【0229】S214において、使用者によりバックア
ップデータを消去してはいけない旨の入力操作がなされ
ていなければ(S214:NO)、S213に戻って使
用者による入力操作を待つ。
【0230】S213において、使用者によりバックア
ップデータを消去してもよい旨の入力操作がなされてい
れば(S213:YES)、S198に進んでバックア
ップデータを消去する。
【0231】S181において、RAM3にバックアッ
プデータが格納されていなければ(S181:NO)、
CPU1が、表示部14を制御して、RAM3にバック
アップデータが格納されていない旨を所定時間表示させ
(S215)、S199に進む。具体的には、CPU1
が、表示部14の表示画面上の所定の位置に、図17に
示すような表示をたとえば2秒間表示させる。
【0232】このように、使用者による所定のキー操作
に基づいて、RAM3に格納されている受信データすな
わちバックアップデータを任意に消去できる。
【0233】なお、上記実施形態では、マークフラグと
バックアップフラグとの双方がオンで、着信時に外乱光
の侵入があった場合、および、マークフラグがオフでバ
ックアップフラグがオンの場合に、使用者により記録が
不良である旨の入力操作がなされたときに、RAM3に
記憶した画像データを消去しないように構成したが、必
ずしもこのように構成する必要はなく、使用者により記
録が不良である旨の入力操作がなされたときに、黒イン
クのインク流路の清掃を促すための表示を表示部14の
表示画面上に表示させ、清掃後に、RAM3に記憶した
画像データを自動的に記録部12に記録させるように構
成してもよい。
【0234】また、上記実施形態では、マークフラグの
他にバックアップフラグを設定し、これらのフラグの組
み合わせと外乱光の有無とに応じて制御を切り替えるよ
うに構成したが、必ずしもこのように構成する必要はな
く、マークフラグとバックアップフラグとのうちの一方
または双方を用いなくてもよい。たとえば、マークフラ
グとバックアップフラグとの双方を用いない場合、これ
らマークフラグとバックアップフラグとの双方がオンの
場合の動作が常に行われるように構成すればよい。同様
に、マークフラグを用いてバックアップフラグを用いな
い場合、バックアップフラグがオンの場合の動作が常に
行われるように構成すればよい。また、バックアップフ
ラグを用いてマークフラグを用いない場合、マークフラ
グがオンの場合の動作が常に行われるように構成すれば
よい。
【0235】更に、上記実施形態では、メモリフルのと
きに、記録済のバックアップデータをRAM3から必要
な量だけ消去したが、このような消去動作を自動的に行
うか否かを、キー操作などにより使用者が任意に切り替
えられるように構成してもよい。
【0236】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明の通信装置によれば、第1の表示制御手段が、記憶
制御手段により画像情報が画像情報記憶手段に記憶され
た場合、受信手段による画像情報の受信終了後に、記録
手段による記録結果の良否を使用者に問い合わせるため
の表示を表示手段に表示させ、消去制御手段が、第1の
表示制御手段に基づく記録結果の良否を問い合わせるた
めの表示に応じて、使用者により記録結果が良好である
旨の入力操作が行われたときに、記憶制御手段による制
御によって画像情報記憶手段に記憶された画像情報を消
去するので、外乱光の侵入に対処できると同時に、画像
情報記憶手段が画像情報で埋め尽くされる事態を極力回
避できる。特に、外乱光の侵入に起因して画像情報が画
像情報記憶手段に記憶された場合にも、その事実を使用
者が知ることができるので、使用者が頻繁に確認操作を
行うことなく、受信した画像情報によって画像情報記憶
手段の空き容量がなくなってしまうのを良好に回避でき
る。
【0237】また、請求項2に記載した発明の通信装置
によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加え
て、記憶制御切替手段が、人為的操作に基づいて、記憶
制御手段により画像情報が画像情報記憶手段に記憶され
るのを許可する状態と禁止する状態とに切り替わるの
で、必要に応じて、画像情報を画像情報記憶手段に記憶
させない状態を選択し得る。
【0238】更に、請求項3に記載した発明の通信装置
によれば、請求項1または請求項2に記載の通信装置に
よる効果に加えて、第2の表示制御手段が、第1の表示
制御手段に基づく記録結果の良否を問い合わせるための
表示に応じて、使用者により記録結果が不良である旨の
入力操作が行われたときに、記録材流路の清掃を促すた
めの表示を表示手段に表示させ、清掃手段が、第2の表
示制御手段に基づく記録材流路の清掃を促すための表示
に応じて、使用者により記録材流路を清掃すべき旨の入
力操作が行われたときに、記録材流路を清掃し、再記録
制御手段が、清掃手段による清掃終了後に、記憶制御手
段により画像情報記憶手段に記憶された画像情報を記録
手段に記録させるので、記録材詰まりに起因して画像情
報が画像情報記憶手段に記憶された場合、清掃手段によ
る清掃終了後に使用者が画像情報記憶手段に記憶された
画像情報を記録手段に記録させるための指示操作を省略
でき、使い勝手が向上する。
【0239】また、請求項4に記載した発明の通信装置
によれば、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
通信装置による効果に加えて、インクジェット方式の印
字装置を備えた本発明の通信装置を実現できる。
【0240】更に、請求項5に記載した発明の記憶媒体
によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動
作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信装置の一例としてのファクシ
ミリ装置の回路ブロック図である。
【図2】図1に示すファクシミリ装置による受信処理の
手順を説明するフローチャートである。
【図3】図1に示すファクシミリ装置による第1の制御
処理の手順の一部を説明するフローチャートである。
【図4】図1に示すファクシミリ装置による第1の制御
処理の手順の残部を説明するフローチャートである。
【図5】図1に示すファクシミリ装置による第2の制御
処理の手順を説明するフローチャートである。
【図6】図1に示すファクシミリ装置による第3の制御
処理の手順を説明するフローチャートである。
【図7】図1に示すファクシミリ装置による第4の制御
処理の手順を説明するフローチャートである。
【図8】図1に示すファクシミリ装置による記録結果問
合せ処理の手順を説明するフローチャートである。
【図9】図1に示すファクシミリ装置によるインク詰ま
り処理の手順を説明するフローチャートである。
【図10】図1に示すファクシミリ装置によるインク切
れ処理の手順を説明するフローチャートである。
【図11】図1に示すファクシミリ装置によるクリーニ
ング後処理の手順を説明するフローチャートである。
【図12】図1に示すファクシミリ装置による手動消去
処理の手順を説明するフローチャートである。
【図13】図1に示すファクシミリ装置による手動消去
処理における表示内容の説明図である。
【図14】図1に示すファクシミリ装置による手動消去
処理における表示内容の説明図である。
【図15】図1に示すファクシミリ装置による手動消去
処理における表示内容の説明図である。
【図16】図1に示すファクシミリ装置による手動消去
処理における表示内容の説明図である。
【図17】図1に示すファクシミリ装置による手動消去
処理における表示内容の説明図である。
【図18】図1に示すファクシミリ装置により出力され
る通信管理レポートの説明図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 NCU 3 RAM 4 モデム 5 ROM 6 EEPROM 7 ゲートアレイ 8 コーデック 9 DMAC 11 読取部 12 記録部 13 操作部 14 表示部 15 マークセンサ 21 電話回線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面上に各種の情報を表示する表
    示手段と、 記録材を貯留する記録材貯留手段と、 通信回線を介して画像情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された画像情報を記憶可能な画
    像情報記憶手段と、 前記受信手段により受信された画像情報に基づく受信画
    像を、前記記録材貯留手段に貯留された記録材を用いて
    記録用紙上の受信画像記録領域に記録するとともに、前
    記記録用紙上の受信画像記録領域外の所定の位置に、前
    記記録材貯留手段に貯留された記録材を用いて所定の記
    号を記録可能な記録手段と、 前記記録手段により記録された前記記号を、その記号か
    らの反射光に基づいて検出する記号検出手段とを有する
    通信装置であって、 前記記号検出手段による検出位置における外乱光を検出
    する外乱光検出手段と、 使用者による指示操作に基づいて、前記記録手段による
    前記記号の記録を許可する状態と禁止する状態とに切り
    替わる記号記録制御手段と、 前記受信手段により画像情報が受信されたときに、前記
    外乱光検出手段により外乱光が検出されていた場合、お
    よび、前記記号記録制御手段が前記記録手段による前記
    記号の記録を禁止する状態に切り替わっている場合に、
    前記受信手段により受信された画像情報を前記画像情報
    記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、 前記記憶制御手段により前記画像情報が前記画像情報記
    憶手段に記憶された場合、前記受信手段による画像情報
    の受信終了後に、前記記録手段による記録結果の良否を
    使用者に問い合わせるための表示を前記表示手段に表示
    させる第1の表示制御手段と、 前記第1の表示制御手段に基づく記録結果の良否を問い
    合わせるための表示に応じて、使用者により記録結果が
    良好である旨の入力操作が行われたときに、前記記憶制
    御手段による制御によって前記画像情報記憶手段に記憶
    された画像情報を消去する消去制御手段とを備えたこと
    を特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 人為的操作に基づいて、前記記憶制御
    手段により前記画像情報が前記画像情報記憶手段に記憶
    されるのを許可する状態と禁止する状態とに切り替わる
    記憶制御切替手段を有する、請求項1に記載の通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の表示制御手段に基づく記録
    結果の良否を問い合わせるための表示に応じて、使用者
    により記録結果が不良である旨の入力操作が行われたと
    きに、記録材流路の清掃を促すための表示を前記表示手
    段に表示させる第2の表示制御手段と、 前記第2の表示制御手段に基づく記録材流路の清掃を促
    すための表示に応じて、使用者により記録材流路を清掃
    すべき旨の入力操作が行われたときに、記録材流路を清
    掃する清掃手段と、 前記清掃手段による清掃終了後に、前記記憶制御手段に
    より前記画像情報記憶手段に記憶された前記画像情報を
    前記記録手段に記録させる再記録制御手段とを有する、
    請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記記録材は、ノズルから前記記録用
    紙に向けて噴射される液体であり、 前記記録材貯留手段は、前記ノズルを備えた印字ヘッド
    に着脱自在に設けられたインクカートリッジからなる、
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 表示画面上に各種の情報を表示する表
    示手段と、 記録材を貯留する記録材貯留手段と、 通信回線を介して画像情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された画像情報を記憶可能な画
    像情報記憶手段と、 前記受信手段により受信された画像情報に基づく受信画
    像を、前記記録材貯留手段に貯留された記録材を用いて
    記録用紙上の受信画像記録領域に記録するとともに、前
    記記録用紙上の受信画像記録領域外の所定の位置に、前
    記記録材貯留手段に貯留された記録材を用いて所定の記
    号を記録可能な記録手段と、 前記記録手段により記録された前記記号を、その記号か
    らの反射光に基づいて検出する記号検出手段と、 前記記号検出手段による検出位置における外乱光を検出
    する外乱光検出手段とを有する通信装置を制御するため
    のプログラムが記憶された記憶媒体であって、 使用者による指示操作に基づいて、前記記録手段による
    前記記号の記録を許可する状態と禁止する状態とに切り
    替えるための記号記録制御プログラムと、 前記受信手段により画像情報が受信されたときに、前記
    外乱光検出手段により外乱光が検出されていた場合、お
    よび、前記記号記録制御プログラムにより前記記録手段
    による前記記号の記録が禁止されている場合に、前記受
    信手段により受信された画像情報を前記画像情報記憶手
    段に記憶させるための記憶制御プログラムと、 前記記憶制御プログラムによって前記画像情報が前記画
    像情報記憶手段に記憶された場合、前記受信手段による
    画像情報の受信終了後に、前記記録手段による記録結果
    の良否を使用者に問い合わせるための表示を前記表示手
    段に表示させるための第1の表示制御プログラムと、 前記第1の表示制御プログラムに基づく記録結果の良否
    を問い合わせるための表示に応じて、使用者により記録
    結果が良好である旨の入力操作が行われたときに、前記
    記憶制御プログラムによって前記画像情報記憶手段に記
    憶された画像情報を消去するための消去制御プログラム
    とを含むプログラムが記憶されていることを特徴とする
    記憶媒体。
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