JPH11313A - 内視鏡用光源装置のユニット支持構造 - Google Patents

内視鏡用光源装置のユニット支持構造

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JPH11313A
JPH11313A JP9154658A JP15465897A JPH11313A JP H11313 A JPH11313 A JP H11313A JP 9154658 A JP9154658 A JP 9154658A JP 15465897 A JP15465897 A JP 15465897A JP H11313 A JPH11313 A JP H11313A
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準二 宇佐美
Haruhiko Hibi
春彦 日比
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    • G02B23/16Housings; Caps; Mountings; Supports, e.g. with counterweight
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内蔵された送気ポンプユニット等から発生する
低周波振動に起因して、光源装置内の部品の脱落やネジ
の緩み等が生じない内視鏡用光源装置のユニット支持構
造を提供すること。 【解決手段】内視鏡用光源装置内に配置されるユニット
10を上記光源装置のシャーシ1に支持するための内視
鏡用光源装置のユニット支持構造であって、上記ユニッ
ト10の底面に対して略平行に配置された弾性部材25
の一端側を上記ユニット10の底面に略垂直に突設され
た突片21に固定し、上記シャーシ1に固設された部材
23に上記弾性部材25の他端側を固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡用光源装
置内に配置されるユニットを光源装置のシャーシに支持
するための内視鏡用光源装置のユニット支持構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】消化器内を検査するための内視鏡におい
ては検査中に体腔内に空気を送り込む必要があり、その
ための加圧空気は一般に光源装置に内蔵された送気ポン
プユニットから供給されるようになっている。
【0003】送気ポンプユニットとしてはダイヤフラム
式やピストン式等があるが、いずれも図7に示されるよ
うに、底面部に取り付けられた防振ゴム製の足部91が
光源装置のシャーシ92にネジ止め固定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ダイヤフラム
式及びピストン式の送気ポンプユニット共に、いずれも
運転時には50〜60ヘルツの振動が生じ、防振ゴムの
圧縮引張方向の防振性はそのような低周波の振動に対し
ては効果がない。
【0005】そのため、送気ポンプユニットで発生した
低周波振動が足部91を通して光源装置のシャーシ92
に伝わり、光源装置内に配置された制御回路ユニットか
らチップ部品が脱落する等の不都合が発生する場合があ
る。
【0006】そこで本発明は、内蔵された送気ポンプユ
ニット等から発生する低周波振動に起因して、光源装置
内の部品の脱落やネジの緩み等が生じない内視鏡用光源
装置のユニット支持構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用光源装置のユニット支持構造は、
内視鏡用光源装置内に配置されるユニットを上記光源装
置のシャーシに支持するための内視鏡用光源装置のユニ
ット支持構造であって、上記ユニットの底面に対して略
平行に配置された弾性部材の一端側を上記ユニットの底
面に略垂直に突設された突片に固定し、上記シャーシに
固設された部材に上記弾性部材の他端側を固定したこと
を特徴とする。
【0008】なお、上記弾性部材のバネ定数が、50〜
60ヘルツ程度の低周波振動を防振する値に設定されて
いるとよい。そして、上記弾性部材が硬質ゴムであって
もよく、上記弾性部材がコイルスプリングであってもよ
い。
【0009】また、上記ユニットの底面に突設された上
記突片と上記シャーシに固設された部材とが、断面形状
がL字形のあい対向して配置された一対の部材であって
もよい。
【0010】そして、上記ユニットが送気ポンプユニッ
トであってもよく、上記ユニットが制御回路ユニットで
あってもよい。なお、上記弾性部材の両端の固定部を結
ぶ線の方向が、吸収すべき振動の方向と略一致している
とよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1及び図2は、内視鏡用光源装置に内
蔵されたダイヤフラム式の送気ポンプユニット10を示
しており、図1は正面図、図2は側面図である。
【0012】送気ポンプユニット10には、交流電流が
流される電磁石11に対向して一対の永久磁石12が設
けられている。そして、その永久磁石12に連結された
振動板13によってダイヤフラム14が駆動され、吐出
管15から加圧空気が吐出される。
【0013】その結果、送気ポンプユニット10運転中
は、矢印Aで示される方向に50〜60ヘルツの低周波
振動が発生する。加圧空気は、図示されていない内視鏡
の送気管に送られる。
【0014】送気ポンプユニット10の底面部分には、
一対の足部17が並列に取り付けられている。足部17
は、送気ポンプユニット10の前後両端に沿って、送気
ポンプユニット10の前後両端から前方と後方とに突出
して並列に配置されている。
【0015】各足部17の底面には、断面形状がL字形
の金属製のアングル部材21がボルト22aとナット2
2bで固定されており、アングル部材21の一方の板面
が送気ポンプユニット10の底面からほぼ垂直に下方に
突出した状態になっている。
【0016】また、そのアングル部材21と同形状のア
ングル部材23がシャーシ1にボルト24aとナット2
4bで固定されており、シャーシ1の板面からほぼ垂直
に上方に突出したアングル部材23の一方の板面が、送
気ポンプユニット10に取り付けられたアングル部材2
1の板面とあい対向している。
【0017】そして、そのあい対向する両アングル部材
21,23の板面の間に、硬質ゴムからなる弾性ロッド
25が送気ポンプユニット10の底面と平行に配置され
ていて、弾性ロッド25の両端が両アングル部材21,
23の板面に固定されている。
【0018】その固定は、弾性ロッド25の両端部分に
インサートされたネジ棒26aにナット26bを締めつ
けて行われており、両端の固定部を結ぶ線の方向が送気
ポンプユニット10の振動方向Aと略一致している。し
たがって、弾性ロッド25による振動吸収能が高い。
【0019】このようにして、送気ポンプユニット10
は、弾性ロッド25を片持ち梁として使用する状態でシ
ャーシ1に支持されており、弾性ロッド25は送気ポン
プユニット10の底面の四隅の位置に各々設けられてい
る。
【0020】この弾性ロッド25のバネ定数は、50〜
60ヘルツの振動を防振する値に設定されている。した
がって、送気ポンプユニット10を運転することによっ
て発生する低周波振動が弾性ロッド25の弾性によって
吸収され、シャーシ1に伝わらない。
【0021】図3及び図4は本発明の第2の実施の形態
を示しており、ピストンによって空気を加圧するピスト
ン式の送気ポンプユニット30の支持部に本発明が適用
されている。図3は正面図、図4は側面図である。矢印
Bは、送気ポンプユニット30運転時に生じる振動の方
向を示している。
【0022】この実施の形態においては、第1の実施の
形態の弾性ロッド25に代えてコイルバネ35が用いら
れており、そのバネ定数は、第1の実施の形態の弾性ロ
ッド25と同様に50〜60ヘルツの低周波振動を防振
する値に設定されている。
【0023】その他の、送気ポンプユニット30をシャ
ーシ1に支持する部分の構成は第1の実施の形態と同様
なので、その部分には第1の実施の形態と同じ符号を付
して、説明は省略する。
【0024】図5及び図6は本発明の第3の実施の形態
を示しており、光源装置内の制御回路が搭載された制御
基板51を収容するラック50の支持部に本発明を適用
したものである。図5は正面図、図6は側面図である。
【0025】この実施の形態においては、ラック50を
シャーシ1に支持するための支持部に、硬質ゴムからな
る弾性ロッド25を用いた第1の実施の形態と同様の構
造が用いられており、弾性ロッド25のバネ定数は、や
はり50〜60ヘルツの低周波振動を防振する値に設定
されている。アングル部材21はラック50の床板材に
固定されている。
【0026】このように構成することにより、例え送気
ポンプからシャーシ1に低周波振動が伝わっていても、
それが弾性ロッド25によって吸収されて制御基板51
には伝わらないので、制御基板51に取り付けられたチ
ップ部品が振動によって脱落することを防止することが
できる。なお、弾性ロッド25に代えて第2の実施の形
態と同様のコイルバネ35を用いてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、ユニットの底面に対し
て略平行に配置された弾性部材の一端側をユニットの底
面に略垂直に突設された突片に固定し、シャーシに固定
された部材に弾性部材の他端側を固定したことにより、
弾性部材を片持ち梁として使用する状態でユニットがシ
ャーシに支持されるので、弾性部材のバネ定数を適宜に
設定することによって低周波振動を弾性部材で吸収する
ことができ、光源装置に内蔵された送気ポンプユニット
等から発生する低周波振動に起因する部品の脱落やネジ
の緩み等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の送気ポンプユニッ
トの正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の送気ポンプユニッ
トの側面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の送気ポンプユニッ
トの正面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の送気ポンプユニッ
トの側面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の送気ポンプユニッ
トの正面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の送気ポンプユニッ
トの側面図である。
【図7】従来の送気ポンプユニット支持部の部分拡大側
面断面図である。
【符号の説明】
1 シャーシ 10,30 送気ポンプユニット 17 足部 21,23 アングル部材 25 弾性ロッド 35 コイルバネ 50 ラック 51 制御基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡用光源装置内に配置されるユニット
    を上記光源装置のシャーシに支持するための内視鏡用光
    源装置のユニット支持構造であって、 上記ユニットの底面に対して略平行に配置された弾性部
    材の一端側を上記ユニットの底面に略垂直に突設された
    突片に固定し、上記シャーシに固設された部材に上記弾
    性部材の他端側を固定したことを特徴とする内視鏡用光
    源装置のユニット支持構造。
  2. 【請求項2】上記弾性部材のバネ定数が、50〜60ヘ
    ルツ程度の低周波振動を防振する値に設定されている請
    求項1記載の内視鏡用光源装置のユニット支持構造。
  3. 【請求項3】上記弾性部材が硬質ゴムである請求項1又
    は2記載の内視鏡用光源装置のユニット支持構造。
  4. 【請求項4】上記弾性部材がコイルスプリングである請
    求項1又は2記載の内視鏡用光源装置のユニット支持構
    造。
  5. 【請求項5】上記ユニットの底面に突設された上記突片
    と上記シャーシに固設された部材とが、断面形状がL字
    形のあい対向して配置された一対の部材である請求項
    1、2、3又は4記載の内視鏡用光源装置のユニット支
    持構造。
  6. 【請求項6】上記ユニットが送気ポンプユニットである
    請求項1、2、3、4又は5記載の内視鏡用光源装置の
    ユニット支持構造。
  7. 【請求項7】上記ユニットが制御回路ユニットである請
    求項1、2、3、4又は5記載の内視鏡用光源装置のユ
    ニット支持構造。
  8. 【請求項8】上記弾性部材の両端の固定部を結ぶ線の方
    向が、吸収すべき振動の方向と略一致している請求項1
    ないし7のいずれかの項記載の内視鏡用光源装置のユニ
    ット支持構造。
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