JPH11314053A - 流体を噴霧するための噴射装置 - Google Patents
流体を噴霧するための噴射装置Info
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- JPH11314053A JPH11314053A JP4683299A JP4683299A JPH11314053A JP H11314053 A JPH11314053 A JP H11314053A JP 4683299 A JP4683299 A JP 4683299A JP 4683299 A JP4683299 A JP 4683299A JP H11314053 A JPH11314053 A JP H11314053A
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- slide valve
- rotary slide
- injection device
- air supply
- lock
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B7/00—Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
- B05B7/02—Spray pistols; Apparatus for discharge
- B05B7/08—Spray pistols; Apparatus for discharge with separate outlet orifices, e.g. to form parallel jets, i.e. the axis of the jets being parallel, to form intersecting jets, i.e. the axis of the jets converging but not necessarily intersecting at a point
- B05B7/0807—Spray pistols; Apparatus for discharge with separate outlet orifices, e.g. to form parallel jets, i.e. the axis of the jets being parallel, to form intersecting jets, i.e. the axis of the jets converging but not necessarily intersecting at a point to form intersecting jets
- B05B7/0815—Spray pistols; Apparatus for discharge with separate outlet orifices, e.g. to form parallel jets, i.e. the axis of the jets being parallel, to form intersecting jets, i.e. the axis of the jets converging but not necessarily intersecting at a point to form intersecting jets with at least one gas jet intersecting a jet constituted by a liquid or a mixture containing a liquid for controlling the shape of the latter
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】流体を噴霧するための噴射装置において、ただ
一つの平面噴射ノズルだけで幅が異なる複数の噴射イメ
ージを生じさせることができ、噴射イメージの幅を他の
幅に変換させる際に噴射作業を中断させる必要のない噴
射装置を提供する。 【解決手段】空気供給ダクト20内へ圧縮空気を制御し
て供給するため、グリップ部材25により操作可能な回
転スライド弁21は空気供給ダクト20に挿着されてい
る。回転スライド弁21は、空気供給ダクト20の方向
に開口している凹部22と、この凹部22の高さに配置
される貫通穴23とを備えている。貫通穴23を介して
凹部22が空気供給管12と連通可能である。回転スラ
イド弁21は、空気供給ダクト20側の端面に、1個ま
たは複数個のロック突起27を有している。
一つの平面噴射ノズルだけで幅が異なる複数の噴射イメ
ージを生じさせることができ、噴射イメージの幅を他の
幅に変換させる際に噴射作業を中断させる必要のない噴
射装置を提供する。 【解決手段】空気供給ダクト20内へ圧縮空気を制御し
て供給するため、グリップ部材25により操作可能な回
転スライド弁21は空気供給ダクト20に挿着されてい
る。回転スライド弁21は、空気供給ダクト20の方向
に開口している凹部22と、この凹部22の高さに配置
される貫通穴23とを備えている。貫通穴23を介して
凹部22が空気供給管12と連通可能である。回転スラ
イド弁21は、空気供給ダクト20側の端面に、1個ま
たは複数個のロック突起27を有している。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、たとえばスプレー
ガンとして形成されるケーシングと、ケーシングに装着
される噴霧ヘッドとを有し、噴霧ヘッド内に、加圧状態
で供給される流体を流体静力学的に噴霧するための平面
噴射ノズルが交換可能に固定され、噴霧ヘッドが、流線
の幅を調整するため、流線の縦軸線の延長線上に配置さ
れた二つのノズル状の流出口を備え、流出口に、ケーシ
ングに形成された別個の空気供給ダクトを介して圧縮空
気を供給可能にした、流体を噴霧するための噴射装置、
特にペイント、ラッカー等の流体を噴霧するための噴射
装置に関するものである。
ガンとして形成されるケーシングと、ケーシングに装着
される噴霧ヘッドとを有し、噴霧ヘッド内に、加圧状態
で供給される流体を流体静力学的に噴霧するための平面
噴射ノズルが交換可能に固定され、噴霧ヘッドが、流線
の幅を調整するため、流線の縦軸線の延長線上に配置さ
れた二つのノズル状の流出口を備え、流出口に、ケーシ
ングに形成された別個の空気供給ダクトを介して圧縮空
気を供給可能にした、流体を噴霧するための噴射装置、
特にペイント、ラッカー等の流体を噴霧するための噴射
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の噴射装置は、スプレーガンとし
て多種多様な構成のものが知られている。平面噴射ノズ
ルから流出する流線は、噴射イメージを縁領域において
好都合に制御するため、別個に供給される整形空気およ
び噴霧空気によりなんども付勢される。しかし、流線の
幅を変更させる必要がある場合には、平面噴射ノズルに
供給される圧縮空気の量は一定であるので、開弁角が対
応的に異なる平面噴射ノズルを選定して、これを噴霧ヘ
ッドに挿着せねばならない。このためには、実施されて
いる作業を中断せねばならないばかりか(作業の遅延
と、噴射イメージの阻害は避けられない)、開弁角が異
なる多数の高価値の、したがって高価な平面噴射ノズル
を準備しておかねばならない。よって、最適な作業が得
られない場合が多い。
て多種多様な構成のものが知られている。平面噴射ノズ
ルから流出する流線は、噴射イメージを縁領域において
好都合に制御するため、別個に供給される整形空気およ
び噴霧空気によりなんども付勢される。しかし、流線の
幅を変更させる必要がある場合には、平面噴射ノズルに
供給される圧縮空気の量は一定であるので、開弁角が対
応的に異なる平面噴射ノズルを選定して、これを噴霧ヘ
ッドに挿着せねばならない。このためには、実施されて
いる作業を中断せねばならないばかりか(作業の遅延
と、噴射イメージの阻害は避けられない)、開弁角が異
なる多数の高価値の、したがって高価な平面噴射ノズル
を準備しておかねばならない。よって、最適な作業が得
られない場合が多い。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明の課題は、冒頭で述べ
た種類の噴射装置において、ただ一つの平面噴射ノズル
だけで幅が異なる複数の噴射イメージを生じさせること
ができ、噴射イメージの幅を他の幅に変換させる際に噴
射作業を中断させる必要のない噴射装置を提供すること
である。また、このために必要な構造コストを少なく
し、噴霧ノズルにより発生される個々の噴射イメージを
難なく再現可能に設定できるような噴射装置を提供する
ことをも課題とするものである。
た種類の噴射装置において、ただ一つの平面噴射ノズル
だけで幅が異なる複数の噴射イメージを生じさせること
ができ、噴射イメージの幅を他の幅に変換させる際に噴
射作業を中断させる必要のない噴射装置を提供すること
である。また、このために必要な構造コストを少なく
し、噴霧ノズルにより発生される個々の噴射イメージを
難なく再現可能に設定できるような噴射装置を提供する
ことをも課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
よれば、冒頭で述べた種類の流体を噴霧するための噴射
装置において、空気供給ダクト内へ圧縮空気を制御して
供給するため、グリップ部材により操作可能な回転スラ
イド弁が空気供給ダクトに挿着され、回転スライド弁
が、空気供給ダクトの方向に開口している凹部と、この
凹部の高さに配置される貫通穴とを備え、貫通穴を介し
て凹部が空気供給管と連通可能であること、回転スライ
ド弁が、空気供給ダクト側の端面に、1個または複数個
のロック突起を有し、ロック突起が、ばねの力に抗して
軸線方向に移動可能に空気供給ダクト内に挿着され且つ
ロックカムを備えている一体または多分割のアクチュエ
ータと協働することによって解決される。
よれば、冒頭で述べた種類の流体を噴霧するための噴射
装置において、空気供給ダクト内へ圧縮空気を制御して
供給するため、グリップ部材により操作可能な回転スラ
イド弁が空気供給ダクトに挿着され、回転スライド弁
が、空気供給ダクトの方向に開口している凹部と、この
凹部の高さに配置される貫通穴とを備え、貫通穴を介し
て凹部が空気供給管と連通可能であること、回転スライ
ド弁が、空気供給ダクト側の端面に、1個または複数個
のロック突起を有し、ロック突起が、ばねの力に抗して
軸線方向に移動可能に空気供給ダクト内に挿着され且つ
ロックカムを備えている一体または多分割のアクチュエ
ータと協働することによって解決される。
【0005】この場合合目的なのは、スリーブとして形
成されているアクチュエータが、空気供給ダクトに平行
に延びるようにケーシングに形成した自由空隙に軸線方
向に遊びを持って係合する1個または複数個の突出した
延設部材(たとえば延設細条部またはピン)により、相
対回転不能に且つ軸線方向に移動可能に支持され、アク
チュエータが、回転スライド弁側の端部領域に突出した
鍔を有し、鍔とケーシングとで圧縮ばねが支持され、鍔
にロックカムが形成されている構成である。
成されているアクチュエータが、空気供給ダクトに平行
に延びるようにケーシングに形成した自由空隙に軸線方
向に遊びを持って係合する1個または複数個の突出した
延設部材(たとえば延設細条部またはピン)により、相
対回転不能に且つ軸線方向に移動可能に支持され、アク
チュエータが、回転スライド弁側の端部領域に突出した
鍔を有し、鍔とケーシングとで圧縮ばねが支持され、鍔
にロックカムが形成されている構成である。
【0006】また、回転スライド弁の回転経路を制限
し、このために互いに間隔を持って配置され、係止面を
備え、回転スライド弁のロック突起と協働する二つの係
止細条部をアクチュエータに装着するのが好ましい。こ
の場合、アクチュエータは、有利には互いに90゜ずら
して配置され且つロックカムを越えて軸線方向に突出し
ている二つの係止細条部を有し、これらの係止細条部の
間に、回転スライド弁のロック突起と協働するロックカ
ムが設けられ、アクチュエータのロック部材は、半径方
向において互いに対称に配置される二つのセグメントに
統合されており、両セグメントは、それぞれ、軸線が互
いに垂直に交わるように方向付けられる二つの係止細条
部の間に設けた3個のロックカムと、これらのロックカ
ムにより画成される4個のロック溝により形成され、ロ
ック溝に、回転スライド弁に装着した二つのロック突起
が係合する。
し、このために互いに間隔を持って配置され、係止面を
備え、回転スライド弁のロック突起と協働する二つの係
止細条部をアクチュエータに装着するのが好ましい。こ
の場合、アクチュエータは、有利には互いに90゜ずら
して配置され且つロックカムを越えて軸線方向に突出し
ている二つの係止細条部を有し、これらの係止細条部の
間に、回転スライド弁のロック突起と協働するロックカ
ムが設けられ、アクチュエータのロック部材は、半径方
向において互いに対称に配置される二つのセグメントに
統合されており、両セグメントは、それぞれ、軸線が互
いに垂直に交わるように方向付けられる二つの係止細条
部の間に設けた3個のロックカムと、これらのロックカ
ムにより画成される4個のロック溝により形成され、ロ
ック溝に、回転スライド弁に装着した二つのロック突起
が係合する。
【0007】他の実施形態によれば、アクチュエータ
は、ばねの力に抗して回転スライド弁の方向へ軸線方向
に移動可能にケーシング内に配置され且つボール状また
は円錐状に形成した端面を備える2個またはそれ以上の
ロックピンにより形成され、ロックピンは、該ロックピ
ンに付設した回転スライド弁の端面に形成され且つ対向
面を備えた凹部に係合する。2個のロックピンが互いに
直径方向に対向するようにケーシング内に設けられてい
る場合には、凹部は互いに半径方向において対称になる
ようにそれぞれ90゜の範囲にわたって分割して配置さ
れている。
は、ばねの力に抗して回転スライド弁の方向へ軸線方向
に移動可能にケーシング内に配置され且つボール状また
は円錐状に形成した端面を備える2個またはそれ以上の
ロックピンにより形成され、ロックピンは、該ロックピ
ンに付設した回転スライド弁の端面に形成され且つ対向
面を備えた凹部に係合する。2個のロックピンが互いに
直径方向に対向するようにケーシング内に設けられてい
る場合には、凹部は互いに半径方向において対称になる
ようにそれぞれ90゜の範囲にわたって分割して配置さ
れている。
【0008】しかしアクチュエータは、空気供給ダクト
に挿着され且つ一端をケーシングに固定され且つ有利に
は90゜の範囲にわたって延在している板ばねにより形
成され、板ばねの自由端にロックカムが装着され、ロッ
クカムが、回転スライド弁の該ロックカム側の端面に形
成された凹部と協働するように構成してもよい。
に挿着され且つ一端をケーシングに固定され且つ有利に
は90゜の範囲にわたって延在している板ばねにより形
成され、板ばねの自由端にロックカムが装着され、ロッ
クカムが、回転スライド弁の該ロックカム側の端面に形
成された凹部と協働するように構成してもよい。
【0009】アクチュエータに関し最後に挙げた二つの
構成の場合、回転スライド弁の調整範囲は、該回転スラ
イド弁またはケーシングからそれぞれ外側の縁領域に突
出しているピンにより制限されており、ピンは、ケーシ
ングまたは回転スライド弁に形成した環状溝セグメント
に係合する。
構成の場合、回転スライド弁の調整範囲は、該回転スラ
イド弁またはケーシングからそれぞれ外側の縁領域に突
出しているピンにより制限されており、ピンは、ケーシ
ングまたは回転スライド弁に形成した環状溝セグメント
に係合する。
【0010】回転スライド弁に形成されている貫通穴は
長穴の形状、または円錐状に拡大しているスリット形
状、または同様の形状に形成されている。また、回転ス
ライド弁のグリップ部材が、該グリップ部材と相対回転
不能に結合される成形部材により形成され、該成形部材
の半分は中空筒体から成り、他の半分はこの中空筒体に
接続している二等辺三角形から成っているように構成し
てもよい。成形部材の外側面全体または一部は波形部を
備えている。
長穴の形状、または円錐状に拡大しているスリット形
状、または同様の形状に形成されている。また、回転ス
ライド弁のグリップ部材が、該グリップ部材と相対回転
不能に結合される成形部材により形成され、該成形部材
の半分は中空筒体から成り、他の半分はこの中空筒体に
接続している二等辺三角形から成っているように構成し
てもよい。成形部材の外側面全体または一部は波形部を
備えている。
【0011】流体を噴霧するための噴射装置を本発明に
したがって構成すると、空気供給ダクトに供給され、ノ
ズル状の流出口から流出し、流線の縦軸線上およびこの
縦軸線に対して垂直な方向で流線に作用する圧縮空気の
単位時間当たりの体積を変化させること、したがって一
つの平面噴射ノズルを用いて異なる幅の噴射線を設定す
ることが簡単に可能である。即ち、それぞれの調整位置
においてアクチュエータにより確実にロックされる回転
スライド弁が回転することにより、作業中でも貫通穴の
貫流横断面積を拡大または縮小させることができ、した
がって多少の圧縮空気が付設の空気供給管に侵入し、よ
って噴霧ヘッドの対応する流出口から流出する圧縮空気
により噴射線の幅を縮小または拡大させることなる多数
の流線を平面噴射ノズルを用いて発生させることがで
き、このために平面噴射ノズルを交換する必要がない。
したがって構成すると、空気供給ダクトに供給され、ノ
ズル状の流出口から流出し、流線の縦軸線上およびこの
縦軸線に対して垂直な方向で流線に作用する圧縮空気の
単位時間当たりの体積を変化させること、したがって一
つの平面噴射ノズルを用いて異なる幅の噴射線を設定す
ることが簡単に可能である。即ち、それぞれの調整位置
においてアクチュエータにより確実にロックされる回転
スライド弁が回転することにより、作業中でも貫通穴の
貫流横断面積を拡大または縮小させることができ、した
がって多少の圧縮空気が付設の空気供給管に侵入し、よ
って噴霧ヘッドの対応する流出口から流出する圧縮空気
により噴射線の幅を縮小または拡大させることなる多数
の流線を平面噴射ノズルを用いて発生させることがで
き、このために平面噴射ノズルを交換する必要がない。
【0012】本発明にしたがって噴射装置を構成するこ
とにより、噴射装置の操作がきわめて容易になり、種々
の噴射作業を連続的に合理的に行うことができる。ま
た、回転スライド弁を回転させるだけで噴射イメージの
作業幅を調整できるので、平面噴射ノズルの交換に伴う
作動の中断が回避される。さらに、わずかな個数の高価
値の平面噴射ノズルを準備しておけば、平面噴射ノズル
を具備した噴射装置をほぼすべての作業に使用できるこ
とも利点である。
とにより、噴射装置の操作がきわめて容易になり、種々
の噴射作業を連続的に合理的に行うことができる。ま
た、回転スライド弁を回転させるだけで噴射イメージの
作業幅を調整できるので、平面噴射ノズルの交換に伴う
作動の中断が回避される。さらに、わずかな個数の高価
値の平面噴射ノズルを準備しておけば、平面噴射ノズル
を具備した噴射装置をほぼすべての作業に使用できるこ
とも利点である。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を添付の
図面を用いて説明する。図1に図示した噴射装置1は、
管11を介して加圧状態で噴射装置1に供給される流
体、特にペイントおよびラッカーを流体静力学的に噴霧
するために用いられ、スプレーガン2として形成されて
いる。スプレーガン2はケーシング3を有し、ケーシン
グ3には袋ナット9により噴霧ヘッド4が取り外し可能
に固定されている。噴霧ヘッド4内には、差込み部材7
を用いて、ノズルマウント6で保持されている平面噴射
ノズル5が固定されている。差込み部材7には、平面噴
射ノズル5から噴射される流線FSの縦軸線の延長方向
に配置され、ノズル状に構成されている二つの流出口8
が形成されている。流出口8からは、流線FSの幅を制
限するため、圧縮空気が流出することができる。噴霧ヘ
ッド4には、袋ナット9を用いて保護部材10が装着さ
れている。
図面を用いて説明する。図1に図示した噴射装置1は、
管11を介して加圧状態で噴射装置1に供給される流
体、特にペイントおよびラッカーを流体静力学的に噴霧
するために用いられ、スプレーガン2として形成されて
いる。スプレーガン2はケーシング3を有し、ケーシン
グ3には袋ナット9により噴霧ヘッド4が取り外し可能
に固定されている。噴霧ヘッド4内には、差込み部材7
を用いて、ノズルマウント6で保持されている平面噴射
ノズル5が固定されている。差込み部材7には、平面噴
射ノズル5から噴射される流線FSの縦軸線の延長方向
に配置され、ノズル状に構成されている二つの流出口8
が形成されている。流出口8からは、流線FSの幅を制
限するため、圧縮空気が流出することができる。噴霧ヘ
ッド4には、袋ナット9を用いて保護部材10が装着さ
れている。
【0014】平面噴射ノズル5の上流側には、平面噴射
ノズル5に流体を制御して供給できるように、遮断弁1
7が設けられている。遮断弁17は、手動レバー13お
よびこの手動レバーにより遅延的に調整可能な引張り棒
16とを用いて開弁させることができる。この実施形態
の場合、手動レバー13は圧力部材14に固定されてお
り、圧力部材14には、空気供給管12に挿着される弁
体15が装着されている。手動レバー13を図の左側へ
回動させると、圧力部材14も同様に左側へ移動し、弁
体15がその弁座から持ち上げられるので、空気供給管
12が開口する。弁体15は所定の調整距離を移動した
後、引張り棒16に固定されている連行部材16’に作
用を及ぼす。その結果連行部材16’が変位し、連行部
材に固定されている引張り棒16が変位することによ
り、遮断弁17が復帰ばね18の力に抗して開弁する。
このように流体が平面噴射ノズル5から流出する前に、
空気供給管12から圧縮空気が噴霧ヘッド4に供給され
て、たとえば工作物をクリーニングすることができる。
ノズル5に流体を制御して供給できるように、遮断弁1
7が設けられている。遮断弁17は、手動レバー13お
よびこの手動レバーにより遅延的に調整可能な引張り棒
16とを用いて開弁させることができる。この実施形態
の場合、手動レバー13は圧力部材14に固定されてお
り、圧力部材14には、空気供給管12に挿着される弁
体15が装着されている。手動レバー13を図の左側へ
回動させると、圧力部材14も同様に左側へ移動し、弁
体15がその弁座から持ち上げられるので、空気供給管
12が開口する。弁体15は所定の調整距離を移動した
後、引張り棒16に固定されている連行部材16’に作
用を及ぼす。その結果連行部材16’が変位し、連行部
材に固定されている引張り棒16が変位することによ
り、遮断弁17が復帰ばね18の力に抗して開弁する。
このように流体が平面噴射ノズル5から流出する前に、
空気供給管12から圧縮空気が噴霧ヘッド4に供給され
て、たとえば工作物をクリーニングすることができる。
【0015】空気供給管12から圧縮空気を流出口8へ
供給するため、ケーシング3には空気供給ダクト20が
形成されている。空気供給ダクト20は流出口8に連通
し、選択的に空気供給管12に接続可能である。このた
め、段状の穴として形成されている空気供給ダクト20
には、回転スライド弁21が挿着されている。回転スラ
イド弁21は、空気供給ダクト20の方向に開口してい
る凹部22と、この凹部の高さに設けられる貫通穴23
とを有しており、その結果空気供給ダクト20を、回転
スライド弁21により制御して空気供給管12に接続可
能である。回転スライド弁21を操作するため、回転ス
ライド弁21は、スリーブ26内で回転可能に支持され
ている軸24と、この軸に結合されているグリップ部材
25とを備えている。
供給するため、ケーシング3には空気供給ダクト20が
形成されている。空気供給ダクト20は流出口8に連通
し、選択的に空気供給管12に接続可能である。このた
め、段状の穴として形成されている空気供給ダクト20
には、回転スライド弁21が挿着されている。回転スラ
イド弁21は、空気供給ダクト20の方向に開口してい
る凹部22と、この凹部の高さに設けられる貫通穴23
とを有しており、その結果空気供給ダクト20を、回転
スライド弁21により制御して空気供給管12に接続可
能である。回転スライド弁21を操作するため、回転ス
ライド弁21は、スリーブ26内で回転可能に支持され
ている軸24と、この軸に結合されているグリップ部材
25とを備えている。
【0016】さらに回転スライド弁21には、アクチュ
エータ31が付設されている。アクチュエータ31は、
空気供給ダクト20内に相対回転不能に、しかし軸線方
向に移動可能に配置されている。アクチュエータ31を
相対回転不能に保持するため、アクチュエータ31は延
長細条部またはピンとしての二つの延設部材34を備
え、且つケーシング3には、空気供給ダクト20に平行
に二つの凹部35が形成されている。これらの凹部35
には、延設部材34が軸線方向に遊びを持って係合して
いる。さらに、スリーブとして形成されているアクチュ
エータ31は、回転スライド弁21側の端部領域に、外
側へ突出している鍔32を備え、この鍔とケーシング3
とで圧縮ばね33が支持されている。
エータ31が付設されている。アクチュエータ31は、
空気供給ダクト20内に相対回転不能に、しかし軸線方
向に移動可能に配置されている。アクチュエータ31を
相対回転不能に保持するため、アクチュエータ31は延
長細条部またはピンとしての二つの延設部材34を備
え、且つケーシング3には、空気供給ダクト20に平行
に二つの凹部35が形成されている。これらの凹部35
には、延設部材34が軸線方向に遊びを持って係合して
いる。さらに、スリーブとして形成されているアクチュ
エータ31は、回転スライド弁21側の端部領域に、外
側へ突出している鍔32を備え、この鍔とケーシング3
とで圧縮ばね33が支持されている。
【0017】回転スライド弁21をロックするため、回
転スライド弁21は、アクチュエータ31側の端面に、
互いに直径方向に対向配置されている二つのロック突起
27を有し、アクチュエータ31はロック突起27に付
設されるロックカム38およびロック溝39を備えてい
る。ロック溝39には回転スライド弁21のロック突起
27が係合する。ロックカム38とロック溝39の配置
は、特に図7に示したように、これらロックカム38と
ロック溝39が半径方向に対称に互いに対向するように
二つのセグメントから形成されているように選定されて
いる。両セグメントは、係止面を備えた係止細条部36
によって画成されている。係止細条部36には、回転ス
ライド弁21のロック突起27が両終端位置において当
接可能である。このように、アクチュエータ31のロッ
クカム38と協働する回転スライド弁21のロック突起
27(回転スライド弁21の回転時に軸線方向に指向す
る斥力をロックカム38に伝える)により、アクチュエ
ータ31を軸線方向において空気供給ダクト20の方向
へ移動させることができ、したがって回転スライド弁2
1はその都度1ピッチだけ回転することができる。
転スライド弁21は、アクチュエータ31側の端面に、
互いに直径方向に対向配置されている二つのロック突起
27を有し、アクチュエータ31はロック突起27に付
設されるロックカム38およびロック溝39を備えてい
る。ロック溝39には回転スライド弁21のロック突起
27が係合する。ロックカム38とロック溝39の配置
は、特に図7に示したように、これらロックカム38と
ロック溝39が半径方向に対称に互いに対向するように
二つのセグメントから形成されているように選定されて
いる。両セグメントは、係止面を備えた係止細条部36
によって画成されている。係止細条部36には、回転ス
ライド弁21のロック突起27が両終端位置において当
接可能である。このように、アクチュエータ31のロッ
クカム38と協働する回転スライド弁21のロック突起
27(回転スライド弁21の回転時に軸線方向に指向す
る斥力をロックカム38に伝える)により、アクチュエ
ータ31を軸線方向において空気供給ダクト20の方向
へ移動させることができ、したがって回転スライド弁2
1はその都度1ピッチだけ回転することができる。
【0018】したがって、図2ないし図5によれば、回
転スライド弁21は4つの作動位置を占めることができ
る。図2に示した1つの終端位置では、空気供給管12
と空気供給ダクト20の結合は行われない。しかし回転
スライド部材21が成形部材28として形成されたグリ
ップ部材25を用いてロックカム38およびロック溝3
9の選択されたピッチに応じて30゜回転すると、貫通
穴23が部分的に空気供給管12と連通し、その結果単
位時間当たり所定量の空気が空気供給ダクト20内へ達
し、したがって流出口8に達することができる。回転ス
ライド弁21が再び30゜回転すると(図4を参照)、
貫通穴23または23’(たとえば長穴として形成さ
れ、或いは図9に示すように漸次幅広になっていく縦ス
リットとして形成することができる)と空気供給管12
との重なりが大きくなり、したがってより多量の圧縮空
気が空気供給ダクト20内へ流入し、流出口8から流出
する。そしてもう一度30゜回転することにより、図5
に示すように貫通穴23は完全に開口するので、空気供
給ダクト20には、空気供給管12を介して供給される
圧縮空気の全部が提供される。波形部29を備えている
成形部材28の半分が半筒体として形成され、他の半分
がこれに接続している二等辺三角形の形状に形成されて
いるので、回転スライド弁21およびグリップ部材25
のそれぞれの作動位置は容易に視認できる。
転スライド弁21は4つの作動位置を占めることができ
る。図2に示した1つの終端位置では、空気供給管12
と空気供給ダクト20の結合は行われない。しかし回転
スライド部材21が成形部材28として形成されたグリ
ップ部材25を用いてロックカム38およびロック溝3
9の選択されたピッチに応じて30゜回転すると、貫通
穴23が部分的に空気供給管12と連通し、その結果単
位時間当たり所定量の空気が空気供給ダクト20内へ達
し、したがって流出口8に達することができる。回転ス
ライド弁21が再び30゜回転すると(図4を参照)、
貫通穴23または23’(たとえば長穴として形成さ
れ、或いは図9に示すように漸次幅広になっていく縦ス
リットとして形成することができる)と空気供給管12
との重なりが大きくなり、したがってより多量の圧縮空
気が空気供給ダクト20内へ流入し、流出口8から流出
する。そしてもう一度30゜回転することにより、図5
に示すように貫通穴23は完全に開口するので、空気供
給ダクト20には、空気供給管12を介して供給される
圧縮空気の全部が提供される。波形部29を備えている
成形部材28の半分が半筒体として形成され、他の半分
がこれに接続している二等辺三角形の形状に形成されて
いるので、回転スライド弁21およびグリップ部材25
のそれぞれの作動位置は容易に視認できる。
【0019】空気供給管12から空気供給ダクト20お
よび流出口8に供給される圧縮空気を制御することによ
り、平面噴射ノズル5から流出する流線を異なる量の圧
縮空気で付勢することができ、その結果、噴霧ヘッド4
内に組み込まれた平面噴射ノズル5から流出する流線F
S1,FS2,FS3を異なる幅に調整することができ
る。このためには、回転スライド弁21をそれぞれのロ
ック位置へ回転させるだけでよい。また、回転スライド
弁21の個々の作動位置がアクチュエータ31を用いて
設定され、しかも何度でも簡単にこれらの作動位置を占
めさせることができるので、流線FS1,FS2,FS
3の再現性も容易である。したがって、一つの平面噴射
ノズルを多数の作業工程に使用することができる。
よび流出口8に供給される圧縮空気を制御することによ
り、平面噴射ノズル5から流出する流線を異なる量の圧
縮空気で付勢することができ、その結果、噴霧ヘッド4
内に組み込まれた平面噴射ノズル5から流出する流線F
S1,FS2,FS3を異なる幅に調整することができ
る。このためには、回転スライド弁21をそれぞれのロ
ック位置へ回転させるだけでよい。また、回転スライド
弁21の個々の作動位置がアクチュエータ31を用いて
設定され、しかも何度でも簡単にこれらの作動位置を占
めさせることができるので、流線FS1,FS2,FS
3の再現性も容易である。したがって、一つの平面噴射
ノズルを多数の作業工程に使用することができる。
【0020】流線FSは、流出口8を介して供給される
整形空気以外にも噴霧空気により付勢させることもでき
る。噴霧空気は、空気供給ダクト20に平行になるよう
にケーシング3に形成された別の空気供給ダクト20’
を介して整形空気とは別個に噴霧ヘッド4内へ供給さ
れ、流出口8に対して軸線が垂直になるように配置され
た開口部(図示せず)を介して流出する。
整形空気以外にも噴霧空気により付勢させることもでき
る。噴霧空気は、空気供給ダクト20に平行になるよう
にケーシング3に形成された別の空気供給ダクト20’
を介して整形空気とは別個に噴霧ヘッド4内へ供給さ
れ、流出口8に対して軸線が垂直になるように配置され
た開口部(図示せず)を介して流出する。
【0021】図10によれば、アクチュエータ41は2
本のロックピン42によって形成することもできる。こ
れらのロックピン42はそれぞればね44の力に抗して
軸線方向に移動可能であるようにスリーブ43内に挿入
されている。スリーブ43は、ケーシング3に形成した
穴45の中に配置されている。ボール状に形成した端面
を有するロックピン42は、特に図11からわかるよう
に、回転スライド弁21’の対向する端面に形成した凹
部46とともに作用する。
本のロックピン42によって形成することもできる。こ
れらのロックピン42はそれぞればね44の力に抗して
軸線方向に移動可能であるようにスリーブ43内に挿入
されている。スリーブ43は、ケーシング3に形成した
穴45の中に配置されている。ボール状に形成した端面
を有するロックピン42は、特に図11からわかるよう
に、回転スライド弁21’の対向する端面に形成した凹
部46とともに作用する。
【0022】この場合回転スライド弁21’の回転経路
を制限するため、空気供給ダクト20の縁領域にはピン
47が設けられている。ピン47は、回転スライド弁2
1’に形成された環状溝セグメント48に係合する。
を制限するため、空気供給ダクト20の縁領域にはピン
47が設けられている。ピン47は、回転スライド弁2
1’に形成された環状溝セグメント48に係合する。
【0023】図12によれば、アクチュエータ51とし
て、ほぼ180゜にわたって延び、リング状に形成され
た板ばね52が設けられている。板ばね52は一端にロ
ックカム53を有し、他端領域においてはねじ54によ
りケーシング3に固定されている。この場合ロックカム
53は、回転スライド弁21'の端面に形成された複数
個の凹部55と協働する。そしてロックカム53の調整
経路を制限するため、環状溝セグメント57に係合し、
ケーシング3に固定されているピン56が用いられる。
て、ほぼ180゜にわたって延び、リング状に形成され
た板ばね52が設けられている。板ばね52は一端にロ
ックカム53を有し、他端領域においてはねじ54によ
りケーシング3に固定されている。この場合ロックカム
53は、回転スライド弁21'の端面に形成された複数
個の凹部55と協働する。そしてロックカム53の調整
経路を制限するため、環状溝セグメント57に係合し、
ケーシング3に固定されているピン56が用いられる。
【図1】スプレーガンとして構成された噴射装置であ
り、空気供給ダクトに組み込まれる整形空気調整用の回
転スライド弁を備えた噴射装置の軸断面図である。
り、空気供給ダクトに組み込まれる整形空気調整用の回
転スライド弁を備えた噴射装置の軸断面図である。
【図2】図1の線II−IIによる断面図で、回転スラ
イド弁の一つの作動位置を示す断面図である。
イド弁の一つの作動位置を示す断面図である。
【図3】図1の線II−IIによる断面図で、回転スラ
イド弁の一つの作動位置を示す断面図である。
イド弁の一つの作動位置を示す断面図である。
【図4】図1の線II−IIによる断面図で、回転スラ
イド弁の一つの作動位置を示す断面図である。
イド弁の一つの作動位置を示す断面図である。
【図5】図1の線II−IIによる断面図で、回転スラ
イド弁の一つの作動位置を示す断面図である。
イド弁の一つの作動位置を示す断面図である。
【図6】図1の一部分の拡大図である。
【図7】図6の線VII−VIIによる断面図である。
【図8】図6の線VIII−VIIIによる断面図であ
る。
る。
【図9】図6のアクチュエータを備えた回転スライド弁
の分解図である。
の分解図である。
【図10】アクチュエータの他の実施形態の図6に対応
する図である。
する図である。
【図11】図10の線XI−XIによる断面図である。
【図12】アクチュエータの他の実施形態の図6に対応
する図である。
する図である。
【図13】図12の線XIII−XIIIによる断面図
である。
である。
【図14】図12の線XIV−XIVによる断面図であ
る。
る。
1 噴射装置 2 スプレーガン 3 ケーシング 4 噴霧ヘッド 5 平面噴射ノズル 8 流出口 12 空気供給管 20 空気供給ダクト 21 回転スライド弁 25 グリップ部材
Claims (13)
- 【請求項1】ケーシング(3)と、ケーシング(3)に
装着される噴霧ヘッド(4)とを有し、噴霧ヘッド
(4)内に、加圧状態で供給される流体を流体静力学的
に噴霧するための平面噴射ノズル(5)が交換可能に固
定され、噴霧ヘッド(4)が、流線(FS)の幅を調整
するため、流線(FS)の縦軸線の延長線上に配置され
た二つのノズル状の流出口(8)を備え、流出口(8)
に、ケーシング(3)に形成された別個の空気供給ダク
ト(20)を介して圧縮空気を供給可能にした、流体を
噴霧するための噴射装置において、 空気供給ダクト(20)内へ圧縮空気を制御して供給す
るため、グリップ部材(25)により操作可能な回転ス
ライド弁(21)が空気供給ダクト(20)に挿着さ
れ、回転スライド弁(21)が、空気供給ダクト(2
0)の方向に開口している凹部(22)と、この凹部
(22)の高さに配置される貫通穴(23)とを備え、
貫通穴(23)を介して凹部(22)が空気供給管(1
2)と連通可能であること、回転スライド弁(21)
が、空気供給ダクト(20)側の端面に、1個または複
数個のロック突起(27)を有し、ロック突起(27)
が、ばね(33)の力に抗して軸線方向に移動可能に空
気供給ダクト(20)内に挿着され且つロックカム(3
8)を備えている一体または多分割のアクチュエータ
(31)と協働することを特徴とする噴射装置。 - 【請求項2】スリーブとして形成されているアクチュエ
ータ(31)が、空気供給ダクト(20)に平行に延び
るようにケーシング(3)に形成した自由空隙(35)
に軸線方向に遊びを持って係合する1個または複数個の
突出した延設部材(34)により、相対回転不能に且つ
軸線方向に移動可能に支持されていることを特徴とす
る、請求項1に記載の噴射装置。 - 【請求項3】アクチュエータ(31)が、回転スライド
弁(21)側の端部領域に突出した鍔(32)を有し、
鍔(32)とケーシング(3)とで圧縮ばね(33)が
支持され、鍔(32)にロックカム(38)が形成され
ていることを特徴とする、請求項1または2に記載の噴
射装置。 - 【請求項4】回転スライド弁(21)の回転経路を制限
するため、互いに間隔を持って配置され、係止面(3
7)を備え、回転スライド弁(21)のロック突起(2
7)と協働する二つの係止細条部(36)がアクチュエ
ータ(31)に装着されていることを特徴とする、請求
項1から3までのいずれか一つに記載の噴射装置。 - 【請求項5】アクチュエータ(31)が、互いに90゜
ずらして配置され且つロックカム(38)を越えて軸線
方向に突出している二つの係止細条部(36)を有し、
これらの係止細条部(36)の間に、回転スライド弁
(21)のロック突起(27)と協働するロックカム
(38)が設けられていることを特徴とする、請求項1
から4までのいずれか一つに記載の噴射装置。 - 【請求項6】アクチュエータ(31)のロック部材が、
半径方向において互いに対称に配置される二つのセグメ
ントに統合されており、両セグメントは、それぞれ、軸
線が互いに垂直に交わるように方向付けられる二つの係
止細条部(36)の間に設けた3個のロックカム(3
8)と、これらのロックカムにより画成される4個のロ
ック溝(39)により形成され、ロック溝(39)に、
回転スライド弁(21)に装着した二つのロック突起
(27)が係合することを特徴とする、請求項5に記載
の噴射装置。 - 【請求項7】アクチュエータ(41)が、ばねの力に抗
して回転スライド弁(21’)の方向へ軸線方向に移動
可能にケーシング(3)内に配置され且つボール状また
は円錐状に形成した端面を備える2個またはそれ以上の
ロックピン(42)により形成され、ロックピン(4
2)が、該ロックピンに付設した回転スライド弁(2
1’)の端面に形成され且つ対向面を備えた凹部(4
6)に係合することを特徴とする、請求項1に記載の噴
射装置。 - 【請求項8】2個のロックピン(42)が互いに直径方
向に対向するようにケーシング(3)内に設けられ、凹
部(46)が互いに半径方向において対称になるように
それぞれ90゜の範囲にわたって分割して配置されてい
ることを特徴とする、請求項7に記載の噴射装置。 - 【請求項9】アクチュエータ(51)が、空気供給ダク
ト(20)に挿着され且つ一端をケーシング(3)に固
定され且つ90゜の範囲にわたって延在している板ばね
(52)により形成され、板ばね(52)の自由端にロ
ックカム(53)が装着され、ロックカム(53)が、
回転スライド弁(21”)の該ロックカム側の端面に形
成された凹部(55)と協働することを特徴とする、請
求項1に記載の噴射装置。 - 【請求項10】回転スライド弁(21’,21”)の調
整範囲が、該回転スライド弁またはケーシング(3)か
らそれぞれ外側の縁領域に突出しているピン(46また
は56)により制限されており、ピン(46または5
6)は、ケーシング(3)または回転スライド弁(2
1”)に形成した環状溝セグメントに係合することを特
徴とする、請求項7から9までのいずれか一つに記載の
噴射装置。 - 【請求項11】回転スライド弁(21)に形成されてい
る貫通穴(23,23’)が長穴の形状、または円錐状
に拡大しているスリット形状、または同様の形状に形成
されていることを特徴とする、請求項1から10までの
いずれか一つに記載の噴射装置。 - 【請求項12】回転スライド弁(21)のグリップ部材
(25)が、それぞれ、該グリップ部材と相対回転不能
に結合される成形部材(28)により形成され、該成形
部材の半分は半筒体から成り、他の半分はこの中空筒体
に接続している二等辺三角形から成っていることを特徴
とする、請求項1から11までのいずれか一つに記載の
噴射装置。 - 【請求項13】成形部材(28)の外側面全体または一
部が波形部(29)を備えていることを特徴とする、請
求項12に記載の噴射装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE1998107974 DE19807974C1 (de) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | Spritzvorrichtung zum Zerstäuben von Flüssigkeiten |
DE19807974:5 | 1998-02-25 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11314053A true JPH11314053A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=7858908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4683299A Pending JPH11314053A (ja) | 1998-02-25 | 1999-02-24 | 流体を噴霧するための噴射装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0938930A2 (ja) |
JP (1) | JPH11314053A (ja) |
DE (1) | DE19807974C1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112878636B (zh) * | 2021-01-18 | 2023-03-31 | 湖南国际华远装饰有限公司 | 一种节能环保墙面喷漆装置 |
CN117225609B (zh) * | 2023-11-09 | 2024-01-26 | 成都锦胜雾森环保科技有限公司 | 一种雾化喷头及其使用方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT206322Z2 (it) * | 1985-09-24 | 1987-08-10 | Azzimonti Giovanni Mec Srl | Dispositivo di regolazione della mandata d'aria in una pistola a spruzzo. |
DE29503205U1 (de) * | 1995-02-25 | 1995-07-27 | Bersch & Fratscher GmbH, 63791 Karlstein | Spritzpistole zum Auftragen von Flüssigkeit |
-
1998
- 1998-02-25 DE DE1998107974 patent/DE19807974C1/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-12-28 EP EP98124716A patent/EP0938930A2/de not_active Withdrawn
-
1999
- 1999-02-24 JP JP4683299A patent/JPH11314053A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19807974C1 (de) | 1999-07-29 |
EP0938930A2 (de) | 1999-09-01 |
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