JPH11309415A - 流動層分級機の粒子排出方法及び装置 - Google Patents
流動層分級機の粒子排出方法及び装置Info
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- JPH11309415A JPH11309415A JP13770498A JP13770498A JPH11309415A JP H11309415 A JPH11309415 A JP H11309415A JP 13770498 A JP13770498 A JP 13770498A JP 13770498 A JP13770498 A JP 13770498A JP H11309415 A JPH11309415 A JP H11309415A
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Abstract
機において、微粉と粒状物との分級性能を向上させる。 【解決手段】 微粉を含む粒子からなる被処理物をガス
分散板10上に投入するとともに、ガス分散板10下側
からガスを導入し粒子を流動化させて流動層12を形成
させ、微粉を含む排ガスと粒子とを分級し、流動層端部
近傍に設けられた処理物排出部14から処理物排出シュ
ート16を介して粒子を抜き出す方法において、ガス分
散板10の端部近傍に堰44を設け、堰44の上側近傍
に分級板54を設けるとともに、処理物排出シュート1
6からガスを噴き込み、この噴込ガスを堰44と分級板
54との間の空間52から本体48内へ噴き出させて、
本体側壁面56付近の下降微細粒子22の処理物排出部
14への進入を阻止するとともに、堰44をオーバーフ
ローする粒子中に噴込ガスを流過させて粒子を分散さ
せ、微粉を本体48内に戻す。
Description
の他粉体を含む粒状物を風力分級する流動層分級機にお
ける分級性能に優れた粒子排出方法及び装置に関するも
のである。
クス製造に使用する破砕石炭は、コークス炉前段に設置
された乾燥機に導入されて乾燥処理されているが、乾燥
機以降での発塵等が問題となっている。流動層式乾燥機
は、乾燥と同時に微粉を風力分級して、分級した微粉を
別工程で発塵防止処理を行うことができる技術であり、
従来から石炭の乾燥・分級機として用いられている。
例を示している。微粉を含む粒子からなる被処理物がガ
ス分散板10上に投入されるとともに、ガス分散板10
の下側からガスを導入し粒子を流動化させて流動層12
が形成され、微粉を含む排ガスと粒子とが分級され、流
動層の端部近傍に設けられた処理物排出部14から処理
物排出シュート16を介して粒子が製品として抜き出さ
れる。18は粒子の移動層、20は仕切部材である。図
6及び図7に示す装置において、被処理物として破砕石
炭を用い、ガスとして酸素濃度の低い熱ガス、例えば燃
焼排ガスを用いると、石炭流動層乾燥・分級機が構成さ
れる。
層を備える室を縦方向の仕切部材20で2室に仕切るも
のであるが、特開平6−343927号公報に示される
ように、仕切部材を設けることなく、原料を流動層で流
動化させて粗粒と、微粉を含む排ガスとに分級し、微粉
を含む排ガスをサイクロン、次いでバグフィルタに導入
して微粉を分離するように構成された1室型の流動層分
級機が知られている。
は、流動層造粒炉のガス分散板の下方に流動層焼成炉を
設け、流動層造粒炉の流動層に面した落下口を通して造
粒物を流動層焼成炉へ投入することによりセメントクリ
ンカを焼成する装置であって、落下口から流動層造粒炉
内にガスを吹き出すための通風手段を設け、さらに落下
口に炉体側方から出し入れして落下口の開口面積を増減
調整できる分級ゲートを設けて、落下口から落下する粒
子から微粉を分級できるように構成されたセメントクリ
ンカ焼成装置が開示されている。
7号公報記載の流動層分級機や、図6及び図7に示され
る流動層分級機又は流動層乾燥・分級機では、図7に示
すように、装置本体内側壁面では、流動層12から飛び
出した微細粒子22の下降流(図7における実線の矢印
方向の流れ)が存在する。このため、従来の排出方法で
は、処理物(製品、粗粒)中に下降流中の微細粒子22
の一部が再度取り込まれてしまうため、その分、分級効
果が低下する。また、特開平6−287043号公報記
載の流動層造粒炉底部に分級ゲートを設置する方式は、
造粒炉底部から粒子をガス流に浮遊させながら分級排出
する方式であり、微粉の分級では分級ガス流速が小さい
ので、粒子が一挙にシュート内の分級部に流入して分級
部が充填されてしまうため、分級効果を十分に発揮させ
ることができない。
で、本発明の目的は、処理物排出シュートに分級ガス導
入ノズルを設け、かつ、処理物排出部の前面(上流側)
に堰を設けることにより、処理物排出シュートに噴き込
んだガスを堰の上側の空間から本体内へ噴き出させて下
降微細粒子の処理物排出部への進入を阻止し、かつ、堰
をオーバーフローしてくる粒子中に噴込ガスを流過させ
て粒子を分散させ、微粉を本体内に戻して分級性能の向
上を図ることができるようにした流動層分級機の粒子排
出方法及び装置を提供することにある。また、本発明の
目的は、上記の構成に加えて、処理物排出部の上側の本
体天井に、分級板等の絞り部材を設け、堰との間の空間
の断面積を減少させて分級効率を向上させるようにした
流動層分級機の粒子排出方法及び装置を提供することに
ある。さらに、本発明の目的は、上記の構成において、
堰の高さを調整できるように構成したり、又は/及び分
級板等の絞り部材の高さもしくは角度を調整できるよう
にして、さらに分級性能の向上を図るようにした流動層
分級機の粒子排出方法及び装置を提供することにある。
めに、本発明の流動層分級機の粒子排出方法は、微粉を
含む粒子からなる被処理物をガス分散板上に投入すると
ともに、ガス分散板下側からガスを導入し粒子を流動化
させて流動層を形成させ、微粉を含む排ガスと粒子とを
分級し、流動層端部近傍に設けられた処理物排出部から
処理物排出シュートを介して粒子を抜き出す方法におい
て、ガス分散板の端部近傍に堰を設けるとともに、処理
物排出シュートからガスを噴き込み、この噴込ガスを堰
の上側の空間から本体内へ噴き出させて、本体側壁面付
近の下降微細粒子の処理物排出部への進入を阻止すると
ともに、堰をオーバーフローする粒子中に噴込ガスを流
過させて粒子を分散させ、微粉を本体内に戻すように構
成されている(図1〜図5参照)。
法は、微粉を含む粒子からなる被処理物をガス分散板上
に投入するとともに、ガス分散板下側からガスを導入し
粒子を流動化させて流動層を形成させ、微粉を含む排ガ
スと粒子とを分級し、流動層端部近傍に設けられた処理
物排出部から処理物排出シュートを介して粒子を抜き出
す方法において、ガス分散板の端部近傍に堰を設け、堰
の上側近傍に分級板を設けるとともに、処理物排出シュ
ートからガスを噴き込み、この噴込ガスを堰と分級板と
の間の空間から本体内へ噴き出させて、本体側壁面付近
の下降微細粒子の処理物排出部への進入を阻止するとと
もに、堰をオーバーフローする粒子中に噴込ガスを流過
させて粒子を分散させ、微粉を本体内に戻すことを特徴
としている(図1〜図5参照)。この方法において、分
級板の高さを調整して分級板と堰との間の空間の断面積
を変化させ、処理物排出シュートから本体内へ流れるガ
ス速度を変えて分級量を変化させることが好ましい。
本体内の下部に風箱を有し、この風箱の上側にガス分散
板を介して流動層を形成し、本体の一端に微粉を含む粒
子を導入するための被処理物投入口を、本体の他端に処
理物排出部を、本体の上部に微粉を含む排ガスを抜き出
すためのガス排出口を有し、処理物排出部に処理物排出
シュートが接続された流動層分級機において、処理物排
出シュートに分級ガス導入ノズルを設けるとともに、処
理物排出部においてガス分散板の端部近傍に堰を設けた
ことを特徴としている(図1〜図5参照)。
の上面との間に、大塊が移動可能なように間隙(スリッ
ト)を設けることが好ましい。また、これらの装置にお
いて、処理物排出部の上側の本体天井に、堰との間の空
間の断面積を減少させて分級効率を向上させるための絞
り部材を設けることが好ましい。なお、処理物排出部の
上側の本体天井の高さを適切に設定することにより、絞
り部材の設置を省略することも可能である。また、これ
らの装置において、堰の高さを調整可能なように構成す
ることが好ましい。この場合は、粒子の種類に合うよう
に堰の高さ、すなわち流動層高を調節することができ
る。さらに、これらの装置において、絞り部材として、
高さを調整可能な分級板としたり(図1〜図3参照)、
又は、絞り部材として、角度調整可能なフラップ型分級
板として(図4、図5参照)、分級板と堰との間の空間
の断面積を変化させ、最適な分級を行うように構成する
ことが好ましい。フラップ型分級板を用いる場合は、分
級板を下端が本体内を向くように傾斜させることによ
り、下降微細粒子を本体内に戻すことができる。
動層分級機である場合について、本発明の実施の形態を
説明するが、本発明は2室型の流動層分級機の場合に限
定されるものではなく、1室型(仕切のないもの)、3
室以上の流動層分級機にも適用できるものである。図1
は、本発明の実施の第1形態による流動層分級機の粒子
排出装置を示し、図2は、図1における処理物排出部ま
わりの詳細を示している。図1に示すように、流動層1
2を備える室が縦方向の仕切部材20(例えば仕切壁)
で2室24、26に仕切られている。上流側の室24の
流動層12の上流側には、微粉を含む粒子を投入するた
めの被処理物投入口28が設けられており、下流側の室
26の流動層12の下流側には、処理物排出部(処理物
排出口)14が設けられている。仕切部材20の下側に
は、ガス分散板10との間に通路30が形成されてい
る。各室24、26の下側には風箱32、34が設けら
れ、各室24、26の上部には微粉を含む排ガスを抜き
出すためのガス排出口36、38が設けられ、処理物排
出部14には処理物排出シュート16が接続され、この
処理物排出シュート16には排出機40が設けられてい
る。排出機40としては、ゲートダンパ、ロータリフィ
ーダ、カム機構を利用して開閉する排出機、おもりのバ
ランスを利用して開閉する排出機等が用いられる。ま
た、ガス分散板10としては、多孔板型分散板、キャッ
プ型分散板等が用いられる。また、風箱へ供給されるガ
スとしては、冷空気、加熱空気、燃焼排ガス、N2 ガス
等の不活性ガス等が処理目的に応じて適宜選択されて用
いられる。
いて、図1及び図2に示すように、処理物排出シュート
16の側部で風箱34内に位置する部位に分級ガス導入
ノズル42が設けられるとともに、処理物排出部14に
おいてガス分散板10の端部(粒子の移動方向の後流端
部)近傍に堰44が設けられている。堰44の下端とガ
ス分散板10の上面との間には、大塊又は大径粒子が含
まれる場合にこの大塊又は大径粒子が通過できるように
間隙(スリット)46が設けられている。また、処理物
排出部14の上側の装置本体48の天井50に、堰44
との間の空間52の断面積を減少させて分級効率を向上
させるための絞り部材、例えば分級板54が設けられて
いる。堰44及び分級板54は高さを調整できるように
構成されている。
の粒子排出装置の作用について説明する。微粉を含む粒
子からなる被処理物を被処理物投入口28からガス分散
板12上に投入するとともに、ガス分散板12からガス
を噴出させて粒子を流動化させて流動層12を形成さ
せ、微粉を含む排ガスと粒子(粗粒)とを分級し、処理
物排出部14から処理物排出シュート16を介して粒子
を製品として抜き出す。処理物排出シュート16の側部
の分級ガス導入ノズル42から、風箱34内の流動化ガ
ス(風箱ガス)の一部を分級ガスとして噴き込み、この
噴込ガスを堰44の上側の空間52から本体48の下流
側の室26内へ噴き出させて、本体側壁面56付近の下
降微細粒子22の処理物排出部14への進入を防止する
とともに、堰44をオーバーフローしてくる粒子中に噴
込ガスを流過させて粒子を分散させ、微粉を本体48内
に戻すことにより、分級性能を向上させる。なお、ガス
排出口36、38から排出された微粉を含む排ガスは、
サイクロン又は/及びバグフィルタ等の集塵器に導入さ
れて微粉が捕集・分離される。
整する。また、被処理物中に含まれる大塊又は大径粒子
の大きさにより、堰44の下側の間隔(スリット)を調
節する。さらに、空間52の縦方向の断面積を変化させ
ガス流速が最適となるように分級板54の高さ(下端の
位置)を調整する。本実施形態では、風箱ガスの一部を
処理物排出シュート内へ噴き込むガスとして利用するこ
とができる。
動層分級機の粒子排出装置の要部を示している。本実施
形態は、処理物排出シュート16の側部で風箱34の外
側に位置する部位に分級ガス導入ノズル42aを設けた
ものである。本実施形態では、装置外部から供給される
N2 ガス、空気、燃焼排ガス等の分級ガスの流速及び流
量を流量制御弁、例えばダンパ58で適正に調節するこ
とができるので、分級率調整が可能であり、分級性能を
より向上させることができる。他の構成及び作用は、実
施の第1形態の場合と同様である。
動層分級機の粒子排出装置の要部を示している。本実施
形態は、絞り部材、例えば分級板を角度調整可能な回転
式フラップ型分級板54aとして空間52の断面積を変
化させることができるとともに、分級板54aを図4に
示すように下端が本体48内に向くように傾斜させて、
分級板54a上に下降微細粒子を乗せて本体48内に戻
すように構成したものである。他の構成及び作用は、実
施の第1形態の場合と同様である。
動層分級機の粒子排出装置の要部を示している。本実施
形態は、処理物排出シュート16の側部で風箱34の外
側に位置する部位に分級ガス導入ノズル42aを設け、
かつ、絞り部材、例えば分級板を角度調整可能なフラッ
プ型分級板54aとしたものである。他の構成及び作用
は、実施の第2、3形態の場合と同様である。
ので、つぎのような効果を奏する。 (1) 処理物排出端の堰と、分級板下端又は装置本体
天井との間の空間から装置本体内へガスを噴き出させる
ことにより、本体側壁面付近の下降微細粒子の処理物排
出部への進入を防止することができ、かつ、粒子を堰か
らオーバーフローさせることで、処理物排出シュートの
下方からのガスに粒子を分散させ、微粉をさらに分級さ
せることができ、分級性能を向上させることができる。 (2) 分級板の高さ又は角度を調整できるように構成
する場合は、分級板と堰との間の空間の断面積を変化さ
せることができ、処理物排出シュートから本体側へ流出
するガス速度を変えて分級量を変化させることができ
る。
粒子排出装置を示す概略断面構成図である。
発明の実施の第1形態による粒子排出装置の要部を示す
拡大断面説明図である。
要部を示す拡大断面説明図である。
要部を示す拡大断面説明図である。
要部を示す拡大断面説明図である。
図である。
拡大断面説明図である。
で、本発明の目的は、処理物排出シュートに分級ガス導
入ノズルを設け、かつ、処理物排出部の前面(上流側)
に堰を設けるとともに、処理物排出部の上側の本体天井
に分級板等の絞り部材を設けることにより、処理物排出
シュートに噴き込んだガスを堰の上側の空間から本体内
へ噴き出させて下降微細粒子の処理物排出部への進入を
阻止し、かつ、堰をオーバーフローしてくる粒子中に噴
込ガスを流過させて粒子を分散させ、微粉を本体内に戻
して分級性能の向上を図ることができ、また、堰との間
の空間の断面積を減少させて分級効率を向上させるよう
にした流動層分級機の粒子排出方法及び装置を提供する
ことにある。また、本発明の目的は、上記の構成におい
て、堰の高さを調整できるように構成したり、又は/及
び分級板等の絞り部材の高さもしくは角度を調整できる
ようにして、さらに分級性能の向上を図るようにした流
動層分級機の粒子排出方法及び装置を提供することにあ
る。
方法としては、微粉を含む粒子からなる被処理物をガス
分散板上に投入するとともに、ガス分散板下側からガス
を導入し粒子を流動化させて流動層を形成させ、微粉を
含む排ガスと粒子とを分級し、流動層端部近傍に設けら
れた処理物排出部から処理物排出シュートを介して粒子
を抜き出す方法において、ガス分散板の端部近傍に堰を
設けるとともに、処理物排出シュートからガスを噴き込
み、この噴込ガスを堰の上側の空間から本体内へ噴き出
させて、本体側壁面付近の下降微細粒子の処理物排出部
への進入を阻止するとともに、堰をオーバーフローする
粒子中に噴込ガスを流過させて粒子を分散させ、微粉を
本体内に戻すような構成が考えられる。
動層分級機の粒子排出方法は、微粉を含む粒子からなる
被処理物をガス分散板上に投入するとともに、ガス分散
板下側からガスを導入し粒子を流動化させて流動層を形
成させ、微粉を含む排ガスと粒子とを分級し、流動層端
部近傍に設けられた処理物排出部から処理物排出シュー
トを介して粒子を抜き出す方法において、ガス分散板の
端部近傍に堰を設け、堰の上側近傍に分級板を設けると
ともに、処理物排出シュートからガスを噴き込み、この
噴込ガスを堰と分級板との間の空間から本体内へ噴き出
させて、本体側壁面付近の下降微細粒子の処理物排出部
への進入を阻止するとともに、堰をオーバーフローする
粒子中に噴込ガスを流過させて粒子を分散させ、微粉を
本体内に戻すように構成されている(図1〜図5参
照)。この方法において、分級板の高さを調整して分級
板と堰との間の空間の断面積を変化させ、処理物排出シ
ュートから本体内へ流れるガス速度を変えて分級量を変
化させることが好ましい。
本体内の下部に風箱を有し、この風箱の上側にガス分散
板を介して流動層を形成し、本体の一端に微粉を含む粒
子を導入するための被処理物投入口を、本体の他端に処
理物排出部を、本体の上部に微粉を含む排ガスを抜き出
すためのガス排出口を有し、処理物排出部に処理物排出
シュートが接続された流動層分級機において、処理物排
出シュートに分級ガス導入ノズルを設けるとともに、処
理物排出部においてガス分散板の端部近傍に堰を設け、
処理物排出部の上側の本体天井に、堰との間の空間の断
面積を減少させて分級効率を向上させるための絞り部材
を設けたことを特徴としている(図1〜図5参照)。
の上面との間に、大塊が移動可能なように間隙(スリッ
ト)を設けることが好ましい。上記のように、処理物排
出部の上側の本体天井に、堰との間の空間の断面積を減
少させて分級効率を向上させるための絞り部材を設け
る。なお、処理物排出部の上側の本体天井の高さを適切
に設定することにより、絞り部材の設置を省略すること
も可能である。また、これらの装置において、堰の高さ
を調整可能なように構成することが好ましい。この場合
は、粒子の種類に合うように堰の高さ、すなわち流動層
高を調節することができる。さらに、これらの装置にお
いて、絞り部材として、高さを調整可能な分級板とした
り(図1〜図3参照)、又は、絞り部材として、角度調
整可能なフラップ型分級板として(図4、図5参照)、
分級板と堰との間の空間の断面積を変化させ、最適な分
級を行うように構成することが好ましい。フラップ型分
級板を用いる場合は、分級板を下端が本体内を向くよう
に傾斜させることにより、下降微細粒子を本体内に戻す
ことができる。
ので、つぎのような効果を奏する。 (1) 処理物排出端の堰と、分級板下端との間の空間
から装置本体内へガスを噴き出させることにより、本体
側壁面付近の下降微細粒子の処理物排出部への進入を防
止することができ、かつ、粒子を堰からオーバーフロー
させることで、処理物排出シュートの下方からのガスに
粒子を分散させ、微粉をさらに分級させることができ、
分級性能を向上させることができる。 (2) 分級板の高さ又は角度を調整できるように構成
する場合は、分級板と堰との間の空間の断面積を変化さ
せることができ、処理物排出シュートから本体側へ流出
するガス速度を変えて分級量を変化させることができ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 微粉を含む粒子からなる被処理物をガス
分散板上に投入するとともに、ガス分散板下側からガス
を導入し粒子を流動化させて流動層を形成させ、微粉を
含む排ガスと粒子とを分級し、流動層端部近傍に設けら
れた処理物排出部から処理物排出シュートを介して粒子
を抜き出す方法において、 ガス分散板の端部近傍に堰を設けるとともに、処理物排
出シュートからガスを噴き込み、この噴込ガスを堰の上
側の空間から本体内へ噴き出させて、本体側壁面付近の
下降微細粒子の処理物排出部への進入を阻止するととも
に、堰をオーバーフローする粒子中に噴込ガスを流過さ
せて粒子を分散させ、微粉を本体内に戻すことを特徴と
する流動層分級機の粒子排出方法。 - 【請求項2】 微粉を含む粒子からなる被処理物をガス
分散板上に投入するとともに、ガス分散板下側からガス
を導入し粒子を流動化させて流動層を形成させ、微粉を
含む排ガスと粒子とを分級し、流動層端部近傍に設けら
れた処理物排出部から処理物排出シュートを介して粒子
を抜き出す方法において、 ガス分散板の端部近傍に堰を設け、堰の上側近傍に分級
板を設けるとともに、処理物排出シュートからガスを噴
き込み、この噴込ガスを堰と分級板との間の空間から本
体内へ噴き出させて、本体側壁面付近の下降微細粒子の
処理物排出部への進入を阻止するとともに、堰をオーバ
ーフローする粒子中に噴込ガスを流過させて粒子を分散
させ、微粉を本体内に戻すことを特徴とする流動層分級
機の粒子排出方法。 - 【請求項3】 分級板の高さを調整して分級板と堰との
間の空間の断面積を変化させ、処理物排出シュートから
本体内へ流れるガス速度を変えて分級量を変化させる請
求項2記載の流動層分級機の粒子排出方法。 - 【請求項4】 本体内の下部に風箱を有し、この風箱の
上側にガス分散板を介して流動層を形成し、本体の一端
に微粉を含む粒子を導入するための被処理物投入口を、
本体の他端に処理物排出部を、本体の上部に微粉を含む
排ガスを抜き出すためのガス排出口を有し、処理物排出
部に処理物排出シュートが接続された流動層分級機にお
いて、 処理物排出シュートに分級ガス導入ノズルを設けるとと
もに、処理物排出部においてガス分散板の端部近傍に堰
を設けたことを特徴とする流動層分級機の粒子排出装
置。 - 【請求項5】 堰の下端とガス分散板の上面との間に、
大塊が移動可能なように間隙を設けた請求項4記載の流
動層分級機の粒子排出装置。 - 【請求項6】 処理物排出部の上側の本体天井に、堰と
の間の空間の断面積を減少させて分級効率を向上させる
ための絞り部材を設けた請求項4又は5記載の流動層分
級機の粒子排出装置。 - 【請求項7】 堰の高さを調整可能なように構成した請
求項4、5又は6記載の流動層分級機の粒子排出装置。 - 【請求項8】 絞り部材が、高さを調整可能な分級板で
ある請求項4〜7のいずれかに記載の流動層分級機の粒
子排出装置。 - 【請求項9】 絞り部材が、角度調整可能なフラップ型
分級板である請求項4〜7のいずれかに記載の流動層分
級機の粒子排出装置。
Priority Applications (1)
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JP13770498A JP2938029B1 (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 流動層分級機の粒子排出方法及び装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2938029B1 JP2938029B1 (ja) | 1999-08-23 |
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JP13770498A Expired - Fee Related JP2938029B1 (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 流動層分級機の粒子排出方法及び装置 |
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JP (1) | JP2938029B1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
CN103406271A (zh) * | 2013-08-30 | 2013-11-27 | 天华化工机械及自动化研究设计院有限公司 | 一种纤维级超高分子量聚乙烯粉料气流分级方法 |
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JP4653545B2 (ja) * | 2005-04-08 | 2011-03-16 | 新日鉄エンジニアリング株式会社 | 流動層乾燥機及び流動層乾燥機による湿潤原料の乾燥方法 |
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- 1998-04-30 JP JP13770498A patent/JP2938029B1/ja not_active Expired - Fee Related
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