JPH11317923A - 画像処理装置及び画像処理システム - Google Patents

画像処理装置及び画像処理システム

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JPH11317923A
JPH11317923A JP10122110A JP12211098A JPH11317923A JP H11317923 A JPH11317923 A JP H11317923A JP 10122110 A JP10122110 A JP 10122110A JP 12211098 A JP12211098 A JP 12211098A JP H11317923 A JPH11317923 A JP H11317923A
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JP
Japan
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still image
image data
recording
frame
information
Prior art date
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Pending
Application number
JP10122110A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Fukuzawa
敬一 福澤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的に、且つ再生時の信頼性を確保しつ
つ、異なる静止画を連続して記録することができ、その
記録された静止画をユーザにとって良好な状態で再生す
ることができる画像処理装置を提供する。 【解決手段】 制御手段116は、N(N:2以上の整
数)フレームの静止画情報が全て記憶手段115a〜1
15dに記憶されたときに、各々が上記Nフレームの静
止画情報の一部を含むNフレームのマルチ静止画情報
(Nフレームの静止画情報のインデックス画面の情報)
が構成されるように、記憶手段115a〜115dでの
情報読出動作を制御する。このNフレームのマルチ静止
画情報が、記録媒体109に記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報を記録媒
体に記録し、また、記録媒体から画像情報を再生する画
像処理装置及び画像処理システムに関し、特に、静止画
像の画像処理装置及び画像処理システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、静止画像の画像処理システム
として、例えば、図9に示すような、カムコーダーの静
止画記録再生システム800がある。この静止画記録再
生システム800は、静止画情報を回転ヘッドでテープ
状記録媒体に隙間なく記録する方式(ヘリカルスキャン
ガードバンドレス記録方式)を採用している。したがっ
て、静止画記録再生システム800において、カメラ部
802で取り込まれた静止画情報は、回転磁気ヘッド8
08により所定フォーマットで磁気テープ809に記録
されることになる。この記録動作の際、静止画記録再生
システム800では、磁気テープ809の所定の長さに
静止画情報を記録した後、磁気テープ809を停止さ
せ、次の静止画情報の記録を行うために必要な”繋ぎ動
作”が行われる。
【0003】ここで、”繋ぎ動作”の必要性について図
10を用いて説明する。尚、ここでは、静止画記録再生
システム800を、例えば、民生用ディジタルVCR
(ビデオカセット記録再生装置:Video Cassette Recor
der )のフォーマット(DVCフォーマット)を採用し
た525−60システムとして説明する。
【0004】先ず、静止画記録再生システム800にお
いて、キャプスタンモータ813を用いたテープ搬送機
能により、磁気テープ809を所定量一定速度で搬送さ
せる。具体的には、磁気テープ809を、5フレーム
(1.001/30×5(秒))に相当する距離分、1
8.831/1.001(mm/sec)の速度で搬送
させる。この結果、磁気テープ809には回転磁気ヘッ
ド808により、上記図10のに示すように、静止画
情報が記録されてなるトラックa1 ,a2 ,・・・,a
10が、磁気テープ809の長手方向に傾斜して隙間なく
並ぶように形成される。これらのトラックa1 ,a2
・・・,a10は、静止画情報の他、その情報に付随する
情報が、各領域(Video,ITI,Audio,SubCode )に振り分
けられて記録されてなる。また、1フレーム分の静止画
情報(フレームAの静止画情報)を含むデータが、これ
らの10本のトラックa1 ,a2 ,・・・,a10に圧縮
符号化されて記録される(セグメント記録)。
【0005】このようなフレームAの静止画情報の記録
が終了すると、キャプスタンモータ813の動作を停止
させる。これにより、磁気テープ809の搬送動作も停
止し、回転磁気ヘッド808による磁気テープ809へ
の記録動作も停止する。したがって、磁気テープ809
は、トラックa1 ,a2 ,・・・,a10までの記録がな
されるが、搬送動作の停止により、回転磁気ヘッド80
8に対して、上記図10のに示す制御距離分移動して
停止する。
【0006】しかしながら、この後、続いて上述のよう
な磁気テープ809への記録動作を行おうとすると、上
記に示す制御距離分の隙間があいた状態で、新たな静
止画情報(フレームBの静止画情報)が記録されること
になる。したがって、これを防ぐために、次のような繋
ぎ動作が行われる。
【0007】先ず、繋ぎ動作開始の前に、その準備動作
(繋ぎ準備動作)が行われる。繋ぎ準備動作では、キャ
プスタンモータ813を反転動作(記録動作時の回転方
向とは逆方向の回転動作)させる。この状態を逆再生状
態と呼ぶ。したがって、磁気テープ809は、回転磁気
ヘッド808に対して、上記図10のに示す方向(記
録動作時とは逆方向)に走行する。このとき、繋ぐトラ
ック位置(磁気テープ809にフレームBの静止画情報
を記録すべきトラックの位置、すなわちトラックa10
次のトラックa11の位置)を確認する。
【0008】そして、キャプスタンモータ813を正転
動作(記録動作時の回転動作)させて、磁気テープ80
9が所定のテープパスを正方向に安定して走行する状態
を確保する。これにより、磁気テープ809は、回転磁
気ヘッド808に対して、記録動作時と同じ方向に走行
し、上記図10のに示す位置(トラックa1 の位置)
で停止する。このような磁気テープ809の走行動作の
停止にて、繋ぎ準備動作完了となる。この状態が所謂記
録待機状態(RecPause)である。
【0009】繋ぎ準備動作完了後に、次の繋ぎ動作が行
われる。繋ぎ動作では、フレームBの静止画情報をトラ
ックa10の次のトラックa11の位置から記録するため
に、キャプスタンモータ813を更に正転動作させる。
これにより、磁気テープ809は更に、回転磁気ヘッド
808に対して、上記図10のに示すように走行す
る。このとき、マイクロコンピュータ(マイコン)80
1のトラッキング制御により、回転磁気ヘッド808
は、既に記録済みのトラックa1 〜a10をなぞるように
動作する。そして、回転磁気ヘッド808は、その次の
トラックa11の位置(繋ぐべきトラック位置)を検出し
た時に、記録モードに切り換えられることで、トラック
11の位置からのフレームBの静止画情報の記録を行
う。したがって、磁気テープ809には、上記図10の
’に示すように、フレームBの静止画情報が記録され
てなるトラックa11,a12,・・・,a20が、フレーム
Aの静止画情報が記録されてなるトラックa1 ,a2
・・・,a10に隙間なく続いて、磁気テープ809の長
手方向に傾斜して形成される。
【0010】つぎに、上述のような記録動作を行う静止
画記録再生システム800の全体動作について、上記図
9を用いて説明する。
【0011】先ず、カメラ部802は、マイコン801
からの指示に従って、ユーザの所望するタイミングの静
止画像を、ディジタル化した静止画情報(静止画デー
タ)として、フレームメモリ803に取り込む。
【0012】フレームメモリ803に取り込まれた静止
画データは、マイコン801からの制御により、所定の
間隔(フレームの間隔、ここでは、静止画記録再生シス
テム800を525−60システムとしているため、
1.001/30(秒))で、繰り返し読み出される。
このフレームメモリ803から読み出された静止画デー
タは、圧縮符号化部804で所定の圧縮処理が行われ、
信号処理部805で所定の信号処理が行われて、記録用
増幅器(記録アンプ)806に供給される。
【0013】記録アンプ806は、マイコン801から
の制御に従って、信号処理部805からの静止画データ
を増幅して切替スイッチ部807の入力端子807aに
供給する。このとき、切替スイッチ部807は、マイコ
ン801からの制御により、記録モードに設定される。
これにより、切替スイッチ部807は、そのスイッチが
端子807a側に切り換えられる。したがって、記録ア
ンプ806で増幅された静止画データは、切替スイッチ
部807を介して回転磁気ヘッド808に供給され、こ
の回転磁気ヘッド808により磁気テープ809に記録
される。
【0014】一方、キャプスタンサーボ814は、マイ
コン801からの制御に従って起動しており、これによ
り、キャプスタンモータドライバ812は駆動される。
これに伴って、キャプスタンモータ813も定常回転
(正転動作)することで、磁気テープ809が一定速度
で走行する。したがって、磁気テープ809には、トラ
ックa1 ,a2 ,・・・,a10が形成されることになる
(上記図10の)。
【0015】このような1フレームの静止画データ(こ
こでは、フレームAの静止画データ)の磁気テープ80
9への記録が完了すると、キャプスタンサーボ814
は、マイコン801からの制御により、その起動が停止
する(OFFになる)。これに伴って、キャプスタンモ
ータドライバ812及びキャプスタンモータ813も、
その動作が停止し、これにより、磁気テープ809の走
行も停止する(上記図10の)。
【0016】ここで、一般に静止画像は、ユーザにより
長時間にわたって観賞されるものであるため、その分、
動画像以上に再生時の信頼性が必要となってくる。した
がって、再生時の信頼性を確保するために(再生不良や
磁気テープ809のダメージに対するマージンを確保す
るために)、上述の記録動作により、同じ静止画データ
を繰り返し磁気テープ809に記録する。例えば、5フ
レーム分の同じ静止画データを記録する。
【0017】次に、上述した繋ぎ準備動作にはいる。繋
ぎ準備動作では、先ず、マイコン801の制御により、
回転磁気ヘッド808及び切替スイッチ部807が再生
モードに設定される。これにより、切替スイッチ部80
7は、そのスイッチが端子807b側に切り換えられ
る。また、回転磁気ヘッド808は、磁気テープ809
に記録されたデータを再生して、それを切替スイッチ部
807の端子807cに供給する。したがって、磁気テ
ープ809に記録されたデータは、切替スイッチ部80
7を介して再生用増幅器(再生アンプ)810に供給さ
れる。
【0018】再生アンプ810は、マイコン801から
の制御に従って、切替スイッチ部807からのデータを
増幅する。再生アンプ810で増幅されたデータは、信
号処理部811で所定の信号処理が行われて、マイコン
801に供給される。すなわち、このときの信号処理部
811は、所謂再生状態となり、マイコン801は、信
号処理部811の出力により、磁気テープ809のトラ
ック位置を検出できる状態となっている。
【0019】そこで、マイコン801は、キャプスタン
モータ813が反転動作(逆回転)するように、キャプ
スタンモータドライバ812を制御する。この制御に従
ってキャプスタンサーボ814が起動することで、キャ
プスタンモータドライバ812が駆動され、したがっ
て、キャプスタンモータ813が反転動作する。これに
より、磁気テープ809は、回転磁気ヘッド808に対
して、記録動作時とは逆方向に走行し、これに伴って、
磁気テープ809に記録されているデータが回転磁気ヘ
ッド808により再生される。このようにして再生され
たデータが、マイコン801に供給され、マイコン80
1は、磁気テープ809のトラック位置を検出し、繋ぎ
トラック位置(記録すべきトラック位置)を認識する
(上記図10の)。
【0020】そして、マイコン801は、キャプスタン
モータ813が正転動作するように、キャプスタンモー
タドライバ812を制御する。これに従ってキャプスタ
ンサーボ814が起動することで、キャプスタンモータ
ドライバ812が駆動され、したがって、キャプスタン
モータ813が正転動作する。これにより、磁気テープ
809は、安定した状態で、回転磁気ヘッド808に対
して、記録動作時と同じ方向に走行する。その後、マイ
コン801は、キャプスタンモータ813が停止するよ
うに、キャプスタンモータドライバ812を制御する。
これに従ってキャプスタンサーボ814及びキャプスタ
ンモータドライバ812の動作が停止し、キャプスタン
モータ813の回転動作が停止する。これにより、磁気
テープ809の走行も停止する(上記図10の)。
【0021】このようにして、繋ぎ準備動作完了した
後、記録待機状態(RecPause)となり、次の繋ぎ動作に
入る。この繋ぎ動作では、先ず、マイコン801は、キ
ャプスタンモータ813が正転動作するように、キャプ
スタンモータドライバ812を制御する。この制御に従
ってキャプスタンサーボ814が起動することで、キャ
プスタンモータドライバ812が駆動され、したがっ
て、キャプスタンモータ813が正転動作する。これに
より、磁気テープ809は、回転磁気ヘッド808に対
して、記録動作時と同じ方向に走行する(上記図10
)。
【0022】ここで、上述したように、磁気テープ80
9に記録されているデータは、回転磁気ヘッド808で
再生され、切替スイッチ部807及び再生アンプ810
を介して、信号処理部811で信号処理される。このと
き、磁気テープ808に記録されているデータに含まれ
るトラッキング信号も、同様の経路を経て信号処理され
る。このトラッキング信号とは、本来回転磁気ヘッド8
08がスキャンすべき磁気テープ809上のトラック位
置と、実際にスキャンしているトラック位置とのずれを
示す信号である。このトラッキング信号が、マイコン8
01により、キャプスタンサーボ814に供給され、キ
ャプスタンサーボ814における回転位相サーボループ
にフィードバックされる。キャプスタンモータドライバ
812は、キャプスタンサーボ814から出力される回
転位相のエラー信号に基づいて、キャプスタモータ81
3の回転位相を制御する。したがって、繋ぎ動作中は、
磁気テープ809に既に記録されてなるトラックに回転
磁気ヘッド808が沿うように、磁気テープ809が搬
送されることになる。
【0023】そして、マイコン801は、信号処理部8
11の出力により、磁気テープ809の繋ぎトラック位
置を検出したとき、記録アンプ806を動作させる制御
を行うと共に、切替スイッチ部807及び回転磁気ヘッ
ド808を記録モードに設定する。これにより、回転磁
気ヘッド808による磁気テープ809への記録動作が
開始され、新たな静止画データ(ここでは、フレームB
の静止画データ)が磁気テープ809に記録されること
になる(上記図10の’)。
【0024】図11は、上述のような静止画記録再生シ
ステム800の全体動作をフローチャートで表したもの
である。
【0025】先ず、ユーザから指定された所望する静止
画を1フレーム分、ディジタル化された静止画データと
して、カメラ部802からフレームメモリ803へ取り
込む(ステップS901)。次に、フレームメモリ80
3から、その静止画データを所定の周期(フレーム間
隔)で読み出し、圧縮符号化部804及び信号処理部8
05による所定の処理を行った後、そのデータを回転磁
気ヘッド808に供給する(ステップS902)。
【0026】このとき、磁気テープ809は、既に記録
されてなるトラックを回転磁気ヘッド808がスキャン
できるように搬送され、繋ぎ動作に入る(ステップS9
03)。回転磁気ヘッド808が繋ぎトラック位置(記
録すべきトラック位置)をスキャンするタイミングと、
ステップS902で得られた静止画データを磁気テープ
809に記録するタイミングを合わせて、上述したよう
な記録動作を開始する(ステップS904)。そして、
磁気テープ809への所定フレーム分(例えば、5フレ
ーム分)の同じ静止画データの記録完了後、記録動作を
停止する(ステップS905)。
【0027】次に、磁気テープ809は、次の新たな静
止画データの記録動作に備えるために、記録動作時とは
逆の方向に搬送される。このとき、次の新たな静止画デ
ータを記録すべきトラック位置を確認する(ステップS
906)。次に、磁気テープ809は、再び正方向に搬
送され、所定のテープパスで磁気テープ809が安定走
行するまで搬送される。その後、磁気テープ809は停
止する(ステップS907)。このステップS907で
繋ぎ準備動作完了となり、記録待機状態(RecPause)に
入る。そして、ステップS903に戻り、以降の処理ス
テップが実行される。これにより、上記図10に示した
ように、磁気テープ809には、トラック間の隙間が生
じたり、以前に記録したデータの書き残しが生じたりす
ることなく、各静止画データが記録される。したがっ
て、このような磁気テープ809を再生すると、それに
記録されている静止画が所定の時間間隔(例えば、5フ
レーム、1.001/30×5(秒))で的確に切り替
わることになる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の静止画記録再生システム800では、次
のような問題があった。
【0029】(1)繋ぎ準備動作及びその後の繋ぎ動作
は、磁気テープ809の搬送方向を切り替える必要があ
るため、そのためのキャプスタンモータ813の回転方
向の切り替える時間等のメカモードの切替時間も含め、
数秒の時間を要する。したがって、異なる静止画を連続
して磁気テープ809に記録しようとする場合、少なく
とも、繋ぎ準備動作及びその後の繋ぎ動作に要する時間
間隔でしか記録することができない。
【0030】(2)磁気テープ809に同じ静止画デー
タを所定のフレーム分記録することで、再生時の信頼性
を確保するが、例えば、異なる静止画を5フレーム分毎
に記録する場合、この記録がなされた磁気テープ809
を再生して画面表示すると、各静止画が5フレーム分の
時間(約0.2秒)毎に切り替わって画面表示されるこ
とになる。したがって、ある静止画部分で再生一時停止
状態(STILL )にしない限り、画面表示される静止画は
頻繁に切り替わり、これでは、ユーザの視覚を疲労させ
る恐れがある。また、このような静止画の切り替わりの
頻度を少なくするために、所望する静止画部分で再生一
時停止状態(STILL )にして磁気テープ809の搬送を
停止させて、所望する静止画をゆっくりと観賞すること
も考えられるが、これでは、その観賞する間、磁気テー
プ809で同じ部分(所望する静止画データが記録され
てなるトラック)が回転磁気ヘッド808からスキャン
されることになり、磁気テープ809のダメージや、回
転磁気ヘッド808の目詰まり等の減少を引き起こしや
すくなる。これは、再生時の信頼性に悪影響を及ぼす。
【0031】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、効率的に、且つ再生時の信頼性
を確保しつつ、異なる静止画を連続して記録することが
でき、その記録された静止画をユーザにとって良好な状
態で再生することができる画像処理装置及び画像処理シ
ステムを提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、N(N:2以上の整数)フレームの静止
画情報を記憶する記憶手段と、上記記憶手段での情報読
出動作を制御する制御手段と、上記制御手段の制御に従
って上記記憶手段から読み出された情報を記録媒体に記
録する記録手段とを備え、上記制御手段は、上記Nフレ
ームの静止画情報が全て上記記憶手段に記憶されたとき
に、各々が上記Nフレームの静止画情報の一部を含むN
フレームのマルチ静止画情報が構成されるように、上記
記憶手段での情報読出動作を制御することを特徴とす
る。
【0033】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記Nフレームの静止画情報は各々、隣接するN個の画
素からなる画素グループ単位で構成され、上記制御手段
は、上記Nフレームの静止画情報の各々にて上記画素グ
ループの所定の1個の画素が代表値として抽出され、そ
れらの代表値で上記マルチ静止画情報が構成されるよう
に、上記記憶手段での情報読出動作を制御することを特
徴とする。
【0034】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記Nフレームの静止画情報は各々、隣接するN個の画
素ブロックからなるブロックグループ単位で構成され、
上記制御手段は、上記Nフレームの静止画情報の各々に
て上記ブロックグループの所定の1個の画素ブロックが
代表値として抽出され、それらの代表値で上記マルチ静
止画情報が構成されるように、上記記憶手段での情報読
出動作を制御することを特徴とする。
【0035】第4の発明は、上記第1の発明において、
上記記憶手段は、N個のフレームメモリを含むことを特
徴とする。
【0036】第5の発明は、上記第1の発明において、
本装置に着脱可能な外部ユニットと通信する通信手段を
更に備え、上記記憶手段は、上記外部ユニットに設ける
ことを特徴とする。
【0037】第6の発明は、上記第1の発明において、
上記記録媒体に記録されたNフレームのマルチ静止画情
報を再生する再生手段を更に備えることを特徴とする。
【0038】第7の発明は、上記第6の発明において、
上記再生手段で再生された上記マルチ静止画情報を画面
表示する表示手段を更に備えることを特徴とする。
【0039】第8の発明は、上記第7の発明において、
上記表示手段の表示画面上にて、上記マルチ静止画情報
に含まれるNフレームの静止画情報のうち任意の静止画
情報を指定する指定手段と、上記指定手段で指定された
静止画情報を拡大して上記表示手段で再度画面表示させ
る表示制御手段とを更に備えることを特徴とする。
【0040】第9の発明は、請求項1〜8の何れかに記
載の画像処理装置を含む画像処理システムであることを
特徴とする。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0042】(第1の実施の形態)
【0043】本発明は、例えば、図1に示すような記録
系を有する静止画記録再生システム100により実施さ
れる。この静止画記録再生システム100は、上記図1
に示すように、カメラ部102と、カメラ部102の出
力が供給されるフレームメモリ103と、フレームメモ
リ103の出力が供給される圧縮符号化部104と、圧
縮符号化部104の出力が供給される信号処理部105
と、信号処理部105の出力が供給される記録用増幅器
(記録アンプ)106と、記録アンプ106の出力が供
給される切替スイッチ部107と、切替スイッチ部10
7の出力が供給される回転磁気ヘッド108と、回転磁
気ヘッド108の出力が切替スイッチ部107を介して
供給される再生用増幅器(再生アンプ)110と、再生
アンプ110の出力が供給される信号処理部111とを
備えている。また、静止画記録再生システム100は、
磁気テープ109を搬送するためのキャプスタンモータ
113と、キャプスタンモータ113を駆動するための
キャプスタンモータドライバ112と、キャプスタンモ
ータドライバ112を動作制御するためのキャプスタン
サーボ114とを備えている。されに、静止画記録再生
システム100は、上述したような各部の動作制御を行
うマイクロコンピュータ(マイコン)101を備えてい
る。
【0044】ここで、回転磁気ヘッド108は、記録用
ヘッドと再生用ヘッドの両機能を有し、これらの各機能
は、マイコン101から設定される記録モード又は再生
モードに従って切り替えられる。したがって、回転磁気
ヘッド108がマイコン101から記録モードに設定さ
れた場合、回転磁気ヘッド108は、記録用ヘッドとし
て機能し、切替スイッチ部107の出力を磁気テープ1
09に記録する。また、回転磁気ヘッド108がマイコ
ン101から再生モードに設定された場合、回転磁気ヘ
ッド108は、再生用ヘッドとして機能し、磁気テープ
109に記録されているデータを再生する。
【0045】また、切替スイッチ部107は、記録アン
プ106の出力が供給される端子107aと、再生アン
プ110に対して出力する端子107bと、回転磁気ヘ
ッド108に対して入出力する端子107cとを有し、
そのスイッチが端子107aと端子107bで、マイコ
ン101から設定される記録モード又は再生モードに従
って切り替えられる。したがって、切替スイッチ部10
7がマイコン101から記録モードに設定された場合に
は、そのスイッチが端子107a側に切り替えられ、記
録アンプ106の出力が端子107a及び端子107c
を介して回転磁気ヘッド108に供給される。また、切
替スイッチ部107がマイコン101から再生モードに
設定された場合には、そのスイッチが端子107b側に
切り替えられ、回転磁気ヘッド108の出力が端子10
7c及び端子107bを介して再生アンプ110に供給
される。
【0046】上述のような静止画記録再生システム10
0の最も特徴とする点は、上述の構成に加えて、複数の
フレームメモリ(ここでは、説明の簡単のために、4枚
分のフレームメモリ115a〜115dとする)と、フ
レームメモリ115a〜115dでのデータ書込及び読
出動作を制御するメモリコントロール部116を更に備
えたことにある。
【0047】そこで、まず、静止画記録再生システム1
00の一連の動作について説明する。尚、ここでは、静
止画記録再生システム100を、例えば、DVCフォー
マットを採用した525−60システムとして説明す
る。
【0048】先ず、カメラ部102は、マイコン801
からの指示に従って、ユーザの所望するタイミングの静
止画像を、ディジタル化した静止画情報(静止画デー
タ)として、フレームメモリ103に取り込む。フレー
ムメモリ103に取り込まれた1枚目の静止画データ
は、メモリコントロール部116がマイコン101から
制御されることで、フレームメモリ115aに一旦記憶
される。
【0049】また、カメラ部102は、マイコン801
からの指示に従って、ユーザの所望する次のタイミング
の静止画像を、ディジタル化した静止画情報(静止画デ
ータ)として、フレームメモリ103に取り込む。フレ
ームメモリ103に取り込まれた2枚目の静止画データ
は、メモリコントロール部116がマイコン101から
制御されることで、フレームメモリ115bに一旦記憶
される。
【0050】さらに、3枚目、4枚目の静止画データに
ついても、上述の1枚目、2枚目の静止画データと同様
にして、フレームメモリ115c、115dに各々一旦
記憶される。
【0051】したがって、フレームメモリ115a〜フ
レームメモリ115dには各々、図2(a)〜(d)に
示すように、1枚目〜4枚目の静止画データが記憶され
ることになる。このようにして、フレームメモリ115
a〜フレームメモリ115dへの静止画データの記憶が
全て完了すると、そのタイミングでメモリコントロール
部116は、マイコン101に対して、磁気テープ10
9への記録動作の開始を指示する。
【0052】これにより、マイコン101は、磁気テー
プ109への記録動作のための制御を開始する。尚、磁
気テープ109への記録動作を実際に開始する前には、
上述したように、繋ぎ準備動作及び繋ぎ動作が行われ
る。すなわち、マイコン101の制御に基づくシーケン
スにより、キャプスタンモータドライバ112の回転方
向及び起動停止が制御され、また、回転磁気ヘッド10
8、切替スイッチ部107、再生アンプ110、及び信
号処理部111を経て検出されるトラッキング信号とキ
ャプスタンサーボ114でキャプスタンモータ113の
回転位相が制御される。これにより、磁気テープ109
は、反転搬送され、前回までに記録されたトラックに回
転磁気ヘッド108がスキャンするように搬送され、そ
の結果、前回までに記録されたトラックに続く記録動作
が開始される。
【0053】そして、メモリコントロール部116は、
詳細は後述するが、フレームメモリ115a〜115d
に記憶された1枚目〜4枚目の静止画データが間引かれ
たデータのマルチ静止画像が構成されるように、フレー
ムメモリ115a〜115dからフレームメモリ103
へのデータ読出動作を制御する。これにより、フレーム
メモリ103には、上記図2(e)に示すようなマルチ
静止画データ(読出第1フレームの静止画データ)が一
旦記憶され、このフレームメモリ103に一旦記憶され
た読出第1フレームの静止画データは、1フレーム分圧
縮符号化部104に対して読み出される。
【0054】圧縮符号化部104は、フレームメモリ1
03からの読出第1フレームの静止画データに対して、
所定の圧縮処理を行って、それを信号処理部105に供
給する。信号処理部105は、圧縮符号化部104から
の読出第1フレームの静止画データに対して、所定の信
号処理を行って、それを記録アンプ106に供給する。
記録アンプ106は、マイコン101からの制御に従っ
て、信号処理部105からの読出第1フレームの静止画
データを増幅して切替スイッチ部107の端子107a
に供給する。
【0055】このとき、切替スイッチ部107及び回転
磁気ヘッド108は、マイコン101からの制御によ
り、記録モードに設定される。したがって、記録アンプ
106から切替スイッチ部107に供給された読出第1
フレームの静止画データは、切替スイッチ部107を介
して回転磁気ヘッド108に供給される。回転磁気ヘッ
ド108は、切替スイッチ部107からの読出第1フレ
ームの静止画データを磁気テープ109に記録する。
【0056】一方、キャプスタンサーボ114は、マイ
コン101からの制御に従って起動しており、これによ
り、キャプスタンモータドライバ112は駆動される。
これに伴って、キャプスタンモータ113も定常回転
(正転動作)し、これにより、磁気テープ109は、回
転磁気ヘッド108に対して一定速度で走行する。
【0057】したがって、磁気テープ109には、上記
図10と同様に、読出第1フレームの静止画データが記
録されてなるトラックが、磁気テープ109の長手方向
に傾斜して隙間なく並ぶように形成される。
【0058】上述のような記録動作は、上述の再生時の
信頼性の確保のために、5フレーム分の同じ読出第1フ
レームの静止画データが磁気テープ109に記録される
まで、繰り返し行われる。
【0059】読出第1フレームの静止画データについて
の記録動作が終了すると、それに続いて、読出第2フレ
ームの静止画データについての記録動作が開始される。
すなわち、メモリコントロール部116は、読出第1フ
レームの静止画データの記録動作時と同様にして、フレ
ームメモリ115a〜115dに記憶された1枚目〜4
枚目の静止画データが間引かれたデータのマルチ静止画
像が構成されるように、フレームメモリ115a〜11
5dからフレームメモリ103へのデータ読出動作を制
御する。したがって、フレームメモリ103には、上記
図2(f)に示すようなマルチ静止画データ(読出第2
フレームの静止画データ)が一旦記憶される。このフレ
ームメモリ103に一旦記憶された読出第2フレームの
静止画データは、メモリコントロール部116からの制
御により、1フレーム分読み出される。
【0060】以降、読出第1フレームの静止画データの
記録動作時と同様に、フレームメモリ103から読み出
された読出第2フレームの静止画データは、圧縮符号化
部104及び信号処理部105で所定の処理が行われ、
記録アンプ106及び切替スイッチ部107を介して回
転磁気ヘッド108に供給され、この回転磁気ヘッド1
08により磁気テープ109に記録される。このとき、
磁気テープ109は、キャプスタンモータ113の正転
動作により、回転磁気ヘッド108に対して一定速度で
走行する。
【0061】上述のような読出第2フレームの静止画デ
ータについての記録動作も、再生時の信頼性の確保のた
めに、5フレーム分の同じ読出第2フレームの静止画デ
ータが磁気テープ109に記録されるまで、繰り返し行
われる。したがって、磁気テープ109には、5フレー
ム分の読出第1フレームの静止画データが記録されてな
るトラックに続いて、5フレーム分の読出第2フレーム
の静止画データが記録されてなるトラックが形成され
る。
【0062】読出第2フレームの静止画データについて
の記録動作が終了すると、さらに、上記図2(g)、
(h)に示すような、読出第3フレームの静止画デー
タ、読出第4フレームの静止画データについての記録動
作が行われる。これらの読出第3及び第4フレームの静
止画データについても各々、上述の読出第1及び第2フ
レームの静止画データについての記録動作と同様にし
て、5フレーム分、磁気テープ109に記録される。
【0063】そして、読出第1〜第4フレームの静止画
データについての記録動作が全て終了すると、メモリコ
ントロール部116は、マイコン101に対して、磁気
テープ109への記録動作の停止を指示する。これによ
り、マイコン101は、上述の繋ぎ準備動作のための制
御を行って、磁気テープ109の搬送を停止させ、次の
新たな静止画データについての記録動作に備える。
【0064】つぎに、フレームメモリ115a〜115
dからフレームメモリ103への静止画データの読出シ
ーケンスについて具体的に説明する。
【0065】先ず、上述したように、カメラ部102に
より取り込まれる静止画データ(1枚目の静止画デー
タ)は、フレームメモリ103に蓄積されるが、マイコ
ン101がメモリコントロール部116を制御すること
で、フレームメモリ103に蓄積された1枚目の静止画
データは、フレームメモリ115aに対して読み出され
る。すなわち、ユーザが所望するタイミングで取り込ま
れた1枚目の静止画データは、フレームメモリ115a
に一旦蓄積される。このとき、磁気テープ109への記
録動作は行われない。
【0066】次に、再び、ユーザが所望するタイミング
で取り込まれた2枚目の静止画データがあれば、1枚目
の静止画データと同様にして、フレームメモリ115b
に一旦蓄積される。3枚目、4枚目の静止画データにつ
いても、これと同様にして、フレームメモリ115c、
115dに一旦蓄積される。
【0067】このように、静止画記録再生システム10
0では、4枚までの静止画データを蓄積可能としてい
る。
【0068】そこで、フレームメモリ115a〜115
dへの静止画データの蓄積が完了した時点で、メモリコ
ントロール部116からマイコン101に対して、磁気
テープ109への記録動作の開始の指示が与えられる。
これにより、磁気テープ109への記録動作が開始され
る。
【0069】そして、メモリコントロール部116は、
次のような読出シーケンスに従って、フレームメモリ1
15a〜115dからフレームメモリ103への静止画
データの読出動作を制御する。
【0070】フレームメモリ115a〜115dには各
々、上記図2(a)〜(d)に示すように、ユーザの所
望するタイミングの個々の静止画データ(1枚目〜4枚
目の静止画データ)が蓄積されている。これらのフレー
ムメモリ115a〜115dに蓄積されている各静止画
データから、上記図2(e)に示す読出第1フレームの
静止画データをフレームメモリ103に構成するため
に、フレームメモリ115a〜115dに蓄積されてい
る各静止画データを、画素を縦横1つ置きに飛ばして読
み出す。したがって、フレームメモリ103には、1枚
目の静止画データの全画素中の縦横1つ置きの画素から
なる静止画データと、2枚目の静止画データの全画素中
の縦横1つ置きの画素からなる静止画データと、3枚目
の静止画データの全画素中の縦横1つ置きの画素からな
る静止画データと、4枚目の静止画データの全画素中の
縦横1つ置きの画素からなる静止画データとから構成さ
れる読出第1フレームの静止画データが蓄積されること
になる。
【0071】このようにしてフレームメモリ103に蓄
積された読出第1フレームの静止画データは、5フレー
ム分繰り返し読み出され、この結果、磁気テープ109
には、読出第1フレームの静止画データが5フレーム分
記録されてなるトラックが形成される。
【0072】また、上記図2(f)に示す読出第2フレ
ームの静止画データをフレームメモリ103に蓄積する
場合も、上述の読出第1フレームの静止画データの場合
と同様にして、フレームメモリ115a〜115dに蓄
積されている各静止画データを、画素を縦横1つ置きに
飛ばして読み出す。ここで、読出第1フレームの静止画
データの場合と異なる点は、読出第1フレームの静止画
データの場合で読みだした画素の1つ右隣の画素を読み
出すことにある。
【0073】このようにしてフレームメモリ103に蓄
積された読出第2フレームの静止画データも、5フレー
ム分繰り返し読み出され、この結果、磁気テープ109
には、5フレーム分の読出第1フレームの静止画データ
が記録されてなるトラックに続いて、読出第1フレーム
の静止画データが5フレーム分記録されてなるトラック
が形成される。
【0074】ここで、フレームメモリ103に蓄積され
た読出第2フレームの静止画データは、読出第1フレー
ムの静止画データに時間差なく読み出されるように制御
される。したがって、読出第2フレームの静止画データ
を読出第1フレームの静止画データに続いて磁気テープ
109に記録する際は、上述の繋ぎ準備動作及び繋ぎ動
作を行う必要がない。
【0075】次の上記図2(g)、(h)の読出第3、
読出第4フレームの静止画データについての読み出し
も、上述の読出第1、読出第2フレームの静止画データ
と同様にして行われる。このときも、上述の繋ぎ準備動
作及び繋ぎ動作を行う必要はない。
【0076】そして、読出第1〜読出第4フレームの静
止画データについての記録動作が全て完了した時点で、
メモリコントロール部116からマイコン101に対し
て、磁気テープ109への記録動作の停止の指示が与え
られる。これにより、磁気テープ109への記録動作が
停止し、次の新たな静止画データについての記録動作の
ために、上述の繋ぎ準備動作及び繋ぎ動作が行われる。
【0077】上述のように、本実施の形態では、4つの
フレームメモリ115a〜115dを設けることで、4
枚までの静止画をユーザの所望する任意のタイミングで
取り込み可能とし、それらの静止画データから構成され
るマルチ静止画データ(2×2のマルチ静止画データ)
を磁気テープ109に記録し、この記録が完了した時点
で、繋ぎ準備動作及び繋ぎ動作を行うようにした。した
がって、3回分の繋ぎ準備動作及び繋ぎ動作に要する時
間を省略することができる。
【0078】上述のようにして記録処理がなされた磁気
テープ109は、例えば、図3に示すような静止画記録
再生システム100が有する再生系により再生される。
尚、上記図3の静止画記録再生システム100におい
て、上記図2の静止画記録再生システム100と同様に
動作する箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省
力する。
【0079】先ず、マイコン101は、回転磁気ヘッド
108及び切替スイッチ部107を再生モードに設定す
る。これにより、回転磁気ヘッド108は、再生用ヘッ
ドとして機能し、磁気テープ109に記録された読出第
1〜読出第4フレームの静止画データを再生する。回転
磁気ヘッド108により再生された静止画データは、切
替スイッチ部107を介して再生アンプ110に供給さ
れる。再生アンプ110は、マイコン101からの制御
に従って、切替スイッチ部107からの静止画データを
増幅して信号処理部111に供給する。
【0080】信号処理部111は、再生アンプ110か
らの静止画データに対して、エラー訂正処理等を含む所
定の信号処理を行うことで、圧縮符号化された静止画デ
ータを得る。また、信号処理部111は、再生アンプ1
10からの静止画データに含まれるトラッキング信号
(本来回転磁気ヘッド108がスキャンすべき磁気テー
プ109上のトラック位置と、実際にスキャンしている
トラック位置とのずれを示す信号)をキャプスタンサー
ボ114に供給する。このようにして、トラッキング信
号を、キャプスタンサーボ114、キャプスタンモータ
ドライバ112、及びキャプスタンモータ113で構成
されるサーボループにフィードバックすることで、回転
磁気ヘッド108が磁気テープ109に形成されている
トラックをスキャンできるように、キャプスタモータ1
13の回転位相を制御する。
【0081】信号処理部111で得られた静止画データ
は、伸張復号化部117に供給される。伸張復号化部1
17は、信号処理部111からの静止画データに所定の
復号化処理を行うことで、元の静止画データを得て、こ
れをフレームメモリ113に蓄積する。
【0082】したがって、フレームメモリ113には、
図4に示すように、5フレーム分の読出第1フレームの
静止画データが蓄積され、これに続いて、5フレーム分
の読出第2フレームの静止画データが蓄積される。ま
た、これに続いて、5フレーム分の読出第3フレームの
静止画データ、5フレーム分の読出第4フレームの静止
画データも順次蓄積される。このようにしてフレームメ
モリ113に蓄積された読出第1〜読出第4フレームの
静止画データは、マイコン101からの制御により、映
像出力部118に対して順次読み出される。映像出力部
118は、フレームメモリ113からの静止画データを
画面表示する。したがって、ユーザは、この映像出力部
118で表示される画面により、磁気テープ109に記
録されている静止画データを認識する。
【0083】ここで、映像出力部118で表示される画
面は、4つの静止画データで構成されるマルチ静止画像
である。すなわち、フレームメモリ113から先ず最初
に読み出される読出第1フレームの静止画データは、上
述の1枚目〜4枚目の静止画データから構成されるマル
チ静止画像である。したがって、読出第1フレームの静
止画データを再生するだけで、4つの静止画の内容を把
握できるインデックス(INDEX )としての効果が得られ
る。
【0084】また、読出第1フレームの静止画データに
続いて読み出され再生される読出第2〜読出第4フレー
ムの静止画データも、4つの静止画データから構成され
るマルチ静止画像であり、各々のマルチ静止画像は、同
様の絵柄で構成されている。したがって、読出第1フレ
ームの静止画データから順に、読出第2、読出第3、読
出第4フレームの静止画データを再生している間、具体
的には、 5フレーム×4=20フレーム に相当する約0.7秒間は、同様の絵柄が画面表示され
ることになるため、従来のように、画面表示される絵柄
が頻繁に切り替わり、ユーザの視覚を疲労させることは
ない。つまり、ユーザは、この間、再生一時停止状態
(STILL )にしなくとも、画面表示されている静止画を
認識することができる。
【0085】尚、上述の実施の形態では、4つのフレー
ムメモリ115a〜115dを設け、2×2の静止画デ
ータから構成されるマルチ静止画データを磁気テープ1
09に記録するようにしたが、これに限らず、例えば、
9つのフレームメモリを設け、3×3の静止画データか
ら構成されるマルチ静止画データを磁気テープ109に
記録する等、複数個のフレームメモリを設け、複数の静
止画データから構成されるマルチ静止画データを磁気テ
ープ109に記録するようにしてもよい。
【0086】また、上述の記録処理がなされた磁気テー
プ109を、上記図3に示した再生系で再生して画面表
示した際、その画面上でユーザにより指定のあった静止
画を、画面全体に拡大して高精細画像として再表示する
ようにしてもよい。
【0087】具体的には、図5に示すように、先ず、読
出第1フレームの静止画データを再生し画面表示し終え
たら、マイコン101の制御により、磁気テープ109
の搬送を停止させる(ステップS201)。これによ
り、映像出力部118には、図6(a)に示すようなマ
ルチ静止画像が画面表示される。
【0088】次に、ユーザは、映像出力部118にて表
示されている画面を観察し、上記図6(b)に示すよう
に、図示していないマウスやキーボード等により、所望
する静止画を選択する(ステップS202)。ここで
は、選択された静止画を、1枚目〜4枚目の静止画のう
ち2枚目の静止画(静止画2)とし、この選択は、マイ
コン101により認識される。
【0089】次に、マイコン101の制御により、上記
図6(c)に示すように、ユーザから選択された静止画
2を拡大して、画面一杯の静止画像とする(ステップS
203)。この拡大された静止画2の静止画データ(拡
大静止画データ)は、フレームメモリ103に一旦蓄積
される。尚、ここでは、マルチ静止画像を2×2の静止
画から構成されているものとしているため、静止画2を
縦横2倍に拡大する。
【0090】次に、マイコン101の制御により、磁気
テープ109の搬送動作を開始して、磁気テープ109
に記録されている読出第1フレームの静止画データに続
く読出第2〜読出第4フレームの静止画データを再生す
る(ステップS204)。
【0091】次に、マイコン101の制御により、ステ
ップS204で再生された各静止画データ(マルチ静止
画データ)を構成する4つの静止画データに対して、ユ
ーザから選択された静止画に対応するデータであるか否
かの判別を行う。これにより、読出第2〜読出第4フレ
ームの静止画データから、ユーザにより選択された静止
画2の静止画データのみを抽出する(ステップS20
5)。
【0092】そして、マイコン101の制御により、上
記図6(d)に示すように、ステップS203でフレー
ムメモリ103に蓄積された拡大静止画データ(読出第
1フレームの拡大静止画データ)の所定の位置の画素デ
ータを、ステップS205で抽出された静止画2の静止
画データ(読出第2〜読出第4フレームの3つの静止画
2の静止画データ)で更新(重ね書き)する(ステップ
S206)。これにより、フレームメモリ103の拡大
静止画データは、読出第2フレームの静止画データ、読
出第3フレームの静止画データ、読出第4フレームの静
止画データが順に重ね書きされる毎に、徐々に高画質化
され、最終的には元の画質となる。
【0093】したがって、ユーザは、磁気テープ109
の巻き戻しを行うことなく、所望する静止画像を高精細
な画像で観察することができる。
【0094】(第2の実施の形態)
【0095】本発明は、例えば、図7に示すような、メ
モリユニット400が着脱可能に接続された静止画記録
再生システム300に適用される。この静止画記録再生
システム300は、上記図1の静止画記録再生システム
100と同様の構成としているが、静止画記録再生シス
テム100がフレームメモリ115a〜115dとメモ
リコントロール部116を備える構成としたのに対し
て、通信インターフェース(DIF-I/F )319を備えた
構成としている。
【0096】通信インターフェース319には、メモリ
ユニット400の後述する通信インターフェース421
が接続されるようになされており、このメモリユニット
400は、通信インターフェース319を介して静止画
記録再生システム100と通信するための通信インター
フェース(DIF-I/F )421と、通信インターフェース
(DIF-I/F )421に接続された複数のフレームメモリ
(ここでは、説明の簡単のために、4つのフレームメモ
リ422a〜422dとする)と、フレームメモリ42
2a〜422dでのデータ書込及び読出動作を制御する
メモリコントロール部423とを備えている。
【0097】静止画記録再生システム300の通信イン
ターフェース319は、圧縮符号化部104で圧縮符号
化された静止画データを、ブロック単位でリアルタイム
に高速にシリアル通信(1394通信等)するためのも
のであり、メモリユニット400の通信インターフェー
ス421も、これと同様の構成としている。
【0098】メモリユニット400のフレームメモリ4
22a〜422dは、圧縮符号化された静止画データを
一時的に記憶するものである。
【0099】以下、上述のような静止画記録再生システ
ム300、及びそれに接続されるメモリユニット400
の動作について説明する。尚、上記図7の静止画記録再
生システム300において、上記図1の静止画記録再生
システム100と同様に動作する箇所には同じ符号を付
し、その詳細な説明は省略する。また、ここでは、静止
画記録再生システム300を、例えば、DVCフォーマ
ットを採用した525−60システムとして説明する。
【0100】先ず、静止画記録再生システム300にお
いて、カメラ部102により取り込まれた静止画データ
は、フレームメモリ103に蓄積される。このフレーム
メモリ103に蓄積された静止画データは、マイコン1
01の制御により、圧縮符号化部104に対して読み出
される。
【0101】圧縮符号化部104は、フレームメモリ1
03からの静止画データに対して、ブロック単位の所定
の圧縮符号化処理を行う。
【0102】具体的には、まず、圧縮符号化部104に
は、図8(a)に示すような1フレームの静止画データ
が供給される。ここで、DVCフォーマットでは、ディ
ジタル化された画像データを効率よく記録するために、
ブロック符号化と呼ばれる手法で、画像データを圧縮す
るようになされている。このため、圧縮符号化部104
は、上記図8(a)に示す1フレームの静止画データ
(720×480画素の静止画データ)を、例えば、同
図(b)に示すように、5×10画素のスーパーマクロ
ブロックに分割し、さらに、同図(c)に示すように、
そのスーパーマクロブロックが27個のマクロブロック
で構成されるように、画素のブロック化を行う。この1
つのマクロブロックは、輝度信号に関していうならば、
8×8画素単位の画素で構成されている。そして、圧縮
符号化部104は、このような画素ブロックに対して、
DCT(離散コサイン変換)処理等を施して、マクロブ
ロックのデータ内容を周波数成分に分解することで、デ
ータ量の圧縮を実現する。したがって、上記図8(a)
に示したような1フレームの静止画データは、圧縮符号
化部104にて上述のマクロブロック単位の圧縮符号化
が行われ、これが通信インターフェース319に供給さ
れる。
【0103】通信インターフェース319は、圧縮符号
化部104からの静止画データを、リアルタイムで通信
可能な高速シリアル通信のパケットデータに変換する。
この通信インターフェース319に供給される静止画デ
ータは、マクロブロック単位で圧縮符号化されたもので
あるため、通信負荷を低減してシリアル通信を実現でき
るかたちとなっている。
【0104】通信インターフェース319で得られたパ
ケットデータは、高速シリアル通信(1394シリアル
通信等)用のケーブルを介して、静止画記録再生システ
ム300に接続されているメモリユニット400に転送
される。
【0105】これを受けたメモリユニット400におい
て、通信インターフェース421は、静止画記録再生シ
ステム300から転送されてきたパケットデータからマ
クロブロック単位で圧縮符号化された静止画データ(1
フレームの静止画データ)を得る。また、通信インター
フェース421は、その1フレームの静止画データをフ
レームメモリ422aに取り込むように、メモリコント
ロール部423に指示する。これにより、通信インター
フェース421で受信された1フレームの静止画データ
が、フレームメモリ422aに蓄積される。すなわち、
静止画記録再生システム300において、ユーザが所望
したタイミングで取り込まれた1枚目の静止画データ
が、外部に接続されているメモリユニット400のフレ
ームメモリ422aに圧縮符号化された状態で蓄積され
る。このとき、磁気テープ109への記録動作は行われ
ない。
【0106】次に、再び、静止画記録再生システム30
0において、ユーザが所望するタイミングで2枚目の静
止画データが取り込まれた場合、この場合も上述の1枚
目の静止画データの場合と同様にして、その2枚目の静
止画データは、外部に接続されているメモリユニット4
00のフレームメモリ422bに圧縮符号化された状態
で蓄積される。同様にして、3枚目、4枚目の静止画デ
ータも、 外部に接続されているメモリユニット400
のフレームメモリ422c、422dに圧縮符号化され
た状態で蓄積される。
【0107】メモリユニット400のフレームメモリ4
22a〜422dに、1枚目〜4枚目の静止画データが
全て蓄積された時点で、メモリユニット400のメモリ
コントロール部423は、通信インターフェース421
を介して、静止画記録再生システム300に対して磁気
テープ109への記録動作の開始を指示する。また、メ
モリコントロール部423は、フレームメモリ422a
〜422dに蓄積された静止画データの読出動作を制御
する。
【0108】このときの読出動作は、上述した第1の実
施の形態での読出動作と同様であるが(上記図2参
照)、第1の実施の形態では、画素単位でデータを抽出
してマルチ静止画像を構成したのに対して、ここでは、
圧縮符号化されたマクロブロック単位でデータを抽出し
てマルチ静止画像を構成するように、フレームメモリ4
22a〜422dに蓄積された静止画データの読出動作
が制御される。例えば、上記図2でいうと、”○”等で
示す画素データを、マクロブロックのデータに置き換え
た状態が、ここでの読出動作となる。
【0109】したがって、静止画記録再生システム30
0には、1枚目の静止画データの全マクロブロック中の
縦横1つ置きのマクロブロックからなる静止画データ
と、2枚目の静止画データの全マクロブロック中の縦横
1つ置きのマクロブロックからなる静止画データと、3
枚目の静止画データの全マクロブロック中の縦横1つ置
きのマクロブロックからなる静止画データと、4枚目の
静止画データの全マクロブロック中の縦横1つ置きのマ
クロブロックからなる静止画データとから構成される読
出第1フレームの静止画データが転送されることにな
る。
【0110】この読出第1フレームの静止画データは、
信号処理部105で所定の信号処理が行われ、記録アン
プ106で増幅され、切替スイッチ部107を介して回
転磁気ヘッド108に供給され、磁気テープ109に記
録されることになる。これに続く読出第2、読出第3、
読出第4フレームの静止画データについても同様にし
て、磁気テープ109に記録される。
【0111】上述のように、本実施の形態でも、上述の
第1の実施の形態と同様に、外部のメモリユニット40
0に4つのフレームメモリ422a〜422dを設ける
ことで、4枚までの静止画をユーザの所望する任意のタ
イミングで取り込み可能とし、それらの静止画データか
ら構成されるマルチ静止画データを磁気テープ109に
記録するようにした。したがって、3回分の繋ぎ準備動
作及び繋ぎ動作に要する時間を省略することができる。
また、このような記録処理がなされた磁気テープ109
を再生すると、従来のように、画面表示される絵柄が頻
繁に切り替わり、ユーザの視覚を疲労させることはな
い。つまり、ユーザは、この間、再生一時停止状態(ST
ILL )にしなくとも、画面表示されている静止画を認識
することができる。
【0112】さらに、静止画記録再生システム300の
通信インターフェース(DIF-I/F )319と、メモリユ
ニット400の通信インターフェース(DIF-I/F )42
1とにより、静止画記録再生システム300とメモリユ
ニット400を容易に接続できるようにし、各インター
フェースを介して、静止画データの通信が行えるように
したことにより、例えば、連続して静止画データを磁気
テープ109に記録する必要があるときのみ、メモリユ
ニット400を静止画記録再生システム300に接続し
て、磁気テープ109への記録を行うことができる。し
たがって、静止画記録再生システム300の本体そのも
のをハード的に縮小することができる。
【0113】尚、上述の実施の形態でも、4つのフレー
ムメモリ422a〜422dを設けるように構成した
が、これに限られることはない。例えば、9つのフレー
ムメモリを設けるようにしてもよい。
【0114】また、本発明の目的は、上述した各実施の
形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアの
プログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或い
は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュー
タ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読みだして実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体か
ら読み出されたプログラムコード自体が各実施の形態の
機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
【0115】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、ROM、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用い
ることができる。
【0116】また、コンピュータが読みだしたプログラ
ムコードを実行することにより、各実施の形態の機能が
実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の
処理の一部又は全部を行い、その処理によって各実施の
形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまで
もない。
【0117】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、
その処理によって各実施の形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、Nフレ
ームの静止画情報が記憶手段に全て記憶されたとき、そ
のNフレームの静止画情報を一括して読み出して記録媒
体に記録する。このときの読み出しは、Nフレームのマ
ルチ静止画情報(Nフレームの静止画情報のインデック
ス画面の情報)が構成されるように制御される。
【0119】このように構成したことにより、例えば、
各々が異なる複数フレームの静止画情報を連続して磁気
テープに記録する際に必要な、所謂繋ぎ準備動作や繋ぎ
動作は、Nフレーム毎に1回でよい。また、Nフレーム
のマルチ静止画情報のうち、ある1フレームのマルチ静
止画情報を再生するだけでも、Nフレームの静止画情報
の内容を認識することができる。さらに、マルチ静止画
情報はNフレーム分構成され、各マルチ静止画情報は略
同一の絵柄で構成されるため、このNフレームのマルチ
静止画情報の再生中は、再生画像が大きく変化すること
はない。したがって、テープ搬送の停止等を行うことな
く、Nフレームの静止画情報の内容を十分な時間で認識
することができ、視覚を疲労させる恐れもない。また、
再生時の信頼性も確保することができる。
【0120】よって、本発明は、効率的に、且つ再生時
の信頼性を確保しつつ、異なる静止画を連続して記録す
ることができ、その記録された静止画をユーザにとって
良好な状態で再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
静止画記録再生システムの記録系の構成を示すブロック
図である。
【図2】上記記録系において、4つのフレームメモリで
の静止画データの読出動作を説明するための図である。
【図3】上記静止画記録再生システムの再生系の構成を
示すブロック図である。
【図4】上記再生系において、磁気テープから再生され
る静止画データを説明するための図である。
【図5】上記再生系の他の再生方法の一例を説明するた
めのフローチャートである。
【図6】上記再生方法において、磁気テープから再生さ
れる静止画データを説明するための図である。
【図7】第2の実施の形態において、本発明を適用した
静止画記録再生システムの記録系の構成を示すブロック
図である。
【図8】上記記録系の圧縮符号化部でのブロック符号化
を説明するための図である。
【図9】従来の静止画記録再生システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図10】上記静止画記録再生システムでの繋ぎ準備動
作及び繋ぎ動作を説明するための図である。
【図11】上記静止画記録再生システムの動作を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
100 静止画記録再生システム 101 マイコン 102 カメラ部 103 フレームメモリ 104 圧縮符号化部 105 信号処理部 106 記録アンプ 107 切替スイッチ部 108 回転磁気ヘッド 109 磁気テープ 110 再生アンプ 111 信号処理部 112 キャプスタンモータドライバ 113 キャプスタンモータ 114 キャプスタンサーボ 115a〜115d フレームメモリ 116 メモリコントロール部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 27/08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N(N:2以上の整数)フレームの静止
    画情報を記憶する記憶手段と、 上記記憶手段での情報読出動作を制御する制御手段と、 上記制御手段の制御に従って上記記憶手段から読み出さ
    れた情報を記録媒体に記録する記録手段とを備え、 上記制御手段は、上記Nフレームの静止画情報が全て上
    記記憶手段に記憶されたときに、各々が上記Nフレーム
    の静止画情報の一部を含むNフレームのマルチ静止画情
    報が構成されるように、上記記憶手段での情報読出動作
    を制御することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記Nフレームの静止画情報は各々、隣
    接するN個の画素からなる画素グループ単位で構成さ
    れ、 上記制御手段は、上記Nフレームの静止画情報の各々に
    て上記画素グループの所定の1個の画素が代表値として
    抽出され、それらの代表値で上記マルチ静止画情報が構
    成されるように、上記記憶手段での情報読出動作を制御
    することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記Nフレームの静止画情報は各々、隣
    接するN個の画素ブロックからなるブロックグループ単
    位で構成され、 上記制御手段は、上記Nフレームの静止画情報の各々に
    て上記ブロックグループの所定の1個の画素ブロックが
    代表値として抽出され、それらの代表値で上記マルチ静
    止画情報が構成されるように、上記記憶手段での情報読
    出動作を制御することを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  4. 【請求項4】 上記記憶手段は、N個のフレームメモリ
    を含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 本装置に着脱可能な外部ユニットと通信
    する通信手段を更に備え、 上記記憶手段は、上記外部ユニットに設けることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記記録媒体に記録されたNフレームの
    マルチ静止画情報を再生する再生手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記再生手段で再生された上記マルチ静
    止画情報を画面表示する表示手段を更に備えることを特
    徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記表示手段の表示画面上にて、上記マ
    ルチ静止画情報に含まれるNフレームの静止画情報のう
    ち任意の静止画情報を指定する指定手段と、 上記指定手段で指定された静止画情報を拡大して上記表
    示手段で再度画面表示させる表示制御手段とを更に備え
    ることを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかに記載の画像処理
    装置を含むことを特徴とする画像処理システム。
JP10122110A 1998-05-01 1998-05-01 画像処理装置及び画像処理システム Pending JPH11317923A (ja)

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