JPH11312423A - ポリマー碍管のフランジ金具構造 - Google Patents

ポリマー碍管のフランジ金具構造

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JPH11312423A
JPH11312423A JP11889898A JP11889898A JPH11312423A JP H11312423 A JPH11312423 A JP H11312423A JP 11889898 A JP11889898 A JP 11889898A JP 11889898 A JP11889898 A JP 11889898A JP H11312423 A JPH11312423 A JP H11312423A
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JP
Japan
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flange
core member
sealing surface
thin plate
polymer
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Withdrawn
Application number
JP11889898A
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Tetsuya Nakayama
哲也 中山
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鋳物の品質によらず十分な気密性を確保するこ
とができるポリマー碍管のフランジ金具構造を提供す
る。 【解決手段】コア部材2と、コア部材2の外周に設けた
胴部4と複数の笠5とからなる外被3と、コア部材2の
両端に設けたフランジ金具6とから構成されるポリマー
碍管1のフランジ金具構造において、他の機器と気密に
接合するために使用されるフランジ金具6のシール面6
aに、展伸材からなる薄板11を設けてフランジ金具構
造を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コア部材と、コア
部材の外周に設けた胴部と複数の笠とからなる外被と、
コア部材の両端に設けたフランジ金具とから構成される
ポリマー碍管のフランジ金具構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、コア部材と、コア部材の外周
に設けた胴部と複数の笠とからなる外被と、コア部材の
両端に設けたフランジ金具とから構成されるポリマー碍
管は、ブッシング、遮断器等の絶縁体として種々の構成
のものが知られている。図4は従来のポリマー碍管の一
例の構成を示す図である。図4に示す例において、ポリ
マー碍管51は、FRP筒52と、ゴムからなる外被5
3と、FRP筒52の両端に設けたフランジ金具56と
から構成されている。また、外被53は、FRP筒52
の外周面全体に設けられた胴部54と、この胴部54か
ら突出する複数の笠55とから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した構造の従来の
ポリマー碍管51のフランジ金具56は、他の機器例え
ばブッシングとして使用される場合には変圧器等のタン
クや壁の隔壁にポリマー碍管51を接続するために使用
される。このようなポリマー碍管51では碍管内部に絶
縁性が必要となるため、上述したフランジ金具56を使
用した他の機器との接続を気密にする必要がある。フラ
ンジ金具56は、一般的に鋳造して得たアルミニウム鋳
物を機械加工して使用される。そして、図5にフランジ
金具56の部分の断面を拡大して示すように、フランジ
金具56の一方の端面をシール面56aとする必要があ
るため、このシール面56として緻密な面が求められて
いる。
【0004】しかしながら、フランジ金具56は上述し
たように鋳造して作製されるため、特に大型のフランジ
金具56を鋳造する場合は、緻密な鋳物を鋳造するため
に特別の工程を必要とし、安価に製造することが困難と
なる。そのため、機械加工してシール面56aを形成し
ても、シール面56aを緻密にすることができないた
め、シール面56aにおけるシール性能が悪化して、他
の機器にフランジ金具56を利用してポリマー碍管51
を取り付けた場合にポリマー碍管51の気密性を確保で
きなくなる問題があった。
【0005】本発明の目的は上述した課題を解消して、
鋳物の品質によらず十分な気密性を確保することができ
るポリマー碍管のフランジ金具構造を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のポリマー碍管の
フランジ金具構造は、コア部材と、コア部材の外周に設
けた胴部と複数の笠とからなる外被と、コア部材の両端
に設けたフランジ金具とから構成されるポリマー碍管の
フランジ金具構造において、他の機器と気密に接合する
ために使用されるフランジ金具のシール面に、展伸材か
らなる薄板を設けたことを特徴とするものである。
【0007】本発明では、フランジ金具のシール面に展
伸材からなる薄板を設けることで、シール面を緻密にす
ることができ、フランジ金具を構成する鋳物の品質によ
らずポリマー碍管の気密性を確保することができる。ま
た、フランジ金具のシール面に同心円状の複数の溝を設
けると、フランジ金具と薄板とを接着剤で接合する場
合、溝に埋まった接着剤が機器として使用する時のボル
ト締付の圧縮力でパッキングの役割を果たすため、気密
性をより向上できるため好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明のフランジ金具構造
を有するポリマー碍管の一例を示す図であり、図2は本
発明のフランジ金具の部分の断面を拡大して示す図であ
る。図1及び図2に示す例において、ポリマー碍管1
は、FRP筒2と、ゴムからなる外被3と、FRP筒2
の両端に設けたフランジ金具6とから構成されている。
また、外被3は、FRP筒2の外周面全体に設けられた
胴部4と、この胴部4から突出する複数の笠5とから構
成されている。上述した構成は従来のポリマー碍管と同
様の構成である。
【0009】本発明の特徴は、他の機器と気密に接合す
るために使用されるフランジ金具6のシール面6aに、
展伸材からなる薄板11を設けたことである。ここで、
展伸材からなる薄板11をシール面6aに接合する方法
は特に限定しないが、例えば、シール面6aとなる部分
の鋳物を加工して平面を出し、その上に展伸材からなる
薄板11を接着剤で張り付ける方法を利用することがで
きる。
【0010】薄板11の材質として展伸材を使用するの
は、展伸材は緻密であり気密性に優れるためである。本
発明の薄板11を構成する展伸材としては、従来から展
伸材として知られているアルミニウム合金、銅合金、マ
グネシウム合金を使用することができる。フランジ金具
6がアルミニウム鋳物からなる場合は、その中でもアル
ミニウム合金を使用すると、熱膨張係数もほとんど同じ
にでき、問題となるレベルの熱応力も生じないため好ま
しい。展伸材からなる薄板11の形状もフランジ金具6
のシール面6aのシールが達成できれば特に限定しない
が、通常はシール面6aと同じ形状例えば図1及び図2
に示す例では、図3に示すように、円環状でボルトが通
る部分に孔を有する形状とする。薄板11の厚みもシー
ルが達成できれば特に限定しない。
【0011】図3に示すように、フランジ金具6のシー
ル面6aに、ポリマー碍管1の中心軸を中心に複数の溝
12を同心円状に設けると、フランジ金具6のシール面
6aと薄板11とを接着剤で接合する場合、溝12に埋
まった接着剤が使用の際のボルト締付力による圧縮力で
パッキングの役目を果たすため、気密性をより向上でき
るため好ましい。この際、薄板11のシール面6aと対
向する面は特に加工する必要はないが、シール面6aと
同様に溝加工を施してもよい。
【0012】フランジ金具6のシール面6aと薄板11
との接着剤による接合は、フランジ金具6の加工を終
え、薄板11にも必要ならば加工を施した後に行われ
る。その時の温度は室温でよいが、硬化を早めるために
100℃程度としてもよい。また、接着時に薄板11を
フランジ金具6に向かって押圧するが、押圧力を加えて
0.1mm程度の薄膜接着とする方が、強度、シール
性、熱応力低減の観点から好ましい。さらに、ポリマー
碍管1として組み立てる際には、上述したシール面6a
の改善に加えて、図2に示すように、フランジ金具6の
内周面6bとFRP筒2の底面との間の部分、及び、フ
ランジ金具6の板状部6cとFRP筒2の端部との接触
部分のそれぞれを接着剤で覆うことが、シール性をさら
に高める点で好ましい。
【0013】ポリマー碍管1は使用中フランジ金具6を
他の機器に対しボルトで締め付けて用いられるため、シ
ール面6aと薄板11との接着部に薄板11をはがそう
とする力は生じない。また、薄板11としてフランジ金
具6と同じアルミニウム合金を使用すると、薄板11と
フランジ金具6との熱膨張係数をほとんど同じにできる
ため、この接着部に問題となるレベルの熱応力も生じな
い。この間点からも、シール性能をさらに向上させるこ
とができる。
【0014】ポリマー碍管1のシール面6aと薄板11
との接合にあたって、薄板11とフランジ金具6とを電
気的に導通させておくことが、電位差による電流で生じ
る腐食を防ぐ点で重要である。電気的に導通させる方法
は、フランジ金具6と薄板11とをカシメることでもよ
いし、機器に取り付けた時に締付ボルトを介するなど何
らかの手段で薄板11とフランジ金具6とを電気的に導
通させることでもよい。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、フランジ金具のシール面に展伸材からなる薄
板を設けているため、シール面を緻密にすることがで
き、フランジ金具を構成する鋳物の品質によらずポリマ
ー碍管の気密性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフランジ金具構造を有するポリマー碍
管の一例を示す図である。
【図2】本発明のフランジ金具の部分の断面を拡大して
示す図である。
【図3】本発明における薄板の一例を示す図である。
【図4】従来のフランジ金具構造を有するポリマー碍管
の一例を示す図である。
【図5】従来のフランジ金具の部分の断面を拡大して示
す図である。
【符号の説明】
1 ポリマー碍管、2 FRP筒、3 外被、4 胴
部、5 笠、6 フランジ金具、6a シール面、6b
内周面、6c 板状部、11 薄板、12 溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コア部材と、コア部材の外周に設けた胴部
    と複数の笠とからなる外被と、コア部材の両端に設けた
    フランジ金具とから構成されるポリマー碍管のフランジ
    金具構造において、他の機器と気密に接合するために使
    用されるフランジ金具のシール面に、展伸材からなる薄
    板を設けたことを特徴とするポリマー碍管のフランジ金
    具構造。
  2. 【請求項2】前記フランジ金具のシール面に、ポリマー
    碍管の中心軸を中心に複数の溝を同心円状に設けた請求
    項1記載のポリマー碍管のフランジ金具構造。
JP11889898A 1998-04-28 1998-04-28 ポリマー碍管のフランジ金具構造 Withdrawn JPH11312423A (ja)

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JP11889898A Withdrawn JPH11312423A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 ポリマー碍管のフランジ金具構造

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