JPH11309324A - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

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JPH11309324A
JPH11309324A JP10120887A JP12088798A JPH11309324A JP H11309324 A JPH11309324 A JP H11309324A JP 10120887 A JP10120887 A JP 10120887A JP 12088798 A JP12088798 A JP 12088798A JP H11309324 A JPH11309324 A JP H11309324A
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JP
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air
mode
time
fan
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JP10120887A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Horikoshi
敏幸 堀越
Kenjiro Masako
乾次郎 真子
Hirokatsu Kaneko
博克 金子
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】タバコの煙によるフィルタの汚れなどを考慮し
た使用時間を積算できるようにする。 【解決手段】空気を清浄化するフィルタ3、このフィル
タ3に空気を通すファン4と、予め設定された所定時間
だけそのファン4を「強」運転し、その後、所定時間だ
けファン4を「弱」運転するタバコ専用モード、又は、
そのタバコ専用モード以外の通常動作モードを指示する
ために操作される一服モード操作用の押しボタン40
と、この押しボタン40によるタバコ専用モード又は通
常動作モードに応じてフィルタ3の使用時間を積算する
制御ユニット12とを備え、少なくとも、通常動作モー
ドのときの補正係数を「1」とし、タバコ専用モードの
ときの補正係数を「N」としたときに、制御ユニット1
2はタバコ専用モードのフィルタ使用時間を積算すると
きに、N>1となる補正係数Nをフィルタ使用時間に演
算するようになされたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、予め設定された
所定時間だけ空気流通手段を「強」運転し、その後、所
定時間だけ空気流通手段を「弱」運転するタバコ専用モ
ードを実行する制御系に適用して好適な空気清浄装置に
関する。詳しくは、上述のタバコ専用モードにおいて、
そのフィルタの使用時間を積算するときに、通常動作モ
ードのときの補正係数よりも大きな補正係数をそのフィ
ルタの使用時間に演算するようにして、タバコの煙によ
るフィルタの汚れなどを考慮した使用時間を積算できる
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭や会社などにおいて、居
室内、応接室内や会議室内の空気を清浄化するために空
気清浄装置が使用される場合が多くなってきた。この種
の空気清浄装置によれば、フロントパネルを有したキャ
ビネットが設けられ、このフロントパネルには吸気口が
設けられ、この吸気口の裏面(キャビネット内部)にフ
ィルタが取り付けられ、外部からキャビネット内部に取
り込まれた空気が清浄化される。このフロントパネルの
後方にはファンが取付けられ、このファンにはモータが
取付けられている。モータは電源スイッチをオンすると
回転する。このモータの回転によって、ファンが駆動
し、汚れた空気をフィルタに通すことで、きれいな空気
に清浄化することができる。
【0003】ところで、愛煙家の中には、この種の空気
清浄装置の前に灰皿を持って来て、タバコを嗜む姿が多
く見られる。この際に、タバコに火を付ける前に、もし
くは、その後に、空気清浄装置の電源スイッチをオンし
てファンを動作させ、タバコの煙をその空気清浄装置で
清浄化している。
【0004】近頃では、このような愛煙家のために予め
設定された所定時間、例えば10分間だけファンを
「強」運転し、その後、5分間だけそのファンを「弱」
運転する「タバコ専用モード」と呼ばれる特殊運転モー
ドを備えた空気清浄装置が製造されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来方
式のタバコ専用モードを備えた空気清浄装置によれば、
ユーザがタバコ専用モードを使用した場合も、それ以外
の通常動作モードを使用した場合も、制御系は一律(同
じ比率)にフィルタの使用時間を積算している。
【0006】因みに、タバコ専用モードを頻繁に使用し
た場合には、当然ながらタバコ専用モードを使用しない
場合に比べてフィルタの汚れ具合が速い。
【0007】このため、従来方式ではタバコ専用モード
と通常動作モードとを考慮し、しかも、フィルタの汚れ
具合を考慮した正確なフィルタ交換時期到来などを表示
することができないという問題がある。例えば、タバコ
専用モードを多く利用した場合には、フィルタの交換時
期を早めなくてはならないにも係わらず、フィルタの使
用時間を通常動作モードと同じ方法で積算しているため
に、通常動作モードでは既にフィルタ交換サインが表示
されるような場合でも、タバコの煙や、そのやにでフィ
ルタが真っ黒になるまで、そのフィルタ交換サインがで
ないというような状態を発生する。
【0008】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、タバコの煙によるフィルタの
汚れなどを考慮した使用時間を積算できるようにした空
気清浄装置を提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明に係る空気清浄装置は、空気を清浄化する
フィルタと、このフィルタに空気を通す空気流通手段
と、予め設定された所定時間だけその空気流通手段を第
1の風量で運転し、その後、所定時間だけ空気流通手段
を第2の風量で運転するタバコ専用モード、又は、その
タバコ専用モード以外の通常動作モードを指示するため
に操作される操作手段と、この操作手段によるタバコ専
用モード又は通常動作モードに応じてフィルタの使用時
間を積算する制御手段とを備え、少なくとも、通常動作
モードのときの補正係数を「1」とし、タバコ専用モー
ドのときの補正係数をNとしたときに、制御手段は、タ
バコ専用モードのフィルタの使用時間を積算するとき
に、N>1となる補正係数Nをフィルタの使用時間に演
算するようになされたことを特徴とするものである。
【0010】この発明によれば、タバコ専用モードが利
用されたときに、タバコの煙によるフィルタの汚れなど
を考慮した使用時間を積算することができる。従って、
タバコ専用モードによるフィルタの使用時間と通常動作
モードによるフィルタの使用時間とに基づいてフィルタ
の交換時期到来などを正確に表示することができる。例
えば、タバコ専用モードを多く利用した場合には、当該
装置の実際の稼働時間が同じでも、フィルタの使用時間
が通常動作モードの場合に比べて計算上多くなることか
ら、そのフィルタの交換時期到来などを通常動作モード
を多用した場合に比べて早く点滅表示などをすることな
どができる。
【0011】これにより、フィルタの交換が最も正確な
いわゆるタバコ専用モードを備えた卓上型の空気清浄装
置などを提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る空気清浄
装置の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に
説明をする。
【0013】図1は本発明の実施形態としての空気清浄
装置100の構成を示す斜視図である。この実施形態で
は、予め設定された所定時間だけ空気流通手段を「強」
運転し、その後、所定時間だけ空気流通手段を「弱」運
転するタバコ専用モードにおいて、そのフィルタの使用
時間を積算するときに、通常動作モードのときの補正係
数よりも大きな補正係数をそのフィルタの使用時間に演
算するようにして、タバコの煙によるフィルタの汚れな
どを考慮した使用時間を積算できるようにしたものであ
る。
【0014】この発明に係る空気清浄装置100は、特
定の操作手段が操作されると、予め設定された所定時間
だけ空気流通手段を第1の風量、例えばファンを「強」
で運転し、その後、所定時間だけその空気流通手段を第
2の風量で、例えばファンを「弱」で運転する、いわゆ
るタバコ専用モードを実行する一種の空調設備であっ
て、本発明に係る気流ガイド機構20をキャビネット1
の前面に備えたものである。
【0015】空気清浄装置100は筐体としての例えば
図1に示す四角柱状のキャビネット1を有している。キ
ャビネット1の大きさは卓上型を想定した場合には、幅
が25Cm程度で、高さが30Cm程度、奥行きが20
Cm程度である。キャビネット1には例えばABS樹脂
を金型成形したものを使用する。このキャビネット1は
蓋体としてのフロントグリル31を有している。このフ
ロントグリル31には吸気口2が設けられ、外部からキ
ャビネット1内部へ空気が取り込めるように、例えば縦
方向に格子状を成している。
【0016】この例ではキャビネット1の前面に設けら
れた気流ガイド機構20は、収納手段としての収納部2
2と、ガイド部材としての煙ガイド用のルーバ21と、
操作手段としてのタバコ専用モード(以下この例では一
服モードという)操作用の押しボタン40を備えてい
る。吸気口2の周辺領域のキャビネット1の前面には収
納部22が設けられ、ルーバ21が収納できるようにな
されている。
【0017】この収納部22には可動自在なルーバ21
が取付けられ、吸気口2の周辺領域の空気の流れをその
吸気口2の方向に導くようになされている。このルーバ
21には押しボタン40が係合され、一服モード時にそ
のルーバ21を出すために操作される。この押しボタン
40はユーザが操作する。この例では、ルーバ21を収
納部22から外部へ出す操作がなされたときに、ルーバ
21が吸気口2の周辺領域に張り出すようになされたも
のである。
【0018】この空気清浄装置100では空気清浄手段
として、フィルタ3、ファン4及びモータ5が設けら
れ、吸気口2から取り込まれた汚れた空気10Aが清浄
化される。この空気清浄装置100はフィルタ3及びフ
ロントグリル31などから成るフィルタ着脱機構30を
有している。このフィルタ着脱機構30については図8
〜図11において説明する。
【0019】このフィルタ3には紙フィルタ、活性炭フ
ィルタ又は脱臭フィルタを使用する。フィルタ3の直ぐ
後方には空気流通手段として、例えばシロッコ型のファ
ン4が設けられ、フィルタ3に空気10Aを通すために
回転する。この例では、ファン4の前面側(吸気側)に
モータ5が取付けられ、モータ軸方向から吸い込んだ空
気(清浄化後の空気)10Bをファン4の接線方向に排
気するようになされる。このモータ5には例えばAC1
00Vで駆動するくま取り型又はコンデンサ型などのA
Cモータが使用される。勿論、この発明ではDC駆動用
のいわゆるインバータモータのようなものでも適用でき
る。
【0020】また、キャビネット1の上部左側には排気
口6が設けられ、清浄化された空気10Bが排気され
る。排気口6は外部からキャビネット1内部へ異物が入
り込まないように格子状を成している。キャビネット1
の底面には図示しない脚部が設けられ、本装置100が
特に事務所や家庭内のテーブル上に置かれて使用され
る。
【0021】キャビネット1の上部には操作パネル7が
設けられる。操作パネル7には電源スイッチSW1、運
転時間を設定するタイマ設定用の押しボタン53、ファ
ン4の「強・弱」などの風量設定用の押しボタン54、
及び運転表示用のLED18などが設けられる。キャビ
ネット1の前面側にはファン4の「風量」、「タバ
コ」、「タイマ」及び「フィルタ交換要求」などのメッ
セージを表示する液晶表示器16が設けられる。キャビ
ネット1内には操作パネル7に接続されると共に、AC
プラグ9に至る配線を有した制御基板8が設けられる。
この制御基板8には制御ユニット12が取付けられる。
この制御ユニット12については図12において説明す
る。
【0022】続いて、図2〜図5を参照しながら、気流
ガイド機構20の構造について説明をする。図2に示す
キャビネット1はフロントグリル31及びフィルタ3を
取り外した状態を示している。
【0023】この例で、キャビネット1からフロントグ
リル31及びフィルタ3を取り外すとその正面のキャビ
ネット1は内側に凹んだ段差状(以下段差部50とい
う)を成している。この段差部50の中央付近には、フ
ァン4に至る開口部60が設けられると共に、フィルタ
装着部64が設けられる。この例で気流ガイド機構20
は煙ガイド用のルーバ21、収納部22及び押しボタン
40から成る。ルーバ21の収納部22には、その段差
部50の壁側に沿った上部領域及びその両側領域を利用
している。つまり、この例でルーバ21はキャビネット
1の段差部50に沿うコ字形状を成し、押しボタン40
によってルーバ21を収納部22から外部へ出す操作が
なされる。
【0024】このルーバ21は図2の正面から見ると門
構え(コ字形)状を有している。ルーバ21には例えば
ABS樹脂を金型成形したものを使用する。この例で
は、煙をガイドしやすくするために図3に示すルーバ2
1の上部がひさし状に前面側に突出している。また、ル
ーバ21の側面の幅は上部領域が広く下部の領域に行く
ほど狭くなっている。吸気口2の上方領域の煙を吸気口
2へガイドするためである。そのため、図2に示すルー
バ21は吸気口2の上部の空間領域及び両側の空間領域
に張り出すだけの突出長さLを有している。突出長さL
はルーバ21上部において、後面側端部から前面側端部
までの距離である。ルーバ21上部はデザイン的に丸み
を持たせた円弧状に形成してもよい。
【0025】また、ルーバ21上部の中央付近には被係
止部23が設けられ、キャビネット1に係止される。例
えば、図5に示すキャビネット1に、係止部としての爪
部61が設けられ、ルーバ21の被係止部23がその爪
部61に引っ掛かるように係止される。そのために、図
3に示すルーバ21の中央付近には1組の切り込みが施
され、この2つの切り込みに挟まれた領域がバネ性を有
している。このバネ性を有した領域に溝部23Aが施さ
れ、この溝部23Aが被係止部23となる。この被係止
部23にバネ性を持たせたのは、キャビネット1に対す
るルーバ21の係合状態を押しボタン40で押すように
して解除するためである。
【0026】このルーバ21の左右の下方側面には、上
述したキャビネット1の収納部22に対して可動自在に
取付けるために、例えば軸受け部24A、24B(左側
は図示せず)が設けられ、図2に示すようなキャビネッ
ト1の段差部50の下方左右に設けられた軸部11A、
11Bに係合される。この例で軸受け部24A、24B
をルーバ21側に設け、軸部11A、11Bをキャビネ
ット1側に設けたのは、軸径を大きくとることで軸部1
1A、11Bに過大な負担をかけることなく、円滑にル
ーバ21をキャビネット1の前面に突出させるためであ
る。もちろん、ルーバ21側に軸部11A、11Bを設
け、キャビネット1側に軸受け部24A、24Bを設け
てもよい。
【0027】この軸受け部24Aの上方のルーバ21本
体には、ルーバ21の突出位置を規制するために金型で
一体成形された突起部25Aが設けられ、キャビネット
1の段差部50の左右に設けられたルーバ位置規制用の
孔部19A、19Bに係合される(図2、図4参照)。
図4では孔部19Aがキャビネット1側に設けられるた
めに、その円弧状の孔部19Aを破線で示している。
【0028】この例では、図4に示すキャビネット1と
ルーバ21との間にダンパ機構手段56が設けられる。
ダンパ機構手段56は、ルーバ21に設けられた円弧状
のラックギア部26Aと、このラックギア部26Aに噛
合された歯車部55Aと、この歯車部55Aに接続され
ると共に、この歯車部55Aの回転速度を制限するため
にキャビネット1に取付けられたダンパ部材としてのオ
イルダンパ46Aを有する。
【0029】例えば、突起部25Aの上方のルーバ21
本体に、ギア部を上方に向けた円弧状のラックギア部2
6Aが設けられ、ルーバ21をゆっくりと前面側に突出
するようになされる。ギア部を上方に向けたのは、歯車
部55Aとラックギア部26Aとを円滑に噛み合わせる
ためである。ラックギア部26Aには歯車部55Aを介
在してオイルダンパ46Aが係合されるので、このオイ
ルダンパ46Aがルーバ21の移動を制限するようにな
り、その結果でルーバ21がゆっくりと前方に移動する
ようになる。
【0030】このラックギア部26Aの上方のルーバ2
1本体には切り欠き部27Aが設けられ、ルーバ21を
キャビネット1前面に突出させるための駆動手段が係合
される。この例では駆動手段として、トグルバネ51A
などの付勢手段を使用する。駆動手段にはバネ体の他に
スペースに余裕があれば小型のモータなどを用いてもよ
い。
【0031】この例でトグルバネ51Aは、キャビネッ
ト1の図示しない開孔部とルーバ21の切り欠き部27
Aとの間に取付けられ、軸部11A、軸受け部24Aを
支点軸として、キャビネット1からルーバ21が離れる
方向に付勢される。なお、この例でルーバ21の左側面
にも軸受け部24B、ルーバ位置規制用の突起部25
B、ラックギア部26B、トグルバネ51B、歯車部5
5B及びオイルダンパ46Bなどが設けられるが、図4
には示していないし、これらは同様な機能を有するため
にその説明を省略する。
【0032】続いて、一服モード操作用の押しボタン4
0の構造について説明する。図5に示す押しボタン40
は例えばABS樹脂を金型で一体成形したキャップ状を
成している。この例で押しボタン40はキャビネット1
に対して抜け止めされた状態で可動自在に取付けられ
る。例えば、キャビネット1の上部に有底状の開口部6
5が設けられ、この開口部65の底部側面に抜け止め防
止用の孔部58が設けられ、押しボタン40のつば部
(キャップ状)43が係合される。開口部65の中央部
には小径の開孔部59Aが設けられ、その隣にも小径の
開孔部59Bが設けられる。
【0033】押しボタン40の内側中央部には、そこか
ら一定方向に延びた突起部44が設けられ、開孔部59
Aを貫くために所定の長さL2を有している。この突起
部44には押しボタン用の付勢手段としてコイル状のス
プリングバネ45が嵌合され、キャビネット1から押し
ボタン40を常に離れる方向に付勢するようになされて
いる。
【0034】この例では、キャビネット1の段差部50
を構成する天板部66上には一服モード検出用のタクト
スイッチ62が設けられる。このタクトスイッチ62
は、突起部44が当接することでオンされる。このタク
トスイッチ62のオンによって、後述する制御手段に一
服モード検出信号S5が出力される。押しボタン40の
内側には、更に、その壁面の一部から開孔部59Bを貫
通し、天板部の開孔部59Cを貫通して一定方向に延在
した突出部42が設けられ、キャビネット1の爪部61
からルーバ21の被係止部23が解除できるようになさ
れている。突出部42は開孔部59B、59Cを貫くた
めに所定の長さL3を有している。
【0035】次に、図6及び図7を参照しながら、気流
ガイド機構20の動作を説明する。この例では、一服モ
ードを実行するときは、「押しボタン40を押す」こと
を前提とする。例えば、図6に示す押しボタン40がユ
ーザによって下方に押すように操作されると、押しボタ
ン40から延びた突出部42が開孔部59B及び59C
を貫通してルーバ21の被係止部23を押圧する。この
押圧結果により、その被係止部23からキャビネット1
の爪部61が解除(外れる)されると共に、ルーバ21
が収納部22から離れる。一方、図6に示す押しボタン
40の突起部44が開孔部59Aを貫いてタクトスイッ
チ62を押圧するので、そのタクトスイッチ62がオン
して、一服モード検出信号S5が出力され、これを検出
した制御手段によってファン4が駆動される。
【0036】これらの2つの操作により、図7に示すト
グルバネ51によってルーバ21が軸周りに回転してキ
ャビネット1前面に突出する方向に移動を開始する。そ
の後、ルーバ21の位置規制用の突起部25Aがキャビ
ネット1のストップ規制孔部19Aに当接する位置で停
止する。この結果、ルーバ21が図1に示した吸気口2
の周辺領域に張り出すようになされる。
【0037】従って、吸気口2の周辺領域にひさしがで
きるように張り出したルーバ21によって、吸気口2付
近で上昇するタバコの煙などの空気の流れをほぼ強制的
に、しかも、再現性よく吸気口2へ導くことができる。
これにより、この気流ガイド機構20を備えた卓上型の
一服モード付きの空気清浄装置100を提供することが
できる。
【0038】なお、図2に示すキャビネット1の段差部
50の裏面には、一服モード解除検出用のタクトスイッ
チ63が設けられる。このタクトスイッチ63は、収納
部22に対するルーバ21の「閉」を検出するものであ
り、ルーバ21がタクトスイッチ63に当接することで
オンされる。例えば、タクトスイッチ63は収納部22
に収納されるルーバ21によって動作する。この例で
は、ルーバ21が収納部22に収納されると共に、この
タクトスイッチ63からマイコン14にルーバ「閉」検
出信号S6が出力されて、ファン4の「弱」運転を継続
するようになされるものである。
【0039】続いて、図2、図8及び図9を参照しなが
ら、空気清浄装置100のフィルタ着脱機構30につい
て説明する。この例のフィルタ着脱機構30では、フロ
ントグリル31とフィルタ装着部64との間にフィルタ
3を挟み込むように固定して、そのフィルタ3を簡単に
キャビネット1に装着したり、それを簡単に交換できる
ようにしたものである。
【0040】先に、フロントグリル31の構造を説明す
る。図8に示すフロントグリル31は上部及び両側部の
3方向が塞がれた箱状を成し、前面には空気を通す吸気
口2を有している。このフロントグリル31は図2に示
すキャビネット1のフィルタ装着部64に対して着脱自
在に取付けられる。このため、フロントグリル31の上
部両端には1組のフック状(L字状)の上部係止部33
A、33Bが設けられる。これと共に、そのフロントグ
リル31の下部両端には1組の突起状の下部係止部34
A、34Bが設けられる。この下部係止部34A、34
Bは頭部径が異なるスリ割り状を成している。いずれの
形状もキャビネット1の被係止部としての上部係止穴3
6A、36B、下部係止穴37A、37Bからの抜け防
止を図るためである(図2参照)。
【0041】この例で、フロントグリル31の内部後面
側(フィルタ3に対向する側)には所定長さL4の例え
ば4つの突起部(ボス)35A〜35D(図8では35
Dを図示せず)が設けられる。この突起部35A〜35
Dはフロントグリル31と一体化して成形され、フィル
タ3をフィルタ装着部64に装着した後に、フロントグ
リル31をキャビネット1に取付けると、フィルタ3に
当接するようになる。従って、フィルタ3をフロントグ
リル31によってフィルタ装着部64に押し付けるよう
に固定することができ、フィルタ装着部64に取付けら
れたフィルタ3の離脱を防止できる。つまり、フィルタ
装着部64に取付けられたフィルタ3の前面方向への移
動を突起部35A,35Bによって阻止することができ
る。
【0042】この例では図9に示す突起部35A〜35
Dの長さL4は、フロントグリル31をキャビネット1
のフィルタ3に取付けたとき、突起部35A,35Bな
どの先端がフィルタ3の前面側に軽く触れる程度を有し
ていればよい。突起部35A,35Bなどの先端は鋭角
である必要はなく、むしろ、ある程度表面積を持ったも
のが好ましい。これは固定時にフィルタ3を破損しない
ようにするためである。
【0043】このフロントグリル31が取付けられるキ
ャビネット1の段差部50は、図2に示したようにフィ
ルタ3を出し入れするために開放されている。この段差
部50はファン4の風向カバーガイドを兼ねており、そ
の段差部50の中央にはファン44の吸入口にほぼ等し
い口径の開口部60を有している。この開口部60には
メンテナンス時の危険防止のために格子状に形成しても
よい。段差部50にはフィルタ装着部64が設けられ、
フィルタ3が簡単に脱着できるようになされている。
【0044】図2に示すキャビネット1の段差部50の
上部両側には、矩形状の開孔部から成る上部係止穴36
A、36Bが設けられ、フロントグリル31のフック状
の上部係合部33A、33Bが係合される。その下部両
側には円形状の開孔部から成る下部係止穴37A、37
Bが設けられ、下部係止部34A、34Bが係合され
る。
【0045】また、図2に示すフィルタ装着部64には
フィルタ3の位置ずれを防止するために、段差部50の
4隅にコーナ位置規制部38A〜38Dが設けられると
共に、その上下左右にサイド位置規制部39A〜39H
が設けられる。これらの位置規制部38A〜38D、3
9A〜39Hを結ぶ領域の大きさは、ほぼフィルタ3の
外周部の大きさに等しい。このような構造のフィルタ装
着部64にフィルタ3を装着すると、フレキシブルなフ
ィルタでも上下左右の位置ずれ防止できる。唯一前面へ
の移動が自由になされる。
【0046】この例では、図2に示すキャビネット1の
段差部50のファン側にセフティスイッチSW2が設け
られ、フロントグリル31の着脱状態に応じてセフティ
スイッチSW2が動作する。例えば、キャビネット1か
らフロントグリル31が離脱されると、セフティスイッ
チSW2がオフしてファン4及び制御ユニット12への
AC電源を遮断するようになされている。反対に、フロ
ントグリル31をキャビネット1に装着するとセフティ
スイッチSW2がオンする。メンテナンス時の安全対策
が施されている。
【0047】次に、図9〜図11を参照しながら、空気
清浄装置100のフィルタ着脱機構30の動作を説明す
る。この例では、キャビネット1の正面側からフロント
グリル31を操作することを前提とする。
【0048】まず、フィルタ3をキャビネット1に装着
する場合は、キャビネット1からフロントグリル31が
取り外された状態で、まず、フィルタ3をキャビネット
1のフィルタ装着部64に取り付ける。このとき、フィ
ルタ3をコーナ位置規制部38A〜38D及びサイド位
置規制部39A〜39Hに嵌め込むようにする。これに
より、図10に示すフィルタ装着部64によってフィル
タ3の上下左右への移動が規制される。
【0049】その後、フロントグリル31のフック状の
上部係止部33A、33Bを上にして、キャビネット1
前面から段差部50の上部係止穴36A、36Bに位置
合わせして、上部係止部33A、33Bをその上部係止
穴36A、36Bにくぐらせて係合する。これにより、
フロントグリル31の突起状の下部係止部34A、34
Bがキャビネット1の下部係止穴37A、37Bに自己
整合的に当接するようになる。従って、下部係止部34
A、34Bを強く押すと、キャビネット1の下部係止穴
37A、37Bへ下部係止部34A、34Bを係合する
ことができる。これにより、図11に示すフィルタ3を
フロントグリル31とフィルタ装着部64との間に挟み
込むようにして固定することができる。また、フィルタ
3をフロントグリル31によってフィルタ装着部64に
押し付けるように固定することができる。
【0050】反対に、キャビネット1内のフィルタ3を
交換する場合は、キャビネット1前面からフロントグリ
ル31を取り外すために、まず、図11に示す突起状の
下部係止部34A、34Bをキャビネット1の下部係止
穴37A、37Bから離脱する。これにより、図10に
示すキャビネット1の上部係止穴36A、36Bにフッ
ク状の上部係止部33A、33Bが中途半端に係合され
た状態になる。その後、キャビネット1の上部係止穴3
6A、36Bからフック状の上部係止部33A、33B
を離脱すると、キャビネット1からフロントグリル31
が外せるので、図9に示すフィルタ装着部64からキャ
ビネット1の前面にフィルタ3を自由に取り外すことが
できる。
【0051】なお、フィルタ交換時にはACプラグ9を
コンセントから外すことが好ましいが、この例では、キ
ャビネット1からフロントグリル31を分離した時点で
セフティスイッチSW2がオフするので、AC100V
が制御ユニット12に供給されない。従って、ファン4
が誤って回転することがなく、ユーザは安心して新旧の
フィルタ3の交換を行うことができる。
【0052】このように本実施の形態のフィルタ着脱機
構30によれば、フィルタ装着部64の後方に設けられ
たファン4が動作していないときは、吸入力が発生しな
いので、フィルタ3をフィルタ装着部64からキャビネ
ット1の外部に自由に取り出すことができる。従って、
ネジなどの係合部材を用いることなく、ファン4の非動
作時に、簡単にフィルタ3をキャビネット1に装着した
り、キャビネット1から取り外すことができる。これに
より、フィルタ3の交換が最も簡単な一服モードを備え
た卓上型の空気清浄装置100を提供することができ
る。
【0053】なお、上述のフック状の上部係止部33
A、33Bと突起状の下部係止部34A、34Bとは上
下反対の位置に設けてもよい。つまり、フロントグリル
31の上部に1組の突起状の係止部34A、34Bを設
け、その下部に1組のフック状の係止部33A、33B
を設けてもよい。この場合にはキャビネット1の被係止
部36A、36及び被係止部37A、37Bも上下反対
の位置に設ける必要がある。そして、キャビネット1前
面からフロントグリル31を取り外すときに、突起状の
係止部34A、34Bをキャビネット1上部の被係止部
36A、36Bから離脱した後に、キャビネット1下部
の被係止部37A、37Bからフック状の係止部33
A、33Bを離脱することができる。
【0054】続いて、各実施形態で使用する制御ユニッ
ト12の構成例について説明する。図1に示したACプ
ラグ9には図12に示すセフティスイッチSW2が接続
され、そのセフティスイッチSW2には制御ユニット1
2及びモータ制御部15が接続されている。この例では
電源スイッチ(押しボタン)SW1は直接AC100V
を遮断するものではなく、電源のオン又はオフ情報を制
御ユニット12に出力するものである。
【0055】この制御ユニット12には電源部13が設
けられ、電源スイッチSW1が押されると、AC100
Vが例えばDC5Vの制御用の直流電圧VCCに変換さ
れる。電源部13からの直流電圧VCCは制御手段とし
てのマイクロコンピュータ(以下マイコンという)1
4、モータ制御部15及びLED18に供給される。マ
イコン14の出力段にはモータ制御部15が接続され、
マイコン14からのモータ制御信号S2に基づいて上述
したファン駆動用のモータ5が、例えば1500rpm
で「強」運転、その半分の750rpmで「弱」運転と
なるように速度制御される。
【0056】このマイコン14の入力段には電源スイッ
チSW1が接続され、その電源スイッチSW1を押す操
作がなされると電源オン信号S1が出力される。同様
に、タイマ設定用の押しボタン(スイッチ)53が接続
され、その押しボタン53が操作されるとタイマ設定信
号S3がマイコン14に出力される。同様に風量設定用
の押しボタン(スイッチ)54が接続され、その押しボ
タン54が操作されると風量設定信号S4がマイコン1
4に出力される。同様に一服モード操作用のタクトスイ
ッチ62が接続され、押しボタン40が操作されると一
服モード検出信号S5が出力される。同様に一服モード
解除用のタクトスイッチ63が接続され、ルーバ21が
キャビネット1に戻されるとルーバ「閉」検出信号S6
がマイコン14に出力される。
【0057】マイコン14にはタイマ49が設けられ、
押しボタン53によってファン4の通常動作モード時の
運転時間が設定できるようになされている。タイマ49
は押しボタン53を操作するとタイマ設定信号S3がマ
イコン14に出力されるので、運転時間を設定できる。
【0058】この例ではマイコン14は電源スイッチS
W1がオンすると共に、フィルタ使用時間時間を積算す
る。このマイコン14には記憶手段としての不揮発性の
メモリ48が設けられ、マイコン14によって積算され
たフィルタ3の使用時間が記憶される。このメモり48
にはEEPRPM(電気的に情報の消去及び書き込みが
可能な読み出し専用メモリ)や、バックアップRAMな
どを使用する。この例ではフィルタ3の使用時間の記憶
に先立ちマイコン14は、一服モードによるフィルタ3
の使用時間と通常動作モードによるフィルタ3の使用時
間とを加算する。その後、マイコン14はメモリ48に
加算後のフィルタ3の使用時間を一定時間毎に記憶す
る。例えば、1分間に1回の割合(書き込みサイクル)
で、フィルタ3の使用時間をメモリ48に記憶する。
【0059】このマイコン14の出力段には表示手段と
して、液晶表示器16が接続され、メモリ48に記憶さ
れたフィルタ3の使用時間に基づいてそのフィルタ3の
交換メッセージなどが表示される。図13はこの例で液
晶表示器16に表示される全体の表示例を示す概念図で
あり、図14は液晶表示器16に何も表示されない状態
を示す図である。
【0060】この液晶表示器16には図示しないバック
ライトが設けられ、このバックライトの明るさが、例え
ば、タイマ設定用の押しボタン53と風量設定用の押し
ボタン54とを多重押しすることにより、自由に可変で
きるようになされている。この例では液晶表示器16に
よって、ファン4の「強」運転時のファンの羽根の回転
を模した表示と、ファン4の「弱」運転時のその羽根の
回転を模した表示とを区別するようになされる。
【0061】図15は通常動作モード時にファン4が
「弱」運転する場合を示す図である。この運転モードは
ユーザによって「弱」を指定するように風量設定ボタン
54を操作すると、マイコン14に風量設定信号S4が
出力されて設定される。この例で「弱」運転時には、フ
ァン4の羽根の回転を遅く回すようにその羽根の枚数を
少なくすると共に、それをイメージした点滅表示がなさ
れる。
【0062】図16は通常動作モード時にファン4が
「強」運転する場合を示す図である。この運転モードは
「強」を指定するように風量設定用の押しボタン(スイ
ッチ)54を操作すると設定できる。この例で「強」運
転時には、ファン4の羽根の回転を速く回すようにその
羽根の枚数が多くすると共に、それをイメージした点滅
表示がなされる。なお、この押しボタン54は連続して
押すと、「強」、「弱」、「強」・・・というようにト
グルで切換えるようにしている。
【0063】図17は一服モードでファン4が「強」運
転する場合を示す図である。ユーザによって押しボタン
40が操作されると、マイコン14に一服モード検出信
号S5が出力されるので、一服モードを設定できる。こ
の例では、一服モード時に、タバコ及びそのタバコの煙
を上下に分けて模した表示がなされる。例えば、液晶表
示器16によって、一服モード時にはタバコの煙が上下
交互に点滅表示される。
【0064】図18は一服モードでファン4が「弱」運
転する場合を示す図である。この例では、予め設定され
た所定時間だけファン4を「強」運転した後に、自動的
に運転モードが「弱」運転に切り替わり、次の所定時間
だけファン4が「弱」運転された後にファン4が自動停
止される。なお、この例では一服モード実行中にタイマ
設定用の押しボタン53や風量設定用の押しボタン54
を操作すると、一服モードが解除され、タイマ設定や風
量設定を行うことができる。
【0065】図19は通常動作モードで「強」運転をタ
イマ設定した場合を示す図である。この例では4時間を
設定したものであり、図20は2時間を設定した例であ
る。なお、タイマ設定用の押しボタン53は連続して押
すと、運転時間を「4」、「2」、「1」、「OFF」
・・・というようにトグルで切換できるようになされて
いる。この運転時間「4」、「2」、「1」・・・に基
づいてファン4をいわゆるタイマ駆動することができ
る。
【0066】図21は通常動作モードで「強」運転を実
行中にフィルタ3のリセット要求を示す図である。この
例ではフィルタの文字が点滅表示される。フィルタ3の
リセットは電源スイッチSW1をオフし、その後、電源
スイッチSW1と風量設定用の押しボタン54とを例え
ば3秒間だけ多重押しすることで、フィルタ使用時間な
どをクリアできるようになされている。
【0067】図22は通常動作モードで例えば「強」運
転中に、フィルタ3の交換要求を示す図である。この例
ではフィルタの文字の横にローマ字「F」の文字が点滅
表示される。このフィルタ交換要求「F」が表示された
ら、ユーザはフィルタ3を新規なものと交換することが
望ましい。なお、ルーバ21が「開」状態で、ACプラ
グ9がコンセントから抜かれたときは、この状態から各
モードを設定することができる。
【0068】次に、図23〜図24を参照しながら、本
実施の形態としての空気清浄装置100の動作について
説明する。この空気清浄装置100では、一服モード操
作用の押しボタン40を操作すると、収納部22からル
ーバ21が外部へ自動的に張り出されると共に、マイコ
ン14は予め設定された10分間だけファン4を「強」
運転し、その後、5分間だけファン4を「弱」運転した
後に自動停止することを前提とする。
【0069】また、この例では、一服モード実行中にル
ーバ21がキャビネット1に収納されたかをマイコン1
によって定期的に監視され、一服モード実行中にルーバ
21が収納された場合には、その一服モードを解除して
ファン4の「弱」運転に移行し、その後、電源スイッチ
SW1がオフされるまで、この「弱」運転を継続するこ
とを前提とする。
【0070】この空気清浄装置100の初期状態とし
て、図11に示すルーバ21が収納部22に収納され、
フィルタ3がフィルタ装着部64に装着され、フロント
グリル31がキャビネット1に取付けられ、ACプラグ
9が図示しないコンセントに差し込まれていることを前
提とする。この空気清浄装置100はフロントグリル3
1がキャビネット1に取付けられ、ACプラグ9がコン
セントに差し込まれた時点で、制御ユニット12にAC
100Vが印加され、LED18が点灯するものであ
る。
【0071】上述の前提条件のもとに、まず、ステップ
P1でマイコン14は一服モード操作用の押しボタン4
0が押されるのを待つ。ユーザは一服モードを利用する
ときにその押しボタン40を押す。この押しボタン40
が押されると、図7に示したトグルバネ51によってル
ーバ21が軸周りに回転してキャビネット1の前面方向
に移動を開始し、その後、ルーバ21の位置規制用の突
起部25Aがルーバ位置規制用のストップ孔19Aに当
接して停止する。従って、ルーバ21が吸気口2の周辺
領域に張り出す。
【0072】この押しボタン40の操作に関して、ステ
ップP2でマイコン14によって一服モードの押しボタ
ン40が押されたことが検出される。このとき、タクト
スイッチ62からマイコン14へ一服モード検出信号S
5が出力される。
【0073】その後、ステップP3で一服モード検出信
号S5が入力されたマイコン14は、モータ制御部15
にファン「強」運転指令を出力する。この指令が入力さ
れたモータ制御部15によってモータ5が高速駆動さ
れ、そのモータ5の高速回転によってファン4が高速回
転される。
【0074】そのファン「強」運転指令の出力直後にス
テップP4でマイコン14によってタイマ49がスター
トされる。これは最初の「強」運転に関して「10分
間」を計測するためである。このファン4の「強」運転
によって喫煙中のタバコの煙が吸入され、その煙をフィ
ルタ3で清浄化することができる。このとき、ファン4
による吸入力が働き、フィルタ3がファン側に引き寄せ
られてフィルタ装着部64に固定されるようになる。清
浄化後の空気10Bは排気口6から排気される。
【0075】その後、ステップP5でファン4を「強」
運転してから10分を経過したかがマイコン15によっ
て検出される。そのファン4の「強」運転が10分経過
した場合には、ステップP6に移行して、ファン「弱」
運転指令がマイコン14からモータ制御部15へ出力さ
れる。この指令が入力されたモータ制御部15によって
モータ5が低速駆動され、そのモータの低速回転によっ
てファン4が低速回転される。
【0076】そのファン「弱」運転指令の出力直後に、
ステップP7でマイコン14によってタイマ49がスタ
ートされる。これは「弱」運転に関して「5分間」を計
測するためである。このファン4の「弱」運転によって
吸気口2の周辺領域の空気10Aが吸入され、その空気
10Aをフィルタ3で清浄化することができる。
【0077】その後、ステップP8でファン4を「弱」
運転してから5分を経過したかがマイコン15によって
検出される。そのファン4の「弱」運転が5分経過した
場合には、ファン4をオフするファン「オフ」指令がマ
イコン14からモータ制御部15へ出力される。このフ
ァン「オフ」指令が入力されたモータ制御部15はモー
タ5の電源をオフする。従って、ファン4の回転が自動
的に停止して、一服モードを正常終了する。
【0078】また、この例では上述のステップP5でフ
ァン4の「強」運転が10分経過していない場合には、
ステップP9に移行してルーバ21が閉じられたかを定
期的に検出する。例えば、ユーザの意志でルーバ21が
閉じられた場合には、このルーバ21が収納部22に収
納されると共に、タクトスイッチ63からマイコン14
にルーバ「閉」検出信号S6が出力される。
【0079】このルーバ「閉」検出信号S6が入力され
ると、ステップP10でマイコン14からモータ制御部
15へファン「弱」運転指令が出力される。この指令を
入力したモータ制御部15によってモータ5が低速駆動
され、そのモータの低速回転によってファン4が低速回
転される。このファン4の「弱」運転はステップP11
でユーザによる電源オフ要求があるまで継続される。こ
のときユーザは電源スイッチSW1を押すことで、電源
をオフすることができる。
【0080】更に、上述のステップP9でルーバ21が
閉じられていない場合には、ステップP12に移行して
一服モード実行中のユーザによる電源オフ要求があった
かを検出する。このときユーザは電源スイッチSW1を
押すことで、電源をオフすることができる。ユーザによ
る電源オフ要求があった場合には、ファン「オフ」指令
がマイコン14からモータ制御部15へ出力される。こ
のファン「オフ」指令が入力されたモータ制御部15は
モータ5の電源をオフする。従って、ファン4の回転が
停止して、一服モードを中途終了する。ユーザによる電
源オフ要求が無い場合には、ステップP5に戻って、フ
ァン4の「強」運転が10分経過しかを検出する。
【0081】そのファン4の「強」運転が10分経過し
た場合には、ステップP6、P7、P8の処理を実行す
る。そして、ステップP8でファン4を「弱」運転して
から5分を経過していない場合には、ステップP13に
移行してルーバ21が閉じられたかを検出する。ルーバ
21が閉じられた場合にはタクトスイッチ63からマイ
コン14にルーバ「閉」検出信号S6が出力されるの
で、ステップP14に移行してファン「弱」運転指令を
モータ制御部15に出力する。このファン4の「弱」運
転はステップP15でユーザによる電源オフ要求がある
まで継続される。
【0082】また、上述のステップP13でルーバ21
が閉じられていない場合には、ステップP16に移行し
て一服モード実行中のユーザによる電源オフ要求があっ
たかを検出する。ユーザによる電源オフ要求があった場
合には、ファン「オフ」指令がマイコン14からモータ
制御部15へ出力される。このファン「オフ」指令が入
力されたモータ制御部15はモータ5の電源をオフす
る。これにより、一服モードを途中で終了する。
【0083】ユーザによる電源オフ要求が無い場合に
は、ステップP8に戻って、ファン4の「弱」運転が5
分経過したかを検出する。そのファン4の「弱」運転が
5分経過した場合には、ファン「オフ」指令がマイコン
14からモータ制御部15へ出力される。このファン
「オフ」指令が入力されたモータ制御部15はモータ5
の電源をオフする。従って、ファン4の回転が停止し
て、一服モードを正常終了する。
【0084】このように本実施の形態の空気清浄装置1
00によれば、一服モード操作用の押しボタン40が操
作されると、ルーバ21が吸気口2の周辺領域に張り出
すと共に、予め設定された最初の10分間だけファン4
が「強」運転し、その後、5分間だけファン4が「弱」
運転するようになる。
【0085】従って、吸気口2の周辺領域にひさしがで
きるように張り出したルーバ21によって、吸気口2付
近で上昇するタバコの煙の流れをほぼ強制的に、しか
も、再現性よく吸気口2へ導くことができる。これと共
に、初めの10分間で「強」運転されるファン4によっ
て喫煙中のタバコの煙が吸入され、その煙をフィルタ3
で清浄化することができる。その後の5分間で「弱」運
転されるファン4によって喫煙後の吸気口2の周辺領域
の空気が吸入され、その空気をフィルタ3で清浄化する
ことができる。これにより、一服モードを備えた卓上型
の空気清浄装置100を提供することができる。
【0086】続いて、図25及び図26を参照しなが
ら、空気清浄装置100のフィルタ3の使用時間の積算
方法について説明をする。
【0087】(1)第1の実施形態 図25は第1の実施形態としての空気清浄装置100の
フィルタ使用時間の積算例を示すフローチャートであ
る。この実施形態では、フィルタ使用時間の積算に関し
て、少なくとも、通常動作モードのときの補正係数を
「1」とし、一服モードのときの補正係数を「N」とし
たときに、マイコン14は、一服モードのフィルタ3の
使用時間を積算するときに、N>1となる補正係数Nを
フィルタ3の使用時間に演算するようにしたものであ
る。
【0088】次に、空気清浄装置100のフィルタ3の
使用時間の積算時の動作を説明する。この例では、予め
設定された10分間だけそのファン4を「強」運転し、
その後、5分間だけファン4を「弱」運転する一服モー
ド、又は、その一服モード以外の通常動作モードを指示
するために操作される押しボタン40、53、54と、
この押しボタン40による一服モード又は通常動作モー
ドに応じてフィルタ3の使用時間を積算するマイコン1
4とを備えていることを前提とする。
【0089】まず、ステップQ1で電源がオンされたか
がマイコン14によって検出される。電源スイッチSW
1が操作されると、例えば、電源スイッチSW1からマ
イコン14に電源オン信号S1が出力されるので、これ
を検出することでマイコン14は電源オンを判断する。
【0090】その後、ステップQ2で一服モードか通常
動作モードかが判断される。一服モードに関しては、押
しボタン40がユーザによって操作され、この操作によ
ってタクトスイッチ62からマイコン14に一服モード
検出信号S5が出力され、この信号S5をマイコン14
が検出する。これにより、マイコン14はユーザの指示
が「一服モード」であることを判断する。
【0091】通常動作モードに関しては、タイマ設定用
の押しボタン53、風量設定用の押しボタン54がユー
ザによって操作され、これらのボタン53、54からマ
イコン14にタイマ設定信号S3、風量設定信号S4が
出力され、これらの信号S3、S4をマイコン14が検
出することにより、ユーザの指示が「通常動作モード」
であることを判断する。
【0092】そして、通常動作モードの場合にはステッ
プQ3に移行して、マイコン14によってTfo=Tm
+(Tx・1)が演算される。ここで、Tfoは通常動
作モード時のフィルタ積算時間である。Tmは前回メモ
リ48に格納されたフィルタ累積使用時間であり、順次
更新される。Txは一服又は通常動作のいずれかのモー
ド時のフィルタ使用時間である。
【0093】また、一服モードの場合にはステップQ4
に移行して、マイコン14によってTfs=Tm+(T
x・N)が演算される。ここで、Tfsは一服モード時
のフィルタ積算時間である。Nはフィルタ使用時間の積
算に関して一服モードのときの補正係数である。この例
では、通常動作モードのときの補正係数を「1」とした
ときに、N>1となる補正係数Nを予め経験値としてマ
イコン14に設定したものである。補正係数NをN>1
としたのは、通常動作モードに比べて一服モードを利用
した場合には、タバコの煙によりフィルタ3の汚れが多
くなるためであり、フィルタ3の交換時期を早く液晶表
示器16に表示するためである。
【0094】その後、ステップQ5でマイコン14によ
ってTm=Tfo+Tfsが演算され、その演算結果が
メモリ48に格納される。この例ではマイコン14の演
算結果が1分毎にメモリ48に書き込まれる。1分を満
たない場合には、その積算値がキャンセルされる。
【0095】その後、ステップQ6に移行して電源がオ
フされたかがマイコン14によって検出される。電源が
オフされた場合にはフィルタ使用時間の積算制御を終了
する。電源がオフされていない場合にはステップQ2に
戻ってフィルタ使用時間の積算制御を継続する。
【0096】このようにして、本実施の形態ではフィル
タ使用時間の積算に関して、少なくとも、通常動作モー
ドのときの補正係数を「1」とし、一服モードのときの
補正係数を「N」としたときに、マイコン14は、一服
モードのフィルタ3の使用時間を積算するときに、N>
1となる補正係数Nをフィルタ3の使用時間に演算する
ようにしたものである。
【0097】従って、一服モードが利用されたときに、
タバコの煙によるフィルタ3の汚れなどを考慮した使用
時間を積算することができる。これにより、一服モード
によるフィルタ3の使用時間と通常動作モードによるフ
ィルタ3の使用時間とに基づいてフィルタ3の交換時期
到来などを正確に液晶表示器16に表示することができ
る。
【0098】例えば、一服モードを多く利用した空気清
浄装置100と、一服モードを利用しない空気清浄装置
100とを比較したときに、2つの空気清浄装置100
の実際の稼働時間が同じでも、一服モードを多く利用し
た空気清浄装置100では、フィルタ3の使用時間が通
常動作モードの場合に比べて計算上多くなることから、
そのフィルタ3の交換時期到来などを一服モードを利用
しない空気清浄装置100に比べて早く点滅表示などを
することができる(図22参照)。
【0099】これにより、フィルタ3の交換時間が最も
正確ないわゆる一服モードを備えた卓上型の空気清浄装
置100などを提供することができる。
【0100】(2)第2の実施形態 図26は第2の実施形態としての空気清浄装置100の
フィルタの使用時間を積算例を示すフローチャートであ
る。この実施形態では、ファン4の通常動作モード時の
補正係数を「1」とし、ファン4の「強」運転時の補正
係数を「N1」とし、ファン4の「弱」運転時の補正係
数を「N2」としたときに、マイコン14は、ファン4
の「強」運転時のフィルタ3の使用時間を積算するとき
に、N1>1となる補正係数N1をフィルタ3の使用時
間に演算し、ファン4の「弱」運転時のフィルタ3の使
用時間を積算するときに、1<N2<N1となる補正係
数N2をフィルタ3の使用時間に演算するようになされ
たものである。
【0101】次に、空気清浄装置100のフィルタ3の
使用時間の積算時の動作を説明する。この例では、上述
した一服モード又は通常動作モードを指示するための押
しボタン40と、この押しボタン40による一服モード
又は通常動作モードに応じてフィルタ3の使用時間を積
算するマイコン14とを備えていることを前提とする。
【0102】まず、ステップR1で電源がオンされたか
がマイコン14によって検出される。電源スイッチSW
1が操作されると、第1の実施の形態と同様にマイコン
14は電源オンを判断する。
【0103】その後、ステップR2で一服モードか通常
動作モードかが判断される。一服モード及び通常動作モ
ードに関しては、第1の実施形態と同様に、一服モード
検出信号S5及びタイマ設定信号S3、風量設定信号S
4などに基づいて判断される。
【0104】そして、通常動作モードの場合にはステッ
プR3に移行して、マイコン14によってTfo=Tm
+(Tx・1)が演算される。また、一服モードの場合
にはステップR4に移行してファン4の運転モードが
「強」か「弱」かを判断する。この例では一服モードの
ときは、予め10分間だけファン4を「強」運転し、そ
の後、5分間だけファン4を「弱」運転することが決め
られている。従って、ファン「強」運転時にはステップ
R5に移行してマイコン14によってTf1=Tm+
(Tx・N1)が演算される。
【0105】ここで、Tf1は一服モードでファン
「強」運転時のフィルタ積算時間である。N1はフィル
タ使用時間の積算に関して一服モードでファン「強」運
転時の補正係数である。この例では、通常動作モードの
ときの補正係数を「1」としたときに、N1>1となる
補正係数N1を予め経験値としてマイコン14に設定し
たものである。
【0106】また、ステップR4でファン「弱」運転時
にはステップR6に移行してマイコン14によってTf
2=Tm+(Tx・N2)が演算される。ここで、Tf
2は一服モードでファン「弱」運転時のフィルタ積算時
間である。N2はフィルタ使用時間の積算に関して一服
モードでファン「弱」運転時の補正係数である。この例
では、通常動作モードのときの補正係数を「1」とした
ときに、1<N2<N1となる補正係数N2を予め経験
値としてマイコン14に設定したものである。
【0107】この補正係数を1<N2<N1としたの
は、通常動作モードに比べて一服モードのファン「強」
運転を利用した場合には、タバコの煙によりフィルタ3
の汚れが多くなり、一服モードのファン「弱」運転を利
用した場合には、ファン「強」運転を利用した場合に比
べてその汚れ具合が少ないことを考慮したものである。
これによって、フィルタ3の交換時期をより正確に液晶
表示器16に表示するためである。
【0108】その後、ステップR7でマイコン14によ
ってTm=Tfo+Tf1+Tf2が演算され、その演
算結果がメモリ48に格納される。この例ではマイコン
14の演算結果が第1の実施形態と同様にメモリ48に
書き込まれる。1分を満たない場合には、その積算値が
キャンセルされる。
【0109】その後、ステップR8に移行して電源がオ
フされたかがマイコン14によって検出される。電源が
オフされた場合にはフィルタ使用時間の積算制御を終了
する。電源がオフされていない場合にはステップR2に
戻ってフィルタ使用時間の積算制御を継続する。
【0110】このようにして、本実施の形態ではフィル
タ使用時間の積算に関して、マイコン14は、ファン4
の「強」運転時のフィルタ3の使用時間を積算するとき
に、N1>1となる補正係数N1をフィルタ3の使用時
間に演算し、ファン4の「弱」運転時のフィルタ3の使
用時間を積算するときに、1<N2<N1となる補正係
数N2をフィルタ3の使用時間に演算するようになされ
たものである。
【0111】従って、一服モードが利用され、そのファ
ン「強」運転又はファン「弱」運転に応じたタバコの煙
によるフィルタ3の汚れなどを考慮した使用時間を積算
することができる。これにより、通常動作モードによる
フィルタ3の使用時間Tfoと一服モードによるフィル
タ3の使用時間Tf1、Tf2とに基づいてフィルタ3
の交換時期到来などを正確に液晶表示器16に表示する
ことができる。
【0112】これにより、第1の実施形態に比べてより
一層フィルタ3の交換時間が正確ないわゆる一服モード
を備えた卓上型の空気清浄装置100などを提供するこ
とができる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、予め設定された所定時間だけ空気流通手段を例えば
「強」運転し、その後、所定時間だけ空気流通手段を
「弱」運転するタバコ専用モードにおいて、フィルタの
使用時間を積算するときに、通常動作モードのときの補
正係数「1」よりも大きな補正係数「N」をそのフィル
タの使用時間に演算するようになされたものである。
【0114】この構成によって、タバコ専用モードが利
用されたときに、タバコの煙によるフィルタの汚れなど
を考慮した使用時間を積算することができる。これによ
り、タバコ専用モードによるフィルタの使用時間と通常
動作モードによるフィルタの使用時間とに基づいてフィ
ルタの交換時期到来などを正確に表示することができ
る。
【0115】この発明はいわゆるタバコ専用モードを実
行する制御系を備えた空気清浄装置に適用して極めて好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る各実施形態としての空気清浄装
置100の構成例を示す斜視図である。
【図2】フロントグリル31及びフィルタ3を外したキ
ャビネット1の構成例を示す正面図である。
【図3】気流ガイド機構20のルーバ21の構成例を示
す斜視図である。
【図4】気流ガイド機構20の構成例を示す側面から見
た断面図である。
【図5】一服モード操作用の押しボタン40の構成例を
示す断面図である。
【図6】気流ガイド機構20の動作例を示す断面図(そ
の1)である。
【図7】気流ガイド機構20の動作例を示す断面図(そ
の2)である。
【図8】フィルタ着脱機構30で使用するフロントグリ
ル31を内側から見た構成例を示す斜視図である。
【図9】フィルタ着脱機構30の構成例を示す一部断面
図である。
【図10】フィルタ装着時のキャビネット1を側面から
見た一部断面図(その1)である。
【図11】フィルタ装着時のキャビネット1を側面から
見た一部断面図(その2)である。
【図12】制御ユニット12の構成例を示す回路図であ
る。
【図13】液晶表示器16の全体の表示例を示す図であ
る。
【図14】液晶表示器16の電源オフ時の状態例を示す
図である。
【図15】ファン4の「弱」運転時の表示例を示す図で
ある。
【図16】ファン4の「強」運転時の表示例を示す図で
ある。
【図17】一服モード時/「強」運転時の表示例を示す
図である。
【図18】一服モード時/「弱」運転時の表示例を示す
図である。
【図19】タイマ設定時の表示例を示す図(その1)で
ある。
【図20】タイマ設定時の表示例を示す図(その2)で
ある。
【図21】フィルタリセット要求時の表示例を示す図で
ある。
【図22】フィルタ交換要求時の表示例を示す図であ
る。
【図23】一服モード時の制御例を示すフローチャート
(その1)である。
【図24】一服モード時の制御例を示すフローチャート
(その2)である。
【図25】第1の実施形態としてのフィルタ使用時間の
積算例を示すフローチャートである。
【図26】第2の実施形態としてのフィルタ使用時間の
積算例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 キャビネット(筐体) 2 吸気口 3 フィルタ(空気清浄手段) 4 ファン(空気流通手段) 5 モータ 6 排気口 14 マイコン(制御手段) 16 液晶表示器(表示手段) 20 気流ガイド機構 21 ルーバ(ガイド部材) 22 収納部(収納手段) 30 フィルタ着脱機構 31 フロントグリル(蓋体) 40 一服モード操作用の押しボタン(操作手段) 48 メモリ(記憶手段) 50 段差部 64 フィルタ装着部 100 空気清浄装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を清浄化するフィルタと、 前記フィルタに空気を通す空気流通手段と、 予め設定された所定時間だけ前記空気流通手段を第1の
    風量で運転し、その後、所定時間だけ前記空気流通手段
    を第2の風量で運転するタバコ専用モード、又は、該タ
    バコ専用モード以外の通常動作モードを指示するために
    操作される操作手段と、 前記操作手段によるタバコ専用モード又は通常動作モー
    ドに応じて前記フィルタの使用時間を積算する制御手段
    とを備え、 少なくとも、前記通常動作モードのときの補正係数を
    「1」とし、前記タバコ専用モードのときの補正係数を
    「N」としたときに、 前記制御手段は、 前記タバコ専用モードのフィルタの使用時間を積算する
    ときに、N>1となる補正係数Nを前記フィルタの使用
    時間に演算するようになされたことを特徴とする空気清
    浄装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ、空気流通手段及び制御手
    段が設けられる場合であって、 少なくとも、前記空気流通手段の通常動作モード時の補
    正係数を「1」とし、前記空気流通手段の「強」運転時
    の補正係数をN1とし、前記空気流通手段の「弱」運転
    時の補正係数をN2としたときに、 前記制御手段は、 前記空気流通手段の「強」運転時の前記フィルタの使用
    時間を積算するときに、N1>1となる補正係数N1を
    前記フィルタの使用時間に演算し、 前記空気流通手段の「弱」運転時の前記フィルタの使用
    時間を積算するときに、1<N2<N1となる補正係数
    N2を前記フィルタの使用時間に演算するようになされ
    たことを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。
  3. 【請求項3】 前記操作手段及び空気流通手段が設けら
    れる場合であって、 前記操作手段が操作されると、 予め設定された所定時間だけ前記空気流通手段を「強」
    運転し、その後、所定時間だけ前記空気流通手段を
    「弱」運転するようになされたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の空気清浄装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ及び制御手段が設けられる
    場合であって、 前記制御手段によって積算された前記フィルタの使用時
    間を記憶する記憶手段が設けられることを特徴とする請
    求項1又は2記載の空気清浄装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ、記憶手段及び制御手段が
    設けられる場合であって、 前記制御手段は、タバコ専用モードによる前記フィルタ
    の使用時間と通常動作モードによる前記フィルタの使用
    時間とを加算し、 前記記憶手段は加算された前記フィルタの使用時間を記
    憶することを特徴とする請求項4記載の空気清浄装置。
  6. 【請求項6】 前記フィルタ及び記憶手段が設けられる
    場合であって、 前記記憶手段に記憶された前記フィルタの使用時間に基
    づいて該フィルタの交換時期に関して表示をする表示手
    段が設けられることを特徴とする請求項4記載の空気清
    浄装置。
  7. 【請求項7】 前記フィルタ及び表示手段が設けられる
    場合であって、 前記表示手段は、 前記フィルタの交換時期到来を示すために点滅表示する
    ことを特徴とする請求項6記載の空気清浄装置。
  8. 【請求項8】 前記空気流通手段が設けられる場合であ
    って、 前記空気流通手段の「強」運転時のファンを模した表示
    と、前記空気流通手段の「弱」運転時のファンを模した
    表示とを区別して表示する表示手段が設けられることを
    特徴とする請求項1又は2記載の空気清浄装置。
  9. 【請求項9】 前記空気流通手段のファンを模した表示
    をする表示手段が設けられる場合であって、 前記表示手段は、 前記空気流通手段の「強」運転時には、前記ファンの回
    転を速く回すよう点滅表示し、 前記空気流通手段の「弱」運転時には、前記ファンの回
    転を遅く回すように点滅表示することを特徴とする請求
    項8記載の空気清浄装置。
  10. 【請求項10】 前記空気流通手段が設けられる場合で
    あって、 前記空気流通手段のタバコ専用モード時に、タバコ及び
    該タバコの煙を模した表示をする表示手段が設けられる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の空気清浄装置。
  11. 【請求項11】 前記空気流通手段と、タバコの煙を模
    した表示をする表示手段とが設けられる場合であって、 前記表示手段は、 前記空気流通手段のタバコ専用モード時に、前記タバコ
    の煙を点滅表示することを特徴とする請求項10記載の
    空気清浄装置。
  12. 【請求項12】 前記空気流通手段、操作手段及び制御
    手段が設けられる場合であって、 前記制御手段にタイマが設けられ、 前記空気流通手段の通常動作モード時の当該装置の運転
    時間に関して前記操作手段により前記タイマを設定する
    ようになされたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    空気清浄装置。
  13. 【請求項13】 前記空気流通手段が設けられる場合で
    あって、 前記空気流通手段の通常動作モード時に当該装置の運転
    時間を表示する表示手段が設けられることを特徴とする
    請求項1又は2記載の空気清浄装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002045633A (ja) * 2000-08-03 2002-02-12 Daikin Ind Ltd 空気清浄機のフィルタ交換時期報知装置
JP2020065552A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 日本たばこ産業株式会社 非燃焼式吸引器

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