JPH11309032A - 収納体 - Google Patents

収納体

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JPH11309032A
JPH11309032A JP10155102A JP15510298A JPH11309032A JP H11309032 A JPH11309032 A JP H11309032A JP 10155102 A JP10155102 A JP 10155102A JP 15510298 A JP15510298 A JP 15510298A JP H11309032 A JPH11309032 A JP H11309032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back plate
plate
tape
divided
storage body
Prior art date
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Pending
Application number
JP10155102A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Omichi
秀夫 大道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noda Corp
Original Assignee
Noda Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Noda Corp filed Critical Noda Corp
Priority to JP10155102A priority Critical patent/JPH11309032A/ja
Publication of JPH11309032A publication Critical patent/JPH11309032A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ノックダウン方式の収納体について梱包、運搬
及び施工現場での組み立ての各段階における取り扱いを
容易にする。 【解決手段】天板1、地板4、側板5、背板2などの各
部材を組立てて構成される収納体1について、背板を分
割するとともに、分割した背板を相互に接合7する。少
なくとも背板の片面側の接合部に、接合部と平行方向に
しかも全長にわたってテープ状物6を貼着して一体化
し、折りたたみ可能な背板を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施工現場で組み立
てられるノックダウン方式の家具、下駄箱などの収納体
に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】家具、下駄箱等の収納体は大板、地板、
側板、背板などの各部材を組み立てて構成されるが、最
近では収納体の各部材を工場から出荷して施工現場で組
み立てるいわゆるノックダウン方式の収納体が提供され
ている。これらの収納体を構成する部材の中でも背板は
収納体の後部を閉そくするものであって、各部材の中で
一番面積が大きいものである。その背板は、1枚ものの
板材で構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】1枚ものの板材で構成
される背板は、板材が大型であるためにその梱包自体が
大きくなり、梱包材料が多量に必要となる。また背板が
大きいことで、梱包、運搬、施工現場での組み立ての各
段階において、とても取り扱いにくいものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ため、本発明の発明者は、天板、地板、側板、背板など
の各部材を組み立てて構成される収納体において、背板
が分割されるとともに、該分割された背板同士を接合
し、少なくとも背板の片面側の接合部にその接合部と平
行方向にしかも全長にわたってテープ状物を貼着して一
体化した折りたたみ可能の背板を用いてなる収納体を発
明したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、タンス、収納棚などの
家具、クローゼットなどの内部収納、キッチンユニット
のフロアキャビネットやウォールキャビネット、下駄箱
や玄関収納などの内部に物品を収納する収納体1に適用
される。収納体1は、背板2、天板3、地板4、側板5
などの各部材から構成され、該各部材を固定ビスや釘、
ダボ、接着剤、蝶番他の金具などの接合手段を用いて組
み立てられる。
【0006】収納体1を構成する各部材は無垢の木材、
合板、集成材、単板積層材、パーティクルボード、木質
繊維板、オリエンテッドストランドボードなどの木質板
や、合成樹脂を成形して板材とした合成樹脂板、アルミ
ニウム板、ステンレス板などの金属板をそれぞれ単体あ
るいは複合して得られるものであって、それらの表面に
必要に応じて塗装や、印刷をしたり、化粧紙や化粧合成
樹脂シート等を貼着して化粧を施して用いられる。
【0007】図1のように収納体1の背板2は2枚に2
分割されており、該分割された背板2′,2′同士を隙
間ができないように接合し、接合部7にその接合部7と
平行になるように、しかもその全長にわたってテープ状
物6が貼着されて構成される。
【0008】テープ状物6は、少なくとも背板2の片面
の接合部7に貼着され、該背板2は該テープ状物6が内
側になるように折りたたみ可能に構成される。
【0009】また、伸縮性のあるテープをテープ状物6
の反対面の接合部7に貼着して、該背板2は該テープ状
物6が内側になるように折りたたみ可能としてもよい。
【0010】テープ状物6の反対側の接合部7に貼着す
る伸縮性のあるテープは、背板2の折りたたみ時には背
板の外側となるものの、テープが伸びて、背板2を支障
なく折りたたむことができる。
【0011】背板2の接合部7の両面には、テープ状物
6と伸縮性のあるテープが貼着されているため、分割さ
れた背板2′,2′が強固に接合でき、かつ背板2の折
りたたみ時に露出するテープ状物6の粘着面を隠蔽し、
テープ状物6の粘着面にゴミなどが付着して、背板2の
接合部7に付着したゴミがはさまって背板2が開かなく
なることを防止できる。
【0012】テープ状物6は伸縮性の小さいものが用い
られ、背板2は該テープ状物6が内側になるように折り
たたみ可能とされる。テープ状物6には伸縮性の小さい
ものが用いられているため、収納体1の使用中に背板2
の接合部7がずれたり、隙間があいたりすることがな
い。
【0013】テープ状物6にかえて伸縮性のあるテープ
を接合部7に貼着することも可能であるが、背板7の接
合部7の強度が得られないとともに、施工時に接合部7
がずれて、施工精度も悪くなり、施工もしづらくなるも
のである。
【0014】背板2には接合部7において、隙間ができ
ないようにテープ状物6が貼着され、収納体1として組
み立てられた後においてほこりが収納体1内部に侵入し
たり、外光が収納体1内部に漏れたりせず、良好な収納
体1が構成される。
【0015】天板3、地板4、また側板5には、その背
板に段部8が設けられ、図2に示すとおり、組み立て途
中の収納体1の側板5背面に設けられた段部8に、背板
2の端部が釘、接着剤で固着される。天板3、地板4に
も同様の方法で背板2が固着され、組み立て途中の収納
体1に背板2が固着される。
【0016】背板2の天板3、地板4、側板5への取り
付けは、あらかじめ天板3、地板4、側板5の各々の部
材の内面の背面端部に桟を固着しておき、背板2が各々
の部材の木口面を覆い、背板2の木口面と各々の部材の
表面が面一になるように背板2を桟に固着したり、ある
いは背板2の縦横の寸法を収納体1の内寸と等しくし、
各々の部材の木口面が露出するように背板2を桟に固着
してもよい。
【0017】また、あらかじめ天板3、地板4、側板5
の各々の部材の内面の背面端部より背板2の厚さ分だけ
内部側に引っ込ませたところに桟を固着しておき、背板
2表面と各々の部材の木口面が面一になるように背板2
を桟に固着したり、あるいは各々の部材の内面の背面端
部より背板2の厚さよりも内部側に引っ込ませたところ
に桟を固着しておき、背板2表面が各々の部材の木口面
よりも引っ込んだところに取り付けられるように背板2
を桟に固着してもよい。
【0018】また、桟を用いずに天板3、地板4、側板
5の各々の部材の背面に直接背板2を固着したり、各々
の部材の内面に背板2の厚さと等しい幅の溝を設け、該
溝に背板2を嵌入させながら背板2と天板3、地板4、
側板5を固着してもよい。
【0019】このようにして、収納体1が構成される。
背板2はそのテープ状物6が収納体1の外側あるいは内
側となるように設けられる。
【0020】背板2のテープ状物6の貼着面が外側とな
るように設けられる場合には、テープ状物6が収納体1
内部に露出しないので、収納体1内部を美観よくするこ
とができ、かつ収納体1に物品を押し込んたような場合
などの内側から外側に荷重がかかった場合、背板2の外
面のテープ状物6が接合部7を外側に押し広げようとす
る力に対抗するため、背板2が接合部7から折れ曲がる
ことがない。
【0021】背板2のテープ状物6の貼着面が内側とな
るように設けられる場合には、背板2が折りたたまれて
梱包、運搬されるときに、該背板2表面に構成される化
粧面が内側に折りたたまれることとなり、背板2が損傷
を受けたとしても、損傷面は収納体1の裏方向に向くた
め、収納体1内部の意匠性を低下させることがない。
【0022】分割された背板2′、2′へのテープ状物
6の貼着は、分割された背板2′、2′について接合部
7から各々少なくとも10mmの幅で貼着されることが
望ましく、10mm以下であると、テープ状物6の分割
された背板2′、2′への接着面積が狭くなって、十分
な接合ができず、背板2の折りたたみ、梱包、運搬、施
工現場での組み立ての各段階において、テープ状物6が
剥離するなどの問題が生じる。10mm以上の幅で接合
部7にテープ状物6を貼着してもよいが、強度的に必要
なく、コストが高くなる。
【0023】テープ状物6による分割ざれた背板2′、
2′の接合は、工場での製造時に行ない、施工現場での
作業を簡略化させるものであるが、施工現場での収納体
1の施工時に行なってもよく、容易な作業であるため接
合に時間もかからず施工に支障を来さずにできる。
【0024】背板2の分割は該背板2自体の大きさに応
じて行なえばよく、本実施例において背板2は、2枚に
2分割されているが、背板2は2分割に限られるもので
はなく、3分割やそれ以上に分割しても良く、分割する
方向も左右のみならず、上下方向や斜め方向に分割して
も良い。また、分割された背板2′、2′は等分割され
ることが望ましいが、等分割に限定されない。
【0025】分割された背板2′、2′を接合するため
に用いるテープ状物6は、クラフトテープ、布テープ、
ビニールテープ他の基材が紙、布、合成樹脂フィルム、
金属箔などである粘着テープが用いられる。テープ状物
6は、粘着力および引張強さが強いものがよく、望まし
くはJISZ 0237による粘着テープ・粘着シート
試験方法により、粘着力が900gf/cm以上で、引
張強さが22kgf/cm以上のものがよい。
【0026】粘着力および引張強さの数値がそれ以下で
あると、背板2の折りたたみや運搬の際に接合部7に引
張やねじれの応力がかかった場合にテープ状物6が剥離
しやすくなったり、切れやすくなるものであって、粘着
力および引張強さは上記数値よりも高いことが望まし
い。テープ状物6は、引張強さ、引裂強さなどの強度が
強くし、切れにくくするために、テープ状物6を合成樹
脂繊維などで補強して強度を向上させてもよい。
【0027】テープ状物6はその色を分割された背板
2′、2′の接合部7における貼着面側の色すなわち化
粧の色とあわせて決定されるもので、なるべくテープ状
物6が目立たないようにし、分割された背板2′、2′
が接合されていないように見せることが望ましい。
【0028】このようなテープ状物6を分割された背板
2′、2′の接合部7と平行にその全長にわたって貼着
することで背板2に一体化し、背板2が折りたたみ可能
に構成される。このように背板2を折りたたみ可能に構
成することによって、背板2の梱包寸法をコンパクトに
でき、背板2の持ち運びが容易になり、収納体1の施工
性が向上する。
【0029】以上のようにして、分割された背板2′、
2′を接合一体化し背板2として、該背板2はテープ状
物6の貼着面側に折りたたみ可能になり、折りたたんだ
状態で梱包運搬され、施工現場で広げて背板2として用
いられる。分割された背板2′あるいは折りたたまれた
背板2の最大幅は天板3もしくは地板4の奥行よりも短
く構成される。
【0030】収納体1の天板3や地板4は納まり上、側
板5よりも奥行きが良いものであり、分割された背板
2′、2′、言い換えれば折りたたまれた背板2の最大
幅が天板3もしくは地板4の奥行よりも狭く構成され、
折りたたまれた背板2の幅は天板3、地板4よりも幅狭
になって梱包、運搬がしやすくなる。
【0031】収納体1には必要に応じてその前面に開き
戸、引戸、折れ戸等の扉が設けられる。その扉の取り付
け方も、収納体1の開口の前面に取り付けられるアウト
セット方式でも、間口の内面に取り付けられるインセッ
ト方式を採用してもどちらでもよい。また収納体1の内
部には、引き出しや棚板を設けたり、ハンガーを掛ける
ためのハンガーバーを設けても良い。また、扉を設けず
に、側板5間に棚板を取り付けて収納棚としたり、収納
体1内部に引き出しを設けて和ダンスとして形成しても
良い。
【0032】
【発明の効果】以上の構成より、本発明の収納体は分割
された背板がテープ状物によって一体化され、背板とし
て接合されているので、収納体の中で一番面積の大きい
背板を折りたたんだ状態で梱包、運搬ができ扱いやすい
とともに、分割された背板がテープ状物で接合されてい
るので、接合作業が容易であり、背板の内部を美観よく
構成することができ、収納体の組み立ても容易になり収
納体の施工性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図】】 本収納体を背面から見たときの斜視図、
【図2】 収納体への背板の取り付け状態を示す断面
図、
【図3】 背板にテープ状物を嵌合させて折りたたんだ
状態の断面図、
【符号の説明】
1:収納体、2:背板、2′:分割された背板、3:天
板、4:地板、5:側板、6:テープ状物、7:接合
部、8:段部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板、地板、側板、背板などの各部材を
    組み立てて構成される収納体において、背板が分割され
    るとともに、該分割された背板同士を接合し、少なくと
    も背板の片面側の接合部にその接合部と平行方向にしか
    も全長にわたってテープ状物を貼着して一体化した折り
    たたみ可能の背板を用いてなる収納体。
  2. 【請求項2】 分割された背板あるいは折りたたまれた
    背板の最大幅が天板もしくは地板の奥行きよりも短く構
    成される請求項1記載の収納体。
JP10155102A 1998-04-28 1998-04-28 収納体 Pending JPH11309032A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10155102A JPH11309032A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 収納体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10155102A JPH11309032A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 収納体

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Publication Number Publication Date
JPH11309032A true JPH11309032A (ja) 1999-11-09

Family

ID=15598672

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JP10155102A Pending JPH11309032A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 収納体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010022546A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Daiken Corp 収納体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63169938U (ja) * 1987-04-25 1988-11-04
JPH09125719A (ja) * 1995-10-30 1997-05-13 Yodogawa Steel Works Ltd 組立式の収納庫

Patent Citations (2)

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