JPH11309514A - 鉄筋折り曲げ装置 - Google Patents

鉄筋折り曲げ装置

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JPH11309514A
JPH11309514A JP12946298A JP12946298A JPH11309514A JP H11309514 A JPH11309514 A JP H11309514A JP 12946298 A JP12946298 A JP 12946298A JP 12946298 A JP12946298 A JP 12946298A JP H11309514 A JPH11309514 A JP H11309514A
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JP
Japan
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bending
main body
reinforcing bar
rebar
body frame
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Application number
JP12946298A
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English (en)
Inventor
Akio Matsukuma
明男 松隈
Kazuhiro Kasai
和弘 笠井
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Tobishima Corp
Matsumoto Kogyo KK
Original Assignee
Tobishima Corp
Matsumoto Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Tobishima Corp, Matsumoto Kogyo KK filed Critical Tobishima Corp
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  • Wire Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭隘な作業場所であっても大径の鉄筋を容易
に折り曲げることができ、これらの鉄筋の配筋作業を効
率的に行なうことができると共に、反力受けを装置自体
に取付けることで汎用性も有する鉄筋折り曲げ装置を提
供する。 【解決手段】 鉄筋折り曲げガイド17と反力受け18
を取付けた折り曲げガイド等取付部16は一対の本体プ
レート13、14からなる本体フレーム12の一方の本
体プレート14のみにしか設けられていないので、折り
曲げガイド等取付部16の上方は開放状態になってい
る。従って、鉄筋折り曲げ装置Aの本体フレーム12を
本体プレート14の面と直交する方向にわずかにずらし
た後、前方に引くことによって、鉄筋折り曲げ装置Aを
折り曲げた鉄筋11から容易に取り外すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦筋、横筋にかか
わらず、鉄筋を折り曲げることができる鉄筋折り曲げ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記した目的に供される鉄筋折り
曲げ装置として実開昭56−34617号公報に記載さ
れた鉄筋折り曲げ工具がある。
【0003】この鉄筋折り曲げ工具は、油圧ジャッキの
ピストンロッド頭に螺合したクレビスをピンを介して基
部が揺動自在に挟持される2個のリンクのそれぞれの先
端に主筋に係止する弧状部を形成し、その中間点に、こ
れらを貫通する補助筋当てを有するコ字状リンクを配設
し、このコ字状リンクの枢点において油圧ジャッキのシ
リンダを揺動自在に挟持したことを構成上の特徴とす
る。
【0004】かかる構成によって、鉄筋折り曲げ工具
は、シリンダが伸長する前にピストンロッドが押圧力に
よってリンクの弧状部の主筋への係止と補助筋当てによ
る補助筋の主筋への圧迫により、鉄筋折り曲げ工具を確
実に主筋に装着でき、狭隘な作業場所であっても補助筋
の折り曲げ作業を行なうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した鉄筋
折り曲げ工具は、未だ、以下の解決すべき課題を有して
いた。即ち、鉄筋折り曲げ工具は、予め或る程度(例え
ば、90°)折り曲げられているものをさらに小さな角
度折り曲げるためにのみ用いられるものであり、最初か
ら直線状の補助筋を大きな角度(例えば、90°)曲げ
るために用いることができない。
【0006】また、大径の補助筋を折り曲げる場合に
は、補助筋の亀裂や破壊を防止するため、主筋の中心か
らの曲げ半径を大きくとる必要があるが、上記した鉄筋
折り曲げ工具は、主筋に係止する弧状部はこの点に関し
て何ら配慮されておらず、従って、大径の補助筋の折り
曲げ作業は不可能であった。さらに、上記した鉄筋折り
曲げ工具は、補助筋を曲げるにあたって主筋を反力受け
として必ず利用するものであり、主筋等の反力受けを用
いずに鉄筋を曲げることは不可能であり、そのため、汎
用性に欠けることにもなっていた。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、狭隘な作業場所であっても大径の鉄筋を大
きな角度で折り曲げることができ、これらの鉄筋の配筋
作業を効率的に行なうことができると共に、反力受けを
装置自体に取付けることで汎用性も向上できる鉄筋折り
曲げ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の鉄筋折り曲げ装置は、平行間隔を開けて重合状態
に配置した略同一形状の2枚の本体プレートから構成さ
れる本体フレームと、前記両本体プレート間に形成さ
れ、前記本体フレームの長手方向と略直交する方向に直
線状の鉄筋を挿通可能な鉄筋曲げ空間と、前記本体フレ
ームの鉄筋挿入側部において、一方の前記本体プレート
のみを外側方に向けて突出して形成した折り曲げガイド
等取付部と、前記折り曲げガイド等取付部に前記本体フ
レームの長手方向に間隔を開けてそれぞれ取付けられ、
その間に鉄筋挿入開口が形成される鉄筋折り曲げガイド
及び反力受けと、基端が前記本体フレームにおいて前記
鉄筋折り曲げガイド及び反力受けと共に略正三角形を形
成する位置に回転自在に枢支されると共に、先部に前記
鉄筋曲げ空間内に挿入された前記鉄筋と接する曲げロー
ラを具備する曲げアームと、前記本体フレームの一長手
方向端に取付けられ、前記曲げアームを回転することに
よって前記曲げローラで前記鉄筋を略90°折り曲げ可
能な曲げアーム駆動シリンダとを具備する。
【0009】請求項2記載の鉄筋折り曲げ装置は、請求
項1記載の鉄筋折り曲げ装置において、一端が前記曲げ
アーム駆動シリンダのピストンロッドの先部に回転自在
に枢支連結されると共に、他端が前記曲げアームの基端
側に回転自在に枢支連結される中間リンクを具備する。
請求項3記載の鉄筋折り曲げ装置は、請求項1又は2記
載の鉄筋折り曲げ装置において、曲率半径を異にする鉄
筋折り曲げ面を有する複数の前記折り曲げガイドを選択
的に前記本体フレームに取付け可能としている。
【0010】請求項4記載の鉄筋折り曲げ装置は、請求
項1〜3のいずれか1項に記載の鉄筋折り曲げ装置にお
いて、前記反力受けは円形の短軸から構成され、該反力
受けに直径調整リングが着脱自在に装着される。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
【0012】まず、図1〜図3を参照して、本発明の一
実施の形態に係る鉄筋折り曲げ装置Aの全体構成を説明
する。図1〜図3に示すように、多数の垂直な主筋10
が水平方向に間隔を開けて配列されており、主筋10の
間隙を通して主筋10の配列方向と直交する状態で鉄筋
の一例である補助筋11が配設されており、補助筋11
の先部は主筋10の前方に向けて伸延している。
【0013】図1及び図2に示すように、鉄筋折り曲げ
装置Aは主筋10の前方空間に配置されている。鉄筋折
り曲げ装置Aの本体フレーム12は、平行間隔を開けて
重合状態に配置した略同一形状を有する2枚の本体プレ
ート13、14から構成されており、本体プレート1
3、14間には鉄筋曲げ空間15が形成されている。そ
して、鉄筋曲げ空間15内には、本体フレーム12の長
手方向と略直交する方向に直線状の補助筋11が挿通し
ている。
【0014】図1〜図3に示すように、本体フレーム1
2の鉄筋挿入側部において、一方の本体プレート14の
みを外側方に向けて突出して折り曲げガイド等取付部1
6が形成されている。そして、折り曲げガイド等取付部
16には、本体フレーム12の長手方向に間隔を開け
て、鉄筋折り曲げガイド17と円形の短軸からなる反力
受け18がそれぞれ取付けられており、両者間には鉄筋
挿入開口19が形成されている。
【0015】図2に示すように、鉄筋曲げ空間15内に
は曲げアーム20が枢軸20a廻りに回転自在に配設さ
れている。即ち、曲げアーム20の基端は本体フレーム
12の鉄筋挿入開口19の延長線21(補助筋11の軸
線に等しい)からわずかに長手方向(鉄筋折り曲げガイ
ド17から離れる側)に離れた個所、即ち、鉄筋折り曲
げガイド17及び反力受け18と共に略正三角形を形成
する位置に枢軸20aによって回転自在に枢支されると
共に、曲げアーム20の先部には鉄筋曲げ空間15内に
挿入された補助筋11と接する曲げローラ22が枢支さ
れている。
【0016】また、図2及び図3に示すように、本体フ
レーム12の一長手方向端には、シリンダ取付プレート
23を介して曲げアーム駆動シリンダ24が取付けられ
ており、曲げアーム駆動シリンダ24は、鉄筋曲げ空間
15内を長手方向に進退するピストンロッド25を具備
する。ピストンロッド25の先部にはクレビス26が螺
着されており、クレビス26の先部には中間リンク27
の一端が枢軸28によって回転自在に枢支連結されてい
る。一方、中間リンク27の他端は、曲げアーム20の
中間部の基端側に枢軸29によって枢支連結されてい
る。かかる構成によって、曲げアーム駆動シリンダ24
を駆動することによって、クレビス26及び中間リンク
27を介して曲げアーム20を枢軸20a廻りに回転し
て曲げローラ22で補助筋11を略90°折り曲げるこ
とができる。
【0017】次に、上記した構成を有する鉄筋折り曲げ
装置Aの各部の構成について説明する。図3及び図4に
示すように、本体フレーム12を構成する本体プレート
13、14の中央部には、クレビス26への中間リンク
27の連結作業等を容易にするための開口30、30a
が設けられている。なお、開口30、30aは、それぞ
れ、カバー31、32によって閉じられる。なお、本体
フレーム12は軽量化の観点からアルミニウム合金等の
高強度軽金属製とするのが好ましい。
【0018】図3及び図4に示すように、鉄筋折り曲げ
ガイド17は、補助筋11の直径より大きな厚みを有す
る長円形ブロックからなり、その一側側面には、所定の
曲率を有する鉄筋折り曲げ面33が形成されている。こ
こで、鉄筋折り曲げガイド17の鉄筋折り曲げ面33の
曲率半径は、好ましくは、補助筋11の直径の約2.5
倍以上に設定する。このような鉄筋折り曲げガイド17
を用いることによって、大径(例えば、直径が22m
m)の補助筋11であっても、亀裂や破壊を防止するこ
とができる許容折り曲げ半径以上の半径で補助筋11を
折り曲げることができる。
【0019】また、本実施の形態では、図3及び図4に
示すように、鉄筋折り曲げガイド17は連結プレート3
4を介して反力受け18と一体的に形成されており、止
めビス35、36によって着脱自在に本体プレート14
の折り曲げガイド等取付部16に固着されている。従っ
て、補助筋11の直径に応じて、曲率半径を異にする鉄
筋折り曲げ面33を有する複数の折り曲げガイド17を
選択的に取付けることができる。なお、鉄筋折り曲げガ
イド17は、耐摩耗性の観点から焼入れ鋼製とするのが
望ましい。
【0020】図3及び図4に示すように、曲げアーム2
0は一対の平行間隔を開けて重合状態に配置した略同一
形状を有する2枚のアームプレート37、38から構成
されており、両アームプレート37、38の基部は枢軸
20aに枢支されると共に、その先部には曲げローラ2
2を枢支するための枢軸39が突設されている。
【0021】また、本体プレート13の下面と、本体プ
レート14の上面には、開口30、30aの一側縁に沿
ってそれぞれスライドガイド40、41が取付けられて
おり、スライドガイド40、41の内面にはクレビス2
6と中間リンク27を枢支連結する枢軸28の両端に取
付けられた転動ローラ44、45の周面が摺動自在に当
接されている。かかる構成によって、曲げアーム駆動シ
リンダ24の作動中にクレビス26に横方向(曲げアー
ム駆動シリンダ24の軸方向と直交する方向)の力が生
じてもスライドガイド40、41を介して本体フレーム
12がその力を吸収するので、曲げアーム駆動シリンダ
24の作動を円滑なものとすることができる。
【0022】次に、上記した構成を有する鉄筋折り曲げ
装置Aを用いて、主筋10の周りに補助筋11を折り曲
げる作業について、特に、図1及び図5を参照して具体
的に説明する。 (a)通常、図1及び図5に示すように、補助筋11
は、一定間隔を開けて並列されている主筋10間を通し
て作業者に向けて直線状に突出している。 (b)本体フレーム12の折り曲げガイド等取付部16
を主筋10間に挿入して鉄筋折り曲げガイド17の背面
を主筋10に当接すると共に、曲げアーム20の先部に
設けた曲げローラ22が補助筋11の先部に当接可能な
状態にする。
【0023】(c)曲げアーム駆動シリンダ24を駆動
して曲げアーム20を枢軸20a回りに図5の矢印方向
に回転し、曲げアーム20の先部に設けた曲げローラ2
2によって補助筋11の先部を押圧することによって、
補助筋11を折り曲げガイド17の鉄筋折り曲げ面33
に沿って、主筋10の軸線周りに徐々に折り曲げ加工す
る。
【0024】(d)曲げアーム駆動シリンダ24に図示
しない圧油供給管を通して供給される作動油の圧力を圧
力スイッチ(図示せず)で検出し、図7に示すように、
補助筋11を最終曲げした後において検出値が設定圧P
を越えた時点で油圧ポンプ(図示せず)の作動を停止す
る。 (e)曲げアーム駆動シリンダ24から油圧を解除し
て、ピストンロッド25を待機位置まで後退させる。こ
の後退動作によって、曲げアーム20も後退位置まで戻
ることになる。
【0025】(f)ここで、折り曲げガイド等取付部1
6は一方の本体プレート14のみにしか設けられていな
いので、折り曲げガイド等取付部16の上方は開放状態
になっている。従って、鉄筋折り曲げ装置Aの本体フレ
ーム12を下方にずらした後、前方に引くことによっ
て、鉄筋折り曲げ装置Aを主筋10から極めて容易に取
り外すことができる。 (g)その後、鉄筋折り曲げ装置Aを搭載する台車を次
の作業個所へ移動し、同様な補助筋折り曲げ作業を行な
う。
【0026】ところで、上記した補助筋折り曲げ作業に
おいて、本実施の形態では、図5に模式的に示すよう
に、曲げアーム駆動シリンダ24によって発生した駆動
力は曲げアーム20に直接伝達されるのではなく、中間
リンク27を介して伝達するようにしている。
【0027】従って、図5に示すように、ピストンロッ
ド25の単位当たりのストロークに対する中間リンク2
7と曲げアーム20を枢支連結する枢軸29の移動距離
は、ピストンロッド25が前進するに従って短くなって
いる。これは、ピストンロッド25の進出に伴って単位
ストローク当たりより大きな力が中間リンク27を介し
て曲げアーム20に伝達されることを意味する。従っ
て、折り曲げ作業の全工程にわたってほぼ同一の駆動力
でピストンロッド25を進出することによって補助筋1
1を主筋10の回りに円滑に折り曲げることができる。
【0028】ところで、比較のために、図6に、ピスト
ンロッド100の先部に螺着したクレビス126を直接
曲げアーム120に連結したことを特徴とする鉄筋折り
曲げ装置A1を製作した。なお、図6において、鉄筋折
り曲げ装置Aと同様な機能を有する構成部材には、鉄筋
折り曲げ装置Aの構成部材の符号に100を足して示
す。
【0029】この場合、曲げアーム駆動シリンダ124
の駆動力を直接的に曲げアーム120に伝達するので、
ピストンロッド100の進出によって曲げアーム120
が回転すると、曲げアーム120は折り曲げ作業の全工
程において、ピストンロッド100の単位ストロークに
比例して回転するため、折り曲げ作業の最終段階におい
て補助筋11を折り曲げるためには漸次駆動力を急激に
増大する必要がある。即ち、図7に、本実施の形態に係
る鉄筋折り曲げ装置Aと鉄筋折り曲げ装置A1をそれぞ
れ用いて補助筋11を主筋10回りに折り曲げるために
必要な駆動力を比較したグラフを示す。グラフから明ら
かなように、本実施の形態に係る鉄筋折り曲げ装置Aで
は、補助筋11の折り曲げ作業の全工程にわたって略同
一の駆動力を与えればよいことが分かる。これに対し
て、鉄筋折り曲げ装置A1の場合は、折り曲げ作業の最
終工程において、駆動力を急激に増大する(最終圧力が
2P以上になる)必要があることが分かる。
【0030】図5に仮想線で示すように、直径が異なる
補助筋11aの場合には、反力受け18に着脱自在に直
径調整リング42を取付けることによって容易に対応す
ることができる。
【0031】図8及び図9に示すように、本実施の形態
に係る鉄筋折り曲げ装置Aは、横筋43を水平方向では
なく、垂直方向に折り曲げる場合にも好適に用いること
ができる。なお、図中、46は主筋である。
【0032】また、図示しないが、本実施の形態に係る
鉄筋折り曲げ装置Aは、主筋10や補助筋11から構成
される建築現場等のみならず、主筋10や補助筋11と
無関係に鉄筋それ自体を折り曲げる場合にも好適に用い
ることができる。
【0033】以上、本発明を、一実施の形態を参照して
説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記
載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施
の形態や変形例も含むものである。
【0034】
【発明の効果】請求項1〜4記載の鉄筋折り曲げ装置に
おいては、鉄筋折り曲げガイドと反力受けを取付けた折
り曲げガイド等取付部は一対の本体プレートからなる本
体フレームの一方の本体プレートのみにしか設けられて
いないので、折り曲げガイド等取付部の上方は開放状態
になっている。従って、鉄筋折り曲げ装置の本体フレー
ムを本体プレートの面と直交する方向にわずかにずらし
た後、前方に引くことによって、鉄筋折り曲げ装置を折
り曲げた鉄筋から極めて容易に取り外すことができる。
【0035】特に、請求項2記載の鉄筋折り曲げ装置に
おいては、曲げアーム駆動シリンダの駆動力は曲げアー
ムに直接伝達されるのではなく、中間リンクを介して伝
達するようにしている。従って、ピストンロッドの進出
に伴って単位ストローク当たりより大きな力が中間リン
クを介して曲げアームに伝達されることになり、曲げア
ームとピストンロッドのなす角が90°から漸次広がっ
ても、同じ量の曲げモーメントを曲げアームに与え続け
ることができることになり、鉄筋を容易に折り曲げるこ
とができる。
【0036】請求項3記載の鉄筋折り曲げ装置において
は、曲率半径を異にする鉄筋折り曲げ面を有する複数の
折り曲げガイドが着脱自在に本体フレームに取り受けら
れているので、折り曲げようとする鉄筋の直径に合わせ
て最適の曲率半径で鉄筋を折り曲げることができ、鉄筋
に亀裂が生じたり、破壊されるのを防止することができ
る。請求項4記載の鉄筋折り曲げ装置においては、反力
受けは円形の短軸から構成され、反力受けに直径調整リ
ングが着脱自在に装着されているので、折り曲げようと
する鉄筋の直径に合わせて最適の直径を有する直径調整
リングを取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る鉄筋折り曲げ装置
の使用状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る鉄筋折り曲げ装置
の使用状態を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る鉄筋折り曲げ装置
の全体分解図である。
【図4】同部分分解図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る鉄筋折り曲げ装置
による補助筋の折り曲げ作業の説明図である。
【図6】比較例に係る鉄筋折り曲げ装置の構成を示す斜
視図である。
【図7】本実施の形態に係る鉄筋折り曲げ装置と比較例
に係る鉄筋折り曲げ装置による補助筋の折り曲げ作業に
要する曲げアーム駆動シリンダの駆動力を比較したグラ
フである。
【図8】本実施の形態に係る鉄筋折り曲げ装置を横筋を
垂直方向に折り曲げるために用いた場合の使用状態を示
す斜視図である。
【図9】本実施の形態に係る鉄筋折り曲げ装置を横筋を
垂直方向に折り曲げるために用いた場合の使用状態を示
す平面図である。
【符号の説明】
A 鉄筋折り曲げ装置 A1 鉄筋折り
曲げ装置 10 主筋 11 補助筋
(鉄筋) 11a 補助筋(鉄筋) 12 本体フレ
ーム 13 本体プレート 14 本体プレ
ート 15 鉄筋曲げ空間 16 折り曲げ
ガイド等取付部 17 鉄筋折り曲げガイド 18 反力受け 19 鉄筋挿入開口 20 曲げアー
ム 20a 枢軸 21 延長線 22 曲げローラ 23 シリンダ
取付プレート 24 曲げアーム駆動シリンダ 25 ピストン
ロッド 26 クレビス 27 中間リン
ク 28 枢軸 29 枢軸 30 開口 30a 開口 31 カバー 32 カバー 33 鉄筋折り曲げ面 34 連結プレ
ート 35 止めビス 36 止めビス 37 アームプレート 38 アームプ
レート 39 枢軸 40 スライド
ガイド 41 スライドガイド 42 直径調整
リング 43 横筋 44 転動ロー
ラ 45 転動ローラ 46 主筋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行間隔を開けて重合状態に配置した略
    同一形状の2枚の本体プレートから構成される本体フレ
    ームと、 前記両本体プレート間に形成され、前記本体フレームの
    長手方向と略直交する方向に直線状の鉄筋を挿通可能な
    鉄筋曲げ空間と、 前記本体フレームの鉄筋挿入側部において、一方の前記
    本体プレートのみを外側方に向けて突出して形成した折
    り曲げガイド等取付部と、 前記折り曲げガイド等取付部に前記本体フレームの長手
    方向に間隔を開けてそれぞれ取付けられ、その間に鉄筋
    挿入開口が形成される鉄筋折り曲げガイド及び反力受け
    と、 基端が前記本体フレームにおいて前記鉄筋折り曲げガイ
    ド及び反力受けと共に略正三角形を形成する位置に回転
    自在に枢支されると共に、先部に前記鉄筋曲げ空間内に
    挿入された前記鉄筋と接する曲げローラを具備する曲げ
    アームと、 前記本体フレームの一長手方向端に取付けられ、前記曲
    げアームを回転することによって前記曲げローラで前記
    鉄筋を略90°折り曲げ可能な曲げアーム駆動シリンダ
    とを具備する鉄筋折り曲げ装置。
  2. 【請求項2】 一端が前記曲げアーム駆動シリンダのピ
    ストンロッドの先部に回転自在に枢支連結されると共
    に、他端が前記曲げアームの基端側に回転自在に枢支連
    結される中間リンクを具備することを特徴とする請求項
    1記載の鉄筋折り曲げ装置。
  3. 【請求項3】 曲率半径を異にする鉄筋折り曲げ面を有
    する複数の前記折り曲げガイドを選択的に前記本体フレ
    ームに取付け可能としたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の鉄筋折り曲げ装置。
  4. 【請求項4】 前記反力受けは円形の短軸から構成さ
    れ、該反力受けに直径調整リングが着脱自在に装着され
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の鉄筋折り曲げ装置。
JP12946298A 1998-04-22 1998-04-22 鉄筋折り曲げ装置 Pending JPH11309514A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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