JPH11319060A - 芳香剤容器 - Google Patents

芳香剤容器

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Publication number
JPH11319060A
JPH11319060A JP10129934A JP12993498A JPH11319060A JP H11319060 A JPH11319060 A JP H11319060A JP 10129934 A JP10129934 A JP 10129934A JP 12993498 A JP12993498 A JP 12993498A JP H11319060 A JPH11319060 A JP H11319060A
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JP
Japan
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fragrance
container
lid
room
accommodation
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JP10129934A
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English (en)
Inventor
Noriko Takei
紀子 武井
Yasuo Iida
康雄 飯田
Takezo Tanaka
丈三 田中
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な場合のみに使用でき、作業の困難化、
煩雑化、又は複雑化を招くことなく複数の香料をブレン
ドでき、しかも、変色や香質変化を生じることのない芳
香剤容器を提供する。 【解決手段】 容器1の内部を複数の収容室4に分割区
画し、各収容室4にアロマコロジー効果を奏する香料組
成物9を収納する。各収容室4は、正面壁上部の内面に
凹穴が成形され、背面壁上部にはふた6が揺動可能に連
設成形されている。ふた6は、その正面両側が前方に突
出して操作片7を形成し、裏面の正面側には凹穴5に嵌
合係止するL字形の係止部が突出成形されている。操作
片7に指を引っかけて任意の収容室4のふた6を開けれ
ば、室内に一定の強さの香りが漂って心や体が癒され、
リフレッシュ感やリラックス感が得られる。また、複数
の香料をブレンドしたい場合には、複数の収容室4のふ
た6を開ければ、大気中でブレンドできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の異なる香料
組成物の香気を容器の開閉により空気中で単独で、ある
いは混合して使用することのできる芳香剤容器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、植物精油、その主香成分、又は植
物精油の主要成分を調香した香料のもつ覚醒作用や鎮静
作用を利用してリフレッシュ感やリラックス感を得、気
分転換を図る習慣が生活者の間で定着しつつある。この
気分転換を図る方法は、香料組成物をお湯や水に添加
し、それをロウソクや加熱器で加熱してその蒸気を吸引
したり、ロウソク、お香、又は線香形態状のものに点火
して室内に香料を揮散させたり、あるいは液体や固形の
芳香剤を室内で揮散させるのが一般的である。この方法
を用いる場合には、必要なときのみに一定の強さや質の
香気を揮散させる必要があり、不必要なときには香気を
停止できることが必要である。また、香気に対する鈍化
防止やさまざまな気分に対応するため、複数の香料を目
的に応じてブレンドして使用することが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、必要な場合のみに香気を揮散させることが困
難である。また、複数の香料を使用するたびにブレンド
するのでは、作業の困難化、煩雑化、又は複雑化を招く
という問題がある。この問題を解消する方法としては、
既にブレンドされた製品の使用があげられるが、ブレン
ドされた既製品では、目的や嗜好に応じて香りを変化さ
せることが到底困難である。さらに、香料の混合によ
り、成分間の化学反応により、変色や香質変化を生じる
という問題があった。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みなされたもの
で、必要な場合のみに使用することができ、作業の困難
化、煩雑化、又は複雑化を招くことなく複数の香料をブ
レンドでき、しかも、変色や香質変化を生じることのな
い芳香剤容器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、上記課題を達成するため、芳香剤を貯える収容
室と、この収容室を複数組み合わせて構成される容器
と、この容器の開口部を開閉して上記芳香剤の香気の揮
散を制御するふたとを含み、このふたを上記収容室の数
全体に対して少なくとも1を有することを特徴としてい
る。なお、上記複数の収容室を分離不能に組み合わせる
ことができる。
【0006】ここで、特許請求の範囲における芳香剤に
は、アトルスシダーウッド、アミリス、アンジェリカ、
イランイラン、エレミ、オレンジ、カトレア、カミモー
ル、カユプテ、サンダルウッド、ジャスミン、スターア
ニス、スパイクラベンダー、スペアミント、セージ、ゼ
ラニウムローズ、ティーツリー、ディル、ニアウリ、ネ
ロリ、パイン、バジル、グアヤックウッド、クラリセー
ジ、グレープフルーツ、クローブ、コパイバ、コリアン
ダー、サイプレス、サンダルウッド、サントキシラム、
シダーウッド、シトロネラ、シナモン、ジャスミン、ジ
ュニパー、スイートオレンジ、又はスイートフェンネ
ル、スイートマジョラム、ネロリ、パーチュリー、パル
マローザ、ビターオレンジ、ファー、フェンネル、プチ
グレン、フランキンセンス、フリージア、フレンチマリ
ーゴールド、ペパーミント、ヘリオトロープ、ベルガモ
ット、ベンゾイン、マージョラム、マートル、マンダリ
ン、ミルラ、メリッサトゥール、ユーカリ、ライム、ラ
バンジン、ラベンダー、リツェア、レモン、レモングラ
ス、ローズ、ローズウッド、ローズマリー、ローマンカ
ミモール、又はユーカリ等から選ばれた香料成分とを香
気させ、覚醒作用や鎮静作用等を奏するものが含まれ
る。
【0007】芳香剤は、固体でも液体でも良い。また、
着色されたものでも、そうでなくても良い。また、収容
室に芳香剤を直接充填することもできるし、ゲル基材、
パルプ、不定織布、又は珪酸化合物等に芳香剤を含浸、
又は配合し、これらを収容室に適宜収納することもでき
る。
【0008】収容室は、各種の紙、ガラス、金属、又は
合成樹脂等を用いて有底円筒形、有底角筒形、平面ほぼ
扇形、楕円形の有底筒形、平面小判形の有底筒形、球状
殻形、半球状殻形、楕球状殻形、若しくは半楕球状殻形
等に構成される。また、各種の造形物、例えば玩具、建
築物、茸や花等の植物、星等の天体、動物、傘等の日用
品、又はペン等の文具等の形に適宜構成することもでき
る。複数の収容室は、透明、非透明でも良いし、色分け
することも可能である。複数の場合、同じ大きさでも良
いし、異なる大きさでも良い。収容室の内部は、単一の
室からなるものでも良いし、複数の小室に分割されたも
のでも良い。複数の小室に分割される場合、この複数の
小室は、均等な大きさにも、不均等な大きさにも適宜構
成することが可能である。また、複数の小室に分割され
る場合、各小室の開口部を開閉する複数のふたを備え、
この複数のふたを同時に開閉できる芳香剤容器とするこ
とができる。
【0009】収容室は、上下方向、横方向、若しくは周
方向に直列、並列、半円弧状、マトリックス、リング
形、若しくは枠形等に取り外し可能な状態に、又は分離
不可能な状態に適宜組み合わされて容器を構成する。こ
の容器は、複数の収容室が直接的に、又は貫通支持軸、
条体、ケースやパネル等の収容物、ランナ、若しくは連
結部材を介し間接的に組み合わされることで構成され
る。この複数の収容室の組み合わせには、相欠き、相欠
き鎌継ぎ、蟻掛、蟻継ぎ、いも継ぎ、若しくははぜ継ぎ
等の各種継手方法、凹凸嵌合、螺子締め、又は嵌め合わ
せ等の方法が適宜使用される。また、容器は、他の容器
と組み合わされたり、あるいは組み合わされた状態でケ
ース等の収容物に収納されるものでも良い。また、容器
の開口部は、上方、下方、横方向、及び又は斜め方向に
適宜向けることができる。
【0010】ふたは、各種の紙、金属、コルク、又は合
成樹脂等を用いてキャップ形や板形等に適宜構成され
る。このふたは、螺子式や嵌め合い式等に適宜構成され
る。また、スライド可能、回転可能、取り外し可能、又
は揺動可能等に適宜構成することができる。また、ふた
は、その収容室の専用物として構成することもできる
し、他の収容室の開口部を被覆可能な共用物として構成
することもできる。また、芳香剤に直接、又は長いバー
等の連結部材を介し間接的に接合された構成でも良い。
さらに、ふたの数は、複数の収容室の開口部の数に対応
しても、しなくても良い。すなわち、ふたは、芳香剤の
香気を実質的に揮散させる容器の開口部の数に応じて設
けられる。
【0011】本発明によれば、収容室又は容器を閉じる
ふたを開ければ、芳香剤の香りが空気中に漂って体や心
が癒され、リフレッシュ感やリラックス感等を得て気分
転換を図ることができる。また、香料をブレンドしたい
場合には、複数の収容室又は容器を選択的に開ければ、
複数の香料を好みに応じてブレンドすることができる。
また、複数の収容室又は容器に効果の異なる香料組成物
を別々に貯えれば、容器の中で芳香剤が混合し、変色や
香質変化を招くことがない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態になんら
限定されるものではない。本実施形態における芳香剤容
器は、図1及び図2に示すように、容器1の内部を小さ
な複数の収容室(本実施形態では6個)4に分割区画し、
各収容室4にアロマコロジー効果を奏する香料組成物9
を備えている。
【0013】容器1は、各種の合成樹脂を用いて半透明
のほぼ円盤形に成形され、その中心部が複数の収容室4
により平面六角形の空間に区画されており、その中心部
の上部が六角形の閉塞板2で被覆されるとともに、この
閉塞板2には円形の貫通孔3が穿孔成形されている。ま
た、各収容室4は、平面ほぼ扇形で半透明の有底筒形に
成形されている。各収容室4の正面壁上部の内面には矩
形の凹穴5が成形され、背面壁上部には平面ほぼ扇形で
半透明のふた6が揺動可能に連設成形されている。この
ふた6は、その正面両側が前方に僅かに突出して操作片
7を形成し、裏面の正面側には凹穴5に嵌合係止するL
字形の係止部8が下方に向けて突出成形されている。
【0014】さらに、香料組成物9は、本実施形態にお
いては、ジャスミン、レモングラス、イランイラン、ス
イートマジョラム、ローマンカモミール、又はラベンダ
ーを香気させる複数の植物精油からなる。各植物精油
は、予め調合され、判別容易化のため異なる色彩に着色
されており、各収容室4に充填されている。
【0015】上記構成において、操作片7に指を引っか
けて任意の収容室4のふた6を上方に開ければ、室内に
一定の強さの香りが漂って心や体が癒され、リフレッシ
ュ感やリラックス感を得て気分転換を図ることができ
る。複数の香料をブレンドしたい場合には、複数の収容
室4のふた6を適宜上方に開ければ、大気中でブレンド
することができる。
【0016】上記構成によれば、複数の収容室4のふた
6を適宜開放すれば、複数の香料をその日の気分に合わ
せてブレンドすることができ、ブレンド作業の簡素化、
迅速化、又は容易化を図ることができる。また、複数の
収容室4に香料組成物9をそれぞれ別々に充填している
ので、混合や劣化を招くことがない。したがって、香料
成分間の化学反応により、変色や香質変化を生じること
がない。また、収容室4のふた6を適宜開閉すれば、個
別具体的に香りをきわめて簡単にON・OFFすること
が可能になる。さらに、容器1が半透明であるから、香
料組成物9の残量をきわめて容易に知ることができる。
【0017】なお、上記実施形態では容器1の内部を複
数の収容室4に分割し、この複数の収容室4を周方向に
連設成形したものを示したが、なんらこれに限定される
ものではない。例えば、複数の収容室4を分離し、各収
容室4の一側壁に蟻穴10を、他側壁には蟻穴10に嵌
まる蟻ほぞをそれぞれ成形し(図3参照)、これら蟻穴1
0と蟻ほぞを用いて複数の収容室4を着脱自在に連結し
ても良い。さらに、各収容室4の開口上部にふた6を前
後方向にスライド可能に嵌めても良い。
【0018】次に、図4ないし図7は本発明の第2の実
施形態を示すもので、この場合には複数の収容室(本実
施形態では6個)4Aにアロマコロジー効果を奏する香
料組成物9をそれぞれ充填し、この複数の収容室4Aを
水平横方向に直列に連結して容器1Aを構成し、この容
器1Aを早見表14上に置いて活用するようにしてい
る。
【0019】各収容室4Aは、各種の合成樹脂を用いて
平面ほぼ半小判形で半透明の有底筒形に成形されてい
る。この収容室4Aの正面壁上部の内面には矩形の切欠
12が成形され、背面壁上部には平面ほぼ半小判形で半
透明のふた6Aがヒンジ13を介し揺動可能に連設成形
されている。また、各収容室4Aの一側壁には蟻穴10
が、他側壁には蟻穴10に着脱自在に嵌まる蟻ほぞ11
がそれぞれ成形され、これら蟻穴10と蟻ほぞ11を用
いて容器1Aが分離可能に構成される。また、ふた6A
の裏面の正面側には係止部8Aが下方に向けて成形さ
れ、この係止部8Aが切欠12に嵌合係止するよう作用
する。
【0020】早見表14は、図7に示すように、長方形
に形成され、中央に横長の容器設置領域15が一対の横
線により区画形成されており、左側端部から右側端部に
かけて複数の収容室4Aに対応する収容室説明領域16
が複数の縦線により縦長に並べて区画形成されている。
各収容室説明領域16は、香料組成物9の色彩に対応し
て異なる色彩に着色され、複数の横線により複数の(本
実施形態では4個)説明欄17に分割形成されており、
この複数の説明欄17には上部から下部にかけて香料組
成物9の名称、香料組成物9のイラスト、香料組成物9
の効能、及び香料組成物9の効果がそれぞれ印刷されて
いる。その他の部分については、上記実施形態とほぼ同
様であるので説明を省略する。
【0021】上記構成において、任意の収容室4Aの蟻
穴10の下部に他の収容室4Aの蟻ほぞ11を嵌め入
れ、他の収容室4Aを上方にスライドさせ、これを繰り
返せば、複数の収容室4Aを連結して容器1Aを簡単に
構成することができる。本実施形態においても上記実施
形態と同様の作用効果が期待できるとともに、必要に応
じて収容室数をきわめて容易に増減することができ、香
料のブレンドの多様性を大いに図ることが可能になる。
【0022】なお、上記実施形態では複数の収容室4A
を蟻穴10と蟻ほぞ11とで連結するものを示したが、
図8に示すように、複数の収容室4Aを分離可能な細い
ランナ18で横一列に連結しても良い。また、各収容室
4Aの開口上部にふた6Aを前後方向にスライド可能に
嵌めても良い。
【0023】次に、図9ないし図11は本発明の第3の
実施形態を示すもので、この場合には複数の収容室(本
実施形態では5個)4Bにアロマコロジー効果を奏する
香料組成物9をそれぞれ収容し、この複数の収容室4B
を垂直方向に積層して円柱形の容器1Bを構成してい
る。
【0024】最上位の収容室4Bの開口上部には透明の
ふた6Bが着脱自在に螺嵌されている。また、各収容室
4Bは、各種の合成樹脂を用いて上げ底で透明の有底円
筒形に成形されている。各収容室4Bの上げ底は下方の
収容室4Bのふた6Bとして機能する。また、各収容室
4Bは、その周壁の外面上部におねじ19が成形され、
周壁の内面下部にはめねじ20が成形されており、この
めねじ20が外面上部のおねじ19に着脱自在に螺合す
るよう作用する。その他の部分については、上記実施形
態とほぼ同様であるので説明を省略する。
【0025】上記構成において、収容室4Bを回して容
器1Bを複数に分割したり、最上位の収容室4Bのふた
6Bを外したり、あるいはこれらを組み合わせて作業す
れば、室内に一定の強さの香りが漂って心や体が癒さ
れ、リフレッシュ感やリラックス感を得て気分転換を図
ることができる。本実施形態においても上記実施形態と
同様の作用効果が期待でき、しかも、上下方向に収容室
4Bを積み重ねるので、横方向に比較的大きなスペース
を占有することが全くなく、省スペース化が大いに期待
できる。
【0026】なお、上記実施形態では複数の収容室4B
を螺子締めするものを示したが、なんらこれに限定され
るものではない。例えば図12に示すように、複数(例
えば6個)の収容室4Bを積層するとともに、おねじ1
9とめねじ20を省略し、複数の収容室4Bの非中心部
に図示しない貫通支持軸を相対回転可能に挿通し、気分
転換時には貫通支持軸を中心にして単数複数の収容室4
Bを水平方向に回転露出させるようにしても良い。
【0027】次に、図13は本発明の第4の実施形態を
示すもので、この場合には複数の収容室(本実施形態で
は6個)4Cにアロマコロジー効果を奏する香料組成物
9をそれぞれ充填し、この複数の収容室4Cを透明のケ
ース21に収納して横一列に並べ、容器1Cを構成して
いる。各収容室4Cは、各種の合成樹脂を用いて半透明
の中空ペン形に成形され、先細りの開口上部にはキャッ
プ形のふた6Cが着脱自在に嵌入されている。その他の
部分については、上記実施形態とほぼ同様であるので説
明を省略する。本実施形態においても、上記実施形態と
同様の作用効果が期待できるのは明らかである。
【0028】次に、図14は本発明の第5の実施形態を
示すもので、この場合には断面ほぼ逆T字形のアーム2
2の上部に半透明のほぼ傘形の容器1Dの中心部を支持
させてこの容器1Dの内部を底面の開口した小さな複数
の収容室(本実施形態では6個)4Dに分割区画し、各収
容室4Dにアロマコロジー効果を奏する香料組成物9を
収容し、各収容室4Dの開口下部にはほぼ扇形で半透明
のふた6Dを揺動可能に連設成形している。その他の部
分については、上記実施形態とほぼ同様であるので説明
を省略する。本実施形態においても、上記実施形態と同
様の作用効果が期待できるのは明白である。
【0029】次に、図15は本発明の第6の実施形態を
示すもので、この場合にはほぼ半球状殻形を呈した半透
明の複数の収容室(本実施形態では6個)4Eにアロマコ
ロジー効果を奏する香料組成物9をそれぞれ充填し、各
収容室4Eを卓上ラック板23の各嵌合孔24に嵌入し
て並べ、容器1Eを構成している。卓上ラック板23
は、各種の合成樹脂を用いて五角形を呈した透明のパネ
ル形に成形され、円形を呈した複数の嵌合孔24が2行
3列に並べて成形されている。その他の部分について
は、上記実施形態とほぼ同様であるので説明を省略す
る。本実施形態においても、上記実施形態と同様の作用
効果が期待できる。
【0030】
【実施例】香料組成物 1.ゲル状組成物1 ゲル状組成物として以下の組成のゲルを用いた。 植物精油 :7.0重量% カッパカラギーナン :2.0重量% POE2級アルキルエーテル :1.2重量% 1.2.ヘ゛ンス゛イソチアソ゛リン3-オン :0.1重量% 水 :バランス 色素 :30ppm
【0031】植物精油としては、ラベンダー、ローマン
カミモール、ペパーミント、ローズ、ベルガモット、及
びレモングラスの6種を用いてそれぞれ6種類のゲル組
成物を調製した。また、色素は青色205号、赤色10
6号、黄色4号、赤色104号を用いて紫(ラベンダ
ー)、黄緑色(カモミール)、水色(ペパーミント)、オレ
ンジ(ベルガモット)、ピンク(ローズ)、緑色(レモング
ラス)とした。上記組成のうち、カッパカラギーナンを
水に分散させ、加熱・溶解して60℃程度に冷却し、他
の成分を添加・撹拌した後、所定の収容室に5gずつ充
填した。
【0032】2.固形ビーズ状組成物 固形ビーズ状組成物として以下の組成で含浸した。 植物精油成分含有調合香料 :50g ビーズ状珪酸性カルシウム :50g (徳山曹達(株)フローライトRM)
【0033】調合香料として鎮静作用(リラックス、催
眠、ストレスレス)を訴求したラベンダー様香料、グレ
ープフルーツ様香料、クラリセージ様香料と、覚醒作用
(集中力アップ、リフレッシュ)を訴求したペパーミン
ト様香料、イランイラン様香料、レモングラス様香料の
6種を用い、以下の方法で6種の組成物を調製した。バ
ットにビーズ状珪酸性カルシウムを入れ、撹拌しながら
室温で調合香料を混合する。そしてその後、密封条件下
で一昼夜コンディショニングしたものを所定の収容室に
3gずつ充填した。
【0034】3.パルプ含浸組成物 以下の覚醒効果のある植物精油4種類を2種ずつに分け
て調整し、パルプに含浸させた2つの組成物を、所定の
分割収容室に分けて充填したものを実施例とし、4種を
混合して1つの組成物とし、これを1つの収容室に充填
したものを比較例とし、白色パルプの室温1ケ月後の精
油の変色の程度を調べた。 実施例 ジャスミン:10部、ペパーミント:30部を混合した
香料2gを阿波製造紙(株)リンターパルプCP−300
(10cm2)に含浸させた組成物とレモン:50部、ユ
ーカリ:10部を混合した香料を同様にして上記リンタ
ーパルプに含浸した組成物をそれぞれ収容室に充填し
た。
【0035】比較例 ジャスミン:10部、レモン:50部、ペパーミント:
30部、ユーカリ:10部を混合して実施例のリンター
パルプ(20cm2)に4g含浸させた組成物を収容室に
充填した。実施例では顕著な変色が生じなかったが、比
較例では著しい変色が生じた。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、必要な場
合のみに使用することができ、作業の困難化、煩雑化、
又は複雑化を招くことなく複数の香料をブレンドするこ
とができるという効果がある。さらに、変色や香質変化
が生じるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る芳香剤容器の第1の実施形態を示
す斜視説明図である。
【図2】図1の断面説明図である。
【図3】本発明に係る芳香剤容器の第1の実施形態の変
形例を示す説明図である。
【図4】本発明に係る芳香剤容器の第2の実施形態を示
す斜視説明図である。
【図5】図4の収容室の開放状態を示す斜視説明図であ
る。
【図6】図5の断面説明図である。
【図7】本発明に係る芳香剤容器の第2の実施形態にお
ける早見表を示す説明図である。
【図8】本発明に係る芳香剤容器の第2の実施形態の変
形例を示す斜視説明図である。
【図9】本発明に係る芳香剤容器の第3の実施形態を示
す説明図である。
【図10】本発明に係る芳香剤容器の第3の実施形態に
おける最上位の収容室を示す断面説明図である。
【図11】本発明に係る芳香剤容器の第3の実施形態に
おける最上位以外の収容室を示す断面説明図である。
【図12】本発明に係る芳香剤容器の第3の実施形態の
変形例を示す斜視説明図である。
【図13】本発明に係る芳香剤容器の第4の実施形態を
示す斜視図である。
【図14】本発明に係る芳香剤容器の第5の実施形態を
示す斜視図である。
【図15】本発明に係る芳香剤容器の第6の実施形態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 容器 1A 容器 1B 容器 1C 容器 1D 容器 1E 容器 4 収容室 4A 収容室 4B 収容室 4C 収容室 4D 収容室 4E 収容室 6 ふた 6A ふた 6B ふた 6C ふた 6D ふた 6E ふた 9 香料組成物 21 ケース 23 卓上ラック板 24 嵌合孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香剤を貯える収容室と、この収容室を
    複数組み合わせて構成される容器と、この容器の開口部
    を開閉して上記芳香剤の香気の揮散を制御するふたとを
    含み、 このふたを上記収容室の数全体に対して少なくとも1を
    有することを特徴とする芳香剤容器。
  2. 【請求項2】 上記複数の収容室を分離不能に組み合わ
    せた請求項1記載の芳香剤容器。
JP10129934A 1998-05-13 1998-05-13 芳香剤容器 Pending JPH11319060A (ja)

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JP10129934A JPH11319060A (ja) 1998-05-13 1998-05-13 芳香剤容器

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JP10129934A JPH11319060A (ja) 1998-05-13 1998-05-13 芳香剤容器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005206251A (ja) * 2000-07-27 2005-08-04 Procter & Gamble Co 香りを含有する容器及び物品
JP2007175310A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 S T Chem Co Ltd 揮散器
KR20210120529A (ko) * 2020-03-27 2021-10-07 김정희 분할형 캔용기

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