JPH11316635A - 携帯型情報処理装置、制御方法および記録媒体 - Google Patents

携帯型情報処理装置、制御方法および記録媒体

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JPH11316635A
JPH11316635A JP4063299A JP4063299A JPH11316635A JP H11316635 A JPH11316635 A JP H11316635A JP 4063299 A JP4063299 A JP 4063299A JP 4063299 A JP4063299 A JP 4063299A JP H11316635 A JPH11316635 A JP H11316635A
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button
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JP4063299A
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Makoto Murakami
誠 村上
Akira Miyasaka
明 宮坂
Yasuhiro Momose
康弘 百瀬
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数少ない操作ボタンで多数の機能の選択を簡
単に素早く行うことができ、所定の機能を確実に選択で
きる携帯型情報処理装置を提供すること。 【解決手段】 リスト型情報処理装置1は、LCD3
と、このLCD3を囲む用に配置された操作ボタン10
4、105、106および107を有している。また、
リスト型情報処理装置1は、複数の機能を有し、それら
の複数の機能が複数の機能群にグループ化されている。
操作ボタン104および105をシングルタッピングす
ると同一階層内の他の機能が選択される。また、操作ボ
タン4をダブルタッピングすると下位の階層の機能に移
動する。さらに、下ボタン105をダブルタッピングす
ると上位の階層の機能に移動する。さらにまた下ボタン
105をホールドすることにより、複数の機能を選択可
能なプルダウンメニューが表示され、所望の機能へダイ
レクトに移行させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数少ないボタン操
作によって複数の機能を選択および決定等の操作が可能
な情報処理装置、その制御方法及び記録媒体に関するも
のである。特に、腕装着型等の携帯性に優れた情報処理
装置、その制御方法及び記録媒体に関するものである。
【従来の技術】近年、時刻表示機能、アラーム機能、電
卓機能等の複数の機能を有する情報処理装置の小型化が
進み、携帯性に富む情報処理装置の普及が進んでいる。
このような携帯型の情報処理装置では、複数の操作ボタ
ンが用意されており、それらの操作ボタンを介して複数
の機能の選択や決定等の行なうことができるようになっ
ている。例えば、十字カーソルボタン(操作ボタン)を
介して、複数の機能項目が表示された画面上のカーソル
を所定の機能項目に移動させ、その後、決定ボタン(操
作ボタン)を介してカーソルを合わせた機能の選択を決
定するシステムが提案されている。また、電卓機能等を
有する多機能型の携帯型情報処理装置では、除算や乗算
等を行わせるのと同様に機能毎に多数の操作ボタンを備
えた携帯型の装置が提案されている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】携帯型情報処理装置の
複数の機能に対応させて操作ボタンを設ければ、各々の
機能をその対応するボタンを押下することにより簡単に
選択することができ、便利である。しかしながら、携帯
型情報処理装置は、サイズが小さく、操作ボタンを設け
ることができるスペースが限られている。従って、多機
能に対応して多数の操作ボタンを設けようとすると、操
作ボタンの設置スペースを広げるか、あるいは、操作ボ
タンの各々を小さくする必要がある。操作ボタンの設置
スペースを広げると、表示画面を小さくせざるをえない
ので、時刻表示等の所定の情報が見にくくなってしま
う。
【0003】一方、操作ボタンを小さくすると、所定の
ボタンを押下しようとしても、そのボタンと隣接するボ
タンまで余計に押下してしまい、ボタンの押し間違いが
発生し易くなる。また、小さな操作ボタンが多数ある
と、暗い場所等では操作ボタンの機能が分かりにくく、
操作性も悪くなる。さらに、複数の操作ボタンを備えて
も設けられている機能が多いときは、操作ボタンが不足
し、複数のボタンを数回押下したり、複数のボタンを同
時に押下する等の所望の機能を選択する操作が複雑で覚
えにくい。このように、小さな操作ボタンを複数設ける
と、操作性の面で問題があり、所望の機能を迅速に選択
することは困難である。
【0004】これに対し、上述した十字カーソルボタン
を備えた情報処理装置により、ボタンの数を削減できる
が、それでも上下左右に動かすボタンや、決定、キャン
セルのボタン等が必要である。このため、例えば、上ボ
タンを押下しようとしても、右や左ボタンまで押下して
しまう可能性もある。さらに、表示画面の所定の場所に
カーソルを合わせるといった面倒な作業も必要になる。
1つの操作ボタンで2つのスイッチング動作を行なわ
せ、操作ボタンの数を少なくする技術は、例えば、実公
昭59−3463号公報、および実開昭57−4573
8号公報に開示されている。実公昭59−3463号公
報には、大小のボタンストロークを持つ操作ボタンが開
示され、実開昭57−45738号公報には、操作ボタ
ンを異なる2方向に傾けることにより、2つスイッチン
グ動作を行なうことが可能な操作ボタンが開示されてい
る。しかしながら、これらに開示された操作ボタンを携
帯型情報処理装置に設けても、選択すべき機能が多数に
なると、やはり多数の操作ボタンが必要である。また、
押し下げるストロークを変えたり、押し下げる向きを変
える等の操作を確実に行うには熟練が必要であり、操作
スピードを速くするのは難しい。
【0005】そこで、本発明においては、数少ない操作
ボタンで多数の機能の選択を簡単に素早く行うことがで
き、所定の機能を確実に選択できる携帯型情報処理装
置、その制御方法、および記録媒体を提供することを目
的としている。また、大きく見やすい表示が可能であ
り、しかも、選択ミスの少ない操作が可能な携帯型情報
処理装置、その制御方法、および記録媒体を提供するこ
とも目的としている。さらに、はじめて使用するユーザ
でも容易に取扱できる携帯型情報処理装置、その制御方
法、および記録媒体を提供することも目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の携帯型情報処理装置は、複数の機能を有す
る携帯型情報処理装置であって、一対の操作ボタンと、
その複数の機能を階層化し、その階層構造を操作ボタン
の操作でたどり前記機能を選択および稼動可能なオペレ
ーティングシステムとを有し、オペレーティングシステ
ムは、操作ボタンのいずれかを1回だけ押す第1の操作
(シングルタッピング)、および操作ボタンのいずれか
を2回連続して押す第2の操作(ダブルタッピング)の
うち、いずれか一方の操作により同一階層内の他の機能
を選択し、他方により他の階層の機能を選択可能である
ことを特徴としている。
【0007】また、本発明の他の携帯型情報処理装置は
複数の機能を有する携帯型情報処理装置であって、複数
の操作ボタンと、複数の機能を階層化し、その階層構造
を操作ボタンの操作でたどり機能を選択および稼動可能
なオペレーティングシステムとを有し、オペレーティン
グシステムは、操作ボタンのいずれか一の操作ボタンを
予め定めた所定時間以上継続して押すホールド操作によ
り予め設定した複数の機能を選択するための機能選択画
面を表示する機能選択画面表示手段と、機能選択画面に
表示された複数の機能のいずれか一を選択するための選
択手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】また、複数の機能を有する携帯型情報処理
装置であって、複数の操作ボタンと、複数の機能を階層
化し、その階層構造を操作ボタンの操作でたどり機能を
選択および稼動可能なオペレーティングシステムとを有
し、オペレーティングシステムは、操作ボタンのいずれ
か一の操作ボタンを所定時間継続して押すホールド操作
により予め設定した機能に処理を移行するホールド処理
移行手段を備えたことを特徴としている。
【0009】また、複数の機能を有する携帯型情報処理
装置の制御方法においては、複数の機能が階層化されて
おり、一対の操作ボタンのいずれかを1回だけ押す第1
の操作(シングルタッピング)、および操作ボタンのい
ずれかを2回連続して押す第2の操作(ダブルタッピン
グ)のうち、一方の操作により同一階層内の他の機能を
選択し、他方により他の階層の機能を選択する機能選択
工程を有することを特徴としている。
【0010】また、複数の操作ボタンを有するととも
に、複数の機能を有する携帯型情報処理装置の制御方法
であって、操作ボタンのいずれか一の操作ボタンを予め
定めた所定時間以上継続して押すホールド操作により予
め設定した複数の機能を選択するための機能選択画面を
表示する機能選択画面表示工程と、機能選択画面に表示
された複数の機能のいずれか一を選択するための選択工
程と、を備えたことを特徴としている。また、複数の操
作ボタンを有し、複数の機能を有する携帯型情報処理装
置の制御方法であって、操作ボタンのいずれか一の操作
ボタンを所定時間継続して押すホールド操作により予め
設定した機能に処理を移行するホールド処理移行工程を
備えたことを特徴としている。
【0011】本発明の携帯型情報処理装置およびその制
御方法では、多数の機能を階層的に体系化すると共に、
一対の操作ボタンを使用して、それらのボタンをシング
ルタッピング(第1の操作)あるいはダブルタッピング
(第2の操作)して、階層構造における移動方向を決定
し、所望の機能を選択および稼動することができるよう
にしている。このように機能を階層化することにより、
多数の機能のうちから所望の機能を選択する手順を把握
し易くなる。また、同一階層内での移動と階層間での移
動の2つの異なる動作により所望の機能に辿り着くこと
ができる。そして、本発明においては、これらの動作に
操作ボタンのいずれかを1回だけ押すシングルタッピン
グと、操作ボタンのいずれかを2回連続して押すダブル
タッピングを割り当てることにより、異なる移動方向を
指示可能な一対の操作ボタンで階層構造内を自由に動き
回れるようにしている。
【0012】従って、多機能を一対の操作ボタンという
最小構成で自由に選択することができるので、腕装着型
等の表示面積が限られている情報処理装置においても、
十分な表示面積を確保できると共に操作ボタンを大きく
できる。さらに、シングルタッピングとダブルタッピン
グという単純な操作の繰り返しで所望の機能を自由に選
択することができる。従って、多数の機能の選択を簡単
に素早く行うことができ、しかも、確実に機能選択を行
うことができる。また、夜等の暗い場所でも、操作ボタ
ン自体を容易に認識でき、どのような状況下でも操作し
やすい。さらに、操作ボタンに指を載せたままの状態で
軽くタッピングするといった操作が可能となる。このよ
うに、本発明の携帯型情報処理装置およびその制御方法
では、連続タッピングを行い易いと共に素早い操作を行
なうことができ、また、長時間連続して疲れずに操作す
ることが可能である。また、複数の操作ボタンを数回押
したり、複数の操作ボタンを同時に押すといった複雑な
操作手順を行わなくても簡単に所望の機能を選択できる
ので、ユーザが覚えるべき操作ルールも少なくて済む。
これらの事から本発明によれば、はじめて使用するユー
ザでも容易に取扱できる携帯型情報処理装置およびその
制御方法を実現できる。
【0013】また、シングルタッピングおよびダブルタ
ッピングのいずれか一方の操作により、同一機能内の前
後の項目を選択したり、他方の操作によりその機能の実
行を決定およびキャンセルするようにもできるので、こ
れらの操作ボタンにより実際の機能、例えば、時刻表示
機能やアラーム機能の詳細設定等を行うことができる。
従って、一対の操作ボタンだけで機能の選択から実行中
の操作まですべてをカバーできる携帯型の情報処理装置
およびその制御方法を提供できる。このような一対の操
作ボタンを、表示画面を挟んで対向するように配置すれ
ば、個々の操作ボタンが離間した状態にできるので、ボ
タンの押し間違えをいっそう確実に防ぐことができる。
【0014】操作ボタンのいずれか一の操作ボタンを予
め定めた所定時間以上継続して押すホールド操作により
予め設定した複数の機能を選択するための機能選択画面
を表示し、機能選択画面に表示された複数の機能のいず
れか一を選択することにより、階層間の移動を極力低減
しより一層の操作の簡略化を図ることができる。本発明
の携帯型情報処理装置においては、機能毎の画面を表示
可能な画像表示装置を設け、この画像表示装置に、第1
の操作または第2の操作に伴って選択された機能に対応
する画面を切り替えて表示することが望ましい。一方、
本発明の制御方法においては、第1または第2の操作が
行われると、それらの操作に伴って選択された機能に対
応する画面を切り替えて表示する画像表示工程を設けて
おくことが望ましい。携帯型情報処理装置では、大きな
サイズの画面を設けることはできないが、上記のように
選択された機能に対応する画面を切り替えて表示するよ
うにすれば、その機能に限定された情報を表示すれば良
いので見やすくなる。そして、機能を選択することによ
り、次々と、多種多様な情報を表示できるので、小さな
画面で多くの情報を見やすく表示できる。
【0015】このように機能毎に画面を切り換えて表示
すると、その機能の階層上の位置等が分かりにくくな
る。そこで、複数の機能を複数の機能群にグループ化し
ておくことが可能であり、機能毎の画面の一部に、その
機能の属する機能群に共通の識別表示を表示するように
すれば、画面表示されている機能が属する機能群を視覚
的に容易に認識することができ、異なる階層間を移動さ
せる操作に役立てることができる。また、機能毎の画面
の一部に、選択されている機能の属する階層、または、
第1あるいは第2の操作で選択可能な方向を含む操作ガ
イド表示を表示するようにすることも可能である。この
ようにすれば、例えば、現在画面に表示されている機能
が属する階層を容易に認識することができと共に、操作
ガイド表示を参照することにより同一階層間を移動させ
る操作をスムーズ行うことができる。
【0016】上述した本発明の制御方法は、オペレーテ
ィングプログラムとして提供可能である。すなわち、階
層的に関連付けられた複数の機能を、一対の操作ボタン
のいずれかを1回押す第1の操作、および操作ボタンの
いずれかを2回連続して押す第2の操作の一方の操作に
より同一階層内の他の機能を選択し、他方により他の階
層の機能を選択する機能選択処理を実行可能な命令を有
するオペレーティングプログラムが記録された記録媒体
あるいは、階層的に関連付けられた複数の機能を、複数
の操作ボタンの操作でたどり前記機能を選択し、前記操
作ボタンのいずれか一の操作ボタンを予め定めた所定時
間以上継続して押すホールド操作により予め設定した複
数の機能を選択するための機能選択画面を表示する機能
選択画面表示処理及び前記機能選択画面に表示された前
記複数の機能のいずれか一を選択するための機能選択処
理を実行可能な命令を有するオペレーティングプログラ
ムが記録されている記録媒体を用いて提供可能であり、
リスト型等の携帯型情報処理装置の記録装置、例えば、
ROM等に記録して使用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態について説明する。 [A] 第1実施形態 [1] 携帯型情報処理装置の外観形状 図1には、本発明を適用した腕装着型(リスト型)の携
帯型情報処理装置の外観形状を斜視図を用いて示してあ
る。図1に示すように、本例のリスト型情報処理装置1
は、複数の機能を有する情報処理装置であって、表示装
置であるLCD3や一対の操作ボタン4および5を備え
た操作部10が設けられた略長方形で薄型の情報処理装
置本体2を有している。この情報処理装置本体2の対向
する端部にはベルト6が取り付けられており、このベル
ト6によって手首に装着して使用できるようになってい
る。情報処理装置本体2は、その中央にLCD3が配置
され、このLCD3を挟むように一対の操作ボタン、す
なわち、上ボタン4および下ボタン5が配置されてい
る。以下に詳細に説明するように、本例のリスト型情報
処理装置1では、上ボタン4および下ボタン5の2つで
すべての操作ができ、さらに、これらのボタン4および
5をLCD3を介して離間した状態に配置してあるの
で、ボタン4および5を間違って同時に押下するような
操作ミスはなく、確実で素早い操作が誰にでも最初から
可能な装置となっている。
【0018】[2] リスト型情報処理装置の概要構成 図2には本例のリスト型情報処理装置1の概要構成をブ
ロック図を用いて示してある。この図に示すように、本
例のリスト型情報処理装置1は、パーソナルコンピュー
タ(パソコン)等からシリアル通信や赤外線通信といっ
た通信手段によって、パソコンで加工されたテキストや
静止画等のデータを取得可能な取得可能なデータ取得部
11と、このデータ取得部11で取得した取得データを
記憶可能なRAMおよびリスト型情報処理装置のオペレ
ーティングプログラム、各種機能を実現するプログラム
やデータ等を記憶したROM等を含む記憶部12と、ボ
タン4および5を備えた操作部10と、記憶部12に記
憶保持された各種プログラムおよび外部入力された取得
データに基づき画像情報や時刻等の各種情報を可能なL
CD3とを有している。また、本例のリスト型情報処理
装置1は、時刻のカウント等を行なう計時部14と、ブ
ザー、音声、振動等によりアラームの出力が出されるア
ラーム部15とを有している。さらに、本例のリスト型
情報処理装置1は、全体の制御を司る制御部16を有し
ており、この制御部16によって、LCD3の画面表示
等が制御されている。制御部16は、リスト型情報処理
装置1のROM等に記憶されたオペレーティングプログ
ラムにしたがった処理動作を行い、オペレーティングシ
ステムとして機能する。本例では、操作部10の上ボタ
ン4を1回だけ押す第1の操作(シングルタッピング)
により、オペレーティングシステム16は前の項目を選
択し、階層化された機能として同一階層(レベル)に移
動を許された機能が有ればそれを選択する。また、下ボ
タン5による動きも同様であり、上ボタン4が前の項目
を選択するのに対し、下ボタン5は後の項目を選択し、
同一レベル内の他の機能に反対の順番で移動する。
【0019】また、下ボタン5を2回連続して押す第2
の操作(ダブルタッピング)により、オペレーティング
システム16は機能の決定が行われ、あるいは下位の階
層(レベル)があればそのレベルの機能に移ることがで
きるようになっている。上ボタン4を2回連続して押し
た場合も同様であり、機能のキャンセルが行われるか、
あるいは、上位の階層(レベル)があれば、そのレベル
の機能に移動できるようになっている。また、本例で
は、このように上ボタン4および下ボタン5が操作され
ると、その操作に伴って選択された機能に対応する画面
が切り替えてLCD3に表示される。
【0020】[3] オペレーティングシステムと各機
能との関係 図3にはオペレーティングシステム16によって階層的
に関連付けられた各種機能を示してある。また、図4な
いし図6には選択された機能に対応してLCD3に表示
される画面例を示してある。図3に示すように、オペレ
ーティングシステム(制御部)16には、多数の機能が
複数の機能群20、30、40、および50にグループ
化されており、さらに、それらが階層的に関連付けられ
ており、上ボタン4および下ボタン5の操作にしたがっ
て階層化された機能の所望のものを選択および稼動可能
である。本例では、複数の機能をクロック機能群20、
個人プレビュー機能群30、プレビュー機能群40およ
びインフォメーション機能群50にグループ化してい
る。
【0021】[3.1] クロック機能群 クロック機能群20は、その第1の階層(第1レベル)
として時刻に関する機能群20を選択する入口になると
共に日時を表示するクロック機能21を有し、その第2
の階層(第2レベル)としてアラーム設定、減算タイマ
ーの設定等の時刻に関連する設定処理を行なう項目を選
択するための設定項目選択機能22を備えている。この
選択機能22の下位の階層(第3レベル)には、アラー
ムの詳細な設定を行なうアラーム設定機能24と、減算
タイマーの設定を行なう減算設定タイマー機能23等の
各々の設定項目の入力および変更等が実際に行われる機
能が用意されている。本例のリスト型情報処理装置1で
は、クロック機能21が選択されると、LCD3には、
図4(A)に示すクロック機能画面25が表示される。
この場合において、クロック機能画面25には、上下矢
印25U、25Dが示されているが、これらは、第1階
層に他の機能画面が存在することを示しており、上ボタ
ン4または下ボタン5のシングルタッピングにより他の
機能画面に移行することが可能である旨を表している。
クロック機能21が選択されている状態、すなわち、L
CD3にクロック機能画面25が表示されている状態
で、下ボタン5をダブルタッピングすると、クロック機
能21の選択が決定され、その機能の下位の階層である
設定項目選択機能22に移動し、LCD3に図4(B)
に示す設定項目選択機能画面26が表示される。この
時、LCD3に表示される設定項目選択機能画面26に
はアラーム設定を行なう機能を選択するためのアラーム
設定項目26aおよび減算タイマーの設定を行なう機能
を選択するための減算タイマー項目26bが表示され
る。
【0022】本例では、設定項目選択機能画面26がL
CD3に最初に表示された状態においては、図4(B)
に示すように、アラーム設定項目26aが選択された状
態となっている。このようにアラーム設定項目26aが
選択されている状態で下ボタン5をシングルタッピング
することにより、選択状態をアラーム設定項目26aか
ら減算タイマー項目26bに切り替えることができる。
また、減算タイマー項目26bが選択された状態のとき
に、上ボタン4をシングルタッピングすることにより選
択状態を減算タイマー項目26bからアラーム設定項目
26aに切り替えることができる。アラーム設定項目2
6aが選択されている状態で下ボタン5をダブルタッピ
ングすることにより、設定項目選択機能22の下位の階
層であるアラーム設定機能24に移動する。減算タイマ
ー機能23も同様である。設定項目選択機能22が選択
された状態、すなわち、LCD3に設定項目選択機能画
面26が表示されているときに、上ボタン4をダブルタ
ッピングすると、前の階層の機能に戻り、その機能に対
応した画面がLCD3に表示される。例えば、設定項目
選択機能22が選択されている状態で上ボタン4をダブ
ルタッピングすることにより、クロック機能21に戻す
ことができ、LCD3にはクロック機能画面が表示され
る。
【0023】[3.2] アラーム設定機能 続いて、上記のような操作によってアラーム設定機能2
4が選択されたときに、アラーム時刻を設定する操作
を、図7に基づき説明する。図7は、アラーム時刻を1
2/24、10:30から12/25、17:30に変
更する手順を示している。まず、LCD3にクロック機
能画面25が表示されている状態で、下ボタン5をダブ
ルタッピングすることにより、LCD3の画面に設定項
目選択機能画面26を表示させる。この画面が表示され
ている状態で、上ボタン4あるいは下ボタン5をシング
ルタッピングすることにより、画面上に表示されたアラ
ーム設定項目26aを選択した状態とし、この状態のま
ま下ボタン5をダブルタッピングする。このようにする
と、LCD3には図4(C)に示すアラーム設定機能画
面27が表示される。この画面27では、日が選択され
た状態にあり、この状態のまま上ボタン4をシングルタ
ッピングすると、日を減らすことができ、下ボタン5を
シングルタッピングすることにより、日を増やすことが
できる。上ボタン4あるいは下ボタン5をシングルタッ
ピングして、25日に合わせた後には、下ボタン5をダ
ブルタッピングして、図4(D)に示すように、時が選
択された状態にする。この状態で再び上ボタン4または
下ボタン5をシングルタッピングして、17時に合わせ
た後に、下ボタン5をダブルタッピングして、図4
(E)に示すように、分が選択された状態とする。この
状態で上ボタン4または下ボタン5をシングルタッピン
グして、30分に合わせる。このように日および時刻を
合わせた後に、下ボタン5をダブルタッピングすると、
図4(F)に示すように、アラームの呼び出しパターン
の項目が選択される。呼び出しパターンが選択された状
態で、上ボタン4または下ボタン5をシングルタッピン
グすると、アラーム時刻を所定のアラーム音によって告
知するか、または振動によって告知するかを選択するこ
とができ、どちらかを選択した状態で、下ボタン5をダ
ブルタッピングすることにより、アラーム設定が終了す
る。
【0024】以上のアラーム設定の説明においては、日
付及び時刻のみを設定していたが、西暦(4桁)、日付
(月2桁、日2桁)及び時刻を設定できる構成とするこ
とも可能である。さらには、毎日の同一時刻、特定曜日
の同一時刻、あるいは、月曜日〜金曜日のように複数日
の同一時刻にアラーム時刻を指定するように構成するこ
とも可能である。 [3.3] 個人プレビュー機能群 図3および図5に示すように、個人プレビュー機能群3
0は、その第1の階層(第1レベル)として個人的な情
報を閲覧するための機能を選択する個人プレビュー機能
31と、その第2の階層(第2レベル)として個人的な
情報の閲覧が可能な閲覧機能32とを備えている。本例
のリスト型情報処理装置1では、個人プレビュー機能3
1が選択されると、LCD3には、図5(A)に示す個
人プレビュー機能画面35が表示される。この場合にお
いて、個人プレビュー機能画面35には、上下矢印35
U、35Dが示されているが、これらは、第1階層に他
の機能画面が存在することを示しており、上ボタン4ま
たは下ボタン5のシングルタッピングにより他の機能画
面に移行することが可能である旨を表している。個人プ
レビュー機能31が選択されている状態、すなわち、L
CD3に個人プレビュー機能画面35が表示されている
ときに、下ボタン5をダブルタッピングすると、個人プ
レビュー機能31の選択が決定され、その下位の階層で
ある閲覧機能32に移動する。この閲覧機能32に入る
と、記憶部12に記憶されている所定のデータが表示さ
れる。例えば、図5(B)に示す個人的な情報を持った
画面(本例では息子の画像)36が表示される。LCD
3に図5(B)に示す画面36が表示されている状態
で、上ボタン4あるいは下ボタン5をシングルタッピン
グすることにより、個人的な情報を持った他の画面があ
れば、例えば、図5(C)に示す異なる画面(本例では
ユーザ自身と小山湖で釣り上げた魚画像)37が表示さ
れる。閲覧機能32が選択された状態、すなわち、LC
D3に図5(B)に示す画面36や図5(C)に示す画
面37が表示されている状態で、上ボタン4をダブルタ
ッピングすると、前の階層の機能、すなわち、個人プレ
ビュー機能31に戻り、その機能に対応した画面35が
LCD3に表示される。
【0025】[3.4] プレビュー機能群 図3および図6に示すように、プレビュー機能群40
は、その第1の階層(第1レベル)として個人的な情報
以外の情報を閲覧するための機能を選択するプレビュー
機能41と、その第2の階層(第2レベル)としてニュ
ース速報や天気予報、交通情報等の個人的な情報以外の
情報項目を選択する記事項目選択機能42と、この記事
項目選択機能42で選択した情報項目に対応した情報を
表示するための第3の階層(第3レベル)の記事閲覧機
能43とを備えている。記事閲覧機能43は、記事項目
選択機能42で選択可能な記事項目毎に設けられてい
る。本例のリスト型情報処理装置1では、プレビュー機
能41が選択されると、LCD3には、図6(A)に示
すプレビュー機能画面45が表示される。この場合にお
いて、プレビュー機能画面45には、上下矢印45U、
45Dが示されているが、これらは、第1階層に他の機
能画面が存在することを示しており、上ボタン4または
下ボタン5のシングルタッピングにより他の機能画面に
移行することが可能である旨を表している。プレビュー
機能画面45が選択されている状態、すなわち、LCD
3にプレビュー機能画面45が表示されているときに、
下ボタン5をダブルタッピングすると、プレビュー機能
41の選択が決定され、その機能の下位の階層である記
事項目選択機能42に移動し、LCD3に図6(B)に
示す記事項目選択機能画面46が表示される。この記事
項目選択機能46には、ニュース側方の内容を表示する
機能(記事閲覧機能)43を選択するためのニュース速
報項目46a、天気予報の内容を表示する機能(記事閲
覧機能)43を選択するための天気予報項目46b、交
通情報の内容を表示する機能(記事閲覧機能)43を選
択するための交通情報項目46cが表示される。さら
に、記事項目選択機能画面46には、上下矢印46U、
46Dが示されているが、これらは、当該第2階層(レ
ベル)に複数の情報項目が存在することを示しており、
上ボタン4または下ボタン5のシングルタッピングによ
り他の情報項目にカーソルを移動させることができる。
【0026】図6(B)に示すように天気予報項目46
bが選択された状態で、下ボタン5をシングルタッピン
グすることにより、選択状態を天気予報項目46bから
交通情報項目46cに切り替えることができる。また、
上ボタン4をシングルタッピングすることにより、選択
状態を天気予報項目46bからニュース速報項目46a
に切り替えることができる。ニュース速報項目46aが
選択されているときに、下ボタン5をダブルタッピング
することにより、記事項目選択機能42の下位の階層
(第3レベル)であるニュース速報の内容を表示するた
めの記事閲覧機能43に移動し、LCD3に図6(C)
に示す記事閲覧機能画面47が表示される。また、天気
予報項目46bが選択されているときに、下ボタン5を
ダブルタッピングすることにより、記事項目選択機能4
2の下位の階層(第3レベル)である天気予報の内容を
表示するための記事閲覧機能43に移動し、LCD3に
図6(D)に示す記事閲覧機能画面48が表示される。
さらに、交通情報項目46cが選択されているときに、
下ボタン5をダブルタッピングすることにより、記事項
目選択機能42の下位の階層(第3レベル)である交通
情報の内容を表示するための記事閲覧機能43に移動
し、LCD3に図5(E)に示す記事閲覧機能画面49
が表示される。これらの記事閲覧機能画面47、48、
または49が表示されている状態や、記事項目選択機能
画面46が表示されている状態で、上ボタン4をダブル
タッピングすると、前の階層の機能に戻り、その機能に
対応した画面がLCD3に表示される。例えば、記事項
目選択画面46が選択されている状態で上ボタン4をダ
ブルタッピングすることにより、プレビュー機能41に
戻すことができ、LCD3にプレビュー機能画面45が
表示される。なお、記事項目選択機能画面46に所定の
記事項目を設け、その記事項目を選択することにより、
図6(G)および(H)に示すような画面71および7
2を表示させるようにしても良い。
【0027】[3.5] インフォメーション機能群 本例のリスト型情報処理装置1において、インフォメー
ション機能群50は、その第1の階層としてインフォメ
ーション機能51を備えており、LCD3には、図6
(F)に示すインフォメーション機能画面52が表示さ
れるようになっている。この場合において、インフォメ
ーション機能画面52には、上下矢印52U、52Dが
示されているが、これらは、第1階層に他の機能画面が
存在することを示しており、上ボタン4または下ボタン
5のシングルタッピングにより他の機能画面に移行する
ことが可能である旨を表している。このインフォメーシ
ョン機能51が選択されている状態、すなわち、LCD
3にインフォメーション機能画面52が表示されている
ときに、下ボタン5をダブルタッピングすると、プレビ
ュー機能群40の記事項目選択機能42に移動する。各
機能群20、30、40、および50の第1の階層(第
1レベル)のクロック機能21、個人プレビュー機能3
1、プレビュー機能41、およびインフォメーション機
能51は、下ボタン5をシングルタッピングすることに
より、上記の機能順に移動させることができ、上ボタン
4をシングルタッピングすることにより上記とは逆の順
に移動させることができる。
【0028】[4] 機能対応画面 次に、各機能に対応した画面について説明する。図4な
いし図6に示すように、上述した各機能群20、30、
40、および50の第1の階層(第1レベル)のクロッ
ク機能21、個人プレビュー機能31、プレビュー機能
41、およびインフォメーション機能51に対応するク
ロック機能画面25、個人プレビュー機能画面35、プ
レビュー機能画面45、およびインフォメーション機能
画面52の一部には、それぞれ第2の階層があることを
示す操作ガイド表示60が表示されている。すなわち、
下ボタン5をダブルタッピングすることにより選択可能
な方向を示す操作ガイド表示60が画面の一部に表示さ
れている。また、記事閲覧機能画面47、48、および
49には、現在表示されている記事の続きがあることを
示す操作ガイド表示63が表示されており、下ボタン5
をシングルタッピングすることにより、その記事の続き
を画面上に表示させることができるようになっている。
同様にして、操作ガイド表示63は、表示すべき記事が
予め定めた行数(例えば、5行)以上である場合に、上
方向あるいは下方向に記事の続きがあることを示すもの
であり、上方向に同一の記事に対応する内容が存在する
場合には上矢印が表示され、上下各方向に同一の記事に
対応する内容が存在する場合には、上矢印及び下矢印が
表示されることとなる。
【0029】このように、本例では、これらの操作表示
ガイド60および63を参照すれば、各機能の下位にそ
の機能に関連したその他の機能が存在していることを視
覚的に容易に認識することができ、また、現在表示され
ている記事項目以外の項目や現在閲覧している記事の続
きがある等も視覚的に容易に認識することができる。従
って、機能毎または項目毎に画面を切り換えて大きく表
示しても、これに続く情報または機能の有無を容易に把
握でき、誰にでも操作することができる。また、クロッ
ク機能群20に属する各機能(クロック機能21、設定
項目選択機能22、およびアラーム設定機能24)に対
応する画面(クロック機能画面25、設定項目選択機能
画面26、およびアラーム設定機能画面27)には、図
面に向かって画面の左上の隅にそれぞれの機能が共通の
クロック機能群20に属することを識別可能な識別表示
62が表示されている。このように識別表示62が表示
されているので、複数の機能が複数の機能群にグループ
化されていても、画面表示されている機能がクロック機
能群20に属していることを視覚的に容易に認識するこ
とができる。また、本例のリスト型情報処理装置1で
は、個人プレビュー機能群30に属する各機能に対応す
る各画面には識別表示64が表示され、プレビュー機能
群40に属する各機能に対応する各画面には識別表示6
5が表示されている。このため、本例のリスト型情報処
理装置1では、下位レベルの機能の表示画面になって
も、画面表示されている機能がどの機能群に属している
かを容易に認識することが可能であり、次の機能の選択
等にその情報を活かすことができる。
【0030】さらに識別表示62、識別表示64あるい
は識別表示65の背景部分あるいは、第1階層(レベ
ル)では、機能群名(例えば図4では、「WATC
H」)には、階層識別バー62A、階層識別バー64A
あるいは階層識別バー65Aが設けられており、その長
さ(図面中、左右方向の長さ)は、下位階層ほど長くな
っており、その長さに応じて表示画面の階層を容易に把
握することができる。なお、階層識別バー64Aが、第
2階層(レベル)において、第3階層(レベル)におけ
る他の階層識別バー62A、65Aと同一の長さとなっ
ているが、これは、階層識別バー64Aが第2階層にあ
る場合は、実質的に第3階層にいる場合と同様の表示内
容を有しているからである。これらの点でも、ユーザフ
レンドリーなオペレーションシステムとなっている。
【0031】[5] ボタンタッピング時の処理 次に、図8に示したフローダイヤグラムを参照して、上
ボタン4および下ボタン5をシングルタッピングあるい
はダブルタッピングしたときの処理を説明する。まず、
ステップST1で何らかの操作があると、ステップST
2で上ボタン4がシングルタッピングされたか否かが判
断され、上ボタン4がシングルタッピングされた場合に
は、ステップST6で上ボタン4のシングルタッピング
により、同レベルの機能あるいは項目があればその機能
や項目に切り換える等の処理をステップST15で行
う。例えば、LCD3にプレビュー機能群40の記事項
目選択機能42に対応した図6(B)に示した記事項目
選択機能画面46が表示されているときに、上ボタン4
がシングルタッピングされると、記事項目の選択状態
を、天気予報項目46bからニュース速報項目46aに
切り替える。ステップST6のこのような処理が不要で
あれば、ステップST7で上ボタン4のシングルタッピ
ングが無効にされる。例えば、LCD3にプレビュー機
能群40の記事閲覧機能43に対応した図6(C)に示
すニュース速報記事閲覧画面47が表示されている状態
で、上ボタン4をシングルタッピングすると、その操作
が無効とされる。
【0032】下ボタン5がシングルタッピングされたと
きはステップST3で判断され、ステップST8でステ
ップST6と同様の判断がされて、ステップST16で
ステップST15と逆方向に機能選択および画面切り替
えが行われる。このように上ボタン4および下ボタン5
の操作で項目を上下好きな方向に選択でき、また、画面
表示を好きな順番で表示させることができる。また、所
定の処理が不要にあれば、ステップST9で下ボタン5
のシングルタッピングが無効とされる。次に、上ボタン
4がダブルタッピングされた場合は、ステップST4で
判断され、ステップST10で現在の機能の上に上位の
階層があるか否かが判断される。このステップST10
で上位階層が存在する場合には、ステップST18で上
位階層に移動する。一方、ステップST10で上位階層
が存在しない、すなわち、現在の機能が第1の階層(ク
ロック機能21、個人プレビュー機能31、プレビュー
機能41)、あるいはインフォメーション機能51が選
択されている場合には、上ボタン4のダブルタッピング
が無効とされる。例えば、LCD3にプレビュー機能群
40の記事項目選択機能42に対応した記事項目選択機
能画面46が表示されている状態で、上ボタン4がダブ
ルタッピングされると、記事項目選択機能42の上位階
層のプレビュー機能41に切り換わり、LCD3には、
プレビュー機能画面45が表示される。一方、LCD3
にプレビュー機能41に対応するプレビュー機能画面4
5が表示されている状態で、上ボタン4がダブルタッピ
ングされると、その操作が無効とされる。
【0033】次に、ステップST4で上ボタン4がダブ
ルタッピングされていないと、ステップST5で下ボタ
ン5がダブルタッピングされたか否かが判断され、上ボ
タン4がダブルタッピングされると、ステップST12
で現在の機能の下に下位階層があるか否かが判断され
る。このステップST12で下位階層が存在すれば、ス
テップST18で下位階層に移動する。例えば、LCD
3にプレビュー機能画面45が表示されている状態で、
下ボタン5がダブルタッピングされると、プレビュー機
能41の下位階層の記事項目選択機能42に対応する記
事項目選択機能画面46がLCD3に表示される。一
方、ステップST12で下位階層が存在しない、すなわ
ち、現在の機能が各機能群の最下位の階層の機能が選択
されていると、ステップST13でアラームの設定動作
中であるか否かが判断される。アラームの設定動作中で
あれば、ステップST19で表示内容を設定する処理が
行われ、アラームの設定動作中以外であれば、ステップ
ST14で適当な処理が行われる。例えば、LCD3に
図4(C)に示したアラーム設定機能画面27が表示さ
れている状態で下ボタン5がダブルタッピングされる
と、24日が設定され、選択状態が日から時に移行す
る。一方、LCD3に図4(F)に示したアラーム設定
機能画面27が表示されている状態で、下ボタン5がダ
ブルタッピングされると、アラームの告知パターンがア
ラーム音によって告知する状態に設定される。
【0034】[6] 第1実施形態の効果 以上のように、本例のリスト型情報処理装置1では、複
数の機能を階層化すると共に、一対の操作ボタン(上ボ
タン4および下ボタン5)を使用して、それらのボタン
4および5をシングルタッピングあるいはダブルタッピ
ングすることにより、それぞれの機能を選択および稼働
するようにしている。具体的には、上ボタン4および下
ボタン5のシングルタッピングを同一階層内における移
動に割り当て、上ボタン4および下ボタン5のダブルタ
ッピングを階層間における移動に割り当て、一対の操作
ボタン(上ボタン4および下ボタン5)で階層構造内を
機能を自由に選択できるようにしている。このため、多
機能を一対のボタンという最小構成で自由に選択するこ
とができるので、表示面積が限られている場合において
も、十分な表示面積を確保しながらも操作ボタンを大き
くすることができる。また、シングルタッピングおよい
ダブルタッピングといった簡単な操作によって所望の機
能を自由に選択できる。従って、ボタンの押し間違える
ことなく、多数の機能の選択を簡単且つ素早く行うこと
ができ、しかも、その機能選択を確実に行うことができ
る。また、夜等の使用環境が暗い状態でも、操作ボタン
自体を容易に認識でき、どのような状況下でも操作を行
いやすい。
【0035】さらに、上ボタン4および下ボタン5に指
を軽く載せたままの状態で、軽くタッピングするといっ
た操作を行うことができる。このような操作を行うこと
ができれば、タッピングを行いやすく、また、素早いタ
ッピングが可能となる。また、長時間連続してタッピン
グしても疲れにくい。さらに、複数の操作ボタンを数回
押したり、複数の操作ボタンを同時に押すといった複雑
な操作手順を行うことなく、所望の機能を簡単に選択で
きるので、ユーザが覚えるべき操作ルールーが少なくて
済む。これらのことから、始めて使用するユーザでも容
易に取扱できる情報処理装置を実現できる。また、本例
のリスト型情報処理装置1では、下ボタン5のダブルタ
ッピングによって機能の実行を決定でき、上ボタン4の
ダブルタッピングによって機能の実行をキャンセルでき
るようになっている。すなわち、これらのボタン4およ
び5を介してアラームの詳細設定等を行うことができ、
一対の操作ボタンだけで、機能の選択から実行中の操作
まで全てをカバーできる。
【0036】[1.7] 変形例 なお、本第1実施形態では、リスト型の情報処理装置を
例に説明したが、カード型やキーボルダー型の携帯型情
報処理装置についても本発明を適用できるのは勿論であ
る。また、LCD3と上ボタン4および下ボタン5の配
列関係は、上記の例に限定されない。さらに、上下ボタ
ン4および5に加えて特別な機能に対処するための操作
ボタン等を追設しても良いことは勿論である。また、上
述したように、このような制御方法は、オペレーション
プログラムによって提供されており、ROMに記憶され
て用いられている。また、CD−ROM等の移動型の記
録媒体に記憶してパソコンなどを介してリスト型の情報
処理装置にインストールしたり、アップデートすること
も可能である。また、通信ネットワークを経由してプロ
グラムやデータをダウンロードするようにしても良い。
さらにこのような制御方法をマイクロプログラム方式や
シーケンサ等のハードウェアを用いて実現することも勿
論可能である。
【0037】[B] 第2実施形態 次に本発明の第2実施形態の携帯型情報処理装置につい
て説明する。本第2実施形態が上記第1実施形態の携帯
型情報処理装置と異なる点は、主として以下の通りであ
る。 特別な機能に対処するための操作ボタンとして右ボ
タン及び左ボタンの2個を加え、操作ボタンの総数を4
個とした点、。 操作ボタンの第3の操作態様として、予め定めた所
定時間以上特定の操作ボタンを押し続けるホールド操作
を含めた点。 [1] 携帯型情報処理装置の外観形状 図9には、本発明を適用した腕装着型(リスト型)の携
帯型情報処理装置の外観形状を斜視図を用いて示してあ
る。図9に示すように、本例のリスト型情報処理装置1
01は、複数の機能を有する情報処理装置であって、表
示装置であるLCD103や4個の操作ボタン104、
105、106、107を備えた操作部10が設けられ
た略長方形で薄型の情報処理装置本体102を有してい
る。この情報処理装置本体102の対向する端部にはベ
ルト108が取り付けられており、このベルト108に
よって手首に装着して使用できるようになっている。情
報処理装置本体102は、その中央にLCD103が配
置され、このLCD103を上下に挟むように一対の操
作ボタン、すなわち、上ボタン104、下ボタン105
が配置され、さらにLCD103を左右に挟むように二
個の操作ボタン、すなわち、右ボタン106、左ボタン
107が配置されている。
【0038】以下に詳細に説明するように、本例のリス
ト型情報処理装置101では、上ボタン104および下
ボタン105の2つのボタン操作でほぼすべての操作が
できるとともに、特定の操作については、右ボタン10
6あるいは左ボタン107を操作するようにして、操作
の簡略化を図っている。さらに、これらのボタン10
4、105、106、107は、LCD3を介して離間
した状態に配置してあるので、二つのボタンを間違って
同時に押下するような操作ミスはなく、確実で素早い操
作が誰にでも最初から可能な装置となっている。 [2] リスト型情報処理装置の概要構成 図10には第2実施形態のリスト型情報処理装置101
の概要構成をブロック図を用いて示してある。図10に
示すように、本例のリスト型情報処理装置101は、パ
ーソナルコンピュータ(パソコン)等からシリアル通信
や赤外線通信といった通信手段によって、パソコンで加
工されたテキストや静止画等のデータを取得可能な取得
可能なデータ取得部111と、このデータ取得部111
で取得した取得データを記憶可能なRAMおよびリスト
型情報処理装置のオペレーティングプログラム、各種機
能を実現するプログラムやデータ等を記憶したROM等
を含む記憶部112と、操作ボタン104、105、1
06および107を備えた操作部110と、記憶部11
2に記憶保持された各種プログラムおよび外部入力され
た取得データに基づき画像情報や時刻等の各種情報を可
能なLCD103とを有している。また、本第2実施形
態のリスト型情報処理装置101は、時刻のカウント等
を行なう計時部114と、ブザー、音声、振動等により
アラームの出力が出されるアラーム部115とを有して
いる。さらに、本実施形態のリスト型情報処理装置10
1は、全体の制御を司る制御部116を有しており、こ
の制御部116によって、LCD103の画面表示等が
制御されている。
【0039】制御部116は、リスト型情報処理装置1
01のROM等に記憶されたオペレーティングプログラ
ムにしたがった処理動作を行い、オペレーティングシス
テムの機能を実現している。 [3] リスト型情報処理装置のシステム構成 図11にリスト型情報処理装置を含むシステム構成例を
示す。システムは、リスト型情報処理装置101に接続
され、自己位置をGPS(Global Positioning Syste
m)衛星からの電波に基づいて測位するとともに、測位
結果に基づいてマップマッチングを行うGPSユニット
201と、PHS(Personal Handyphone System)方式
によりPHS網301及び一般公衆回線網302を介し
て通話が可能であるとともに、データ通信も可能なPH
Sユニット202と、充電器を兼ねたデータ変換用のア
ダプタ203を介してパーソナルコンピュータ(PC)
303等の外部情報処理装置との間でシリアルデータの
インターフェース動作を行うシリアルインターフェース
ユニット204と、IrDA(Infrared Data Associat
ion)方式の赤外線を用いてパーソナルコンピュータ
(PC)304等の外部情報処理装置との間でデータの
インターフェース動作を行うIrDAインターフェース
ユニット205と、一般公衆回線網302、パーソナル
コンピュータ303,304にインターネット等のネッ
トワーク305を介して接続されるサーバ306と、を
備えて構成されている。
【0040】[4] 操作ボタンの操作と動作との概要
関係 図12に操作ボタンの操作と動作との概要関係説明図を
示す。 [4.1] シングルタッピング動作 [4.1.1] 上ボタン操作 本実施形態では、図12に示すように、操作部110の
上ボタン104を1回だけ押すシングルタッピング(第
1の操作に相当)がなされると、制御部116は同一階
層(同一レベル)における一つ前に移動が許されている
画面があれば、当該一つ前の画面の表示を行うこととな
る。 [4.1.2] 下ボタン操作 また、下ボタン105を1回だけ押すシングルタッピン
グがなされると、制御部116は同一階層(同一レベ
ル)における一つ次に移動が許されているの画面があれ
ば、当該一つ次の画面の表示を行うこととなる。 [4.1.3] 右ボタン操作 また、右ボタン106を1回だけ押すシングルタッピン
グがなされると、制御部116は現在表示されている情
報あるいは現在録音している音声等のコンテンツを取り
込むクリップ処理を行うこととなる。 [4.2] ダブルタッピング動作 [4.2.1] 下ボタン操作 下ボタン105を2回連続して押すダブルタッピング
(第2の操作に相当)により、制御部116は、現在選
択中の機能(グループ、サブグループあるいはコンテン
ツ。以下、同様)を選択する旨の決定が行われ、あるい
は、当該機能に下位の階層の機能があれば、当該下位の
階層に移行し、対応する画面がLCD103に表示され
る。
【0041】[4.2.2] 上ボタン操作 上ボタン104をダブルタッピングした場合には、現在
選択している機能のキャンセルが行われるか、あるい
は、当該機能に上位の階層の機能があれば、当該上位の
階層の機能に移行し、対応する画面がLCD103に表
示される。 [4.3] ホールド動作 [4.3.1] 下ボタン操作 下ボタン105を所定時間以上押し続けるホールド(第
3の操作に相当)により、制御部116は、予め選択し
た複数の機能を選択するためのプルダウンメニューを起
動し、対応するプルダウンメニュー画面がLCD103
に表示される。 [4.3.2] 左ボタン操作 左ボタン107をホールドした場合には、録音処理機能
を起動し、対応する画面がLCD103に表示される。 [5] オペレーティングシステムと各機能との関係 図13には制御部116によって階層的に関連付けられ
た各種機能(第1階層のみ)を示してある。図10に示
すように、制御部116には、形式的に示す多数の機能
121、122、123、124を選択可能な選択シス
テム120を有している。この多数の機能は具体的に
は、一例として、図13に示すように、グループ13
0、140、150、160、170、180および1
90にグループ化されており、さらに、後述するように
各グループが階層的に関連付けられており、上ボタン1
04、下ボタン105、右ボタン106及び左ボタン1
07の操作にしたがって階層化された機能の所望のもの
を選択および起動可能である。以下の説明においては、
通常動作時に最初に表示する画面(機能)をホームポジ
ションと呼ぶ。デフォルトの設定ではクロック表示画面
をホームポジションとしている。
【0042】ホームポジションは、リスト型情報処理装
置101を起動直後の他、プルダウンメニューでホーム
ポジションを直接指定した場合に表示される。さらに、
各機能の画面において、予め設定した一定時間以上キー
入力がない場合に自動的に、一つ上位の階層に戻り最終
的にホームポジションに表示が切り替わるようになって
いる。これにより、動作中にユーザが本携帯型情報処理
装置を放置した場合は、所定時間語に自動的にホームポ
ジションに戻るので、現在表示されている階層がはっき
り認識され、次の操作を違和感なく行うことができる。 [5.1] 第1階層におけるボタン操作 第1階層において可能なボタン操作及びその効果は、以
下に示すようなものとなっている。 下ボタン105のシングルタッピング 現在表示している画面の次の画面を表示する。具体的に
は、図13に示すように、例えば、現在表示されている
画面がクロックグループ130に対応するクロック表示
画面である場合には、次の機能であるパーソナルビュワ
ーグループ140に対応する画面を表示する。 上ボタン104のシングルタッピング 現在表示している画面の前の画面を表示する。具体的に
は、図13に示すように、例えば、現在表示されている
画面がクロックグループ130に対応するクロック表示
画面である場合には、前の機能であるユーティリティグ
ループ190に対応する画面を表示する。 下ボタン105のダブルタッピング 現在表示している画面に対応するグループを選択し、処
理を継続する。 上ボタン104のダブルタッピング 現在表示している画面に対応するグループの選択を中止
し、予め設定したホームポジションの表示処理を行う。 左ボタン107の押し下げ 後述するボイスメモ機能に移行し、録音を行う。 下ボタン105のホールド 後述するプルダウンメニュー画面を表示し、選択された
機能の処理に処理を移行する。 ボタン操作なし 所定時間以上何も操作しない場合は、予め設定したホー
ムポジションの表示処理を行う。
【0043】[5.2] オペレーティングシステム上
で実現される機能 ここで、本リスト型情報処理装置のオペレーティングシ
ステム上で実現される機能について説明する。なお、ア
プリケーションとして実現される各グループについて
は、項を改め、後に詳述する。オペレーティングシステ
ム上で実現される機能としては、例えば、以下のものが
挙げられる。 (1) プルダウンメニュー機能 (2) ボイスメモ機能 (3) アラーム機能 (4) ユーティリティ機能 [5.2.1] プルダウンメニュー機能 まず、プルダウンメニュー機能について説明する。プル
ダウンメニュー画面は、選択可能項目が存在しない画面
を除き後述する各画面においても設けられており、ここ
で、図14ないし図15を参照してプルダウンメニュー
画面に対応するプルダウンメニュー機能における操作に
ついて説明する。図14にプルダウンメニュー表示の際
の概要処理フローチャートを示す。プルダウンメニュー
で選択可能項目が存在しない画面以外の各画面において
は、下ボタン105をホールドすることにより当該画面
に対応するプルダウンメニュー画面が表示される。
【0044】そしてユーザが表示された選択可能な機能
に対応する項目のいずれか一を選択することにより当該
選択した機能に処理を移行することとなる。例えば、図
14の場合には、ホームポジション移行処理、エチケッ
トモード変更処理、……、その他の個別処理のうちエチ
ケットモード変更処理を選択すると、当該選択したエチ
ケットモード変更処理に処理を移行することとなり、当
該処理の終了後通常の処理に戻る。プルダウンメニュー
画面は、例えば、図15(A)に示すようになってお
り、プルダウンメニューが実際に表示されるプルダウン
メニューウィンドウは、表示画面全てを覆ってしまうの
ではなく、画面の一部を残した形で表示される。これは
現在表示されているプルダウンメニューがいずれの画面
に属するものであるかをユーザが容易に把握できるよう
にするためである。プルダウンメニュー画面の初期表示
状態においては、図15(A)に示すように、先頭の項
目にカーソルが配置される。この場合において、先頭に
配置する項目としては、ホームポジションへの移行を設
定しておくのがより操作性の観点からは望ましい。ま
た、ホームポジションへの移行(“ホームへ”)以外で
表示される項目の順番は、当該プルダウンメニューが表
示される場面で選択される可能性の高い順番に並べてお
くことが望ましい。また、当該プルダウンメニューに表
示される項目は、その場面に応じて適宜設定することが
可能である。また、図15(A)においては、プルダウ
ンメニューの選択可能項目が一つの表示画面内で全て表
示可能な場合であったが、一つの表示画面内に全ての選
択可能項目を表示しきれない場合には、図15(B)に
示すように、選択可能項目を囲む枠(図中、太線枠で示
す。)の少なくとも一方を開放状態として、ユーザに表
示されていない選択項目が表示画面外に存在することを
示すとともに、ユーザが上ボタン104あるいは下ボタ
ン105の操作によりカーソルをスクロールさせること
により選択可能項目を選択することができるようになっ
ている。
【0045】この場合において、プルダウンメニューに
おける可能なボタン操作及びその効果は、以下に示すよ
うなものとなっている。 (a) 下ボタン105のシングルタッピング カーソルを現在の選択可能項目から、次の選択可能項目
に移動する。 (b) 上ボタン104のシングルタッピング カーソルを現在の選択可能項目から、前の選択可能項目
に移動する。 (c) 下ボタン105のダブルタッピング 現在のカーソル位置に対応する選択可能項目を選択し、
処理を継続する。この場合において、選択可能項目に対
応する処理は大別すると、以下の2種類のタイプがあ
る。 (C.1) 機能起動タイプ(ファンクションコールタ
イプ) 指定した機能や処理を起動するというタイプであり、起
動した処理が終了すると、プルダウンメニューを起動し
た各画面へ制御を戻すものである。 (C.2) 制御移行タイプ(ファンクションジャンプ
タイプ) 指定した機能や処理に制御を渡すというタイプであり、
この場合はプルダウンメニューを起動した画面で行って
いた処理は中止し、制御を渡した先の機能や処理を行っ
て起動した処理が終了しても、プルダウンメニューを起
動した各画面へ制御は戻さない。 (d) 上ボタン104のダブルタッピング プルダウンメニューの中止 (e) ボタン操作なし 一定時間経過後にプルダウンメニューの中止
【0046】[5.2.1.1] プルダウンメニュー
で選択可能な機能の動作例 ここで、プルダウンメニューで選択可能な機能の動作と
して、機能起動タイプの例として“エチケットモード変
更”機能を説明し、制御移行タイプの例として“ホーム
ポジション移行”機能を説明する。 [5.2.1.1.1] エチケットモード変更 エチケットモード変更機能においては、後述するアラー
ム(Notify)機能の告知モードの変更を行う。エチケット
モードは初期状態においては、通常無効(非エチケット
モード;システムのデフォルト値)である。本機能を起
動する事で、エチケットモードを非エチケットモード
(オフ:無効)→エチケットモード(オン:有効)→非
エチケットモード(オフ:無効)→……とトグルスイッ
チ的にモードを移行させることができる(図示せず)。
ユーザにエチケットモードの変更を認識させるために、
変更を知らせる画面表示を所定時間行う。この場合にお
いて、所定時間としては、例えば、5秒間とする。この
値は、システム固定値あるいはユーザによる選択値のい
ずれかを選択可能にすることも可能である。図16にエ
チケットモード設定変更確認画面の表示例を示す。エチ
ケットモードの設定状況を表示するエチケットモード設
定変更確認画面は、設定状態をユーザに注意を喚起する
ためのコーテイションマーク(!)のアイコンを有する
ポップアップウィンドウPW内にテキスト(エチケット
モード有効あるいはエチケットモード無効)で表示され
る。これによりユーザは、確実にエチケットモードが変
更されたことを確認することができる。この場合におい
ても、ポップアップウィンドウPWは表示画面全てを覆
ってしまうのではなく、起動している画面の一部の表示
を残した形で表示する。この場合において、エチケット
モード設定変更確認画面表示中(上述の例の場合、5秒
間)はキー入力は受け付けない。そして、エチケットモ
ード設定変更画面表示終了後(エチケットモード設定変
更後)プルダウンメニューを起動した際に表示していた
機能に制御を戻し、対応する画面を表示する。
【0047】[5.2.1.1.2] ホームポジショ
ン移行 ホームポジション移行機能においては、現在行っている
処理を中止し、画面表示をホームポジションに戻す処理
を行う。ホームポジション移行機能における処理は、現
在行っている処理を中止するとともに、ホームポジショ
ンを表示するという動作(処理)を一括して行うもので
ある。この機能の実行中に表示する画面はなく、処理実
行中にはキー入力は受け付けない。 [5.2.2] ボイスメモ機能 次に、ボイスメモ(音声録音)機能について説明する。
ボイスメモ機能は、他0のほとんどの機能よりも処理を
優先して行われる。本機能は「録音ボタン」として機能
する左ボタン107を押下することで処理を開始し、左
ボタン107を押下している間は記憶容量の許す限り録
音を行うように設定されている。図17にボイスメモ機
能の概要処理フローチャートを示す。ボイスメモ機能
は、各種画面表示中に左ボタン(録音ボタン)107を
押下することにより起動される。ただし、録音機能が利
用できない画面表示中は、左ボタン(録音ボタン)10
7の押下を受け付けない。そして左ボタン(録音ボタ
ン)107押下中は、図18(A)に示すように、録音
中である旨を画面上にポップアップウィンドウPWとし
て表示する。この録音中を示すポップアップウィンドウ
PWの表示中は、左ボタン107の押し下げ中止以外の
キー入力は受け付けないこととなる。左ボタン(録音ボ
タン)107の押下を止めると、図18(B)に示す録
音データ使用法選択画面を表示する。録音データ使用法
選択画面の表示(起動)直後は先頭の選択可能項目(図
ではクリップ機能)にカーソルが配置されている。ユー
ザは、この録音データ使用法選択画面内で取り込んだ録
音データの使用方法を決定し、決定したそれぞれの使用
方法を実現する処理に制御を移す。
【0048】この場合において、録音データ使用方法選
択画面の表示中における可能なボタン操作及びその効果
は、以下に示すようなものとなっている。 (a) 下ボタン105のシングルタッピング カーソルを現在の選択可能項目から、次の選択可能項目
に移動する。最後の選択可能項目にカーソルがある場合
はそのままとする。 (b) 上ボタン104のシングルタッピング カーソルを現在の選択可能項目から、前の選択可能項目
に移動する。最初の選択可能項目にカーソルがある場合
はそのままとする。 (c) 下ボタン105のダブルタッピング 現在のカーソル位置に対応する選択可能項目を選択し、
処理を継続する。 (d) 上ボタン104のダブルタッピング 録音処理を中止し、録音データを破棄し、左ボタン(録
音ボタン)107の押し下げを開始した際に起動してい
た機能に処理を移行する。 (e) ボタン操作なし 所定時間以上何も操作しない場合は、録音処理を中止
し、録音データを破棄し、左ボタン(録音ボタン)10
7の押し下げを開始した際に起動していた機能に処理を
移行する。
【0049】[5.2.2.1] 録音データ使用法選
択画面で選択可能な機能 [5.2.2.1.1] クリップ機能 クリップ機能は、取り込んだ録音データを後述するパー
ソナルビュワー用データの最後尾に追加保存する。この
場合には、表示する画面はなく、クリップ実行中にはキ
ー入力は受け付けない。そして、パーソナルビューワー
への録音データの保存終了後、録音ボタンを押下した際
に起動していた機能の処理に制御を戻すこととなる。 [5.2.2.1.2] アラーム 録音データ使用方法におけるアラーム機能は、録音デー
タを後述するアラーム機能におけるメモとして使用させ
るものである。図18(C)にアラーム設定画面の表示
例を示す。アラーム設定画面上にはアラーム告知を行う
日時(初期値は設定画面起動時の日時)及びアラーム告
知の方法(初期値は“呼び出し”)が表示される。この
場合において、アラーム機能の起動直後は「時」の表示
位置(図では、10時)にカーソルが配置される。そし
て、アラーム設定は時→分→告知方法の順に設定するこ
ととなる。この場合においては、設定可能な時刻は、ビ
デオデッキにおけるタイマ予約と同様に、現在時刻以降
の時刻のみ、アラーム設定が可能となっている。アラー
ム設定画面の表示中における可能なボタン操作及びその
効果は、以下に示すようなものとなっている。 (a) 下ボタン105のシングルタッピング ・アラーム設定時刻の値(時または分)に1を加える処
理をおこなう。「時」の設定においては、23(時)の
次は0(時)となるが、この場合は日付についても1を
加算する。「分」の設定においては、59(分)の次は
0(分)となる。この場合において、設定時刻が初期値
(設定画面起動時の日時)以前の日時(過去)となる場
合は、初期値を保持する。 ・アラームの告知方法については、「呼び出し」と「振
動」のトグル切替を行う。 (b) 上ボタン104のシングルタッピング ・アラーム設定時刻の値(時または分)から1を差し引
く処理をおこなう。
【0050】「時」の設定においては、0(時)の次は
23(時)となるが、この場合は日付についても1を減
算する。「分」の設定においては、0(分)の次は59
(分)となる。これらの場合において、設定時刻が初期
値(設定画面起動時の日時)以前の日時(過去)となる
場合は、初期値を保持する。 ・アラームの告知方法については、「呼び出し」と「振
動」のトグル切替を行う。 (c) 下ボタン105のダブルタッピング 現在設定されている値を確定し、次の設定項目に移行す
る。例えば、時設定を行っていた場合には、分設定に移
行し、分設定を行っていた場合には、告知方法の設定に
移行し、告知方法の設定を行っていた場合には、設定を
終了し、左ボタン(録音ボタン)107を押下した際に
起動していた処理に制御を移行する。 (d) 上ボタン104のダブルタッピング 録音処理を中止する。すなわち、録音データを破棄し、
録音ボタンを押下した際に起動していた処理に制御を移
行する。 (e) ボタン操作なし 所定時間以上何も操作しない場合は、録音処理を中止す
る。すなわち、録音データを破棄し、録音ボタンを押下
した際に起動していた処理に制御を移行する。 (f) 下ボタン105のホールド プルダウンメニュー画面を表示し、選択された機能へ移
行する。この場合において、プルダウンメニューで選択
可能な機能は以下の通りである。 (i ) ホーム(ポジション)へ 上ボタン104のダブルタッピングと同様に、録音デー
タを破棄し、録音ボタンを押下した際に起動していた処
理を中止して、ホームポジションの表示処理に制御を移
行する。 (ii) 中止 録音処理を中止する。すなわち、録音データを破棄し、
録音ボタンを押下した際に起動していた処理に制御を移
行する。
【0051】[5.2.2.1.3] 送信機能 送信機能は、取り込んだ録音データをボイスメールとし
て、通信回線を介して送信する。そして、送信処理中に
は、図18(D)に示すように、送信相手に対応する位
置にカーソルを表示したままで 取り込んだ録音データ
をボイスメールとして送信する。そして、録音データの
送信終了後、録音ボタンを押下した際に起動していた処
理に制御を戻すこととなる。 [5.2.2.1.4] 中止機能 中止機能は、取り込んだ録音データを破棄し、左ボタン
(録音ボタン)107の押し下げを介した際に起動して
いた機能に処理を移行する。この場合において、表示す
る画面はなく、中止処理実行中にはキー入力は受け付け
ない。そして、録音データの破棄終了後、録音ボタンを
押下した際に起動していた処理に制御を戻すこととな
る。
【0052】[5.2.3] アラーム機能(Notify) アラーム(Notify)(以下、“アラーム告知機能“とい
う。)機能は他のほとんどの機能よりも処理を優先して
行われ、あらかじめセットしてある告知要因が発生した
場合に起動される。本第2実施形態のリスト型情報処理
装置101における告知方法としては、「呼び出し音」
及び「振動」が用いられる。さらに、それぞれの告知方
法にメモ(テキスト、サウンド、グラフィックス)を添
付するという機能も有している。また、会議中など一時
的に告知モードを静かなものに切り替えたい、という要
望に答えるためにエチケットモードが用意されている。
このエチケットモードには、呼び出し方法として告知方
法として無条件に「振動」を使用するサイレントコール
及びサイレントコール+告知が発生したことをアイコン
表示で知らせるシークレットコールがある。告知の静か
さとしては、サイレントコール<シークレットコールと
なっている。エチケットモードにおいて、いずれの呼出
方法を使用するかは、後述するユーティリティグループ
を利用した設定、あるいは各グループにおけるプルダウ
ンメニュー中における設定が可能である。次にアラーム
告知機能における動作を図19を参照して説明する。ア
ラーム告知機能は、はあらかじめ設定された「告知すべ
き事項」に該当する事項が発生すると起動し、告知処理
(「呼び出し音」または「振動」)を実行する。
【0053】より詳細には、告知処理においては、「告
知すべき事項」に該当する事項が発生したことを「呼び
出し音」または「振動」によって表現する。ただし、ア
ラーム告知を禁止している画面表示中は、“告知すべき
事項”が発生しても告知処理を行わない。アラーム告知
を禁止している画面表示が終了したところで、後述する
「告知の中止」と同様の処理を行う。告知処理中に表示
する画面は設けられておらず、告知時に表示していた画
面をそのまま表示し続ける。告知処理中に可能なボタン
操作及びその効果は以下に示すようなものとなってい
る。 下ボタン105のシングルタッピング 告知処理を終了し、後述のポップアップ表示処理に制御
を移す。 上ボタン104のシングルタッピング 告知処理を終了し、後述のポップアップ表示処理に制御
を移す。 上ボタン104のダブルタッピング 告知処理を終了し、後述のアイコン表示処理に制御を移
す。 ボタン操作なし 所定時間以上何も操作しない場合は、告知処理を終了
し、後述のアイコン表示処理に制御を移す。そして、ユ
ーザがアラーム告知の確認を行うと、告知内容を表示す
るポップアップウィンドウが表示される。ユーザは表示
されたポップアップウィンドウ内に表示してある情報に
よって、より詳しい告知情報を知ることができる。さら
にポップアップウィンドウ内に「メモの添付がある」旨
の表示がある場合は、添付されているメモの確認画面を
表示することとなる。
【0054】アラーム(Notify)機能が終了すると、アラ
ーム(Notify)機能が起動した際に表示していた画面を再
表示する。以下、アラームグループにおける各処理の詳
細について説明を行う。 [5.2.3.1] ポップアップ表示処理 図20(A)に、メール着信時のポップアップ表示画面
の表示例を示す。メール着信時には、メールが着信して
いる旨についてユーザに注意を喚起するためのコーテイ
ションマーク(!)のアイコンを有するポップアップウ
ィンドウPW内にテキストでメール着信の旨が表示され
る。これによりユーザは、確実かつ容易にメール着信を
確認することができる。この場合において、ポップアッ
プウィンドウは表示画面全てを覆ってしまうのではな
く、アラーム機能が起動された画面の一部の表示を残し
た形で表示される。告知内容はポップアップウィンドウ
内にテキスト(図20(A)では、「メール着信”久し
ぶりに……」)で表示される。また、図20(B)にカ
ウントダウン終了時のポップアップ表示画面の表示例を
示す。カウントダウン終了時には、カウントダウンが終
了している旨についてユーザに注意を喚起するためのコ
ーテイションマーク(!)のアイコンを有するポップア
ップウィンドウPW内にテキストでその旨が表示され
る。これによりユーザは、確実かつ容易にカウントダウ
ン終了を把握することができる。
【0055】この場合においても、ポップアップウィン
ドウは表示画面全てを覆ってしまうのではなく、アラー
ム機能が起動された画面の一部の表示を残した形で表示
する。そして、告知内容は、ポップアップウィンドウ内
にテキスト(図20(B)では、「カウントダウン終了
しました。」)で表示する。さらに図20(C)に告知
内容が発生した場合の告知アイコンICの表示例を示
す。図20(C)に示すように、告知アイコンICは表
示画面全てを覆ってしまうのではなく、アラーム機能が
起動された画面の一部の表示を残した形で表示され、機
能画面の表示のじゃまに成らないように表示される。そ
の他、ユーザが設定した告知内容として、所定の時刻に
なった旨を告知するもの(例えば、「“12:34”に
なりました。」)や、メモ付であることを告知するもの
(例えば、“メモがあります”)や、所定の場所に到着
したことを告知するもの(例えば、”新宿につきまし
た”)等がある。また、制御部116からの告知内容と
して、電話がかかった旨を告知するもの(例えば、“電
話がかかってきました”)や、電池の残量を告知するも
の(例えば、“電池が残量がありません”)等がある。
【0056】ポップアップ表示中に可能なボタン操作及
びその効果は、以下のようなものとなる。 下ボタン105のダブルタッピング ポップアップ表示を終了し、以下の処理を行う。 ・メモ付きアラームの場合には、後述のメモ確認機能に
制御を移す。 ・メール着信の場合には、メール確認処理に制御を移
す。 ・その他の場合には、ポップアップ表示を終了し、アラ
ーム機能が起動した際に起動していた処理に制御を戻
す。ただし“電池残量なし”のような情報は後述のアイ
コン表示処理と同様の処理を行う。 上ボタン104のダブルタッピング 告知処理を終了し、後述のアイコン表示処理に制御を移
す。 ボタン操作なし 所定時間が経過すると、告知処理を終了し、アイコン表
示処理に制御を移す。
【0057】[5.2.3.2] メモ確認 メモ確認機能は、アラームに添付してあるメモ(テキス
ト、サウンド、グラフィックス)の内容確認を行う機能
を提供するものである。この場合には、メモの確認のみ
を行い、メモデータの削除はパーソナルビュワーで行う
ようにしている。メモ確認画面は後述のパーソナルビュ
ーワーのデータ閲覧画面と同じである。メモ確認画面の
表示中に可能なボタン操作及びその効果は、以下のよう
なものとなっている。 下ボタン105のダブルタッピング メモ確認表示を終了し、アラーム機能が起動した際に起
動していた処理に制御を戻す。 上ボタン104のダブルタッピング メモ確認表示を終了し、アラーム機能が起動した際に起
動していた処理に制御を戻す。 ボタン操作なし 所定時間が経過すると、メモ確認表示を終了し、アラー
ム機能が起動した際に起動していた処理に制御を戻す。
上記いずれの場合においても、サウンドデータについて
は、再生を行っていない場合には、後述するアイコン表
示処理に制御を移す。
【0058】[5.2.3.3] メール確認 メール確認機能は、着信したメールの内容確認を行う機
能を提供するものである。実際的な機能としては、後述
のメールビューワーそのものであり、メール確認画面は
メールビューワーのメール選択画面と同一であり、可能
なボタン操作及びその効果についても同一である。メー
ル確認がなされる場合には、メールビューワーのメール
選択画面に制御を移すこととなるが、メールを読み終わ
っても、アラーム機能が起動した際に起動していた処理
には制御を戻さないこととしている。これは、返信等の
メール固有の作業を行う必要があるからである。 [5.2.3.4] アイコン表示処理 アイコン表示処理機能は、「告知すべき事項」が発生し
たがユーザがその告知内容を確認しなかった場合に、
「告知」があったことをアイコンで表示するためのシス
テム設定を行う機能を提供する。アイコン表示を行う告
知事項としては、「未読メモあり」、「未読メールあ
り」等の一般告知事項と、「電池残容量なし」等のシス
テム告知事項とがある。アイコン表示処理固有の表示画
面は設けられていない。また、アイコン表示処理実行中
には、キー入力は受け付けない。
【0059】実際の処理としては、アイコン表示のため
の各種設定を行った後、アラーム(Notify)機能が起動し
た際に起動していた処理に制御を戻すこととなる。ま
た、告知のためのアイコンの表示は、画面の見やすさ
や、使い勝手の観点から第1階層以外では行わないに構
成しており、アイコンの有無を確認するためには第1階
層を表示する必要がある。「告知すべき事項」が発生し
たがユーザがその告知内容を確認しなかった場合には、
「告知」があったことを第1階層における画面表示中に
アイコンで表示する。表示するアイコンについては、一
般告知項目(「未読メモあり」など)については一定時
間が経過すると表示を打ち切るようにしているが、緊急
性の高いシステム告知アイコン(「電池残容量なし」な
ど)は告知内容に対して、ユーザが対応を行うまで表示
を行うこととしている。図20(C)に告知アイコン表
示画面の表示例を示す。この場合において、告知アイコ
ンは表示画面全てを覆ってしまうのではなく、画面の情
報を邪魔しない形で表示するようにしている。また、メ
ールの着信の告知アイコンはメールビューワー画面のみ
で表示を行うようにしている。
【0060】告知アイコン表示中に可能なボタン操作及
びその効果は、第1階層の画面表示中と同一であるが、
未読メモがある場合はプルダウンメニュー内に“告知内
容確認”という項目を追加表示する。プルダウンメニュ
ー内で“告知内容確認”を選択した場合はメモ確認処理
に制御を移す。メモ確認処理が終了すると、プルダウン
メニューを起動した際に起動していた処理に制御を戻
す。
【0061】[6] アプリケーション 次にオペレーティングシステム上で動作するアプリケー
ションとして実現されている各グループについて説明す
る。オペレーティングシステム上で動作するアプリケー
ションとして実現されている各機能はグループとして取
扱い、例えば、以下のものが挙げられる。 (1) クロックグループ (2) パーソナルビュワーグループ (3) プレビューグループ (4) インフォメーショングループ (5) パーソナルナビゲーショングループ (6) メールビュワーグループ (7) ユーティリティグループ 本第2実施形態では、図13に示したように、クロック
グループ130、パーソナルビュワーグループ140、
プレビューグループ150、インフォメーショングルー
プ160、パーソナルナビゲーショングループ170、
メールビュワーグループ180及びユーティリティグル
ープ190に対応する画面を第1階層に配置している。
そして、この第1階層で機能を選択・決定することによ
り各個別処理(第2階層)に制御を移行することとな
る。以下、各グループについて説明する。
【0062】[6.1] クロックグループ クロックグループ130は、大別すると、クロック(時
刻表示)、カウントダウン(逆算タイマ)、アラームチ
ェック(アラーム確認)の3機能を提供する。 [6.1.1] クロック機能 図21に示すように、クロックグループ130の第1の
階層は、時刻に関するグループであるクロックグループ
130を選択するメニュー画面を表示するとともに日時
を表示するクロック機能131を有している。クロック
グループ130の第2の階層は、カウントダウン機能
(逆算タイマ)またはアラームチェック機能(アラーム
確認)等の時刻に関連する機能を選択するための機能選
択機能132を備えている。この機能選択機能132の
下位の階層である第3の階層は、減算タイマーの設定を
行なうカウントダウン条件設定機能133及び設定済み
のアラームの確認および詳細な設定を行なうアラームチ
ェック機能134を備えている。カウントダウン条件設
定機能133は、カウントダウンの条件設定((減算タ
イマの条件設定)を行うための条件設定機能133A、
カウントダウンの際の経過表示を行う経過表示機能13
3B及びカウントダウン終了時にその旨を表示する終了
表示機能133Cを備えている。次にクロックグループ
130における動作を説明する。クロック機能131を
選択すると、図22(A)に示すようなクロック画面が
表示される。このクロック画面には、日付、曜日、現在
時刻(時、分、秒)が表示される。この画面表示させる
ことにより、携帯型情報処理装置10を、いわゆる“腕
時計”として使用することができる。
【0063】[6.1.1.1] クロック画面表示中
のボタン操作 クロック画面の表示中に可能なボタン操作及びその効果
は、以下に示すようなものとなっている。 下ボタン105のシングルタッピング 同一階層の次の機能であるパーソナルビュワー機能14
0に処理を移行する。 上ボタン104のシングルタッピング 同一階層の前の機能であるユーティリティ機能190に
処理を移行する。 下ボタン105のダブルタッピング 下の階層の機能である機能選択機能132に移行し、機
能選択画面を表示する。 上ボタン104のダブルタッピング クロックグループ130の選択を中止し、予め設定した
ホームポジションに対応する機能に処理を移行する。た
だし、本実施形態の場合は、クロックグループ130が
ホームポジションであるので、見かけ上は何も変わらな
い。 左ボタン107の押し下げ ボイスメモ機能に移行し、録音を行う。 ボタン操作なし 所定時間以上何も操作しない場合は、上ボタン104の
ダブルタッピングと同様の処理を行う。 下ボタン105のホールド プルダウンメニュー画面を表示し、選択された機能へ移
行する。この場合において、プルダウンメニューで選択
可能な機能は、以下の通りである。 (a) ホーム(ポジション)へ 上ボタン104のダブルタッピングと同様の処理を行
う。 (b) エチケットモード 前述のエチケットモードの設定または解除。
【0064】[6.1.1.2] 機能選択機能(クロ
ック機能時) 下ボタン105のダブルタッピングが行われると、下の
階層(第2階層)の機能である機能選択機能132に移
行し、図22(B)に示す機能選択画面を表示する。機
能選択画面には、カウントダウン機能(逆算タイマ)あ
るいはアラームチェック機能(アラーム確認)に対応す
る選択可能な項目が表示されており、現在の選択状況を
示すカーソルが表示されている。 [6.1.1.3] 機能選択画面表示中(クロック機
能時)のボタン操作 クロック機能時の機能選択画面表示中に可能なボタン操
作及びその効果は、以下に示すようなものとなってい
る。 下ボタン105のシングルタッピング 次の項目にカーソルを移動させる。当該項目が最も最後
の項目である場合には、最初の項目にカーソルを移動さ
せる。 上ボタン104のシングルタッピング 前の項目にカーソルを移動させる。当該項目が最も最初
の項目である場合には、最後の項目にカーソルを移動さ
せる。 下ボタン105のダブルタッピング カーソル位置における項目を選択する。 上ボタン104のダブルタッピング 項目の選択を中止し、クロック画面表示に処理を移行す
る。 左ボタン107の押し下げ ボイスメモ機能に移行し、録音を行う。 ボタン操作なし 所定時間以上何も操作しない場合は、上ボタン104の
ダブルタッピングと同様の処理を行う。 下ボタン105のホールド プルダウンメニュー画面を表示し、選択された機能へ移
行する。この場合において、プルダウンメニューで選択
可能な機能は、[6.1.1.1]において述べたクロ
ック画面表示中のボタン操作で説明した機能に加えて、
以下の機能(c)を加えたものである。 (c) 中止 プルダウンメニュー機能を終了し、現在表示している画
面を呼び出した画面に制御を戻す(本例では、機能選択
画面を呼び出したクロック画面に制御を戻すこととな
る)。
【0065】[6.1.1.4] 逆算タイマ機能 機能選択画面において、カーソルを「逆算タイマ」の位
置にしたまま、下ボタン105のダブルタッピングが行
われると、下の階層(第3階層)の機能であるカウント
ダウン機能133に移行し、図22(C)に示す逆算タ
イマ設定画面を表示する。 [6.1.1.5] 逆算タイマ設定画面 図22(C)に逆算タイマ設定画面の表示例を示す。カ
ウントダウン設定画面にはアラーム告知までの残り時間
(初期値は、前回のユーザ設定値。図22(C)では、
10分30秒。)及び呼び出しか振動呼出(バイブレー
タ)のいずれかのアラーム告知の方法(初期値は呼び出
し。図22(C)では、呼び出し。)。 [6.1.1.5.1] 逆算タイマ設定画面表示中の
ボタン操作 逆算タイマ設定画面表示中に可能なボタン操作及びその
効果は、以下に示すようなものとなっている。 下ボタン105のシングルタッピング ・逆算タイマの設定数値(減算初期時間)に1を加える
処理を行う。ただし、例えば、逆算タイマの最大設定時
間を60分とした場合には、60(分)の次は1(分)
とし、59(秒)の次は0(秒)とする。 ・逆算タイマ終了時の告知方法については、“呼び出
し”と“振動”のトグル切替を行う。 上ボタン104のシングルタッピング ・逆算タイマの設定数値(減算初期時間)から1を差し
引く処理を行う。ただし、例えば、逆算タイマの最大設
定時間を60分とした場合には、1(分)の次は60
(分)とする。 ・逆算タイマ終了時の告知方法については、“呼び出
し”と“振動”のトグル切替を行う。 下ボタン105のダブルタッピング 現在設定されている数値を確定し、次の設定項目に移行
する。例えば、逆算タイマの分設定を行っている場合に
は、秒設定に移行し、行設定を行っている場合には、告
知方法の設定に移行し、告知方法の設定を行っている場
合には、カウントダウン設定を終了し、カウントダウン
を開始する。 上ボタン104のダブルタッピング 項目の選択を中止し、クロック画面表示に処理を移行す
る。 ボタン操作なし 所定時間以上何も操作しない場合は、上ボタン104の
ダブルタッピングと同様の処理を行う。 上ボタン104または下ボタン105のホールド カウントダウンの設定値を高速で増減する。上ボタン1
04をホールドした場合には、逆算タイマの設定値は、
例えば、 60→59→58→……→51→50→45→30→1
5→60→59→…… のように高速で減少する。また、下ボタン105をホー
ルドした場合には、逆算タイマの設定値は、例えば、 1→2→3→……→9→10→15→30→45→60
→1→…… のように高速で増加する。
【0066】[6.1.1.6] 逆算タイマ経過表示
画面 図22(D)に逆算タイマ経過表示画面の表示例を示
す。この逆算タイマ経過表示画面においては、逆算タイ
マ設定画面で設定した逆算タイマの途中経過(残り時
間)を「分:秒」の形式で表示する。 [6.1.1.6.1] 逆算タイマ経過表示画面表示
中のボタン操作 逆算タイマ経過表示画面表示中に可能なボタン操作及び
その効果は、以下に示すようなものとなっている。 下ボタン105のシングルタッピング 逆算タイマの続行指示を行う。これは、逆算タイマの中
断時のみ有効である。 上ボタン104のシングルタッピング 逆算タイマの中断指示を行う。これは、逆算タイマの続
行中のみ有効である。 下ボタン105のダブルタッピング 残り時間に関係なく逆算タイマ処理を終了し、逆算タイ
マ設定画面に制御を移行する。 上ボタン104のダブルタッピング 逆算タイマを中止し、機能選択画面に戻る。 下ボタン105のホールド プルダウンメニュー画面を表示し、選択された機能へ移
行する。この場合において、プルダウンメニューで選択
可能な機能は、以下の通りである。 (a) ホーム(ポジション)へ 予め設定したホームポジションに対応する機能に処理を
移行する。ただし、カウントダウン自体は継続する。 (b) エチケットモード 前述のエチケットモードの設定または解除。 (c) 中止 逆算タイマを中止し、機能選択画面に戻る。
【0067】[6.1.1.7] 逆算タイマ終了表示
画面 図22(E)に逆算タイマ終了表示画面の表示例を示
す。この逆算タイマ終了においては、逆算タイマ設定画
面で設定した逆算タイマが終了した旨の表示、すなわ
ち、残り時間が「00分00秒」であること表示する。 [6.1.1.7.1] 逆算タイマ終了表示画面表示
中のボタン操作 逆算タイマ経過表示画面表示中に可能なボタン操作及び
その効果は、以下に示すようなものとなっている。 下ボタン105のダブルタッピング 逆算タイマ終了表示画面の表示を終了し、逆算タイマ設
定画面に制御を移行する。 上ボタン104のダブルタッピング 逆算タイマ終了表示画面の表示を中断し、機能選択画面
に戻る。 左ボタン107の押し下げ ボイスメモ機能に移行し、録音を行う。 下ボタン105のホールド プルダウンメニュー画面を表示し、選択された機能へ移
行する。この場合において、プルダウンメニューで選択
可能な機能は、[6.1.1.1.6.1]の逆算タイ
マ経過表示画面表示中のボタン操作による機能に、 (d) 再逆算タイマ 再度、逆算タイマ設定画面で設定した設定値に基づいて
逆算タイマを開始する。という機能を加えたものであ
る。
【0068】[6.1.1.8] アラームチェック
(アラーム確認)機能 ここで、クロックグループに関連するアラームチェック
機能について説明する。図33に示すように、アラーム
チェック機能においては、設定済みの複数(図ではn
個)のアラーム(この場合には、カウントダウンアラー
ムも含んでいる。)についての内容確認が行える。ま
た、設定したアラーム内容の変更が行える。具体的に
は、設定したアラームに対応する告知の可否(オン/オ
フ)、アラーム告知時刻の設定、告知方法(呼び出しあ
るいは振動呼び出し)などの設定変更が行える。さらに
設定したアラームについてのデータを削除することがで
きる。ここで、アラームチェック機能における表示画面
について説明する。図34(A)にアラーム設定確認画
面の表示例を示す。アラーム設定確認画面には、アラー
ム告知を行う日時(図34(A)では、99年9月10
日、10時30分)、アラームのオン/オフ(告知の可
否)及び呼び出しか振動呼出(バイブレータ)のいずれ
かのアラーム告知の方法(初期値は呼び出し。図34
(A)では、呼び出し。)が表示される。図34(B)
にカウントダウン時のアラーム設定確認画面の表示例を
示す。アラーム設定確認画面には、アラーム告知、すな
わち、カウントダウン終了までの残り時間(図33
(B)では、0時間30分)、アラーム告知の方法(初
期値は呼び出し。図33(B)では、呼び出し。)及び
カウントダウンの中断または続行状態(図34(B)に
は図示せず)が表示される。図34(C)にアラーム設
定がなされていない場合のアラーム設定確認画面の表示
例を示す。アラーム設定がなされていない場合には、当
該旨を告知するための表示がなされる(図34(C)に
おいては、「データがありません」)。
【0069】[6.1.1.8.1] アラーム設定確
認画面表示中のボタン操作 アラーム設定確認画面表示中に可能なボタン操作及びそ
の効果は、以下に示すようなものとなっている。 下ボタン105のシングルタッピング ・次のアラーム設定確認画面の表示に移行する。なお、
最後のアラーム設定確認画面(図33では第nアラーム
設定確認画面)を表示している場合には、そのまま表示
を継続する。またアラーム設定がなされていない場合は
何もしない。 上ボタン104のシングルタッピング ・前のアラーム設定確認画面の表示に移行する。なお、
最初のアラーム設定確認画面(図33では第1アラーム
設定確認画面)を表示している場合には、そのまま表示
を継続する。また、アラーム設定がなされていない場合
は何もしない。 下ボタン105のダブルタッピング 現在表示されているアラーム設定確認画面に対応する設
定を選択し、設定変更処理に移行する。なお、アラーム
設定がなされていない場合は、何もしない。 上ボタン104のダブルタッピング 項目の選択を中止し、クロック画面表示に処理を移行す
る。 ボタン操作なし 所定時間以上何も操作しない場合は、上ボタン104の
ダブルタッピングと同様の処理を行う。 下ボタン105のホールド プルダウンメニュー画面を表示し、選択された機能へ移
行する。この場合において、プルダウンメニューで選択
可能な機能は、以下の通りである。 (a) ホーム(ポジション)へ 予め設定したホームポジションに対応する機能に処理を
移行する。 (b) 削除 現在表示しているアラーム設定確認画面に対応するアラ
ーム設定データを削除する。削除後は、引き続きアラー
ム設定確認を行う。より具体的には、n個あるアラーム
設定のm番目(1≦m≦n)を削除した際の削除後の表
示画面は以下の通りとなる。 (i) m<nの場合 削除後は、新たなm番目のアラーム設定確認画面を表示
する。 (ii) m=nの場合 削除後は、新たなn番目のアラーム設定確認画面を表示
する。 (iii) m=n=1の場合 削除後は、図34(C)に示した、アラーム設定がなさ
れていない場合のアラーム設定確認画面を表示する。 (c) 変更 現在表示しているアラーム設定確認画面に対応するアラ
ームデータの変更を行う。なお、アラームデータの変更
画面(アラーム設定変更画面)については後述する。 (d) アラームオン/オフ 現在表示しているアラーム設定確認画面に対応するアラ
ームのオン(使用)/オフ(不使用)の設定を行う。 (e) エチケットモード 前述のエチケットモードの設定または解除。 (f) 中止 アラーム設定確認を終了し、クロック画面表示に処理を
移行する。
【0070】[6.1.1.8.2] アラーム設定変
更画面 図34(D)にアラーム設定変更画面の表示例を示す。
アラーム設定変更画面の表示直後は、日付部分(図34
(D)においては、「10」表示)にカーソルがある。
そして、アラーム設定変更は、日→時→分→告知方法の
順番で設定を行う。また、アラーム設定変更は、現在時
刻よりも未来の時刻のみが設定可能となっている。アラ
ーム設定変更画面表示中に可能なボタン操作及びその効
果は、以下に示すようなものとなっている。 下ボタン105のシングルタッピング ・この操作は、設定値に1を加え、あるいは、選択項目
をトグル表示することとなる。より具体的には、設定変
更対象が日付の場合には、[日付+1]の値を新たな日
付の値とする。設定変更対象が時の場合には、[時+
1]の値を新たな時の値とする。現在の時が23時であ
る場合には、0時を新たな時刻とする。なお、設定時刻
が現在時刻よりも過去の時刻となる場合には、表示をそ
のままとする。設定変更対象が分の場合には、[分+
1]の値を新たな分の値とする。現在の分が59分であ
る場合には、0分を新たな時刻とする。なお、設定時刻
が現在時刻よりも過去の時刻となる場合には、表示をそ
のままとする。設定変更対象が告知方法である場合に
は、「呼び出し」と「振動呼び出し」をトグル表示す
る。 上ボタン104のシングルタッピング ・この操作は、設定値から1を減じ、あるいは、選択項
目を循環表示あるいはトグル表示することとなる。
【0071】より具体的には、設定変更対象が日付の場
合には、「現在の日付」、「毎日」、「月曜日」、「火
曜日」、「水曜日」、「木曜日」、「金曜日」、「土曜
日」、「日曜日」、「月曜日〜金曜日」の順に表示す
る。但し、「月曜日〜金曜日」が表示された状態では上
ボタン104のシングルタッピングを行っても表示は変
わらない。設定変更対象が時の場合には、[時−1]の
値を新たな時の値とする。現在の時が0時である場合に
は、23時を新たな時刻とする。なお、設定時刻が現在
時刻よりも過去の時刻となる場合には、表示をそのまま
とする。設定変更対象が分の場合には、[分−1]の値
を新たな分の値とする。現在の分が0分である場合に
は、59分を新たな時刻とする。なお、設定時刻が現在
時刻よりも過去の時刻となる場合には、表示をそのまま
とする。設定変更対象が告知方法である場合には、「呼
び出し」と「振動呼び出し」をトグル表示する。 下ボタン105のダブルタッピング ・この操作は値を決定し選択するとともに、次の値の設
定に移行させる。設定変更対象が時の場合には、表示し
ている設定値を確定し、分の設定に移行する。設定変更
対象が分の場合には、表示している設定値を確定し、告
知方法の設定に移行する。設定変更対象が告知方法の場
合には、表示している告知方法を確定し、設定を終了す
る。 上ボタン104のダブルタッピング アラーム設定変更処理を中止し、クロック画面表示に処
理を移行する。 ボタン操作なし 所定時間以上何も操作しない場合は、上ボタン104の
ダブルタッピングと同様の処理を行う。 下ボタン105のホールド プルダウンメニュー画面を表示し、選択された機能へ移
行する。この場合において、プルダウンメニューで選択
可能な機能は、以下の通りである。 (a) ホーム(ポジション)へ 予め設定したホームポジションに対応する機能に処理を
移行する。 (b) 中止 アラーム設定変更内容を破棄し、変更前のアラーム設定
変更画面に戻る。
【0072】[6.1.1.8.3] カウントダウン
アラーム設定変更時のアラーム設定変更画面 図34(E)カウントダウン設定画面の表示例を示す。
カウントダウン設定画面にはアラーム告知までの残り時
間(初期値は、前回のユーザ設定値。図34(E)で
は、10分30秒。)及び呼び出しか振動呼出(バイブ
レータ)のいずれかのアラーム告知の方法(初期値は呼
び出し。図34(E)では、呼び出し。)。カウントダ
ウン設定画面表示中に可能なボタン操作及びその効果
は、上述したアラーム設定変更画面のものと同様である
ので、その詳細な説明は省略する。 [6.2] パーソナルビュワーグループ パーソナルビュワーグループ140は、リスト型情報処
理装置本体上にユーザが蓄積した各種データ(テキス
ト、画像、音声)を閲覧するための機能を提供する。パ
ーソナルビュワー機能は、図23に示すように、第1階
層でパーソナルビュワー画面141を選択することで利
用することができ、ユーザが蓄積したテキストデータ、
グラフィックスデータ及びサウンドデータの閲覧(サウ
ンドデータについては再生)及び削除の機能を提供す
る。
【0073】このため、パーソナルビュワー用データ
は、個人的なデータであるとともに、外部の装置からダ
ウンロードしたデータのようにバックアップがなされて
いるとは限らないため、ユーザが指定しない限り削除で
きない構成としている。なお、これに対して、後述する
プレビュー機能で用いられるプレビュー用データあるい
はインフォメーション機能で用いられるインフォメーシ
ョン用データは、自動的に削除を行う構成としている。
次にパーソナルビュワーグループ140における動作を
説明する。パーソナルビュワー機能141を選択する
と、図24(A)に示す、パーソナルビュワー画面が表
示される。このパーソナルビュワー画面には、パーソナ
ルビュワーで閲覧することができるデータ数が表示され
る。パーソナルビュワー画面からデータ閲覧画面を呼び
出すことで個別のデータの閲覧を行うことができる。
【0074】[6.2.1] パーソナルビュワー画面
の表示中に可能なボタン操作及びその効果は以下に示す
ようなものとなっている。 下ボタン105のシングルタッピング 同一階層の次のグループであるプレビュワーグループ1
50に処理を移行する。 上ボタン104のシングルタッピング 同一階層の前のグループであるパーソナルビュワーグル
ープ140に処理を移行する。 下ボタン105のダブルタッピング パーソナルビュワー用データの閲覧を行う。この場合に
おいて、パーソナルビュワー起動時には、前回最後に閲
覧していたデータ(初期状態におけるシステムデフォル
ト値は「最初のデータ」とする)を表示する。パーソナ
ルビュワー用データの閲覧は、データ1〜データnまで
を順に切り替えて行うこととなる(図23参照)。デー
タ閲覧画面は、例えば、パーソナルビュワー用データが
テキストデータである場合には、図24(A)に示すよ
うに、データ名(図24(A)では、「天気予報」)及
び対応するデータ内容をそのまま表示する。また、パー
ソナルビュワー用データがグラフィクスデータである場
合には、図24(C)に示すように、データ名(図24
(C)では、「小山湖にて」)及び対応する画像表示を
行う。また、パーソナルビュワー用データがサウンドデ
ータである場合には、図24(D)に示すように、デー
タ名(図24(D)では、「ボイス03」)及び録音年
月日(図24(D)では「99/09/10」を表示す
る(この段階では、音声再生は行わない。)。
【0075】さらに、データ削除を行う場合にもプルダ
ウンメニュー機能を利用してこの画面で行う。データ削
除の結果、データ数=0になった場合は、図24(E)
に示すように、閲覧可能なデータがない旨を示す画面を
表示する。この場合において、閲覧可能なデータがない
旨についてユーザに注意を喚起するためのコーテイショ
ンマーク(!)のアイコンを有するポップアップウィン
ドウPW内にテキストで閲覧可能なデータがない旨が表
示されるので、ユーザは、確実かつ容易にその旨を確認
することができる。データ閲覧画面の表示中に可能なボ
タン操作及びその効果は以下に示すようなものとなって
いる。 下ボタン105のシングルタッピング 次のデータ閲覧画面の表示に移行する。最後のデータ閲
覧画面を表示している場合はそのまま最後のデータ閲覧
画面を表示し続ける。 上ボタン104のシングルタッピング 前のデータ閲覧画面の表示に移行する。最初のデータ閲
覧画面を表示している場合はそのまま最初のデータ閲覧
画面を表示し続ける。 下ボタン105のダブルタッピング 表示しているデータ閲覧画面に対応するパーソナルビュ
ワー用データがサウンドデータである場合には、後述す
るように対応する音声再生を行う。 上ボタン104のダブルタッピング データ閲覧画面の表示を中断し、パーソナルビュワー画
面表示に処理を移行する。 左ボタン107のホールド ボイスメモ機能に移行し、録音を行う。 ボタン操作なし 所定時間以上ボタン操作がなされなかった場合には、デ
ータ閲覧画面の表示を中断し、パーソナルビュワー画面
表示に処理を移行する。
【0076】 下ボタン105のホールド プルダウンメニュー画面を表示し、選択された機能へ移
行する。この場合において、プルダウンメニューで選択
可能な機能は、以下の通りである。 (a) ホーム(ポジション)へ 上ボタン104のダブルタッピングと同様に、パーソナ
ルビュワーグループ140の選択を中止し、予め設定し
たホームポジションに対応する機能に処理を移行する。 (b) 削除 現在表示され、選択されているパーソナルビュワー用デ
ータの削除を行う。削除後は引き続きデータ閲覧を行
う。この場合において、m個あるデータのn番目(0<
n<m)を削除した際の削除後に表示されるデータ閲覧
画面については、以下の通りとしている。 (イ) n<mの場合、n番目のパーソナルビュワー用
データの削除後は、削除後のn番目のパーソナルビュワ
ー用データに対応するデータ閲覧画面を表示する。 (ロ) n=mの場合、n番目のパーソナルビュワー用
データの削除後は、削除後のm番目のパーソナルビュワ
ー用データに対応するデータ閲覧画面を表示する。 (ハ) n=m=1の場合、n番目のパーソナルビュワ
ー用データの削除後は、削除後のデータ数=0になった
場合であるので、図24(E)に示したように、閲覧可
能なデータがない旨を示す画面を表示する。 (c) エチケットモード 前述のエチケットモードの設定または解除。 (d) 中止 データ閲覧画面の表示を中断し、パーソナルビュワー画
面表示に処理を移行する。
【0077】[6.2.1.1] サウンドデータ再生 表示しているデータ閲覧画面に対応するパーソナルビュ
ワー用データがサウンドデータである場合には、当該サ
ウンドデータの再生を行うとともに、図24(F)に示
すように、再生を行っている間、再生中であることを示
す画面を表示する。そして、音声データの再生が終了す
ると、次のパーソナルビュワー用データに対応するデー
タ閲覧画面を表示する。ただし、再生したサウンドデー
タが最後のパーソナルビュワー用データに対応する場合
は画面の変更は行わない。サウンドデータ再生中に可能
なキー操作は、再生中止に対応する上ボタン104のダ
ブルタッピングのみであり、上ボタン104のダブルタ
ッピングがなされると、サウンドデータの再生を中止
し、次のパーソナルビュワー用データに対応するデータ
閲覧画面を表示する。ただし、再生したサウンドデータ
が最後のパーソナルビュワー用データに対応する場合は
画面の変更は行わない。 [6.3] プレビュワーグループ プレビュワーグループ150は、リスト型情報処理装置
本体上に外部のパーソナルコンピュータ(PC)30
3,304などから自動的にあるいは任意にダウンロー
ドされた各種データ(テキスト、グラフィクス、サウン
ド)を閲覧する機能を提供する。より詳細には、ダウロ
ードされたデータの自動閲覧(サウンドデータ、グラフ
ィックスデータについては存在することを知らせる)、
データの個人閲覧(サウンドデータについては再生)の
機能を提供する。自動閲覧については、表示項目、表示
開始時刻などはあらかじめPC側で指定しておき、リス
ト型情報処理装置側ではその情報に従って自動実行(手
動実行も可能)する構成としている。
【0078】プレビュワー機能は、図25に示すよう
に、第1階層でプレビュワー画面151を選択すること
で利用することができ、外部のパーソナルコンピュータ
(PC)303,304などから自動的にあるいは任意
にダウンロードされ、蓄積されたテキストデータ、グラ
フィックスデー及びサウンドデータ(サウンドデータに
ついては再生)を手軽に閲覧するための機能を提供す
る。上述したように、プレビュワー用データは、外部の
パーソナルコンピュータ(PC)303,304などか
ら自動的にあるいは任意にダウンロードされたデータで
あるため、バックアップがなされているものとして、所
定のタイミングで自動的に削除を行う構成としている。
すなわち、新規データのダウンロードごとに本体内の古
いデータは自動削除される。プレビュワー用データとし
ては、例えば、以下のようなものが考えられる。 ニュース速報データ 雑学データ 天気・交通情報データ 広告(雑誌・芸能関連、お店関連)データ ユーザが予め登録したお気に入りのホームページデ
ータ パーソナルコンピュータ側に用意したアプリケーシ
ョンが自動的に選択するおまかせデータ
【0079】次にプレビュワーグループにおける動作を
説明する。プレビュワー機能151を選択すると、図2
6(A)に示すプレビュワー画面が表示される。このプ
レビュワー画面には、プレビュワーで閲覧することがで
きるデータ数が表示され、さらに情報表示ウィンドウ1
51W内には、コンテンツである閲覧することができる
プレビュワー用データのタイトル、内容(テキストの
み)を順次電光掲示板のように所定方向に移動させつつ
表示する。プレビュワー用データのタイトル及び内容を
順次表示する情報表示ウィンドウ151Wはプレビュワ
ー画面をすべて覆ってしまうのではなくプレビュワー画
面の一部を使用する。プレビュワー画面から、記事選択
画面、さらには、記事閲覧画面を呼び出すことで個別の
データの閲覧を行うことができる。プレビュワー機能
は、前述したパーソナルビュワー機能と類似しており、
プレビュワー画面および記事選択画面の表示中に可能な
ボタン操作およびその効果は、パーソナルビュワー画面
と同様であるので、詳細な説明は省略する。なお、プレ
ビュワー機能における操作および表示される画面例につ
いて、簡単に紹介しておく。図26(B)は、図26
(A)において、下ボタン105をダブルタッピングす
ることによって表示される記事選択画面(いわゆる、第
二階層の画面)である。記事選択画面の画面上には選択
可能な記事項目、現在の選択状況を示すカーソルが配置
されている(記事選択画面の起動直後は最後に閲覧した
記事項目に配置されている。)。この場合において、記
事項目が一画面に収まらない場合は、閲覧候補記事を画
面内でスクロールさせることにより表示を行う。記事選
択画面において、閲覧すべき記事がない場合には、図2
6(C)に示すように、閲覧すべき記事が存在しない旨
の表示を行う。プレビュワー用データ(記事)の閲覧を
行うに際し、閲覧開始時には、前回最後に閲覧していた
データ(初期状態におけるシステムデフォルト値は「最
初のデータ」とする)を表示する。
【0080】プレビュワー用データの閲覧は、データ1
〜データnまでを順に切り替えて行うこととなる。デー
タ閲覧画面は、例えば、プレビュワー用データがテキス
トデータである場合には、図26(D)に示すように、
データ名(図26(D)では、「天気予報」)及び対応
するデータ内容をそのまま表示する。この場合におい
て、テキストデータが一画面に収まらない場合は、図2
6(E)に示すように、画面を順次切り替えて表示する
こととなる。また、プレビュワー用データがグラフィク
スデータである場合には、図26(F)に示すように、
データ名(図26(F)では、「小山湖にて」)及び対
応する画像表示を行う。また、プレビュワー用データが
サウンドデータである場合には、図26(G)に示すよ
うに、データ名(図26(G)では、「ボイス03」)
及び録音年月日(図26(G)では「99/09/1
0」を表示する(この段階では、音声再生は行わな
い。)。さらに、データ削除を行う場合にもプルダウン
メニュー機能を利用してこの画面で行う。データ削除の
結果、データ数=0になった場合は、図26(H)に示
すように、閲覧可能なデータがない旨を示す画面を表示
する。この場合において、閲覧可能なデータがない旨に
ついてユーザに注意を喚起するためのコーテイションマ
ーク(!)のアイコンを有するポップアップウィンドウ
PW内にテキストで閲覧可能なデータがない旨が表示さ
れるので、ユーザは、確実かつ容易にその旨を確認する
ことができる。表示しているデータ閲覧画面に対応する
プレビュワー用データがサウンドデータである場合に
は、当該サウンドデータの再生を行うとともに、図26
(I)に示すように、再生を行っている間、再生中であ
ることを示す画面を表示する。 [6.4] インフォメーショングループ インフォメーショングループ160は、第1階層でプレ
ビューを行わない点を除き、プレビューワーグループと
同様の機能を有していると同じ機能を持つ。したがっ
て、ここではプレビュワーグループと異なっている部分
のみの説明を行うものとする。
【0081】インフォメーション機能は、図27に示す
ように、第1階層でインフォメーション画面161を選
択することで利用することができ、外部のパーソナルコ
ンピュータ(PC)303,304などから自動的にあ
るいは任意にダウンロードされ、蓄積されたテキストデ
ータ、グラフィックスデー及びサウンドデータ(サウン
ドデータについては再生)を手軽に閲覧するための機能
を提供する。インフォメーション機能161を選択する
と、図28に示すインフォメーション画面が表示され
る。このインフォメーション画面には、閲覧することが
できるデータ数が表示されるが、コンテンツである閲覧
することができるインフォメーション用データのプレビ
ューは行われない。前述したプレビュワー機能において
は、図26(A)のようにコンテンツも表示されるの
で、コンテンツのアウトラインをすばやくつかむことが
できるという効果を有するが、場合によっては、目障り
になることも考えられる。この点、本インフォメーショ
ン機能においては、インフォメーション画面161であ
ることが明確に示され、コンテンツが表示されないの
で、目障りにはならない。インフォメーション画面か
ら、記事選択画面、さらには、記事閲覧画面を呼び出す
ことで個別のデータの閲覧を行うことができる。 [6.5] パーソナルナビゲーショングループ パーソナルナビゲーショングループは、ユーザが蓄積し
たテキスト、サウンド、グラフィックスデータとそれに
関連づけした緯度、経度情報についての処理を行う。パ
ーソナルナビゲーション機能は、図29に示すように、
第1階層でパーソナルナビゲーション画面171を選択
することで利用することができ、テキストデータ、グラ
フィクスデータ及びサウンドデータの閲覧(サウンドデ
ータについては再生)、設定された目的地への方向・距
離表示、現在位置への情報記録の機能を提供する。
【0082】また、本パーソナルナビゲーション機能は
関連づけしてある位置情報を操作する点を除き、プレビ
ュワーと基本的に同様の操作体系を有している。次にパ
ーソナルナビゲーショングループにおける動作を説明す
る。パーソナルナビゲーション機能171を選択すると
図30(A)に示すパーソナルナビゲーション画面が表
示される。このパーソナルナビゲーション画面の情報表
示ウィンドウ171W内には、閲覧することができる閲
覧可能な場所項目名(サブグループ)、場所項目件数、
目的地への距離・方向・場所項目名(コンテンツ)等を
順次電光掲示板のように所定方向に表示位置を移動させ
つつ表示する。この場合において、場所項目名(サブグ
ループ)、場所項目件数、目的地への距離・方向・場所
項目名(コンテンツ)を表示する情報表示ウィンドウ1
71Wは表示画面をすべて覆ってしまうのではなくパー
ソナルナビゲーション画面の一部を使用する。そしてパ
ーソナルナビゲーション画面から、場所選択画面、さら
には、場所情報閲覧画面を呼び出すことで個別のデータ
の閲覧を行うことができる。
【0083】[6.5.1] パーソナルナビゲーショ
ン画面の表示中に可能なボタン操作及びその効果は前述
した各グループ(パーソナルビュワー、プレビュワー、
インフォメーション)と同様であるが、本パーソナルナ
ビゲーショングループは位置情報を扱う点を特徴として
いるので、以下にその詳細を説明する。 下ボタン105のシングルタッピング 同一階層の次のグループであるメールビュワーグループ
180に処理を移行する。 上ボタン104のシングルタッピング 同一階層の前のグループであるインフォメーショングル
ープ160に処理を移行する。 下ボタン105のダブルタッピング パーソナルナビゲーション用データの閲覧を行う。 上ボタン104のダブルタッピング ホームポジション移行処理へ制御を移す。 右ボタン106の押し下げ クリップ機能に移行し、GPSユニット201により取
得した現在位置の情報をパーソナルビュワー用データと
する。なお、現在位置の情報は、PHSユニット202
によりPHS網301を介して得られる位置情報、ある
いは、GPSユニット201とPHSユニット202の
両方から得られる情報に基づいて位置情報であってもよ
い。 左ボタン107のホールド ボイスメモ機能を起動し、録音を行う。 ボタン操作なし 所定時間以上何も操作しない場合は、上ボタン104の
ダブルタッピングと同様の処理を行う。 下ボタン105のホールド プルダウンメニュー画面を表示し、選択された機能へ移
行する。この場合において、プルダウンメニューで選択
可能な機能は、以下の通りである。 (a) ホーム(ポジション)へ 上ボタン104のダブルタッピングと同様に、パーソナ
ルナビゲーショングループ170の選択を中止し、予め
設定したホームポジションに対応する機能に処理を移行
する。 (b) エチケットモード 前述のエチケットモードの設定または解除。 (c) 位置表示 現在位置の情報を表示する。
【0084】図30(B)に場所選択画面の表示例を示
す。場所選択画面の画面上には、選択可能な場所項目、
現在の選択状況を示すカーソルが配置されている(場所
選択画面の起動直後は最後に閲覧した場所項目に配置さ
れている。)。この場合において、場所項目が位置画面
に納まらない場合には、閲覧候補場所を画面内でスクロ
ールさせることにより表示を行う。場所選択画面におい
て、閲覧すべき場所がない場合には図30(C)に示す
ように閲覧すべき場所が存在しない旨の表示を行う。場
所選択画面の表示中に可能なボタン操作及びその効果は
以下のようなものとなる。 (a) 下ボタン105のシングルタッピング 次の閲覧候補場所にカーソルを移動する(ただし、閲覧
候補場所がない場合は何もしない)。 ・閲覧候補場所が一画面に収まる場合 最後の閲覧候補場所にカーソルがある場合は、最初の閲
覧候補場所にカーソルを移動する。 ・閲覧候補場所が一画面に収まらない場合 表示されていない次の閲覧候補場所が表示されている最
後の閲覧候補場所の下側に現れるべく、画面が上側にス
クロールする。 (b) 上ボタン104のシングルタッピング 前の閲覧候補場所にカーソルを移動する(ただし、閲覧
候補場所がない場合は、何もしない)。 ・閲覧候補場所が一画面に収まる場合 最初の閲覧候補場所にカーソルがある場合は、最後の閲
覧候補場所にカーソルを移動する。 ・閲覧候補場所が一画面に収まらない場合 表示されていない前の閲覧候補場所が表示されている最
初の閲覧候補場所の上側に現れるべく、画面が下側にス
クロールする。
【0085】(c) 下ボタン105のダブルタッピン
グ 選択した閲覧候補場所について後述する場所閲覧処理へ
制御を移す(ただし、閲覧候補場所がない場合は何もし
ない)。 (d) 上ボタン104のダブルタッピング 選択処理を中止し、パーソナルナビゲーション画面の表
示を行う。 (e) 左ボタン107のホールド ボイスメモ機能に移行し、録音を行う。 (f) 右ボタン106の押し下げ クリップ機能に移行し、現在選択している閲覧候補場所
の内容の全てをパーソナルビュワー用データとする。 (g) ボタン操作なし 所定時間以上何も操作しない場合は、選択処理を中止
し、パーソナルナビゲーション画面の表示を行う。 (h) 下ボタン105のホールド プルダウンメニュー画面を表示し、選択された機能へ移
行する。この場合において、プルダウンメニューで選択
可能な機能は、前述して各グループ(パーソナルビュワ
ー、プレビュワー、インフォメーション)と同様である
ので、説明は省略する。 [6.5.2] 場所情報閲覧 パーソナルナビゲーション用データ(場所)の閲覧を行
うに際し、閲覧開始時には、前回最後に閲覧していたデ
ータ(初期状態におけるシステムデフォルト値は「最初
のデータ」とする)を表示する。パーソナルナビゲーシ
ョン用データの閲覧は、データ1〜データnまでを順に
切り替えて行うこととなる(図29参照)。場所情報閲
覧画面は、例えば、パーソナルナビゲーション用データ
がテキストデータである場合には、図30(D)に示す
ように、データ名(図30(D)では、「天気予報」)
及び対応するデータ内容をそのまま表示する。
【0086】この場合において、テキストデータが一画
面に収まらない場合は、図26(D)、(E)に示した
のと同様に、画面を順次切り替えて表示することとな
る。また、パーソナルナビゲーション用データがグラフ
ィクスデータである場合には、図30(E)に示すよう
に、データ名(図30(E)では、「△△社」)及び対
応する画像表示を行う。また、現在位置情報を記録(ク
リップ)した場合には、図30(F)に示すように、デ
ータ名(図30(F)では、「現在位置記録」)及び記
録年月日(図30(F)では「99/09/10」)並
びに位置情報(図30(F)では、東経、北緯の数値デ
ータ)を表示する。この場合、位置情報の表示におい
て、数値データの代わりにその数値データに対応する地
図上に記録地点を「点」等のマークとして表示すること
も可能である。さらに、データ削除を行う場合にもプル
ダウンメニュー機能を利用してこの画面で行う。データ
削除の結果、データ数=0になった場合は、図30
(G)に示すように、閲覧可能なデータがない旨を示す
画面を表示する。この場合において、閲覧可能なデータ
がない旨についてユーザに注意を喚起するためのコーテ
イションマーク(!)のアイコンを有するポップアップ
ウィンドウPW内にテキストで閲覧可能なデータがない
旨が表示されるので、ユーザは、確実かつ容易にその旨
を確認することができる。場所情報閲覧画面の表示中に
可能なボタン操作及びその効果は前述してプレビュワー
グループやインフォメーショングループの記事閲覧画面
と同様であるので説明は省略する。
【0087】ただし、右ボタン106の押し下げによる
クリップ機能については、下記の通りとなる。右ボタン
106を押し下げるとクリップ機能に移行し、現在表示
しているパーソナルナビゲーション用データ(テキスト
データ、グラフィックデータ、サウンドデータ、場所デ
ータ)の内容のみをパーソナルビュワー用データとす
る。複数画面にまたがるテキストデータについては、当
該テキストデータすべてをパーソナルビュワー用データ
とする。なお、図示はしないがパーソナルナビゲーショ
ン用データがサウンドデータである場合は、このサウン
ドデータに基づいてサウンドを再生するとともに、再生
中であることを示す画面を表示するようになっている。 [6.6] メールビュワーグループ メールビュワーグループ180は、ユーザあてに操作さ
れた電子メールに関係した処理を行う機能を提供する。
メールビュワー機能は、図31に示すように、第1階層
でメールビュワー画面を選択することで、利用すること
ができ、メールの閲覧(サウンドデータについては再
生)、メールの送信 の2機能を提供する。なおリスト
型情報処理装置は、基本的に「データビュワー」である
ので、メールビュワーの主機能はあくまでメールの閲覧
にある。本リスト型情報処理装置においては、使い勝手
の観点からテキストデータの編集はできない仕様とてい
るが、音声データを用いてメールの返信を行うことが可
能となっている。この場合において、実際のメールの送
受信についてはPHS機能を用いたネットワークとの通
信機能を利用するものとするが、移動無線通信が可能で
あれば、同様に適用が可能である。
【0088】次にメールビュワーグループにおける動作
を説明する。メールビュワー機能181を選択すると図
32(A)に示すメールビュワー画面が表示される。こ
のメールビュワー画面には、閲覧することができる閲覧
可能なメールの件数及び未読メール数が表示される。ま
た、未読メールがある場合は、情報ウィンドウ181W
を表示し、ユーザに注意を促す。そしてメールビュワー
画面から、メール選択画面、さらには、メール閲覧画面
を呼び出すことで個別のデータの閲覧を行うことができ
る。メールビュワー画面の表示中に可能なボタン操作及
びその効果は、前述した各グループ(パーソナルビュワ
ー、プレビュワー、インフォメーションなど)と同様で
あるので説明は省略する。ただし、右ボタン106の押
し下げによるクリップ機能は用意されていない。なお、
メールビュワー機能における操作および表示される画面
例について簡単に説明する。図32(B)は、図32
(A)において、下ボタン105をダブルタッピングす
ることによって表示されるメール選択画面(いわゆる第
二階層の画面)である。メール選択画面の画面上には、
選択可能な場所項目、現在の選択状況を示すカーソルが
配置されている(メール選択画面の起動直後は最後に閲
覧した場所項目に配置されている。)。この場合におい
て、場所項目が位置画面に納まらない場合には、閲覧候
補メールを画面内でスクロールさせることにより表示を
行う。メール選択画面において、閲覧すべき場所がない
場合には図32(C)に示すように閲覧すべき場所が存
在しない旨の表示を行う。
【0089】メール選択画面の表示中にボタン操作及び
その効果は前述したプレビュワーグループやインフォメ
ーショングループの記事選択画面と同様であるので説明
は省略する。メールビュワー用データ(テキストデー
タ、グラフィックデータ、サウンドデータ、場所デー
タ)の閲覧を行うに際し、閲覧開始時には、前回最後に
閲覧していたデータ(初期状態におけるシステムデフォ
ルト値は「最初のデータ」とする)を表示する。メール
ビュワー用データの閲覧は、データ1〜データnまでを
順に切り替えて行うこととなる。メール閲覧画面は、例
えば、メールビュワー用データがテキストデータである
場合には、図32(D)に示すように、データ名(図3
2(D)では、「帰りにお願い」)及び対応するデータ
内容をそのまま表示する。この場合において、テキスト
データが一画面に収まらない場合は、図26(D)、
(E)に示したように、画面を順次切り替えて表示する
こととなる。また、メールビュワー用データがグラフィ
クスデータである場合には、図32(E)に示すよう
に、データ名(図32(E)では、「虎ノ門」)及び対
応する画像表示を行う。また、メールビュワー用データ
がサウンドデータである場合には、図32(F)に示す
ように、データ名(図32(F)では、「ボイス0
3」)及び録音年月日(図32(F)では「99/09
/10」を表示する。さらに、データ削除を行う場合に
もプルダウンメニュー機能を利用してこの画面で行う。
データ削除の結果、データ数=0になった場合は、図3
2(G)に示すように、閲覧可能なデータがない旨を示
す画面を表示する。メール閲覧画面の表示中に可能なボ
タン操作及びその効果は前述したプレビュワーグループ
やインフォメーショングループの記事閲覧画面と同様で
あるので説明を省略する。なお、図示はしないが、メー
ルビュワー用データがサウンドの場合は、このサウンド
を再生するとともに、再生中であることを示す画面を表
示するようになっている。
【0090】[6.7] ユーティリティグループ ユーティリティグループ190は、リスト型情報処理装
置本体で使用する各グループからは独立した機能を提供
するものである。ユーティリティー機能は、第1階層で
ユーティリティを選択することで、利用することができ
る。ユーティリティグループを構成するユーティリティ
としては、以下のようなものが挙げられる。ユーティリ
ティ機能を選択すると図35(A)に示すユーティリテ
ィ画面が表示される。さらにユーティリティ画面におい
て、選択動作(下ボタン105のダブルタッピング)を
行うと、図35(B)に示すようなユーティリティ選択
画面が表示され、例えば、以下のユーティリティを選択
することが可能となる。なお、ユーティリティ画面にお
けるボタン操作およびその効果は前述した各グループの
選択画面におけるものと同様であるので、詳細な説明は
省略する。 タイムアジャスト 時間調整(時間修正)を行うためのユーティリティであ
り、図35(C)のような画面を介してユーザが時間調
整を行う。
【0091】 設定 ボタン操作を行わない場合のホームポジションへの移行
などの基本的な設定を行うユーティリティである。 サウンド 音量、音色などを設定するためのユーティリティであ
り、図35(D)のような画面を介してユーザがサウン
ド設定を行う。 パワーゲージ 電池残容量を示すためのユーティリティであり、図35
(E)に示すように、電池残容量がパーセンテージ表示
される。 エチケットモード エチケットモードを設定時の動作モードを設定するため
のユーティリティであり、例えば、図35(F)に示す
よう各画面を介して、告知方法として無条件に「振動」
を使用するサイレントコールモード、サイレントコール
+告知が発生したことをアイコン表示により知らせるシ
ークレットコールモード等を選択することができる。な
お、上述の例の場合、告知の静かさではサイレントコー
ルモード<シークレットコールモードとなっている。 電話番号管理 PHSユニット等の電話ユニットを介して電話する際の
電話番号を管理するためのユーティリティである。 PCリンク ホストとなるユーザのパーソナルコンピュータとの間
で、各種データのやりとり(ダウンロード、アップロー
ド等)を行うためのユーティリティである。上記ユーテ
ィリティは一例であり、各種拡張ユニットを設けたり、
リスト型情報処理装置本体の機能拡張を行ったりする場
合に、対応するユーティリティを追加することも可能で
ある。
【0092】[7] 第2実施形態の効果 以上のように、本例のリスト型情報処理装置101で
は、複数の機能を階層化すると共に、複数の操作ボタン
(上ボタン104、下ボタン105、右ボタン106及
び左ボタン107)を使用して、上ボタン104および
下ボタン105をシングルタッピングあるいはダブルタ
ッピングすることにより、さらには下ボタン105及び
左ボタン107をホールドすることにより、それぞれの
機能を選択および稼働するようにしている。具体的に
は、上ボタン104および下ボタン105のシングルタ
ッピングを同一階層内における移動に割り当て、上ボタ
ン104および下ボタン105のダブルタッピングを階
層間における移動に割り当て、下ボタン105のホール
ドをプルダウンメニューの起動に割当て、左ボタン10
7のホールドを録音に割当て、右ボタン106の押し下
げをデータのクリップに割当て、複数の操作ボタン(上
ボタン104、下ボタン105、右ボタン106及び左
ボタン107)で階層構造内を機能を自由に選択できる
ようにしている。
【0093】このため、多機能を最小限度のボタンで自
由に選択することができるので、表示面積が限られてい
る場合においても、十分な表示面積を確保しながらも操
作ボタンを大きくすることができる。また、シングルタ
ッピング、ダブルタッピング及びホールド並びに押し下
げといった簡単な操作によって所望の機能を自由に選択
できる。従って、ボタンの押し間違えることなく、多数
の機能の選択を簡単且つ素早く行うことができ、しか
も、その機能選択を確実に行うことができる。また、夜
等の使用環境が暗い状態でも、操作ボタン自体を容易に
認識でき、どのような状況下でも操作を行いやすい。さ
らに、上ボタン104および下ボタン105に指を軽く
載せたままの状態で、軽くタッピングするといった操作
を行うことができる。このような操作を行うことができ
れば、タッピングを行いやすく、また、素早いタッピン
グが可能となる。また、長時間連続してタッピングして
も疲れにくい。さらに、複数の操作ボタンを数回押した
り、複数の操作ボタンを同時に押すといった複雑な操作
手順を行うことなく、所望の機能を簡単に選択できるの
で、ユーザが覚えるべき操作ルールーが少なくて済む。
これらのことから、始めて使用するユーザでも容易に取
扱できる情報処理装置を実現できる。
【0094】また、本例のリスト型情報処理装置101
では、下ボタン105のダブルタッピングによって機能
の実行を決定でき、上ボタン104のダブルタッピング
によって機能の実行をキャンセルできるようになってい
る。すなわち、これらのボタン104および105を介
してアラームの詳細設定等を行うことができ、少数の操
作ボタンだけで、機能の選択から実行中の操作まで全て
をカバーできる。
【0095】[2.7] 変形例 なお、本第2実施形態においても、リスト型の情報処理
装置を例に説明したが、カード型やキーボルダー型の携
帯型情報処理装置についても本発明を適用できるのは勿
論である。また、LCD3と上ボタン104、下ボタン
105、右ボタン106及び左ボタン107の配列関係
は、上記の例に限定されない。さらに、これらのボタン
に加えて特別な機能に対処するための操作ボタン等を追
設しても良いことは勿論である。また、上述したよう
に、このような制御方法は、オペレーションプログラム
によって提供されており、ROMに記憶されて用いられ
ている。また、CD−ROM等の移動型の記録媒体に記
憶してパソコンなどを介してリスト型の情報処理装置に
インストールしたり、アップデートすることも可能であ
る。また、通信ネットワークを経由してプログラムやデ
ータをダウンロードするようにしても良い。また、この
ような制御方法をマイクロプログラム方式やシーケンサ
等のハードウェアを用いて実現することも勿論可能であ
る。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、複数の機能を階層体系にすると共に、一対の操作ボ
タンあるいは複数の操作ボタンを使用して、それらのボ
タンで階層構造における移動方向を決定したり、複数の
機能を選択可能な画面を表示させたりすることにより所
望の機能を選択および稼働することができるようにして
いる。
【0097】すなわち、同一階層内での移動と階層間で
の移動の異なる動作に、第1の操作と第2の操作を割り
当てることにより、異なる移動方向を一対の操作ボタン
で指示し、階層構造内を自由に移動できるようにすると
ともに、操作ボタンをホールドすることにより特定の機
能にダイレクトに移行することができる。従って、多機
能を一対あるいは(少数の)複数のボタンという構成で
自由に選択することができるので、十分な表示面積を確
保できると共に操作ボタンを大きくできる。また、シン
グルタッピング、ダブルタッピング、ホールドあるいは
押し下げといった単純な操作によって所望の機能を選択
することができる。このため、多数の機能の選択を簡単
且つ素早く行うことができると共にその機能選択を確実
に行うことができ、また、選択ミスの少ない操作が可能
である。従って、ユーザフレンドリーな携帯型情報処理
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のリスト型情報処理装置の外観を
示す斜視図である。
【図2】図1のリスト型情報処理装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図3】オペレーティングシステムの概略構成を示すブ
ロック図である。
【図4】クロック機能群に属する各機能に対応した画面
の例を示す図である。
【図5】個人プレビュー機能群に属する各機能に対応し
た画面の例を示す図である。
【図6】プレビュー機能群に属する各機能に対応した画
面の例を示す図である。
【図7】アラーム時刻の設定する操作方法を説明するた
めの図である。
【図8】一対の操作ボタンを操作した場合における処理
動作を示すフローチャートである。
【図9】第2実施形態のリスト型情報処理装置の外観を
示す斜視図である。
【図10】図9のリスト型情報処理装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図11】リスト型情報処理装置を含むシステムの概要
構成ブロック図である。
【図12】ボタン操作の説明図である。
【図13】第2実施形態の機能遷移状態の説明図であ
る。
【図14】プルダウンメニュー処理の概要処理フローチ
ャートである。
【図15】プルダウンメニューの表示画面の説明図であ
る。
【図16】エチケットモードの表示画面説明図である。
【図17】ボイスメモ処理の概要処理フローチャートで
ある。
【図18】ボイスメモ処理における表示画面の説明図で
ある。
【図19】アラーム告知処理の概要処理フローチャート
である。
【図20】アラーム告知処理における表示画面の説明図
である。
【図21】クロックグループの処理概要説明図である。
【図22】クロックグループの処理における表示画面の
説明図である。
【図23】パーソナルビュワーグループの処理概要説明
図である。
【図24】パーソナルビュワーグループの処理における
表示画面の説明図である。
【図25】プレビュワーグループの処理概要説明図であ
る。
【図26】プレビュワーグループの処理における表示画
面の説明図である。
【図27】インフォメーショングループの処理概要説明
図である。
【図28】インフォメーショングループの処理における
表示画面の説明図である。
【図29】パーソナルナビゲーショングループの処理概
要説明図である。
【図30】パーソナルナビゲーショングループの処理に
おける表示画面の説明図である。
【図31】メールビュワーグループの処理概要説明図で
ある。
【図32】メールビュワーグループの処理における表示
画面の説明図である。
【図33】アラームチェック機能の処理概要説明図であ
る。
【図34】アラーム設定確認画面の説明図である。
【図35】ユーティリティグループの処理における表示
画面の説明図である。
【符号の説明】
1、101・・リスト型情報処理装置 2・・情報処理装置本体 4、104・・上ボタン 5、105・・下ボタン 106・・右ボタン 107・・左ボタン 10・・操作部 11・・データ取得部 12・・記憶部 13・・計時部 14・・アラーム部 16、116・・オペレーティングシステム(制御部) 20・・クロック機能群 21・・クロック機能 22・・設定項目選択機能 23・・減算タイマー機能 24・・アラーム設定機能 30・・個人プレビュー機能群 31・・個人プレビュー機能 32・・閲覧機能 40・・プレビュー機能群 41・・プレビュー機能 42・・記事項目選択機能 43・・記事閲覧機能 60、63・・操作ガイド表示 62、64、65・・識別表示

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機能を有する携帯型情報処理装置
    であって、 一対の操作ボタンと、 前記複数の機能を階層化し、その階層構造を前記操作ボ
    タンの操作でたどり前記機能を選択および稼動可能なオ
    ペレーティングシステムとを有し、 前記オペレーティングシステムは、前記操作ボタンのい
    ずれかを1回だけ押す第1の操作および前記操作ボタン
    のいずれかを2回連続して押す第2の操作のうち、いず
    れか一方の操作により同一階層内の他の前記機能を選択
    し、他方により他の階層の前記機能を選択可能であるこ
    とを特徴とする携帯型情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の携帯型情報処理装置にお
    いて、 前記機能毎の画面を表示可能な画像表示装置とを有し、
    この画像表示装置は、前記第1または第2の操作に伴っ
    て選択された機能に対応する画面を切り替えて表示する
    ことを特徴とする携帯型情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の携帯型情報処理装置にお
    いて、 前記複数の機能は複数の機能群にグループ化されてお
    り、前記画像表示装置は、前記機能毎の画面の一部に、
    その機能の属する機能群に共通の識別表示を表示可能で
    あることを特徴とする携帯型情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の携帯型情報処理装置にお
    いて、 前記画像表示装置は、前記機能毎の画面の一部に、選択
    されている機能の属する階層、または、前記第1あるい
    は第2の操作で選択可能な方向を含む操作ガイド表示を
    表示可能であることを特徴とする携帯型情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の携帯型情報処理装置にお
    いて、 前記一対の操作ボタンは、前記画像表示装置の表示画面
    を挟んで配置されていることを特徴とする携帯型情報処
    理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の携帯型情報処理装置にお
    いて、 前記オペレーティングシステムは、前記第1および第2
    の操作のうち、いずれか一方の操作により前後の項目を
    選択し、他方の操作により決定およびキャンセルが選択
    可能であることを特徴とする携帯型情報処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の携帯型情報処理装置にお
    いて、 前記携帯型情報処理装置は、腕装着型であることを特徴
    とする携帯型情報処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の携帯型情報処理装置において、 前記一対の操作ボタンのうち、いずれか一方を予め定め
    た所定時間以上継続して押す第3の操作により予め設定
    した複数の機能を選択するための機能選択画面を表示す
    る機能選択画面表示手段と、 前記機能選択画面に表示された前記複数の機能のいずれ
    か一を選択するための選択手段と、 を備えたことを特徴とする携帯型情報処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかに記
    載の携帯型情報処理装置において、前記階層構造は3階
    層以上であることを特徴とする携帯型情報処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の携帯型情報処理装置に
    おいて、 前記各階層における表示画面のうち、少なくとも初期表
    示画面には、各階層毎に定められた長さを有する階層表
    示バーを表示することを特徴とする携帯型情報処理装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の携帯型情報処理装置
    において、 前記階層表示バーは、下位階層ほど長く表示することを
    特徴とする携帯型情報処理装置。
  12. 【請求項12】 複数の機能を有する携帯型情報処理装
    置であって、 複数の操作ボタンと、 前記複数の機能を階層化し、その階層構造を前記操作ボ
    タンの操作でたどり前記機能を選択および稼動可能なオ
    ペレーティングシステムとを有し、 前記オペレーティングシステムは、前記操作ボタンのい
    ずれか一の操作ボタンを予め定めた所定時間以上継続し
    て押すホールド操作により予め設定した複数の機能を選
    択するための機能選択画面を表示する機能選択画面表示
    手段と、 前記機能選択画面に表示された前記複数の機能のいずれ
    か一を選択するための選択手段と、 を備えたことを特徴とする携帯型情報処理装置。
  13. 【請求項13】 複数の機能を有する携帯型情報処理装
    置であって、 複数の操作ボタンと、 前記複数の機能を階層化し、その階層構造を前記操作ボ
    タンの操作でたどり前記機能を選択および稼動可能なオ
    ペレーティングシステムとを有し、 前記オペレーティングシステムは、前記操作ボタンのい
    ずれか一の操作ボタンを所定時間継続して押すホールド
    操作により予め設定した機能に処理を移行するホールド
    処理移行手段を備えたことを特徴とする携帯型情報処理
    装置。
  14. 【請求項14】 一対の操作ボタンを有するとともに、
    複数の機能を有する携帯型情報処理装置の制御方法であ
    って、前記複数の機能が階層化されており、一対の操作
    ボタンのいずれかを1回だけ押す第1の操作、および前
    記操作ボタンのいずれかを2回連続して押す第2の操作
    のうち、一方の操作により、同一階層内の他の前記機能
    を選択し、他方により他の階層の前記機能を選択する機
    能選択工程を有することを特徴とする携帯型情報処理装
    置の制御方法。
  15. 【請求項15】 階層的に関連付けられた複数の機能
    を、一対の操作ボタンのいずれかを1回だけ押す第1の
    操作、および前記操作ボタンのいずれかを2回連続して
    押す第2の操作のうち、一方の操作により同一階層内の
    他の前記機能を選択し、他方により他の階層の前記機能
    を選択する機能選択処理を実行可能な命令を有するオペ
    レーティングプログラムが記録されていることを特徴と
    する記録媒体。
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