JPH11312277A - 盗難検出用タグ - Google Patents

盗難検出用タグ

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JPH11312277A
JPH11312277A JP10325272A JP32527298A JPH11312277A JP H11312277 A JPH11312277 A JP H11312277A JP 10325272 A JP10325272 A JP 10325272A JP 32527298 A JP32527298 A JP 32527298A JP H11312277 A JPH11312277 A JP H11312277A
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tag
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theft
detection sensor
auxiliary tool
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貴則 遠藤
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Masami Miyake
政美 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金銭登録機や金庫等に保管される紙幣、金券又
は有価証券等とともに置かれて、その盗難を検出する。
タグ検出用センサとタグの間に導電性又は磁性を有する
補助具が介在してもタグ検出用センサの検出能力に影響
を与えない。 【解決手段】盗難検出用タグ11は絶縁性基材シート上
に1又は2以上の共振回路部を有し所定の場所に物品と
ともに置かれタグ検出用センサにより検出されるとき警
報装置を不作動にし、検出されないとき警報装置を作動
させる。タグ検出用センサとタグの間に導電性又は磁性
を有する補助具26が置かれるとき共振回路部のうち少
なくとも1つが補助具から外れた位置に設けられる。所
定の場所は金銭登録機又は金庫内のケース14であり、
物品が紙幣、金券又は有価証券であり、補助具は押え金
具である。折り目が絶縁性基材シートに形成され、共振
回路部が基材シートの折り目から外れた位置に設けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波発信装置から
の特定周波数の電波に共振する共振回路部を有し、物品
とともに置かれるタグが不存在のとき警報を発する警報
装置に用いられるタグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金銭登録機や金庫内に保管された
紙幣等は、営業外の時間では金銭登録機や金庫を施錠す
ることにより部外者からの盗難が防止されている。また
万一営業中又は営業外の時間に強盗等により紙幣を強奪
されようとするときには従業員が盗難防止装置の警報器
を作動させて外部の警備員に知らせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の盗難防
止装置は強盗に遭遇した場合に、従業員が必ずしも警報
器を操作できる状況にあるとは限らず改善が求められて
いた。特に従業員が不存在のときには、従来の盗難防止
装置は実効が上がらなかった。本発明の目的は、金銭登
録機や金庫等の所定の場所に保管される紙幣、金券又は
有価証券等の物品とともに置かれて、その盗難を検出す
るために用いられるタグを提供することにある。本発明
の別の目的は、タグ検出用センサとタグの間に導電性又
は磁性を有する補助具が介在してもタグ検出用センサの
検出能力に影響を与えない盗難検出用タグを提供するこ
とにある。本発明の更に別の目的は、紙幣、金券又は有
価証券の盗難を確実に検出し得る盗難検出用タグを提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1、図2、図6及び図7に示すように、絶縁性基材シ
ート11a上に1又は2以上の共振回路部23を有し所
定の場所に物品15とともに置かれ物品15の近傍に設
けられたタグ検出用センサ12により検出されるとき警
報装置13を不作動にしタグ検出用センサ12により検
出されないとき警報装置13を作動させる盗難検出用タ
グ11である。この請求項1に記載された盗難検出用タ
グでは、タグ11が物品15とともに所定の場所に置か
れているときには、警報装置13は作動しない。タグ1
1が物品15とともに持出され、タグ11が所定の場所
に無いことをタグ検出用センサ12が検出すると警報装
置13は作動してその持出しの事実を知らせる。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、タグ検出用センサ12とタグ11の間に導
電性又は磁性を有する補助具26が置かれるとき共振回
路部23のうち少なくとも1つが補助具26から外れた
位置に設けられた盗難検出用タグである。この請求項2
に記載された盗難検出用タグでは、タグ検出用センサ1
2とタグ11の間に導電性又は磁性を有する補助具26
が置かれても、共振回路部23が補助具26から外れた
位置に設けられているため、補助具26によって共振回
路部23の自己インダクタンスは変化せず、タグ検出用
センサ12がタグ11の存在を検出する。タグ11が物
品15とともに所定の場所から持出されると、タグ11
が所定の場所に無いことをタグ検出用センサ16が検出
するので、警報装置13は作動する。
【0006】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、所定の場所が金銭登録機又は金庫1
6内のケース14であり、物品が紙幣15、金券又は有
価証券であり、補助具が物品の押え金具26であり、絶
縁性基材シート11aが物品15と略同形同大に形成さ
れた盗難検出用タグである。この請求項3に記載された
盗難検出用タグでは、押え金具26を有する金銭登録機
又は金庫16に収納された紙幣15、金券又は有価証券
の持出しを検出することができ、絶縁性基材シート11
aを物品15と略同形同大に形成してその物品15とと
もに収納することにより紙幣15、金券又は有価証券の
盗難を有効に検出することができる。
【0007】請求項4に係る発明は、請求項3に係る発
明であって、図6及び図7に示すように、物品15に形
成された折り目又はミシン目に相応する折り目11j、
11jが絶縁性基材シート11aに形成されるとき共振
回路部23が基材シート11aの折り目11j、11j
から外れた位置に設けられた盗難検出用タグである。こ
の請求項4に記載された盗難検出用タグでは、タグが紙
幣15等とともに誤って折畳まれても、共振回路部23
が折り目11j,11jから外れた基材シート11aに
設けられているため、共振回路部23が損傷することが
ない。
【0008】請求項5に係る発明は、図11〜図13に
示すように、絶縁性基材シート11a上に1又は2以上
の共振回路部23を有し、タグ検出用センサ12が設け
られた紙幣15、金券又は有価証券を収納する金銭登録
機又は金庫16内のケース14に敷設され、タグ検出用
センサ12により検出されるとき警報装置13を不作動
にしタグ検出用センサ12により検出されないとき警報
装置13を作動させるタグ本体62と、タグ本体62の
片面又は両面に1枚又は2枚以上重ねられてタグ本体6
2に部分的に接着されかつ紙幣15、金券又は有価証券
と同形同大であって同じ触感を有する付属用紙63とを
備えた盗難検出用タグである。この請求項5に記載され
た盗難検出用タグでは、付属用紙63の上に重ねられた
紙幣15、金券又は有価証券を無断で持出す者(以下、
犯人という)がその紙幣15等を把持したときに、犯人
はこの付属用紙63も紙幣15等であるとの触感を得
る。このため犯人は違和感なく紙幣15等とともにこの
付属用紙63を取出す。付属用紙63は部分的にタグ本
体62に接着されているため、タグ本体62もその付属
用紙63とともに取出される。これによりタグ本体62
が所定の場所に無いことをタグ検出用センサ12が検出
し、警報装置13が作動してその持出しの事実を知らせ
る。
【0009】請求項6に係る発明は、請求項5に係る発
明であって、タグ検出用センサ12とタグ本体62の間
に導電性又は磁性を有する補助具26が置かれるとき共
振回路部23のうち少なくとも1つが補助具26から外
れた位置に設けられ、補助具26が置かれる箇所に共振
回路部が存在しない盗難検出用タグである。この請求項
6に記載された盗難検出用タグでは、タグ本体62がケ
ース14に敷設されている場合には、共振回路部23,
23のうち補助具26から外れた位置に設けられた共振
回路部23が共振し、タグ検出回路18は警報装置13
を作動させない。補助具26が置かれる箇所に共振回路
部23は存在しないので、盗難検出用タグ自体を共振回
路部23が存在しない部分において折曲げることが可能
になり、補助具26を繰返しタグ本体62上に置いても
共振回路部23が損傷することがない。この結果、補助
具26が置かれる箇所に共振回路が存在するように構成
した盗難検出用タグではタグ自体の折曲げや補助具26
により繰返しの配置で損傷したタグをその敷設方向を反
対にして配置するときに警報装置13を誤作動させる恐
れがあるが、本発明の盗難検出用タグではそのような誤
動作を生じさせない。
【0010】請求項7に係る発明は、請求項5に係る発
明であって、タグ検出用センサ12とタグ本体62の間
に導電性又は磁性を有する補助具26が置かれるとき共
振回路部23のうち少なくとも1つが補助具26から外
れた位置に設けられ、補助具26が置かれる箇所に共振
回路部23を構成する導電性金属箔と同じ厚さの金属シ
ート64が絶縁性基材シート11a上に設けられた盗難
検出用タグである。この請求項7に記載された盗難検出
用タグでは、タグ本体62がケース14に敷設されてい
る場合には、共振回路部23,23のうち補助具26か
ら外れた位置に設けられた共振回路部23が共振し、タ
グ検出回路18は警報装置13を作動させない。補助具
26が置かれる箇所の絶縁性基材シート11a上には共
振回路部23を構成する導電性金属箔と同じ厚さの金属
シート64を設けたので、タグ自体の強度が向上すると
ともに、タグ本体62の厚さが均一なものになり、付属
用紙63の上に積重ねて収納される紙幣15等が自然な
状態で収納される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図2に示すように、本発明に
係る盗難検出用タグ11は、このタグ11がタグ検出用
センサ12により検出されるとき警報装置13を不作動
にし、タグ検出用センサ12により検出されないとき警
報装置13を作動させる電波式盗難検出装置に使用され
るものである。この実施の形態における電波式盗難検出
装置はケースである引出し14が収納された金庫16に
設けられ、図示しないが、金庫16の前面には引出し1
4を引出すための開口部が形成される。この開口部は前
面扉により開閉可能に構成され、盗難を防止すべき物品
15はこの金庫16に収納された多数枚の紙幣である。
タグ検出用センサ12は金庫16の上壁下面に取付けら
れたアンテナ17と、このアンテナ17のコイル17b
に電気的に接続されたタグ検出回路18とを備える。ア
ンテナ17は金庫16の幅方向に延びるフェライト製の
コア17aと、このコア17aに巻回されたコイル17
bと、コア17aの両端に2枚のタグ11,11に向っ
てそれぞれ突設されたフェライト製の一対のアーム部1
7c,17dとを有する。コイル17bを含むコア17
a及び一対のアーム部17c,17dの基端はビニール
テープ等の絶縁体(図示せず)を介して電波吸収体19
及び電磁波シールド部材(図示せず)により覆われる。
図1の一点鎖線で示すように、これらのアーム部17
c,17dの先端は後述する押え金具26,26から外
れた位置に設けられる。
【0012】タグ検出回路18は図3に示すように、ア
ンテナ17のコイル17bに電気的に接続されかつコイ
ル17bにタグ11の共振周波数と同一の周波数の電流
を流す電圧制御発信器18aと、この発信器18aの発
振周波数を7〜9MHzの範囲内でスイープ(掃引)さ
せるスイープ部18bと、電圧制御発信器18aの自動
利得制御器出力に入力が接続された増幅部18cと、増
幅部18cの出力に入力が接続されたノイズフィルタ1
8dと、ノイズフィルタ18dの出力に入力が接続され
たスレッシュホールド18eとを有する。このタグ検出
回路18では、タグ11がコイル17bに近付いて後述
する共振回路部23が共振したときに電圧制御発信器1
8aの自動利得制御器出力に特定信号が現れるように構
成される。この特定信号は増幅部18cにて増幅され、
ノイズフィルタ18dにて混在するノイズ信号が除去さ
れ、更にスレッシュホールド18eにて選別されるよう
に構成される。スレッシュホールド18eにて選別され
た波形に上記特定信号の波形が存在しない場合にはスレ
ッシュホールド18eからオン信号“1”が出力される
ように構成される。なお、スレッシュホールド18eに
て選別された波形に上記特定信号の波形が存在する場合
にはスレッシュホールド18eからオフ信号“0”が出
力されるように構成される。
【0013】図2に戻って、タグ検出回路18の制御出
力には警報装置であるブザー13が接続される。タグ検
出回路18とブザー13との間には抵抗体21a及びコ
ンデンサ21bにより構成された時定数回路21が接続
され、スレッシュホールド18eの出力にチャタリング
が発生した場合に上記時定数回路21によりブザー13
の誤作動を防止できるようになっている。なお、タグ検
出回路18、ブザー13及び時定数回路21は金庫16
の側壁外面に取付けられたケース22に収容される。
【0014】図1及び図2に示すように、金庫16にお
ける引出し14は、プラスチック等の非磁性材料により
形成され、引出し方向に延びる仕切板14aにより左右
一対の紙幣収容部14b,14cに区画される。引出し
14の左右一対の紙幣収容部14b,14cには、収容
される紙幣をその上側から押える押え金具26,26が
それぞれ設けられる(図1)。この実施の形態における
押え金具26,26は略M字状に折曲げられた鋼線であ
って、基端が図示しないコイルスプリングを介して引出
し14に枢止される。このコイルスプリングの付勢力に
より、押え金具26は、図4に示すように、先端が紙幣
15の上側に当接して紙幣15を上側から押えるととも
に、図5に示すように、コイルスプリングの付勢力に打
勝つ力で押え金具26を上方に持上げることにより押え
られた紙幣を取出すことができるように構成される。図
2に戻って、一対の紙幣収容部14b,14cにそれぞ
れ積み重ねられて収容された多数枚の紙幣15,15の
一番下にはタグ11,11がそれぞれ収容され、図1に
示すように、押え金具はこのタグ11,11を一番下に
して多数枚の紙幣15,15を押えるように構成され
る。
【0015】タグ11は紙幣15と同形同大に形成され
る。このタグ11は図6及び図7に示すように、紙やプ
ラスチック薄板等の絶縁性材料により形成された絶縁性
基材シート11aと、この絶縁性基材シート11aの上
面に銅やアルミニウム等の導電性材料により略長方形の
渦巻き状に形成されたコイル部11bと、絶縁性材料に
より形成されコイル部11bを介して絶縁性基材シート
11aの上面を覆うように接着された誘電体層11c
と、絶縁性材料により形成され誘電体層11cの上面を
覆うように接着された表面層11dとを有する。
【0016】本実施の形態における絶縁性基材シート1
1a上には、ほぼ同形同大の3個のコイル部11bが所
定の間隔をあけて形成される。これらの間隔は紙幣15
が通常折畳まれたときの折り目に相当する位置に設けら
れる。符号11jは紙幣15とともにタグ11が折畳ま
れたと仮定したときの折り目である。即ち、この実施の
形態では基材シート11aの折り目11j、11jから
外れた絶縁性基材シート11aの上面に3個のコイル部
11bが形成される。それぞれのコイル部11bには導
電性材料により形成されかつコイル部11bの内端及び
外端に電気的に接続された第1電極層11e及び第1接
続端子11fがそれぞれ接着され、誘電体層11cは絶
縁性基材シート11aの上面のうち第1接続端子11f
を除く部分を覆うように接着される。コイル部11b、
第1電極層11e及び第1接続端子11fは、絶縁席基
材シート11aの上面に密着して形成された導電性金属
箔(図示せず)を所定のパターンでエッチングすること
により形成される。
【0017】また表面層11dの下面には導電性材料に
より形成されかつ第1電極層11e及び第1接続端子1
1fに対向するように第2電極層11g及び第2接続端
子11hがそれぞれ接着され、第2電極層11g及び第
2接続端子11hは互いに電気的に接続される。第1及
び第2接続端子11f,11hは絶縁性基材シート11
a上に誘電体層11cを介して表面層11dを積層した
ときに互いに電気的に接続される。また第1電極層11
e、誘電体層11c及び第2電極層11gによりコンデ
ンサ11iが構成され、このコンデンサ11iとコイル
部11bとにより3つの共振回路部23が構成される。
共振回路部23の共振周波数はこの実施の形態では7〜
9MHzであり、図1に示すように、紙幣収容部14
b,14cに収容された紙幣の上にこのタグ11,11
を収容し、押え金具26,26によりタグ11,11を
介して紙幣を押えた場合に、3つの共振回路部23,2
3,23のうち1つが補助具である押え金具26から外
れた位置に設けられるように構成される。
【0018】このように構成された盗難検出用タグで
は、紙幣収容部14b,14cに収容された紙幣の上に
このタグ11,11を収容し、押え金具26,26によ
りタグ11,11を介して紙幣を押えた場合に、タグ1
1がアンテナ17に対向するので、タグ検出用センサ1
2は2枚のタグ11,11を検出し、スレッシュホール
ド18eから“0”が出力されブザー13を作動させな
い。この場合、タグ検出用センサ12とタグ11の間に
補助具である導電性からなる押え金具16が置かれるけ
れども、タグ11の3つの共振回路部23,23,23
のうち1つの共振回路部23が押え金具26から外れた
位置に設けられるので、タグ11がコイル17bに近付
いて共振回路部23が共振し、タグ検出回路18はブザ
ー13を作動させない。
【0019】また、2枚のタグ11,11のうちの1枚
が引出しから紙幣15とともに取出されても、タグ検出
用センサ12が引出し14に残った1枚のタグ11を検
出し続けるので、スレッシュホールド18eからは
“0”が出力され続けてブザー13を作動させない。こ
れは金庫16の所有者が金庫16内の紙幣15の枚数を
数えたりする場合を考慮したものである。このときタグ
11が紙幣15とともに折畳まれて折り目11jを付け
られても、この折り目部分にはコイル部11bが形成さ
れていないため、コイル部11bの断線はなく、共振回
路部23は損傷しない。一方、タグ11,11が紙幣1
5,15とともに2枚とも引出し14から取出される
と、タグ11,11が引出し14内に無いことをタグ検
出用センサ12が検出するので、スレッシュホールド1
8eから“1”が出力される。この結果、ブザー13を
作動させるので、金庫16の所有者はブザー13が発し
た警報により金庫16内の紙幣15が無断で持出された
ことを直ちに知ることができ、迅速に警察等に通報でき
る。
【0020】なお、上記の第1の実施の形態では、紙幣
の折り目に相応する箇所に共振回路部が位置しないよう
に、絶縁性基材シート上に3つの共振回路部を形成した
が、紙幣が2つに折られる場合には、図8に示すように
2つの共振回路部を形成し、また紙幣が4つに折られる
場合には、図9に示すように4つの共振回路部を形成し
て、それぞれ紙幣が折畳まれたときに、共振回路部が損
傷しないようにすることもできる。また、導電性又は磁
性を有する補助具から外れた位置に設けられる限り、図
10に示すように、単一の共振回路部を絶縁性基材シー
トの隅部に形成しても良い。
【0021】また、上記の第1の実施の形態では、タグ
を多数枚の紙幣を積み重ねた一番下に収容したが、タグ
を紙幣の代りに、株券、社債券、小切手、倉庫証券又は
商品券等の有価証券や、郵便切手、収入印紙等の金券と
ともに収容してもよい。タグの収納位置は積み重ねた物
品の一番下に限らず、中間位置でも一番上でもよい。ま
たタグを多数枚の紙幣等と束ねて一体的に引出し、箱又
は封筒等に収容してもよい。この場合、紙幣等を引出し
から取出せば、必ずタグも一緒に取出されるので、紙幣
等の無断持出しを更に確実に検出できる。更に、上記の
第1の実施の形態に挙げた共振周波数の数値は一例であ
って、この範囲に限定されるものではない。
【0022】図11〜図13に本発明の第2の実施の形
態を示す。図中上述した実施の形態と同一符号は同一部
品を示し繰返しての説明を省略する。この実施の形態に
おける盗難検出用タグ61は、タグ本体62と付属用紙
63とを備える。図11及び図12に示すように、この
実施の形態ではタグ本体62はタグ検出用センサ12が
設けられた金庫16内のケースである引出し14に敷設
され、引出し14の左右一対の紙幣収容部14b,14
cには、収容される紙幣をその上側から押える補助具で
ある押え金具26,26がそれぞれ設けられる(図1
1)。タグ本体62は紙幣15より一回り大きくかつ一
対の紙幣収容部14b,14cの底面積より僅かに小さ
く形成される。このタグ本体62は図13に示すよう
に、絶縁性基材シート11aと、この絶縁性基材シート
11aの上面に形成されたコイル部11bと、コイル部
11bを介して絶縁性基材シート11aの上面を覆うよ
うに接着された誘電体層11cと、絶縁性材料により形
成され誘電体層11cの上面を覆うように接着された表
面層11dとを有する。
【0023】本実施の形態における絶縁性基材シート1
1a上には、押え金具26,26の先端が押さえる中央
部分を避けるようにほぼ同形同大の2個のコイル部11
bが両端に所定の間隔をあけて形成される。押え金具2
6,26の先端が押さえる絶縁性基材シート11aの中
央部分にはコイル部11bを形成する導電性金属箔と同
じ厚さの金属シート64が設けられる。具体的に、コイ
ル部11b、第1電極層11e及び第1接続端子11f
とともに金属シート64は絶縁席基材シート11aの上
面に密着して形成された導電性金属箔(図示せず)を所
定のパターンでエッチングすることにより形成される。
誘電体層11cはコイル部11b及びこの金属シート6
4を介して絶縁性基材シート11aの上面を覆うように
接着され、表面層11dはこのように接着された誘電体
層11cの上面を覆うように接着される。これにより、
第1及び第2接続端子11f,11hは互いに電気的に
接続され、第1電極層11e、誘電体層11c及び第2
電極層11gによりコンデンサ11iが構成される。こ
のコンデンサ11iとコイル部11bとにより共振回路
部23が構成される。
【0024】付属用紙63はこのタグ本体62の片面に
は2枚設けられる。付属用紙63は金庫16に収納され
る紙幣15、金券又は有価証券と同形同大であって同じ
触感のものが使用される。この実施の形態では紙幣15
と同一厚さと質感を有する紙を紙幣15と同じ大きさに
切取ることにより付属用紙63が作られる。このように
作られた付属用紙63は、図13の斜線で示す中央部分
をタグ本体62の略中央部分に接着することによりタグ
本体62の片面である上面に2枚重ねて設けられる。図
11及び図12に示すように、このように付属用紙63
が重ねられたタグ本体62は、その付属用紙63を上側
にして引出し14の左右一対の紙幣収容部14b,14
cににそれぞれ敷設される。紙幣収容部14b,14c
に敷設されたタグ本体62の上の付属用紙63の上には
紙幣15が積重ねられて収容され、押え金具はこのよう
に積重ねられた多数枚の紙幣15,15を上側から押え
るように構成される。押え金具26,26により紙幣1
5を押えた場合に、2つの共振回路部23,23のうち
1つが補助具である押え金具26から外れた位置に設け
られ、その押え金具26が押える箇所には金属シート6
4が位置するように構成される。
【0025】このように構成された盗難検出用タグ61
では、タグ本体62,62が紙幣15,15とともに2
枚とも引出し14から取出されると、タグ本体62,6
2が引出し14内に無いことをタグ検出用センサ12が
検出してブザー13が作動する。タグ本体62,62に
は紙幣15と同形同大であって同じ触感を有する付属用
紙63が重ねれられているため、その付属用紙63の上
に収納された紙幣15,15を犯人が把持したときに、
犯人はこの付属用紙63も紙幣15であるとの触感を得
る。このため犯人は違和感なく紙幣15とともにこの付
属用紙63を取出す。付属用紙63は部分的にタグ本体
62に接着されているため、タグ本体62もその付属用
紙63とともに取出される。これによりタグ本体62,
62が引出し14内に無いことをタグ検出用センサ12
が検出してブザー13を作動させ、金庫16の所有者は
ブザー13が発した警報により金庫16内の紙幣15が
無断で持出されたことを直ちに知ることができ、迅速に
警察等に通報できる。
【0026】また、タグ本体62が引出し14に敷設さ
れている場合には、共振回路部23,23のうち押え金
具26から外れた位置に設けられた共振回路部23が共
振し、タグ検出回路18はブザー13を作動させること
はない。押え金具26が押さえる箇所の絶縁性基材シー
ト11a上には共振回路部23を構成する導電性金属箔
と同じ厚さの金属シート64を設けたので、タグ本体6
2の厚さが均一なものになり、付属用紙63の上に積重
ねて収納される紙幣15がゆがむ等の不自然な状態で収
納されることはない。また、金属シート64を設けるこ
とによりタグ本体62の繰返し使用強度が向上し、金属
シート64を設けてタグ本体62自体の厚さを均一にし
たので、このタグ61の不使用時に、このタグ61を積
重ねても不均一な厚さに起因する傾きを生じさせること
はなく収納が比較的容易になる。
【0027】なお、上記の第2の実施の形態では、押え
金具26の先端が押さえる絶縁性基材シート11aの中
央部分に金属シート64を設けたが、特に金属シート6
4を設けることなく補助具である押え金具26が押える
箇所に共振回路部を存在しないように形成しても良い。
共振回路部が存在しない盗難検出用タグでは、補助具2
6が置かれる箇所に金属シート64及び共振回路部23
のいずれも存在しないので、盗難検出用タグ自体を共振
回路部23が存在しない部分において折曲げることが可
能になる。また、補助具26を繰返しタグ本体62上に
置いても共振回路部23が損傷することがない。この結
果、補助具26が置かれる箇所に共振回路が存在するよ
うに構成した盗難検出用タグでは、タグ自体の折曲げや
補助具26により繰返しの配置で損傷したタグをその敷
設方向を反対にして配置するときに警報装置13を誤作
動させる恐れがあるが、本発明の盗難検出用タグではそ
のような誤動作を生じさせない。
【0028】また、上記の第2の実施の形態では、紙幣
を用いて説明したが、株券、社債券、小切手、倉庫証券
又は商品券等の有価証券や、郵便切手、収入印紙等の金
券を金庫16に収容してもよい。また、上記の第2の実
施の形態では、付属用紙63をタグ本体62の片面に2
枚重ねたが、付属用紙63は1枚、3枚、4枚又は5枚
以上であって良く、付属用紙63をタグ本体62の両面
に重ねても良い。また、上述した第1及び第2実施の形
態では金庫16を挙げて説明したが、貴金属製品を飾る
ショーウインドウケースやPOS(point of sales)シ
ステムの端末機である金銭登録機等でもよい。更に、上
述した第1及び第2実施の形態では、警報装置としてブ
ザーを挙げたが、ランプ又はその他の警報装置でもよ
く、この警報装置を警備員の待機所や警備会社等に設け
てもよい。この場合、金庫からの紙幣等の盗難を警備員
が即座に知ることができるので、その後速やかに対応す
ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、1
又は2以上の共振回路部を有するタグを物品とともに所
定の場所に置ているときには警報装置は作動せず、タグ
が物品とともに持出されて所定の場所に無いことをタグ
検出用センサが検出すると警報装置が作動してその持出
しの事実を知らせる。このため、このタグを金銭登録機
や金庫等の所定の場所に保管される紙幣、金券又は有価
証券等とともに置くことによりその盗難を検出すること
ができる。また、タグ検出用センサとタグの間に導電性
又は磁性を有する補助具が置かれるとき共振回路部のう
ち少なくとも1つを補助具から外れた位置に設ければ、
タグ検出用センサとタグの間に補助具が置かれても、押
え金具から外れた位置に設けられた共振回路部により、
タグ検出用センサがタグの存在を検出する。この結果、
タグ検出用センサとタグの間に導電性又は磁性を有する
補助具が介在してもタグ検出用センサの検出能力に影響
を与えることはなく、タグ検出用センサはタグが所定の
場所にあるか否かを確実に検出できる。
【0030】また、所定の場所が金銭登録機又は金庫内
のケースであり、物品が紙幣、金券又は有価証券であ
り、補助具が物品の押え金具であるならば、押え金具を
有する金銭登録機又は金庫に収納された紙幣、金券又は
有価証券の持出しを盗難検出用タグにより検出すること
ができ、絶縁性基材シートを物品と略同形同大に形成し
てその物品とともに収納すれば、紙幣、金券又は有価証
券の盗難を有効に検出することができる。また、物品の
折り目又はミシン目に相応する折り目を絶縁性基材シー
トに形成し、共振回路部を折り目から外れた基材シート
に設ければ、共振回路部が絶縁性基材シートとともに折
曲げられて破損することを防止することができる。
【0031】更に、共振回路部を有し、金銭登録機又は
金庫内のケースに敷設され警報装置を作動可能なタグ本
体の片面又は両面に紙幣、金券又は有価証券と同形同大
であって同じ触感を有する付属用紙を重ねて部分的に接
着れば、その付属用紙の上に重ねられた紙幣、金券又は
有価証券を犯人が把持したときに、犯人はこの付属用紙
も紙幣等であるとの触感を得る。このため犯人は違和感
なく紙幣等とともにこの付属用紙を取出す。付属用紙は
部分的にタグ本体に接着されているため、タグ本体もそ
の付属用紙とともに取出される。これにより警報装置は
作動し、その紙幣、金券又は有価証券の盗難を確実に検
出することができる。
【0032】なお、補助具が置かれる箇所に共振回路部
を存在しないようにすれば、盗難検出用タグ自体をその
部分において折曲げることが可能になり、補助具を繰返
しタグ本体上に置いても共振回路部が損傷することがな
い。この結果、補助具が置かれる箇所に共振回路が存在
するように構成した盗難検出用タグでは、タグ自体の折
曲げや補助具により繰返しの配置で損傷したタグをその
敷設方向を反対にして配置するときに警報装置を誤作動
させる恐れがあるが、本発明の盗難検出用タグではその
ような誤動作を生じさせない。一方、補助具が置かれる
箇所に共振回路部を構成する導電性金属箔と同じ厚さの
金属シートを絶縁性基材シート上に設ければ、タグ本体
の強度が向上するとともにタグ本体の厚さを均一でき、
付属用紙の上に積重ねて収納される紙幣等を自然な状態
で収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における盗難検出用
タグが所定の場所に置かれた状態を示す上面図。
【図2】そのタグ検出用センサと警報装置との関係を示
す構成図。
【図3】そのタグ検出回路のブロック線図。
【図4】タグに置かれる補助具が持上げられた状態を示
すケースの断面図。
【図5】その補助具がタグに置かれる状態を示す図4に
対応する断面図。
【図6】その盗難検出用タグの分解斜視図。
【図7】そのタグの縦断面図。
【図8】2つの共振回路部を有する盗難検出用タグの平
面図。
【図9】4つの共振回路部を有する盗難検出用タグの平
面図。
【図10】単一の共振回路部を隅部に形成した盗難検出
用タグの平面図。
【図11】本発明の第2の実施の形態における盗難検出
用タグが所定の場所に置かれた状態を示す上面図。
【図12】そのタグ検出用センサと警報装置との関係を
示す図2に対応する構成図。
【図13】その盗難検出用タグの図6に対応する分解斜
視図。
【符号の説明】
11,61 盗難検出用タグ 11a 絶縁性基材シート 11j 折り目 12 タグ検出用センサ 13 ブザー(警報装置) 14 ケース 15 紙幣(物品) 16 金庫 23 共振回路部 26 補助具 62 タグ本体 63 付属用紙 64 金属シート
フロントページの続き (72)発明者 石山 宏一 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 三宅 政美 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 森 智広 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基材シート(11a)上に1又は2以
    上の共振回路部(23)を有し所定の場所に物品(15)ととも
    に置かれ前記物品(15)の近傍に設けられたタグ検出用セ
    ンサ(12)により検出されるとき警報装置(13)を不作動に
    し前記タグ検出用センサ(12)により検出されないとき前
    記警報装置(13)を作動させる盗難検出用タグ。
  2. 【請求項2】 タグ検出用センサ(12)とタグ(11)の間に
    導電性又は磁性を有する補助具(26)が置かれるとき共振
    回路部(23)のうち少なくとも1つが前記補助具(26)から
    外れた位置に設けられた請求項1記載の盗難検出用タ
    グ。
  3. 【請求項3】 所定の場所が金銭登録機又は金庫(16)内
    のケース(14)であり、物品が紙幣(15)、金券又は有価証
    券であり、補助具が前記物品(15)の押え金具(26)であ
    り、絶縁性基材シート(11a)が前記物品と略同形同大に
    形成された請求項1又は2記載の盗難検出用タグ。
  4. 【請求項4】 物品(15)に形成された折り目又はミシン
    目に相応する折り目が絶縁性基材シート(11a)に形成さ
    れるとき共振回路部(23)が前記基材シート(11a)の折り
    目から外れた位置に設けられた請求項3記載の盗難検出
    用タグ。
  5. 【請求項5】 絶縁性基材シート(11a)上に1又は2以
    上の共振回路部(23)を有し、タグ検出用センサ(12)が設
    けられた紙幣(15)、金券又は有価証券を収納する金銭登
    録機又は金庫(16)内のケース(14)に敷設され、前記タグ
    検出用センサ(12)により検出されるとき警報装置(13)を
    不作動にし前記タグ検出用センサ(12)により検出されな
    いとき前記警報装置(13)を作動させるタグ本体(62)と、
    前記タグ本体(62)の片面又は両面に1枚又は2枚以上重
    ねられて前記タグ本体(62)に部分的に接着されかつ前記
    紙幣(15)、金券又は有価証券と同形同大であって同じ触
    感を有する付属用紙(63)とを備えた盗難検出用タグ。
  6. 【請求項6】 タグ検出用センサ(12)とタグ本体(62)の
    間に導電性又は磁性を有する補助具(26)が置かれるとき
    共振回路部(23)のうち少なくとも1つが前記補助具(26)
    から外れた位置に設けられ、前記補助具(26)が置かれる
    箇所に共振回路部が存在しない請求項5記載の盗難検出
    用タグ。
  7. 【請求項7】 タグ検出用センサ(12)とタグ本体(62)の
    間に導電性又は磁性を有する補助具(26)が置かれるとき
    共振回路部(23)のうち少なくとも1つが前記補助具(26)
    から外れた位置に設けられ、前記補助具(26)が置かれる
    箇所に前記共振回路部(23)を構成する導電性金属箔と同
    じ厚さの金属シート(64)が絶縁性基材シート(11a)上に
    設けられた請求項5記載の盗難検出用タグ。
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