JP2007530148A - 試薬溶出ステントおよびカテーテル - Google Patents

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Abstract

患者の身体内の配置のためのデバイスは、細長い部材およびこの細長い部材に連結された膨張可能な部材を含む。1つの実施形態では、この細長い部材は、第1の末端部分および第2の末端部分を有し、そして管腔を規定する。この膨張可能な部材は、上記細長い部材の第1の末端部分と上記細長い部材の第2の末端部分との間の細長い部材に連結される。この膨張可能な部材は、流体で膨張される形態であり、そして上記デバイスが身体内に配置されるとき、患者の身体にこの流体を送達する形態である。

Description

本出願は、2004年3月23日に出願された米国仮出願番号第60/555,354号に対する米国特許法第119条(e)による優先権を主張し、その全体の内容は、本明細書によって参考として援用される。
(発明の背景)
非血管ステントおよびカテーテルは、身体の種々の部分における排液を促進するために一般に用いられる。例えば、尿管ステントは、尿管妨害または損傷を有する患者で腎臓から膀胱までの尿の排液のための通路を生成するため、または、種々の外科的操作において、尿管の一体性を保護するために用いられる。不幸なことに、尿管ステント、特に、尿管および膀胱中に位置決めされる部分は、出血、排尿の継続的切迫、排尿および慢性三角刺激のとき逆行圧力に起因して尿管を逆流する尿逆流をともなう側面痛を含む副作用を生成し得る。尿管ステントに関連するこれらの問題のいくつかを和らげる試みは、抗痙攣性薬物のような全身性薬剤を投与することを含む。しかし、従来デバイスで処置の所望の領域にこのような薬剤を送達することは困難である。
本発明は、治療薬を含む流体を溶出する尿管ステントおよびカテーテルに関する。本発明は、尿道ステントおよび胆管ステントのような身体のその他の部分における、その他のステントおよびカテーテルに適用され得る。
(発明の要旨)
患者の身体内配置のためのデバイスは、細長い部材およびこの細長い部材に連結された膨張可能な部材を含む。1つの実施形態では、上記細長い部材は、第1の末端部分および第2の末端部分を有し、そして管腔を規定する。この膨張可能な部材は、上記細長い部材の第1の末端部分とこの細長い部材の第2の末端部分との間で該細長い部材に連結される。この膨張可能な部材は、流体で膨張されるような形態であり、そしてこの膨張可能な部材は、上記デバイスが身体内に配置されるとき、患者の身体に流体を送達する形態である。
(詳細な説明)
図1〜4は、本発明の1つの実施形態による尿管ステント10を示す。この尿管ステント10は、哺乳動物の尿管内に位置決めされるとき、腎臓から尿管を通りそして泌尿器膀胱中への尿の排液を容易にすることによって流体滞留を減少することで支援する排液デバイスである。これ故、この尿管ステント10は、尿管妨害または損傷を有する患者における腎臓から膀胱への尿排液のための通路を生成するためか、または種々の外科的操作において尿管の一体性を保護するために用いられる。このステント10は、例えば、腫瘍成長、狭窄または結石、外因性の腫瘍成長に起因する尿管の圧迫、体外衝撃波砕石術(ESWL)後の尿管中の結石フラグメント影響、ならびに尿管観察および腎盂腎炎内切除のような尿管手順に起因する尿管の内因性障害を含む尿流れにおける中断を生成し得る多くの臨床状態を取り扱うために用いられ得る。このステント10は、対応する腎臓から泌尿器膀胱までの尿の流れを中断する(尿管結石または尿管腫瘍のような)尿管の障害を処置または避けるために用いられ得る。この尿管ステント10はまた、尿管の内視鏡検査後に用いられ得る。このステント10は尿管中に配置され得、腎臓から膀胱への尿の流れを容易にし、そして尿管が治癒することを可能にする。
このステント10は、患者の尿管内に移植するための形態であり、そして近位または膀胱部分12、遠位または腎臓部分14、およびの近位部分と遠位部分との間の細長い本体部分16を含む。このステント10は、ステントの長さを延び、腎臓から尿管を通り、そして泌尿器膀胱中への尿の排液を容易にする排液管腔18を含む。この尿管ステント10は、好ましくは、形状が管状であり、2つの対向する端部:腎臓遠位端および泌尿器の膀胱近位端で終わる。このステント10は、ステントの外面と排液管腔18との間の流体連通を提供する本体部分16の長さに沿って整列される1つ以上の排液穴を有し得る。縫合糸ループまたはその他の適切な構造が膀胱部分12上に含められ得、使用後、身体からステント10の取り出しを容易にする。
代表的には、尿管適用には、上記細長い本体部分16の長さは、約18cmと30cmとの間の範囲であり、そして少なくとも約1.6mm〜3.3mm、好ましくは2mm(またはFrenchサイズ6)の外径を有する。図2に示されるように、ステント10は、近位部分12から遠位部分14まで延び、しかも排液管腔18を規定する管状部材20を含む。この管状部材20の壁21の厚さは、少なくとも約0.05mm〜0.35mmである。この管状部材20は、多くの異なる生体適合性材料から形成され得る。この管状部材20は、これら材料の1つから構成され得るか、または、例えば、その長さに沿って2つ以上の材料の押し出し成形によって形成され得る。この管状部材20に最も良く適した生体適合性の1つのサブセットは以下の特徴を示す:高い引っ張り強さ、高い保持コイル強度、優れた生体適合性および生体耐久性、優れた放射線不透過性または蛍光透視法による可視性、変動するデュロメーターにおける利用可能性、および通過に対する低抵抗性。好ましい実施形態では、この管状部材20は、例えば、PERCUFLEX(Boston Scientific Corporation、Natick、Mass.)、C−FLEX(Xomed−Trease、Inc.)、FLEXIMA、またはポリテトラフロオロエチレン(PTFE)、シリコーンポリウレタン、ポリウレタンプラスチック、ポリエチレンプラスチック、および熱可塑性物質を含むその他のポリマー材料のような、押し出されたポリマー管材から構築され得る。この管状部材20に適切なさらなるポリマーは、例えば、以下から選択され得る:ポリアクリル酸を含むポリカルボン酸ポリマーおよびコポリマー;アセタールポリマーおよびコポリマー;アクリレートおよびメタクリレートポリマーおよびコポリマー(例えば、n−ブチルメタクリレート);酢酸セルロース、硝酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、セロファン、レーヨン、三酢酸レーヨンを含むセルロースポリマーおよびコポリマー、およびカルボキシメチルセルロースおびヒドロキシアルキルセルロースのようなセルロースエーテル;ポリオキシメチレンポリマーおよびコポリマー;ポリエーテルブロックイミドおよびポリエーテルブロックアミド、ポリアミジミド、ポリエステルイミド、およびポリエーテルイミドのようなポリイミドポリマーおよびコポリマー;ポリアリールスルホンおよびポリエーテルスルホンを含むポリスルホンポリマーおよびコポリマー;ナイロン6,6、ナイロン12、ポリカプロラクタムおよびポリアクリルアミドを含むポリアミドポリマーおよびコポリマー;アルキド樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、アリル樹脂、およびエポキシド樹脂を含む樹脂;ポリカーボネート;ポリアクリロニトリル;ポリビニルピロリドン(架橋およびその他);ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニルのようなポリビニルハロゲン化物、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルメチルエーテルのようなポリビニルエーテル、ポリスチレン、スチレン−マレイン酸無水物コポリマー、スチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン−エチレン−ブチレンコポリマー(例えば、Kraton(登録商標)Gシリーズポリマーとして入手可能なポリスチレン−ポリエチレン/ブチレン−ポリスチレン(SEBS)コポリマー)、スチレン−イソプレンコポリマー(例えば、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレン)、アクリロニトリル−スチレンコポリマー、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー、スチレン−ブタジエンコポリマーおよびスチレン−イソブチレンコポリマー(例えば、Pinchukによる米国特許番号第6,545,097号に開示されるもののような、ポリイソブチレン−ポリスチレンおよびポリスチレン−ポリイソブチレン−ポリスチレンブロックコポリマー)、ポリビニルケトン、ポリビニルカルバゾール、およびポリ酢酸ビニルのような、ポリビニルエステル;ここで、いくつかの酸基は、亜鉛またはナトリウムイオンのいずれかで中和され得る(アイオノマーとして一般に知られる);ポリエチレンオキシド(PEO)を含むポリアルキルオキシドポリマーおよびコポリマー;ポリエチレンテレフタレートを含むポリエステルおよびラクチド(これは、乳酸およびd−、l−およびメソラクチドを含む)のポリマーおよびコポリマーのような脂肪族ポリエステル、ε−カプロラクトン、グリコリド(グリコール酸)、ヒドロキシブチレート、ヒドロキシバレレート、パラ−ジオキサノン、トリメチレンカーボネート(およびそのアルキル誘導体)、1,4−ジオキセパン−2−オン、1,5−ジオキセパン−2−オン、および6,6−ジメチル−1,4−ジオキサン−2−オン(ポリ(乳酸)とポリ(カプロラクトン)とのコポリマーは、1つの詳細な例である);ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトンのような、ポリアリールエーテルを含むポリエーテルポリマーおよびコポリマー;ポリフェニレンスルフィド;ポリイソシアナート;ポリプロピレン、ポリエチレン(低および高密度、低および高分子量)、(ポリブト−1−エンおよびポリイソブチレンのような)ポリブチレン、ポリオレフィンエラストマー(例えば、サントプレン)、エチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)ゴム、ポリ−4−メチル−ペン−1−エン、エチレン−α−オレフィンコポリマー、エチレン−メチルメタクリレートコポリマーおよびエチレン−酢酸ビニルコポリマーのような、ポリアルキレンを含むポリオレフィンポリマーおよびコポリマー;ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリ(テトラフルオロエチレン−コ−ヘキサフロオロプロペン)(FEP)、改変エチレン−テトラフルオロエチレンコポリマー(ETFE)、およびポリビニリデンフルオライド(PVDF)を含む、フッ素化ポリマーおよびコポリマー;シリコーンポリマーおよびコポリマー;熱可塑性物質ポリウレタン(TPU);エラストマーのポリウレタンおよびポリウレタンコポリマー(ポリエーテルをベースにした、ポリエステルをベースにした、ポリカーボネートをベースにした、脂肪族をベースにした、芳香族をベースにしたブロックコポリマーおよびランダムコポリマー、ならびにそれらの混合物を含むようなエラストマー;Bionate(登録商標)、Carbothane(登録商標)、Tecoflex(登録商標)、Tecothane(登録商標)、Tecophilic(登録商標)、Tecoplast(登録商標)、Pellethane(登録商標)、Chronothane(登録商標)およびChronoflex(登録商標)を含む、市販され入手可能なポリウレタンコポリマーの例;p−キシレンポリマー;ポリイミノカーボネート;ポリエチレンオキシド−ポリ乳酸コポリマーのようなコポリマー(エーテル−エステル);ポリホスファゼン;ポリアルキレンオギザレート;ポリオキサアミドおよびポリオキサエステル(アミンおよび/またはアミド基を含むものを含む);ポリオルトエステル;フィブリン、フィブリノーゲン、コラーゲン、エラスチン、キトサン、ゼラチン、スターチ、ヒアルロン酸のようなグリコサミノグリカンを含む、ポリペプチド、タンパク質、多糖類および脂肪酸(およびそのエステル)のような生体高分子;ならびに上記のブレンドおよびさらなるコポリマー。上記管状部材20はまた、外面上に、HYDROPLUSのような親水性被覆(Union Carbide)を含み得る。
ステント10の近位または膀胱部分12はバルーン22を含み、そしてステントの遠位または腎臓部分14はバルーン24を含む。バルーン22、24の端部は、管状部材20に、これらバルーンが移植後、好ましくは、治療薬を含む、流体、半流体、ゲル、またはガスのような流体で膨張され得るようにシールして取り付けられる。好ましい実施形態では、これらバルーン22、24は、治療薬を含む液体生理食塩水で充填される。これらバルーン22、24は、図1〜4では膨張された形態で示される。バルーン22は、泌尿器膀胱30内にステント10の近位端を保持するために供し、その一方、バルーン24は、腎臓腔64中にステントの遠位端を保持するために供する。バルーン22、24はまた、以下に記載されるように、ステント10によって方向付けて送達される治療薬を含む流体のためのリザーバーとして作用する。
代替の実施形態では、ステント10は、これらバルーン22、24の1つを含むのみである。このような実施形態はまた、米国特許出願公開US2003/0195456A1に記載されるような、1つ以上のコイル巻きの保持端部片を含み得、その全体の開示は、本明細書によって参考として援用される。さらに、ステント10の1つの実施形態は、バルーン22、24およびコイルを含む。例えば、ステント10の1つまたは両方の端部はまた、豚の尾らせんまたはJ−形状にあるコイル巻きであり得、例えば、患者の日常の身体活動に起因する、尿管の管腔中のステントの上方および/または下方移動をさらに防ぐ。腎臓端部コイルは、腎盂内にステントを支援して保持し得、そして尿管を下るステント移動を防ぎ、その一方、膀胱中に位置決めされた泌尿器膀胱端部コイルは、上方に腎臓に向かうステント移動を防ぎ得る。
さらなる実施形態では、ステント10は、ステントの近位部分12と遠位部分14との間に位置する1つ以上のさらなるバルーンを含む。例えば、1つの実施形態では、このステント10は、尿管を処置するために薬剤を溶出する同様な形態の中間バルーンを含む。
これらバルーン22、24は、任意の種々の所望の形状に膨張するような形態であり得る。さらにこれらバルーン22、24は、好ましくは、管状部材20と類似の性質をもつ材料から構築されるが、例えば、シリコーンまたはラテックスのような高い割合の伸長に対応しているべきである。
図2に示されるように、管状部材20は、第1の膨張管腔26および第2の膨張管腔28を含み、これらは、治療薬を含む流体でバルーン22、24を膨張するために用いられる。これら管腔26、28は、その長さの一部分に沿って、または管状部材20の全長に沿って広がり、そして排液管腔18から分離されている。第1の管腔26は、バルーン22の対向するシールされた端部間にある管腔26中への開口部である膨張ポート30を経由して近位バルーン22と流体連通している。膨張ポート30は、流体が管腔26からバルーン22中にバルーンを膨張するように通過される。この管腔26はまた、ダックビルまたはボール型バルブのような一方向チェックバルブ32を受容し、これは、膨張流れf1の方向に沿ってのみ管腔26中の流体流れを可能にする。このチェックバルブ32は、管腔26を通る膨張流れf1の方向に対し膨張ポート30の上流に位置される。管腔26はまた、フィルター34、計測オリフィス36、およびプラグ38を受容し、これらすべては、膨張流れf1の方向に対し、膨張ポート30の下流に連続的に位置される。
流れf1の方向に対し、ポート30の下流に位置する管腔26の部分は、ステント10が移植され、そしてバルーン22が流体で膨張された後、治療薬を含む流体の送達のための導管として機能する。計測オリフィス36は、ステントの近位部分12でバルーン22から治療薬を含む流体の溶出を可能にする流れ制御デバイスである。1つの実施形態では、この計測オリフィス36は、約0.020インチの外径、および治療薬を含む流体の溶出の所望の速度に依存して、約0.0005〜0.010インチの直径をもつ内側の細長い流れチャネル40を有するガラスチューブである。フィルター34は、計測オリフィス36が閉塞することを支援して防ぐ多孔性プラグである。
図2に示されるように、管腔26は、送達ポート42を含み、これは、治療薬を含む流体を、管腔26およびバルーン22から、ステント10の近位部分12の外部であって、直ぐ隣接する領域に送達する。これ故、ポート42は、管腔26を通る溶出流れf2の方向に対しプラグ38の上流に位置される。プラグ38は、溶出流れf2の方向に対し、ポート42の下流の位置で管腔26をシールするデバイスである。ステント10が移植された後、バルーン22は、治療薬を含む流体を管腔26に、バルブ32を通じ、そしてポート30を通じて送達することにより膨張される。次いで、治療薬を含む流体は、バルーン22の内部から、ポート30を通り、フィルター34を通り、計測オリフィス36を通り、そして最後にポート42から流体が流れ、または溶出するとき、近位部分12でステント10から送達される。
図2および3を参照して、第2の膨張管腔28は、治療薬を含む流体で遠位バルーン24を膨張するために用いられる。管腔28は、管状部材20の長さに広がり、そして排液管腔18から分離される。第2の管腔28は、バルーン24の対向するシールされた端部間の管腔28中への開口部である膨張ポート42を経由して遠位バルーン22と流体連通している。この膨張ポート42は、流体を管腔28からバルーン24中にこのバルーンを膨張するように通過させる。この管腔28はまた、ダックビルまたはボール型バルブのような一方向チェックバルブ44を含み、これは、膨張流れf3の方向に沿ってのみ管腔26中の流体流れを可能にする。このチェックバルブ44は、管腔28を通る膨張流れf3の方向に対し、膨張ポート42の上流に位置される。この管腔28はまた、フィルター46および計測オリフィス48を受容し、これらは、膨張流れf3の方向に対し、膨張ポート42の下流に連続的に位置される。フィルター46および計測オリフィス48は、近位バルーン22にともなうフィルター34およびオリフィス36と同じであっても良いし、異なっても良い。例えば、オリフィス48は、オリフィス36のそれより高いかまたは低い流体溶出速度を有するような形態であり得る。
流れf3の方向に対してポート42の下流に位置する管腔28の部分は、ステント10が移植され、そしてバルーン24が流体で膨張された後、治療薬を含む流体の送達のための導管として機能する。計測オリフィス48は、ステントの遠位部分14でバルーン24から治療薬を含む流体の溶出を可能にする流れ制御デバイスである。1つの実施形態では、この計測オリフィス48は、約0.020インチの外径、および治療薬を含む流体の溶出の所望の速度に依存して、約0.0005〜0.010インチの直径をもつ内側の細長い流れチャネル40を有するガラスチューブである。フィルター46は、計測オリフィス48が閉塞することを支援して防ぐ多孔性プラグである。
図3に示されるように、管腔28は、管状部材20の遠位端23において開口部で終わる。管腔28の遠位開口部は、管腔28およびバルーン24から、ステント10の遠位部分14の外部でかつ直ぐ隣接する、すなわち、腎臓の腔のような領域への治療薬を含む流体の送達ポートとして機能する。ステント10が移植された後、バルーン24は、治療薬を含む流体を管腔28に、バルブ44を通り、そしてポート42を通って送達することにより膨張される。次いで、この治療薬を含む流体は、この流体が、バルーン24の内部から、ポート42を通って戻り、フィルター46を通り、計測オリフィス48を通り、そして最後に管腔28の遠位開口部から出て流れるか、または溶出するとき、遠位部分14でステント10から送達される。
バルーン22、24は、1つ以上の治療薬を含む、ガス、液体、ならびにガスおよび液体の混合物のような同じまたは異なる流体で充填され得る。例えば、治療薬は、生理食塩水溶液内に含まれ得る。治療薬のクラスの例は、麻酔薬、抗パスモディック(antipasmodic)試薬、抗コリン作用性薬、化学療法剤、または遺伝子のトランスフェクションのための薬剤を含む。本明細書で用いられるとき「治療薬」は、遺伝子治療薬、非遺伝子治療薬、および細胞を含む。治療薬は単一でまたは組み合わせで用いられ得る。治療薬は、例えば、本質的に非イオン性またはそれらはアニオン性および/またはカチオン性であり得る。本発明と組み合わせる使用のための例示の非遺伝子治療薬剤は以下を含む:(a)ヘパリン、ヘパリン誘導体、ウロキナーゼ、およびPPack(デキストロフェニルアラニンプロリンアルギニンクロロメチルケトン)のような抗血栓症剤;(b)デキサメタゾン、プレドニソロン、コルチコステロン、ブデソニド、エストロゲン、スルファサラジンおよびメサラミンのような抗炎症剤;(c)パクリタキセル、5−フルオロウラシル、システプラチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、エポシロン、エンドスタチン、アンジオスタチン、アンジオペプチン、平滑筋細胞増殖をブロックし得るモノクローナル抗体、およびチミジンキナーゼ阻害剤のような抗新生物/抗増殖/抗有糸分裂剤;(d)リドカイン、ブピバカインおよびロピバカインのような麻酔剤;(e)D−Phe−Pro−Argクロロメチルケトン、RGDペプチド含有化合物、ヘパリン、ヒルジン、抗トロンビン化合物、血小板レセプターアンタゴニスト、抗トロンビン抗体、抗血小板レセプター抗体、アスピリン、プロスタグランジン阻害剤、血小板阻害剤およびティック抗血小板ペプチドのような抗凝固剤;(f)成長因子、転写アクティベーター、および翻訳プロモーターのような血管細胞成長プロモーター;(g)成長因子阻害剤、成長因子レセプターアンタゴニスト、転写リプレッサー、翻訳リプレッサー、複製阻害剤、阻害性抗体、成長因子に対して惹起された抗体、成長因子および細胞毒素からなる二官能性分子、抗体および細胞毒素からなる二官能性分子のような血管細胞成長阻害剤;(h)プロテインキナーゼおよびチロシンキナーゼ阻害剤(例えば、チルホスチン、ゲニステイン、キノキサリン);(i)プロスタサイクリンアナログ;(j)コレステロール低下剤;(k)アンギオポイエチン;(l)トリクロサン、セファロスポリン、アミノグリコシドおよびニトロフントインのような抗微生物剤;(m)細胞傷害剤、細胞成長抑止剤および細胞増殖影響因子;(n)血管拡張剤;(o)内因性の血管作用性機構を妨害する薬剤;(p)モノクローナル抗体のような白血球補充の阻害剤;(q)サイトカイン、および(r)ホルモン。
本発明と組み合わせる使用のための例示の遺伝子治療薬は、以下をコードするアンチセンスDNAおよびRNAならびにDNAを含む:(a)アンチセンスRNA、(b)欠陥または欠損内因性分子を置換するtRNAまたはrRNA、(c)酸性および塩基性線維芽細胞成長因子、血管内皮成長因子、上皮成長因子、トランスフォーミング成長因子αおよびβ、血小板由来内皮成長因子、血小板由来成長因子、腫瘍壊死因子α、肝細胞成長因子およびインシュリン様成長因子のような成長因子を含む血管形成因子、(d)CD阻害剤を含む細胞周期阻害剤、ならびに(e)チミジンキナーゼ(「TK」)および細胞増殖を妨害するために有用なその他の薬剤。また、重要なのは、BMP−2、BMP−3、BMP−4、BMP−5、BMP−6(Vgr−1)、BMP−7(OP−1)、BMP−8、BMP−9、BMP−10、BMP−11、BMP−12、BMP−13、BMP−14、BMP−15、およびBMP−16を含む骨形態形成タンパク質(「BMP」)。現在好ましいBMPは、BMP−2、BMP−3、BMP−4、BMP−5、BMP−6およびBMP−7のいずれかである。これらのダイマー性タンパク質は、ホモダイマー、ヘテロダイマー、またはそれらの組み合わせとして、単独またはその他の分子とともに提供され得る。あるいは、またはさらに、BMPの上流または下流効果を誘導し得る分子が提供され得る。このような分子は、任意の「ヘッジホッグ」タンパク質、またはそれらをコードするDNAを含む。
遺伝子治療薬の送達のためのベクターは、アデノウイルス、中身をぬいた(gutted)アデノウイルス、アデノ関連ウイルス、レトロウイルス、αウイルス(セムリキ森林ウイルス、シンドビスウイルスなど)、レンチウイルス、単純ヘルペスウイルス、複製コンピテントウイルス(例えば、ONYX−015)およびハイブリッドベクターのようなウイルスベクター;ならびに人工染色体およびミニ染色体、プラスミドDNAベクター(例えば、pCOR)、カチオン性ポリマー(例えば、ポリエチレンイミン、ポリエチレンイミン(PEI))、グラフトコポリマー(例えば、ポリエーテル−PEIおよびポリエチレンオキシド−PEI)、中性ポリマーPVP、SP1017(SUPRATEK)、カチオン性脂質、リポソーム、リポプレックス、ナノ粒子、またはマイクロ粒子のような非ウイルスベクターを、タンパク質形質転換ドメイン(PTD)のような標的配列をともなうか、またはともなわないで含む。
本発明と組み合わせる使用のための細胞は、全骨髄、骨髄由来単核細胞、前駆細胞(例えば、内皮前駆細胞)、幹細胞(例えば、間葉細胞、造血細胞、神経細胞)、多能性幹細胞、線維芽細胞、筋芽細胞、衛星細胞、心筋細胞、骨格筋細胞またはマクロファージを含む、ヒト起源(自系または同種異系)の細胞、または動物、細菌または真菌供給源(異種)からの細胞を含み、これらは、所望であれば、遺伝子操作され得、目的のタンパク質を送達する。
広範な範囲の治療薬負荷が、本発明の実施形態と組み合わせて用いられ得、薬学的に有効な量は容易に決定され、そして最終的には、例えば、処置される状態、治療薬自体の性質、投薬量形態が導入される組織などに依存する。
上記に列挙されたものに加え、治療薬または添加剤の例は、以下のクラスに列挙されるものを含む。
抗炎症剤は、ステロイドおよび非ステロイド抗炎症剤を含む。非ステロイド抗炎症薬物の例は、エンフェナミン酸、エトフェナメート、フルフェナミン酸、イソニキシン、メクロフェナミン酸、メファナミン酸、ニフラミン酸、タルニフルメート、テロフェナメートおよびトルフェナミン酸のようなアミノアリールカルボン酸誘導体;アセメタシン、アルクロフェナック、アムフェナック、ブフェキサマック、シンメタシン、クロピラック、ジクロフェナックナトリウム、エトドラック、フェルビナック、フェンクロフェナック、フェンクロジン酸、フェンチザック、グルカメタシン、イブフェナック、インドメタシン、イソフェゾラック、イソキセパク、ロナゾラック、メチアジン酸、オキサメタシン、プログルメタシン、スリンダック、チアラミド、トルメチンおよびゾメピラックのようなアリール酢酸誘導体;ブマディゾン、ブチブフェン、フェブフェンおよびキセブシンのようなアリール酪酸誘導体;クリダナック、ケトロラックおよびチノリジンのようなアリールカルボン酸;アルミノプロフェン、ベノキサプロフェン、ブクロクス酸、カルプロフェン、フェノプロフェン、フルノキサプロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェン、イブプロキサム、インドプロフェン、ケトプロフェン、ロキソプロフェン、ミロプロフェン、ナプロキセン、オキサプロジン、ピケトプロフェン、ピルプロフェン、プラノプロフェン、プロチジン酸、スプロフェンおよびチアプロフェン酸のようなアリールプロピオン酸誘導体;ジフェナミゾールおよびエピリゾールのようなピラゾール;アパゾン、ベンズピヘリロン、フェプラゾン、モフェブタゾン、モラゾン、オキシフェンブタゾン、フェニルブタゾン、ピペブゾン、プロピフェナゾン、ラミフェナゾン、スキシブゾンおよびチアゾリノブタゾンのようなピラゾロン;アセタミノサロール、アスピリン、ベノリイレート、ブロモサリゲニン、アセチルサリチル酸カルシウム、ジフルニサル、エテルサレート、フィンドサル、ゲンチジン酸、サリチル酸グリコール、サリチル酸イミダゾール、アセチルサリチル酸リジン、メサラミン、サリチル酸モルホリン、サリチル酸1−ナフチル、オルサラジン、パルサルミド、アセチルサリチル酸フェニル、サチリル酸フェニル、サラセタミド、サチリルアミンo−酢酸、サリチル硫酸、サルサレートおよびサルファサラジンのようなアセチルサリチル酸およびその誘導体;ドロキシカム、イソキシカム、ピロキシカムおよびテノキシカムのようなチアジンカルボキシアミド;ε−アセタミドカプロン酸、s−アデノシルメチオニン、3−アミノ−4−ヒドロキシ酪酸、アミキセトリン、ベンダザック、ベンジダミン、ブコロム、ジフェンピラミド、ディタゾール、エモファゾン、グアイアズレン、ナブメトン、ニメスリド、オルゴテイン、オキサセプロール、パラニリン、ペリソキサル、ピフォキシム、プロクァゾン、プロキサゾールおよびテニダップのようなその他;ならびにそれらの薬学的に受容可能な塩を含む。
ステロイド抗炎症剤(グルココルチコイド)の例は、21−アセトキシプレフネロン、アルクロメタソン、アルゲストン、アミシノニド、ベクロメタソン、ベタメタソン、ブデソニド、クロロプレドニソン、クロベタソル、クロベタソン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチコステロン、コルチソン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デソキシメタソン、デキサメタソン、ディフロラソン、ディフルコルトロン、ディフルプレドネート、エノキサロン、フルアザコート、フルクロニド、フルメタゾン、フルニソリド、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロメトロン、酢酸フルペロロン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニソロン、フルランドレノリド、プロピオン酸フルチカソン、フォルモコルタール、ハルシノニド、プロピオン酸ハロベタソール、ハロメタソン、酢酸ハロプレドン、ヒドロコルタメート、ヒドロコルチソン、ロテプレドノールエタボネート、マジプレドン、メドリソン、メプレドニソン、メチオールプレドニソロン、モメタソンフルオエート、パラメタソン、プレドニカルベート、プレドニソロン、プレドニソロン25−ジメチルアミノアセテート、プレドニソンリン酸ナトリウム、プレドニソン、プレドニバル、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルタール、トリアムシノン、トリアムシノンアセトニド、トリアムシノンベネトニド、トリアムシノンヘキサアセトニド、およびそれらの薬学的に受容可能な塩を含む。
鎮痛剤は、麻酔および非麻酔性鎮痛剤を含む。麻酔性鎮痛剤は、アルフェンタニル、アリルプロディン、アルファプロディン、アニレリディン、ベンジルモルフィン、ベジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、コデインメチルブロミド、コデインホスフェート、コデインサルフェート、デソモルフィン、デキストロモルダミド、デゾシン、ディアムプロミド、ジヒドロコデイン、ジヒドロコデイノンエノールアセテート、ジヒドロモルフィン、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアムブテン、ジオキサフェチルブチレート、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアムテン、エチルモルフィン、エトニタゼン、フェタニル、ヒドロドン、ヒドロモルホン、ヒドロキシペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レボルファノール、ロフェンタニル、メペリジン、メプタジノール、メタゾシン、塩酸メタドン、メトポン、モルフィン、ミロフィン、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボファノール、ノルメタゾン、ノルモルフィン、ノルピパノン、オピウム、オキシコドン、オキシモルフォン、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン、フェナゾシン、フェオペリジン、ピニノジン、ピリトラミド、プロヘプタジン、プロメドール、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、ルミフェンタニル、スフェンタニル、チリジン、および薬学的に受容可能なその塩を含む。
非麻酔性鎮痛剤は、アセクロフェナック、アセタミノフェン、アセタミノサロール、アセトアニリド、アセチルサリチル酸、アルクロフェナック、アルミノプロフェン、アロキシプリン、アルミニウムビス(アセチルサリチレート)、アミノクロルセノキサジン、2−アミノ−4−ピコリン、アミノプロピリン、アミノピリン、サリチル酸アンモニウム、アムトルメチングアシル、アンチピリン、サリチル酸アンチピリン、アントラフェニン、アパゾン、アスピリン、ベノリレート、ベノキサプロフェン、ベンズピペリロン、ベンジダミン、ベルモプロフェン、ブロフェナック、p−ブロモアセチニリド、酢酸5−ブロモサリチル酸、ブセチン、ブフェキサマック、ブマディゾン、ブタセチン、アセチルサチリル酸カルシウム、カルバマゼピン、カルビフェン、カルサラム、クロルアランチピリン、クロルテノキサジン、サリチル酸コリン、シンコフェン、シラマドール、クロメタシン、クロプロパミド、クロテタミド、デクソキサドロール、ジフェナミゾール、ジフルニサル、アセチルサリチル酸ジヒドロキシアルミニウム、ジピロセチル、ジピロン、エモルファゾン、エンフェナミン酸、エピゾール、エテルサレート、エテンツアミド、エトキサゼン、エトドラック、フェルビナック、フェノプロフェン、フロクタフェニン、フルフェナミン酸、フルオレソン、フルピルチン、フルプロクァゾン、フルールビプロフェン、フォスフォサル、ゲンチジン酸、グラフェニン、イブフェナック、サリチル酸イミダゾール、インドメタシン、インドプロフェン、イソフェゾラック、イソラドール、イソニキシン、ケトプロフェン、ケトロラック、p−ラクトフェネチド、レフェタミン、ロキソプロフェン、アセチルサリチル酸リジン、アセチルサリチル酸マグネシウム、メトトリメプラジン、メトフォリン、ミロプロフェン、モラゾン、サリチル酸モルホリン、ナプロキセン、ネフォパム、ニフェンアゾン、5’ニトロ−2’プロポキシアセトアニリド、パルサルミド、ペリソキサル、フェナセチン、塩酸フェナゾピリジン、フェノコール、フェノピラゾン、アセチルサリチル酸フェニル、アセチル酸フェニル、フェニルアミダール、ピペブゾン、ピペリロン、プロジリジン、プロパセタモール、プロピルフェナゾン、プロキサゾール、サリチル酸キニン、ラミフェナゾン、リマゾリウムメチルスルフェート、サラセタミド、サリシン、サリチルアミド、サリチルアミドo−酢酸、サチリル硫酸、サルサラート、サルベリン、シメトリド、サリチル酸ナトリウム、スルファミピリン、スプロフェン、タルニフルメート、テノキシカム、テロフェナメート、テトラドリン、チノリジン、トルファナム酸、トルプロニン、トラマドール、ビニノール、キセンブシン、ゼメピラック、およびそれらの薬学的に受容可能な塩を含む。
局所鎮痛剤は、アムカイン、アモラノン、塩酸アミロカイン、ベノキシナート、ベンゾカイン、ベトキシカイン、ビフェナミド、ブピバカイン、ブタカイン、ブタベン、ブタニリカイン、ブテタミン、ブトキシカイン、カルチカイン、塩酸クロロプロカイン、コカエチレン、コカイン、シクロメチカイン、塩酸ジブカイン、ジメチソキン、ジメトカイン、塩酸ジペラドン、ジクロニン、エクゴニジン、エクゴニン、塩化エチル、β−オイカイン、オイプロシン、フェナルコミン、フェモカイン、塩酸ヘキシルカイン、ヒドロキシテトラコカイン、イソブチルp−アミノベンゾエート、ロイシノカインメシレート、レボキサドロール、リドカイン、メピバカイン、メプリルカイン、メタブトキシカイン、塩化メチル、ミルテカイン、ナエパイン、オクタカイン、オルトカイン、オキセタザイン、パレトキシカイン、塩酸フェナカイン、フェノール、ピペロカイン、ピリドカイン、ポリドカノール、プラモキシン、プリロカイン、プロカイン、プロパノカイン、プロパラカイン、プロピポカイン、塩酸プロポキシカイン、シュードコカイン、ピロカイン、ロパバカイン、サリチルアルコール、塩酸テトラカイン、トリカイン、トリメカイン、ゾラミン、およびそれらの薬学的に受容可能な塩を含む。
鎮痙薬は、アリベンドール、アムブセタミド、アミノプロマジン、アポアトロピン、メチル硫酸ベボニウム、ビエタミベリン、ブタベリン、臭化ブトロピウム、臭化n−ブチルスコポルアンモニウム、カロベリン、臭化シメトロピウム、シナメドリン、クレボプリド、臭酸コニン、塩酸コニン、ヨウ化シクロニウム、ジフェメリン、ジイソプロミン、酪酸ジオキサフェチル、臭化ジポニウム、ドロフェニン、臭化エメプロニウム、エタベリン、フェクレミン、フェナルアミド、フェノベリン、フェンピプラン、臭化フェンピベリニウム、臭化フェントニウム、フラボキセート、フロプロピオン、グルコン酸、グアイアクタミン、ヒドラミトラジン、ヒメクロモン、レイオピロール、メベベリン、モキサベリン、ナフィベリン、オクタミルアミン、オクタベリン、塩化オキシブチニン、ペンタピペリド、塩酸フェナンムアシド、フロログルシノール、臭化ピナベリウム、ピペリレート、塩酸ピポキソラン、プラミベリン、臭化プリフィニウム、プロペリジン、プロピバン、プロピロムアジン、プロザピン、ラセフェミン、ロシベリン、スパルモリトール、ヨウ化スティロニウム、サルトロポニウム、ヨウ化タイモニウム、臭化チキジウム、チロプラミド、トレピブトン、トリクロミル、トリフォリウム、トリメブチン、n,n−1トリメチル3,3−ジフェニル−プロピルアミン、トロペンジル、塩化トロスピウム、臭化ゼニルトロピウム、およびそれらの薬学的に受容可能な塩を含む。
抗微生物剤は、殺菌性薬剤および静菌性薬剤ならびに殺菌性および静菌性性質の両方を所有する薬剤を含み、例えば、トリクロサン、クロロヘキシジン、ニトロフラゾン、塩化ベンザルコニム、銀塩およびリファンプシン、ゲンタマイシンおよびミノマイシンのような抗生物質ならびにそれらの組み合わせを含む。
本発明の実施形態の実施のための2つの抗炎症性および鎮痙薬治療薬剤は、(a)ケトロラックおよびその薬学的に受容可能な塩(例えば、商標名Toradol(登録商標)の下で販売される、そのトロメタミン塩)および(b)4−ジエチルアミノ−2−ブチニルフェニルシクロヘキシルグリコレートおよびその薬学的に受容可能な塩(例えば、商標名Ditropan(登録商標)の下で販売される、塩化オキシブチニンとしてもまた知られる塩酸4−ジジメチルアミノ−2−ブチニルフェニルシクロヘキシルグリコレート)である。
本発明の医療デバイスはまた、その構造内に、放射線不透過化剤、色素、および可塑剤および押し出し潤滑剤のようなその他の添加剤を含む任意の添加物を含み得る。
放射線不透過化剤は、医療デバイスを、このデバイスの挿入の間、およびこのデバイスが移植される間の任意の点で見ることを容易にする。放射線不透過化剤は、代表的には、x線を散乱することによって代表的には機能する。x線を散乱する医療デバイスの領域は、放射線写真上で検出可能である。本発明の医療用デバイスにおいて有用な放射線不透過化剤の中には、次炭酸ビスマス、酸塩化ビスマス、三酸化ビスマス、硫酸バリウム、タングステン、およびそれらの混合物のようなビスマス塩が含まれ、ビスマス塩が代表的には好ましい。
色素は、タイプまたは色にかかわらず、二酸化チタン、フタロシアニン有機色素、キナリドン有機色素、カーボンブラック、酸化鉄、およびウルトラマリンを含む、任意の生体適合性および薬学的に受容可能は着色料を含む。
ここで、図4を参照して、本発明による尿管ステント10が描写される。この尿管ステント10は、例えば、Seldinger技法の適用を用い、経皮的に順行性様式で、または膀胱鏡によって逆行性様式のいずれかで身体中に導入され得る。それ故、本発明の1つの実施形態では、プッシャー管(図示せず)が、ステント10を、ガイドワイヤ上(図示せず)で膀胱鏡を通って尿管60中に送達するために用いられる。別の実施形態では、ステント10は、プッシャー管の使用なくして内視鏡によって導入される。ステント10が身体中に挿入される前に、収縮したバルーン22、24は、収縮された形態で、ステント10の近位部分および遠位部分12、14と実質的に同じ直径である。身体中への挿入後、このバルーン22は、治療薬を含む流体で、3〜10mm、好ましくは5mmのような適切な直径まで、ステント10の近位部分12を泌尿器膀胱50内に保持するため、そして泌尿器膀胱まで治療薬を含む流体の送達のために膨張される。身体中への挿入後、バルーン24もまた、図4に最も良く観察されるように、3〜10mmのような適切な直径まで、治療剤を含む流体で、腎臓62の腎盂または腔64内にステント10の遠位部分12を保持するため、および腎臓の腔64まで治療薬を含む流体の送達のために膨張される。
再び図4を参照して、一旦膨張されると、バルーン22は、膀胱壁52の近位方向に位置決めされ、それによって、尿管50内のステント10の移動を最小にし、そして細長い本体部分16をその場に維持する。バルーン24は、腎臓の腔64の壁の近位方向に位置決めされ、それによって、腎臓62内のステント10の移動を最小にし、そして細長い本体部分16をその場に維持する。ステント10を取り出すために、バルーン22、24は端部エフェクターバルブまたはその他のデバイス(図示せず)を経由して収縮される。さらに、これらバルーン22、24は、チェックバルブ32、44を穿刺することにより、またはこれらバルーンを直接穿刺することにより収縮され得る。
図5は、本発明の代替の実施形態による尿管ステント110を示す。ステント10と同様に、このステント110は、哺乳動物の尿管内に位置決めされるとき、腎臓から尿管を通りそして泌尿器膀胱中に尿の排液を促進することによって流体滞留を減少する際に支援する排液デバイスである。このステント110は、上記に記載されるステント10と同じ様式で用いられ得、そしてステント10の利点および機能の先行する論議がまたはこのステント110に適用される。従って、図5に示されるこのステント110は、100だけ増加された、ステント10と対応する参照番号を割り当てた。図5に示されるステント110はまた、以下にさらに説明されるように、さらなる特徴および固有の機能を含む。
このステント110は、患者の尿管内移植のための形態であり、そして近位または膀胱部分120、遠位または腎臓部分(図示せず)、およびこの近位部分と遠位部分との間の細長い本体部分116を含む。このステント110は、ステントの長さを延び、腎臓から尿管を通りそして泌尿器膀胱中への排液を容易にする排液管腔118を含む。この尿管ステント110は、形状が管状であり、2つの対向する端部:腎臓遠位端および泌尿器膀胱近位端で終わる。
図5に示されるように、このステント110は、近位部分から遠位部分まで延び、しかも排液管腔118を規定する管状部材120を含む。ステント110の近位または膀胱部分112は、バルーン122を含む。このステントの遠位または腎臓部分は、バルーン122と同一のバルーンを含み得る。あるいは、ステント110の遠位または腎臓部分は、上記のように1つ以上のコイル巻き保持端部片を含み得る。
バルーン122の端部は、管状部材120に、これらバルーンが、好ましくは治療薬を含む流体で移植後膨張され得るようにシールして取り付けられる。バルーン122は、図5では、膨張されるプロセスで示される。バルーン122は、泌尿器膀胱内にステント110の近位端を保持するように供され、そして任意の種々の所望の形状に膨張するような形態であり得る。
図5に示されるように、管状部材120は、治療薬を含む流体でバルーン122を膨張するために用いられる複数のポート130を含む。それ故、管腔118は、バルーン122の対向するシールされた端部間の管腔118中への開口部であるポート130を経由してバルーン122と流体連通する。これらポート130は、流体が、管腔126からバルーン122中に、バルーンを膨張するように通過することを可能にする。図5に示されるように、このステント110はまた、ポート130上のフラップの形態にある一方向チェックバルブ132を含む。代替の実施形態では、このチェックバルブ132は、流体がバルーンからではなく、バルーン中にのみ流れることを可能にする、ポート130中に位置するダックビルまたはボール型バルブであり得る。
この管状部材はまた、バルーン122から治療薬を含む流体の溶出を可能にする流れ制御デバイスである、計測オリフィス136を含む。示される実施形態では、この計測オリフィス136は、管状部材120の壁中のスリットまたは小ポートである。オリフィス136は、膨張されたバルーンの内部を、管腔118の内部と、ステントが移植された後、流体が、バルーンから管腔118中に溶出し得るように連通する。このステント110はまた、この計測オリフィス136が閉塞することを防ぐためにフィルター(示さず)を含み得る。
図5は、治療薬を含む流体で膨張されているバルーン122を示す。プッシュロッド170はステント110中に挿入される。このプッシュロッド170は、管腔172および開口部174を有する。このプッシュロッドがステント110中に完全に挿入されるとき、開口部174は、ポート130と、治療薬を含む流体が、管腔172を通り、開口部174を通り、ポート130を通り、そしてバルーン122中に送達され得るように整列される。バルーン122が膨張された後、プッシュロッド170は除去される。図5はまた、移植の間にステント110を案内するために用いられるガイドワイヤ180を示す。ステント110は、膀胱内に位置決めされ、そして尿管中に通過される。ガイドワイヤ180は十分に剛直かつ操縦能力があり、そして内視鏡案内の下、尿管中に挿入される。腎臓の尿管妨害を超える接近が達成されるとき、例えば、このステントが、ステントの後部エッジまたは近位エッジに作用するプッシュロッド170によってワイヤ上を尿管に導入される。このガイドワイヤおよびステントは、直接視覚スコープまたは蛍光透視のような造影案内で位置決めされる。一旦ステントが移植されると、プッシュロッドが、プッシャーでステントの遠位端から外され、そしてプッシャーロッドが除去される。バルーン122は、膀胱壁の近位方向に位置決めされ、それによって尿管内でステント110の移動を最小にし、そして細長い本体部分116をその場(インサイチュ)に維持する。さらに、治療薬を含む流体は、流体が、バルーン122の内部から、計測オリフィス136を通り、管腔118を通り、そして最後に管状部材の近位端から出て流れるか、または溶出するとき、近位部分112でステント110から送達される。
認識されるように、本発明によるステントおよびカテーテルの実施形態は、例えば、尿道および胆嚢のような尿管以外の身体の領域で用いられ得る。さらに、上記治療薬は、特定の適用に依存して変動し得る。
尿管ステント10の代替の実施形態では、先に記載のバルーン22、24、122は、ステントをその場に保持するように機能しなくても良い。例えば、このステントは、上記バルーンが治療薬を含む流体のためのリザーバーとして主に機能するようにその他の保持デバイスを含み得る。さらに、バルーン22、24、122および/または管状部材20は、バルーンが膨張されているとき、ガスを抜くことを可能にするバルブを含み得る。
本発明の別の実施形態によれば、尿管ステント10は、尿管カテーテルの一部分を規定する。例えば、図6に示されるように、ステント10は、患者の身体から突出する尿管接近管66に取り付けられ、そしてそれと連通する。この接近缶66は、管腔26、28と、使用者が所望のようにバルーン22、24を繰り返し膨張そして/また引き得るように、管腔26、28と流体連通しているハブ68および内部管腔を有する。1つの実施形態では、このハブ68は、管66の管腔との連通のため、およびバルーン22、24を引くために複数のルアを有する。それ故、接近管66およびハブ68の一部分は、尿管を通って患者の身体の外側に残る。これは、有利なことに、周期的な時間でバルーン22、24を再充填する選択を医師に提供し、より長い治療持続時間を提供する。別の実施形態によれば、ステント10は、腎フィステル形成術カテーテルの一部を形成する。この実施形態では、ステント10は、患者の身体から突出する腎フィステル形成術接近管に取り付けられ、そしてそれと流体連通している。この腎フィステル形成術接近管はまた、使用者が所望のようにバルーン22、24を繰り返し膨張そして/また引き得るように、管腔26、28と流体連通しているハブおよび内部管腔を有する。それ故、腎フィステル形成術接近管およびハブは、経皮的切開を通って患者の身体の外側に残る。
本発明の原理、好ましい実施形態、および操作のモードを先行する説明に記載した。しかし、保護されることが意図される本発明は、開示された特定の実施形態に制限されると解釈されるべきではない。さらに、本明細書中に記載される実施形態は、制限であるよりはむしろ例示であるとみなされるべきである。改変および変更は、本発明の思想から逸脱することなく採用されるその他および等価物によってなされ得る。従って、すべてのそのような改変、変更、および等価物は、本発明の思想および範囲内に入ることが明示して意図される。
図1は、本発明の1つの実施形態による尿管ステントの斜視および部分断面図である。 図2は、図1に示した尿管ステントの膀胱末端の拡大された詳細図である。 図3は、図1に示される尿管ステントの腎臓端部の拡大された詳細図である。 図4は、本発明の1つの実施形態による臨床適用における図1に示された尿管ステントの平面図である。 図5は、本発明の別の実施形態による尿管ステントの部分断面図である。 図6は、本発明の1つの実施形態による尿管カテーテルの平面図であり、ここで、この尿管カテーテルは、図1に示されるステントを含み、そして臨床適用で示される。
同様の参照文字は、一般に、これら図面中の異なる図全体に亘って同じ部分をいう。

Claims (26)

  1. 患者の身体内配置のためのデバイスであって:
    第1の末端部分および第2の末端部分を有する細長い部材であって、第1の管腔および第2の管腔を規定し、該第1の管腔が該第1の末端部分から該第2の末端部分まで延びる細長い部材;および
    該細長い部材の第1の末端部分と該細長い部材の第2の末端部分との間で該細長い部材に連結される膨張可能な部材であって、該第2の管腔が該膨張可能な部材の内部と流体連通し、該第2の管腔を経由して該膨張可能な部材に搬送された流体で膨張される形態であり、かつ該デバイスが該身体内に配置されるとき該患者の身体に該流体を送達する形態である膨張可能な部材、を備える、デバイス。
  2. さらに、前記第2の管腔内に配置され、流体を該第2の管腔を通って前記膨張可能な部材に向かって流れるようにするが、該膨張可能な部材から離れる流体の流れを阻害するバルブを備える、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記細長い部材が、前記第2の管腔を前記膨張可能な部材の内部と流体により連通する第1の開口部、および該第2の管腔を該細長い部材の外部と流体により連通する第2の開口部を規定する、請求項1に記載のデバイス。
  4. 前記細長い部材が、前記第2の管腔を前記膨張可能な部材の内部と流体により連通する第1の開口部、該第2の管腔を該細長い部材の外部と流体により連通する第2の開口部、および該第2の管腔を該細長い部材の外部と流体により連通する第3の開口部を規定し、該第1の開口部が、該膨張可能な部材の第1の末端部分と該膨張可能な部材の第2の末端部分との間に配置され、該第2の開口部が、該膨張可能な部材と該細長い部材の第1の末端部分との間に配置され、該第3の開口部が、該膨張可能な部材と該細長い部材の第2の末端部分との間に配置される、請求項1に記載のデバイス。
  5. 前記膨張可能な部材が、前記細長い部材に連結された第1の末端部分および前記細長い部材に連結された第2の末端部分を有する、請求項1に記載のデバイス。
  6. 前記流体が、治療剤を含む、請求項1に記載のデバイス。
  7. 前記デバイスが尿管ステントであり、そして前記第1の管腔が前記患者の腎臓から該患者の膀胱まで尿を搬送するような形態である、請求項1に記載のデバイス。
  8. 前記膨張可能な部材が、前記患者の身体内に前記デバイスを支援して保持するような形態である、請求項1に記載のデバイス。
  9. 前記細長い部材の第1の末端部分が前記患者の膀胱中に配置されるような形態であり、そして該細長い部材の第2の末端部分が前記患者の腎臓中に配置されるような形態である、請求項1に記載のデバイス。
  10. 前記細長い部材の第1の末端部分が、前記患者の膀胱内に配置されるような形態である、請求項1に記載のデバイス。
  11. 前記膨張可能部材が第1の膨張部材であり、前記流体が第1の流体であり、前記デバイスがさらに:
    前記細長い部材の第1の末端部分と該細長い部材の第2の末端部分との間で該細長い部材に連結された第2の膨張可能な部材であって、第2の流体で膨張されるような形態であり、そして該デバイスが患者の身体内に配置されるとき、該第2の流体を該身体に送達するような形態である、第2の膨張可能な部材を備える、請求項1に記載のデバイス。
  12. 前記細長い部材が第3の管腔を規定し、該第3の管腔が前記第2の膨張可能な部材の内部と流体連通している、請求項11に記載のデバイス。
  13. 第1の計測オリフィスが前記第2の管腔内に配置され、そして第2の計測オリフィスが前記第3の管腔内に配置される、請求項12に記載のデバイス。
  14. 前記第1の膨張部材が前記患者の膀胱中に配置されるような形態であり、前記第2の膨張部材が該患者の腎臓中に配置されるような形態である、請求項12に記載のデバイス。
  15. 第1の保持部材が、前記患者の身体内に前記デバイスを支援して保持する、請求項12に記載のデバイス。
  16. 前記第2の管腔内に配置される計測オリフィスをさらに備える、請求項1に記載のデバイス。
  17. 患者の身体内配置のためのデバイスであって:
    第1の末端部分および第2の末端部分を有する細長い部材であって、側壁を有し、そして管腔を規定する細長い部材;および
    該細長い部材の第1の末端部分と該細長い部材の第2の末端部分との間で該細長い部材に連結される膨張可能な部材であって、該細長い部材の側壁が該管腔に該膨張可能な部材の内部を流体連通するような形態のオリフィスを規定し、該デバイスが該患者の身体内に配置されるとき、流体で膨張されるような形態であり、そして該身体に該流体を送達するような形態である膨張可能な部材、を備える、デバイス。
  18. 前記細長い部材の第1の端部部分が、前記患者の腎臓中に配置されるような形態であり、そして前記管腔が、該患者の腎臓から尿を搬送するような形態である、請求項17に記載のデバイス。
  19. 前記膨張可能な部材が、前記患者内に前記デバイスを支援して保持するような形態である、請求項17に記載のデバイス。
  20. 前記細長い部材の側壁が開口部を規定し、そして該細長い部材が、それを経由して流体が前記管腔から前記膨張可能な部材まで連通するバルブを含む、請求項17に記載のデバイス。
  21. さらに、側壁を有し、そして内部管腔を規定する挿入部材を備え、該挿入部材の側壁が開口部を規定し、該挿入部材の側壁によって規定される該開口部が、前記細長い部材によって規定される開口部と整列されるような形態であり、該挿入部材の内部管腔から前記膨張部材まで流体を搬送する、請求項20に記載のデバイス。
  22. 前記細長い部材の第1の端部部分が、患者の腎臓内に配置されるような形態であり、該細長い部材の第2の末端部分が、患者の膀胱内に配置されるような形態である、請求項17に記載のデバイス。
  23. 患者の身体中にデバイスを配置する方法であって:
    該デバイスを患者の身体の腔中に挿入する工程であって、該デバイスが細長い部材、該細長い部材に連結された第1の膨張可能な部材、および該細長い部材に連結された第2の膨張可能な部材を有する工程;
    該第1の膨張可能な部材を、該細長い部材によって規定される第1の管腔を経由して第1の流体で膨張する工程;および
    該第2の膨張可能な部材を、該細長い部材によって規定される第2の管腔を経由して第2の流体で膨張する工程を包含する、方法。
  24. 前記挿入する工程が、前記デバイスの第1の末端部分を前記患者の腎臓中に配置することを包含する、請求項23に記載の方法。
  25. 前記挿入する工程が、前記デバイスの第1の末端部分を前記患者の膀胱中に配置することを包含する、請求項23に記載の方法。
  26. 前記挿入する工程が、前記第1の膨張可能な部材を前記患者の膀胱中に配置すること、および前記第2の膨張可能な部材を該患者の腎臓中に配置することを包含する、請求項23に記載の方法。
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