JPH1131182A - 製品引当装置、製品引当方法および記録媒体 - Google Patents

製品引当装置、製品引当方法および記録媒体

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JPH1131182A
JPH1131182A JP18652397A JP18652397A JPH1131182A JP H1131182 A JPH1131182 A JP H1131182A JP 18652397 A JP18652397 A JP 18652397A JP 18652397 A JP18652397 A JP 18652397A JP H1131182 A JPH1131182 A JP H1131182A
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JP18652397A
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Masakazu Ishiwatari
政和 石渡
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 販売店から発注した製品を倉庫で効率よく引
当てる。 【解決手段】この製品引当装置は、倉庫に実在する製品
の在庫情報を記憶した在庫管理データベース41と、倉
庫へ入荷される予定の製品についての入荷予定情報を記
憶した入荷予定ファイル38と、倉庫から出庫する所望
の製品についての少なくとも希望納期および希望数量を
含む注文情報を受け付ける注文受信部31および注文管
理ファイル37と、受け付けた製品の注文情報を基に入
荷予定ファイル38を検索し、所望の製品が希望納期で
揃う数量を引当てる入荷予定引当処理部34と、この入
荷予定引当処理部34による引当数量が希望数量に対し
て不足した場合、その不足分を在庫管理データベース4
1の在庫情報から引当てる在庫引当処理部35とを具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば物流倉庫な
どで利用される製品引当装置、製品引当方法および記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、物流倉庫などには、倉庫内に
搬入(入荷)される製品と出庫される製品とを管理する
製品引当装置が配置されているが、製品の引当て効率が
悪く改善が望まれている。
【0003】従来の製品引当装置は、販売店からの注文
に対して倉庫内に実在する在庫品から順に引当てるよう
構成されている。
【0004】従来の製品引当装置の場合、販売店からの
製品の注文数に対して倉庫内にある在庫品の数が無けれ
ば、納入不可能を販売店の情報端末へ回答している。
【0005】ところで、生産工場では、上記注文のあっ
た製品を生産中の場合もあり、倉庫から納入不可能を販
売店の情報端末へ回答後に製品が揃うこともある。
【0006】しかしながら、従来の製品引当装置では、
倉庫内に製品が実在しなければ、割り当て不可能を販売
店に回答するだけであり、その後、生産工場から倉庫に
入荷されるにもかかわらず製品を販売することができな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の製品引当装置では、販売店から注文のあった製品に
ついて倉庫で製品を引当てる上で、倉庫内に実在する在
庫数だけで製品の引当を決めていたためその後に工場か
ら製品が入荷されるにもかかわらず製品を販売できない
ことがあり引当効率がよくないという問題があった。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、受注機会を多くすると共に注文を受け
た製品を倉庫で効率よく引当てることのできる製品引当
装置、製品引当方法および記録媒体を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明の製品引当装置は、倉庫に
実在する製品の在庫情報を記憶した在庫管理データベー
スと、前記倉庫へ入荷される予定の製品についての入荷
予定情報を記憶した入荷予定ファイルと、前記倉庫から
出庫する所望の製品についての少なくとも希望納期およ
び希望数量を含む注文情報を受け付ける注文情報受付手
段と、前記注文情報受付手段が受け付けた製品の注文情
報を基に前記入荷予定ファイルを検索し、前記所望の製
品が希望納期で揃う数量を引当てる第1の引当手段と、
前記第1の引当手段により引当てられた前記所望の製品
の引当数量が希望数量に対して不足した場合、前記製品
の不足分を前記在庫管理データベースの在庫情報から引
当てる第2の引当手段とを具備している。
【0010】請求項1、4、5記載の発明では、まず、
第1の引当手段が入荷予定ファイルを検索し、所望の製
品について希望納期で揃う数量だけ引当て、この引当数
量が希望数量に対して不足した場合は第2の引当手段が
在庫管理データベースの在庫情報から引当てるので、希
望納期が比較的長期のものについては倉庫の在庫が引当
てられる率が減り、短納期のものの注文に対して在庫が
ないことが少なくなり、受注機会を多くすることができ
る。
【0011】また請求項2記載の発明の製品引当装置
は、請求項1記載の製品引当装置において、前記第1の
引当手段は、予め設定された前記倉庫に入荷された製品
を希望地へ出荷するまでの時間および前記希望地へ配送
する時間に基づいて、前記希望納期を越えないようなで
きるだけ遅い日時から順に前記入荷予定ファイルの入荷
予定情報を検索することを特徴としている。
【0012】この請求項2記載の発明では、出荷所要時
間と配送時間とを考慮して希望納期を越えないようなで
きるだけ遅い日時から順に入荷予定ファイルを検索し、
所望の製品を引当てるので、注文順ではなく希望納期の
順に出庫できるようになり、比較的短い納期のものと比
較的長い納期のものへの対応が倉庫以外に生産工場を含
めてできるようになり、受注機会を多くすることができ
る。
【0013】請求項3記載の発明の製品引当装置は、請
求項1記載の製品引当装置において、前記第2の引当手
段によっても前記所望の製品の希望数量が満たされなか
った場合、前記第1の引当手段により検索された納期と
引当て可能数量とを前記注文情報の発行元に回答する注
文回答手段をさらに具備している。
【0014】請求項3記載の発明では、第1および第2
の引当手段によって所望の製品の希望数量が満たされな
かった場合は、従来のように引当て不可を回答するだけ
でなく、第1の引当手段により検索された納期と引当て
可能数量とを注文情報の発行元に回答するので、販売店
などで顧客と納入数量を調整する中で受注をとることが
できることもあり、受注機会を多くすることができる。
【0015】請求項4記載の発明の製品引当方法は、倉
庫から出庫する所望の製品についての少なくとも希望納
期および希望数量を含む注文情報を受け付ける工程と、
受け付けた製品の注文情報を基に前記倉庫へ入荷される
予定の製品についての入荷予定情報を記憶した入荷予定
ファイルを検索し、前記所望の製品が希望納期で揃う数
量を引当てる工程と、前記所望の製品の引当数量が希望
数量に対して不足した場合、前記製品の不足分を前記倉
庫に実在する製品の在庫情報を記憶した在庫管理データ
ベースから引当てる工程とを有することを特徴としてい
る。
【0016】請求項5記載の発明の記録媒体は、コンピ
ュータに、倉庫から出庫する所望の製品についての少な
くとも希望納期および希望数量を含む注文情報を入力
し、入力した製品の注文情報を基に前記倉庫へ入荷され
る予定の製品についての入荷予定情報を記憶した入荷予
定ファイルを検索させて、前記所望の製品が希望納期で
揃う数量を引当てさせ、前記所望の製品の引当数量が希
望数量に対して不足した場合、前記製品の不足分を前記
倉庫に実在する製品の在庫情報を記憶した在庫管理デー
タベースから引当てさせる処理を実行するプログラムを
前記コンピュータが読取可能に記録したことを特徴とし
ている。
【0017】これにより、受注機会を多くすると共に注
文を受けた製品を倉庫で効率よく引当てることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の製品引当装置、製品引当方
法および記録媒体に係る一つの実施形態の物流管理シス
テムの構成を示す図である。
【0020】同図において、1は電話回線やISDN回
線などの公衆回線網である。この公衆回線網1には、複
数の販売店にそれぞれ設置された発注情報端末、例えば
販売店Aに設置されたコンピュータ2aと販売店Bに設
置されたコンピュータ2bとが接続されている。またこ
の公衆回線網1には、倉庫に設置された製品引当装置と
してのコンピュータ3が接続されている。このコンピュ
ータ3には、例えばLAN4などを介して生産工場に設
置された入荷情報端末としてのコンピュータ5が接続さ
れている。各コンピュータ2a,2bには、顧客からの
注文に応じて入力された注文情報から注文ファイル20
a,20bが生成され、記憶装置、例えばハードディス
クなどに保存されている。注文情報は、例えば注文製品
名、数量、希望納期、客先情報、配送先情報などであ
る。それぞれの注文ファイル20a,20bには、コン
ピュータ3から受信した注文回答情報も書き込まれる。
注文回答情報は、注文製品の希望納期に対して納入の可
否情報や納入可能な場合にいつどのくらいの量を納入す
るという倉庫側のコンピュータ3から取得される情報で
ある。
【0021】倉庫側のコンピュータ3は、注文受信部3
1、入荷予定受信部32、入荷実績処理部33、入荷予
定引当処理部34、在庫引当処理部35、注文回答送信
部36などの各機能部と、注文管理ファイル37、入荷
予定ファイル38、配送日数ファイル39、未引当注文
ファイル40、在庫管理データベース41、受注管理フ
ァイル42などの情報記憶部とから構成されている。こ
れら各機能部や情報記憶部などはコンピュータ3のハー
ドディスク上に生成されている。注文受信部31と注文
管理ファイル37とが注文情報受付手段である。入荷予
定引当処理部34は第1の引当手段である。在庫引当処
理部35は第2の引当手段である。配送日数ファイル3
9には、予め製品を配送可能な配送地域別に配送日数情
報が記憶されている。在庫管理データベース41には、
倉庫における現在の製品の在庫情報(現在庫情報)が常
に更新されつつ格納されている。注文受信部31はそれ
ぞれの販売店A,Bから注文情報を受信して注文管理フ
ァイル37に書き込むものである。入荷予定受信部32
は生産工場のコンピュータ5から倉庫のコンピュータ3
への製品の入荷予定情報(製品名、入荷日、数量など)
をLAN4を通じて受信し入荷予定ファイル38に書き
込むものである。入荷実績処理部33は倉庫に入荷予定
の製品が実際に入荷したときに倉庫のコンピュータ3に
キーボードなどから入力された入荷情報を基に、入荷予
定ファイル38の該当する入荷情報を更新すると共に、
在庫管理データベース41の現在庫情報を実入荷情報で
更新するものである。
【0022】入荷予定引当処理部34は注文管理ファイ
ル37に注文情報(顧客から注文のあった製品名、希望
納期、客先情報、配送先情報など)が書き込まれるたび
に注文管理ファイル37の内容を読み込んで該当する製
品の数量、希望納期などを取り出して入荷予定ファイル
38から引当を行うものである。具体的には、入荷予定
日+出荷所要日数+配送日数≦希望納期という式を満た
す該当製品の入荷予定情報から引当可能数量を算出し、
引き当て後の入荷予定情報に対して既に引き当て済みの
数量をセットし、その引当情報を受注管理ファイル42
に書き込む処理を行う。なお入荷予定ファイル38から
全数の引当ができなかった場合、入荷予定引当処理部3
4は製品の未引当数量、希望納期、回答納期、客先情
報、配送先情報などの未引当注文情報を未引当注文ファ
イル40に書き込み、以降の処理を在庫引当処理部35
に引き継ぐ。出荷所要日数は製品によらず倉庫における
固定値、例えば0.5 などとして予め入荷予定引当処理部
34に記憶されている。
【0023】在庫引当処理部35は入荷予定引当処理部
34が全数引当てできなかった場合に未引当注文ファイ
ル40の未引当注文情報を読み出して在庫管理データベ
ース41を検索して該当製品の不足数量分を現在庫情報
から引当てる処理を行うものである。またこの在庫引当
処理部35は引当て後の現在庫情報に対して引き当て済
みの数量をセットして受注管理ファイル42に書き込む
処理を行うものである。注文回答送信部36は上記各引
当結果と納期の回答を受注管理ファイル42から読み込
み、それぞれの販売店のコンピュータ2a,2bへ注文
回答情報を公衆回線網1を通じて送信するものである。
【0024】以下、この物流管理システムの動作を説明
する。
【0025】この物流管理システムの場合、生産工場の
コンピュータ5からは定期的に入荷予定の製品の情報
(入荷予定情報)が倉庫のコンピュータ3にLAN4を
通じて送信される。
【0026】倉庫側では、コンピュータ3の入荷予定受
信部32が入荷予定情報を受信すると、受信した入荷予
定情報を入荷予定ファイル38に格納し、入荷予定ファ
イル38の内容が更新される。
【0027】一方、生産工場から倉庫に実際に製品が入
荷されると、オペレータによってコンピュータ3が操作
され、製品毎に入荷情報が入力される。すると、コンピ
ュータ3の入荷実績処理部33が入荷予定ファイル38
の内容と在庫管理データベース41の内容とを更新す
る。
【0028】ここで、例えば販売店Aなどにおいて、顧
客から所望の製品についての注文があると、販売店Aの
コンピュータ2aに注文情報が入力され、注文ファイル
20aが生成されると共に、注文の問い合わせ要求と共
に注文ファイル20aの注文情報が倉庫のコンピュータ
3に公衆回線網1を通じて送信される。
【0029】倉庫側では、公衆回線網1を通じて送信さ
れてきた注文の問い合わせ要求と注文情報とをコンピュ
ータ3の注文受信部31が受信すると、受信された注文
の問い合わせ要求と注文情報とを一旦注文管理ファイル
37に記憶する。
【0030】そして、まずコンピュータ3の入荷予定引
当処理部34が入荷予定ファイル38を検索して製品の
引当処理を行う。
【0031】以下、この入荷予定引当処理を図2を参照
して説明する。
【0032】この場合、入荷予定引当処理部34は、注
文の問い合わせ要求に対して、図2に示すように、ま
ず、注文管理ファイル37を検索して注文製品に対する
注文情報(製品名、数量、希望納期、客先情報、配送先
情報など)を取得する(S201)。 続いて、入荷予定引
当処理部34は、取得した配送先情報を基に配送日数フ
ァイル39を検索して配送先への配送日数情報を取得す
る(S202)。
【0033】そして、入荷予定引当処理部34は、取得
した各情報のうち、現在日付+出荷所要日数+配送日数
≦希望納期という第1の条件式を満たすか否かを判定
し、この第1の条件式を満たさなかった場合は(S203の
N)、引当て不可を回答する(S204)。
【0034】一方、この第1の条件式を満たすと(S203
のY)、入荷予定引当処理部34は、入荷予定ファイル
38を検索し、入荷予定情報に該当する製品の入荷予定
があるか否かを調べる(S205)。
【0035】入荷予定があれば(S205のY)、入荷予定
日+出荷所要日数+配送日数≦希望納期、かつ残量>0
という第2の条件式を満たすか否かを判定する(S20
6)。
【0036】この判定結果、この第2の条件式を満たし
た場合(S206のY)、入荷予定引当処理部34は、該当
製品の入荷予定情報より残数量の引当を入荷予定日の遅
い順に行う(S207)。
【0037】この引当結果、納期を受注管理ファイル4
2に書き込む。なお納期は入荷予定日+出荷所要日数+
配送日数である。そしてこの一連の引当処理(S205〜S2
09)を繰り返して全数引当て終了すると(S209のY)、
入荷予定引当処理部34は、受注管理ファイル42から
該当注文の受注データを読み込み、複数の受注データが
ある場合、最も遅い納期を回答納期とし(S210)、受注
管理ファイル42に書き込む。
【0038】この後、全数引当て終了を注文回答送信部
36に通知し、注文回答送信部36は上記引当処理結果
である回答納期を受注管理ファイル42から読み込み、
注文回答情報として、注文の問い合わせ要求を発行した
販売店のコンピュータ2aへ公衆回線網1を通じて送信
する。
【0039】一方、一連の引当処理(S205〜S209)を繰
り返すうち全数が引当てられる前に、S205の処理におい
て、入荷予定がなくなると(S205のN)、希望数量から
既に引当られた数量を差し引いて不足数量、つまり未引
当数量を算出し、その他の情報(未引当注文製品名、希
望納期、客先情報、配送先情報など)と共に未引当情報
として未引当注文ファイル40に書き込み(S211)、以
降の引当処理を現在庫引当処理部35に引き継がせる。
【0040】以下、この現在庫引当処理部35の現在庫
引当処理を図3を参照して説明する。 現在庫引当処理
部35は、図3に示すように、未引当注文ファイル40
より未引当注文情報(未引当の製品名、未引当の数量、
希望納期、客先情報、配送先情報など)を取得する(S3
01)。
【0041】続いて、現在庫引当処理部35は、在庫管
理データベース41を検索し、在庫管理データベース4
1に該当製品の在庫があるか否かを判定する(S302)。
【0042】在庫管理データベース41に該当製品の在
庫がある場合(S302のY)、現在庫引当処理部35は、
さらに該当製品の在庫数が未引当数以上かを判定し(S3
03)、判定結果、該当製品の在庫数が未引当数に満たな
い場合(S303のN)、受注管理ファイル42から該当注
文の受注データを読み込み、入荷予定ファイルから引当
てられた該当製品の数量を希望納期までに引当て可能な
数量として(S304)、その数量を注文回答送信部36に
回答させる。
【0043】また、該当製品の在庫数が未引当数以上で
あれば(S303のY)、該当製品の在庫データより未引当
数分の引当を行う(S305)。そしてこの引当結果と納期
を受注管理ファイル42に書き込む(S306)。
【0044】次に現在庫引当処理部35は、受注管理フ
ァイル42から該当注文の受注データを読み込み、複数
の受注データがある場合、その引当て数量を合計し、最
も遅い納期を回答納期とする(S307)。
【0045】さらに、現在庫引当処理部35は、引当て
数量合計と注文数量とを比較して引当て数量合計が注文
数量よりも少ないか否かを判定する(S308)。
【0046】この判定結果、引当て数量合計が注文数量
よりも少ない場合(S308のY)、引当て数量の合計、つ
まり入荷予定数と現在庫数とを合計した数量を引当可能
数として(S309)、その数量を注文回答送信部36に回
答させる。
【0047】また判定結果、引当て数量合計が注文数量
よりも少なくない場合(S308のN)は、引当て数量合計
が注文数量を満たしたものとして、未引当ファイルから
該当注文データを削除すると共に(S310)、その数量と
納期を注文回答送信部36に回答させる。
【0048】なお、S303やS308の判定処理において、注
文数に対して在庫を引当てることができなっか時点で引
当て不可を販売店側に返すだけでも良い。この場合は、
S304の処理が入荷予定ファイル38から引当てた該当製
品の数量を取り消す処理に変わり、S309の処理が受注管
理ファイル42から該当注文データを削除する処理に変
わる。
【0049】このようにこの実施形態の物流管理システ
ムによれば、倉庫のコンピュータ3において、例えば販
売店Aからの注文情報に対して、まず、入荷予定引当処
理部34が、入荷予定ファイル38から希望納期に最も
近い入荷予定日の製品を引当て、これで全数の引当がで
きなかった場合は在庫引当処理部35が在庫管理データ
ベース41の現在庫から不足数量分を引当てるので、比
較的余裕のある納期の顧客からの注文が、短納期の顧客
からの注文よりも先に来たとしても、希望納期内での効
率の良い引当が可能となり販売機会のロスを減少するこ
とができる。つまり、倉庫内の現在庫数をできるだけ保
持し、販売店A,Bからの短納期の注文に対応すること
ができる。
【0050】この結果、販売店A,Bにおいて受注機会
を多くすることができると共に販売店A,Bから発注し
た製品を倉庫において希望納期に則した形で効率よく引
当てることができる。
【0051】なお、コンピュータ3の各構成(注文受信
部31、入荷予定受信部32、入荷実績処理部33、入
荷予定引当処理部34、在庫引当処理部35、注文回答
送信部36など)の機能を、CD−ROMなどの記録媒
体にプログラムとして記録しておくことで、コンピュー
タ3自身に予め上記実施形態の機能がなくとも、CD−
ROMからプログラムをインストールすることによって
上記実施形態の機能を実現することもできる。なおCD
−ROM以外の記録媒体としては、コンピュータ3が機
械的または電気的に読み取り可能なものであれば、例え
ばMO、DVD−ROM、磁気テープ、フラッシュメモ
リなどでも良い。
【0052】また、上記実施形態では、生産工場と倉庫
とが別に存在するものとしたが、生産工場内に倉庫が設
置されている場合もある。さらに上記実施形態では生産
工場と倉庫のコンピュータ3,5をLAN4で接続し、
各販売店のコンピュータ2a、2bと倉庫のコンピュー
タ3とを公衆回線網1で接続したが、これらコンピュー
タの接続形態はこれに限定されるものではなく、全ての
コンピュータをLAN4または公衆回線網1で接続して
も良く、またここに記載した以外の他のネットワークで
接続しても良い。
【0053】また、上記実施形態では、希望納期に対し
て出荷所要日数、配送日数などの日数で示したが時間、
月、年などでも良い。
【0054】さらに、上記実施形態において入荷予定フ
ァイル38には、生産工場から定期的に送られてくる入
荷予定情報が格納されると説明したが、生産工場から送
られてくる入荷予定情報はあくまでも入荷予定の情報で
あり、生産の成り行き次第で増減するため情報が確実で
ない場合が考えられる。そこで、入荷予定ファイル38
には、受信された入荷予定情報に危険率、例えば入荷予
定数に対して 0.9などをかけて格納しても良い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように請求項1、4、5記
載の発明によれば、まず、入荷予定ファイルを検索し、
所望の製品について希望納期で揃う数量だけ引当て、引
当数量が不足した場合は在庫管理データベースの在庫情
報から引当てるので、希望納期が比較的長期のものにつ
いては倉庫の在庫が引当てられる率が減り、短納期のも
のの受注機会を多くすることができる。
【0056】また請求項2記載の発明によれば、入荷予
定ファイルを希望納期を越えないようなできるだけ遅い
日時から順に検索するので、注文順ではなく希望納期の
順に出庫できるようになり受注機会を多くすることがで
きる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、所望の製品
の希望数量が満たされなかった場合、従来のように引当
て不可を回答するだけでなく、検索された納期と引当て
可能数量とを注文情報の発行元に回答するので、販売店
などで顧客と納入数量を調整する中で受注をとれること
もあり、受注機会を多くすることができる。
【0058】この結果、受注機会を多くすると共に注文
を受けた製品を倉庫で効率よく引当てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態の物流管理システムの
構成を示す図。
【図2】この物流管理システムにおいて倉庫のコンピュ
ータ3の入荷予定引当動作を示すフローチャート。
【図3】コンピュータ3の現在庫引当動作を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1…公衆回線網、2a,2b,3,5…コンピュータ、
4…LAN、20a,20b…注文ファイル、31…注
文受信部、32…入荷予定受信部、33…入荷実績処理
部、34…入荷予定引当処理部、35…在庫引当処理
部、36…注文回答送信部、37…注文管理ファイル、
38…入荷予定ファイル、39…配送日数ファイル、4
0…未引当注文ファイル、41…在庫管理データベー
ス、42…受注管理ファイル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倉庫に実在する製品の在庫情報を記憶し
    た在庫管理データベースと、 前記倉庫へ入荷される予定の製品についての入荷予定情
    報を記憶した入荷予定ファイルと、 前記倉庫から出庫する所望の製品についての少なくとも
    希望納期および希望数量を含む注文情報を受け付ける注
    文情報受付手段と、 前記注文情報受付手段が受け付けた製品の注文情報を基
    に前記入荷予定ファイルを検索し、前記所望の製品が希
    望納期で揃う数量を引当てる第1の引当手段と、 前記
    第1の引当手段により引当てられた前記所望の製品の引
    当数量が希望数量に対して不足した場合、前記製品の不
    足分を前記在庫管理データベースの在庫情報から引当て
    る第2の引当手段とを具備したことを特徴とする製品引
    当装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の製品引当装置において、 前記第1の引当手段は、 予め設定された前記倉庫に入荷された製品を希望地へ出
    荷するまでの時間および前記希望地へ配送する時間に基
    づいて、前記希望納期を越えないようなできるだけ遅い
    日時から順に前記入荷予定ファイルの入荷予定情報を検
    索することを特徴とする製品引当装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の製品引当装置において、 前記第2の引当手段によっても前記所望の製品の希望数
    量が満たされなかった場合、前記第1の引当手段により
    検索された納期と引当て可能数量とを前記注文情報の発
    行元に回答する注文回答手段をさらに具備したことを特
    徴とする製品引当装置。
  4. 【請求項4】 倉庫から出庫する所望の製品についての
    少なくとも希望納期および希望数量を含む注文情報を受
    け付ける工程と、 受け付けた製品の注文情報を基に前記倉庫へ入荷される
    予定の製品についての入荷予定情報を記憶した入荷予定
    ファイルを検索し、前記所望の製品が希望納期で揃う数
    量を引当てる工程と、 前記所望の製品の引当数量が希望数量に対して不足した
    場合、前記製品の不足分を前記倉庫に実在する製品の在
    庫情報を記憶した在庫管理データベースから引当てる工
    程とを有することを特徴とする製品引当方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータに、 倉庫から出庫する所望の製品についての少なくとも希望
    納期および希望数量を含む注文情報を入力し、 入力した製品の注文情報を基に前記倉庫へ入荷される予
    定の製品についての入荷予定情報を記憶した入荷予定フ
    ァイルを検索させて、前記所望の製品が希望納期で揃う
    数量を引当てさせ、 前記所望の製品の引当数量が希望数量に対して不足した
    場合、前記製品の不足分を前記倉庫に実在する製品の在
    庫情報を記憶した在庫管理データベースから引当てさせ
    る処理を実行するプログラムを前記コンピュータが読取
    可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
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