JPH11317950A - データ符号化装置、データ符号化方法及びデータ伝送方法 - Google Patents

データ符号化装置、データ符号化方法及びデータ伝送方法

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JPH11317950A
JPH11317950A JP12153198A JP12153198A JPH11317950A JP H11317950 A JPH11317950 A JP H11317950A JP 12153198 A JP12153198 A JP 12153198A JP 12153198 A JP12153198 A JP 12153198A JP H11317950 A JPH11317950 A JP H11317950A
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motion
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JP12153198A
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Takashi Kojima
尚 小嶋
Hideki Koyanagi
秀樹 小柳
Shigeo Fujishiro
茂夫 藤代
Yoshihiro Murakami
芳弘 村上
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、画像データの動き量に係わらず高画
質な符号化データを生成するようにする。 【解決手段】本発明は、入力された画像データにおける
隣接する2つのフレーム間差分を算出すると共に当該フ
レーム間の動きベクトルを算出し、当該フレーム間差分
及び当該動きベクトルに基づいて画像データを符合化す
ると共に動きベクトルを符号化して出力する場合、画像
データの動き量をフレーム内の所定範囲で形成される各
ブロツクの動きベクトルの絶対値和に基づいて検出し、
当該検出結果が所定の閾値を越えていた場合に画像デー
タの画素数を所定の変換比率で削減し、当該画素数の削
減された画像データに応じて減少した分の画像データの
動きを表す動きベクトルの符号量を、画像データの符号
量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になる
ように上記係数データを符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ符号化装置、
データ符号化方法及びデータ伝送方法に関し、例えば画
像データを圧縮符号化するデータ符号化装置、データ符
号化方法及びデータ伝送方法に適用して好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画像データを光磁気デイスクや磁
気テープ等の記録媒体にデイジタルデータとして記録す
る場合や所定の伝送媒体を介して画像データを伝送する
場合に、画像データの情報量を減らして記録及び伝送す
る方法として種々の圧縮符号化方法が提案されており、
その代表的なものにMPEG2(Moving Picture Expert
s Group Phase 2)と呼ばれる方式がある。かかるMPE
G2方式を用いて画像データを圧縮符号化し、地上波又
は衛星波を介して放送するデイジタル放送システムが今
日では開始されている。
【0003】このMPEG2方式の圧縮符号化方法で
は、15フレームからなる画像データをGOP(Group O
f Picture)と呼ばれる1つの処理単位としてエンコード
するようになされている。例えば図9(A)及び(B)
に示すように、1つのGOP(フレームFO〜F14)
にはIピクチヤ(Intra-Picture :フレーム内符号化画
像)と、Pピクチヤ(Predictive-Picture : フレーム間
順方向予測符号化画像)と、Bピクチヤ(Bidirectional
ly Predictive-Picture : 双方向予測符号化画像)とが
ある。
【0004】Iピクチヤは、GOPの独立性を保つため
のものであり、その画面全体が符号化されるものである
(イントラ符号化)。Pピクチヤは、時間的に過去に存
在するIピクチヤ又はPピクチヤを予測するために用い
ることにより順方向に予測符号化されるものである(順
方向予測符号化)。Bピクチヤは、時間的に過去及び未
来に存在するIピクチヤ又はPピクチヤを用いて双方向
から予測符号化されるものである(双方向予測符号
化)。
【0005】このような圧縮符号化方法を用いて画像デ
ータを圧縮符号化する場合、図10に示すようにデータ
符号化装置50は画像データD1をプリフイルタ51に
入力する。プリフイルタ51は、量子化レート制御部5
5から供給される周波数特性制御信号S55に応じて画
像データD1を帯域制限することにより当該画像データ
D1の高域成分を削減し、帯域制限画像データD51と
して符号化部53に送出する。
【0006】符号化部53は、帯域制限画像データD5
1に対して動き補償処理、DCT(Discrete Cosine Tra
nsform :離散コサイン変換)処理、量子化処理及びVL
C(Variable Length Coding : 可変長符号化)処理を施
すことにより圧縮符号化し、これを可変長符号化データ
D53として送信バツフア54に送出する。このとき符
号化部53は、量子化レート制御部55から供給される
量子化制御信号S56に基づいて量子化処理における量
子化ステツプサイズを調整する。
【0007】また符号化部53には、符号化部制御部5
7から符号化部制御情報D57が供給されており、当該
符号化部53は当該符号化部制御情報D57に基づいて
符号化タイミング及び動き補償処理における動きベクト
ル探索範囲を設定するようになされている。
【0008】ここで可変長符号化データD53からなる
各フレーム毎の符号発生量は、画像データD1の画像内
容に応じて変動する。このため符号化部53は、送信バ
ツフア54における可変長符号化データD53の占有量
に基づいて量子化処理の量子化ステツプサイズ及びプリ
フイルタ51における帯域制限を制御し、可変長符号化
データD53を送信バツフア54に複数フレーム分蓄積
した後、一定期間例えばGOP当たりの符号発生量を一
定に制御した固定長符号化データD50として出力す
る。
【0009】すなわち量子化レート制御部55は、送信
バツフア54における可変長符号化データD53のバツ
フア蓄積状態を常に監視しており、かかる蓄積状態を占
有率情報S54として得ることにより、当該占有率情報
S54を基に量子化制御信号S56及び周波数特性制御
信号S55を生成し、これを符号化部53及びプリフイ
ルタ51に供給する。かくして符号化部53は、一定期
間当たりの符号発生量を一定に制御した固定長符号化デ
ータD50を生成するようになされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
データ符号化装置50においては、1つ前のフレーム画
像と比べて画像データD1の画像の動き量が大きければ
大きい程、フレーム当たりの動きベクトルの符号発生量
が増加する。すなわち図11(A)及び(B)は、符号
化部53において量子化処理を行う前のフレーム当たり
のDCT係数の符号発生量と動きベクトルの符号発生量
との比率を表したものであり、動き量の大きい画像を符
号化したときの動きベクトルMV2は動き量の少ない画
像を符号化したときの動きベクトルMV1に比べて符号
発生量が増大している。
【0011】DCT係数DCT1及びDCT係数DCT
2の符号発生量は、画像の動き量に係わらず殆ど変化し
ない。このためデータ符号化装置50は、動き量の大き
い画像が連続して入力された場合、DCT係数DCT2
及び動きベクトルMV2全体の符号発生量が増大してい
るために、DCT係数を量子化する際の量子化ステツプ
サイズを大きくすることにより粗く量子化する。
【0012】これによりデータ符号化装置50は、一定
期間当たりの符号発生量が一定に制御した固定長符号化
データD50を生成することができるが、量子化ステツ
プサイズを大きくしてDCT係数値を減少させたために
DCT空間での解像度が低下し、その分だけ画質の劣化
が生じるという問題があつた。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、画像データの動き量に係わらず高画質な符号化デー
タを生成し得るデータ符号化装置、データ符号化方法及
びデータ伝送方法を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、入力された画像データにおける隣
接する2つのフレーム間差分を算出すると共に当該フレ
ーム間の動きベクトルを算出し、当該フレーム間差分及
び当該動きベクトルに基づいて上記画像データを符号化
すると共に上記動きベクトルを符号化して出力する場
合、画像データの動き量をフレーム内の所定範囲で形成
される各ブロツクの動きベクトルの絶対値和に基づいて
検出し、当該検出結果が所定の閾値を越えていた場合に
画像データの画素数を所定の変換比率で削減し、当該画
素数の削減された画像データに応じて減少した分の画像
データの動きを表す動きベクトルの符号量を、画像デー
タの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生
量になるように上記画像データ及び動きベクトルを符号
化するようにする。
【0015】隣接する2つのフレーム間の動きベクトル
の絶対値和に基づいて画像の動き量の度合いを検出し、
この検出結果に応じた所定の変換比率で画像データの画
素数を削減することにより、減少した動きベクトルの符
号量を画像データの符号量に割り当てて画像データの符
号発生量を増加させ、その分だけ量子化ステツプサイズ
を小さく設定して符号化することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0017】図1において1は全体として本発明のデー
タ符号化装置を示し、画像データD10を後述する画素
数変換部2に送出すると共に遅延回路3に送出する。遅
延回路3は、画像データD10を所定時間分遅延させた
後にスイツチ回路4を介して再び画素数変換部2に送出
すると共にエンコーダ5に送出する。また画素数変換手
段としての画素数変換部2は、所定の方法で画像データ
D10の画素数を削減し、これを画素数変換された画像
データD10´としてエンコーダ5に送出するようにな
されている。
【0018】ここで符号化手段としてのエンコーダ5
は、図2に示すように入力される画像データD10(又
は画像データD10´)を参照画像、前(過去)方向画
像又は後(未来)方向画像の種類別にフレーム単位でフ
レームメモリ10に格納する。因みに、この場合フレー
ムを構成する画枠の大きさとしては、M(1920)画素×N
(1080)画素のサイズが用いられている。
【0019】なお画像データD10(又は画像データD
10´)は、予め前処理部(図示せず)において、各フ
レーム画像について設定されたシーケンスに応じてIピ
クチヤ、Pピクチヤ又はBピクチヤの3つの画像タイプ
のうち、どの画像タイプとして処理するかを指定した
後、当該画像タイプに応じてフレーム画像を符号化する
順番に並び換え、さらに当該フレーム画像を16画素×
16画素の輝度信号及び当該輝度信号に対応する色差信
号(CB 、CR )によつて構成されるマクロブロツクに
分割することにより生成されたデータである。
【0020】フレームメモリ10は、格納された画像デ
ータD10(又は画像データD10´)を画像タイプに
応じて読み出し、これをマクロブロツクデータD11と
して予測符号化部11及び動きベクトル検出部12にそ
れぞれ送出する。
【0021】動きベクトル検出部12は、マクロブロツ
クデータD11の各マクロブロツクの動きベクトルを、
当該マクロブロツクデータD11とフレームメモリ13
に記憶されている後(未来)方向及び又は前(過去)方
向の参照画像データD18とに基づいて算出し、これを
動きベクトルデータD12として動き補償部14及びV
LC(Variable Length Coding : 可変長符号化)部17
にそれぞれ送出する。
【0022】予測符号化部11は、マクロブロツクデー
タD11の各マクロブロツクの画像タイプに基づいてイ
ントラモード、順方向予測モード、逆方向予測モード又
は双方向予測モードのいずれかの予測モードの動き補償
を行う。ここでイントラモードとは、符号化対称となる
フレーム画像をそのまま伝送データとして伝送する方法
であり、順方向予測モードとは、符号化対称となるフレ
ーム画像と前(過去)方向予測画像との予測残差を伝送
データとして伝送する方法である。
【0023】また逆方向予測モードとは、符号化対称と
なるフレーム画像と後(未来)方向予測画像との予測残
差を伝送データとして伝送する方法であり、双方向予測
モードとは、符号化対称となるフレーム画像と前(過
去)方向予測画像及び後(未来)方向予測画像の2つの
予測画像の平均値との予測残差を伝送データとして伝送
する方法である。
【0024】まずマクロブロツクデータD11がIピク
チヤである場合について説明する。この場合マクロブロ
ツクデータD11は、イントラモードで処理される。す
なわち予測符号化部11は、マクロブロツクデータD1
1のマクロブロツクをそのまま演算データD13として
スイツチ30を介してDCT(Discrete Cosine Transfo
rm :離散コサイン変換 )部15に送出する。
【0025】DCT部15は、演算データD13に対し
てDCT変換処理を施してDCT係数化し、これをDC
T係数データD14として量子化部16に送出する。量
子化部16は、DCT係数データD14に対して量子化
処理を施し、これを量子化DCT係数データD15とし
てVLC部17及び逆量子化部19にそれぞれ送出す
る。
【0026】このとき量子化部16は、量子化スケール
設定部22より供給される量子化制御信号S11に応じ
て量子化処理における量子化ステツプサイズを調整する
ことにより、量子化DCT係数データD15の符号発生
量を制御するようになされている。
【0027】逆量子化部19は、量子化DCT係数デー
タD15に対して逆量子化処理を施し、これをDCT係
数データD16として逆DCT部20に送出する。逆D
CT部20は、DCT係数データD16に対して逆DC
T処理を施し、これを演算データD17として演算器2
1に送出し、当該演算データD17をそのまま参照画像
データD18としてフレームメモリ13に記憶する。
【0028】次にマクロブロツクデータD11がPピク
チヤである場合について説明する。この場合予測符号化
部11は、マクロブロツクデータD11についてイント
ラモード又は順方向予測モードのいずれかの予測モード
による動き補償処理を行う。
【0029】予測モードがイントラモードの場合、上述
のIピクチヤの場合と同様に予測符号化部11は、マク
ロブロツクデータD11のマクロブロツクをそのまま演
算データD13としてDCT部15に送出する。演算デ
ータD13は、上述のIピクチヤの場合と同様にDCT
部15〜演算器21までの処理が施され、参照画像デー
タD18としてフレームメモリ13に記憶される。
【0030】予測モードが順方向予測モードの場合、予
測符号化部11はマクロブロツクデータD11について
動き補償部14より供給される順方向予測画像データD
14Fを用いて演算器31により減算処理する。ここで
順方向予測画像データD14Fは、フレームメモリ13
に記憶されている参照画像データD18を動きベクトル
データD12に応じて動き補償することにより算出され
る。
【0031】すなわち動き補償部14は、順方向予測モ
ードにおいてフレームメモリ13の読出アドレスを動き
ベクトルデータD12に応じたアドレス位置にずらして
参照画像データD18を読み出し、これを順方向予測画
像データD14Fとして演算器31及び演算器21にそ
れぞれ供給する。演算器31は、マクロブロツクデータ
D11から順方向予測画像データD14Fを減算して予
測残差としての差分データを得、これを演算データD1
3としてスイツチ30を介してDCT部15に送出す
る。
【0032】演算データD13は、DCT部15におい
てDCT変換処理が施され、さらに量子化部16におい
て量子化処理が施され、これを量子化DCT変換データ
D15としてVLC部17及び逆量子化部19にそれぞ
れ送出される。このときも量子化部16は、量子化スケ
ール設定部22より供給される量子化制御信号S11に
応じて量子化処理における量子化ステツプサイズを調整
することにより、量子化DCT変換データD15の符号
発生量を制御する。
【0033】逆量子化部19に送出された量子化DCT
変換データD15は、逆量子化処理が施され、これをD
CT変換データD16として逆DCT部20に送出され
る。DCT変換データD16は、逆DCT部20におい
て逆DCT処理が施され、演算データD17として演算
器21に送出される。ここで、演算器21には動き補償
部14より順方向予測画像データD14Fが供給されて
おり、当該演算器21は演算データD17に当該順方向
予測画像データD14Fを加算することにより参照画像
データD18(Pピクチヤ)を局部再生し、これをフレ
ームメモリ13に記憶する。
【0034】次にマクロブロツクデータD11がBピク
チヤである場合について説明する。この場合予測符号化
部11は、マクロブロツクデータD11についてイント
ラモード、順方向予測モード、逆方向予測モードまたは
双方向予測モードのいずれかの予測モードによる動き補
償処理を行う。
【0035】予測モードがイントラモード又は順方向予
測モードの場合、マクロブロツクデータD11は上述の
Pピクチヤの場合と同様の処理を受けるが、Bピクチヤ
は参照画像として用いられないためにフレームメモリ1
3には記憶されない。
【0036】予測モードが逆方向予測モードの場合、予
測符号化部11はマクロブロツクデータD11について
動き補償処理部14から供給される逆方向予測画像デー
タD14Bを用いて減算処理する。ここで逆方向予測画
像データD14Bは、フレームメモリ13に記憶されて
いる参照画像データD18を動きベクトルデータD12
に応じて動き補償することにより算出される。
【0037】すなわち動き補償部14は、逆方向予測モ
ードにおいてフレームメモリ13の読出アドレスを動き
ベクトルデータD12に応じたアドレス位置にずらして
参照画像データD18を読み出し、これを逆方向予測画
像データD14Bとして演算器32及び演算器21に供
給する。演算器32は、マクロブロツクデータD11か
ら逆方向予測画像データD14Bを減算して予測残差と
しての差分データを得、これを演算データD13として
スイツチ30を介してDCT部15に送出する。
【0038】演算データD13は、DCT部15におい
てDCT変換処理が施され、さらに量子化部16におい
て量子化処理が施され、これを量子化DCT変換データ
D15としてVLC部17及び逆量子化部19に送出さ
れる。このときも量子化部16は、量子化スケール設定
部22より供給される量子化制御信号S11に応じて量
子化処理における量子化ステツプサイズを調整すること
により、量子化DCT変換データD15の符号発生量を
制御する。
【0039】逆量子化部19に送出された量子化DCT
変換データD15は、逆量子化処理が施され、これをD
CT変換データD16として逆DCT部20に送出され
る。DCT変換データD16は、逆DCT部20におい
て逆DCT処理が施され、演算データD17として演算
器21に送出される。
【0040】ここで、演算器21には動き補償部14よ
り逆方向予測画像データD14Bが供給されており、当
該演算器21は演算データD17に当該逆方向予測画像
データD14Bを加算することにより参照画像データD
18(Bピクチヤ)を局部再生するが、Bピクチヤは他
の予測参照画像として用いられないのでこの場合の参照
画像データD18がフレームメモリ13に記憶されるこ
とはない。
【0041】予測モードが双方向モードの場合、予測符
号化部11はマクロブロツクデータD11から動き補償
部14より供給される順方向予測画像データD14F及
び逆方向予測画像データD14Bの平均値を減算して予
測残差としての差分データを得、これを演算データD1
3としてDCT部15に送出する。
【0042】演算データD13は、DCT部15におい
てDCT変換処理が施され、さらに量子化部16におい
て量子化処理が施され、これを量子化DCT変換データ
D15としてVLC部17及び逆量子化部19に送出さ
れる。このときも量子化部16は、量子化スケール設定
部22より供給される量子化制御信号S11に応じて量
子化処理における量子化ステツプサイズを調整すること
により、量子化DCT変換データD15の符号発生量を
制御する。
【0043】逆量子化部19に送出された量子化DCT
変換データD15は、逆量子化処理が施され、これをD
CT変換データD16として逆DCT部20に送出され
る。DCT変換データD16は、逆DCT部20におい
て逆DCT処理が施され、演算データD17として演算
器21に送出される。
【0044】ここで、演算器21には動き補償部14よ
り順方向予測画像データD14F及び逆方向予測画像デ
ータD14Bが供給されており、当該演算器21は演算
データD17に当該順方向予測画像データD14F及び
逆方向予測画像データD14Bの平均値を加算すること
により参照画像データD18(Bピクチヤ)を生成する
が、Bピクチヤは他の予測参照画像として用いられない
のでこの場合も参照画像データD18がフレームメモリ
13に記憶されることはない。
【0045】かくしてエンコーダ5に入力された画像デ
ータD10(又は画像データD10´)は、動き補償処
理、DCT処理及び量子化処理が施され、量子化DCT
係数データD15としてVLC部17に供給される。V
LC部17は、量子化DCT係数データD15及び動き
ベクトルデータD12に対して可変長符号化処理を施
し、これを可変長符号化データD20として送信バツフ
ア18に送出する。送信バツフア18は、可変長符号化
データD20を所定時間分蓄積した後に一定期間単位
(GOP毎)の固定長符号化データD21として出力す
るようになされている。
【0046】これに対して画素数変換部2に送出された
画像データD10(図1)は、動き検出回路6に入力さ
れる。動き検出回路6は、画像データD10のフレーム
画像を16画素×16画素の輝度信号及び当該輝度信号
に対応する色差信号(CB 、CR )によつて構成される
マクロブロツクに分割する。
【0047】そして動き検出回路6は、分割された複数
のマクロブロツクの中から1つの参照ブロツクを選び出
し、これが1つ前のフレーム画像に設定されたサーチエ
リア内に存在する多数の候補ブロツクの中のどれと最も
似ているかを輝度の差分値を算出することにより調べ
(以下、この手法をブロツクマツチング法と呼ぶ)、最
も類似度の高い候補ブロツクとの位置のずれを動きベク
トルとして検出する。
【0048】さらに動き検出回路6は、上述の動きベク
トルの検出処理を各マクロブロツク毎に全て実行し、各
マクロブロツク毎に検出した動きベクトルを全て加算す
ることにより動きベクトルの絶対値和をフレーム毎に算
出し、これを動きベクトルデータD22として画素数決
定回路7に送出する。
【0049】画素数決定回路7は、動きベクトルデータ
D22すなわち動きベクトルの絶対値和が所定の閾値を
越えていた場合には、そのフレーム画像の動き量が大き
いと判断することができる。この場合、エンコーダ5に
よつてフレーム画像をこのままの画素数で符号化処理し
たのでは情報量が多くなり過ぎてしまうために、量子化
ステツプサイズを大きな値に設定し直して量子化しなけ
ればならないが、これに伴つて画質も劣化してしまう。
【0050】従つて画素数決定回路7は、このような場
合にフレーム画像の画素数を変更する必要があると判断
し、このとき予め設定された画素数に変換するための変
換信号S12を画素数変換回路8に送出すると共に、ス
イツチ回路4の出力先をエンコーダ5側から画素数変換
回路8側に切り換えるための切換信号S13をスイツチ
回路4に送出する。
【0051】すなわち画素数決定回路7は、図3に示す
ようにフレームF0〜F14毎に順次算出した動きベク
トルデータD22を所定の閾値と比較し、その結果フレ
ームF9以降の動きベクトルの絶対値和が所定の閾値を
越えていたことを検出したときに、フレームF0〜F8
とフレームF9〜フレームF14との間で画像に大きな
動きがあつたものと判断する。
【0052】このとき画素数決定回路7は、M(1920)画
素×N(1080)画素の画素数でなる画枠のフレーム画像を
予め設定されたm(1440)画素×n(720) 画素の画素数で
なる画枠のフレーム画像に変更するための変換信号S1
2を画素数変換回路8に送出する。
【0053】ところで遅延回路3においては、動き検出
回路6及び画素数決定回路7において画素数の変更を決
定するまでの時間分だけ遅延させたタイミングで画像デ
ータD10をフレーム毎に出力するようになされてお
り、これにより画像データD10がスイツチ回路4を介
して画素数変換回路8に入力されるタイミングと同期し
て、画素数決定回路7から画素数変換回路8に変換信号
S12を入力するようになされている。
【0054】画素数変換回路8は、変換信号S12に基
づいて画像データD10を予め設定されているm(1440)
画素×n(720) 画素の画素数に変換し、これを画素数変
換された画像データD10´としてエンコーダ5に送出
するようになされている。
【0055】この場合図4に示すように、M(1920)画素
×N(1080)画素の画素数でなるフレーム画像がm(1440)
画素×n(720) 画素の画素数でなるフレーム画像に変換
されることにより、全体のマクロブロツク数がK個から
k個に減少するようになされており、これに伴つて画像
自体も小さくなる。従つて画素数変換されたフレーム画
像の画像データD10´は、マクロブロツク数がK個か
らk個に減少すると共に動きベクトルの大きさ自体も動
きベクトルMVから動きベクトルmvへと小さくなる。
【0056】また図5に示すように、画素数変換される
前のフレーム画像(画像データD10)と画素数変換さ
れた後のフレーム画像(画像データD10´)とでは、
変換前と変換後で全体のマクロブロツク数が減少するこ
とにより、1つのマクロブロツクが表示する画像部分の
大きさが変化する。すなわち、画素数変換された後のマ
クロブロツクが表示する画像部分は粗くなる。
【0057】このとき画素数変換された後のマクロブロ
ツクが表示する画像部分は粗くなつているが、元々の画
像データD10そのもののデータの冗長度が高いために
画素数をある程度減少させても画質が低下することはな
い。
【0058】また画素数変換回路8は、画素数をm(144
0)画素×n(720) 画素に変換した時点でこれまでのM(1
920)画素×N(1080)画素の画素数でなるフレーム画像の
ビツトストリームが終了することを意味するシーケンス
エンドコードと、次に新たにビツトストリームを開始さ
せるシーケンスヘツダ情報をシーケンス制御信号S14
としてエンコーダ5の前処理部(図示せず)に送出する
ようになされている。
【0059】ところでエンコーダ5においては、画像デ
ータD10(又は画像データD10´)を符号化して固
定長符号化データD21を生成する際、図6に示すよう
に予めGOPデータを構成するビツトストリームの前段
にシーケンスヘツダ情報を書き込むと共に、GOPデー
タを構成するビツトストリームの後段にシーケンスヘツ
ダ情報と同一のビツト数で全て「0」でなるシーケンス
エンドコードを書き込むようになされている。
【0060】これによりエンコーダ5では、前処理部の
制御によつて図7に示すように画素数変換された画像デ
ータD10´を符号化する際には、画素数変換される前
のGOPにおける例えばF8のフレーム画像(Pピクチ
ヤ)を参照画像として用いることなくF9以降の例えば
F11のIピクチヤを参照画像として符号化処理するよ
うになされている。これによりエンコーダ5は、画素数
変換前のフレーム画像を参照画像として画素数変換後の
フレーム画像を符号化処理するような誤動作を防止する
ことができる。
【0061】実際上、画素数変換回路8が画素数を削減
する場合には画素数変換前のM(1920)画素をm(1440)画
素に変換するためその変換比率は3:2になつている。
従つて画素数変換回路8は、M(1920)画素を2倍にアツ
プレートしてその後1/2にデシメート(間引く)する
ことによりオーバサンプリングするようになされてい
る。
【0062】例えば図8に示すようにフレーム画像の画
素(ピクセル)Nと画素N+1と画素N+2を基に2倍
にアツプレートすることにより画素数を2倍(6個)に
増やし、その後種類の異なる画素(画素Nと画素N+
1、画素N+1と画素N+2)を含む数画素単位で平均
値を算出することにより新たな画素(N)´と新たな画
素(N+1)´を生成するようになされている。これに
より3:2の変換比率で画素数を削減することができ
る。因みに、N(1080)画素をn( 720)画素に変換する場
合も同様である。
【0063】このようにして画素数変換された画像デー
タD10´は、画素数の減少に伴つてマクロブロツク数
も減少することにより、エンコーダ5において符号化す
る際の動きベクトルの符号発生量も減少している。従つ
てエンコーダ5から出力される固定長符号化データD2
1(図6)は、画素数変換前と画素数変換後の符号発生
量が共に一定であるため、エンコーダ5においてはマク
ロブロツク数の減少に伴う動きベクトルの符号量の減少
分をDCT係数データD14の符号量に割り当てること
ができる。
【0064】この結果として量子化スケール設定部22
は、画素数変換前に行われていた量子化ステツプAより
も細かい量子化ステツプaで画素数変換後のDCT係数
データD14を量子化し得ることにより、DCT係数デ
ータD14の係数値を増大させてDCT空間における解
像度の低下を防止した固定長符号化データD21を生成
し得るようになされている。
【0065】以上の構成において、データ符号化装置1
は画素数変換部2の動き検出回路6によつて画像の動き
量を表す動きベクトルデータD22を各マクロブロツク
の動きベクトルの絶対値和に基づいて検出し、当該検出
結果が所定の閾値を越えていた場合にM(1920)画素×N
(1080)画素の画素数でなる画枠のフレーム画像(画像デ
ータD10)を予め設定されたm(1440)画素×n(720)
画素の画素数でなる画枠のフレーム画像(画像データD
10´)に変換し、当該変換された画像データD10´
をエンコーダ5に送出する。
【0066】この場合画像データD10´は、画素数が
削減された分だけマクロブロツクデータD11のマクロ
ブロツク数が減少し、この結果動きベクトルの符号発生
量が減少する。すなわち画素数の削減量に応じてマクロ
ブロツク数が減少して個々のマクロブロツクが表示する
画像部分が大きくなる(画像が粗くなる)ことにより、
動きベクトルを表すのに必要な画素数が減少することに
なる。
【0067】従つて画素数を減少した場合、元の画素数
削減前のフレーム画像の動きベクトルが大きければ大き
い程、画素数削減後のフレーム画像の動きベクトルの符
号発生量が減少する割合も大きくなる。これによりデー
タ符号化装置1は、画像が大きく動いた場合に動きベク
トルの符号発生量が減少する分の符号発生量をDCT係
数データD14の符号発生量に割り当てることにより、
量子化ステツプサイズを小さくして符号化処理すること
ができる。
【0068】かくしてデータ符号化装置1は、量子化ス
テツプサイズを小さくして符号化処理することにより、
DCT係数データD14の係数値を増大させてDCT空
間における解像度の低下を防止することができる。
【0069】以上の構成によれば、データ符号化装置1
は各マクロブロツクにおける動きベクトルの絶対値和に
基づいて画像の動き量が大きいと判断した場合にフレー
ム画像の画素数を削減し、それに伴つて減少するマクロ
ブロツク数に応じて減少する動きベクトルの符号発生量
分をDCT係数データD14の符号発生量に割り当てる
ことにより、量子化ステツプサイズをその分小さくして
符号化処理することができ、かくしてその分だけ画質の
劣化を改善した高画質な固定長符号化データD21を生
成することができる。
【0070】なお上述の実施の形態においては、画像の
動き量を検出する方法として動き検出回路6において動
きベクトルの絶対値和を動きベクトルデータD22とし
て所定の閾値と比較するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、上述のようにマクロブロツ
ク毎に検出した輝度値の絶対値差分和に動きベクトルの
絶対値を乗算した乗算結果を動きベクトルデータD22
として用いるようにしても良い。この場合、画素数変換
する際の動きベクトルデータD22のデータ精度をより
向上させることができる。
【0071】また上述の実施の形態においては、画素数
変換回路8によりM(1920)画素×N(1080)画素の画素数
でなるフレーム画像をm(1440)画素×n(720) 画素の画
素数でなるフレーム画像に変換するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、所定の変換比率
に基づく他の種々の画素数に削減するようにしても良
い。
【0072】さらに上述の実施の形態においては、本発
明をMPEG2方式のデータ符号化装置1に適用するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、送信バツフア18から出力される固定長符号化デー
タD21を所定の方式で変調した後に伝送する場合に適
用しても良い。
【0073】さらに上述の実施の形態においては、本発
明をMPEG2方式のデータ符号化装置1に適用するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、他の種々の符号化方式によるデータ符号化装置に本
発明を適用するようにしても良い。
【0074】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、隣接する
2つのフレーム間の動きベクトルの絶対値和に基づいて
画像の動き量の度合いを検出し、この検出結果に応じた
所定の変換比率で画像データの画素数を削減することに
より、減少した分の動きベクトルの符号量を画像データ
の符号量に割り当てて当該画像データにおける符号発生
量を増加させ、その分だけ量子化ステツプサイズを小さ
くして符号化することができ、かくして画像データの動
き量に係わらず高画質な符号化データを生成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるデータ符号化装
置の構成を示すブロツク図である。
【図2】エンコーダの構成を示すブロツク図である。
【図3】画素数変更の判断基準の説明に供する略線図で
ある。
【図4】画素数変換の説明に供する略線図である。
【図5】画素数変換後のマクロブロツクを示す略線図で
ある。
【図6】画素数変換前後における符号発生量の違いの説
明に供する略線図である。
【図7】画素数変更点を示す略線図である。
【図8】オーバサンプリングの手法を示す略線図であ
る。
【図9】圧縮符号化方法の説明に供する略線図である。
【図10】従来のデータ符号化装置の構成を示すブロツ
ク図である。
【図11】動きベクトル量の増加の割合を示す略線図で
ある。
【符号の説明】
1、50……データ符号化装置、2……画素数変換部、
3……遅延回路、5……エンコーダ、6……動き検出回
路、7……画素数決定回路、8……画素数変換回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 芳弘 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された画像データにおける隣接する2
    つのフレーム間差分を算出すると共に当該フレーム間の
    動きベクトルを算出し、当該フレーム間差分及び当該動
    きベクトルに基づいて上記画像データを符号化すると共
    に上記動きベクトルを符号化して出力するデータ符号化
    装置において、 上記画像データの動き量をフレーム内の所定範囲で形成
    される各ブロツクの動きベクトルの絶対値和に基づいて
    検出し、当該検出結果が所定の閾値を越えていた場合に
    上記画像データの画素数を所定の変換比率で削減する画
    素数変換手段と、 上記画素数の削減された画像データに応じて減少した分
    の上記画像データの動きを表す動きベクトルの符号量
    を、上記画像データの符号量に割り当てたことによつて
    得られる符号発生量になるように上記画像データ及び上
    記動きベクトルを符号化する符号化手段とを具えること
    を特徴とするデータ符号化装置。
  2. 【請求項2】上記画素数変換手段は、上記動きベクトル
    の絶対値和に加えて輝度の差分値の総和を乗算した算出
    結果に基づいて上記画像データの動き量を検出すること
    を特徴とする請求項1に記載のデータ符号化装置。
  3. 【請求項3】上記画素数変換手段は、上記画素数を所定
    倍に増やした後、隣接した異なる種類の画素を含む数画
    素単位の平均値を算出して新たな画素を生成することに
    より上記画素数を上記所定の変換比率で削減することを
    特徴とする請求項1に記載のデータ符号化装置。
  4. 【請求項4】上記符号化手段は、上記符号発生量にする
    ために上記画像データ及び上記動きベクトルを小さな値
    の量子化ステツプサイズで符号化することを特徴とする
    請求項1に記載のデータ符号化装置。
  5. 【請求項5】入力された画像データにおける隣接する2
    つのフレーム間差分を算出すると共に当該フレーム間の
    動きベクトルを算出し、当該フレーム間差分及び当該動
    きベクトルに基づいて上記画像データを符号化すると共
    に上記動きベクトルを符号化して出力するデータ符号化
    方法において、 上記画像データの動き量をフレーム内の所定範囲で形成
    される各ブロツクの動きベクトルの絶対値和に基づいて
    検出し、当該検出結果が所定の閾値を越えていた場合に
    上記画像データの画素数を所定の変換比率で削減し、 上記画素数の削減された画像データに応じて減少した分
    の上記画像データの動きを表す動きベクトルの符号量
    を、上記画像データの符号量に割り当てたことによつて
    得られる符号発生量になるように上記画像データ及び上
    記動きベクトルを符号化することを特徴とするデータ符
    号化方法。
  6. 【請求項6】上記データ符号化方法は、上記動きベクト
    ルの絶対値和に加えて輝度の差分値の総和を乗算した算
    出結果に基づいて上記画像データの動き量を検出するこ
    とを特徴とする請求項5に記載のデータ符号化方法。
  7. 【請求項7】上記データ符号化方法は、上記画素数を所
    定倍に増やした後、隣接した異なる種類の画素を含む数
    画素単位の平均値を算出して新たな画素を生成すること
    により上記画素数を上記所定の変換比率で削減すること
    を特徴とする請求項5に記載のデータ符号化方法。
  8. 【請求項8】上記データ符号化方法は、上記符号発生量
    にするために上記画像データ及び上記動きベクトルを小
    さな値の量子化ステツプサイズで符号化することを特徴
    とする請求項5に記載のデータ符号化方法。
  9. 【請求項9】入力された画像データにおける隣接する2
    つのフレーム間差分を算出すると共に当該フレーム間の
    動きベクトルを算出し、当該フレーム間差分及び当該動
    きベクトルに基づいて上記画像データを符号化すると共
    に上記動きベクトルを符号化することにより得られた符
    号化データを変調して伝送するデータ伝送方法におい
    て、 上記画像データの動き量をフレーム内の所定範囲で形成
    される各ブロツクの動きベクトルの絶対値和に基づいて
    検出し、当該検出結果が所定の閾値を越えていた場合に
    上記画像データの画素数を所定の変換比率で削減し、 上記画素数の削減された画像データに応じて減少した分
    の上記画像データの動きを表す動きベクトルの符号量
    を、上記画像データの符号量に割り当てたことによつて
    得られる符号発生量になるように上記画像データ及び上
    記動きベクトルを符号化することにより上記符号化デー
    タを生成して所定の変調方式で変調して伝送することを
    特徴とするデータ伝送方法。
  10. 【請求項10】上記データ伝送方法は、上記動きベクト
    ルの絶対値和に加えて輝度の差分値の総和を乗算した算
    出結果に基づいて上記画像データの動き量を検出するこ
    とを特徴とする請求項9に記載のデータ伝送方法。
  11. 【請求項11】上記データ伝送方法は、上記画素数を所
    定倍に増やした後、隣接した異なる種類の画素を含む数
    画素単位の平均値を算出して新たな画素を生成すること
    により上記画素数を上記所定の変換比率で削減すること
    を特徴とする請求項9に記載のデータ伝送方法。
  12. 【請求項12】上記データ伝送方法は、上記符号発生量
    にするために上記画像データ及び上記動きベクトルを小
    さな値の量子化ステツプサイズで符号化することを特徴
    とする請求項9に記載のデータ伝送方法。
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