JPH11316180A - 血管中の粘度及び圧勾配を決定するエコ―検査方法及び装置 - Google Patents

血管中の粘度及び圧勾配を決定するエコ―検査方法及び装置

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JPH11316180A
JPH11316180A JP11014675A JP1467599A JPH11316180A JP H11316180 A JPH11316180 A JP H11316180A JP 11014675 A JP11014675 A JP 11014675A JP 1467599 A JP1467599 A JP 1467599A JP H11316180 A JPH11316180 A JP H11316180A
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vector
velocity
blood
viscosity
pressure gradient
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JP11014675A
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Claude Cohen-Bacrie
コエン−バクリ クロード
Fabrice Bruni
ブリュニ ファブリス
Odile Bonnefous
ボンフ オディル
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Koninklijke Philips Electronics NV
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、圧勾配を生成する心拍の影
響下で侵襲性手段を用いることなく動脈中を流れる血液
粘度を高精度で決定する方法及び装置を提供することで
ある。 【解決手段】 本発明の方法は、所与の軸方向位置の径
方向に決定された血管のn(≧2)個の半径に応じたn
個の血液速度の値から血液速度ベクトルを形成し、流速
ベクトル(y)を粘度(μ)倍された速度微係数ベクト
ル(h)及び圧勾配ベクトル(σ)に順方向に関連付け
る線形方程式を形成し、順方向の方程式に基づいて粘度
(μ)及び圧勾配(σ)の2個の値を同時に推定する。
速度は、エコー検査装置によって供給された超音波信号
の相関によって判定される方が有利である。本発明は、
医用映像化、医療エコー検査などに適用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管中の粘度及び
圧勾配を決定する方法に関する。本発明は、エコーグラ
フとも称される医学診断用超音波エコー検査装置の製造
分野に使用される。医療分野において、患者が脳血管又
は心臓血管に疾患を有する場合、血管の粘度のパラメー
タは、血管疾患の診断及び適切な処置の決定、例えば、
血管希釈化療法に基づく処置の決定に重要な役割を果た
すので、血管の粘度を検査することが必要である。従
来、血液粘度を決定するため、患者から採取された血液
標本に対する測定を実施する必要がある。この処理には
重大な欠点がある。測定の結果は、直ちに利用可能では
なく、血液標本の採取自体が侵襲性であり、汚染の恐れ
がある。また、処置の効果を検査するため血液標本の採
取を周期的に繰り返す必要があり、このため、患者の血
管に損傷を加える可能性があることも欠点である。従
来、このような血液粘度の決定方法以外の方法は知られ
ていない。侵襲性手段とは、例えば、注射器に血液標本
を充たすため針を血管に導入する必要がある血液標本の
採取を意味することに注意する必要がある。
【0002】
【従来の技術】欧州特許EP 0 430 374 号(米国特許US
5,103,826 号, Bonnefous, 1992年4月14日)には、
動脈中の血液の速度プロファイルを決定するため超音波
信号を処理するシステムが設けられた超音波エコー検査
装置が開示されている。このエコー検査装置は、超音波
信号を発信し、患者の動脈の領域から信号を受信するト
ランスデューサと、プローブに接続された送信器段とを
含む。この処理システムは、トランスデューサによって
返される連続的な信号の相関方法を利用して、時間及び
走査深度の関数として動脈中の血液の速度を評価する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、圧勾
配を生成する心拍の影響下で動脈中を流れる血液粘度を
決定するため、侵襲性手段を用いることなく実施するこ
とができ、採取された標本の分析を含む従来の方法によ
って実現される精度以上の精度で実行される方法を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、請
求項1に記載された血管中の粘度及び圧勾配を決定する
方法によって達成される。本発明の方法は、異なる時点
に所与の軸方向位置で径に沿って決定された上記血管の
n≧2であるn個の半径に応じて、血液速度のn個の複
数個の値を取得する段階と、上記複数個の血液速度の値
を用いて上記血液速度のベクトルを形成し、上記血液速
度の上記ベクトルの変換に基づいて上記粘度及び圧勾配
を推定する段階とを含む。
【0005】本発明の方法は、標本を利用する方法と同
程度に厳密であり、より高速かつ簡単に実施することが
でき、非侵襲性であるため患者の血管に損傷を加えるこ
となく多数回に亘って繰り返すことができるので非常に
有利である。本発明の方法の別の重要な利点は、血液標
本が採取、処置されることがないので、患者又は検査室
職員の汚染に関する全ての問題が回避されることであ
る。
【0006】請求項10に記載された超音波エコー検査
装置は、上記の本発明の方法を実施する手段が設けられ
ている。すなわち、本発明の血管中を流れる血液の生理
学的パラメータを測定、表示するエコー検査装置は、エ
コー検査励起軸(Z)に沿って血管を走査する超音波ト
ランスデューサ(100)によって供給される時間性信
号を取得する手段(200)と、時間的に相関した信号
及び上記励起軸(Z)の方向に離散化された速度プロフ
ァイルを供給するため上記時間性信号を時間域で処理す
る手段(300)と、上記血管中の上記励起軸(Z)上
の異なる走査深さ(r)の上記速度プロファイル上で選
択されたn≧2であるn個の速度の値に基づいて血液速
度のベクトルを推定し、上記血液速度のベクトルの変換
によって上記血液の粘度(μ)及び圧勾配(σ)を推定
する手段(400)とを含み、上記血液の粘度(μ)及
び上記圧勾配(σ)が上記本発明の方法を使用すること
により推定される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付の概略的な図面を参照
して本発明の方法及び装置を詳細に説明する。本発明
は、組織領域において生体内検査される動脈中を流れる
血液の生理学的パラメータを決定し、特に、非侵襲的な
方法で血液粘度を実時間で決定し、動脈中の血圧勾配を
決定する超音波信号処理システムが設けられた超音波エ
コー検査装置に関する。
【0008】図1並びに図2の(A)、(B)及び
(C)を参照するに、超音波エコー検査装置は、送信器
段200及びディジタル処理段300に接続された少な
くとも1台の超音波トランスデューサ100を含む。ト
ランスデューサ100は、壁12、13を有する動脈1
0を検査するため組織領域11に適用される。超音波ト
ランスデューサ100によって放出されたビームは、好
ましくは、広帯域ビームである。
【0009】送信器段20は発振器及び分周器を含むシ
ーケンサを有し、分周器は反復周期Tで発生器を制御
し、発生器の電気励起信号はトランスデューサ100に
印加され、トランスデューサ100は電気励起信号を超
音波時間性信号に変換し、超音波時間制信号は反復周期
Tで励起軸Z方向に放出される。この放射システムにお
ける各超音波時間性信号は、周期Tに関して、k,k+
1,...,のように表される時間的な放出に関係する
ランクを有する。トランスデューサ100に接続された
送信器段200は、動脈10を包含する組織領域11を
走査する超音波ビーム50の形成を保証する。以下、こ
の検査中に、血流が動脈10の長軸Xの方向に発生し、
トランスデューサ100からの超音波ビームの励起軸Z
は長軸Xと角度Θをなす場合を考える。走査の深さ(奥
行き)は、励起軸Zの方向に沿って、Z軸上の空間座標
0 を有し、動脈内の軸Xと軸Zの交点にある点0か
ら、Z軸上の空間座標rN を有し、例えば、動脈10の
壁12のような壁にある点RNまで順番にマークされた
点R0 ,R1 ,...,RN で離散化される。
【0010】図1を参照するに、分離段101は、送信
器段200と、処理段300と、トランスデューサ10
0との間に挿入され、送信された信号による送信器段2
00及び処理段300の過負荷を防止する。分離段10
1の出力に接続された処理段300は、被検査組織領域
内の走査深さの関数として利得補償を実現する高周波増
幅器を含む。処理段300は、分離段101からの信号
k (t,r)に基づいて、特に、被検査動脈10の壁
12,13からのスペクトル反射に起因する固定成分が
除去された時間性エコー検査信号dk (r,t)を送出
する固定エコー除去器301を更に有する。
【0011】固定エコー除去器301によって供給され
た信号dk (r,t)は、好ましくは、欧州特許EP 0 2
25 667号(米国特許US 4,803,390号、Bonnefous )に記
載されているような相関方式に従って処理される。以
下、この相関方式について簡単に説明する。この相関方
式によれば、処理段(処理システム)300は、血液構
造物、例えば、ターゲットTGと称される赤血球の集団
の流速を、ターゲットが励起軸Zと一致し、動脈の内面
と関係した励起軸Z上の離散点に在る時点tに決定す
る。このとき、中心0と、壁12上の点RN との間の速
度を評価するだけで十分である。その理由は、中心0
と、軸Z及び動脈の別の壁13の交点に在る点R’N
の間の速度は、対称性があると想定されるからである。
Z軸方向の走査深さは空間座標rによって与えられる。
エコーが深さrに在るターゲットによって返される時間
は、tとして表される。処理段300は、特に、動脈1
0中の深さr0 からrN までの範囲内に在るZ軸上の離
散点毎にターゲットによって戻されたエコーの強度によ
って形成されたランクkの時間性エコー検査信号d
k (r,t)を処理し、それらの点における血液の流速
を生成する。図3の(A)及び(B)は、かかるエコー
検査時間性信号dk (r,t)及びdk+1 (r,t)を
表すグラフであり、このグラフの縦軸は任意のユニット
のエコー検査信号の強度を示し、μs(マイクロ秒)単
位で示される横軸の時間座標tは励起軸Z方向の空間座
標rと対応する。
【0012】図2の(A)及び(B)には、エコー検査
装置が励起軸Zに関する速度以外の速度に感応しないこ
とが示されている。そのため、ターゲットTGがX軸に
沿って実際に移動する距離、並びに、ターゲットTGの
X軸方向の速度は、いずれも測定されることがなく、距
離及び速度のZ軸に関する射影だけが測定される。ター
ゲットの速度は、かくして、Z軸方向の成分Vz (r,
t)によって時間t及び走査深さrの関数として測定さ
れる。図2の(C)において、ランクk及びランクk+
1の信号中にエコーを返すターゲットTGの深さがrk
及びrk+1 として表される。長軸X方向の成分は、式: Vx (r,t)=Vz (r,t)/cosΘ (1) を用いてZ軸方向の成分Vz (r,t)から推定され
る。
【0013】処理システム300は、ランクk及びラン
クk+1の2個の連続的なエコー検査時間性信号を相関
させる方法を実行する。図2の(C)を参照するに、こ
の相関方法のため、2個の連続的な時間性信号の間の相
関が十分に安定するように、最初のランクkの励起中の
超音波ビームに出現するターゲットの中の大部分は、後
のランクk+1の励起中のビームの際に存在し続ける必
要がある。したがって、図2の(B)を参照するに、相
関は、上記の必要条件が容易に充たされるように選択さ
れた寸法wを有する所定の解像度ウィンドウ又はレンジ
ゲートRG内で行われる。例えば、血液が1m/sのオ
ーダーの流速を有し、2回の励起の間の期間Tが10k
Hzのオーダーの励起周波数に対応する100μsに一
致する場合、 2回の連続的な励起の間のターゲットの
移動は0.1mmのオーダーになる。この移動は、適合
に選択されたX軸方向に1mmのオーダー及びZ軸方向
に0,3mmのオーダーを有するレンジゲートRGの寸
法よりも遙かに小さい。その場合、ターゲットの約20
%が期間Tの間にレンジゲートから離れ、約20%がこ
のレンジゲートに入り、大部分のターゲットはレンジゲ
ート内に留まる。
【0014】Z軸上の離散点で速度を決定するため処理
システム300により実施される処理の基本的な概念は
次の通りである。レンジゲートRG’内に存在する移動
中のターゲットによって返される超音波時間性信号d
k+1 (r,t)は、時点tでZ軸方向にランクk+1の
エコー検査励起によって放出され、時点t−Tで同じZ
軸方向にランクkのエコー検査励起によって放出された
前の時間性信号のレプリカであり、τが後の時間性信号
によって生じた補足的な時間又は時間的シフトを表すと
き、プローブ〜ターゲット〜プロープの経路を移動する
間隔Tの間のターゲットの移動に起因して、時点t−T
−τで同一のターゲットによって返される。
【0015】これにより、第一に、同一のターゲットか
ら返された2個の連続的なエコー検査時間性信号は式: dk+1 (t)=dk (t−T−τ) (2) によって関連付けられる。したがって、時間的シフトτ
は式: τ=2Vz (r,t)/c (3) によって与えられ、式中、cは真空中の音速であり、組
織内に拡張される。式(3)によって、軸方向速度Vz
(r,t)は音速よりも非常に遅く、期間Tのターゲッ
トの移動はトランスデューサからターゲットまでの距離
よりも非常に短いという事実に基づいて近似をすること
により、空間座標rを有する各離散点でターゲットの速
度の成分Vz (r,t)を決定することができる。
【0016】その結果として、流速は、2回のエコー検
査励起の間にターゲットによって誘起された時間シフト
τを測定する手段を有する処理システム300を具備し
たエコー検査装置を用いて測定することができる。1次
近似式を用いることにより、2回の連続的な時間性信号
の間の補間関数は次式によって表される。
【0017】
【数1】
【0018】式中、時間t0 は、t0 =2r/cのよう
に走査深さrと関連付けられ、w0 は時間軸に関するレ
ンジゲートの幅を表し、uは相互相関関数の時間シフト
パラメータを表す。式(2)を式(4)に代入すること
により、次式が得られる。 Ck,k+1 (t0 ,u)=Ck,k (t0 ,u−τ) (5) 関数Ck,k (t0 ,u−τ)は、自己相関関数であり、
u=τのとき最大になる。軸方向速度が一定であるとい
う理想的な状況を仮定すると、相関関数の最大は時間シ
フトτに対応するので、ランクkのエコー検査励起に対
する血液の速度は次式に従って決定できる。
【0019】 Vz (r,t)=(c/2)(τ/T) (6) 図1を参照するに処理システム300の相互相関回路3
02は、関数Ck,k+1(t0 ,u)が最大になるときの
パラメータuを探索することにより、速度Vz(r,
t)を決定する。このため、相互相関関数は、mがスカ
ラ量を表すとき、2m+1個の相関関数値を得るため、
標本化刻みΔtで標本化される。u=u0に対応した上
記2m+1個の値の中の最大値は、以下の式: τ=u0 (7) を利用すると共に、τの測定を実現する。
【0020】このような相関方法によれば、かかる相関
関数に対する最大値は1個しか存在しないので、速度の
測定に曖昧さは残らない。時間シフト法は、同じ軸Z方
向で2回の時間的に連続した励起の間のターゲットの実
際の移動を導出する。したがって、レンジゲートを巧く
選択する必要がある。図3の(A)には時間性信号dk
(r,t)に適用される寸法w0 =2μsの第1のレン
ジゲートが示され、図3の(B)には時間性信号dk+1
(r,t)に適用される寸法w1 =4μsの第2のレン
ジゲートが示され、図3の(C)には二つの時間性信号
k (r,t)及びdk+1 (r,t)の相関Cが示さ
れ、これにより、0.3μsのオーダーのτに対し相関
ピークCMAX が決定され、式(6)を用いて速度V
z (r,t)の計算が行われる。
【0021】相関関数の最大値の決定中に標本化に本質
的に伴う誤差を除去するため、処理システム300は、
相関関数の値に基づいて相関ピーク、従って、対応した
速度の非常に正確な推定値を与える多重化補間回路30
3を含む方が有利である。この種の処理によれば、信号
間の相関は、先に使用された信号yk+1 (r,t)及び
k (r,t)が符号に簡約化されるという意味で所謂
1ビット相関である。その場合、相関関数のピークC
MAX は、二等辺三角形のような形状になることが知られ
ている。図4に示される如く、この形状が分かることに
より、相関計算は時間性信号の離散点でだけで行えるよ
うになり、所定の数の点が決定された後、最高点とその
隣接した2点に基づいて、相関ピークCMAX の完全な再
構成が線形補間によって行われ、u0 =τの場所の正確
な決定が行われ、Vz (r,t)の推定が可能になる。
【0022】図1を参照するに、速度V(t,z)に対
し見つけられた値は後の演算の目的のため記憶用メモリ
に格納される。図5に示されるように、縦軸がcm/s
単位の速度値Vz (r,t)を表し、横軸がmm単位の
深さrを表すグラフは、時点tにおける動脈中のZ軸方
向の速度のプロプロファイルを与える。また、Z軸は0
に関して一方の側でN個の点、0に関して他方の側でN
個の点に離散化されているので、速度プロファイルは同
数の点で離散化される。
【0023】図1を参照するに、公知の視覚化手段を用
いることにより、血管中の速度プロファイルの時間に関
する展開から得られる血流のカラー画像がスクリーン3
05に表示され得る。画像中の速度のカラーエンコーデ
ィングはCVI(カラー速度映像化)と称される。1ビ
ット相関エコー検査法の重要な利点は、速度プロファイ
ルが実時間に獲得される点である。しかし、血管中の血
液の速度に関する十分な精度を備えたデータを供給し得
る方法であれば、以下に説明するように粘度及び圧勾配
を巧く推定する他の方法を使用してもよい。
【0024】同じ場所Zにおける血液の速度プロファイ
ルは時間的に変化する。粘性、圧縮性又は等方性のよう
な流体の特性と、層流又は乱流特性のような流れの性質
と、剛性、弾性又は粘弾性のような流体を含む管の特性
と、広帯域又は狭帯域のような圧勾配の形状は、速度プ
ロファイルの形状を支配するパラメータである。以下、
動脈中の血液は、層状流束を有し、剛性管内を流れるニ
ュートン流体に類似していると仮定する。図5に示され
るように、圧勾配dP/dxに対し、速度V(r,t)
は、以下の公知の方程式(8)によって表現されるナヴ
ィエ・ストークスの法則を満たす。
【0025】
【数2】
【0026】式中、ρは流体の密度であり、μは粘度で
ある。粘度及び圧勾配を速度に関連付けるナヴィエ・ス
トークスの法則は、しかし、流体粘度及び圧勾配を流体
の速度の関数として直接的に計算し得ない。ナヴィエ・
ストークスの方程式の反転による流体粘度の計算は、複
雑な解析的な表現を生じる。
【0027】本発明によれば、上記の問題点が回避さ
れ、粘度及び圧勾配は、好ましくは、上記の通り予め決
定された速度プロファイルにより与えられるデータに基
づいて粘度及び圧勾配を評価する式(8)の反転(逆問
題)を含むデータ処理手続きを用いて実時間で決定され
る。層流を仮定すると、ナヴィエ・ストークスの方程式
は、所与のr及びtに対する速度V(r,t)の変動を
支配する。Z軸に関してr0 からrN までの空間座標r
j を有するR0 からRN までの離散点Rj に対し、r=
1 からr=rj の間でナヴィエ・ストークスの方程式
(8)を積分することにより、Vx の半径方向の微係数
が零であるとき、以下の式(9)が得られる。
【0028】
【数3】
【0029】式中、rj は走査深さである。以下の式
(10)の各要素は、時間t及び半径rj の関数であ
る。各時間標本に対し、以下の式はベクトル形式で表現
することができ、各ベクトルは別個の走査深さrj での
差分量の値によって形成され、以下の通り表される。
【0030】
【数4】
【0031】したがって、順問題の方程式は以下の通り
表現される。 y=μh+δ+b (11) 式中、bは、測定誤差をモデル化するガウス性白色雑音
である。式(11)に従って、yはガウシアンベクトル
であり、その平均値は以下の値に一致する。 μh+δ (12) 本方法の本質的なフェーズは、順問題をモデル化する式
(11)を反転することである。逆問題に対する解は、
好ましくは、粘度μ並びに圧勾配δを評価するため使用
される公知の最大尤度推定量を用いて獲得される。
【0032】yの尤度を最大化する値μ及びδが探索さ
れ、条件μ及びδの下で以下の式(13)が得られる。
【0033】
【数5】
【0034】式中、p(y|μ,δ)は、条件μ及びδ
の下でのyの条件付き確率であり、
【0035】
【外1】
【0036】は、μ及びδの推定量であり、最大尤度推
定量と称される。これは、以下のW(μ,δ)の形で表
されるコスト関数の最小値を探索することと等価であ
る。 W(μ,δ)=(y−μh−δ)T n -1(y−μh−δ) (14) 式中、Kn -1は、係数がyの値に割り当てられた信頼性
に依存する対角行列であり、μ及びδに対し、以下の式
が得られる。
【0037】
【数6】
【0038】第1の近似の場合、雑音は、行列Kn が単
位行列に比例するように、均等に分散していると仮定さ
れる。これにより、以下の式の通り解の第1近似が得ら
れる。
【0039】
【数7】
【0040】本発明は、式(11)と好ましくはエコー
検査を用いて決定される速度プロファイルとによって形
成される順問題から始めて、或いは、等価的な結果を与
える他の方法を用いて、以下に説明する段階に従って最
大尤度推定量を利用して上記の逆問題を解決する方法に
基づいて粘度μを決定する方法を提案する。図1及び6
を参照するに、プロセッサ400は、エコー検査装置又
は速度を与えるシステムの処理システム300に関連付
けられる。エコー検査の場合、処理システム300は、
当業者により使用される意味で“ハードウェア”であ
り、プロセッサ400は、同様に公知のソフトウェア的
な意味でプログラムされる。プロセッサ400は、エコ
ー検査装置の一部でもよく、或いは、エコー検査装置に
接続されたワークステーションの一部を形成してもよ
い。プロセッサ400のプログラミングは、図6の機能
ブロック図によって示されるような本発明に従って粘度
μ及び圧勾配δを決定するため必要な種々の段階を定義
する。本発明の方法は、以下の段階を含む。
【0041】取得段階(410)は、処理システム30
0によって供給された速度プロファイルVz (r,t)
に基づいて、式(1)を利用して速度プロファイルVx
(r,t)を取得する。標本化段階(420)は、2≦
n≦Nであるとき、n個の区分点が、血管を疑似する管
の一般的にrj として表される半径r1 〜rn を定義す
るように、N個の離散点R1 からRN の中の点R1 から
n までのn個の点を利用して、所与の離散化された速
度プロファイルを標本化する。
【0042】決定段階(430)は、一般的にVx (r
j )の形で表現される区分点R1 〜Rn での速度V
x (r1 )〜VX (r2 )によって形成される速度ベク
トルを決定する。推定段階(440)は、r1 からrn
までの半径rj によって定義された管の区分で、管内の
流体、すなわち、血管中の血液の流速を推定し、Q(r
1 )からQ(rn )までの流速Q(rj )を生じる。
【0043】ベクトルyの計算段階(450)は、r1
からrn までの半径rj に対し、以下の式:
【0044】
【数8】
【0045】を計算して、式(10)に従ってベクトル
yを計算する。式(20)を計算する計算段階(45
0)は以下の2次段階を含む。すなわち、式(20)
は、以下の式:
【0046】
【数9】
【0047】に従って計算された流速Q(rj )を決定
し、r1 からrn までの半径rj に対し以下の式:
【0048】
【数10】
【0049】に従って流速Q(rj )の時間微係数を決
定し、ρが略1に一致すると仮定される流体の体積質量
を表すとき、r1 からrn までの半径rj に関する夫々
の量: ρ/πrj (20c) で流速の時間微分を乗算することにより計算される。
【0050】ベクトルhの計算段階(460)は、半径
j を定義するR1 からRN までの各点Rj に対する速
度の軸方向微係数である以下の量:
【0051】
【数11】
【0052】の計算を実行して、式(10)に従ってベ
クトルhを計算する。行列積の計算段階(470)は、
行列Mが以下の式: M=y−μh−δ で表現され、行列MT が行列Mの転置行列を表すとき、
行列積: MT -1M を計算する。
【0053】粘度の計算段階(480)は、式(16)
に従って粘度μを計算する。圧勾配の計算段階(49
0)は、式(17)に従って圧勾配:
【0054】
【数12】
【0055】を計算する。上記の段階410乃至490
を実行するため、プロセッサは、流速の時間微係数、速
度の軸方向微係数、及び、行列計算のための式を用いて
プログラムされる。処理システム300は、実時間で自
動的に速度プロファイルを供給し、プロセッサ400
は、非常に短い全体的な遅延、すなわち、実時間で引き
続き自動的に粘度及び圧勾配を供給する。
【0056】2個の未知数μ及びσを用いて式(8)を
解法するため、本発明による方法では、n≧2のときに
2個の未知数で実際にn個の方程式を解くため、速度プ
ロファイルの離散点を用いて順問題の反転(逆問題化)
が行われる。血液粘度を決定する場合に、2個の未知数
を決定するため2個の未知数を用いて3個以上の独立し
た方程式を得るため、n>2なるn個の離散点を選択す
ることが肝要である。実際上、n=2への簡約化が行わ
れた場合、2個の未知数を決定できない不定条件が生じ
る場合がある。かかる状況では、計算手段は停止され
る。したがって、便宜的にn>2なるn個の区分点が選
択されるならば、常に、2個の未知数μ及びσを決定す
るために十分な個数の方程式が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】動脈の血液粘度及び心拍に起因した圧勾配を決
定する方法のステップの動作を説明する機能ブロック形
式のフローチャートである。
【図2】(A)は血管の長軸(X)に関してエコー検査
走査軸(Z)を示し、(B)は2回のエコー検査励起の
間の時間的シフトを示し、(C)は解像度ウィンドウを
示す図である。
【図3】(A)及び(B)は、夫々、第1及び第2の時
間的信号を示し、(C)は相関信号を示す図である。
【図4】1ビット相関信号を示す図である。
【図5】エコー検査励起軸Z方向の速度プロファイルを
示す図である。
【図6】血管中の粘度及び圧勾配の値を生成するため、
速度ベクトルを変換する方法の動作を説明する機能ブロ
ック形式のフローチャートである。
【符号の説明】
400 プロセッサ 410 取得段階 420 標本化段階 430 決定段階 440 推定段階 450 ベクトルyの計算段階 460 ベクトルhの計算段階 470 行列積の計算段階 480 粘度の計算段階 490 圧勾配の計算段階
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands (72)発明者 ファブリス ブリュニ フランス国,77380 コン−ラ−ヴィル, アレ・デ・イリス 7 (72)発明者 オディル ボンフ フランス国,94130 ノジャン/マルヌ, スクワール・ド・ラ・フォンテーヌ 12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血管中の粘度及び圧勾配を決定する方法
    において、 異なる時点に所与の軸方向位置で径に沿って決定された
    上記血管のn≧2であるn個の半径に応じて、血液速度
    のn個の複数個の値を取得する段階と、 上記複数個の血液速度の値を用いて上記血液速度のベク
    トルを形成し、上記血液速度の上記ベクトルの変換に基
    づいて上記粘度及び圧勾配を推定する段階とを含む方
    法。
  2. 【請求項2】 上記血液速度の上記ベクトルの変換を行
    うため、 上記n個の半径に対応する上記血管の区分でn≧2であ
    るn個の複数個の血液の流速の値によって形成された流
    速のベクトル(y)を形成し、 n≧2であるn個の複数の半径方向微係数を対応した半
    径で除算することにより形成され、決定されるべき上記
    粘度(μ)倍されている速度微係数のベクトル(h)を
    形成し、 決定されるべき上記圧勾配と単位行列の積によって形成
    される圧勾配ベクトル(σ)を形成し、 上記流速のベクトル(y)を上記粘度(μ)倍された上
    記速度微係数のベクトル(h)及び上記圧勾配のベクト
    ル(σ)に順方向に関連付ける線形方程式を形成し、 順方向の上記方程式に基づいて上記粘度(μ)及び上記
    圧勾配(σ)に対し決定されるべき2個の値を同時に推
    定する段階を含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記流速のベクトル(y)を上記粘度
    (μ)倍された上記速度微係数のベクトル(h)及び上
    記圧勾配のベクトル(σ)に順方向に関連付ける上記線
    形方程式を反転させる演算によって、上記粘度(μ)及
    び上記圧勾配(σ)に対し決定されるべき2個の値を同
    時に推定する段階を含む請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記流速のベクトル(y)を上記粘度
    (μ)倍された上記速度微係数のベクトル(h)及び上
    記圧勾配のベクトル(σ)に順方向に関連付ける上記線
    形方程式を反転させるため、上記粘度(μ)及び上記圧
    勾配(σ)の条件の下で上記流速のベクトル(y)の最
    大尤度を推定する段階を有する請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記粘度(μ)及び上記圧勾配(σ)の
    条件の下で上記流速のベクトル(y)の上記最大尤度を
    推定するため、粘度をμ、圧勾配をσ、流速のベクトル
    をy、速度微係数のベクトルをhで表すとき、 上記順方向の方程式に基づいて、 M=y−μh−σ となる第1の行列M、及び、上記第1の行列Mの転置行
    列である第2の行列MTを推定する段階と、 雑音分布に依存する係数を有する対角行列である第3の
    行列Kを推定する段階と、 上記第1の行列Mと、上記第3の行列Kの逆行列K
    -1と、上記第2の行列MTとの積により表されるコスト
    関数W、すなわち、 W=MK-1T の最小値を探索することにより、上記粘度(μ)及び上
    記圧勾配(σ)の条件の下で上記流速ベクトル(y)の
    最大尤度を推定する段階とを含む請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 対角行列である上記第3の行列Kは、対
    角単位行列であり、雑音が均等に分布しているとみなさ
    れる請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記流速の値の個数nは2個であり、 決定されるべき上記粘度(μ)及び上記圧勾配(σ)の
    2個の値を推定する段階は、 粘度をμ、圧勾配のベクトルをσ、流速のベクトルを
    y、速度微係数のベクトルをhで表すとき、上記流速の
    ベクトル(y)を上記粘度(μ)倍された上記速度微係
    数のベクトル(h)及び上記圧勾配のベクトル(σ)に
    順方向に関連付ける以下の線形方程式、 y=μh+σ の対を形成し、 上記粘度(μ)及び上記圧勾配(σ)を得るため、上記
    2個の流速の値及び上記2個の速度微係数値を用いて順
    方向の上記線形方程式の対を解法する段階を含む請求項
    2記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記血液速度の値を取得するため、 エコー検査励起軸(Z)沿って血管を走査する超音波ト
    ランスデューサによって供給される時間性信号を取得す
    る段階と、 時間的に相関した信号と、上記励起軸の方向に離散化さ
    れた血液速度プロファイルとを供給するため、時間域で
    上記時間性信号を処理する段階と、 上記血管中の上記励起軸(Z)上の異なる走査深さ
    (r)の上記血液速度プロファイル上で選択されたn≧
    2であるn個の血液速度の値に基づいて血液速度のベク
    トルを推定する段階とを有する請求項1乃至7のうちい
    ずれか一項記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記時間性信号を処理する段階は、1ビ
    ット時間性相関を行う請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 血管中を流れる血液の生理学的パラメ
    ータを測定、表示するエコー検査装置において、 エコー検査励起軸(Z)に沿って血管を走査する超音波
    トランスデューサ(100)によって供給される時間性
    信号を取得する手段(200)と、 時間的に相関した信号及び上記励起軸(Z)の方向に離
    散化された速度プロファイルを供給するため上記時間性
    信号を時間域で処理する手段(300)と、 上記血管中の上記励起軸(Z)上の異なる走査深さ
    (r)の上記速度プロファイル上で選択されたn≧2で
    あるn個の速度の値に基づいて血液速度のベクトルを推
    定し、上記血液速度のベクトルの変換によって上記血液
    の粘度(μ)及び圧勾配(σ)を推定する手段(40
    0)とを含み、 上記血液の粘度(μ)及び上記圧勾配(σ)は、請求項
    2乃至9のうちいずれか一項記載の方法を使用すること
    により推定されるエコー検査装置。
JP11014675A 1998-01-23 1999-01-22 血管中の粘度及び圧勾配を決定するエコ―検査方法及び装置 Pending JPH11316180A (ja)

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