JPH11318076A - 電力供給回路 - Google Patents

電力供給回路

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JPH11318076A
JPH11318076A JP12454698A JP12454698A JPH11318076A JP H11318076 A JPH11318076 A JP H11318076A JP 12454698 A JP12454698 A JP 12454698A JP 12454698 A JP12454698 A JP 12454698A JP H11318076 A JPH11318076 A JP H11318076A
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power supply
main switch
transformer
circuit
primary winding
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JP12454698A
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Inventor
Toshihiro Onodera
利浩 小野寺
Nobukazu Kitagawa
宜和 北川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構成により負荷回路への電力供
給量を広範囲に制御できる電圧共振波形を利用したスイ
ッチング式の電力供給回路を提供すること。 【解決手段】 直流電源11の一端とトランス13の一
次巻線とを主スイッチ12を介して接続し、トランス1
3の一次巻線と並列に共振用コンデンサ15と補助スイ
ッチ14とを接続している。そして、主スイッチ12を
所定の周期および所定の導通幅で制御し、かつ、補助ス
イッチ14を主スイッチ12の非導通期間の一部分で導
通させる駆動回路を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷回路に供給す
る電力量を、安定にかつ広範囲に制御できるようにした
電圧共振形スイッチング方式の電力供給回路に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング方式の電源は、高周波化す
ることによって小型化や軽量化が図れ、また、電力変換
効率がすぐれているなどの特徴があり、通信機器用ある
いは電子機器用の電源としてよく利用されている。
【0003】ところで、スイッチング方式の電源は、シ
ングルエンド方式では、チョッパーによって高周波化
し、変圧器を小型化している。また、プッシュプル方式
やフルブリッジ方式では、直流電圧や直流電流を直接チ
ョッピングして高周波化し、変圧器を小型化している。
【0004】しかし、直流電圧や直流電流を直接スイッ
チングする方法は、スイッチの遷移時に損失が生じ、ま
た高周波ノイズが発生する。これらの損失や高周波ノイ
ズは高周波スイッチングになればなるほど増大する。そ
のため、スナバー回路などを設け、スイッチの遷移時に
発生する損失や高周波ノイズを少なくしている。しか
し、スナバー回路を用いる方法は、スナバー回路がスイ
ッチの遷移時に発生する損失を肩代わりすることにな
り、電源全体の効率は必ずしも改善されない。
【0005】したがって、従来のスイッチング方式の電
源は、スイッチの遷移時に発生する損失や高周波ノイズ
などによって高周波化が制限されている。
【0006】また、直流電圧を直接スイッチングしない
方法として電圧共振形スイッチング電源がある。電圧共
振形スイッチング電源は、トランスの一次インダクタン
スや洩れインダクタンスと、これらと並列または直列に
接続されたコンデンサによって共振回路を構成してい
る。そして、スイッチの遷移時にかかる電圧や過渡的に
流れる電流が共振の弧になるようにして電力伝送を行っ
ている。この方法の場合、スイッチング周波数が高くな
っても、スイッチの遷移時における損失がそれほど増え
ず、高効率のスイッチングを行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】電圧共振形スイッチン
グ電源は、その共振条件が外部回路によって決まってく
る。そのため、スイッチ素子の導通幅やスッチング周期
を変えても負荷回路への供給電力を大幅に変えることが
できない。したがって、負荷回路への供給電力を大きく
変える場合、電力可変制御コンバータなどを設けて供給
電力量を制御する構成にしている。その結果、回路構成
が複雑になり、また大型化する。
【0008】本発明は、上記した欠点を解決するもの
で、比較的簡単な構成により負荷回路への電力供給量を
広範囲に制御できる電圧共振波形を利用したスイッチン
グ式の電力供給回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、直流電源と、
この直流電源の一端に一方の端子が接続された主スイッ
チと、この主スイッチの他方の端子と前記直流電源の他
端との間に一次巻線が接続されたトランスと、このトラ
ンスの一次巻線と並列に接続された共振用コンデンサ
と、前記トランスの一次巻線と前記共振用コンデンサと
で形成される共振ループを切断する位置に挿入された補
助スイッチと、前記トランスの二次巻線に接続され負荷
に電力を供給する整流平滑回路とを具備した電力供給回
路において、前記主スイッチを所定の周期および所定の
導通幅で制御し、かつ、前記補助スイッチを前記主スイ
ッチの非導通期間の一部分で導通させる駆動回路を設け
たことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
の回路構成図を参照して説明する。符号11は直流電源
で、直流電源11の2つの出力端11a、11bの間
に、主スイッチ素子12およびトランス13の一次巻線
13aが直列に接続されている。主スイッチ素子12に
はダンパーダイオードD1が逆並列に接続されている。
また、トランス13の一次巻線13aと並列に、補助ス
イッチ14および共振用コンデンサ15が直列に接続さ
れ、補助スイッチ素子14にはダンパーダイオードD2
が逆並列に接続されている。
【0011】トランス13は、一次巻線および二次巻線
などで構成され、図では励磁インダクタンス13aや洩
れインダクタンス13bが示されている。そして、一次
二次間の巻線比が1として等価的に示されている。トラ
ンス13の二次側には負荷回路16が接続されている。
負荷回路16は、整流用ダイオードd1および平滑用コ
ンデンサ17からなる整流平滑回路と負荷18などから
構成されている。
【0012】また、主スイッチ素子12および補助スイ
ッチ素子14はそれぞれスイッチ駆動回路19に接続さ
れ、スイッチ駆動回路19によって導通、非導通が制御
される。
【0013】上記した構成では、補助スイッチ14およ
び共振用コンデンサ15、励磁インダクタンス13aで
形成されるループ、および、補助スイッチ14および共
振用コンデンサ15、洩れインダクタンス13bで形成
されるループは、それぞれ電圧共振ループを形成してい
る。そして、トランス13の一次側に電圧共振形シング
ルエンドスイッチイング回路が形成されている。
【0014】ここで、上記した構成の電力供給回路の動
作について、図2の等価回路図および図3の波形図を参
照して説明する。
【0015】図3において、(a)は共振用コンデンサ
15の端子電圧vc 、(b)は洩れインダクタンス13
bに流れる電流i2 、(c)は励磁インダクタンス13
aを流れる電流i1 、(d)は主スイッチ12の動作波
形、(e)は補助スイッチ14の動作波形を示してい
る。なお、図(d)の点線波形dおよび図(e)の点線
波形eは、主スイッチ12および補助スイッチ14に逆
並列に接続されているダイオードD1、D2に流れる電
流波形を示している。
【0016】また、以下の説明では、図3(d)に示す
ように、主スイッチ素子12は、所定の周期Tおよび所
定の導通幅τonで導通となるように駆動され、回路は定
常状態に達しているものとする。また、定常状態の場
合、図3(a)に示すように、主スイッチ12が導通す
る直前には、共振用コンデンサ15の端子電圧vc は電
源電圧Einに達している。また、平滑用コンデンサ17
の端子電圧Eout は動作周期Tの間、一定に保たれる。
このとき、平滑用コンデンサ17の端子電圧Eout は等
価的に電池とみなされる。そこで、図2の等価回路で
は、端子電圧Eoutを等価電池17aとして示されてい
る。
【0017】(状態A:図3のt0 〜t1 )主スイッチ
12が導通、副スイッチ14は非導通で、直流電源11
とトランス13の一次巻線13aが直接接続されてい
る。したがって等価回路は図2(a)のようになる。
【0018】このとき、励磁インダクタンス13aに流
れる電流i1 は図3(c)のように変化する。電源電圧
Einと励磁インダクタンス13aのインダクタンスL1
との比(Ein/L1 )を比例係数として、時間とともに
直線的に上昇する。また、洩れインダクタンス13bに
流れる電流i2 は負荷に供給される電流となり、洩れイ
ンダクタンス13bのインダクタンスをL2 とすると、
(Ein−Eout )/L2 を比例係数として、時間ととも
に直線的に上昇する。したがって、経過時問をtとする
と、主スイッチ12には、電流i1 と電流i2 とが重畳
した電流、 ((Ein/L1 )+(Ein−Eout )/L2 )×t が流れる。
【0019】(状態B:図3のt1 〜t2 )主スイッチ
12が非導通となり直流電源11が切り離される。した
がって等価回路は図2(b)のようになる。ダンパーダ
イオードD2を通して共振用コンデンサ15が現れる。
この期間は、各素子の初期値、 共振用コンデンサ15の端子電圧vc =Ein、 励磁インダクタンス3aの電流i1 =(Ein/L1 )×
τon、 洩れインダクタンス3bの電流i2 =((Ein−Eout
)/L2 )×τon に対応した共振がはじまる。この共振は、洩れインダク
タンス13bの電流i2が零になる時間t2 まで継続す
る。このとき、電圧vc や電流i2 、電流i1 はそれぞ
れ、図3(a)、(b)、(c)のように変化する。
【0020】(状態C:図3のt2 →t3 )洩れインダ
クタンス13bの電流i2 が零となり、洩れインダクタ
ンス13bが切り離される。したがって等価回路は図2
(c)のようになる。このとき、ダンパーダイオードD
2を通して励磁インダクタンス13aと共振コンデンサ
15とで共振回路が形成される。そして、励磁インダク
タンス13aのエネルギーが時間の経過によって共振用
コンデンサ15に移行する。さらに、その後の時間の経
過で、すべての共振エネルギが共振用コンデンサ15に
移り、共振用コンデンサ15の端子電圧vc は負の最大
になる。
【0021】(状態D:図3のt3 →t4 …遅延期間)
補助スイッチ14が導通する時間t4 までの期間で、等
価回路は図2(d)のようになる。時刻t3 以後、共振
用コンデンサ15の端子電圧vc は励磁インダクタ13
aに逆向きの電流を流そうとする。しかし、補助スイッ
チ14が非導通であるため、端子電圧vc は負の最大値
のまま維持される。
【0022】(状態E:図3のt4 →t5 )補助スイッ
チ14が導通状態となり、等価回路は図2(c)のよう
になる。共振用コンデンサ15に維持されていたエネル
ギCr (vc (t2 ))2 /2が徐々に励磁インダクタ
ンス13aに移り、励磁インダクタンス13aの電流i
1 は負の最大値になる。その後、励磁インダクタンス1
3aに流れる電流i1 の慣性力で、共振用コンデンサ1
5の端子電圧vc を出力電圧Eout まで上昇させる。共
振用コンデンサ15の端子電圧vc が出力電圧Eout ま
で上昇すると、出力ダイオードD3が導通する。
【0023】(状態F:図3のt5 →t6 )出力ダイオ
ードD3が導通し、等価回路は図2(b)のようにな
る。この期間、共振は、励磁インダクタンス13aと洩
れインダクタンス13b、共振用コンデンサ15の3つ
の素子間で行われる。そして、励磁インダクタンス13
aの電流i1 は共振用コンデンサ15と洩れインダクタ
ンス13bとにそれぞれ分流し、共振用コンデンサ15
の端子電圧vc を上昇させる。そして、端子電圧vc は
電源電圧Einに至る。端子電圧vc が電源電圧Einにな
ると、主スイッチ12に逆並列に接続されたダイオード
D1がターンオンする。
【0024】(状態G:図3のt6 →t7 )ダイオード
D1のターンオンによって等価回路は図2(a)のよう
になる。直流電源11が直接トランス13に接続され
る。このとき、共振用コンデンサ15は電源電圧Einに
クランプされるため回路上には現れない。
【0025】そして、時間t7 以降は、上記した状態A
〜Gが順に繰り返される。
【0026】ここで、補助スイッチ14の動作について
説明する。
【0027】状態Dで説明したように、補助スイッチ1
4は、主スイッチ12の導通幅が例えば狭くなったと
き、その導通幅が狭くなった分だけコンデンサ15の共
振エネルギの流れを止めている。主スイッチ12の端子
間の電圧を零とし、次の周期における主スイッチ12の
零電圧ターンオンにタイミングを合わせている。この作
用により、主スイッチ12の導通幅を広い範囲で制御し
ても、常に零電圧でのスイッチング条件が維持される。
【0028】例えば、図3の記号を用いてタイミング関
係を示すと、出力を制御をするために主スイッチ12の
導通幅τonを変えたとき、Tonが一定になるように時間
間隔(t4 −t3 )を変えている。すなわち Ton=τon+(t4 −t3 ):一定……(1) ただし、Ton=[τon]max である。
【0029】このため、例えばτonが増えると、その分
だけ補助スイッチ17の投入時間(t4 −t3 )が減
り、τonと(t4 −t3 )との和が一定になる。
【0030】上記した構成によれば、例えば、主スイッ
チ12の導通幅が狭くなった場合、導通幅が狭くなった
時間の分だけ、補助スイッチ17は、励磁インダクタ1
3aの共振エネルギの流れを長く止めている。これによ
り、主スイッチ12の導通期間と、補助スイッチ14の
導通期間との和が一定になるように制御する。また、主
スイッチ12の端子間の電圧を零とし、同時に、次の周
期の主スイッチ12が零電圧で導通するようにタイミン
グを合わせている。
【0031】このため、主スイッチ12の導通幅を広範
囲に制御し、負荷回路への供給電力量を広範囲に制御し
ても、常に、零電圧でスイッチングできる。その結果、
主スイッチ12や補助スイッチ14における損失の発生
および高周波ノイズの発生が少なくなる。
【0032】次に、この発明の他の実施形態について、
図4の回路構成図および図5の波形図を参照して説明す
る。なお、図4および図5では、図1および図3に対応
する部分には同一の符号を付し、重複する説明は一部省
略している。また、主スイッチ12および補助スイッチ
14の導通、非導通を制御するスイッチ駆動回路19は
省略されている。
【0033】この実施形態では、共振コンデンサ15お
よび補助スイッチ14が主スイッチ12に並列に接続さ
れている。
【0034】図5の期間(t0 〜t1 )は、主スイッチ
12が導通状態で、直流電源11とトランス13が直接
接続され、共振コンデンサ15の端子電圧vc は零にな
っている。
【0035】期間(t1 〜t2 )は、主スイッチ12が
非導通となり、ある時間が経過して洩れインダクタンス
13bの電流i2 は零になる。この期間、共振コンデン
サ15と励磁インダクタンス13a、洩れインダクタン
ス13bの3要素で共振する。
【0036】期間(t2 〜t3 )は、整流用ダイオード
d1が非導通で電流i2 が零となるため、共振コンデン
サ15と励磁インダクタンス13aで共振する。このと
き、共振コンデンサ15の端子電圧vc は上昇し、電流
i1 は最大値を経て零になる。
【0037】期間(t3 〜t4 )は、共振用コンデンサ
15が励磁インダクタ13aに逆向きの電流を流そうと
する。しかし、補助スイッチ14が非導通であるため、
端子電圧vc は正の最大値のまま維持され、電流i1 も
零に保持される。
【0038】期間(t4 〜t5 )は、補助スイッチ14
が導通状態となり、共振用コンデンサ15に維持されて
いたエネルギCr (vc (t3 ))2 /2が徐々に励磁
インダクタンス13aに移り、共振用コンデンサ15の
端子電圧vc は出力電圧Eout まで上昇する。また、励
磁インダクタンス13aの電流i1 は負の最大値を経由
して慣性力で、電流i1 は上昇を続ける。
【0039】期間(t5 〜t6 )は、整流用ダイオード
d1が導通状態になるので、図2(b)の状態に戻り、
共振用コンデンサ15の端子電圧vc がEinに至る。
【0040】期間(t6 〜t7 )は、逆並列ダイオード
D1が導通状態となり、直流電源11とトランス13が
接続されるので、図2(a)の状態に戻り、電流i1 お
よび電流i2 が直線的に上昇する。この期間は、次の周
期の始まるt7 まで継続する。
【0041】そして、上記した動作が順に繰り返され
る。
【0042】次に、この発明のもう1つの他の実施形態
について図6を参照して説明する。図6では、図1およ
び図4に対応する部分には同一の符号を付し、重複する
説明は一部省略する。この実施形態の場合、補助スイッ
チ14とこれに逆並列に接続されたダイオードD2と
が、主スイッチ12とトランス13間を結ぶ電力伝送路
上に接続され、同時に、励磁インダクタンス13aと共
振用コンデンサ15とで形成される共振プープ上に接続
されている。
【0043】この発明のもう1つの他の実施形態につい
て図7を参照して説明する。図7では、図1および図
4、図6に対応する部分には同一の符号を付し、重複す
る説明は一部省略する。
【0044】図7(a)〜(c)の実施形態では、負荷
回路の整流平滑回路部分を電流平滑型で構成している。
電流平滑型の場合、トランス13の二次巻線の両端子
a、bにそれぞれ整流ダイオードDa、Dbが接続され
ている。そして、2つの整流ダイオードDa、Dbの例
えばカソード側の共通接続点にチョークコイルLを接続
し、さらに、チョークコイルLと二次巻線の端子b間
に、平滑コンデンサCと負荷Rが並列に接続された構成
になっている。このように負荷回路の構成が変わっても
上記したと同様の作用および効果が得られる。
【0045】この発明のさらに他の実施形態について図
8を参照して説明する。
【0046】符号81は直流電源で、直流電源81の一
方の端子81aにチョークコイル82が接続されてい
る。チョークコイル82は、トランス83の一次巻線M
1の中点c1 に接続されている。一次巻線M1の一端p
はスイッチSW1 を介して直流電源81の他方の端子8
1bに接続され、また、一次巻線M1の他端qは、スイ
ッチSW2 を介して直流電源81の他方の端子81bに
接続されている。一次巻線M1の一端pと他端q間に
は、2つのスイッチSW3 、SW4 と共振用コンデンサ
Cr が互いに直列に接続されている。そして、各スイッ
チSW1 〜SW4 にはそれぞれダイオードD1〜D4が
逆並列に接続されている。
【0047】また、トランス83の二次巻線M2には負
荷回路83が接続されている。負荷回路83は、二次巻
線M2の両端に接続された整流ダイオードd1、d2な
どから構成されている。整流ダイオードd1、d2のカ
ソード側は共通に接続され、この共通接続点と二次巻線
M2の中点c2 との間に平滑コンデンサCs と負荷Rが
接続されている。
【0048】上記した構成において、各スイッチSW1
〜SW4 は、それぞれ端子t1〜t4を通してスイッチ
駆動回路(図示せず)に接続され、スイッチ駆動回路に
よって導通、非導通が制御される。
【0049】図8の実施形態は、電圧共振型プッシュプ
ル構成となっている。この場合も、上記した各実施形態
と同様に動作し、同様の効果が得られる。
【0050】上記したように、本発明では、電圧共振形
スイッチングのための主スイッチとは別に、トランスの
一次巻線および共振用コンデンサ、補助スイッチがそれ
ぞれ交流的に閉ループをなすような構成を設けている。
そして、主スイッチを所定の導通幅および周期で導通さ
せ、また、主スイッチの遮断期間の一部期間で補助スイ
ッチ素子を導通させ、共振を維持しつつ負荷回路への供
給電力量を広範囲に制御できるようにしている。
【0051】この構成によれば、主スイッチ素子におけ
る遷移損失が増大せず、また、補助スイッチ素子にも遷
移損失が発生しない。このため、主スイッチ素子のスイ
ッチング周期や導通幅を広範囲に変えることができ、電
圧共振形スイッチングによる高効率の長所を生かしつ
つ、供給電力量を広範囲に制御できる電力供給回路が実
現される。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成によって負
荷回路への電力供給量を広範囲に制御できる電圧共振波
形を利用したスイッチング式の電力供給回路を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための回路構成図
である。
【図2】本発明の動作状態を説明するための等価回路図
である。
【図3】本発明の動作状態を説明するための波形図であ
る。
【図4】本発明の他の実施形態を説明するための回路構
成図である。
【図5】本発明の他の実施形態を説明するための波形図
である。
【図6】本発明の他の実施形態を説明するための回路構
成図である。
【図7】本発明の他の実施形態を説明するための回路構
成図である。
【図8】本発明の他の実施形態を説明するための回路構
成図である。
【符号の説明】
11…直流電源 12…主スイッチ 13…トランス 13a…励磁インダクタンス 13b…漏れインダクタンス 14…補助スイッチ 15…共振用コンデンサ 16…負荷回路 17…平滑用コンデンサ 18…負荷 19…スイッチ駆動回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、この直流電源の一端に一方
    の端子が接続された主スイッチと、この主スイッチの他
    方の端子と前記直流電源の他端との間に一次巻線が接続
    されたトランスと、このトランスの一次巻線と並列に接
    続された共振用コンデンサと、前記トランスの一次巻線
    と前記共振用コンデンサとで形成される共振ループを切
    断する位置に挿入された補助スイッチと、前記トランス
    の二次巻線に接続され負荷に電力を供給する整流平滑回
    路とを具備した電力供給回路において、前記主スイッチ
    を所定の周期および所定の導通幅で制御し、かつ、前記
    補助スイッチを前記主スイッチの非導通期間の一部分で
    導通させる駆動回路を設けたことを特徴とする電力供給
    回路。
  2. 【請求項2】 直流電源と、この直流電源の一端に一方
    の端子が接続された主スイッチと、この主スイッチの他
    方の端子と前記直流電源の他端との問に一次巻線が接続
    されたトランスと、前記主スイッチと並列に接続された
    共振用コンデンサと、この共振用コンデンサと直列に接
    続され、前記トランスの一次巻線と前記共振用コンデン
    サとで形成される共振ループを切断する位置に挿入され
    た補助スイッチと、前記トランスの二次巻線に接続され
    負荷に電力を供給する整流平滑回路とを具備した電力供
    給回路において、前記主スイッチを所定の周期および所
    定の導通幅で制御し、かつ、前記補助スイッチを前記主
    スイッチの非導通期間の一部分で導通させる駆動回路を
    設けたことを特徴とする電力供給回路。
  3. 【請求項3】 直流電源と、この直流電源の一端に一方
    の端子が接続された主スイッチと、この主スイッチの他
    方の端子と前記直流電源の他端との問に一次巻線が接続
    されたトランスと、このトランスの一次巻線と並列に接
    続された共振用コンデンサと、前記トランスの一次巻線
    に直列接続され、前記トランスの一次巻線と前記共振用
    コンデンサとで形成される共振ループを切断する位置に
    挿入された補助スイッチと、前記トランスの二次巻線に
    接続され負荷に電力を供給する整流平滑回路とを具備し
    た電力供給回路において、前記主スイッチを所定の周期
    および所定の導通幅で制御し、かつ、前記補助スイッチ
    を前記主スイッチの非導通期間の一部分で導通させる駆
    動回路を設けたことを特徴とする電力供給回路。
  4. 【請求項4】 整流平滑回路に電流平滑回路を用いた請
    求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載された電力
    供給回路。
  5. 【請求項5】 直流電源と、この直流電源の一端が一次
    巻線の中点に接続されたトランスと、前記一次巻線の両
    端と前記直流電源の他端との間にそれぞれ接続されたス
    イッチとダイオードの並列回路と、前記一次巻線の両端
    間に互いに直列に接続された2つのスイッチおよび共振
    用コンデンサと、前記2つのスイッチにそれぞれ並列に
    接続されたダイオードと、前記トランスの二次巻線側に
    接続された負荷回路とを具備し、前記各スイッチを所定
    の周期および所定の導通幅で制御す駆動回路を設けたこ
    とを特徴とする電力供給回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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AT409206B (de) * 2000-03-22 2002-06-25 Ericsson Ahead Comm Systems Gm Schaltungsanordnung zur stromversorgung einer netz-abschlusseinheit

Cited By (2)

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