JPH1130927A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1130927A
JPH1130927A JP20092497A JP20092497A JPH1130927A JP H1130927 A JPH1130927 A JP H1130927A JP 20092497 A JP20092497 A JP 20092497A JP 20092497 A JP20092497 A JP 20092497A JP H1130927 A JPH1130927 A JP H1130927A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置の定着ヒータの温度監視を安価
かつ確実に行い、定着ヒータの加熱による異常発生を未
然に防ぐようにする。 【解決手段】 温度過昇状態の検出用にコンパレータ7
52を使用し、サーミスタからのサーミスタ入力電圧と
基準電圧とがコンパレータ752に入力される。Dty
peF/F751には、コンパレータ752の出力とそ
のデータをラッチするためのクロックが入力される。D
typeF/F751のプリセット端子Sには、MPU
からのリセット信号が入力され、リセット解除後は、D
typeF/F751の出力がHレベルとなり、Dty
peF/F750の出力がLレベルとなって、パワーリ
レーで定着ヒータがONできる状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置の改良
に関し、特に、電子複写機、普通紙ファクシミリ、ある
いはレーザープリンタなどの定着ヒータを有する画像形
成装置であって、定着工程に用いられる定着ヒータの温
度制御を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成装置としては、例え
ば電子写真技術を用いた電子複写機、普通紙ファクシミ
リ、あるいはレーザープリンタなどがあり、これらの画
像形成装置に於ては、感光体ドラムの表面に潜像を形成
し、それにトナーを付着させて用紙に転写することによ
り画像を形成していた。用紙に転写されたトナーは、そ
のままでは用紙に定着していないため、定着ヒータを備
えた定着ローラで熱処理することで定着させていた。こ
の定着ヒータは、トナーを用紙に定着させるのに適した
一定の温度範囲内に制御する必要があった。この種の画
像形成装置における定着ヒータの温度制御には、例え
ば、上記定着制御を司る制御部(以下、CPUともい
う)があり、これとは別のCPUを用いて定着温度を監
視し、異常があった場合は前記定着ヒータ制御用のCP
Uをリセットしていた。また、定着ヒータの定着温度を
コンパレータ等を用いて監視し、そのコンパレータの出
力を用いて定着ヒータのオン信号をゲートで制御するも
のがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置にあっては、上記のように、定
着ヒータ制御用のCPUとは別に、定着温度の異常を監
視するCPUを設けるようにすると、監視用のCPUを
増設しなくてはならないため、その分コストが上昇する
という不都合があった。また、上記のように、定着ヒー
タの定着温度をコンパレータ等で監視し、そのコンパレ
ータの出力を用いて定着ヒータのON信号をゲートで制
御する場合には、定着温度が異常になると定着ヒータが
オフされるが、メモリ機能を有していないため、その
後、定着ヒータの温度が異常検出温度よりも下がると、
ゲートがONされてしまうため、定着ヒータが再度オン
されるという不都合があった。特に、復帰できない異常
が発生した時には、定着ヒータのON/OFFが繰り返
されるという不都合があった。本発明は、かかる従来技
術の有する不都合に鑑みてなされたもので、請求項1に
記載の発明の目的は、定着ヒータの温度監視を安価でよ
り確実に行うことにより、定着ヒータの加熱による異常
発生を未然に防ぐことができる画像形成装置を提供する
ことにある。請求項2および請求項3に記載の発明の目
的は、上記目的に加えて、定着ヒータの温度が異常にな
った際に定着ヒータがON/OFFされるのを防止する
とともに、ポートや専用回路を増設することなく、外来
ノイズ等があっても温度監視回路を誤動作させないよう
にすることができる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、定着ヒータの通電制御とパワー系の電源制御とを同
一の制御部で制御する画像形成装置であって、前記定着
ヒータの通電時に定着ヒータの温度を検出する温度検出
手段と、前記温度検出手段により定着ヒータの異常温度
を検出すると定着ヒータに対する通電を停止するととも
に、パワー系の電源をオフする第1電源制御手段と、前
記温度検出手段とは別系統で定着ヒータの定着温度の過
昇を検出する温度過昇検出手段と、温度過昇検出手段で
検出された温度過昇状態に応じてパワー系の電源を強制
的にオフする第2電源制御手段と、前記温度検出手段が
正常に動作しない場合に、前記温度過昇検出手段により
前記定着ヒータの異常温度が検出されると、前記第2電
源制御手段で定着ヒータの制御が強制的にオフされ、そ
の強制オフ状態で前記温度過昇検出手段で過昇検出がオ
フされても一定の条件が満足されるまでその強制オフ状
態を保持する強制オフ状態保持手段と、を備え、前記温
度過昇検出を特定の繰り返しパルスの変化でのみ有効と
するものである。この発明によれば、定着ヒータの通電
制御とパワー系の電源制御とを同一の制御部で制御する
ようにしたため、装置を安価にすることができるととも
に、温度検出手段とこれとは別系統の温度過昇検出手段
とにより定着ヒータの定着温度の監視を二重に監視する
ことにより、一方に異常が発生しても他方で定着ヒータ
の温度を監視して異常発生を未然に防止することができ
る。また、温度過昇検出手段を特定の繰り返しパルスの
変化でのみ有効としたため、誤動作を防止することがで
きる。請求項2に記載の発明は、前記繰り返しパルス
に、定着ヒータの電源であるAC電源のゼロクロス信号
を使用したものである。この発明によれば、温度過昇検
出手段を有効とする繰り返しパルスに、AC電源のゼロ
クロス信号を使用したため、新たなポートや専用回路を
増設することなく誤動作の発生を防止することができ
る。請求項3に記載の発明は、前記繰り返しパルスに、
定着ヒータをオンするためのトリガ信号を使用したもの
である。この発明によれば、温度過昇検出手段を有効と
する繰り返しパルスに、定着ヒータをオンするためのト
リガ信号を使用したため、新たなポートや専用回路を増
設することなく誤動作の発生を防止することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本実施の形態に係る画
像形成装置の全体構成を示す装置断面図が示され、図2
には、その画像形成装置の制御系全体のブロック図が示
され、図3には、図2の制御系の中のメイン制御板のブ
ロック図が示され、図4には、定着ヒータの定着温度制
御を行うメイン制御板とI/O制御板と定着ユニットの
回路図が示され、図5には、定着ヒータの温度異常監視
回路の一例を示す回路図が示されている。本実施の形態
では、画像形成装置としてデジタル複写機を用いて実施
したものである。ここでは、まず、デジタル複写機の全
体構成を説明した後、本発明の特徴的な定着ヒータの温
度制御を行う定着ユニットについて説明する。図1に示
されるデジタル複写機は、大きく分けると、複写機本体
(I)と、自動原稿送り装置〔ADF〕(II)と、ス
テープラ付きのソーターであるソータステープラ(II
I)と、両面反転ユニット(IV)との4つのユニット
から構成され、前記複写機本体は(I)は、スキャナ
部、書き込み部、感光体部、現像部ならびに給紙部等か
ら構成されている。
【0006】(スキャナ部)前記スキャナ部は、反射鏡
1と光源3と第1ミラー2とを備えて一定の速度で移動
する第一スキャナと、第2ミラー4、第3ミラー5を装
備して前記第一スキャナの1/2の速度で前記第一スキ
ャナに追従して移動する第二スキャナとを備えている。
そして、前記第一スキャナ並びに第二スキャナによりコ
ンタクトガラス9上の不図示の原稿を光学的に走査し、
その反射像を色フィルタ6を介してレンズ7に導き、一
次元個体撮像素子8上に結像させる。前記光源3には蛍
光灯やハロゲンランプなどが使用されているが、これら
の内、波長が安定していて寿命が長いなどの理由から一
般には蛍光灯が使用されている。本実施の形態では、1
本の光源3に反射鏡が取り付けられ、また、前記個体撮
像素子8が一定のサンプリングクロックを持っているた
め、蛍光灯はそれ以上高い周波数で点灯させることで画
像に影響を与えないようにしている。前記個体撮像素子
8としては、一般的にCCDが用いられており、その個
体撮像素子8で読み取った画像信号はアナログ値である
ため、アナログ/デジタル(A/D)変換され、画像処
理基板10にて種々の画像処理、例えば、2値化、多値
化、階調処理、変倍処理、編集処理等が施され、スポッ
トの集合としてデジタル信号に変えられる。ここでは、
カラーの画像情報を得るために、本実施の形態では、原
稿から個体撮像素子8に導かれる光路途中に、必要色の
情報だけを透過する色フィルタ6が出し入れ可能に配置
されている。したがって、原稿の走査に合わせて色フィ
ルタ6の出し入れを行い、その都度、多重転写、両面コ
ピー等の機能を作動させ、多種多様なコピーが作成でき
るようになっている。また、RGBの3つの情報を同時
に得るために、3つのCCD等を用いて、カラー原稿の
読み取りを行うようにしてもよい。
【0007】(書き込み部)つぎに、書き込み部につい
て説明する。画像処理後の画像情報は、光書き込み部に
おいてレーザ光のラスター走査にて光の点の集合の形で
感光体ドラム40上に書き込まれる。不図示の半導体レ
ーザから出射されたレーザ光は、不図示のコリメートレ
ンズとアパーチャーにより平行で一定形状の光束に成形
された後、シリンダレンズを透過させて副走査方向に圧
縮された形でポリゴンミラー24に入射される。ポリゴ
ンミラー24は、正確な多角形をしており、ポリゴンモ
ータ25により一定方向に一定の速度で回転しており、
この回転速度は感光体ドラム40の回転速度と書き込み
密度とポリゴンミラー24の面数により決定される。ポ
リゴンミラー24に入射されたレーザ光は、その反射光
がポリゴンミラー24の回転により偏向され、偏向され
たレーザ光は、fθレンズ26を介してミラー27で反
射され、後述する感光体ドラム40の周面に投射され
る。
【0008】(感光体部)つぎに、感光体部について説
明する。感光体ドラム40の周面には感光層が形成され
ており、半導体レーザ(ここでは波長780nm)に対
して感度のある感光体層としては、有機感光体(OP
C)、α−Si、Se−Teなどが知られており、ここ
では有機感光体(OPC)が使用されている。 一般に
レーザ書き込みの場合、画像部に光を当てるネガ/ポジ
(N/P)プロセスと、地肌部に光を当てるポジ/ポジ
(P/P)プロセスの2通りがあり、ここでは前者のN
/Pプロセスを採用している。帯電チャージ41は感光
体側にグリッドを有するスコロトロン方式のもので、感
光体ドラム40の表面を均一に(−)帯電させ、画像形
成部にレーザ光を照射することで、その部分の電位を落
とすようにする。これにより、感光体ドラム40の表面
の地肌部が−750V〜−800V、画像部が−500
V程度の電位となり、感光体ドラム40の表面に静電潜
像が形成され、これを現像器42a、42bで現像ロー
ラに−500V〜−600Vのバイアス電圧を与えて、
(−)に帯電したトナーを付着させることにより、前記
静電潜像が顕像化される。
【0009】(現像部)つぎに、現像部について説明す
る。本実施の形態に係るデジタル複写機は、主現像器4
2aと副現像器42bの2つの現像器を備えている。黒
一色の場合は、前記副現像器42bとトナー補給器43
bを取り外すようになっており、現像器を2つ有する本
実施の形態では、主現像器42aとペアになっているト
ナー補給器43aに黒トナーを入れ、副現像器42bと
ペアになるトナー補給器43bにカラートナーを入れる
ことにより、1色の現像中には他色の現像器の主極位置
を変えるなどして選択的に現像を行うようにする。この
現像を行い、スキャナの色フィルタ6の切り替えによる
色情報の読み取り、更に紙搬送系の多重転写、両面複写
機能等を組み合わせることによって、多機能なカラーコ
ピー、カラー編集が可能となる。3色以上の現像は、感
光体ドラム40の周囲に3つ以上の現像器を並べる方
法、3つ以上の現像器を回転して切り替えるリボルバー
方式等によって達成することができる。
【0010】現像器42a、42bで顕像化された画像
は、感光体ドラム40にシンクロして送られた紙面上に
紙の裏面から転写チャージャ44により(+)のチャー
ジをかけられて転写される。転写された紙は、転写チャ
ージャ44と一体に保持された分離チャージャ45にて
交流除電され、感光体ドラム40から分離される。
【0011】一方、紙に転写されずに感光体ドラム40
に残ったトナーは、クリーニングブレード47により感
光体ドラム40から掻き落とされ、付属のタンク48に
回収され、更に感光体ドラム40に残っている電位のパ
ターンは、除電ランプ49より光を照射して消去され
る。現像がなされた直後の位置にフォトセンサ50が設
けられており、このフォトセンサ50は、発光素子と受
光素子のペアから成り、感光体ドラム40表面の反射濃
度を検出している。これは光書き込み部で一定のパター
ン(例えば、真っ黒または網点のパターン)をフォトセ
ンサ読み取り位置に対応した位置に書き込み、これを現
像した後のパターン部の反射率とパターン部以外の感光
体ドラム40の反射率の比から画像濃度を判断し、薄い
場合はトナー補給信号を出し、また補給後も濃度が上が
らないことを利用してトナー残量不足を検知することも
できる。
【0012】(給紙部)つぎに、給紙部について説明す
る。本実施の形態では複数のカセット60a、60b、
60cを備え、一度転写した紙を再給紙ループ72に通
し、両面コピーまたは再給紙が可能となっている。複数
のカセット60a、60b、60cのうちから1つのカ
セット60が選択された後、スタートボタンが押される
と、その選択されたカセット60の近傍にある給紙コロ
61(61a、61b、61c)が回転し、紙の先端が
レジストローラ62に突き当たるまで給紙される。レジ
ストローラ62は、この時止まっているが、感光体ドラ
ム40に形成された画像位置とタイミングをとって回転
を開始し、感光体ドラム40の周面に対して紙を送る。
その後、紙は転写部でトナー像の転写が行われ、分離搬
送部63にて吸引搬送されて、ヒートローラ64と加圧
ローラ65の対からなる定着ローラ(64,65)によ
って、転写されたトナー像を紙面上に定着させるように
する。本実施の形態の特徴は、後述するように、この定
着ローラの定着温度制御を行うものである。このように
して転写された紙は、通常のコピー時であれば切換爪6
7によりソータ(III)側の排紙口へ導かれ、一方、
多重コピー時は切換爪68、69により方向を変えら
れ、ソータ(III)側に排出されることなく下側の再
給紙ループ72を透過して、再度レジストローラ62へ
導かれる。両面コピーの場合は、複写機本体(I)のみ
で行う場合と、両面反転ユニット(IV)を使用する場
合の2通りが有り、ここでは前者の場合について説明す
る。切換爪67で下方に導かれた紙は、更に切換爪68
で下方に導かれ、つぎの切換爪69で再給紙ループ72
より更に下のトレー70へ導かれる。そして、ローラ7
1の反転により逆方向に再度送られ、切換爪69の切換
により再給紙ループ72へ導かれて、レジストローラ6
2に給送される。
【0013】(原稿自動送り装置)つぎに、原稿自動送
り装置〔ADF〕(II)について説明する。このAD
Fは、原稿を1枚ずつコンタクトガラス9上へ導き、コ
ピー後に排出する動作を自動的に行うものである。原稿
給紙台100に載置された原稿は、サイドガイド101
によって原稿の幅方向が揃えられる。載置された原稿
は、給紙コロ104で1枚ずつ分離して給紙され、搬送
ベルト102の回転でコンタクトガラス9上の所定位置
まで運ばれ、位置決めされる。所定枚数のコピーが終了
すると、原稿は再度搬送ベルト102の回転により排紙
トレー103へ排紙される。なお、前記サイドガイド1
01の位置と原稿の送り時間とをカウントすることによ
り、原稿サイズの検知を行うことができる。 (ソータ)つぎに、ソータ(III)について説明す
る。ソータは、複写機本体(I)から排紙されたコピー
紙を、例えば、ページ順、ページ毎、あるいは予め設定
されたビン111a〜111xに選択的に給紙する装置
である。モータ110により回転する複数のローラによ
り送られるコピー紙が各ビン111の入口付近にある爪
の切換により、選択されたビン111へ導かれる。
【0014】(両面反転ユニット)つぎに、両面反転ユ
ニット(IV)について説明する。複写機本体(I)
は、1枚毎の両面コピーしかできないが、この両面反転
ユニット(IV)を付設することにより、まとめて両面
コピーをすることが可能である。複数枚まとめて両面コ
ピーをとるとき、排紙コロ66によって下方に導かれた
紙は、次の切換爪67で両面反転ユニット(IV)へ送
られる。両面反転ユニット(IV)に入った紙は、排紙
ローラ120でトレー123上に集積され、その際送り
ローラ121、側面揃えガイド122によりコピー紙の
縦横が揃えられる。トレー123上に集積されたコピー
紙は、再給紙コロ124により裏面コピー時に再給紙さ
れる。この時、切換爪69により直接再給紙ループ72
は導かれる。なお、図1において、28は防塵ガラス、
31はレンズ保持ユニット、46は分離爪、80はメイ
ンモータである。
【0015】(電装制御部)つぎに、上述したデジタル
複写機の電装制御部としての制御ユニットを図2を用い
て説明する。図2に示されるように、デジタル複写機の
制御ユニットは、1つのMPU200と1つのCPU2
01を有しており、MPU200は、作像シーケンスと
システム関係の制御、CPU201は、スキャナ関係の
制御をそれぞれ行っている。そしてMPU200とCP
U201とは、スキャナI/F230を介して画像デー
タおよびシリアルインターフェース(RS232C)に
よって接続されている。また、図2において、制御ユニ
ットは、MPU200とHDD(ハード・ディスク・ド
ライブ)との間でメモリ制御を行うメモリ制御板20
2、装置の操作を行う操作部ユニット203、各部との
間でデータの入出力制御を行うI/O制御板204、上
記CPU201が内蔵されスキャナの制御を行うスキャ
ナ制御板205、上記MPU200が内蔵されたメイン
制御板206、同期制御を行うLD制御板207、給紙
制御を行う給紙制御板208、CCDが搭載されて読み
取り制御を行う読取制御板209、およびマザーボード
210である。また、複合機能を実現するためのアプリ
ケーション拡張ユニットとしては、FAX機能を搭載し
たFCU211、プリンタアプリケーションボード21
2、スキャナアプリケーションボード213、および外
部拡張I/Fボード214を備えている。さらに、周辺
機器としては、両面ドライブ板215、給紙バンク21
6、LCT217、ソータ/ステープラ218などを備
えている。
【0016】つぎに、上述した図2中のメイン制御板2
06の概略構成を図3を用いて説明する。図3に示され
るように、メイン制御板206は、装置全体の制御を司
るMPU200、UARTや周辺デバイスとのI/F機
能を持ったMPU周辺LSI221、画像処理と画像デ
ータのフロー制御を行う画像処理LSI222、後述す
る画像メモリ228への画像データの圧縮書き込みや伸
張読み出し、およびその他の画像メモリの各種操作を行
うメモリ制御LSI223、画像メモリ(DRAM)2
28、画像メモリ(SIMM)229、MPU200の
プログラム/データ領域としてのFLASH−ROM2
24,205、MPU200のワーク領域であるDRA
M226、複写機の調整データや動作モードを記録して
おく不揮発メモリであるnvRAM227などを備えて
いる。また、メイン制御板206には、図3に示される
ように、複数のコネクタが実装されている。例えば、ス
キャナ制御板205との間のI/FであるCN302、
LD制御板207とのI/FであるCN303、アプリ
ケーション用拡張ボードを接続するためのマザーボード
210とのI/FであるCN304,CN305、IO
制御板204とのI/FであるCN307、ICカード
用コネクタであるCN308、ポリゴンモータ駆動用の
I/FであるCN310、メモリ制御の画像メモリ拡張
用ソケットであるCN311、メモリ応用のオプション
ボードI/FとしてのCN313などを備えている。
【0017】そして、図3に示されるメイン制御板20
6とスキャナ制御板205との間は、スキャナI/Fボ
ード230を介して接続されており、MPU周辺LSI
221のXSWPSW入力は、通常、GNDレベルにプ
ルダウンされており、スキャナI/Fボード230が接
続されていると、Hレベルとなり、接続されていない状
態ではLレベルとなる構成となっている。ここで、コネ
クタCN308にICメモリカードが接続されると、I
Cメモリカードの内容がボード上のFLASH−ROM
224,225へ書き込まれ、あるいは、FLASH−
ROM224,225の内容がICメモリカードへ書き
込み可能な構成となっている。つぎに、本発明に係る定
着ヒータの定着温度制御および温度異常の二重監視を行
う回路についての構成およびその動作について図4およ
び図5を用いて説明する。
【0018】図4には、定着ヒータ703の定着温度制
御を行うメイン制御板206とI/O制御板204と定
着ユニットとの接続例が示されている。そして、定着ユ
ニットでは、ACコンセント700からのAC入力の一
方端子が、フィルタ701を通してパワーリレー702
がONしていれば、温度ヒューズ706を介して定着ヒ
ータ703の一方の端子に接続される。ACコンセント
700のAC入力の他方端子は、定着ヒータトリガを作
成するサイリスタ704を介して定着ヒータ703のも
う一方の端子に接続されている。この回路では、I/O
制御板204内のドライバ707およびゲートIC70
8を介してパワーリレー702と定着ヒータトリガを作
成するサイリスタ704がON状態である時に定着ヒー
タ703に通電される。また、定着ユニットには、定着
温度を検知するための温度検出手段としてのサーミスタ
705が装着されており、メイン制御板206のMPU
200によって定着温度の監視が行われている。メイン
制御板206の内部構成は、定着制御を行うためのMP
U200があり、サーミスタ705と抵抗711によっ
て定着温度を電圧に変換したものがMPU200のアナ
ログ入力に接続されている。
【0019】また、その電圧変換された出力は、温度異
常監視用回路709にも接続されている。この温度異常
監視用回路709の出力とI/Oポート710の出力状
態によって定着ヒータ703の定着温度制御を行うこと
が可能となる。また、この温度異常監視用回路709か
らの出力は、MPU200の入力ポートにも接続されて
おり、監視回路の出力状態を監視することが可能となっ
ている。さらに、MPU200の出力ポートにより温度
異常監視用回路709からの定着ヒータ強制OFF信号
を解除することができる。(温度異常監視用回路709
の出力は図2図3では、強制OFF状態がHレベル出力
となる)。また、本実施の形態では、温度異常監視の判
断用に温度異常監視用回路709に対してゼロクロス信
号、あるいはI/Oポート710からの定着ヒータトリ
ガ信号(ゲートIC708の出力)が入力される。な
お、ここでは、メイン制御板206の本発明に関わる部
分についてのみ説明している。
【0020】図5には、温度異常監視用回路709の一
例の回路図が示されており、この例では、温度過昇状態
の検出用に温度過昇検出手段としてのコンパレータ75
2が使用されている。本実施の形態では、温度過昇状態
へ移行するサーミスタ705の抵抗値が536Ω(21
7〜225°C)に設定されている。これらの各々の出
力が強制オフ状態保持手段としてのDtypeF/F7
51のデータ入力側に接続されており、そのデータをラ
ッチするためのクロック入力としては、ゼロクロス信
号、またはI/Oポート710からの定着ヒータトリガ
信号のパルスが入力されている。また、DtypeF/
F751の不図示のプリセット端子Sには、MPU20
0のリセット信号が入力され、リセット解除後は、Dt
ypeF/F751の出力は、Hレベルとなるため、第
2電源制御手段としてのDtypeF/F750の出力
は、Lレベルとなり、パワーリレー702がONできる
状態となる。通常温度状態である場合は、コンパレータ
752の出力がHレベルとなるため、DtypeF/F
751に入力されるクロックパルスが有効か無効かに関
わらずDtypeF/F751の出力はHレベルのまま
となる。このDtypeF/F751からの出力は、D
typeF/F750のリセット(R)端子に入力され
ているため、MPU200からのリセット後のCLR入
力により、/Q出力はLレベルがラッチされることにな
る。この信号は、パワーリレー702の出力を制御する
ドライバ(負論理ANDゲート)707に接続されてお
り、MPU200からI/Oポート710を介してパワ
ーリレー702をONしている場合には、実際にリレー
がONされる。
【0021】ここで、もし定着ヒータの温度が上昇する
と、すなわち、サーミスタ705の抵抗値が536Ωよ
り小さくなると、コンパレータ752の出力はLレベル
となり、DtypeF/F751にクロックパルスが入
力されると、そのクロックの立ち上がりでDtypeF
/F751の出力がLレベルに変わる。これにより、D
typeF/F750の出力は、Hレベルに変化し、M
PU200がパワーリレー702をONしようとしてい
ても、強制的にパワーリレー702がOFFされること
になる。DtypeF/F750のCLR端子には、M
PU200の出力ポートが接続されており、これによっ
て温度過昇状態を検出し、パワーリレーが強制OFF状
態であっても強制OFF状態を解除することができる。
これは、ノイズやオーバーシュート等により正常に制御
されているにも係わらず定着ヒータ強制OFFが働いて
しまった時に、MPU200自らが状態の監視(サーミ
スタ温度の検知等)を行い、異常がなければ強制OFF
状態を解除することによって通常の複写動作を継続させ
るためのものである。このため、暴走等によりMPU2
00の動作が正常に行われなくなった場合は、この動作
は行われない。また、コンパレータ752の出力に短い
パルス幅のノイズがのった場合でも、DtypeF/F
751の出力は、クロックの立ち上がりでしか変化しな
いため、誤って強制OFF状態になることがなくなる。
【0022】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、定着ヒータの通電制御とスキャナ等を制御するパワ
ー系の電源制御とをメイン制御板206のMPU200
を用いて制御するようにしたため、装置を安価にするこ
とができる。そして、本実施の形態によれば、定着ヒー
タ703の温度検出は、サーミスタ705、およびこれ
とは別系統の温度異常監視用回路709とを用いて二重
に監視するようにしたため、一方に異常が発生しても他
方で定着ヒータの温度を監視して異常発生を未然に防止
することができる。また、本実施の形態によれば、温度
異常監視用回路709に入力されるデータをラッチする
ためのクロック入力として、ハードウェアのパルスであ
るAC電源のゼロクロス信号や定着ヒータをオンするた
めのトリガ信号を用いるようにしたため、外部ノイズ等
に影響され難く、ソフトウェアが暴走しても誤動作する
ことの無い定着ヒータの温度制御を行うことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、定着ヒータの温度監視を安価でより確実
に行えるようにしたので、定着ヒータの加熱による異常
発生を未然に防ぐことができる。請求項2および請求項
3に記載の発明によれば、上記効果に加えて、定着ヒー
タの温度が異常になった際に定着ヒータのON/OFF
が繰り返されるのを防止することができるとともに、ポ
ートや専用回路を増設することなく、外来ノイズ等があ
っても温度監視回路を誤動作させないようにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を
示す装置断面図である。
【図2】図1の画像形成装置の制御系全体のブロック図
である。
【図3】図2の制御系の中のメイン制御板のブロック図
である。
【図4】定着ヒータの定着温度制御を行うメイン制御板
とI/O制御板と定着ユニットの回路図である。
【図5】定着ヒータの温度異常監視回路の一例を示す回
路図である。
【符号の説明】
64 ヒートローラ(定着ヒータが内蔵されている) 200 MPU(第1電源制御手段) 206 メイン制御板 703 定着ヒータ 705 サーミスタ(温度検出手段) 709 温度異常監視用回路 750 DtypeF/F(第2電源制御手段) 751 DtypeF/F(強制オフ状態保持手段) 752 コンパレータ(温度過昇検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ヒータの通電制御とパワー系の電源
    制御とを同一の制御部で制御する画像形成装置であっ
    て、 前記定着ヒータの通電時に定着ヒータの温度を検出する
    温度検出手段と、 前記温度検出手段により定着ヒータの異常温度を検出す
    ると定着ヒータに対する通電を停止するとともに、パワ
    ー系の電源をオフする第1電源制御手段と、 前記温度検出手段とは別系統で定着ヒータの定着温度の
    過昇を検出する温度過昇検出手段と、 温度過昇検出手段で検出された温度過昇状態に応じてパ
    ワー系の電源を強制的にオフする第2電源制御手段と、 前記温度検出手段が正常に動作しない場合に、前記温度
    過昇検出手段により前記定着ヒータの異常温度が検出さ
    れると、前記第2電源制御手段で定着ヒータの制御が強
    制的にオフされ、その強制オフ状態で前記温度過昇検出
    手段で過昇検出がオフされても一定の条件が満足される
    までその強制オフ状態を保持する強制オフ状態保持手段
    と、を備え、 前記温度過昇検出を特定の繰り返しパルスの変化でのみ
    有効とすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記繰り返しパルスに、定着ヒータの電
    源であるAC電源のゼロクロス信号を使用したことを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記繰り返しパルスに、定着ヒータをオ
    ンするためのトリガ信号を使用したことを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
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JP2004355984A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Ricoh Co Ltd ヒータ制御回路
JP2007212502A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Canon Inc 画像形成装置
US10470934B2 (en) 2016-09-29 2019-11-12 Ethicon, Inc. Methods and devices for skin closure

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