JPH11318921A - 外科器械を識別する方法及び器械 - Google Patents

外科器械を識別する方法及び器械

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JPH11318921A
JPH11318921A JP11081530A JP8153099A JPH11318921A JP H11318921 A JPH11318921 A JP H11318921A JP 11081530 A JP11081530 A JP 11081530A JP 8153099 A JP8153099 A JP 8153099A JP H11318921 A JPH11318921 A JP H11318921A
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switch
surgical
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Kevin Houser
ケビン・ハウザー
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 接続された外科用の器械を検知し、識別す
る。 【解決手段】 外科用装置のプラグ組立体を受け入れる
ように形成されたレセプタクル組立体を備えた外科用装
置検知装置を含む。少なくも１個のスイッチ装置がレセ
プタクル組立体に組み合わせられる。回路は、スイッチ
装置の状態を検知するようにスイッチ装置に応答する。
スイッチの状態の感知、及びゼネレータユニットのコネ
クター内への超音波式外科用器械のコネクターの挿入の
諸段階を含む。コネクターの挿入後のスイッチの状態の
感知、及び超音波式外科用装置へ電力を提供するか否か
の判定の諸段階も含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に検知用装置、特
に動力供給ユニットに接続された外科用の器械を検知し
又は識別するための検知装置に関する。
【０００２】
【従来技術及びその課題】組織の切開及び凝着のような
種々の外科的な処置及び手術を行うために超音波式の外
科用器械が開発されている。例えば、参考文献としてこ
こに組み入れられた米国特許５,２６３,９５７号及び
５,３２４,２９９号は超音波式外科用メスを開示し、ま
た参考文献としてここに組み入れられた米国特許５,４
４９,３７０号は超音波トロカール装置を明らかにす
る。種々の内視鏡術及び腹腔鏡術を行うための超音波式
の器械も開発されている。例えば、参考文献としてここ
に組み入れられた米国特許５,３２２,０５５号は、腹腔
鏡下及び内視鏡下で使用する超音波クランプ凝着装置を
明らかにする。
【０００３】これの超音波式外科用器械の各は、通常
は、ハンドピース組立体と外科用のアタッチメント又は
アクセサリーとを持つ。ハンドピース組立体は、典型的
に、電気エネルギーを機械運動に変換するために超音波
変換器を支持運搬する。外科用器械の変換器は、超音波
ゼネレータからの電気信号で付勢されるのが普通であ
る。
【０００４】ゼネレータユニットは、ある周波数でハン
ドピース組立体の変換器に電力を提供する。ゼネレータ
からの電力は、通常はケーブル組立体を経てハンドピー
ス組立体に伝達される。ケーブル組立体は、典型的に
は、ゼネレータユニットの前面パネルの雌のレセプタク
ルに着脱自在に取り付け得る雄のプラグを持つ。
【０００５】複数の異なった超音波ハンドピース組立体
に電力を提供するためにゼネレータユニットを使うこと
ができる。しかし、ゼネレータユニットは、特定のハン
ドピース組立体についての電力の要求を変えるため、或
いは望ましくない又は不適当なハンドピース組立体をゼ
ネレータユニットと共に使用することを防止するため
に、ゼネレータユニットに取り付けられたハンドピース
組立体を認識し又は識別することはできない。
【０００６】
【課題を解決するための手段】以上の観点において、本
発明は、ハンドピース組立体及び励振用ユニットのよう
な種々の形式の外科用装置の認識及び／又は識別（即
ち、外科用装置の両立性及び特性の識別）のための装置
及び方法を提供する。本発明の装置は、現存又は新規の
外科用装置及びゼネレータユニット内に容易に設置し又
は組み込むことができ、かつ比較的費用が少ない。
【０００７】この装置及び方法は、外科用装置がゼネレ
ータユニット又は電力供給ユニットに取り付けられた時
を識別するための検知装置を提供する。検知装置が外科
用装置を識別すると、ゼネレータユニットが外科用装置
を付勢するために電力を提供することができる。電力
は、これを外科用装置の種々の要求に適合するように変
え、設定し及び／又は調整することもできる。検知装置
は、更にゼネレータユニットが望ましくない又は不適な
外科用装置を探すことを許し、かつ外科用装置がゼネレ
ータユニットと作動できないことを使用者に注意でき
る。
【０００８】本発明による１装置は、外科用装置のプラ
グ組立体を受け入れるように形成されたレセプタクル組
立体を備えている外科用装置検知装置を備える。レセプ
タクル組立体に少なくも１個のスイッチ装置が組み合わ
せられる。回路は、スイッチ装置の状態を検知するため
にスイッチ装置に応答する。
【０００９】本発明による１方法は、スイッチの状態の
検知、及びゼネレータユニットのコネクター内への超音
波式外科用装置のコネクターの挿入の諸段階を備える。
この方法は、コネクターが挿入された後のスイッチの状
態を感知し、そして超音波外科用装置に動力を提供する
か否かを判定する諸段階も含む。
【００１０】本発明は、付随した特徴及び利点と共に、
付属図面に関連して得られた本発明の好ましい実施例の
以下の詳細の説明を参照し最もよく理解されるであろ
う。以上の一般的な説明及び以下の詳細な説明の両者
は、例示及び説明のためのものであり、請求される本発
明の更なる説明を提供するために意図されたものである
ことを理解すべきである。
【００１１】
【実施例】本発明は種々の形式の実施例を考えることが
できるが、以下、現在の好ましい実施例が図示され説明
されるであろう。ただし、これは本発明の一例として考
えるべきものであり、本発明をこの図示された特別の実
施例に限定しようとするものでないことを理解すべきで
ある。
【００１２】本発明は、特に電力供給ユニット又はゼネ
レータユニットに接続されたハンドピース組立体又は外
科用装置を検知する方法及び装置に向けられる。システ
ムがハンドピース組立体を検知したとき、システムはハ
ンドピース組立体に電力を与えることができる。システ
ムは、ハンドピース組立体の形式又はモデルを認識し又
は確認することもでき、更に種々のパラメーター、機能
及び出力をハンドピース組立体の要求に適合するように
変更し、設定し及び／又は調整することができる。シス
テム、更に望ましくないハンドピース組立体を探しその
ハンドピース組立体がそのシステムでは作動させ得ない
ことを使用者に注意することができる。
【００１３】さて、図面、特に図１を参照すれば、一般
に１００で示された外科用システムの現在の好ましい実
施例が示される。外科用システム１００は、好ましく
は、ハンドピース組立体又は超音波式外科用励振ユニッ
ト１１０、外科用の器械又はアクセサリー、電力供給ユ
ニット又はゼネレータユニット、及び検知装置を備え
る。検知装置は、以下説明されるように、ハンドピース
組立体がゼネレータユニットに接続されたときにこれを
検知し又は認識する。
【００１４】外科用システムのハンドピース組立体１１
０は、好ましくは、例えば変換器組立体、モーター、出
力ゼネレータ、又は同等品のような励振用部材（図示せ
ず）と術者とを絶縁するようにされたハウジング１１２
を備える。励振用部材は、好ましくはハンドピース組立
体１１０に支持運搬されて、ゼネレータユニットからの
電気エネルギーを機械運動に変換し、組織の切開、焼灼
及び／又は凝着用のエンドエフェクター１１４を付勢
し、又は振動させる。励振用部材は、電気焼灼器、又は
その他の同様装置のためのレーザー源、電力供給装置と
することもできる。
【００１５】ハンドピース組立体１１０の末端側端部１
１６は、外科用器械１２０のハウジング１１９内へのハ
ンドピース組立体１１０の挿入により、外科用器械１２
０の手元側端部１１８を受けかつこれに適合することが
好ましい。ハンドピース組立体１１０は、種々の処置及
び手術を行うための外科用器械（即ち、クランプ凝着装
置、外科用メス、トロカール等）を受け入れるように形
成される。外科用器械１２０は、一体としてハンドピー
ス組立体１１０に着脱できることが好ましい。外科用器
械１２０は、１回の使用で廃棄され、又は限定された再
使用を含んだ再使用されるように形成することができ、
更に適宜適切な外科用器械とすることができる。
【００１６】外科用システム１００のゼネレータユニッ
ト１３０は、ハンドピース組立体１１０の励振用部材を
作動させ又は通電させるためにケーブル組立体１４０を
経て電気信号を送る。ケーブル組立体１４０は、一方の
端部がハンドピース組立体１１０に固定取付けされ、他
方の端部にコネクター又はプラグ組立体１４２を持つこ
とが好ましい。ケーブル組立体１４０は少なくも１対の
導電体を有し、電気信号をゼネレータユニット１３０か
らハンドピース組立体１１０の励振用部材に送る。ケー
ブル組立体１４０はシールドケーブルであることが好ま
しく、かつ同軸ケーブル又はその他の適宜の形式のケー
ブルとすることができる。
【００１７】さて、図２及び３を参照すれば、ケーブル
組立体１４０のプラグ組立体１４２は、以下更に説明さ
れるように、ゼネレータユニット１３０のレセプタクル
組立体又はコネクターに挿入し得る雄のプラグ組立体１
４４であることが好ましい。プラグ組立体１４２は、ゼ
ネレータユニット１３０に接続可能な適宜適切な装置と
なし得ることが考えられる。プラグ組立体１４２は、レ
セプタクル組立体のキー溝１４８と適合するキー接続具
１４６を有することが好ましい。キー接続具１４６とキ
ー溝１４８とは正しく揃えられ、図４に示されるよう
に、プラグ組立体１４２をレセプタクル組立体に関して
一定の予定位置に保持する。
【００１８】図２及び３に示されるように、プラグ組立
体１４２に、１個又は複数個（図面では４個）の作動用
装置１６０が取り付けられ、又は組み合わせられる。作
動用装置１６０は永久磁石であることが好ましい。作動
用装置１６０は、センサー又はスイッチを作動させるた
めの、例えば電磁石のような適宜適切な装置となし得る
ことが意図される。作動用装置１６０は、プラグ組立体
１４２の外周上に位置決めされかつプラグ組立体１４２
上の予定されたパターン又は位置に配列される。作動用
装置１６０は、これを、ハンドピース組立体１１０の形
式に応じて種々のパターンで配列し得ることが認められ
るであろう。また、適宜適切な数（即ち１個以上）の作
動用装置を適宜適切なパターンでプラグ組立体１４２上
に配列することも考えられる。
【００１９】外科用システム１００のハンドピース組立
体１１０がゼネレータユニット１３０に接続されたと
き、システム１００は、ハンドピース組立体１１０を認
識し又は検知することができる。ハンドピース組立体１
１０が認識されると、ゼネレータユニット１３０はハン
ドピース組立体１１０に適切な動力を与えることができ
る。しかし、望ましくないハンドピース組立体又は不適
なハンドピース組立体は、これを探すことができ、さも
なければゼネレータユニット１３０による使用が防止さ
れる。システムがハンドピース組立体１１０を認識せず
又はハンドピース組立体１１０を望ましくないと判定し
たときは、システム１００は表示装置（即ち、発光ダイ
オード（ＬＥＤ）又は警報器）を作動させることができ
及び／又はハンドピース組立体１１０がゼネレータユニ
ット１３０と使用できないことを表示するための情報を
提供することができる。
【００２０】ゼネレータユニット１３０は、好ましく
は、ハウジング１７０、ゼネレータと一体の制御システ
ム、電源スイッチ１７２、トリガー機構１７４、レセプ
タクル組立体１７６、及び出力装置１７７を備える。ゼ
ネレータユニット１３０は、電気式外科用ユニットに挿
入するための電力線１７８又は通常の電気取出口を持
つ。ゼネレータユニット１３０は、電池のような直流電
源により電力を受けることもできる。
【００２１】ゼネレータユニット１３０のハウジング１
７０は長方形の形状を有しかつポリマー材料又は金属材
料より構成されることが好ましい。本技術の熟練者が認
めるであろうように、本発明の精神及び範囲から離れる
ことなくハウジング１７０の寸法及び形を適宜適切な寸
法及び形状とすることができ、かつハウジング１７０を
種々の材料から作ることができる。
【００２２】ゼネレータユニット１３０の電源スイッチ
１７２及びトリガー機構１７４は、ハウジング１７０の
前面パネルに取り付けられることが好ましい。電源スイ
ッチ１７２はゼネレータユニット１３０に与えられる電
力を制御し、ゼネレータユニット１３０のトリガー機構
１７４は、ハンドピース組立体１１０の励振用部材に電
気エネルギーを連続供給するように、使用者がゼネレー
タユニット１３０を作動させることを許す。トリガー機
構１７４は、ケーブル又はコード１７９によりゼネレー
タユニット１３０に着脱自在に接続でき又は取り付け得
る足踏みスイッチを備えることが好ましい。或いは、ト
リガー機構１７４は、ゼネレータユニット１３０を使用
者が作動させることができるように、これをハンドピー
ス組立体１１０内に組み入れられた手元スイッチのよう
な形にすることができる。ゼネレータユニット１３０が
トリガー機構１７４により作動させられると、ゼネレー
タユニット１３０により、ハンドピース組立体１１０の
励振用部材に電気エネルギーが供給される。
【００２３】ゼネレータユニット１３０の出力装置１７
７も、好ましくはハウジング１７０の前面パネルに取り
付けられる。出力装置１７７は、使用者に種々の情報を
提供する液晶表示装置であることが好ましいが、適宜適
切な装置とすることができる。出力装置１７７は、以下
説明されるようにゼネレータユニット１３０の制御シス
テムとリンクされ又は結合されることが好ましい。
【００２４】図１に示されるように、ゼネレータユニッ
ト１３０のレセプタクル組立体１７６はハウジング１７
０の前面パネルに取り付けられる。レセプタクル組立体
１７６は、プラグ組立体１４２を受け入れるためにソケ
ットのような凹所１８２を持つことが好ましい。レセプ
タクル組立体１７６は、雌のレセプタクル組立体である
ことが好ましい。レセプタクル組立体１７６は適宜適切
なコネクターとなし得ることが認められるであろう。
【００２５】図２及び３に示されるように、１個又は複
数個のセンサー又はスイッチ１９０（図では４個）がレ
セプタクル組立体１７６に組み合わせられる。スイッチ
１９０は、磁気作動式のスイッチ又は磁場がスイッチ１
９０に適用されたときに状態が変化するように設計され
たリードスイッチであることが好ましい。リードスイッ
チは、好ましくは、導電性材料より作られた１対の柔軟
なリード接触片を備える。スイッチ１９０は適宜適切な
近接スイッチ（即ち、ホール効果スイッチ、発光ダイオ
ード、光検知器など）、適宜適切な機械式スイッチ（即
ち、マイクロスイッチ、膜スイッチなど）、或いはその
他の適宜適切なセンサー又はスイッチとすることができ
る。
【００２６】スイッチ１９０は、予定のパターン又は位
置においてレセプタクル組立体１７６の外周に取り付け
られることが好ましい。スイッチ１９０は、作動用装置
１６０の有無により状態又は状況を変えることができ
る。スイッチ１９０は電線又は導電体１９２及び１９４
に電気的に接続される。導電体は、以下更に詳細に説明
されるように、スイッチからゼネレータユニット１３０
の制御システムに伸びる。
【００２７】プラグ組立体１４２がゼネレータユニット
１３０のレセプタクル組立体１７６に差し込まれると、
プラグ組立体１４２の作動用装置１６０が１個又は複数
個のスイッチ１９０に接近して、スイッチ１９０を第１
の状況又は状態（閉じられた回路）から第２の状況又は
状態（即ち、開かれた回路）に変える。スイッチ１９０
は、図５に示されるように、ゼネレータユニット１３０
の制御システムとハンドピース組立体１１０の励振用部
材との間に開かれた回路を形成するように開かれること
が好ましい。プラグ組立体１４２がレセプタクル組立体
１７６から外されると、スイッチ１９０は閉回路を形成
するように閉じる。図６に示されるようにスイッチ１９
０を常開スイッチとし、プラグ組立体１４２がレセプタ
クル組立体１７６に挿入されたとき、スイッチ１９０が
閉じてゼネレータユニット１３０からのエネルギーをハ
ンドピース組立体１１０の励振用部材に提供できるよう
になし得ることが認められるであろう。この場合は、プ
ラグ組立体１４２がレセプタクル組立体１７６から外さ
れたときにスイッチ１９０が開く。スイッチは並列に配
列されることが好ましいことも認識されるであろう。
【００２８】さて、図７を参照すれば、ゼネレータユニ
ット１３０の制御システム２００の図式的な線図が示さ
れる。制御システム２００は、スイッチの状態を感知し
又は検知するために制御ユニット２１０を備える。制御
ユニット２１０は、入力ポート又はデコーダー２１４を
有する制御器２１２を備えることが好ましい。ゼネレー
タユニット１３０の制御システムの例が、ここに参考文
献として組み入れられた米国特許５０２６３８７号に明
らかにされる。
【００２９】デコーダー２１４は、スイッチの状態を検
知して線路又は母線２１５の先の制御ユニットに出力信
号を提供する。４ビット２進式のデコーダーが図示され
るが、デコーダーは適宜適切な数（即ち、１又はそれ以
上）の入力及び出力を持ち得ることが認められるであろ
う、デコーダー２１４の各入力は、好ましくはスイッチ
１９０の接点２１８に接続されかつ抵抗２１６を経て高
電圧（即ち、＋５ボルト）にも接続される。スイッチ１
９０の接点２２０は接地される。デコーダー２１４の入
力は、並列でスイッチ１９０に電気接続されることが好
ましい。デコーダー２１４は個別部品とすることも考え
られる。制御ユニット２１０は、スイッチ１９０の状況
又は状態を検知し又は判定するために予定された周波数
と継続時間とのいかなる組合せにおいてもデコーダー２
１４の出力を連続的に監視し又は走査することができ
る。
【００３０】スイッチ１９０の状態は、ハンドピース組
立体１１０がゼネレータユニット１３０に接続されたこ
とを検知するために使うことができる。プラグ組立体１
４２がレセプタクル組立体１７６に接続されると、制御
ユニット２２０が、好ましくは１個又はそれ以上のスイ
ッチ１９０が閉じられたか否かを検知する。スイッチ１
９０が閉じられると、デコーダー２１４の出力は低下す
るであろう。またスイッチ１９０が開かれると、デコー
ダー２４の出力は増加するであろう。１個又はそれ以上
の閉じられたスイッチ１９０が検知されると、ゼネレー
タユニット１３０は、ハンドピース組立体１１０に適切
な動力を提供する。しかし、適切なスイッチ１９０が閉
じられないときは、ゼネレータユニット１３０はハンド
ピース組立体１１０に動力を提供せず、ゼネレータユニ
ット１３０は出力装置１７７に状況のメッセージを表示
することができる。ゼネレータユニット１３０は表示装
置（即ち、音響装置又は視覚装置）を作動させることも
できる。
【００３１】制御ユニット２１０は、ハンドピース組立
体１１０に提供する信号及び／又は電力を設定、調整及
び／又は変更するために、ゼネレータユニット１３０に
接続されたハンドピース組立体１１０又は外科用器械１
５０の形式又はモデルを判定又は確認するためにスイッ
チ１９０を更に復調させることができる。デコーダー２
１４の入力における高低の信号の特定に組合せが、使用
されているハンドピース組立体１１０の形式を表示する
であろう。例えば、デコーダー２１４は００１０とコー
ド化することができ、そしてこれは特定形式のハンドピ
ース組立体に相当する。ハンドピース組立体を認識する
と、ゼネレータユニット１３０はハンドピース組立体１
１０に適した電力を提供することができる。
【００３２】さて、図８を参照すれば、外科用システム
３００の検知及び識別装置の別の実施例が示される。外
科用システム３００は、１個又は複数個の機械式スイッ
チ３０２がレセプタクル組立体３７６の予定位置に置か
れること、及び１個又は複数個の突起３０４がプラグ組
立体の予定位置に置かれることを除いて、多くの点で図
１の外科用システム１００と構成及び機能が同じであ
る。図１の外科用システム１００の構成部品と一般に同
じこの外科用システム３００の構成部品は３００番代の
同じ番号で示される。
【００３３】外科用システム３００の検知装置は、プラ
グ組立体３４２がゼネレータユニット３３０のレセプタ
クル組立体３７６に取り付けられたとき、ハンドピース
組立体３１０の形式又はモデルを検知し又は認識するよ
うにこれを検知することができる。プラグ組立体３４２
がレセプタクル組立体３７６内に挿入されたとき、１個
又は複数個の突起３０４が１個又は複数個の機械式スイ
ッチ３０２に接近し、機械式スイッチを第１の状態から
第２に状態に変え、又は切り替える。スイッチ３０２の
状態の変化はゼネレータユニット３３０の制御システム
により検出され、上述のようにハンドピース組立体３１
０に適切な電力を提供し、或いはハンドピース組立体３
１０を調べる。
【００３４】さて、図９を参照すれば、外科用システム
４００の検知又は識別装置の別の実施例が示される。外
科用システム４００は、１個又は複数個の機械式スイッ
チ４０２がレセプタクル組立体４７６の予定位置に配列
されること、及び１個又は複数個の突起４０４がプラグ
組立体４４２の予定位置に配列されることを除いて多く
の点で図１の外科用システム１００と構成及び機能が同
じである。図１の外科用システム１００の構成部品と一
般に同じこの外科用システム４００の構成部品は４００
番代の同じ番号で示される。
【００３５】外科用システム４００の検知装置は、プラ
グ組立体４４２がゼネレータユニット４３０のレセプタ
クル組立体４７６に取り付けられたとき、ハンドピース
組立体４１０の形式又はモデルを検知し又は認識するよ
うにこれを検知することができる。プラグ組立体４４２
がレセプタクル組立体４７６内に挿入されたとき、１個
又は複数個の突起４０４が１個又は複数個の膜スイッチ
４０２に接近し、膜スイッチ４０２を第１の状態から第
２の状態に瞬間的に、又は連続的に変え又は変更する。
スイッチ４０２の状態の変化はゼネレータユニット４３
０の制御システムにより検出され、上述のようにハンド
ピース組立体４１０に適切な電力を提供し、或いはハン
ドピース組立体４１０を調べる。
【００３６】レセプタクル組立体４７２の膜スイッチ５
０２が突起の数に相当する予定回数で順に状態を変える
ように、図１０に示されるように、複数の突起５０４を
プラグ組立体４４２に沿って軸方向に置くことができ
る。膜スイッチのこの状態変更を、ゼネレータユニット
１３０に接続された外科器械のハンドピース組立体１１
０の検知及び／又は識別のために、ゼネレータユニット
１３０の制御システムにより利用することができる。
【００３７】さて、図１１を参照すれば、外科用システ
ム６００の検知又は識別装置の別の実施例が示される。
外科用システム６００は、１個又は複数個のリードスイ
ッチ６０２がレセプタクル組立体の予定位置に配列され
ること、及びプラグ組立体６４２の複数の予定位置に電
磁石が配列されることを除いて、多くの点で図１の外科
用システム１００と構成及び機能が同じである。図１の
外科用システム１００の構成部品と一般に同じこの外科
用システム６００の構成部品は６００番代の同じ番号で
示される。
【００３８】外科用システム６００の検知装置は、プラ
グ組立体６４２がゼネレータユニット６３０に取り付け
られたとき、ハンドピース組立体６１０の形式又はモデ
ルを検知し又は認識するようにこれを検知することがで
きる。ゼネレータユニット６３０から供給される電力に
より電磁石６０４が付勢されると局所的な磁場が作ら
れ、これにより、プラグ組立体６４２がレセプタクル組
立体６７６に挿入されたとき、リードスイッチ６０２を
状態を変えることができる。スイッチ６０２の状態の変
化はゼネレータユニット６３０の制御システムにより検
出され、ハンドピース組立体６１０に適切な電力を提供
し、或いはハンドピース組立体６１０を調べる。そこ
で、意図された形態でプラグ組立体の磁石が提供される
と、ゼネレータユニットはハンドピースの変換器に電力
を供給するであろう。
【００３９】図１２を参照すれば、７００で示されたこ
の本外科用システムの更なる実施例が示される。外科用
システム７００は、組み合わせられたハンドピース７１
０に接続された（超音波式ブレード及びアダプター組立
体を含むことができる）外科用器械７２０の形式を識別
し又は感知するように形成される。このために、外科用
器械７２０には、ハンドピース組立体７１０に設けられ
た少なくも１個のスイッチ７９０と共同作用するための
少なくも１個の作動用装置７６０が設けられる。図示の
実施例においては、好ましくは各が永久磁石を持ってい
る４個の作動用装置７６０が、同数のスイッチ７９０と
それぞれ共同作用するために設けられる。
【００４０】図１２に示された作動用装置及びスイッチ
の配列は、外科用器械のケーブル及び組み合わせられた
ゼネレータユニットの間を接続するために、一般に上述
されたように作動用装置及びスイッチと共同作用するよ
うに形成し得ることが考えられる。例えば、ケーブルと
ゼネレータとの間の接続を、永久磁石及び（ケーブルコ
ネクター上の）電磁石の両者により提供することができ
る。永久磁石は、システムのハンドピース組立体を識別
するために、ゼネレータの接続用レセプタクルの適切な
スイッチと共同作用する。電磁石は、ハンドピース組立
体７１０の末端側端部のスイッチ７９０に接続される。
ブレード及びアダプター組立体７２０の永久磁石７６０
は、ブレード組立体がハンドピースに接続されケーブル
コネクターにおける電磁石が付勢されたとき、スイッチ
７９０と共同作用するように機能する。次いで、これら
の電磁石は、ハンドピース組立体に適合したブレードを
識別するために、ゼネレータのコネクターレセプタクル
の追加のリードスイッチを閉じる。
【００４１】本発明は、外科用器械のコネクターがゼネ
レータ又は電力供給ユニットのコネクターにいつ接続さ
れたか又は取り付けれたかを検知するため及び／又はゼ
ネレータユニットに接続された外科用器械のモデル形式
を識別し又は認識するための方法及び装置を提供する。
外科用器械がゼネレータユニットに接続された後に、外
科用器械は通電され、或いはゼネレータユニットとの使
用を防止することができる。
【００４２】本発明は、図示及び例示の方法により詳細
に説明されたが、本発明の範囲及び精神から離れること
なく上述の好ましい実施例に対して広範囲の変化及び変
更をなし得ることを理解すべきである。そこで、説明さ
れた実施例は、すべての態様において図解説明として考
えられるべきで本発明を限定するものではなく、従っ
て、本発明の範囲は以上の説明によるのではなく特許請
求の範囲により示される。請求項と同等の意味及び範囲
内の全ての変化はこの範囲内に含まれる。
【００４３】本発明の実施態様は以下の通りである。
【００４４】１．ハンドピース組立体、ハンドピース組
立体に配置された変換器、第１の端部と第２の端部とを
有し、第２の端部がハンドピース組立体と組み合わせら
れたケーブル組立体、ケーブル組立体の第１の端部に組
み合わせられた第１のコネクター、第１のコネクターに
組み合わせられた少なくも１個の作動用装置、ハンドピ
ース組立体の変換器を付勢するためにエネルギーを供給
するゼネレータであって、かつ第１のコネクターを受け
入れるための第２のコネクターを有する前記ゼネレー
タ、第２のコネクターに組み合わせられる少なくも１個
のスイッチ装置、及び第１のコネクターが第２のコネク
ターと組み合わせられた時を検知するためにスイッチ装
置に応答する回路を備えた超音波式外科用システム。
【００４５】２．第１のコネクターが雄のプラグ組立体
であり、第２のコネクターが雌のレセプタクル組立体を
有する実施態様１の外科用システム。
【００４６】３．少なくも１個のスイッチ装置が、ホー
ル効果スイッチ、発光ダイオード、光検知器、マイクロ
スイッチ、リードスイッチ、膜スイッチ、及び感知装置
の一つを備える実施態様１の外科用システム。
【００４７】４．作動用装置が永久磁石及び電磁石の一
方を備える実施態様１の外科用システム。
【００４８】５．第１のコネクターが第２のコネクター
に組み合わせられたとき、少なくも１個のスイッチが開
回路を形成するように開く実施態様１の外科用システ
ム。
【００４９】６．第１の端部と第２の端部とを有し、第
２の端部が外科用器械と組み合わせられたケーブル、ケ
ーブルの第１の端部に組み合わせられ、かつ少なくも１
個の作動用装置を有するプラグ組立体、プラグ組立体と
適合するようにケーブルの第１の端部と組み合わせられ
たレセプタクル組立体であって、レセプタクル組立体が
プラグ組立体と適合したとき、状態を第１の状態と第２
の状態との間で変えるために少なくも１個の感知装置を
有する前記レセプタクル組立体、及び少なくも１個の感
知装置の状態を検知するための回路を備え、外科用装置
を識別する装置。
【００５０】７．少なくも１個の感知装置がスイッチを
備える実施態様６の装置。
【００５１】８．回路がマイクロプロセッサーを有する
実施態様６の装置。
【００５２】９．第１のコネクターが雄のプラグ組立体
を備え、そして第２のコネクターが雌のレセプタクル組
立体を備える実施態様６の装置。
【００５３】１０．少なくも１個のスイッチ装置が、ホ
ール効果スイッチ、発光ダイオード、光検知器、マイク
ロスイッチ、リードスイッチ、膜スイッチ、及び感知装
置の一つを備える実施態様６の装置。
【図面の簡単な説明】
【図１】超音波式外科用器械の立面図である。
【図２】本発明による図１の外科用システムのレセプタ
クル組立体及びプラグ組立体の斜視図である。
【図３】図２のレセプタクル組立体及びプラグ組立体の
側面図である。
【図４】図２のレセプタクル組立体に挿入されたプラグ
組立体の側面図である。
【図５】図１の外科用システムの回路の図式的な線図で
ある。
【図６】図１の外科用システムの別の回路の図式的な線
図である。
【図７】図１の外科用システムの制御システムの図式的
な線図である。
【図８】本発明による外科用システムの別のレセプタク
ル組立体及びプラグ組立体の斜視図である。
【図９】本発明による外科用システムの別のレセプタク
ル組立体及びプラグ組立体の斜視図である。
【図１０】本発明による外科用システムの別のレセプタ
クル組立体及びプラグ組立体の斜視図である。
【図１１】本発明による外科用システムの別のレセプタ
クル組立体及びプラグ組立体の斜視図である。
【図１２】本発明による外科用システムのハンドピース
組立体及びブレードとアダプター組立体の斜視図であ
る。
【符号の説明】
１００ 外科用システム １１０ ハンドピース組立体 １１２ ハウジング １１６ 末端側端部 １２０ 外科用器械 １３０ ゼネレータユニット １４２ プラグ組立体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ハンドピース組立体、 ハンドピース組立体に配置された変換器、 第１の端部と第２の端部とを有し、第２の端部がハンド
    ピース組立体と組み合わせられたケーブル組立体、 ケーブル組立体の第１の端部に組み合わせられた第１の
    コネクター、 第１のコネクターに組み合わせられた少なくも１個の作
    動用装置、 ハンドピース組立体の変換器を付勢するためにエネルギ
    ーを供給するゼネレータであって、第１のコネクターを
    受け入れるための第２のコネクターを有する前記ゼネレ
    ータ、 第２のコネクターに組み合わせられる少なくも１個のス
    イッチ装置、及び第１のコネクターが第２のコネクター
    と組み合わせられた時を検知するためにスイッチ装置に
    応答する回路を備えた超音波式外科用システム。
  2. 【請求項２】 第１の端部と第２の端部とを有し、第２
    の端部が外科用器械と組み合わせられたケーブル、 ケーブルの第１の端部に組み合わせられ、かつ少なくも
    １個の作動用装置を有するプラグ組立体、 プラグ組立体と適合するようにケーブルの第１の端部と
    組み合わせられたレセプタクル組立体であって、レセプ
    タクル組立体がプラグ組立体と適合したとき、状態を第
    １の状態と第２の状態との間で変えるために少なくも１
    個の感知装置を有する前記レセプタクル組立体、及び少
    なくも１個の感知装置の状態を検知するための回路を備
    え、外科用装置を識別する装置。
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