JP3560217B2 - データ符号化装置、データ符号化方法及びデータ伝送方法 - Google Patents

データ符号化装置、データ符号化方法及びデータ伝送方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ符号化装置、データ符号化方法及びデータ伝送方法に関し、例えば画像データを圧縮符号化するデータ符号化装置、データ符号化方法及びデータ伝送方法に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像データを光磁気デイスクや磁気テープ等の記録媒体にデイジタルデータとして記録する場合や所定の伝送媒体を介して画像データを伝送する場合に、画像データの情報量を減らして記録及び伝送する方法として種々の圧縮符号化方法が提案されており、その代表的なものにMPEG2(Moving Picture Experts Group Phase 2)と呼ばれる方式がある。かかるMPEG2方式を用いて画像データを圧縮符号化し、地上波又は衛星波を介して放送するデイジタル放送システムが今日では開始されている。
【0003】
このMPEG2方式の圧縮符号化方法では、15フレームからなる画像データをGOP(Group Of Picture)と呼ばれる1つの処理単位としてエンコードするようになされている。例えば図13(A)及び(B)に示すように、1つのGOP(フレームFO〜F14)にはIピクチヤ(Intra−Picture :フレーム内符号化画像)と、Pピクチヤ(Predictive−Picture : フレーム間順方向予測符号化画像)と、Bピクチヤ(Bidirectionally Predictive−Picture : 双方向予測符号化画像)とがある。
【0004】
Iピクチヤは、GOPの独立性を保つためのものであり、その画面全体が符号化されるものである(イントラ符号化)。Pピクチヤは、時間的に過去に存在するIピクチヤ又はPピクチヤを予測するために用いることにより順方向に予測符号化されるものである(順方向予測符号化)。Bピクチヤは、時間的に過去及び未来に存在するIピクチヤ又はPピクチヤを用いて双方向から予測符号化されるものである(双方向予測符号化)。
【0005】
ところで図14に示すように、伝送すべき一連のピクチヤにシーンチエンジがあると、シーンAとシーンBとは絵柄が大きく異なるためにシーンチエンジ前の参照画像を基にシーンチエンジ後のフレーム画像を予測したとしても、その予測したフレーム画像と参照画像との差分データには極めて大きな誤差が含まれることになつて画質が劣化してしまう。さらに、その画質の劣化したフレーム画像を参照画像として用いて他のフレーム画像を圧縮符号化すると、画質がさらに劣化してしまう。
【0006】
このようなことを防止するために、図15に示すようにシーンチエンジの時点でシーンAのGOP2を終了させ、シーンチエンジ後のシーンBからはIピクチヤを挿入して新たなGOP3を開始させることにより、GOP2のフレーム画像を参照画像として用いずに、シーンチエンジ後のGOP3におけるIピクチヤを参照画像として予測符号化処理することができ、かくして画質劣化の伝搬を防止するようになされている。
【0007】
ここで、シーンチエンジ検出を行うデータ符号化装置の構成を図16に示す。図16において、データ符号化装置100は画像データD100をシーンチエンジ検出回路101及び遅延回路103にそれぞれ入力する。
【0008】
シーンチエンジ検出回路101は、例えば連続した2つのフレーム間における輝度の絶対値差分和を算出し、例えば図17に示すようにGOP2におけるフレームF5のPピクチヤ及びフレームF6のBピクチヤ間における輝度の絶対値差分和が所定の閾値を越えていた場合に、シーンAからシーンBへとシーンチエンジしたものと判断し、このときシーンチエンジ情報データD101をピクチヤタイプ決定回路102に送出する。
【0009】
ピクチヤタイプ決定回路102は、シーンチエンジ前のフレーム画像を参照フレームとしてシーンチエンジ後のフレーム画像を予測して符号化することにより生じる画質劣化の伝搬を防止するため、シーンチエンジ後のフレーム画像を符号化する際にはピクチヤタイプ(例えば図17のGOP3におけるIピクチヤを参照フレームとなるように)を指定し、その指定データD102をデータ符号化装置50に送出する。
【0010】
一方、遅延回路103に入力された画像データD100は、シーンチエンジ検出回路101及びピクチヤタイプ決定回路102が処理を行つている間の時間分だけ遅延され、データ符号化装置50に指定情報データD102が供給されるタイミングと同期して画像データD100が供給される。
【0011】
ここでデータ符号化装置50は、図18に示すように画像データD100をプリフイルタ51に入力する。プリフイルタ51は、量子化レート制御部55から供給される周波数特性制御信号S55に応じて画像データD100を帯域制限することにより当該画像データD100の高域成分を削減し、帯域制限画像データD51として画素数変換部52に送出する。
【0012】
画素数変換部52は、帯域制限画像データD51に対して画素数変換処理を施す。すなわち画素数変換部52は、画像データD100の水平方向の画素数を水平画素数Mとし垂直方向の画素数を垂直画素数Nとすると、当該画像データD100を帯域制限してなる帯域制限画像データD51の水平画素数M及び垂直画素数Nを、m<M及びn<Nの関係を満たす水平画素数m及び垂直画素数nに削減し、これを画素数変換画像データD52として符号化部53に送出する。
【0013】
ここで水平画素数m及び垂直画素数nは、画像データD100の画像内容に応じて高画質を要求される画像内容においては大きな値に、高画質を要求されない画像内容においては小さな値に設定される。
【0014】
符号化部53は、画素数変換画像データD52に対して動き補償処理、DCT(Discrete Cosine Transform :離散コサイン変換)処理、量子化処理及びVLC(Variable Length Coding : 可変長符号化)処理を施すことにより圧縮符号化し、可変長符号化データD53として送信バツフア54に送出する。このとき符号化部53は、量子化レート制御部55から供給される量子化制御信号S56に基づいて量子化処理における量子化ステツプサイズを調整する。
【0015】
また符号化部制御部57は、ピクチヤタイプ決定回路102から供給される指定データD102に基づくピクチヤタイプや符号化タイミング及び動き補償処理における動きベクトル探索範囲を符号化部制御情報D57として符号化部53に供給するようになされており、これにより当該符号化部53は当該符号化部制御情報D57に基づいてピクチヤタイプや符号化タイミング及び動き補償処理における動きベクトル探索範囲を設定するようになされている。
【0016】
ここで可変長符号化データD53からなる各フレーム毎の符号発生量は、画像データD100の画像内容に応じて変動する。このため符号化部53は、送信バツフア54における可変長符号化データD53の占有量に基づいて量子化処理の量子化ステツプサイズ及びプリフイルタ51における帯域制限を制御し、可変長符号化データD53を送信バツフア54に複数フレーム分蓄積した後、一定期間例えばGOP当たりの符号発生量を一定に制御した固定長符号化データD50として出力する。
【0017】
すなわち量子化レート制御部55は、送信バツフア54における可変長符号化データD53のバツフア蓄積状態を常に監視しており、かかる蓄積状態を占有率情報S54として得ることにより、当該占有率情報S54を基に量子化制御信号S56及び周波数特性制御信号S55を生成し、これを符号化部53及びプリフイルタ51に供給する。かくして符号化部53は、一定期間当たりの符号発生量を一定に制御した固定長符号化データD50を生成するようになされている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成のデータ符号化装置100においては、図19に示すようにシーンチエンジしたタイミングでGOP2を終了させ、新たにIピクチヤを挿入してGOP3を開始する。またデータ符号化装置100は、データ符号化装置50の画素数変換部52において画像の動き量が大きくて前のフレーム画像との差分値が所定の閾値よりも大きくなると、そのタイミング(画素数切り換え点)で画素数を削減する。
【0019】
このようにデータ符号化装置100においては、シーンチエンジするタイミングと画素数を削減するタイミングとが異なつており、連続した同一シーン(シーンA)の中で動き量の大きなフレーム画像の画素数が削減されて画枠が小さくなると、視聴者は同一シーンの中であるだけに画質の変化に敏感に気付いてしまつて違和感を覚えるといつた問題があつた。
【0020】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、画像の変化に係わらず常に高画質な符号化データを生成し得るデータ符号化装置、データ符号化方法及びデータ伝送方法を提案しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、入力された画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分を算出すると共に当該フレーム間の動きベクトルを算出し、当該フレーム間差分及び動きベクトルに基づいて上記画像データを符号化すると共に上記動きベクトルを符号化して出力する場合、画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分に基づいて当該画像データのシーンチエンジを検出し、画像データの動きの特徴量を算出し、動きの特徴量が所定の閾値を超えていた場合であつてシーンチエンジが検出された場合は当該シーンチエンジされたフレームから画像データの画素数を所定の変換比率で削減し、画素数の削減された画像データに応じて減少した分の画像データの動きを表す動きベクトルの符号量を、画像データの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になるように画像データ及び動きベクトルを符号化するようにする。
これにより、シーンチエンジのタイミングと画像データの画素数を削減するタイミングとを同期させ、画素数の削減された画像データに応じて減少した分の上記画像データの動きを表す動きベクトルの符号量を、画像データの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になるように画像データ及び動きベクトルを符号化することができるので、同一シーンの中で画枠が変更されることを防止し、シーンチエンジ後に画像データの画素数を削減した場合にも画質の劣化を防止しつつ符号化することができる。
【0022】
入力された画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分を算出すると共に当該フレーム間の動きベクトルを算出し、当該フレーム間差分及び動きベクトルに基づいて画像データを符号化すると共に動きベクトルを符号化して出力する場合、画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分に基づいて当該画像データのシーンチエンジを検出し、画像データの画素数を変換することなく画像データ及び動きベクトルを符号化処理することにより第1の符号化データを生成し、画像データの動きの特徴量を算出し、当該動きの特徴量に基づいて画像データの画素数を所定の変換比率で削減し、当該画素数変換された変換データに応じて減少した分の画像データの動きを表す動きベクトルの符号量を、画像データの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になるように画像データ及び動きベクトルを符号化することにより第2の符号化データを生成し、第1の符号化データ及び第2の符号化データの画質を判別し、当該判別結果に基づいて第2の符号化データを選択した場合に、シーンチエンジが検出されたときには当該シーンチエンジのタイミングと同期させて当該第2の符号化データを出力するようにする。
これにより、画素数の削減された画像データに応じて減少した分の画像データの動きを表す動きベクトルの符号量を、画像データの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になるように画像データ及び動きベクトルを符号化することにより生成した第2の符号化データの画質が、第1の符号化データの画質よりも良好なために当該第2の符号化データが選択された場合に、シーンチエンジが検出されたタイミングと当該第2の符号化データを出力するタイミングとを同期させることができるので、同一シーンの中で画枠が変更されることを防止し、シーンチエンジ後に画像データの画素数を削減した第2の符号化データを出力した場合にも画質の劣化を防止することができる。
【0023】
入力された画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分を算出すると共に当該フレーム間の動きベクトルを算出し、当該フレーム間差分及び動きベクトルに基づいて画像データを符号化すると共に動きベクトルを符号化することにより得られた符号化データを変調して伝送する場合、画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分に基づいて当該画像データのシーンチエンジを検出し、画像データの画素数を変換することなく画像データ及び動きベクトルを符号化処理することにより第1の符号化データを生成すると共に、画像データの動きの特徴量を算出し、当該動きの特徴量に基づいて画像データの画素数を所定の変換比率で削減して画素数変換された変換データに応じて減少した分の画像データの動きを表す動きベクトルの符号量を、画像データの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になるように画像データ及び動きベクトルを符号化することにより第2の符号化データを生成し、第1の符号化データ及び第2の符号化データの画質を判別し、当該判別結果に基づいて第2の符号化データを選択した場合に、シーンチエンジが検出されたときには当該シーンチエンジのタイミングと同期させて当該第2の符号化データを所定の変調方式で変調して伝送するようにする。
これにより、画素数の削減された画像データに応じて減少した分の画像データの動きを表す動きベクトルの符号量を、画像データの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になるように画像データ及び動きベクトルを符号化することにより生成した第2の符号化データの画質が、第1の符号化データの画質よりも良好なために当該第2の符号化データが選択された場合に、シーンチエンジが検出されたタイミングと当該第2の符号化データを出力するタイミングとを同期させることができるので、同一シーンの中で画枠が変更されることを防止し、シーンチエンジ後に画像データの画素数を削減した第2の符号化データを所定の変調方式で変調して伝送した場合にも画質の劣化を防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0026】
(1)第1の実施の形態
図1において1は全体として本発明の第1の実施の形態におけるデータ符号化装置を示し、画像データD9を第1の遅延回路10及びシーンチエンジ検出回路11にそれぞれ送出する。第1の遅延回路10は、シーンチエンジ検出回路11によるシーンチエンジ検出を行つている間の時間分だけ画像データD9を遅延させ、これを画像データD10として第2の遅延回路3及び画素数変換手段としての画素数変換部2にそれぞれ送出する。
【0027】
第2の遅延回路3は、画像データD10を所定時間分遅延させた後にスイツチ回路4を介して再び画素数変換部2に送出すると共にエンコーダ5に送出する。画素数変換部2は、画像データD10の画素数を所定の変換比率で削減し、これを画素数変換された画像データD10´としてエンコーダ5に送出する。
【0028】
ここで符号化手段としてのエンコーダ5は、図2に示すように入力される画像データD10(又は画像データD10´)を参照画像、前(過去)方向画像又は後(未来)方向画像の種類別にフレーム単位でフレームメモリ10に格納する。因みに、この場合フレームを構成する画枠の大きさとしては、M(1920)画素×N(1080)画素のサイズが用いられている。
【0029】
なお画像データD10(又は画像データD10´)は、予め前処理部(図示せず)において、各フレーム画像について設定されたシーケンスに応じてIピクチヤ、Pピクチヤ又はBピクチヤの3つの画像タイプのうち、どの画像タイプとして処理するかを指定した後、当該画像タイプに応じてフレーム画像を符号化する順番に並び換え、さらに当該フレーム画像を16画素×16画素の輝度信号及び当該輝度信号に対応する色差信号(C、C)によつて構成されるマクロブロツクに分割することにより生成されたデータである。
【0030】
フレームメモリ10は、格納された画像データD10を画像タイプに応じて読み出し、これをマクロブロツクデータD11として予測符号化部11及び動きベクトル検出部12にそれぞれ送出する。
【0031】
動きベクトル検出部12は、マクロブロツクデータD11の各マクロブロツクの動きベクトルを、当該マクロブロツクデータD11とフレームメモリ13に記憶されている後(未来)方向及び又は前(過去)方向の参照画像データD18とに基づいて算出し、これを動きベクトルデータD12として動き補償部14及びVLC(Variable Length Coding : 可変長符号化)部17にそれぞれ送出する。
【0032】
予測符号化部11は、マクロブロツクデータD11の各マクロブロツクの画像タイプに基づいてイントラモード、順方向予測モード、逆方向予測モード又は双方向予測モードのいずれかの予測モードの動き補償を行う。ここでイントラモードとは、符号化対称となるフレーム画像をそのまま伝送データとして伝送する方法であり、順方向予測モードとは、符号化対称となるフレーム画像と前(過去)方向予測画像との予測残差を伝送データとして伝送する方法である。
【0033】
また逆方向予測モードとは、符号化対称となるフレーム画像と後(未来)方向予測画像との予測残差を伝送データとして伝送する方法であり、双方向予測モードとは、符号化対称となるフレーム画像と前(過去)方向予測画像及び後(未来)方向予測画像の2つの予測画像の平均値との予測残差を伝送データとして伝送する方法である。
【0034】
まずマクロブロツクデータD11がIピクチヤである場合について説明する。この場合マクロブロツクデータD11は、イントラモードで処理される。すなわち予測符号化部11は、マクロブロツクデータD11のマクロブロツクをそのまま演算データD13としてスイツチ30を介してDCT(Discrete Cosine Transform :離散コサイン変換 )部15に送出する。
【0035】
DCT部15は、演算データD13に対してDCT変換処理を施してDCT係数化し、これをDCT係数データD14として量子化部16に送出する。量子化部16は、DCT係数データD14に対して量子化処理を施し、これを量子化DCT係数データD15としてVLC部17及び逆量子化部19にそれぞれ送出する。
【0036】
このとき量子化部16は、量子化スケール設定部22より供給される量子化制御信号S11に応じて量子化処理における量子化ステツプサイズを調整することにより、量子化DCT係数データD15の符号発生量を制御するようになされている。
【0037】
逆量子化部19は、量子化DCT係数データD15に対して逆量子化処理を施し、これをDCT係数データD16として逆DCT部20に送出する。逆DCT部20は、DCT係数データD16に対して逆DCT処理を施し、これを演算データD17として演算器21に送出し、当該演算データD17をそのまま参照画像データD18としてフレームメモリ13に記憶する。
【0038】
次にマクロブロツクデータD11がPピクチヤである場合について説明する。この場合予測符号化部11は、マクロブロツクデータD11についてイントラモード又は順方向予測モードのいずれかの予測モードによる動き補償処理を行う。
【0039】
予測モードがイントラモードの場合、上述のIピクチヤの場合と同様に予測符号化部11は、マクロブロツクデータD11のマクロブロツクをそのまま演算データD13としてDCT部15に送出する。演算データD13は、上述のIピクチヤの場合と同様にDCT部15〜演算器21までの処理が施され、参照画像データD18としてフレームメモリ13に記憶される。
【0040】
予測モードが順方向予測モードの場合、予測符号化部11はマクロブロツクデータD11について動き補償部14より供給される順方向予測画像データD14Fを用いて演算器31により減算処理する。ここで順方向予測画像データD14Fは、フレームメモリ13に記憶されている参照画像データD18を動きベクトルデータD12に応じて動き補償することにより算出される。
【0041】
すなわち動き補償部14は、順方向予測モードにおいてフレームメモリ13の読出アドレスを動きベクトルデータD12に応じたアドレス位置にずらして参照画像データD18を読み出し、これを順方向予測画像データD14Fとして演算器31及び演算器21にそれぞれ供給する。演算器31は、マクロブロツクデータD11から順方向予測画像データD14Fを減算して予測残差としての差分データを得、これを演算データD13としてスイツチ30を介してDCT部15に送出する。
【0042】
演算データD13は、DCT部15においてDCT変換処理が施され、さらに量子化部16において量子化処理が施され、これを量子化DCT変換データD15としてVLC部17及び逆量子化部19にそれぞれ送出される。このときも量子化部16は、量子化スケール設定部22より供給される量子化制御信号S11に応じて量子化処理における量子化ステツプサイズを調整することにより、量子化DCT変換データD15の符号発生量を制御する。
【0043】
逆量子化部19に送出された量子化DCT変換データD15は、逆量子化処理が施され、これをDCT変換データD16として逆DCT部20に送出される。DCT変換データD16は、逆DCT部20において逆DCT処理が施され、演算データD17として演算器21に送出される。ここで、演算器21には動き補償部14より順方向予測画像データD14Fが供給されており、当該演算器21は演算データD17に当該順方向予測画像データD14Fを加算することにより参照画像データD18(Pピクチヤ)を局部再生し、これをフレームメモリ13に記憶する。
【0044】
次にマクロブロツクデータD11がBピクチヤである場合について説明する。この場合予測符号化部11は、マクロブロツクデータD11についてイントラモード、順方向予測モード、逆方向予測モードまたは双方向予測モードのいずれかの予測モードによる動き補償処理を行う。
【0045】
予測モードがイントラモード又は順方向予測モードの場合、マクロブロツクデータD11は上述のPピクチヤの場合と同様の処理を受けるが、Bピクチヤは参照画像として用いられないためにフレームメモリ13には記憶されない。
【0046】
予測モードが逆方向予測モードの場合、予測符号化部11はマクロブロツクデータD11について動き補償処理部14から供給される逆方向予測画像データD14Bを用いて減算処理する。ここで逆方向予測画像データD14Bは、フレームメモリ13に記憶されている参照画像データD18を動きベクトルデータD12に応じて動き補償することにより算出される。
【0047】
すなわち動き補償部14は、逆方向予測モードにおいてフレームメモリ13の読出アドレスを動きベクトルデータD12に応じたアドレス位置にずらして参照画像データD18を読み出し、これを逆方向予測画像データD14Bとして演算器32及び演算器21に供給する。演算器32は、マクロブロツクデータD11から逆方向予測画像データD14Bを減算して予測残差としての差分データを得、これを演算データD13としてスイツチ30を介してDCT部15に送出する。
【0048】
演算データD13は、DCT部15においてDCT変換処理が施され、さらに量子化部16において量子化処理が施され、これを量子化DCT変換データD15としてVLC部17及び逆量子化部19に送出される。このときも量子化部16は、量子化スケール設定部22より供給される量子化制御信号S11に応じて量子化処理における量子化ステツプサイズを調整することにより、量子化DCT変換データD15の符号発生量を制御する。
【0049】
逆量子化部19に送出された量子化DCT変換データD15は、逆量子化処理が施され、これをDCT変換データD16として逆DCT部20に送出される。DCT変換データD16は、逆DCT部20において逆DCT処理が施され、演算データD17として演算器21に送出される。
【0050】
ここで、演算器21には動き補償部14より逆方向予測画像データD14Bが供給されており、当該演算器21は演算データD17に当該逆方向予測画像データD14Bを加算することにより参照画像データD18(Bピクチヤ)を局部再生するが、Bピクチヤは他の予測参照画像として用いられないのでこの場合の参照画像データD18がフレームメモリ13に記憶されることはない。
【0051】
予測モードが双方向モードの場合、予測符号化部11はマクロブロツクデータD11から動き補償部14より供給される順方向予測画像データD14F及び逆方向予測画像データD14Bの平均値を減算して予測残差としての差分データを得、これを演算データD13としてDCT部15に送出する。
【0052】
演算データD13は、DCT部15においてDCT変換処理が施され、さらに量子化部16において量子化処理が施され、これを量子化DCT変換データD15としてVLC部17及び逆量子化部19に送出される。このときも量子化部16は、量子化スケール設定部22より供給される量子化制御信号S11に応じて量子化処理における量子化ステツプサイズを調整することにより、量子化DCT変換データD15の符号発生量を制御する。
【0053】
逆量子化部19に送出された量子化DCT変換データD15は、逆量子化処理が施され、これをDCT変換データD16として逆DCT部20に送出される。DCT変換データD16は、逆DCT部20において逆DCT処理が施され、演算データD17として演算器21に送出される。
【0054】
ここで、演算器21には動き補償部14より順方向予測画像データD14F及び逆方向予測画像データD14Bが供給されており、当該演算器21は演算データD17に当該順方向予測画像データD14F及び逆方向予測画像データD14Bの平均値を加算することにより参照画像データD18(Bピクチヤ)を生成するが、Bピクチヤは他の予測参照画像として用いられないのでこの場合も参照画像データD18がフレームメモリ13に記憶されることはない。
【0055】
かくしてエンコーダ5に入力された画像データD10(又は画像データD10´)は、動き補償処理、DCT処理及び量子化処理が施され、量子化DCT係数データD15としてVLC部17に供給される。VLC部17は、量子化DCT係数データD15及び動きベクトルデータD12に対して可変長符号化処理を施し、これを可変長符号化データD20として送信バツフア18に送出する。送信バツフア18は、可変長符号化データD20を所定時間分蓄積した後に一定期間単位(GOP毎)の固定長符号化データD21として出力するようになされている。
【0056】
これに対して画素数変換部2に送出された画像データD10は、動き検出回路6に入力される。動き検出回路6は、画像データD10のフレーム画像を16画素×16画素の輝度信号及び当該輝度信号に対応する色差信号(C、C)によつて構成されるマクロブロツクに分割する。
【0057】
そして動き検出回路6は、分割された複数のマクロブロツクの中から1つの参照ブロツクを選び出し、これが1つ前のフレーム画像に設定されたサーチエリア内に存在する多数の候補ブロツクの中のどれと最も似ているかを輝度の差分値を算出することにより調べ(以下、この手法をブロツクマツチング法と呼ぶ)、最も類似度の高い候補ブロツクとの位置のずれを動きベクトルとして検出する。
【0058】
さらに動き検出回路6は、上述の動きベクトルの検出処理を各マクロブロツク毎に全て実行し、各マクロブロツク毎に検出した動きベクトルを全て加算することにより動きベクトルの絶対値和をフレーム毎に算出し、これをフレーム画像の特徴量を表す動きベクトルデータD22として画素数決定回路7に送出する。
【0059】
画素数決定回路7は、動きベクトルデータD22すなわち動きベクトルの絶対値和が所定の閾値を越えていた場合には、そのフレーム画像の動き量が大きいと判断することができる。この場合エンコーダ5によつてフレーム画像をこのままの画素数で符号化処理したのでは情報量が多くなり過ぎてしまうために、量子化ステツプサイズを大きな値に設定し直して量子化しなければならないが、これに伴つて画質も劣化してしまう。
【0060】
従つて画素数決定回路7は、このような場合にフレーム画像の画素数を変更する必要があると判断し、このとき予め設定された画素数に変換するための変換信号S12を画素数変換回路8に送出すると共に、スイツチ回路4の出力先をエンコーダ5側から画素数変換回路8側に切り換えるための切換信号S13をスイツチ回路4に送出する。
【0061】
すなわち画素数決定回路7は、例えば図3に示すようにフレームF0〜F14毎に順次算出した動きベクトルデータD22を所定の閾値と比較し、その結果フレームF9以降の動きベクトルの絶対値和が所定の閾値を越えていたことを検出したときに、フレームF0〜フレームF8とフレームF9〜フレームF14との間で画像に大きな動きがあつたものと判断する。
【0062】
このとき画素数決定回路7は、M(1920)画素×N(1080)画素の画素数でなる画枠のフレーム画像を予め設定されたm(1440)画素×n(720) 画素の画素数でなる画枠のフレーム画像に変更するための変換信号S12を画素数変換回路8に送出する。
【0063】
ところで第2の遅延回路3においては、動き検出回路6及び画素数決定回路7において画素数の変更を決定するまでの時間分だけ遅延させたタイミングで画像データD10をフレーム毎に出力するようになされており、これにより画像データD10がスイツチ回路4を介して画素数変換回路8に入力されるタイミングと同期して、画素数決定回路7から画素数変換回路8に変換信号S12を入力するようになされている。
【0064】
画素数変換回路8は、変換信号S12に基づいて画像データD10を予め設定されているm(1440)画素×n(720) 画素の画素数に変換し、これを画素数変換された画像データD10´としてエンコーダ5に送出するようになされている。
【0065】
この場合図4に示すように、M(1920)画素×N(1080)画素の画素数でなるフレーム画像がm(1440)画素×n(720) 画素の画素数でなるフレーム画像に変換されることにより、全体のマクロブロツク数がK個からk個に減少するようになされており、これに伴つて画像自体も小さくなる。従つて画素数変換されたフレーム画像の画像データD10´は、マクロブロツク数がK個からk個に減少すると共に動きベクトルの大きさ自体も動きベクトルMVから動きベクトルmvへと小さくなる。
【0066】
また図5に示すように、画素数変換される前のフレーム画像(画像データD10)と画素数変換された後のフレーム画像(画像データD10´)とでは、変換前と変換後で全体のマクロブロツク数が減少することにより、1つのマクロブロツクが表示する画像部分の大きさが変化する。すなわち、画素数変換された後のマクロブロツクが表示する画像部分は粗くなる。
【0067】
このとき画素数変換された後のマクロブロツクが表示する画像部分は粗くなつているが、元々の画像データD10そのもののデータの冗長度が高いために画素数をある程度減少させても画質が低下することはない。
【0068】
また画素数変換回路8は、画素数をm(1440)画素×n(720) 画素に変換した時点でこれまでのM(1920)画素×N(1080)画素の画素数でなるフレーム画像のビツトストリームが終了することを意味するシーケンスエンドコードと、次に新たにビツトストリームを開始させるシーケンスヘツダ情報をシーケンス制御信号S14としてエンコーダ5の前処理部(図示せず)に送出するようになされている。
【0069】
ところでエンコーダ5においては、画像データD10(又は画像データD10´)を符号化して固定長符号化データD21を生成する際、図6に示すように予めGOPデータを構成するビツトストリームの前段にシーケンスヘツダ情報を書き込むと共に、GOPデータを構成するビツトストリームの後段にシーケンスヘツダ情報と同一のビツト数で全て「0」でなるシーケンスエンドコードを書き込むようになされている。
【0070】
これによりエンコーダ5では、前処理部の制御によつて図7に示すように画素数変換された画像データD10´を符号化する際には、画素数変換される前のGOPにおける例えばF8のフレーム画像(Pピクチヤ)を参照画像として用いることなくF9以降の例えばF11のIピクチヤを参照画像として符号化処理するようになされている。これによりエンコーダ5は、画素数変換前のフレーム画像を参照画像として画素数変換後のフレーム画像を符号化処理するような誤動作を防止することができる。
【0071】
実際上、画素数変換回路8が画素数を削減する場合には画素数変換前のM(1920)画素をm(1440)画素に変換するためその変換比率は3:2になつている。従つて画素数変換回路8は、M(1920)画素を2倍にアツプレートしてその後1/2にデシメート(間引く)することによりオーバサンプリングするようになされている。
【0072】
例えば図8に示すようにフレーム画像の画素(ピクセル)Nと画素N+1と画素N+2を基に2倍にアツプレートすることにより画素数を2倍(6個)に増やし、その後種類の異なる画素(画素Nと画素N+1、画素N+1と画素N+2)を含む数画素単位で平均値を算出することにより新たな画素(N)´と新たな画素(N+1)´を生成するようになされている。これにより3:2の変換比率で画素数を削減することができる。因みに、N(1080)画素をn( 720)画素に変換する場合も同様である。
【0073】
このようにして画素数変換された画像データD10´は、画素数の減少に伴つてマクロブロツク数も減少することにより、エンコーダ5において符号化する際の動きベクトルの符号発生量も減少している。従つてエンコーダ5から出力される固定長符号化データD21(図6)は、画素数変換前と画素数変換後の符号発生量が共に一定であるため、エンコーダ5においてはマクロブロツク数の減少に伴う動きベクトルの符号量の減少分をDCT係数データD14の符号量に割り当てることができる。
【0074】
この結果として量子化スケール設定部22は、画素数変換前に行われていた量子化ステツプAよりも細かい量子化ステツプaで画素数変換後のDCT係数データD14を量子化し得ることにより、DCT係数データD14の係数値を増大させてDCT空間における解像度の低下を防止した固定長符号化データD21を生成し得るようになされている。
【0075】
ところでシーンチエンジ検出回路11は、画像データD9に基づいて隣合う2つのフレーム画像間の輝度の絶対値差分和を算出し、当該輝度の絶対値差分和が所定の閾値を越えていた場合にシーンチエンジがあつたものと判断し(図17)、このときシーンチエンジ検出データD11を画素数変換部2の画素数決定回路7及びピクチヤ決定回路12にそれぞれ送出する。
【0076】
画素数決定回路7は、動き検出回路6から供給される動きベクトルデータD22が所定の閾値を越えていた場合に画素数を変更する必要性があると判断するが、シーンチエンジ検出データD11を供給されたときに限つて切換信号S13をスイツチ回路4に送出すると共に、変換信号S12を画素数変換回路8に送出するようになされている。
【0077】
すなわち画素数変換部2においては、シーンチエンジ検出回路11からシーンチエンジ検出データD11を供給されたときにのみ、当該シーンチエンジ検出データD11に基づいて画像データD10´を画素数変換してエンコーダ5に送出するようになされている。従つて画素数決定回路7においては、シーンチエンジ検出データD11が供給されるまでは切換信号S13をスイツチ回路4に送出することはないので、この場合には画素数変換することなく画像データD10をそのままエンコーダ5に送出する。
【0078】
ピクチヤ決定回路12は、図9に示すようにシーンチエンジ検出データD11に基づいてシーンチエンジ後のGOP3におけるフレーム画像を符号化処理する際、前のGOP2のフレーム画像を参照フレームとして用いないようにピクチヤタイプを指定する指定データD12をエンコーダ5の前処理部(図示せず)に供給するようになされている。
【0079】
これによりエンコーダ5は、シーンチエンジ後のフレーム画像を予測符号化する際にシーンチエンジ前のフレーム画像を参照画像として用いることなく、例えばシーンチエンジ後のGOP3におけるIピクチヤを参照画像として予測符号化することができ、かくして画質劣化の伝搬を防止し得るようになされている。
【0080】
以上の構成において、データ符号化装置1はシーンチエンジ検出回路11によつてシーンチエンジを検出したときにシーンチエンジ検出データD11を画素数変換部2に供給する。このとき画素数変換部2では、動きベクトルデータD22に基づいて画素数を削減する必要性が生じていた場合でも、シーンチエンジ検出データD11の供給を受けるまでは画素数変換することなく待ち、当該シーンチエンジ検出データD11の供給を受けたときのタイミングで画素数を所定の変換比率で削減し、これを画像データD10´としてエンコーダ5に出力する。
【0081】
エンコーダ5は、シーンチエンジしたときのタイミングで画素数の削減された画像データD10´を基に符号化処理し、固定長符号化データD21として出力する。これによりデータ符号化装置1は、シーンAがGOP2で終了してシーンBがGOP3によつて開始するシーンチエンジのタイミングと同期して画像データD10の画素数を削減して画枠を変更することができる(図9)。
【0082】
このようにデータ符号化装置1は、シーンチエンジのタイミングと画像データD10の画素数を変換するタイミングとを同期させたことにより、同一シーンの中で画枠が変更されることなく、シーンチエンジしたときに画枠が変更されることになり、視聴者にとつては画質の変化に気付き難く違和感を感じることがなくなつて大変見やすくなる。
【0083】
また、この場合の画像データD10´は、画素数が削減された分だけマクロブロツクデータD11のマクロブロツク数が減少し、この結果動きベクトルの符号発生量が減少する。すなわち画素数の削減量に応じてマクロブロツク数が減少して個々のマクロブロツクが表示する画像部分が大きくなる(密度が粗くなる)ことにより、動きベクトルを表すのに必要な画素数が減少することになる。
【0084】
従つて画素数を減少した場合、元の画素数削減前のフレーム画像の動きベクトルが大きければ大きい程、画素数削減後のフレーム画像の動きベクトルの符号発生量が減少する割合も大きくなる。これによりデータ符号化装置1は、画像が大きく動いたような例えばシーンチエンジした場合に動きベクトルの符号発生量が減少する分をDCT係数データD14の符号発生量に割り当てることにより、量子化ステツプサイズを小さくして符号化処理することができる。
【0085】
かくしてデータ符号化装置1は、シーンチエンジしたような場合には画像が大きく変化するためにシーンチエンジ後のフレーム画像の画素数を削減し、マクロブロツク数の減少に応じて減少した動きベクトルの符号発生量の分だけDCT係数データD14の符号発生量に割り当て、量子化ステツプサイズを小さくして符号化処理することにより、DCT係数データD14の係数値を増大させてDCT空間における解像度の低下を防止することができる。
【0086】
このようにデータ符号化装置1は、シーンチエンジしたタイミングで画像データD10の画素数を削減し、これに伴つて量子化ステツプサイズを小さくして符号化処理することにより、画質の劣化を防止して高画質な固定長符号化データD21を生成することができる。
【0087】
以上の構成によれば、データ符号化装置1はシーンチエンジするタイミングと画像データD10の画素数を削減するタイミングとを同期させ、画素数変換された画像データD10´を符号化処理することにより、同一シーンの中では画枠の変更を行わずにシーンチエンジするときのタイミングで画枠を変更することができ、かくして視聴者に対して画枠の変更に伴う見た目の不自然さや違和感を取り除いた高画質な固定長符号化データD21を生成することができる。
【0088】
(2)第2の実施の形態
図1との対応部分に同一符号を付して示す図10において、70は本発明の第2の実施の形態におけるデータ符号化装置を示し、画像データD9を第1の遅延回路10及びシーンチエンジ検出回路11にそれぞれ送出する。
【0089】
第1の遅延回路10は、シーンチエンジ検出回路11によるシーンチエンジ検出を行つている間の時間分だけ画像データD9を遅延させ、これを画像データD10として画素数変換部2及び第1の符号化手段としての第1のエンコーダ71にそれぞれ送出する。
【0090】
画素数変換部2は、画像データD10の画素数を予め定められた変換比率で削減し、これを画素数変換された画像データD10´として第2のエンコーダ76に送出する。
【0091】
ここで画素数変換部2は、図1との対応部分に同一符号を付した図11に示すように画像データD10を動き検出回路6及び第2の遅延回路3にそれぞれ入力する。動き検出回路6は、画像データD10のフレーム画像を16画素×16画素の輝度信号及び当該輝度信号に対応する色差信号(C、C)によつて構成されるマクロブロツクに分割する。
【0092】
そして動き検出回路6は、分割された複数のマクロブロツクの中から1つの参照ブロツクを選び出し、これが1つ前のフレーム画像に設定されたサーチエリア内に存在する多数の候補ブロツクの中のどれと最も似ているかを輝度の差分値を算出することにより調べ(以下、この手法をブロツクマツチング法と呼ぶ)、最も類似度の高い候補ブロツクとの位置のずれを動きベクトルとして検出する。
【0093】
さらに動き検出回路6は、上述の動きベクトル検出処理を各マクロブロツク毎に全て実行し、各マクロブロツク毎に検出した動きベクトルを全て加算することにより動きベクトルの絶対値和をフレーム毎に算出し、これをフレーム画像の特徴量を表す動きベクトルデータD22として画素数決定回路7に送出する。
【0094】
画素数決定回路7は、動きベクトルデータD22すなわち動きベクトルの絶対値和が所定の閾値を越えていた場合には、そのフレーム画像の動き量が大きいと判断することができる。この場合、第2の符号化手段としての第2のエンコーダ76によつてフレーム画像をこのままの画素数で符号化処理したのでは情報量が多くなり過ぎてしまうために、量子化ステツプサイズを大きな値に設定し直して量子化しなければならないが、これに伴つて画質も劣化してしまう。
【0095】
従つて画素数決定回路7は、このような場合にフレーム画像の画素数を削減する必要があると判断し、このとき予め設定された画素数に変換するための変換信号S12を画素数変換回路8に送出する。
【0096】
画素数変換回路8は、M(1920)画素×N(1080)画素の画素数でなる画枠のフレーム画像を予め設定されたm(1440)画素×n(720) 画素の画素数でなる画枠のフレーム画像に変更するための変換信号S12を画素数変換回路8に送出する。
【0097】
ところで第2の遅延回路3においては、動き検出回路6及び画素数決定回路7において画素数の変更を決定するまでの時間分だけ遅延させたタイミングで画像データD10をフレーム毎に出力するようになされており、これにより画像データD10が画素数変換回路8に入力されるタイミングと同期して、画素数決定回路7から画素数変換回路8に変換信号S12を入力するようになされている。
【0098】
画素数変換回路8は、変換信号S12に基づいて画像データD10を予め設定されているm(1440)画素×n(720) 画素の画素数に変換し、これを画素数変換された画像データD10´として第2のエンコーダ76に送出するようになされている。
【0099】
また画素数変換回路8は、画素数をm(1440)画素×n(720) 画素に変換した時点で、これまでのM(1920)画素×N(1080)画素の画素数でなるフレーム画像のビツトストリームが終了することを意味するシーケンスエンドコードと、次に新たにビツトストリームを開始させるシーケンスヘツダ情報をシーケンス制御信号S14として第2のエンコーダ76の前処理部(図示せず)に送出するようになされている。
【0100】
これにより第2のエンコーダ76では、シーケンス制御信号S14に基づく前処理部の制御によつて新たに画素数変換されたGOPにおける画像データD10´を符号化する際に、画素数変換される前のGOPにおけるフレーム画像を参照画像として用いることなく画素数変換された後のGOPにおけるフレーム画像を参照画像として符号化処理するようになされている。従つて第2のエンコーダ76は、画素数変換前のフレーム画像を参照画像として用いて画素数変換後のフレーム画像を符号化処理するような誤動作を防止することができる。
【0101】
実際上、画素数変換回路8が画素数を削減する場合には画素数変換前のM(1920)画素をm(1440)画素に変換するためその変換比率は3:2になつている。従つて画素数変換回路8は、M(1920)画素を2倍にアツプレートしてその後1/2にデシメートすることによりオーバサンプリングするようになされている。
【0102】
このようにして画素数変換された画像データD10´は、画素数の減少に伴つてマクロブロツク数も減少することにより、第2のエンコーダ76において符号化する際の動きベクトルの符号発生量も減少している。従つて第2のエンコーダ76から出力される固定長符号化データD21´の符号発生量は一定であるため、マクロブロツク数の減少に伴う動きベクトルの符号量の減少分をDCT係数データの符号量に割り当てることができる。
【0103】
この結果として第2のエンコーダ76は、画素数変換前に行われていた量子化ステツプよりも細かい量子化ステツプで画素数変換後のDCT係数データを量子化し得ることにより、DCT係数データの係数値を増大させてDCT空間における解像度の低下を防止した固定長符号化データD21´を生成して出力し得るようになされている。
【0104】
ここで第1のエンコーダ71及び第2のエンコーダ76の構成は、上述の第1の実施の形態におけるエンコーダ5の回路構成と同一であるためにここでは省略する。
【0105】
第1のエンコーダ71及び第2のエンコーダ76からそれぞれ出力される固定長符号化データD21及び固定長符号化データD21´は、第1の同期遅延回路72及び第2の同期遅延回路77にそれぞれ送出される。第1の同期遅延回路72及び第2の同期遅延回路77は、固定長符号化データD21及び固定長符号化データD21´にそれぞれ含まれているシーケンスヘツダ情報を読み取り、これを基に同期信号S72及びS77を生成して互いに交換し合うようになされている。
【0106】
この場合第1の同期遅延回路72は、同期信号S72及びS77の時間的なタイミングを合わせるために、画素数変換部2における画素数変換処理を実行している間の時間分だけ固定長符号化データD21を遅延させることにより、当該固定長符号化データD21及び固定長符号化データD21´を同期させた状態でビツトストリーム切換器73にそれぞれ送出する。
【0107】
ところで第1のエンコーダ71及び第2のエンコーダ76からそれぞれ出力される固定長符号化データD21及び固定長符号化データD21´は、データ切換部80の特徴量抽出回路78にも供給されている。特徴量抽出回路78は、固定長符号化データD21及び固定長符号化データD21´にそれぞれ基づいてフレーム毎に信号対雑音比率(S/N比)を算出し、その平均値をGOP単位でそれぞれ求め、これを画質状態データD78及びD78´として画素数判断回路79に送出する。
【0108】
画素数判断回路79は、画質状態データD78及びD78´をそれぞれ比較して、S/N比の良好な方の固定長符号化データD21又は固定長符号化データD21´を判断し、その判断結果を切換信号S79としてビツトストリーム切換器73に送出する。
【0109】
ビツトストリーム切換器73は、切換信号S79に基づいて固定長符号化データD21又は固定長符号化データD21´のうち出力するべきビツトストリームを選択し、当該選択された方のビツトストリームでなる固定長符号化データD21又は固定長符号化データD21´を送信バツフア74に送出する。
【0110】
ここでビツトストリーム切換器73は、図12(A)及び(B)に示すように固定長符号化データD21としてのビツトストリームA及び固定長符号化データD21´としてのビツトストリームBがそれぞれ入力されていた場合、GOP1とGOP2との間で切換信号S79が供給されると、例えば図12(C)に示すようにGOP1とGOP2とが切り換わるタイミングでビツトストリームAの固定長符号化データD21からビツトストリームBの固定長符号化データD21´に切り換えて出力するようになされている。
【0111】
この場合ビツトストリーム切換器73は、当初の段階ではビツトストリームAのS/N比の方がビツトストリームBのそれよりも良好であつたため、当該ビツトストリームAを送信バツフア74に出力していた。
【0112】
ところが、特徴量抽出回路78において抽出された画質状態データD78及びD78´を比較したときに、画素数変換されたビツトストリームBのS/N比の方がビツトストリームAのそれよりも良好な値が得られると、画素数判断回路79は切換信号S79をビツトストリーム切換器73に出力する。これによりビツトストリーム切換器73は、切換信号S79に基づいてGOP1とGOP2とが切り換わるタイミングでビツトストリームAからビツトストリームBに切り換えて送信バツフア74に出力する。
【0113】
この場合ビツトストリーム切換器73は、ビツトストリームAからビツトストリームBに切り換えるときにGOP1の終わりにシーケンスエンドコードを書き込み、一旦ビツトストリームAのシーケンスを終了させて次のビツトストリームBのシーケンスを開始させて画素数変換されたGOP2のフレーム画像を送信バツフア74に出力するようになされている。
【0114】
送信バツフア74は、ビツトストリームBの固定長符号化データD21´を一旦蓄えた後に出力するようになされており、このときのバツフアの占有率情報S74をビツトストリーム切換器73にフイードバツクする。これによりビツトストリーム切換器73は、占有率情報S74に基づいて送信バツフア74のデータ占有率が一定になるように固定長符号化データD21´を調整して出力するようになされている。
【0115】
ところで画素数変換部2は、動きベクトルデータD22(図11)すなわち動きベクトルの絶対値和が所定の閾値を越えていた場合には、そのフレーム画像の動き量が大きいと判断して画素数を削減するようになされているが、そうでない場合には画素数変換することなくそのまま画像データD10として第2のエンコーダ76に出力する。従つて、この場合の特徴量抽出回路78から出力される画質状態データD78及びD78´には差がないので、ビツトストリーム切換器73は固定長符号化データD21をそのまま送信バツフア74に送出するだけで良い。
【0116】
一方シーンチエンジ検出回路11は、画像データD9に基づいて隣合う2つのフレーム画像間の輝度の絶対値差分和を算出し、当該輝度の絶対値差分和が所定の閾値を越えていた場合にシーンチエンジがあつたものと判断し、このときシーンチエンジ検出データD11をデータ切換部80のビツストリーム切換器73及びピクチヤタイプ決定回路12にそれぞれ送出する。
【0117】
ビツストリーム切換器73は、画素数判断回路79から供給される切換信号S79に基づいて固定長符号化データD21と固定長符号化データD21´とを切り換えて送信バツフア74に出力するようになされているが、シーンチエンジ検出回路11からシーンチエンジ検出データD11の供給を受けるまでは切換信号S79を無視し、シーンチエンジ検出データD11と切換信号S79とが同一フレームで一致したときに限つてビツトストリームを切り換えて出力するようになされている。
【0118】
ピクチヤタイプ決定回路12は、シーンチエンジ検出データD11に基づいてシーンチエンジ後のGOP3(図9)におけるフレーム画像を符号化処理する際、前のGOP2のフレーム画像を参照フレームとして用いないようにピクチヤタイプを指定する指定データD12を第1のエンコーダ71及び第2のエンコーダ76の前処理部(図示せず)にそれぞれ供給するようになされている。
【0119】
これにより第1のエンコーダ71及び第2のエンコーダ76は、シーンチエンジ後のフレーム画像を予測符号化する際にシーンチエンジ前のフレーム画像を参照画像として用いることなく、例えばシーンチエンジ後のGOP3におけるIピクチヤを参照画像として予測符号化することができ、かくして画質劣化の伝搬を防止し得るようになされている。
【0120】
以上の構成において、データ符号化装置70はシーンチエンジ検出回路11によつてシーンチエンジを検出したときにシーンチエンジ検出データD11をデータ切換部80に供給する。このときデータ切換部80では、画質状態データD78及びD78´に基づいてビツストリーム切換器73においてS/N比の良好な方のビツトストリームを選択する。
【0121】
ところがデータ切換部80は、シーンチエンジ検出データD11の供給を受けるまでは、例え画素数変換された画像データD10´を基に符号化処理された固定長符号化データD21´を出力すべき切換信号S79が供給されていても、画像データD10を基に符号化処理された固定長符号化データD21を出力する。
【0122】
すなわちデータ切換部80においては、画素数判断回路79から切換信号S79の供給を受けると共に、シーンチエンジ検出回路11からシーンチエンジ検出データD11の供給を受け、当該切換信号S79とシーンチエンジ検出データD11とが同一フレームで一致したときに限つて、当該シーンチエンジ検出データD11の供給タイミングで固定長符号化データD21から固定長符号化データD21´に切り換えて出力する。
【0123】
このようにデータ符号化装置70においては、画素数変換された画像データD10´を基に符号化処理された固定長符号化データD21´を出力する場合には、シーンチエンジのタイミングと同期させて出力するようにしたことにより、同一シーンの中で画枠が変更されることなく、シーンチエンジしたときに画枠が変更されることになり、視聴者にとつては画質の変化に気付き難く違和感を感じることがなくなつて大変見やすくなる。
【0124】
また、この場合の画像データD10´は、画素数が削減された分だけマクロブロツクデータD11のマクロブロツク数が減少し、この結果動きベクトルの符号発生量が減少する。すなわち画素数の削減量に応じてマクロブロツク数が減少して個々のマクロブロツクが表示する画像部分が大きくなる(粗くなる)ことにより、動きベクトルを表すのに必要な画素数が減少することになる。
【0125】
従つて画素数を減少した場合、元の画素数削減前のフレーム画像の動きベクトルが大きければ大きい程、画素数削減後のフレーム画像の動きベクトルの符号発生量が減少する割合も大きくなる。これによりデータ符号化装置70は、画像が大きく動いたようなシーンチエンジした場合に動きベクトルの符号発生量が減少する分をDCT係数データの符号発生量に割り当てることにより、量子化ステツプサイズを小さくして符号化処理することができる。
【0126】
かくしてデータ符号化装置70は、シーンチエンジしたような場合には画像が大きく変化するためにシーンチエンジ後のフレーム画像の画素数を削減し、マクロブロツク数の減少に応じて減少した動きベクトルの符号発生量の分だけDCT係数データの符号発生量に割り当て、量子化ステツプサイズを小さくして符号化処理することにより、DCT係数データの係数値を増大させてDCT空間における解像度の低下を防止することができる。
【0127】
以上の構成によれば、データ符号化装置70は画素数のそれぞれ異なる画像データD10又はD10´をそれぞれ並列的に符号化処理し、出力段階で画質の良好な方を選択して出力する際、それが画素数変換された画像データD10´を基に符号化処理された固定長符号化データD21´であつた場合には、当該固定長符号化データD21´をシーンチエンジのタイミングで出力するようにしたことにより、同一シーンの中で画枠が変更されることなくシーンチエンジしたときに画枠が変更されるため、視聴者にとつて画枠の変更に伴う見た目の不自然さや違和感を取り除くことができる。
【0128】
(3)他の実施の形態
なお上述の第1及び第2の実施の形態においては、画像の動き量を検出する方法として動き検出回路6において動きベクトルの絶対値和を所定の閾値と比較するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、現在の処理フレーム画像のマクロブロツク及び参照フレーム画像のマクロブロツク間における各画素の輝度の差分値の総和すなわち輝度値の絶対値差分和を所定の閾値と比較するようにしても良い。この場合、画素数決定回路7は輝度値の絶対値差分和が所定の閾値を越えたときに画像に大きな動きがあつたことを意味するので、このときに画素数を変更する変換信号S13を画素数変換回路8に供給するようになされている。
【0129】
また上述の第1及び第2の実施の形態においては、画像の動き量を検出する方法として動き検出回路6において動きベクトルの絶対値和を表す動きベクトルデータD22を所定の閾値と比較するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、上述のようにマクロブロツク毎に検出した輝度値の絶対値差分和に動きベクトルの絶対値を乗算した乗算結果の絶対値和を動きベクトルデータD22として用いるようにしても良い。この場合、画素数変換する際の動きベクトルデータD22のデータ精度をより向上させることができる。
【0130】
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、画素数変換回路8によりM(1920)画素×N(1080)画素の画素数でなるフレーム画像をm(1440)画素×n(720) 画素の画素数でなるフレーム画像に変換するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所定の変換比率に基づく他の種々の画素数に削減するようにしても良い。
【0131】
さらに上述の第1の実施の形態においては、シーンチエンジ検出回路11からシーンチエンジ検出データD11が画素数変換部2に供給されるまで画像データD10の画素数を変換しないようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、シーンチエンジ検出データD11が供給されなくても例えば画素数を変換する必要性が生じてから2GOP分の画像データを処理する時間が経過した時点のタイミングで画素数を変換するようにしても良い。この場合、シーンチエンジ検出データD11が供給されなくても、画素数を変換する必要性が生じていたときに画質の劣化した状態の固定長符号化データD21を長時間出力し続けることを防止することができる。
【0132】
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、画素数決定回路7が動き検出回路6によつて検出された動きベクトルの絶対値和を基に画素数の変更を決定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、隣接する2つのフレーム画像間における色(例えば赤色)の変化の割合を基に画素数の変更を決定したり、各画素の輝度の絶対値差分和を基に画素数の変更を決定する等、他の種々の方法で画素数の変更を決定するようにしても良い。
【0133】
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、シーンチエンジ検出回路11において隣り合うフレーム画像間における輝度値の絶対値差分和が所定の閾値を越えた場合にシーンチエンジがあつたものと判断するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、過去数フレームの輝度の平均値と現在のフレームの輝度値との変化分に基づいてシーンチエンジを検出したり、2つのフレーム画像間における色度について例えば色差信号Cの所定時間毎の平均値の変化分に基づいてシーンチエンジを検出する等の他の種々の方法でシーンチエンジを検出するようにしても良い。
【0134】
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、シーンチエンジ検出回路11において隣り合うフレーム画像間における輝度値の絶対値差分和が所定の閾値を越えた場合にシーンチエンジがあつたものと判断してシーンチエンジ検出データD11を出力するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、閾値のレベルを高く設定することによりコマーシヤル放送にシーンが変更したときにシーンチエンジ検出データD11を出力するようにしても良い。
【0135】
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、本発明をMPEG2方式で符号化処理するデータ符号化装置1及び70に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、送信バツフア18及び74から出力される固定長符号化データD21及びD21´を所定の変調方式で変調した後に伝送する場合に適用しても良い。
【0136】
さらに上述の第2の実施の形態においては、シーンチエンジ検出回路11からシーンチエンジ検出データD11がビツトストリーム切換器73に供給されるまでは固定長符号化データD21′を出力しないようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、シーンチエンジ検出データD11が供給されなくても例えば固定長符号化データD21を出力する必要性が生じたときから2GOP分の画像データを処理する時間が経過した時点のタイミングで固定長符号化データD21′を出力するようにしてもよい。
【0137】
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、本発明をMPEG2方式のデータ符号化装置1及び70に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の符号化方式によるデータ符号化装置に本発明を適用するようにしても良い。
【0138】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、シーンチエンジのタイミングと画像データの画素数を削減するタイミングとを同期させ、画素数の削減された画像データに応じて減少した分の上記画像データの動きを表す動きベクトルの符号量を、画像データの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になるように画像データ及び動きベクトルを符号化することができるので、同一シーンの中で画枠が変更されることを防止し、シーンチエンジ後に画像データの画素数を削減した場合にも画質の劣化を防止しつつ符号化することができるデータ符号化装置及びデータ符号化方法を実現できる。
【0139】
また本発明によれば、画素数の削減された画像データに応じて減少した分の画像データの動きを表す動きベクトルの符号量を、画像データの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になるように画像データ及び動きベクトルを符号化することにより生成した第2の符号化データの画質が、第1の符号化データの画質よりも良好なために当該第2の符号化データが選択された場合に、シーンチエンジが検出されたタイミングと当該第2の符号化データを出力するタイミングとを同期させることができるので、同一シーンの中で画枠が変更されることを防止し、シーンチエンジ後に画像データの画素数を削減した第2の符号化データを出力した場合にも画質の劣化を防止することができるデータ符号化装置及びデータ符号化方法を実現できる。
さらに本発明によれば、画素数の削減された画像データに応じて減少した分の画像データの動きを表す動きベクトルの符号量を、画像データの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になるように画像データ及び動きベクトルを符号化することにより生成した第2の符号化データの画質が、第1の符号化データの画質よりも良好なために当該第2の符号化データが選択された場合に、シーンチエンジが検出されたタイミングと当該第2の符号化データを出力するタイミングとを同期させることができるので、同一シーンの中で画枠が変更されることを防止し、シーンチエンジ後に画像データの画素数を削減した第2の符号化データを所定の変調方式で変調して伝送した場合にも画質の劣化を防止することができるデータ伝送方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるデータ符号化装置の構成を示すブロツク図である。
【図2】エンコーダの構成を示すブロツク図である。
【図3】画素数変更の判断基準の説明に供する略線図である。
【図4】画素数変換の説明に供する略線図である。
【図5】画素数変換後のマクロブロツクを示す略線図である。
【図6】画素数変換前後における符号発生量の違いの説明に供する略線図である。
【図7】画素数変更点を示す略線図である。
【図8】オーバサンプリングの手法を示す略線図である。
【図9】画素数変更点とシーンチエンジのタイミングを一致させた状態を示す略線図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるデータ符号化装置の構成を示すブロツク図である。
【図11】画素数変換部の構成を示すブロツク図である。
【図12】ビツトストリームの切り換え処理の説明に供する略線図である。
【図13】圧縮符号化方法の説明に供する略線図である。
【図14】シーンチエンジのタイミングを示す略線図である。
【図15】画質劣化の伝搬防止の説明に供する略線図である。
【図16】従来のシーンチエンジ検出を行うデータ符号化装置の構成を示すブロツク図である。
【図17】シーンチエンジ検出の説明に供する略線図である。
【図18】従来のデータ符号化装置の構成を示すブロツク図である。
【図19】従来の画素数変更点とシーンチエンジのタイミングを示す略線図である。
【符号の説明】
1、70……データ符号化装置、2……画素数変換部、3……第2の遅延回路、5……エンコーダ、6……動き検出回路、7……画素数決定回路、8……画素数変換回路、10……第1の遅延回路、71……第1のエンコーダ、73……ビツトストリーム切換器、78……特徴量抽出回路、79……画素数判断回路。

Claims (5)

  1. 入力された画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分を算出すると共に当該フレーム間の動きベクトルを算出し、当該フレーム間差分及び動きベクトルに基づいて上記画像データを符号化すると共に上記動きベクトルを符号化して出力するデータ符号化装置において、
    上記画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分に基づいて当該画像データのシーンチエンジを検出するシーンチエンジ検出手段と、
    上記画像データの動きの特徴量を算出する動きの特徴量算出手段と、
    上記動きの特徴量が所定の閾値を超えていた場合であつて上記シーンチエンジ検出手段によりシーンチエンジが検出された場合は当該シーンチエンジされたフレームから上記画像データの画素数を所定の変換比率で削減する画素数変換手段と、
    上記画素数の削減された画像データに応じて減少した分の上記画像データの動きを表す動きベクトルの符号量を、上記画像データの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になるように上記画像データ及び上記動きベクトルを符号化する符号化手段と
    を具えることを特徴とするデータ符号化装置。
  2. 入力された画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分を算出すると共に当該フレーム間の動きベクトルを算出し、当該フレーム間差分及び動きベクトルに基づいて上記画像データを符号化すると共に上記動きベクトルを符号化して出力するデータ符号化方法において、
    上記画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分に基づいて当該画像データのシーンチエンジを検出し、
    上記画像データの動きの特徴量を算出し、
    上記動きの特徴量が所定の閾値を超えていた場合であつてシーンチエンジが検出された場合は当該シーンチエンジされたフレームから上記画像データの画素数を所定の変換比率で削減し、
    上記画素数の削減された画像データに応じて減少した分の上記画像データの動きを表す動きベクトルの符号量を、上記画像データの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になるように上記画像データ及び上記動きベクトルを符号化する
    ことを特徴とするデータ符号化方法。
  3. 入力された画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分を算出すると共に当該フレーム間の動きベクトルを算出し、当該フレーム間差分及び動きベクトルに基づいて上記画像データを符号化すると共に上記動きベクトルを符号化して出力するデータ符号化装置において、
    上記画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分に基づいて当該画像データのシーンチエンジを検出するシーンチエンジ検出手段と、
    上記画像データの画素数を変換することなく上記画像データ及び上記動きベクトルを符号化処理することにより第1の符号化データを生成する第1の符号化手段と、
    上記画像データの動きの特徴量を算出し、当該動きの特徴量に基づいて上記画像データの画素数を所定の変換比率で削減する画素数変換手段と、
    上記画素数変換手段によつて画素数変換された変換データに応じて減少した分の上記画像データの動きを表す動きベクトルの符号量を、上記画像データの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になるように上記画像データ及び上記動きベクトルを符号化することにより第2の符号化データを生成する第2の符号化手段と、
    上記第1の符号化データ及び上記第2の符号化データの画質を判別し、当該判別結果に基づいて上記第2の符号化データを選択した場合に、上記シーンチエンジ検出手段によりシーンチエンジが検出された場合は当該シーンチエンジのタイミングと同期させて当該第2の符号化データを出力する切換手段と
    を具えることを特徴とするデータ符号化装置。
  4. 入力された画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分を算出すると共に当該フレーム間の動きベクトルを算出し、当該フレーム間差分及び動きベクトルに基づいて上記画像データを符号化すると共に上記動きベクトルを符号化して出力するデータ符号化方法において、
    上記画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分に基づいて当該画像データのシーンチエンジを検出し、
    上記画像データの画素数を変換することなく上記画像データ及び上記動きベクトルを符号化処理することにより第1の符号化データを生成すると共に、上記画像データの動きの特徴量を算出し、当該動きの特徴量に基づいて上記画像データの画素数を所定の変換比率で削減して画素数変換された変換データに応じて減少した分の上記画像データの動きを表す動きベクトルの符号量を、上記画像データの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になるように上記画像データ及び上記動きベクトルを符号化することにより第2の符号化データを生成し、
    上記第1の符号化データ及び上記第2の符号化データの画質を判別し、当該判別結果に基づいて上記第2の符号化データを選択した場合に、上記シーンチエンジが検出されたときには当該シーンチエンジのタイミングと同期させて当該第2の符号化データを出力する
    ことを特徴とするデータ符号化方法。
  5. 入力された画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分を算出すると共に当該フレーム間の動きベクトルを算出し、当該フレーム間差分及び動きベクトルに基づいて上記画像データを符号化すると共に上記動きベクトルを符号化することにより得られた符号化データを変調して伝送するデータ符号化方法において、
    上記画像データにおける隣接する2つのフレーム間差分に基づいて当該画像データのシーンチエンジを検出し、
    上記画像データの画素数を変換することなく上記画像データ及び上記動きベクトルを符号化処理することにより第1の符号化データを生成すると共に、上記画像データの動きの特徴量を算出し、当該動きの特徴量に基づいて上記画像データの画素数を所定の変換比率で削減して画素数変換された変換データに応じて減少した分の上記画像データの動きを表す動きベクトルの符号量を、上記画像データの符号量に割り当てたことによつて得られる符号発生量になるように上記画像データ及び上記動きベクトルを符号化することにより第2の符号化データを生成し、
    上記第1の符号化データ及び上記第2の符号化データの画質を判別し、当該判別結果に基づいて上記第2の符号化データを選択した場合に、上記シーンチエンジ検出手段によりシーンチエンジが検出されたときには当該シーンチエンジのタイミングと同期させて当該第2の符号化データを所定の変調方式で変調して伝送する
    ことを特徴とするデータ伝送方法。
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