JPH11320642A - 熱硬化性樹脂の射出成形装置及び射出成形方法 - Google Patents

熱硬化性樹脂の射出成形装置及び射出成形方法

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JPH11320642A
JPH11320642A JP13410798A JP13410798A JPH11320642A JP H11320642 A JPH11320642 A JP H11320642A JP 13410798 A JP13410798 A JP 13410798A JP 13410798 A JP13410798 A JP 13410798A JP H11320642 A JPH11320642 A JP H11320642A
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JP
Japan
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thermosetting resin
spool
injection molding
mold
cavity
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JP13410798A
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Keizo Matsumura
圭三 松村
Akinobu Katayama
明信 片山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/77Measuring, controlling or regulating of velocity or pressure of moulding material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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    • B29C2045/2683Plurality of independent mould cavities in a single mould
    • B29C2045/2687Plurality of independent mould cavities in a single mould controlling the filling thereof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱硬化性樹脂の射出成形時の成形プロセスを
把握し、キャビティ内の熱硬化性樹脂の充填バランスの
不都合をすぐに判定して、成形品の品質の問題を事前に
判定し、成形条件にフィードバックできる熱硬化性樹脂
の射出成形装置及び射出成形方法を提供することを目的
としている。 【解決手段】 熱硬化性樹脂Pの流動する順序に沿っ
て、ランナ51上と流動経路30上とキャビティ40上
に圧力センサー60,61,62を組み込んで、熱硬化
性樹脂Pの射出成形時の成形プロセスを把握し、キャビ
ティ40内の熱硬化性樹脂Pの充填バランスの不都合を
すぐに判定でき、これによって成形品Sの品質の問題を
事前に判定し、成形条件にフィードバックさせること
で、成形品Sの品質を向上させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エポキシ樹脂やフ
ェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を、加熱した金型内に射
出して成形し、製品としての成形品を製造するための熱
硬化性樹脂の射出成形装置及び射出成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エポキシ樹脂やフェノール樹脂
等の熱硬化性樹脂を用いて製品を製造する場合は、前記
熱硬化性樹脂を射出装置により硬化しない状態で加熱溶
融し、予め製品の形状に対応して製作された成形金型を
加熱し、この成形金型内に熱硬化性樹脂を射出した後、
硬化させることにより成形して、成形品としての製品を
製造する熱硬化性樹脂の射出成形装置が用いられる。
【0003】従来、この種の熱硬化性樹脂の射出成形装
置として、例えば、図3に示すものがある。この射出成
形装置は、図3に示すように、固定側金型10と可動側
金型20とからなる金型1を備えている。前記固定側金
型10は、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等の熱硬化性
樹脂Pを硬化させずに次の射出に備えて残すための複数
の第1スプール11と、これら第1スプール11にそれ
ぞれ連通する複数の第2スプール12とを有している。
そして固定側金型10と可動側金型20との間には、各
第2スプール12に連通する流動経路30と、これらの
流動経路30にそれぞれ連通し、成形品Sを成形するた
めの複数のキャビティ40とが設けられている。
【0004】各第1スプール11は、これら第1スプー
ル11内の熱硬化性樹脂Pをある一定時間硬化しない温
度に保つための複数のスプールブッシュ15に設けら
れ、そして各スプールブッシュ15は前記固定側金型1
0に設けられている。前記可動側金型20内には、各キ
ャビティ40内の硬化した成形品Sと各第2スプール1
2及び流動経路30内の硬化樹脂Cとを、金型1の型開
き時に金型1より離型させるための突出しピン21,2
2,23がそれぞれ設けられている。
【0005】さらに、固定側金型10における各スプー
ルブッシュ15の上部間にはマニホールド50が配置さ
れ、このマニホールド50は、各スプールブッシュ15
内の各第1スプール11に連通するランナ51を有す
る。前記マニホールド50の上部にはスプールブッシュ
17が配置され、このスプールブッシュ17は前記ラン
ナ51に連通するスプール16を有する。
【0006】上記の如く構成された射出成形装置で射出
成形を行うには、ある一定時間硬化しない温度でかつ流
動できる温度の熱硬化性樹脂Pを、成形機ノズル(図示
せず)からスプールブッシュ17のスプール16、マニ
ホールド50のランナ51を通じて、各スプールブッシ
ュ15の各第1スプール11へ流し込み、さらに各第1
スプール11から各第2スプール12と各流動経路30
を通じて流し込んで、各キャビティ40内に射出する。
【0007】そして、この熱硬化性樹脂Pを加熱硬化さ
せて成形した後、可動側金型20を下降移動させ、その
後に各突出しピン21,22,23で、各キャビティ4
0内の成形品Sと、各第2スプール12及び各流動経路
30内の硬化樹脂Cとを取り出すようにしている。
【0008】通常、このような射出成形装置において、
各キャビティ40が形成されている固定側金型10及び
可動側金型20は、射出された熱硬化性樹脂Pが硬化さ
れる温度に加熱されており、熱硬性樹脂Pが成形機ノズ
ルから射出されて各キャビティ40に至るまでの経過で
受けた温度×滞留時間の総熱履歴を含めた熱硬化性樹脂
Pの硬化特性と金型1の温度により、硬化までの時間
や、その硬化の状態あるいは充填の状態などの成形プロ
セスが決まっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構造の射出成形装置では、成形機ノズルから射出され
た熱硬化性樹脂Pは、スプール16を介してランナ51
へ、さらに複数の第1スプール11から複数の第2スプ
ール12へと流動する際に、その流動経路の途中で硬化
が進むことになる。その結果、各キャビティ40へ射出
する際に充填バランスに不都合を生じてしまったりして
も、成形品表面に目視で確認できるような欠陥が生じな
い限り、成形サイクル中の成形プロセスの良否の判定に
よる内部欠陥等の判定や、成形条件をフィードバックす
ることはできない、という問題があった。
【0010】本発明は、上記問題を解消し、熱硬化性樹
脂の射出成形時の成形プロセスを把握し、各キャビティ
内の熱硬化性樹脂の充填バランスの不都合をすぐに判定
して、成形品の品質の問題を事前に判定し、成形条件に
フィードバックできる熱硬化性樹脂の射出成形装置及び
射出成形方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱硬化性樹脂の射出成形装置は、固定側金
型と可動側金型とからなる金型を備え、前記固定側金型
には、成形機ノズルに連通したスプールと、このスプー
ルに連通したランナと、このランナに連通した複数の第
1スプールと、これら第1スプールにそれぞれ連通した
複数の第2スプールとを有し、前記固定側金型と可動側
金側との間に、前記複数の第2スプールにそれぞれ連通
する複数の流動経路と、これら流動経路にそれぞれ連通
し、成形品を成形する複数のキャビティとを形成した熱
硬化性樹脂の射出成形装置において、前記ランナ上と流
動経路上とキャビティ上とのそれぞれ少なくとも1ヶ所
に、圧力センサーを組み込んだことを特徴としている。
【0012】また本発明の熱硬化性樹脂の射出成形方法
は、熱硬化性樹脂を、成形機ノズルからランナへと通
し、さらに流動経路を経てキャビティ内に射出し、この
熱硬化性樹脂を加熱硬化させたのち、前記キャビティ内
の成形品と、前記流動経路内の硬化樹脂とを取り出すよ
うにした熱硬化性樹脂の射出成形方法において、圧力セ
ンサーにより、流動する熱硬化性樹脂の圧力を流動の順
序にしたがって検出し、これら圧力センサーの圧力値の
ピーク値の立上り順序と各々のピーク値の絶対値を比較
することにより、成形プロセスの良否を判定することを
特徴としている。
【0013】本発明の熱硬性樹脂の射出成形装置及び射
出成形方法によると、熱硬化性樹脂の流動する順序に沿
って、熱硬化性樹脂の圧力を検出するための圧力センサ
ーが組み込まれているため、熱硬化性樹脂の射出成形時
の成形プロセスを把握し、各キャビティ内の熱硬化性樹
脂の充填バランスの不都合をすぐに判定でき、これによ
って成形品の品質の問題を事前に判定し、成形条件にフ
ィードバックさせることで、成形品の品質を向上させる
ことになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1、図2を参照しつつ説明する。図1は本発明の
実施の形態における熱硬化性樹脂の射出成形装置を示す
縦断面図、図2は本発明における射出成形装置によって
得られた圧力値を示すグラフ図で、そのうち(A)は成
形プロセス中に問題がない時、(B)は問題が発生した
時、にそれぞれ示される状態の概略値である。なお、上
述した従来の熱硬化性樹脂の射出成形装置と同一または
ほぼ同一の部材や部分には、同一符号を付して説明す
る。
【0015】本実施の形態の射出成形装置は、図1に示
すように、上下に配置された固定側金型10と可動側金
型20とからなる金型1を備え、上型である固定側金型
10は固定されており、下型である可動側金型20は上
下に昇降するようになっている。そして、可動側金型2
0の昇降によって、金型1の型開きと型閉じとが行われ
るようになっている。
【0016】前記固定側金型10には、ある一定時間硬
化せずに且つ流動できる温度に加熱されたエポキシ樹脂
やフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂Pを、次の射出に備
えて残すためのスプールブッシュ17が配置され、この
スプールブッシュ17は、成形機ノズル(図示せず)と
連通したスプール16を有する。そしてスプールブッシ
ュ17の下部にはマニホールド50が配置され、このマ
ニホールド50は、前記スプール16に連通するランナ
51を有する。
【0017】前記マニホールド50の下部には複数のス
プールブッシュ15が設けられ、これらスプールブッシ
ュ15は、前記ランナ51に連通する第1スプール11
をそれぞれ有する。そして各第1スプール11の下方に
は、これら第1スプール11と連通する複数の第2スプ
ール12が形成され、これら第2スプール12では、熱
硬化性樹脂Pが硬化する温度まで加熱される。
【0018】前記固定側金型10と可動側金型20との
間には、各第2スプール12に連通する複数の流動経路
30と、これら流動経路30にそれぞれ連通する複数の
キャビティ40とが設けられている。ここで流動経路3
0は、熱硬化性樹脂Pが硬化温度まで加熱され、またキ
ャビティ40は、熱硬化性樹脂Pを加熱硬化して成形品
Sの成形を行う。
【0019】前記マニホールド50には、ランナ51に
直通する位置に圧力センサー60が配置されている。さ
らに固定側金型10には、樹脂流動経路30とキャビテ
ィ40とに直通する位置に、それぞれ圧力センサー6
1,62が配置されている。前記可動側金型20には、
金型1の型開き後に、各流動経路30内の硬化樹脂Cと
各キャビティ40内の成形品Sを押し出す(離型させ
る)ための、突出しピン21,22,23がそれぞれ配
設されている。
【0020】なお圧力センサー60,61,62は、熱
硬化性樹脂Pの流動するその順序に沿って、ランナ51
上と、第2スプール12に連通する流動経路30上と、
キャビティ40上のそれぞれ1ヵ所(合計3ヵ所)に組
み込まれているが、これは少なくとも1ヵ所であって、
それぞれ1ヵ所以上(合計3ヵ所以上)に組み込まれて
もよい。
【0021】また図1では、圧力センサー61,62は
いずれも固定側金型10に配置されているが、可動側金
型20に配置することも可能である。さらにこの時、圧
力センサー61,62を突出しピン22,23の下部へ
配置することも可能である。
【0022】次に、上記構成の射出成形装置を用いた熱
硬化性樹脂の射出成形方法の工程について、以下に説明
する。金型1の型閉め工程では、可動側金型20を固定
側金型10に当接するように上昇させて型閉めを行う。
次に熱硬化性樹脂Pの射出工程では、成形機ノズルから
送られ、ある一定時間硬化しないで且つ流動できる温度
まで加熱溶融された熱硬化性樹脂Pが、スプールブッシ
ュ17のスプール16からマニホールド50のランナ5
1を経て各第1スプール11内に流動される。そして各
第1スプール11から各第2スプール12に流動され、
ここで、硬化する温度まで加熱された熱硬化性樹脂P
が、流動経路30を経て各キャビティ40内に射出して
充填される。
【0023】その際に熱硬化性樹脂Pは、ランナ51、
樹脂流動経路30およびキャビティ40にそれぞれ直通
する位置に配置された圧力センサー60,61,62に
より圧力が検出され、以て以下に説明する作用が行われ
る。
【0024】すなわち、熱硬性樹脂Pが成形機ノズルよ
り射出されると、まずランナ51に直通する位置に配置
された圧力センサー60が圧力を検知し、順次、熱硬化
性樹脂Pの流れに沿って、流動経路30に直通する位置
に配置された圧力センサー61、キャビティ40に直通
する位置に配置された圧力センサー62が圧力を検知す
る。
【0025】この時、流動できるがある一定時間硬化す
るには至らない温度に加熱されている熱硬化性樹脂P
は、ランナ51での樹脂温度はマニホールド50の温度
に依存し、各第1スプール11での樹脂温度は各スプー
ルブッシュ15の温度に依存する。さらに、熱硬化性樹
脂Pはその特性として、金型1のなかに入れて加熱する
と温度の上昇によって、その粘度が下がり、流動性を帯
びるようになる。
【0026】更に熱硬化性樹脂Pは、硬化できるまでの
温度に加熱されると、その活動が最も大きくなり、金型
1のキャビティ40のすみずみまで充填される。その状
態で徐々に硬化がはじまり、ある一定時間で硬化が完了
するが、この間に必要な射出動作を完了することによ
り、熱硬化性樹脂Pの射出成形は実現可能となる。
【0027】この時、マニホールド50や、各スプール
ブッシュ15の温度変化やばらつき、さらには、スプー
ル16からランナ51を経て第1スプール11や樹脂流
動経路30に至るまでの間に受けた温度×滞留時間の総
熱履歴を含めた熱硬化性樹脂Pの硬化特性や、金型1の
温度や、射出時の圧力ならびに速度などの成形条件によ
って生じるその場所での圧力を、各々の圧力センサー6
0,61,62は検知することができる。
【0028】上述した作用によると、通常、安定した成
形状態では、熱硬化性樹脂Pの流動の順序にしたがっ
て、各圧力センサー60,61,62が圧力を検知し、
金型1のキャビティ40へ完全に充填されてはじめて、
図2の(A)に示すように、キャビティ40へ直通する
位置で設置された圧力センサー62でピーク圧力を検知
したあと、最後にランナー51に直通する位置に設置さ
れた圧力センサー60でピーク圧力が検知される。
【0029】この時のピーク圧力の意味は、各々の圧力
センサー60,61,62が検知した圧力波形のピーク
時の値であり、ピーク圧力の絶対値は圧力センサー6
0,61,62の設置位置により異なり、熱硬化性樹脂
Pが射出される成形機シリンダ・ノズルに近い距離にあ
るほど、圧力損失が小さく一般に大きい。
【0030】一方、もし成形状態に不具合、たとえば熱
硬化性樹脂Pが、流動の途中で硬化が進んだりして圧力
損失が増大したり、樹脂流動経路30の先端、キャビテ
ィ40の入口付近で硬化が進んだりすると、図2の
(B)に示すように、成形機シリンダ・ノズルにより近
い位置に設置されているランナ51に直通する位置に設
置されているセンサー60、あるいは流動経路30に直
通する位置に設置されているセンサー61が先に圧力ピ
ーク値を示す。これは、その位置で熱硬化性樹脂Pの流
れがとまってしまうためであり、つまり、キャビティ4
0の充填の不具合を示すものである。
【0031】成形品Sの取り出し工程では、上記した各
工程の作用によって、成形品Sが完全に硬化した後に、
金型1を型開きし、硬化完了した成形品S及び第2スプ
ール12、流動経路30の硬化樹脂Cを、可動側金型2
0に組み込まれた突出しピン21,22,23で金型1
から離型される。この時、成形状態に不具合が生じてい
ても問題なく離型させることができ、圧力センサー6
0,61,62が離型時に何ら悪影響は引起さない。
【0032】従って、本実施形態の射出成形装置及び射
出成形方法によれば、従来と同様な成形動作でありなが
ら、圧力センサー60,61,62の圧力値のピーク値
の立上り順序と各々のピーク値の絶対値を比較すること
により、成形プロセスの良否を判定しながら、すなわ
ち、成形状態を把握しながら、成形品Sを成形すること
ができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の熱硬化性樹脂の射出成形装置及
び射出成形方法によれば、成形時の成形プロセスを把握
し、各キャビティ内の熱硬化性樹脂の充填バランスの不
都合をすぐに判定でき、これによって成形品の品質の問
題を事前に判定し、成形条件にフィードバックさせて、
成形品の品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱硬化性樹脂の射出成形装置の実
施の形態の縦断面図である。
【図2】実施の形態により得られた圧力値を示すグラフ
図であって、(A)は成形プロセス中に問題がない時、
(B)は問題が発生した時をそれぞれ示す。
【図3】従来の熱硬化性樹脂の射出成形装置の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 金型 10 固定側金型 11 第1スプール 12 第2スプール 15 スプールブッシュ 16 スプール 17 スプールブッシュ 20 可動側金型 30 流動経路 40 キャビティ 50 マニホールド 51 ランナ 60 圧力センサー 61 圧力センサー 62 圧力センサー P 熱硬化性樹脂 S 成形品 C 硬化樹脂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側金型と可動側金型とからなる金型
    を備え、前記固定側金型には、成形機ノズルに連通した
    スプールと、このスプールに連通したランナと、このラ
    ンナに連通した複数の第1スプールと、これら第1スプ
    ールにそれぞれ連通した複数の第2スプールとを有し、
    前記固定側金型と可動側金側との間に、前記複数の第2
    スプールにそれぞれ連通する複数の流動経路と、これら
    流動経路にそれぞれ連通し、成形品を成形する複数のキ
    ャビティとを形成した熱硬化性樹脂の射出成形装置にお
    いて、前記ランナ上と流動経路上とキャビティ上とのそ
    れぞれ少なくとも1ヶ所に、圧力センサーを組み込んだ
    ことを特徴とする熱硬化性樹脂の射出成形装置。
  2. 【請求項2】 熱硬化性樹脂を、成形機ノズルからラン
    ナへと通し、さらに流動経路を経てキャビティ内に射出
    し、この熱硬化性樹脂を加熱硬化させたのち、前記キャ
    ビティ内の成形品と、前記流動経路内の硬化樹脂とを取
    り出すようにした熱硬化性樹脂の射出成形方法におい
    て、圧力センサーにより、流動する熱硬化性樹脂の圧力
    を流動の順序にしたがって検出し、これら圧力センサー
    の圧力値のピーク値の立上り順序と各々のピーク値の絶
    対値を比較することにより、成形プロセスの良否を判定
    することを特徴とした熱硬化性樹脂の射出成形方法。
JP13410798A 1998-05-18 1998-05-18 熱硬化性樹脂の射出成形装置及び射出成形方法 Pending JPH11320642A (ja)

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