JPH1130902A - トナーカートリッジ - Google Patents

トナーカートリッジ

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Publication number
JPH1130902A
JPH1130902A JP9185421A JP18542197A JPH1130902A JP H1130902 A JPH1130902 A JP H1130902A JP 9185421 A JP9185421 A JP 9185421A JP 18542197 A JP18542197 A JP 18542197A JP H1130902 A JPH1130902 A JP H1130902A
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JP
Japan
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toner
toner cartridge
hole
cap
projection
Prior art date
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Pending
Application number
JP9185421A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mizusawa
浩 水沢
Masaru Tanaka
勝 田中
Haruji Mizuishi
治司 水石
Hiroyuki Ookaji
博之 大鍛冶
Kenzo Tatsumi
謙三 巽
Masaru Amamiya
賢 雨宮
Hideki Yoshinami
英樹 善波
Mayumi Ohori
真由美 大堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トナーボトルとその外装部材とからなるユニッ
ト単位で交換可能であって、その搬送時及び使用時にト
ナーのシール性の良い、構造が簡単で安価なトナーカー
トリッジの提供。 【解決手段】開栓可能なキャップ29を嵌められるトナ
ー収容部15と、その内部に収容したトナー収容部15
から吐出されたトナーを外部に吐出する吐出部20を備
えた外装部材16、17、32とを有し、キャップ29
が、外装部材16、17、32に設けられた孔16aに
挿通された連結部材30に連結された取手部材31を操
作することによって開栓されるトナーカートリッジ12
0。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に用い
られるトナーカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機、プリンタ、ファ
クシミリ等の画像形成装置の現像部にトナーを補給する
ためのトナーカートリッジであって、スクリューボトル
からなるトナー収容部と、このトナー収容部を内部に収
容し、このトナー収容部から吐出されたトナーを外部に
吐出する吐出部を備えた外装部材とをユニット化した構
成のトナーカートリッジが提案されている。使用者がト
ナーに触れることなく容易にトナー交換ができるよう
に、このトナー収容部としてのトナーボトルとその外装
部材とからなるユニット単位でトナー交換を行うように
したトナーカートリッジが、特願平9−38119号及
び特願平8−155738号において提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特願平9−38119
号に記載のトナーカートリッジではトナーボトルがキャ
ップ等によりそのトナーを吐出する口部が塞がれていな
いので、比較的構成が簡易であるというメリットを有す
るが、使用前に振動を伴う輸送等を行った場合、トナー
のシール性に不安がある。特願平8−155738号に
記載のトナーカートリッジは、トナーボトルの口部が開
栓可能なキャップにより封入されているのでトナーのシ
ール性は良好であるが、キャップの開栓機構が複雑なた
めコスト上昇を招いている。
【0004】本発明は、トナーボトルとその外装部材と
からなるユニット単位で交換可能であって、その搬送時
のみならず使用時にもトナーのシール性の良い、構造が
簡単で安価なトナーカートリッジの提供を目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、開栓可能なキャップにより
トナーを封入されたスクリューボトルからなるトナー収
容部と、このトナー収容部を内部に収容し、このトナー
収容部から吐出されたトナーを外部に吐出する吐出部を
備えた外装部材とを有するトナーカートリッジにおい
て、上記キャップが、上記外装部材に設けられた孔に挿
通された連結部材により、上記外装部材の外部に位置す
る取手部材に連結されており、上記取手部材を操作する
ことによってキャップを外し、上記トナー収容部からの
トナーの吐出を可能とすることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載のト
ナーカートリッジにおいて、上記孔からのトナーの漏れ
を防止するためのトナー漏れ防止手段を有することを特
徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載のト
ナーカートリッジにおいて、上記トナー漏れ防止手段
が、上記孔と上記連結部材との間隙をシールする、上記
孔近傍の上記外装部材に設けられた第1のシール部材か
らなることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項2記載のト
ナーカートリッジにおいて、上記キャップが、上記連結
部材に結合される突起部を有し、上記トナー漏れ防止手
段が、上記突起部と、上記取手部材の操作により上記突
起部に係合する外装部材に設けられた係合部と、上記突
起部が上記係合部に係合した状態で上記突起部の先端部
によって塞がれる、上記孔近傍の上記外装部材に設けら
れた第2のシール部材とを有することを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項4記載のト
ナーカートリッジにおいて、上記突起部がそのキャップ
側基端と上記先端部との間に円周方向の突条を有し、上
記先端部が上記第2のシール部材を塞いだ状態で、上記
突条が上記係合部に係合することによって抜け止めとな
ることを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
の何れか一つに記載のトナーカートリッジにおいて、上
記取手部材が、上記開栓操作を行うための環状部を有し
ており、この環状部を手で引っ張ることによって上記開
栓操作を行うことを特徴とする。
【0011】
【実施例】図1は本発明を適用されたトナーカートリッ
ジ120を備えた電子写真装置としての画像形成装置の
一部すなわち図示しない画像形成装置本体に着脱自在に
配設されるプロセスカートリッジ100及びトナーカー
トリッジ120とその周辺の構成とを示している。
【0012】トナーカートリッジ120は画像形成装置
本体に直接着脱自在であると同時に、プロセスカートリ
ッジ100に対しても着脱自在である。従って、トナー
カートリッジ6は画像形成装置本体に直接、間接に着脱
自在である。
【0013】プロセスカートリッジ100には、像担持
体としての感光体ドラムである感光体1と、現像装置4
とが一体的に収納されている。感光体1の周囲には、感
光体1に近接あるいは接触して、感光体1上に一様な電
荷を帯電させる帯電ローラ2、感光体1上に静電潜像を
形成するためのレーザー光3を発生する図示しない露光
手段、静電潜像を顕像化してトナー像とする現像装置
4、トナー像を図示しない転写紙に転写する転写ローラ
5、感光体1上の残留トナーを除去するクリーニングブ
レード13を有するクリーニング装置6、感光体ドラム
1上の残電荷を除電する除電光7を発生する図示しない
除電ランプが配置されている。現像装置4には、攪拌ス
クリュー8、9、現像スリーブ10、ドクターブレード
11等が備えられている。転写ローラ5は画像形成装置
本体側に設けられている。
【0014】図1中、符号61はトナーリサイクルベル
トを、符号12はトナー濃度センサを示している。トナ
ーリサイクルベルト61はトナー搬送コイル14に連絡
されている。現像装置4にはトナーカートリッジ120
が装着されている。
【0015】プロセスカートリッジ100における作像
動作は次のように行われる。感光体1は除電光7により
除電され、表面電位が0〜−150Vの基準電位に平均
化される。次に帯電ローラ2により帯電され、表面電位
が−1100V前後となる。次に露光光3で露光され、
光が照射された部分すなわち画像部は表面電位が0〜−
290Vとなる。現像スリーブ10には−800V前後
のバイアス電圧がかけられているため、現像スリーブ1
0上のトナーが上記画像部分に付着する。
【0016】トナー像が作られた感光体1は回転移動
し、図示しない給紙部より用紙先端部と画像先端部とが
転写ローラ5部で一致するようなタイミングで転写紙が
送られ、転写ローラ5部で感光体1表面のトナー像が転
写紙へ転写される。その後転写紙は加熱ローラを含む一
対のローラを有する図示しない定着装置によりトナーを
融着されてコピーとして排出される。
【0017】感光体1上に残った残留トナーはクリーニ
ングブレード13により掻き落とされ、その後感光体1
は除電光7により残留電荷を除電されてトナーの無いま
っさらな状態となり、再び次の作像工程へ移る。感光体
1、帯電ローラ2、現像装置4及びクリーニングブレー
ド13等は、図6に示すように、一体の感光体回りケー
ス36内に納められており、プロセスカートリッジ10
0を形成している。クリーニングブレード13を有する
クリーニング装置6で回収された残留トナーはトナー搬
送コイル14で搬送され、トナーリサイクルベルト61
で攪拌スクリュー8、9を有する現像剤攪拌部へ送ら
れ、トナーがリサイクルされる仕組みになっている。
【0018】現像スリーブ10は内部に5極の磁石を配
置した固定軸を有し、この外周面を非磁性のパイプ材で
覆う構成で、このパイプ材が回転することで現像剤が現
像スリーブ上を移動する。現像剤は、キャリアと呼ばれ
る小さな鉄球とトナーより構成される2成分タイプであ
る。現像剤は攪拌スクリュー8、9で攪拌されながら循
環し、これによってトナーは電荷を持ち、キャリアに付
着して感光体1表面まで運ばれ、静電気力の作用で感光
体1へ付着可能となる。
【0019】現像剤のうち、キャリアは循環している
が、トナーは感光体1上の画像部分へ付着するので消費
されるため、トナーは適宜補給する必要がある。また、
現像剤は感光体1への供給量を一定にしないと、画像濃
度不良や濃度ムラを発生するので、現像剤の流入量を規
制する上記ドクターブレード11が配置されている。
【0020】図2にも示すように、トナーカートリッジ
120は、トナー収容部としてのスクリューボトルであ
るトナーボトル15と、トナーボトル15のトナー吐出
側端部に装着されるボトル保持部材18と、ボトル保持
部材18を収容するトナーホッパ部16と、トナーホッ
パ部16を一体に有しトナーボトル15をボトル保持部
材18とともに収容する受け台17と、上蓋32を有し
ている。トナーホッパ部16、受け台17、上蓋32に
よりトナーボトル15を収容する外装部材が構成され
る。ボトル保持部材18は複数のトナー押し出し部材1
9を有している。
【0021】トナーボトル15にはその内壁面に螺旋状
の突起が形成されいる。この内壁の螺旋溝はトナーボト
ル15の外周面の螺旋溝15dとして現れている。トナ
ーボトル15が回転するとトナーは内壁面の螺旋溝に案
内されてトナー吐出口15aから吐出される。このトナ
ー吐出口15aにはトナーが不使用時に吐出するのを防
止するキャップ29が開栓可能に填め込まれている。
【0022】ボトル保持部材18の先端側には複数のリ
ブ18aが一体形成されており、これらのリブ18aに
押し出し部材19が両面テープ等で貼り付けられてい
る。押し出し部材19はマイラーやゴム等の弾性材料か
ら成る。ボトル保持部材18の内壁面にはリブ18bが
形成されている。トナーボトル15の螺旋溝が刻まれた
大径部である本体部と、口部15aを有する径が絞られ
た小径部との間は、中間径の中間部となっており、この
中間部の小径部側の端面、いわゆる肩部には、駆動爪1
5eが形成されている。駆動爪15eはリブ18bに引
っ掛かり、トナーボトル15の回転によりボトル保持部
材18を回転させる。
【0023】図3等にも示すように、キャップ29には
連結用孔29aが一体的に形成されており、これにはひ
も状の連結部材30の一端が結ばれている。連結部材3
0はボトル保持部材18の開口部及びトナーホッパ部1
6に形成された孔16aに挿通されており、連結部材3
0の他端はトナーホッパ部16の外部すなわちトナーカ
ートリッジ120の外部に位置する取手部材31の孔部
31aに結ばれている。取手部材31は、キャップ29
の開栓時に手を引っ掛けるための環状部31bを有して
いる。
【0024】トナーボトル15を回転駆動する駆動部2
5は、画像形成装置本体側に設けられていて、ジョイン
ト26、スプリング27、モータ及び軸を内蔵したケー
ス部28から構成されており、ジョイント26の先端に
は凹部26aと凸部26b、26bとが形成されてい
る。これに対応してトナーボトル15のトナー吐出口1
5aと反対側に位置する底部(後端)15fには、ジョ
イント26の凹部26aに入り込む円柱状凸部からなる
センタ15bと、凸部26bの側面に係合する角柱状凸
部からなる軸方向突起15cが形成されている。
【0025】受け台17は一体にガタ止めリブ17eを
有しており、トナーボトル15の底部15fとのギャッ
プを最小限とし、受け第17上におけるトナーボトル1
5のガタを小さくする。受け台17の、トナーホッパ部
16と反対側の端部の壁部は、ジョイント26の通過を
可能にするために半円形に繰り抜かれた如く形成されて
いる。受け第17に一体に形成された爪部17dにその
角孔32bが係合することにより受け台17に固定され
る上蓋32にも、同じように、半円形にくり抜かれた如
く形成された部分がある。
【0026】トナーホッパ部16には吐出部としての開
口部20が形成されており、この開口部20の外面には
トナー補給量を適正にするための弾性を有する補給量規
制部材21が設けられている。また、開口部20の外方
にはトナー導入カバー22が取り付けられており、この
トナー導入カバー22の下端には水平状に開口するトナ
ー供給口23(図1、図7等)が形成されている。
【0027】一方、図1に示すように、プロセスカート
リッジ100側には、現像装置4の攪拌スクリュー9の
上部位置をもって、同じく水平状に開口するトナー受入
口24が形成されており、トナーカートリッジ120の
装着位置で、トナー供給口23とトナー受入口24は対
向するようになっている。
【0028】トナー供給口23を開閉するシャッター部
材等について説明する。図2、5等に示すように、トナ
ーホッパ部16の開口部20に設けられる補給量規制部
材21はマイラーやゴム等の弾性材料で形成されてお
り、スリット穴21a(細長い角穴)を有している。こ
のスリット穴21aの幅設定によりトナー補給量を適正
にしている。補給量規制部材20は開口部20に両面テ
ープ等で貼り付けられている。
【0029】開口部20の外方に取り付けられるトナー
導入カバー22の内方にはこれに沿う形でトナー供給口
20を開閉するシャッター部材33が上下方向に移動可
能に、すなわち、水平状に開口されたトナー供給口23
に対して垂直状態(交差状態)に設けられている。
【0030】シャッター部材33は、シャッター本体と
しての湾曲可能な弾性部材34と、これを支持する支持
部材35と、この支持部材35に一体形成された円柱状
の突起部36とから構成されており、支持部材35はシ
ャッター部材33を常時閉じるように付勢するバネ部材
37を有している。弾性部材34はマイラー等のポリエ
ステルフィルムで形成されており、両面テープ等で支持
部材35に貼り付けられている。
【0031】トナー導入カバー22には突起部36が移
動するための移動用孔22aが形成されている。移動用
孔22aは中央部に形成された円形孔とこれから上下に
延びる細幅孔とから構成される長孔状に形成されてい
る。これに対応して図7に示す突起部36の首部は板状
に形成されている。これによってシャッター部材33の
上下移動における振れが規制される。
【0032】図7に示すように、トナー導入カバー22
には、底面にトナー供給口23が形成されているととも
に、シャッター部材33の弾性部材34を案内する円弧
状のガイド部63が一体に形成されている。また、ガイ
ド部63の終端側には、弾性部材34の先端を食い込ま
せてトナー飛散を防止するための弾性シール部材として
のスポンジシール部材38が設けられている。
【0033】トナー受入口20を開閉するシャッター部
材33を開閉するための機構について説明する。図8に
おいて符号48は現像部上ケースを示しており、この現
像部上ケース48には突起部36に係合してシャッター
部材33を開閉駆動する案内リブ49が一体に形成され
ている。この案内リブ49は、図8の矢印H方向から見
た図である図9及びその一部を図5、6に示すように、
垂直方向に突出する台形状に形成されており、傾斜面4
9a、49b及び平坦な頂部49cを有している。図8
において符号50はプロセスカートリッジ100に設け
られたトナー受入口24を開閉するためのシャッター部
材を示している。
【0034】図10に示すように、トナーカートリッジ
120はガイド板39に案内されて矢印G方向に着脱可
能となっている。ガイド板39は装置本体後側板に図示
しないネジで固定されている。ガイド板39の先端に
は、ガイド板39に固定された板バネ40で支持された
抜け止め用ストッパ41が設けられている。図2を参照
して、ボトル保持部材18を矢印Pで示すようにトナー
ボトル15に装着した後トナーホッパ部16ボトル保持
部材を挿入するようにしてトナーボトル15を受け台1
7に載置し、上蓋32を受け台に嵌め合わせてトナーカ
ートリッジ120を組み立てる。しかる後、ストッパ4
1を押し下げた状態でトナーカートリッジ120を装着
し、装着後ストッパ41を戻すと、図11に示すよう
に、抜け止め用ストッパ41が受け第17の先端部に係
合し、トナーカートリッジ120は抜け止め状態に保持
される。
【0035】トナーカートリッジ120を画像形成装置
本体に装着する動作に伴って、図12に示すように、ジ
ョイント26が外装部材の内側に進み、図2を参照し
て、センタ15bが凹部26aへ嵌入し、トナーボトル
15をスプリング27の力で押圧する。凸部26bに対
する軸方向突起15cの係合によってトナーボトル15
の回転が得られる。ジョイント26が矢印E方向に回転
すると、トナーボトル15も同一方向に回転する。
【0036】トナーボトル15を装着したトナーカート
リッジ120を、図10に示す状態から図1、12に示
すように装置本体内に押し込んでセットする。この場
合、トナーカートリッジ120を押し込む前は、シャッ
ター部材33は、図5に示すように、バネ部材37の付
勢力でトナー供給口20を閉じた状態にあり、弾性部材
34は円弧状のガイド部63に沿って湾曲し、その先端
はスポンジシール部材38に食い込んでいる。このた
め、トナーホッパ部16の開口部20とトナー供給口2
3との間はトナー漏れを生じない状態にシールされてい
る。図5において、符号22dはトナー導入カバー22
の上面に形成されたバネ受け凹部を、35aは支持部材
35に一体に形成されたバネ座を示す。
【0037】かかる状態からトナーカートリッジ120
の押し込み操作がなされると、図6に示すように、支持
部材35に一体に形成された突起部36の円柱部分が現
像部上ケース48に一体に形成された案内リブ49の上
り傾斜面49aに当接し、バネ部材37の付勢力に抗し
て押し上げられ、最終的に案内リブ49の平坦な頂部4
9cで静止する。この動作に伴って弾性部材35もガイ
ド部63に沿って上昇(退避)し、トナー供給口23は
開口される。
【0038】トナーカートリッジ120を引き出すと、
突起部36が傾斜面49aを下ることになるので、バネ
部材37の付勢力でシャッター部材33は自動的に閉じ
る方向に移動し、弾性部材34が垂直状態からトナー供
給口23に沿うように湾曲して図5に示す閉状態とな
る。なお、この例では弾性部材34の背面側に変形規制
ガイド51を設けているので、弾性部材34の移動中に
おける不要な変形(波打ち等)を防止することができ、
トナー供給口23を開閉するための湾曲変形のみを正確
に生じさせることができる。しかしながら、変形規制ガ
イド51は必要不可欠のものではない。
【0039】以上は画像形成装置本体に装着されたプロ
セスカートリッジ100にトナーカートリッジ120を
着脱する場合のシャッター部材33の開閉動作を説明し
たが、案内リブ49は台形状に形成されているので、例
えば、トナーカートリッジ120を画像形成装置本体に
装着したままプロセスカートリッジ100のみを画像形
成装置から離脱する際には、突起部36が傾斜面49c
を下ることになり、トナーカートリッジ120及びプロ
セスカートリッジ100のどちらの着脱においても前後
を問わず上記と同様にシャッター部材33の開閉動作が
行われ、両者が離れるときには必ずシャッター部材33
は閉じてトナー飛散が防止される。
【0040】次に、トナーカートリッジ120からプロ
セスカートリッジ100へのトナー補給について説明す
る。図3はトナー供給口23、トナー受入口24が共に
開口して連通した状態、すなわち、トナーカートリッジ
120及びプロセスカートリッジ100を画像形成装置
本体に装着した状態を示している。トナーボトル15
は、トナーボトル15の中間部に設けられている球形の
突起15fとボトル保持部材18の内径部との接触によ
る係合及びホッパ部16のボトル保持部材18のリブ1
8cへの当接による係合によって位置決めされている。
【0041】この状態で取手部材を手で矢印Q方向に引
っ張ると、図4のように取手部材に連結されているキャ
ップ29がトナーボトル15の口部15aから外れて口
部15aが開栓され、トナーボトル15内のトナーがト
ナーホッパ部16内に吐出可能となる。トナーボトル1
5内にトナーが十分に入っていると、開栓とともに図4
のようにトナーが流出する。孔16aと連結部材30と
の間隙はトナー漏れ防止手段としてのシール部材60に
よりシールされているので、口部15aからトナーが吐
出されてもトナーが漏れることはない。
【0042】トナー補給は、図1に示すトナー濃度セン
サ12により現像装置4内のトナー濃度を検知すること
によってなされる。検出値が基準濃度以下になったら、
図12に示すように駆動部25が作動し、ジョイント2
6を矢印E方向に回転させる。これによってジョイント
26がトナーボトル15の底部に係合し、トナーボトル
15も同一方向に回転する。トナーボトル15が回転す
ると、図2を参照して、トナーボトルの中間部の口部1
5a側の端面に形成された駆動爪15eが保持部材18
と一体のリブ18bに係合してこれを押動する。これに
より、図1、4等に示すように、ボトル保持部材18と
一体の押し出し部材19がトナーホッパ部16の内壁面
を摺動しつつ回転し、トナーホッパ部内に溜ったトナー
は掻き上げられる。
【0043】図1、2、5等を参照して、押し出し部材
19が補給量規制部材21のスリット孔21aを通過す
るときにトナーがスリット孔21aから押し出され、押
し出されたトナーは、トナー導入カバー22内で落下
し、下方に位置して開港場隊にあるトナー供給口23及
びこれと対向して開口しているトナー受入れ口24を通
過して現像装置4内に補給される。
【0044】すなわち、図1に示すように、トナーボト
ル15のトナー吐出口15a(図2)からトナーホッパ
部16に矢印Aで示すように流出したトナーは、ボトル
保持部材18の押し出し部材19で矢印Bで示すように
押し上げられ、矢印Cで示すように開口部20を通って
トナー導入カバー52に入り込み、連通状態にあるトナ
ー供給口23とトナー受入口24を通って矢印Dで示す
ように現像装置4内へ補給される。このように、トナー
ボトル15から現像装置4へ、矢印A→B→C→Dに至
る経路を辿ってトナーを補給する機構をトナー補給手段
という。これらのトナー供給口23とトナー受入口24
は上述のようにそれぞれシャッター部材33(図2)、
50(図8)で開閉されるようになっている。
【0045】図13、14にトナーホップ部16の孔1
6aからのトナー漏れを防止するトナー漏れ防止手段の
別の実施例を示す。トナー漏れ防止手段周辺の構成であ
って以下に説明する部分以外は図3、4に示す構成と同
様であるので、図3、4及びこれに関する説明を参照さ
れたい。
【0046】キャップ70にはほぼ円柱状の突起部71
が一体的に形成されており、突起部71の先端部71b
には孔71aが形成されており、ひも状の連結部材30
の一端はこの孔71aに結ばれている。連結部材30の
他端は図示しない取手部材(図3、4における取手部材
31を参照)に結ばれている。突起部71の先端部71
bと基端部71cとの間である中央部付近にはその円周
方向に断面が半円形の突条71dが一周分形成されてい
る。またトナーホッパ部72の孔72aには内側に向け
て一体的に略円筒状のわずかに弾性を有する係合部72
bが形成されている。
【0047】係合部72bの先端部の内壁には円錐状の
テーパ部72cが形成されており、係合部72bの先端
部の内壁すなわち孔72a近傍には、孔72aの外周部
を塞ぐように筒状のスポンジシール部材73が挿入され
ている。テーパ部72cは円錐状のテーパ面72dとテ
ーパ面72dの底部に孔72gを形成する円周面72e
と円周面72eに垂直な係合面72fとを有している。
スポンジシール部材73はリング状のマイラ部材74に
より抜け止めされている。マイラ部材74は両面テープ
でトナーホッパ部16’の外壁面に貼り付けてある。
【0048】キャップ70がトナーボトル15の口部1
5aを閉じている図13に示した状態において、連結部
材30に結ばれている取手部材を手で矢印Q方向に引っ
張るとキャップ70が口部15aから外れて開栓され、
突起部71の先端部71bが係合部72bに形成された
テーパ部72cのテーパ面72dに突き当たりこれに沿
うようにQ方向に移動する。突起部71の先端部71b
が円周面72eを通過し、スポンジシール部材73の内
側の、孔72aの一部を塞ぐと、内周面72eをわずか
に押し広げながら内周面72eに沿って孔72gを通過
した突条71dがスポンジシール部材73と係合面72
fとの間に位置し、キャップ70は係合面72fによっ
て抜け止め保持される。この状態では孔72aが先端部
71b及びスポンジシール部材73によって完全に塞が
れるのでトナーが孔72aから外部に漏れることはな
い。
【0049】連結部材30にひも状のものでなく棒状の
ものを用いれば、シール部材60(図3、4)による摩
擦又は係合面72fによる抗力に反してキャップ29又
は71で再び口部15aを塞ぐことができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、トナーボ
トルとその外装部材とからなるユニット単位で交換可能
であり、かつ外装部材の外側に位置する取手部材により
キャップを開栓することができるので作業性がよく、運
搬時の振動によるトナー漏れがなく構造が簡単で安価な
トナーカートリッジを提供することができる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、外装部材に
設けられた孔からのトナー漏れを防止することにより、
トナーによる周囲の汚染を防止するトナーカートリッジ
を提供できる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、外装部材に
設けられた孔と、この孔に挿通された連結部材との間隙
がシール部材によって塞がれるので、確実にトナー漏れ
を防止するトナーカートリッジを提供できる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、キャップに
設けられた突起部の先端部が、突起部が外装部材に設け
られた係合部に係合した状態で、第2のシール部材を塞
ぐことにより、外装部材に設けられた孔を塞ぎ、この孔
からのトナー漏れによるトナー飛散を防止するトナーカ
ートリッジを提供することができる。
【0054】請求項5記載の発明によれば、突起部に設
けられた突条が係合部に係合して突起部の先端が外装部
材に設けられた孔を塞いだ状態を維持するので、キャッ
プを開栓する前のみならず開栓後も確実にトナー飛散を
防止するトナーカートリッジを提供することができる。
【0055】請求項6記載の発明によれば、開栓操作を
手で行うことができるので、開栓されたかどうかの確認
が容易なトナーカートリッジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたトナーカートリッジ、この
トナーカートリッジによりトナーが供給されるプロセス
カートリッジ及びその周辺の構成を示す概略図である。
【図2】図1に示したトナーカートリッジ及び駆動部の
分解斜視図である。
【図3】キャップが開栓される前のトナーカートリッジ
の概略断面図である。
【図4】キャップが開栓された後のトナーカートリッジ
の概略断面図である。
【図5】シャッター部材が閉じている状態の断面図であ
る。
【図6】シャッター部材が開いている状態の断面図であ
る。
【図7】トナー供給口を有するトナー導入カバーの斜視
図である。
【図8】プロセスカートリッジの外観斜視図である。
【図9】案内リブの斜視図である。
【図10】トナーカートリッジ装着前の状態を示す斜視
図である。
【図11】トナーカートリッジ抜け止め用のストッパの
係合状態の斜視図である。
【図12】トナーカートリッジ装着後の状態を示す一部
破砕斜視図である。
【図13】キャップを開栓する前のトナー漏れ防止部材
の別態様を示す側断面図である。
【図14】キャップを開栓した後の図13に示したトナ
ー漏れ防止部材の状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
15 トナー収容部 16、17、32 外装部材 16a 外装部材の孔 20 吐出部 29、71 キャップ 30 連結部材 31 取手部材 31b 環状部 60、71、72b、73 トナー漏れ防止手段 60 第1のシール部材 71 突起部 71b 突起部の先端部 71c 突起部の基端 71d 突起部の突条 72b 係合部 73 第2のシール部材 120 トナーカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大鍛冶 博之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 巽 謙三 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 雨宮 賢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 善波 英樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 大堀 真由美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開栓可能なキャップによりトナーを封入さ
    れたスクリューボトルからなるトナー収容部と、 このトナー収容部を内部に収容し、このトナー収容部か
    ら吐出されたトナーを外部に吐出する吐出部を備えた外
    装部材とを有するトナーカートリッジにおいて、 上記キャップが、上記外装部材に設けられた孔に挿通さ
    れた連結部材により、上記外装部材の外部に位置する取
    手部材に連結されており、 上記取手部材を操作することによってキャップを外し、
    上記トナー収容部からのトナーの吐出を可能とすること
    を特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のトナーカートリッジにおい
    て、上記孔からのトナーの漏れを防止するためのトナー
    漏れ防止手段を有することを特徴とするトナーカートリ
    ッジ。
  3. 【請求項3】請求項2記載のトナーカートリッジにおい
    て、 上記トナー漏れ防止手段が、上記孔と上記連結部材との
    間隙をシールする、上記孔近傍の上記外装部材に設けら
    れた第1のシール部材からなることを特徴とするトナー
    カートリッジ。
  4. 【請求項4】請求項2記載のトナーカートリッジにおい
    て、 上記キャップが、上記連結部材に結合される突起部を有
    し、 上記トナー漏れ防止手段が、上記突起部と、上記取手部
    材の操作により上記突起部に係合する外装部材に設けら
    れた係合部と、上記突起部が上記係合部に係合した状態
    で上記突起部の先端部によって塞がれる、上記孔近傍の
    上記外装部材に設けられた第2のシール部材とを有する
    ことを特徴とするトナーカートリッジ。
  5. 【請求項5】請求項4記載のトナーカートリッジにおい
    て、上記突起部がそのキャップ側基端と上記先端部との
    間に円周方向の突条を有し、上記先端部が上記第2のシ
    ール部材を塞いだ状態で、上記突条が上記係合部に係合
    することによって抜け止めとなることを特徴とするトナ
    ーカートリッジ。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5の何れか一つに記載のト
    ナーカートリッジにおいて、 上記取手部材が、上記開栓操作を行うための環状部を有
    しており、この環状部を手で引っ張ることによって上記
    開栓操作を行うことを特徴とするトナーカートリッジ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006133459A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Ricoh Co Ltd トナー補給装置
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