JP5453087B2 - 部分的に可溶性で移植可能な又は挿入可能な医療機器 - Google Patents

部分的に可溶性で移植可能な又は挿入可能な医療機器 Download PDF

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Description

本発明は医療機器に関し、より特定的には部分的に可溶性で移植可能な又は挿入可能な 医療機器及びそれらの製造方法に関する。
患者に移植又は挿入する為の多数の医療機器が開発されてきた。不幸なことに、多くの前記医療機器は共通して、患者に設置した後患者に不快感又は疼痛を伴ってきた。特定の例としてエチレンビニルアセテート(EVA)コポリマーをベースとする尿管ステントは上部尿路内の排水(drainage)を促進するために広く使用されている(例えば腎臓から膀胱への排水)、例えば、尿管狭窄ならびに尿管閉塞症が起こる他の事例に対する以下の尿管鏡検査、尿管鏡手術(endourerotomies)及び内腎盂鏡手術(endopyelotomy))。
例示的なこの型のステント10の概略図は図1に図示される。ステント10は近位末端 10p及び遠位末端10dを有する。軸12、遠位保持構造(例えば、腎性「ピグテール」14)及び近位保持構造(例えば、膀胱「ピグテール」16)を有する管状のポリマー押出成型物である。これらの保持構造(retention structure)は腎臓に向かった上流へのステントの遊走及び膀胱に向かった下流へのステントの遊走を防ぐ。尿管ステントにおいて使用される他の保持構造の例としては例えばらせん、コイル、コークスクリュー、マリンコット(mallincott)、かえし(barb)、キノコ、およびかぎ状末端等が挙げられる。いったん尿管内に適切に配備されると、ステント10は尿管に剛性を付与し、尿が通過できるようにする。
ステント10は、図1によって例示されるように、さらに任意の1以上の以下のものを提供しても良い: (a) 挿入を補助するためのテーパーチップ11、(b) 排水を促進するために一般的には本体縦方向に下方にらせん状に配列されている複数の側面ポート18(1カ所に番号をふっている)、(c)通常いつ適切な長さのステントが尿管に挿入されたか医師が知ることができるように視覚化するために使用される、目盛り標識25 (1つを図示する)であって、及び(d) 当該技術分野において知られるようにステントの位置決め及び回収を補助する、縫合糸22
設置の間、前記尿管ステント10は一般的に泌尿器用ガイドワイヤー上に設置され膀胱鏡を用い、保定器と共に定位置に進入させる。一旦ステントの近位末端が腎臓/腎杯内に進入するとガイドワイヤーを取り除き、ピッグテール14、16を図2に示すように腎臓19及び膀胱20内に形成させる。腎臓のステントのピッグテール14は挿入の目的に依存して(例えば、ガイドワイヤー又はその他の使用)閉じていても先細りになっていても良い。図2に示すように、ステント10は尿管開口部21aを通って膀胱20内に伸長する。明確にするために、反対側の尿管開口部21bから膀胱20内に入る尿管は示していない。
前記ステントは公知であり、しかしながら、ある程度、特に挿入後の膀胱及び側腹部領域における疼痛及び/又は不快感を伴う。この疼痛に対する一つの方法はよりやわらかい材料、特にステントの近位末端を形成し、繊細な組織と結合する前記材料を使用することである。このタイプのステントはステントの進入を改良する遠位末端における硬質(firm durometer)EVA コポリマーと快適さを改善する近位末端の軟質(soft durometer)EVAを組み合わせる為に、共射出を採用しても良い。前記ステントの具体的な例はBoston Scientific社(Natick, MA, USA)から入手可能なHydroPlus(登録商標)コーティングをしたPolaris(登録商標) Dual Durometer Percuflex(登録商標) 尿管ステントである。
疼痛及び不快感に対する一つの方法には鎮痛剤の全身投与又は局所的に鎮痛剤を放出する装置を提供することが含まれる。例えば、米国特許出願公開第2003/0224033号「Implantable or insertable medical devices for controlled drug delivery」を参照されたい。
尿管ステントに付随する他の問題はin vivoにおける外殻の形成であり、それに対しては例えば、局所的に抗菌化合物を放出する装置の使用で対応する。この点に関しては例えば、米国特許出願公開第2004/0249441「Implantable or insertable medical devices resistant to microbial growth and biofilm formation」を参照されたい。
本発明の1態様において、少なくとも部分的に対象中に移植又は挿入するのに適した細長い医療機器が提供される。医療機器は少なくとも部分的に可溶性物質で充填された1以上のくぼみを含む少なくとも1つの表面を有する。
本発明の1つの利点は、最初は比較的硬く移植又は挿入を改善し、しかしながら時間の経過とともにより柔軟になり移植又は挿入後の疼痛及び不快感を最小限度にする移植可能な又は挿入可能な医療機器を提供しうることである。
本発明の他の利点は、溝、貫通孔又は移植又は挿入後の他のくぼみを開発し、それにより装置の周辺及び/又は装置を通り抜ける流れを改善する、移植可能な又は挿入可能な医療機器を提供しうることである。
本発明のこれら及び他の実施例及び利点は当該技術分野における当業者にとって以下の詳細な説明及び請求項から直ちに明らかとなるだろう。
図1は先行技術の尿管ステントを図示する。 図2は体内に設置された図1の尿管ステントを示す。 図3Aは本発明の実施例の尿管ステントの遠位末端の側面図である。 図3Bは本発明の実施例の図3Aの線b-bに沿った断面図である。 図3Cは移植及び可溶性物質の溶解後の図3Aの線b-bに沿った断面図である。 図3D-3Eは本発明の2つの代わりの実施例の図3Aの線b-bに沿った断面図である。 図4Aは本発明の実施例の尿管ステントの透視図である。 図4Bは本発明の図4Aの線b-bに沿った断面図である。 図4Cは本発明の図4Aの線c-cに沿った断面図である。 図5は本発明の実施例の尿管ステントの長さ部分の外部の平面図である。 図6-10Aは本発明の様々な他の実施態様のそれぞれ尿管ステントの長さ部分の外部の平面図である。 図10B及び10Cは本発明の実施態様のそれぞれ図10Aの線 a-a及びb-bの線に沿った断面図である。 図11A-11C は本発明の多様な実施態様の多様なくぼみの配置を図示する断面図である。 図12A-12D は本発明の多様な実施態様の様々なくぼみの配置の上面図である。
発明の詳細な説明
1態様において、本発明は少なくとも1つの表面が1以上の可溶性物質を充填されたくぼみを含む細長い本体を備えた移植可能な又は挿入可能な医療機器に関する。前記装置は特に移植または挿入に続いて疼痛又は不快感を伴う部位への移植または挿入に適している。
本発明の具体的な1実施態様をここで尿管ステント10の遠位末端の側面及び断面図である図3A及び3Bと組み合わせて記載する。尿管 ステントは典型的には尿管閉塞症又は損傷を罹患する患者において腎臓から膀胱への排水を促進する為に又は様々な外科的操作の間、尿管の完全性を守るために使用される。例えばそれらは泌尿器科内視鏡処置後処置に続いて起こる尿管閉塞症における足場とて機能するように使用される。ステントはまた、尿管閉塞症を引き起こす可能性のある先天的欠陥、狭窄又は悪性疾患があるとき開通性を提供する為の緩和装置として使用される。
図3A-3Bのステント10は本体の長軸方向の下方にらせん状の配列で複数の側面ポート18(1つのみに数字をふっている)を有する管状体12及びテーパーチップ11を有する図1のものと同様である。しかしながら図1のステント10と異なり、示されたステント10は本体の長さ方法の下方にらせん状に配置され可溶性物質19で充填された一対のくぼみ(この実施態様においては溝)を含む。
対象への移植か挿入の際、可溶性物質19は溶解し、くぼみ19dを後に残す(例えば、図3Cの断面図を参照されたい)。図3Bと3Cの比較により示されるように、材料19の除去の1つの効果は装置の固体の断面積が減少することである(すなわち、あらかじめ固形の可溶性物質19を含む領域がくぼみ19dになる)。この固体部分の断面積の減少は逆に装置の柔軟性を増加させ、従って患者を快適にする。
この為、本発明の多様な実施態様において、比較的短い期間、例えば1時間未満から2時間から4時間から8時間から16時間から24時間かけて溶解(又は少なくとも軟化)する材料19を提供することが有益である。特定の実施態様において少なくとも50%(好ましくは少なくとも75%、少なくとも90%、少なくとも95%又はそれ以上)の可溶性物質が12時間以内(好ましくは8時間以内、4時間以内、2時間以内又はそれ未満)に除去される。
以下に述べるように、特定の実施態様において、可溶性物質で占められる断面積は本発明の装置の長軸方向に沿って変化し、例えば装置の長軸方向に沿った2つのポイント間で10%から25%から50%から100%から200%又はそれ以上増加しても良い。可溶性物質の除去に続いて、装置の柔軟性はその結果、装置の長軸方向に沿って異なっても良い。
さらに、溝19dの形成は装置の排水能を増加させても良い。この点に関して、この点に関し、いくつかの理論によって中央のルーメン101を通して起こる際に、同じ程度又は、より多くの排水がステントの外部に起こると主張されており、有意な排水が尿管ステントの外の表面で起こると信じられている。
もちろん図3Cの半円の溝断面以外に多数の他の溝断面も可能であり、そのうちのいくつかを図11A-11Cに示す。具体的には、特にそれぞれ三角形、四角形及び台形の断面が溝19dに採用される。
特定の実施態様において、くぼみは医療機器の表面の内側に形成されても良い。例えば,図3Dの断面図を参照してみると可溶性物質19はルーメン101に伴うステント10の表面の内側に形成されても良い。
いくつかの実施態様において外層20(例えば平滑層(lubricious layer)、半透明の鞘、等)は図3Eに図示されるように装置10の外側表面に提供されても良い。
ここで斜視図 図4Aにおいて図示されている本発明の実施態様に関して言及すると、近位末端 10p及び遠位末端10dを有する尿管 ステントのような医療機器10が図示されている。本明細書における他の図と同様にこの図は実際のものの概要である(例えば、示されている装置は実際の尿管ステントに比べて長さを縮少している等)。装置10は細長い管状体12を含む。装置の長軸方向に沿って、10は、可溶性物質19で満たされた溝である。
図3A-3Cの装置に関して、可溶性物質 19の除去の際、装置の排水能を増加させる溝が形成される。さらに、材料19の除去の際、装置の柔軟性が増加し、かくして患者の快適さが増加する。図4Bの遠位断面と図4Cの近位断面との比較に見られるように、可溶性物質 19で充填された溝19dは装置10の遠位末端 10dにおいて近位末端 10pと比較して小さい。従ってより多くの材料が装置 10の近位末端から除去されるにつれ、装置の近位末端 10pが遠位末端 10dに比べてより柔軟になっても良い。(あるいはまた、溝19dの断面積は装置10の近位末端10pから遠位末端に進んでも一定であってもよい。)
図5は可溶性物質を除去した図4Aにおけるものと同様な尿管ステント尿管ステントの長さ部分の外部の平面図(平面図は管状の装置の壁を縦に切って、それを平坦なシートに広げた際に観測されるものである。)である。図5の平面図において見られるように、くぼみ19d (この実施態様においては溝)は装置の近位末端 10pから遠位末端 10dに進むにつれて突然減少(段階的に)しても良い。 図6 はくぼみ19dの大きさが徐々に減少する(緩勾配)ことを除いて図5と同様である。
くぼみの断面図の変化は例えば、幅、深さ、または両方における変化によって起こっても良い。また、くぼみの大きさにおける変化はくぼみの横断面の幾何学における完全な変化に関連しても良い。
くぼみ19のための他の無数の構成が可能である。 例えば、図7の平面図におけるくぼみ19 は装置10に巻きつくらせん状の溝の形状で存在する。図8の平面図において、筒状の医療機器10は、ひとつは装置を反時計回りに、他方は反時計回りに巻きついた2セットのらせん状の溝を含む。これらの実施態様において、溝19の大きさは装置10の近位末端10pから遠位末端10dに進んでも一定であるが、この場合はそうである必要はない。
図9において、くぼみ19dは溝の形状でなく、むしろ圧痕19dである。装置の近位末端10pにおける圧痕19d (圧痕が幾何学上同様であると仮定して)は遠位末端 10dにおけるよりもより大きい断面積を占めるので、溝を充填する材料の除去(又は柔軟化)の際、装置の近位末端 10pは遠位末端 10dよりも柔軟になる。
したがって、上に述べた溝に関しては図9のもののような圧痕19dは多様な形と大きさをしていて良い。例としては特に側面の形が円形(例えば図12Aの円形圧痕19d及び図12Bの楕円形圧痕19dを参照されたい)及び側面の形が多角形 (例えば図9の四角形の圧痕19d、図12Cの三角形の圧痕19d及び図12Dの五角形の圧痕19dを参照されたい)である圧痕が挙げられる。複数の圧痕を無限に近い多能な配列(例えば、装置の長軸方向の下側への線形パターン、渦巻きパターン)で提供できる。
溝のような圧痕(複数の圧痕)は多様な断面図を有していても良い。例えば、くぼみ19dの断面図を図に示す。11A-11Cは別の断面図例えば特に図9の線a-aに沿った断面図に対応する。
また、くぼみは医療機器の本体のいたるところに例えば、貫通孔、スロット等の形態で広がっても良い。この点に関しては、例えば多数のくぼみ19dを有する本体部分12を備えた管状の医療機器10の平面図である図10Aを参照されたい。図10Bに示される図10Aの線a-aに沿った断面図及び図10Cに示される図10Aの線b-bに沿った断面図に見られるように、くぼみ19dは完全に医療機器本体中に広がっている。くぼみ19dに充填された可溶性物質の溶解の際に、図1のものと同様に、複数の側面ポートが作成される。さらに、くぼみ19dが装置10の遠位末端10dと比較して装置10の近位末端10pにおいてより広い断面積を占めるので、くぼみ19dを充填する材料の除去(又は、柔軟化)の際、装置の近位末端10pは、遠位末端10dよりもより柔軟であっても良い。
溝の場合、くぼみは装置の長軸方向に沿って大きさが徐々に変化しても良い。一方で、装置の長軸方向すべてにおいて変化する必要はない。くぼみが貫通孔である場合、いったん可溶性物質が溶解すると、それらは装置の側面のポートとしても機能しても良いことにも注目すべきである。
中空のルーメンを有する装置、具体的にはステントは本明細書に具体的に記載されているが、発明の本質が適用される医療機器は本質的に柔軟性の増加、溝形成又はその両方が移植又は挿入のすぐ後に望まれる任意の移植可能な又は挿入可能な医療機器が含まれる。
くぼみ(例えば圧痕、貫通孔、溝、スロット等)はポリマー性、金属及びセラミック材料を含む多様な材料を用いて形成されても良い。
ポリマー性物質は特に本発明の実施に有益であり、移植可能な又は挿入可能な医療機器における使用に適した任意のポリマー及びポリマー混合物を含んでも良い。ポリマーは例えば特に以下の適切な構成から選択されても良い:ポリエチレン(例えばメタロセン触媒ポリエチレン)、ポリプロピレン及びポリブチレンのようなポリオレフィン; ポリオレフィンコポリマー、例えばエチレン 酢酸ビニル (EVA) コポリマー、エチレン-メタクリル酸 コポリマー及びエチレン-アクリル酸 コポリマーのようなエチレン性コポリマーであって、酸基の一部は亜鉛又はナトリウムイオンで中和されていても良い (通常イオノマーとして知られる); ポリスチレンのようなビニル芳香族ポリマー; オレフィンとスチレンもしくはα-メチル スチレンのコポリマーのようなビニル芳香族 コポリマー、例えば, ブタジエン-スチレンコポリマー及びポリイソブチレンとポリスチレンもしくはポリメチルスチレンのコポリマー、例えばポリスチレン-ポリイソブチレン-ポリスチレントリブロックコポリマーであり、これらは例えば米国特許第5,741,331号、米国特許第4,946,899号、米国特許第6,545,097号、米国出願公開第2002/0107330に記載されている; ポリアセタール;ポリ塩化ビニル(PVC)のような塩化ポリマー; ポリテトラフルオロエチレン (PTFE) のようなフルオロポリマー;ポリエチレンテレフタラート(PET)のようなポリエステル; ポリエステル-エーテル;ナイロン6及びナイロン6,6のようなポリアミド;ポリエーテル;(a)ナイロンブロック、例えば、ナイロン6、ナイロン4/6、ナイロン6/6、ナイロン6/10、ナイロン6/12、ナイロン11又はナイロン12ブロック及び(b)ポリエーテルブロック、例えば、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(トリメチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)又はポリ(テトラメチレンオキシド)ブロックを含むポリエーテルブロックアミド(PEBA)のようなポリアミドエーテルであって、その具体的な例はElfAtochem社からPEBAXとして入手可能なポリ(テトラメチレンオキシド)-ε-ポリアミド-12ブロックコポリマーであり; 環状及び鎖状ポリオクテナマーであるVestenamer(登録商標)(Degussa社製(Parsippany、ニュージーランド))のようなポリオクテナマー;、ポリウレタンコポリマー (ポリエーテルベース、ポリエステルベース、ポリカーボネートベース、脂肪族ベース、芳香族ベース及びそれらの混合物であるブロック及びランダムコポリマーを含む)を含むエラストマー性及び熱可塑性ポリウレタンであって、その商業的に入手可能な物の例としてはCarbothane(登録商標)、Tecoflex(登録商標)、Tecothane(登録商標)、Tecophilic(登録商標)、Tecoplast(登録商標)、Pellethane(登録商標)、Chronothane(登録商標)及びChronoflex(登録商標)が挙げられる);及びビニル芳香族 ポリマー及びコポリマー; シリコーン; ポリカーボネート; 並びに前記の任意の混合物
EVA コポリマーは尿管 ステントにおける使用に好ましいポリマー群である。例には約5%から約40%(5%から10%から15%から20%から25%から30%から35%から40%を含み、10-30%が典型的である)の酢酸ビニル内容量を有するEVAコポリマーが含まれる。酢酸ビニル内容量が増加するにつれて典型的には材料が軟化し一方酢酸ビニル内容量が減少するにつれて材料が硬化する。
本発明のくぼみに充填する可溶性物質は特に例えば以下の適切な材料から選択される: ポリエチレングリコール(ポリオキシエチレンとしても知られる)、ポリエチレン オキシド 及びポリエチレン オキシド-ポリプロピレンオキシド コポリマー(ポロキサマーとしても知られる)を含むポリアルキレンオキシド、ポリヒドロキシエチルメタクリレート、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド及びそのコポリマー、糖、シクロデキストリン及びデキストランを含むポリサッカロイド及び可溶性セルロース、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム及び非イオン性 セルロースのようなイオン性 セルロース、例えば、ヒドロキシメチル セルロース、ヒドロキシエチル セルロース及びヒドロキシプロピル セルロースのようなヒドロキシアルキル セルロース(例えば、 Klucel G and Klucel E)及びこれらの混合物
本発明の医療機器は特に治療薬、X線造影剤、色素、可塑剤及び射出潤滑剤から選択される1以上の任意の添加物のような他の任意の添加物及び上記の組み合わせをそれらの意図する目的を提供する量で含んでいても良い。本発明の装置において使用される場合、例えば,前記任意の添加剤は(a)特に上述のようにポリマー性物質中に(b)特に上述のように可溶性物質中に (c) ポリマー性物質及び可溶性物質の両方に存在しても良い。
任意の治療薬の例としては抗菌剤及び抗炎症薬、鎮痛薬、局所麻酔薬、鎮痙薬のような疼痛及び不快感を減少させる薬物及びそれらの組み合わせが挙げられる。
これらは全身投与(例えば、経口又は注射によって)されても良いが、部位特異的な治療目的の為に局所的に投与する治療薬は同じ薬物を同じ目的で経口投与するよりも優位に低い投与量しか必要としない。使用する投与量がより低くてすむことの利点は、同じ薬物の全身性の濃度における望まない又は毒性の副作用を防ぐことができることである。
上に示した通り、任意の治療薬はもし存在すれば、とりわけ例えば可溶性物質領域内(例えば、急速放出の目的で)、ポリマー性領域を含むくぼみ内に(例えば、より持続した放出の目的で)又は両方に供給されても良い。
従って、特定の実施態様において (例えば、治療薬がポリマー性物質中に供給される場合)、装置は拡張された放出特性を示しても良い。「拡張された放出特性」は有効量の治療薬が装置の移植又は挿入の少なくとも1日後、例えば、装置の移植後1日から2日まで、4日まで、1週まで、2週まで、1ヶ月まで2ヶ月まで、6ヶ月まで1年又はそれ以上まで放出され続けることを意味する。
特定の実施態様において (例えば、治療薬が可溶性物質中に供給される場合)、装置は急速な放出特性を示しても良い。「急速な放出特性」は、それにより治療薬が十分にすべて(例えば、75%から90%から95%又はそれ以上が放出される)が移植又は挿入の24時間以内、例えば1未満から2時間まで、4時間まで、8時間まで、16時間まで、24時間までに放出される放出特性である。
本発明の特定の実施態様において、可溶性物質領域は可能な限り吸収性なもの(例えば、膨潤性、多孔性等の材料から形成されることにより)として形成され、それによりこれらの領域が1以上の任意の薬物を摂取することを促進する。例えば、可溶性物質は粉末から又はスラリーから、治療薬又は他の任意の薬物を吸収することができる多孔性構造を形成しても良い。
特定の実施態様において、挿入又は移植の前に、例えば、医師又はその補助者は治療薬を含む溶液を装置に噴霧又は溶液に浸漬し、それにより選択した薬物を装置に装填しても良い。
本明細書で使用される「抗菌薬」という用語は、微生物、特に細菌、菌及び酵母を殺す及び/又は、増殖及び/又は成長を抑制する物質を意味する。抗菌薬はしたがって殺生物薬(biocidal agents)及び制生物薬(biostatic agents)ならびに殺生物性及び制生物性の両方の性質を有する薬剤を含む。本発明の内容において、抗菌薬は移植した医療機器の表面上及び周囲の微生物を殺し及び/又は、増殖及び/又は成長を抑制し、それゆえいくつかの場合においてバイオフィルム(外殻)の形成を阻害することができる。この点に関し、この点で、可溶性物質がくぼみの外で溶解する際にそれと共に任意の外殻を運ぶことに注意されたい。したがって、この点で、本発明の装置は「セルフクリーニング」であるといえる。
抗菌薬は特に例えばトリクロサン、クロルヘキシジン、ニトロフラゾン、塩化ベンザルコニウム、銀の塩、およびリファンピン、ゲンタマイシン及びミノマイシンのような抗生物質及びそれらの組み合わせから選択されても良い。特定の実施態様において抗菌薬はトリクロサン、クロルヘキシジン及び塩又はそれらの組み合わせを含んでも良い。
抗炎症薬にはステロイド性及び非ステロイド性抗炎症薬が含まれる。非ステロイド性抗炎症薬の例としてはエンフェナム酸(enfenamic acid)、エトフェナメート、フルフェナム酸、イソニキシン(isonixin)、メクロフェナム酸、メフェナム酸、ニフルム酸、タルニフルメート(talniflumate)、テロフェナメート(terofenamate)、およびトルフェナム酸のようなアミノアリールカルボン酸誘導体が挙げられる。 アセメタシン、アルクロフェナック、アンフェナク、ブフェキサマク、シンメタシン(cinmetacin)、クロピラク (clopirac)、ジクロフェナクナトリウム、エトドラク(etodolac)、フェルビナク、フェンクロフェナク、フェンクロラック(fenclorac)、フェンクロジン酸(fenclozic acid)、フェンチアザク、グルカメタシン(glucametacin)、イブフェナク、インドメタシン、イソフェゾラク(isofezolac)、イソキセパック(isoxepac)、ロナゾラク(lonazolac)、メチアジン酸、オキサメタシン(oxametacine)、プログルメタシン、スリンダク、チアラミド、トルメチン及びゾメピラックなどのアリール酢酸誘導体。ブマディゾン (bumadizon)、ブチブフェン(butibufen)、フェンブフェン及びキセンブシン(xenbucin)のようなアリール酪酸誘導体。クリダナク、ケトロラク及びチノリジンなどのアリールカルボン酸; アルミノプロフェン, ベノキサプロフェン, ブクロキシン酸(bucloxic acid)、カルプロフェン、フェノプロフェン、フルノキサプロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェン、イブプロキサム、インドプロフェン、ケトプロフェン、ロキソプロフェン、ミロプロフェン (Miroprofen)、ナプロキセン、オキサプロジン、ピケトプロフェン(piketoprofen)、ピルプロフェン、プラノプロフェン、プロチジン酸、スプロフェン及びチアプロフェン酸のようなアリールプロピオン酸誘導体; ジフェナムトゾール(difenamtzole)及びエピリゾールのようなピラゾール;アパゾン, ベンズピペリロン(benzpiperylon), フェプラゾン, モフェブタゾン, モラゾン(morazone)、オキシフェンブタゾン (Oxyphenbutazone)、フェニルブタゾン、ピペブゾン (pipebuzone)、プロピフェナゾン、ラミフェナゾン(ramifenazone)、スキシブゾン及びチアゾリノブタゾン(thiazolinobutazone)などのピラゾロン; アセトアミノサロール、アスピリン、ベノリレート (benorylate)、ブロモサリゲニン(bromosaligenin)、アセチルサリチル酸カルシウム、ジフルニサル、エテルサレート(etersalate)、フェンドサル (fendosal)、ゲンチシン酸、グリコール サリチラート、イミダゾールサリチラート、リジンアセチルサリチラート、メサラミン、モルホリンサリチラート、1-ナフチル サリチラート、オルサラジン、 パルサルミド(parsalmide)、フェニルアセチルサリチラート、フェニルサリチラート、サラセタミド(salacetamide)、サリチルアミン o-酢酸、サリチルスルホン酸、サルサラート及びスルファサラジンsのようなサリチル酸及びその誘導体; ドロキシカム、イソキシカム、ピロキシカム及びテノキシカムのようなチアジンカルボキシアミド;その他 ε-アセトアミドカプロン酸、s-アデノシルメチオニン、3-アミノ- 4-ヒドロキシ酪酸、アミキセトリン(amixetrine)、ベンダザック、ベンジダミン、ブコローム、ジフェンピラミド (Difenpiramide)、ジタゾール(ditazol)、エモルファゾン、グアイアズレン、ナブメトン、ニメスリド、オルゴテイン(Orgotein)、オキサセプロール、パラニリン(paranyline)、ペリソキサール, ピフオキシム(pifoxime)、プロカゾン、プロキサゾール及びテニダップ等; 及びそれらの医薬的に許容可能なそれらの塩
ステロイド性 抗炎症薬 (グルココルチコイド)の例には、21-アセトキシプレフネノロン、アルクロメタゾン、アルゲストン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ベータメタゾン、ブデソニド、クロロプレドニゾン、クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチコステロン、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン、デキサメタゾン、ジフロラゾン、ジフルコルトロン、ジフルプレドナート、エノキソロン、フルアザコート(fluazacort)、フルクロロニド(flucloronide)、フルメタゾン、フルニソリド、フルオシノロン アセトニド、フルオシノニド、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロメトロン、フルペロロンアセテート(fluperolone acetate)、フルプレドニデンアセテート、フルプレドニゾロン、フルランドレノロン、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド 、プロピオン酸ハロベタゾール、ハロメタゾン、ハロプレドンアセテート、ヒドロコルタメート(hydrocortamate)、ヒドロコルチゾン、ロテプレドノルエタボネート(loteprednol etabonate)、マジプレドン(mazipredone)、メドリゾン、メプレドニゾン、メチルプレドニゾロン、フランカルボン酸モメタゾン、パラメサゾン、プレドニカルバート、プレドニゾロン、プレドニゾロン25-ジエチルアミノアセテート、リン酸プレドニゾロンナトリウム、プレドニゾン、プレドニバル(prednival)、プレドニリデン、リメキソロン、チクソコルトール(tixocortol)、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、トリアムシノロンベネトニド、トリアムシノロンヘキサトニド、及び医薬的に許容可能なそれらの塩が含まれる。
鎮痛薬は麻薬及び非麻薬性鎮痛薬を含む。麻薬性鎮痛薬には、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジルモルフィン、ベジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルフアノール、クロニタゼン(clonitazene)、コデイン、コデイン臭化メチル、リン酸コデイン、硫酸コデイン、デソモルヒネ、デキストロモラミド、デソシン、ジアンプロミド、ジヒドロコデイン、ジヒドロコデインエノールアセテート、ジヒドロモルフィン、ジメノキサドール、ジメフェプタノール(dimepheptanol)、ジメチルチアムブテン、ジオキサフェチルブチレート、ジピパノン、エプタゾシン、エトヘプタジン、エチルメチルチアンブテンエチルモフィン(ethylmethlythiambutene ethylmo[phi]hine)、エトニタゼンフェンタニル(etonitazene)、フェンタニル、ヒドロコドン(hydrocodone)、ヒドロモホン(hydromo[phi]hone)、ヒドロキシペチジン(hydroxypethidine)、イソメタドン(isomethadone)、ケトベミドン、レボルファノール、ロフェンタニル、メペリディン、メプタジノール、メタゾシン(metazocine)、塩酸メタドン、メトポン、モフィン(mo[phi]hine)、ミロフィン(myrophine)、ナルブフィン、ナルセイン、ニコモルフィン、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ノピノフィン(no[pi]no[phi]hine)、ノルピパノン(norpipanone)、アヘン、オキシコドーン、オキシモフォン(oxymo[phi]hone)、パパベレタム、ペンタゾシン、フェナドキソン(phenadoxone)、フェナゾシン、フェノペリジン、ピミノジン、ピリトラミド(piritramide)、プロヘプタジン(proheptazine)、プロメドール、プロペリジン(properidine)、プロピラム(propiram)、プロポキシフェン、レミフェンタニル、スフェンタニル、チリジン及び医薬的に許容可能なそれらの塩を含む。
非麻薬性麻酔薬には、アセクロフェナク,アセトアミノフェン、アセトアミノサロール(acetaminosalol)、アセトアニリド、アセチルサリチルサリチル酸、アルクロフェナク、アミノプロフェン(alminoprofen)、アロキシプリン、アルミニウムビス(アセチルサリチラート)、アミノクロルテノキサジン(chlorthenoxazin)、2-アミノ-4-ピコリン、アミノプロピロン、アミノピリン、アンモニウムサリチラート、アントルメチングアシル(amtolmetin guacil)、アンチピリン、アンチピリンサリチラート、アントラフェニン(antrafenine)、アパゾン、アスピリン、ベノリレート (benorylate)、べオキサプロフェン(be[pi]oxaprofen)、ベンズピペリロン(benzpiperylon)、ベンジタミン、ベルモプロフェン(bermoprofen)、ブロムフェナク、p-ブロモアセトアニリド、5-ブロモサリチル酸アセテート、ブセチン、ブフェキサマク、ブマディゾン(bumadizon)、ブタセチン(butacetin)、アセチルサリチル酸カルシウム、カルバマゼピン、カルビフェン(carbiphene)、カルサラム(carsalam)、クロラールアンチピリン(chloralantipyrine)、クロルテノキサジン(chlorthenoxazin)、サリチル酸コリン、キノフェン、シラマドール(ciramadol)、クロメタシン(clometacin)、クロプロパミド(cropropamide)、クロテタミド(crotethamide)、デキソキサドロール(dexoxadrol)、ジフェナミゾール、ジフルニサル、アセチルサリチル酸ジヒドロキシアルミニウム、ジピロセチル、ジピロン; エモルファゾン、エンフェナム酸(enfenamic acid)、エピリゾール、エテルサレート(etersalate)、エテンザミド、エトキサゼン(ethoxazene)、エトドラク(etodolac)、フェルビナク、フェノプロフェン、フロクタフェニン、フルフェナム酸、フルオレソン、フルピルチン、フルプロカゾン(fluproquazone)、フルルビプロフェン、フォスフォザール(fosfosal)、ゲンチシン酸、グラフェニン、イブフェナク、イミダゾールサリチレート 、イオタンドメタシン([iota]ndomethacin)、インドプロフェン、イソフェゾラク(isofezolac)、イソラドール(isoladol)、イソニキシン(isonixin)、ケトプロフェン、ケトロラク、p-ラクトフェネチド(p-lactophenetide)、レフェタミン、 ロキソプロフェン、アセチルサリチル酸リジン、アセチルサリチル酸マグネシウム、メトトリプラジン、メトフォリン(metofoline)、ミロプロフェン(miroprofen)、モラゾン(morazone)、サリチル酸モルホリン、ナプロキセン、ネホパム、ニフェナゾン、5' ニトロ-2' プロポキシアセトアニリド、パルサルミド (parsalmide)、ペリソキサール、フェナセチン、塩酸フェナゾピリジン、フェノコール(phenocoll)、フェノピラゾン(phenopyrazone)、フェニル基アセチルサリチラート、フェニル基サリチラート、フェニラミドール(phenyramidol)、ピペブゾン (Pipebuzone)、ピペリロン(piperylone)、プロジリジン(prodilidine)、プロパセタモール、プロピフェナゾン、プロキサゾール、キニーネサリチラート、ラミフェナゾン(ramifenazone)、メチル硫酸リマゾリウム、スルファセタミド; サリシン、サリチルアミド、サリチルアミドo-酢酸、サリチル硫酸、サルサルト(salsalte)、サルベリン(salverine)、シメトリド、ナトリウムサリチラート、スルファミピリン(sulfamipyrine)、スプロフェン、タルニフルメート (talniflumate)、テノキシカム、テロフェナメート(terofenamate)、テトラドリン(tetradrine)、チノリジン、トルフェナム酸、トルプロニン(tolpronine)、トラマドール、ビミノール、キセンブシン(xenbucin)、ゾメピラック及び医薬的に許容可能なそれらの塩を含む。
局所麻酔薬にはアムカイン(amucaine)、アモラノン、塩酸アミロカイン、ベノキシネート(benoxinate)、ベンゾカイン、ベトキシカイン(betoxycaine)、ビフェナミン (biphenamine)、ブピバカイン、 ブタカイン(butacaine)、ブタベン(butaben)、ブタニリカイン、ブテタミン(butethamine)、ブトキシカイン(butoxycaine)、カルチカイン、塩酸クロロプロカイン、コカエチレン、コカイン、シクロメチカイン(cyclomethycaine)、塩酸ジブカイン、ジメチソキン、ジメソカイン(dimethocaine)、ジペラドン塩酸塩(diperadon hydrochloride)、ジクロニン、エクゴニジン、エクゴニン、塩化エチル、ベータユーカイン、ユープロシン(Euprocin)、フェナルコミン(Fenalcomine)、フォモカイン(fomocaine)、ヘキシルカイン塩酸塩、ヒドロキシテトラカイン(hydroxytetracaine)、イソブチル、p-アミノ安息香酸、ロシノカインメシレート(leucinocaine mesylate)、レボキサドロール(levoxadrol)、リドカイン、メピバカイン、メプリルカイン、メタブトキシカイン(metabutoxycaine)、塩化メチル、ミルテカイン(myrtecaine)、ナエパイン(naepaine)、オクタカイン(octacaine)、オルトカイン(orthocaine)、オキセサゼイン、パレトキシカイン(parethoxycaine)、phenacaine hydrochloride、フェノール、ピペロカイン(piperocaine). ピリドカイン(piridocaine)、ポリドカノール、プラモキシン、プリロカイン、プロカイン、プロパノカイン(propanocaine)、プロパラカイン(proparacaine)、プロピトカイン、塩酸プロポキシカイン(propoxycaine hydrochloride)、シュードコカイン(pseudococaine)、ピロカイン、ロパバカイン(ropavacaine)、サリシルアルコール、テトラカイン塩酸塩、トリカイン、トリメカイン、ゾラミン、及び医薬的に許容可能なそれらの塩が含まれる。
鎮痙薬には、アリベンドール(alibendol)、アンブセタミド、アミノプロマジン、アポアトロピン(apoatropine)、ベボニウム硫酸メチル、ビエタミベリン(bietamiverine)、ブタベリン、ジイソプロミン臭化ブトロピウム、n-ブチルスコポラミン臭化物(n-butylscopolammonium bromide)、カロベリン、シメトロピウム臭化物、シンナメドリン、クレボプリド、コニイン臭化水素酸塩、コニイン塩酸塩、シクロニウムヨウ化物、ジフェメリン、ジオキサフェニル酪酸塩、ジポニウム臭化物、ドロフェニン(drofenine)、エメプロニウム臭化物、エタベリン(ethaverine)、フェクレミン、フェナルアミド(fenalamide)、フェノベリン、フェンピプラン、フェンピベリニウム臭化物、-フェントニウム臭化物、フラボキサート、フロプロピオン、グルコン酸、グアイアクタミン、ヒドラミトラジン(hydramitrazine)、ヒメクロモン、レイオピロール(leiopyrrole)、メベベリン、モキサベリン、ナフィベリン(nafiverine)、オクタミルアミン、オクタベリン(octaverine)、塩化オキシブチニン、ペンタピペリド(pentapiperide)、フェナマシド塩酸塩(phenamacide hydrochloride)、フロログルシノール、ピナベリウム臭化物、ピペリレート(piperilate)、ピポキソラン塩酸塩、プラミベリン、臭化プリフィニウム、プロペリジン(properidine)、プロピバン(propivane)、プロピロマジン(propyromazine)、プロザピン、ラセフェミン(racefemine)、ロシベリン、スパスモリトール(spasmolytol)、ヨウ化スチロニウム、スルトロポニウム(sultroponium)、チエモニウムヨウ化物、臭化チキジウム、チロプラミド、トレピブトン、トリコミル(tricromyl)、トリホリウム、トリメブチンn,n-1-トリメチル-3,3- ジフェニル-プロピルアミン、トロペンジル、トロスピウム塩化物、キセニトロピウム臭化物(xenytropium bromide)及び医薬的に許容可能なそれらの塩が含まれる。
特定の実施態様において、疼痛又は不快感を軽減させる治療薬はケトロラック及び医薬的に許容可能なそれらの塩 (例えば、Toradol(登録商標)の商品名で市販されているそれらのトロメタミン塩)、4-ジエチルアミノ-2- ブチニルフェニルシクロヘキシルグリコーレート及び医薬的に許容可能なそれらの塩(例えば、Ditropan(登録商標)の商品名で市販されるオキシブチニン塩酸塩としても知られる4- ジエチルアミノ-2-ブチニルフェニルシクロヘキシルグリコーレート塩酸塩)及びそれらの組み合わせから選択されても良い。
存在する治療薬の量は例えば採用する治療薬の有効性、放出速度等に依存する。当業者であれば、所望の結果を達成するために適切な治療薬の装填量を容易に決定することができる。
X線造影剤(radio-opacifying agents)は装置の挿入の間 装置が挿入された任意の場所において医療機器の視感度を亢進する。X線造影剤は典型的にはX線の散乱によって機能する。X線を散乱する医療機器の面積をX線像で測定することが可能である。本発明の医療機器において有用なX線造影剤には次炭酸ビスマス、オキシ塩化ビスマス、三酸化ビスマスのようなビスマス塩、硫酸バリウム、タングステン及びそれらの混合物、ビスマス塩が一般的に好ましい。存在する場合、X線造影剤は典型的には約10% から約40% (10%から15%から20%から25%から30%から35%から40%を含み、15-30%かより典型的である)の量で存在する。当業者であれば、所望の視感度を達成するために適切なX線造影剤の内容量を容易に決定することができる。
上記のように、いくつかの実施態様において本発明の装置は任意に平滑層(lubricious layers)と共に提供される。さらに本発明の装置は特定の実施態様において半透性の鞘と共に提供されても良い。例えば、装置の可溶性涼気を形成している材料(例えば1以上の可溶性ポリマー)に対して透過性でないが、比較的低分子(特に上に述べた様々な治療薬)に対しては透過性である鞘を提供しても良い。鞘の材料の例としては例えば特に脂質二重膜が含まれる。脂質二重膜は、特定の種類の分子(例えば脂質又は陽電荷イオン)を通過させる選択な半透性であり得る。逆浸透、透析、他のサンプル抽出、および精製の技術に関連して使用されるものを含む様々な他の種類の半透性材料が同様に知られている。本発明のこれらの実施態様は例えば、装置を治療薬で可溶性物質を損失することなく装填することを可能にする (例えば装置を薬剤の溶液中に浸漬することにより)。結果として、装置は医師によって、彼又は彼女のオフィスにおいて彼又は彼女の選択した薬物を装填しても良い。その後可溶性物質 溶解するに従い (装置の移植/挿入及び鞘の除去後)、治療薬は患者に放出される。
本発明の医療機器を形成するために多数の技術が利用可能である。 例えば1以上のポリマーが使用されてポリマー領域を形成する場合かつ少なくともそれらのポリマーのうち1種類が熱可塑性特性を有する場合、特に射出技術(例えば、射出、共射出、多層射出-、多ルーメン射出(multi-lumen extrusion)等)及び成形技術 (例えば、回転成形及び共射出又は層状射出成形のような逐次射出成形を含む射出成形、LIM、多層構造が所望される場合)を含む様々な熱可塑性加工技術がポリマー領域を形成するために使用されても良い。
例えば、上記技術を用いポリマー性装置本体が形成され、他の可能性の中で特にポリマー性層はあらかじめ存在する装置本体上に形成され又はポリマー性層は装置本体基底とともに同時に形成されても良い。
特定の実施態様において、例えばその特性(ポリマー成分又は任意の薬剤成分又は濃度)が軸方向に変化する射出されたポリマー性装置本体又はそのコーティングが形成される場合、共射出を採用しても良い。例えば、異なる硬度計値のポリマー性領域を形成する溶解物は段階的な変化又は徐々に射出して、異なるポリマー成分を有する、反対側の末端領域及び中間に急な又は緩やかな移行領域を有するステントのような装置を形成しても良い。様々な押し出し技術はこれらの目的のために記載されており、例えば段階層状共押出(interrupted layer co-extrusion (ILC))を含む。 さらに詳細な情報としては、例えば米国特許第5,622,665号及び第6, 508,805号に記載されている射出工程を参照されたく、これらを本明細書に参照として組み込むILC加工によって、射出物は比較的柔らかい(低硬度計値:low durometer)ポリマー部分が比較的固い(高硬度計値:high durometer)ポリマー部分に移行するように形成されても良い。
採用する射出の型に関係なく、くぼみは射出されたポリマー性領域において形成時に例えば、適切な形成射出ダイを選択することにより作成される。
くぼみは射出されたポリマー性領域において形成時に例えば、非射出を基礎とした熱可塑性技術や溶媒を基礎とした技術を含む他の方法を用いて例えば適切な形成型(configured mold)を用いて作成しても良い。
くぼみはポリマー性領域の形成に続いて例えば機械加工又は他の適切な技術によって作られても良い。
任意の添加剤がポリマー装置本体又はそれらの一部に供給される場合であって、当該添加剤が加工工程条件下において安定であれば、添加剤をポリマーと結合し加工の前にポリマー性領域を形成しても良い。さもなければ、添加剤はすでに形成したポリマー性領域に例えば適切な添加剤を含む溶液を噴霧又は吸収させることにより加えても良い。
いくつかの実施態様において、加工は1以上のポリマーと1以上の任意の添加物を乾式混合(dry blending)配合又は他の混合視、比較的均一なそれらの混合物を形成しポリマー性装置本体又はそれらの部分を均一な混合物から形成することから構成されていても良い。ポリマーの1以上の添加物とを混合又は配合視比較的均一なそれらの混合物を形成することは当該技術分野で公知なポリマー性物質と添加剤の混合のための任意の装置を用いて行っても良い。ポリマーは本来熱可塑性である場合、添加剤はポリマーと融解状態で混合し比較的均一な混合物を形成しても良い。その一般的な方法は重合体と任意の添加物の混合物に機械的な剪断を適用することである。ポリマーと添加物をこの方式で混合する装置には例えば、単軸押出機(single screw extruder)、二軸押出機(twin screw extruder)、バンバリーミキサー(banbury mixer)、高速混合機及びロスケトル(ross kettle)のような装置を含む。また、混合は、対象の重合体を1つ以上の任意の添加物と共に適切な溶媒系中で溶解することによって、達成しても良い。
具体的な実施例として、(a)治療薬 (b) X線造影剤(c)着色料及び(d) the balance エチレンビニルアセテート (EVA)コポリマー(例えばDuPont社製Elvax 460)を含む尿管 ステントが形成されても良い。第1に、治療薬、X線造影剤及び着色料はあらかじめ混合し、完全に均一な粉末混合物を生産する。あらかじめ混合した混合物は続いてEVAコポリマーと配合し及びペレットに射出し、次に適切な直径の管に射出する。この種の射出についてのさらなる詳細については例えばKathleen M. Millerらの米国特許出願公開第2003/0153983号を参照されたい。
本発明において、くぼみはそのような管状構造内に作成されても良い。くぼみは、例えば射出中(例えば適切な形状の射出ダイを用いて)又は射出後(例えば適切な機械加工技術を用いて) 作成されても良い。
可溶性物質を有するくぼみの提供に関しては、可溶性物質が熱可塑性特性を有する場合、 可溶性領域はポリマー性領域を含むポリマー性のくぼみと共に、例えば共射出によって共形成されても良い。
他の実施態様において、可溶性物質はくぼみ内に、例えば特に以下の方法のうち1つを用いてくぼみを可溶性物質で充填することにより提供される: (a)可溶性物質の粉末を型の中に圧縮する(必要に応じて圧密化するためにそれを加熱する)ことにより(b)可溶性物質のスラリーをくぼみに装填し、続いて該スラリーを受動的 (例えば蒸発によって)又は能動的(例えば加熱によって)に乾燥させることによって(c)可溶性物質の溶液をくぼみ内に装填し、続いて受動又は能動的に乾燥することにより (d) 可溶性物質の溶解物をくぼみ内に装填し続いて能動的又は受動的に冷却することにより。
例えば、可溶性物質のスラリーまたは溶解物が装置本体(例えばその溝スロット、孔又は他のくぼみ)が備える槽又は貯蔵器内に提供されても良い。可溶性物質は本体にオリフィス (例えばくぼみが本体の外部にある場合)又はマンドレル (例えばくぼみが本体の内部にある場合)(そのいずれも可溶性物質の装填を増強するために先細りしていてもされていなくても良い)から吸引することによりくぼみの中に封入されても良い。
本発明の固定ループ(ピッグテール)を伴う尿管ステントが形成される実施態様において、くぼみの作製、くぼみの充填等の目的で矯正(straightening)部材(例えばロッド)が必要であれば一時的に提供しても良い。
具体的な実施例として、特許出願公開第2003/0153983 (上に簡単に要約されている)に従って形成された射出チューブを次に切断し、テーパーチップを提供し、アニールし、機械加工してくぼみ(例えば、もし必要であれば、長軸方法の溝、側面ポート等)を形成し、熱処理してピッグテールを形成し、矯正部材を用いて矯正し、くぼみに可溶性物質を充填し(例えば、長軸方法の溝及び任意に側面ポートも、もし存在するのであれば、充填しても良い)、縫合糸を付ける。
一旦医療機器が形成されると、それを典型的には包装し、滅菌する。移植可能な又は挿入可能な医療機器は一般にエチレンオキシド又は放射線に暴露することで滅菌する。例えば、医療機器は排気又は不活性雰囲気(例えば窒素及び/又はアルゴンのような希ガス雰囲気等)にしたホイルパウチ内に設置されて良く、続いてパウチを当該分野で公知のイオンビーム放射線に暴露する。
本明細書には様々な実施態様が具体的に例証及び記載されているが、本発明の修正及び改変は上記教唆に含まれ、本発明の精神及び想定する範囲から離れることなく、本明細書に添付する請求項の範囲内である。

Claims (29)

  1. 対象物に少なくとも部分的に移植又は挿入するための細長い医療機器であって、
    前記医療機器は少なくとも部分的に、治療薬を含む固形の可溶性物質で充填されたくぼみからなる表面を含み、
    前記表面が複数のくぼみを含み、
    前記くぼみが前記装置の長軸方向に走る溝の形態であり、
    前記医療機器は近位端と遠位端を有し、
    前記くぼみの断面の幅、深さまたはその両方が医療機器の近位端遠位端の間で変化する、前記医療機器。
  2. 少なくとも50%の可溶性物質が移植又は挿入の12時間後に取り除かれる、請求項1の医療機器。
  3. 少なくとも90%の可溶性物質が移植又は挿入の4時間後に取り除かれる請求項1の医療機器。
  4. 前記可溶性物質が可溶性ポリマーを含む、請求項1の医療機器。
  5. 可溶性ポリマーが可溶性セルロースである、請求項4の医療機器。
  6. 前記くぼみがポリマー性物質の中に形成される、請求項1の医療機器。
  7. 前記ポリマー性物質がエチレン酢酸ビニルコポリマー及びシリコーンから選択されるポリマーを含む、請求項6の医療機器。
  8. ポリマー性物質が前記医療機器の本体を形成する、請求項7の医療機器。
  9. 前記ポリマー性物質が医療機器本体の基底上に配列する層状の形態である請求項7の医療機器。
  10. 前記医療機器が管状の医療機器である、請求項1の医療機器。
  11. 前記医療機器がステントである、請求項1の医療機器。
  12. 前記医療機器が尿管ステントである、請求項1の医療機器。
  13. 前記医療機器が胆管ステントである、請求項1の医療機器。
  14. 前記ステントの外側表面が複数の前記くぼみを含む、請求項11の医療機器。
  15. 前記くぼみが、ステントの長軸方向に沿って伸張する複数の溝を含む、請求項14の医療機器。
  16. 前記くぼみが、ステントの長軸方向に沿って伸張する複数の溝を線形の形状で含む、請求項14の医療機器。
  17. 前記くぼみが、ステントの長軸方向に沿って伸張する複数の溝をらせん状の形状で含む、請求項14の医療機器。
  18. 前記くぼみが、複数の交差する溝を含む、請求項14の医療機器。
  19. 溝の全断面積がステントの長軸方向に沿って少なくとも50%増加する、請求項15の医療機器。
  20. 前記増加が緩勾配である、請求項19の医療機器。
  21. 前記増加が段階的である、請求項19の医療機器。
  22. 前記くぼみが、部分的に又は完全にステントの壁を通じる複数の孔を含む、請求項14の医療機器。
  23. ポリマー性物質がステント本体を形成し、前記ポリマー性物質の硬度計値がステントの遠位及び近位末端間で変化する、請求項14の医療機器。
  24. 90%を超える治療薬が4時間以内に放出される、請求項1の医療機器。
  25. 前記治療薬が、抗菌剤、疼痛及び不快感を減少させる薬剤及びそれらの組み合わせから選択される、請求項1の医療機器。
  26. 前記治療薬が、トリクロサン、ケトロラク、オキシブチニン及びそれらの塩及び組み合わせから選択される、請求項1の医療機器。
  27. さらに前記表面に半多孔性の鞘を含む、請求項1の医療機器。
  28. 前記可溶性物質が可溶性ポリマーを含む、請求項27の医療機器。
  29. 前記可溶性物質が多孔性である、請求項27の医療機器。
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