JPH11319074A - 尿道カテ―テル及びガイド - Google Patents

尿道カテ―テル及びガイド

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JPH11319074A
JPH11319074A JP11020563A JP2056399A JPH11319074A JP H11319074 A JPH11319074 A JP H11319074A JP 11020563 A JP11020563 A JP 11020563A JP 2056399 A JP2056399 A JP 2056399A JP H11319074 A JPH11319074 A JP H11319074A
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JP
Japan
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inflatable balloon
catheter
tubular member
guide element
balloon
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JP11020563A
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English (en)
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Uzi Eshel
エシャル ウジ
Jacob Lazarovitz
ラザロビッツ ヤコブ
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Argomed Ltd
Original Assignee
Argomed Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 患者の尿路内へ挿入するための留置カテーテ
ルを提供する。 【解決手段】 カテーテル10は次のものから構成され
る。(a)遠位端20及び近位端22を持つ第一の管状
部材12。(b)長さ、遠位端及び近位端を持つ第二の
管状部材18。なお、第一及び第二の管状部材は、それ
らを介して生理的流体の排流を可能にする直径を持つ。
(c)第二の管状部材の一部分に膨張可能に取り付けら
れた第一の可膨張性バルーン24。そして(d)第一及
び第二の管状部材の間に既知の最大長のギャップを形成
するために第一及び第二の管状部材を相互接続する、か
なり小さな直径の第一の連結管26。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の尿道内へ挿
入する内部カテーテル及びこのような挿入を行うための
カテーテル・ガイドに関する。本発明は、特に、前立腺
尿道閉塞を治療するために開発された、患者の尿路を洗
い流すための留置カテーテルと、そのカテーテルを内部
に挿入して位置決めするためのカテーテル・ガイドとに
関する。本発明は、さらに、本発明のガイドを用いる、
患者の尿路内への留置カテーテルの挿入及び位置決めの
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】良性前立腺肥厚(BPH)は、前立腺の肥
大によって、尿道における前立腺を通過する部分(すな
わち前立腺尿道)が締めつけられて閉じられ、正常な排
尿が困難になる症状である。
【0003】BPH は、通常、前立腺の経尿道的切除術
(TURP)等の外科手術を用いて、あるいは、より好まし
くは、前立腺の温熱剔除等の非外科的な方法によって治
療されている。この方法では、通常、先端が前立腺尿道
内に配置されたバルーンによってカテーテルを補い、そ
のバルーン内に熱水を再循環させる。
【0004】温熱剔除法の後、通常、かなりの腫れと水
腫が生じるため、前立腺尿道の一時的な閉塞が起こる。
前立腺組織が適切に治癒し、患者が長期に渡って排尿が
できるようになるためには、剔除用バルーン・カテーテ
ルを取り除き、その後、前立腺尿道内に導尿カテーテル
を挿入する必要がある。
【0005】いくつかのタイプの導尿カテーテルが知ら
れている。一つのタイプとしては、膀胱から尿路の全長
を介して外部へ管を通すものがある。このようなカテー
テルは、非常に不快であるばかりでなく、二つの重要な
制限がある。第一に、このようなカテーテルでは随意的
な排尿が不可能である。第二に、長期に渡って入れてお
くと、しばしば尿路の感染症を起こす。
【0006】もう一つのタイプとしては、通常、例え
ば、 BPH 剔除処置の後、その処置によって傷ついた組
織が治癒するまでの長期間に渡ってカテーテルを入れて
おく必要がある場合に用いる留置カテーテルがある。こ
の期間中、カテーテルの周りの前立腺組織が治癒し、瘢
痕が形成され、カテーテルが取り除かれた後も、前立腺
尿道は確実に広がった状態に留まる。
【0007】現在、前立腺開放処置後に液体及び組織粒
子の有効な排流を可能にする、患者の尿路内へ挿入する
種々の留置カテーテルが存在する。
【0008】このような留置カテーテルの例が、米国特
許第3,811,450号、5,176,626号及び5,
514,178号に開示されている。
【0009】前立腺尿道に処置を施して開放するために
用いる留置カテーテルは、いくつかの必要条件を満たさ
なければならない。カテーテルは、閉塞前立腺尿道を横
断する部分を持ち、生物学的に(随意的な括約筋制
御)、あるいは機械的に(例えば、機械的なバルブ)、
患者が排尿を制御できなくてはならない。さらに、留置
カテーテルは、使用中にずれないように適切に配置され
固定されなければならない。
【0010】上記の必要条件を満たすために、現在用い
られる留置カテーテルは、患者の尿路内にカテーテルを
適切に配置し定着させるために、可膨張性バルーンのい
くつかの構成を組み込んでいる。このような構成には、
通常、位置決め及び定着バルーンが患者の膀胱内に配置
され、膀胱開口の内壁に対して固定されるフォリー・カ
テーテル等のバルーン、あるいは前立腺尿道に対して拡
張し前立腺尿道を開放すると共に排尿路を確立させるの
に役立つリング型バルーンが含まれる。さらに、カテー
テル自体によって、あるいは択一的にその挿入及び位置
決めに用いられるカテーテル・ガイドによって運ばれる
バルーンは、患者の括約筋で止まるので、「挿入ホール
タ」として、また「位置リファレンス」として作用し、
カテーテルを適切に挿入位置決めするのに役立つ。
【0011】他の定着方法としては、図5の概要図を示
すが、(TRESTLE として知られる)ボストン・サイエン
ティフィック社(Boston Scientific)によって製造さ
れるカテーテルの特徴である経尿道ブリッジがある。
【0012】この構成では、括約筋の両側に、ワイヤに
よって相互に接続された二つの管を配置することによっ
て、長手方向の変位に対してカテーテルを固定すると共
に患者の随意的な排尿の制御を可能にしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述のデザインのカテ
ーテルには、固有の限界がある。例えば、いくつかのカ
テーテルは、尿道の括約筋領域を横断するように形成さ
れているため、括約筋を閉じることができず、排尿制御
ためにバルブ付ラインが必要である。さらに、これらの
カテーテルは、膀胱から外部環境まで導く排尿ラインが
しばしば尿路感染症の原因になるという欠点がある。感
染症の治療には、カテーテルを除去する必要がある。抗
生物質によって治療を施した後に新しいカテーテルを再
び入れるが、これは患者に非常に不快感を与えるもので
ある。他方、経尿道ブリッジを用いるカテーテルは、患
者が排尿するとき、括約筋の拡張によってカテーテルの
定着が弛むため、しばしば尿道内で近位に変位する傾向
がある。
【0014】さらに、括約筋バルーンを介してのカテー
テルの位置決めは、容易ではなく、かなりの時間が必要
であり、また、膀胱バルーンを介してのカテーテルの位
置決めは、より複雑なガイド及びカテーテル・システム
を必要とすることが多い。
【0015】したがって、上記の限界を克服する留置尿
道カテーテルの必要が広く認められ、そのようなカテー
テルを得ることは非常に有利である。本発明によるカテ
ーテルは、前立腺の温熱剔除等の非外科的な治療後に、
随意的な排尿制御を可能にする長期留置カテーテルが必
要な場合、患者の前立腺尿道を介した液体及び組織粒子
の排流のために用いることができる。
【0016】
【課題を解決するための手段】下記の本発明の一つの局
面によれば、患者の、膀胱、前立腺尿道、括約筋及び陰
茎尿道からなる尿路内に挿入するための留置カテーテル
が提供される。この留置カテーテルは次のものから構成
される。(a)遠位端及び近位端を持つ第一の管状部
材。(b)長さ、遠位端及び近位端を持つ第二の管状部
材。なお、第一及び第二の管状部材は、それらを介して
生理的流体の排流を可能にする直径を持つ。(c)第二
の管状部材の一部分に膨張可能に取り付けられた第一の
可膨張性バルーン。そして(d)第一及び第二の管状部
材の間に既知の最大長のギャップを形成するために第一
及び第二の管状部材を相互接続する、かなり小さな直径
の第一の連結管。なお、第一の連結管は、第一の可膨張
性バルーンに流体的に繋がっているため、第一の連結管
を介して第一の可膨張性バルーンを膨らませることが可
能である。このとき、第二の管状部材の長さ、ギャップ
の既知の最大長、そして第一の可膨張性バルーンが膨張
可能に取り付けられる第二の管状部材の部分の位置は、
尿路内に配置された状態で、バルーンが膀胱内に固定さ
れ、第二の管状部材が前立腺尿道内に位置し、その近位
端が括約筋に対して遠位に近接して位置し、その遠位端
が膀胱内へ突き出し、さらに、第一の管状部材が陰茎尿
道内に位置し、その遠位端が括約筋に対して近位に近接
して位置し、第一の連結管が括約筋を通過するように選
択される。このため、括約筋の随意的な制御が可能であ
る。
【0017】下記の本発明の一つの実施例によれば、こ
のカテーテルは、さらに、第一の可膨張性バルーンに対
して近位に、第二の管状部材の第二の部分に膨張可能に
連結された第二の可膨張性バルーンからなる。
【0018】さらに、好適実施例における特徴によれ
ば、このカテーテルは、第二の可膨張性バルーンが、加
熱された流体にも適合する。このため、温熱治療(例え
ば、剔除)の処置に有用である。
【0019】さらに、好適実施例における特徴によれ
ば、カテーテルの第一の可膨張性バルーン及び第二の可
膨張性バルーンは、単一ノッチ・バルーンを形成する。
【0020】さらに、好適実施例における特徴によれ
ば、カテーテルの第二の可膨張性バルーンは、第一の連
結管に流体的に繋がっているため、第一の連結管を介し
て膨らませることができる。
【0021】さらに、好適実施例における特徴によれ
ば、カテーテルの第二の可膨張性バルーンは、第二の連
結管に流体的に繋がっており、第二の連結管は、第一の
連結管に平行な第一及び第二の管状部材を相互接続す
る。このため、第二の可膨張性バルーンの膨張は、第一
の可膨張性バルーンの膨張から独立している。
【0022】また、本発明の好適実施例における特徴に
よれば、このカテーテルは、さらに、取り外し可能なガ
イド・エレメントからなる。このガイド・エレメント
は、細長い管状部材と、細長い管状部材の長さの少なく
とも一部分に取り付けられた細長い可膨張性バルーン
と、この細長い可膨張性バルーンを膨らませるための第
一のメカニズムとを含む。ガイド・エレメントは、第一
及び第二の管状部材を介して挿入されるように寸法が決
められているため、細長い可膨張性バルーンを膨らませ
ると、カテーテルはガイド・エレメントに固定される。
【0023】さらに、本発明の好適実施例における特徴
によれば、ガイド・エレメントの細長い管状部材には遠
位開口が形成されており、ガイド・エレメントは、さら
に、細長い管状部材を介して流体を導くための第二のメ
カニズムを含む。
【0024】さらに、本発明の好適実施例における特徴
によれば、ガイド・エレメントの細長い管状部材には閉
遠位端が形成されており、細長い管状部材の腔は、少な
くとも一つの開口を介して細長い可膨張性バルーンに流
体的に繋がっている。
【0025】さらに、好適実施例における特徴によれ
ば、ガイド・エレメントは、細長い可膨張性バルーンに
対して遠位に、細長い管状部材の一部分に取り付けられ
た第二の可膨張性バルーンと、この第二のバルーンを膨
らませるための第二のメカニズムとを含む。
【0026】本発明のもう一つの局面によれば、患者の
尿路内へ挿入するための留置カテーテルが提供される。
このカテーテルは、次のものから構成される。(a)遠
位端及び近位端を持つ第一の管状部材。(b)長さ、遠
位端及び近位端を持つ第二の管状部材。なお、第一及び
第二の管状部材は、それらを介して生理的流体の排流を
可能にする直径を持つ。(c)第二の管状部材の一部分
に膨張可能に取り付けられた第一の可膨張性バルーン。
(d)第一及び第二の管状部材の間に既知の最大長のギ
ャップを形成するために第一及び第二の管状部材を相互
接続する、かなり小さな直径の第一の連結管。なお、第
一の連結管は第一の可膨張性バルーンに流体的に繋がっ
ているため、第一の連結管を介して第一の可膨張性バル
ーンを膨らませることが可能である。(e)第一の可膨
張性バルーンに対して近位に、第二の管状部材の第二の
部分に膨張可能に連結された第二の可膨張性バルーン。
【0027】本発明のもう一つの局面によれば、細長い
管状部材と、細長い管状部材の長さの少なくとも一部分
に取り付けられた第一の細長い可膨張性バルーンと、こ
の細長い可膨張性バルーンを膨らませるための第一のメ
カニズムとからなるカテーテルをガイドするためのガイ
ド・エレメントが提供される。細長い可膨張性バルーン
に対して遠位に、細長い管状部材の一部分に第二の可膨
張性バルーンが取り付けられ、この第二のバルーンを膨
らませるための第二のメカニズムが設けられる。ガイド
・エレメントは、カテーテルを介して挿入されるように
寸法が決められているため、細長い可膨張性バルーンを
膨らませると、カテーテルはガイド・エレメントに固定
される。
【0028】本発明のもう一つの局面によれば、患者
の、膀胱、前立腺尿道、括約筋及び陰茎尿道からなる尿
路内に留置カテーテルを位置決めするための方法が提供
される。この方法は次のステップからなる。(a)留置
カテーテルを提供するステップ。このカテーテルは、次
のものから構成される。(i)遠位端及び近位端を持つ
第一の管状部材。(ii)長さ、遠位端及び近位端を持
つ第二の管状部材。なお、第一及び第二の管状部材は、
それを介して生理的流体の排流を可能にする直径を持
つ。(iii)第二の管状部材の一部分に膨張可能に取
り付けられた第一の可膨張性バルーン。そして(iv)
第一及び第二の管状部材の間に既知の最大長のギャップ
を形成するために第一及び第二の管状部材を相互接続す
る、かなり小さな直径の第一の連結管。なお、第一の連
結管は第一の可膨張性バルーンに流体的に繋がっている
ため、第一の連結管を介して第一の可膨張性バルーンを
膨らませることが可能である。(b)留置カテーテルを
ガイド・エレメントに取り付けるステップ。そして
(c)患者の尿路内にガイド・エレメントを介して留置
カテーテルを挿入して位置決めするステップ。このステ
ップによって、第一の管状部材は括約筋に対して近位に
陰茎尿道の部分に係合し、第二の管状部材は、括約筋に
対して遠位に前立腺尿道に係合し、その遠位端が膀胱内
へ突き出し、連結管は括約筋を通過する。
【0029】好適実施例によれば、患者の尿路内におけ
る留置カテーテルの位置決めは、第一の可膨張性バルー
ンを膀胱に挿入し、連結管を介して第一の可膨張性バル
ーンを膨らませ、そしてカテーテルを引き、膀胱の壁に
対して可膨張性バルーンを配置することによって行う。
【0030】もう一つの好適実施例によれば、患者の尿
路内に留置カテーテルを位置決めする方法は、さらに、
ガイド・エレメントを取り除くステップからなる。
【0031】もう一つの実施例によれば、患者の尿路内
に留置カテーテルを位置決めする方法は、さらに、第一
の可膨張性バルーンを収縮させるステップからなる。
【0032】本発明のもう一つの局面によれば、患者
の、膀胱、前立腺尿道、括約筋及び陰茎尿道からなる尿
路内に留置カテーテルを位置決めするための方法が提供
される。この方法は次のステップからなる。(a)留置
カテーテルを提供するステップ。なお、このカテーテル
は次のものから構成される。(i)遠位端及び近位端を
持つ第一の管状部材。(ii)長さ、遠位端及び近位端
を持つ第二の管状部材。なお、第一及び第二の管状部材
は、それらを介して生理的流体の排流を可能にする直径
を持つ。(iii)第一及び第二の管状部材の間に既知
の最大長のギャップを形成するために第一及び第二の管
状部材を相互接続する、かなり小さな直径の連結要素。
(b)留置カテーテルを、可膨張性バルーンが付いたガ
イド・エレメントに取り付けるステップ。そして(c)
患者の尿路内にガイド・エレメントを介して留置カテー
テルを挿入して位置決めするステップ。このステップに
よって、第一の管状部材は括約筋に対して近位に陰茎尿
道の部分に係合し、第二の管状部材は括約筋に対して遠
位に前立腺尿道に係合し、その遠位端が膀胱内へ突き出
し、連結要素は括約筋を通過する。
【0033】本発明の好適実施例によれば、細長い管状
部材の可膨張性バルーンはガイド・エレメントの一部分
に配置される。ガイド・エレメントが留置カテーテルに
係合されると、可膨張性バルーンはカテーテルに対して
遠位に膨張可能に配置される。したがって、留置カテー
テルの位置決めは、可膨張性バルーンを膀胱に挿入して
可膨張性バルーンを膨らませ、ガイド・エレメントを引
き、膀胱の壁に対して可膨張性バルーンを位置させるこ
とによって行われる。
【0034】本発明のもう一つの局面によれば、前立腺
剔除処置の後、患者の排尿を行うための方法が提供され
る。この場合、患者の尿路は、膀胱、前立腺尿道、括約
筋及び陰茎尿道からなり、この方法は次のステップから
なる。(a)留置カテーテルを提供するステップ。な
お、このカテーテルは次のものから構成される。(i)
遠位端及び近位端を持つ第一の管状部材。(ii)長
さ、遠位端及び近位端を持つ第二の管状部材。なお、第
一及び第二の管状部材は、それらを介して生理的流体の
排流を可能にする直径を持つ。(iii)第二の管状部
材の一部分に膨張可能に取り付けられた可膨張性バルー
ン。(iv)第一及び第二の管状部材の間に既知の最大
長のギャップを形成するために第一及び第二の管状部材
を相互接続する、かなり小さな直径の連結管。なお、第
一の連結管は第一の可膨張性バルーンに流体的に繋がっ
ているため、第一の連結管を介して第一の可膨張性バル
ーンを膨らませることが可能である。(b)留置カテー
テルをガイド・エレメントに取り付けるステップ。
(c)ガイド・エレメントを介して患者の尿路内へ留置
カテーテルを挿入して位置決めするステップ。なお、こ
のステップによって、第一の管状部材は括約筋に対して
近位に陰茎尿道の部分に係合し、第二の管状部材は括約
筋に対して遠位に前立腺尿道に係合し、その遠位端が膀
胱内へ突き出し、連結管は括約筋を通過する。そして
(d)ガイド・エレメントを取り除くステップ。
【0035】本発明のもう一つの局面によれば、前立腺
剔除処置の後、同時に患者の排尿を行いながら患者の前
立腺尿道を拡張させるための方法が提供される。この方
法は次のステップからなる。(a)可膨張性バルーンを
含む導尿カテーテルを患者の尿路内へ挿入するステッ
プ。(b)可膨張性バルーンが前立腺尿道に係合するよ
うに、尿路内にカテーテルを位置決めするステップ。そ
して(c)可膨張性バルーンを膨らませて前立腺尿道を
拡張させるステップ。
【0036】本発明の実施例によれば、前立腺尿道を拡
張させる方法は、さらに、前記可膨張性バルーンを収縮
させるステップ、そして前記導尿カテーテルを取り除く
ステップからなる。
【0037】本発明のもう一つの局面によれば、前立腺
剔除処置中に患者の前立腺尿道を剔除し、剔除処置の
後、同時に患者の排尿を行うために患者の尿路内に導尿
カテーテルを留置するための方法が提供される。この方
法は次のステップからなる。(a)可膨張性バルーンを
含む剔除導尿カテーテルを患者の尿路内へ挿入するステ
ップ。(b)可膨張性バルーンが前立腺尿道に係合する
ように、尿路内にカテーテルを位置決めするステップ。
(c)加熱された流体で可膨張性バルーンを膨らませて
前立腺尿道を剔除するステップ。そして(d)剔除処置
の後、患者の排尿のために尿路内に剔除導尿カテーテル
を残すステップ。
【0038】本発明の好適実施例によれば、剔除処置の
後、カテーテルの可膨張性バルーンは、前立腺尿道を拡
張させるために、膨らませたままに維持される。
【0039】本発明の実施例によれば、前立腺尿道を剔
除して同時に患者の排尿を行うための方法は、さらに、
剔除導尿カテーテルを取り除くステップからなる。
【0040】さらに、本発明の実施例によれば、患者
の、膀胱、前立腺尿道、括約筋及び陰茎尿道からなる尿
路内へ挿入するための留置カテーテルが提供される。こ
の留置カテーテルは次のものから構成される。(a)遠
位端及び近位端を持つ第一の管状部材。(b)長さ、遠
位端及び近位端を持つ第二の管状部材。なお、第一及び
第二の管状部材は、それらを介して生理的流体の排流を
可能にする直径を持つ。(c)第二の管状部材の一部分
に膨張可能に連結された第一の可膨張性バルーン。そし
て(d)第一及び第二の管状部材の間に既知の最大長の
ギャップを形成するために第一及び第二の管状部材を相
互接続する、かなり小さな直径の第一の連結管。なお、
第一の連結管は第一の可膨張性バルーンに流体的に繋が
っているため、第一の連結管を介して第一の可膨張性バ
ルーンを膨らませることが可能である。このとき、第二
の管状部材の長さ、ギャップの既知の最大長、そして第
一の可膨張性バルーンが膨張可能に取り付けられる第二
の管状部材の部分の位置は、尿路に配置された状態で、
バルーンが前立腺尿道に係合し、第二の管状部材の近位
端が括約筋に対して遠位に近接して位置し、その遠位端
が膀胱内へ突き出し、第一の管状部材が陰茎尿道に係合
し、その遠位端が括約筋に対して近位に近接して位置
し、第一の連結管が括約筋を通過するように選択され
る。このため、括約筋の随意的な制御が可能である。
【0041】このカテーテルは、さらに、(e)取り外
し可能なガイド・エレメントからなることが好ましい。
なお、このガイド・エレメントは次のものから構成され
る。(i)細長い管状部材。(ii)細長い管状部材の
長さの少なくとも一部分に取り付けられた細長い可膨張
性バルーン。(iii)この細長い可膨張性バルーンを
膨らませるための第一のメカニズム。なお、ガイド・エ
レメントは、第一及び第二の管状部材を介して挿入され
る寸法が決められているため、細長い可膨張性バルーン
を膨らませると、カテーテルはガイド・エレメントに固
定される。そして(iv)細長い可膨張性バルーンに対
して遠位に、細長い管状部材の一部分に取り付けられた
第二の可膨張性バルーンと、この第二のバルーンを膨ら
ませるための第二のメカニズム。このとき、第二の可膨
張性バルーンは、患者の尿路内にカテーテルを位置決め
するのに役立つ。
【0042】本発明は、カテーテルと、患者の尿路内に
正確に位置決めし、しっかりとカテーテルを固定するた
めの単純手段を持つガイド・システムを提供することに
よって、現在既知である機器構成の欠点を解決する。こ
のため、排尿において、随意的な生理的な制御が維持さ
れる。さらに、本発明のカテーテルは、同時に患者の排
尿を可能にしながら患者の前立腺尿道を剔除する、そし
て拡張させるためにも用いることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明は、 TURP 等の外科手術あ
るいは前立腺尿道の温熱剔除等の非外科的な処置の後の
患者の排尿のために用いることができる留置尿道カテー
テルに関する。特に、本発明のカテーテルは、温熱剔除
と、その後の患者の排尿とに用いることが可能である。
本発明は、さらに、カテーテル・ガイド・エレメント
と、本発明のカテーテルに用いるカテーテル挿入及び位
置決め方法に関する。
【0044】本発明による留置尿道カテーテル及びガイ
ド・エレメントのの原理及び作用、そしてそれらの使用
方法については、参照図面と、その説明から理解するこ
とができる。
【0045】本発明の少なくとも一つの実施例を詳細に
説明する前に、本発明は、その用途において、次の説明
あるいは図面に示す構成の詳細及び構成要素に限定され
ないということを理解すべきである。本発明は、他の実
施例も可能であり、種々の方法において実施することが
可能である。また、ここに用いる表現及び用語は、説明
のためのものであり、制限するものと見なされるべきで
はないことも理解すべきである。
【0046】この明細書及びその後の請求項の箇所にお
いて、尿路との関係で、本発明によるカテーテルあるい
はガイド・エレメントの位置決めに用いる用語「遠位」
及び「遠位に」は膀胱側を示し、そして用語「近位」及
び「近位に」は陰茎尿道側を示す。
【0047】さて、図面を参照する。図1a、図1d、
図2a、図2b、図3a図3b及び図6は、本発明のい
くつかの好適実施例である留置尿道カテーテルを示す。
このカテーテルは下記にカテーテル10として言及され
る。下記に詳細に述べるが、カテーテル10は、患者の
尿路内へ挿入するようにデザインされており、主に患者
の排尿のために用いられる。
【0048】カテーテル10は、内側管腔29を持つ第
一の管状部材12を含み、この部材12は遠位開放端1
4及び近位開放端16を持つ。カテーテル10が患者の
尿路に挿入されると、部材12は、括約筋に対してちょ
うど近位に、患者の陰茎尿道の遠位部分に係合するよう
にデザインされている。
【0049】カテーテル10は、さらに、内側管腔19
を持つ第二の管状部材18を含み、この部材18は遠位
端20と開放近位端22を持つ。遠位端20は、開放端
であるか、あるいは少なくとも一つの開口21が形成さ
れる。端部20及び開口21を含む管状部材18の遠位
部分は、この技術において既知である、カテーテル10
の誘導、そして/あるいはそれを介する排尿を容易にす
るための、ティエマン・パターン(図6における60を
参照)、クヴレール・パターン、デュフール・パター
ン、メルシェ・パターン、笛尖パターン、円筒パターン
等の種々のパターンの一つを備える。これらのパターン
の詳細は、30136ジョージア州ダルース、メドウブ
ルック・パークウェイ、2450(2450 Meadowbrook P
arkway Duluth, Georgia 30136)にある RUSCH 社(RUS
CH Incorporated)の泌尿器内科カタログ及び同社のウ
ェブ・サイト、http://www.ruesch.de に説明がある。
【0050】カテーテル10が挿入されると、部材18
は、前立腺尿道に係合し、その近位端22が括約筋の遠
位端のちょうど遠位に位置し、そして遠位端20及び開
口21が患者の膀胱内に位置する。
【0051】したがって、部材12及び部材18のいず
れもが括約筋に係合する、あるいは括約筋を横断するこ
ともないため、部材12及び18は、括約筋の随意的な
制御による膀胱からの排出を可能にする。このため、膀
胱からの流体は部材18を介して括約筋へ導かれ、排尿
筋が収縮し、そ結果、括約筋が広がるとき、流体は部材
12を通過して陰茎尿道の近位端を介して放出される。
【0052】第二の管状部材18は、種々の長さにデザ
インされることが好ましい。例えば、2から14センチ
あるいは3から12センチが好ましい。異なる患者の、
2から6センチの長さの前立腺尿道に合うように、4か
ら10センチが最も好ましい。前立腺尿道の全長に係合
し膀胱内へ突出すべき部材18の長さには制限が設けら
れるが、部材12は、図面においては部材18よりも短
く表したが、実際には、もっと長くてもよく、このよう
な長さの制限はない。部材12の長さは、1センチ以下
から約8から10センチ以上の範囲が可能である。
【0053】部材12及び18の内径は、それを介して
体液が自由に通過可能なように、十分に広く選択され
る。内径は約5ミリを超えることが好ましい。部材12
及び18の外径は、約6から9ミリであることが好まし
い。部材12及び18は、通常、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリウレタン、ポリビニル塩化物(PVC)及
びシリコン等の弾力性がある低アレルギー性の重合体の
材料から形成される。但し、これらに限定されるもので
はない。
【0054】第一及び第二の管状部材12及び18は連
結管26によって相互接続されている。管26は、通
常、三つの機能を果たす。その一つは、部材12と18
との間に既知の(限定)最大長のギャップ62を形成す
ることである。管26の他の機能については下記に述べ
る。カテーテル10が患者の尿路内に配置されると管2
6は括約筋を横断する。ギャップ62の長さは、括約筋
が部材12及び18のいかなる部分にも拘束されること
がないように選択される。管26の直径は、部材12及
び18の直径(内径及び外径)に比較して、かなり小さ
い。管26外径は、括約筋の気密封止に干渉せず、括約
筋を介する患者の随意的な排尿制御が可能なように選択
される。さらに、閉じた括約筋によって、概して部材1
2及び18の長手方向の転位が阻止され、決まった位置
にカテーテル10が保持される。
【0055】連結管26は、部材12を通って延び、陰
茎内の尿道の長さに沿って延びるに十分な長さを持つた
め、その近位端は患者の体外に位置する。好適実施例に
よれば、連結管26の部材12を通過する部分は、部材
12の壁内に係合する。実際、一つの実施例によれば、
管26のその部分は、部材12の壁内の導管から直接形
成される。
【0056】下記に詳細に説明するが、上記の構成は、
本発明によるカテーテル10の実施例のすべてに共通す
るものである。
【0057】本発明の好適実施例によれば、カテーテル
10は、さらに、図面に膨らんだ状態で示す可膨張性バ
ルーン24を含む。可膨張性バルーン24は、第二の管
状部材18の一部分66に取り付けられて遠位端20及
び開口21に対して近位に位置する。
【0058】可膨張性バルーン24は、患者の尿路内に
カテーテル10を位置決めするためのもので、収縮状態
で患者の膀胱内に挿入し、その後、膨張させて所定の位
置にカテーテル10を固定する。このため、膨らむと、
バルーン24は、かなり胴回りが大きくなり、第二の管
状部材18の周囲にほぼ直角な尖ったドーナツ形状を形
成する。膨らんだ可膨張性バルーン24は、患者の膀胱
の開口よりも直径が大きいため、例えば、連結管26の
近位端28を介して近位の方向にカテーテル10を引っ
張ることによって、膀胱の内壁に対してバルーン24を
固定し、先に説明したように、第一及び第二の管状部材
12及び18と連結管26とを位置決めすることがで
き、排尿の随意的な制御が可能である。
【0059】カテーテル10は、概して、閉じた括約筋
によって部材12及び18の長手方向の転位が阻止され
るため、決まった位置に保持されるが、括約筋が拡張し
ているときに(すなわち随意的な排尿中に)部材12及
び18が位置ずれする可能性はある。このような不本意
な転位を防ぐために、使用中もバルーン24をその膨ら
んだ状態に保持することが好ましい。
【0060】上記の「発明の背景」の箇所で説明し、そ
して図5に示すボストン・サイエンティフィック社の、
従来の技術によるカテーテルは、患者が排尿するとき、
排尿中に括約筋が拡張するため、位置ずれを起こすこと
がある。
【0061】しかし、本発明のカテーテル10は、患者
の排尿に影響されない、尿路内の適当な位置にカテーテ
ル10を保持する第二の有効な手段を提供する。
【0062】さらに、連結管26のもう一つの機能はバ
ルーン24の膨張及び収縮に関わる。このため、連結管
26は部材18の遠位部分を通過する。部材18の遠位
部分を通過する連結管の部分は、部材18の壁内に係合
することが好ましい。実際、一つの実施例によれば、管
26のその部分は、部材18の壁内にあるチャネル25
によって形成される。したがって、管26は、一部を管
状の部分に、また、一部をチャネルに形成することもで
きる。
【0063】本発明によれば、管26は可膨張性バルー
ン24に流体的に繋がっている。管26の管状部分とバ
ルーン24とを直接連結することによって、あるいは、
より望ましくは、部材18の壁に形成した開口27によ
って、管26とバルーン24との間の流体的な連結を形
成する。したがって、流体は管26とバルーン24との
間を直接的に通過する。
【0064】可膨張性バルーン24の膨張そして/ある
いは収縮を行う、注射器あるいはポンプ(限定せず)等
のインフレーション装置の連結を可能にするために、管
26の近位端28にアダプタ30が連結されることが好
ましい。バルーン24の収縮は、受動的に行うことも可
能である。バルーン24の膨張そして/あるいは収縮
は、空気によって達成することが好ましいが、窒素等の
他の気体や、水等の他の流体を用いることも可能であ
る。
【0065】本発明のもう一つの好適実施例によれば、
特に図2a及び図2bそして図3a及び図3bに示すよ
うに、カテーテル10は、さらに、あるいは択一的に、
図面に膨らんだ状態で示された、もう一つの可膨張性バ
ルーン44を含む。後者が存在する場合、バルーン44
は、第二の管状部材18の第二の部分68に、そしてバ
ルーン24に対して近位に、膨張可能に連結される。
【0066】バルーン44は、カテーテル10が患者の
尿路内に適切に配置されたときに前立腺尿道に係合する
ようにデザインされている。下に詳細に説明するが、バ
ルーン44には、カテーテル10の固定、カテーテル1
0の容易な取り外し、前立腺尿道の拡張、前立腺尿道の
剔除そして/あるいはそこへの薬剤の供給を含むいくつ
かの機能がある。このため、バルーン44は、膨らんだ
状態で、バルーン24に比べ、細長く狭い。
【0067】したがって、バルーン44は、通常、非外
科的な前立腺の処置、例えば、温熱剔除(限定せず)等
を行った後、カテーテル10を位置決めした後に膨らま
せて、前立腺尿道を拡張するために用いる。膨らませた
バルーン44の周囲の組織に瘢痕が形成されるまでバル
ーン44を膨らませた状態で保持することによって、前
立腺尿道の直径が拡張状態を維持できるようにする。拡
張状態の維持が可能になったときにバルーン44を収縮
させて、カテーテル10を撤去する。
【0068】カテーテル10のバルーン44は、前立腺
尿道の温熱剔除に用いることが可能である。この場合、
カテーテル10は、温熱剔除カテーテルとして、また、
その後の導尿カテーテルとして機能するため、カテーテ
ルの入れ替えの必要がない。このため、カテーテル10
のバルーン44及び他の構成要素は、加熱した流体を通
すことが可能なように、耐熱性のある材料から形成され
る。この材料は、55℃から80℃の温度に耐えること
が可能であることが好ましい。このような材料として
は、限定しないが、例えば、PVC 、シリコン及びポリウ
レタンが含まれる。
【0069】温熱剔除処置の後、上記に説明したよう
に、前立腺尿道を拡張するためにバルーン44を膨らま
せて維持する。したがって、本発明は、単一の装置を、
温熱剔除及び排尿の両方に使用することを可能にする。
米国特許第5,257,977号、第5,549,559号
及び第5,492,529号には、前立腺尿道を剔除する
ことを目的とする剔除用カテーテルの詳細が述べられて
いる。
【0070】さらに、カテーテル10のバルーン44
は、通常、温熱剔除処置の後に用いる非ステロイド性消
炎剤(限定せず)等の薬物の拡散放出に用いることも可
能である。本発明のこの実施例においては、バルーン4
4は、選択した一つあるいは複数の薬物に対して透過性
を有するように製造されるため、溶解あるいは懸濁状態
にある薬物を運ぶ液体は、バルーン44に導かれ、それ
を介して患者の体内に供給される。バルーン44を、薬
物を含む流体で膨らませ、剥離処置後の前立腺尿道に接
触させて、薬剤の拡散注入を促進させることができる。
バルーン・カテーテルに基づく薬剤供給については、米
国特許第5,282,785号及び第5,800,392号
に詳細に述べられている。
【0071】本発明の一つの構成によれば、バルーン2
4及び44は、各々独立して膨らませる(図3a及び図
3b)。このため、連結管26にほぼ平行に、バルーン
44に流体的に繋がったもう一つの連結管48が設けら
れる。管状部材18に形成されたチャネル46を通る連
結管48は、その近位端45に設けられた、患者の体外
に位置するアダプタ50に流体的に連結され、チャンネ
ル46は、少なくとも一つの開口49を介してバルーン
44に流体的に繋がっている。この構成によれば、バル
ーン44の膨張及び収縮は、注射器あるいはポンプ(限
定せず)等の、アダプタ50に連結可能な膨張/収縮装
置を介して行われる。
【0072】しかしながら、本発明のもう一つの構成に
よれば、バルーン24及び44は、一緒に膨張させるこ
とが可能である。これは、バルーン44と管26との間
に流体的な連結を形成することによって(図2a及び図
2b)、そして/あるいはバルーン24及び44を、単
一のノッチ・バルーンとして統合することによって(図
2a-b)達成されることが好ましい。しかし、このよ
うなバルーンとして、他の非等容的な形状を用いること
も可能である。この場合、バルーン24そして/あるい
は44の各々が所定の圧力下で膨らむ度合いは、そのバ
ルーンの特性によって決まるもので、通常、上記に説明
したようにカテーテル10を位置決めするために、バル
ーン24が第一に膨らむように選択する。
【0073】本発明の好適実施例による、図1bから図
1d、図2bから図2c、図3bから図3d及び図4a
に32で示すガイド・エレメントを介して、ここに説明
したカテーテル10をガイドして位置決めする。
【0074】ガイド・エレメント32は、管腔39を持
ち、閉じた(図1b)あるいは開いた(図1d、図2b
及び図3b)遠位端33及び開放近位端37が形成され
た細長い管状部材34を含む。ガイド・エレメント32
は、さらに、部材34に膨張可能に取り付けられた細長
い可膨張性バルーン36を含む。バルーン36は、管腔
39をバルーン36(図1b)に連結する、部材34の
壁内に形成された開口43を介して、あるいは部材34
の壁内に形成されバルーン36へ開く専用のチャネル4
0(図1d、図2b及び図2c、そして図3bから図3
d)を介して膨らませることができる。管腔39そして
/あるいはチャネル40のいずれかに流体的に繋がるダ
ブル・ヘッド・アダプタ38が設けられることが好まし
い。このアダプタは、バルーン36を膨張/収縮させる
ためのインフレーション装置、そして/あるいは患者の
体外で液体を潅流させるための潅流装置を連結するため
に用いられる。
【0075】ガイド・エレメント32の直径は、バルー
ン36が収縮した状態で、カテーテル10の部材12及
び18を介して挿入できるように選択されている。バル
ーン36を膨らませることによって、エレメント32と
カテーテル10とが固着するため、十分な長さ及び剛性
を有して形成されたエレメント32を介して、カテーテ
ル10は、上記に説明したように、患者の尿路内の適切
な位置に導かれる。
【0076】本発明の一つの実施例によれば、図4aに
示すように、さらに、ガイド・エレメント32は、バル
ーン36が存在する場合、バルーン36に対して遠位に
位置するもう一つの、あるいは代替的なバルーン50を
含む。バルーン50は、カテーテル10のバルーン24
に同様な形状を持ち、同様に機能する。エレメント32
のこの構成は、膀胱位置決めバルーン(例えば、バルー
ン24)を持たないカテーテルの挿入及び位置決めを目
的としている。このようなカテーテルには、本発明によ
るバルーン44だけを用いるカテーテル10の構成、あ
るいは二つの管状部材112及び118が細線126等
の連結要素によって相互接続される図5に示す従来の技
術によるカテーテル等の、バルーンを全く用いない従来
の技術による構成が含まれる。
【0077】バルーン50は、部材34の壁に形成され
開口55においてバルーン50へ開くチャネル54を介
して、アダプタ52に流体的に繋がっているため、アダ
プタ52を介してバルーン36から独立させて膨らませ
ることができる(後者が存在する場合)。カテーテル1
0のバルーン24と同様、バルーン50は、患者の尿路
内にカテーテル10を位置決めするのに役立つ。
【0078】このため、図5に一例を示す留置カテーテ
ル、例えば、カテーテル110、あるいは本発明による
カテーテル10は、まずガイド・エレメント32を挿入
するによってガイド・エレメント32を取り付けてか
ら、バルーン36を膨らませる。その後、バルーン50
が患者の膀胱内に到達するまでガイド・エレメント32
を患者の尿路内に入れる。その後、バルーン50を膨ら
ませることによって、患者の体内にエレメント32を固
定する。次にエレメント32を引くことで、バルーン5
0を患者の膀胱壁に当接させ、カテーテル10あるいは
110の、尿路内における正確な位置決めを行う。両バ
ルーン36及び50を収縮させることによって、カテー
テル10あるいは l10をその位置に保持したまま、エ
レメント32を回収することができる。
【0079】実施例に関連させて説明したが、本発明に
は多くの代案、改良及び変更が可能であることは、本技
術に熟練した者には明らかである。したがって、本発明
は、添付の請求項における精神及び広い範囲で該当する
そのような代案、改良及び変更までも含むことを意図し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1a】本発明による位置決め及び定着用可膨張性バ
ルーンを含むカテーテルの長手方向断面図である。
【図1b】本発明による細長い可膨張性バルーンを含む
ガイド・エレメントの長手方向断面図である。
【図1c】図1bに示すガイド・エレメントの細長い管
状エレメントの横断面図である。
【図1d】本発明による図1aに示すカテーテルと、細
長い可膨張性バルーンが取り付けられたガイド・エレメ
ントとの長手方向断面図である。
【図1e】図1dのガイド・エレメントの細長い管状エ
レメントの横断面図である。
【図2a】本発明のもう一つの実施例による、統合化さ
れた二つの可膨張性バルーンを含むカテーテルの長手方
向断面図である。
【図2b】本発明による図2aのカテーテルと、それに
取り付けられたガイド・エレメントとの長手方向断面図
である。
【図2c】図2aのカテーテルの断面図である。
【図3a】本発明のさらにもう一つの実施例による、分
離した二つの可膨張性バルーンを含むカテーテルの長手
方向断面図である。
【図3b】本発明による図3aのカテーテルと、それに
取り付けられたガイド・エレメントとの長手方向断面図
である。
【図3c】図3bにおける線分A−Aに沿った横断面図
である。
【図3d】図3bにおける線分B−Bに沿った横断面図
である。
【図4a】本発明による二つの可膨張性バルーンを含む
ガイド・エレメントに取り付けられた従来の技術による
カテーテルの長手方向断面図である。
【図4b】図4aにおける線分A−Aに沿った横断面図
である。
【図5】従来の技術によるカテーテルの長手方向断面図
である。
【図6】二つの統合可膨張性バルーンを含む、 ティエ
マン・パターン・チップを補った本発明によるカテーテ
ルの長手方向断面図である。

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者の、膀胱、前立腺尿道、括約筋及び陰
    茎尿道を含む尿路内に挿入するために留置カテーテルで
    あって、(a)遠位端及び近位端を持つ第一の管状部材
    と、(b)長さ、遠位端及び近位端を持つ第二の管状部
    材と、なお、前記第一及び第二の管状部材は、それらを
    介して生理的流体の排流を可能にする直径を持つ、
    (c)前記第二の管状部材の一部分に膨張可能に取り付
    けられた第一の可膨張性バルーンと、(d)前記第一及
    び第二の管状部材の間に既知の最大長のギャップを形成
    するために前記第一及び第二の管状部材を相互接続す
    る、かなり小さな直径の第一の連結管とからなり、 前記第一の連結管は、前記第一の可膨張性バルーンに流
    体的に繋がっており、前記第一の連結管を介して前記第
    一の可膨張性バルーンを膨らませることが可能であり、 前記第二の管状部材の前記長さ、前記ギャップの前記既
    知の最大長、そして前記第一の可膨張性バルーンが膨張
    可能に取り付けられた前記第二の管状部材の前記部分の
    位置は、前記尿路内に配置された状態で、前記バルーン
    が膀胱内に固定され、 前記第一の連結管が前記括約筋を通過するとき、前記第
    二の管状部材が前記前立腺尿道内に位置し、その近位端
    が前記括約筋に近接すると共に前記括約筋に対して遠位
    に位置し、その遠位端が前記膀胱内へ突き出し、さら
    に、前記第一の管状部材が前記陰茎尿道内に位置し、そ
    の遠位端が前記括約筋に近接して前記括約筋に対して近
    位に位置するように選択されているため、前記括約筋の
    随意的な制御が可能であることを特徴とするカテーテ
    ル。
  2. 【請求項2】さらに、(e)前記第一の可膨張性バルー
    ンに対して近位に、前記第二の管状部材の第二の部分に
    膨張可能に連結された第二の可膨張性バルーンからなる
    ことを特徴とする請求項lのカテーテル。
  3. 【請求項3】前記第二の可膨張性バルーンは、加熱され
    た流体にも適合し、熱治療処置に用いることが可能なこ
    とを特徴とする請求項2に記載のカテーテル。
  4. 【請求項4】前記第一の可膨張性バルーン及び前記第二
    の可膨張性バルーンが単一ノッチ・バルーンを形成する
    ことを特徴とする請求項2に記載のカテーテル。
  5. 【請求項5】前記第二の可膨張性バルーンは、前記第一
    の連結管に流体的に繋がっているため、前記第一の連結
    管を介して膨らませることが可能なことを特徴とする請
    求項2に記載のカテーテル。
  6. 【請求項6】前記第二の可膨張性バルーンが、前記第一
    の連結管に平行な前記第一及び第二の管状部材を相互接
    続する第二の連結管に流体的に繋がっているため、前記
    第二の可膨張性バルーンの膨張が、前記第一の可膨張性
    バルーンの膨張から独立していることを特徴とする請求
    項2に記載のカテーテル。
  7. 【請求項7】さらに、(i)細長い管状部材と、(i
    i)この細長い管状部材の長さの少なくとも一部分に取
    り付けられた細長い可膨張性バルーンと、(iii)こ
    の細長い可膨張性バルーンを膨らませるための第一のメ
    カニズムとを含む取り外し可能なガイド・エレメントか
    らなり、このガイド・エレメントは、前記第一及び第二
    の管状部材を介して挿入されるように寸法が決められて
    いるため、前記細長い可膨張性バルーンを膨らませたと
    き、前記ガイド・エレメントに前記カテーテルが固定さ
    れることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
  8. 【請求項8】前記ガイド・エレメントの前記細長い管状
    部材には遠位開口が形成されており、前記ガイド・エレ
    メントが、さらに、前記細長い管状部材を介して流体を
    導くための第二のメカニズムを含むことを特徴とする請
    求項7に記載のカテーテル。
  9. 【請求項9】前記ガイド・エレメントの前記細長い管状
    部材には閉遠位端が形成されており、さらに、前記細長
    い管状部材の腔が少なくとも一つの開口を介して前記細
    長い可膨張性バルーンに流体的に繋がっていることを特
    徴とする請求項7に記載のカテーテル。
  10. 【請求項10】さらに、(i)細長い管状部材と、(i
    i)この細長い管状部材の長さの少なくとも一部分に取
    り付けられた細長い可膨張性バルーンと、(iii)こ
    の細長い可膨張性バルーンを膨らませるための第一のメ
    カニズムとを含む取り外し可能なガイド・エレメントか
    らなり、このガイド・エレメントは、前記第一及び第二
    管状部材を介して挿入されるように寸法が決められてい
    るため、前記細長い可膨張性バルーンを膨らませたと
    き、前記ガイド・エレメントに前記カテーテルが固定さ
    れることを特徴とする請求項2に記載のカテーテル。
  11. 【請求項11】前記ガイド・エレメントの前記細長い管
    状部材には遠位開口が形成されており、前記ガイド・エ
    レメントが、さらに、前記細長い管状部材を介して流体
    を導くための第二のメカニズムを含むことを特徴とする
    請求項10に記載のカテーテル。
  12. 【請求項12】前記ガイド・エレメントの前記細長い管
    状部材には閉遠位端が形成されており、さらに、前記細
    長い管状部材の腔が、少なくとも一つの開口を介して前
    記細長い可膨張性バルーンに流体的に繋がっていること
    を特徴とする請求項10に記載のカテーテル。
  13. 【請求項13】前記ガイド・エレメントが、さらに、前
    記細長い管状部材の一部分に、前記細長い可膨張性バル
    ーンに対して遠位に取り付けられた第二の可膨張性バル
    ーンと、この第二のバルーンを膨らませるための第二の
    メカニズムとを含むことを特徴とする請求項7に記載の
    カテーテル。
  14. 【請求項14】前記ガイド・エレメントの前記細長い管
    状部材には遠位開口が形成されており、前記ガイド・エ
    レメントが、さらに、前記細長い管状部材を介して流体
    を導くための第三のメカニズムを含むことを特徴とする
    請求項13に記載のカテーテル。
  15. 【請求項15】前記ガイド・エレメントの前記細長い管
    状部材には閉遠位端が形成されており、さらに、前記細
    長い管状部材の腔が少なくとも一つの開口を介して前記
    細長い可膨張性バルーンに流体的に繋がっていることを
    特徴とする請求項13に記載のカテーテル。
  16. 【請求項16】(a)遠位端及び近位端を持つ第一の管
    状部材と、(b)長さ、遠位端及び近位端を持つ第二の
    管状部材と、なお、前記第一及び第二の管状部材は、そ
    れらを介して生理的流体の排流を可能にする直径を持
    つ、(c)前記第二の管状部材の一部分に膨張可能に取
    り付けられた第一の可膨張性バルーンと、(d)前記第
    一及び第二の管状部材の間に既知の最大長のギャップを
    形成するために前記第一及び第二の管状部材を相互接続
    する、かなり小さな直径の第一の連結管と、なお、前記
    第一の連結管は前記第一の可膨張性バルーンに流体的に
    繋がっており、前記第一の可膨張性バルーンを前記第一
    の連結管を介して膨らませることが可能である、(e)
    前記第二の管状部材の第二の部分に、前記第一の可膨張
    性バルーンに対して近位に膨張可能に連結された第二の
    可膨張性バルーンとからなる患者の尿路内へ挿入するた
    めの留置カテーテル。
  17. 【請求項17】前記第二の可膨張性バルーンが、加熱さ
    れた流体にも適合しているため、剔除処置に用いること
    が可能なことを特徴とする請求項16に記載のカテーテ
    ル。
  18. 【請求項18】前記第一の可膨張性バルーン及び前記第
    二の可膨張性バルーンが単一ノッチ・バルーンを形成す
    ることを特徴とする請求項16に記載のカテーテル。
  19. 【請求項19】前記第二の可膨張性バルーンは、前記連
    結管に流体的に繋がっているため、前記連結管を介して
    膨らませることが可能なことを特徴とする請求項16に
    記載のカテーテル。
  20. 【請求項20】前記第二の可膨張性バルーンが、前記第
    一の連結管に平行な前記第一及び第二の管状部材を相互
    接続する第二の連結管に流体的に繋がっているため、前
    記第二の可膨張性バルーンの膨張が前記第一の可膨張性
    バルーンの膨張から独立していることを特徴とする請求
    項16に記載のカテーテル。
  21. 【請求項21】さらに、(i)細長い管状部材と、(i
    i)この細長い管状部材の長さの少なくとも一部分に取
    り付けられた細長い可膨張性バルーンと、(iii)こ
    の細長い可膨張性バルーンを膨らませるための第一のメ
    カニズムとを含む取り外し可能なガイド・エレメントか
    らなり、このガイド・エレメントは、前記第一及び第二
    の管状部材を介して挿入されるように寸法が決められて
    いるため、前記細長い可膨張性バルーンを膨らませたと
    き、前記ガイド・エレメントに前記カテーテルが固定さ
    れることを特徴とする請求項16に記載のカテーテル。
  22. 【請求項22】前記ガイド・エレメントの前記細長い管
    状部材には遠位開口が形成されており、前記ガイド・エ
    レメントが、さらに、前記細長い管状部材を介して流体
    を導くための第二のメカニズムを含むことを特徴とする
    請求項21に記載のカテーテル。
  23. 【請求項23】前記ガイド・エレメントの前記細長い管
    状部材には閉遠位端が形成されており、さらに、前記細
    長い管状部材の腔が少なくとも一つの開口を介して前記
    細長い可膨張性バルーンに流体的に繋がっていることを
    特徴とする請求項21に記載のカテーテル。
  24. 【請求項24】(a)細長い管状部材と、(b)前記細
    長い管状部材の長さの少なくとも一部分に取り付けられ
    た第一の細長い可膨張性バルーンと、(c)この細長い
    可膨張性バルーンを膨らませるための第一のメカニズム
    と、(d)前記細長い管状部材の一部分に、前記細長い
    可膨張性バルーンに対して遠位に取り付けた第二の可膨
    張性バルーンと、(e)前記第二のバルーンを膨らませ
    るための第二のメカニズムとからなるカテーテルをガイ
    ドするためのガイド・エレメントであって、 このガイド・エレメントは、カテーテルを介して挿入で
    きるように寸法が決められているため、前記細長い可膨
    張性バルーンを膨らませたとき、前記ガイド・エレメン
    トに前記カテーテルが固定されることを特徴とするガイ
    ド・エレメント。
  25. 【請求項25】前記ガイド・エレメントの前記細長い管
    状部材には遠位開口が形成されており、前記ガイド・エ
    レメントが、さらに、前記細長い管状部材を介して流体
    を導くための第三のメカニズムを含むことを特徴とする
    請求項24に記載のガイド・エレメント。
  26. 【請求項26】前記ガイド・エレメントの前記細長い管
    状部材には閉遠位端が形成されており、さらに、前記細
    長い管状部材の腔が少なくとも一つの開口を介して前記
    第一の可膨張性バルーンに流体的に繋がっていることを
    特徴とする請求項24に記載のカテーテル。
  27. 【請求項27】患者の、膀胱、前立腺尿道、括約筋及び
    陰茎尿道を含む尿路内に留置カテーテルを位置決めする
    方法であって、(a)留置カテーテルを提供するステッ
    プ、このカテーテルは、(i)遠位端及び近位端を持つ
    第一の管状部材と、(ii)長さ、遠位端及び近位端を
    持つ第二の管状部材と、なお、前記第一及び第二の管状
    部材は、それらを介して生理的流体の排流を可能にする
    直径を持つ、(iii)前記第二の管状部材の一部分に
    膨張可能に取り付けられた第一の可膨張性バルーンと、
    (iv)前記第一及び第二の管状部材の間に既知の最大
    長のギャップを形成するために前記第一及び第二の管状
    部材を相互接続する、かなり小さな直径の第一の連結管
    とを含み、なお、前記第一の連結管が前記第一の可膨張
    性バルーンに流体的に繋がっているため、前記第一の連
    結管を介して前記第一の可膨張性バルーンを膨らませる
    ことが可能である、(b)前記留置カテーテルをガイド
    ・エレメントに取り付けるステップ、そして(c)前記
    患者の尿路内に前記ガイド・エレメントを介して前記留
    置カテーテルを挿入して前記留置カテーテルを位置決め
    するステップからなり、この位置決めによって、前記第
    一の管状部材が前記括約筋に対して近位に陰茎尿道の一
    部分に係合し、前記第二の管状部材が前記括約筋に対し
    て遠位に前記前立腺尿道に係合し、その遠位端が前記膀
    胱内へ突き出し、前記連結管が前記括約筋を通過するこ
    とを特徴とする方法。
  28. 【請求項28】前記患者の尿路内への前記留置カテーテ
    ルの位置決めが、前記第一の可膨張性バルーンを膀胱に
    挿入すること、前記連結管を介して前記第一の可膨張性
    バルーンを膨らませること、そして前記膀胱の壁に対し
    て前記可膨張性バルーンを位置決めするために前記カテ
    ーテルを引くことによって行われることを特徴とする請
    求項27に記載の方法。
  29. 【請求項29】さらに、前記ガイド・エレメントを取り
    除くステップからなる請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】さらに、前記第一の可膨張性バルーンを
    収縮させるステップからなる請求項28に記載の方法。
  31. 【請求項31】前記留置カテーテルが、さらに、前記第
    二の管状部材の第二の部分に、前記第一の可膨張性バル
    ーンに対して近位に膨張可能に連結された第二の可膨張
    性バルーンを含み、前記方法が、さらに、この第二の可
    膨張性バルーンを膨らませるステップからなる請求項2
    7に記載の方法。
  32. 【請求項32】前記第一の可膨張性バルーン及び前記第
    二の可膨張性バルーンが単一ノッチ・バルーンを形成す
    ることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】前記第二の可膨張性バルーンは、前記第
    一の連結管に流体的に繋がっているため、前記第一の連
    結管を介して膨らませることが可能であることを特徴と
    する請求項31に記載の方法。
  34. 【請求項34】前記第二の可膨張性バルーンが、前記第
    一の連結管に平行な前記第一及び第二の管状部材を相互
    接続する第二の連結管に流体的に繋がっているため、前
    記第二の可膨張性バルーンの膨張が前記第一の可膨張性
    バルーンの膨張から独立していることを特徴とする請求
    項31に記載の方法。
  35. 【請求項35】前記ガイド・エレメントが、(i)細長
    い管状部材と、(ii)この細長い管状部材の長さの少
    なくとも一部分に取り付けられた細長い可膨張性バルー
    ンと、(iii)この細長い可膨張性バルーンを膨らま
    せるための第一のメカニズムとを含み、前記ガイド・エ
    レメントは、前記第一及び第二の管状部材を介して挿入
    されるように寸法が決められているため、前記細長い可
    膨張性バルーンを膨らませたとき、前記ガイド・エレメ
    ントに前記カテーテルが固定されるが、前記留置カテー
    テルの前記ガイド・エレメントへの取り付けは、前記第
    一及び第二の管状部材を通して前記ガイド・エレメント
    を挿入し、前記第一のメカニズムを介して前記細長い可
    膨張性バルーンを膨らませることによって前記ガイド・
    エレメントに前記留置カテーテルを固定することを特徴
    とする請求項27に記載の方法。
  36. 【請求項36】前記ガイド・エレメントの前記細長い管
    状部材には閉遠位端で形成されており、さらに、前記細
    長い管状部材の腔が少なくとも一つの開口を介して前記
    細長い可膨張性バルーンに流体的に繋がっており、前記
    腔に流体的に繋がっているインフレーション装置によっ
    て、前記細長い可膨張性バルーンを膨らませることを特
    徴とする請求項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】患者の、膀胱、前立腺尿道、括約筋及び
    陰茎尿道を含む尿路内に留置カテーテルを位置決めする
    方法であって、(a)留置カテーテルを提供するステッ
    プ、このカテーテルは、 (i)遠位端及び近位端を持つ第一の管状部材と、 (ii)長さ、遠位端及び近位を持つ第二の管状部材
    と、なお、前記第一及び第二の管状部材は、それらを介
    して生理的流体の排流を可能にする直径を持つ、 (iii)前記第一及び第二の管状部材の間に既知の最
    大長のギャップを形成するために前記第一及び第二の管
    状部材を相互接続する、かなり小さな直径の連結要素と
    を含む、(b)前記留置カテーテルを、可膨張性バルー
    ンが付いたガイド・エレメントに取り付けるステップ、
    (c)前記患者の尿路内に前記ガイド・エレメントを介
    して前記留置カテーテルを挿入して前記留置カテーテル
    を位置決めするステップからなり、この位置決めによっ
    て、前記第一の管状部材が前記括約筋に対して近位に前
    記陰茎尿道の一部分に係合し、前記第二の管状部材が前
    記括約筋に対して遠位に前記前立腺尿道に係合し、その
    遠位端が前記膀胱内へ突き出し、前記連結要素が前記括
    約筋を通過することを特徴とする方法。
  38. 【請求項38】前記可膨張性バルーンが前記ガイド・エ
    レメントの一部分に配置されているため、前記ガイド・
    エレメントを前記留置カテーテルに係合させるときに前
    記可膨張性バルーンは前記カテーテルに対して遠位に膨
    張可能に配置されるので、前記可膨張性バルーンを前記
    膀胱内へ挿入して膨らませ、前記ガイド・エレメントを
    引いて前記膀胱の壁に対して前記可膨張性バルーンを位
    置決めすることによって、前記留置カテーテルの位置決
    めを行うことを特徴とする請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】前記ガイド・エレメントが、さらに、前
    記ガイド・エレメントに、前記可膨張性バルーンに対し
    て近位に取り付けられた細長い可膨張性バルーンを含
    み、この細長い可膨張性バルーンを膨らませることによ
    って、前記ガイド・エレメントに前記留置カテーテルが
    取り付けられることを特徴とする請求項37に記載の方
    法。
  40. 【請求項40】前立腺剔除処置後に患者が排尿するため
    の方法であって、前記患者の尿路は、膀胱、前立腺尿
    道、括約筋及び陰茎尿道を含み、(a)留置カテーテル
    を提供するステップ、このカテーテルは、 (i)遠位端及び近位端を持つ第一の管状部材と、 (ii)長さ、遠位端及び近位端を持つ第二の管状部材
    と、なお、前記第一及び第二の管状部材は、それらを介
    して生理的流体の排流を可能にするための直径を持つ、 (iii)前記第二の管状部材の一部分に膨張可能に取
    り付けられた可膨張性バルーンと、 (iv)前記第一及び第二の管状部材の間に既知の最大
    長のギャップを形成するために前記第一及び第二の管状
    部材を相互接続する、かなり小さな直径の連結管とを含
    み、なお、前記第一の連結管が前記第一の可膨張性バル
    ーンに流体的に繋がっており、前記第一の可膨張性バル
    ーンは前記第一の連結管を介して膨らませることが可能
    である、(b)前記留置カテーテルをガイド・エレメン
    トに取り付けるステップ、(c)前記ガイド・エレメン
    トを介して前記留置カテーテルを前記患者の尿路内へ挿
    入して前記留置カテーテルの位置決めを行うステップ、
    なお、このステップによって、前記第一の管状部材が前
    記括約筋に対して近位に前記陰茎尿道の一部分に係合
    し、前記第二の管状部材が前記括約筋に対して遠位に前
    記前立腺尿道に係合し、その遠位端が前記膀胱内へ突き
    出し、前記連結管が前記括約筋を通過する、そして
    (d)前記ガイド・エレメントを取り除くステップから
    なる方法。
  41. 【請求項41】さらに、前記可膨張性バルーンを収縮さ
    せるステップからなる請求項40に記載の方法。
  42. 【請求項42】前立腺剔除処置後、同時に患者の排尿を
    行いながら患者の前立腺尿道を拡張させるための方法で
    あって、(a)前記患者の尿路に、可膨張性バルーンを
    含む導尿カテーテルを挿入するステップ、(b)前記可
    膨張性バルーンが前記前立腺尿道に係合するように前記
    カテーテルを前記尿路内に位置決めするステップ、そし
    て(c)前記可膨張性バルーンを膨らませて前記前立腺
    尿道を拡張させるステップからなる方法。
  43. 【請求項43】さらに、前記可膨張性バルーンを収縮さ
    せて前記導尿カテーテルを取り除くステップからなる請
    求項42に記載の方法。
  44. 【請求項44】前立腺剔除処置中に患者の前立腺尿道を
    剔除し、この剔除処置の後、この患者の排尿を行うため
    に、患者の尿路内に導尿カテーテルを同時に留置するた
    めの方法であって、(a)可膨張性バルーンを含む剔除
    導尿カテーテルを前記患者の尿路内へ挿入するステッ
    プ、(b)前記可膨張性バルーンが前記前立腺尿道に係
    合するように前記尿路内に前記カテーテルを位置決めす
    るステップ、(c)前記可膨張性バルーンを、加熱され
    た流体で膨らませて前記前立腺尿道を剔除するステッ
    プ、そして(d)前記剔除処置の後、前記患者の排尿を
    行うために前記尿路内に前記剔除導尿カテーテルを残す
    ステップからなる方法。
  45. 【請求項45】さらに、前記剔除処置の後、前記前立腺
    尿道を拡張するために前記可膨張性バルーンを膨らませ
    たまま維持するステップからなる請求項44に記載の方
    法。
  46. 【請求項46】さらに、前記剔除導尿カテーテルを取り
    除くステップからなる請求項44に記載の方法。
  47. 【請求項47】患者の、膀胱、前立腺尿道、括約筋及び
    陰茎尿道を含む尿路内へ挿入するための留置カテーテル
    であって、(a)遠位端及び近位端を持つ第一の管状部
    材と、(b)長さ、遠位端及び近位端を持つ第二の管状
    部材と、なお、前記第一及び第二の管状部材は、それら
    を介して生理的流体の排流を可能にするための直径を持
    つ、(c)前記第二の管状部材の一部分に膨張可能に連
    結された第一の可膨張性バルーンと、(d)前記第一及
    び第二の管状部材の間に既知の最大長のギャップを形成
    するために前記第一及び第二の管状部材を相互接続す
    る、かなり小さな直径の第一の連結管とからなり、前記
    第一の連結管は、前記第一の可膨張性バルーンに流体的
    に繋がっており、前記第一の連結管を介して前記第一の
    可膨張性バルーンを膨らませることが可能であり、 前記第二の管状部材の前記長さ、前記ギャップの前記既
    知の最大長、そして前記第一の可膨張性バルーンが膨張
    可能に取り付けられた前記第二の管状部材の前記部分の
    位置は、尿路内に位置決めされたとき、前記バルーンが
    前記前立腺尿道に係合して前記第二の管状部材の近位端
    が前記括約筋に対して遠位に近接して位置し、その遠位
    端が前記膀胱内に突き出し、前記第一の管状部材が前記
    括約筋に近接して前記陰茎尿道に係合し、その遠位端が
    前記括約筋に対して近位に位置し、前記第一の連結管が
    前記括約筋を通過するように選択されるため、前記括約
    筋の随意的な制御が可能なことを特徴とするカテーテ
    ル。
  48. 【請求項48】さらに、(e)取り外し可能なガイド・
    エレメントからなり、このガイド・エレメントは、
    (i)細長い管状部材と、(ii)前記細長い管状部材
    の長さの少なくとも一部分に取り付けられた細長い可膨
    張性バルーンと、(iii)前記細長い可膨張性バルー
    ンを膨らませるための第一のメカニズムと、なお、前記
    ガイド・エレメントは、前記第一及び第二の管状部材を
    介して挿入されるように寸法が決められているため、前
    記細長い可膨張性バルーンを膨らませることによって、
    前記ガイド・エレメントに前記カテーテルが固定され
    る、(iv)前記細長い可膨張性バルーンに対して遠位
    に前記細長い管状部材の一部分に取り付けられた第二の
    可膨張性バルーンと、この第二のバルーンを膨らませる
    ための第二のメカニズムとを含み、 前記第二の可膨張性バルーンは、前記患者の前記尿路内
    に前記カテーテルを位置決めするのに役立つことを特徴
    とする請求項47に記載のカテーテル。
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