JPH11315708A - シリンダヘッドの潤滑油通路構造 - Google Patents

シリンダヘッドの潤滑油通路構造

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JPH11315708A
JPH11315708A JP13608098A JP13608098A JPH11315708A JP H11315708 A JPH11315708 A JP H11315708A JP 13608098 A JP13608098 A JP 13608098A JP 13608098 A JP13608098 A JP 13608098A JP H11315708 A JPH11315708 A JP H11315708A
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JP
Japan
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oil passage
oil
cylinder head
shaft
shaft end
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JP13608098A
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English (en)
Inventor
Ryuji Tanaka
竜司 田中
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シリンダヘッドの潤滑油通路構造において、
スラスト受部材のレイアウトの自由度を大きくするとと
もに、スラスト受部材を容易に潤滑させることにある。 【解決手段】 スラスト受部材62をカム軸12の端部
位のシャフトエンドジャーナル22から中央側に離間さ
せてカム軸に設け、シャフトエンドジャーナルを軸支す
る端側のシャフトエンドハウジング32にはスラスト受
部材が係合する位置決め用溝66を設け、この位置決め
用溝に延長する油路86を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シリンダヘッド
の潤滑油通路構造に係り、特にカム軸の軸方向の位置決
めをするスラスト受部材に潤滑油を導くシリンダヘッド
の潤滑油通路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジンにおいては、シリンダブ
ロックにシリンダヘッドを載置して設け、シリンダヘッ
ドにカム軸のシャフトジャーナルをシャフトハウジング
で軸支して設け、カム軸の軸方向の位置決めをするスラ
スト受部材をカム軸に設けている。
【0003】即ち、図21に示す如く、エンジン802
にあっては、シリンダヘッド804にフロントシャフト
エンドハウジング806でカム軸808の前端部位側の
フロントシャフトエンドジャーナル810を軸支して設
け、このフロントシャフトエンドジャーナル810には
カム軸808の軸方向の位置決めをするスラスト受部材
812を設け、また、カム軸808の前端部位にカムス
プロケット814を取付け、このカムスプロケット81
4にタイミングチェーン816を巻掛けて設け、更に、
カム軸808には軸方向にシャフト油路818を形成す
るとともにこのシャフト油路818に連通して径方向に
指向する連絡油路820を形成し、この連絡油路820
に連通する連絡油溝822をフロントシャフトエンドハ
ウジング806の内面に形成している。
【0004】これにより、カム軸808のフロントシャ
フトエンドジャーナル810の両端側で、フロントシャ
フトエンドハウジング806の一側、他側が一側、他側
スラスト面部824−1、824−2となり、スラスト
受部材812とフロントシャフトエンドハウジング80
6とによってカム軸808の軸方向の位置決めを行わ
せ、また、一側、他側スラスト面部824−1、824
−2の潤滑にあっては、シャフト油路818からのオイ
ルが連絡油路820、連絡油溝822を経てフロントシ
ャフトエンドジャーナル810の外周面に至って潤滑を
し、ここから溢れ出たオイルが一側、他側スラスト面部
824−1、824−2の潤滑を行っている。
【0005】また、図22に示す如く、エンジン902
にあっては、シリンダヘッド904にカム軸906の後
端部位側のリアシャフトエンドジャーナル908を軸支
して設け、このリアシャフトエンドジャーナル908の
後端部位にスラスト受部材910を設け、このスラスト
受部材910をシリンダヘッド904の一側スラスト面
部912−1とカム軸806の軸方向に設けたデストリ
ビュータ914のデストリビュータケース916の他側
スラスト面部912−2とによって挾持させてカム軸9
06の軸方向の位置決めを行わせ、また、カム軸906
の端面とデストリビュータケース916との間に空間9
18を形成し、この空間918に連通するオイル抜き油
路920をカム軸906に形成している。
【0006】これにより、スラスト受部材910が一
側、他側スラスト面部912−1、912−2で挾持さ
れていることにより、カム軸906の軸方向の位置決め
が行われ、また、シリンダヘッド904からリアシャフ
トエンドジャーナル908にオイルが供給され、このリ
アシャフトエンドジャーナル908から溢れ出たオイル
がスラスト受部材910を潤滑し、そして、そのオイル
及び圧力がオイル抜き油路920を経てシリンダヘッド
904のカム室内に戻される。
【0007】また、このようなシリンダヘッドの潤滑油
通路構造としては、例えば、特開平8−218818号
公報、特開平9−236002号公報、特開平8−31
2312号公報、特開平8−218836号公報、特開
平7−279638号公報、特開平8−260931号
公報に開示されている。特開平8−218818号公報
に記載のものは、カムシャフトエンドジャーナルのプラ
グ取付構造において、分割型ホルダの端部位の開口部に
プラグをワンタッチで嵌合させるものである。特開平9
−236002号公報に記載のものは、カムキャップ構
造において、外側、内側キャップ部と仕切壁とを一体部
材で構成したものである。特開平8−312312号公
報に記載のものは、カム軸の軸受装置において、吸気カ
ム軸のつば部分を軸受部とキャップ体とに保持したもの
である。特開平8−218836号公報に記載のもの
は、オイルをカム軸受とカム軸のシャフトジャーナルと
の間に供給するカム軸受の潤滑構造において、下部軸受
の幅が上部軸受の幅に比べて小さく設定されたカム軸受
においても、確実な潤滑を行わせるものである。特開平
7−279638号公報に記載のものは、吸気カム軸側
の軸受キャップ体と排気カム軸側の軸受キャップ体とを
一体的に連絡する第1連結部に潤滑分配通路を設け、各
第1連結部の相互間を連結する第2連結部には各第1連
結部における潤滑油分配通路の相互間を連通する潤滑油
連絡通路を設けたものである。特開平8−260931
号公報に記載のものは、カムジャーナルボルト孔をメイ
ンギャラリまで貫通させるとともに、カムジャーナルホ
ルダアッパ部とカムジャーナルホルダアンダ部との合わ
せ部分に、カムジャーナルボルト孔とカムジャーナルと
の間に渡る溝を形成し、もって、カムジャーナルボルト
孔および溝を介してオイルを導くものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、カム
軸のシャフトエンドジャーナルにスラスト受部材を設け
る際に、レイアウト上、各部品の設置箇所によってはス
ラスト受部材の位置に制約を受け、カム軸のシャフトエ
ンドジャーナルやその周辺にスラスト受部材を設けるこ
とができない場合があるという不都合があった。
【0009】また、スラスト受部材を潤滑するために、
特別に油路をカム軸等に形成しているので、加工工程が
増加するとともに、レイアウトの自由度が小さくなると
いう不都合があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、エンジンのシリンダヘッ
ドにカム軸のシャフトジャーナルをシャフトハウジング
で軸支して設け、前記カム軸の軸方向の位置決めをする
スラスト受部材を前記カム軸に設け、前記スラスト受部
材に潤滑油を導くシリンダヘッドの潤滑油通路構造にお
いて、前記スラスト受部材を前記カム軸の端部位のシャ
フトエンドジャーナルから中央側に離間させて前記カム
軸に設け、前記シャフトエンドジャーナルを軸支する端
側のシャフトエンドハウジングには前記スラスト受部材
が係合する位置決め用溝を設け、この位置決め用溝に延
長する油路を設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明は、スラスト受部材をシ
ャフトエンドジャーナルよりも中央側のカム軸に設け、
このスラスト受部材をシャフトエンドハウジングの位置
決め用溝で係合させるので、レイアウト上、スラスト受
部材をカム軸の端部位に設置することができない場合で
も、シリンダヘッドのカム室の空間を利用してスラスト
受部材をカム軸に設けることができ、また、スラスト受
部材の潤滑を、特別に油路を設けなくても実施すること
ができ、加工工程を低減するとともに、レイアウトの自
由度を大きくすることができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜3は、この発明の第1実
施例を示すものである。図3において、2は例えば3つ
の気筒を有する多気筒用のエンジン、4はシリンダブロ
ック(図示せず)に載置されたシリンダヘッド、6は燃
焼室、8は点火栓である。
【0013】シリンダヘッド4には、例えば、複数の吸
気カム10を備えた吸気カム軸12が軸支して設けられ
る。即ち、吸気カム軸12は、吸気フロントシャフトエ
ンドジャーナル14、吸気第1センタシャフトジャーナ
ル16、吸気第2センタシャフトジャーナル18、吸気
第3センタシャフトジャーナル20、吸気リアシャフト
エンドジャーナル22が、吸気フロントシャフトエンド
ハウジング24、吸気第1センタシャフトハウジング2
6、吸気第2センタシャフトハウジング28、吸気第3
センタシャフトハウジング30、リアシャフトエンドハ
ウジング32によってシリンダヘッド4に軸支して設け
られている。吸気リアシャフトエンドジャーナル22
は、長さL1 に形成されている。
【0014】吸気カム10は、吸気カム軸12の回転に
より、タペット34を介して吸気弁36を作動するもの
である。
【0015】吸気カム軸12の一端側の前側端部位に
は、吸気スプロケット取付ボルト38によって吸気カム
スプロケット40が取付けられている。この吸気カムス
プロケット40には、タイミングチェーン42が巻掛け
て設けられている。
【0016】エンジン2の前側においては、シリンダブ
ロックとシリンダヘッド4とに跨がり、タイミングチェ
ーン42を覆ってチェーン室44を形成するように被包
部材46が取付けられている。この被包部材46は、チ
ェーンカバー又はオイルポンプケースからなる。
【0017】チェーン室44内で、シリンダヘッド4に
は、チェーンテンショナ48が取付けられている。
【0018】この被包部材46の上面とリアシャフトエ
ンドハウジング32の上面とには、カム室50を形成す
るようにシリンダヘッドカバー52が載置して設けられ
る。このシリンダヘッドカバー52には、センサ機構5
4が設けられる。このセンサ機構54は、吸気カムスプ
ロケット40の回転をカム角として検出するように、吸
気カムスプロケット40の外周面のセンシング突起部5
4aと、シリンダヘッドカバー52のセンサ取付孔56
に直接取付けられた本体54bとからなる。
【0019】また、吸気カム軸10の前側端部位には、
吸気スプロケット取付ボルト38及び複数のアクチュエ
ータ取付ボルト58によって、油圧機器として、可変バ
ルブタイミング装置の油圧アクチュエータ60が取付け
られている。
【0020】吸気カム軸12の他端側の後側端部位に
は、スラスト受部材としてのスラストプレート62が圧
入又は一体的に設けられる。このスラストプレート62
は、リアシャフトエンドジャーナル32の端面から距離
2 だけ離間して中央側で吸気カム軸12に設けられて
いるとともに、カム室50のデットスぺースのカム室空
間50aに配設される。
【0021】リアシャフトエンドハウジング32は、ス
ラストプレート62よりも前方に延設したフロント側部
32aと、吸気カム軸12の後端面よりも距離L3 だけ
後側でシリンダヘッド4の後面まで延設したリア側部3
2bと、フロント側部32aに連設してシリンダヘッド
カバー52を載置するカバー載置部32cとからなる。
このカバー載置部32cとシリンダヘッドカバー52間
には、シール材64が介設されている。
【0022】また、フロント側部32aの内面には、ス
ラストプレート62を係合させる位置決め用溝66が窪
んで形成されている。位置決め用溝66にスラストプレ
ート62を挿入した際には、スラストプレート62の外
周面と位置決め用溝66の内周面との間に、オイル通路
隙間S1 が形成される。
【0023】シリンダヘッド4の後端面とリアシャフト
ハウジング32の後端面とには、吸気カム軸12の後端
面と共働して空間68を形成する閉塞部材であるサイド
プレート70が取付けられる。この時、空間68を密閉
するように、シリンダヘッド4とリアシャフトエンドハ
ウジング32とサイドプレート70間には、Oリング7
2が介設される。
【0024】吸気カム軸12の吸気リアシャフトエンド
ジャーナル22には、オイルを油圧アクチュエータ60
に導く遅角、進角シャフト油路74、76が軸方向に形
成されているとともに、この遅角、進角シャフト油路7
4、76に連通し且つ吸気リアシャフトエンドジャーナ
ル22の外周面に開口するように径方向に指向する遅
角、進角油路78、80が形成されている。
【0025】リアシャフトエンドハウジング32の内面
には、遅角、進角油路78、80に連通する連絡油溝と
して、遅角油溝82と進角油溝84とが形成されてい
る。
【0026】また、リアシャフトエンドハウジング32
の内面には、空間68に連通して位置決め用溝66に延
長する油路として、オイル抜き油路86が形成される。
このオイル抜き油路86は、リアシャフトハウジング3
2の内面で径方向に指向して空間68に開口する第1オ
イル抜き油路86aと、この第1オイル抜き油路86a
に連通して吸気カム軸12と略平行で位置決め用溝66
を通過してフロント側部32aの前方に開口する第2オ
イル抜き油路86bとからなる。
【0027】スラストプレート62には、オイル抜き通
路86に対応する箇所でオイル通過部としてのオイル通
過孔88が形成されている。
【0028】従って、リアシャフトエンドハウジング3
2の位置決め用溝66にスラストプレート70の外周縁
が挿入することから、リアシャフトエンドハウジング3
2の位置決め用溝66の軸方向には、一側スラスト面部
90−1と他側スラスト面部90−2とが形成される。
この一側スラスト面部90−1と他側スラスト面部90
−2とは、スラストプレート62を挾持して吸気カム軸
12の軸方向の位置決めを行うものである。
【0029】次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0030】スラストプレート62が位置決め用溝66
内に位置することにより、吸気カム軸12の軸方向の位
置決めが行われ、吸気カム軸12の軸方向のガタツキを
規制する。
【0031】これにより、レイアウト上、スラストプレ
ート62を吸気リアシャフトエンドジャーナル22の端
部位に配設することができない場合でも、スラストプレ
ート62を吸気リアシャフトエンドジャーナル22より
も中央側で且つカム室空間50aを利用して配設するこ
とができるので、レイアウトの自由度を大きくすること
ができる。
【0032】また、潤滑にあっては、遅角、進角シャフ
ト油路74、76のオイルは、遅角、進角油路78、8
0から遅角、進角油溝82、84に至り、吸気リアシャ
フトエンドジャーナル22の外周面とリアシャフトエン
ドハウジング32の内周面との間に流入し、吸気リアシ
ャフトエンドジャーナル22を潤滑する。
【0033】そして、この吸気リアシャフトエンドジャ
ーナル22を潤滑して溢れ出たオイルは、密閉された空
間68内に流入し、そして、オイル抜き油路86に流入
する。これにより、空間68内でオイルの圧力が異常に
高くなるのを回避し、Oリング72が損傷するのを防止
してOリング72の機能を良好とし空間68内のオイル
が外部に流出するのを防止することができる。つまり、
スラストプレート62の潤滑を、空間68のオイルの圧
力を抜くオイル抜き油路86を利用して行うので、特別
に潤滑用の油路を不要とし、構成が簡単になるととも
に、レイアウトの自由度をさらに大きくすることができ
る。
【0034】更に、オイル抜き油路86のオイルは、位
置決め用溝66に至り、これにより、スラストプレート
62と一側、他側スラスト面部90−1、90−2との
潤滑を果し、スラストプレート62に焼き付き等が発生
するのを防止することができる。
【0035】終には、オイル抜き油路86のオイルは、
オイル通路隙間S1 及びオイル通過孔88の存在によ
り、シリンダヘッド4のカム室50内に円滑に流去す
る。これにより、空間68の圧力を容易に抜くととも
に、スラストプレート62の潤滑を円滑に果すことがで
きる。
【0036】また、スラストプレート62等を潤滑する
ために、特別な油路を不要とし、構成を簡単にすること
ができる。
【0037】更に、スラストプレート62にオイル通過
部としてのオイル通過孔88を形成したので、オイルの
戻りを妨げることなく、スラストプレート62を円滑に
潤滑することができる。
【0038】図4〜15は、この発明の第2実施例を示
すものである。図5〜7において、102は例えば3つ
の気筒を有する多気筒用のエンジン、104はシリンダ
ブロック(図示せず)に載置されたシリンダヘッド、1
06は燃焼室、108は点火栓である。
【0039】シリンダヘッド104には、例えば、複数
の吸気カム110を備えた吸気カム軸112と複数の排
気カム114を備えた排気カム軸116が軸支して設け
られる。即ち、吸気カム軸112は、吸気フロントシャ
フトエンドジャーナル118、吸気第1センタシャフト
ジャーナル120、吸気第2センタシャフトジャーナル
122、吸気第3センタシャフトジャーナル124、吸
気リアシャフトエンドジャーナル126が、吸気フロン
トシャフトエンドハウジング128、吸気第1センタシ
ャフトハウジング130、吸気第2センタシャフトハウ
ジング132、吸気第3センタシャフトハウジング13
4、リアシャフトエンドハウジング136によってシリ
ンダヘッド104に軸支して設けられている。吸気リア
シャフトエンドジャーナル126は、長さL1 に形成さ
れている。吸気カム110は、吸気カム軸112の回転
により、吸気タペット138を介して吸気弁140を作
動するものである。
【0040】また、排気カム軸16は、排気フロントシ
ャフトエンドジャーナル142、排気第1センタシャフ
トジャーナル144、排気第2センタシャフトジャーナ
ル146、排気リアシャフトジャーナル148が、排気
フロントシャフトエンドハウジング150、排気第1セ
ンタシャフトハウジング152、排気第2センタシャフ
トハウジング154、排気リアシャフトエンドハウジン
グ156によってシリンダヘッド104に軸支して設け
られている。
【0041】吸気カム軸112の一端側の前側端部位に
は、吸気スプロケット取付ボルト158によって吸気カ
ムスプロケット160が取付けられている。排気カム軸
116の一端側の前側端部位には、排気スプロケット取
付ボルト162によって排気カムスプロケット164が
取付けられている。この吸気カムスプロケット160と
排気カムスプロケット164とは、タイミングチェーン
166が巻掛けて設けられている。
【0042】エンジン102の前方においては、シリン
ダブロックとシリンダヘッド104とに跨って、タイミ
ングチェーン166を覆ってチェーン室168を形成す
るように被包部材170が取付けられている。この被包
部材170は、チェーンカバー又はオイルポンプケース
からなる。
【0043】チェーン室168内で、シリンダヘッド1
04には、チェーンテンショナ172が取付けられてい
る。
【0044】被包部材170の上面とリアシャフトエン
ドハウジング136の上面とには、カム室174を形成
するように、シリンダヘッドカバー176が載置して設
けられる。
【0045】このシリンダヘッドカバー176には、第
1センサ機構178が設けられる。この第1センサ機構
178は、吸気カムスプロケット160の回転を検出す
るように、吸気カムスプロケット160の外周面の第1
センシング突起部178aと、シリンダヘッドカバー1
76の第1センサ取付孔176aに直接取付けられた第
1センサ本体178bとからなる。
【0046】また、吸気カム軸110の一端側の前側端
部位には、吸気スプロケット取付ボルト158及び複数
のアクチュエータ取付ボルト180によって、油圧機器
として、可変バルブタイミング装置の油圧アクチュエー
タ182が取付けられている。
【0047】また、吸気カム軸112には、軸方向に3
本の遅角、進角、潤滑用シャフト油路184、186、
188が形成されているとともに、後側端部位で径方向
に指向して遅角、進角シャフト油路184、186及び
吸気リアシャフトエンドジャーナル126の外周面に開
口する遅角、進角油路190、192が形成されてい
る。
【0048】リアシャフトエンドハウジング136は、
図8〜15に示す如く、構成されている。即ち、リアシ
ャフトエンドハウジング136の下面には、吸気カム軸
112のカム軸受部194が所定のジャーナル長さL2
で形成されているとともに、排気カム軸116側で凹所
196が形成されている。リアシャフトエンドハウジン
グ136の上面には、第2センサ取付孔198及びセン
サ取付ねじ孔200を形成したセンサ取付ボス202が
設けられているとともに、ユニオンボルト孔204が形
成され、また、ヘッドカバー取付ねじ孔206が形成さ
れ、更に、複数のハウジング取付ねじ孔208が形成さ
れている。リアシャフトエンドハウジング136の後面
には、オイル制御弁取付孔210とオイル制御弁取付ね
じ孔212とが形成されている。リアシャフトエンドハ
ウジング136の前面には、ヘッドカバー載置部214
が形成されている。リアシャフトエンドハウジング13
6には、図13に示す如く、オイル制御弁取付孔210
とカム軸受部194とを連通するバルブ側油路216が
形成されているとともに、このバルブ側油路216に連
通する遅角油溝218と進角油溝220とが形成されて
いる。
【0049】また、リアシャフトエンドハウジング13
6には、第2センサ取付孔198部位で径方向に指向す
る半円形状の位置決め用溝222が形成され、よって、
軸方向に一側スラスト面部224−1と他側スラスト面
部224−2とが形成される。
【0050】吸気カム軸112には、第2センサ機構2
26のセンシングロータ228が一体的に設けられる。
このセンシングロータ228は、図4に示す如く、吸気
リアシャフトエンドジャーナル126から距離L4 だけ
中央側に位置し、且つ、カム室174のカム室空間17
4aに配設され、位置決め用溝222内に位置してスラ
スト部材としての機能をも有するものである。
【0051】このリアシャフトエンドハウジング136
は、図7に示す如く、ハウジング取付ボルト230によ
ってシリンダヘッド104に取付けられる。そして、セ
ンサ取付ボス202には、第2センサ機構226の第2
センサ本体232がセンサブラケット234を介してセ
ンサ取付ボルト236によって取付けられる。第2セン
サ本体232は、第2センサ取付孔198内に挿入され
る。オイル制御弁取付孔210には、オイル制御弁23
8が挿着される。このオイル制御弁238は、吸気カム
軸112及び排気カム軸116と並列に設けられ、バル
ブブラケット240を介してバルブ取付ボルト242に
よってリアシャフトエンドハウジング136に固定され
る。ユニオンボルト孔204には、ユニオンボルト24
4が螺着して設けられる。このユニオンボルト244に
は、オイルポンプ(図示せず)からのオイルを導くオイ
ルパイプ246が取付けられる。
【0052】また、シリンダヘッド104の後端面とリ
アシャフトエンドハウジング136の後端面とには、吸
気カム軸112の後端面と共働して空間248を形成す
るように、閉塞部材としてのサイドプレート250がプ
レート取付ボルト252で取付けられる。この時、シリ
ンダヘッド104とリアシャフトエンドハウジング13
6とサイドプレート250との間には、シールを果すO
リング254が介設される。
【0053】リアシャフトエンドハウジング136に
は、空間248に連通し且つカム室174に開口するオ
イル抜き油路256が形成される。このオイル抜き油路
256は、空間248に連通し径方向に指向する第1オ
イル抜き油路256aと、この第1オイル抜き油路25
6aに連通して軸方向に指向して前方に開口する第2オ
イル抜き油路256bとからなる。
【0054】次に、この第2実施例の作用を説明する。
【0055】オイルポンプで圧送されたオイルは、オイ
ルフィルタを経てメインギャラリに至り、そして、分岐
されてオイルパイプ246からユニオンボルト244に
至り、リアシャフトエンドハウジング136内に導かれ
る。
【0056】そして、このオイルは、オイル制御弁23
8に供給される。このオイル制御弁238は、制御手段
(ECM)で作動され、油圧を遅角油溝218及び進角
油溝220に作用させる。制御手段は、第1センサ機構
178の検出信号と第2センサ機構226の検出信号と
を入力し、カムタイミングの位相差を検出してオイル制
御弁238を作動している。
【0057】この遅角油溝218、進角油溝220に分
配されたオイルは、吸気カム軸212の遅角、進角油路
190、192から遅角、進角シャフト油路184、1
86内に流入し、油圧アクチュエータ182を作動さ
せ、これにより、タイミングチェーン166で回転する
吸気カムスプロケット260と吸気カム軸210との位
相とをずらしてバルブタイミングを調整する。
【0058】一方、遅角油溝218、進角油溝220か
らのオイルは、吸気リアシャフトエンドジャーナル12
6とリアシャフトエンドハウジング136との間でリア
シャフトエンドジャーナル126の潤滑をも果す。
【0059】このリアシャフトエンドジャーナル126
から溢れ出たオイルは、空間248に至り、オイル抜き
油路256からセンシングロータ228側に導かれ、こ
のセンシングロータ228及び一側、他側スラスト面部
224−1、224−2の潤滑を果す。
【0060】よって、センシングロータ228の潤滑
を、空間248の圧力を抜くオイル抜き油路256で行
っているので、上述の第1実施例と同じ効果を奏すると
ともに、第2センサ機構226のセンシングロータ22
8をスラスト受部材として利用しているので、別途にス
ラスト受部材を不要とし、部品点数を低減し、構成を簡
単にし、しかも、廉価とすることができる。
【0061】また、リアシャフトエンドハウジング13
6にオイル制御弁238を設けたことにより、高精度部
品の集約化ができる。
【0062】更に、オイル制御弁238をリアシャフト
エンドハウジング136に吸気カム軸112及び排気カ
ム軸116と並列に設けるとともに、リアシャフトエン
ドハウジング136に各油路を形成したことにより、制
御用油路の簡素化を図ることができる。
【0063】更にまた、油圧アクチュエータ182を作
動するオイルの一部をリアシャフトエンドジャーナル1
26の潤滑に利用する油路構成なので、潤滑用の油路を
短くする等で、油路の取回しを簡単にすることができ
る。
【0064】図16は、この発明の第3実施例を示すも
のである。
【0065】この第3実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、シャフトエンドハウジング302
に位置決め用溝304及びオイル抜き油路306を形成
するとともに、位置決め用溝304にスラストプレート
308を挿入し、このスラストプレート308の外周面
には、オイル通過部として溝状のオイル逃げ部310を
所定間隔に切欠いて形成し、大きな隙間S2 を形成す
る。
【0066】この第3実施例の構成によれば、上述の第
1実施例と同じ効果を奏するとともに、オイル逃げ部3
10によってオイルの流通及び圧力の抜きをさらに容易
とすることができる。
【0067】図17は、この発明の第4実施例を示すも
のである。
【0068】この第4実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、スラストプレート402の表面に
は、オイルを導くように径方向に指向する複数のオイル
導入溝404を形成した。
【0069】この第4実施例の構成によれば、上述の第
1実施例と同じ効果を奏するとともに、スラストプレー
ト402の回転により、オイル導入溝404からオイル
の流通及び圧力の抜きをさらに容易とすることができ
る。
【0070】図18は、この発明の第5実施例を示すも
のである。
【0071】この第5実施例と後述の第6、7実施例に
あっては、上述の第1実施例と同一機能を果す箇所には
同一符号を付して説明する。
【0072】この第5実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、シリンダヘッド4には、空間68
に連通するオイル抜き油路502を形成した。このオイ
ル抜き油路502は、径方向の第1オイル抜き油路50
2aと、この第1オイル抜き油路502aに連通して軸
方向の第2オイル抜き油路502bとからなる。また、
シリンダヘッド4には、位置決め用溝504を形成する
とともに、一側、他側スラスト面部506−1、506
−2を形成した。
【0073】この第5実施例の構成によれば、上述の第
1実施例と同じ効果を奏するとともに、シャフトエンド
ハウジング32にオイル抜き油路を形成することができ
ない場合でも、空間68の圧力の抜きを行わせ、また、
スラストプレート62の潤滑を行わせることができる。
【0074】図19は、この発明の第6実施例を示すも
のである。
【0075】この第6実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、スラスト受部材として、吸気カム
軸12の吸気カム10自体を利用した。また、リアシャ
フトエンドハウジング32には、空間68から吸気カム
10側に連通するオイル抜き油路602を形成した。こ
のオイル抜き油路602は、径方向の第1オイル抜き油
路602aと軸方向の第2オイル抜き油路602bとか
らなる。また、リアシャフトエンドハウジング32に
は、位置決め用溝604を形成した。
【0076】この第6実施例の構成によれば、上述の第
1実施例と同じ効果を奏するとともに、スラスト受部材
として吸気カム10を利用したので、スラスト部材を別
途に設ける必要がなく、部品点数を低減することができ
る。
【0077】図20は、この発明の第7実施例を示すも
のである。
【0078】この第7実施例の特徴とするところは、以
下の点にある(SG1)。即ち、リアシャフトエンドハ
ウジング32には、吸気リアシャフトエンドジャーナル
22とオイル抜き油路86と連通するバイパス油路70
2を形成した。この場合、バイパス油路702は、吸気
リアシャフトエンドジャーナル22の最後端部位で形成
される。
【0079】この第7実施例の構成によれば、上述の第
1実施例と同じ効果を奏するとともに、吸気リアシャフ
トエンドジャーナル22からのオイルを積極的にスラス
トプレート62側に供給させ、潤滑性を向上することが
できる。
【0080】なお、この発明にあっては、オイル抜き油
路を、リアシャフトエンドハウジングとシリンダヘッド
の双方に形成したり、他の部材にも形成することができ
る。
【0081】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、スラスト受部材をカム軸の端部位のシャ
フトエンドジャーナルから中央側に離間させてカム軸に
設け、シャフトエンドジャーナルを軸支する端側のシャ
フトエンドハウジングにはスラスト受部材が係合する位
置決め用溝を設け、この位置決め用溝に延長する油路を
設けたことにより、レイアウト上、スラスト受部材をカ
ム軸の端部位に設置することができない場合でも、シリ
ンダヘッドのカム室の空間を利用してスラスト受部材を
カム軸に設けることができ、また、スラスト受部材の潤
滑を、特別に油路を形成しなくても実施することがで
き、レイアウトの自由度を大きくし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における図3の要部拡大断面図であ
る。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】シリンダヘッドの断面図である。
【図4】第2実施例における図6の要部拡大断面図であ
る。
【図5】第2実施例におけるシリンダヘッドの側面図で
ある。
【図6】図5のシリンダヘッドの断面図である。
【図7】図5のシリンダヘッドの平面図である。
【図8】リアシャフトエンドハウジングの平面図であ
る。
【図9】図8のリアシャフトエンドハウジングの左側面
図である。
【図10】図8のリアシャフトエンドハウジングの底面
図である。
【図11】図10の〓〓−〓〓線による断面図である。
【図12】図10の〓〓−〓〓線による断面図である。
【図13】図10の〓〓−〓〓線による断面図である。
【図14】図10の〓〓−〓〓線による断面図である。
【図15】図14の〓〓−〓〓線による断面図である。
【図16】第3実施例に係る潤滑系路の要部拡大断面図
である。
【図17】第4実施例に係る潤滑経路の要部拡大断面図
である。
【図18】第5実施例に係る潤滑系路の断面図である。
【図19】第6実施例に係る潤滑系路の断面図である。
【図20】第7実施例に係る潤滑系路の断面図である。
【図21】従来のスラスト構造の断面図である。
【図22】従来の他のスラスト構造の断面図である。
【符号の説明】
2 エンジン 4 シリンダヘッド 12 吸気カム軸 22 吸気リアシャフトエンドジャーナル 32 リアシャフトエンドハウジング 62 スラストプレート 66 位置決め用溝 68 空間 70 サイドプレート 86 オイル抜き油路 90 スラスト面部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダヘッドにカム軸のシ
    ャフトジャーナルをシャフトハウジングで軸支して設
    け、前記カム軸の軸方向の位置決めをするスラスト受部
    材を前記カム軸に設け、前記スラスト受部材に潤滑油を
    導くシリンダヘッドの潤滑油通路構造において、前記ス
    ラスト受部材を前記カム軸の端部位のシャフトエンドジ
    ャーナルから中央側に離間させて前記カム軸に設け、前
    記シャフトエンドジャーナルを軸支する端側のシャフト
    エンドハウジングには前記スラスト受部材が係合する位
    置決め用溝を設け、この位置決め用溝に延長する油路を
    設けたことを特徴とするシリンダヘッドの潤滑油通路構
    造。
  2. 【請求項2】 前記シリンダヘッドの端面と前記シャフ
    トエンドハウジングの端面とには前記カム軸の端面と共
    働して空間を形成する閉塞部材を設け、前記シャフトエ
    ンドハウジングには前記空間に連通して前記位置決め用
    溝に延長する前記油路としてオイル抜き油路を形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの潤
    滑油通路構造。
  3. 【請求項3】 前記オイル抜き油路は、前記シリンダヘ
    ッドに設けられたことを特徴とする請求項2に記載のシ
    リンダヘッドの潤滑油通路構造。
  4. 【請求項4】 前記スラスト受部材には、前記オイル抜
    き油路のオイルが通過し易いように、オイル通過部を形
    成したことを特徴とする請求項2に記載のシリンダヘッ
    ドの潤滑油通路構造。
  5. 【請求項5】 前記スラスト受部材と前記位置決め用溝
    との間には、オイル通過隙間を形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載のシリンダヘッドの潤滑油通路構造。
  6. 【請求項6】 エンジンのシリンダヘッドにカム軸のシ
    ャフトジャーナルをシャフトハウジングで軸支して設
    け、前記カム軸の軸方向の位置決めをするスラスト受部
    材を前記カム軸に設け、前記スラスト受部材に潤滑油を
    導くシリンダヘッドの潤滑油通路構造において、前記ス
    ラスト受部材をセンサ機構のセンシングロータとし、こ
    のセンシングロータを前記カム軸の端部位のシャフトエ
    ンドジャーナルから中央側に離間させて前記カム軸に設
    け、前記シャフトエンドジャーナルを軸支するシャフト
    エンドハウジングには前記センシングロータに対応して
    前記センサ機構のセンサ本体を設けるとともに前記スラ
    スト受部材が係合する位置決め用溝を設け、この位置決
    め用溝に延長する油路を設けたことを特徴とするシリン
    ダヘッドの潤滑油通路構造。
  7. 【請求項7】 前記シャフトエンドハウジングには、可
    変バルブタイミング装置のオイル制御弁を設けたことを
    特徴とする請求項6に記載のシリンダヘッドの潤滑油通
    路構造。
  8. 【請求項8】 前記シャフトエンドハウジングには前記
    オイル制御弁からのオイルを導くバルブ側油路を形成す
    るとともにこのバルブ側油路に連通する連絡油溝を形成
    し、前記シャフトエンドジャーナルには前記連絡油溝に
    連通する遅角、進角油路を形成するとともにこの遅角、
    進角油路に連通して軸方向に延長する遅角、進角シャフ
    ト油路を形成し、この遅角、進角シャフト油路からの油
    圧によって作動される油圧アクチュエータを前記カム軸
    に設けたことを特徴とする請求項6に記載のシリンダヘ
    ッドの潤滑油通路構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8800517B2 (en) 2010-12-01 2014-08-12 Caterpillar Inc. Cam shaft/cam gear assembly and thrust strategy for engine using same
EP3078818A1 (en) * 2015-03-30 2016-10-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cam cap

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