JPH11316098A - 自動弾丸供給機構付玩具銃 - Google Patents

自動弾丸供給機構付玩具銃

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JPH11316098A
JPH11316098A JP11004958A JP495899A JPH11316098A JP H11316098 A JPH11316098 A JP H11316098A JP 11004958 A JP11004958 A JP 11004958A JP 495899 A JP495899 A JP 495899A JP H11316098 A JPH11316098 A JP H11316098A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ガス圧により発射される弾丸を、ガス圧を利用
して供給する自動弾丸供給機構を備えた玩具銃の提供。 【解決手段】蓄圧室43から伸びるガス導出通路部44
を開閉制御するガス通路開閉部45と、可動部材20の
外部に配され、ガス導出通路部を可動部材の内部空間2
3,24に連結する通路連結部47と、その内部に配さ
れ、蓄圧室からのガスを可動部材の空間23を通じて装
弾室4内の弾丸を発射する状態から、蓄圧室からのガス
の流れを制御し、可動部の内部空間24を通じて受圧部
61Aに向わせ、スライダ部の後退を生じさせる状態に
移動する可動弁46と、トリガー1に連動した回動を行
ってガス通路開閉部を押圧移動させることにより、蓄圧
室からのガスに装弾室に向う流れを生じさせ、その後ガ
ス導出通路部及び可動部材の内部空間を通じて装弾室に
向う流れが阻止される状態を生じさせるハンマー6,7
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、バレル(銃身)部の後端部分に設けられ
た装弾室に対し、ガス圧により発射される弾丸をガス圧
を利用して供給する自動弾丸供給機構を備えた玩具銃に
関する。
【0002】
【従来の技術】遊戯銃(エアソフトガン)と称される玩
具銃にあっては、通常、色,形状に加えて、見かけ上の
動作も実物と同様なものとなるように作成される。斯か
る玩具銃のうち、トリガの操作に応じてバレルに関連し
て設けられたスライダが移動するようになされた銃を模
したものにおいて、バレルの後端部分に設けられた装弾
室に装填された弾丸の発射をガス圧により行うことに加
えて、装弾室に対する弾丸の供給もガス圧を利用して行
うようにされたものが知られている。例えば、実開平3-
38593 号公報にも示される如くに、エアが充填される蓄
圧ボンベ,弾倉,第1及び第2の弁,第1及び第2のガ
ス通路、及び、給弾レバーがグリップ部に配されるとと
もに、着弾孔が設けられたバレルに対して配されたスラ
イダ内に、着弾孔を形成する弾倉板を介してバレルに対
向するシリンダ、及び、スライダの移動に伴って移動せ
しめられるスプリングガイド部材が配され、蓄圧ボンベ
からのエアの圧力を利用して、着弾孔に装填された弾丸
の発射及び着弾孔に対する弾丸の供給を行うようにされ
た玩具銃が提案されている。
【0003】このような玩具銃においては、トリガが引
かれると、第1の弁が第1のガス通路を開状態となす状
態におかれて、蓄圧ボンベからのエアが第1のガス通路
を通じてシリンダ内に供給され、そのシリンダ内に供給
されるエアの圧力により、シリンダ内に収容されたピス
トン部材がスライダを初期位置から後退させる。そし
て、斯かる蓄圧ボンベからエアが供給されるシリンダ
は、スライダが所定量後退せしめられると排気状態にお
かれる。一方、スライダの初期位置からの後退に伴っ
て、スプリングガイド部材がスプリング部材を圧縮しつ
つ後退せしめられ、それにより、弾倉板における着弾孔
が、銃口に対向する初期位置から弾倉から排出された弾
丸に対向する位置に移動せしめられる。そして、弾倉か
ら排出された弾丸が、トリガに連動して揺動せしめられ
る給弾レバーにより着弾孔内に装填される。斯かるもと
で、シリンダが排気状態におかれ、スライダが後退位置
から前進して初期位置に到達する際、スプリング部材が
スプリングガイド部材を元の位置に戻す復帰状態とされ
ることに伴って、弾丸が装填された着弾孔が初期位置に
おかれる。
【0004】このように弾丸が装填された着弾孔が初期
位置におかれる際、トリガに連動して回動するハンマー
(撃鉄)により、第2の弁が第2のガス通路を開状態と
なす状態におかれて、蓄圧ボンベからのエアが第2のガ
ス通路を通じて着弾孔に供給され、その着弾孔に供給さ
れるエアの圧力により、着弾孔に装填された弾丸が、後
退位置から前進するスライダの初期位置への到達に伴っ
て発射される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くの、バレル
に対して移動可能に設けられたスライダ内に蓄圧ボンベ
からのエアが供給される圧力室を形成するシリンダが配
され、トリガに対する操作に応じて行われる圧力室に対
するエアの給排により移動せしめられるスライダによっ
て、着弾孔に対する弾丸の供給が行われるとともに、ト
リガに対する操作に連動するハンマーの回動により、着
弾孔に供給されている弾丸の発射が蓄圧ボンベからのエ
アが利用されて行われるようにされた玩具銃として従来
提案されているものにあっては、弾丸の自動連射が可能
とされる。このような、トリガに対する操作に応じてバ
レルに関連して設けられたスライダの移動とハンマーの
回動とが行われるようにされた銃を模した玩具銃におい
ては、トリガに対する操作に応じて、先ず、ハンマーの
回動が行われること,ハンマーの回動に応じて着弾孔に
供給されている弾丸の発射が行われること、及び、弾丸
の発射に続いてバレルに関連して設けられたスライダの
移動が行われて、着弾孔に対する弾丸の供給が行われる
ことが望まれる。そして、弾丸の発射後に、バレルに関
連して設けられたスライダが移動するようにされた玩具
銃にあっては、スライダの移動による影響がバレルに及
ぼされる事態が回避され、発射される弾丸の方向に狂い
が生じることが防止される利点が得られる。
【0006】しかしながら、上述された従来提案されて
いる玩具銃の如くに、トリガに対する操作に連動するハ
ンマーの回動が、バレルに関連して設けられたスライダ
内の圧力室に対するエアの供給に続いて行われるものに
あっては、望まれる動作、即ち、トリガに対する操作に
応じてハンマーの回動が行われ、そのハンマーの回動に
応じて着弾孔内における弾丸の発射が行われ、さらに、
弾丸の発射後に、バレルに関連して設けられたスライダ
の後退とその後退に続く前進とが行われて、着弾孔に対
する弾丸の供給がなされる、という順序に従った動作を
行うことができないという不都合がある。
【0007】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、バレル部の後端部分にガス圧により
発射される弾丸が装填される装弾室が設けられるととも
に、バレル部に関連してスライダ部が移動可能に設けら
れ、さらに、そのスライダ部及びスライダ部内にガス圧
を利用して装弾室に弾丸を供給する機構が設けられたも
とで、トリガ部に対する操作が行われたとき、その操作
に応じて開始される一連の動作が、先ず、ハンマー部の
回動が行われ、そのハンマー部の回動に応じて装弾室内
の弾丸の発射が行われ、さらに、スライダ部の後退及び
その後の前進が行われて装弾室に対する弾丸の供給がな
される、という順序に従って実行されるようになされた
自動弾丸供給機構付玩具銃を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項6までのいずれかに記載され
た発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃は、バレル部の
後端部分に設けられて弾倉部から弾丸が供給される装弾
室と、バレル部に沿う方向に移動し得るものとされ、後
退せしめられるとき弾倉部から装弾室への弾丸の自動供
給のための準備を行うスライダ部と、スライダ部におけ
るバレル部の後方となる部分内に設けられ、スライダ部
と一体的に移動する受圧部と、内部空間が形成されて装
弾室の後方に配され、スライダ部の移動方向に沿う方向
に移動可能とされる可動部材と、可動部材に向かって伸
びるガス導出通路部が連結されて配される蓄圧室と、ガ
ス導出通路部を開閉制御するガス通路開閉部と、可動部
材の外部に配され、可動部材の位置に応じて、ガス導出
通路部を可動部材の内部空間に連結する状態におかれる
通路連結部と、通路連結部内に配され、その通路連結部
によりガス導出通路部が可動部材の内部空間に連結され
るとともにガス通路開閉部がガス導出通路部を開状態に
する期間において、ガス導出通路部を通じた蓄圧室から
のガスを可動部材の内部空間を通じて装弾室内の弾丸に
作用させる第1の状態から、ガス導出通路部を通じたガ
スの可動部材の内部空間を通じて装弾室に向かう流れを
阻止して、ガス導出通路部を通じたガスを可動部材の内
部空間を通じて受圧部に向かわせる第2の状態に移行
し、その第2の状態のもとでガス圧により受圧部をスラ
イダ部を伴って後方に移動させる可動弁部と、装弾室内
の弾丸を発射させるべく操作されるトリガ部に連動した
回動を行い、その回動に伴ってガス通路開閉部を押圧移
動させることにより、蓄圧室からのガスに、ガス導出通
路部及び可動部材の内部空間を通じて装弾室に向かう流
れを生じ、その後、ガス導出通路部及び可動部材の内部
空間を通じて装弾室に向かう流れが阻止される状態をと
らせるハンマー部と、を備えて構成される。
【0009】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項4に記載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃
は、ハンマー部が、トリガ部の操作に連動してガス通路
開閉部に押圧移動を行わせるとともに、スライダ部の後
退に連動してガス通路開閉部の押圧移動を解除するもの
とされる。
【0010】また、本願の特許請求の範囲における請求
項6に記載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃
は、可動弁部を所定の方向に付勢するスプリング部材が
設けられ、可動弁部が、スプリング部材の付勢力に従っ
て、ガス導出通路部を通じた蓄圧室からのガスを可動部
材の内部空間を通じて装弾室内の弾丸に作用させる第1
の状態をとるとともに、蓄圧室からのガスが装弾室内の
弾丸の発射に利用されることによる可動部材の内部空間
のガス圧の低下に伴って、スプリング部材の付勢力に抗
して移動せしめられ、ガス導出通路部を通じたガスの可
動部材の内部空間を通じて装弾室に向かう流れを阻止し
て、ガス導出通路部を通じたガスを可動部材の内部空間
を通じて受圧部に向かわせる第2の状態をとるものとさ
れる。
【0011】上述の如くに構成される本願の特許請求の
範囲における請求項1から請求項6までのいずれかに記
載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃にあって
は、可動部材の外部に配された可動弁部が、例えば、ス
プリング部材により付勢されて、ガス導出通路部を通じ
た蓄圧室からのガスが可動部材の内部空間を通じて装弾
室内の弾丸に作用し得ることになる状態にあるととも
に、ガス通路開閉部が、ガス導出通路部を閉状態となす
位置にあるもとでトリガ部の操作がなされると、その操
作に応じて、先ず、ハンマー部が回動し、そのハンマー
部の回動により、ガス通路開閉部が、ガス導出通路部を
開状態となす位置に押圧移動せしめられ、それにより、
可動弁部が、ガス導出通路部を通じた蓄圧室からのガス
を可動部材の内部空間を通じて装弾室内の弾丸に作用さ
せる第1の状態に置かれて、蓄圧室からのガスが装弾室
内の弾丸の発射に利用される。
【0012】その後、可動弁部が、可動部材の内部空間
におけるガス圧の変化により、第1の状態に置かれる位
置から、ガス導出通路部を通じた蓄圧室からのガスの可
動部材の内部空間を通じて装弾室に向かう流れを阻止す
る位置に移動せしめられ、第1の状態から、ガス導出通
路部を通じた蓄圧室からのガスの可動部材の内部空間を
通じて装弾室に向かう流れを阻止して、ガス導出通路部
を通じたガスを可動部材の内部空間を通じて受圧部に向
かわせる第2の状態に移行し、蓄圧室からのガスがスラ
イダ部の後退に利用される。斯かるスライダ部の後退に
より、ハンマー部がガス通路開閉部から離隔する方向に
回動し、それに伴いガス通路開閉部がガス導出通路部を
閉状態となす位置に移動して、蓄圧室からのガスの受圧
部への供給が停止され、また、可動部材が弾倉部の一端
より後方に後退する。そして、スライダ部が最後退位置
に達して前進に転じると、そのスライダ部の前進に伴っ
て可動部材も前進し、それにより、弾倉部の一端から装
弾室への弾丸の供給がなされ、可動部材が、ガス導出通
路部を通じた蓄圧室からのガスが可動部材の内部空間を
通じて装弾室内の弾丸に作用し得ることになる状態に戻
される。
【0013】このように、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項6までのいずれかに記載された発
明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃は、トリガ部が操作
されると、その操作に応じて開始される一連の動作が、
先ず、ハンマー部の回動が行われ、そのハンマー部の回
動に応じて、可動部材の外部に配された可動弁部の作用
により、装弾室内の弾丸の発射が行われ、さらに、弾丸
の発射に続いてスライダ部の後退及びその後の前進が行
われて、装弾室に対する弾丸の供給がなされる、という
順序に従って行われるものとされる。そして、それによ
り、装弾室内の弾丸の発射に際し、バレル部にスライダ
部の移動の影響が及ぼされる事態が確実に回避されるの
で、発射される弾丸の方向に狂いが生じることが防止さ
れる。しかも、可動弁部が、可動部材の外部に配され
て、可動部材の構成の簡略化が図られる。
【0014】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項6に記載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具
銃にあっては、可動部材の外部における通路連結部に配
された可動弁部が、スプリング部材の付勢力に従って、
ガス導出通路部を通じた蓄圧室からのガスを可動部材の
内部空間を通じて装弾室内の弾丸に作用させる第1の状
態をとるとともに、蓄圧室からのガスが装弾室内の弾丸
の発射に利用されることによる可動部材の内部空間のガ
ス圧の低下に伴って、スプリング部材の付勢力に抗して
移動せしめられ、ガス導出通路部を通じたガスの可動部
材の内部空間を通じて装弾室に向かう流れを阻止して、
ガス導出通路部を通じたガスを可動部材の内部空間を通
じて受圧部に向かわせる第2の状態をとるものとされる
ので、可動部材及びその可動部材が配される通路連結部
の構成が、極めて簡略化されたもので足りることにな
り、しかも、可動部材が確実に作動するものとされる。
【0015】
【発明の実施の形態】図2は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項6までのいずれかに記載され
た発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃の一例を示す。
【0016】図2に示される例にあっては、トリガ1,
アウターバレル2U及びインナーバレル2Iを含んだバ
レル部2,バレル部2の後端部分に設けられた装弾室
4,ハンマー部を形成する第1及び第2のハンマー6及
び7、及び、グリップ部8を有した玩具銃本体10と、
グリップ部8内に着脱可能に収容されたケース40とが
備えられており、バレル部2に関連して、バレル部2に
沿う方向に移動し得るものとされたスライダ部60が配
されている。装弾室4は、ゴム材等の弾性摩擦材で成る
環状部材4Aによって形成されており、環状部材4A
は、インナーバレル2Iの後端部分の内側に配されてい
る。
【0017】グリップ部8には、トリガ1から後方に向
けて伸びる可動バー11が配されており、トリガ1は、
バレル部2に沿う方向に移動し得るものとされている。
トリガ1は、それが引かれるとき、図2に示される如く
の、玩具銃本体10に設けられた当接部12より前方と
なる操作開始位置から後方に向けて移動せしめられ、そ
れに伴って、可動バー11も後方に向けて移動せしめら
れる。斯かる可動バー11の後端部には、可動当接部材
16が当接しており、可動当接部材16は、軸14を介
して玩具銃本体10により回動可能に支持された回動レ
バー15に選択的に当接するものとされている。
【0018】スライダ部60は、玩具銃本体10におけ
るバレル部2が設けられた部分に嵌合しており、その前
方側部分を成す第1の部分60Aと、第1の部分60A
と一体的に形成されてバレル部2の後方に位置せしめら
れた後方側部分を成す第2の部分60Bとを有するもの
とされている。そして、スライダ部60は、トリガ1が
操作開始位置にあるもとでは、第1の部分60Aがその
前端部を玩具銃本体10の前端部に近接させる位置にお
かれるとともに、第2の部分60Bが玩具銃本体10に
おけるバレル部2とグリップ部8との間となる部分を含
む中間部分を覆うものとなる、図2に示される如くの基
準位置におかれる。
【0019】スライダ部60における第1の部分60A
には、コイルスプリング17が係合せしめられている。
コイルスプリング17は、玩具銃本体10におけるトリ
ガ1の前方側に配されてバレル部2に沿って伸びるガイ
ド部材18に巻嵌された状態をもって、スライダ部60
における第1の部分60Aに係合している。それによ
り、スライダ部60は、その全体がバレル部2に沿う方
向の移動を行い得るものとされたもとで、コイルスプリ
ング17により、玩具銃本体10の前方側に向けて付勢
されている。
【0020】スライダ部60における第2の部分60B
には、有底筒状部61が設けられている。この有底筒状
部61の底部は、受圧部61Aを形成している。
【0021】さらに、スライダ部60における第2の部
分60Bの内側には、可動部材20が配されている。こ
の可動部材20は、装弾室4の後方に位置していて、ス
ライダ部60の移動方向に沿う方向に移動可能とされて
いる。そして、可動部材20は、有底筒状部61におけ
る筒状部61B内に挿入される後方側部分と、装弾室4
を形成する環状部材4Aに係合する前方側部分と、後方
側部分と前方側部分との間の中間部分とを有しており、
後方側部分には、弾性部材により形成された環状シール
部材21が装着されている。環状シール部材21は、可
動部材20における後方側部分が有底筒状部61におけ
る筒状部61B内に挿入されるとき、筒状部61Bの内
壁面に当接して、筒状部61Bの内壁面と可動部材20
における後方側部分の外周面との間を密封する。
【0022】可動部材20と有底筒状部61における筒
状部61Bとには、コイルスプリング22の両端が夫々
取り付けられていて、可動部材20の全体が、コイルス
プリング22によって、有底筒状部61における底部が
形成する受圧部61A側に付勢されている。斯かる可動
部材20は、スライダ部60が基準位置にあるもとで
は、前方側部分が装弾室4を形成する環状部材4Aに係
合するとともに、後方側部分が有底筒状部61における
筒状部61B内に挿入される位置におかれる。
【0023】このような可動部材20には、第1の内部
空間23と第2の内部空間24とが互いに分離されて形
成されている。第1の内部空間23は、屈曲したガス通
路を成すものとされていて、一端が可動部材20の前方
側部分において装弾室4に向かって開口するとともに、
他端が可動部材20の中間部分において下方に向かって
開口している。第2の内部空間24も、屈曲したガス通
路を成すものとされていて、一端が可動部材20の後方
側部分において受圧部61Aに向かって開口するととも
に他端が可動部材20の中間部分において下方に向かっ
て開口している。従って、スライダ部60が基準位置に
あるもとでは、第1の内部空間23の一端が装弾室4に
連結され、また、第2の内部空間24の一端が受圧部6
1Aに近接対向するものとされることになる。
【0024】第2のハンマー7と共にハンマー部を形成
する第1のハンマー6は、有底筒状部61が選択的に当
接する上方側部分と、複数の係合段部が設けられた下方
側部分とを有して、第2のハンマー7より後方側に位置
せしめられており、下方側部分が軸25を介して玩具銃
本体10における後端部に取り付けられていて、軸25
を支軸とした回動が可能とされている。さらに、第1の
ハンマー6の下方側部分には、グリップ部8の下方側部
分内に配されたコイルスプリング26にキャップ26A
を介して係合する一端部を有したハンマーストラット2
7の他端部が、ピン28を介して取り付けられており、
第1のハンマー6は、コイルスプリング26による付勢
力をキャップ26A及びハンマーストラット27を通じ
て受けて、図2において矢印aにより示される如くの、
上方側部分をスライダ部60の後端部に向かわせる方向
(a方向)に付勢されている。斯かる第1のハンマー6
は、グリップ部8に対するケース40の装着が行われた
初期状態(図2に示される状態)のもとにあっては、下
方側部分に第2のハンマー7に設けられた係止部7A及
び回動レバー15の先端部の夫々が係合する状態をもっ
て位置固定される。
【0025】第2のハンマー7は、上端部に係止部7A
が設けられた屈曲形状を成しており、下端部が軸29を
介して玩具銃本体10に取り付けられていて、軸29を
支軸とした回動が可能とされている。斯かる第2のハン
マー7は、図3に示される如くの、軸29に装着された
トグルスプリング30の付勢力が作用するものとされる
とともに、上部にロック部材31及びコイルスプリング
32が配され、さらに、回動レバー15を貫通する軸1
4に対向する部分に凹部7Bが形成されたものとされて
いる。
【0026】ロック部材31は、図3に示される如く
に、第2のハンマー7の上部に可動部材として係合し、
第2のハンマー7の上部から突出する形で設けられてい
て、その全体が、コイルスプリング32によって、スラ
イダ部60の底面部に向かう方向に付勢されている。そ
して、ロック部材31の一部分は、スライダ部60の底
面部に向かって突出する突出部31Aを形成している。
【0027】このようなロック部材31は、玩具銃本体
10に設けられた段部により形成される係合部34に選
択的に当接せしめられるものとされており、係合部34
に当接せしめられて係合部34との相互係合状態におか
れたもとでは、第2のハンマー7を位置規制する役割を
果たす。また、ロック部材31における突出部31A
は、スライダ部60が基準位置をとるもとにおいては、
スライダ部60の底面部に設けられた突出部60Cから
後方に離隔した位置におかれている。斯かるロック部材
31に設けられた突出部31A及びスライダ部60に設
けられた突出部60Cの夫々には、相互対向する傾斜面
部が形成されており、ロック部材31が係合部34との
相互係合状態におかれているもとでスライダ部60がバ
レル部2に沿う方向に後退するとき、突出部60Cが、
その傾斜面部を突出部31Aの傾斜面部に当接させ、そ
れにより突出部31Aを押し下げる状態をもって、突出
部31Aの位置を通過し、その結果、ロック部材31の
全体が第2のハンマー7側に押し込まれて、ロック部材
31と係合部34との相互係合状態が解除される。
【0028】軸29に装着されたトグルスプリング30
は、第2のハンマー7に、それに設けられた係止部7A
を第1のハンマー6における下方側部分に当接させる方
向の付勢力を作用させている。そして、第2のハンマー
7は、グリップ部8に対するケース40の装着が行われ
た初期状態においては、その上部に配されたロック部材
31が玩具銃本体10に設けられた係合部34との相互
係合状態におかれることにより、係止部7Aが第1のハ
ンマー6の下方側部分に当接係合した状態をもって位置
固定される。
【0029】第2のハンマー7には、軸35を介して回
動アーム36が取り付けられている。回動アーム36
は、図3に示される如くの、軸35に装着されたトグル
スプリング37により、図3において反時計回り方向と
なる方向に付勢されている。
【0030】玩具銃本体10に軸14を介して取り付け
られた回動レバー15は、図3に示される如くに、第1
のハンマー6の下方側部分に係合する上方先端部が設け
られた湾曲形状を成すものとされており、その下方部分
15Aが板ばね部材38の係合片部38Aに係合してい
る。板ばね部材38の係合片部38Aは、回動レバー1
5に、その上方先端部を第1のハンマー6の下方側部分
に当接させる方向の付勢力を作用させている。さらに、
板ばね部材38は、図4に示される如くに、可動バー1
1の後端部に当接する可動当接部材16に付勢力を作用
させる係合片部38Bを有している。
【0031】可動当接部材16は、図4に示される如く
に、その下方傾斜面部16Aに板ばね部材38における
係合片部38Bが係合するとともに、下方傾斜面部16
Aから玩具銃本体10の幅方向に突出する突出部16B
が、回動レバー15の下方部分15Aの周囲の空間を通
じて可動バー11の後端部に当接するものとされてい
る。また、可動当接部材16における中間部分には、回
動レバー15を貫通する軸14が挿通せしめられた透孔
39が設けられており、可動当接部材16は、透孔39
を挿通する軸14により、それに対する透孔39により
規制される範囲内での、板ばね部材38における係合片
部38Bの付勢力に抗した下方側及び後方側への移動が
可能とされた状態をもって、支持されている。そして、
可動当接部材16は、スライダ部60が基準位置にある
もとでは、板ばね部材38における係合片部38Bによ
る付勢力を受けて、上端部16Cをスライダ部60の底
面部に設けられた凹部60Dに当接させる上方位置をと
るものとされる。
【0032】なお、板ばね部材38は、図示が省略され
ているが、回動レバー15に付勢力を作用させる係合片
部38Aと可動当接部材16に付勢力を作用させる係合
片部38Bとの間に位置して、玩具銃本体10に当接す
る係合片部を有しており、係合片部38A及び38Bと
それらの間の係合片部との夫々における下端部が、相互
連結されて玩具銃本体10に取り付けられたものとされ
ている。
【0033】一方、ケース40は、グリップ部8の下方
端部に設けられた開口からグリップ部8内に挿入され、
底部40Aがグリップ部8の下方端部に当接係合せしめ
られて、グリップ部8内における位置決めが行われるも
のとされる。ケース40には、装填された複数の弾丸B
Bを最上端部41A側に付勢するコイルスプリング42
が内蔵された弾倉41,例えば、液化ガスが充填された
蓄圧室43,一端が蓄圧室43に連結されて伸びるガス
導出通路部44,ガス導出通路部44を開閉制御するガ
ス通路開閉部45、及び、可動弁部46が配された通路
連結部47が設けられている。ガス導出通路部44,ガ
ス通路開閉部45及び可動弁部46が配された通路連結
部47は、ケース40における蓄圧室43の上方に纏め
られて配されている。
【0034】通路連結部47の内部には、可動弁部46
を収容した弁収容空間48と、各々の一端が弁収容空間
48に連結されて伸びる互いに分離された第1の通路部
49A及び第2の通路部49Bとが形成されている。弁
収容空間48には、蓄圧室43から伸びるガス導出通路
部44の他端が連結されており、また、弁収容空間48
から伸びる第1の通路部49A及び第2の通路部49B
は、各々の他端が、スライダ部60が基準位置にあるも
とにおいて、スライダ部60の内側に配された可動部材
20における第1の内部空間23及び第2の内部空間2
4に夫々連結される。
【0035】従って、通路連結部47は、可動部材20
の外部に配されていて、スライダ部60が基準位置にあ
るとき、可動部材20のスライダ部60の基準位置に対
応する位置に応じて、可動部材20に向けて伸びるガス
導出通路部44を、第1の通路部49A及び第2の通路
部49Bを通じて、可動部材20における第1の内部空
間23及び第2の内部空間24の夫々に連結することに
なる。斯かる際においては、通路連結部47における第
1の通路部49Aの他端が、可動部材20の中間部分に
おける第1の内部空間23の他端が形成する下方開口端
部に連結されるとともに、通路連結部47における第2
の通路部49Bの他端が、可動部材20の中間部分にお
ける第2の内部空間24の他端が形成する下方開口端部
に連結されるものとされる。
【0036】なお、通路連結部47における可動部材2
0の中間部分と相互当接する部分は、パッキング部材4
7Aによって構成されており、このパッキング部材47
A内に第1の通路部49A及び第2の通路部49Bの大
部分が形成されている。斯かるパッキング部材47Aが
用いられることにより、通路連結部47における第1の
通路部49Aの他端の可動部材20の中間部分における
第1の内部空間23の下方開口端部との連結、及び、通
路連結部47における第2の通路部49Bの他端の可動
部材20の中間部分における第2の内部空間24の下方
開口端部との連結が、ガス漏れが防止される状態をもっ
て確実に行われる。
【0037】通路連結部47における弁収容空間48に
収容された可動弁部46は、環状シール部材46Aが取
り付けられた大径部46Bと大径部46Bから伸びる軸
部46Cとが設けられたものとされており、軸部46C
が通路連結部47に設けられた有底案内孔47B内に挿
入されるとともに、大径部46Bに係合したコイルスプ
リング50によって軸部46Cの端部を有底案内孔47
Bの底部に当接させる方向に付勢されている。それによ
り、可動弁部46は、弁収容空間48内において、定常
時においては、図2〜図4に示される如く、通路連結部
47の内部に形成された第1の通路部49A及び第2の
通路部49Bの両者を開通させる状態に位置規制されて
いる。このように位置規制された可動弁部46は、コイ
ルスプリング50により付勢されて、ガス導出通路部4
4を通じた蓄圧室43からのガスが可動部材20におけ
る第1の内部空間23を通じて装弾室4内の弾丸に作用
し得ることになる状態にある。
【0038】上述のようにして弁収容空間48に収容さ
れた可動弁部46は、後述される所定の状態のもとで、
コイルスプリング50の付勢力に抗して、コイルスプリ
ング50を圧縮する方向に移動し、その際、大径部46
Bによって通路連結部47の内部に形成された第1の通
路部49Aを遮断する動作を行う。通路連結部47の内
部に形成された第2の通路部49Bは、可動弁部46の
移動の如何に関わらず、常時開通状態におかれる。第1
の通路部49Aを遮断するものとされた可動弁部46
は、ガス導出通路部44を通じた蓄圧室43からのガス
の可動部材20における第1の内部空間23を通じて装
弾室4に向かう流れを阻止することになる状態におかれ
る。
【0039】ガス導出通路部44に対するガス通路開閉
部45は、ガス導出通路部44内に移動可能に配されて
いて、その位置に応じてガス導出通路部44を開閉制御
する。ガス通路開閉部45には、環状シール部材45A
が嵌合せしめられているとともにロッド51が一体的に
設けられている。そして、ガス通路開閉部45は、定常
時においては、図2〜図4に示される如く、ガス導出通
路部44の外部に突出するロッド51の後端部分に装着
されたコイルスプリング52の付勢力により、ガス導出
通路部44を閉状態とする位置をとる。
【0040】このように、グリップ部8内に配されるケ
ース40における蓄圧室43の上方に、ガス導出通路部
44と通路連結部47とが形成され、かつ、ガス導出通
路部44内にガス通路開閉部45が配されるとともに、
通路連結部47における弁収容空間48に可動弁部46
が収容されて設けられることにより、蓄圧室43からス
ライダ部60が基準位置にあるもとで可動部材20にお
ける第1の内部空間23及び第2の内部空間24に至る
ガス通路が、必要な制御がなされるもとにあってその全
体の長さが比較的短くて済むものとされる。
【0041】図2〜図4示される如くに、スライダ部6
0が基準位置にあって、可動部材20がスライダ部60
の基準位置に対応する位置をとるもとにおいて、グリッ
プ部8内にケース40が装着されたときには、弾倉41
の最上端部41Aが、装弾室4の近傍に配され、可動部
材20における中間部分により閉塞される。それによ
り、弾倉41内に装填された複数の弾丸BBがコイルス
プリング42の付勢力に抗する方向に押圧される。
【0042】また、このとき、可動部材20における第
1の内部空間23の一端が装弾室4に連結され、また、
第2の内部空間24の一端が受圧部61Aに近接対向す
るものとされており、斯かるもとで、蓄圧室43から伸
びるガス導出通路部44が、通路連結部47における弁
収容空間48と第1の通路部49A及び第2の通路部4
9Bとを通じて、可動部材20における第1の内部空間
23及び第2の内部空間24の夫々の他端に連結される
状態におかれる。さらに、第2のハンマー7に取り付け
られた回動アーム36が、トグルスプリング37(図
3)の付勢力により、ガス導出通路部44を閉状態とな
す位置をとるガス通路開閉部45に設けられたロッド5
1の後端部に、その上方側から当接するものとされて位
置固定がなされる。
【0043】上述の如くに構成される本願の特許請求の
範囲における請求項1から請求項6までのいずれかに記
載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃の一例に
おいては、例えば、ケース40がグリップ部8内に装着
されて位置決めされた後、基準位置におかれたスライダ
部60が、手動操作により、可動部材20を伴って一旦
基準位置から後退せしめられた後、その手動操作から解
放され、コイルスプリング17の付勢力により可動部材
20を伴って前進せしめられて、再び基準位置に戻され
る。
【0044】斯かる際、スライダ部60の後退に伴っ
て、図5に示される如くに、弾倉41の最上端部41A
をその中間部分により閉塞していた可動部材20が後退
せしめられることによって、弾倉41の最上端部41A
が開状態にされる。それにより、コイルスプリング42
の付勢力により、弾倉41内に充填された弾丸BBのう
ち最上方位置にあったものが最上端部41A内に押し上
げられ、最上端部41Aにおいて保持される。
【0045】また、第1のハンマー6が、スライダ部6
0の後退に伴って後退する有底筒状部61によって押圧
され、それにより、図2に示される位置から、コイルス
プリング26の付勢力に抗して、a方向とは逆の方向
(b方向)に所定量回動せしめられる。それに伴い、回
動レバー15が、板ばね部材38における係合片部38
Aの付勢力に従う方向に回動せしめられる。
【0046】さらに、スライダ部60の後退により、第
2のハンマー7に配されたロック部材31が係合部34
との相互係合状態から解放される。それにより、第2の
ハンマー7も、第1のハンマー6がb方向に回動せしめ
られる際、その回動に伴って、トグルスプリング30
(図3)の付勢力に従う方向に回動せしめられる。b方
向に回動せしめられた第1のハンマー6は、図5に示さ
れる如くに、その下方側部分に回動レバー15の先端部
が係合せしめられ、それにより、第1のハンマー6と回
動レバー15とが、相互位置規制状態におかれる。ま
た、斯かる第1のハンマー6のb方向の回動に伴って回
動する第2のハンマー7は、それに設けられた凹部7B
が軸14に当接するものとされて位置固定がなされる。
このような第2のハンマー7の回動に伴い、第2のハン
マー7に取り付けられた回動アーム36が、トグルスプ
リング37(図3)の付勢力により回動せしめられ、ガ
ス通路開閉部45に設けられたロッド51の後端部にそ
の後方側から当接する状態とされて位置固定がなされ
る。
【0047】そして、一旦後退したスライダ部60が後
退位置から前進に転じると、それに伴って可動部材20
も前進し、前進する可動部材20が、その前端部を弾倉
41の最上端部41A内に挿入して、そこに保持された
弾丸BBを、玩具銃本体10に設けられたテーパー部1
0Aに沿って装弾室4へと搬送する。それとともに、可
動部材20は、再びその中間部分によって弾倉41の最
上端部41Aを閉塞し、その前方側部分を環状部材4A
により形成される装弾室4に係合させるものとされて位
置固定がなされる。その結果、図1に示される如くに、
装弾室4に弾丸BBが装填される。
【0048】弾丸BBを装弾室4に供給すべく前進する
ものとされたスライダ部60が基準位置に復帰したとき
には、再び、可動部材20における第1の内部空間23
の一端が装弾室4に連結され、また、第2の内部空間2
4の一端が受圧部61Aに近接対向するものとされたも
とで、蓄圧室43から伸びるガス導出通路部44が、通
路連結部47における弁収容空間48と第1の通路部4
9A及び第2の通路部49Bとを通じて、可動部材20
における第1の内部空間23及び第2の内部空間24の
夫々の他端に連結される状態におかれる。
【0049】このようにして、図1に示される如くに装
弾室4に弾丸BBが装填されたもとで、トリガ1が引か
れると、それに伴って可動バー11が後退する。その結
果、上方位置をとって可動バー11の後端部に当接する
可動当接部材16が、図6に示される如くに、回動レバ
ー15の下方部分15Aを後方に押圧する移動を行っ
て、回動レバー15を板ばね部材38における係合片部
38Aの付勢力に抗して回動させる。それにより、回動
レバー15の先端部と第1のハンマー6の下方側部分と
の相互係合状態が解除される。
【0050】回動レバー15により位置規制された状態
から解放された第1のハンマー6は、その下方側部分に
第2のハンマー7の係止部7Aが当接した状態をもっ
て、コイルスプリング26の付勢力に従ってa方向に回
動する。そして、a方向に回動する第1のハンマー6
は、第2のハンマー7をその係止部7Aを介してa方向
に回動させる。その結果、第2のハンマー7に取り付け
られた回動アーム36が、トリガ1が当接部12に当接
する時期と略同時期において、ガス通路開閉部45に設
けられたロッド51を、それに装着されたコイルスプリ
ング52を圧縮させつつ押圧する。
【0051】ロッド51が押圧されることにより、ガス
通路開閉部45がガス導出通路部44を閉状態にする位
置からガス導出通路部44を開状態にする位置へと押圧
移動せしめられて、ガス導出通路部44は開状態とされ
る。斯かる際における第2のハンマー7の回動により、
ロック部材31が、玩具銃本体10に設けられた係合部
34に係合する位置におかれる。それにより、第2のハ
ンマー7が、図3に示されるトグルスプリング30の付
勢力に従う方向への回動が規制され、ガス通路開閉部4
5にガス導出通路部44を開状態となす位置を維持させ
る。また、このようにトグルスプリング30の付勢力に
従う方向への回動が規制された第2のハンマー7によ
り、第1のハンマー6が、回動レバー15による位置規
制が解除されたもとで、その位置が固定される状態にお
かれる。
【0052】開状態とされたガス導出通路部44を通じ
た蓄圧室43からのガスは、直ちに、通路連結部47内
に流入する。このとき、通路連結部47における弁収容
空間48に収容された可動弁部46は、コイルスプリン
グ50により付勢されて、ガス導出通路部44を通じた
蓄圧室43からのガスが可動部材20における第1の内
部空間23を通じて装弾室4内の弾丸に作用し得ること
になる状態にあり、通路連結部47における第1の通路
部49A及び第2の通路部49Bの両者を開通状態とし
ているので、通路連結部47内に流入するガスは、通路
連結部47における弁収容空間48と第1の通路部49
A及び第2の通路部49Bとに充満し、さらに、第1の
通路部49Aから、可動部材20における第1の内部空
間23を通じて、装弾室4内の弾丸BBに到達するとと
もに、第2の通路部49Bから、可動部材20における
第2の内部空間24を通じて、受圧部61Aに到達す
る。
【0053】このとき、装弾室4内の弾丸BBが装弾室
4からインナーバレル2I内へと前方に押し出されるに
要されるガス圧が、受圧部61Aが有底筒状部61及び
スライダ部60を伴って後方に移動せしめられるに要さ
れるガス圧に比して小とされている。従って、受圧部6
1Aに作用するガス圧により受圧部61Aが有底筒状部
61及びスライダ部60を伴って後方に移動する状態が
とられることなく、装弾室4に装填された弾丸BBに作
用するガス圧によって、装弾室4内の弾丸BBが、図6
において一点鎖線により示される如くに、装弾室4から
インナーバレル2I内へと前方に押し出され、可動部材
20内における第1の内部空間23からインナーバレル
2I内へと流入するガスによりインナーバレル2I内に
おいて加速されて前進し、図7に示される如くに、イン
ナーバレル2Iの先端から飛び出すものとされて、発射
される。このようにして、蓄圧室43からのガスが装弾
室4内の弾丸の発射に利用されることになる。
【0054】弾丸BBがインナーバレル2Iの先端から
飛び出すと、可動部材20における第1の内部空間23
からインナーバレル2I内へと流入したガスがインナー
バレル2Iの先端から大気中に放出され、それにより、
インナーバレル2I内,可動部材20における第1の内
部空間23内、さらには、第1の内部空間23に連結さ
れた通路連結部47における第1の通路部49A内のガ
ス圧が急激に低下する。斯かる通路連結部47における
第1の通路部49A内のガス圧の急激な低下は、通路連
結部47における弁収容空間48に配された可動弁部4
6に、それを第1の通路部49A側に引き込む負圧とし
て作用し、可動弁部46がコイルスプリング50の付勢
力に抗して第1の通路部49Aに向けて移動せしめられ
て、可動弁部46における大径部46Bが第1の通路部
49Aの一端に当接し、第1の通路部49Aを遮断状態
となす。それにより、可動弁部46によって、ガス導出
通路部44を通じたガスの、通路連結部47における第
1の通路部49A及び可動部材20における第1の内部
空間23を通じて、装弾室4に向かう流れが阻止される
ことになる。
【0055】このようにして、可動弁部46により、ガ
ス導出通路部44を通じたガスの通路連結部47におけ
る第1の通路部49A及び可動部材20における第1の
内部空間23を通じて装弾室4に向かう流れが阻止され
ると、蓄圧室43からガス導出通路部44を通じて通路
連結部47における弁収容空間48に流入したガスは、
通路連結部47における第1の通路部49Aに流入する
ことなく、通路連結部47における第2の通路部49B
及び可動部材20における第2の内部空間24を通じて
受圧部61Aに向かうことになる。従って、このとき、
可動弁部46は、ガス導出通路部44を通じた蓄圧室4
3からのガスを可動部材20における第1の内部空間2
3を通じて装弾室4内の弾丸に作用させる状態から、ガ
ス導出通路部44を通じた蓄圧室43からのガスの可動
部材20における第1の内部空間23を通じて装弾室4
に向かう流れを阻止して、ガス導出通路部44を通じた
ガスを可動部材20における第2の内部空間24を通じ
て受圧部61Aに向かわせる状態に移行することにな
る。
【0056】弁収容空間48に流入したガスが、通路連
結部47における第1の通路部49Aに流入することな
く、通路連結部47における第2の通路部49B及び可
動部材20における第2の内部空間24を通じて受圧部
61Aに向かうことにより、受圧部61Aに作用するガ
ス圧が急激に増大する。それにより、図8に示される如
く、増大したガス圧によって、受圧部61Aが、有底筒
状部61内において可動部材20における後方側部分の
端面部との間に形成される可変容積圧力室を増大させつ
つ急速に後方に移動せしめられ、それに伴って、スライ
ダ部60がコイルスプリング17の付勢力に抗して急速
に後退せしめられる。即ち、蓄圧室43からのガスがス
ライダ部60の後退に利用されるのである。その際、後
退する有底筒状部61の後端部により、第1のハンマー
6が、コイルスプリング26の付勢力に抗してb方向に
回動せしめられる。
【0057】その後、図9に示される如く、通路連結部
47における第2の通路部49B及び可動部材20にお
ける第2の内部空間24を通じて、有底筒状部61内に
おいて受圧部61Aと可動部材20における後方側部分
の端面部との間に形成される可変容積圧力室に流入する
ガスにより、受圧部61Aのスライダ部60を伴った後
退が継続される。それにより、可動バー11の後端部に
当接する可動当接部材16が、図4に示され如くの、ス
ライダ部60の底面部に設けられた凹部60Dにより位
置規制された状態から解放されるとともに、後退するス
ライダ部60により板ばね部材38の係合片部38Bの
付勢力に抗する方向に押圧されて、下方位置をとるもの
とされる。その結果、可動当接部材16と回動レバー1
5の下方部分15Aとの相互当接状態が解除され、回動
レバー15が、板ばね部材38の係合片部38Aの付勢
力に従う方向に回動するものとなる。さらに、第2のハ
ンマー7に配されたロック部材31が、スライダ部60
の後退に伴い、図3に示される如くの、スライダ部60
の底面部に設けられた突出部60Cによって、コイルス
プリング32の付勢力に抗して下方に押圧されて、玩具
銃本体10に設けられた係合部34との相互係合状態か
ら解放され、それにより、第2のハンマー7が、位置規
制された状態から解放されて、トグルスプリング30
(図3)の付勢力に従う方向に回動せしめられる。
【0058】板ばね部材38の係合片部38Aの付勢力
により回動する回動レバー15は、第1のハンマー6の
下方側部分に係合し、それにより、回動レバー15及び
第1のハンマー6が相互位置規制状態におかれる。ま
た、トグルスプリング30の付勢力により回動する第2
のハンマー7は、その凹部7Bが軸14に当接して位置
固定される。
【0059】斯かる際における第2のハンマー7のトグ
ルスプリング30の付勢力に従う回動により、ガス通路
開閉部45が、それに設けられたロッド51の後端部に
当接する回動アーム36による位置固定がなされた状態
から解放される。回動アーム36による位置固定状態か
ら解放されたガス通路開閉部45は、図9に示される如
くに、それに作用するガス圧とコイルスプリング52の
付勢力とによって、ガス導出通路部44を閉状態とする
位置をとる。
【0060】従って、このようなもとで、通路連結部4
7における弁収容空間48に配された可動弁部46は、
スライダ部60が基準位置にあって、可動部材20がス
ライダ部60の基準位置に対応する位置をとり、蓄圧室
43から伸びるガス導出通路部44が、通路連結部47
における弁収容空間48と第1及び第2の通路部49A
及び49Bとを通じて可動部材20における第1及び第
2の内部空間23及び24に連結されたもとで、ガス通
路開閉部45がガス導出通路部44を開状態にする期間
において、通路連結部47における第1の通路部49A
を開通状態として、ガス導出通路部44を通じたガスを
通路連結部47における弁収容空間48及び第1の通路
部49Aを通じ、さらに、可動部材20の第1の内部空
間23を通じて装弾室4に供給された弾丸BBに作用さ
せる第1の状態から、通路連結部47における第1の通
路部49Aを遮断状態として、ガス導出通路部44を通
じたガスの、通路連結部47における第1の通路部49
A及び可動部材20における第1の内部空間23を通じ
て、装弾室4に向かう流れを阻止して、ガス導出通路部
44を通じたガスを、通路連結部47における弁収容空
間48及び第2の通路部49Bを通じ、さらに、可動部
材20の第2の内部空間24を通じて受圧部61Aに向
かわせる第2の状態に移行し、その第2の状態のもとで
ガス圧により受圧部61Aをスライダ部60を伴って後
方に移動させることになる。
【0061】そして、斯かる可動弁部46の動作の結
果、インナーバレル2Iから弾丸BBが発射された後
に、急激に増大せしめられる受圧部61Aに作用するガ
ス圧によってスライダ部60の後退が開始されるので、
弾丸BBの発射に際してスライダ部60がその移動によ
る影響をバレル部2に及ぼすことが回避される。従っ
て、インナーバレル2Iから発射される弾丸BBの方向
に狂いが生じることが防止されることになる。
【0062】図9に示される如くに、ガス通路開閉部4
5によってガス導出通路部44が閉状態とされることに
よって、蓄圧室43からガス導出通路部44を通じて通
路連結部47における弁収容空間48へのガスの流入、
さらには、弁収容空間48から通路連結部47における
第2の通路部49B及び可動部材20における第2の内
部空間24を通じて受圧部61Aに向かうガスの流入が
無くなる。それにより、通路連結部47における弁収容
空間48におけるガス圧が低下して、図9に示される如
く、弁収容空間48内に配された可動弁部46が、コイ
ルスプリング50によって、大径部46Bが第1の通路
部49Aの一端から離隔した位置に戻され、第1の通路
部49Aが開通状態とされる。
【0063】このように、ガス通路開閉部45によって
ガス導出通路部44が閉状態とされても、その直後にお
いては、スライダ部60はその慣性により後退を継続す
る。そして、スライダ部60が最後方位置に到達する直
前に、図9に示される如くに、可動部材20における後
方側部分が有底筒状部61における筒状部61B内から
その外部に出る状態とされ、有底筒状部61における筒
状部61B内のガスが可動部材20側の開口部から放出
されて、有底筒状部61における筒状部61B内のガス
圧が、急速に零(大気圧)に向けて低減される。それに
より、可動部材20が、コイルスプリング22の付勢力
によって、急速に有底筒状部61に向けて後退せしめら
れ、図10に示される如くに、可動部材20における後
方側部分が、再度、有底筒状部61における筒状部61
B内に挿入せしめられる状態とされる。その結果、可動
部材20の中間部分により閉塞されていた弾倉41の最
上端部41Aが開状態とされ、弾倉41内に充填された
弾丸BBのうち最上方位置にあったものが最上端部41
Aに押し上げられて保持される。
【0064】スライダ部60は、図10に示される如く
の最後方位置に到達すると、コイルスプリング17の付
勢力により、直ちに基準位置に向かって前進するものと
され、そのスライダ部60の前進に伴って前進する可動
部材20が、その前端部により弾倉41の最上端部41
Aに保持された弾丸BBを装弾室4に向けて搬送する。
それにより、図1に示される如く、スライダ部60が基
準位置をとるものとされるとき、装弾室4に弾丸BBが
確実に装填される。
【0065】また、スライダ部60が最後方位置に到達
するときには、トリガ1がそれが引かれる操作から解放
される。それにより、下方位置をとる可動当接部材16
に作用する板ばね部材38における係合片部38B(図
4)の付勢力により、可動バー11及びトリガ1が前進
し、トリガ1が、図1に示される如くの操作開始位置に
復帰せしめられる。下方位置をとる可動当接部材16
は、スライダ部60が最後方位置から基準位置に到達し
た際、板ばね部材38における係合片部38B(図4)
の付勢力により、スライダ部60の底面部に設けられた
凹部60D(図4)に係合して、上方位置に位置規制さ
れる。
【0066】さらに、スライダ部60が最後方位置から
基準位置に到達すると、図1に示される如くに、可動部
材20における第1の内部空間23の一端が装弾室4に
連結され、また、第2の内部空間24の一端が受圧部6
1Aに近接対向するものとされたもとで、蓄圧室43か
ら伸びるガス導出通路部44が、通路連結部47におけ
る弁収容空間48と第1の通路部49A及び第2の通路
部49Bとを通じて、可動部材20における第1の内部
空間23及び第2の内部空間24の夫々の他端に連結さ
れる状態におかれる。斯かるもとで、トリガ1が再び引
かれることにより、上述の如くの動作が繰り返されて、
装弾室4に装填された弾丸BBのインナーバレル2Iか
らの発射、及び、それに続く装弾室4に対する新たな弾
丸BBの装填が行われる。
【0067】図11は、本願の特許請求の範囲における
請求項1から請求項6までのいずれかに記載された発明
に係る自動弾丸供給機構付玩具銃の他の例の要部を示
す。この図11に示される例は、上述の図2に示される
例において備えられている可動部材20及び通路連結部
47に代わる手段として、可動部材70及び通路連結部
77が用いられたものとされており、可動部材70及び
通路連結部77以外の部分については、図2に示される
例と同様に構成される。図11において、図2に示され
る各部,各部材等に対応する部分,部材等は、図2と共
通の符号が付されて示されており、それらについての重
複説明は省略される。
【0068】図11に示される例にあっては、スライダ
部60における第2の部分60Bの内側に、可動部材7
0が配されている。この可動部材70は、装弾室4の後
方に位置していて、スライダ部60の移動方向に沿う方
向に移動可能とされている。そして、可動部材70は、
有底筒状部61における筒状部61B内に挿入される後
方側部分と、装弾室4を形成する環状部材4Aに係合す
る前方側部分と、後方側部分と前方側部分との間の中間
部分とを有しており、後方側部分には、弾性部材により
形成された環状シール部材71が装着されている。環状
シール部材71は、可動部材70における後方側部分が
有底筒状部61における筒状部61B内に挿入されると
き、筒状部61Bの内壁面に当接して、筒状部61Bの
内壁面と可動部材70における後方側部分の外周面との
間を密封する。
【0069】可動部材70と有底筒状部61における筒
状部61Bとには、コイルスプリング22の両端が夫々
取り付けられていて、可動部材70の全体が、コイルス
プリング22によって、有底筒状部61における底部が
形成する受圧部61A側に付勢されている。斯かる可動
部材70は、スライダ部60が基準位置にあるもとで
は、前方側部分が装弾室4を形成する環状部材4Aに係
合するとともに、後方側部分が有底筒状部61における
筒状部61B内に挿入される位置におかれる。
【0070】このような可動部材70には、第1の内部
空間73と第2の内部空間74とが互いに分離されて形
成されている。第1の内部空間73は、屈曲したガス通
路を成すものとされていて、一端が可動部材70の前方
側部分において装弾室4に向かって開口するとともに、
他端が可動部材70の中間部分において下方に向かって
開口している。可動部材70の中間部分における第1の
内部空間73の他端が形成する下方開口端部には、弁受
部73Aが設けられている。また、第2の内部空間74
も、屈曲したガス通路を成すものとされていて、一端が
可動部材70の後方側部分において受圧部61Aに向か
って開口するとともに他端が可動部材70の中間部分に
おいて下方に向かって開口している。従って、スライダ
部60が基準位置にあるもとでは、第1の内部空間73
の一端が装弾室4に連結され、また、第2の内部空間7
4の一端が受圧部61Aに近接対向するものとされるこ
とになる。
【0071】一方、グリップ部8内に挿入されて位置決
めが行われるケース40内における蓄圧室43の上方と
なる位置に、一端が蓄圧室43に連結されて可動部材7
0に向けて伸びるガス導出通路部44,ガス導出通路部
44に対するガス通路開閉部45、及び、可動弁部76
が配された通路連結部77が設けられている。
【0072】通路連結部77の内部には、可動弁部76
を収容した弁収容空間78が形成されている。弁収容空
間78は、それに蓄圧室43から伸びるガス導出通路部
44の他端が連結されており、さらに、スライダ部60
が基準位置にあるもとにおいて、スライダ部60の内側
に配された可動部材70における第1の内部空間73及
び第2の内部空間74の夫々に連結される。
【0073】従って、通路連結部77は、可動部材70
の外部に配されていて、スライダ部60が基準位置にあ
るとき、可動部材70のスライダ部60の基準位置に対
応する位置に応じて、ガス導出通路部44を、弁収容空
間78を通じて、可動部材70における第1の内部空間
73及び第2の内部空間74の夫々に連結することにな
る。斯かる際においては、通路連結部77における弁収
容空間78が、可動部材70の中間部分における第1の
内部空間73の他端が形成する下方開口端部及び第2の
内部空間74の他端が形成する下方開口端部の夫々に連
結される。
【0074】なお、通路連結部77における可動部材7
0の中間部分と相互当接する部分は、パッキング部材7
7Aによって構成されており、このパッキング部材77
A内に、弁収容空間78の可動部材70における第1の
内部空間73及び第2の内部空間74の夫々に連結され
る部分が形成されている。斯かるパッキング部材77A
が用いられることにより、通路連結部77における弁収
容空間78の、可動部材70の中間部分における第1の
内部空間73の下方開口端部及び第2の内部空間74の
下方開口端部との連結が、ガス漏れが防止される状態を
もって確実に行われる。
【0075】通路連結部77における弁収容空間78に
収容された可動弁部76は、大径頭部76Aと大径頭部
76Aから伸びる軸部76Bとが設けられたものとされ
ており、弁収容空間78内に突出するものとして通路連
結部77に設けられた支持部77Bにより軸部76Bが
支持されて、全体が移動可能とされている。そして、可
動弁部76は、スライダ部60が基準位置にあるとき、
スライダ部60の基準位置に対応する位置をとる可動部
材70の中間部分における、第1の内部空間73の他端
が形成する下方開口端部に、大径頭部76Aを対向させ
ることになる位置に配されている。
【0076】可動弁部76の軸部76Bにはコイルスプ
リング80が装着されており、このコイルスプリング8
0によって、可動弁部76の全体が、スライダ部60が
基準位置にあるとき、スライダ部60の基準位置に対応
する位置をとる可動部材70の中間部分における、第1
の内部空間73の他端が形成する下方開口端部から大径
頭部76Aを離隔させる方向に付勢されている。それに
より、可動弁部76は、弁収容空間78内において、定
常時においては、図11に示される如く、スライダ部6
0の基準位置に対応する位置をとる可動部材70におけ
る第1の内部空間73を開通させる状態に位置規制され
ている。このように位置規制された可動弁部76は、コ
イルスプリング80により付勢されて、ガス導出通路部
44を通じた蓄圧室43からのガスが可動部材70にお
ける第1の内部空間73を通じて装弾室4内の弾丸に作
用し得ることになる状態にある。
【0077】斯かる弁収容空間78に収容された可動弁
部76は、後述される所定の状態のもとで、コイルスプ
リング80の付勢力に抗して、コイルスプリング80を
圧縮する方向に移動して、大径頭部76Aを、スライダ
部60が基準位置にあるとき、スライダ部60の基準位
置に対応する位置をとる可動部材70の中間部分におけ
る、第1の内部空間73の他端が形成する下方開口端部
に設けられた弁受部73Aに当接させ、それにより、大
径頭部76Aによって可動部材70における第1の内部
空間73を遮断状態にする動作を行う。可動部材70に
おける第2の内部空間74は、可動弁部76の移動の如
何に関わらず、常時開通状態におかれる。第1の内部空
間73を遮断するものとされた可動弁部76は、ガス導
出通路部44を通じた蓄圧室43からのガスの可動部材
70における第1の内部空間73を通じて装弾室4に向
かう流れを阻止することになる状態におかれる。
【0078】このように構成される図11に示される例
にあっても、スライダ部60が、手動操作により一旦後
退せしめられて、その後退操作から解放されることによ
り、装弾室4に弾丸BBが装填されるとともに、スライ
ダ部60が基準位置に戻されて、通路連結部77がガス
導出通路部44を弁収容空間78を通じて可動部材70
における第1の内部空間73及び第2の内部空間74の
夫々に連結する状態がとられる。
【0079】そして、装弾室4に弾丸BBが装填される
とともに、通路連結部77がガス導出通路部44を弁収
容空間78を通じて可動部材70における第1の内部空
間73及び第2の内部空間74の夫々に連結する状態が
とられ、可動弁部76が、コイルスプリング80により
付勢されて、ガス導出通路部44を通じた蓄圧室43か
らのガスが可動部材70の第1の内部空間73を通じて
装弾室4内の弾丸に作用し得ることになる状態にあるも
とで、トリガ1が引かれると、第2のハンマー7に取り
付けられた回動アーム36が、ガス通路開閉部45に設
けられたロッド51を、それに装着されたコイルスプリ
ング52を圧縮させつつ押圧し、ガス通路開閉部45が
ガス導出通路部44を閉状態にする位置からガス導出通
路部44を開状態にする位置へと移動せしめられて、ガ
ス導出通路部44が開状態とされる。そして、第2のハ
ンマー7が、ガス通路開閉部45にガス導出通路部44
を開状態となす位置を維持させる。
【0080】開状態とされたガス導出通路部44を通じ
た蓄圧室43からのガスは、直ちに、通路連結部77内
に流入する。このとき、通路連結部77における弁収容
空間78に収容された可動弁部76は、可動部材70に
おける第1の内部空間73を開通状態にして、ガス導出
通路部44を通じた蓄圧室43からのガスが可動部材7
0の第1の内部空間73を通じて装弾室4内の弾丸に作
用し得ることになる状態にあるので、可動部材70にお
ける第1の内部空間73及び第2の内部空間74の両者
が開通状態とされている。従って、通路連結部77内に
流入するガスは、通路連結部77における弁収容空間7
8に充満し、さらに、可動部材70における第1の内部
空間73を通じて、装弾室4に装填された弾丸BBに到
達するとともに、可動部材70における第2の内部空間
74を通じて受圧部61Aに到達する。
【0081】このとき、装弾室4内の弾丸BBが装弾室
4からインナーバレル2I内へと前方に押し出されるに
要されるガス圧が、受圧部61Aが有底筒状部61及び
スライダ部60を伴って後方に移動せしめられるに要さ
れるガス圧に比して小とされている。従って、受圧部6
1Aに作用するガス圧により受圧部61Aが有底筒状部
61及びスライダ部60を伴って後方に移動する状態が
とられることなく、装弾室4内の弾丸BBに作用するガ
ス圧によって、装弾室4内の弾丸BBが、装弾室4から
インナーバレル2I内へと前方に押し出され、可動部材
70内における第1の内部空間73からインナーバレル
2I内へと流入するガスによりインナーバレル2I内に
おいて加速されて前進し、インナーバレル2Iの先端か
ら飛び出すものとされて、発射される。このようにし
て、蓄圧室43からのガスが装弾室4内の弾丸の発射に
利用されることになる。
【0082】弾丸BBがインナーバレル2Iから飛び出
すと、可動部材70における第1の内部空間73からイ
ンナーバレル2I内へと流入したガスがインナーバレル
2Iの先端から大気中に放出され、それにより、インナ
ーバレル2I内及び可動部材70における第1の内部空
間73内のガス圧が急激に低下する。斯かる可動部材7
0における第1の内部空間73内のガス圧の急激な低下
は、通路連結部77における弁収容空間78に配された
可動弁部76に、それを可動部材70における第1の内
部空間73側に引き込む負圧として作用し、可動弁部7
6が、コイルスプリング80の付勢力に抗して可動部材
70における第1の内部空間73に向けて移動せしめら
れ、可動弁部76における大径頭部76Aが、可動部材
70の中間部分における第1の内部空間73の他端が形
成する下方開口端部に設けられた弁受部73Aに当接し
て、可動部材70における第1の内部空間73を遮断状
態にする。それにより、可動弁部76によって、ガス導
出通路部44を通じたガスの、可動部材70における第
1の内部空間73を通じて装弾室4に向かう流れが阻止
されることになる。
【0083】このようにして、可動弁部76により、ガ
ス導出通路部44を通じたガスの可動部材70における
第1の内部空間73を通じて装弾室4に向かう流れが阻
止されると、蓄圧室43からガス導出通路部44を通じ
て通路連結部77における弁収容空間78に流入したガ
スは、可動部材70における第1の内部空間73に流入
することなく、可動部材70における第2の内部空間7
4を通じて受圧部61Aに向かうことになり、受圧部6
1Aに作用するガス圧が急激に増大する。それにより、
増大したガス圧によって、受圧部61Aが、有底筒状部
61内において可動部材70における後方側部分の端面
部との間に形成される可変容積圧力室を増大させつつ急
速に後方に移動せしめられ、それに伴って、スライダ部
60がコイルスプリング17の付勢力に抗して急速に後
退せしめられる。即ち、蓄圧室43からのガスがスライ
ダ部60の後退に利用されるのである。
【0084】その後の動作は、前述された図2に示され
る例における動作の場合と同様に進行し、スライダ部6
0の最後方位置までの後退及びスライダ部60の後退に
伴う可動部材70の後退、さらには、その後のスライダ
部60の可動部材70を伴った前進による基準位置への
復帰が行われて、装弾室4に新たな弾丸BBが装填され
る。
【0085】このようなもとで、通路連結部77におけ
る弁収容空間78に配された可動弁部76は、スライダ
部60が基準位置にあって、可動部材70がスライダ部
60の基準位置に対応する位置をとり、蓄圧室43から
伸びるガス導出通路部44が、通路連結部77における
弁収容空間78を通じて可動部材70における第1及び
第2の内部空間73及び74に連結されたもとで、ガス
通路開閉部45がガス導出通路部44を開状態にする期
間において、可動部材70における第1の内部空間73
を開通状態として、ガス導出通路部44を通じたガスを
通路連結部77における弁収容空間78を通じ、さら
に、可動部材70の第1の内部空間73を通じて装弾室
4に供給された弾丸BBに作用させる第1の状態から、
可動部材70における第1の内部空間73を遮断状態と
して、ガス導出通路部44を通じたガスの、通路連結部
77における弁収容空間78及び可動部材70における
第1の内部空間73を通じて、装弾室4に向かう流れを
阻止して、ガス導出通路部44を通じたガスを、通路連
結部77における弁収容空間78を通じ、さらに、可動
部材70の第2の内部空間74を通じて受圧部61Aに
向かわせる第2の状態に移行し、その第2の状態のもと
でガス圧により受圧部61Aをスライダ部60を伴って
後方に移動させることになる。
【0086】そして、斯かる可動弁部76の動作の結
果、インナーバレル2Iから弾丸BBが発射された後
に、急激に増大せしめられる受圧部61Aに作用するガ
ス圧によってスライダ部60の後退が開始されるので、
弾丸BBの発射に際してスライダ部60がその移動によ
る影響をバレル部2に及ぼすことが回避される。従っ
て、インナーバレル2Iから発射される弾丸BBの方向
に狂いが生じることが防止されることになる。
【0087】上述の図2に示される例及び図11に示さ
れる例の夫々における可動部材20もしくは70,通路
連結部47もしくは77等の構成は、本願の特許請求の
範囲における請求項1から請求項6までのいずれかに記
載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃が備える
べき構成の要部を、例示するものであって、それらを限
定するものではない。即ち、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項1から請求項6までのいずれかに記載された
発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃は、上述の可動部
材20もしくは70とは具体的構成を異にする可動部
材、さらには、上述の通路連結部47もしくは77とは
具体的構成を異にする、可動部材の外部に配された可動
弁部を収容した通路連結部を含んだ構成をとるものとさ
れてもよいこと勿論である。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項6までのいず
れかに記載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃
によれば、トリガ部が操作されると、その操作に応じて
開始される一連の動作が、先ず、ハンマー部の回動が行
われ、そのハンマー部の回動に応じて、可動部材の外部
に配された可動弁部の作用により、装弾室内の弾丸の発
射が行われるとともに、スライダ部の後退及びその後の
前進が行われて、装弾室に対する弾丸の供給がなされ
る、という順序に従って行われるものとされる。そし
て、それにより、装弾室内の弾丸の発射に際し、バレル
部にスライダ部の移動の影響が及ぼされる事態を確実に
回避できるので、発射される弾丸の方向に狂いが生じる
ことを防止できる。しかも、可動弁部が可動部材の外部
に配されることにより、可動部材の構成の簡略化を図る
ことができる。
【0089】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項6に記載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具
銃によれば、可動部材の外部における通路連結部に配さ
れた可動弁部が、スプリング部材の付勢力に従って、ガ
ス導出通路部を通じた蓄圧室からのガスを可動部材の内
部空間を通じて装弾室内の弾丸に作用させる第1の状態
をとるとともに、蓄圧室からのガスが装弾室内の弾丸の
発射に利用されることによる可動部材の内部空間のガス
圧の低下に伴って、スプリング部材の付勢力に抗して移
動せしめられ、ガス導出通路部を通じたガスの可動部材
の内部空間を通じて装弾室に向かう流れを阻止して、ガ
ス導出通路部を通じたガスを可動部材の内部空間を通じ
て受圧部に向かわせる第2の状態をとるものとされるの
で、可動部材及びその可動部材が配される通路連結部の
構成を、極めて簡略化されたものとなすことができ、し
かも、可動部材を確実に作動するものとなすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の特許請求の範囲における請求項1から請
求項6までのいずれかに記載された発明に係る自動弾丸
供給機構付玩具銃の一例についての構成及び動作説明に
供される断面図である。
【図2】本願の特許請求の範囲における請求項1から請
求項6までのいずれかに記載された発明に係る自動弾丸
供給機構付玩具銃の一例を示す断面図である。
【図3】図2に示される例についての構成及び動作説明
に供される部分断面図である。
【図4】図2に示される例についての構成及び動作説明
に供される部分断面図である。
【図5】図2に示される例についての構成及び動作説明
に供される断面図である。
【図6】図2に示される例についての構成及び動作説明
に供される部分断面図である。
【図7】図2に示される例についての構成及び動作説明
に供される部分断面図である。
【図8】図2に示される例についての構成及び動作説明
に供される部分断面図である。
【図9】図2に示される例についての構成及び動作説明
に供される部分断面図である。
【図10】図2に示される例についての構成及び動作説
明に供される部分断面図である。
【図11】本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項6までのいずれかに記載された発明に係る自動弾
丸供給機構付玩具銃の他の例の要部を示す部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1 トリガ 2 バレル部 2I インナーバレル 2U アウターバレル 4 装弾室 4A 環状部材 6 第1のハンマー 7 第2のハンマー 8 グリップ部 10 玩具銃本体 15 回動レバー 16 可動当接部材 17,22,26,50,52,80 コイルスプリ
ング 20,70 可動部材 23,73 第1の内部空間 24,74 第2の内部空間 30,37 トグルスプリング 31 ロック部材 36 回動アーム 40 ケース 41 弾倉 43 蓄圧室 44 ガス導出通路部 45 ガス通路開閉部 46,76 可動弁部 47,77 通路連結部 48,78 弁収容空間 49A 第1の通路部 49B 第2の通路部 51 ロッド 60 スライダ部 61 有底筒状部 61A 受圧部 BB 弾丸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バレル部の後端部分に設けられて弾倉部か
    ら弾丸が供給される装弾室と、 上記バレル部に沿う方向に移動し得るものとされ、後退
    せしめられるとき上記弾倉部から上記装弾室への弾丸の
    自動供給のための準備を行うスライダ部と、 該スライダ部における上記バレル部の後方となる部分内
    に設けられ、上記スライダ部と一体的に移動する受圧部
    と、 内部空間が形成されて上記装弾室の後方に配され、上記
    スライダ部の移動方向に沿う方向に移動可能とされる可
    動部材と、 該可動部材に向かって伸びるガス導出通路部が連結され
    て配される蓄圧室と、 上記ガス導出通路部を開閉制御するガス通路開閉部と、 上記可動部材の外部に配され、上記可動部材の位置に応
    じて、上記ガス導出通路部を上記可動部材の内部空間に
    連結する状態におかれる通路連結部と、 該通路連結部内に配され、上記通路連結部により上記ガ
    ス導出通路部が上記可動部材の内部空間に連結されると
    ともに上記ガス通路開閉部が上記ガス導出通路部を開状
    態にする期間において、上記ガス導出通路部を通じた上
    記蓄圧室からのガスを上記可動部材の内部空間を通じて
    上記装弾室内の弾丸に作用させる第1の状態から、上記
    ガス導出通路部を通じたガスの上記可動部材の内部空間
    を通じて上記装弾室に向かう流れを阻止して、上記ガス
    導出通路部を通じたガスを上記可動部材の内部空間を通
    じて上記受圧部に向かわせる第2の状態に移行し、該第
    2の状態のもとでガス圧により上記受圧部を上記スライ
    ダ部を伴って後方に移動させる可動弁部と、 上記装弾室内の弾丸を発射させるべく操作されるトリガ
    部に連動した回動を行い、該回動に伴って上記ガス通路
    開閉部を押圧移動させることにより、上記蓄圧室からの
    ガスに、上記ガス導出通路部及び上記可動部材の内部空
    間を通じて上記装弾室に向かう流れを生じ、その後、上
    記ガス導出通路部及び上記可動部材の内部空間を通じて
    上記装弾室に向かう流れが阻止される状態をとらせるハ
    ンマー部と、を備えて構成される自動弾丸供給機構付玩
    具銃。
  2. 【請求項2】ガス通路開閉部が、ハンマー部の回動に伴
    う押圧力が作用せしめられるロッド部材を備えて成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動弾丸供給機構付玩具
    銃。
  3. 【請求項3】ハンマー部が、該ハンマー部の回動に伴う
    押圧力をガス通路開閉部が備えるロッド部材に伝達する
    回動部材を備えることを特徴とする請求項2記載の自動
    弾丸供給機構付玩具銃。
  4. 【請求項4】ハンマー部が、トリガ部の操作に連動して
    ガス通路開閉部に押圧移動を行わせるとともに、スライ
    ダ部の後退に連動して上記ガス通路開閉部の押圧移動を
    解除することを特徴とする請求項1記載の自動弾丸供給
    機構付玩具銃。
  5. 【請求項5】ハンマー部がスライダ部の後退に連動して
    回動を行うとき付勢力を蓄え、該付勢力をトリガ部の操
    作に連動して上記ハンマー部に作用させることにより、
    上記ハンマー部にガス通路開閉部を押圧移動させる回動
    を行わせるスプリング部材が設けられたことを特徴とす
    る請求項4記載の自動弾丸供給機構付玩具銃。
  6. 【請求項6】可動弁部を所定の方向に付勢するスプリン
    グ部材が設けられ、上記可動弁部が、上記スプリング部
    材の付勢力に従って、上記ガス導出通路部を通じた蓄圧
    室からのガスを可動部材の内部空間を通じて装弾室内の
    弾丸に作用させる第1の状態をとるとともに、上記蓄圧
    室からのガスが上記装弾室内の弾丸の発射に利用される
    ことによる上記可動部材の内部空間のガス圧の低下に伴
    って、上記スプリング部材の付勢力に抗して移動せしめ
    られ、上記ガス導出通路部を通じたガスの上記可動部材
    の内部空間を通じて上記装弾室に向かう流れを阻止し
    て、上記ガス導出通路部を通じたガスを上記可動部材の
    内部空間を通じて受圧部に向かわせる第2の状態をとる
    ことを特徴とする請求項1記載の自動弾丸供給機構付玩
    具銃。
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