JPH11309276A - 棒把持人形 - Google Patents

棒把持人形

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JPH11309276A
JPH11309276A JP11756098A JP11756098A JPH11309276A JP H11309276 A JPH11309276 A JP H11309276A JP 11756098 A JP11756098 A JP 11756098A JP 11756098 A JP11756098 A JP 11756098A JP H11309276 A JPH11309276 A JP H11309276A
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rod
operating rod
stick
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Haruhisa Kondo
春久 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒状部材の動きの自由度を高め、その棒状部
材の動きに合わせて複雑な動きをすることができる腕部
を備えた棒把持人形を提供することを課題とする。 【解決手段】 棒把持人形1は、下半身部3と、下半身
部3に固定された支持部材11と、支持部材11に回動
自在に取り付けられた上半身部10とで構成され、上半
身部10の両肩部に、腕部105,115が回動自在に
取り付けらている。支持部材11には、連結部材25が
回動自在に取り付けられ、連結部材25の一方に上半身
部10の前部開口55から突出する作動杆45が設けら
れ、連結部材25の他方に上半身部10の後部開口56
から突出する操作杆49が設けられている。作動杆45
の先部には棒状部材120が設けられており、この棒状
部材120は腕部105,115の手部111の把持部
113に把持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、剣、バット、ゴ
ルフクラブ等の棒状部材を腕部の手部に把持させ、この
棒状部材を振らせる棒把持人形に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、剣、バット、ゴルフクラブ等の棒
状部材を腕部の手部に把持させ、この棒状部材を振らせ
る棒把持人形は、下半身部と、下半身部に回動自在に取
り付けられた上半身部とからなり、上半身部の肩部に屈
曲不能の腕部を一体的に固定し、この腕部の手部に棒状
部材を固定して取り付け、上半身部を回転させて棒状部
材を振るように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の棒把持人形
は、上半身部に固定された腕部によって棒状部材を振る
ので、棒状部材の動きが一定であり、興趣に欠けるとい
う問題点があった。また、腕部が常に延びている状態と
なっており、棒状部材の動きに合わせて腕部の各部を屈
曲させることができず、現実味に欠けるという問題点が
あった。
【0004】本願請求項1に係る発明は、上記問題点に
鑑み案出したものであって、棒状部材の動きの自由度を
高め、その棒状部材の動きに合わせて複雑な動きをする
ことができる腕部を備えた棒把持人形を提供することを
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る棒把
持人形は、上記課題を達成するため、下記の構成を有す
る。 (イ)下半身部と、下半身部に固定された支持部材と、
支持部材に回動自在に取り付けられた上半身部とで構成
されていること。 (ロ)上半身部の両肩部には、腕部が回動自在に取り付
けられていること。 (ハ)腕部は、上腕部と、上腕部に回動自在に連結され
た下腕部と、下腕部に回動自在に連結された手部とで形
成され、手部には把持部が形成されていること。 (ニ)支持部材には、連結部材が回動自在に取り付けら
れており、連結部材の一方には、上半身部の前部開口か
ら突出する作動杆が設けられ、連結部材の他方には、上
半身部の後部開口から突出する操作杆が設けられている
こと。 (ホ)作動杆の先部には棒状部材が設けられており、こ
の棒状部材は前記手部の把持部に把持されていること。
【0006】本願請求項2に係る棒把持人形は、上記課
題を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)下半身部と、下半身部に固定された支持部材と、
支持部材に回動自在に取り付けられた上半身部とで構成
されていること。 (ロ)上半身部の両肩部には、腕部が取り付けられてい
ること。 (ハ)腕部は、伸縮可能な軟質素材で一体成形され、手
部には把持部が形成されていること。 (ニ)支持部材には、連結部材が回動自在に取り付けら
れており、連結部材の一方には、上半身部の前部開口か
ら突出する作動杆が設けられ、連結部材の他方には、上
半身部の後部開口から突出する操作杆が設けられている
こと。 (ホ)作動杆の先部には棒状部材が設けられており、こ
の棒状部材は前記手部の把持部に把持されていること。
【0007】
【発明の実施の形態】本願請求項1記載の棒把持人形の
実施の形態を、図1乃至図9に基づいて説明する。図1
は、棒把持人形の一つの実施の形態を示す全体分解斜視
図である。図2は、図1の要部分解斜視図である。図3
は、図1の組み立てた状態を示す全体斜視図である。図
4は、図3の要部縦断側面図である。図5は、図3の要
部横断平面図である。図6は、図3の動きを説明する全
体斜視図である。図7は、図1の一つの状態を示す全体
斜視図である。図8は、図7の動きを説明する全体斜視
図である。図9は、図7の要部横断平面図である。図1
0は、図9の動作を説明する要部縦断平面図である。
【0008】棒把持人形1は、下半身部3と、下半身部
3に固定された支持部材11と、支持部材11に回動自
在に取り付けられた上半身部10とで構成されている。
上半身部10の両肩部には、腕部105,115が回動
自在に取り付けられている。腕部105,115は、上
腕部106と、上腕部106に回動自在に連結された下
腕部109と、下腕部109に回動自在に連結された手
部111とで形成され、手部111には把持部113が
形成されている。
【0009】支持部材11には、連結部材25が回動自
在に取り付けられており、連結部材25の一方には、上
半身部10の前部開口55から突出する作動杆45が設
けられ、連結部材25の他方には、上半身部10の後部
開口56から突出する操作杆49が設けられている。作
動杆45の先部には棒状部材120が設けられており、
この棒状部材120は前記手部111の把持部113に
把持されている。
【0010】上記構成の棒把持人形1は、操作杆49を
操作すると、連結部材25を介して作動杆45が作動
し、棒状部材120を振ることができる。連結部材25
は、支持部材11に回動自在に取り付けられているの
で、棒状部材120の動きを複雑にすることができる。
例えば、連結部材25がボールジョイントであれば、連
結部材25はどの方向にも回転することができるので、
棒状部材120を複雑に動かすことができる。
【0011】また、棒状部材120に手部111の把持
部113が把持されているので、その棒状部材120の
複雑な動きに従って手部111が動くことになる。腕部
105,115は、上腕部106と、上腕部106に回
動自在に連結された下腕部109と、下腕部109に回
動自在に連結された手部111とで形成されているの
で、手部111が動くと、その動きにつられて上腕部1
06、下腕部109が屈曲しながら追動する。
【0012】また、その腕部105,115の動きによ
って上半身部10が引っ張られ、上半身部11が支持部
材11を中心として回動する。従って、この棒把持人形
1は、下半身部3に対して上半身部10を回転させなが
ら、腕部105,115の複雑な動きによって、棒状部
材120を扱っているように見せることができる。
【0013】本願請求項2記載の棒把持人形の実施の形
態を、図13,14に基づいて説明する。棒把持人形1
は、下半身部3と、下半身部3に固定された支持部材1
1と、支持部材11に回動自在に取り付けられた上半身
部10とで構成されている。上半身部10の両肩部に
は、腕部105,115が取り付けられている。腕部1
05,115は、伸縮可能な軟質素材で一体成形され、
手部111には把持部113が形成されている。
【0014】支持部材11には、連結部材25が回動自
在に取り付けられており、連結部材25の一方には、上
半身部10の前部開口55から突出する作動杆45が設
けられ、連結部材25の他方には、上半身部10の後部
開口56から突出する操作杆49が設けられている。作
動杆45の先部には棒状部材120が設けられており、
この棒状部材120は前記手部111の把持部113に
把持されている。
【0015】上記構成の棒把持人形1は、操作杆49を
操作すると、連結部材25を介して作動杆45が作動
し、棒状部材120を振ることができる。連結部材25
は、支持部材11に回動自在に取り付けられているの
で、棒状部材120の動きを複雑にすることができる。
例えば、連結部材25がボールジョイントであれば、連
結部材25はどの方向にも回転することができるので、
棒状部材120を複雑に動かすことができる。
【0016】また、棒状部材120に手部111の把持
部113が把持されているので、その棒状部材120の
複雑な動きに従って手部111が動くことになる。腕部
105,115は、伸縮可能な軟質素材で一体成形され
ているので、手部111が動くと、その動きにつられて
伸縮及び屈曲しながら追動する。
【0017】また、その腕部105,115の動きによ
って上半身部10が引っ張られ、上半身部10が支持部
材11を中心として回動する。従って、この棒把持人形
1は、下半身部3に対して上半身部10を回転させなが
ら、腕部105,115の複雑な動きによって、棒状部
材120を扱っているように見せることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図10に
基づいて説明する。1は棒把持人形であって、基台2に
固定された下半身部3と、下半身部3に固定して取り付
けられた支持部材11と、支持部材11に回動自在に取
り付けられた上半身部10とで構成されている。下半身
部3は、合成樹脂によって一体成形され、腰部5上部に
水平面部6が形成され、この水平面部6に半円状の差込
穴7が設けられている。
【0019】上半身部10は、支持部材11に回動自在
に取り付けられる上胴体60と、支持部材11の上部に
取り付けられる頭部50と、上胴体60の肩部に回動自
在に取り付けられる腕部105,115とで構成されて
いる。
【0020】支持部材11は、軸心が垂直の円柱状に形
成され、大径軸部12と、大径軸部12の上端に形成さ
れた上中径軸部13と、上中径軸部13の上端に形成さ
れた小径軸部15と、大径軸部12の下端に形成された
下中径軸部16と、下中径軸部16の下端に形成された
支軸17とで形成されている。支軸17の下部19は、
半円状に形成され、前記下半身部3の差込穴7に回動不
能に嵌合して固定される。各小径軸部15、上中径軸部
13、大径軸部12、下中径軸部16、支軸17は、同
一軸心となるように設けられている。
【0021】支持部材11の大径軸部12には、前後に
円形の開口14,18が形成された断面円状の収納室2
0が形成されている。又、支軸部材11の小径軸部15
上端には、同一軸心となる円形状の嵌合穴22が設けら
れている。この嵌合穴22の底面には、嵌合穴22と収
納室20を連通する小孔23が形成されている。
【0022】上記した嵌合穴22内に、頭部50の首部
51下面に突設された嵌合軸52が嵌合して、頭部50
が支持部材11に取り付けられ、嵌合軸52の下面に形
成された係合ピン53が小孔23を挿通して収納室20
内に突出する。
【0023】収納室20内には、球体状の連結部材25
が回動自在に取り付けられている。球体状の連結部材2
5は、半球体状の右半体26と、半球体状の左半体27
とからなり、右半体26に形成された一対の中心軸2
9,30を左半体27に形成された一対の中心穴31,
32に差し込み、右半体26を左半体27に接合して形
成されている。一方の中心軸29には部分歯車33が回
動自在に取り付けられ、他方の中心軸30には部分歯車
33と常に噛み合う部分歯車35が回動自在に取り付け
られている。
【0024】この連結部材25内には、中心軸29に回
動自在に取り付けられた部分歯車33と、中心軸30に
回動自在に取り付けられた部分歯車35を収納する収納
部36が形成されている。この収納部36は、右半体2
6に形成された凹部37と、左半体27に形成された凹
部39によって形成されている。連結部材25の左右側
面、即ち右半体26の右側面及び左半体27の左側面に
は、断面略コ字状の摺動溝41,42が上下方向に向か
って環状に形成されている。
【0025】部分歯車33には、歯のない部分に作動杆
45の一端が取り付けられ、作動杆45の他端には、屈
曲して接続ピン46が設けられている。作動杆45は、
収納部36の矩形状前面開口36aから突出している。
又、部分歯車35には、歯のない部分に操作杆49の一
端が取り付けられ、操作杆49の他端には摘み48が設
けられている。操作杆49は、収納部36の矩形状後面
開口36aから突出している。
【0026】上記した連結部材25は、頭部50の首部
51の下部に突設された係合ピン53に摺動溝41,4
2が摺動自在に係合されて、支持部材11の収納室20
内に左右方向に回動自在に取り付けられている。
【0027】上胴体60は、正面部材61と背面部材6
2とで構成され、正面部材61と背面部材62が接合さ
れ、ビス、接着剤等によって一体的に組み立てられてい
る。正面部材61と背面部材62は、小径軸部15に回
動自在に取り付けられる第1の軸受部63,63と、上
中径軸部13に回動自在に取り付けられる第2の軸受部
64,64と、下中径軸部16に回動自在に取り付けら
れる第3の軸受部65,65と、支軸17に回動自在に
取り付けられる第4の軸受部66,66とが形成されて
いる。
【0028】又、上胴体60は、正面部材61と背面部
材62が接合されることによって、腹部連結筒67、左
肩連結筒68、右肩連結筒69が形成される。腹部連結
筒67は、正面部材61の下部半筒体71と背面部材6
2の下部半筒体72が接合されることによって形成され
ている。下部半筒体71,72内には、前記第4の軸受
部66,66が形成されている。腹部連結筒67には、
下部半筒体71と72に分離しないように、リング部材
73が嵌着される。又リング部材73には略C字状の装
飾部材75が素材の弾性により装着されている。
【0029】左、右肩連結筒68,69は、正面部材6
1の正面半筒体76,77と、背面部材62の背面半筒
体78,79が接合されることによって、形成されてい
る。正面半筒体76,77及び背面半筒体78,79の
内側には、略U字状の軸受凹部80及び81が形成され
ている。さらに正面部材61の肩部には、軸受凹部80
に連設した溝が形成されている。又、背面部材62の肩
部には、軸受凹部81に連設した溝83が形成されてい
る。正面半筒体76,77の一側には、係合突起85,
86が突設されている。
【0030】左、右肩連結筒68,69には、正面半筒
体76,77と背面半筒体78,79に分離しないよう
に、略C字状の分離防止部材88,89が素材の弾性に
より嵌着されている。この分離防止部材88,89は、
これの一側に形成された係合凹部90,91を前記正面
半筒体76,77の係合突起85,86に係合して、左
右肩連結筒68,69に位置決めされる。
【0031】左右肩連結筒68,69内には、前記した
軸受凹部80と81の接合によって形成される長穴状の
軸受孔93が形成される。又、正面部材61の肩部に形
成された溝と背面部材62の肩部に形成された溝83
は、これらの接合によって摺動溝95が形成される(図
9,10参照)。
【0032】上胴体60の両肩部には、摺動軸101
と、摺動軸101の基端に形成されたフランジ102
と、摺動軸101の先端に形成されたボールジョイント
103からなる肩関節部材100が設けられている。肩
関節部材100は、フランジ102が前記摺動溝95に
摺動自在に係合し、摺動軸101が軸受孔93に挿通さ
れ、回動自在且つ前後方向にスライドするように肩部に
取り付けられている。
【0033】上胴体60は、右肩の肩関節部材100に
右腕部105が回動自在に取り付けられ、左肩の肩関節
部材100に左腕部115が回動自在に取り付けられて
いる。右腕部105、左腕部115は、上腕部106,
106と、上腕部106,106の下部に球型の肘関節
107,107を介して回動自在に取り付けられる下腕
部109,109と、下腕部109,109の下部に球
型の手首関節110,110を介して回動自在に取り付
けられる手部111とで構成されている。
【0034】上腕部106,106は、これの上部に前
記肩関節部材100のボールジョイント103を回動自
在に嵌着する嵌着穴112が形成されている。手部11
1は、指部によって、略C字状の把持部113が形成さ
れている。
【0035】又、正面部材61の前面には、前記作動杆
45を上胴体60の前方に突出させる縦長の開口55が
形成されている。又、背面部材62の後面には、前記操
作杆49を上胴体60の後方に突出させる開口56が形
成されている。
【0036】作動杆45の接続ピン46には、剣部材
(棒状部材)120が着脱自在に取り付けられている。
剣部材120は、握り部121の基端に差込穴122が
形成され、この差込穴122に作動杆45の接続ピン4
6が着脱自在に差し込まれ、作動杆45に屈曲して取り
付けられている。剣部材120の握り部121は、前記
した右腕部105、左腕部115の手部111の把持部
113によって把持(握持)されている。
【0037】上記構成の棒把持人形1は、基台2によっ
て、立った状態で保持される。操作杆49の摘み48を
上方に押し上げると、図3,4に示すように、操作杆4
9を介して部分歯車35が略水平の中心軸30を中心と
して回転し、この部分歯車35と噛み合う部分歯車33
も回転し、作動杆45が略水平の中心軸29を中心とし
て上方に回転する。そのため、作動杆45の接続ピン4
6に取り付けられた剣部材120は、上方に振り上げら
れる。
【0038】右腕部105及び左腕部115は、手部1
11が剣部材120の握り部121を把持(握持)して
おり、剣部材120が上方に振り上げられると、それに
伴って上腕部106、下腕部109、手部111が屈曲
しながら上方に移動する。そのため、棒把持人形1は、
右腕部105及び左腕部115が剣部材120を振り上
げるように見せることができる。
【0039】又、図5に示すように、操作杆49の摘み
48を左右方向に回転させると、操作杆49、中心軸3
0を介して、連結部材25が上部に設けられた係合ピン
53を中心として左右方向に回転し、中心軸29を介し
て作動杆45が係合ピン53を中心として左右方向に旋
回する。そのため、作動杆45の接続ピン46に取り付
けられた剣部材120は、左右方向に回転させられる。
【0040】右腕部105及び左腕部115は、剣部材
120が左右方向に回転すると、それに伴って上腕部1
06、下腕部109、手部111が屈曲しながら左右方
向に移動する。上胴体60は、右腕部105及び左腕部
115に引っ張られ、図9,10に示すように、支持部
材11の軸心を中心として回転する。そのため、棒把持
人形1は、固定された下半身部3に対し、上半身部11
をひねりながら、右腕部105及び左腕部115が剣部
材120を左右方向に旋回させているように見せること
ができる。
【0041】さらに又、操作杆49の摘み48を、操作
杆49の軸心を中心に回転させると、操作杆49、中心
軸30を介して、連結部材25が上下方向に回転する。
この連結部材25の回転は、連結部材25の左右側面に
形成された摺動溝41,42が係合ピン53にガイドさ
れて行われる。この連結部材25の回転によって、中心
軸29を介して作動杆45がこれの軸心を中心として回
転させられる。そのため、作動杆45の接続ピン46に
取り付けられた剣部材120は、作動杆45の軸心を中
心として傾けることができ、刃部123を水平にするこ
とができる。
【0042】右腕部105及び左腕部115は、剣部材
120が傾けられ、刃部123が垂直から水平方向に回
転すると、それに伴って回転方向側の手部111(例え
ば右腕部105側の手部111)が下側に位置し、反対
側の手部111(例えば左腕部115側の手部111)
が上側に位置する。そのため、棒把持人形1は、右腕部
105の手部111及び左腕部115の手部が剣部材1
20を水平に傾けるように見せることができる(図9,
10参照)。
【0043】棒把持人形1は、上記したような、操作杆
49の摘み48の操作を組み合わせることにより、剣部
材120に複雑な動きをさせることができる。例えば、
操作杆49の摘み48を右側にひねって、剣部材120
を斜めに傾ける。この時、上記したように連結部材25
も右側にひねられるから、中心軸29,30も水平状態
から傾斜する。
【0044】次に摘み48を上方に押し上げると、剣部
材120が傾斜した中心軸29を中心にして右肩上方に
振り上げられる。次に、摘み48を下方に押し下げる
と、右肩上方に振り上げられた剣部材120が中心軸2
9を中心として左脚左方に振り下げられ、斜め切りのよ
うな動きをさせることができる。
【0045】なお、右腕部105及び左腕部115は、
上記したように上腕部106、下腕部109、手部11
1がそれぞれ屈曲するため、剣部材(棒状部材)120
のどのような動きにも対応することができ、さらに肩関
節部材100のフランジ102が上胴体60の肩部に形
成された摺動溝95に沿って前後方向に摺動するので、
上胴体60及び肩関節部材100に無理な力が加わるこ
とがない。
【0046】このように棒把持人形1は、操作杆49を
操作して剣部材(棒状部材)120を上下方向に振り上
げたり、左右方向に旋回させたり、横に傾けたりするこ
とができ、この剣部材120の動きに従って、左、右腕
部105,115及び上胴体60が動くから、あたかも
左、右腕部105,115及び上胴体60が剣部材(棒
状部材)120を扱っているように見せることができ
る。
【0047】上記実施例では、右腕部105及び左腕部
115を、上腕部106,106と、上腕部106,1
06の下部に球型の肘関節107,107を介して回動
自在に取り付けられる下腕部109,109と、下腕部
109,109の下部に球型の手首関節110,110
を介して回動自在に取り付けられる手部111とで構成
し、右肩及び左肩の肩関節部材100に回動自在に取り
付けた。しかし、図11,12に示すように、上腕部1
06と下腕部109をゴム部材108によって回動自在
に連結するようにしても良い。又、図13,14に示す
ように、右腕部105及び左腕部115を、軟質合成樹
脂、合成ゴム等の伸縮可能な軟質素材で一体成形し、手
部111に把持部113を形成するようにしても良い。
このように形成した場合、右腕部105及び左腕部11
5は、伸縮及び屈曲できるので、上半身部10の両肩部
に回動自在に取り付ける他、固定して取り付けても構わ
ない。
【0048】上記構成の棒把持人形1は、前記したよう
に操作杆49を操作すると、連結部材25を介して作動
杆45が作動し、棒状部材120を振ることができる。
棒状部材120に手部111の把持部113が把持され
ているので、その棒状部材120の複雑な動きに従って
手部111が動くことになる。腕部105,115は、
伸縮可能な軟質素材で一体成形されているので、手部1
11が動くと、その動きにつられて伸縮及び屈曲しなが
ら追動する。
【0049】また、その腕部105,115の動きによ
って上半身部10が引っ張られ、上半身部10が支持部
材11を中心として回動する(図14参照)。従って、
この棒把持人形1は、下半身部3に対して上半身部10
を回転させながら、腕部105,115の複雑な動きに
よって、棒状部材120を扱っているように見せること
ができる。
【0050】なお、上記実施例では、棒状部材を剣部材
で形成したが、バット部材、ゴルフクラブ部材とすれ
ば、棒把持人形1を戦闘人形からスポーツ人形にするこ
とができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願請求項
1,2に係る棒把持人形は、操作杆を操作すると、連結
部材を介して作動杆が作動し、棒状部材を振ることがで
き、連結部材が支持部材に回動自在に取り付けられてい
るので、従来の一定の振り動作しかしない棒把持人形と
異なり、棒状部材の動きを複雑にすることができるとい
う効果がある。
【0052】また、本願請求項1に係る棒把持人形は、
棒状部材を手部の把持部が把持しているので、棒状部材
の複雑な動きに従って手部が動くことになり、腕部を構
成する上腕部と下腕部が、その手部の動きにつられて屈
曲しながら追動するため、腕部がリアルな動きをすると
いう効果がある。さらにまた、その腕部の動きによって
上半身部が引っ張られ、上半身部が支持部材を中心とし
て回動する。従って、本願請求項1に係る棒把持人形
は、下半身部に対して上半身部を回転させながら、腕部
の複雑な動きによって、棒状部材を扱っているように見
せることができるという効果がある。
【0053】また、本願請求項2に係る棒把持人形は、
棒状部材を手部の把持部が把持しているので、棒状部材
の複雑な動きに従って手部が動くことになり、腕部が伸
縮可能な軟質素材で一体成形されているため、その手部
の動きにつられて伸縮及び屈曲しながら腕部が追動し、
腕部がリアルな動きをするという効果がある。さらにま
た、その腕部の動きによって上半身部が引っ張られ、上
半身部が支持部材を中心として回動する。従って、本願
請求項2に係る棒把持人形は、下半身部に対して上半身
部を回転させながら、伸縮可能な軟質素材によって成形
された腕部の複雑な動きによって、棒状部材を扱ってい
るように見せることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】棒把持人形の一つの実施の形態を示す全体分解
斜視図である。
【図2】図1の要部分解斜視図である。
【図3】図1の組み立て状態を示す全体斜視図である。
【図4】図3の要部縦断側面図である。
【図5】図3の要部縦断平面図である。
【図6】図3の動きを説明する全体斜視図である。
【図7】図1の一つの状態を示す全体斜視図である。
【図8】図7の動きを説明する全体斜視図である。
【図9】図7の要部縦断平面図である。
【図10】図9の動作を説明する要部縦断平面図であ
る。
【図11】棒把持人形の他の実施の形態を示す要部説明
図である。
【図12】図11の分解斜視図である。
【図13】棒把持人形の他の実施の形態を示す全体分解
斜視図である。
【図14】図13の動きを説明する全体斜視図である。
【符号の説明】
1 棒把持人形 2 基台 3 下半身部 5 腰部 6 水平面部 7 差込穴 10 上半身部 11 支持部材 12 大径軸部 13 上中径軸部 14 開口 15 小径軸部 16 下中径軸部 17 支軸 18 開口 19 下部 20 収納室 22 嵌合穴 23 小孔 25 連結部材 26 右半体 27 左半体 29 中心軸 30 中心軸 31 中心穴 32 中心穴 33 部分歯車 35 部分歯車 36 収納部 36a 前面開口 36b 後面開口 37 凹部 39 凹部 41 摺動溝 42 摺動溝 45 作動杆 46 接続ピン 48 摘み 49 操作杆 50 頭部 51 首部 52 嵌合軸 53 係合ピン 55 開口 56 開口 60 上胴体 61 正面部材 62 背面部材 63 第1の軸受部 64 第2の軸受部 65 第3の軸受部 66 第4の軸受部 67 腹部連結筒 68 左肩連結筒 69 右肩連結筒 71 下部半筒体 72 下部半筒体 73 リング部材 75 装飾部材 76 正面半筒体 77 正面半筒体 78 背面半筒体 79 背面半筒体 80 軸受凹部 81 軸受凹部 83 溝 85 係合突起 86 係合突起 88 分離防止部材 89 分離防止部材 90 係合凹部 91 係合凹部 93 軸受孔 95 摺動溝 100 肩関節部材 101 摺動軸 102 フランジ 103 ボールジョイント 105 右腕部 106 上腕部 107 肘関節 108 ゴム部材 109 下腕部 110 手首関節 111 手部 112 嵌着穴 113 取付部 115 左腕部 120 剣部材(棒状部材) 121 握り部 122 差込み穴 123 刃部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えてなることを特徴とす
    る棒把持人形。 (イ)下半身部と、下半身部に固定された支持部材と、
    支持部材に回動自在に取り付けられた上半身部とで構成
    されていること。 (ロ)上半身部の両肩部には、腕部が回動自在に取り付
    けられていること。 (ハ)腕部は、上腕部と、上腕部に回動自在に連結され
    た下腕部と、下腕部に回動自在に連結された手部とで形
    成され、手部には把持部が形成されていること。 (ニ)支持部材には、連結部材が回動自在に取り付けら
    れており、連結部材の一方には、上半身部の前部開口か
    ら突出する作動杆が設けられ、連結部材の他方には、上
    半身部の後部開口から突出する操作杆が設けられている
    こと。 (ホ)作動杆の先部には棒状部材が設けられており、こ
    の棒状部材は前記手部の把持部に把持されていること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えてなることを特徴とす
    る棒把持人形。 (イ)下半身部と、下半身部に固定された支持部材と、
    支持部材に回動自在に取り付けられた上半身部とで構成
    されていること。 (ロ)上半身部の両肩部には、腕部が取り付けられてい
    ること。 (ハ)腕部は、伸縮可能な軟質素材で一体成形され、手
    部には把持部が形成されていること。 (ニ)支持部材には、連結部材が回動自在に取り付けら
    れており、連結部材の一方には、上半身部の前部開口か
    ら突出する作動杆が設けられ、連結部材の他方には、上
    半身部の後部開口から突出する操作杆が設けられている
    こと。 (ホ)作動杆の先部には棒状部材が設けられており、こ
    の棒状部材は前記手部の把持部に把持されていること。
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