JPH11310768A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPH11310768A
JPH11310768A JP10245140A JP24514098A JPH11310768A JP H11310768 A JPH11310768 A JP H11310768A JP 10245140 A JP10245140 A JP 10245140A JP 24514098 A JP24514098 A JP 24514098A JP H11310768 A JPH11310768 A JP H11310768A
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JP
Japan
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adhesive composition
parts
weight
curing
adhesive
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Application number
JP10245140A
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English (en)
Inventor
Masaya Kobayashi
正也 小林
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】オープンタイムが長く作業性が良好であり、且
つ硬化後は優れた接着強度や弾性等を発揮する高周波加
熱硬化型のウレタン樹脂系接着剤組成物を提供すること
を課題とする。 【解決手段】両末端にイソシアネート基を有するウレタ
ンプレポリマー100重量部に対し、下記一般式(1)
で表されるモルフォリン化合物0.001〜1重量部及
び下記一般式(2)で表されるイミダゾール化合物0.
01〜5重量部、或いは下記一般式(2)で表されるイ
ミダゾール化合物0.5〜5重量部が含有されてなる接
着剤組成物。 (式中、X、Y及びZはアルキル基又は下記一般式
(I)で表される基を示し、且つ、X、Y及びZの内の
少なくとも1つが下記一般式(I)で表される基であ
る) (式中、R1 及びR2 は水素又はアルキル基を示し、n
は1〜10の整数を示す) (式中、R1 はH又はCN基を有する炭化水素基を示
し、R2 は炭素数1〜6の炭化水素基を示し、R3 はH
又はCH3 を示す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波加熱硬化型の
速硬化性1液型ウレタン樹脂系接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般住宅の外壁には窯業系サイディング
材が広く使用されており、そのコーナー部分には予め工
場で90度角に突き合わせ接着加工を行って製造された
役物が使用されている。
【0003】上記役物を接着加工する時の接着剤として
は、従来より、2液混合型のエポキシ樹脂系接着剤を1
0〜15分程度加熱して硬化させる方法が一般的に用い
られている。
【0004】しかし、2液混合型のエポキシ樹脂系接着
剤は、塗布前に予め2液(主剤及び硬化剤)を混合する
必要があるため作業が煩雑であるという問題点や2液を
混合した後は可使時間(ポットライフ)が制約されると
いう問題点等がある。
【0005】上記2液混合型エポキシ樹脂系接着剤の問
題点に対応するため、最近では、1液型の湿気硬化型ウ
レタン樹脂系接着剤を用い、高周波加熱によって1〜2
分程度で速硬化させ、役物を製造する方法が行われてい
る。
【0006】上記製造方法に用いられる接着剤は、硬化
促進触媒等を含有させて硬化を速くする必要があり、例
えば、特開平3−170578号公報では、「ポリオー
ル類と過剰のポリイソシアネート化合物を反応させて、
得られる活性イソシアネート基含有ウレタンプレポリマ
ーに、硬化促進剤として、有機スズ化合物と1,3−ジ
メチル−2−イミダゾリジノンの混合物を添加する事を
特徴とする湿気硬化速硬化型接着剤」が提案されてい
る。
【0007】しかし、上記提案による湿気硬化型のウレ
タン樹脂系接着剤は、確かに速硬化性ではあるものの、
反面、塗布後の貼り合わせ可能時間(オープンタイム)
が極めて短いため、貼り合わせ作業の時間的制約が非常
に厳しく作業性が悪いという問題点やそれに伴う接着不
良を起こし易いという問題点等がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するため、オープンタイムが長く作業性が
良好であり、且つ、硬化後は優れた接着強度や弾性等を
発揮する高周波加熱硬化型の速硬化性1液型ウレタン樹
脂系接着剤組成物を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
接着剤組成物は、両末端にイソシアネート基を有するウ
レタンプレポリマー100重量部に対し、下記一般式
(1)で表されるモルフォリン化合物0.001〜1重
量部及び下記一般式(2)で表されるイミダゾール化合
物0.01〜5重量部が含有されてなることを特徴とす
る。
【化8】 (式中、X、Y及びZはアルキル基又は下記一般式
(I)で表される基を示し、且つ、X、Y及びZの内の
少なくとも1つが下記一般式(I)で表される基であ
る)
【化9】 (式中、R1 及びR2 は水素又はアルキル基を示し、n
は1〜10の整数を示す)
【化10】 (式中、R1 はH又はCN基を有する炭化水素基を示
し、R2 は炭素数1〜6の炭化水素基を示し、R3 はH
又はCH3 を示す)
【0010】上記接着剤組成物は、主成分である両末端
にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー10
0重量部に対し、一般式(1)で表されるモルフォリン
化合物0.001〜1重量部及び一般式(2)で表され
るイミダゾール化合物0.01〜5重量部が含有されて
なることが必要である。
【0011】ウレタンプレポリマー100重量部に対す
る上記モルフォリン化合物の含有量が0.001重量部
未満であると、得られる接着剤組成物の速硬化性が不十
分となり、逆にウレタンプレポリマー100重量部に対
するモルフォリン化合物の含有量が1重量部を超える
と、著しく硬化速度が速くなりすぎ得られる接着剤組成
物のオープンタイムが短くなって、作業性が低下した
り、接着不良が発生し易くなる。
【0012】又、ウレタンプレポリマー100重量部に
対する上記イミダゾール化合物の含有量が0.01重量
部未満であると、得られる接着剤組成物の速硬化性が不
十分となり、逆にウレタンプレポリマー100重量部に
対するイミダゾール化合物の含有量が5重量部を超える
と、得られる接着剤組成物の貯蔵安定性が低下する。
【0013】モルフォリン化合物及びイミダゾール化合
物は硬化促進触媒として機能し、これらを含有させるこ
とにより、得られる接着剤組成物は、優れたオープンタ
イムや貯蔵安定性等を有するにもかかわらず、高周波加
熱による硬化時には上記硬化促進触媒が急激に活性化さ
れるため、例えば窯業系サイディング材のような被着体
から供給される水蒸気により極めて短時間に湿気硬化し
得る速硬化性の接着剤組成物となる。
【0014】請求項2に記載の発明の接着剤組成物は、
両末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマ
ー100重量部に対し、下記一般式(2)で表されるイ
ミダゾール化合物0.5〜5重量部が含有されてなるこ
とを特徴とする。
【化11】 (式中、R1 はH又はCN基を有する炭化水素基を示
し、R2 は炭素数1〜6の炭化水素基を示し、R3 はH
又はCH3 を示す)
【0015】上記接着剤組成物は、主成分である両末端
にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー10
0重量部に対し、一般式(2)で表されるイミダゾール
化合物0.5〜5重量部が含有されてなることが必要で
ある。
【0016】ウレタンプレポリマー100重量部に対す
る上記イミダゾール化合物の含有量が0.5重量部未満
であると、得られる接着剤組成物の速硬化性が不十分と
なり、逆にウレタンプレポリマー100重量部に対する
イミダゾール化合物の含有量が5重量部を超えると、得
られる接着剤組成物の貯蔵安定性が低下する。
【0017】請求項3に記載の発明の接着剤組成物は、
両末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマ
ー100重量部に対し、下記一般式(1)で表されるモ
ルフォリン化合物0.001〜1重量部及び下記一般式
(3)で表されるイミダゾール化合物0.5〜5重量部
が含有されてなることを特徴とする。
【化12】 (式中、X、Y及びZはアルキル基又は下記一般式
(I)で表される基を示し、且つ、X、Y及びZの内の
少なくとも1つが下記一般式(I)で表される基であ
る)
【化13】 (式中、R1 及びR2 は水素又はアルキル基を示し、n
は1〜10の整数を示す)
【化14】 (式中、R1 はフェニル基を有する炭化水素基を示し、
2 は炭素数1〜6の炭化水素基を示し、R3 はH又は
CH3 を示す) 上記接着剤組成物は、主成分である両末端にイソシアネ
ート基を有するウレタンプレポリマー100重量部に対
し、一般式(3)で表されるイミダゾール化合物0.5
〜5重量部が含有されてなることが必要である。
【0018】ウレタンプレポリマー100重量部に対す
る上記イミダゾール化合物の含有量が0.5重量部未満
であると、得られる接着剤組成物の速硬化性が不十分と
なり、逆にウレタンプレポリマー100重量部に対する
イミダゾール化合物の含有量が5重量部を超えると、得
られる接着剤組成物の貯蔵安定性が低下する。
【0019】請求項1ないし請求項3に記載の発明(以
下「本発明」という)による接着剤組成物に含有される
ウレタンプレポリマーとは、イソシアネート基が水と反
応することにより、ウレア結合を形成しながら硬化し高
分子化する化合物であり、ポリヒドロキシ化合物とポリ
イソシアネート化合物との反応により得られる反応生成
物である。
【0020】上記ウレタンプレポリマーの製造に用いら
れるポリヒドロキシ化合物としては、特に限定されるも
のではないが、ウレタン系化合物の製造に一般的に用い
られるポリエーテル系ポリオール、ポリエステル系ポリ
オール、ポリマーポリオール等が挙げられ、好適に用い
られる。
【0021】上記ポリヒドロキシ化合物は、単独で用い
られても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0022】ポリエーテル系ポリオールとしては、特に
限定されるものではないが、例えば、活性水素を2個以
上有する低分子量活性水素化合物の存在下でアルキレン
オキサイドを開環重合させて得られる重合体が挙げら
れ、好適に用いられる。
【0023】上記活性水素を2個以上有する低分子量活
性水素化合物の具体例としては、特に限定されるもので
はないが、例えば、ビスフェノールA、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
1,6−ヘキサンジオール等のジオール類;グリセリ
ン、トリメチロールプロパン等のトリオール類;エチレ
ンジアミン、ブチレンジアミン等のアミン類等が挙げら
れ、好適に用いられる。
【0024】上記活性水素を2個以上有する低分子量活
性水素化合物は、単独で用いられても良いし、2種類以
上が併用されても良い。
【0025】又、上記アルキレンオキサイドの具体例と
しては、特に限定されるものではないが、例えば、エチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド、アミレンオキサイド、ヘキシレンオキサイド、
テトラヒドロフラン等が挙げられ、好適に用いられる。
【0026】上記アルキレンオキサイドは、単独で用い
られても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0027】ポリエステル系ポリオールとしては、特に
限定されるものではないが、例えば、アジピン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、
琥珀酸等の多塩基酸と、ビスフェノールA、エチレング
リコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、ジエチレングリコール、1,6−ヘキサ
ングリコール、ネオペンチルグリコール等の多価アルコ
ールとを脱水縮合して得られる重合体;ε−カプロラク
トン、α−メチル−ε−カプロラクトン等のラクトンの
重合体;ひまし油、ひまし油とエチレングリコールとの
反応生成物等のようなヒドロキシカルボン酸等と上記多
価アルコール等との縮合物等が挙げられ、好適に用いら
れる。
【0028】上記ポリエステル系ポリオールは、単独で
用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0029】ポリマーポリオールとしては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、上記ポリエーテル系ポリ
オールやポリエステル系ポリオールにアクリロニトリ
ル、スチレン、メチル(メタ)アクリレート等のエチレ
ン性不飽和化合物をグラフト重合させて得られるグラフ
ト重合体;1,2−ポリブタジエンポリオール、1,4
−ポリブタジエンポリオール又はこれらの水素添加物等
が挙げられ、好適に用いられる。
【0030】上記ポリマーポリオールは、単独で用いら
れても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0031】又、上記ポリマーポリオールの重量平均分
子量は、特に限定されるものではないが、100〜50
000程度であるものが好ましく、500〜5000程
度であるものがより好ましい。
【0032】ウレタンプレポリマーの製造に用いられる
ポリイソシアネート化合物としては、特に限定されるも
のではないが、2,4−トリレンジイソシアネート、フ
ェニレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネー
ト、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(M
DI)、MDIとトリフェニルメタントリイソシアネー
ト等との混合物(クルードMDI)、1,5−ナフチレ
ンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、エチレンジ
イソシアネート、メチレンジイソシアネート、プロピレ
ンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネー
ト、トリフェニルメタントリイソシアネート又はこれら
の水素添加物等が挙げられ、好適に用いられるが、なか
でも安全性や反応性等に優れるMDIやクルードMDI
がより好適に用いられる。
【0033】上記ポリイソシアネート化合物は、単独で
用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0034】本発明の接着剤組成物に用いられるウレタ
ンプレポリマーの製造方法は、特別なものではなく、例
えば、前記ポリヒドロキシ化合物と上記ポリイソシアネ
ート化合物とをポリヒドロキシ化合物の有する水酸基
(OH)に対するポリイソシアネート化合物の有するイ
ソシアネート基(NCO)の比率(NCO/OH)が当
量比で1.2〜15、好ましくは3〜12、となるよう
な割合で混合し、窒素気流中で、80〜100℃程度の
温度で3〜5時間程度反応させることにより、所望のウ
レタンプレポリマーを得ることが出来る。
【0035】上記NCO/OHが当量比で1.2未満で
あると、得られるウレタンプレポリマーの粘度が高くな
り過ぎて、接着剤組成物とすることが困難となることが
あり、逆にNCO/OHが当量比で15を超えると、得
られる接着剤組成物が硬化時に発泡を起こし易くなって
硬化物の凝集力が低下し、十分な接着強度を得られない
ことがある。
【0036】本発明の接着剤組成物には、必須成分以外
に、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じ
て、接着性付与剤としてのシランカップリング剤、充填
剤、チクソ性付与剤、着色剤、可塑剤(軟化剤)、安定
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、有機溶剤等の各種添加
剤の1種もしくは2種以上が含有されていても良い。
【0037】シランカップリング剤としては、特に限定
されるものではないが、例えば、γ−アミノメチルトリ
エトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン等のアミノアルコキシシラ
ン;γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のメ
ルカプトアルコキシシラン;γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン、3,4−エポキシシクロヘキシル
エチルトリメトキシシラン等のエポキシアルコキシシラ
ン;ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビ
ニルトリエトキシシラン等のビニルシラン;γ−イソシ
アネートプロピルトリエトキシシラン等のようなイソシ
アネート基とアルコキシシリル基を各1個有するシラン
化合物等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が
好適に用いられる。
【0038】充填剤としては、特に限定されるものでは
ないが、例えば、雲母粉末、炭酸カルシウム、表面処理
炭酸カルシウム、カーボンブラック、タルク、酸化チタ
ン、ゴム粉末、有機バルーン、無機バルーン、ウォラス
トナイト等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上
が好適に用いられる。
【0039】又、上記充填剤の形状は、特に限定される
ものではなく、粉末状、鱗片状、球状、塊状、針状等の
いずれの形状であっても良い。
【0040】チクソ性付与剤としては、特に限定される
ものではないが、例えば、コロイド状シリカ、水素添加
ヒマシ油、有機ベントナイト等が挙げられ、これらの1
種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0041】可塑剤としては、特に限定されるものでは
ないが、例えば、ジオクチルフタレート(DOP)、ジ
ブチルフタレート、ジラウリルフタレート、ジオクチル
アジペート、ジイソデシルアジペート、トリブチルホス
フェート、トリオクチルホスフェート、アジピン酸プロ
ピレングリコールポリエステル、アジピン酸ブチレング
リコールポリエステル、エポキシ化大豆油、塩素化パラ
フィン、流動パラフィン等が挙げられ、これらの1種も
しくは2種以上が好適に用いられる。
【0042】安定剤としては、特に限定されるものでは
ないが、例えば、商品名「チヌビン327」(チバガイ
ギー社製)、商品名「イルガノックス1010」(チバ
ガイギー社製)、商品名「トミソープ800」(吉富製
薬社製)等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上
が好適に用いられる。
【0043】有機溶剤としては、特に限定されるもので
はないが、例えば、引火点が40℃以上の合成イソパラ
フィン系溶剤等が挙げられ、これらの1種もしくは2種
以上が好適に用いられる。
【0044】本発明の接着剤組成物の製造方法は、特別
なものではなく、例えば、プラストミル、ニーダー、バ
ンバリーミキサー、ロール等の従来公知の混合機を用い
て、窒素ガスのような不活性ガス雰囲気下もしくは減圧
脱水雰囲気下等で、必須成分である前記ウレタンプレポ
リマー、前記モルフォリン化合物及び前記イミダゾール
化合物の所定量、並びに、必要に応じて添加される上述
の各種添加剤の1種もしくは2種以上の所定量を均一に
攪拌混合すれば良い。
【0045】又、本発明の接着剤組成物を硬化させる時
に用いられる高周波加熱装置としては、特別なものであ
る必要はなく、例えば、富士電波工機株式会社等から市
販されている従来公知の高周波加熱装置が挙げられる。
【0046】本発明の接着剤組成物は、窯業系サイディ
ング材のコーナー部役物用として特に好適に用いられる
が、これら用途に限定されるものではなく、建築用、建
材用、木工用、家具用、一般用等の特に速硬化性が要求
される用途に好適に用いられる。
【0047】(作用)請求項1に記載の発明の接着剤組
成物は、両末端にイソシアネート基を有するウレタンプ
レポリマーを主成分とし、このウレタンプレポリマー1
00重量部に対し、硬化促進触媒として、特定の化学構
造式で表されるモルフォリン化合物の特定量と特定の化
学構造式で表されるイミダゾール化合物の特定量とが含
有されてなるので、優れたオープンタイムと高周波加熱
による硬化時の速硬化性を兼備すると共に、硬化後は優
れた接着強度や弾性等を発揮する。請求項2に記載の発
明の接着剤組成物は、両末端にイソシアネート基を有す
るウレタンプレポリマー100重量部に対し、下記一般
式(2)で表されるイミダゾール化合物0.5〜5重量
部が含有されてなるので、優れたオープンタイムと高周
波加熱による硬化時の速硬化性を兼備すると共に、硬化
後は優れた接着強度や弾性等を発揮する。請求項3に記
載の発明の接着剤組成物は、両末端にイソシアネート基
を有するウレタンプレポリマー100重量部に対し、下
記一般式(3)で表されるイミダゾール化合物0.5〜
5重量部が含有されてなるので、優れたオープンタイム
と高周波加熱による硬化時の速硬化性を兼備すると共
に、硬化後は優れた接着強度や弾性等を発揮する。
【0048】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め、以下に実施例をあげるが、本発明はこれら実施例の
みに限定されるものではない。尚、実施例中の「部」は
「重量部」を意味し、「%」は、特に記載の無い限り、
「重量%」を意味する。
【0049】硬化促進触媒の準備:以下に示す3種類の
硬化促進触媒を準備した。 硬化促進触媒(A):下記式(4)で表されるモルフォ
リン化合物
【化15】 硬化促進触媒(B):下記式(5)で表されるイミダゾ
ール化合物
【化16】 硬化促進触媒(C):ジブチル錫ジラウレート
【0050】(実施例1) (1)ウレタンプレポリマーの調整 NCO/OH=7.4となるように、重量平均分子量2
000のポリプロピレングリコール100部とクルード
MDI(商品名「44V−20」、住友バイエルウレタ
ン社製)50部を、窒素ガス雰囲気下、90℃で5時間
反応させて、NCO含有量7.5%の両末端にイソシア
ネート基を有するウレタンプレポリマーを得た。
【0051】(2)接着剤組成物の調製 上記で得られたウレタンプレポリマー100部に対し、
表面脂肪酸処理重質炭酸カルシウム(商品名「白艶華C
C」、白石カルシウム工業社製)100部、重質炭酸カ
ルシウム(商品名「SS#30」、日東粉化工業社製)
100部及び可塑剤(DOP)30部を添加し、減圧下
で均一に攪拌混合して、粘度(20℃)200000m
Pa・sの組成物を得た。次いで、上記で得られた組成
物330部に対し、前記硬化促進触媒(A)0.05部
及び前記硬化促進触媒(B)0.01部を添加し、均一
に攪拌混合して、接着剤組成物を得た。
【0052】(3)評価 上記で得られた接着剤組成物の性能を以下の方法で評価
した。その結果は表1に示すとおりであった。尚、評価
は、特に記載の無い限り、20±2℃−60±10%R
Hの雰囲気下で行った。
【0053】接着試験片の作成 厚さ12mmの木質窯業系サイディングボード(商品名
「シンセライト」、積水化学工業社製)を50mm×1
00mmに切断し、含水率を15%に調湿して、被着体
2枚を準備した。次いで、上記で得られた接着剤組成物
を一方の被着体の小口(50mm×12mm)に片面塗
布し、オープンタイム5分後に他方の被着体の小口(5
0mm×12mm)を突き合わせ、高周波加熱装置(富
士電波工機社製)にセットして3分間加熱し、接着試験
片を作成した。
【0054】曲げ強度の測定 上記で得られた接着試験片を20±2℃−60±10%
RHの雰囲気下に30分間放置した後、同雰囲気下で、
オートグラフ(島津製作所製)を用いて、JIS 4−
1408「建築用ボード類の曲げ試験法」に準拠し、曲
げ強度{破断強度(kgf)}を測定した。又、同時に
破壊状態(材料破壊、界面剥離、凝集破壊)を目視で観
察し、曲げ強度と合わせて、総合評価を行った。
【0055】(実施例2)表1に示すように、接着剤組
成物の調製において、硬化促進触媒(A)の添加量を
0.005部及び硬化促進触媒(B)の添加量を0.5
部とし、接着試験片の作成において、高周波加熱装置に
よる加熱時間を1分間としたこと以外は実施例1と同様
にして、接着剤組成物及び接着試験片を得た。
【0056】(実施例3)表1に示すように、接着剤組
成物の調製において、硬化促進触媒(A)の添加量を
0.5部及び硬化促進触媒(B)の添加量を2部とし、
接着試験片の作成において、高周波加熱装置による加熱
時間を30秒間としたこと以外は実施例1と同様にし
て、接着剤組成物及び接着試験片を得た。
【0057】(比較例1)表1に示すように、接着剤組
成物の調製において、硬化促進触媒(A)の添加量を
0.5部とし、硬化促進触媒(B)の代わりに、硬化促
進触媒(C)0.001部を添加したこと以外は実施例
1と同様にして、接着剤組成物を得た。次いで、接着試
験片の作成において、上記で得られた接着剤組成物を用
い、高周波加熱装置による加熱時間を30秒間としたこ
と以外は実施例1と同様にして、接着試験片を得た。
【0058】(比較例2)表1に示すように、接着剤組
成物の調製において、硬化促進触媒(B)を添加しなか
ったこと以外は実施例1と同様にして、接着剤組成物及
び接着試験片を得た。
【0059】(比較例3)表1に示すように、接着剤組
成物の調製において、硬化促進触媒(A)を添加せず、
硬化促進触媒(B)の添加量を6.0部としたこと以外
は実施例1と同様にして、接着剤組成物及び接着試験片
を得た。次いで、接着試験片の作成において、上記で得
られた接着剤組成物を用い、高周波加熱装置による加熱
時間を1分間としたこと以外は実施例1と同様にして、
接着試験片を得た。
【0060】実施例2、3、及び、比較例1〜3で得ら
れた5種類の接着試験片を用い、実施例1と同様にし
て、曲げ強度を測定した。その結果は表1に示すとおり
であった。
【0061】
【表1】
【0062】表1から明らかなように、本発明の実施例
1〜3の接着剤組成物は、短時間の高周波加熱により十
分に硬化し、硬化後は優れた接着強度(曲げ強度)と破
壊状態(材料破壊)を示した。
【0063】これに対し、硬化促進触媒としてモルフォ
リン化合物とジブチル錫ジラウレートは含有させたもの
の、イミダゾール化合物を含有させなかった比較例1の
接着剤組成物は、実施例3の接着剤組成物と比較して、
高周波加熱30秒間での硬化が不十分であり、接着強度
(曲げ強度)がかなり低く、破壊状態も被着体との界面
剥離であり、好ましくない性能であった。
【0064】又、硬化促進触媒としてモルフォリン化合
物のみを含有させ、イミダゾール化合物を含有させなか
った比較例2の接着剤組成物、又は、硬化促進触媒とし
てイミダゾール化合物のみを含有させ、モルフォリン化
合物を含有させなかった比較例3の接着剤組成物は、実
施例1の接着剤組成物と比較して、いずれも高周波加熱
3分間での硬化が全く不十分であり、接着強度(曲げ強
度)が極めて低く、破壊状態も硬化不良による接着剤組
成物の凝集破壊であり、乏しい性能であった。
【0065】(実施例4) (1)ウレタンプレポリマーの調整 NCO/OH=3.96となるように、重量平均分子量
3000のポリプロピレングリコール100部とMDI
(商品名「44S」、住友バイエルウレタン社製)35
部を、窒素ガス雰囲気下、90℃で5時間反応させて、
NCO含有量5.8%の両末端にイソシアネート基を有
するウレタンプレポリマーを得た。
【0066】(2)接着剤組成物の調製 上記で得られたウレタンプレポリマー100部に対し、
表面脂肪酸処理重質炭酸カルシウム(商品名「白艶華C
C」、白石カルシウム工業社製)50部、重質炭酸カル
シウム(商品名「SS#30」、日東粉化工業社製)5
0部及び可塑剤(DOP)30部を添加し、減圧下で均
一に攪拌混合して、粘度(20℃)200000mPa
・sの組成物を得た。次いで、上記で得られた組成物2
30部に対し、前記硬化促進触媒(B)0.5部を添加
し、均一に攪拌混合して、接着剤組成物を得た。 (3)接着試験片の作成 実施例1に示した方法と同様にして、接着試験片を作成
した。
【0067】(実施例5)表2に示すように、接着剤組
成物の調製において、硬化促進触媒(B)の添加量を
2.0部とし、接着試験片の作成において、高周波加熱
装置による加熱時間を2分間としたこと以外は実施例4
と同様にして、接着剤組成物及び接着試験片を得た。
【0068】(実施例6)表2に示すように、接着剤組
成物の調製において、硬化促進触媒(B)の添加量を
4.0部とし、接着試験片の作成において、高周波加熱
装置による加熱時間を1分間としたこと以外は実施例4
と同様にして、接着剤組成物及び接着試験片を得た。
【0069】(比較例4)表2に示すように、接着剤組
成物の調製において、硬化促進触媒(B)の代わりに、
硬化促進触媒(C)0.001部を添加したこと以外は
実施例4と同様にして、接着剤組成物を得た。次いで、
接着試験片の作成において、上記で得られた接着剤組成
物を用い、高周波加熱装置による加熱時間を30秒間と
したこと以外は実施例1と同様にして、接着試験片を得
た。
【0070】(比較例5)表2に示すように、接着剤組
成物の調製において、硬化促進触媒(B)を0.1部添
加したこと以外は実施例4と同様にして、接着剤組成物
を得た。次いで、接着試験片の作成において、上記で得
られた接着剤組成物を用い、高周波加熱装置による加熱
時間を5分間としたこと以外は実施例1と同様にして、
接着試験片を得た。
【0071】(比較例6)表2に示すように、接着剤組
成物の調製において、硬化促進触媒(B)の添加量を
8.0部としたこと以外は実施例4と同様にして、接着
剤組成物を得た。次いで、接着試験片の作成において、
上記で得られた接着剤組成物を用い、高周波加熱装置に
よる加熱時間を1分間としたこと以外は実施例1と同様
にして、接着試験片を得た。
【0072】実施例4〜6、及び、比較例4〜6で得ら
れた6種類の接着試験片を用い、上記で得られた接着剤
組成物の性能を以下の方法で評価した。その結果は表2
に示すとおりであった。尚、評価は、特に記載の無い限
り、20±2℃−60±10%RHの雰囲気下で行っ
た。
【0073】曲げ強度の測定 実施例1と同様に行った。 貯蔵安定性評価 接着剤を密閉容器に入れ40℃に保たれた雰囲気中に放
置し、粘度が100万mPa・s になるまでの日数を求
めた。
【0074】
【表2】
【0075】表2から明らかなように、本発明の実施例
4〜6の接着剤組成物は、短時間の高周波加熱により十
分に硬化し、硬化後は優れた接着強度(曲げ強度)と破
壊状態(材料破壊)を示した。また、貯蔵安定性も良好
であった。
【0076】これに対し、硬化促進触媒としてジブチル
錫ジラウレートは含有させたものの、イミダゾール化合
物を含有させなかった比較例4の接着剤組成物は、実施
例の接着剤組成物と比較して、接着強度(曲げ強度)が
かなり低く、破壊状態も被着体との界面剥離であり、好
ましくない性能であった。
【0077】又、ウレタンプレポリマー100重量部に
対し、硬化促進触媒としてイミダゾール化合物を0.1
部を含有させた比較例5の接着剤組成物、あるいはウレ
タンプレポリマー100重量部に対し、硬化促進触媒と
してイミダゾール化合物を8.0部を含有させた比較例
6の接着剤組成物は、実施例の接着剤組成物と比較し
て、接着強度(曲げ強度)が極めて低く、破壊状態も硬
化不良による接着剤組成物の凝集破壊であり、乏しい性
能であった。
【0078】(実施例7) (1)ウレタンプレポリマーの調整 NCO/OH=3.96となるように、重量平均分子量
3000のポリプロピレングリコール100部とMDI
(商品名「44S」、住友バイエルウレタン社製)35
部を、窒素ガス雰囲気下、90℃で5時間反応させて、
NCO含有量5.8%の両末端にイソシアネート基を有
するウレタンプレポリマーを得た。
【0079】(2)接着剤組成物の調製 上記で得られたウレタンプレポリマー100部に対し、
表面脂肪酸処理重質炭酸カルシウム(商品名「白艶華C
C」、白石カルシウム工業社製)50部、重質炭酸カル
シウム(商品名「SS#30」、日東粉化工業社製)5
0部及び可塑剤(DOP)30部を添加し、減圧下で均
一に攪拌混合して、粘度(20℃)200000mPa
・sの組成物を得た。次いで、上記で得られた組成物2
30部に対し、前記硬化促進触媒(A)0.05部及び
前記硬化促進触媒(B)1.0部を添加し、均一に攪拌
混合して、接着剤組成物を得た。 (3)接着試験片の作成 実施例1に示した方法と同様にして、接着試験片を作成
した。
【0080】(実施例8)表3に示すように、接着剤組
成物の調製において、硬化促進触媒(A)の添加量を
0.005部及び硬化促進触媒(B)の添加量を4. 0
部としたこと以外は実施例7と同様にして、接着剤組成
物及び接着試験片を得た。次いで、接着試験片の作成に
おいて、上記で得られた接着剤組成物を用い、高周波加
熱装置による加熱時間を1分間としたこと以外は実施例
7と同様にして、接着試験片を得た。
【0081】(比較例7)表3に示すように、接着剤組
成物の調製において、硬化促進触媒(A)の添加量を
1.5部及び及び硬化促進触媒(B)の添加量を6.0
部としたこと以外は実施例7と同様にして、接着剤組成
物を得た。次いで、接着試験片の作成において、上記で
得られた接着剤組成物を用い、高周波加熱装置による加
熱時間を20秒間としたこと以外は実施例7と同様にし
て、接着試験片を得た。
【0082】(比較例8)表3に示すように、接着剤組
成物の調製において、硬化促進触媒(A)の添加量を
0.05部及び及び硬化促進触媒(B)の添加量を0.
1部としたこと以外は実施例7と同様にして、接着剤組
成物を得た。次いで、実施例7と同様にして、接着試験
片を得た。
【0083】実施例7〜8、及び、比較例7〜8で得ら
れた4種類の接着試験片を用い、上記で得られた接着剤
組成物の性能を以下の方法で評価した。その結果は表3
に示すとおりであった。尚、評価は、特に記載の無い限
り、20±2℃−60±10%RHの雰囲気下で行っ
た。
【0084】曲げ強度の測定 実施例1と同様に行った。 貯蔵安定性評価 接着剤を密閉容器に入れ40℃に保たれた雰囲気中に放
置し、粘度が100万mPa・s になるまでの日数を求
めた。
【0085】
【表3】
【0086】表3から明らかなように、本発明の実施例
7〜8の接着剤組成物は、短時間の高周波加熱により十
分に硬化し、硬化後は優れた接着強度(曲げ強度)と破
壊状態(材料破壊)を示した。また、貯蔵安定性も良好
であった。
【0087】これに対し、比較例7の接着剤組成物は、
実施例の接着剤組成物と比較して、接着強度(曲げ強
度)がかなり低く、破壊状態も被着体との界面剥離であ
り、好ましくない性能であった。
【0088】又、比較例8の接着剤組成物も、実施例の
接着剤組成物と比較して、接着強度(曲げ強度)が極め
て低く、乏しい性能であった。
【0089】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の接着剤組成
物は、オープンタイムが長く作業性が良好であると共
に、短時間の高周波加熱により十分に硬化し得る速硬化
性を有し、且つ、硬化後は優れた接着強度や弾性等を発
揮するので、接着作業が容易になり生産性が向上する。
これにより、窯業系サイディング材のコーナー部役物用
を始め、建築用、建材用、木工用、家具用、一般用等の
特に速硬化性が要求される用途に好適に用いられる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両末端にイソシアネート基を有するウレ
    タンプレポリマー100重量部に対し、下記一般式
    (1)で表されるモルフォリン化合物0.001〜1重
    量部及び下記一般式(2)で表されるイミダゾール化合
    物0.01〜5重量部が含有されてなることを特徴とす
    る接着剤組成物。 【化1】 (式中、X、Y及びZはアルキル基又は下記一般式
    (I)で表される基を示し、且つ、X、Y及びZの内の
    少なくとも1つが下記一般式(I)で表される基であ
    る) 【化2】 (式中、R1 及びR2 は水素又はアルキル基を示し、n
    は1〜10の整数を示す) 【化3】 (式中、R1 はH又はCN基を有する炭化水素基を示
    し、R2 は炭素数1〜6の炭化水素基を示し、R3 はH
    又はCH3 を示す)
  2. 【請求項2】 両末端にイソシアネート基を有するウレ
    タンプレポリマー100重量部に対し、下記一般式
    (2)で表されるイミダゾール化合物0.5〜5重量部
    が含有されてなることを特徴とする接着剤組成物。 【化4】 (式中、R1 はH又はCN基を有する炭化水素基を示
    し、R2 は炭素数1〜6の炭化水素基を示し、R3 はH
    又はCH3 を示す)
  3. 【請求項3】 両末端にイソシアネート基を有するウレ
    タンプレポリマー100重量部に対し、下記一般式
    (1)で表されるモルフォリン化合物0.001〜1重
    量部及び下記一般式(3)で表されるイミダゾール化合
    物0.5〜5重量部が含有されてなることを特徴とする
    接着剤組成物。 【化5】 (式中、X、Y及びZはアルキル基又は下記一般式
    (I)で表される基を示し、且つ、X、Y及びZの内の
    少なくとも1つが下記一般式(I)で表される基であ
    る) 【化6】 (式中、R1 及びR2 は水素又はアルキル基を示し、n
    は1〜10の整数を示す) 【化7】 (式中、R1 はフェニル基を有する炭化水素基を示し、
    2 は炭素数1〜6の炭化水素基を示し、R3 はH又は
    CH3 を示す)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129129A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Konishi Co Ltd 高周波加熱を利用した接着方法
WO2005035662A1 (ja) * 2003-10-10 2005-04-21 Nikko Materials Co., Ltd. 樹脂組成物

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JP2002129129A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Konishi Co Ltd 高周波加熱を利用した接着方法
JP4723070B2 (ja) * 2000-10-20 2011-07-13 コニシ株式会社 高周波加熱を利用した接着方法
WO2005035662A1 (ja) * 2003-10-10 2005-04-21 Nikko Materials Co., Ltd. 樹脂組成物

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