JPH11312985A - 無線機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続トーンスケルチ方式の設定の有無で、規
定の仕様の最大周波数偏移に操作部から調整データ値を
入力して最大周波数偏移を設定するボリュームによりレ
ベルを変更する問題を解決する。 【解決手段】 連続トーンスケルチ方式無し時での最大
周波数偏移のボリューム調整データ値と、連続トーンス
ケルチ有り時での最大周波数偏移のボリューム調整デー
タ値の２つのデータ値を予めメモリに記憶させ、連続ト
ーンスケルチの設定の有無に応じて、それぞれのデータ
値に対応したレベルにボリュームを設定させ、規定の仕
様の最大周波数偏移に設定できるようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、無線機送信部の最
大周波数偏移の設定に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の技術に関して、図２を参照して説
明する。図２において、最大周波数偏移はマイク１から
変調入力信号を入力し、ＩＤＣ回路２後のＶＲ３のボリ
ュームによりレベルを可変して調整され、その信号は、
加算器４を介し、変調器５に入力される。そのボリュー
ム調整は、操作部６からデータを入力し、制御部７によ
り、設定される。一方、そのデータ値はメモリ９のデー
タＡ１０に記憶される。ここで、連続トーンスケルチ方
式を設定する場合には、操作部６から特定のトーンを設
定し、制御部７からトーン信号発生器８を駆動させる。
その出力はマイクからの変調入力信号と加算器４で加算
され、変調器５に入力される。そのため最大周波数偏移
はトーン信号を重畳した周波数偏移だけＶＲ３のレベル
を低くして調整する必要がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の技術には、連続
トーンスケルチ方式の設定の有無で、規定の仕様の最大
周波数偏移に操作部６からデータ値を入力してＶＲ３の
ボリュームによりレベルを変更する欠点がある。本発明
は、この欠点を除去することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、連続トーンスケルチ方式無し時での最大周
波数偏移の調整データ値と、連続トーンスケルチ方式有
り時での最大周波数偏移の調整データ値の二つのデータ
値を予めメモリに記憶させ、連続トーンスケルチ方式の
有無により、それぞれのデータ値に設定するようにした
ものである。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図１を
参照して説明する。図１において、最大周波数偏移はマ
イク１から変調入力信号を入力し、ＩＤＣ回路２後のＶ
Ｒ３のボリュームによりレベルを可変して調整され、そ
の信号は、加算器４を介し、変調器５に入力される。そ
のボリューム調整は、操作部６からデータを入力し、制
御部７により、設定される。一方、そのデータ値は、メ
モリ９のデータＡ１０に記憶される。ここで、連続トー
ンスケルチ方式を設定する場合には、操作部６から特定
のトーンを設定し、制御部７からトーン信号発生器８を
駆動させる。その出力はマイクからの変調入力信号と加
算器４で加算され、変調器５に入力される。この時、最
大周波数偏移を規定の仕様にするため、操作部６からデ
ータを入力し、ＶＲ３のボリュームにより、調整し、そ
の時のデータ値をメモリ９のデータＢ１１に記憶する。
以上の操作により、連続トーンスケルチ方式無し時はメ
モリ９のデータＡ１０が読み出され、連続トーンスケル
チ有り時はメモリ９のデータＢ１１が読み出され、それ
ぞれのデータ値に対して、ＶＲ３のボリュームによって
レベルが設定され、最大周波数偏移は規定の仕様に設定
される。

【０００６】

【発明の効果】本発明によれば、連続トーンスケルチ方
式の設定の有無にかかわらず、２値のデータを設定後は
最大周波数偏移を規定の仕様に設定でき、以後調整が不
要となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。

【図２】従来の無線機の構成例を示すブロック図。

【符号の説明】

１：マイク、 ２：ＩＤＣ回路、
３：ＶＲ（ボリューム）、 ４：加算器、５：
変調器、 ６：操作部、７：制御
部、 ８：トーン信号発生回路、
９：メモリ、１０：データＡ、 １
１：データＢ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 メモリ内に送信部の最大周波数偏移の設
   定データを複数種類備え、上記送信部の最大周波数偏移
   を、連続トーンスケルチ方式の設定の有無によらず規定
   値に設定できるようにしたことを特徴とする無線機。