JPH1131913A - チップアンテナ及びそれを用いた移動体通信機 - Google Patents

チップアンテナ及びそれを用いた移動体通信機

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JPH1131913A
JPH1131913A JP10109484A JP10948498A JPH1131913A JP H1131913 A JPH1131913 A JP H1131913A JP 10109484 A JP10109484 A JP 10109484A JP 10948498 A JP10948498 A JP 10948498A JP H1131913 A JPH1131913 A JP H1131913A
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JP
Japan
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conductor
chip antenna
resonance circuit
antenna
frequency
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Application number
JP10109484A
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English (en)
Inventor
Yuujirou Dakeya
雄治郎 嵩谷
Teruhisa Tsuru
輝久 鶴
Seiji Kaminami
誠治 神波
Takeshi Suesada
剛 末定
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/078,850 priority patent/US6075491A/en
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Priority to DE69830947T priority patent/DE69830947D1/de
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/362Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith for broadside radiating helical antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/38Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の共振周波数を備えた小型のチップアン
テナを提供する。 【解決手段】 チップアンテナ10は、酸化バリウム、
酸化アルミニウム、シリカを主成分とする直方体状の基
体11の内部に、基体11の長手方向に螺旋状に巻回さ
れる導体12と、導体12の中間部に挿入され、導体1
2に電気的に直列接続されるLC並列共振回路13とを
備え、基体11の表面に、導体12に電圧を印加するた
めの給電用端子14を備える。そして、導体12はLC
並列共振回路13により第1導体121と第2導体12
2とに分離される。また、LC並列共振回路13は並列
に接続されたインダクタンス素子であるコイルL1とキ
ャパシタンス素子であるコンデンサC1とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップアンテナに
関し、特に、PHS(Personal Handy-phone System)、
携帯電話器などの移動体通信機に用いられるチップアン
テナに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の共振周波数を備え、複数の周波数
で同時に使用可能なプリントアンテナが、特開平8−1
86420号公報に提案されている。図11に、従来の
複数の共振周波数を備えた2周波共用のプリントアンテ
ナを示す。プリントアンテナ50は、一端が給電源Vに
接続されるモノポール素子51をプリントした誘電体基
板52で構成される。そして、モノポール素子51の中
間部には、チップインダクタ53aとチップコンデンサ
53bとの並列回路である反共振回路54が挿入され、
モノポール素子51は、第1アンテナ素子51aと第2
アンテナ素子51bとに分離される。モノポール素子5
1は第1周波数f1(波長:λ1)に共振し、このとき
のモノポール素子51長さは約λ1/4である。また、
反共振回路54は第2周波数f2(波長:λ2)に共振
する。さらに、第1アンテナ素子51aを単体で第2周
波数f2に共振させるため、その長さを約λ2/4に設
定する。このように構成したプリントアンテナは、反共
振回路54が第2周波数f2に共振するため、第2周波
数f2に対しては第2アンテナ素子51bが開放された
状態と等価になり、第1周波数f1に共振するとともに
第2周波数f2にも共振し、2つの共振周波数を備える
こととなる。
【0003】なお、第1及び第2周波数f1,f2の帯
域幅は第1及び第2アンテナ素子51a,51bの幅に
より決定され、幅を大きくすることにより、第1及び第
2周波数f1,f2の帯域幅を広げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
のプリントアンテナによれば、広帯域化を実現しようと
すると第1及び第2アンテナ素子の幅を大きくする必要
があり、プリントアンテナが大型化し、その結果、この
プリントアンテナを搭載する移動体通信機の小型化が困
難であるという問題があった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、複数の共振周波数を備えた小
型のチップアンテナを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため、本発明のチップアンテナは、誘電材料及び磁性
材料の少なくとも一方からなる基体と、該基体の内部及
び表面の少なくとも一方に形成された少なくとも1つの
導体と、前記導体の中間部に挿入され、電気的に直列接
続される反共振回路と、前記基体の表面に形成され、前
記導体の一端に接続される給電用端子とを備えることを
特徴とする。
【0007】また、前記反共振回路が、インダクタンス
素子とキャパシタンス素子とからなるLC並列共振回路
であることを特徴とする。
【0008】また、前記反共振回路を構成するインダク
タンス素子及びキャパシタンス素子の少なくとも一方を
可変素子とすることを特徴とする。
【0009】また、前記反共振回路が、前記基体に内蔵
されることを特徴とする。
【0010】本発明の移動体通信機は、上記のチップア
ンテナと、該チップアンテナに接続される送信回路と、
前記チップアンテナに接続される受信回路と、前記チッ
プアンテナ、前記送信回路及び前記受信回路をカバーす
る筐体とを有することを特徴とする。
【0011】本発明のチップアンテナによれば、導体の
中間部に挿入され、電気的に直列接続される反共振回路
を備えているため、導体は、導体の長さに応じた周波数
に共振し、反共振回路が共振する周波数に対しては、導
体の反共振回路の接続位置から他端までが開放された状
態と等価になり、導体の一端から反共振回路の接続位置
までの長さを、反共振回路が共振する周波数に共振させ
るように設定すれば、このチップアンテナは、導体の長
さに応じた周波数と、導体の一端から反共振回路の接続
位置までの長さに応じた周波数とを共振周波数とするこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、本発明に係るチ
ップアンテナの第1の実施例の透視斜視図及び分解斜視
図を示す。チップアンテナ10は、酸化バリウム、酸化
アルミニウム、シリカを主成分とする直方体状の基体1
1の内部に、基体11の長手方向に螺旋状に巻回される
導体12と、導体12の中間部に挿入され、導体12に
電気的に直列接続される反共振回路であるLC並列共振
回路13とを備え、基体11の表面に、導体12に電圧
を印加するための給電用端子14を備える。
【0013】そして、導体12はLC並列共振回路13
により第1導体121と第2導体122とに分離され
る。また、LC並列共振回路13は並列に接続されたイ
ンダクタンス素子であるコイルL1とキャパシタンス素
子であるコンデンサC1とからなる。
【0014】なお、導体12の一端である第1導体12
1の一端は、基体11の端面に引き出され給電部15と
なり給電用端子14に接続される。また、第1導体12
1の他端は、基体11の内部においてコイルL1の一端
及びコンデンサC1を構成するコンデンサ電極16に接
続される。さらに、第2導体122の一端は、基体11
の内部においてコイルL1の他端及びコンデンサC1を
構成するコンデンサ電極17に接続される。また、導体
12の他端である第2導体122の他端は、基体11の
内部において自由端18を形成する。このような構成に
より、第1及び第2導体121,122で構成される導
体12とLC並列共振回路13とが直列接続となる。
【0015】基体11は、酸化バリウム、酸化アルミニ
ウム、シリカを主成分とする誘電材料(比誘電率:約
6.0)からなる矩形状のシート層1a〜1dを積層し
てなる。このうち、シート層1a,1bの表面には、印
刷、蒸着、貼り合わせ、あるいはメッキによって、銅あ
るいは銅合金よりなり、略L字状あるいは略直線状をな
す導電パターン2a〜2hと、略矩形状をなすコンデン
サ電極16,17とが設けられる。
【0016】また、シート層1cの表面には、印刷、蒸
着、貼り合わせ、あるいはメッキによって、銅あるいは
銅合金よりなり、コイルL1をなすミアンダ状のコイル
電極3が設けられる。さらに、シート層1b,1cの所
定の位置(導電パターン2e,2gの両端、導電パター
ン2f,2hの一端及びコイル電極3の両端)には、厚
み方向にビアホール19が設けられる。
【0017】そして、シート層1a〜1dを積層焼結
し、導電パターン2a,2b,2e,2fをビアホール
19で接続し、導電パターン2c,2d,2g,2hを
ビアホール19で接続することにより、基体11の内部
で、基体11の長手方向に、螺旋状に巻回される第1及
び第2導体121,122からなる導体12が形成され
る。
【0018】図3に、図1のチップアンテナ10の等価
回路図を示す。チップアンテナ10は、抵抗成分及びイ
ンダクタンス成分が直列接続されたものである第1及び
第2導体121,122からなる導体12と、コイルL
1とコンデンサC1とが並列接続されたLC並列共振回
路13とを備える。
【0019】そして、第1導体121の一端は給電用端
子14に接続され、他端はLC並列共振回路13の一端
に接続される。また、第2導体121の一端はLC並列
共振回路13の他端に接続され、他端は自由端18を形
成する。
【0020】この構成のチップアンテナ10において、
導体12は第1周波数f1に共振する。また、LC並列
共振回路13が共振する第2周波数f2に対しては、導
体12のLC並列共振回路13の接続位置から他端ま
で、すなわち第2導体122が開放された状態と等価に
なり、導体12の一端からLC並列共振回路13の接続
位置までの長さ、すなわち第1導体121の長さを第2
周波数f2に共振させるように設定すれば、第1導体1
21は第2周波数f2に共振する。
【0021】この結果、チップアンテナ10は、導体1
2の長さに応じた第1周波数f1、及び第1導体121
の長さに応じた第2周波数f2を共振周波数とすること
ができる。
【0022】表1に、導体12の長さd1及び第1導体
121の長さd2をそれぞれ変えた3種類のチップアン
テナ10におけるf1,f2,f2−f1,BWa及び
BWbを示す。なお、BWa及びBWbは、電圧定在波
比=2のときの第1及び第2周波数f1,f2の帯域幅
である。
【0023】
【表1】
【0024】図4に、表1におけるサンプルNo.1の
チップアンテナ10の反射損失及び電圧定在波比を示
す。なお、図4中において、実線は反射損失を、破線は
電圧定在波比を示し、点A及び点B(図4中▽印)は共
振周波数を示す。
【0025】表1及び図4から、導体12に、反共振回
路であるLC並列共振回路13を直列接続することによ
り、チップアンテナ10が2つの共振周波数を有するこ
とがわかる。すなわち、1つのチップアンテナ10で異
なる2つの共振周波数を備えるアンテナを実現できるこ
とがわかる。
【0026】また、導体12の給電部15である一端か
ら自由端18である他端までの長さd1、及び第1導体
121の一端から他端までの長さd2を任意の値にする
ことにより、2つの共振周波数を任意の値にすることが
可能である。
【0027】なお、第1及び第2周波数f1,f2の帯
域幅は、チップアンテナ10の導体12と、チップアン
テナ10を搭載する移動体通信機のグランド(図示せ
ず)との間に発生する浮遊容量により決定され、その浮
遊容量を大きくすることにより、第1及び第2周波数f
1,f2の帯域幅を広げることができる。
【0028】図5に、図1に示すアンテナ装置10の入
力インピーダンス特性を示す。この図から、2つの共振
周波数812.8MHz(点A)、866.8MHz
(点B)において、チップアンテナ10の入力インピー
ダンスとチップアンテナ10が搭載される移動体通信機
などの高周波回路部の特性インピーダンスとの比が、そ
れぞれ1.09,0.99となり、チップアンテナ10
の入力インピーダンスが、チップアンテナ10が搭載さ
れる移動体通信機などの高周波回路部の特性インピーダ
ンスとほぼ一致していることがわかる。すなわち、イン
ピーダンス調整用の整合回路が不要であることがわか
る。
【0029】図6及び図7に、図1のチップアンテナ1
0の変形例の透視斜視図を示す。図6のチップアンテナ
10aは、直方体状の基体11aと、基体11aの表面
に沿って、基体11aの長手方向に螺旋状に巻回される
導体12aと、導体12aの中間部に挿入して導体12
aに電気的に直列接続され、基体11aの内部に形成さ
れるLC並列共振回路13aと、導体12aに電圧を印
加するために、基体11aの表面に形成される給電用端
子14aとを備える。
【0030】そして、導体12aはLC並列共振回路1
3aにより第1導体121aと第2導体122aとに分
離される。また、LC並列共振回路13aは並列に接続
されたコイルL1とコンデンサC1とからなる。
【0031】なお、第1導体121aの一端は基体11
aの表面にて給電用端子14aに接続され、第1導体1
21aの他端はビアホール19aを介してコイルL1の
一端及びコンデンサC1を構成するコンデンサ電極16
aに接続される。また、第2導体122aの一端はビア
ホール19aを介してコイルL1の他端及びコンデンサ
C1を構成するコンデンサ電極17aに接続され、第2
導体122aの他端は基体11aの表面にて自由端18
aを形成する。
【0032】この場合には、第1及び第2導体121
a,122aからなる導体12aを、基体11aの表面
にスクリーン印刷等で簡単に形成できるため、チップア
ンテナ10aの製造工程が簡略化できる。
【0033】図7のチップアンテナ10bは、直方体状
の基体11bと、基体11bの表面(一方主面)にミア
ンダ状に形成される導体12bと、導体12bの中間部
に挿入して導体12bに電気的に直列接続され、基体1
1bの内部に形成されるLC並列共振回路13bと、導
体12bに電圧を印加するために、基体11bの表面に
形成される給電用端子14bとを備える。
【0034】そして、導体12bはLC並列共振回路1
3bにより第1導体121bと第2導体122bとに分
離される。また、LC並列共振回路13bは並列に接続
されたコイルL1とコンデンサC1とからなる。
【0035】なお、第1導体121bの一端は基体11
bの表面にて給電用端子14bに接続され、第1導体1
21bの他端はビアホール19bを介してコイルL1の
一端及びコンデンサC1を構成するコンデンサ電極16
bに接続される。また、第2導体122bの一端はビア
ホール19bを介してコイルL1の他端及びコンデンサ
C1を構成するコンデンサ電極17bに接続され、第2
導体122bの他端は基体11bの表面にて自由端18
bを形成する。
【0036】この場合には、ミアンダ状の導体を基体の
一方主面のみに形成するため、基体の低背化が可能とな
り、それにともないアンテナ本体の低背化も可能とな
る。なお、ミアンダ状の導体は、基体の内部に形成され
ていてもよい。
【0037】上述した第1の実施例のチップアンテナに
よれば、導体の中間部に挿入され、電気的に直列接続さ
れる反共振回路を備えているため、導体は第1周波数に
共振し、反共振回路が共振する第2周波数に対しては、
導体の反共振回路の接続位置から他端まで、すなわち第
2導体が開放された状態と等価になり、導体の一端から
反共振回路の接続位置までの長さ、すなわち第1導体の
長さを第2周波数に共振させるように設定すれば、この
チップアンテナは、導体の長さに応じた第1周波数と、
第1導体の長さに応じた第2周波数とを共振周波数とす
ることができる。
【0038】したがって、1つのチップアンテナで異な
る2つの共振周波数を備えるアンテナを実現することが
可能となり、その結果、例えば、携帯電話用巻き取りア
ンテナ、送受信を共用するアンテナ等に利用することが
できる。
【0039】また、導体の全長、及び給電用端子から反
共振回路の接続位置まで、すなわち第1導体の長さを任
意の値に設定することにより、2つの共振周波数を任意
の値に設定することが可能である。
【0040】さらに、反共振回路をLC並列共振回路で
構成しているため、チップアンテナを構成する誘電材料
からなる基板に内蔵したり、搭載したりすることが可能
となる。
【0041】また、第1及び第2周波数の帯域幅がチッ
プアンテナの導体と、チップアンテナを搭載する移動体
通信機のグランドとの間に発生する浮遊容量により決定
されるため、チップアンテナ自身を大きくすることな
く、広い帯域幅を備えた小型のチップアンテナを実現す
ることができる。
【0042】さらに、反共振回路が基体に内蔵されるた
め、チップアンテナの小型化が可能となるとともに、反
共振回路の径時変化が小さく、耐久性が高くなり、チッ
プアンテナの信頼性を向上させることができる。
【0043】また、第1の実施例のチップアンテナのよ
うに、反共振回路を構成するキャパシタンス素子をコン
デンサ電極として基体に内蔵することにより、キャパシ
タンス素子の容量値の可変範囲が広くなる。したがっ
て、第2周波数の可変範囲を広くすることができる。
【0044】さらに、第1の実施例のチップアンテナの
ように、反共振回路を構成するインダクタンス素子をコ
イル電極として、キャパシタンス素子をコンデンサ電極
として、それぞれ基体に内蔵することにより、設計段階
でインダクタンス素子のインダクタンス値、キャパシタ
ンス素子の容量値の微調整が可能であり、設計段階で第
1及び第2周波数を精度良く決定することができる。
【0045】図8に、本発明に係るチップアンテナの第
2の実施例の透視斜視図を示す。チップアンテナ20
は、酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリカを主成分
とする直方体状の基体21の内部に、基体21の長手方
向に螺旋状に巻回される導体22を備え、基板21の表
面(一方主面)に、導体22の中間部に挿入され、導体
22に電気的に直列接続される反共振回路であるLC並
列共振回路23を備え、基体11の表面に、導体22に
電圧を印加するための給電用端子24を備える。
【0046】そして、導体22はLC並列共振回路23
により第1導体221と第2導体22とに分離される。
また、LC並列共振回路23は並列に接続されたインダ
クタンス素子である可変チップコイルL2とキャパシタ
ンス素子である可変チップコンデンサC2とからなる。
【0047】なお、導体22の一端である第1導体22
1の一端は、基板21の端面に引出され給電部25とな
り給電用端子24に接続される。また、第1導体221
の他端は、ビアホール26を介して可変チップコイルL
2の一端及び可変チップコンデンサC2の一端に接続さ
れる。さらに、第2導体222の一端は、ビアホール2
6を介して可変チップコイルL2の他端及び可変チップ
コンデンサC2の他端に接続される。また、導体22の
他端である第2導体222の他端は、基板21の内部で
自由端27を形成する。このような構成により、第1及
び第2導体221,222で構成される導体22とLC
並列共振回路23とが直列接続となる。
【0048】なお、図8のチップアンテナ20の等価回
路は、図3に示す図1のチップアンテナ10の場合と同
様である。
【0049】表2に、LC並列共振回路23を構成する
可変チップコイルL2のインダクタンス値を3.0nH
に固定し、可変チップコンデンサC2の容量値を5.0
〜25.0pFにした場合のチップアンテナ20の利得
を示す。
【0050】なお、チップアンテナ20の第1導体22
1の一端から他端までの長さは約100mmであり、第
1導体221が共振する周波数は約750MHzであ
る。また、表2中において、f2は、可変チップコイル
L2のインダクタンス値と可変チップコンデンサC2の
容量値とから求まるLC並列共振回路23が共振する第
2周波数の計算値である。
【0051】
【表2】
【0052】この表2から、LC並列共振回路23が共
振する第2周波数f2と第1導体221が共振する周波
数とがほぼ一致するとき(L=3.0[nH],C=1
5.0[pF])に、チップアンテナの利得が最大にな
ることがわかる。すなわち、可変チップコンデンサC2
の容量値を調整することにより、LC並列共振回路23
が共振する第2周波数f2が調整でき、その結果、LC
並列共振回路23が共振する第2周波数f2と第1導体
221が共振する周波数とが一致する際に、アンテナ特
性が最も良好となるチップアンテナを得ることができ
る。
【0053】これは、LC並列共振回路23が共振する
周波数と第1導体221が共振する周波数とが一致した
とき、LC並列共振回路23が、第1導体221の共振
を妨害しなくなるためである。
【0054】上述した第2の実施例のチップアンテナに
よれば、LC並列共振回路を構成するキャパシタンス素
子を可変チップコンデンサとしたため、可変チップコン
デンサの容量値を調整することにより、LC並列共振回
路が共振する第2周波数が調整でき、その結果、LC並
列共振回路が共振する第2周波数と第1導体が共振する
周波数とが一致する際に、アンテナ特性が最も良好とな
るチップアンテナを得ることができる。
【0055】図9に、本発明に係るチップアンテナの第
3の実施例の透視斜視図を示す。チップアンテナ30
は、酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリカを主成分
とする直方体状の基体31の内部に、基体31の長手方
向に螺旋状に巻回される導体32と、導体32の中間部
に挿入され、導体32に電気的に直列接続される反共振
回路である第1及び第2LC並列共振回路331,33
2とを備え、基体31の表面に、導体32に電圧を印加
するための給電用端子34を備える。
【0056】そして、導体32は第1及び第2LC並列
共振回路331,332により第1導体321と第2導
体322と第3導体333に分離される。また、第1L
C並列共振回路331は並列に接続されたインダクタン
ス素子であるコイルL31とキャパシタンス素子である
コンデンサC31とからなり、第2LC並列共振回路3
32は並列に接続されたインダクタンス素子であるコイ
ルL32とキャパシタンス素子であるコンデンサC32
とからなる。
【0057】なお、導体32の一端である第1導体32
1の一端は、基体31の端面に引き出され給電部35と
なり給電用端子34と接続される。また、第1導体32
1の他端は、基体31の内部においてコイルL31の一
端及びコンデンサC31を構成するコンデンサ電極36
1に接続される。
【0058】さらに、第2導体322の一端は、基体1
1の内部においてコイルL31の他端及びコンデンサC
31を構成するコンデンサ電極371に接続される。ま
た、第2導体322の他端は、基体31の内部において
コイルL32の一端及びコンデンサC32を構成するコ
ンデンサ電極362に接続される。
【0059】さらに、第3導体323の一端は、基体1
1の内部においてコイルL32の他端及びコンデンサC
32を構成するコンデンサ電極372に接続される。ま
た、導体32の他端である第3導体322の他端は、基
体11の内部において自由端38を形成する。このよう
な構成により、第1、第2及び第3導体321〜323
で構成される導体32と第1及び第2LC並列共振回路
331,332とが直列接続となる。
【0060】この構成のチップアンテナ30において、
導体32は第1周波数f1に共振する。また、第1LC
並列共振回路331が共振する第2周波数f2に対して
は、導体32の第1LC並列共振回路331の接続位置
から他端まで、すなわち第2及び第3導体322,32
3が開放された状態と等価になり、導体32の一端から
第1LC並列共振回路331の接続位置までの長さ、す
なわち第1導体321の長さを第2周波数f2に共振さ
せるように設定すれば、第1導体321は第2周波数f
2に共振する。
【0061】また、第2LC並列共振回路332が共振
する第3周波数f3に対しては、導体32の第2LC並
列共振回路332の接続位置から他端まで、すなわち第
3導体323が開放された状態と等価になり、導体32
の一端から第2LC並列共振回路332の接続位置まで
の長さ、すなわち第1導体321と第2導体322とを
たした長さを第3周波数f3に共振させるように設定す
れば、第1及び第2導体321,322は第3周波数f
3に共振する。
【0062】この結果、チップアンテナ30は、導体3
2の長さに応じた第1周波数f1、第1導体321の長
さに応じた第2周波数f2、及び第1導体321と第2
導体32とをたした長さに応じた第3周波数f3とを共
振周波数とすることができる。
【0063】上述した第3の実施例のチップアンテナに
よれば、導体の中間部に挿入され、電気的に直列接続さ
れる2つのLC並列共振回路を備えているため、1つの
チップアンテナで異なる3つの共振周波数を備えるアン
テナを実現することが可能となる。
【0064】図10に、一般的な移動体通信機である携
帯電話器のRFブロック図を示す。携帯電話40は、ア
ンテナANTと、スイッチSWを介してアンテナANT
に接続される送信回路Tx及び受信回路Rxと、スイッ
チSW、送信回路Tx及び受信回路Rxをカバーする筐
体41とを含む。
【0065】そして、送信回路Txは、低域通過フィル
タLPF、高出力増幅器PA、帯域通過フィルタBPF
及びミキサMIXで構成され、受信回路Rxは、低雑音
増幅器LNA、低域通過フィルタLPF及びミキサMI
Xで構成される。
【0066】したがって、図1、図6〜図9に示すチッ
プアンテナ10,10a,10b,20,30を、図1
0に示す携帯電話器40のアンテナANTに用いること
が考えられる。
【0067】上述の実施例の携帯電話器によれば、アン
テナに、1つで異なる複数の共振周波数を備えるチップ
アンテナを使用しているため、1つのアンテナで、異な
る複数の周波数における電波の送受信を行なうことがで
きる。したがって、移動体通信機を小型化にすることが
可能となる。
【0068】なお、上述の第1乃至第3の実施例におい
ては、基体が、酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリ
カを主成分とする誘電材料により構成される場合につい
て説明したが、基体としてはこの誘電材料に限定される
ものではなく、酸化チタン、酸化ネオジウムを主成分と
する誘電材料、酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化鉄を
主成分とする磁性材料、あるいは誘電材料と磁性材料の
組み合わせでもよい。
【0069】また、導体が1本の場合について説明した
が、それぞれが平行に配置された複数本の導体を有して
いてもよい。この場合には、導体の本数に応じて共振周
波数をさらに増やすことが可能となる。
【0070】さらに、導体に1つあるいは2つの反共振
回路を直列接続し、チップアンテナが2つあるいは3つ
の共振周波数を有する場合について説明したが、導体に
3つ以上の反共振回路を直列接続することにより、チッ
プアンテナが異なる4つ以上の共振周波数を有すること
も可能となる。その結果、例えば、異なる4つの共振周
波数を有する場合には、ページャ、PHS及び携帯電話
といった複数の移動体通信機の電波を1つのチップアン
テナで送受信することができる。
【0071】さらに、第1の実施例において、キャパシ
タンス素子及びインダクタンス素子が基体の内部に設け
られる場合について説明したが、それらの一部が基体の
両主面上に設けられていてもよい。例えば、キャパシタ
ンス素子を構成するコンデンサ電極の一方、あるいは一
部やインダクタンス素子を構成するコイル電極の一部を
基体の両主面上に設ける方法などがある。この場合に
は、基体の主面上に形成された部分をレーザなどで簡単
にトリミングすることができるため、反共振回路が共振
する周波数を簡単に調整し、チップアンテナの特性を向
上させることが可能となる。
【0072】
【発明の効果】請求項1のチップアンテナによれば、導
体の中間部に挿入され、電気的に直列接続される反共振
回路を備えているため、導体は、導体の長さに応じた周
波数に共振し、反共振回路が共振する周波数に対して
は、導体の反共振回路の接続位置から他端までが開放さ
れた状態と等価になり、導体の一端から反共振回路の接
続位置までの長さを、反共振回路が共振する周波数に共
振させるように設定すれば、このチップアンテナは、導
体の長さに応じた周波数と、導体の一端から反共振回路
の接続位置までの長さに応じた周波数とを共振周波数と
することができる。
【0073】したがって、1つのチップアンテナで複数
の共振周波数を備えるアンテナを実現することが可能と
なり、その結果、例えば、携帯電話用巻き取りアンテ
ナ、送受信を共用するアンテナ等に利用することができ
る。
【0074】また、導体の全長、及び給電用端子から反
共振回路の接続位置までの長さを任意の値に設定するこ
とにより、2つの共振周波数を任意の値に設定すること
が可能である。したがって、任意の移動体通信機などに
対応することができる。
【0075】さらに、複数の周波数の帯域幅がチップア
ンテナの導体と、チップアンテナを搭載する移動体通信
機のグランドとの間に発生する浮遊容量により決定され
るため、チップアンテナ自身を大きくすることなく、広
い帯域幅を備えた小型のチップアンテナを実現すること
ができる。
【0076】請求項2のチップアンテナによれば、反共
振回路をインダクタンス素子とキャパシタンス素子とか
らなるLC並列共振回路で構成しているため、そのイン
ダクタンス素子とキャパシタンス素子をチップアンテナ
を構成する誘電材料及び磁性材料の少なくとも一方から
なる基板に内蔵したり、搭載したりすることが可能とな
る。したがって、複数の共振周波数を備えるチップアン
テナの小型化が可能となる。
【0077】請求項3のチップアンテナによれば、反共
振回路であるLC並列共振回路を構成するインダクタン
ス素子及びキャパシタンス素子の少なくとも一方を可変
素子としたため、その可変素子の値を調整することによ
り、LC並列共振回路の共振周波数が調整でき、その結
果、アンテナ特性の良好なチップアンテナを得ることが
できる。
【0078】請求項4のチップアンテナによれば、反共
振回路が基体に内蔵されるため、チップアンテナの小型
化が可能となるとともに、反共振回路の径時変化が小さ
く、耐久性が高くなり、チップアンテナの信頼性を向上
させることができる。
【0079】請求項5の移動体通信機によれば、アンテ
ナに、1つで異なる複数の共振周波数を備えるチップア
ンテナを使用しているため、1つのアンテナで、異なる
複数の周波数における電波の送受信を行なうことができ
る。したがって、移動体通信機を小型化にすることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップアンテナに係る第1の実施例の
透視斜視図である。
【図2】図1のチップアンテナの分解斜視図である。
【図3】図1のチップアンテナの等価回路図である。
【図4】図1のチップアンテナの反射損失及び電圧定在
波比を示す図である。
【図5】図1のチップアンテナの入力インピーダンスを
示す図である。
【図6】図1のチップアンテナの変形例を示す透視斜視
図である。
【図7】図1のチップアンテナの別の変形例を示す透視
斜視図である。
【図8】本発明のチップアンテナに係る第2の実施例の
透視斜視図である。
【図9】本発明のチップアンテナに係る第3の実施例の
透視斜視図である。
【図10】一般的な移動体通信機のRFブロック図であ
る。
【図11】従来のプリントアンテナを示す上面図であ
る。
【符号の説明】
10,20,30 チップアンテナ 11,21,31 基体 12,22,32 導体 13,23,331,332 反共振回路(LC並
列共振回路) 14,24,34 給電用端子 40 移動体通信機 41 筐体 ANT アンテナ C1,C2,C31,C32 キャパシタンス素子 L1,L2,L31,L32 インダクタンス素子 Rx 受信回路 Tx 送信回路
フロントページの続き (72)発明者 末定 剛 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電材料及び磁性材料の少なくとも一方
    からなる基体と、該基体の内部及び表面の少なくとも一
    方に形成された少なくとも1つの導体と、前記導体の中
    間部に挿入され、電気的に直列接続される反共振回路
    と、前記基体の表面に形成され、前記導体の一端に接続
    される給電用端子とを備えることを特徴とするチップア
    ンテナ。
  2. 【請求項2】 前記反共振回路が、インダクタンス素子
    とキャパシタンス素子とからなるLC並列共振回路であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のチップアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記反共振回路を構成するインダクタン
    ス素子及びキャパシタンス素子の少なくとも一方を可変
    素子とすることを特徴とする請求項1あるいは請求項2
    に記載のチップアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記反共振回路が、前記基体に内蔵され
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のチッ
    プアンテナ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    のチップアンテナと、該チップアンテナに接続される送
    信回路と、前記チップアンテナに接続される受信回路
    と、前記チップアンテナ、前記送信回路及び前記受信回
    路をカバーする筐体とを有することを特徴とする移動体
    通信機。
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