JPH11320910A - 印刷システム、プリンタ、印刷データ生成装置及び印刷方法 - Google Patents

印刷システム、プリンタ、印刷データ生成装置及び印刷方法

Info

Publication number
JPH11320910A
JPH11320910A JP10127073A JP12707398A JPH11320910A JP H11320910 A JPH11320910 A JP H11320910A JP 10127073 A JP10127073 A JP 10127073A JP 12707398 A JP12707398 A JP 12707398A JP H11320910 A JPH11320910 A JP H11320910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color material
printing
page
print data
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10127073A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kurata
賢一 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP10127073A priority Critical patent/JPH11320910A/ja
Publication of JPH11320910A publication Critical patent/JPH11320910A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷前に、現在のインク残量で印刷が可能か
否かをチェックして、印刷途中でインク切れが生じるの
を防止し、インクを効率的に消費すること。 【解決手段】 ホストコンピュータ1のドット数検出部
5は、印刷データに基づいて各色の印刷ドット数を各ペ
ージ毎にそれぞれ検出し、プリンタ11に送信する。印
刷ドット数は、変換部19によりインク消費量に変換さ
れる。判定部21は、予定されたインク消費量とインク
残量とを各色毎に比較し、インク残量がインク消費量以
上の場合に印刷を許可する。これにより、インク切れの
判定精度が向上し、ページの途中で印刷が中断されるの
を防止することができ、効率的にインクを消費すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、インクや
トナー等の色材の残量不足により印刷途中で印刷が停止
するのを防止することができる印刷システム、プリン
タ、印刷データ生成装置及び印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクやトナー等が不足した場合には、
印刷を行うことができないため、いわゆるインク切れ、
トナー切れ等のエラー処理を行い、印刷が中断される。
例えば、シリアルプリンタにおけるインク切れ時の処理
としては、従来より以下の方法が知られている。
【0003】一つは、プリントヘッドが1回の主走査
(パス)を終了する毎に、インク残量を検査し、次の主
走査の印刷が可能か否かを判定するものである。他の一
つは、印刷済みのページを排紙する毎に、インク残量を
検査し、次ページの印刷が可能か否かを判定するもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】各主走査毎にインク残
量を検査するシステムの場合は、1回の主走査を単位と
してインク切れ判定を行うため、主走査1回分のインク
が残っている限り印刷を続行することができる。従っ
て、このシステムでは、インクカートリッジ内のインク
を比較的効率よく消費することができる。しかし、逆に
言えば、主走査1回分のインクが残っている限り印刷が
続行されるため、1ページ分の印刷を完了する前にイン
クが切れた場合には、印刷途中であっても印刷はそこで
中断されてしまい、ホストコンピュータからのデータ受
信が中止される。インク切れによって印刷が途中で中断
された場合、インクカートリッジを交換すれば、印刷を
続行することも可能である。しかし、インクカートリッ
ジを交換して印刷を再開した場合には、印刷中断の前後
で印刷むらが生じやすく、印刷品質が低下する。文字主
体の印刷を行う場合は、印刷中断後に再開しても、品質
の低下は目立ちにくいが、画像主体の印刷を行う場合
は、印刷品質の低下が目立ち易い。
【0005】一方、印刷済みのページを排紙する毎にイ
ンク残量を検査するシステムの場合は、ページ単位でイ
ンク切れの判定を行うため、ページの途中で印刷が中断
されるのを防止することが可能である。しかし、ページ
単位でインク残量を検査するため、1ページ分にやや欠
ける程度のインクが残っている場合でも、インク切れと
して判定される。従って、このシステムの場合は、イン
クを効率的に消費することができず、また、ユーザーに
は十分なインクが残っているようにも見えるため、不満
も生じ易い。このため、1ページ分のインクが無い場合
に、これをインク切れとして印刷を強制中断させるので
はなく、インク不足状態(インクロー)として警告する
だけに留めることも考えられる。しかし、この場合は、
インクを使い切ろうとするユーザーが、インク不足の警
告を無視して印刷を続行すると、ページの途中で印刷が
中断されてしまい、印刷品質が大幅に低下する可能性を
生じる。
【0006】さらに、主走査単位またはページ単位でイ
ンク切れを判定する前記各システムでは、次の主走査ま
たは次ページの印刷に必要なインク量として、最大消費
量を用いているため、インク残量が十分あるにも拘わら
ず、インク切れと判定されて印刷が中断される場合があ
る。即ち、従来のシステムでは、次の印刷で最大のイン
ク消費が要求されても印刷を完了できるように、次印刷
で消費される可能性のある最大のインク量と現在のイン
ク残量とを比較している。しかも、通常は、最大消費量
に若干の余裕を加えてインク切れを判定することが多
い。従って、実際には少量のインクしか消費しないペー
ジであっても、インク残量が最大消費量に満たない場合
は、インク切れと判定されるため、インクを効率的に消
費することができず、使い勝手が低い。
【0007】これに加えて、従来のシステムでは、カラ
ー印刷可能な場合、各色毎に、次の印刷では最大量のイ
ンクがそれぞれ消費されるとみなされて、インク切れの
判定が行われる。従って、次印刷では使用されない色の
インクのみが不足している場合でも、インク切れと判定
されて印刷が中断されるため、ユーザーの不満は一層増
大する。
【0008】本発明は、上記のような種々の課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、ページの途中で印刷
が中断されて印刷品質が低下するのを防止することがで
きると共に、色材を効率的に消費することができるよう
にした印刷システム、プリンタ、印刷データ生成装置及
び印刷方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明では、印刷ページの印刷に必要な色材の消費量を
予め検出して印刷データと共に送信することにより、受
信された印刷データがプリンタ側で処理される前に、色
材不足の判定を行うこととしている。
【0010】即ち、請求項1に係る発明では、ホストコ
ンピュータと、該ホストコンピュータから受信した印刷
データに基づいて印刷を行うプリンタとを備えた印刷シ
ステムにおいて、印刷データを生成する印刷データ生成
手段と、前記生成された印刷データの印刷によって消費
される色材消費量をページ毎に検出する色材消費量検出
手段と、色材の残量を検出する色材残量検出手段と、前
記色材消費量と前記色材残量とをページ毎に比較する判
定手段とを備え、前記色材残量が前記色材消費量以上で
あると判定された場合に、前記ページの印刷を許可する
ことを特徴としている。
【0011】ここで、「色材」とは、印刷記録媒体に印
刷ドットを形成するための着色材料を意味し、具体的に
は、例えば、インク、トナー等が該当する。
【0012】文書や図面、写真等の各種ドキュメントを
印刷する場合、印刷データ生成手段は、入力されたドキ
ュメントデータを所定の印刷データに変換する。色材消
費量検出手段は、印刷データの印刷により消費される色
材消費量を各ページ毎に検出する。判定手段は、色材消
費量と色材残量とを比較することにより、印刷途中で色
材不足が生じるか否かを印刷前に判定し、色材残量が色
材消費量以上ある場合は印刷を許可する。印刷に必要な
色材消費量と色材残量とを比較してから印刷を許可する
ため、ページの印刷途中で色材不足が生じることがな
く、ページの途中で印刷が中断されるのを未然に防止す
ることができる。また、実際の印刷により消費される色
材の量と色材残量とを比較判定するため、効率よく色材
を消費することができ、使い勝手を向上することができ
る。なお、1ページ分の印刷データを一度に送信する必
要はない。例えば、1ページを副走査方向に複数のバン
ドに分割して、各バンド毎の印刷データを送信してもよ
い。この場合は、ページの先頭となる最初のバンドの印
刷データに、そのページ全体の色材消費量を加えて送信
すればよい。
【0013】請求項2に係る発明のように、前記印刷デ
ータはビットイメージデータとして生成され、前記色材
消費量検出手段は、ページ毎に検出される印刷ドット数
に基づいて前記色材消費量を検出することもできる。
【0014】印刷データをビットイメージデータ(ラス
タイメージデータ)として生成すれば、このイメージデ
ータに基づいてページ毎の印刷ドット数を検出すること
ができる。印刷ドット数と色材消費量とは対応している
ため、印刷ドット数に基づいて色材消費量を検出するこ
とができる。なお、例えば、印刷データが印刷コマンド
として生成される場合(ベクタデータとして生成される
場合)は、解像度やフォントサイズ等の情報に基づいて
印刷ドット数を検出し、この印刷ドット数から色材消費
量を検出することもできる。
【0015】請求項3に係る発明のように、前記色材消
費量検出手段は、1ページ中の所定領域における印刷ド
ット数を部分的に検査することにより、前記色材消費量
を検出することもできる。
【0016】例えば、1ページ中の先頭から1/2〜1
/4等の範囲内の印刷ドットを計測し、この部分的に集
計された印刷ドット数に基づいて、ページ全体の印刷ド
ット数を推定して検出することもできる。また、1ライ
ンおき、2ラインおきに印刷ドットを計測する場合のよ
うに、所定ライン毎に間引きして印刷ドット数を検出
し、この間引き検査により得られた印刷ドット数に基づ
いて、そのページ全体の印刷ドット数を推定して検出す
ることもできる。そして、ページ全体の印刷ドット数に
基づいて色材消費量を検出することができる。
【0017】請求項4に係る発明のように、前記色材消
費量検出手段は、過去の印刷で消費された色材消費量の
履歴情報に基づいて、前記色材消費量を推定することも
できる。
【0018】色材の消費量には、ユーザーの個性が反映
される場合が多い。例えば、ビジネスユース主体の場合
は、モノクロテキスト印刷が多いため、黒色インクの消
費量が大きい。また、写真印刷の需要が多い他のユーザ
ーの場合は、黒色インクの消費量が比較的少なくなる。
従って、過去の印刷で消費された色材の量を記憶管理す
ることにより、次ページの印刷に用いられる色材の消費
量を推定することもできる。
【0019】請求項5に係る発明のように、前記ホスト
コンピュータは、前記印刷データ生成手段と前記色材消
費量検出手段とを有し、前記プリンタは、前記色材残量
検出手段と前記判定手段とを有することができる。
【0020】即ち、ホストコンピュータ側では、印刷デ
ータを生成してページ毎の色材消費量を検出し、色材消
費量及び印刷データをプリンタに送信する。プリンタ側
では、色材消費量と色材残量とを比較して、印刷を許可
するか否かを判定することができる。判定手段をプリン
タ側に設けることにより、複数のホストコンピュータか
らそれぞれ印刷ジョブが発行されるネットワーク印刷シ
ステムに用いた場合でも、ページの途中で印刷が中断さ
れるのを防止することができ、効率よく色材を消費する
ことができる。即ち、判定手段をホストコンピュータ側
に設けた場合は、一方のホストコンピュータ側で色材残
量が足りると判定されたとしても、この判定直後に他方
のホストコンピュータからの印刷ジョブが先に印刷処理
された場合には、一方のホストコンピュータからの印刷
を行う時点で色材不足を生じる可能性がある。これに対
し、プリンタ側に判定手段を設ける場合は、このような
問題を生じる可能性がなく、ネットワーク印刷システム
に適している。
【0021】請求項6に係る発明では、前記ホストコン
ピュータは、前記印刷データ生成手段と前記色材消費量
検出手段と前記判定手段とを有し、前記プリンタは、前
記色材残量検出手段を有することもできる。
【0022】即ち、ホストコンピュータ側に判定手段を
設けることにより、印刷データを送信する前に色材不足
が生じるか否かを判定することができ、無駄なデータ送
信を防止することができる。
【0023】請求項7に係る発明では、ホストコンピュ
ータから受信した印刷データに基づいて印刷を実行する
プリンタにおいて、印刷により消費される色材消費量が
ページ毎に明示された印刷データを受信する受信手段
と、色材の残量を検出する色材残量検出手段と、前記色
材消費量と前記色材残量とをページ毎に比較する判定手
段とを備え、前記色材残量が前記色材消費量以上である
と判定された場合に、前記ページの印刷を許可すること
を特徴としている。
【0024】ホストコンピュータから色材消費量を明示
した印刷データが送信されると、判定手段は、受信され
た色材消費量に基づいて、色材不足が生じるか否かを判
定する。色材が足りると判定された場合は、印刷が許可
される。ここで、印刷の許可、不許可を行う際には、種
々の方法を採用することができる。例えば、色材不足が
生じないと判定されるまでの間は、印刷データの受信を
止めておき、色材不足が生じないと判定された時点で印
刷データを受信し、印刷してもよい。また、色材不足の
判定を行っている最中にも印刷データの受信を並行して
行い、色材不足であると判定された場合は、受信した印
刷データを破棄することもできる。
【0025】通知された色材消費量に基づいて色材不足
の可能性を判定した後に、印刷を行うため、印刷中断に
よる印刷品質の低下を防止でき、色材を効率よく消費す
ることができる。
【0026】請求項8に係る発明のように、前記色材残
量は、ページ毎に検出される印刷ドット数に基づいて定
めることができる。
【0027】請求項9に係る発明では、プリンタに送信
するための印刷データを生成する印刷データ生成装置に
おいて、印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
前記生成された印刷データの印刷によって消費される色
材消費量をページ毎に検出する色材消費量検出手段と、
前記色材消費量と該ページの印刷データとを送信する送
信手段とを備え、前記プリンタの色材残量が前記色材消
費量以上である場合に、前記ページの印刷が許可される
ことを特徴としている。
【0028】ページ毎の色材消費量を予め検出して、こ
の色材消費量をプリンタに送信するため、プリンタ側で
は、色材残量と色材消費量とを比較して印刷の可否を判
定することができる。
【0029】請求項10に係る発明では、ホストコンピ
ュータで生成された印刷データをプリンタに送信して印
刷させる印刷方法において、印刷データを生成する第1
ステップと、前記生成された印刷データに基づいてペー
ジ毎に印刷ドット数を検出する第2ステップと、前記印
刷ドット数と該ページの印刷データとを送信する第3ス
テップと、前記印刷ドット数と前記印刷データとを受信
する第4ステップと、色材残量を検出する第5ステップ
と、前記印刷ドット数に応じた色材消費量と前記色材残
量とをページ毎に比較する第6ステップと、前記色材残
量が前記色材消費量に足りない場合は、前記ページの印
刷を行わなずに所定のエラー処理を行う第7ステップ
と、前記色材残量が前記色材消費量以上である場合に
は、前記ページの印刷を許可する第8ステップと、を含
んでなることを特徴とする。
【0030】これにより、前記請求項2に係る発明と同
様の作用を得ることができる。但し、請求項10に係る
発明は、印刷データがビットイメージデータである場合
に限定されない。印刷データがベクタデータである場合
も、印刷ドット数を推定的に検出できるからである。
【0031】請求項11に係る発明は、プリンタに送信
される印刷データを生成するためのプログラムを記録し
たプログラム記録媒体において、印刷データを生成する
印刷データ生成機能と、前記生成された印刷データのペ
ージ毎に印刷ドット数を検出する印刷ドット数検出機能
と、前記検出された印刷ドット数と該ページの印刷デー
タとを前記プリンタに送信させる送信機能とを、前記コ
ンピュータに実現させるためのプログラムを前記コンピ
ュータが読取り及び理解可能な形態で記録したプログラ
ム記録媒体である。
【0032】上記プログラムをコンピュータに読み取ら
せることにより、ページを構成する印刷ドット数を予め
検出し、この印刷ドット数と印刷データとをプリンタに
送信させることができる。これにより、プリンタ側で色
材不足の可能性を容易に判定することができる。ここ
で、記録媒体としては、例えば、フロッピーディスク、
コンパクトディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、ハ
ードディスク、メモリ等の種々の媒体を用いることがで
きる。また、これに限らず、例えば、通信回線を介して
プログラムをリモートダウンロードする等のように、通
信媒体を利用することも可能である。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0034】1.第1の実施の形態 図1〜図8に基づいて、本発明の第1の実施の形態を説
明する。図1は、本実施の形態による印刷システムのブ
ロック図である。
【0035】例えば、パーソナルコンピュータ、ワーク
ステーション、ディジタルスチルカメラ等として実現さ
れるホストコンピュータ1は、「印刷データ生成装置」
としてのプリンタドライバ2と、インターフェース(以
下「I/F」と略記)3とを備えている。プリンタドラ
イバ2には、「印刷データ生成手段」としての印刷デー
タ生成部4と、「色材消費量検出手段」としてのドット
数検出部5とが設けられている。
【0036】例えば、文書作成用ソフトウエア等のアプ
リケーションプログラムにより作成されたドキュメント
データが入力されると、印刷データ生成部4は、ドキュ
メントデータを所定のビットイメージデータ(ラスタデ
ータ)に変換して印刷データを生成する。ドット数検出
部5は、このビットイメージデータに基づいて、ページ
を構成する印刷ドットの総数を各色毎にそれぞれ検出す
る。検出された印刷ドット数と印刷データとは、例えば
LAN(Local Area Network)等の通信回線6を介してプ
リンタ11に送信される。
【0037】図2は、ホストコンピュータ1から送信さ
れる印刷ジョブデータの概略構成を模式的に示す説明図
である。図2(a)に示すように、印刷ジョブデータ
は、例えば、ホストコンピュータ1のネットワークアド
レスやデータ長等の情報を格納した領域7Aと、各色毎
の印刷ドット数を格納した領域7Bと、1ページ分の印
刷データを格納した領域7Cと、改ページコマンドを格
納した領域7Dとを備えている。ここで、図2中、dY
はイエローインクの印刷ドット数、dMはマゼンタイン
クの印刷ドット数、dCはシアンインクの印刷ドット
数、dKは黒インクの印刷ドット数をそれぞれ示す。各
ページにおける各色毎の総印刷ドット数を格納する領域
7Bは、そのページの先頭に位置して設けられる。
【0038】1行毎に印刷を行うシリアルプリンタの場
合、図2(b)に示すように、1ページ分の印刷データ
は、各パスまたは各バンド毎のデータから形成される。
そして、図2(c)に示すように、各パス毎の印刷デー
タは、各色毎のデータから構成される。
【0039】図1に戻ってプリンタ11の構成を説明す
る。プリンタ11は、プリンタコントローラ12と、プ
リントエンジン13とから構成されており、プリンタコ
ントローラ12は、解釈部16,インク残量検出部1
8,変換部19,判定部21等を備えて構成されてい
る。
【0040】ホストコンピュータ1から送信された印刷
データ等は、I/F14により受信され、受信バッファ
15に記憶される。後述するように、インク切れの可能
性が無いと判定されると、解釈部16は、入力された印
刷データを解釈し、出力バッファ17に印刷出力用のイ
メージデータを展開する。
【0041】「インク残量検出手段」としてのインク残
量検出部18は、プリンタ11に装着された図示せぬイ
ンクカートリッジのインク残量を各色毎にそれぞれ検出
するものである。例えば「変換手段」または「色材量/
ドット数変換手段」として表現可能な変換部19は、変
換テーブル20を参照することにより、印刷ドットをイ
ンク量に変換するものである。即ち、変換テーブル20
には、印刷ドットのドットサイズ毎に、該ドットの形成
に必要なインクの量が格納されている。従って、変換部
19は、各ドットサイズの印刷ドットを1個形成するの
に必要なインク消費量を求めて、1ドットあたりのイン
ク消費量にドット数を乗じることにより、印刷ドット数
をインク消費量に変換することができる。
【0042】「判定手段」としての判定部21は、ホス
トコンピュータ1から通知されたページ毎の印刷ドット
数に基づいて、この印刷ドット数分の印刷ドットを形成
するのに必要なインク消費量と現在のインク残量とを各
色毎にそれぞれ比較し、各色のインクにインク切れが生
じるか否かを判定するものである。インク切れが生じな
いと判定された場合は、そのページの印刷が許可され、
インク切れを生じると判定された場合には、所定のイン
クエンド処理を行うようになっている。
【0043】プリントエンジン13は、用紙の搬送を行
う紙送り機構と、所定のタイミングで用紙にインク滴を
吐出するプリントヘッドと、該プリントヘッドを搭載し
たキャリッジの走行を行うキャリッジ機構とを備えてい
る。なお、実施の形態では、カラーインクジェット式プ
リントエンジンを例に挙げて説明する。
【0044】次に、図3〜図5に基づき本実施の形態の
作用を説明する。図3は、プリンタドライバ2側で処理
されるドライバ側処理を示すフローチャートである。
【0045】ステップ(以下「S」と略記)1で、入力
されたドキュメントデータに基づいてビットイメージデ
ータが生成されると、このビットイメージデータの全体
を検査することにより、各色毎の印刷ドットの総数をそ
れぞれ検出する(S2)。そして、検出された印刷ドッ
ト数は、ヘッダと共にプリンタ11に向けて送信される
(S3)。次に、印刷ドット数が検出されたページの印
刷データがプリンタ11に送信される(S4)。
【0046】そして、全てのページのデータを送信した
か否かを判定し(S5)、未送信のページが残っている
場合には、次ページをセットして(S6)、S1に戻
る。従って、印刷されるドキュメントの各ページ毎に、
各色毎の印刷ドット数が検出され、プリンタ11に送信
される。
【0047】次に、図4は、プリンタ11側で実行され
るプリンタ側処理を示すフローチャートである。
【0048】まず、プリンタ11は、ホストコンピュー
タ1からのデータまたはコマンドを受信したか否かを判
定しており(S11)、ホストコンピュータ1からのデ
ータ等を受信した場合には、印刷データであるか否かを
判定する(S12)。プリンタドライバ2から上記ヘッ
ダを受信した場合は、印刷データであると判定され、ヘ
ッダに続いて受信された各色の印刷ドット数がインク消
費量ICに換算される(S13)。即ち、プリンタドラ
イバ2から通知された印刷ドット数は、変換部19によ
って、各ドット数に相当するインク消費量ICに変換さ
れる。
【0049】次に、インク残量検出部18によってイン
ク残量IRを検出し(S14)、インク残量IRとイン
ク消費量ICとを各色毎に判定する。即ち、黒インクの
残量IRKが黒インクの予定された消費量ICK以上で
あるか否か(S15)、マゼンタインクの残量IRMが
マゼンタインクの消費量ICM以上であるか否か(S1
6)、シアンインクの残量IRCがシアンインクの消費
量ICC以上であるか否か(S17)、イエローインク
の残量IRYがイエローインクの消費量ICY以上であ
るか否かを、それぞれ判定する。全ての色においてイン
ク残量が予定されたインク消費量以上である場合は、S
15〜S18の全てで「YES」と判定され、そのペー
ジの印刷が行われる(S19)。一方、4色のうちいず
れか1色でもインク残量が不足すると判定された場合
は、S15〜S18のいずれかで「NO」と判定され、
インク切れ処理が行われる(S20)。インク切れ処理
としては、例えば、インク切れによってページの印刷が
できない旨をホストコンピュータ1に通知したり、既に
受信された印刷データを破棄したりする等の処理を行う
ことができる。
【0050】一方、ホストコンピュータ1から受信され
たデータが印刷データではない場合は、印刷停止コマン
ドやプリンタステータス要求コマンド等の他のコマンド
であるか否かを判定し(S21)、他のコマンドである
場合は、各コマンドに応じた通常処理を行う(S2
2)。なお、受信されたデータが他のコマンドでもない
場合は、S22をスキップして処理を終了する。
【0051】このように、プリンタ11は、最初に受信
される印刷ドット数に基づいて、予定されたインク消費
量と現在のインク残量とを各色毎にそれぞれ比較し、イ
ンク切れが生じない場合に限り印刷を行うようになって
いる。
【0052】次に、図5は、インク残量検出部18によ
るインク残量検出処理を示すフローチャートである。
【0053】まず、図示せぬカートリッジ装着センサの
検出状態に基づいて、インクカートリッジが装着された
か否かを監視している(S31)。インクカートリッジ
の装着が検出された場合は、新品のインクカートリッジ
が装着されたものとみなし、各色のインク残量をそれぞ
れカウントするカウンタをリセットし(S32)、各色
のカウンタにそれぞれの初期値をセットする(S3
3)。即ち、新品のカートリッジにおける黒インク量が
100ccの場合は、100の値が黒インクのカウンタ
にセットされる。一方、インクカートリッジの新たな装
着が検出されない場合は、前記S31〜S33までの処
理はスキップされる。
【0054】次に、プリントエンジン13によって吐出
されたインク滴の数、即ち、印刷済みのドット数を検出
し(S34)、この印刷済みドット数をインク消費量に
換算する(S35)。従って、カウンタから印刷済みド
ット数に応じたインク消費量を減算することにより(S
36)、各色のインク残量を検出できる。
【0055】このように構成される本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。
【0056】第1に、印刷するページの印刷ドット数を
ホストコンピュータ1側で検出してプリンタ11に通知
し、プリンタ11側では、印刷ドット数に応じたインク
消費量とインク残量とを各色毎にそれぞれ比較してイン
ク切れの判定を行うため、ページの途中で印刷が中断さ
れて印刷品質の低下を生じる可能性がなく、効率よくイ
ンクを消費することができる。即ち、印刷に必要なドッ
ト数をページ毎に予め検出し、予定されたインク消費量
と現在のインク残量とを各ページ毎に比較するため、最
大消費量を機械的にセットする従来技術と比較して、イ
ンク切れ判定の精度を大幅に向上することができ、イン
クを効率的に消費できる。
【0057】第2に、ホストコンピュータ1から通知さ
れた印刷ドット数によって、次ページの印刷で用いられ
るインクの色と予定消費量とを予め知ることができるた
め、各色のインク残量にばらつきがある場合でも、効率
的にインクを消費することができる。即ち、例えば、黒
インクの残量が殆どない場合であっても、次ページの印
刷で黒インクを用いない場合は、該ページの印刷を行う
ことができるため、使い勝手を大幅に向上させることが
でき、インクを効率的に消費できる。
【0058】第3に、プリンタ11側に判定部21を設
けてインク切れ判定を行うため、複数のホストコンピュ
ータから印刷ジョブを受け取る可能性があるネットワー
クプリンタに好適に用いることができる。即ち、後述す
る実施の形態のように、ホストコンピュータ側でインク
切れを判定することも可能であるが、この場合には、あ
るホストコンピュータでインク切れが生じないと判定さ
れた場合でも、該ホストコンピュータから印刷データを
送信する前に、他のホストコンピュータからの印刷ジョ
ブが先に処理されてしまうと、インク切れ判定の基礎と
なるインク残量が変化するため、予期せぬインク切れを
招く可能性がある。これに対し、本実施の形態では、プ
リンタ11側でインク残量とインク消費量とを比較する
ため、インク切れ判定の精度を高く維持することがで
き、ネットワークプリンタとして好適に用いることがで
きる。
【0059】第4に、ドットサイズ毎に印刷ドットの数
を検出するため、吐出するインク量を可変に制御できる
プリントエンジン13の場合でも、印刷に用いられるイ
ンク量を正確に算出することができる。
【0060】2.第2の実施の形態 次に、図6及び図7に基づいて本発明の第2の実施の形
態を説明する。なお、以下の各実施の形態では、上述し
た実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。本実施の形態の特徴は、
一部分の印刷ドット数を検出することにより、ページ全
体の印刷ドット数を推定して検出することにある。
【0061】図6は、本実施の形態によるドライバ側処
理のフローチャートである。本処理は、図3と共に上述
したS1〜S6のうち、S2を除く全てのステップを備
えている。
【0062】即ち、本ドライバ側処理では、S2に代え
て、S41及びS42が設けられている。ビットイメー
ジデータに変換されたページのうち、所定の領域の印刷
ドット数のみを検出し(S41)、この部分的に検出さ
れた印刷ドット数に基づいてページ全体の印刷ドット数
を推定する(S42)。
【0063】図7は、印刷ドット数を推定する状態を示
す説明図である。印刷イメージの領域が幅W×高さHの
面積を有する場合、この印刷イメージ領域全体の印刷ド
ット数を検出するのではなく、図7中に斜線で示すよう
に、先頭からH1分だけの範囲内における印刷ドット数
のみを検出し、それ以降のH2分の範囲内におけるドッ
ト数を検出しない。従って、高さH1分の範囲内で検出
された印刷ドット数をd1とすると、ページ全体の印刷
ドット数dは、d1×(H1/H)として推定すること
ができる。
【0064】このように構成される本実施の形態でも、
上述した第1の実施の形態と同様の処理を行うことがで
きる。これに加えて、本実施の形態では、ページの印刷
ドットを全てカウントするのではなく、ページの所定領
域の印刷ドットのみを部分的にカウントすることによ
り、ページ全体の印刷ドット数を推定して検出するた
め、印刷ドット数を速やかに検出してプリンタ11に送
信することができ、ホストコンピュータ1のCPU等の
負担を低減できる。従って、インク切れ判定を速やかに
行うことができ、印刷効率を向上させることができる。
【0065】3.第3の実施の形態 次に、図8及び図9に基づいて本発明の第3の実施の形
態を説明する。本実施の形態の特徴は、ホストコンピュ
ータ側でインク切れの判定を行う点にある。
【0066】本実施の形態におけるホストコンピュータ
31のプリンタドライバ32には、印刷データ生成部
4,ドット数検出部5に加えて、「判定手段」としての
判定部33が設けられている。従って、本プリンタ41
には、判定部が設けられていない。ホストコンピュータ
31は、印刷データを送信する前に、プリンタ41側で
インク切れが生じるか否かを予め判定し、インク切れが
生じないと判定された場合に印刷データを送信するよう
になっている。
【0067】図9は、ドライバ側処理を示すフローチャ
ートである。まず、判定部33は、プリンタ41に対し
て現在のインク残量IRを問い合わせ(S51)、イン
ク残量IRが入力されるのを待つ(S52)。インク残
量IRがプリンタ41から入力されると、ビットイメー
ジデータを生成する(S53)。
【0068】次に、前記第2の実施の形態と同様に、所
定領域の印刷ドットを検出することにより(S54)、
ページ全体の印刷ドット数を推定し(S55)、この推
定された印刷ドット数をインク消費量ICに換算する
(S56)。インク消費量IRの換算に際しては、少な
くとも以下の2通りの方法を採用できる。一つの方法
は、印刷ドット数をプリンタ41に送信し、プリンタ4
1の変換部19によって印刷ドット数に応じたインク消
費量ICを得るものである。他の方法は、プリンタドラ
イバ32に変換部を設けてインク消費量ICに変換させ
るものである。
【0069】そして、図4中のS15〜S18と同様
に、各色毎に、予定されたインク消費量ICとインク残
量IRとをそれぞれ比較し、インク残量IRがインク消
費量IC以上であるか否かを判定する(S57〜S6
0)。
【0070】全ての色でインク残量IRがインク消費量
IC以上の場合は、ビットイメージデータがプリンタ4
1に送信される(S61)。一方、いずれか1色でもイ
ンク残量IRがインク消費量ICに満たない場合は、ユ
ーザーにインク切れである旨が通知される(S62)。
そして、全ページのデータを送信したか否かを判定し
(S63)、未送信のページがある場合は、次ページを
セットして(S64)、S51に戻る。
【0071】このように構成される本実施の形態でも上
述した前記第2の実施の形態と同様の効果を得ることが
できる。これに加えて、本実施の形態では、ホストコン
ピュータ31側でインク切れの判定を行い、インク切れ
が生じないと判定された場合に印刷データを送信するた
め、無駄な印刷データの送信を防止できる。
【0072】4.第4の実施の形態 次に、図10〜図12に基づいて本発明の第4の実施の
形態を説明する。本実施の形態の特徴は、過去の印刷に
おけるインク消費量の履歴に基づいて、ページ毎のイン
ク消費量を推定する点にある。
【0073】本実施の形態によるホストコンピュータ5
1のプリンタドライバ52には、印刷データ生成部4
と、「色材消費量検出手段」としてのインク消費量検出
部53と、履歴管理部54と、履歴データベース55と
が設けられている。
【0074】図11の説明図に示すように、履歴データ
ベース55には、過去に印刷された印刷ジョブの名称、
印刷ページ数、印刷日時、各色毎のインク使用量等、種
々の印刷履歴情報が対応付けられて記憶されている。履
歴管理部54は、履歴データベース55を参照すること
により、例えば、1ページあたりの平均インク使用量を
各色毎に算出し、インク消費量検出部53に通知する。
インク消費量検出部53は、例えば、履歴管理部54か
ら入力された平均使用量をそのままで、あるいは、平均
使用量に基づいて次ページの印刷に必要なインク消費量
を推定する。
【0075】図12は、ドライバ側処理を示すフローチ
ャートである。本処理は、図3中のS1、S4〜S6の
各ステップを備えているが、図3中のS2,S3に代え
て、S71〜S73を有し、更にS74,S75を備え
ている。
【0076】即ち、ビットイメージデータが生成された
後は(S1)、履歴管理部54を介してインク消費量の
履歴を参照し(S71)、この履歴に基づいて次ページ
の印刷に必要なインク消費量を推定し(S72)、推定
されたインク消費量をプリンタ11に送信する(S7
3)。そして、全てのページの印刷データを送信した場
合は、この印刷ジョブによって実際に消費されたインク
消費量をプリンタ11に問い合わせ(S74)、プリン
タ11から通知された各色毎のインク消費量を履歴デー
タベース55に登録し更新させる(S75)。
【0077】このように構成される本実施の形態でも、
予めインク消費量を算出し、インク消費量とインク残量
とを印刷前に比較判定できるため、ページ途中のインク
切れを防止して、インクを効率的に消費することができ
る。これに加えて、インク消費の履歴情報に基づいて、
次ページのインク消費量を推定するため、印刷ドット数
を検出する場合よりも速やかにインク消費量を検出する
ことができる。
【0078】なお、当業者であれば、前記各実施の形態
に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の追加、変更
等が可能である。例えば、図1中に示す記録媒体MMに
所定のプログラムを記録させておき、このプログラムを
ホストコンピュータにロードすることにより、本発明を
実現することもできる。記録媒体としては、例えば、フ
ロッピーディスク、ハードディスク、メモリ等の種々の
媒体を採用することができる。
【0079】また、図13に示す変形例のように、印刷
イメージ領域を1本おき、2本おき等のように、所定ラ
インΔL毎に間引き検査し、間引き検査により得られた
印刷ドット数に基づいて、ページ全体の印刷ドット数を
推定することもできる。
【0080】また、変換部19によって印刷ドット数を
インク消費量に換算するものとして述べたが、本発明は
これに限定されない。即ち、インク残量を印刷可能ドッ
ト残量として検出するならば、ホストコンピュータから
通知された印刷ドット数をインク量に変換することなく
インク切れ判定を行うことができる。
【0081】さらに、前記各実施の形態では、シリアル
プリンタを例にとって説明したが、レーザプリンタ等の
各種プリンタにも適用することができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印刷に必要な色材消費量を予め検出して、印刷前に色材
消費量と色材残量とを比較し、色材不足が生じない場合
に印刷を許可するため、ページの途中で色材不足により
印刷が中断するのを防止でき、色材不足の判定精度を高
めて色材を効率的に消費することができる。
【0083】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による印刷システム
のブロック図である。
【図2】印刷ジョブデータの概略構造を示す説明図であ
る。
【図3】ドライバ側処理を示すフローチャートである。
【図4】プリンタ側処理を示すフローチャートである。
【図5】インク残量の検出処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の第2の実施の形態に用いられるドライ
バ側処理を示すフローチャートである。
【図7】印刷イメージ領域を部分的に検査してページ全
体の印刷ドット数を推定する状態を示す説明図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る印刷システム
のブロック図である。
【図9】ドライバ側処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る印刷システ
ムのブロック図である。
【図11】履歴データベース等の概略構造を示す説明図
である。
【図12】ドライバ側処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】本発明の変形例に係り、印刷ドットを所定ラ
イン毎に間引き検査してページ全体の印刷ドット数を推
定する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 プリンタドライバ 4 印刷データ生成部 5 ドット数検出部 11 プリンタ 18 インク残量検出部 19 変換部 20 変換テーブル 21 判定部 31 ホストコンピュータ 32 プリンタドライバ 33 判定部 41 プリンタ 51 ホストコンピュータ 52 プリンタドライバ 53 インク消費量検出部 54 履歴管理部 55 履歴データベース

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータと、該ホストコンピ
    ュータから受信した印刷データに基づいて印刷を行うプ
    リンタとを備えた印刷システムにおいて、 印刷データを生成する印刷データ生成手段と、 前記生成された印刷データの印刷によって消費される色
    材消費量をページ毎に検出する色材消費量検出手段と、 色材の残量を検出する色材残量検出手段と、 前記色材消費量と前記色材残量とをページ毎に比較する
    判定手段とを備え、 前記色材残量が前記色材消費量以上であると判定された
    場合に、前記ページの印刷を許可することを特徴とする
    印刷システム。
  2. 【請求項2】 前記印刷データはビットイメージデータ
    として生成され、前記色材消費量検出手段は、ページ毎
    に検出される印刷ドット数に基づいて前記色材消費量を
    検出する請求項1に記載の印刷システム。
  3. 【請求項3】 前記色材消費量検出手段は、1ページ中
    の所定領域における印刷ドット数を部分的に検査するこ
    とにより、前記色材消費量を検出する請求項2に記載の
    印刷システム。
  4. 【請求項4】 前記色材消費量検出手段は、過去の印刷
    で消費された色材消費量の履歴情報に基づいて、前記色
    材消費量を推定する請求項1に記載の印刷システム。
  5. 【請求項5】 前記ホストコンピュータは、前記印刷デ
    ータ生成手段と前記色材消費量検出手段とを有し、前記
    プリンタは、前記色材残量検出手段と前記判定手段とを
    有する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の印刷シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記ホストコンピュータは、前記印刷デ
    ータ生成手段と前記色材消費量検出手段と前記判定手段
    とを有し、前記プリンタは、前記色材残量検出手段を有
    する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の印刷システ
    ム。
  7. 【請求項7】 ホストコンピュータから受信した印刷デ
    ータに基づいて印刷を実行するプリンタにおいて、 印刷により消費される色材消費量がページ毎に明示され
    た印刷データを受信する受信手段と、 色材の残量を検出する色材残量検出手段と、 前記色材消費量と前記色材残量とをページ毎に比較する
    判定手段とを備え、 前記色材残量が前記色材消費量以上であると判定された
    場合に、前記ページの印刷を許可することを特徴とする
    プリンタ。
  8. 【請求項8】 前記色材残量は、ページ毎に検出される
    印刷ドット数に基づいて定められる請求項7に記載のプ
    リンタ。
  9. 【請求項9】 プリンタに送信するための印刷データを
    生成する印刷データ生成装置において、 印刷データを生成する印刷データ生成手段と、 前記生成された印刷データの印刷によって消費される色
    材消費量をページ毎に検出する色材消費量検出手段と、 前記色材消費量と該ページの印刷データとを送信する送
    信手段とを備え、 前記プリンタの色材残量が前記色材消費量以上である場
    合に、前記ページの印刷が許可されることを特徴とする
    印刷データ生成装置。
  10. 【請求項10】 ホストコンピュータで生成された印刷
    データをプリンタに送信して印刷させる印刷方法におい
    て、 印刷データを生成する第1ステップと、 前記生成された印刷データに基づいてページ毎に印刷ド
    ット数を検出する第2ステップと、 前記印刷ドット数と該ページの印刷データとを送信する
    第3ステップと、 前記印刷ドット数と前記印刷データとを受信する第4ス
    テップと、 色材残量を検出する第5ステップと、 前記印刷ドット数に応じた色材消費量と前記色材残量と
    をページ毎に比較する第6ステップと、 前記色材残量が前記色材消費量に足りない場合は、前記
    ページの印刷を行わなずに所定のエラー処理を行う第7
    ステップと、 前記色材残量が前記色材消費量以上である場合には、前
    記ページの印刷を許可する第8ステップと、を含んでな
    ることを特徴とする印刷方法。
  11. 【請求項11】 プリンタに送信される印刷データを生
    成するためのプログラムを記録したプログラム記録媒体
    において、 印刷データを生成する印刷データ生成機能と、 前記生成された印刷データのページ毎に印刷ドット数を
    検出する印刷ドット数検出機能と、 前記検出された印刷ドット数と該ページの印刷データと
    を前記プリンタに送信させる送信機能とを、 前記コンピュータに実現させるためのプログラムを前記
    コンピュータが読取り及び理解可能な形態で記録したプ
    ログラム記録媒体。
JP10127073A 1998-05-11 1998-05-11 印刷システム、プリンタ、印刷データ生成装置及び印刷方法 Withdrawn JPH11320910A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10127073A JPH11320910A (ja) 1998-05-11 1998-05-11 印刷システム、プリンタ、印刷データ生成装置及び印刷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10127073A JPH11320910A (ja) 1998-05-11 1998-05-11 印刷システム、プリンタ、印刷データ生成装置及び印刷方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11320910A true JPH11320910A (ja) 1999-11-24

Family

ID=14950915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10127073A Withdrawn JPH11320910A (ja) 1998-05-11 1998-05-11 印刷システム、プリンタ、印刷データ生成装置及び印刷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11320910A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002072770A (ja) * 2000-08-25 2002-03-12 Canon Inc 画像形成装置および方法
US6471314B2 (en) 1999-12-03 2002-10-29 Nec Corporation Printing control method, printing device, printing control device and storage medium storing printing control program
US7172260B2 (en) 2002-03-04 2007-02-06 Seiko Epson Corporation Liquid spraying method, liquid spraying system, and liquid spraying execute program
JP2008195083A (ja) * 2008-05-23 2008-08-28 Brother Ind Ltd 両面記録装置及び両面記録方法
JP2008217044A (ja) * 2008-06-19 2008-09-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011016376A (ja) * 2000-03-17 2011-01-27 Seiko Epson Corp 通信端末装置、及び受信データの処理方法
JP2011175324A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Kyocera Mita Corp 画像形成装置制御プログラム及び画像形成装置
JP2019082507A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理システム、画像処理方法、及び情報処理装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6471314B2 (en) 1999-12-03 2002-10-29 Nec Corporation Printing control method, printing device, printing control device and storage medium storing printing control program
JP2011016376A (ja) * 2000-03-17 2011-01-27 Seiko Epson Corp 通信端末装置、及び受信データの処理方法
JP2002072770A (ja) * 2000-08-25 2002-03-12 Canon Inc 画像形成装置および方法
US7172260B2 (en) 2002-03-04 2007-02-06 Seiko Epson Corporation Liquid spraying method, liquid spraying system, and liquid spraying execute program
JP2008195083A (ja) * 2008-05-23 2008-08-28 Brother Ind Ltd 両面記録装置及び両面記録方法
JP4539761B2 (ja) * 2008-05-23 2010-09-08 ブラザー工業株式会社 両面記録装置及び両面記録方法
JP2008217044A (ja) * 2008-06-19 2008-09-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4495232B2 (ja) * 2008-06-19 2010-06-30 株式会社リコー 画像形成装置
JP2011175324A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Kyocera Mita Corp 画像形成装置制御プログラム及び画像形成装置
JP2019082507A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理システム、画像処理方法、及び情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3360728B2 (ja) 記録制御方法、記録装置、記録制御装置及び記録制御プログラムを記憶した記憶媒体
US20070229877A1 (en) Technology for dealing with errors in printing device
JP4054688B2 (ja) 印刷システム並びに情報処理装置及びその制御方法、プリンタドライバプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
US7050726B2 (en) Method for imaging with an imaging apparatus that facilitates the use of a starter cartridge
JP4921190B2 (ja) 印刷制御装置及び方法と印刷システム
US8724126B2 (en) Printing apparatus, program, and printer driver
JP2014019085A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JPH11320910A (ja) 印刷システム、プリンタ、印刷データ生成装置及び印刷方法
JP2002283599A (ja) 画像記録装置および画像記録方法
US7271926B2 (en) Image printing apparatus, image printing system, image data processing method and memory medium
JP3968889B2 (ja) プリントシステム
JP4453042B2 (ja) プリントシステム、当該システムに用いられる情報処理端末
US7289237B2 (en) Print server, printing system, printing method, printing program and computer-readable recording medium containing the printing program
JP2005028636A (ja) 印刷システムおよび印刷制御装置
US6945718B2 (en) Print system which analyzes processing speed and a method for keeping track of printing process status
JP2006268441A (ja) 印刷支援システムと印刷支援プログラムと記録媒体と印刷支援方法
JP5887794B2 (ja) ルックアップテーブル提供システム、ルックアップテーブル提供装置、ルックアップテーブル提供方法、及びルックアップテーブル提供プログラム
US11803721B2 (en) Methods and printing system using adaptive consumable estimation in printing operations
US11755267B1 (en) Methods and printing system using hybrid consumable use estimation in printing operations
US20230315359A1 (en) Methods and printing system using adaptive consumable estimation in printing operations
US20090201330A1 (en) Printing Apparatus, and Method and Program for Controlling Printing Apparatus
US6746094B1 (en) Imaging system and method of determining insufficient colorant
JP2004167932A (ja) インクジェット記録装置用画像処理装置システム
US11853619B2 (en) Methods and printing system using size-agnostic consumable use estimation
US11797809B1 (en) Methods and printing system using classification-based consumable use in printing operations

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050420

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050530