JPH113131A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH113131A
JPH113131A JP9173053A JP17305397A JPH113131A JP H113131 A JPH113131 A JP H113131A JP 9173053 A JP9173053 A JP 9173053A JP 17305397 A JP17305397 A JP 17305397A JP H113131 A JPH113131 A JP H113131A
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standby
cpu
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circuit
signal
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Kiyoshi Fukushima
清 福嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スタンバイ時に大幅な消費電力の低減を図ると
共に、スタンバイ状態から通常動作への移行を迅速に行
え、携帯電話等に適用して好適とされるデータ処理装置
の提供。 【解決手段】あらかじめプログラム命令で分周回路10
2に入力する分周制御信号112を立ち上げておき、そ
の後ホルト命令によりホルト・モードに移行すると、分
周回路102は周辺処理部に供給する周辺クロック11
3の動作周波数を低周波数に切り替える。ホルト・モー
ドで流れる電流は周辺処理部の動作周波数で決定する電
流が支配的であるが、たとえば2分周が32分周に切り
替わると、周辺処理部の動作クロックにより決定する電
流が16分の1に低下するので大幅に消費電力の低減が
行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータ等のデータ処理装置に関し、特にCPU機能を停止
させ、消費電力を低減できるスタンバイ機能を実現した
データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスタンバイ機能を備えたマイクロ
コンピュータ等のデータ処理装置のスタンバイ・モード
について、2つの方法がある。
【0003】第1の方法は、ホルト命令により、スタン
バイ・モード時にCPUに対するクロックを停止させる
方法である。これを「ホルト・モード」と呼ぶ。
【0004】第2の方法は、スタンバイ・モード時に、
全てのクロックを停止させると共に発振回路の動作を停
止させる方法である。これを「ストップ・モード」と呼
ぶ。
【0005】ユーザは、上記2つのスタンバイ・モード
すなわちホルト・モードとストップ・モードをアプリケ
ーションにより選択して使用している。
【0006】まず、第1の方法であるスタンバイ時にC
PUに対するクロックを停止させるホルト・モードにつ
いて、図6の構成図、及び図6に示した構成の動作を説
明するためのタイムチャートである図7を参照して以下
にその概略を説明する。
【0007】図6を参照すると、このホルト・モードを
持つマイクロコンピュータは、発振回路601と、発振
回路601の出力信号610を分周する分周回路602
と、CPU603と、タイマカウンタ604と、RAM
(ランダムアクセスメモリ)605と、ROM(リード
オンメモリ)606と、入出力回路607と、スタンバ
イコントロール回路608と、スタンバイ解除端子60
9と、を含んで構成されている。
【0008】図6及び図7を参照すると、CPU603
で実行される命令によってホルト・モードが指示される
と、スタンバイコントロール回路608のスタンバイフ
ラグがセットされる(図ではHighレベルにセットさ
れる)。これに基づいて、スタンバイコントロール回路
608は、分周回路602に対してホルト信号611を
出力する。
【0009】分周回路602はCPU603に供給して
いるクロック信号612を停止させ、これによりCPU
603のみが処理を停止する。このとき、CPU603
の状態(例えばプログラムカウンタ、プロセッサステー
タスワード、レジスタ等の状態値)は保持される。
【0010】次に、ホルト・モードの解除について説明
する。
【0011】スタンバイ解除端子609からスタンバイ
解除信号615がスタンバイコントロール回路608に
入力すると、スタンバイコントロール回路608内のス
タンバイフラグは、図7に示すようにリセットされる。
これに従って、スタンバイコントロール回路608は、
分周回路602に対するホルト信号611をインアクテ
ィブ状態とし(図7ではLowレベル)、分周回路60
2は、CPU603に再びクロック信号612を供給し
てCPU603は動作を再開する。この時、CPU60
3は、ホルト状態以前に保持していた状態から動作を再
開する。
【0012】次に、第2の方法であるスタンバイ時に全
てのクロックを停止させると共に発振回路の動作を停止
させるストップ・モードについて説明する。この第2の
方法に関する従来技術として、例えば特開昭58−20
5226号公報の記載のマイクロコンピュータが知られ
ている。
【0013】この従来技術について簡単に説明する。図
9は、従来のスタンバイ・モードを持つマイクロコンピ
ュータの構成を示す図である。図9を参照すると、この
マイクロコンピュータは、発振回路901と、発振回路
901の出力信号910を分周する分周回路902と、
CPU903と、タイムカウンタ904と、RAM90
5と、ROM906と、入出力回路907と、スタンバ
イコントロール回路908と、スタンバイ解除端子90
9と、を備えている。
【0014】図10は、図9に示したマイクロコンピュ
ータの動作を説明するためのタイムチャートである。図
9及び図10を参照すると、CPU903より命令によ
ってスタンバイ・モードが指示されると、CPU903
より出力するホルト命令信号915により、スタンバイ
コントロール回路908のスタンバイフラグがセットさ
れる。これに基づいて、スタンバイコントロール回路9
08は、各処理部に対して、ホルト信号914を出力
し、各処理部は、ストップ・モードに移行する。
【0015】その後、スタンバイコントロール回路90
8は、分周回路902に対して、クロック停止信号91
3を出力して分周回路902の分周機能を停止させると
共に、発振回路901に対して発振停止信号917を出
力し、発振を停止させる。
【0016】また、分周回路902は、CPU903を
含む各処理部に対するクロック信号912を停止する。
このCPU903をはじめ各処理部の状態は保持され
る。
【0017】次に、スタンバイ・モードの解除について
説明する。
【0018】スタンバイ解除端子909からスタンバイ
解除信号916がスタンバイコントロール回路908に
入力するとスタンバイコントロール回路908内のスタ
ンバイフラグは、図10に示すようにリセットされる。
これに従って、スタンバイコントロール回路908は、
発振回路901に対する発振停止信号917を落とす
(インアクティブとする)。これにより、発振回路90
1は発振を再開し、発振回路901の出力信号910が
タイマカウンタ904に供給される。
【0019】タイマカウンタ904は、ディレイタイマ
として動作し所定の時間の遅れを生成するものである。
これは、スタンバイ・モードで停止していた発振回路9
01が発振を再開し、発振安定状態になるまでの時間を
かせぐことが必要だからである。
【0020】タイマカウンタ904がタイム・アップ
し、キャリー信号911がスタンバイコントロール回路
908に入力すると、スタンバイコントロール回路90
8は分周回路902に対するクロック停止信号913を
インアクティブ状態とし、続いてスタンバイ状態を解除
する。分周回路902から出力するクロック信号912
は再び動作を開始する。スタンバイ状態が解除するとC
PU903及び各機能はスタンバイ状態以前に保持して
いた状態から動作を再開する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の技術は、下記記載の問題点を有してる。
【0022】1.まず図7及び図8を参照して説明し
た、第1の方法(CPUクロックのみを停止させる方
法)のマイクロコンピュータは以下の問題点を有してい
る。
【0023】1−1.CPUが消費する電力はマイクロ
コンピュータ内では大きな割合を占める。使用する電圧
が一定であれば消費する電力はその回路に流れる電流に
比例する。一般に、CPUで流れる電流をCPUID
D、CPU以外の周辺処理部で流れる電流をPERID
Dとする。マイクロコンピュータ全体の電流(電源電
流)IDDは、これらの加算値である、IDD=CPU
IDD+PERIDDとなる。
【0024】ここで、CPUIDD、PERIDDはそ
れぞれ以下の式で表される。
【0025】CPUIDD=[CPUに流れる定常電
流]+[動作周波数で決定する電流]
【0026】PERIDD=[周辺処理部に流れる定常
電流]+[動作周波数で決定する電流]
【0027】CPUクロックのみ停止させた場合には、
上記CPUIDDの中の[動作周波数で決定する電流]
はなくなる(零となる)。
【0028】またCMOS構造のトランジスタで回路を
構成した場合、上記[CPUに流れる定常電流]や[周
辺処理部に流れる定常電流]は数ミリアンペア以下であ
る。
【0029】しかし周辺処理部の[動作周波数で決定す
る電流]は、処理の高速化に伴い動作周波数を高速にし
ているため、周辺処理部の回路に定常的に流れる電流よ
りも格段に大きい。従ってホルト・モードの消費電流で
支配的なものは、[動作周波数で決定する電流]である
といえる。
【0030】この動作周波数が通常と変わらないのであ
れば、スタンバイモード時においても、上記PERID
Dは少しも減少せず、消費電流の大幅な低減は行えな
い。
【0031】従って、CPUのみを停止するという方法
は、例えば電池を電源として動作する携帯電話のアプリ
ケーションには、そのまま適用することはできない。
【0032】1−2.スタンバイ中において、CPUク
ロックを停止させ、更に消費電力を下げるには、外部よ
り発振回路に供給する発振クロックの周波数を低くする
ことが効果的である。
【0033】これは、上記PERIDDの中の[動作周
波数で決定する電流]が大幅に低下するからである。
【0034】これを実現するために、外部に回路を付加
し、スタンバイ中に、外部より供給する発振クロックの
周波数を低くする方法がとられる。しかし、発振クロッ
ク周波数制御用の外部付加回路を設けることは、コスト
アップになるという問題点を有すると共に、携帯電話な
どのアプリケーションでは、外部付加回路を設けるため
の実装面積がない、という問題点がある。
【0035】1−3.外部付加回路によらず消費電力を
下げる別の方法として、ホルト・モードに移行する前
に、CPUの命令で分周回路より出力するクロック信号
の動作数端数を低くする方法がある。
【0036】この方法では上記項目1−2で述べた方法
と同じ効果を得られるが、しかし、クロック信号を、例
えば2分周から3分周に変更した場合、通常の命令を実
行すると16倍実行時間がかかる。
【0037】これを図8に示したフローチャートを用い
て説明すると、ホルト命令を実行する前に分周命令を実
行し、スタンバイ状態が解除された後でも分周命令を実
行して、通常の動作速度に戻す必要がある。
【0038】例えば携帯電話のアプリケーションにおい
ては、スタンバイ解除の際に、スタンバイ状態から通常
動作に復帰するまで、高速に処理を再開する必要がある
ため、内部の処理速度を落とすことは許されない。この
ため、消費電流を低減するのには有効であっても実用に
供することはできない、という問題がある。
【0039】2.次に、第2の全てのクロックを停止さ
せると共に発振回路の動作を停止させる方法の問題点に
ついて説明する。
【0040】2−1.消費電力を低減する目的だけであ
れば上記CPUクロックのみを停止させる方法に比べ大
きな効果がある。すなわちCMOSトランジスタで回路
を構成した場合、消費電流はマイクロアンペアのオーダ
である。しかし、この従来の方法では、ストップ・モー
ドから通常の処理を再開するまでに、タイマカウンタに
よる発振安定時間確保が必要とされ、迅速に処理に復帰
できない、という重大な問題を有している。また携帯電
話等のアプリケーションでは、マイクロコンピュータ内
でスタンバイ・モード中に動作している周辺処理部の動
作(たとえばタイマカウンタの動作)を停止させるの
で、ストップ・モードでは、周辺処理部は、何ら処理を
実行できず、このため、待ち受け中の処理が行えない、
という重大な問題点を有している。
【0041】2−2.上記特開昭58−205226号
公報では、発振回路の動作を停止しないスタンバイ・モ
ードについても記載されているが、上記項目2−1で述
べたように、携帯電話のアプリケーションでは待ち受け
中の処理が行えないという問題は依然として残されたま
まである。
【0042】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、スタンバイ時に
大幅な消費電力の低減を図ると共に、スタンバイ状態か
ら通常動作への移行を迅速に行え、このため携帯電話等
に適用して好適とされるデータ処理装置を提供すること
にある。
【0043】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のデータ処理装置は、少なくとも中央処理装
置(以下「CPU」という)と、所定の処理を行う周辺
処理装置と、を含むデータ処理装置において、前記CP
Uが実行するプログラム命令により、前記CPUに対す
るクロック信号の供給を停止させるスタンバイ・モード
を発生するスタンバイコントロール回路と、スタンバイ
解除信号を前記スタンバイコントロール回路に伝達する
ためのスタンバイ解除端子と、前記CPUから出力する
第1の制御信号によりスタンバイ・モード時の前記周辺
処理装置に対するクロック信号の分周比を切り替える分
周回路と、を有する。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明の実施の形態に係るマイクロコンピ
ュータは、CPU(図1の103)と、所定の処理を行
う周辺処理装置(図1の104等)を内蔵するマイクロ
コンピュータであって、CPUが実行するプログラム命
令により、CPUに対するクロック信号(図1の11
4)の供給を停止させる、スタンバイ・モードを発生す
るスタンバイコントロール回路(図1の108)と、ス
タンバイ解除信号を検出してスタンバイコントロール回
路に伝達するスタンバイ解除端子(図1の109)を備
え、CPUから出力する分周制御信号(図1の112)
により、スタンバイ・モード時の周辺処理装置に対する
クロック信号(図1の113)の分周を、低周波数側に
切り替える分周回路(図1の102)と、を有してい
る。
【0045】本発明の実施の形態の動作について説明す
ると、予めCPUで実行されるプログラム命令により分
周制御信号を立ち上げておく。その後、プログラム命令
によりCPUからスタンバイ・モードが指示されると、
スタンバイコントロール回路からホルト信号が出力さ
れ、CPUに対するクロック供給が停止されホルト・モ
ードに移行する。このとき、分周回路から周辺処理部に
対して供給されるクロック信号の分周を、低速に切り替
えて供給する。
【0046】これにより、周辺処理部で消費される消費
電流は、例えば通常2分周であったものを、32分周に
変更すると、周辺処理部で支配的であった動作周波数で
決定する電流は16分の1に減少し、消費電流を大幅に
低減できる。
【0047】また、本発明の別の実施の形態において、
マイクロコンピュータは、分周制御信号を、CPU以外
の周辺処理装置(図1の107)から入力するように構
成してもよい。
【0048】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について、更に
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して以下に説明する。
【0049】図1は、本発明の一実施例に係るマイクロ
コンピュータの構成を示すブロック図である。図2は、
図1に示した本発明の一実施例に係るマイクロコンピュ
ータの動作を示すタイムチャートである。図3は、図1
に示した本発明の一実施例に係るマイクロコンピュータ
の状態遷移を表すフローチャートである。
【0050】図1を参照すると、本発明の一実施例のマ
イクロコンピュータは、発振回路101と、発振回路1
01の出力信号110、CPU103からの分周制御信
号112、及びスタンバイコントロール回路108から
のホルト信号111を入力とする分周回路102と、分
周回路102から出力されるCPUクロック114を入
力とするCPU103、RAM105、及びROM10
6と、分周回路102から出力される周辺クロック11
3を入力とするタイマカウンタ104、及び入出力回路
107と、CPU103から出力されるホルト命令信号
115を入力するスタンバイコントロール回路108
と、スタンバイコントロール回路108にスタンバイ解
除信号116を供給するスタンバイ解除端子109と、
を備えて構成している。
【0051】本実施例においては、分周回路102が、
それぞれCPU103の動作に関係する処理部に対して
CPUクロック114を供給し、それ以外の処理部には
周辺クロックを供給するような構成としている。
【0052】次に、図2のタイムチャートと図3のフロ
ーチャートを参照して、本発明の一実施例のマイクロコ
ンピュータのホルト・モードの動作について説明する。
【0053】まず、CPU103は、ホルト時の分周を
決定する命令を実行し、CPU103より出力する分周
制御信号112を立ち上げる。
【0054】次に、CPU103でホルト命令を実行す
るによって、スタンバイ・モードが指示されホルト命令
信号115が立ち上がると、スタンバイコントロール回
路108のスタンバイフラグがセットされる。
【0055】スタンバイフラグがセットされると、スタ
ンバイコントロール回路108は、分周回路102に対
してホルト信号111を出力する。
【0056】分周回路102は、CPU103及びRA
M105、ROM106に供給しているCPUクロック
信号114を停止させる。
【0057】次に、分周制御信号112が立ち上がって
いるので、タイマカウンタ104や入出力回路107
等、CPU動作に関係ない処理部に供給する周辺クロッ
ク113の動作周波数を、図2に示すように、低速に切
り替える。このときCPU103、RAM105、RO
M106の状態は保持される。
【0058】次にスタンバイ・モードの解除について説
明する。
【0059】スタンバイ解除端子109からスタンバイ
解除信号116がスタンバイコントロール回路108に
入力すると、スタンバイコントロール回路108内のス
タンバイフラグは、図2に示すように、リセットされ
る。
【0060】スタンバイフラグのリセットを受けて、ス
タンバイコントロール回路108は分周回路102に対
するホルト信号111を落とし、分周回路102はCP
U103、RAM105、ROM106に再びCPUク
ロック信号114を供給してCPU103は動作を再開
する。
【0061】なお、分周制御信号112を立ち上げてい
ない場合は、スタンバイ状態でも周辺クロック113の
低分周への切替え動作は行わない。
【0062】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0063】図4は、本発明の第2の実施例に係るマイ
クロコンピュータの構成を示すブロック図である。図5
は、図4に示した本発明の第2の実施例に係るマイクロ
コンピュータの動作を示すタイムチャートである。
【0064】図4を参照すると、本実施例のマイクロコ
ンピュータは、発振回路401と、発振回路401の出
力信号410と、入出力回路407から分周制御信号4
12と、スタンバイコントロール回路108からホルト
信号411と、を入力とする分周回路402と、分周回
路402からのCPUクロック414を入力とするCP
U403、RAM405、及びROM406と、分周回
路402から出力される周辺クロック413を入力とす
るタイマカウンタ404及び入出力回路407と、CP
U403から出力されるホルト命令信号415を入力す
るスタンバイコントロール回路408と、スタンバイコ
ントロール回路408にスタンバイ解除信号416を供
給するスタンバイ解除端子409と、を備えて構成され
ている。
【0065】前記第1の実施例では、CPUより分周制
御信号を出力しホルト・モード時の周辺クロックを制御
していたが、本実施例では、入出力回路407から分周
制御信号412を出力している、点が、前記第1の実施
例と相違しており、その他の構成及び動作は前記第1の
実施例と同様である。以下では、前記第1の実施例との
同一部分の説明は省略し、前記第1の実施例との相違点
についてのみ説明する。
【0066】本実施例では、分周回路から出力される周
辺クロックの分周比を制御する分周制御信号412を入
出力回路407を介して分周回路に供給する構成とした
ことにより、ホルト・モード時の周辺クロックを外部よ
り制御することができるので、CPU403以外の処理
部で一時的に高速な処理を行う必要がある場合に対応す
ることができる。
【0067】上記従来技術で説明したように、例えば携
帯電話等の端末に使用されるマイクロコンピュータ等の
データ処理装置においては、通話中に必要とされる高速
処理、(基地局との交信処理)と、通話をしていない待
ち受け中の低消費電力化(この低消費電力化により、蓄
電池を使用する場合に、一回の充電による使用時間が長
くなり、商品としての価値が高くなる)、及び、待ち受
け状態からの通常の通話処理までの高速な移行(すなわ
ち、電話がかかってきた場合の迅速な着信処理)が必須
の条件であった。
【0068】このため、スタンバイ・モード時、特にC
PU以外の周辺処理部が処理を行えるホルト・モードが
多用されているが、このホルト・モードで消費電力が大
幅に下がらないことが大きな問題であった。この問題の
原因は、ホルト・モード時の周辺処理部が消費する電力
が通常の動作に比べ減少しないからである。
【0069】上記した本発明の実施例においては、分周
回路に、ホルト・モード時の動作周波数を設定するため
の分周制御信号を与え、ホルト命令が実行されホルト・
モードに移行すると、周辺処理部に与えるクロック信号
の動作周波数を低分周に切り替えて供給するようにし、
周辺処理部において動作周波数に比例して消費する電力
を大幅に低減し、その結果、装置全体の消費電力の大幅
な低下を達成する、という作用効果を奏する。
【0070】また、本発明の実施例においては、ホルト
・モードから通常動作に移行した場合、周辺処理部は通
常の動作周波数に切り替わるので、通話待ち受け状態か
ら迅速に通話状態に移行できる。
【0071】さらに、上記第2の実施例で述べたよう
に、分周回路に与える分周制御信号を入出力回路から出
力することで、外部から入力する信号で周辺処理部の動
作周波数を制御でき、より細かい処理が可能となる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分周回路に、ホルト・モード時の動作周波数を設定する
ための分周制御信号を与え、ホルト命令が実行されホル
ト・モードに移行すると、周辺処理部に与えるクロック
信号の動作周波数を低分周に切り替えて供給するように
し、周辺処理部において動作周波数に比例して消費する
電力を大幅に低減し、その結果、装置全体の消費電力の
大幅な低下を達成する、という作用効果を奏する。
【0073】また、本発明によれば、ホルト・モードか
ら通常動作に移行した場合、周辺処理部は通常の動作周
波数に切り替わるので、通話待ち受け状態から迅速に通
話状態に移行できるという効果を奏する。
【0074】さらに、本発明によれば、分周回路に与え
る分周制御信号を入出力回路から出力することにより、
外部から入力する信号で周辺処理部の動作周波数を制御
でき、より細かい処理を可能とする、という効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図3】本発明の第1の実施例の動作の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図6】従来のスタンバイ機能を備えたマイクロコンピ
ュータの構成を示すブロック図である。
【図7】従来のスタンバイ機能を備えたマイクロコンピ
ュータの動作を示すタイムチャートである。
【図8】図7に示した従来のスタンバイ機能を備えたマ
イクロコンピュータの動作の手順を示すフローチャート
である。
【図9】従来のスタンバイ機能を備えたマイクロコンピ
ュータの別の構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示した従来のスタンバイ機能を備えた
マイクロコンピュータの動作を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
101 発振回路 102 分周回路 103 CPU 104 タイマカウンタ 105 RAM(ランダムアクセスメモリ) 106 ROM(リードオンリメモリ) 107 入出力回路 108 スタンバイコントロール回路 109 スタンバイ解除端子 110 発振回路101の出力信号 111 ホルト信号 112 分周制御信号 113 周辺処理部に与える周辺クロック 114 CPUクロック 115 ホルト命令信号 116 スタンバイ解除信号 401 発振回路 402 分周回路 403 CPU 404 タイマカウンタ 405 RAM 406 ROM 407 入出力回路 408 スタンバイコントロール回路 409 スタンバイ解除端子 410 発振回路401の出力信号 411 ホルト信号 412 分周制御信号 413 周辺処理部に与える周辺クロック 414 CPUクロック 415 ホルト命令信号 416 スタンバイ解除信号 601 発振回路 602 分周回路 603 CPU 604 タイマカウンタ 605 RAM 606 ROM 607 入出力回路 608 スタンバイコントロール回路 609 スタンバイ解除端子 610 発振回路601の出力信号 611 ホルト信号 612 CPUクロック 613 周辺処理部に与える周辺クロック 614 ホルト命令信号 615 スタンバイ解除信号 901 発振回路 902 分周回路 903 CPU 904 タイマカウンタ 905 RAM 906 ROM 907 入出力回路 908 スタンバイコントロール回路 909 スタンバイ解除端子 910 発振回路401の出力信号 911 タイマカウンタのキャリー信号 912 マイクロコンピュータのクロック 913 クロック停止信号 914 ホルト信号 915 ホルト命令信号 916 スタンバイ解除信号 917 発振停止信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央処理装置(「CPU」という)と、 周辺処理装置と、を含み、 スタンバイ・モード時、前記CPUに供給するクロック
    を停止する機能を備えたデータ処理装置において、 スタンバイ・モード時に、前記CPUに対するクロック
    の供給を停止すると共に、前記周辺処理装置へ供給する
    周辺クロックを通常動作時よりも低速に切り替える手段
    を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】中央処理装置(以下「CPU」という)
    と、 所定の処理を行う周辺処理装置と、 を少なくとも含むデータ処理装置において、 前記CPUが実行するプログラム命令により、前記CP
    Uに対するクロック信号の供給を停止させるスタンバイ
    ・モードを発生するスタンバイコントロール回路と、 スタンバイ解除信号を前記スタンバイコントロール回路
    に伝達するスタンバイ解除端子と、 前記CPUから出力される制御信号に基づき、スタンバ
    イ・モード時の前記周辺処理装置に対するクロック信号
    の分周比を切り替える分周回路と、 を有することを特徴するデータ処理装置。
  3. 【請求項3】前記分周回路に与える前記の制御信号が、
    前記周辺処理装置から与えられることを特徴とする請求
    項2に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】前記分周回路に与える前記制御信号はデー
    タ処理装置の外部端子から与えられることを特徴とする
    請求項2に記載のデータ処理装置。
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